Mixed carboxylic acid health agent

申请号 JP50037193 申请日 1992-01-30 公开(公告)号 JP2664095B2 公开(公告)日 1997-10-15
申请人 エコラブ・インコーポレイテッド; 发明人 RITSUCHITAA FURANSHISU ERU; PEDAASEN DANIERU II; MUNSON MERII JIIN; FUREDERU DEIRU ERU;
摘要 The invention generally comprises a composition capable of sanitizing and disinfecting antimicrobial efficacy while also being ingestible as a food additive residue by humans and mammals. Specifically, the microbicidal composition of the invention generally comprises a carrier and an antimicrobial agent, wherein the antimicrobial agent generally comprises a C5 to C14 unsaturated monocarboxylic acid such as sorbic acid, in combination with an aromatic carboxylic acid such as benzoic acid. The antimicrobial composition of the invention is useful for both hard and soft surface sanitizing in environments such as farms, milk and food processing, fluid milk operations, institutional food preparation and serving areas, health care and child care facilities, as well as any other number of contact sensitive environments which require compositions having high antimicrobial efficacy and which will not contaminate food stocks and which pose no danger to humans. Also disclosed are concentrate and solid compositions stemming from the invention as well as the method of using the composition of the invention in sanitizing and disinfecting applications.
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】(a)約0.05重量%から3重量%のソルビン酸、ソルビン酸塩もしくはそれらの混合物および約0.
    05重量%から6重量%の安息香酸、安息香酸塩もしくはそれらの混合物とを含む抗菌剤; (b)組成物のpHを2〜6.5に調整する量の酸性化剤; (c)約30重量%から約90重量%の水および約5重量%
    から約40重量%のエタノールを含むキャリア を含んでなる抗菌組成物。
  • 【請求項2】酸性化剤がリン酸、硫酸、アジピン酸、酒石酸、琥珀酸、酢酸、フマール酸、プロピオン酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸およびそれらの混合物からなる群から選ばれる請求項1に記載の抗菌組成物。
  • 【請求項3】(a)0.05〜80重量%のソルビン酸、ソルビン酸塩またはそれらの混合物および0.05〜80重量%の安息香酸、安息香酸塩またはそれらの混合物とを含む抗菌剤、 (b)使用濃度に稀釈した際のpHを2〜6.5に調整する量の酸性化剤および (c)抗菌剤を溶解する量のエタノール を必須成分として含む抗菌剤濃縮物。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 発明の分野 この発明は、食品接触表面を衛生処理するためのおよび危機的状況にあるデイ−ケアおよびヘルス−ケアの環境消毒のための殺菌性組成物に関する。 特に、カルボン酸抗菌剤を含み、好ましくは偶然的な人体接触および食品接触表面に対し衛生処理後のすすぎを必要とすることなく安全である食品添加用殺菌性組成物に関する。 この発明の殺菌性組成物は食品加工工場、食品製造料理場、
    食品供給施設、チャイルド−ケア、ナーシング−ケアおよびホスピタル−ケアへの適用にとって、および人体による接触または摂取および残留物による環境の安全性に関心がある家庭にとっても好適なものである。

    発明の背景 リストされている公認の抗菌剤はその対人毒性ならびに源および環境へのその有害な影響のために減少してきている。 食品、水および環境中のppbレベルを検出する分析能の改善によってこれら化学薬品の適用および誤用による安全に関する重要性が高まってきた。 これらの問題のために、いくつかの抗菌剤、例えばヘキサクロロフェンの禁制;その他のもの例えば第4級アンモニウム化合物等の対動物毒性に関する再試験;および、流水中で有毒なハロカーボンを形成する可能性のある塩素または次亜塩素酸塩のような物質の精査が行われるようになった。

    抗菌性効果の高い抗菌剤および好ましくは人が摂取しても安全であり、また環境適応性のある抗菌剤の必要性が長い間考えられてきた。 しかし、生物にとって致命的であるこれらの抗菌剤はまた両者の生存形態が少なくともいくつかの新陳代謝経路を共有しているひとおよび動物にとっても程度の違いはあれ毒性がある。 競争的妨害、非競争的妨害、蛋白凝固酸化および還元作用、および酵素系のブロッケージは微生物の崩壊に於いて見られるいくつかの機構である。

    抗菌、「殺」菌または「静」菌活性の間のちがい、効果の度合を表現する定義、およびこの効果を測定する公定の実験プロトコルは、抗菌剤と組成の関係を理解する上で重要なものである。 抗菌組成物は2通りの形で微生物細胞の損傷に影響する。 第1は真に致命的で不可逆的な作用であり微生物細胞を完全に破損または無能力化する。 第2の細胞損傷形態は可逆的であり、例えば、生物は試薬を取り除くと再び繁殖が可能となる。 前者を殺菌性、後者を静菌性と称する。 衛生剤および消毒剤というのは、定義によると、殺菌活性を提供する試薬のことである。 それに対し、保存剤とは一般に抑制作用のあるものまたは静菌性のあるものと記載されている。

