Method of tooth surface modification |
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申请号 | JP51192696 | 申请日 | 1995-09-15 | 公开(公告)号 | JP3437847B2 | 公开(公告)日 | 2003-08-18 |
申请人 | ザ グリーソン ワークス; | 发明人 | ジェイ. スタドトフェルド,ヘルマン; | ||||
摘要 | |||||||
权利要求 | (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】工作物歯車からその素材を工具により制御されただけ除去することにより、歯車フランク表面に修整を施す方法であって、該方法は歯車製造装置にして、該装置は工作物軸線のまわりを回転可能な工作物並びに工具軸線のまわりを回転可能な工具を有し、該工具および該工作物歯車は互いに複数個の軸線に沿っておよび/またはそのまわりを移動可能なる歯車製造装置を提供する段階と、 1つのクレードルを有し、前記工具および工作物歯車を互いに対して位置決めおよび移動させるための複数個の機械装置軸線を含んだ、前記歯車製造装置とは異なる仮定上の基礎歯車製造装置を提供する段階と、 機械装置軸線の各々に関する設定項をフランク表面を作成するための能動的設定項として定義し、該能動的設定項の各々が、全ての機械装置軸線をリード運動へ関係付ける運動学的関数によりあらわされるようにしてやる定義段階と、 前記能動的設定項の各々に対して一連の係数を所望のフランク表面に応じて規定してやることにより、所望のフランク表面の修整を定義する段階と、 前記各能動的設定項に対する前記係数に基づいて、各能動的設定項のための前記関数を決定する段階と、 前記仮定上の歯車製造装置上において規定された能動的設定項の移動量が前記歯車製造装置の1つまたはそれ以上の軸線上において実施されるように前記仮定上の基礎歯車製造装置上で定義された各能動的設定項関数を前記歯車製造装置の軸配列へと転換する転換段階と、 前記能動的設定項関数に従って前記工具により、前記工作物歯車からその素材を除去してやる段階とを有する方法。 【請求項2】請求項1に記載の方法において、前記係数を決定する段階において修正される前記フランク表面上において複数個の計算地点を選択し、前記計算地点の各々において前記装置設定項の各々の値が計算地点の各々における所望の歯表面に応じて割当てられ前記割り当てられた値に基づいて前記係数を決定することを特徴とする方法。 【請求項3】請求項1に記載の方法において、前記素材の制御された除去段階が創成プロセスであることを特徴とする方法。 【請求項4】請求項3に記載の方法において、前記仮定上の基礎装置上には少なくとも9個の能動的設定項が含まれていることを特徴とする方法。 【請求項5】請求項4に記載の方法において、前記能動的設定項が修整された転動比率(Ra)、らせん運動(X b)、垂直運動(Em)、修整された偏心量(S)、修整されたコーン距離(Xp)、修整されたチルト角(Pi)、 修整されたスイベル角(Pj)、修整されたカッタヘッドの軸線方向調節量(Xc)および修整された根元角(Σ) を有していることを特徴とする方法。 【請求項6】請求項1に記載の方法において、素材の前記制御された除去段階が非創成プロセスであることを特徴とする方法。 【請求項7】請求項6に記載の方法において、少なくとも4個の能動的な仮定上の基礎機械装置設定項が含まれていることを特徴とする方法。 【請求項8】請求項7に記載の方法において、前記能動的設定項が修整された工作物歯車回転位置(W G )、らせん運動(Xb)、修整されたハイポイドオフセット量(E m)、修整された偏心量(S)、修整されたコーン距離(Xp)、修整されたチルト角(Pi)、修整されたスイベル角(Pj)、修整されたカッタヘッドの軸線方向調節量(Xc)および修整された根元角(Σ)の内の少なくとも1つを含んでいることを特徴とする方法。 【請求項9】請求項1に記載の方法において、前記工作物歯車がサイクロイド状に延びる歯フランク表面を有するフェースホブ切りされた歯車であり、前記工具が研削ホイールであり、前記関数が前記サイクロイド状に延びる歯フランク表面に沿っての研削路であることを特徴とする方法。 