Wire forming device

申请号 JP31994994 申请日 1994-12-22 公开(公告)号 JPH08174120A 公开(公告)日 1996-07-09
申请人 Itaya Seisakusho:Kk; 株式会社板屋製作所; 发明人 ITAYA ICHIRO;
摘要 PURPOSE: To form many kinds of wires by arbitrarily changing the arranging position of a forming tool.
CONSTITUTION: A wire forming device is composed of a controlling part 1000 to control the total device and a wire forming part 2000 to practically deform a wire. The forming part 2000 is composed of a circular desk like table 201 and forming tool parts 210 to 217. At the central part of the table 201, an air conditioner is attached and a guide 220 to guide feeding of the wire is positioned. The forming tools 210 to 217 are fixed along a guiding groove 230 installed on the table 201 face. The advancing method of the forming tool attached on the top end of the forming tool parts 210 to 217 can be changed arbitrarily. Further, each forming tool part 210 to 217 is driven with an individual servo motor respectively, and the driving force is converted by using a cam. The forming tool is attached on a slider and made freely sliding. Therefore, whether each forming tool is acted or not can be set simply.
COPYRIGHT: (C)1996,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 線材送り出しガイドから導出する線材を、当該送り出し方向に対してほぼ直角な面を持つテーブル上に配設された、複数の成形ツール部を駆動させることで、線材成形を行う線材成形装置において、 前記テーブルは円形状をなし、 前記複数の成形ツール部の各々は、 当該テーブルの中心方向を向いたまま、その配設位置の変更及び保持する係止手段と、 独立した回動駆動源と、 該回動駆動源からの駆動力を前記テーブルの中心方向に沿った駆動力に変換するカムと、 該カムに所定の圧力で当接し、前記テーブルの中心方向にスライド自在な、線材成形ツールを装着したスライダとを備えることを特徴とする線材成形装置。
  • 【請求項2】 前記成形ツール部のうちの少なくとも1
    つは、 前記スライダの動作を行うカムを駆動する第1のモータと、 前記スライダに装着され、線材を挟み込む一対の突起部を備えたツールと、 該ツールを回動させるための第2のモータとを備えることを特徴とする請求項第1項に記載の線材成形装置。
  • 【請求項3】 前記テーブルは、重力方向に対して所定角度だけ上向きになっていることを特徴とする請求項第1項に記載の線材成形装置。
  • 【請求項4】 請求項第1項に記載の線材成形装置は、
    バネ製造装置であることを特徴とする。
  • 【請求項5】 更に、前記成形ツール部それぞれに設けられたモータを、それぞれ独立して制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項第1項に記載の線材成形装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は線材成形装置、詳しくは線材を湾曲或いは屈曲させ成形する線材成形装置に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】この種の装置として、バネ製造装置がある。

    【0003】一般に、バネ製造装置は、フィードローラでもって線材をバネ成形部位に送り出し、その成形部位で各種成形加工を行うようになっている。 成形加工としては、例えば線材をポイントツールと呼ばれるツールに強制的に当接させて、そこで湾曲せしめてバネを成形したり、或いは巻き軸ツールとそれに備えられた爪部位との間に線材を通し、その巻き軸を回転させることでバネ成形する等を行う。

    【0004】また、バネといってもその端部の成形には、フックを形成するためのツールや、切断のためのツール等、実に様々なツールを使用する。

    【0005】これらのツールは、バネ成形部位の近傍にあって、線材の送り出し方向に対して略垂直なテーブル上に、その成形部位を中心として放射線上に配置されているのが普通である。

    【0006】

    【発明が解決しようとする課題】従来のこの種の装置においては、1つの駆動源からの駆動を各ツールに伝えるため、上記テーブルには、成形部位を中心として複数のギヤが配設されていた。 そして、各ツールには対応するギヤの回動力を伝えることで、ツールのスライドを制御していた。

    【0007】しかし、その一方では、例えば或る種の線材成形を行う場合には邪魔になるツールが存在することがある。 換言すれば、線材を成形する場合には、配設された全てのツールを使用するとは限らず、動作しては困るツールがある。

    【0008】そこで、従来は、このような状況になった場合には、そのツールを動作不能にするため、そのツールを保持するスライド及びカムを取り去る等の作業を行うことが必要になってくる。

    【0009】しかしながら、ツール及びその動作を規定する各部材のほとんどは、金属でできていることもあって重く、この作業は手間がかかるし、面倒でもある。

    【0010】更には、上記のように構造をしているので、ツールの配設可能な位置は予め決められた位置から選択するしかない。

    【0011】昨今のバネ製造等の線材成形装置に関しては、多種多様な成形が望まれるようになってきており、
    上記の固定された位置にしかツールを配設できない場合には、それに対処することも難しくなってきている。