    衛生剤とは、混入したバクテリアの数を公定健康基準により判断した安全レベルまで減ずる試薬である。 実際には衛生剤は、「 ゲルミサイダル・アンド・デタージェ
    ント・サニタイジング・アクション・オブ・ディスイン
    フェクタンツ 、オフィシャル・メソッド・オブ・アナリシス・オブ・ザ・アソシエイション・オブ・オフィシャル・アナリティカル・ケミスト( Germicidal and Deter
    gent Sanitizing Action of Disinfectants 、Official
    Method of Analysis of the Association of Official
    Analytical Chemists)」、第960.09節および応用編、
    第15版、1990年(イー・ピー・エー(EPA)ガイドライン91−2)により定められたように、それぞれの微生物を99.999%減少(5logオーダー減少)しなければならない。 通常の実施においては、抗菌性の目的で食品接触表面に適用する物質はこの要求を満たさなければならない。

    消毒剤というのは、大部分の認識されている病原性微生物を含めてすべての栄養細胞を殺す試薬である。 そういうものとして消毒剤はより厳格な抗菌性試験;「 エイ
    ・オー・エイ・シー、ユース・ダイリューション・メン
    、オフィシャル・メソズ・オブ・アナリシス・オブ・
    ザ・アソシエーション・オブ・オフィシャル・アナリティカル・ケミスト( AOACUse Dilution Methods ,Off
    icial Method of Analysis of the Association of Off
    icial Analytical Chemists)」第955.14節および応用編、第15版、1990年(EPAガイドライン91−2)に合格しなければならない。

    それに対し、保存剤は、風味、匂い、いろ、歯ごたえ、見かけ、栄養価、または安全性面の変質を遅らせまたは防止することにより、食品および非食品製品の保存期間を延長する試薬であると記載されている。 このような物質を評価するために用いる基準は最低妨害濃度として設計されたものである。 もうひとつの方法は妨害帯(Zone of Inhibition)と言われるものである。 したがって、定義によれば、保存剤とは貯蔵期間を延長または強化するために食品に添加する妨害性物質である。 保存剤と衛生剤との主たる違いは二つの点にある:1)作用様式−保存剤は衛生剤と違って、微生物を殺すというよりも成長を妨げるものであり;そして、2)接触時間−保存剤は数日から数カ月であり、これに対し、衛生剤は名目温度20℃で30秒以内に99.999%(5・logオーダー)
    を殺さなければならない。

    理想的な衛生剤または衛生化合物はその抗菌性効果に加えていくつかの重要な特性を持っている。 衛生剤は適用後のすすぎが不要でなければならないし、残留抗菌活性を示さなければならない。 残留活性とは、処理した表面が貯蔵中または時間経過後に微生物に汚染されたとしても抗菌効果を持続している衛生機能のある物質を意味する。 衛生剤は、食品と接触があっても食品に影響を与えない、またひとが偶然摂取してもひとに影響のない直接食品添加物からなっているのが好ましい。 衛生剤は、
    食品原料に好ましくない匂いを移さないように匂いがあってはいけない。

    以前は、ある組成物が食物製品の状態を維持する上で効果があるとして認められてきた。 例えば、米国特許第
    4,404,040号明細書には、イオン性ヒドロトロピー溶解剤とこれに相溶性の酸とを処方した短鎖脂肪酸の衛生剤性質を開示している。 しかし、その特許は不飽和アルキル/芳香族カルボン酸の組み合わせの抗菌性効果についても、またこれらをある種の補薬とともに用いる場合の効果についても注目していない。

    米国特許第4,647,458号明細書は高濃度のエチルアルコール、有機酸および無機酸からなる殺菌性組成物を開示している。 しかし、ここでも、またソルビン酸/安息香酸系については明確にしていない。

    米国特許第3,915,633号明細書は布帛を処理するための前洗い組成物を開示しており、これにはクエン酸のような有機酸およびノニオンまたはアニオン界面活性剤のいずれかを含んでいる。

    米国特許第3,867,300号明細書には、脂肪族モノカルボン酸類およびノニオン界面活性剤からなる、多分病院内での院内感染の広がりを抑制するための殺菌性組成物を開示している。 英国特許出願第2,103,089号明細書はウィルス殺菌剤としてのカルボン酸の使用を開示している。 米国特許第4,715,980号明細書は、ジカルボン酸、
    溶解剤、酸および希釈剤を含む抗菌性濃厚組成物を開示している。 米国特許第3,650,965号明細書は乳及び食物加工装置を処理するための、2種類の異なるノニオン界面活性剤を基材とする部所洗浄用(clean−in−plac
    e)洗浄剤溶液を開示している。

    米国特許第4,002,775号明細書は炭素原子12個の脂肪酸とポリオールとのモノエステルの使用を開示している。 ヨーロッパ特許出願第87303488号はグリセリンモノエステルの抗菌性保存剤組成物を開示している。

    しかし、米国特許第4,404,040号明細書および米国特許第4,647,458号明細書と同様、これらの出願特許の開示では、ソルビン酸−安息香酸組成物について明確にしていないし、更にこれらの酸をある種の補薬と共に使用した場合の抗菌活性についても開示していない。

    最近、衛生作業に用いられた製品に、過酢酸、ヨードフォア、次亜塩素酸ナトリウムのような強酸化剤、およびクロロイソシアヌル酸塩のようなn−クロロ化合物、
    第4級アンモニウム化合物、ドデシルベンゼンスルホン酸またはカルボン酸を含む酸組成物、等が含まれている。 これらはすすぎの必要のない衛生剤ではあるが、いくつかの理由のため理想的ではない。