【請求項10】工作物歯車からその素材を工具により制御されただけ除去することにより、歯車フランク表面に修整を施す方法であって、該方法は歯車製造装置にして、該装置は工作物軸線のまわりを回転可能な工作物並びに工具軸線のまわりを回転可能な工具を有し、該工具および該工作物歯車は互いに複数個の軸線に沿っておよび/またはそのまわりを移動可能なる歯車製造装置を提供する段階と、 1つのクレードルを有し、前記工具および工作物歯車を互いに対して位置決めおよび移動させるための複数個の機械装置軸線を含んだ、前記歯車製造装置とは異なる仮定上の基礎歯車製造装置を提供する段階と、 機械装置軸線の各々に関する設定項をフランク表面を形成するための能動的設定項として定義し、該能動的設定項の各々が、全ての機械装置軸線をリード運動へ関係付ける運動学的関数によりあらわされるようにしてやる定義段階と、 複数個の長手方向に延びる表面セクションを有する歯フランク表面を提供する段階と、 各セクションにおける前記修整を表示する、前記能動的設定項の各々に対しての一連の係数を、所望のフランク表面に応じて決定してやることにより、各セクションにおける所望の歯フランク表面の修整量を規定してやる段階と、 各セクションにおける前記各能動的設定項のための前記係数に基づいて、各能動的設定項のための前記関数を決定してやる段階と、 前記仮定上の基礎歯車製造装置上において規定される能動的設定項の移動量が前記歯車製造装置の1つまたはそれ以上の軸線上において実施されるように前記仮定上の基礎歯車製造装置上で定義された各セクションのための各能動的設定項を、前記歯車製造装置の軸配列へと転換せしめる転換段階と、 前記能動的設定項にしたがって、前記工作物歯車の前記セクションの各々から前記工具によって素材を除去する段階とを有している方法。 【請求項11】請求項10に記載の方法において、各セクションにおける係数を決定する前記段階において、前記各セクションにおいて修正される前記フランク表面上に複数個の計算地点を選択し、前記計算地点の各々において前記装置設定項の各々の値が計算地点の各々における所望の歯表面に応じて割り当てられ、前記位置割り当てられた値に基づいて前記係数を決定してやることを特徴とする方法。 【請求項12】請求項11に記載の方法において、前記計算地点が前記歯フランク表面上における接触路に沿って位置していることを特徴とする方法。 |
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说明书全文 | 【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は歯車およびその類いの製造に関するものであり、特に歯車製造中に機械の設定条件が実行される仮定上の基礎歯切り機械装置に基づいて歯車の側表面を生成することに向けられている。 【0002】 【従来の技術】 歯車の製造、特にベベルおよびハイポイド歯車の製造においては、通常2つのタイプの工程が採用される。 それは創成法と非創成法である。 創成法は2つの範ちゅうへと分類される。 すなわち、 0 、a 1 、a 2 、a 3 、a 4 =特定の軸線およびリード運動間の関係をコントロールするための係数【0012】 前記関数は仮定上の基礎装置から歯車製造機械装置の軸配列へと変換される。 この変換プロセスにより、仮定上の基礎装置上で定義された能動的設定項による運動は歯車製造機械装置の1つ以上の軸上において実施されることにより、工作物歯車からは基礎的機械装置の能動的設定項に従って工具により材料が除去される。 本発明の方法は創成プロセスおよび非創成プロセスのいづれに対しても適用することが出来る。 【0013】 仮定上の基礎装置の能動的設定項の等式は歯表面の全長を記述するべく歯面の全長に沿って適用された単一の関数によって表わすことが可能である。 しかしながら、
Pのまわりにおいて可動路14上を弧路に沿って移動可能である。 工具ヘッド4上にはクレードル16が設けられており、
Cのまわりを回転可能であり、更にはそれぞれ偏心量S、スイベル角Pjおよびチルト角Piをコントロールする一連の調節可能なドラム1
Tのまわりを回転可能な工具24をして適当な態様で工作物歯車26に関して位置決めするように設定されている。 工作物ヘッド8はスライド28を含んでおり、該スライドは工作物軸線W Gのまわりを回転可能なるよう工作物歯車26を担持している。 スライド28は所望のハイポイドオフセット距離へと配置、位置設定される。 【0017】 前記仮定上の基礎装置の諸軸線の全ては歯車に関する意味を有している。 前記仮定上の歯切り装置は好ましくは8個の軸を有しているが、それより多いかまたは少ない数も本発明の範囲内に含まれている。 移動路6上における工具ヘッド4の運動は切込みの深さをコントロールする滑動ベース位置Xbを規定している。 スライド28の位置決めは垂直運動すなわちハイポイド工作物オフセット
