Heterogeneous material classification processing systems and equipment

申请号 JP2008537939 申请日 2006-10-24 公开(公告)号 JP2009512552A 公开(公告)日 2009-03-26
申请人 エムティディ アメリカ リミテッド; 发明人 トーマス エイ. バレリオ、;
摘要 他の材料から特にプラスチックを分類し、さらに異なるタイプのプラスチックを相互に分類する異種材料分類自動システムであり、実施例に依存して、サイジング機構のコンビネーションと、摩擦選別器と、エア選別器と、磁 力 選別器と、誘電性センサ付き仕分け台と、シェーカ式振り分け機と、バリスチック選別器と、誘導性センサ分類システムおよびフロート/シンクタンクとを備える。 誘電性センサ付き仕分けシステムは、アナログ又はデジタルのいずれかであり、個々の実装に依存する。 一つ以上のフロート/シンクタンクが、実施例に依存して、それぞれ異なる比重の媒質を伴って、用いられる。 媒質は、 水 又は水にカルシウム塩化物のような成分が足されたものである。 さらに、複数の同じ一般的なタイプのモジュールが特別の構成に使われる。 重い媒質システム又は砂フロート処理が代替的に又は付加的に使用される。
权利要求
  • 再生利用可能な材料をより軽い要素及びより重い要素に分類するための選別機であって、
    少なくとも一部が再生利用可能な材料ストリームを供給するコンベアと、
    少なくとも材料ストリームの一部を受け取り、かつ前記材料を動きのあるエアにさらすことによって前記受け取った材料をより軽い要素及びより重い要素に選別し、前記ストリームの元の方向から少なくとも一つの要素をそらす、少なくとも一つの選別モジュールと、
    軽い重量又は丸みを帯びた小片を少なくとも一つの要素から除去するためのロールバックコンベアと を備える選別機。
  • 前記選別モジュールは、エアナイフを備える請求項1記載の選別機。
  • 少なくとも要素を受け取り、その要素を所定の比重に基いて小部分にさらに選別する少なくとも一つのフロート/シンクタンクをさらに備える請求項1記載の選別機。
  • 前記少なくとも一つのフロート/シンクタンクは、前記より重い部分を受け取る請求項3記載の選別機。
  • 前記より重い部分は、少なくとも電線及び金属を備える請求項4記載の選別機。
  • 前記所定の比重はおよそ1.4である請求項5記載の選別機。
  • 前記所定の比重はおよそ1.1−2. である請求項5記載の選別機。
  • 前記材料ストリーム内の磁性材料を選別するために磁力手段をさらに備える請求項1記載の選別機。
  • 前記ストリームは、前記選別モジュールの前方の前記磁力手段に提供される請求項8記載の選別機。
  • 前記より重い要素から汚れと細かな粒子を除去するためにスクリーニングモジュールをさらに備える請求項4記載の選別機。
  • 前記フロート/シンクタンクは、所定の比重の媒質を含む請求項3記載の選別機。
  • 前記媒質の前記比重は、塩、カルシウム塩化物及びマグネシウム亜硫酸からなるグループの少なくとも一つを添加することによって調整される請求項11記載の選別機。
  • 前記より重い要素を受け取り、その要素を所定の比重に基いて分類する重い媒質システムをさらに備える請求項1記載の選別機。
  • 前記より重い要素を受け取りかつその要素を所定の比重に基いて分類する砂フロートシステムをさらに備える請求項1記載の選別機。
  • 前記少なくとも一つのフロートシンクタンクは、およそ1である比重を有する第1のタンクとおよそ1.4である比重を有する第2のタンクである、二つのタンクを備える請求項3記載の選別機。
  • 電線回収システムであって、
    材料ストリームの一部が電線を備える材料ストリームを搬送する供給器と、
    電線よりも実質的に低密度の材料部分から電線を含む材料部分を選別するエア選別器と、
    電線を含む材料部分を受け取り、電線よりも小さい比重を有する少なくとも一つの比重分離モジュールであり、電線を含む材料部分をさらに電線を含む第1の小要素及び電線よりも実質的に低密度材料を含む第2の小要素に選別する前記比重分離モジュールと を備える電線回収システム。