    過酢酸、ヨードフォア、および塩素系衛生剤は、衛生剤が薄層状で食品接触表面に残存し、乾燥したときに、
    蒸発によって分解するかまたは失われる。 こうして目的とする表面に残存活性が残らない。 残存活性は、貯蔵中に微生物により表面が汚染されたとしても、引き続き抗菌効果を提供するために必要である。

    第4級アンモニウム化合物(QAC)は、溶媒(水)が蒸発したときも安定で、濃度が増加するので優れた残留性能を備えている。 不幸なことに、他の用途で使用されたために、この残留物は食物製品中へ持ち込まれるかもしれない。 事実、牛乳に微量のQACがあるだけで、乳酸および風味を生み出すスターター培養を妨害し、牛乳蛋白を凝集してしまう。

    酸を基材とする衛生剤はしばしば食品添加物ではない界面活性剤カプラーを含有する。 さらに、ある種のカルボン酸を基材とする衛生剤は好ましくない官能性能を持ち、「ひつじ様の」臭い匂いを呈する。 さらに、より長鎖の脂肪酸は水に対する溶解性がわずかで、衛生剤処理した表面を食品原料と接触させる前に、飲料水による充分なすすぎをして食品の風味損失を避ける必要とする。

    これらの組成物はすべて優れた衛生剤であるが、これらの原料の多くは食品添加物ではない。 したがって、これらの現在流通している商品として成功して出回っている製品は使用者の安全性、誤用の潜在性、または環境適応性を考慮して設計されたものではない。 このように、
    特にこれらの問題にねらいを定めた衛生剤はこれまで記載してきた衛生剤には見られない利用性と独自性を持つことになろう。

    発明の要旨 この発明は食品添加物原料を含んでなる抗菌性組成物の驚くべき発見に基礎を置いており、これらは衛生作用および、事実、消毒作用のある抗菌効果を提供することができる。 この組成物は、(a)約0.05重量%から3重量%のソルビン酸、ソルビン酸塩もしくはそれらの混合物および約0.05重量%から6重量%の安息香酸、安息香酸塩もしくはそれらの混合物とを含む抗菌剤;(b)組成物のpHを2〜6.5に調整する量の酸性化剤;(c)約3
    0重量%から約90重量%の水および約5重量%から約40
    重量%のエタノールを含むキャリアを含んでなる抗菌組成物に関する。

    この発明はまた、キャリアおよび同様の抗菌剤を含む食品添加物抗菌濃縮物ならびにこの発明の食品添加物抗菌剤組成物を用いて好ましくは軟質または硬質の表面を衛生処理する方法を含む。 この発明はまた任意に種々の規定補薬または応用補薬を使用してもよい。

    この発明の組成物は、飲用するには安全であるが食品を損ねるバクテリアを含んでいるかもしれない飲料水によるすすぎが不要であるために、衛生処理した表面の再汚染の可能性がない。 これは衛生処理作業とその装置の使用との間に時間の遅れがある場合には特に大切なことである。 使用するまでの間装置が湿った状態にある場合には混入した微生物は自由に増殖する。

    この発明の組成物を表面上に保持することによって、
    空輸による汚染も防止できるかもしれない。 特に湿気がある場合には、この発明の組成物の残留によりその抗菌作用は継続するであろう。 この発明の組成物が適用物の表面に残っているとき、表面が汚染に暴露されても衛生作用は継続するであろう。

    この発明はまた完全に抜き出すことが困難なパイプラインや固定タンクのような閉鎖系にも適用できる。 これを使用したときには、有害な食物汚染または環境汚染の危険を生じることなく、パイプラインや固定タンク中に存在するであろうどのような微生物をも効果的に破壊し続けるであろう。

    図面の簡単な説明 図は実施例Iに報告されているように、他の化合物に比べてこの発明の抗菌性効果を他の化合物と比較してグラフ表示したものである。

    本発明の詳細な記述 この発明は衛生機能のある、および事実、消毒機能のある抗菌効果を提供することのできる組成物を含んでなる。 そのもっとも好ましい形として、この発明は食品添加物として認定されている抗菌剤およびキャリアを含んでなる。 この組成物はまた種々の他の規定の補薬または応用補薬と共に酸性化剤を含んでいてもよい。

    この発明はまた、液体溶液形である濃厚溶液およびそのまま使用できる使用溶液処方を含み、これはまたタオル(towelettes)、ゲル、スポンジ含浸形、ローション、個人ケア用クレンザー、ポンプスプレー、エアゾルスプレー、あわおよび固体の形態をとってもよく、加えてこの発明の組成物を使用して衛生処理および消毒処理する方法を含んでなる。

    I.抗菌剤 この発明の組成物は一般にふたつの部分の抗菌剤を含んでなる。 この抗菌剤は芳香族および脂肪族のポリ不飽和カルボン酸の両方を含んでなる。

    この発明はある種のカルボン酸が、組み合わされたとき、驚くべきことに、消毒効果はないとしても、極めて高い衛生作用のある抗菌効果を提供するという発見に基づいている。 この発見はどちらの酸もフード・ケミカル・ニュース(Food Chemical News)出版の「ザ・フード・ケミカルズ・コーデックス(The Food Checals Code
    x)」に適合し、アメリカ食品医薬品局(United States
    Food and Drug Administration)によって食品添加物として認められたという食品等級純度基準に適合していることにより価値がある。 この発明の抗菌剤は、これまではあまり望ましくない試薬および方法によって衛生処理されねばならなかった環境に使用するのにも適する食品添加用衛生機能組成物を提供する。