pのまわりにおける工作物テーブル12の運動は根元角Σを設定する。 ドラム18の回転方向の調節(偏角)は工作物歯車のスパイラル角を調節する。 ドラム20および22を回転方向に調節することにより、カッタ軸の位置すなわちそれぞれスイベル角(角P
Cのまわりにおける創成歯車の回転(角度γ)を与える。 軸線W TおよびW Gはそれぞれ工具および工作物歯車の回転作用を与える。 もしも歯車を創成法によって製作しようとするならば、工作物歯車の回転とクレードルの回転の比率をあらわす転動比率Raをも設定してやる必要がある。 【0018】 第2図は前述の米国特許第4981402号に開示されたタイプの自由形態(フリーフォーム)歯車製造装置を図式的に示している。 この装置は機械ベース30、工具ヘッド
Y )するよう装着されており、工具ヘッド32は機械ベース30に対して移動路40を介して直線運動(A X )するように装着されている。 工具42は工具スライド36に装着されており、工具軸線W Tのまわりを回転可能である。 工作物ヘッド34は工作物テーブル44に対して移動路46
P )を行なうよう装着されており、工作物テーブル44は機械ベース30に対して移動路48を介して直線運動(A Z )するよう装着されている。 工作物歯車50は工作物ヘッド34に装着されており、
Gのまわりを回転可能である。 【0019】 第3図、第4図および第5図は仮定上の基礎装置の1
3は第3図の紙面と垂直な方向を向いている。
0は平均的クレードル転動位置を示している。 第4図は第3図の座標系Y 5 −X 5と垂直をなす図である。 軸Y 5とY 6の間の角度は工具軸線のチルト角をあらわしている。 第5図は基礎的理論装置の上面図を示している。 滑動ベース位置Xbは工作物歯車とカッタヘッド・コラムの間の長さを調節し、ヘッド位置Xpはコーン距離を調節するものであり、根元角Σは工作物コーン角(機械の根元角)を調節するものであり、位置Xcはカッタヘッドを軸線方向に調節するものである。 【0020】 第6図は創成システムの3次元的図を示している。 これは基礎的機械システムをベクトルの形態に転換して表わしたものであり、(以下に定義する)歯車噛合い則に対するベクトル解を与えることが可能になるものである。 創成歯車は軸Z 3上に接続されており、γ 3を以って回転している。 創成歯車のピッチ頂点は座標原点から−
3の位置にある。 工作物歯車は軸Z 2に接続されており、−γ 2を以って回転している。 工作物歯車のピッチ頂点は座標原点からTX+TZ 2だけ離れた位置にある。 ベクトルTは工作物歯車を創成歯車に対して位置決めさせる。 ベクトルTの各成分は4次式の関数に従って変化することが出来る。 この関数は(第1図の)基礎的装置の諸運動量すなわち滑動ベース位置Xb、ヘッド位置Xpおよびハイポイド工作物オフセット位置Emに関連している。
Σにおける回転を示す4次式の関数に従って変化させることが出来る。 RPは創成歯車の側表面の主要点へのベクトルをあらわしている。 【0021】 歯車噛合い則を解くことにより創成点を見出すことが出来る。 歯車噛合い則は次式であらわされる。 |N 3 ×R 3 |=|N 2 ×R 2 |・Ra 外歯車の対のような場合には、最大2つのベクトル解が求められるが、物理的に意味のある解は1つだけである。 歯車噛合い則を解くと、法線方向ベクトルN 3を以って軸線Z 3のまわりを回転する半径ベクトルR 3は一方の角度位置γ 3においてのみ半径ベクトルR 2が規定されるということがわかる。 なおベクトルR 2は軸線Z 2のまわりを回転することが出来るが、その場合R 2は共役な法線ベクトルN 2を有しており、もしもR 2およびR 3が無限小の回転−γ 2に対して接触したままであれば、この回転に対して比率Raがγ 3になるという必要条件を満足する。 したがって、ベクトルRPはZ 3のまわりをほぼγ 3だけ回転させられる。 R 2は工作物歯車系(X 2 、Y 2 、Z 2 )内における解のベクトルである。 γ 2は工作物歯車の創成点を回転し、以って同点を外向き地点へと運ぶ角度である(すなわちγ 3 ×Raの角度であり、Raを転動比率とすると、クレードル転動角γに関して4次式の関数であらわされる)。 【0022】 仮定上の基礎装置に基づいた歯車の設計計算値はその結果を実際の切削または研削機械に移転してやることにより実際のものとなすことが出来る。 機械的なクレードルスタイルの歯切り機械を用いる場合にはこの作業は比較的に簡単である。 というのはクレードルスタイル機械装置は仮定上の基礎装置と同一の概念から成立しているからである。 【0023】 第2図のフリーフォーム歯切り装置の場合には仮定上の基礎装置からの転換作業はもっと複雑なものとなる。
