グリップ部材リンク装置を有する材料送り装置及びその作動方法

申请号 JP2012537167 申请日 2010-11-01 公开(公告)号 JP5643832B2 公开(公告)日 2014-12-17
申请人 ヴァムコ・インターナショナル・インコーポレイテッド; 发明人 ジョセフ ピー ジェンティル; ジョセフ ピー ジェンティル; ブライアン ピー ジェンティル; ブライアン ピー ジェンティル; ヴォーン エイチ マーティン; ヴォーン エイチ マーティン;
摘要
权利要求
  • ワークピースの間欠送り用の装置であって、
    直線的に案内される第1グリッパ機構を有し、第1グリッパ機構は、ワークピースを送る第1方向及びそれと反対の第2方向に移動可能であり、第1グリップ部材及び第2グリップ部材を有し、第1グリッパ機構の第2グリップ部材は、ワークピースを把持するように第1グリッパ機構の第1グリップ部材に対して移動可能であり、
    さらに、第1グリッパ機構の第2グリップ部材を、第1グリッパ機構の第1グリップ部材に対して一定の方向に移動させる第1リリースアクチュエータと、
    第1リリース連結リンクと、を有し、第1リリース連結リンクは、第1端部及び第2端部を有し、第1リリース連結リンクの第1端部は、第1リリースアクチュエータに第1枢動軸線のところで枢動可能に連結され、第1リリース連結リンクの第2端部は、第1グリッパ機構の第2グリップ部材に第2枢動軸線のところで枢動可能に連結され、
    第1リリース連結リンクの第2枢動軸線は、ワークピースを送る第1方向及びそれと反対の第2方向に移動可能である、装置。
  • 第1グリッパ機構の第1グリップ部材に対する第1グリッパ機構の第2グリップ部材の移動方向は、ワークピースを送る第1方向に対してほぼ垂直である、請求項1に記載の装置。
  • 第1リリース連結リンクの第2枢動軸線は、第1グリッパ機構の第1グリップ部材に対する第1グリッパ機構の第2グリップ部材の移動方向とほぼ垂直に配置され、且つ、ワークピースを送る第1方向とほぼ垂直に配置される、請求項1に記載の装置。
  • 第1リリースアクチュエータはリバーシブルアクチュエータである、請求項1に記載の装置。
  • さらに、第1リリースアクチュエータの作動を制御する第1プログラマブルコントローラを有する、請求項4に記載の装置。
  • リバーシブルな第1リリースアクチュエータは、ロータリアクチュエータ及び駆動部材を有する、請求項5に記載の装置。
  • 前記駆動部材はリンクである請求項6に記載の装置。
  • 前記駆動部材は偏心部である請求項6に記載の装置。
  • リバーシブルな第1リリースアクチュエータは、リニアアクチュエータを有する、請求項5に記載の装置。
  • リバーシブルな第1リリースアクチュエータは、回転モータと、ねじ山付きロッドと、雌ねじ部材を有する、請求項5に記載の装置。
  • 第1リリースアクチュエータと第1プログラマブルコントローラは、ワークピースに把持力を作用させるように構成される、請求項5に記載の装置。
  • 第1リリースアクチュエータと第1プログラマブルコントローラは、ワークピースの厚さに最適な隙間がワークピースと第1グリッパ機構の第2グリップ部材の間に形成されるように、第1グリッパ機構の第1グリップ部材と第1グリッパ機構の第2グリップ部材の間の距離を決定するように構成される、請求項5に記載の装置。
  • 第1グリッパ機構を、ワークピースを送る第1方向に移動させる前にワークピースを把持するために、第1プログラマブルコントローラは、第1リリース連結リンクの第2枢動軸線を移動させて、第1グリッパ機構の第1グリップ部材と第1グリッパ機構の第2グリップ部材の間の距離を減少させるように構成される、請求項5に記載の装置。
  • 第1グリッパ機構を、ワークピースを送る第1方向に移動させる間、第1プログラマブルコントローラは、第1リリース連結リンクの第2枢動軸線を移動させて、第1グリッパ機構の第1部材と第1グリッパ機構の第2部材との間の隙間が一定のままにするように構成される、請求項5に記載の装置。
  • ワークピースを送る第1方向における第1グリッパ機構の移動端のところでワークピースを解放するために、第1プログラマブルコントローラは、第1リリース連結リンクの第2枢動軸線を移動させて、第1グリッパ機構の第1グリップ部材と第1グリッパ機構の第2グリップ部材の間の距離を増大させるように構成される、請求項5に記載の装置。
  • 第1グリッパ機構を、ワークピースを送る第1方向と反対の第2方向に移動させる間、第1プログラマブルコントローラは、第1リリース連結リンクの第2枢動軸線を移動させて、第1グリッパ機構の第1グリップ部材と第1グリッパ機構の第2グリップ部材の間の距離を一定のままにするように構成される、請求項5に記載の装置。
  • さらに、直線的に案内される第2グリッパ機構を有し、第2グリッパ機構は、ワークピースを送る第1方向及びそれと反対の第2方向に移動可能であり、第1グリップ部材及び第2グリップ部材を有し、第2グリッパ機構の第2グリップ部材は、ワークピースを把持するように第2グリッパ機構の第1グリップ部材に対して移動可能であり、
    さらに、第2グリッパ機構の第2グリップ部材を、第2グリッパ機構の第1グリップ部材に対して一定の方向に移動させる第2リリースアクチュエータと、
    第2リリース連結リンクと、を有し、第2リリース連結リンクは、第1端部及び第2端部を有し、第2リリース連結リンクの第1端部は、第2リリースアクチュエータに第1枢動軸線のところで枢動可能に連結され、第2リリース連結リンクの第2端部は、第2グリッパ機構の第2グリップ部材に第2枢動軸線のところで枢動可能に連結され、
    第2リリース連結リンクの第2枢動軸線は、ワークピースを送る第1方向及びそれと反対の第2方向に移動可能である、請求項1に記載の装置。
  • 第2グリッパ機構の第1グリップ部材に対する第2グリッパ機構の第2グリップ部材の移動方向は、ワークピースを送る第1方向に対してほぼ垂直である、請求項17に記載の装置。
  • 第2リリース連結リンクの第2枢動軸線は、第2グリッパ機構の第1グリップ部材に対する第2グリッパ機構の第2グリップ部材の移動方向とほぼ垂直に配置され、且つ、ワークピースを送る第1方向とほぼ垂直に配置される、請求項17に記載の装置。
  • 第1リリースアクチュエータ及び第2リリースアクチュエータはリバーシブルアクチュエータである、請求項17に記載の装置。
  • さらに、第1リリースアクチュエータの作動を制御する第1プログラマブルコントローラと、第2リリースアクチュエータの作動を制御する第2プログラマブルコントローラを有する、請求項17に記載の装置。
  • さらに、第1リリースアクチュエータ及び第2リリースアクチュエータの作動を制御するプログラマブルコントローラを有する、請求項17に記載の装置。
  • さらに、角度方向に調整可能なリバーシブルロータリ型の第1グリッパ機構駆動用アクチュエータと、
    第1グリッパ機構駆動用アクチュエータに、それと一緒に回転するように連結され且つ固定長さを有する駆動部材と、
    第1グリッパ機構駆動用連結リンクと、を有し、第1グリッパ機構駆動用連結リンクは、第1端部及び第2端部を有し、第1グリッパ機構駆動用連結リンクの第1端部は、固定長さを有する駆動部材の第1端部に枢動可能に連結され、第1グリッパ機構駆動用連結リンクの第2端部は、第1グリッパ機構を、ワークピースを送る第1方向及びそれと反対の第2方向に移動させるように、第1グリッパ機構に枢動可能に連結される、請求項1に記載の装置。
  • さらに、第1リリースアクチュエータの作動を制御する第1プログラマブルコントローラと、第1グリッパ機構駆動用アクチュエータの作動を制御する第2プログラマブルコントローラを有する、請求項23に記載の装置。
  • さらに、第1リリースアクチュエータ及び第1グリッパ機構駆動用アクチュエータの作動を制御するプログラマブルコントローラを有する、請求項23に記載の装置。
  • さらに、角度方向に調整可能なリバーシブルロータリ型の第1グリッパ機構駆動用アクチュエータと、
    第1グリッパ機構駆動用アクチュエータに、それと一緒に回転するように連結され且つ固定長さを有する駆動部材と、
    第1グリッパ機構駆動用連結リンクと、を有し、第1グリッパ機構駆動用連結リンクは、第1端部及び第2端部を有し、第1グリッパ機構駆動用連結リンクの第1端部は、固定長さを有する駆動部材の第1端部に枢動可能に連結され、第1グリッパ機構駆動用連結リンクの第2端部は、第1グリッパ機構を、ワークピースを送る第1方向及びそれと反対の第2方向に移動させるように、第1グリッパ機構に枢動可能に連結され、
    さらに、第2グリッパ機構駆動用連結リンクを有し、第2グリッパ機構駆動用連結リンクは、第1端部及び第2端部を有し、第2グリッパ機構駆動用連結リンクの第1端部は、固定長さを有する駆動部材の第2端部に枢動可能に連結され、第2グリッパ機構駆動用連結リンクの第2端部は、第2グリッパ機構を、ワークピースを送る第1方向及びそれと反対の第2方向に移動させるように、第2グリッパ機構に枢動可能に連結され、請求項17に記載の装置。
  • さらに、第1リリースアクチュエータの作動を制御する第1プログラマブルコントローラと、第2リリースアクチュエータの作動を制御する第2プログラマブルコントローラと、第1グリッパ機構駆動用アクチュエータの作動を制御する第3のプログラマブルコントローラと、を有する請求項26に記載の装置。
  • さらに、第1リリースアクチュエータ、第2リリースアクチュエータ、及び第1グリッパ機構駆動用アクチュエータの作動を制御するプログラマブルコントローラを有する、請求項23に記載の装置。
  • ワークピースの間欠送り用の装置を作動させる方法であって、
    前記装置は、第1グリッパ機構と及び第2グリッパ機構を有し、第1グリッパ機構は、第1グリップ部材及び第2グリップ部材を有し、前記装置は、さらに、第1リリースアクチュエータを有し、第1リリースアクチュエータは、第1グリッパ機構の第2グリップ部材を第1グリッパ機構の第1グリップ部材に対して移動させてワークピースを把持するために、第1グリッパ機構の第2グリップ部材に枢動軸線上で連結され、
    (a)前記枢動軸線を移動させ、第1グリッパ機構の第2グリップ部材をストリップ状のワークピースに係合させる工程と、
    (b)第1グリッパ機構を前記枢動軸線と一緒に、ワークピースを送る第1方向に移動させ、
    (c)上記工程(b)の後、前記枢動軸線を移動させ、第1グリッパ機構の第2グリップ部材をワークピースから引離し、
    (d)第1グリッパ機構の第2グリップ部材をワークピースから引離したまま、第1グリッパ機構を前記枢動軸線と一緒に、第1方向と反対の第2方向に移動させる、方法。
  • 说明书全文