    一般に、この発明の抗菌剤は適用する目標表面を衛生処理または消毒処理する機能を有している。 更に、この発明の抗菌剤は食品添加剤として認められていることが好ましく、最終的にひとにより摂取される組成物の中に相当量含まれていてもよい。

    このように、この発明の組成物は、食品原料と接触して汚染したり、製造された食品の摂取を不可能にするような残留物を残さないであろう。 一般に、この発明の組成物は、酪農場および食品の加工、製造および供給施設のようなすべての食品製造環境、およびデイ−ケアおよびチャイルド−ケア施設、ヘルス−ケア施設および家庭といったような他との接触が起こり易い区域に応用できる。

    このように、優秀な殺菌性がある衛生剤および消毒剤は完全に食品添加物原料からできていてもよく、衛生剤を後洗浄する必要がなく、食品に風味をなくしたり匂いを付けたりせず、残留活性を有し、そして急性および慢性対人毒性と環境汚染の潜在性を最小限にし、現行使用されている衛生剤では今の所満たされていない要求を満足する。

    この発明の抗菌剤は安息香酸およびソルビン酸またはそれらの塩を含んでなる。 この二種類のカルボン酸を一緒に用いた時に、独特の抗菌活性を呈するということを見いだした。

    一般に、この発明のソルビン酸、最も一般的なものとして周期律表第IAおよびII A族の1価および2価金属の酸化物、水酸化物または炭酸塩であるアルカリ性物質との反応により形成された塩の形を取ってもよい;しかしまたアンモニウムラジカルおよび有機アミン片のような塩基性の正電荷をもったコンプレックスとの塩であってもよい。 これらの酸の塩は、食品製造の表面との接触によって最終食品原料を汚染しないように食品添加物であることが好ましい。

    一般に、組成物が濃厚型であるかそのまま使用に供する希薄型処方であるかにより、この発明のソルビン酸は一般に約0.05−約80重量%の範囲の濃度で使用されてもよく、好ましくは約0.1−約70.0重量%、最も好ましくは約0.2−約60重量%の範囲である。

    希薄型処方では0.05〜3重量%が適当である。

    この発明の安息香酸はまた最も一般的なものとして周期律表第IAおよびII A族の1価および2価金属の酸化物、水酸化物または炭酸塩であるアルカリ性性質との反応により形成された塩の形を取ってもよい;しかしまたアンモニウムラジカルおよび有機アミン片のような塩基性の正電荷をもったコンプレックスとの塩であってもよい。

    この発明の安息香酸はまたそのカルボン酸のエステル誘導体を含む。 用いることのできるカルボン酸のエステル誘導体は水酸基が、ベンゼン化合物の効果を妨害しない任意の数の異なるアルキルまたはアリール部分を含んでいてもよいアルコキシ基で置換されたもとを含む。

    したがって、この発明の安息香酸は、酸エステル、および置換または未置換の安息香酸化合物を含んでいてもよい。 例えば、酸アルデヒドおよび酸無水物としてのエトキシ安息香酸、メトキシ安息香酸、ベンゾイル安息香酸、ヒドロキシまたはジヒドロキシ安息香酸等を含むものである。

    一般に、組成物が濃厚型であるかそのまま使用に供する希薄型処方であるかにより、この発明に使用できる安息香酸(塩)の濃度は一般に約0.05−約80重量%の範囲の濃度で使用することができ、好ましくは約0.05−約7
    0.0重量%、最も好ましくは約0.05−約60重量%の範囲である。 希薄型処方では0.05〜6重量%が適当である。

    安息香酸およびソルビン酸両者の濃度範囲をガイドラインとして示している。 実際の濃度は以下のものに依存して変化する;処方中に用いるキャリアにより、水性であるか、有機物であるか、無機物であるか、またはそれらの混合物であるかにより、および処方全体の性質によって、純粋溶液であるか、濃縮液であるか、分散体であるか、エマルジョンであるか、ゲルであるか、または固体であるかによって、配送法および適用法によって、および貯蔵中の物理的化学的安定性に必要な配合調整によって。

    II.キャリア この発明の抗菌剤組成物はまたキャリアを含んでいてもよい。 この組成物内のキャリアは、希釈剤としておよび適用する目標面への抗菌剤の輸送のためにおよび組成物の形態を決定するように機能する。 更に、キャリアの性質しだいで、この成分は、抗菌剤を適用後薄膜状または食品添加物の残留物の形でより長い期間目標表面上に抗菌剤を保持するために使用してもよい。 これらの機能を考慮に入れて、この発明に使用できるキャリアは、好ましくは、抗菌剤としての効果を弱めないで、この組成物の食品添加特性を保持すべきである。

    この発明の組成物は、純粋溶液または濃縮液、分散体、エマルジョン、エアロゾル、ゲルまたは固体の形をとってもよい。 この発明はまた、液体含浸スポンジまたはタオルの形をとってもよく、そこでキャリアは、液体に加えて、布帛あるいはスポンジのような化学的に不活性なキャリアを含む。 したがって、この発明に使用できるキャリアの選択は、ある程度最終組成物の目標とする形態および目標とする用途適用に依存するであろう。 この発明が溶液、分散体、エアルジョン、エアゾル、ゲルまたは固体の形をとるなら、使用できるキャリアとして水または水系ならびに有機溶媒および有機および無機系の固体キャリアが含まれる。 有機溶媒は、それぞれフード・ケミカルズ・コーデックス(Food Chemicals Code
    x)およびアメリカ食品医薬品局(Dood and Drug Admin
    istration)によって認定された食品等級純度であり食品添加物に分類されているものが好ましい。