0 、a 1 、a 2 、a 3 、a 4 =特定の軸およびリード運動の間の関係をコントロールするための係数である。 【0028】 多項式の関数が好ましいが、本発明はまた例えば指数関数、対数関数または3角関数のような他の関数によっても記述することが可能である。 完全な運動学的に作動する基礎装置に到達するためには創成歯車と工作物歯車の間の転動比率をリード運動の多項式関数として定義してやる必要がある。 この多項式は少なくとも2次式であるべきで、好ましくは少なくとも4次式であるのが良い。 【数3】 ここにRa=転動比率、 Ra 0 、Ra 1 、…=工具と工作物歯車の間の関係をコントロールするための係数、 Δθ=リード運動量である。 【0029】 創成プロセスにおいては、リード関数としてクレードル回転角を用いることにより、次の9個の設定項を創成中能動化する、すなわち「修整化」することが可能となる。 すなわち、修整された転動比率(Ra)、滑動ベース位置(Xb)、ハイポイド工作物位置(Em)、修整された偏心量(S)、修整されたヘッド位置(Xp)、修整されたチルト角(Pi)、修整されたスイベル角(Pj)、修整されたカッタヘッド軸線方向位置(Xc)および修整されたルート(根元)角(Σ)の設定項である。 【0030】 仮定上の基礎装置の創成運動は2つのグループに分割される。 すなわち、転動中における工作物歯車と創成歯車の間の関係に影響を与える運動と、創成歯車の歯フランク面の形状に影響を与える運動とである。 以下の関係式は転動中における工作物歯車と創成歯車に影響を与える運動(滑動ベース位置Xb、ハイポイド工作物オフセット量Em、ヘッド位置Xpおよび根元角Σ)を記述している。 【数4】 【数5】 ここにAS=個々の能動的設定項、 VAS=能動的設定項の一次微分、 AS 0 、AS 1 、…=工具と工作物歯車の間の関係をコントロールするための係数、 Δθ=リード運動量である。 【0031】 能動的設定項式の一次微係数VASは等式ASで記述される位置変化の速度をあらわしている。 創成プロセスにおいては、転動比率もまた創成歯車と工作物歯車の間の形態を修整する。 転動比率Raの関数をあらわす等式は叙上の通りである。 【0032】 創成歯車のフランク表面に影響をおよぼす創成運動(すなわち修整された偏心量S、修整されたチルト角P
0 、AS 1 、…=工具と工作物歯車の間の関係をコントロールするための係数、 Δθ=リード運動量 Ω T =リード運動の速度である。 【0033】 叙上の創成歯車と工作物歯車の関係式の場合と同様にして、創成歯車歯フランク表面の修整量をあらわす等式には設定項の一次微分VASにリード運動の速度を乗じたものがあらわれている。 【0034】 非創成歯車においては、歯のフランク表面はフレアカップによる切削および研削のような既知のフォーム歯切り方法によって製造することが出来る。 前記歯フランク表面は工具を円形路に沿って歯溝中に移動させることによって「創成される」。 これは送り運動である。 本発明によれば、能動的なすなわち「生きた」軸線を有している仮定上の基礎装置は、例えばリード運動を工具の送り運動とすることにより、いかなる種類の歯フランク面修整をも実施することが出来る。 非創成プロセスのための関係式は次式であらわされる。 【数8】 【数9】 ここに AS=個々の能動的設定項、 VAS=能動的設定項の一次微分、 AS 0 、AS 1 、…=工具と工作物歯車の間の関係をコントロールするための係数、 Δθ=リード運動量、 Ω T =リード運動の速度である。 【0035】 もちろん非創成プロセスにおいては創成転動はなく、
