Apparatus for applying the method and the fiber add a reinforcing fiber in concrete injection type supplied to the concrete injection type

申请号 JP51076095 申请日 1994-10-05 公开(公告)号 JPH09503458A 公开(公告)日 1997-04-08
申请人 コンフィバー・エービー; 发明人 スオメラ、ジュッカ; ノルディン、アルネ;
摘要 (57)【要約】 補強ファイバーを製造し、これらを生コンクリート原料に加える方法。 ファイバーは、連続する線材(6)から線材の断片製造手段によって連続して線材から分離されてファイバーを形成し、次ぎに、これらに付与された運動エネルギーによって、混練機内で混練を受けつつある生コンクリートに吹き飛ばされる。 この方法を実施する適切な装置は、計量器上に装架される線材スプールを含み、線材(6)が前記スプールから線材推進ユニット(4)に走行し、線材推進ユニットの後方に、推進ユニットから前方に供給される線材と係合するファイバー分離ユニット(8)が設けられており、線材から線材の断片を一貫して分離する。 こうして分離されたファイバーは、ファイバー分離ユニット(8)の下流側に設けられたノズル管(46)を通過し、前記ノズル管がファイバーを生コンクリート原料を保持する付随的な混練機へと案内する。 線材推進ユニット(4)とファイバー分離ユニット(8)は、それぞれ、線材と係合する被駆動ホイール(10,28)と、これらのホイールと協働する案内ロール(12,30)とを有する。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 1. 生コンクリート原料と混練する対象であるファイバーが、貯蔵スプールから連続して巻き戻される線材(6)を使用して、線材の断片として製造され、これらの線材の断片が予定の長さを有する補強ファイバーを構成し、 これらの線材の断片は、その自由端部のある区域において、線材から連続して分離され、 これらの分離された線材の断片が、運動エネルギーによって、生コンクリート原料が混練されつつある作動中の混練機に次々に供給される点、 に特徴を有する、既に最終準備の段階にある注型原料、すなわち混練を受けつつある生コンクリート原料に補強ファイバーを加える方法。 2. 補強ファイバーが、貯蔵スプールから巻き戻されるスチール線材から製造されるスチールファイバーからなり、 注型原料が、混練機内にあって準備されつつある、すなわちセメント、バラスト、水そして必要に応じて添加剤から混合された生コンクリート原料である点に特徴を有する請求の範囲1記載の方法。 3. 貯蔵スプールから巻き戻される線材(6)が、線材推進ユニット(4)の援用の下に、線材をファイバー分離ユニット(8)に連続して供給され、 前記のファイバー分離ユニット(8)が、線材の断片を分離し、前記線材推進ユニット(4)は、線材を前方に推進するとともに前記ファイバー分離ユニットに先立つ位置、すなわち上流側に設けられる点、および、 推進ユニット(4)と分離ユニット(8)は、線材から連続一貫して分離されるファイバーに、ファイバーを混練機に直接吹き飛ばす運動エネルギーを付与するように作用し、前記混練機は、分離ユニットの下流側に設けられており、ファイバーはこの中で生コンクリート原料と混練される点、 に特徴を有する請求の範囲1または2記載の方法。 4. 生コンクリート材料に供給される補強ファイバーの全重量が、好ましくは、ファイバー形成中に、線材(6)が巻き戻される貯蔵スプールの連続する重量を計量することによって決定される点に特徴を有する請求の範囲1〜3のいずれか1記載の方法。 5. 貯蔵スプールと線材推進ユニット(4)との間の区域において、線材(6)が、少なくとも一部が湾曲した導入管を通過して案内され、線材は、 線材推進ユニット(4)とファイバー分離ユニット(8)の間の区域では、直線的な案内管(22)を通過して案内され、 分離ユニットの下流においては、ファイバーを形成する分離された線材の断片がノズル管(46)の一方の端部を通過して吹き飛ばされ、 ファイバーは、前記ノズル管の他方の端部から混練機に向かって吹き飛ばされる点に特徴を有する請求の範囲3または4記載の方法。 6. 線材推進ユニット(4)とファイバー分離ユニット(8)は、線材(6)から分離されるファイバーの断片が、40m/sと70m/sの間の値までの移動速度で分離ユニットを離れるように作動する点に特徴を有する請求の範囲3〜5のいずれか1記載の方法。 7. 