サンドウィッチパンケーキ製造装置 |
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申请号 | JP2016240948 | 申请日 | 2016-12-13 | 公开(公告)号 | JP6142068B1 | 公开(公告)日 | 2017-06-07 |
申请人 | 株式会社マスダック; | 发明人 | 増田 文治; 遠藤 豊彦; 守屋 洋介; | ||||
摘要 | 【課題】生産能 力 の改善が図れるサンドウィッチパンケーキ製造装置を提供する。 【解決手段】 複数の焼き板が焼き板コンベヤとなるよう連結され、焼き板コンベヤが、バーナーの上下を周回する焼成機と、焼き板の上に焼き皮の生地を一列に吐出する生地充填機と、焼き皮の焼き面が上向きとなるように反転する反転装置と、空気を吹き付けて、焼き皮を焼き板から剥離する吹き落し装置と、焼き皮の焼き面が下向きのまま送り出す正転と、焼き皮の焼き面を上向きにして送り出す反転を、列に対して交互に行なう正反転切り替え装置と、焼き面が下向きの焼き皮の上に餡を充填する餡充填装置と、焼き皮に焼き印を押す焼き印装置と、焼き面が上向きの焼き皮を吸引して持ち上げ、円弧運動して移動し、餡が充填された焼き皮に重ね合わせると共に、上型と下型で焼き皮を挟み込んで押圧する合わせ 耳 締め装置と、が備えられる。 【選択図】図1 | ||||||
权利要求 | 複数の焼き板が焼き板コンベヤとなるよう連結され、前記焼き板コンベヤが、バーナーの上下を周回する焼成機と、 前記焼き板の上に焼き皮となる生地を一列に吐出する生地充填機と、 焼き皮の焼き面が上向きとなるように反転する反転装置と、 ノズルからエアーを吹き付け、焼き皮を焼き板から剥離して傾斜コンベヤに送り出す吹き落し装置と、 前記傾斜コンベヤと次段の搬送コンベヤの間に設けられ、焼き皮の焼き面が下向きのまま送り出す正転と、焼き皮の焼き面を上向きにして送り出す反転を、列に対して交互に行なう正反転切り替え装置と、 焼き面が下向きの焼き皮の上に餡を充填する餡充填装置と、 焼き皮に焼き印を押す焼印装置と、 上型に吸引機能を設け、焼き印が押された焼き皮を吸引して持ち上げ、円弧運動して移動し、餡が充填された焼き皮に重ね合わせると共に、上型と下型で焼き皮を挟み込んで押圧し、焼き皮の周囲を閉じる合わせ耳締め装置と、 が備えられ、 前記正反転切り替え装置は、前記傾斜コンベヤの送り出し端に設けられた複数のロールからなり、前記ロールが、焼き皮を正転させる場合は、焼き皮を放り投げる第1の速度で回転され、焼き皮を反転させる場合は、前記第1の速度より低速で、焼き皮を前のめりに反転させる第2の速度で回転されることを特徴とするサンドウィッチパンケーキ製造装置。前記焼成機には、前記焼き板コンベヤを横切るワイヤと受け皿からなるワイヤスクレーパーが設けられ、前記吹き落し装置で焼き板から剥離できなかった焼き皮を前記ワイヤで引き離し、前記受け皿に排出することを特徴とする請求項1に記載のサンドウィッチパンケーキ製造装置。前記合わせ耳締め装置には、上型に引き離し棒が設けられ、押圧後、エアーシリンダの駆動により、前記引き離し棒が、上型から下方向に突き出されることを特徴とする請求項1に記載のサンドウィッチパンケーキ製造装置。 |
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说明书全文 | 本発明は、サンドウィッチパンケーキ製造装置に係り、より詳細には、大幅な性能改善が図れるサンドウィッチパンケーキ製造装置に関する。 サンドウィッチパンケーキ製造装置は、従来からドラ焼き製造装置として知られるもので、特許文献1に示されるように、生地充填機(1)から焼き板(20)に生地を吐出し、バーナー(2)で加熱し、焼成した焼き皮(34)に餡(30)を充填し、同様に焼成した焼き皮(34)を重ねて周囲を押圧し、餡(30)が外から見えないように耳締めを行なう装置である。ドラ焼き製造装置は、欧米ではサンドウィッチパンケーキ製造装置と呼ばれる。 サンドウィッチパンケーキ製造装置は、更なる改善が求められている。