    本願は、2009年10月30日に出願した米国仮特許出願第61/256,556号の出願日についての35U. S. C. 第119条(e)項の利益を主張し、その内容を本明細書に援用する。

    本発明は、概略的には、材料送り装置に関し、特に、ストリップ状材料、ワイヤ材料等のワークピースを、スタンピング機械又はそれと同様の機械に間欠的に送るグリッパ型材料送り装置に関する。

    既存のグリッパ型材料送り装置は、ストリップ状のワークピースを送るために、直線的に案内される移動可能なグリッパ機構を用いている。 かかるグリッパ型送り装置は、典型的には、材料を把持したり解放したりするために、グリッパ機構の開閉機能を作動させるカムを使用している。 かかる装置は、特許文献1及び2に例示されている。 かかる装置は、カムアクチュエータとグリッパ機構との間に、リンク装置又はその他の伝動要素を用いており、グリッパ機構は、ワークピースの移動方向と平行な枢動軸線を有している。 かかる装置の欠点は、直線的な摺動又は直線的な転がり移動を、アクチュエータと直線的に案内されるグリッパ機構との間のどこかに設けなければならないことである。 この直線的な摺動又は直線的な転がり移動は、高摩耗性であり且つ高いメインテナンスコストを要する。 また、ワークピースの異なる厚さに適合させるために、グリッパ機構の開閉機能のタイミングを修正したり、グリッパ機構のグリップ部材間の隙間を修正したりする機械的調整を必要とする。

    他の既存のグリッパ型材料送り装置は、グリッパ機構の開閉機能を作動させるための空気圧シリンダ又は液圧シリンダを用いている。 かかる装置の例が、特許文献3及び4に開示されている。 かかる装置では、シリンダアクチュエータが、直線的に案内されるグリッパ機構の上で移送される。 かかる装置の欠点は、移動しているアクチュエータの追加の質量が、送り装置の作動速度を制限してしまうことである。