    【0012】

    【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術に鑑みなされたものであり、各成形ツールを作動させるか否かを簡単に設定できると共に、それらツールの配置位置を任意に変更できるようにすることで、ツールの進入方向を所望とする方向に変更できる線材成形装置を提供しようとするものである。

    【0013】この課題を解決するため、本発明の線材成形装置は以下の構成を備える。 すなわち、線材送り出しガイドから導出する線材を、当該送り出し方向に対してほぼ直な面を持つテーブル上に配設された、複数の成形ツールを駆動させることで、線材成形を行う線材成形装置において、前記テーブルは円形状をなし、前記複数の成形ツールの各々は、当該テーブルの中心方向を向いたまま、その配設位置の変更及び保持する係止手段と、
    独立した回動駆動源と、該回動駆動源からの駆動力を前記テーブルの中心方向に沿った駆動力に変換するカムと、該カムに所定の圧力で当接し、前記テーブルの中心方向にスライド自在な、線材成形ツールを装着したスライダとを備える。

    【0014】

    【作用】かかる本発明の構成において、円形テーブルの中心方向に各成形ツール部のツールが向くように配設する。 そして、この場合、各成形ツール部は、その向きテーブルの中心方向に保ったまま、その位置を任意の位置に係止手段で係止させることが可能になる。 また、各成形ツール部には、それぞれ独立して駆動源がもうけられ、その駆動源の駆動をカムでもって各ツールを直線運動に切り換えている。 このようにすることで、任意の方向から所望とするツールを進入させ、線材成形を可能にすると共に、不使用のツールには駆動信号を送出しなければ良いので、成形ツール部の取り外しも不要になり、
    線材成形の邪魔になることもなくなる。

    【0015】

    【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る実姉例を詳細に説明する。

    【0016】図1は実施例の線材成形装置の正面図、図2はその側面図である。

    【0017】図示において、1000は装置全体の制御を司るコントローラ部であり、200は実際に線材の成形を行う線材成形部である。

    【0018】図示において、線材成形部2000は、主として円盤状のテーブル201と、その円盤テーブル2
    01の周囲に配設された成形ツール部210〜217で構成されている。 テーブル201の中心部分は空洞(穴)が空いていて、図1にあっては紙面後方から紙面手前に向けての線材送り出しを案内するガイド220が位置している。 この線材の送り出しは、図1の背面に設けられた不図示のフィードローラの駆動によるものである。

    【0019】テーブル201部分の詳細を図3に示す。

    【0020】図示の如く、テーブル201の面上にはガイド溝230、そしてその外周側面にガイド溝231が設けられている。 各成形ツール部210〜217は、それぞれに設けられた係止手段となるボルト機構(もしくはネジ機構)でもって、これらガイド溝に沿った任意の位置に固定できるようになっている。 このように2つの溝でもって固定することで、その取付位置を安定して維持することを可能にしている。 尚、ガイド溝の断面形状であるが、例えば両方ともT字形をなし、係止手段のボルトの受けになる部位は、この溝に係合する形状をなしている。 従って、ボルトをゆるめても、成形ツール部が直ちにテーブル201から外れることはなく、テーブル201の中心を向いた状態で自由にその位置を変更できるようになっている。 また、図2に示すように、テーブル201は所定の角度だけ傾けているので、成形ツールの位置を調整するために係止手段をゆるめても、少ない力(摩擦力があるので)で位置を変更することも可能である。 但し、本装置でバネを製造する場合等、線材を切断した際には、製造されたバネが落下することになるのでその角度にも限度がある。

    【0021】また、図3において、各成形ツール部21
    0〜217は、それぞれ独立したサーボモータが搭載されている。 各サーボモータの駆動軸(もしくは、いくつかのギヤを介してでも構わない)には、それぞれの成形ツール部に装着した成形ツール(切断、折り曲げ、巻き取り、或いは、線材を強制的に当接させて湾曲させるため等のツール)の動作を行なわせるため、それに適した形状のカムが軸支されている。

    【0022】コントローラ部1000は、各成形ツール部に装着される複数のサーボモータをそれぞれ同期させて駆動することになる。 勿論、線材の送り出しを行うフィードローラ駆動用サーボモータの制御も、このコントローラ部1000が行う。

    【0023】図4、図5は成形ツールの一例を示している。 図4のそれは、線材切断のためツール(カッタ)を搭載した成形ツール部を、図5は線材にRをつけて曲げるツールを搭載した成形ツール部を示している。

