How to sort a group of objects

申请号 JP2001516681 申请日 2000-07-28 公开(公告)号 JP2003507170A 公开(公告)日 2003-02-25
申请人 ダブリュエフ ロジスティック ゲーエムベーハー; 发明人 バーセリ,ジョージ;
摘要 (57)【要約】 本発明は、対象物のグループを、連続的ソート段階においてソートするための方法及び装置に関する。 対象物を、ソート基準に従って、第1格納エリア又は第2格納エリアに割り当てて、次のソート段階において処理させる。 該ソート基準は、関連する対象物のオーダー番号が、バイナリ表記されたとき、ソート段階に依存する位において0を有するか1を有するかであり、これによって、最も次数の低い位の数値は第1ソート段階のソート基準であり、下から2番目の数値は次に続くソート段階のソート基準である。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 対象物に割り当てられたオーダー番号の昇順又は降順に従って該対象物のグループをソートするための方法であって、前記対象物は連続的なソート段階において次のようにソート処理される; バイナリ表記された各対象物のオーダー番号が、関連するソート段階に依存する位において0又は1を有するかというソート基準によって、各対象物は第1格納エリア又は第2格納エリアに割り当てられて、次のソート段階においてソート処理される; バイナリ表記されたオーダー番号の最下位の数値が、第1ソート段階におけるソート基準に関連し、バイナリ表記されたオーダー番号の最下位から2番目の数値が、これに続く更なるソート段階におけるソート基準に関連する; 第2ソート段階では、まず第1格納エリアの対象物全て、次に第2格納エリアの対象物全てについて、あるいは、まず第2格納エリアの対象物全て、次に第1格納エリアの対象物全てについて、−以降の全てのソート段階において関連する格納エリアの順序を保持しながら−ソート処理が行われる; 特に、第3ソート段階以降では、以前のソート段階で各格納エリアに対象物が供給された順番を保持しながら、ソート処理が行われる。 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、少なくとも1つの準備段階において前記グループは、関連する所定の番号未満のオーダー番号を有する対象物のサブグループと、所定の番号以上のオーダー番号を有する対象物のグループとに細分割され、前記サブグループはそれぞれ請求項1に記載の方法によってソートされることを特徴とする方法。 【請求項3】 請求項2に記載の方法において、前記サブグループはソートされた後に順次統合されることを特徴とする方法。 【請求項4】 請求項1乃至3に記載の方法に従って対象物をソートするためのソート装置であって、前記ソート装置は搬送装置、特にサスペンション搬送装置の一部であり、対象物の搬送手段として、搬送品キャリアがガイド要素、特にガイドレール上を関連する搬送路に沿って誘導されるようになっており、前記ソート装置はさらに、 各ソート段階において、該ソート段階に関連するソート基準に従って、搬送品キャリア上に置かれた対象物を一時的に格納するための、第1目的地格納エリア(ZS
    1)として用いる第1搬送路セクション及び第2目的地格納エリア(ZS2)として用いる第2搬送路セクションと、 各ソート段階において、ソート処理を行うために対象物を搬送品キャリア上に提供するための、第1ソース格納エリア(QS1)として用いる搬送路セクション及び第
    2ソース格納エリア(QS2)として用いる搬送路セクションと、 ソース格納エリア(QS1,QS2)及び目的地格納エリア(ZS1,ZS2)間の少なくとも1個の仕分け装置(W)と、 搬送品キャリア上の対象物の前記仕分け装置(W)への供給を制御し、並びに、ソート段階において、2つのソース格納エリア(QS1,QS2)のうち、まず一方の対象物が、次いで他方の対象物が、順次、関連する第1目的地格納エリア(ZS1)又は第2
    目的地格納エリア(ZS2)に搬送されるように、各ソート段階に関連するソート基準に従って、仕分け装置(W)の仕分け位置を制御するための制御装置(S)と、 前記仕分け装置(W)付近に提供された、好ましくは機械的に読み取り可能な形態で搬送品キャリア上に提供された、前記仕分け装置(W)に供給される対象物のオーダー番号を登録し、かつオーダー番号情報を制御装置(S)に出力するための少なとも1個のデータ読み取り装置(L)と、 からなることを特徴とするソート装置。 【請求項5】 請求項4に記載のソート装置において、前記目的地格納エリア(Z
    S1,ZS2)及び前記ソース格納エリア(QS1,QS2)は、仕分け装置(W)を介して互いに接続された搬送回路(50i,50a)において提供されていることを特徴とするソート装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、ソート方法、及び該ソート方法を実行するためのソート装置に関する。 【0002】 【従来の技術】 本発明及び従来技術のソート方法及びソート装置の種類を特定するためには、