  • 前記比重分離モジュールの前に置かれるスクリーニングモジュールをさらに備える請求項16記載の電線回収システム。
  • 前記比重分離モジュールは、フロート/シンクタンク、重い媒質システム又は砂フロートシステムを含むグループの少なくとも一つを備える請求項16記載の電線回収システム。
  • 前記砂フロートシステムの前記比重はエア噴射機によって調整される請求項18記載の電線回収システム。
  • 前記フロート/シンクタンクは複数のフロート/シンクタンクを含む請求項18記載の電線回収システム。
  • 前記複数のフロート/シンクタンクのそれぞれは異なる比重を有する媒質を含む請求項20記載の電線回収システム。
  • 材料選別モジュールであって、
    少なくとも所定の範囲外の誘電性定数を有する材料要素を検出する誘電性センサの少なくとも一つのアレイと、
    前記少なくとも一つのアレイの近接内に異なる誘電性定数の材料要素のストリームを提供する供給器と、
    前記少なくとも一つのアレイによって識別される材料要素の位置を識別及び追跡する追跡システムと、
    前記追跡システムからの入力信号を受信し、前記識別された材料要素を仕分けすることによって応答する仕分け器と を備える材料選別モジュール。
  • 前記誘電性センサは、デジタルセンサ及びアナログセンサを備えるグループからの一つである請求項22記載の材料選別モジュール。
  • 材料の水吸収性要素の湿気内容部を増やすための霧吹き器をさらに備える請求項22記載の材料選別モジュール。
  • 前記所定の範囲は、閾値によって定められる請求項22記載の材料選別モジュール。
  • 前記所定の範囲は3.4より上である請求項22記載の材料選別モジュール。
  • 前記所定の範囲は3.4より下である請求項22記載の材料選別モジュール。
  • 前記範囲は1.0−3.5である請求項22記載の材料選別モジュール。
  • 前記少なくとも一つのアレイは複数のアレイであり、さらに前記供給機は複数のコンベアを備える請求項22記載の材料選別モジュール。
  • 前記複数のコンベアは直列にされ、さらに各コンベアはセンサアレイに結合される請求項29記載の材料選別モジュール。
  • 前記少なくとも一つのアレイ及びそこに近接する材料経路の温度及び湿度を実質的に一定に保つ温度及び湿度制御器をさらに備える請求項22記載の材料選別モジュール。
  • 前記少なくとも一つのアレイは、材料片のストリームの下にある請求項22記載の材料選別モジュール。
  • 前記少なくとも一つのアレイは、材料片のストリームの上にある請求項22記載の材料選別モジュール。
  • プラスチック選別モジュールであって、
    所定の比重に関連してタンクに導入された材料を選別するための少なくとも一つの比重選別モジュールと、
    前記モジュールの表面から浮いている材料を除去する第1の機構と、
    前記モジュールの底から沈んでいる材料を除去する第2の機構と を備えるプラスチック選別モジュール。
  • 前記第1の機構は、少なくとも一つのパドルホィール、そこにバドルを有するコンベア、及びウォータジェットを備えるグループからの少なくとも一つを備える請求項34記載のプラスチック選別モジュール。
  • 前記第2の機構は、ひきずり鎖、沈められたコンベア及びスクリュードライブを備えるグループからの少なくとも一つを備える請求項35記載のプラスチック選別モジュール。
  • 前記少なくとも一つの比重選別モジュールは、フロート/シンクタンク、重い媒質システム、及び砂フロートシステムを備えるグループからの少なくとも一つを備える請求項34記載のプラスチック選別モジュール。
  • 前記少なくとも一つの比重選別モジュールは、それぞれが異なる比重の媒質を含む複数の比重選別モジュールを備える請求項34記載のプラスチック選別モジュール。
  • およそ1.4の比重を持つ媒質を内部に有するタンクを備える再生可能な電線を分類するための装置であって、
    前記タンク内に電線を沈めてしまう比重を持つ電線を含んだ混合材料のストリームを受け取るための入り口と、大体全ての残留材料が浮いているのに対して、前記タンクの底から沈んでいる材料を第1の排出口を通して除去するための機構と、第2の排出口を通して前記タンクの上部から浮いている材料を除去するための機構と を備える装置。
  • 说明书全文