装置が、 第1に、線材(6)、例えば金属線材が巻着され、計量器上に装架される少なくとも1つの貯蔵スプールと、 第2に、貯蔵スプールから巻き戻される線材(6)が通過する線材推進ユニット( 4)とを含み、前記推進ユニット(4)は、線材と係合してこれを駆動し、 第3に推進ユニットと隣り合って設けられたファイバー分離ユニット(8)が、 推進ユニットから供給される線材と係合し、前記線材から、ファイバーを形成する線材の断片を連続一貫して分離するために用いられ、 これらのファイバーは、運推進ユニット(4)と分離ユニット(8)から受けとられる運動エネルギーによって、下流側に装架された混練機内に吹き飛ばされ、ここで注型原料と混練される、 補強ファイバーを製造し、これらのファイバーを混練機内で混練を受けつつある注型原料、例えば生コンクリート原料に加えるための装置。 8. 少なくとも2つの貯蔵スプールが計量器上に装架され、これらのスプールから、別々の線材(6,6′)が線材推進ユニット(4)とファイバー分離ユニット(8 )に供給される点、 線材推進ユニット(4)が、回転自在に装着された案内ロール(12)と協働する駆動ホイール(10)を含み、前記駆動ホイールは、前記案内ロール(12)の円周面とともに線材(6,6′)のための駆動挟持部(20)を形成して、前記線材が並んで前記駆動挟持部を通過する点、 分離ユニット(8)が、回転自在に装着された案内ロール(30)と協働する駆動される切断ホイール(28)を含み、前記駆動ホイールは、駆動ホイール(10)から供給される線材(6.6′)と係合し、切断部材(42,44′)のそれぞれの平行した2つの円枠を備えており、前記切断ホイールが回転すると、切断ホイール(28)とその案内ロール(30)との間の駆動挟持部(26)を通過中の各線材(6,6′)から同時に1つのファイバーの断片を、次々に有効に分離する点、 に特徴を有する請求の範囲7記載の装置。 9. 駆動ホイール(10)と切断ホイール(28)とが、駆動のために共通の駆動モータ(48)と連結される点 前記駆動ホイールと切断ホイールのための各案内ロール(12,30)が、それぞれ、調節可能なロールホルダー(14,32)にそれぞれ移動自在に装架されており、駆動ホイール(10)のための案内ロール(12)は、そのロールホルダー(14)を介して、 駆動ホイール(10)に向かう方向に弾性力が付与される点、 線材(6,6′)が、それぞれ、貯蔵スプールから、専用の導入管(62,62′)を通過して駆動ホイール(10)とその案内ロール(12)の間の駆動挟持部(20)に導かれ、前記専用の導入管(62,62′)は、それぞれ対応する貯蔵スプールとと駆動挟持部(20 )の間に設けられており、さらに加えて、切断ホイール(28)とその案内ロール(30)の間の挟持部(26)と、この駆動挟持部(20)の間の区域に、線材(6,6′)のそれぞれのための直線状の案内管(22,22′)が設けられる点、 分離ユニット(8)の下流に、吹き飛ばされるファイバーの断片の軌道と一致するようにノズル管(46)が設けられ、このノズル管(46)の一方の端部に向かってファイバーが放出され、ファイバーが、前記ノズル管(46)の他方の端部から、前記ノズル管(46)の下流に配設された混練機に向かって案内される点、 に特徴を有する請求の範囲8記載の装置。 10. 切断ホイール(28)が、そのシリンダ状周面(40)の各周縁部に切断部材(4 2,44)の円枠を有し、各円枠の切断部材は、各周縁部に沿って等距離に設けられ、一方の円枠内の切断部材(42)は、他方の円枠の切断部材(44)との関係において円周方向にずれている点、 切断部材(42,44)は、凹部(70)内に固定されており、前記凹部は、切断ホイール(28)のそれぞれ対応する周縁部において、シリンダ状周面の外側を向いており、硬質の材料、例えば合成ダイヤモンド製の切断エッジ(72)を有する点、 に特徴を有する請求の範囲9記載の装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 補強ファイバーをコンクリート注入型に加える方法 および前記ファイバーをコンクリート注入型に 供給し加えるための装置 先行技術この発明は、先ず第一に請求の範囲1の前提部分に特定されたタイプの方法に関し、第二に請求の範囲7の前提部分に特定されたタイプの装置に関する。 発明の目的コンクリートは、建造物および建設用の材料としてその使用料が増大の一途を辿っている。 しかしながら、未補強のコンクリートは、張負荷を吸収し伝達するにはその能力に相対的な限度がある。 実際のところ、未補強コンクリートの引っ張り強度は圧縮強度の10%がせいぜいである。 このために、生コンクリートには、問題の張力負荷を吸収し伝達することを可能にするために、多くの事例において、補強材を施すことが必要である。 この補強材は、棒材、格子材、網材、 細い線材、前記線材の類似材などからなっており、これらは通常スチールから製造される。 