    米国特許第6,283,352号明細書

    米国特許第6,213,369号明細書

    米国特許第5,505,360号明細書

    米国特許第5,909,835号明細書

    このため、直線的に案内されるグリッパ機構とこのグリッパ機構の開閉機能のためのアクチュエータとの間の摺動連結又は転がり連結を必要としないグリッパ型材料送り装置の要望がある。 また、高い把持を容易にする高出力のアクチュエータを使用し、且つ、アクチュエータがグリッパ機構の上に配置されること及びグリッパ機構と一緒に移動することを必要とせず、それにより、高速作動のためのグリッパ機構の軽量構造を可能にするグリッパ型材料送り装置の要望がある。

    さらに、プレスツールの案内機能を容易にするために、グリッパ機構の開閉機能間のタイミング関係を修正する機械的調整、又は、ワークピースの異なる厚さに適合させるためにグリッパ機構のグリップ部材間の隙間を修正する機械的調整を必要としないグリッパ型材料送り装置の要望がある。

    1つの概略的な側面では、本願は、ワークピースを間欠的に送る装置を開示する。 詳細には、装置は、直線的に案内される第1グリッパ機構を有し、第1グリッパ機構は、ワークピースを送る第1方向及びそれと反対の第2方向に移動可能である。 第1グリッパ機構は、第1グリップ部材及び第2グリップ部材を有し、第2グリップ部材は、ワークピースを把持するように第1グリップ部材に対して移動可能である。 装置は、さらに、第1グリッパ機構の第2グリップ部材を、第1グリッパ機構の第1グリップ部材に対して一定の方向に移動させる第1リリースアクチュエータを有する。 装置は、さらに、第1リリース連結リンクを有し、第1リリース連結リンクは、第1端部及び第2端部を有し、第1端部は、第1リリースアクチュエータに第1枢動軸線のところで枢動可能に連結され、第2端部は、第1グリッパ機構の第2グリップ部材に第2枢動軸線のところで枢動可能に連結される。 第1リリース連結リンクの第2枢動軸線は、ワークピースを送る第1方向及びそれと反対の第2方向に移動可能である。

    本発明が明瞭に理解され且つ容易に実施できるようにするため、下記図面に関連して本発明を説明する。 図面において、同じ参照番号は同じ又は同類の要素を示し、図面は本明細書に援用しかつ本明細書の一部を構成する。

    本発明の1つの実施形態のグリッパ型材料送り装置の正面側斜視図である。

    図1の装置の背面断面図である。

    1つの状態にある図1の装置の正面断面図である。

    1つの状態にある図1の装置の正面断面図である。

    1つの状態にある図1の装置の正面断面図である。

    1つの状態にある図1の装置の正面断面図である。

    図1の装置の左側面断面図である。

    図1の装置の右側面断面図である。

    図1の装置の背面側斜視図である。

    本発明の第2実施形態のグリッパ型材料送り装置の正面側斜視図である。

    図10の装置の背面断面図である。

    1つの状態にある図10の装置の正面断面図である。

    1つの状態にある図10の装置の正面断面図である。

    1つの状態にある図10の装置の正面断面図である。

    1つの状態にある図10の装置の正面断面図である。

    図10の装置の左側面断面図である。

    図10の装置の右側面断面図である。

    図10の装置の背面側斜視図である。

    本発明の他の実施形態の材料送り装置に使用するアクチュエータの断面図である。

    本発明の他の実施形態の材料送り装置に使用するアクチュエータの断面図である。

    本発明の図面及び説明は、本発明の明瞭な理解に関連する要素を示すべく簡単化されていると同時に、良く知られた他の要素は明瞭化の目的で省略されていることを理解すべきである。 当業者ならば、本発明の実施には他の要素が望まれ及び/又は必要になることを理解すべきである。 しかしながら、このような要素は当業界で知られていること、及び本発明のより良き理解に供しないことから、本明細書ではこれらの要素の説明は行わない。 以下、添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。

    以下の説明の目的から、用語「上方」、「下方」、「垂直」、「平」、「軸線方向」、「頂」、「底」及びこれらの派生語は、図面における方向として本発明に係わるものである。 しかしながら、本発明は、表現上特に断った場合を除き、他の種々の形態をとることができる。 また、図面に示しかつ以下の明細書において説明した特定要素は、本発明の簡単な例示実施形態であることも理解されよう。 したがって、本明細書に開示された実施形態に関連する特定寸法、方向及び他の物理的特性は、限定的なものと解するべきではない。

    また、「ほぼ垂直」という語句は、垂直性を最も厳格に解釈すべきものではなく、2つの垂線が交差することをいう。 それどころか、「ほぼ垂直」の語句は、説明に係る要素が、基準軸線又は方向がスキューすなわち交差しないように配置されることにも使用され、両軸線及び/又は方向に平行な投影平面上への軸線及び/又は方向の投影により、垂直になる投影線が形成される。 また、用語「ほぼ垂直」は、例えば85°〜90°のように90°に近い方向であると理解すべきである。

    種々のリンク構造及びこれらの作動についての以下の説明は、例えば駆動部材及び連結リンクのように単数形で説明されるが、これらの要素は、構造及び作動が並列である場合には複数個存在することに留意すべきである。 このような構造は、本発明の範囲外のものであると解釈すべきではない。

    以下、添付図面を参照して本発明による一実施形態を説明する。 図1〜図9は、本発明の一実施形態による送り装置の構造及び作動を示すものである。 説明に係る送り装置の実施形態は、金属シート又はワイヤ等のワークピースを、プレス機械、スタンピング機械等に供給する。 この送り装置は、ワークピースの間欠送りを必要とする他の材料又は他の形式の機械と組合せて使用できることを理解すべきである。

    図1に概略的に示す送り装置1は、フレーム2を有している。

    ワークピース100を示し、ワークピースを送る第1方向を矢印で示す。

    第1グリッパ機構3が、リニアガイド50、51に支持され、それに沿って直線移動するように構成されている。 リニアガイド50、51は、フレーム2によって支持され、フレーム2に対して静止している。 図示の実施形態では、リニアガイド50、51は、互いに平行な2本の円筒形ロッドである。 リニアガイド50、51は、ワークピースを送る方向に対して平行に配置されている。 したがって、第1グリッパ機構3は、ワークピースを送る第1方向及びそれと反対の方向に直線的に案内されかつ移動可能である。