    (関連出願の相互参照)
    本願は、2006年3月1日に出願された米国仮特許出願番号第60/777,868号並びに2005年10月24日に出願された米国仮特許出願番号第60/729,966号の利益及びそれらを基礎にした優先権を主張する。 本出願はまた同様に2004年10月21日に出願された金属片分類方法及び装置に関する米国仮特許出願番号60/621,125号の利益及びそれを基礎にした優先権を主張する2005年10月21日に出願された米国特許出願番号第11/255,850の利益及び優先権を主張する。 本出願はまた、名称を汚染ガラス分類方法及び装置とした、2006年10月20日に出願された米国特許出願SN_[番号がまだ割り当てられない:番号未割り当て]、及びその先願の2005年10月20日に出願された汚染ガラス分類方法及び装置という米国仮特許出願番号60/728,581号の利益及びそれらを基礎にした優先権を主張する。 これらの全ての米国特許出願は、本出願にあって参照として組み込まれる。
    (発明の分野)

    本発明は、全般的には材料分類処理及びシステムに関し、さらに詳しくは再生利用を目的とするいくつかの材料又はそのような材料の全てを含む異種材料分類の処理、システム、装置及び技術に関する。
    (発明の背景)

    廃棄材料の再生利用は、財政及び環境保護のためだけではなく、多くの視点から高く望まれている。 適切に分類された再利用可能な材料はしばしばかなりの利益をもたらして売られる。 大部分のより高価な再利用可能材料は短期間では生分解できない、だからこそ、それらの材料を再利用することは地方の埋立地にかかる負担を著しく減らす。

    しかし、多くの実例において、必要な分類を達成するための経済性に優れる方法は未だみられない。 これはとりわけ、例えば、非鉄材料、及び特に高密度プラスチックのような非金属にあてはまる。 例えば、プラスチック再利用への一つの取り組みとしては、分類ラインに沿って、各人が手作業で細かく裁断できる廃棄物を分類し、さらに分類ラインから所望の再利用可能物を手作業で選別するため、たくさんの労働者を配置してきた。 この取り組みは、労働構成要素が高すぎるので、たいていの経済面で持続可能なものではない。

    一方、鉄の再利用は、かなりの期間、主として、磁石の使用を通してオートメーション化されてきた。 この技術は、明らかに、非鉄材料の分類には効果的ではない。

    その結果として、著しい利益再利用と、そのうえかなりの埋め立ての削減をも促進する方法であって、経済的な、効率の良い、プラスチックを含んだ異種材料分類の処理、システム及び装置が望まれてきた。
    (発明の概要)

    再生可能な木材、ゴム、金属、電線及びプラスチックは、生成される固体廃棄物の著しい負担の原因となる。 混合された廃棄物から異なる材料を再生するためには、木材、ゴム、金属、電線及びプラスチックが特定され、分離されなければならない。 本発明は、人的な介在なしに、木材、ゴム、金属、電線及びプラスチックなどを、混合された材料群から分類するための処理を提供する。 それらの各材料は、少なくとも、いくつかの配置において、任意の時間で又は前記混合内の任意な量として存在する。 加えて、本発明は、前記処理を行うためのシステムを提供し、さらに本発明は、前記処理の各ステップのいくつかを実行するための新規な装置を提供する。 これ以降で議論される好適な装置は、ステップの多様性を含む、又はモジュールの多様性を含み、及び本発明のどの実施例にあっても、すべてのステップ又はすべてのモジュールの実行が必要とされるわけではない。 同様に、処理ステップのいくつかが実行されるシーケンスは、本発明からはずれることなしに、適切な状況にあって変形される。

    第1の配置にあって、前記処理は、混合された材料のストリームからそのストリームの一つの構成要素又は一グループの関連される構成要素を抽出する一連の分類ステップを備える。 各要素又はグループが除去されると、残留物はさらなる処理のための次のステップに渡される。 いったん、各事前に構成要素が除去されると、残っている残留物は同様に所望の構成要素又はグループとなる。

    本発明のシステムは、通常、異なる分類機能を行う複数のモジュール又は段階を備える。 各段階は、異なる時間で前記混合の中から異なる材料が分離された結果物を伴い、再生利用可能物の各種類が前記混合及び残留物の中から最終的に分類されるまで、元の混合よりも体積が実質的に小さくなるまで行われ、他の処理又は廃棄のために送られる。