    【0024】図4において、400は成形ツール部のベース部であり、このベース部400に以下の構成要素が装着或いは固定されている、401はベース部400に設けられたガイド溝に沿ってスライド自在に装着されているスライドベースである(ただし、このガイド溝の断面は例えば台形形状をして、ベース部400からスライドベース401が外れないようになっている)。 このスライドベースには、成形ツール402が固定装着されることになる。 また、スライドベース401の後端(図示では下端)には、カム403の側面に当接し、そのカムの回動によるスライドベースの動作を円滑にするための自転自在のカムフォロアが設けられている。

    【0025】カム403は、その回転中心軸がサーボモータ404の駆動軸に直接或いは複数のギヤを介して間接的に接続されている。

    【0026】カム403の形状が長楕円形を示しているのは、そのツール402がカッタとして作用するため、
    そのスライダベースの動きを早くするためのものである。

    【0027】さて、図示の構成をすることで、例えばコントローラ部1000がサーボモータ404を駆動すると、それに連動してカム403が回転する。 スライダベース401はそのカムに当接しているわけであるから、
    ベース部400に設けられた溝に沿って上下運動することになる。 この結果、スライダベース401に搭載されたツール(この場合には切断ツール)402は、線材送り出しガイド(テーブル201の中心位置に設けられた線材送り出しガイド)を横切ることになり、その結果として線材を切断する。

    【0028】尚、説明が前後するが、上述した図1〜図3、及び図4では、特に説明しなかったが、各成形ツール部のスライダベースが、そのベース部のカムに所定圧力で当接するようにするため、例えば図4においては、
    そのベース部407の下端(後端)には、伸張バネの一旦を支持するポール407が2つ設けられている。 そして、スライダベース401にもそれぞれ左右対象の位置に、伸張バネを指示するための突起部406が設けられている(図示では陰になるので、1つのみ図示)。 そして、ポール407と対応するスライダベースの突起部との間に伸張バネを張ることになる。

    【0029】従って、図1〜図3には特に示さなかったが、実際は、各成形ツール部のスライドベースとベース部との間に伸張バネが張られていて、成形ツールの向きに関係なく、各スライドベースはカムの側面に当接するようになっている。

    【0030】さて、図5は、線材の巻きツールを搭載した成形ツール部の構造を示している。 この種のツールの場合には、成形ツールを線材成形部位にまで導出する機構(その機構は図4と同じ)と、曲げ機構の2つを必要とする。 そこで、図示のように、2つのサーボモータをベース部500に固定する。 ベース部500には、図示のようにスライダベース501を案内する溝があり、そのスライダベース501に巻きツール502が固定装着さることになる。

    【0031】ツール502の先端には、図示のように線材を通す程度の距離をおいた一対の突起部が設けられていて、その突起部間に線材を通した後、それを回転させることで線材を折り曲げるようになっている。

    【0032】ツール502を線材成形部位にまで導出する原理は図4のそれと同じであるので説明は省略するが、その折り曲げは、図示のサーボモータ505の駆動にするものである。 従って、ツール502の内部には、
    サーボモータ505の回動力を伝達させるための幾つかのギヤ等が内蔵されている。

    【0033】図5の構成は、特にバネ成形する場合に重要なツールであって、これまではその位置は装置に固定であったが、上記の如く、本実施例に従えば、任意の位置に設定できるので、その応用範囲は格段に向上させることが可能になる。

    【0034】尚、図5のツールの先端の形状はこれに限るものではなく、例えば図10〜図12に示すような様々な形状を採用できる。

    【0035】例えば、図10の場合には、それが回動することでRを持たせて湾曲させることが可能になるし、
    図11の場合にはRを小さく、すなわち、折れ曲げるように作用する。 そして、図12においては、回動量は少ない場合には図10と同様であるが、回動量を大きくした場合(例えば360度以上)であって、スライドを後退させることで複数巻き、すなわち、バネを製造することが可能になり、最初の巻きの径より2回目の巻きの径を大きくできる。 また、図10〜図12の各部位は、図5の先端に着脱自在(所定の係止手段で脱落することが勿論ないようにする)であって、適宜交換することが可能になっている。 また、図12にあっては、その先端のポールを長くすることで、多数巻き、すなわち、自由長の長いバネを製造することも可能になる。

    【0036】いずれにしても、ここで注目したい点は、
    図5のベース部500と図4のベース部400とは同じものが採用できることである。 この結果、成形ツールの単価を抑えることも可能になっている。

    【0037】また、カムは着脱可能であって、使用するツールに合せて変更可能になっている。 各ツールを駆動する(移動する)ためにカムを使用する理由は、例えば等速(等速に限るものではないが)に各ツールを押し出したり、引っ込めたりする場合の制御が簡単になることである。