    例えば、独国特許DE4226066A1号及び欧州特許EP0755355B1号を参照することができる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 本発明は、対象物のグループを高速でソートすることができ、簡素な設備において自動的に実行できるようなソート方法を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために次のような方法が提案されている。 すなわち、対象物に与えられたオーダー番号に基づいて昇順又は降順に対象物のグループをソートする方法であって、一連のソート段階において、対象物には次のようなソート処理がなされる。 バイナリ表記された各対象物のオーダー番号が、関連ソート段階に依存する位において0を有するか1を有するかというソート基準に従って、対象物を、それぞれ、第1格納エリア又は第2格納エリアに割り当ててから、次のソート段階におけるソート処理を行うようにする。 このバイナリ表記されたオーダー番号のうち、最も次数の低い位の数値が第1ソート段階におけるソート基準に関連し、これに次いで次数の高い位の数値が次の更なるソート段階のソート基準に関連する。 第2ソート段階では、まず第1格納エリアの対象物全て、次に第2格納エリアの対象物全てについて、あるいは、まず第2格納エリアの対象物全て、
    次に第1格納エリアの対象物全てについて、−以降の全てのソート段階において関連する格納エリアの順序を保持しながら−ソート処理が行われる。 特に、第3
    ソート段階から以降は、前のソート段階において各格納エリアに対象物が供給された順にソート処理がなされる。 【0005】 本発明のソート方法は、簡易な方法により、また、サスペンション搬送装置等の搬送装置を適切に利用することにより、自動化することができる。 このような搬送装置では、ガイドレールに沿って誘導可能な搬送品キャリアを運搬手段として用い、この上に対象物が置かれる。 搬送品キャリアは、通常、駆動ベルトなどによりガイドレールに沿って駆動されて、搬送品を所望の通り集積エリアに集積させることができるようになっている。 この集積エリアを格納エリアとして用いることも可能である。 【0006】 また、本発明のソート方法を用いて対象物をソートするためのソート装置も提案されている。 このソート装置は、搬送装置、特にサスペンション搬送装置の一部であり、対象物の運搬手段として、搬送品キャリアをガイド要素、特にガイドレール上で、関連する搬送路に沿って移動及び誘導する。 【0007】 このソート装置は、 請求項1に記載のように、各ソート段階において、該ソート段階に関連するソート基準に従って、搬送品キャリア上に置かれた対象物を一時的に格納するための、第1目的地格納エリアとして用いる第1搬送路セクション、及び第2目的地格納エリアとして用いる第2搬送路セクションと、 各ソート段階において、ソート処理をするために搬送キャリア上に置かれた対象物を提供するための、第1ソース格納エリアとして用いる搬送路セクション、及び第2ソース格納エリアとして用いる第2搬送路セクションと、 ソース格納エリア及び目的地格納エリア間の少なくとも1個の仕分け装置と、 ソート段階において、まず関連する2つのソース格納エリアのうち一方からの対象物が、続いて他方からの対象物が、逐次、各ソート段階に関連するソート基準に従って第1目的地格納エリア又は第2目的地格納エリアに向けて経路設定されるように、仕分け装置への搬送品キャリアの供給を制御し、仕分け装置の仕分け位置を制御するための制御装置と、 仕分け装置付近に配設された、好ましくは機械的に読み取り可能な形で搬送品キャリア上に配設された、仕分け装置に供給される対象物のオーダー番号を登録し、かつオーダー番号情報を制御装置に出するための少なとも1個のデータ読み取り装置と、 を備えることを特徴とする。 【0008】 本発明のソート装置は、運搬技術の分野において知られている部品により構成することが可能でるから、簡素な設備においても使用することができる。 【0009】 ソース格納エリア及び目的地格納エリアは、搬送回路の搬送路エリアであり、
    仕分け装置Wを介して互いに接続されているのが好ましい。 以下に図2を参照しながら説明する本発明のソート装置の実施形態においては、2つの節点をバイパスするための架橋枝を有する単一の搬送回路で十分であり、仕分け装置は節点において提供されている。 【0010】 この他にも、本発明の方法を実行する手段としてのソート装置を実施するための搬送回路アーキテクチャが多数存在する。 搬送回路を構成するにあたっては、