一例として、図10(A)に、特許文献1のドラ焼き製造装置の焼き皮の流れを示す。図10(A)では、説明のため焼き皮は1列4個で記載している。焼き皮を焼成する段階では、1列が4個であるが、正反転装置(特許文献1の図1の符号9)に入ると、列の右半分はそのまま送り出され(正転)、左半分が裏返し(反転)とされる。右半分の焼き皮は焼き面が上向きとされる。続いて、転置装置(特許文献1の図1の符号10)が、左半分の2個を右側に寄せ、焼き面が上を向いた2個と、焼き面が下を向いた2個を交互に搬送する。このように列の個数が半分に減じられるので、1列の焼き菓子の処理時間が同じとするなら、特許文献1のドラ焼き製造装置は、列の個数を減らさずに製造する場合に比べて、能力(単位時間当たりの生産個数)が低い。特許文献1のドラ焼き製造装置は、装置を小型化できるが、能力については改善の余地があるといえる。 特許文献1のドラ焼き製造装置は、合わせ装置(特許文献1の図1の符号14)と、耳締め装置(特許文献1の図1の符号15)が設けられ、2つの工程を有する。すなわち、合わせ装置は、焼き面が上向きの焼き皮を吸引して持ち上げ、後続の餡が充填された焼き皮が合わせ装置の真下に来ると、持ち上げた焼き皮を下降させて重ねる。次に耳締め装置は、上型と下型からなり、真下に来たドラ焼きの周囲を上下方向に挟み込んで押圧し、外側から餡が見えないようにする。そのため、合わせと耳締めを同時に行なって1工程にすれば、工程が短縮され、ラインが短くなり性能が向上する。 特許文献1のドラ焼き製造装置には、焼成機の下部に、焼き板を清掃する長尺なブラシからなるクリーニング装置(特許文献1の図1の符号7参照)が設けられる。焼き皮は、ノズルから噴出するエアーで焼き板から剥離されるが、ごくまれに剥離できない場合がある。その場合、ブラシがひどく汚れ、その後の保守と清掃が大変である。そのため、エアー吹き付けで剥離できなかった焼き皮を、焼き板から効率よく剥離することが望ましい。 特開2012−165870号公報
本発明の目的は、生産能力の改善が図れるサンドウィッチパンケーキ製造装置を提供することにある。 本発明によるサンドウィッチパンケーキ製造装置は、複数の焼き板が焼き板コンベヤとなるよう連結され、前記焼き板コンベヤが、バーナーの上下を周回する焼成機と、前記焼き板の上に焼き皮となる生地を一列に吐出する生地充填機と、焼き皮の焼き面が上向きとなるように反転する反転装置と、ノズルからエアーを吹き付け、焼き皮を焼き板から剥離して傾斜コンベヤに送り出す吹き落し装置と、前記傾斜コンベヤと次段の搬送コンベヤの間に設けられ、焼き皮の焼き面が下向きのまま送り出す正転と、焼き皮の焼き面を上向きにして送り出す反転を、列に対して交互に行なう正反転切り替え装置と、焼き面が下向きの焼き皮の上に餡を充填する餡充填装置と、焼き皮に焼き印を押す焼印装置と、上型に吸引機能を設け、焼き印が押された焼き皮を吸引して持ち上げ、円弧運動して移動し、餡が充填された焼き皮に重ね合わせると共に、上型と下型で焼き皮を挟み込んで押圧し、焼き皮の周囲を閉じる合わせ耳締め装置と、が備えられ、前記正反転切り替え装置は、前記傾斜コンベヤの送り出し端に設けられた複数のロールからなり、前記ロールが、焼き皮を正転させる場合は、焼き皮を放り投げる第1の速度で回転され、焼き皮を反転させる場合は、前記第1の速度より低速で、焼き皮を前のめりに反転させる第2の速度で回転されることを特徴とする。 前記焼成機には、前記焼き板コンベヤを横切るワイヤと受け皿からなるワイヤスクレーパーが設けられ、前記吹き落し装置で焼き板から剥離できなかった焼き皮を前記ワイヤで引き離し、前記受け皿に排出することを特徴とする。 前記合わせ耳締め装置には、上型に引き離し棒が設けられ、押圧後、前記引き離し棒が、エアーシリンダの駆動により、上型から下方向に突き出されることを特徴とする。 本発明によるサンドウィッチパンケーキ製造装置によれば、(1)正反転切り替え装置を設けたので、搬送コンベヤに、正転と反転を交互に列ごとに繰り返し、焼き皮を送り出すことができる。この機構は列の個数を減じるものではないので、従来のドラ焼き装置に比較して、生産能力を向上できる。