金属または有機原料から作られるファイバーも補強材として使用される。 こうして補強を受けたコンクリートはファイバー補強コンクリート(fibreーr einforced concrete)の名で呼ばれる。 従来のコンクリート補強技術においては、問題の補強材は、生コンクリートが注入型内に流し込まれる以前に前記注入型内に置かれる。 しかしながら、補強材を挿入するためのこの方法は、重労働であり時間を要する手作業を含むものである。 したがって、(造形の対象であるファイバー補強コンクリートに要求される強度を考慮に入れて)ファイバー補強コンクリートが用いられるすべての事例において、省時間と省コストを行うために、生コンクリートのミキシングがコンクリート混練機において行われる時には補強材、例えばファイバーがすでに生コンクリート原料に混和されており、その結果、前記注入型が生コンクリート原料で充填される時は、前記補強材が自動的に前記注入型内に到達する。 あらかじめ細かく切断しておいたスチールファイバーを徐々に、またはバッチ方式で生コンクリートに供給することによって生コンクリートに補強ファイバーを加えることは既に知られている。 前もって切断してあるそのようなスチールファイバーを生コンクリートに加えることは、通常、大量の切断済みのファイバーを収容した袋、箱またはその他の包装体を用いて手作業で行われる。 ファイバーは、計量されて直接生コンクートの混練機に送られるか、生コンクリート混練トラック上で計量されてから混練機に送られる。 ファイバーを混練機内の生コンクリート実際に供給することは、例えばブロー装置または揺動テーブルから混練機のドラムの導入部まで走行する移送ベルトを利用して行われる。 ファイバーは、 袋またはその他の包装体から手作業で揺動テーブル上にぶちまけられる。 既に知られた上記の工程は、前記したように大なり小なり手作業で行われており、極めて非能率的であり、ファイバーを正確に計量することができないので、 ファイバーを生コンクリート内へ効率よく分配することは全く未解決のままで放置されている。 その結果、ファイバー補強コンクリートは、これまでのところ、 本来あるべき程度で使用されて来なかった。 上記の不利がファイバー補強コンクリート技術の開発を妨げてきた。 発明の目的この発明の目的は、すでに知られている技術に付随する前記の不利を改善すること、および、補強ファイバーを製造し、その直後にファイバーを注入材、好ましくは生コンクリートに加える進んだ改良技術(方法と装置)を利用可能にすることである。 発明の説明この発明の方法が新規で卓越している点は、注型原料と混練すべきファイバーが、貯蔵スプールから連続して巻き戻される線材を使用して、線材の断片の形成手段によって製造される点であり、前記の線材の断片が補強ファイバーを形成し、前記線材の自由端部の区域において線材から連続一貫して分離される予定長を備えている。 また、これらの分離された線材の断片が高い運動エネルギーを帯びて次々に、注型原料が混練を受けつつある作動中の混練機に向かって直接供給される。 連続して供給される線材から製造される補強ファイバー(線材の断片)が、問題の混練機に向かって直接「ジェット状に」吹き飛ばされるという事実によって、個々のファイバーが注型原料内で極めて良好に分散する効果が達成される。 この工程によって、以前から知られている方法で可能であった補強ファイバーによる補強率を著しく増大することも可能となる。 この発明の新規な方法によれば、 袋などの包装体からバッチ方式で既成の切断ファイバーを加える場合には、多かれ少なかれ避けることができなかった、比較的大量の個別的なファイバーの塊状化、いわゆる「塊」の形成を回避するのに有効である。 この新規な技術は、長さ/直径が少なくとも200までの値を持つ注型原料( 好ましくはコンクリート)と混練するための補強ファイバーを製造するために適切である。 ファイバー(線材の断片)とコンクリート原料との間の粘着力の必要値を保証するにはファイバーの長さができる限り大きくなければならない。 実際問題としては、ファイバーの長さが例えば線材の直径の40〜100倍であることが適当である。 この場合、線材の適切な直径は、例えば0.4mm−1.0mmである。 長さが30mm−80mmの範囲内のファイバーが適当である。 エンボス加工を施した線材を使用すれば粘着力はさらに増大する。 この発明の方法を使用することによって達成される注型原料(コンクリート原料)内におけるファイバーの極めて良好な分散によって、ファイバーが極めて適切に機能を遂行するとともにコンクリート内部における有効な補強効果をもたらすことが保証される。 この発明の方法は、金属ファイバーのみに限定されるものではなく、コンクリートの性質に関連する適切なEモジュールを示す有機原料から作られるファイバーを使用することもまた受け入れることができる。 