    前ソート段階の目的地格納エリアが、次のソート段階のソース格納エリアになるように注意する、あるいは目的地格納エリアの対象物が、次のソート段階において関連するソース格納エリアに順序どおり搬送されるように注意するのが好ましい。 【0011】 本発明の方法において、ソートされる対象物の元のグループが使用するソート装置の収容量よりも大きすぎる場合には、元のグループを、必要であれば複数回、分割することになる。 グループを1回分割するだけで十分であれば、ほぼ2分割すればよい。 準備段階において、所定の番号よりも大きいオーダー番号を有する対象物を第1サブグループに割り当て、残りの対象物を第2サブグループに割り当てることにより、元のグループを分割することができる。 次に、本発明の請求項1に記載の方法により、これらのサブグループを順にソートする。 最後に、個々にソートされたサブグループを順に統合し、元の対象物全てがオーダー番号の昇順に並ぶようにする。 【0012】 本発明の方法では、全てのオーダー番号を相違させる必要はない。 さらには、
    オーダー番号を重複して使用することも全く問題ない。 後者の場合、同一のオーダー番号を有する対象物同士は、ソートされると互いに隣接して配置されることになる。 【0013】 【発明の好ましい実施形態】 以下、添付図面を参照しながら本発明をさらに詳細に説明する。 【0014】 本発明のソート方法を実行するための1つの方法を、図1に示すブロック図を用いて説明する。 例として、6個の対象物をオーダー番号の昇順でソートする場合を想定する。 これら6個の対象物は、概略的に示すと、オーダー番号に関してはランダム又は無作為な5,4,7,2,1,3という順序で、供給用搬送路Zを通じてソート装置に供給される。 図中、対象物は丸印で表されており、これらはオーダー番号により識別されるようになっている。 ここで、各対象物は、それぞれの搬送品キャリア上に置かれた状態で、ソート装置の関連する搬送路上を移動することが出来ると仮定する。 搬送品キャリア上には、それぞれ、機械的に読み取り可能な形態、例えばバーコードの形態でオーダー番号が付されており、これら対象物が、搬入仕分け装置W1の上流側に隣接して配置された光電読み取り機器Lを通り過ぎる際に、光電読み取り機器Lがオーダー番号を読み取ることが出来るようになっている。 読み取り機器Lは、情報リードを通過して制御装置Sに到達する。 この制御装置は、好ましくは、以下に説明する個々のソート段階を制御するためのマイクロコンピュータを有する。 第1ソート段階では、制御装置は、搬入仕分け装置W1に供給される次の対象物それぞれのオーダー番号を読み取り機器Lによって読み取り、これに従って搬入仕分け装置W1を制御する。 仕分け装置W1それぞれの設定基準は、各オーダー番号をバイナリ表記したときの2 0ビットである。 2 0ビット、すなわち、バイナリ表記されたオーダー番号においてもっとも次数が低い位の数値が0であるとき、制御装置Sにより制御される仕分け装置W1は、関連する対象物を第1格納エリア21に搬出する。 これに対して、次に仕分け装置W1に供給される対象物のオーダー番号の2 0ビットが1であるとき、仕分け装置W1は、この対象物を第2格納エリア22に搬出する。 全ての対象物が搬入仕分け装置W1を通過したら、第1ソート段階は完了する。 本例では、オーダー番号4及び2の対象物が第1
    格納エリア21に配置され、オーダー番号5,7,1及び3の対象物が第2格納エリア22
    に配置されている。 したがって、第1ソート段階では、元の対象物グループを、
    オーダー番号が偶数のグループと、オーダー番号が奇数のグループとに仕分けたことになる。 【0015】 第2ソート段階では、まず、第1格納エリア21の荷物が仕分け装置W21に供給される。 仕分け装置W21に供給された各対象物のオーダー番号について、バイナリ表記されたとき下から2番目の位の数値が0又は1のとき、すなわち、2 1ビットが0
    又は1であるとき、仕分け装置W21は、対象物を次の第1格納エリア31又は次の第2
    格納エリア32に搬出する。 本例において、オーダー番号4の対象物は、バイナリ表記されたとき下から2番目の位の数値が0となるので、第1格納エリア31へと搬送され、オーダー番号2の対象物は、バイナリ表記されたとき下から2番目の位の数値が1となるので、第2格納エリア32へと搬送されるようになっている。 元の第
    1格納エリア21にあった対象物全てが仕分け装置W21を通過すると、元の第2格納エリア22に格納されている対象物が、仕分け装置W22を介して、次の第1格納エリア31又は次の第2格納エリア32に供給される。 この元の第2格納エリア22のソート処理もまた、第2ソート段階に含まれるものであり、上記同様、各オーダー番号がバイナリ表記されたとき下から2番目の位の数値、すなわち、2 1ビットをソートの決定手段に用いる。 元の第2格納エリア22にあったオーダー番号5,7,1及び3
