Device for adjusting hardness of wire rod and method therefor

申请号 JP8021093 申请日 1993-03-15 公开(公告)号 JPH06262286A 公开(公告)日 1994-09-20
申请人 Hitachi Cable Ltd; 日立電線株式会社; 发明人 YASUJIMA KAZUNORI; NAKAJIMA KAZUYUKI; MAZAKI YOSHIHARU;
摘要 PURPOSE: To enable the adjustment of tensile strength and elongation of a wire rod in stepless and to improve the productivity without being affected by the kind of wire, wire diameter and the required hardness of the wire rod.
CONSTITUTION: By hanging the wire rod 1 wound on a winding capstan 4 at a prescribed speed over plural rolls 9 fixed to a first roll fixing part 10 and a second roll fixing part 11 in a bending roll part 3 arranged at a prescribed interval, the bending is executed. At the time of bending, the wire speeds per unit time of the wire rod 1 before introduced into the bending roll part 3 and after introduced out from the bending roll part 3 are detected with speed sensors 5a, 5b, respectively. Based on the detected wire speeds, the elongation percentage of the wire rod 1 is calculated with a computing element, and based on this elongation percentage, the interval between the first roll fixing part 10 and the second roll fixing part 11 is adjusted with a driving motor 8 controlled with a motor controller 7 to adjust the bending angle of the wire rod 1.
COPYRIGHT: (C)1994,JPO&Japio
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 線材の進行方向と平行に配置された複数のロールよりなる第1及び第2のロール列と、 前記第1及び第2のロール列の各列に交互に架けられて、前記進行方向に引っ張られて進行する前記線材の伸びを検出する検出手段と、 前記伸びに応じて前記第1及び第2のロール列の列間隔を増減することにより前記線材が前記各ロールによって曲げられる曲げ加工角度を制御する制御手段を備えたことを特徴とする線材の硬度調整装置。
  • 【請求項2】 前記検出手段は、前記第1及び第2のロール列の入口及び出口で線速を検出する線速計によって構成され、 前記制御手段は、前記線速から前記伸びを求める演算回路と、前記伸びによって前記第1あるいは第2のロール列を前記進行方向と直交する方向に移動させる移動手段より構成される請求項1記載の線材の硬度調整装置。
  • 【請求項3】 線材の進行方向と平行に配置された複数のロールよりなる第1及び第2のロール列の各列に前記線材を交互に架けて前記進行方向に引っ張り、 前記進行方向に引っ張られる前記線材の伸びを検出し、 前記伸びに応じて前記第1及び第2のロール列の列間隔を増減させることにより、前記線材が前記ロール列の各ロールによって曲げられる曲げ加工角度を制御することを特徴とする線材の硬度調整方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、線材の硬度調整装置及び硬度調整方法に関し、特に、線材の引張強さ及び伸びの特性を無段階に変化させることができる線材の硬度調整装置及び硬度調整方法に関する。

    【0002】

    【従来の技術】線材の製造工程においては、線材の用途に応じた引張強さや伸びを有する硬度を得るために線材の硬度調整を行う。 この作業は現在、図2に示すような装置を用いて行っている。 この装置は、所定の間隔で上下2列に配置された複数のロール9からなるベンディングロール部3と、前記ベンディングロール部3の前段に設けられた焼鈍装置2と、後段に設けられた引取キャプスタン4とから構成されている。

    【0003】上記装置による線材の硬度調整方法は、まず、線材1を焼鈍装置2により焼鈍し軟線材にする。 次に、ベンディングロール部3内の各ロール9に架け渡し、線材1を引取キャプスタン4を用いて所定の速度で引き取り、線材の曲げ加工を行う。 この曲げ加工により、線材を加工硬化させて半硬線材としている。 そして、上記方法で線材を所定の引張強さや伸びを有する硬度に調整する場合には、巻き付けるロール9の個数を変えて調整を行う。 すなわち、引張強さを大きくし、伸びを少なくしたい場合は、ベンディングロール部3内のロール9の個数を多くし、一方、引張強さを小さくし、伸びを多くしたい場合は、ロール9の個数を少なくする。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述のように従来の線材の硬度調整装置においては、線材を巻き付けるロールの数を増減することによって線材の硬度の調整を行っているため、線材の引張強さや伸びを無段階に調整することができない。 したがって、高い精度が要求される線材を製造することは困難であった。

    【0005】また、使用するロールの個数は、線材の線種、線径及び要求される硬度によって異なるため、特性が異なる多数の線材を製造する場合は、それぞれの線材の硬度調整に適したロールの数を事前に調査する必要がある。 したがって、多数の種類の線材の製造は、多大の労を要した。

    【0006】したがって、本発明の目的は、線材の引張強さや伸びを無段階に調整できる線材の硬度調整装置及びその調整方法を提供することにある。

    【0007】また、本発明の目的は、線材の線種、線径及び要求される硬度の影響を受けることなく、生産性を向上させることができる線材の硬度調整装置及びその調整方法を提供することにある。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解決するため、線材の進行方向と平行に配置された複数のロールよりなる第1及び第2のロール列と、前記第1及び第2のロール列の各列に交互に架けられて、前記進行方向に引っ張られて進行する前記線材の伸びを検出する検出手段と、前記伸びに応じて前記第1及び第2のロール列の列間隔を増減することにより前記線材が前記各ロールによって曲げられる曲げ加工度を制御する制御手段を備えたことを特徴とする線材の硬度調整装置を提供する。