一般に、注型原料がコンクリートである場合は、貯蔵スプールから巻き戻されるスチール線材から製造されるスチールファイバーが補強ファイバーとして適するようである。 このような次第で、注型原料は、現に混練機内に準備されている、すなわちセメント、砂利、および必要に応じて添加剤を混合した生コンクリート原料である。 貯蔵スプールから巻き戻される線材は、線材を前方へ推進する推進ユニットを使用して、線材の断片を分離する分離ユニットに向かって好都合に供給される。 この推進ユニットは、好ましくはファイバー分離ユニットの直前、すなわちその上流側に設けられ、推進ユニットと分離ユニットは、これら両ユニットが、線材から連続一貫して分離されるファイバーの断片に、ファイバーを直接混練機内へ吹き飛ばす運動エネルギーを付与するように作用する。 前記混練機は、分離ユニットの下流側に設けられており、ここでファイバーが注型原料と混練されつつある。 ファイバー(線材の断片)が分離される線材は、このように、貯蔵スプールから連続して巻き戻される線材であり、ファイバーは、ファイバー分離ユニットにおいて、線材の自由端部の区域から連続して分離される。 ファイバーは前記分離ユニットから高運動エネルギーを帯びて混練機へと吹き飛ばされる。 例えば、ファイバー補強コンクリートを床上注型するには、通常は、1立方メートル当たり20〜40キログラムのファイバーを混合しなければならないので、混合が不合理な時間を空費しないためには、補強線材が、比較的高速で推進ユニットと分離ユニットを通過しなければならないことが明らかである。 推進ユニットと分離ユニットは、したがって、線材から分離されるファイバーの断片が、 40〜60メートル/秒の大きさの移動速度で分離ユニットを離れるように好都合に作用する。 貯蔵スプールと線材を頻繁に交換することを避けるために、比較的大容量の線材を保持する線材スプールを用いることが適切であり、前記スプールのサイズは線材90キログラムまたは500キログラムを保持するようなサイズである。 コンクリート原料に加えるファイバーの総量を正確に計量するためには、ある任意の瞬間にコンクリート原料に加えられたファイバーの重量の総合計を絶えずモニターすることが可能であることが望ましい。 この値は、例えば、注型原料に供給された補強ファイバーの総重量を、ファイバー形成中に線材が巻き戻される貯蔵スプールの重量を連続的に計量することによって好ましく決定される。 この目的で、線材貯蔵スプールは、或る瞬間に、問題のスプールからどれだけの線材が巻き戻されたかをデジタル表示する計量器上に好都合に装架される。 この計量器は、いわゆる負の重量で、すなわち、ファイバーの分離が開始された瞬間から受けたスプールの重量減を常に表示するように作用する。 線材が(50メートル/秒のオーダーの)高速で前方へ供給されるという事実に照らせば、貯蔵スプールと線材推進ユニットの間の区域および線材推進ユニットとファイバー分離ユニットの間の区域に線材を案内する部材を設けることが好ましい。 このことは、例えば請求の範囲の第5項に特定された事項によって効果的に行われる。 この発明によれば、請求の範囲の第7項に特定された特徴を有する装置が、補強ファイバーを製造し、これを注型原料、例えば、混練機内で混練を受けつつある生コンクリート原料に加えるための装置が提案されている。 そのような装置は、第1に、線材、例えば金属線材が巻き付けられて、計量器上に装架された少なくとも1つの貯蔵スプールと、第2に、貯蔵スプールから巻き戻される線材が通過し、線材と駆動係合する線材推進ユニットと、第3に、推進ユニットと隣り合って設けられる線材分離ユニットから構成される。 この分離ユニットは、推進ユニットから供給される線材と係合して、線材からファイバーを形成する線材の断片を連続一貫して分離するために用いられる。 推進ユニットと分離ユニットがファイバーに付与する運動エネルギーによって、ファイバーは、下流側に設けられてファイバーが注型原料と混練される回転する混練機内に吹き飛ばされる。 補強ファイバーを注型原料に加える装置が大きな容量を持つことを可能にするために、この装置が、同時に走行する2つまたはそれ以上の(例えば4つの)線材供給トラックで作動することが適当である。 したがって、2本の別々の線材が線材推進ユニットとファイバー分離ユニットに供給される少なくとも2つの貯蔵スプールが計量器上に装架されることが適当である。 線材推進ユニットは、次に、回転自在に装着された案内ロールと協働して、案内ロールの円周面とともに、並んで間を通過する線材のための駆動挟持部を形成する駆動ホイールを含む。 