    特に有用な有機物に、エタノール、メタノール、イソプロパノール、などの簡単なアルキルアルコールが含まれる。 またグリセロール、ソルビトール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールなどのような多価アルコールも使用できる。 これらの化合物はいずれも単独でまたは他の有機物または水と組み合わせて用いてもよい。

    この発明が固体として処方するのであれば、キャリアは、本組成物に固体形状および堅さを付与する有機または無機の化合物またはその混合物から選んでもよい。 これらの固体はホットメルト、鋳込成形法、押出成形または圧縮成形法によって形成してもよい。 この組成物を硬化するためにこの発明の抗菌剤に使用してもよい典型的な有機原料にはアミド類、ポリオール類およびある種の高融点のノニオンおよびアニオン界面活性剤が含まれる。

    例えば、ステアリン酸モノエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミドおよび尿素は硬化生成物処方中に組み込んで効果的な結果が得られることがわかった。 加えて、カルボン酸そのものは固体圧縮成形に於いて固体硬化用およびバインダーとして用いることができる。 更に、ポリエチレングリコールのようなポリオール、およびマンニット等のような多価の砂糖アルコール類またはそれらの混合物はすべて、この発明の組成物中に組み込んで使用したとき、硬化性でしかし可溶性を付与することがわかった。

    キャリアとしてこの発明に用いることができる界面活性剤は固体で、一般に非イオン系の高融点同族体およびアニオン界面活性剤の無水金属塩である。 アニオン系の場合もノニオン系の場合も、液体の界面活性剤はこの発明の液体系用のキャリアとして使用できる。

    好ましい界面活性剤にはノニルフェノールエトキシレート類、直鎖状アルキルアルコートエトキシレート類、
    エチレンオサイド/プロピレンオキサイドブロックコポリマー類、グリセロールエステル類、ポリオキシエチレングリセロールエステル類、ポリグリセロールエステル類、ソルビタンエステル類、ポリオキシエチレンソルビタンエステル類、蔗糖エステル類、ポリエチレンエーテル類、ジオクチルソジウムスルフォサクシネート、ステアロイルラクチネート、および酢酸、乳酸、クエン酸、
    琥珀酸およびジアセチル酒石酸グリセライドのような複合エステルが含まれる。

    この発明の組成物中で硬化剤として使用されてよい他の有機化合物には砂糖、および酸またはアルカリ処理工程で水溶性にされた変成澱粉類またはセルロース類が含まれる。

    この発明の硬化抗菌剤組成物を形成するために用いられてよい無機物質には周期律表IAおよびII A族の金属から作られる塩を含み;また塩化物イオン類、炭酸塩イオン類、硝酸塩イオン類、リン酸塩イオン類、硫酸塩イオン類、およびそれらのそれぞれの水和物、酸性塩型、
    またはリン酸塩の場合には種々の縮合系のような、鉱酸の相当する負イオンまたはラジカラ類と結合したアンモニウムを含む。 一般に、抗菌剤を固化することができるタイプのキャリアはこの発明に合致するものとして使用することができる。 しかし、固化剤はアメリカ食品医薬品庁によって定められた食品添加物資格を備えていることが好ましい。 この目的にとって、尿素、プルロニック
    TM (Pluronic TM )F−108およびポリエチレングルコールが有用な固化剤であることがわかった。

    一般に、組成物が濃厚型であるかそのまま使用に供する希薄型処方であるかにより、キャリアは大半の成分として、この発明の組成物の約50またはそれ以上−約99.4
    重量%、好ましくは、約60−約98重量%、そして最も好ましくは約70−約95重量%の範囲を構成していてもよい。

    注目すべきは、キャリアは、この発明の中の活性成分の抗菌剤効果を妨害しない濃度で選びそして用いるべきである;そして食品添加物であるのが好ましい。

    III.補薬 この発明の組成物は任意の数の補薬を選択的に含んでもよい。 組成物に与えられた規定特性に応じて、組成物中に使用されたキャリアの任意のものを補薬で部分的にまたは全部を置換してもよい。 一般に、この発明に沿って、規定の補薬または、性能、形状、美観および悪条件で貯蔵または使用したときの安定性の面でこの発明に適用して役に立つ補薬を含んでよい。

    規定の補薬にはカプリング剤、溶解剤すなわちこの発明の抗菌剤を溶解するために使用するヒドロトロープが含まれる;またこの発明の組成物の貯蔵安定性を維持するために使用するものが含まれる。 この機能は、液体であろうと固体であろうと、有機物であろうと無機物であろうと、もっぱらキャリアによって決まる。 しかし、濃厚な抗菌剤系の処方が必要とされる状況では、抗菌剤の溶解を可能にするために、追加して無機または有機の試薬を導入してもよい。