    詳細な実施例によれば、本発明のシステムは、複数の、全てが必要というわけではないが、磁の分離器、例えばロールバック摩擦分離器であるかもしれない摩擦分離器、誘電性センサ付き仕分け台、シェーカ式のふるい(スクリーニング)、衝撃性の(バリスチック)分離器、及び誘導性センサ付き仕分けシステムからなるグループを備える。 誘電性センサ選別システムは、アナログ又はデジタルのいずれかであり、特定の実施例に依存する。 エア分離モジュールが同様に提供されてもよい。 エア分離モジュールはエアナイフ又はより重い物からより軽い物を分離するためにエアを使う他のシステムを含んでもよい。 加えて、各モジュールは前記混合物のいくぶん異なる構成要素を選別することに適合されるかもしれないが、同様に全般的なモジュールタイプが用いられてもよい。 一つ以上のよりフロート/シンク(浮沈)タンクが用いられてもよい。 その浮沈タンクは、密度のより高い材料から密度のより小さい材料を分離する。 タンク媒質の比重は、沈むように意図された材料に対して浮かぶように意図された材料の選択を各タンクが容易とするように調整される。 いくつかのフロート/シンク(浮沈)タンクでは、媒質は、又は水プラス付加成分が用いられる。 それら媒質は、分類される特定の材料及び取り扱われる量に依存する。 乾燥処理が好まれるのであれば、砂フロート(浮かぶ)タンクが用いられる。

    実施例に依存して、誘電性センサのさまざまなタイプ又はセンサアレイ(配列)が発明の分類システムにて用いることができる。 典型的には、各センサアレイは前記混合された材料の経路を横切ったパターンに配置される多数の近接センサを備える。 センサはアナログ又はデジタル、遮蔽又は非遮蔽、容量性又は誘導性の近接センサである。 各タイプのセンサは特定材料を検出するという特徴を有し、金属、ガラス、プラスチック、木材又はゴム片を検出したときに異なる信号を発生する。 詳細については、以下に説明する。

    その上、分類処理は、適切な水分含有を確保することによって促進され、霧吹き及び加湿器は適切なモジュール内に含まれる。 水分を加えることが前記分類ステップのいくつかの点で、特に吸収性のある材料の誘電性定数を上げることに関して有益である。 しかし、いくつかの実施例の他の分類ステップにあって、前記材料を瞬時に乾燥させるための十分な英国熱量単位(British thermal unit(s):BTU's)の赤外線(IR)ヒータが動作の優れた均一性を提供することができる。 詳細については後述する。 さらに、ある実施の形態の、例えば誘電性センサの使われるようないくつかの分類ステップにあって、前記センサ周囲の温度及び湿度制御器の使用は、動作の優れた均一性を提供する。

    さらに加えて、モジュールの複数グループは、例えば、材料の異なるサイズを分類するために、複数の分類ラインとして構成される。 そのような配置の一つにあって、第1の分類ラインは、所定のサイズを超える材料を分類する。 他の分類ラインは、前述の所定サイズよりも小さな材料を分類する。 そのような分類ラインの数は、制限されるものではなく、分類が望まれる前記混合物の量及び混合のタイプに適合される。
    (発明の詳細な説明)

    先ず、図1Aを参照すると、全体的には100で示されている、本発明の処理の一つの局面がより正しく理解されるはずである。 ステップ105で示されているように、混合された材料の入力ストリームは一般的には木材、ゴム、鉄及び非鉄金属材料、プラスチック被膜された絶縁電線を含む電線、発泡樹脂、ポリエチレン、ポリスチレン、ABSなどを含む多種類のプラスチック片を含んでいる。

    図示される具体例にあって、前記処理はステップ110に進み、鉄及びスチールのような前記鉄材、またある種のセラミックスのような磁性材料を分離する。 たいていの実例にあっては、高価な磁力材料は既に前記ストリームから取り除かれているので、この段階で残っている磁力材料はほとんど廃物である。 これらの材料は、ステップ115にて示されるように、特定の実施例によって要求され、さらに処理されるために分離される。 多くのストリームのなかで、特別な実施例及び分類された破棄のストリームに依存するであろうが、さらなる処理は処分されるだけかもしれない。 この段階ではエアシステムも、いくつかの具現化例のなかで、現存のモジュール又は代替として使われるのが好ましい。 エアシステムは、重い及び軽い断片、はんぱ物を空気を吹きかけることによって分離するために、エアナイフ又は他の装置を備えて成る。 はんぱな断片を選別した結果は、より重い側では、電線及び金属、ゴム、木材、及びことによると多分いくらかの汚れを含むいくらかの高密度の材料を包含するかもしれない。 より軽い側での選別は、主としてプラスチック、紙、いくつかの発泡樹脂及びことによると他の軽い材料を包含するであろう。