    第1グリッパ機構3は、第1グリップ部材30及び第2グリップ部材15を有している。 第2グリップ部材15は、第1グリップ部材30に対して移動可能である。 また、この実施形態では、第1グリッパ機構3は、さらに、第1スプリング18及び第2スプリング19を有している。 第1スプリング18及び第2スプリング19は、第2グリップ部材15を第1グリップ部材30に向かって押圧するように配置されている。 変形例として、第1スプリング18又は第2スプリング19のいずれか一方を省略してもよいし、その両方を省略してもよい。

    第2グリッパ機構4が、フレーム2によって支持され、フレーム2に対して静止している。 第2グリッパ機構4は、第1グリップ部材40及び第2グリップ部材25を有している。 第2グリップ部材25は、第1グリップ部材40に対して移動可能である。 また、この実施形態では、第2グリッパ機構4は、さらに、第1スプリング28及び第2スプリング29を有している。 第1スプリング28及び第2スプリング29は、第2グリップ部材25を第1グリップ部材40に向かって押圧するように配置されている。 変形例として、第1スプリング28又は第2スプリング29のいずれか一方を省略してもよいし、その両方を省略してもよい。

    グリッパ機構駆動用アクチュエータ60が、フレーム2によって支持され、フレーム2に対して静止している。 グリッパ機構駆動用アクチュエータ60は、度方向に調整可能であり、リバーシブルに回転可能である。 グリッパ機構駆動用アクチュエータ60は、ブラシレス永久磁石電気サーボモータであることが好ましい。 変形例として、グリッパ機構駆動用アクチュエータ60は、ステッピングモータであってもよいし、液圧モータであってもよいし、空気圧ロータリアクチュエータであってもよいし、回転角度を調整可能な任意のリバーシブルロータリアクチュエータであってもよい。 グリッパ機構駆動用アクチュエータ60は、プログラマブルコントローラ91(図9)によって制御される。 プログラマブルコントローラ91は、グリッパ機構駆動用アクチュエータ60の回転角度を調整するように構成されている。 グリッパ機構駆動用アクチュエータ60の回転角度は、プログラマブルコントローラ91により制御され調整される。 すなわち、グリッパ機構駆動用アクチュエータ60は、角度方向に調整可能なリバーシブルロータリアクチュエータである。 図面に概略的に示すプログラマブルコントローラ91は、従来技術で良く知られている在来の設計のものである。 プログラマブルコントローラ91は、グリッパ機構駆動用アクチュエータ60にワイヤ94で接続されている。

    駆動リンクである駆動部材34が、グリッパ機構駆動用アクチュエータ60の出力軸35にそれと一緒に回転するように連結されている。 出力軸35にそれと一緒に回転するように連結されている駆動部材34は、出力軸35の回転軸線36を中心に回転する。 駆動部材34は、グリッパ機構駆動用アクチュエータ60の出力軸35とは別体の構成要素として示されているが、駆動部材34は、出力軸35の一体部品として構成されてもよく、例えば、出力軸35の偏心部として構成されてもよいことに留意すべきである。

    グリッパ機構駆動用連結リンク32は、その第1端部が、駆動部材34の第1端部に第1枢動軸線37のところで連結ピン33によって枢動可能に連結され、その第2端部が、移動可能なグリッパ機構3に第2枢動軸線38のところで連結ピン31によって枢動可能に連結されている。

    図7に概略的に示すリリースアクチュエータ71が、フレーム2によって支持され、フレーム2に対して静止している。 リリースアクチュエータ71は、リバーシブルであることが好ましい。 リリースアクチュエータ71は、出力軸10を有するリバーシブルモータ70を有し、駆動リンクである駆動部材11が、リバーシブルモータ70の出力軸10にそれと一緒に回転するように連結されている。 駆動部材11は、出力軸10とは別体部品として示されているが、駆動部材11は、出力軸10と一体に構成されてもよく、例えば、出力軸10の偏心部として構成されてもよいことに留意すべきである。

    リバーシブルモータ70は、プログラマブルコントローラ92によって制御されるブラシレス永久磁石電気サーボモータであることが好ましい。 変形例として、リバーシブルモータ70は、電気ステッピングモータであってもよいし、液圧モータであってもよいし、空気圧ロータリアクチュエータであってもよい。 図面に概略的に示すプログラマブルコントローラ92は、従来技術で良く知られている在来の設計のものである。 プログラマブルコントローラ92は、特定の意味ではモータ70に、一般的な意味ではリリースアクチュエータ71に、ワイヤ95で接続されている。

    リリース連結リンク13(図2)は、その第1端部が、リリースアクチュエータ71の駆動部材11に第1枢動軸線16のところで連結ピン12によって枢動可能に連結されている。 リリース連結リンク13は、その第2端部が、第1グリッパ機構3の第2グリップ部材15に第2枢動軸線17のところで連結ピン14によって枢動可能に連結されている。 リリース連結リンク13及び第2枢動軸線17の構成は、第2枢動軸線17が、第1グリッパ機構3の第1グリップ部材30に対する第1グリッパ機構3の第2グリップ部材15の移動方向に対してほぼ垂直に配置されると共に、ワークピースを送る第1方向に対してほぼ垂直に配置されている。 この場合、第1グリッパ機構3の第2枢動軸線17は、ワークピースを送る方向及びそれと反対の方向に移動可能である。

    図8に概略的に示すリリースアクチュエータ81が、フレーム2によって支持され、フレーム2に対して静止している。 リリースアクチュエータ81は、リバーシブルであることが好ましい。 リリースアクチュエータ81は、出力軸20を有するリバーシブルモータ80を有し、駆動リンクである駆動部材21が、リバーシブルモータ80の出力軸20にそれと一緒に回転するように連結されている。 駆動部材21は、出力軸20とは別体部品として示されているが、駆動部材21は、出力軸20と一体に構成されてもよく、例えば、出力軸20の偏心部として構成されてもよいことに留意すべきである。

    リバーシブルモータ80は、プログラマブルコントローラ93によって制御されるブラシレス永久磁石電気サーボモータであることが好ましい。 変形例として、リバーシブルモータ80は、電気ステッピングモータであってもよいし、液圧モータであってもよいし、空気圧ロータリアクチュエータであってもよい。 図面に概略的に示すプログラマブルコントローラ93は、従来技術で良く知られている在来の設計のものである。 プログラマブルコントローラ93は、特定の意味ではモータ80に、一般的な意味ではリリースアクチュエータ81に、ワイヤ96で接続されている。