    の対象物のうち、対象物5及び1は、バイナリ表記されたオーダー番号の下から2
    番目の位の数値が0であるため、第1格納エリア31に搬出される。 一方、オーダー番号7及び3の対象物は、バイナリ表記されたオーダー番号の下から2番目の位の数値が1であるため、第2格納エリア32に搬出される。 元の第2格納エリア22の対象物全てに上記のソート装置が行われると、第2ソート段階は完了する。 【0016】 次に、以下のようにして、第3ソート段階が行われる。 オーダー番号4,5及び1
    の対象物が、現在の第1格納エリア31に置かれており、オーダー番号2,7及び3の対象物が、現在の第1格納エリア31に置かれている。 第2ソート段階において、目的地格納エリアとして用いた格納エリア31及び32が、今度は第3ソート段階のソース格納エリアとなる。 第3ソート段階は第2ソート段階同様に行われる。 まず、
    仕分け装置W31により第1格納エリア31の対象物全てをソート処理し、次に、仕分け装置W32により第2格納エリア32の対象物全てをソート処理する。 ここでは、ソート基準として、バイナリ表記されたオーダー番号の下から3番目の位の数値、
    すなわち、2 2ビットを用いる。 バイナリ表記されたオーダー番号の3番目の位の数値が0である対象物は全て、次の第1格納エリア41に搬出され、残りの、3番目の位の数値が1である対象物は、次の第2格納エリア42に搬出される。 この第3ソート段階において、第1格納エリア31にあった対象物、及び第2格納エリア32にあった対象物は、それぞれ、これらの関連する格納エリアに導入された順序で、ソート処理される。 従って、本例では、第3ソート段階は次のように進行する。 オーダー番号4及び5の対象物が、順次、第2格納エリア42に搬出され、次に、オーダー番号1の対象物が、第1格納エリア41。 この後、オーダー番号2の対象物が第1
    格納エリア41に搬出され、オーダー番号7の対象物が第2格納エリア42に搬出される。 最後に、オーダー番号3の対象物が第1格納エリア41に搬出される。 この第3
    ソート段階の後、オーダー番号1,2及び3の対象物は第1格納エリア41に配置され、オーダー番号4,5及び7の対象物は第2格納エリアに配置される。 本例において、第1及び第2格納エリアのそれぞれの対象物は、既にオーダー番号の昇順に正しく序列されている。 したがって、後には、2つの格納エリア41及び42にある対象物を統合する段階のみが残っている。 これは、第4段階において、仕分け装置W41
    及びW42を用いて、第3段階と全く同様の方法で行うことができる。 すなわち、バイナリ表記されたオーダー番号の下から4番目の位の数値をソート基準とする。
    第4段階においてもまた、第1格納エリア(この場合格納エリア41)が最初に処理され、先の第3ソート段階で第1格納エリア41に格納された順序に従って、対象物がソートされる。 次に、第2格納エリア42の対象物が同様に処理される。 ここで、オーダー番号の下から4番目の位が1となる対象物はないので、これらの対象物は昇順で第1格納エリア51に搬出されることになる。 したがって、当初、5,4,7,2
    ,1,3の順序でソート装置に供給された対象物グループは、所望の順序でソートされたことになる。 【0017】 仕分け装置W21,W22,W31,W32,W41,W42、及び、必要に応じて更なる仕分け装置の制御は、制御装置Sにより行われる。 各仕分け装置には読み取り機器Lがそれぞれ割り当てられており、関連する仕分け装置に次に供給される対象物のオーダー番号を制御装置に伝達し、制御装置Sは、各ソート段階において、オーダー番号に従って、又はオーダー番号に適用するソート基準に従って、仕分け装置を用いることができるようになっている。 本発明のソート装置及びこれを用いたソート方法は決定性システムなので、例えば、搬入仕分け装置W1の上流に接続された読み取り機器Lを用いて、最初搬入された対象物グループのオーダー番号の順序を制御装置に登録しておけば、制御装置Sは、原則的に、各段階における格納エリアの望ましい占有率を、それぞれ、前もって計算することができる。 このようなシステムにでは、上記の順序を考慮すると、各ソート段階において、各格納エリアの処理中にどの対象物が次に現在稼動中の仕分け装置に供給されるかを、制御装置Sによって計算することができるので、更なる仕分け装置W21、W22,W31,…に割り当てられる読み取り機器Lは、原則的に、省略することができる。 このような過程では、それぞれ制御装置Sによって算出される望ましい状態は、格納エリア占有中の実際の状態と完全に一致する。 【0018】 現在の状態が所望の状態から逸脱するならば、関連する読み取り装置Lによって、関連する仕分け装置に与えられるオーダー番号を実際にチェックしなければ、上記の過程は誤ったソート結果をもたらすだろう。 したがって、関連する仕分け装置に与えられる各対象物のオーダー番号を読み取ることにより、各ソート段階におけるソート基準に従って仕分け装置を制御するのがより好ましい。 読み取られるオーダー番号を、適宜、上記のように制御装置によって算出されるそれぞれのオーダー番号と比較することにより、ソート装置の正常な作動がモニタされる。 算出された望ましいオーダー番号と現在のオーダー番号との間に不一致が読み取られると、ソートの誤りが生じたことになる。 このようなソート誤りは、例えば、対象物が不意にソート装置を構成する搬送システムから脱落したり、一度脱線してから搬送システム上の任意の場所に再び復帰された場合に起こり得る。