    前記処理がステップ120に進み、磁力材料の除去を行うと、発泡樹脂及び小石のような、軽くて丸みを帯びた材料は、ステップ125にて示されるようなさらなる処理に分離される。 さらに、いくつかの実施例では、そのような処理はただの破棄処理にすぎないかもしれない。

    次に、ステップ127として示されるように、二者択一の処理ステップ130及び140が前記混合された材料の組成に依存してなされる。 一般に、必須ではないが、前記ストリームの多数の断片を処理し続け、小数の断片を他の処理のためにそらすために選別することが望まれる。 これは再生利用する価値のある多数のプラスチックは誘電性定数がほぼ3以下であるが、特に吸収性のある水分を含んだ材料、ゴム等及び後述するような他の材料は一般的にはより高い誘電性定数を有するので、誘電定数に基いた選別によって達成される。

    したがって、もし前記材料のストリームがその小数の断片としてプラスチックを有するのであれば、そのときには、所定の閾値を下回る誘電定数を有する材料はステップ135として示されるさらなる処理に分岐される。 これらの材料は、一般的に、例えば、ポリプロピレン及びポリエチレン、ポリスチレン及びABS、並びにいくらかの廃物材料を含む。 一般的に高い誘電性を有する材料は湿るか湿気のある木材、発泡樹脂、ゴムなどを有する。 一実施の形態にあっては、低誘電定数の閾値は、正確な設定値は前記材料に応じて著しく変動するけれども、だいたい3.0である。

    一方、ステップ140に示されるように、もし多数の断片がプラスチックならば、そのときは所定の閾値より大きい誘電定数を有する材料は選別され、ステップ145として示されるさらなる処理に分岐される。 これらの材料は、異なる形態の木材、ゴム、発泡樹脂などを備える。 一実施の形態にあっては、高い誘電定数のための閾値はおおよそ3.4である。 この点については、残留材料は好ましくは密であり、非金属であり、特定の閾値(又はアナログセンサのための、特別の範囲の)を下回る誘電定数を有し、加えて非常に少ない量の他の廃材である、ことが理解できるであろう。 この凝縮物の膨大な断片は、一般的には、再生利用可能なポリマー、言い換えれば、ポリスチレン及びABSのような再生利用物市場にて比較的高価値を有するプラスチック、加えて低密度プラスチックを備える。

    しかしながら、一般的に、ステップ135及び145にて選別される他の材料は、未加工の材料のようにかなりの価値に相当するかもしれない。 これらを再生利用するため、追加の処理ステップを用いることができる。 ステップ155に示すように、例えば電線のような比重の高い材料を、木材及びゴムのような比重の低い材料から、フロート/シンク(浮沈)タンク、重いメディア処理又は特に図1B及び図10にて後述するような砂フロート処理のような分離処理のための密度分離ステップを用いることができる。 電線は、そのあと、ステップ160で示されるさらなる処理にて回収される。 ステップ145及び155からの木材、ゴム及び他の材料残留物は、次にステップ165で示されるように、ゴムはステップ170で示されるように回収され、木材はステップ175で示されるように回収されるという具合に、光学的に分類される。 事案によってそれらの処理ステップは前記処理から除去されるというように、材料の混合又はある種のリサイクル材料の経済的な利益によって変動が起こるので、当業者は発明の処理の全具体例には前述した各処理がかならずしも全部必要ではないことを容易に理解できるだろう。

    次に、図1Bを参照すると、前記材料ストリームから再生利用可能な電線を再生する処理がより理解される。 図1Bの処理が図1Aに示された実施例と一体化されるか、又は別々に行われるかは、前記材料ストリームの性質及び再生利用されるいずれの材料かに依存する。 便宜上、電線再利用処理のメジャーなステップが図1Bに示される。 前記材料ストリームは図1Aと同様にステップ105によって提供される。 ステップ105は、前記材料を一般的に比較的同じようなサイズを確保するためにふるいにかけるが、そのようなふるいわけは、全ての実施の形態においては重要であるわけではない。 次に、磁性材料がステップ110に示されるように選別される。 ステップ175に示されるように、重い及び軽い断片部分内の残留ストリームの分類が続く。

    重い及び軽い断片の選別は、いくつかの方法、例えば、エアナイフを伴ったバリスチックコンベア又は他のエア分離デバイスによって達成される。 その後、重い破片が発砲樹脂及び丸い破片を除去するためにロールバックコンベアに提供される。 この段階では、二つの選択肢がある。 第1の選択肢は、電線及び金属を含んでいる重い断片が、ステップ180及びステップ185に示される、その出力として電線と金属の凝縮物を産出する、一つ以上のフロート/シンクタンクの使用を一般的に含む、電線−金属分離の一つ以上の段階に入れられる。 シングルのフロート/シンクタンクは良く動作するけれども、処理能力の増加分は、複数のフロート/シンクタンクの使用によって達成される。