    リリース連結リンク23は、その第1端部が、リリースアクチュエータ81の駆動部材21に第1枢動軸線26のところで連結ピン22によって枢動可能に連結され、その第2端部が、第2グリップ部材25に第2枢動軸線27のところで連結ピン24によって枢動可能に連結されている。

    作動の際、リリースアクチュエータ71は、第1スプリング18及び第2スプリング19と協働して、第2グリップ部材15を第1グリップ部材30に向かって移動させ、ワークピース100を把持する。 変形例として、第1スプリング18及び第2スプリング19が存在していない場合、リリースアクチュエータ71は、第2グリップ部材15を第1グリップ部材30に向かって移動させ、ワークピース100を把持する。 特に、リバーシブルモータ70の出力軸10を回転させ、駆動部材11、連結ピン12、14及びリリース連結リンク13を移動させ、第2グリップ部材15を移動させてワークピース100と接触させ、これにより、ワークピース100を第2グリップ部材15と第1グリップ部材30の間に把持する。

    リリースアクチュエータ81は、第2グリップ部材25を第1グリップ部材40から遠ざけるように移動させ、ワークピース100の把持を解放させる。 特に、モータ80の出力軸20を回転させ、駆動部材21、連結ピン22、24及びリリース連結リンク23を移動させ、第2グリップ部材25をワークピース100から遠ざけるように移動させ、これにより、ワークピース100を第2グリップ部材25及び第1グリップ部材40から解放させる。 図3は、この状態の送り装置を示す。

    グリッパ機構駆動用リバーシブルロータリアクチュエータ60を回転させ、駆動部材34、連結ピン31、33及びグリッパ機構駆動用連結リンク32を移動させ、第1グリッパ機構3及びワークピース100を、ワークピースを送る第1方向に移動させる(図面の矢印参照)。 ワークピース100の送り距離は、ロータリグリッパ機構駆動用アクチュエータ60及び駆動部材34の回転角度によって決定される。 ロータリグリッパ機構駆動用アクチュエータ60は、好ましくは、プログラマブルコントローラ91によって命令されるブラシレス永久磁石電気サーボモータであるので、グリッパ機構駆動用アクチュエータ60の回転角度、したがって、ワークピース100の送り距離は、容易に調整される。

    ワークピースの必要な送り距離が得られたら、グリッパ機構駆動用リバーシブルロータリアクチュエータ60を停止させる。 図4は、この状態の送り装置を示す。

    リリースアクチュエータ81は、第1スプリング28及び第2スプリング29と協働して、第2グリップ部材25を第1グリップ部材40に向かって移動させ、ワークピース100を把持する。 変形例として、第1スプリング28及び第2スプリング29が存在していない場合、リリースアクチュエータ81は、第2グリップ部材25を第1グリップ部材40に向かって移動させ、ワークピース100を把持する。 特に、モータ80の出力軸20を回転させ、駆動部材21、連結ピン22、24及びリリース連結リンク23を移動させ、第2グリップ部材25を移動させてワークピース100と接触させ、これにより、ワークピース100を第2グリップ部材25と第1グリップ部材40の間に把持する。

    リリースアクチュエータ71は、第2グリップ部材15を第1グリップ部材30から遠ざけるように移動させ、ワークピース100に作用している把持力を解放させる。 特に、リバーシブルモータ70の出力軸20を回転させ、駆動部材11、連結ピン12、14及びリリース連結リンク13を移動させ、第2グリップ部材15をワークピース100から遠ざけるように移動させ、これにより、ワークピース100を第2グリップ部材15及び第1グリップ部材30から解放させる。 すなわち、リリースアクチュエータ71の作動によって、第2グリップ部材15を、第1グリップ部材30に対する一定の方向、及び、ワークピースを送る第1方向に対してほぼ垂直な方向に移動させる。 図5は、この状態の送り装置を示す。

    グリッパ機構駆動用リバーシブルロータリアクチュエータ60を回転させ、駆動部材34、連結ピン31、33及びグリッパ機構駆動用連結リンク32を移動させ、第1グリッパ機構3を、ワークピースを送る第1方向と反対の第2方向に移動させる。 図6は、この状態の送り装置を示す。

    上記作動を、スタンピング機械等と同期させて、周期的に繰返す。

    作動期間中の任意の時点で、第1グリッパ機構3を停止させたとき、又は、第1グリッパ機構3がワークピースを送る第1方向と反対の第2方向に移動しているとき、リリースアクチュエータ81を使用して、ワークピースを第2グリッパ機構4から解放して、スタンピング機械等の工具等の案内又は最終位置決め作動を可能にしてもよいことを、当業者は理解すべきである。 変形例として、直線的に案内された第1グリッパ機構3を、ワークピースを送る第1方向に移動させ後、アクチュエータ80を、第2グリップ部材25を開くように作動させ、ワークピース100を解放させてから、リリースアクチュエータ71を作動させ、引続いて、第2グリップ部材15を閉じて、スタンピング機械等の工具等の案内又は最終位置決め作動を可能にしてもよい。

    また、移動可能なグリッパ機構3が、ワークピースを送る第1方向に移動しているとき、ワークピースを第1グリップ部材30と第2グリップ部材15の間に連続的に把持することを維持するように、リリースアクチュエータ71が移動することを、当業者は理解すべきである。 リリースアクチュエータ71の移動において、リリース連結リンク13、連結ピン12、14、したがって枢動軸線17が、第2グリップ部材15と第1グリップ部材30の間の距離が一定になるように移動される。 プログラマブルコントローラ92は、この機能を行うように構成されている。

    また、第1グリッパ機構3が、ワークピースを送る第1方向と反対の第2方向に移動する間、プログラマブルコントローラ92が、同様の仕方で、リリースアクチュエータ71を制御し、第1グリップ部材30と第2グリップ部材15の間の開放距離が維持されるように構成されていることを、当業者は理解すべきである。

    さらに、第2グリップ部材15によってワークピース100に付与される把持力は、リリースアクチュエータ71によって発生させる力によって決定され、プログラマブルコントローラ92によって制御されることを理解すべきである。