    現在の状態と望ましい状態との間の比較において、対象物を各仕分け装置に供給する際に不一致があると制御装置が判断した場合、例えば、アラーム信号を発し、及び/又は既に行われたソート段階の繰り返しなどの修正操作を行うことにより、このようなソート誤りを無くすことができる。 図1において、Rは、ソート誤りがあったときに、グループ全体を元に戻して再度ソートするための返還搬出路を示している。 【0019】 明確にするために、図1の例では、6個の異なるオーダー番号を有する6個のグループ要素からなるグループを考える。 もちろん、それぞれのケースにおいてソートされる対象物グループを、比較的大きなものとし、(整数の)オーダー番号の範囲も相当大きくすることができる。 ここで、オーダー番号は、Nをソート段階の数とすると、0から2 N -1の範囲内に限られる。 【0020】 図1に示すように、各ソート段階において、目的地格納エリアWx1、Wx2が使用可能であり、これらは後に、次のソート段階においてソース格納エリアとなる。
    本発明のソート装置の好ましい改良例では、物理的に同一の格納エリアのペアに反復継続的に何度もアクセスが行われることにより、対象物の所望のオーダーレベルに即したソート方法を行うことができる。 このような過程を、図2を参照しながら以下に説明する。 【0021】 図2は、搬送装置、特にサスペンション搬送装置に用いる本発明のソート搬送回路の例を、ソートタスク処理の諸段階について概略的に示す。 【0022】 説明のため、オーダー番号5,9,4,11,7,11,2,8,1,9,3の順に並んだ対象物グループを、オーダー番号の昇順でソートすることを考える。 【0023】 ソート準備段階において、供給路Zを通じて対象物を、制御装置により制御される順次仕分け装置W0に供給する。 オーダー番号が8未満の対象物全てが第1準備格納エリアSP01に搬入され、オーダー番号が8以上の対象物全てが第2準備格納エリアSP02に搬入されるように、仕分け装置W0を制御する。 このようにおよそ2分する仕分け方は、ソートされる元のグループの対象物の数が多いときに都合がよい。 制御装置Sは、次に仕分け装置W0に供給される対象物それぞれのオーダー番号に関する情報を、読み取り機器L0から受け取る。 この目的のために、各対象物は、読み取り機器Lによって自動的に読み取り可能な形態のオーダー番号を有する搬送品キャリアにより搬送されるものとする。 【0024】 このソート準備段階の後、オーダー番号5,4,7,2,1,3の対象物は第1準備格納エリアSP01に、オーダー番号9,11,11,8,9の対象物は第2準備格納エリアSP02に、適当な順序で格納される。 このソート方法において、まず、第1準備格納エリアSP0
    1の対象物が順に組み込まれ、これらの対象物は搬送回路50に供給されて、結果として図2のa)の状態となる。 【0025】 搬送回路50は内部架橋枝50iを有し、この内部架橋枝50iは、仕分け装置Wから節点Kまで伸びており、矢印で示す搬送回路の循環方向に従って、仕分け装置Wまで移動される搬送品キャリアが、仕分け装置Wの位置によって、内部架橋路50i又は外部搬送路50aにまで誘導される。 読み取り機器Lは仕分け装置Wの上流側に接続されており、対象物の搬送品キャリアから次に供給される対象物のオーダー番号を読み取ることにより、制御装置Sにオーダー番号情報を提供し、制御装置Sが仕分け装置の位置を、各ソート段階のソート基準に従って制御することができるようになっている。 さらに、対象物を分離するための装置が仕分け装置の上流側に設置されている。 【0026】 内部架橋路50i及び外部搬送路50aの両者において、停止要素B1i、B2i及びそれぞれB1a、B2aが設置されている。 停止要素は、ブロック位置及び開放位置の間で制動される。 個々の停止要素の制御は制御装置Sによって行われる。 ブロック位置では、関連する停止要素は搬送品キャリアの搬送路に達し、搬送品キャリアが前進するのを防ぐ。 開放位置では、関連する停止要素は各搬送路から取り除かれる。 内部架橋路50iにおいてであれ外部搬送路50aにおいてであれ、関連する搬送路がブロックされていると、搬送品キャリアの後続が停止要素の後ろに停滞する。 各停止要素が開放位置に変わると、後続の停滞が解消される。 【0027】 停止要素B1i及びB2iの間、架橋路50iにおいて、第1ソース格納エリアQS1が設置されている。 第1目的地格納エリアZS1は、停止要素B2i及び仕分け装置Wの間に配置されている。 停止要素B1a及びB2aの間には、第2ソース格納えいらQS2が画成されており、停止要素B2a及び仕分け装置Wの間には、第2目的地格納エリアZS2が配置されている。 【0028】 図2の状態a)から第1ソート段階が開始される。 この過程において、仕分け装置Wは、奇数のオーダー番号の対象物全てを、すなわち、オーダー番号5,7,1,3