分離ユニットは次に、回転自在に装着された案内ロールと協働して、駆動ホイールから供給される線材と係合する被駆動切断ホイールを含み、前記切断ホイールは、そのシリンダ状円周面に、スチールを切断する2つの並んだ円枠を備えており、この円枠は、ホイールが回転すると、切断ホイールとその案内ロールとの間の駆動挟持部を通過中の各線材から一度に1つのファイバーの断片が次々に有効に分離される。 駆動ホイールの線材係合面は、線材に抗して高い摩擦度を得るように適切に設計される。 線材を案内し、駆動ホイールと切断ホイールとを駆動するために、この発明の装置は請求の範囲第9項に特定した特徴を有する。 例えば、10mmの直径を持つステンレススチール管が各貯蔵スプールと駆動ホイールとの間に線材用の案内管として適切に設けられる。 分離ユニットの切断ホイールは、その個数が切断ホイールの外径と所望のファイバー長によって決まる切断部材を含む切断部材の2つの円枠を所有する。 これらの切断部材は、極めて硬質の材料から作られた切断エッジを伴う好都合な切断歯である。 2つの平行なファイバー線材を供給し、長さが60mmのファイバーを分離する装置を使用して、1秒間に1500本のオーダーのファイバーの「ファイバーの流れ」を達成することは容易である。 分離されたファイバーは、切断ホイールの周速度と等しい速度でコンクリートの混練機の回転ドラム内に飛び込む。 前記速度は、例えば50メートル/秒である。 2つの貯蔵スプールを持つ装置、結果として、線材推進ユニットとファイバー分離ユニットに進入する2つの平行する線材を備える装置においては、切断ホイールが、切断ホイールのシリンダー状周面の各円周縁部に各線材用の切断部材の円枠を持つことが適当である。 この場合は、そのような円枠内の切断部材が各円周方向縁部に沿って等距離に都合よく設けられており、一方の円枠の切断部材が、他方の円枠内の切断部材との関係においては円周方向にずらされている。 硬質の材料から作られた切断エッジを好ましく備える複数の切断部材が、切断ホイールの各周縁部にある切断ホイールのシリンダ状周面に対して外側に向かう凹部内に固定される。 切断ホイールは、好ましく大きさが決められ、および/または、切断ホイールの挟持部における線材の周速度が駆動ホイールの挟持部における周速度よりも多少大きくなるように、駆動ホイールに関して駆動される。 このことによって、切断ホイールの挟持部においてファイバーの断片を有効に分離することが、実際に、ファイバーとなる線材の断片を形成する手段によって可能になる。 ファイバーの断片は、これらの切断部材が係合して、切断ホイールの挟持部において、その径方向に各線材の切断を行うとき、切断ホイールの切断部材によって各線材から引き千切られる。 この発明の技術は、ファイバーが一緒になって塊となる、いわゆる「塊状化」 を形成する危険を伴うことなく、生コンクリート原料内にスチールファイバーを高度に集中することが実現できる。 装置は、完全に、または部分的に有利に自動化することができ、コンクリート原料の製造装置と、例えば、コンクリート混練プラントの混練機内に現存する制御システムと共用することができる。 この発明の装置は、また、そのようなコンクリートの混練機から完全に別体に、既成のコンクリート原料のためのコンクリート輸送車の回転容器内に送り込むファイバーを直接計量するために設けても良い。 この発明の原理にしたがって構築される装置は、自動化された緩やかな起動と停止を含む電気的制御システムを随時備えることが可能である。 図面の簡単な説明以下に、図示の模範実施例を参照しつつ、この発明を詳細に説明し解説する。 添付図面には、この発明の装置が描かれている。 第1図は、補強ファイバーを製造して、これを例えば生コンクリートに加えるために、線材を供給しファイバーを発生させるこの発明の装置の側面図である。 第2図は、第1図のファイバー分離ユニットに付設された切断ホイールの斜視図である。 第3図は、第2図の切断ホイールの側面図である。 第4図は、第3図の切断ホイールの縁部の拡大細部を示す。 第5図は、第3図の切断ホイールのエッジ部を示す。 第6図は、第5図の切断ホイールの縁部の拡大細部を示す。 第7図は、この発明の装置がどのようにして組み立てられるかを示す斜視図である。 模範実施例の説明第1図は、この発明の装置の主要な諸部分の側面図を概略的形態で示す。 この装置は、補強ファイバーを製造し、これを静止混練機または注入材輸送車上の回転容器内で混練の対象となる注入材に加えることを意図している。 この発明の付随的な記述においては、注入材が生コンクリートである点および補強ファイバーの製造に使用する線材が、スチール線材のような金属線材である点を前提とする。 第1図の設備は、ここでは図示を省略するスタンドに支持された支持板2の上に組み付けられる。 この発明の装置は、第1図に示す設備とは別に、金属線材が巻着された2つの貯蔵スプールを含んでいる。 