(2)また、上型に吸引機能を設け、合わせと耳締めの両方を行なう合わせ耳締め装置を設けたので、2工程を1工程にできる。これによっても処理時間が短縮できる。 正反転切り替え装置は、複数のロールからなり、焼き皮を正転させる場合は、ロールが焼き皮を放り投げる第1の速度で回転され、焼き皮を反転させる場合はロールが第1の速度より低速で、焼き皮を前のめりに反転させる第2の速度で回転されるので、正転と反転を列ごとに交互に繰り返すことができる。このように、ロールの速度で正転と反転を行なうので、焼き皮は変形したり傷付いたりしない。 焼成機の下部にワイヤスクレーパーを設けたので、吹き落し装置のエアーで剥離できなかった焼き皮を良好に剥離できる。クリーニング能力が向上する。ブラシからなる焼き板のクリーニング装置を不要にできる。焼き板に付着した小さな生地片は、ワイヤスクレーパーでは除去できないが、油拭き装置で取り去ることができる。全体として保守も容易となる。 合わせ耳締め装置の上型に引き離し棒を設けたので、上型と下型が互いに離される時、引き離し棒を上型から下方向に突き出すことにより、焼き皮が上型に付着せず、耳締めした焼き菓子をロープコンベアに良好に落下させることができる。 本発明によるサンドウィッチパンケーキ製造装置の斜視図である。 図1の改良された要部を示す図で、(A)はワイヤスクレーパー、(B)は、正反転切り替え装置、(C)は、合わせ耳締め装置である。 正反転切り替え装置の動作説明図(1/2)である。 正反転切り替え装置の動作説明図(2/2)である。 ワイヤスクレーパーの斜視図である。 ワイヤスクレーパーの動作説明図である。 合わせ耳締め装置の斜視図である。 合わせ耳締め装置の動作説明図である。 合わせ耳締め装置の動作説明図である。 サンドウィッチパンケーキ製造装置の焼き皮の流れを示す説明図で、(A)は従来の例、(B)は本発明の例である。
以下、図面を参照して、本発明によるサンドウィッチパンケーキ製造装置を説明する。 図1は、本発明によるサンドウィッチパンケーキ製造装置100の斜視図である。サンドウィッチパンケーキ製造装置100は、焼き皮を焼く焼成機80と、焼き皮の上に餡を載せ、上から焼き皮を重ねて耳締めを行なう仕上げ装置90とからなる。焼成機80と仕上げ装置90の間は、傾斜コンベヤ8で連結される。焼成機80は、焼き板20で構成された焼き板コンベア25がバーナー2の上下を周回する。焼き板コンベア25は、例えば、3秒間の停止、1.5秒間の走行からなる間欠送りにできる。これに限らず、焼き板コンベア25を連続送りとしてもよい。焼き板コンベア25の左端の上部には、生地充填機1が設けられる。この実施例では、生地充填機1は、生地を焼き板20上に一列あたり12個を吐出する。生地は、焼き板20で焼成され、ドラ焼きの焼き皮34となる。焼き板20は、バーナー2の180〜200°Cに加熱される。焼き皮34は、図6の引き出し円内に示すように、焼き板20で焼成された面が焼き面34aで、外側面となる。図2(B)に示すように、焼き面は黒く、裏面は白で記載した。焼き皮34は、太い矢印で示すように図1の左側から右側方向に搬送される。 上火ヒータ4は、焼き皮34の上面を軽く焼成する。反転装置5は、ヘラ状の部材で焼き皮34を掬い上げて、約180度回転する。これによって焼き皮34は焼き面が上向きとなる。反転装置5を通過した焼き皮34は、吹き落し装置6のノズルから噴射されるエアーによって、焼き板20から剥離され、傾斜コンベヤ8に反転して落とされる。焼き皮34は傾斜コンベヤ8では焼き面が下向きとなる。焼き板20は、生地充填機1の方向に戻る。ワイヤスクレーパー35は、搬送方向と直交する方向に設けられたワイヤからなり、焼き板20の表面に付着した焼き皮を剥離する。油拭き装置3は、焼き板20の長手方向に沿って設けられたレールと、レールの上を走行するバフ(油布)とからなり、拭く動作によって、焼き板20の表面に油を塗布する。バフへの油は、待機時に給油管の複数の小孔からバフに浸み込ませている。 焼き皮34は、傾斜コンベヤ8から仕上げ装置90に送り込まれるが、まず正反転切り替え装置9に入る。