    の対象物を第1目的地格納エリアZS1に搬出する。 偶数のオーダー番号の対象物、
    すなわち、オーダー番号4,2の対象物は、第2目的地格納エリアZS2に搬出される。 停止要素B2i及びB2aは、搬送品キャリア上の対象物全てが仕分け装置Wを通過するまでブロック位置に置かれている。 次に、制御装置Sにより、停止要素B2i及びB2aが開放位置に移動されて、各対象物が目的地格納エリアZS1又はZS2から隣接するソース格納エリアQS1及びQS2に搬出される。 この後、第1ソート段階の最後には、図2のb)の状態となり、全ての停止要素B1a及びB2a並びにB1i及びB2i
    はブロック位置に配置される。 【0029】 バイナリ表記された各オーダー番号の最も次数の低い位の数値、すなわち、2 0ビットは、第1ソート段階のソート基準に関連する。 本例において、第1ソート段階が完了した後、バイナリ表記されたとき最も次数の低い位に0を有するオーダー番号の対象物全てが、第2ソース格納エリアQS2に配置されている。 これらは、
    オーダー番号が偶数4及び2の対象物である。 バイナリ表記されたとき最も次数の低い位に1を有するオーダー番号の対象物、すなわち、奇数のオーダー番号の対象物は、第1ソート段階完了後、第1ソース格納エリアQS1に配置されている。 【0030】 第2ソート段階は、図2のb)の状態から開始され、バイナリ表記された各オーダー番号の最下位から2番目の位の数値が、ソート基準に関連する。 第2ソート段階では、まず、停止要素B1aが開放位置に置かれて、オーダー番号4及び第2の対象物が順に仕分け装置Wに供給される。 制御装置Sは、第2ソート段階のソート基準に従って仕分け装置を制御し、バイナリ表記において最下位から2番目の位が0であるオーダー番号4の対象物が、第2目的地格納エリアZS2に搬出され、バイナリ表記において最下位から2番目の位が1であるオーダー番号2の対象物が、第1
    目的地格納エリアZS1に搬出される。 この後、図2のc)の状態となる。 次に、
    ソース格納エリアQS1にある、オーダー番号5,7,1,3の対象物のソート処理が行われる。 この目的のために、停止要素B1iは開放位置に置かれて、対象物が仕分け装置Wに搬出される。 ここでも、第2ソート段階のソート基準が適用され、オーダー番号5の対象物が格納エリアZS2に搬出され、次に、オーダー番号7の対象物が格納エリアZS1に誘導される。 オーダー番号1の対象物は再び格納エリアZS2に移動され、オーダー番号3の対象物は格納エリアZS1に搬出される。 第2ソート段階において、全ての対象物が仕分け装置Wを通過すると、通常ブロック位置に置かれている停止要素B2i及びB2aを、制御装置Sにより開放位置に切り替えて、目的地格納エリアZS2の対象物がソース格納エリアQS2に移動され、目的地格納エリア
    ZS1の対象物がソース格納エリアQS1に移動されるようにする。 こうして、本例において、第2ソート段階は完了し、図2のd)の状態となる。 【0031】 次に、第3ソート段階が、以前のソート段階と同様にして行われる。 ここで、
    バイナリ表記されたオーダー番号の下から3番目の数値、すなわち、2 2ビットがソート基準に関連する。 この場合、あらかじめ与えられていた順序に従って、まず、ソース格納エリアQS2の対象物がソート処理され、この後、ソース格納エリアQS1の対象物がソート処理される。 図2のe)は、第3ソート段階完了後の状態を示す。 第4ソート段階もまた、以前のソート段階と同様に行われ、バイナリ表記されたオーダー番号の下から4番目の数値、すなわち、2 3ビットがソート基準に関連する。 第4ソート段階が完了すると、図2のf)の状態となる。 対象物はオーダー番号の昇順でソートされて、搬送回路50より順に搬出されて、例えば、
    搬出格納エリアに供給される。 【0032】 この後、準備格納エリアSP02にあるオーダー番号9,11,11,8,9の対象物が、搬送回路50に供給されて、オーダー番号8,9,11の対象物が所望の順序になるまで、
    ソート処理が行われる。 このように序列化された対象物は搬出格納エリアに移動されて、ここで元のグループの全ての対象物が、オーダー番号で1,2,3,4,5,7,8,