    また、プログラマブルコントローラ92及びリリースアクチュエータ71は、第2グリップ部材15と第1グリップ部材30の間の距離を決定するのに使用され、これにより、第1グリッパ機構3が停止しているとき、又は、第1方向と反対の第2方向に移動しているとき、ワークピース100とグリップ部材15の間に隙間を形成することを、当業者は理解すべきである。 グリップ部材間の距離、したがって、ワークピース100とグリップ部材15の間の隙間は、異なる厚さのワークピース100に特に最適化されるのがよい。

    以下、添付図面を参照して、本発明による第2実施形態を説明する。 図10〜図18は、本発明の実施形態による送り装置の構造及び作動を示す。 説明する送り装置の実施形態は、金属シート又はワイヤ等のワークピースを、プレス機械又はスタンピング機械等に供給する送り装置である。 本発明の送り装置は、他の材料に使用されてもよいし、ワークピースの間欠送りを必要とする他の種類の機械と組合せて使用されてもよい。

    図10に概略的に示す送り装置101は、フレーム102を有している。

    ワークピース100を示し、ワークピースを送る第1方向を矢印で示す。

    第1グリッパ機構103が、リニアガイド150、151に支持され、それに沿って直線移動するように構成されている。 リニアガイド150、151は、フレーム102によって支持され、フレーム102に対して静止している。 図示の実施形態では、リニアガイド150、151は、互いに2本の平行な円筒形ロッドである。 リニアガイド150、151は、ワークピースを送る方向に対して平行に配置されている。 したがって、第1グリッパ機構103は、ワークピースを送る第1方向及びそれと反対の方向に直線的に案内されかつ移動可能である。

    第1グリッパ機構103は、第1グリップ部材130及び第2グリップ部材115を有している。 第2グリップ部材115は、第1グリップ部材130に対して移動可能である。 また、この実施形態では、第1グリッパ機構103は、さらに、第1スプリング118及び第2スプリング119を有している。 第1スプリング118及び第2スプリング119は、第2グリップ部材115を第1グリップ部材130に向かって押圧するように配置されている。 変形例として、第1スプリング118又は第2スプリング119のいずれか一方を省略してもよいし、その両方を省略してもよい。

    移動可能な第2グリッパ機構104が、リニアガイドガイド150、151に支持され、それに沿って直線移動するように構成されている。 第2グリッパ機構104は、第1グリップ部材140及び第2グリップ部材125を有している。 第2グリップ部材125は、第1グリップ部材140に対して移動可能である。 また、この実施形態では、第2グリッパ機構104は、さらに、第1スプリング128及び第2スプリング129を有している。 第1スプリング128及び第2スプリング129は、第2グリップ部材125を第1グリップ部材140に向かって押圧するように配置されている。 変形例として、第1スプリング128又は第2スプリング129のいずれか一方を省略してもよいし、その両方を省略してもよい。

    グリッパ機構駆動用リバーシブルロータリアクチュエータ160が、フレーム102によって支持され、フレーム102に対して静止している。 グリッパ機構駆動用リバーシブルロータリアクチュエータ160は、ブラシレス永久磁石電気サーボモータであることが好ましい。 変形例として、グリッパ機構駆動用リバーシブルロータリアクチュエータ160は、ステッピングモータであってもよいし、液圧モータであってもよいし、空気圧ロータリアクチュエータであってもよいし、回転角度を調整可能な任意のリバーシブルロータリアクチュエータであってもよい。 グリッパ機構駆動用リバーシブルロータリアクチュエータ160は、プログラマブルコントローラ191(図18)によって制御される。 プログラマブルコントローラ191は、グリッパ機構駆動用アクチュエータ160の回転角度を調整するように構成されている。 グリッパ機構駆動用リバーシブルロータリアクチュエータ160の回転角度は、プログラマブルコントローラ191によって制御され調整される。 すなわち、グリッパ機構駆動用アクチュエータ160は、角度方向に調整可能なロータリアクチュエータである。 図面に概略的に示すプログラマブルコントローラ191は、従来技術で良く知られている在来の設計のものである。 プログラマブルコントローラ191は、アクチュエータ160にワイヤ194で接続されている。

    駆動リンクである駆動部材134は、グリッパ機構駆動用リバーシブルロータリアクチュエータ160の出力軸135にそれと一緒に回転するように連結されている。 出力軸135にそれと一緒に回転するように連結されている駆動部材134は、出力軸135の回転軸線136を中心に回転する。 駆動部材134は、グリッパ機構駆動用リバーシブルロータリアクチュエータ160の出力軸135とは別体の構成要素として示されているが、駆動部材134は、出力軸135の一体部品として構成されてもよく、例えば、出力軸135の偏心部として構成されてもよいことに留意すべきである。

    第1グリッパ機構駆動用連結リンク132は、その第1端部が、駆動部材134の第1端部に第1枢動軸線137のところで連結ピン133によって枢動可能に連結され、その第2端部が、移動可能な第1グリッパ機構103に第2枢動軸線138のところで連結ピン131によって枢動可能に連結されている。

    第2グリッパ機構駆動用連結リンク142は、その第1端部が、駆動部材134の第2端部に第1枢動軸線147のところで連結ピン143によって枢動可能に連結され、その第2端部が、移動可能な第2グリッパ機構104に第2枢動軸線148のところで連結ピン141によって枢動可能に連結されている。

    作動の際、回転軸線136と第1枢動軸線137の間の距離は一定である。 さらに、作動の際、回転軸線136と第3枢動軸線147の間の距離は一定である。 すなわち、駆動部材134は、固定長さの駆動部材である。

    また、作動の際、出力軸135の回転軸線136は、それへの駆動部材134の連結のため、第1枢動軸線137と第3枢動軸線147の間の中点のところに配置されている。

    さらに、作動の際、グリッパ機構駆動用連結リンク142及びグリッパ機構駆動用連結リンク 132は、互いに等しい長さを有している。

    図16に概略的に示すリリースアクチュエータ171が、フレーム102によって支持され、フレーム102に対して静止している。 リリースアクチュエータ171は、リバーシブルであることが好ましい。 リリースアクチュエータ171は、出力軸110を有するリバーシブルモータ170を有し、駆動リンクである駆動部材111が、リバーシブルモータ170の出力軸110にそれと一緒に回転するように連結されている。 駆動部材111は、出力軸110とは別体部品として示されているが、駆動部材111は、出力軸110と一体に構成されてもよく、例えば、出力軸110の偏心部として構成されてもよいことに留意すべきである。

