Steel strip

申请号 JP35388691 申请日 1991-12-18 公开(公告)号 JPH0782679A 公开(公告)日 1995-03-28
申请人 Bekaert Sa:Nv; ナムローゼ・フェンノートシャップ・ベーカート・ソシエテ・アノニム; 发明人 RIYUTSUKU BURUGOWA; YURUBAN DAN; DANIERU BUAN WASENOOBU;
摘要 PURPOSE: To eliminate difficulties of handling calendered inserts for radial tires or other rubber products during manufacture thereof. CONSTITUTION: In a manufacturing method of a steel strip, the steel strip 1 comprises 2 to 7 round steel filaments 2 lying adjacent to one another so as to form a single plane of core filaments and one or more filaments 4 which are wrapped around the core filaments in one single wrapping direction. One or more core filaments, individually or the plane of the core filaments as a whole, have residual elastic torsions to such an extent that the strip remains substantially flat over the whole length of the strip if the strip is not subjected to external forces.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 コアフィラメントの単一の平面を形成するように互いに隣接する2ないし7本の丸いスチールフィラメント(2)および該コアフィラメントのまわりを一方向に巻く1本以上のフィラメント(4)より成るスチールストリップ(1)において、1本以上のコアフィラメントが個々にあるいはコアフィラメント平面全体として、ストリップに外力が加わらなければストリップの全長にわたって実質的にストリップが平らであるような残存弾性ねじりを有することを特徴とするスチールストリップ。
  • 【請求項2】 すべてのコアフィラメントが個々に残存弾性ねじりを有することを特徴とする請求項1のスチールストリップ。
  • 【請求項3】 右端と左端のコアフィラメントのみが残存弾性ねじりを有することを特徴とする請求項1のスチールストリップ。
  • 【請求項4】 1本のコアフィラメントのみが残存弾性ねじりを有することを特徴とする請求項1のスチールストリップ。
  • 【請求項5】 2本以上のフィラメント(4)がコアフィラメント(2)のまわりを巻き、かつこれらの巻フィラメント(4)はどこでも互いに交差しないことを特徴とする請求項1ないし4のスチールストリップ。
  • 【請求項6】 単一平面をなすコアフィラメントを形成するように並列して互いに隣接する2ないし7本の丸いスチールフィラメント(2)および該コアフィラメントのまわりを一方向に巻く1本以上のフィラメント(4)
    より成るスチールストリップ(1)の製造方法において、少なくともコアフィラメント(2)を1本以上のフィラメントで巻く工程と巻かれたコアフィラメントをロールする工程より成り、更に、1本以上のコアフィラメント(2)が個々にあるいはコアフィラメント(2)平面全体として、ストリップに外力が加わらなければストリップの全長にわたって製造されるストリップ(1)が実質的に平らになるような縦軸まわりのねじりがあるようにする工程を有することを特徴とするスチールストリップの製造方法。
  • 【請求項7】 すべてのコアフィラメント(2)を縦軸まわりのねじりにさらすことを特徴とする請求項6のスチールストリップの製造方法。
  • 【請求項8】 右端と左端のコアフィラメント(2)のみを縦軸まわりのねじりにさらすことを特徴とする請求項6のスチールストリップの製造方法。
  • 【請求項9】 1本のコアフィラメントのみを縦軸まわりのねじりにさらすことを特徴とする請求項6のスチールストリップの製造方法。
  • 【請求項10】 コアフィラメント(2)が二重ねじり機(8、10、12)により巻き戻すことにより縦軸まわりのねじりにさらされることを特徴とする請求項6ないし9のスチールストリップの製造方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、単一平面形状のコアフィラメントを形成する並列に互いに隣接する2ないし7
    本の丸いスチールフィラメントと、該コアフィラメントのまわりを一方向に巻包む(wrap)1本以上のフィラメントとから成るスチールストリップ(steel
    strip)に関する。

    【0002】

    【従来の技術】このようなスチールストリップは、エラストマーあるいはゴム製品例えばゴムタイヤの強化に用いることができる。 特に、このようなスチールストリップは、ラジアルタイヤのプライの強化に用いることができる。 ここで、プライという用語はカーカスプライあるいはブレーカープライを指す。 このようなスチールストリップの横長の断面は、ラジアルタイヤのプライにおいて高く評価される。 即ち、このスチールストリップはストリップ内平面において、該ストリップ内平面に垂直な縦軸方向の平面におけるよりも曲げこわさが高い。 ストリップ平面内で曲げこわさが高いことは、ストリップ面に垂直ないかなる面においても良好な柔軟性を保ちながら、ストリップ平面内の繰返し応の下での変形を減少し熱の発生を減少させる。 さらに、このようなスチールストリップにより、疲れ強さを減じることなく、あるいは反対にプライ厚さを増すことなく、必要なスチールの量とすることができる。