これらの貯蔵スプールは、標準的なタイプのものでよく、それぞれ、専用のシリンダ状または円錐状のコンテナー3(第7図参照)内に置かれている。 前記のコンテナーは、線材コンテナー内でスプールから巻き戻されるスチール線材のための出口孔のある、その中心に円錐状の蓋5を有する。 貯蔵スプールは、線材コンテナー3内に垂直に装着されており、コンテナー3も同様に垂直である。 貯蔵スプールをこのように保持する線材コンテナーは、スタンド7に取り付けられており、前記スタンド7は、計量器として機能し、貯蔵スプールから巻き戻される線材の重量を容易に決定することができる。 この発明の装置に付属する第1図に示される設備について詳細に説明する。 貯蔵スプールから巻き戻される線材6,6´が間を通過する線材推進ユニット4と、前記線材推進ユニット4に沿って設けられているファイバー分離ユニット4は、両方とも支持板2上に装架される。 線材推進ユニット4は、モータ駆動の駆動ホイール10と案内ロール12とからなっており、案内ロール12は前記駆動ホイールと協働しロールホルダー14内に回転自在に装着されており、前記ロールホルダーは、支持板2に、これと接続されているアンカー板16に関して調節自在に装着されている。 駆動ホイール10は、円周上にシリンダ状の線材係合面18を有し、この線材係合面18は案内ロール12の円周面とともに、平行して間を走行する線材6,6´の駆動挟持部20を形成する。 駆動ホイール10の線材係合面18は、例えば、ダイヤモンドの粒子を含む電気メッキの表面層などの摩擦発生表面コーティングを備えることが好ましい。 駆動挟持部20から、2本の線材6,6´が2つの水平方向を向く直線状の案内管2 2,22´を通過して前方へ走行する。 前記案内管22,22´は、ホルダー2 4によって支持板2に平行して設けられている。 線材6,6´は、案内管22, 22´の導出端部からファイバー分離ユニット8に付属する駆動挟持部26へと連続する。 ファイバー分離ユニット8は、モータから駆動される切断ホイール28と案内ロール30とからなり、案内ロール30は、切断ホイール28と協働し、ホルダー32内に調節自在に装着され、ホルダー32は、ホルダー14と同様に支持板2に調節自在に装着されている。 ホルダー14と32は、ホイール軸58、60 に向かう方向で調節可能である。 ロールホルダー14は、ロックナット21と回動ナット23とを有する調節ネジ19とで構成されるネジ機構によって、ロールホルダー14の付属部材38に関して調節自在である。 ホルダー14(したがって案内ロール12も)は、ゴムバッファ36によって駆動ホイール10に向かって予め弾性力が付与されている。 ロールホルダー32は、ホルダー14と同様に、調節が可能であり、この目的で、ホルダー14のものと同じタイプのネジ機構を有する。 しかしながら、ホルダー32は、予備的な弾性力を付与しておく部材は備えていない。 線材推進ユニット4によって供給される線材6,6´と係合する切断ホイール28は、第2図から明らかなように、そのシリンダ状周面40に、切断部材42 、44の2つの平行な円枠を有する。 切断ホイール28が回転すると、これらの切断部材42、44 は、それぞれの線材6,6´が切断ホイール28と案内ロール30との間の駆動挟持部26を通過するとき、線材6,6´から線材ファイバーの断片を有効に分離する。 このように、切断ホイール28は、ファイバー分離ユニット8内において、その切断部材42,44で線材6,6´から線材ファイバーの断片を連続一貫して有効に分離する。 これらの分離された線材ファイバーの断片が補強繊維を構成し、これらは、推進ユニット4と分離ユニット8とから獲得された運動エネルギーによって、ノズル管46側へ吹き飛ばされる。 ノズル管46の導入端部は、駆動挟持部26の直接下流側の位置にむかって内側に突出するような形状をしている。 ノズル管46内へ吹き飛ばされたファイバーは、管46の個々では図示していない他端部から、ノズル管46の下流側に配置される混練機内へと連続する。 第1図から明らかなように、駆動ホイール10と切断ホイール28は、現実施例の場合、支持板2の裏側の設けられた共通のモータ48によって駆動される。 モータの駆動ホイール50からの駆動力は、駆動チェーンまたはコグベルト52 によって駆動ホイール10と切断ホイール28に好ましく伝導される。 ベルト/ チェーン52と協働するホイール10,28の駆動部材54,56は、もちろん、支持板2のホイール軸58,60の第1図には示されていない裏側にそれぞれ設けられる。 線材6,6´は、それぞれ、ここには示されていないが計量器上に装架される2つの線材コンテナーから、それぞれ対応する線材コンテナーと挟持部の間に設けられた、それぞれの導入管62,62´を通過して、駆動ホイール10とその案内ロール12の間の駆動挟持部20に導かれる。 