    リバーシブルモータ170は、プログラマブルコントローラ192によって制御されるブラシレス永久磁石電気サーボモータであることが好ましい。 変形例として、リバーシブルモータ170は、電気ステッピングモータであってもよいし、液圧モータであってもよいし、空気圧ロータリアクチュエータであってもよい。 図面に概略的に示すプログラマブルコントローラ192は、従来技術で良く知られている在来の設計のものである。 プログラマブルコントローラ192は、特定の意味ではモータ170に、一般的な意味ではリリースアクチュエータ171に、ワイヤ195で接続されている。

    リリース連結リンク113(図11)は、その第1端部が、駆動部材111に第1枢動軸線116のところで連結ピン112によって枢動可能に連結され、その第2端部が、第2グリップ部材115に第2枢動軸線117のところで連結ピン114によって枢動可能に連結されている。 リリース連結リンク113及び第2枢動軸線117の構成は、第2枢動軸線117が、第1グリッパ機構103の第1グリップ部材130に対する第1グリッパ機構103の第2グリップ部材115の移動方向に対してほぼ垂直に配置されると共に、ワークピースを送る第1方向に対してほぼ垂直に配置されている。 この場合、第1グリッパ機構103の第2枢動軸線117は、ワークピースを送る方向及びそれと反対の方向に移動可能である。

    図17に概略的に示すリリースアクチュエータ181が、フレーム102によって支持され、フレーム102に対して静止している。 リリースアクチュエータ181は、リバーシブルであることが好ましい。 リリースアクチュエータ181は、出力軸120を有するリバーシブルモータ180を有し、駆動リンクである駆動部材121が、リバーシブルモータ180の出力軸120にそれと一緒に回転するように連結されている。 駆動部材121は、出力軸120とは別体部品として示されているが、駆動部材121は、出力軸120と一体に構成されてもよく、例えば、出力軸120の偏心部として構成されてもよいことに留意すべきである。

    リバーシブルモータ180は、プログラマブルコントローラ193によって制御されるブラシレス永久磁石電気サーボモータであることが好ましい。 変形例として、リバーシブルモータ180は、電気ステッピングモータであってもよいし、液圧モータであってもよいし、空気圧ロータリアクチュエータであってもよい。 図面に概略的に示すプログラマブルコントローラ193は、従来技術で良く知られている在来の設計のものである。 プログラマブルコントローラ193は、特定の意味ではモータ180に、一般的な意味ではリリースアクチュエータ181に、ワイヤ196で接続されている。

    リリース連結リンク123は、その第1端部が、駆動部材121に第1枢動軸線126のところで連結ピン122によって枢動可能に連結され、その第2端部が、第2グリップ部材125に第2枢動軸線127のところで連結ピン124によって枢動可能に連結されている。 リリース連結リンク123及び第2枢動軸線127の構成は、第2枢動軸線127が、第2グリッパ機構104の第1グリップ部材140に対する第2グリッパ機構104の第2グリップ部材125の移動方向に対してほぼ垂直に配置されると共に、ワークピースを送る第1方向に対してほぼ垂直に配置されている。 この場合、第2グリッパ機構104の第2枢動軸線127は、ワークピースを送る方向及びそれと反対の方向に移動可能である。

    作動の際、リリースアクチュエータ171は、第1スプリング118及び第2スプリング119と協働して、第2グリップ部材115を第1グリップ部材130に向かって移動させ、ワークピース100を把持する。 変形例として、第1スプリング118及び第2スプリング119が存在していない場合、リリースアクチュエータ171は、第2グリップ部材115を第1グリップ部材130に向かって移動させ、ワークピース100を把持する。 特に、リバーシブルモータ170の出力軸110を回転させ、駆動部材111、連結ピン112、114及びリリース連結リンク113を移動させ、第2グリップ部材115を移動させてワークピース100と接触させ、これにより、ワークピース100を第2グリップ部材115と第1グリップ部材130の間に把持する。

    リリースアクチュエータ181は、第2グリップ部材125を第1グリップ部材140から遠ざけるように移動させ、ワークピース100の把持を解放させる。 特に、モータ180の出力軸120を回転させ、駆動部材121、連結ピン122、124及びリリース連結リンク123を移動させ、第2グリップ部材125をワークピース100から遠ざけるように移動させ、これにより、ワークピース100を第2グリップ部材125及び第1グリップ部材140から解放させる。 図12は、この状態の送り装置を示す。

    グリッパ機構駆動用リバーシブルロータリアクチュエータ160を回転させ、駆動部材134、連結ピン131、133及びグリッパ機構駆動用連結リンク132を移動させ、第1グリッパ機構103及びワークピース100を、ワークピースを送る第1方向に移動させる(図面の矢印参照)。 ワークピース100の送り距離は、ロータリグリッパ機構駆動用アクチュエータ160及び駆動部材134の回転角度によって決定される。 ロータリグリッパ機構駆動用アクチュエータ160は、好ましくは、プログラマブルコントローラ191によって制御されるブラシレス永久磁石電気サーボモータであるので、グリッパ機構駆動用アクチュエータ160の回転角度、したがって、ワークピース100の送り距離は、容易に調整される。

    それと同時に、構成要素の相互連結された特徴により、連結ピン141、143及びグリッパ機構駆動用連結リンク142を駆動部材134によって移動させ、第2グリッパ機構104を、ワークピースを送る第1方向と反対の第2方向に移動させる。

    ワークピースの必要な送り距離が得られたら、グリッパ機構駆動用リバーシブルロータリアクチュエータ160を停止させる。 図13は、この状態の送り装置を示す。

    リリースアクチュエータ181は、第1スプリング128及び第2スプリング129と協働して、第2グリップ部材125を第1グリップ部材140に向かって移動させ、ワークピース100を把持する。 変形例として、第1スプリング128及び第2スプリング129が存在していない場合、リリースアクチュエータ181は、第2グリップ部材125を第1グリップ部材140に向かって移動させ、ワークピース100を把持する。 特に、モータ180の出力軸120を回転させ、駆動部材121、連結ピン122、124及びリリース連結リンク123を移動させ、第2グリップ部材125を移動させてワークピース100と接触させ、これにより、ワークピース100を第2グリップ部材125と第1グリップ部材140の間に把持する。