Gを考慮しなければならず、上述の等式はまたリード運動に関連して工作物歯車の回転にも適用すべきである。 工作物歯車の回転を除けば、残りの能動的設定項は滑動ベース位置(Xb)、修整されたハイポイド工作物オフセット量(Em)、修整された偏心量(S)、修整されたヘッド位置(Xp)、修整されたチルト角(Pi)、修整されたスイベル角(Pj)、修整されたカッタヘッドの軸線方向位置(Xc)および修整された根元角(Σ)の設定項である。 【0036】 非創成プロセスにおいては創成転動は存在しないのであるから、創成歯車と工作物歯車の間の対応する関係式は存在しないということも理解すべきである。 かくして、仮定上の基礎装置の軸線に関する運動は「創成歯車」すなわちクラウン歯車のフランク表面に影響をおよぼす運動に関してのみ、工具と工作物歯車の間の関係を記述すれば良いのである。 ほぼ全ての創成歯車フランク表面の修整は前述した9個の能動軸より少ない数の軸によって、好ましくは4個のみの軸によって記述することが出来る。 【0037】 4軸に関する二つの群を定義してやることにより、非創成プロセスにおける創成歯車のフランク表面修整を完全に記述することが可能である。 第1の群は滑動ベース位置(Xb)、修整されたハイポイド工作物オフセット位置(Em)、修整されたヘッド位置(Xp)および修整された根元角(Σ)である。 第2のかつ好ましい群は滑動ベース位置(Xb)、修整された偏心量(S)、修整された根元角(Σ)である。 【0038】 歯フランク表面が形成される態様すなわち創成であるか非創成であるかとは無関係に、本発明の方法は好ましくは一連の計算地点によって所望の歯表面幾何学を定義乃至画成することで実施される。 例えば4次式により等式を用いた時には、5個の未知数(a 0 、a 1 、a 2 、a 3およびa 4 )が能動的設定項の等式にあらわれる。 したがって同一数の未知数を与えるには5個の計算地点が必要とされる。 もちろん、等式の次数とは無関係に、歯表面の計算地点の数は等式内の未知数の数と等しくなる。 【0039】 古典的な歯車計算法においては、まず基礎的パラメータから始まって、通常は歯フランク中心点(例えば第7
0 〜a 4が決定される。 この仕事は任意の既知の方法で行なうことが出来るが、良く知られたガウスアルゴリズムが好ましい方法である。 例えば、1つの与えられた歯表面幾何形状に対する歯長に沿っては、修整された偏心量SはS(P1)、
0 、S 1 、S 2 、S 3およびS 4が計算されるであろう。 修整された偏心量Sに対する等式は次のようにあらわされる。 【数10】 【数11】 この例において、Δθはクレードル転動のリード角であるのが好ましく、その場合にはΩ Tはクレードルの回転速度となる。 【0042】 本発明は叙上のような計算地点を用いて係数a 0 〜a 4を決定することだけに限定されているのではないということを理解されたい。 例えば、前記係数は所望の歯車対の接触特性を定義してやるかまたは最小2乗法と組合せて、修正マトリックスに関連する仮定上の歯面湾曲と実際の歯面湾曲との差を定義してやることによって決定することが出来る。 【0043】 前述の例は第7図に示すように、歯表面の全長に沿う、仮定上の基礎装置の能動的設定項方程式にあてはまる。 しかしながら、単一の関数を用いて全体の歯表面を記述する場合には、歯端に影響を与えるべく関数を変更することは歯の中央点には望ましくない効果を与える可能性がある。 したがって、本発明は(3個のセクションを有する)第8図に示すように2つまたはそれ以上の長手方向セクションを考え、各セクションに別個の関数を適用することを考えている。 この実施例においては、各セクションの歯表面は一連の別個の能動的設定項によって記述してやることが出来る。 各セクション間の連続性を保持するために、1つのセクション内における端末計算点は次のセクションにおける開始点として利用することが出来る。 各セクションの長手方向寸法は等しくある必要はないということを理解されたい。 【0044】 第8図において、セクション1は歯フランク表面66のヒール端部であり、該ヒールは歯フランクの進入領域である。 ヒール端部を修正(修整)することは噛合う相手歯との最初の接触の衝撃による騒音を減少することになる。 セクション2は歯フランク表面66の中心領域である。
5 −X 5に沿って眺めた、仮定上の基礎装置の数学的モデルを示す図。 【図5】 仮定上の基礎装置の上面図の数学的モデルを示す図。 【図6】 創成システムの3次元的眺めを例示している図。 【図7】 計算点が配置された状態における歯側表面を例示する図。 【図8】 別個に修正された複数個の長手方向セクションを有する歯表面を例示する図。 【図9】 本発明に係る歯表面修整形状を示す図である。 ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−116416(JP,A) 特開 平7−208582(JP,A) 米国特許5310295(US,A) |