    9,9,11,11の正しい順序に序列された状態となる。 各ソート段階で最初にQS1にアクセスした後、QS2にアクセスすると、降順の序列が得られる。 【0033】 説明した実施例によれば、本発明のソート方法では、対象物を一貫して前方に送出することにより実行されるのであり、対象物を前方/後方に運搬する必要はない。 このことにより、駆動という点での利点のみならず、特に、ソート処理にかかる時間の面においても利点を有する。 したがって、本発明は高速なソート方法を達成するものである。 【0034】 また、図2に示すタイプの搬送路は少数の要素を用いて実行できるので、異なるデザインのソート装置を用いて本発明のソート方法を実行することができることが、実施例により示されている。 さらに、図2の例では、制御装置Sは現在のソート状態と望ましいソート状態を常時比較することができ、誤りが発生すると、ソート方法を制御して、ソート段階を反復することにより、ソート誤りをなくすことができる。 【0035】 本発明が開示する技術的特徴によれば、当業者は、本発明のソート方法を実行するためのさらなる搬送回路アーキテクチャを提供することができるだろう。 【0036】 必要に応じて、ビットレベルでの比較対照によるソート基準に代えて、同じ条件下で同じ物理的ソート順序及びソート結果を生じるような様々な数学的表現を採用することができ、したがって、これらは本発明に含まれるものである。 以下に、その例を示す。 【0037】 バイナリ表記されたオーダー番号の最下位の数値が0であるか1であるかを決定するのであれば、例えば、自然数のオーダー番号を2で割った余りをソート基準として用いることもできる。 ここで、10進数の7を例に考えてみる。 バイナリ表記では、0111である。 しがたって,最下位のビットは1である。 【0038】 7を2で割ると、3余り1である。 この余り1がソートに用いられる。 以下、他の例と比較する。 【0039】 6はバイナリ表記で0110である。 したがって、最下位ビットは0である。 6を2で割ると、3余り0である。 この余り0が第1ソート段階において用いられる。 したがって、ビットの照会と余りの照会は、同じ物理的事実の2つの同等な表現方法であり、これら2つのソート基準の表現方法は本発明で使用可能である。 【0040】 このように、余りをソート基準の代替表現をして考える方法は、バイナリ表記されたオーダー番号の最高位のビット位置についても、同様に用いることができる。 例えば、4で割ると余りが0又は1となるオーダー番号は、バイナリ表記されたとき下から2番目の位、すなわち、2 1ビットが0である。 4で割った余りが2又は
    3のときは、2 1ビットは1である。 こうして、バイナリ表記における2 1ビットを直接調べなくとも、オーダー番号を4で割った余りによって表されるソート基準によって代替することが可能である。 【0041】 オーダー番号の下から3番目の位、すなわち、2 2ビットが0か1かを知りたければ、オーダー番号を8で割るとよい。 余りが0,1,2又は3であれば(余りが取れる値の範囲1,2,3,4,5,6,7のうち低い方から半数であれば)、下から3番目の位は0
    である。 余りが4,5,6又は7であれば(余りが取れる値の範囲のうち高い方から半数であれば)、下から3番目の位は1である。 【0042】 このようにして、上位ビットに移行するに連れて、16,32,64,…による割り算の余りで分類することを体系的に続けていくことができる。 余りが取れる値の範囲のうち低い方から半数はバイナリ表記の0に対応し、余りが取れる値の範囲のうち高い方から半数はバイナリ表記の1に対応する。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のソート方法の一例を示すブロック図である。 【図2】ソート・タスクの処理の様々な段階における本発明のソート装置を概略的に示す。 【符号の説明】 21,31,41,51 第1格納エリア22,32,42,52 第2格納エリア50i 内部架橋路50a 外部搬送路B1a, B1i, B2a, B2i 停止要素K 節点L,L0 読み取り機器QS1 第1ソース格納エリアQS2 第2ソース格納エリアS 制御装置SP01 第1準備格納エリアSP02 第2準備格納エリアW, W0, W1, W21, W22, W31, W32, W41 仕分け装置Wx1 目的地格納エリアZ 供給用搬送路ZS1 第1目的地格納エリアZS2 第2目的地格納エリア