    この目的のために、1官能性または多官能性のアルコールを含めて、任意の数の有機カプリング剤を用いてもよい。 最も有用であることがわかったこれらのカプリング剤としては、例えば、エタノール、イソプロパノール、等の直鎖状アルキルのアルコールが含まれる。 多官能性アルコール類には、グリセロール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトールなどが含まれる。 この組成物中に使用されるカプリング剤としては、消費された場合にも組成物の安全性を確保できるように、食品添加物の資格があれば最も好ましい。

    一般にこの資格で使用するときのこの組成物の濃度は、組成物が濃厚型であるかそのまま使用に供する希薄型処方であるかにより、約0−約80重量%、好ましくは、約0−約60重量%、そして最も好ましくは約0−約
    50重量%の範囲である。

    加えて、酸性化剤も、補薬群の一部と考えてよい。 これらはこの組成物のpHを低下するに有用なひとつ以上の有機または無機の酸性化剤を含んでいてもよい。 この組成物中の有用な酸性化剤には、すべての食品グレード、
    および食品が添加用の有機および無機の酸が含まれる。
    上記酸性化剤の特定の例は次のものである:乳酸、リン酸、硫酸、アジピン酸、酒石酸、琥珀酸、酢酸、プロピオン酸、フマール酸、くえん酸、リンゴ酸、またはそれらの混合物。 好ましい酸としては乳酸およびプロピオン酸が含まれる。 プロピオン酸は、水系環境では組成物の
    pHを変える能力と共に進んだカプリング効果を備えていることがわかった。 更に、酸の濃度により使用溶液中の
    pHは約2−6.5、好ましくは約2.5−6.5、そして最も好ましいのは約2.5−5.0で、最も好ましい抗菌剤効果を提供する。

    この発明の組成物はまたアニオンおよびノニオン界面活性剤を含んでいてもよい。 これらは規定の方法の成分を可溶化するために使用してもよく、または規定の製品の貯蔵安定性を提供するために、およびこの発明に(界面張力を下げることにより)クリーニング能を付与するために役立つものとして使用してもよい。 任意の数の界面活性剤およびそれらを組み合わせたものをこの発明に適合するように使用してもよい。

    この発明に合致する有益な界面活性剤類には、例えば、プロピレングリコールエステル類、グリセロールエステル類、ポリオキシエチレングリセロールエステル類、ポリグリセロールエステル類、ソルビタンエステル類、ポリオキシエチレンソルビタンエステル、蔗糖エステル、ポリエチレングリコールエステル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンエーテル付加物、ジオクチルソジウムサクシネート、ステアロイルラクチネート、および酢酸および乳酸、クエン酸、琥珀酸およびジアセチル酒石酸 グリセライドのような複合エステルを含むアニオンまたはノニオン系の試薬が含まれる。

    この組成物の種々の実施態様を処方するにおいて特に有用であると分かった界面活性剤類の一群には、ポリオキシエチレンおよびポリオキシプロピレンの部分の存在によって生み出された親水性と親油性の混合した特性を備えるノニオン界面活性剤が含まれる。 一般に、特に有用なものであるノニオン界面活性剤にはエトキシ約200
    −300モルおよびプロポキシ約30−80モルを有する界面活性剤が含まれる。 ノニオン界面活性剤は食品添加物資格があることが好ましい。

    最も有用であると分かった界面活性剤のひとつは、BA
    SF−ウィアンドット社(BASF−Wyandotte Company In
    c.,)から発売されており、一般にポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ブロック共重合体と定義されているノニオン界面活性剤であるプルロニックTM F−1
    08である。

    この発明の界面張力可変性の成分は、形態または適用状況に関係なく、この組成物中に使用され、その濃度範囲は、約0−65重量%、好ましくは約0.01−55重量%、
    そして最も好ましくは0.02−45重量%である。

    また界面活性剤補薬の濃度は全体として規定の組成物の性質、抗菌剤の濃度、およびとりわけ貯蔵および適用環境の性質に依存して変化してもよい。

    クレームの組成物はまた水系または有機系のスプレー形態をとってもよい。 スプレーはポンプスプレーまたはエアロゾルスプレーの形態をとってもよい。 エアロゾルスプレーが使用される例では種々のエアロゾルの発射薬はn−ブタン、イソブタン、n−プロパン、およびその他を含んで存在してもよい。 食品添加物としてはっきりしているイソブタンを含むのが好ましい。 発射薬の濃度は約3−約25重量%、約4−20重量%、そして、好ましいのは約5−約15重量%の範囲である。

    この発明の組成物は、補薬を含んでいてもよく、それにより種々の賦形剤を用いてこの組成物をいくつかの環境に適用できるようになる。 特に、この発明の組成物は、中でもハンドクリーム、スポンジ、タオル、ハンドクレンザー、個人−ケア用クレンザー、ディップ、スプレーおよび洗い液中の抗菌剤として有用である。

    したがって、この発明の組成物は、コンディショニング剤または軟化剤、湿潤剤、香水、粘結剤、不透明化剤またはパーティキュレート(particulate)、着色剤または染料、クレンザーまたはこの発明の組成物をより広い用途に適用するために有用である他の薬剤のいくつかを含んでいてもよい。

    この発明の組成物は、その物理的形態に応じて、圧縮成形、注入成形(pour casting)、およびホットメルト鋳込成形を含む当業界の専門家にとって既知の方法により成型してもよい。