    そのような組み合わせにあって、第1のフロート/シンクタンクは、例えば、媒質として、木材、ゴム及びいくつかの残留している発砲樹脂又は軽いゴムを浮かすための水を使うことができる。 一方、電線、金属及びいくつかの他の材料は沈む。 第2のフロート/シンクは、再度電線及び材料を沈ませるがプラスチック、紙などのような材料をほとんど浮かせるために、概略1.4という、より高い特定の比重の媒質を含む。 その結果は、ステップ190に示されるような、さらなる処理の対象となる、電線の凝縮物、並びにプラスチック及び他の材料の残余物である。

    第2の選択肢として、ステップ195に示されるように、ステップ175の後に残っている重い断片は、金属の分離を行うための鉄系ケイ酸塩(フェロシリケィト)を一般的に含む重い媒質の設備に提供される。 この選択肢によって再び結果物は電線の凝縮物となる(ステップ190)。

    次に図2Aから2Cを参照すると、図1に記載された処理を実現するシステムが理解できる。 全体的には200で示される、このシステムは、特有の材料混合用に用意された、システムに包含されるように選択された各複数のモジュールから構成される。 一つの一般的な材料混合は、木材、ゴム、金属、電線及び多種タイプの高分子の、プラスチック要素からなる。 これらの分類モジュールは、磁力分離部215、ロールバック分離器220、ローパス誘電性モジュール225、シェーカ式のふるい230、バリスチック分離器235、誘導性センサ付き仕分けシステム240及びバンドワイド誘電性モジュール245を備える。 ロールバック分離器220及びバリスチック分離器235は、エアナイフ又は他のエア分離モジュール250を有する。 エアナイフ又はエア分離モジュールは、詳細な実施例に依存するが、エアを上向きに動かすか又は下向きに動かすために実装された。 摩擦コンベア又は他の適切なコンベアであるような、一つ以上の搬送コンベア255は、前記材料混合のストリームを一つのモジュールから次のモジュールに動かすために実装される。 同様に、シェーカ式の供給装置260は、材料ミックスを次のモジュールに処理する際に、均等に広げるためにモジュール間に実装される。

    一般的に、前記モジュールは、図3A−9Bの説明に関連した説明によって理解される、以下の機能を有する。 磁力分離器モジュール215は、非磁性材料から材料混合内の磁性材料を分離する。 ロールバック分離器20は丸い材料(例えば、ゴム及び小石)を前記ミックス内の不規則に形成された材料から分離する。 ローパス誘電性センサ225は、望ましい誘電性定数よりも大きな誘電性定数を有する、より望まれない小さい木材、ゴム及び他の材料を、価値のあるプラスチックから分離する。 ローパス閾値又は範囲の上限は、材料、特に木材及び他の吸収性材料が湿気又は水気を含むか否かに依存して、少なくとも3−5の範囲が実行可能とされるが、好ましい具体例では一般的に概略3.0である。 全ての具体例に必要とはされないが、能率的なエア分離モジュールを使う特定の具体例では、シェーカ式のふるい230は、電線のような小さな要素を分離する。 媒質が電線を沈ませ、プラスチック及び他の材料を浮かばせるフロート/シンクタンクによって二者択一で行われるものではあるけれども、バリスチック分離器235は低表面領域電線を密度及び速度に応じて細かく刻まれるプラスチックのようなより高い表面領域要素から分離する。

    いくつかの実施の形態にあって、分離誘導性センサ分類システム240は、電線及び他の非鉄金属を混合材料の木材、ゴム及びプラスチック部分から分離する。 バンドワイド誘電性センサ245は所望の誘電性範囲内の残留しているプラスチックから木材及びゴムを分離する。 参照によって組み込まれている前記出願に記載されているいくつかの又は全てのこれらの分類モジュール、さらには他のモジュールは、混合された材料を分類するために一緒に使われるかもしれない。 さらに、より早い段階にて効果的に電線の分離を許可する具体例のような配置はいつも必要とされるものではない。 加えて、このモジュールは、電線が効果的に分離されることを許すが、これ以降図10に関連して記述されるフロート/シンクタンク配置は選択的に使用されることができる。 いくつかの実施例にあって、異なった分類を行うために異なった比重の媒質を伴う、複数のフロートシンクタンクを使用することが所望されるかもしれない。