実際問題としては、これらの2つの導入管は、一組の簡易継手64,64´によって2つの部分、すなわち、対応する簡易継手によって、対応する線材コンテナーと接続される第1の導入部と、第2導入部とに分割することが好ましく、これらは、支持板に付属する2つのホルダー66,68によって支持板2に固定される。 ファイバー分離ユニット8の切断ホイール28の設計を第2図〜第6図を参照しつつ詳細に説明する。 第2、5および6図から明らかなように、切断ホイール28は、シリンダ周面40の両周縁部にある切断部材42,44の円枠を有する。 各円枠の切断部材4 2,44は、それぞれの周縁部に沿って、それぞれ等距離に設けられている。 同時に、1つの円枠の切断部材(例えば42)は、他方の円枠の切断部材44との関係において前記距離の1/2ずれている。 第3図,第4図から明らかに、切断部材42,44は、切断ホイール28のそれぞれに対応する周縁部にあるシリンダ周面40の外側に向く凹部70内に固定される。 第4図に示す切断部材42, 44の1つの拡大図から明らかなように、切断部材42は、その傾斜した機能縁部に合成ダイヤモンド製の切断エッジ72を有する。 この発明の方法を実施する適切な装置を以上に亘って説明した。 この方法の卓越性は、このように、例えば生コンクリートに混練する対象であるファイバーが、ここには貯蔵スプールを囲む線材コンテナー内に装架された図示されない貯蔵スプールから巻き戻される線材6,6´から製造される点である。 補強ファイバーを構成し予定の長さ(同一の切断円枠内の2つの連続する切断部材の間の円弧の長さに等しい)を有する線材の断片は、直線状案内管22 ,22´の導出端部のすぐ下流にあるその自由端部の区域において各線材から連続一貫して分離される。 こうして分離された線材断片は、運動エネルギーによって、次々に、ノズル管46の導出端部の下流に配置され作動している混練機へと直接吹き飛ばされる。

    【手続補正書】特許法第184条の7第1項【提出日】1995年2月9日【補正内容】 請求の範囲 1. 線材から分離されるファイバーに、前記ファイバーを分離点の下流側に設けられる混練機まで直接吹き飛ばすに足る運動エネルギーを付与し、前記混練機内で前記ファイバーが混練を受けつつある生コンクリート原料と混練される点に特徴を有する、 生コンクリート原料と混練する対象であるファイバーが、貯蔵スプールから連続して巻き戻される線材(6)を使用して、線材の断片として製造され、これらの線材の断片が予定の長さを有する補強ファイバーを構成し、 これらの補強ファイバーは、線材の断片を形成する手段によって、その自由端部のある区域において、線材から連続して分離される、既に最終準備の段階にある注型原料、すなわち混練を受けつつある生コンクリート原料に補強ファイバーを加える方法。 2. 補強ファイバーが、貯蔵スプールから巻き戻されるスチール線材から製造されるスチールファイバーからなり、 注型原料が、混練機内にあって準備されつつある、すなわちセメント、バラスト、水そして必要に応じて添加剤を混合した生コンクリート原料である点に特徴を有する請求の範囲1記載の方法。 3. 貯蔵スプールから巻き戻される線材(6)が、ファイバー分離点に連続して供給され、前記分離点においては、線材の断片が、線材推進ユニット(4)の援用の下に、ファイバー分離ユニット(8)によって分離され、前記線材推進ユニット(4)は、ファイバー分離ユニットの直前、すなわち上流側に設けられて線材を推進する点、および、 前記推進ユニット(4)と分離ユニット(8)は、ファイバーを到達させるのに充分な運動エネルギーをファイバーに付与するように作動される点、 4. 生コンクリート原料に供給される補強ファイバーの全重量が、好ましくは、ファイバー形成中に、線材(6)が巻き戻される貯蔵スプールの重量を連続的に計量することによって決定される点に特徴を有する請求の範囲1〜3のいずれか1記載の方法。 5. 貯蔵スプールと線材推進ユニット(4)との間の区域において、線材(6)が、少なくとも一部が湾曲した導入管(62)を通過して案内され、線材は、 線材推進ユニット(4)とファイバー分離ユニット(8)の間の区域では、直線的な案内管(22)を通過して案内され、 分離ユニットの下流においては、ファイバーを形成する分離された線材の断片がノズル管(46)の一方の端部を通過して吹き飛ばされ、 ファイバーは、前記ノズル管の他方の端部から混練機に向かって吹き飛ばされる点に特徴を有する請求の範囲3または4記載の方法。 6. 線材推進ユニット(4)とファイバー分離ユニット(8)は、線材(6)から分離されるファイバーの断片が、40m/sと70m/sの間の値までの移動速度で分離ユニットを離れるように作動する点に特徴を有する請求の範囲3〜5のいずれか1記載の方法。 