    次表はこの発明の種々の配合組成の一般的濃度指示基準を示している。

    一般に、界面活性剤、ポリエチレングリコール、ミネラルオイル、等のような補薬は、存在する場合には、約0−80重量%、好ましくは約0〜62重量%、そして最も好ましくは約0−55重量%の濃度範囲で存在してよい。

    実施例 以下のものはこの発明の組成物を用いる処方、安定性、適用、および微生物の実施例である。 この発明は実施例によって例証してあるが、この発明はこの後に示した実施例に限定されるものではない。

    実施例 I 食品接触用衛生剤として登録してあるが、殺菌剤は試験微生物を30秒以内に5logのオーダー減少させるもの(「オフィシャル・メソズ・オブ・アナリシス・オブ・
    ザ・アソシエイション・オブ・ザ・オフィシャル・アナリティカル・ケミスツ(Official Methods of Analysis
    of Association of Official Analytical Chemist
    s)」;第960.09節、第15版、1990年)でなくてはならない。 表1Aにはこの発明の組成物を使用したバクテリア殺菌試験の実施例および比較例処方を示す。 試験溶液は、比較のために一様なpHを維持するように乳酸により、pH=2.6〜3.0に調整してある。

    この発明の実施態様を実施例1Aおよび1Bに記載したが、表1Bの結果はこの発明の殺菌活性の特異な特性を示していて、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)


    および大腸菌(Escherichia coli)はいずれも5logオーダーの減少をもたらし、「エイ・オー・エイ・シー(A.


    OAC)要求基準」に適合する衛生効果を示している。

    実施例 II 次いでpHが3.0から4.0の範囲で、この発明のひとつの実施態様の抗菌性効果を決定する試験を実施した。 表II
    に見られるように、比較例組成AとBは、重量%で示してある量だけ(残りは水)エタノールを含有している。
    実施例2Aから2Lは表示した量の有機酸とエタノール(残りは水)とを含有している。 溶液中のpHはすべて乳酸で調整してある。

    表IIのデータによると、ソルビン酸(実施例2A−2E)


    も安息香酸(実施例22F−2H)もいずれもpH3で黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)には有効である。 しかし、ソルビン酸も安息香酸もいずれもpH3で大腸菌(E


    scherichia coli)に対しては全体として必ずしも有効でない。

    pH3.5では全体としての効果は、実施例2Iから2Lの相対有効性は影響がないように見える点を除いて、少し低下するようである。

    pH4では、すべての組成物について有効性は全体として完全されているようである。 実施例2Kと2Lとは3レベルのpH領域すべてで5logオーダーの殺菌効果を維持している。

    実施例 III 食品取り扱い装置または食品加工装置を処理するために衛生剤または消毒剤を選択するに当たって広範な殺菌剤スペクトルは非常に重要な特性である。 このスペクトルには、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)およびブタコレラ菌(Salmonella choleraesuis)のような食品から持ち込まれて病気を引き起こす微生物;アスペルギルス ニゲル(Aspergillus niger)およびサッカロマイセス セレビシエ(Saccharomyces cerevisia
    e)のような食品腐食性微生物;およびトリコフィートン メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophyte
    s)、カンジダ アルビカンス(Candida albicans)および黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、緑膿菌(Pseudomones aeruginosa)および時には大腸菌(Es
    cherichia coli)のような病原菌を含んでいてもよい。
    病原菌はまたヘレス−ケア施設、デイ−ケアセンターのような所で大切であり、そういった所では病原菌が人から人へ直接および間接に伝染するのを防御することが重要である。

    表III Aに示した組成物は成分を30分間一緒に攪拌し、それからpHを調節して作る。 衛生作用試験も消毒作用試験もエイ・オー・エイ・シー(AOAC)試験法にしたがって行う。

    表III Bのデータでは、エタノール、乳酸およびリン酸を含有する比較例3Aと3Bは真菌および酵母種に対して活性がないことを示している。 同様に、比較例3Aと3Bはブタコレラ菌および緑膿菌に対して消毒作用試験では少し効果があるが、衛生作用試験では効果がない。

    これに対し、実施例3はすべての試験で無条件に有効であり、広い殺菌性スペクトルを示す。

    実施例 IV この発明の組成物はまた衛生用ワイプに組み込んでもよい。 この発明の組成はそれを衛生用ハンドワイプに使用するかまたは硬質表面用の衛生用ワイプに使用するかによって変えてもよい。 衛生ハンドタオルの場合には、
    手への触感を改良するために湿潤剤を加えてもよい。 これにはグリセロール、プロピレングリコール、ソルビトール等が含まれる。

    予め衛生剤または消毒剤をしみ込ませたワイプに抗菌剤を組み込むことにより、ワイプは汚れたときに衛生物汚染の広がりを心配することなく使い捨ていすることができるという利点が生まれる。 この発明の組成物は、織布または不織布用のセルロース質、ポリエステル、ポリプロピレン、または混合物(綿−ポリエステル)を含む天然および合成繊維と親和性がある。

    タオルの形で使用するこの発明の実施態様を処方するために、実施例4Aから4Fでは成分のそれぞれの量を均一な溶液が得られるまで適当な時間混合することによって処方する。 次いでそれぞれの溶液を不織布製タオルにしみ込ませる。 それからこれらの組成物をその相対抗菌効率を損なうことなく保存した。

    実施例4Aから4Cまでの組成物は硬質表面洗浄用の消毒ワイプとしての使用に適している。 実施例4Dから4Fまでの組成物は人や動物の衛生用ディップ、ワイプまたは布として使用するのに適している。

    実施例 V この発明の組成物は、美的魅力を売りものにする抗菌性能を備えたハンドクリーム基材にくみ込んでもよい。
    次の表ではこの発明の組成物を使用することのできるふたつの模範的ハンドクリーム処方(5Aおよび5B)を開示している。

    この生成物は標準のふたつのパートをエマルジョン混合して作る。 パートAは均一になるまで混合し、pHを2.