    【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書【提出日】平成13年5月21日(2001.5.21) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書【補正対象項目名】特許請求の範囲【補正方法】変更【補正の内容】 【特許請求の範囲】 【請求項1】 対象物に割り当てられたオーダー番号の昇順又は降順に従って該対象物のグループをソートするための方法であって、前記対象物は連続的なソート段階において次のようにソート処理される; バイナリ表記された各対象物のオーダー番号が、関連するソート段階に依存する位において0又は1を有するかというソート基準によって、各対象物は第1格納エリア又は第2格納エリアに割り当てられて、次のソート段階においてソート処理される; バイナリ表記されたオーダー番号の最下位の数値が、第1ソート段階におけるソート基準に関連し、バイナリ表記されたオーダー番号の最下位から2番目の数値が、これに続く更なるソート段階におけるソート基準に関連する; 第2ソート段階では、まず第1格納エリアの対象物全て、次に第2格納エリアの対象物全てについて、あるいは、まず第2格納エリアの対象物全て、次に第1格納エリアの対象物全てについて、−以降の全てのソート段階において関連する格納エリアの順序を保持しながら−ソート処理が行われる; 特に、第3ソート段階以降では、以前のソート段階で各格納エリアに対象物が供給された順番を保持しながら、ソート処理が行われる。 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、少なくとも1つの準備段階において前記グループは、関連する所定の番号未満のオーダー番号を有する対象物のサブグループと、所定の番号以上のオーダー番号を有する対象物のグループとに細分割され、前記サブグループはそれぞれ請求項1に記載の方法によってソートされることを特徴とする方法。 【請求項3】 請求項2に記載の方法において、前記サブグループはソートされた後に順次統合されることを特徴とする方法。 【請求項4】 請求項1に記載の方法に従って対象物をソートするためのソート装置であって、前記ソート装置は搬送装置、特にサスペンション搬送装置の一部であり、対象物の搬送手段として、搬送品キャリアがガイド要素、特にガイドレール上を関連する搬送路に沿って誘導されるようになっており、前記ソート装置はさらに、 各ソート段階において、該ソート段階に関連するソート基準に従って、搬送品キャリア上に置かれた対象物を一時的に格納するための、第1目的地格納エリア(ZS
    1)として用いる第1搬送路セクション及び第2目的地格納エリア(ZS2)として用いる第2搬送路セクションと、 各ソート段階において、ソート処理を行うために対象物を搬送品キャリア上に提供するための、第1ソース格納エリア(QS1)として用いる搬送路セクション及び第
    2ソース格納エリア(QS2)として用いる搬送路セクションと、 ソース格納エリア(QS1,QS2)及び目的地格納エリア(ZS1,ZS2)間の少なくとも1個の仕分け装置(W)と、 前記仕分け装置(W)付近に提供された、好ましくは機械的に読み取り可能な形態で搬送品キャリア上に提供された、前記仕分け装置(W)に供給される対象物のオーダー番号を登録するための少なとも1個のデータ読み取り装置(L)と、 前記データ読み取り装置(L)からオーダー番号情報を受け取り、搬送品キャリア上の対象物の前記仕分け装置(W)への供給を制御するとともに、各仕分け装置(W)
    に与えられた対象物のオーダー番号が、バイナリ表記されたとき、関連するソート段階に依存する位において、0を有するか1を有するかというソート基準に従って、仕分け装置(W)の仕分け位置を制御するための制御装置(S)と、からなり、 ソート段階において関連する対象物は、第1格納エリア(ZS1)に供給された後、該エリアから第1ソース格納エリア(QS1)に供給され、あるいは、第2格納エリア(ZS
    2)に供給された後、該エリアから第2ソース格納エリア(QS2)に供給されて、次のソート段階におけるソート処理が行われ、 バイナリ表記されたオーダー番号の最も次数の低い位の数値は、第1ソート段階におけるソート基準に関連しており、バイナリ表記されたオーダー番号の2番目に次数の低い数値は、次に続くソート段階におけるソート基準に関連しており、
    第2ソート段階では、まず第1ソース格納エリア(QS1)の対象物全て、次に第2ソース格納エリア(QS2)の対象物全てが、あるいは、まず第2ソース格納エリア(QS2)
    の対象物全て、次に第1ソース格納エリア(QS1)の対象物全てが、−以降の全てのソート段階において関連する格納エリアの順序を保持しながら−仕分け装置(W)
    に供給され、 特に、第3ソート段階以降では、以前のソート段階で各ソース格納エリア(QS1,QS
    2)に対象物が供給された順番を保持しながら、ソート処理が行われることを特徴とするソート装置。 【請求項5】 請求項4に記載のソート装置において、前記目的地格納エリア(Z
    S1,ZS2)及び前記ソース格納エリア(QS1,QS2)は、仕分け装置(W)を介して互いに接続された搬送回路(50i,50a)において提供されていることを特徴とするソート装置。

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