Oil pulse rotary tool

申请号 JP2010152338 申请日 2010-07-02 公开(公告)号 JP2012011521A 公开(公告)日 2012-01-19
申请人 Makita Corp; 株式会社マキタ; 发明人 SUGIMOTO MANABU;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an oil pulse rotary tool suppressed in elongation of the total length even when providing a coil spring.SOLUTION: A sleeve body 63 with bearings 65, 66 interposed between the sleeve body 63 and the center shaft 44 of an output part 41 is integrally coupled to an oil pulse generator 60. A coupling body 70 rotatable together with the output portion and movable in the axial direction X is externally attached to the sleeve body, and balls 80, 80 are straddlingly fitted between an outer surface of the sleeve body and an inner surface of the coupling body. Cam grooves 68, 68 tilted from the axial direction of the sleeve body are formed at a fitted portion of the ball on the outer surface of the sleeve body, and the coil spring 85 energizing the coupling body to a retreated position P is provided to the oil pulse generator in an externally attached state. The rotation of the output part is transmitted to the sleeve body and oil pulse generator from the coupling body via the balls, and when a difference is caused in the rotation speed between the sleeve body and coupling body, the coupling body is made to advance resisting against the energizing force of the coil spring by the relative movement in the cam grooves of the balls to relax an impact.
权利要求
  • ハウジング内に、モータと、該モータからトルク伝達される減速機構と、その減速機構の最終段の出力部の前方へ同軸に配置されるオイルパルス発生器とを収容したオイルパルス回転工具であって、
    前記オイルパルス発生器に、前記出力部の回転中心に突設された中心軸に同軸で外装されて前記中心軸との間に軸受を介在させたスリーブ体を一体に連結して、前記スリーブ体に、前記出力部と一体回転可能且つ軸方向へ移動可能な連結体を同軸で外装し、
    前記スリーブ体の外面と前記連結体の内面との間に、両者に跨ってボールを嵌合させると共に、前記スリーブ体の外面における前記ボールの嵌合部分に、前記スリーブ体の軸方向から傾斜するカム溝を形成して、
    前記ボールが前記カム溝の後端に嵌合する後退位置へ前記連結体を付勢するコイルバネを、前記オイルパルス発生器に外装した状態で設けて、
    前記出力部の回転を、前記連結体から前記ボールを介して前記スリーブ体及び前記オイルパルス発生器へ伝達する一方、前記スリーブ体と前記連結体との間に回転速度の差が生じた際には、前記ボールの前記カム溝内での相対移動により、前記コイルバネの付勢に抗して前記連結体を前進させて衝撃を緩和させることを特徴とするオイルパルス回転工具。
  • 前記中心軸と前記スリーブ体との間の前記軸受を前記軸方向に2つ配設したことを特徴とする請求項1のオイルパルス回転工具。
  • 说明书全文

    この発明は、オイルパルス発生器によって大きなトルクを断続的に発生させるオイルパルス回転工具に関する。

    本出願人は、特許文献1において、オイルパルス発生器の油圧による衝撃を緩衝させて、減速機構やモータへの反動を防止したオイルパルス回転工具を開示している。 特許文献1のオイルパルス回転工具では、オイルパルス発生器の出力軸に装着したビットによってネジ締めを行う際に、該出力軸の回転が低下しようとすると、減速機構のスピンドルと、これに遊嵌したハンマとの間で、該スピンドルに設けたカム溝に沿ってボールが後退することで、ハンマをコイルバネの付勢に抗して後退させている。 したがって、コイルバネのバネ力に応じて上記の衝撃力を有効に緩衝できる。

    特許第3653205号明細書

    ところで、上記のオイルパルス回転工具では、コイルバネを、スピンドルの軸方向で、減速機構と、これに連結される連結体に相当するハンマとの間に設けていた。 このため、減速機構と連結体との間にコイルバネを配置するスペースを確保することに応じて、このコイルバネを収容するハウジングの外形寸法が拡大し、ひいては該ハウジングを備えたオイルパルス回転工具の全長が長くなることが懸念されていた。

    この発明は、このような状況に鑑み提案されたものであって、連結体を付勢するコイルバネを設けても全長が長くなることを抑制するオイルパルス回転工具を提供することを目的とする。