    【0038】例えば、図7に示す如く、線材の途中を“コ”字径に曲げたい場合には、各々の折れ曲がり位置で線材を曲げるよりも一度に成形できるプレス方式の方が簡単である。

    【0039】この場合の、加工成形ツールは互いに18
    0の位相差をもった2つの成形ツール部を必要とするが、その動作は図8に示すようになろう。 すなわち、先ず、受け側のツールが待機し、その位置に押し込み側のツールが入り込む。 受け側が待機状態にするためには、
    サーボモータを止めれば良いと思われるが、スライドベースとカムとの関係によっては非常にモータに負荷がかかる場合がある。 そこで、受け側のサーボモータに取り付けるカムを図9の如く、角度θの間だけ円にして、この間では実質的に受け側のツールを移動しないようにすることで実現できる。

    【0040】しかも、押し込み側のカムの形状を工夫することで、押し込み側のツールと受け側のツールを全く同じように制御するだけで、上記プレス加工を行うことも可能になる。

    【0041】図6は実施例におけるコントローラ部10
    00と上記線材成形部2000との関係を示すブロック構成図である。

    【0042】図示において、100は本コントローラ部1000の全体を制御するCPUであり、101はCP
    U100の動作処理内容(プログラム)及び各種フォントデータを記憶しているROMである。 102はCPU
    100のワークエリアとして使用されるRAMである。
    103は各種設定を行ったり、その内容の表示、更には製造の過程等をグラフ表示したりするための表示部である。 104はフロッピーディスクドライブ等の外部記憶装置であり、外部からプログラムを供給したり、或いは線材加工のための各種設定内容を保存するために使用される。 この結果、例えば、ある線材成形(例えばバネであればその自由長や径等)のためのパラメータを記憶しておくことで、いつでもそのフロッピーをセットして実行することで、同じバネを製造することが可能になる。

    【0043】105は各種パラメータを設定するためのキーボード、108は各種センサ群である。

    【0044】106−1〜106−nは、先に説明した成形ツールに装着されたサーボモータ107−1〜10
    7−nを駆動するためのモータドライバである。

    【0045】上記の構成をして、CPU100は、キーボード100から入力された指示に従い、例えば、各成形ツール部のモータをそれぞれ独立して駆動したり、外部記憶装置との入出力、更には表示部103の制御することになる。

    【0046】以上説明したように本実施例によれば、線材成形部位に放射線状に配置する成形ツールを、円形のテーブル201に、その中心位置を向いたまま、任意の位置に調整できる。 しかも、各成形ツール部がそれぞれ独立したサーボモータでもって駆動することで、様々なユーザの好みに合せ、しかも、使用しない成形ツールには、そのサーボモータに駆動信号を出力しない限り(コントロール部1000で設定する)はそれが動作することがないので、その駆動するカム等を取り除く等の作業も不要になる。

    【0047】尚、上記実施例では線材成形装置としてバネ製造装置について説明したが、この限りではない。 但し、バネのフック部等や捩りバネ等で知られいるように、1個のバネを製造するときには、いくつかの成形ツールを駆動することが必要である。 この意味で、本発明はバネ製造装置に適応させた場合に、その威力を十分に発揮する。

    【0048】

    【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各成形ツールを作動させるか否かを簡単に設定できると共に、それらツールの配置位置を任意に変更できるようにすることで、様々な線材成形を行うことが可能になる。

    【0049】

    【図面の簡単な説明】

    【図1】実施例における線材成形装置の正面図である。

    【図2】実施例における線材成形装置の側面図である。

    【図3】実施例における線材成形装置の成形部位の斜視図である。

    【図4】実施例が採用する成形ツール部の構造例を示す図である。

    【図5】実施例が採用する成形ツール部の構造例を示す図である。

    【図6】実施例におけるコントローラ部のブロック構成図である。

    【図7】実施例における線材成形の一例を示す図である。

    【図8】実施例における線材成形の工程例を示す図である。

    【図9】図8のプレス加工における受け側のカム形状を示す図である。

    【図10】実施例が採用する2個のモータで構成される成形ツール部の他のアタッチメントの形状を示す図である。

    【図11】実施例が採用する2個のモータで構成される成形ツール部の他のアタッチメントの形状を示す図である。

    【図12】実施例が採用する2個のモータで構成される成形ツール部の他のアタッチメントの形状を示す図である。

    【符号の説明】

    1000 コントローラ部 2000 線材成形部 201 円形テーブル 210〜217 成形ツール部 230 案内溝

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