7. 貯蔵スプールが計量器上に装架される点、 線材推進ユニット(4)が、回転自在に装着された案内ロール(12)と協働する駆動ホイール(10)を含む点、 駆動挟持部(20)が、駆動ホイール(10)とこれと協働する案内ロール(12)との間に形成される点、 分離ユニット(8)が、回転自在に装着された案内ロール(30)と協働する被駆動切断ホイール(28)を含む点、 駆動挟持部(26)が、切断ホイール(28)と、これと協働する案内ロール(30)との間に形成される点、 線材が、線材推進ユニット(4)の駆動挟持部(20)と分離ユニット(8)の駆動挟持部(26)の間に連続する直線条の移動経路内において線材推進ユニット(4)の駆動挟持部(20)に向かって走行するように設けられる点、 これらのユニット(4,8)が、駆動手段を備えており、これら駆動手段は、ファイバーが前記移動経路内を分離ユニット(8)の駆動挟持部(26)から一直線に吹き飛ばされるような運動エネルギーをファイバーに付与する点、 に特徴を有する、 装置が、 第1に、線材(6)、例えば金属線材が巻着され、計量器上に装架される少なくとも1つの貯蔵スプールと、第2に、貯蔵スプールから巻き戻される線材(6)が通過する線材推進ユニット(4)とを含み、 前記推進ユニット(4)は、線材と係合してこれを駆動し、 第3に推進ユニットの後方に、すなわち下流側に設けられたファイバー分離ユニット(8)が、推進ユニットから供給される線材と係合し、前記線材から、ファイバーを形成する線材の断片を連続一貫して分離するために用いられる、 補強ファイバーを製造し、これらのファイバーを混練機内で混練を受けつつある注型原料、例えば生コンクリート原料に加えるための装置。 8. 少なくとも2つの貯蔵スプールが計量器上に装架されており、これらのスプールから線材(6,6′)が、線材推進ユニット(4)とファイバー分離ユニット(8 )とに供給される点、 線材駆動ユニット(4)の駆動ホイール(10)が、シリンダ状の線材係合面(18)を有し、前記線材係合面(18)は案内ロール(12)の円周面とともに間を並んで通過する線材(6,6′)のための駆動挟持部(20)を形成する点、 分離ユニット(8)の切断ホイール(28)が、駆動ホイール(10)から供給される線材(6,6′)と係合し、そのシリンダ状周面(40)上に、それぞれ切断部材(42,44)の2つの平行な円枠を備えており、前記円枠は、ホイールが回転すると、切断ホイール(28)とその案内ロール(30)との間の駆動挟持部(26)を通過中の各線材(6,6′ )から同時に1つのファイバーの断片を、次々に有効に分離する点、 に特徴を有する請求の範囲7記載の装置。 9. 駆動ホイール(10)と切断ホイール(28)とが、駆動のために共通の駆動モータ(48)と連結される点 前記駆動ホイールと切断ホイールのための各案内ロール(12,30)が、それぞれ、調節可能なロールホルダー(14,32)にそれぞれ移動自在に装架されており、駆動ホイール(10)のための案内ロール(12)は、そのロールホルダー(14)を介して、 駆動ホイール(10)に向かう方向に弾性力が付与される点、 線材(6,6′)が、それぞれ、貯蔵スプールから、専用の導入管(62,62′)を通過して駆動ホイール(10)とその案内ロール(12)の間の駆動挟持部(20)に導かれ、前記専用の導入管(62,62′)は、それぞれ対応する貯蔵スプールとと駆動挟持部(20 )の間に設けられており、さらに加えて、切断ホイール(28)とその案内ロール(30 )の間の挟持部(26)と、この駆動挟持部(20)の間の区域に、線材(6,6′)のそれぞれのための直線状の案内管(22,22′)が設けられる点、 分離ユニット(8)の下流に、吹き飛ばされるファイバーの断片の軌道と一致するようにノズル管(46)が設けられ、このノズル管(46)の一方の端部に向かってファイバーが放出され、ファイバーが、前記ノズル管(46)の他方の端部から、前記ノズル管(46)の下流に配設された混練機に向かって案内される点、 に特徴を有する請求の範囲8記載の装置。 10. 切断ホイール(28)が、そのシリンダ状周面(40)の各周縁部に切断部材(4 2,44)の円枠を有し、各円枠の切断部材は、各周縁部に沿って等距離に配置され、一方の円枠内の切断部材(42)は、他方の円枠の切断部材(44)との関係において円周方向にずれている点、 切断部材(42,44)は、凹部(70)内に固定されており、前記凹部は、切断ホイール(28)のそれぞれ対応する周縁部において、シリンダ状周面の外側を向いており、内部に硬質の材料、例えば合成ダイヤモンド製の切断エッジ(72)を有する点、 に特徴を有する請求の範囲9記載の装置。

    QQ群二维码
    意见反馈