    請求項1の発明に係るオイルパルス回転工具は、ハウジング内に、モータと、該モータからトルク伝達される減速機構と、その減速機構の最終段の出力部の前方へ同軸に配置されるオイルパルス発生器とを収容したオイルパルス回転工具であって、前記オイルパルス発生器に、前記出力部の回転中心に突設された中心軸に同軸で外装されて前記中心軸との間に軸受を介在させたスリーブ体を一体に連結して、前記スリーブ体に、前記出力部と一体回転可能且つ軸方向へ移動可能な連結体を同軸で外装し、前記スリーブ体の外面と前記連結体の内面との間に、両者に跨ってボールを嵌合させると共に、前記スリーブ体の外面における前記ボールの嵌合部分に、前記スリーブ体の軸方向から傾斜するカム溝を形成して、前記ボールが前記カム溝の後端に嵌合する後退位置へ前記連結体を付勢するコイルバネを、前記オイルパルス発生器に外装した状態で設けて、前記出力部の回転を、前記連結体から前記ボールを介して前記スリーブ体及び前記オイルパルス発生器へ伝達する一方、前記スリーブ体と前記連結体との間に回転速度の差が生じた際には、前記ボールの前記カム溝内での相対移動により、前記コイルバネの付勢に抗して前記連結体を前進させて衝撃を緩和させることを特徴とする。

    請求項2の発明は、請求項1において、前記中心軸と前記スリーブ体との間の前記軸受を前記軸方向に2つ配設したことを特徴とする。

    請求項1の発明に係るオイルパルス回転工具によれば、減速機構の最終段側であるオイルパルス発生器の後方へ、該オイルパルス発生器に並べてコイルバネを設けた場合とは異なり、ハウジングの前後方向の長さを短縮できる。 これに伴って、前記ハウジングを備えるオイルパルス回転工具の全長が長くなることを抑制できる。
    請求項2の発明によれば、スリーブ体の軸方向に配設した2つの軸受が、該中心軸に作用するスラスト荷重を吸収できると共に、前記中心軸に作用するラジアル荷重も吸収して、中心軸がスリーブ体をこじることを防止できる。

    本発明の実施形態のオイルパルスドライバの縦断面図である。

    (a)図は、スリーブ体のカム溝の尖端にボールが嵌合して連結リングが配置された状態を説明する図であり、(b)図は、同ボールが連結リングの凹溝と係合しながら同カム溝に沿って転動する状態を説明する図である。

    オイルユニットが衝撃トルクを発生させる際の同オイルパルスドライバの縦断面図である。

    本発明の実施形態を、図1ないし図3を参照しつつ説明する。 図1に示すオイルパルスドライバ1は、ハウジング10と、ユニットケース20とを備えている。 ハウジング10は、樹脂製の左右の半割ハウジングを組み付けて形成され、胴体部11と、ハンドル部12とを有する。 胴体部11は、筒状に形成されてオイルパルスドライバ1の前後方向(図1及び図3の左右方向)に延設されている。 この胴体部11の内部には、モータ30と、遊星歯車減速機構40とが収容されている。 なお、オイルパルスドライバ1は、本発明のオイルパルス回転工具の一例である。

    モータ30は、胴体部11内の後方部(図1及び図3の左側)に配置されている。 遊星歯車減速機構40は、胴体部11内でモータ30の前方(図1及び図3の右側)に配置されている。 遊星歯車減速機構40は、キャリア41と、ピニオン42と、遊星歯車43、43と、中心軸44と、インターナルギヤ45とを備えている。

    キャリア41は、ボールベアリング51によって、ギヤハウジング52の内面に回転自在に軸支されている。 ピニオン42は、モータ30の出力軸31に固着されている。 さらに、このピニオン42は、ボールベアリング53によって、前記ギヤハウジング52に回転自在に軸支されている。 加えて、ピニオン42には、前記キャリア41が外装されている。

    遊星歯車43、43は、キャリア41に軸支されて、上記のピニオン42に噛合する。 中心軸44は、キャリア41の前端面で該キャリア41の中心軸(回転中心)から突設されている。 インターナルギヤ45は、ギヤハウジング52内に固定されて遊星歯車43、43と噛合する。 なお、キャリア41は、本発明の出力部の一例である。

    ハンドル部12は、図1及び図3に示すように、オイルパルスドライバ1の側面視で略T字形状となるように、胴体部11から連設されている。 ハンドル部12の内部には、トリガ13を有するスイッチ14が収容されている。 トリガ13が引かれることにより、上記のモータ30は、電力が供給されて駆動する。

    ユニットケース20は、上記のギヤハウジング52の前方(図1及び図3の右側)に配置されて胴体部11の前方(図1及び図3の右側)に組み付けられている。 ユニットケース20の内部には、オイルユニット60が収容されている。 ユニットケース20がギヤハウジング52の前方に位置することで、オイルユニット60は、ギヤハウジング52に収容されたキャリア41の前方に同軸で配置される。 なお、オイルユニット60は、本発明のオイルパルス発生器の一例であり、上記のハウジング10及びユニットケース20は、本発明のハウジングの一例である。