    リリースアクチュエータ171は、第2グリップ部材115を第1グリップ部材130から遠ざけるように移動させ、ワークピース100に作用している把持力を解放させる。 特に、モータ170の出力軸110を回転させ、駆動部材111、連結ピン112、114及びリリース連結リンク113を移動させ、第2グリップ部材115をワークピース100から遠ざけるように移動させ、これにより、ワークピース100を第2グリップ部材115及び第1グリップ部材130から解放させる。 すなわち、リリースアクチュエータ171の作動によって、第2グリップ部材115を、第1グリップ部材130に対する一定の方向、及び、ワークピースを送る第1方向に対してほぼ垂直な方向に移動させる。 図14は、この状態の送り装置を示す。

    グリッパ機構駆動用リバーシブルロータリアクチュエータ160を回転させ、駆動部材134、連結ピン141、143及びグリッパ機構駆動用連結リンク142を移動させ、第2グリッパ機構104を、ワークピースを送る第1方向に移動させる。 ワークピース100の送り距離は、ロータリグリッパ機構駆動用アクチュエータ160及び駆動部材134の回転角度によって決定される。

    それと同時に、構成要素の相互連結された特徴により、連結ピン131、133及びグリッパ機構駆動用連結リンク132を駆動部材134によって移動させ、第1グリッパ機構103を、ワークピースを送る第1方向と反対の方向に移動させる。 図15は、この状態の送り装置を示す。

    上記作動を、スタンピング機械等と同期させて、周期的に繰返す。

    作動期間中の任意の時点で、移動可能なグリッパ機構103、104を停止させたとき、ワークピースを移動可能な第1グリッパ機構103及び第2グリッパ機構104の両方から解放させるのに、アクチュエータ171、181を使用して、スタンピング機械等の工具等の案内及び最終位置決め作動を可能にしてもよいことを、当業者は理解すべきである。

    添付図面を参照して、本発明による変形例のアクチュエータ構成を以下に説明する。 図19及び図20は、前もって指定されたアクチュエータの変形構成71、81、171、181を示している。

    図19に概略的に示すアクチュエータ271が、フレーム2によって支持され、フレーム2に対して静止している。 アクチュエータ271は、リバーシブルであることが好ましい。 アクチュエータ271は、出力軸210を有するリバーシブルモータ270を有し、ねじ山付きロッド211が、リバーシブルモータ270の出力軸210にそれと一緒に回転するように連結されている。 ねじ山付きロッド211は、出力軸210とは別体部品として示されているが、ねじ山付きロッド211は、出力軸210と一体部品として構成され、継手216を省略してもよいことを、当業者は留意すべきである。

    リバーシブルモータ270は、プログラマブルコントローラ92によって制御されるブラシレス永久磁石電気サーボモータであることが好ましい。 変形例として、リバーシブルモータ270は、電気ステッピングモータであってもよいし、液圧モータであってもよいし、空気圧ロータリアクチュエータであってもよい。

    アクチュエータ271は、さらに、雌ねじ部材215を有している。 ねじ山付きロッド211及び雌ねじ部材215は協働して、ねじ山付きロッド211が回転するときに雌ねじ部材215の直線移動を生じさせる。 ねじ山付きロッド211及び雌ねじ部材215のねじ山は、好ましくは、台形の動力ねじ山である。 変形例として、ねじ山付きロッド211及び雌ねじ部材のねじ山は、標準の三角形ねじ山であってもよい。 変形例として、ねじ山付きロッド211及び雌ねじ部材215はそれぞれ、ボールねじ及び再循環ボールナットであってもよい。

    リリース連結リンク13は、その第1端部が、雌ねじ部材215に連結ピン12によって枢動可能に連結されている。

    図20に概略的に示すアクチュエータ371が、フレーム2によって支持され、フレーム2に対して静止している。 アクチュエータ371は、リバーシブルであることが好ましい。 アクチュエータ371は、直線移動するように構成されたスラスト部材310を有するリバーシブルリニアアクチュエータ370を有している。 リバーシブルリニアアクチュエータ370は、プログラマブルコントローラ92によって制御されるリニア電気モータであることが好ましい。 変形例として、リバーシブルリニアアクチュエータ70は、リニアステッピングモータであってもよいし、電気ソレノイドであってもよいし、液圧シリンダであってもよいし、空気圧シリンダであってもよいし、直線移動するスラスト部材を有する任意のリバーシブルリニアアクチュエータであってもよい。

    リリース連結リンク13は、その第1端部が、リニアスラスト部材310に連結ピン12によって枢動可能に連結されている。

    変形例として、アクチュエータ271、371は、アクチュエータ71、81、171、181の機能と実質的に等しい機能を発揮するように作動されてもよい。

    図示の実施形態において、上側のグリップ部材が移動可能なグリップ部材であるけれども、変形例として、下側のグリップ部材が移動可能なグリップ部材であってもよいことを理解すべきである。

    さらに、第1グリッパ機構の開閉のためのアクチュエータ及びリンク装置と同様の第2グリッパ機構4の開閉のためのアクチュエータ及びリンク装置を有する装置、すなわち、モータ80、駆動部材21、リリース連結リンク23を有する装置を説明したけれども、静止装置である第2グリッパ装置4により、連結リンクの省略を可能にしてもよい。 かかる構成は、特許請求の範囲の発明の精神から逸脱することもないし、その範囲を超えることもない。 説明した実施形態は、好ましい実施形態を表し、好ましい実施形態において、共通の構成要素を、第1グリッパ機構3及び第2グリッパ機構4の開閉可能を行うアクチュエータ及びリンク装置の機能的に一致する構成要素に使用し、それにより、製造すべき異なる構成要素の数を少なくしてもよい。

    さらに、装置を、別体のプログラマブルコントローラを有するものとして説明したけれども、個々のプログラマブルコントローラを任意に組合せて、組合せの単一プログラマブルコントローラにしてもよいことに留意すべきである。 第1の実施形態において参照したコントローラは、91、92、93である。 第2の実施形態において参照したコントローラは、191、192、193である。

    本発明を特定の実施形態によって説明したけれども、本明細書の教示により、当業者は、追加の実施形態及び変更例を、特許請求の範囲に記載した発明の精神から逸脱すること且つその範囲を超えることなしに作ることができる。 例えば、アクチュエータ71、171、181はそれぞれ、枢動軸線17、117、127を、ワークピースを送る第1方向に対してほぼ垂直な方向に移動させるように構成された任意のアクチュエータであってもよい。 したがって、明細書及び図面は、本発明の理解を容易にするために用いられるに過ぎず、明細書及び図面を、本発明の範囲を制限するように解釈すべきではない。

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