    8−4.0に調節する。

    パートBは計算し、60℃に加熱して全原料が溶融し均一になるまで攪拌する。 その後、パートAを50℃に加熱し、パートAをパートBに加えて、均一な白色の光沢のある生成物が形成するまで高剪断下で混合し、30℃まで冷却する。 このように処方したものは長期の保存安定性を示した。

    実施例 VI 衛生ハンドソープは食品取扱者から製品へ持ち込まれる病原菌および食品原料の相互汚染によって持ち込まれる微生物のような食品経由の病気を防御する。 この分野で、米国農務省は、E2衛生ハンドクレンザーとして食品加工場での労働に就く前に使用してもよい衛生ハンドソープを設計した。

    一般的に、石鹸において抗菌性要求に適う、塩素、ヨウ素、パラクロロメタキシレノールおよびクロロヘキシジングルコネートのようなこの型の活性原料は皮膚に有害である。

    この発明の組成物は、必須とされるユー・エス・ディー・エー(USDA)試験プロトコル;クロリン・ゲルミシダル・エクイバレンシー・コンセントレーション(Chlorine Germicidal Equivalency Concentratio
    n);メソド(Method)955.16、エイ・オー・エイ・シー・オフィシャル・メソズ・オブ・アナリシス(AOA
    C.Official Methods of Analysis)、第15版、第1巻、
    1990年、に合格する必要のある抗菌活性を示す生成物を提供するために衛生ハンドソープ中に組み込んでもよい。

    この発明の組成物は広い範囲の界面活性剤と親和性があり、広い範囲に自由に処方できる。 表VI Aはこの発明の組成物を組み込むハンドソープ用に使用する4つの処方を示している。

    表VI Bはこの抗菌性データを示す。 実施例6Bは脱イオン水で1:1に希釈したものであり、それから試験を行った。 これで分かるように、実施例6Bは200ppm使用する塩素等価よりも高い抗菌作用効率を示している。

    実施例 VII この発明はまた濃厚形で処方してもよい。 それからこんどはそれを、必要な時に、使用濃度の消毒剤または衛生剤溶液にするために希釈して用いることができる。 表
    VII AおよびVII Bは、この発明の組成物としての配合処方と希釈方法を示している。

    それからこれらを水で希釈して、次のように使用溶液を作る。

    表 VII B 実施例 希釈 7A 1部の実施例7Aを合計2.5部の溶液に希釈する。

    7B 1部の実施例7Bを合計3.75部の溶液に希釈する。

    7D 1部の実施例7Cを合計5.00部の溶液に希釈する。

    7D 1部の実施例7Dを合計4.40部の溶液に希釈する。

    参考例(実施例 VIII欠番) この発明の追加実施態様は単に水をキャリアとしたものをベースにして処方した。 一般に、この発明の抗菌剤は、最も好ましい形としては、ソルビン酸および安息香酸を表VIII Aに示した濃度で水と混合した場合である。
    調整しない場合のこの系のpHは2.9から3.0の範囲であった。 組成物の溶解性概要、およびこの組成物の効果的な抗菌特性を試験するために水酸化カリウムでこのpHをより高いところに調整した。 それに加えてわれわれは、プロピオン酸を使用することにより高い抗菌作用効率を有し、高溶融性が得られることを発見した。 これらの組成物の抗菌作用効率を試験し、表VIII Bに示した。 これで分かるように、40℃で試験したすべてのサンプルは高い衛生作用効率を有していた。 更に、25℃で測定したpH3.
    0以下のサンプルも高効率であった。

    実施例 IX この発明はまた濃縮固体の形をとってもよい。 この固体は鋳込溶融注入法、押出成型法または圧縮成型法によって成形してもよい。 これに特定の製造法は、製品に要求される性質および原料物質によって決めるべきである。 次の実施例は粉末になりにくいしっかりした錠剤を効果的に得るために乾式混合し、圧縮成型したものである。

    上記の明細書、実施例およびデータによりこの発明の組成物の製造法および用途を完全に記載している。 この発明の多くの実施態様を、この発明の趣旨および範囲を逸脱することなく行うことができるので、この発明はこの後に付けたクレームに存在する。

    フロントページの続き (72)発明者 ペダーセン、ダニエル・イー アメリカ合衆国55016ミネソタ、コテー ジ・グローブ、インディアン・ボウルバ ード・サウス8798番 (72)発明者 ムンソン、メリー・ジーン アメリカ合衆国55116ミネソタ、セン ト・ポール、サウス・スネリング・アベ ニュー705番 (72)発明者 フレデル、デイル・エル アメリカ合衆国55045ミネソタ、リンド ストローム、ボックス・498、アール・ アール1、ネイザン・レーン28270番 (56)参考文献 特開 平2−502280(JP,A) 特開 昭59−157007(JP,A)

    QQ群二维码
    意见反馈