    オイルユニット60は、本体61と、シャフト62と、スリーブ体63とを備えている。 本体61にはスリーブ体63が一体に連結されている。 ここでは、本体61の後端面から、スリーブ体63を同軸で突設させた。 スリーブ体63には、その中空部64に、スリーブ体63の前後方向(図1及び図3の左右方向)の軸線と上記の中心軸44の軸線とを一致させた状態で、該中心軸44が挿入される。

    中空部64には、スリーブ体63の中心軸方向X(図1ないし図3参照。)に、ニードルベアリング65と、ボールベアリング66とが配設されている。 上記の中心軸44の前方側は、ニードルベアリング65によって中空部64内に軸支されている。 スリーブ体63の内側には、中空部64の径寸法が拡大する段部が形成されている。 中心軸44の後方側は、ボールベアリング66を介して段部に軸支されている。 スリーブ体63は、中空部64に両ベアリング65、66を介して中心軸44を挿入した状態で該中心軸44に外装される。 なお、ニードルベアリング65及びボールベアリング66は、本発明の軸受の一例である。

    上記のスリーブ体63には、連結リング70が遊嵌されて該スリーブ体63と同軸で外装されている。 連結リング70の後端面にはカム歯70A(図1、3参照。)が突設され、上記のキャリア41の前端面には、前記カム歯70Aに対向させてカム歯41A(図1、3参照。)が突設されている。 このため、カム歯70Aとカム歯41Aとを、連結リング70及びキャリア41の周方向で互いに噛合可能にすることで、キャリア41と連結リング70とを一体に連結できる。 よって、後述するように、連結リング70は、キャリア41と一体回転可能となる。 なお、連結リング70は、本発明の連結体の一例である。

    連結リング70の内面には、尖端を前記中心軸方向Xの前方(図1ないし図3の右側)に向けた一対の山形形状の凹溝71、71が形成されている。 一方、スリーブ体63の外面には、尖端を前記中心軸方向Xの後方(図1ないし図3の左側)に向けた上でスリーブ体63の中心軸側から該スリーブ体63の外面側に向けて傾斜した一対のV字状のカム溝68、68が凹設されている。 連結リング70の内面と、スリーブ体63の外面との間には、各凹溝71と各カム溝68とに跨ってボール80が嵌合されている。

    本実施形態では、上記のオイルユニット60の本体61の前端に外装した前ワッシャ69と、連結リング70との間に、コイルバネ85を、前記本体61に嵌め入れた状態で配置した。 これにより、コイルバネ85を、本体61に外装可能とした。 図1に示すように、コイルバネ85は、連結リング70を、上記の中心軸方向Xの後方へ付勢する。 このとき、図1及び図2の(a)図に示すように、連結リング70は、上記のボール80、80がカム溝68の尖端に嵌合する位置P(以下、後退位置Pという。)に付勢される。 コイルバネ85と連結リング70との間には、連結リング70を回転可能とするために、ボール86が配置されて、ボール86が受ける後ワッシャ87によって、コイルバネ85の後端が保持されている。

    また、オイルユニット60では、シャフト62が、所定のトルクまでは本体61と一体に回転する。 一方、前記所定のトルクを超える負荷がシャフト62に加わることで、シャフト62と本体61との間に回転のずれが生じると、本体61の内部で蓄圧された作動油の油圧によって、シャフト62に大きなトルクが伝達されることが周知である。 このシャフト62は、ボールベアリング21によって、ユニットケース20の内面に回転可能に軸支されて、ユニットケース20の前端から該ユニットケース20の前方へ突出する。 シャフト62の先端には、ビットを装着可能なチャック62Aが設けられている。

    次に、本実施形態のオイルパルスドライバ1の動作を説明する。 図1に示すように、上記の後退位置Pでは、図1及び図2の(a)図に示すように、ボール80、80は、各カム溝68の尖端、各凹溝71の尖端にそれぞれ位置する。 この状態で、連結リング70は、ボール80、80を介してスリーブ体63と一体になる。 加えて、後退位置Pでは、連結リング70のカム歯70Aが、キャリア41のカム歯41Aと噛合することで、連結リング70は、キャリア41と一体に連結されている。

    例えば、ユーザが、図3に示すように、上記のトリガ13を引くことにより、モータ30が駆動すると、モータ30の回転が、上記のピニオン42を介して、キャリア41に軸支された遊星歯車43、43に伝達される。 続いて、遊星歯車43、43によって減速された回転が、キャリア41及び連結リング70を一体に回転(ここでは、上記の中心軸方向Xの前方に向かって右回転)させる。 この連結リング70の回転は、凹溝71、71からボール80、80を介してスリーブ体63のカム溝68、68や上記の本体61に伝達される。 これにより、スリーブ体63や本体61が右回転することで、上記のシャフト62に装着したビットを回転させてネジ締め等が可能になる。 キャリア41が回転することで中心軸44に対してラジアル荷重が付加された場合でも、ラジアル荷重は、上記のニードルベアリング65とボールベアリング66とで吸収される。 加えて、キャリア41が回転することで中心軸44に対して断続的にスラスト荷重(振動)が付加された場合でも、スラスト荷重は、上記のボールベアリング66で吸収される。