正反転切り替え装置9は、、焼き皮の焼き面が下向きのまま送り出す正転と、焼き皮の焼き面を上向きにして送り出す反転を、列に対して交互に行なう装置である。餡充填機12は、1列おきに餡の充填を行なう装置である。餡は、焼き面が下向きの焼き皮34に充填される。焼印装置13は、焼き面が上向きの焼き皮34に焼き印を押す装置である。 合せ耳締め装置15は、上型と下型からなる。上型にはエアーによる焼き皮の吸引機能が設けられており、前方の焼き面が上向きの焼き皮を吸引して持ち上げ、円弧運動して移動して戻り、餡が充填された焼き皮の上に重ね合わせる。そして上型と下型で2枚の焼き皮挟み込み、押圧して焼き皮の周囲を閉じる。餡充填機12、焼印装置13、合わせ耳締め装置15の手前には、焼き皮34を搬送方向と搬送方向と直交する方向に整列させる整列装置(図示せず)が設けられる。 図2は、図1の改良された要部を示す図で、(A)はワイヤスクレーパー35、(B)は正反転切り替え装置9、(C)は合わせ耳締め装置15である。 図2(A)のワイヤスクレーパー35は、焼き板20が連結された焼き板コンベヤ25が戻る部分に設けられる。そして、焼き板20からエアーによって剥離できなかった焼き皮34を剥離する。 図2(B)の正反転切り替え装置9は、傾斜コンベヤ8の送り出し端と、傾斜コンベヤ8より低い位置に設けられた水平な搬送コンベヤ57の間に設けられた3本(複数)のロール59から構成される。ロール59は、モータ58で回転され、焼き皮34を正転させる場合、焼き皮を放り投げるに十分な速度である第1の速度で回転される。焼き皮を反転させる場合、第1の速度より低速で、搬送される焼き皮を前のめりにして反転させる第2の速度で回転される。焼き皮34の焼き面が下向きのままの送り出し(正転)と、焼き皮の焼き面を上向きにした送り出し(反転)を、列に対して交互に行なうので、焼き皮34は、搬送コンベヤ57に焼き面が1列置きに上向きとなるように配列される。 図2(C)の合わせ耳締め装置15は、上型45で、搬送方向の前方に位置する焼き面が上向きの焼き皮34を吸引して持ち上げ、円弧運動して移動して戻り、餡30が充填された焼き皮34に重ね合わせる。そして上型45と下型46で挟み込んで押圧し、上下2枚の焼き皮34の周囲を閉じる。下型46は、ロープコンベヤ43の下側にあって、複数に分割されており、挟み込み時は、ロープコンベヤ43の上側に突き出る。 図3と図4は、正反転切り替え装置9の動作説明図(1/2)と(2/2)である。図3の(A)〜(D)は焼き皮34が反転する場合を示す。焼き皮の前方部分がロールから離れて自重で下方向を向くと、焼き皮の後方を押すことで反転させる。ロール59は、第2速度(低速)で回転されて、焼き皮34は反転して搬送コンベヤ57の上に落ちる。図4の(E)〜(H)は、焼き皮34を正転させる場合で、ロール59は焼き皮34を放り投げるに十分な第1の速度(高速)で回転される。焼き皮34は、焼き面を下に向けた姿勢で飛び、搬送コンベヤ57の上に落ちる。第1の速度は焼き皮34を放り投げる程度に高速であり、第2の速度は、第1の速度より低速である。 図5は、ワイヤスクレーパー35の斜視図である。上部には、焼き板20の長手方向をカバーするワイヤ16が張られている。ワイヤスクレーパー35の下部には、焼き板20から剥離された焼き皮34が受け止められる受け皿17が設けられる。ワイヤ留め18は、ワイヤ16の張力を調節できる。ワイヤスクレーパー35は、ハンドル19により、搬送ラインから引き出せる。 図6は、ワイヤスクレーパー35の動作説明図である。焼き皮34は、引出し円の中に示すように、焼き面34aがドラ焼きの外側面で、内側面34bに餡が充填される。焼き皮34は、焼成された後、反転装置5で反転され、焼き面が上向きとされ、焼き板コンベヤ25の折り返し位置に搬送される。焼き皮34は、吹き落し装置6のノズルから噴射されたエアーによって焼き板20から剥離され、反転して傾斜コンベヤ8に落とされる。吹き落し装置6のエアーで剥離できなかった焼き皮34は、ワイヤスクレーパー35のワイヤ16によって焼き板20から剥離され、受け皿17に排出される。なお、エアーノズルは、例として、1つの焼き皮34に対して2〜3本が設けられる。