    前述された各モジュールは、図3A−9Bを参照した以下の説明によってより理解される。

    典型的な配置にあって、分離されるために混合材料は、細かく刻まれ、この技術分野にて周知の方法によってふるいにかけられるので、それらの物理的な次元数は好ましくは「1」と[5]の間である。 複数のふるいかけステップは、汚れとともに小さいサイズの他の廃物を除去する。 さらにふるいかけによって除去された断片は所望によってさらなる処理の対象物となるかもしれない。 細かく刻む処理の間、前記システムは熱を発生し、さらには廃棄物に蒸着させるための多量の水を与える。 もし、周知の誘電定数によって前記材料を十分に区別するために処理される前記混合された断片用に不十分な水しかないのであれば、分類の前又は分類中に霧吹き又は加湿器又は他の従来の湿潤デバイス(図示しない)によって水蒸気が前記混合された材料上に導入されてもよい。 前記加湿器からの水分は前記乾燥木材、発泡樹脂及び他の吸湿性材料(誘電性定数を上げる)によって吸収され、プラスチック材料(誘電性定数を実質的に変化させずにとどめておく)によっては吸収されない。 分類処理の前に、全ての木材、発泡樹脂及び他の吸湿性材料を乾燥より湿潤にすることにより、前記システムは、前記プラスチック片から前記木材及び他の材料をより区別でき、それによって分類処理の精度を向上することができる。 これは、実質的に一定の温度及び湿度の保持が少なくともいくつかの実施例にあってより均質な能力を提供できる、センサ基部のいくつかの具体例に特に関連する。 実質的に均質なサイズである断片であるという事実は、より均質な動作を可能にする。 しかし、そのような温度及び湿度の制御は全ての実施例に必要でないことが理解できるであろう。

    分類されるための混合された再生利用可能な材料のストリームは種々のソースによって供給されるけれども、一つの典型的なソースは自動車又は白物家電製品のシュレッダリングラインである。 これらのラインは当技術分野において周知である。

    前述の自動車又は白物家電製品が非鉄系処理ラインとして直列型に適用される前記発明のシステムの一実施例にあって、前記混合材料は始めに図3A−3Bにより拡大して詳細に示されている、磁力分類モジュール215によって、鉄、スチール及びいくつかのセラミックに分離される。 図3Bに示されている、前記混合された材料は、ある速度で移動する前記シュレッダーラインからのフルボリュームの処理ストリームを収容することができるムービングコンベアベルト310に載置される。 前記コンベアベルト310は、磁力コンポーネント315をベルト310と関連付けて又はベルト310に埋め込んで備える。 磁力コンポーネント315は、前記ミックスから前記コンベアベルト310にひきつけられる磁力材料320を磁力を介して引き起こす。 また、永久磁石又は電磁石325によって形成された磁界は、磁界によって逸らされる磁性片を引き起こす方法によってコンベアベルト310の終端で発生される。 コンベアベルト310は、下向きに回転するので、磁気金属片は除去されて区分されたエリア330に落下する。 一実施例にあって、軽量エアジェット又はエアナイフ250は、前記区分エリア330に、軽量の磁力片を収納するための磁石を補助するために備えられる。 前記コンベアベルト310は、従来の方法によりフレーム335及び脚部340によって支持される。 前記磁力分類モジュールは前記第1のモジュールとしてここに図示されて説明されたが、この順番はいくつかの実施例には適切であるが、全ての実施例にあってはその順番は重要ではないことが当業者によって理解できる。 さらに、いくつかの実施例(及びいくつかのミックスタイプにとって)前記磁力モジュールは削除できる。