    【0003】このようなスチールストリップがゴムタイヤのプライの強化のために用いられる場合には、コアフィラメントの直径は0.10mmないし0.40mmの範囲であり、好ましくは0.15mmないし0.35m
    mである。 コアフィラメントの引張強さは下記式より大きいことが好ましい。 2325−1130・logd Newton/mm 2ここで、dはmmで示したフィラメントの直径である。
    スチールフィラメントの組成は重量%で、炭素含量0.
    60ないし0.95%好ましくは0.60ないし0.9
    5%、マンガン含量0.40ないし0.70%、珪素含量0.15ないし0.50%、硫黄含量およびリン含量の最大値は0.03%である。 この組成物は、クロム、
    モリブデン、バナジウム、ニッケル、(遊離しあるいは結合した)ホウ素、ニオブ等のような他の合金元素を含有していてもよい。 コアフィラメントは、黄銅あるいは黄銅合金のようなゴム接着性のコーティングで被覆されているのが便利である。

    【0004】コアフィラメントのまわりを巻包むフィラメントは、コアフィラメントの直径より小さな直径であるのが普通である。 このフィラメントは、必ずしも丸いフィラメントである必要はなく、扁平な断面のものでもよい。 このフィラメントは、必ずしも上記の組成と同じスチールフィラメントである必要はなく、コアフィラメントを束ね、スチールストリップに必要な圧縮抵抗を与える任意のフィラメントでよい。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】スチールストリップをラジアルタイヤのプライの強化に用いる場合には、フレアがあってはならない、またストリップの全長にわたって平らでなければならない。 スチールストリップは、カレンダー加工および切断に問題がないように、如何なるむら(wildness)があってもいけない。 しかしながら、コアフィラメントを巻包むフィラメントが非対称であることにより、ストリップの全長にわたって平らであること、および、むらとフレアが無いと言う要求は、現存するスチールストリップでは満足されない。

    【0006】本発明の一つの目的は、現存するスチールストリップの欠点を避け、ラジアルタイヤあるいは他のゴム製品用のカレンダー加工した挿入物の製造中の取り扱いの困難を無くすことである。

    【0007】

    【課題を解決するための手段】本発明の第一の局面においては、単一平面をなすコアフィラメントを形成するように互いに並列して隣接する2ないし7本の丸いスチールフィラメントから成るスチールストリップが提供される。 1本以上のフィラメントが、該コアフィラメントのまわりを一方向に巻包む。 1本以上のコアフィラメントは、個々にあるいはコアフィラメント平面全体として、
    ストリップに外力が加わらなければストリップの全長にわたって実質的にストリップが平らである程度の残存弾性ねじりを有する。

    【0008】巻包んでいるフィラメントのような制約物から解放されたとき、もしコアフィラメントの一定の長さの一端が一方向あるいは他方向に何回も回転するなら、1本以上のコアフィラメントは、単独にあるいはコアフィラメント平面全体として、残存弾性ねじりを有する。 この残存ねじりの量と方向は、巻包んでいるフィラメントによるモーメントと、コアフィラメントの残存ねじりによるモーメントとの間で平衡に達するようなものでなければならない。

    【0009】この平衡は、すべてのコアフィラメントが残存弾性ねじりを有するとき、あるいは、例えば右端と左端のコアフィラメントのみが残存弾性ねじりを有するとき、あるいは、例えば1本のコアフィラメントのみが残存弾性ねじりを有するときに、達せられる。

    【0010】本発明の一つの実施例においては、2本以上のフィラメントがコアフィラメントのまわりを巻き、
    かつこれらのフィラメントはどこでも互いに交差しない。

    【0011】この実施例の長所は、巻フィラメントが1
    本のみのスチールフィラメントよりも経済的に製造できることである。 このことは、巻く操作はどちらかと言えば時間のかかる作業であり、2本以上のフィラメントで同時に巻く場合に生産性が増すという事実により説明できる。 しかしながら、2本の巻フィラメントが交差することは避けなければならない。 なぜなら、ラジアル方向がの直径が大きくなりすぎることとなるからである。