エアーノズルを複数本にしても、焼き皮34を焼き板20から剥離できない場合がまれにある。 図7は、合わせ耳締め装置15の斜視図である。図7は、上型45を示す図である。下型46の斜視図は省略した。本体部28にはハンドル32が設けられる。側板は、内部が見えるよう外して記載した。上型45は、一列12個の焼き皮に対応して、長手方向に12個が設けられ、各上型45には引き離し棒29が設けられる。エアー吸引チューブ27で各上型45内のエアーを吸引するので、焼き皮34を吸引できる。本体部28は、裏面側に設けられたサーボモータ26により円弧運動を行なう。アーム23、24が設けられ、アーム23、24の一端が本体部28の両端に連結され、アーム23、24の他端が回転軸に連結される。本体部28は、アーム23、24の先端が円弧運動しても常に下向きとなるよう回動される。アーム24の先端には裏面カバー31が設けられる。下型46の斜視図は省略したが、下型46は4つの分割された部品からなる。下型46は、ロープコンベア43の間を上昇して、2枚の焼き皮34を下側から押圧する。上型45の四隅にはガイド部材(図示せず)が設けられており、下型46の4つの部品が隙間なく1つの部材となるようガイドしている。上型45は、2枚の焼き皮34を上から押圧するが、周囲を押圧し中央部分は強く押圧しないようくぼんでいる。 図8は、合わせ耳締め装置15の動作説明図である。合わせ耳締め装置15の正面図で示している。アーム23が図8の左側(A)で示す位置で耳締めを行ない、アーム23が図8の右側(B)に示す位置で搬送方向前方の焼き皮34を吸引する。このように本体部28は、アームによって円弧運動を行なえる。 図9は、合わせ耳締め装置15の動作説明図である。(A)は、本体部28が高さh1の定位置にあって、その下側に餡30を載せた焼き皮34が到着し、搬送方向前方には、焼き面を上に向けた焼き皮34があるとする。(B)は、吸引行程で、本体部28が円弧運動して前方の焼き皮34の上に移動し、焼き皮34を吸引する。(C)は、合わせ行程で、本体部28が円弧運動して戻り、餡30を載せた焼き皮34の上側、高さh2の位置に停止する。(D)は、耳締め行程で、下型46がロープコンベヤ43の間を抜けて上昇し、焼き皮34、34を挟み込んで押圧する。耳締め工程では、エアーによる焼き皮の吸引は停止している。(E)は、解放行程で、下型46がロープコンベヤ43の下側に下降し、焼き菓子(サンウィッチパンケーキ)は、ロープコンベヤ43より高い位置にあるので、上型45から引き離し棒29が下方向に突き出て、ロープコンベヤ43上に落とされる。なお、引き離し棒29の突き出し動作は、本体部28に設けられた4基のエアーシリンダで行なっている。ロープコンベヤ43に載った焼き菓子(サンドウィッチパンケーキ)は、包装のため次のコンベヤに送り出される。このようにして、工程(A)〜(E)を繰り返す。 図10は、サンドウィッチパンケーキ製造装置100の焼き皮の流れを示す説明図で、(A)は従来の例、(B)は本発明の例である。正反転切り替え装置9で、焼き皮の正転と反転を列に対して交互に行なうようにしたので、図10(A)のように列の個数を減じる従来の場合に比較して、大幅な生産能力の向上が期待できる。 本発明は、生産能力の改善が図れるサンドウィッチパンケーキ製造装置として好適である。 1 生地充填機 2 バーナー 3 油拭き装置 4 上火ヒータ 5 反転装置 6 吹き落し装置 8 傾斜コンベヤ 9 正反転切り替え装置 12 餡充填機 13 焼印装置 15 合わせ耳締め装置 16 ワイヤ 17 受け皿 18 ワイヤ留め 19 ハンドル 20 焼き板 23、24 アーム 25 焼き板コンベア 26 サーボモータ 27 エアー吸引チューブ 28 本体部 29 引き離し棒 30 餡 31 裏面カバー 32 ハンドル 34 焼き皮 34a 焼き面(外側面) 34b 内側面 35 ワイヤスクレーパー 43 ロープコンベア 45 上型 46 下型 57 搬送コンベヤ 58 モータ 59 ロール 80 焼成装置 90 仕上げ装置 100 サンドウィッチパンケーキ製造装置 |