    【0009】また、本発明は、線材の進行方向と平行に配置された複数のロールよりなる第1及び第2のロール列の各列に前記線材を交互に架けて前記進行方向に引っ張り、前記進行方向に引っ張られる前記線材の伸びを検出し、前記伸びに応じて前記第1及び第2のロール列の列間隔を増減させることにより、前記線材が前記ロール列の各ロールによって曲げられる曲げ加工角度を制御することを特徴とする線材の硬度調整方法を提供する。

    【0010】

    【作用】所定の間隔で配置された第1及び第2のロール部に、所定の速度で引き取られる線材を架け渡して曲げ加工を行う。 この際、第1及び第2のロール部の両側に設けられた速度センサを用いて線材の伸び率を演算する。 そして、演算の結果得た伸び率に基づき、第1及び第2のロール部の間隔を調節して線材の曲げ角度を変化させ、加工硬化の程度を変化させる。 これによって、特定の引張強さや伸びを有する線材を得ることができる。

    【0011】なお、第1及び第2のロール固定部の間隔が広くなると、線材の曲げ角度が小さくなり、引張強さが強く、伸びが少ない線材を得ることができる。 一方、
    第1及び第2のロール固定部の間隔が狭くなると、線材の曲げ角度が大きくなり、引張強さが弱く、伸びが多い線材を得ることができる。

    【0012】

    【実施例1】以下に、本発明の一実施例を図面を参照にしつつ詳細に説明する。 図1には本実施例の線材の硬度調整装置が示されている。 この装置は、線材1を焼鈍して軟線材にする焼鈍装置2と、焼鈍処理された線材1を複数のロール9で曲げ加工するベンディングロール部3
    と、線材1を引き取る引取キャプスタン4と、ベンディングロール部3の両側に設けられた線材1の線速を検出し出力する速度センサ5a、5bと、速度センサ5a及び5bの出力に基づいて、線材1の伸び率を演算する演算手段6と、演算手段6によって演算された伸び率に基づいて、ベンディングロール部3の複数のロール9の間隔を調節するモータ制御部7とから構成されている。

    【0013】また、ベンディングロール部3は、複数のロール9を線材1に対して平行に配列し固定する第1のロール固定部10及び第2のロール固定部11と、第2
    のロール固定部11に固定され、第2のロール固定部1
    1と太径部12aとの間で第1のロール固定部10を移動できるようにする3本のガイドピン12と、第1のロール固定部10を駆動し、第1及び第2のロール固定手段10、11の間隔を調節する駆動モータ8とから構成されている。

    【0014】以上説明した本実施例の線材の硬度調整装置は、以下のように使用する。 なお、本装置は、曲げ加工により線材の硬度(引張強さ、伸び)を調節するため、加工硬化に限界があり、比較的硬度が低い半硬線材に適用される。

    【0015】まず、引取キャプスタン4によって所定の速度で引き取られる線材1は、焼鈍装置2で焼鈍されて軟線材とされ、ベンディングロール部3に導入される。

    【0016】ベンディングロール部3では、複数のロール9のそれぞれに線材1を架け渡し、曲げ加工をすることによって、線材1が加工硬化を受け、所定の硬度を得ることができる。

    【0017】ここで、線材1が受ける加工硬化の程度は、第1及び第2のロール固定手段10、11の間隔によって異なる。 したがって、この間隔を調節することによって線材1の引張強さや伸びの特性を変えることができる。 そこで、次に、第1及び第2のロール固定手段1
    0、11の間隔を調整する方法を説明する。

    【0018】まず、ベンディングロール部3の両側に設けられた速度センサ5a及び5bで、線材1が曲げ加工される前後の線速を検出する。 このようにするのは、複数のロール9を用いて線材1を曲げて加工硬化させる場合に、線材1に過大な張力が掛る。 したがって、線材1
    は塑性変形によって伸びるため、線材1の線速は曲げ加工の前後で異なるからである。

    【0019】次に、演算器6で、速度センサ5a、5b
    によって検出された線速から単位時間当たりの線材の移動量を求め、曲げ加工前後の線材の移動量の比をとって伸び率を求める。 なお、この伸び率と線材の引張強さ及び伸びの関係は、線材のサイズを問題とせず、線種により決まる。

    【0020】そして、第1及び第2のロール固定部1
    0、11の間隔に対する伸び率と引張強さ及び伸びの関係を示すデータが記憶されているモータ制御器7に、上記伸び率が入力される。 これによって、上記データに基づき、駆動モータ8で第1及び第2のロール固定手段1
    0が駆動される。

    【0021】駆動モータ8により、第1及び第2のロール固定手段10、11の間隔が拡げられると、線材1のロール9による曲げ角度θが小さくなり、引張強さが強く、伸びが少ない線材を得ることができる。 一方、第1
    及び第2のロール固定手段10、11の間隔が狭くされると、線材1のロール9による曲げ角度θが大きくなり、引張強さが弱く、伸びが多い線材を得ることができる。

    【0022】なお、ベンディングロール部3のロール9
    の個数は、製造する半硬線材の引張強さや伸びの範囲により変更することもできる。

    【0023】

    【発明の効果】以上のように、本発明の線材の硬度調整装置及びその調整方法によれば、第1及び第2のロール手段の間隔を調節できるようにしたため、線材の引張強さや伸びを無段階に調整できる。

    【0024】また、第1及び第2のロール手段の間隔を調節できるようにしたため、線材の線種、線径及び要求される硬度によりロールを増減する必要がなく、線材の生産性を向上させることができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。

    【図2】従来の線材の硬度調整装置を示す構成図である。

    【符号の説明】

    1 線材 2 焼鈍装置 3 ベンディングロール部 4 引取キャプスタン 5a、5b 速度センサ 6 演算器 7 モータ制御器 8 駆動モータ 9 ロール 10 第1
    のロール固定部 11 第2のロール固定部 12 ガイドピン 12a 太径部

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