    【0012】本発明の第二の局面においては、コアフィラメントの単一平面を形成するように互いに並列に隣接する2ないし7本の丸いスチールフィラメントと、該コアフィラメントのまわりを一方向に巻包む1本以上のフィラメントとより成るスチールストリップの製造方法が提供される。 この方法は少なくとも次の工程から成る。
    即ち、コアフィラメントを1本以上のフィラメントで巻く工程、および、巻包まれたコアフィラメントをロールする工程より成る。

    【0013】この方法は、1本以上のフィラメントが、
    個々にあるいはコアフィラメント平面全体として、ストリップに外力が加わらなければストリップの全長にわたって実質的にストリップが平らになるような程度に縦軸まわりのねじりを加える工程を更に有することを特徴とする。

    【0014】1本以上のフィラメントに単独にねじりを与えるのは、任意の適当な方法で行なえる。 例えば、最終湿式引抜き工程の後でねじりながらフィラメントを巻取りねじり無しにフィラメントを巻き戻すやりかた、あるいは、巻包み、ロールする工程の前に単一のねじりあるいは二重ねじりを与えてフィラメントを巻き戻すやりかた、あるいは、巻取り前の最終湿式引抜き工程後にあるいは巻包む工程の前に巻き戻した後に、フィラメントを弾性限界外を超えて仮よりするやりかた(当業者に一般に知られているように、弾性限界外を超えてフィラメントを仮よりすると残存ねじりを有するフィラメントとなる)がある。

    【0015】すべてのコアフィラメントにねじりを与えてもよいが、右端と左端のコアフィラメントのみにねじりを与えてもよく、あるいは一つのコアフィラメントのみにねじりを与えてもよい。

    【0016】しかしながら、スチールフィラメントに与えるねじりには、飽和がある。 一旦、飽和準あるいは弾性限界に達すると、与えるねじりにかかわらずスチールフィラメントは同じ残存ねじりを持つ。 したがって、
    もし1本あるいは何本かのコアフィラメントにのみにねじりが与えられているとすると、ストリップの平面をストリップの全長にわたって実質的に平らに保つには不十分なことがある。

    【0017】

    【実施例】次に、添付図面を参照しながら本発明をさらに説明する。 図1は、本発明によるスチールストリップの拡大図である。 図2は、図1のII−II面の断面を示す。 図3は、本発明のスチールストリップのもう一つの実施例の断面図である。 図4は、スチールストリップで強化したゴムプライの断面を示す。 図5は、本発明によるスチールストリップのもう一つの実施例を示す。 図6は、本発明によるスチールストリップの製造工程を示す。

    【0018】図1の場合は、4本の長く丸いスチールフィラメント2が並列に互いに隣接してコアフィラメントと共通な平面を形成する。 金属フィラメント4がコアフィラメント2のまわりをS字方向に巻包み、コアフィラメント2と一緒にスチールストリップ1を形成する。 コアフィラメント2の直径は0.30mmである。 巻フィラメント4の直径は0.15mmである。 巻く間隔は巻フィラメント4の一回転に必要な軸方向の距離で3.5
    mmである。 一つの巻フィラメントの間隔は2mmないし7mmの範囲が便利である。 コアフィラメント2は、
    S字方向にねじりを受けている。 これは、線21で示される。 コアフィラメント上にマークがしてあれば、コアフィラメントへのねじりを最終製品上に見付けることができることもある。 引抜き線は引抜きダイの不規則性により生じる小さな溝である。 コアフィラメントがねじりを受けていれば、これらの引抜き線はらせん状である。
    いずれにしても、もし引抜き線がなくても、残存弾性ねじりがあるコアフィラメントは制約物から解放されたときに何回転かする。

    【0019】図2において、コアフィラメント2のねじりにより矢印の方向にモーメントが生じ、これらのモーメントは、巻フィラメント4によるモーメントと平衡する。 全部のコアフィラメントがねじりを受けていれば、
    3.5mmの巻きの間隔の非対称効果を補償するのに、
    各コアフィラメントについてメートルあたり1.5ないし4回のねじりで充分である。 ねじりの正確な回数はコアフィラメント相互の摩擦に依存する。

    【0020】他の実施例では、巻フィラメント4によるモーメントは、右端および左端のコアフィラメントのモーメントと平衡し、中心のコアフィラメントは残存ねじりを有さない。 図3はこれを示す。