    ネジの締付作業に伴ってシャフト62への負荷が高まり、スリーブ体63及び本体61の回転よりもシャフト62の回転が遅れるようになると、オイルユニット60が、油圧による衝撃トルクを発生させる。 この衝撃トルクはシャフト62へ断続的に与えられるため、ネジの増し締めが可能になる。

    上述したシャフト62の回転遅れが生じることで、スリーブ体63の回転が減速し、該スリーブ体63の回転速度と、等速で回転しようとする連結リング70の回転速度との間に差が生じる。 その際には、図2の(b)図及び図3に示すように、ボール80、80が、各凹溝71と係合しながら各カム溝68の傾斜部分に沿って前記中心軸方向Xの前方へ転動する。 このため、連結リング70が、スリーブ体63に対して相対回転しながら、図3に示すように、コイルバネ85を付勢に抗して圧縮し、前記中心軸方向Xの前方へ押し出される。 この際にも、図3に示すように、カム歯70Aとカム歯41Aとを噛合させることで、連結リング70とキャリア41とが一体に連結して回転する。 したがって、スリーブ体63と連結リング70との間の衝撃を緩和できる。

    その後、オイルユニット60が衝撃トルクを発生させてシャフト62の回転遅れが解消されると、コイルバネ85に蓄えられた圧縮力によって、連結リング70が後退位置Pに復帰するように付勢される。 その際には、ボール80、80が、各凹溝71と係合しながら各カム溝68の傾斜部分に沿って前記中心軸方向Xの後方へ転動する。 衝撃トルクは、コイルバネ85に蓄えられた圧縮力に応じて緩衝される。 これにより、上記の遊星歯車減速機構40やモータ30、ハウジング10への反動を防止できる。 よって、遊星歯車減速機構40やモータ30の損傷を防止したり、ネジの締付作業中にハウジング10(ハンドル部12)を通じてユーザの手に振動が伝わることを抑制できる。

    上述したように、連結リング70が後退位置Pへ復帰する際に、ボール80、80が、各カム溝68の傾斜部分に沿って転動することで、スリーブ体63に回転方向へトルクが生じるため、このトルクが、本体61に加わることになる。 これにより、オイルユニット60の出力トルクが増加して、エネルギー効率も良くなって消費電力の節約に繋がる。

    <本実施形態の効果>
    本実施形態のオイルパルスドライバ1では、後退位置Pへ連結リング70を付勢するコイルバネ85を設け、このコイルバネ85を、上述したように、オイルユニット60の本体61に外装した。 このため、遊星歯車減速機構40の最終段側であるオイルユニット60の後方へ、該オイルユニット60に並べてコイルバネ85を設けた場合とは異なり、ハウジング10の胴体部11の前後方向(図1及び図3の左右方向)の長さを短縮できる。 これに伴って、胴体部11を備えるオイルパルスドライバ1の全長が長くなることを抑制できる。

    また、上述したように、スリーブ体63の中心軸方向Xにおいて、スリーブ体63の中空部64と、キャリア40の中心軸44の前方側との間にニードルベアリング65を、前記中空部64と中心軸44の後方側との間にボールベアリング66を配設した。 このため、ニードルベアリング65とボールベアリング66とでラジアル荷重を吸収することにより、中心軸44が、スリーブ体63をこじることを防止できる。 加えて、ボールベアリング66でスラスト荷重を吸収することも可能になる。

    本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において構成の一部を適宜変更して実施できる。 例えば、上述した実施形態とは異なり、ニードルベアリング65に代えてボールベアリングを配設することで、上記の中心軸方向Xに2つのボールベアリングを配設して、該2つのボールベアリングにより、スラスト荷重及びラジアル荷重を吸収してもよい。

    また、上述した実施形態では、本発明を、オイルパルスドライバ1に適用した例を示したが、オイルパルスレンチ等に適用してもよい。

    1・・オイルパルスドライバ、10・・ハウジング、20・・ユニットケース、30・・モータ、40・・遊星歯車減速機構、41・・キャリア、44・・中心軸、60・・オイルユニット、63・・スリーブ体、65・・ニードルベアリング、66・・ボールベアリング、68・・カム溝、70・・連結リング、80・・ボール、85・・コイルバネ、P・・後退位置、X・・スリーブ体の中心軸方向

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