    【0021】図4は、スチールストリップ1で強化したラジアルタイヤのゴムプライ5を示す。 スチールストリップ1が全長にわたってむらが無く平らであれば、このようなゴムプライの製造は何ら困難でなく、またゴムプライ5の厚さを不必要に増すこともない。

    【0022】安定で平らなゴムプライ5はまた、Z方向に巻包まれたスチールストリップ1に隣接してS方向に巻包まれたスチールストリップ1を置くことによっても製造することができる。 しかし、スチールストリップ1
    自体の安定性と平らさを増す処置がなされなければ、スチールストリップの取り扱いおよびカレンダー加工で重大な問題となる。 更に、S方向に巻包まれたスチールストリップとZ方向に巻包まれたスチールストリップとの両方を製造することは高くつく。

    【0023】図5は、コアフィラメント2の平面を2本の金属フィラメント4で巻いた実施例を示す。 巻フィラメント4が交差しないように、同じ間隔で同じ方向(S)に巻いている。 1本より多いフィラメントで巻く場合は、巻きの間隔は増すことができ巻く操作の生産性を上げることができる。

    【0024】図6は、本発明によるスチールストリップの製造方法を示す。 コアフィラメント2はボビン6から引き出され、各々逆転プーリー8、回転フライヤー12
    およびガイドプーリー10を経る。 コアフィラメント2
    は、フライヤー12の一回転により軸のまわりに2回のねじりを受ける。

    【0025】コアフィラメント2は、ガイド手段14を経て巻装置を通る前に集合点16に集まる。 巻装置は、
    ベアリング22により固定フレーム20の上に載った回転できる中空心軸18を有する。 コアフィラメントは中空心軸18を左から右に通過する。 心軸18は右側にテーパーがついて一点になり、そこからコアフィラメント2が出る。 更に、巻装置は心軸18に載った心軸と一緒に回転するボビン24を有する。 ボビン24は巻フィラメント4を有し、巻フィラメント4はフライヤーアーム26によりボビンのフランジから引き出される。 フライヤーアーム26は、ベアリング28により、心軸18と一緒に回転し取り外しができるように心軸18の上に固定されたブッシュの上に回転できるようにマウントされている。 フライヤーアームは、ボビン24に対して回転できる。 この回転は、ブレーキ30により制動される。
    ブレーキは、圧力がナット32により調節できるスプリング31によりフライヤー26に対して左側に横から押しつけられる。 ナット32は、ブッシュ29とねじで噛み合っている。 このようにして、巻フィラメント4に調節できる張力を与えることができる。

    【0026】巻フィラメント4がコアフィラメント2と一緒になる点で、これらのコアフィラメントは巻フィラメントと一緒になって二つの圧力ローラー34の間を通る。 このローリング工程の間に巻フィラメント4は、塑性変形を受ける。 緊い巻きにするために、またコアフィラメントをその平面外に出さないようにするために、ローラー34は集合点の直後に位置しなくてはならない。

    【0027】

    【発明の効果】本発明によるスチールストリップは、むらやフレアがなく、ストリップの全長にわたって平らであるので、スチールラジアルタイヤの製造に適する。 このスチールストリップはまた、カレンダー加工および切断に問題がない。 従って、ラジアルタイヤあるいはその他の各種ゴム製品用のカレンダー加工した挿入物の製造中の取り扱いの困難を無くすことができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明によるスチールストリップの説明図である。

    【図2】図1のII−II面の断面を示す。

    【図3】本発明のスチールストリップのもう一つの具体化の断面図である。

    【図4】スチールストリップで強化したゴムプライの断面を示す。

    【図5】本発明によるスチールストリップのもう一つの具体化を示す。

    【図6】本発明によるスチールストリップの製造工程を示す。

    【符号の説明】

    1 スチールストリップ 2 コアフィラメント 4 巻フィラメント 5 ゴムプライ 6 ボビン 8 逆転プーリー 10 ガイドプーリー 12 回転フライヤー 14 ガイド手段 16 集合点 18 中空心軸 20 固定フレーム 21 引抜き線 22 ベアリング 24 ボビン 26 フライヤーアーム 28 ベアリング 29 ブッシュ 30 ブレーキ 31 スプリング 32 ナット 34 圧力ローラー

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 6識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B65G 15/36 (72)発明者 ユルバン・ダン ベルギー国、ベー 8570 インゴーイゲ ム、インゴーイゲムストラート 79 (72)発明者 ダニエル・ヴァン・ワセノーヴ ベルギー国、ベー 9820 メレルベク、ギ ンストドレーフ 59

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