    非磁性片又は残余物345は、磁界に影響されず、さらに続くモジュールによってさらに分類されるために前記磁力モジュールを通る。 一実施例にあっては、ここで前記ロールバック分離器モジュール及び全体システムの隣接要素を示す図4A−4Bを参照すると、前記非磁性材料は前記ロールバック分離器モジュール220上に材料を落下する調節可能な供給コンベア又は補助摩擦コンベアベルト255上を移動する。 ロールバック分離器モジュール220は、丸みのある、比較的重い材料を比較的平坦又は軽量の材料から分離する。 ロールバック分離器モジュール220は、複数のバンプ415が選択的に配置された調節可能なピッチ移動摩擦コンベア410を前記混合の所望の部分を保持するのを助けるために備える。 前記補助摩擦コンベア255のピッチは、ロールバック分離器220上に前記供給コンベアから前記材料が落ちる終端420の高さを制御するように調整される。 前記コンベアベルト410は移動の方向を示す矢印によって示されるように上方向に回転するが、425で示される、小石のような比較的丸みを帯びた又は重い物体、及び発泡樹脂のような軽量で丸い物体は、ベルトの回転の方向に逆らって下に転がり、区切られたエリア430に落下する。 対照的に、プラスチック、電線、ゴム及び木材を含む材料の平坦な断片は、前記分離器220にとどまり、前記コンベアベルト410の上端部から次のモジュールに搬送される。 図示された実施例にあって、前記ロールバック摩擦分離モジュールは第2番目の順番に配置されるが、いくつかの実施例にあっては異なる順番が適応され、或いは前記混合及び/又はこのモジュールが削除される実装に依存することがここでも理解できるであろう。

    前述したように、いくつかの実施例にあっては前記摩擦分離器コンベアベルト410の表面は、摩擦を提供する円形の突起又はバンプ415のパターンを備える。 前記突起は、高さが1.5mm、直径が0.5mmである。 隣接する突起間のスペースは約0.25mmである。 前記ロールバック分離コンベアベルト410は平坦な混合ピースを掴むための効率的な摩擦を提供するいくつかの適宜耐久性のある、例えば種々の合成ゴム材料からなる材料によって形成される。 前記補助摩擦コンベアベルト255の度及び速度は調整可能であるので材料の選別は誘電性センサ分類モジュール(すなわち、圧縮されたエアジェットによってそらされるといってはいいすぎだが、小石のような低面領域、及び発泡樹脂のような湿潤材料、誤った誘電性度数が与えられた)を含む後に続くモジュールのエラーを低減するために微調整される。 同様に、前記コンベアベルト410は種々のベルト材料及び表面パターンに置き換えられるように、前記ベルトの摩擦係数は調整可能とされる。 さらに物体は前記ロールバック分離器220を通る方向に向かうので、もし前記ベルトの角度が低く、速度が遅いと前記ベルトの摩擦係数は高くなる。 言い換えれば、高い角度、速い速度及び滑らかなベルトはより少ない破片を通過させ、所望の材料のいくつかの損失を引き起こす。 もし、所望されるなら、所望されない材料の転がり落下を積極的に補助するために、エアナイフ250も前記ベルト410の上部の近くに付加することができる。 前記ロールバック分離モジュールは一般的に前記磁力分離器215に示されたそれらと同様のフレーム及び脚によって支持されることが理解されるであろう。 これらの構成要素は明瞭さの目的により図示されていない。

    前記ロールバック分離器220に付着しているプラスチック、電線、金属、ゴム及び木材の破片は、シェーカ式供給器260に搬送される。 前記シェーカ式供給器260は、前記材料を均等に分配するために振動する、実質的に平坦で、滑らかな、さらに傾斜された面を有する。 前記シャーカ式供給器260は、複数のフレキシブルで着脱可能な脚435によって支持されている。 モータ(図示しない)は、プラスチックの平坦な小片、ゴム、金属及び木材を支持するシェーカ式供給器260の実質的に平坦な面を振動するために用いられる。 前記平坦な面は好ましくは傾斜されるので、前記小片(要素)は前記面の低端部から落下される。 この時点で、主として、混合の残余物は、非磁性及び全般的に平坦な破片を備えている、しかしまだプラスチック、電線、木材等を含んでいる、ということを理解できる。

    次に、図5A−5Bを参照すると、一実施例では、非磁性及び全般的に平坦な混合材料は、誘電性センサ付き分類モジュール225に供給される。 このモジュール225は、少なくともいくつかの実施例で縦接続される複数のステージとして配列される、特定の材料混合及び特定の実行例に依存する。 一実施例にて、前記モジュールは、パン供給器510を備える。 パン供給器510は、材料をコンベアベルト上、滑走部又は他のプラットホーム上に、均等に配給するために振動する。 パン供給器510の振動は、前記材料を複数段階誘電性センサ基板又はアレイ515A−B(簡潔化のため二つのステージが示される)を通過させる。

    前記誘電性センサ付き仕分けモジュールは、デジタル又はアナログのどちらか又は両方の誘電性センサを備える。 どちらのタイプもたいていの実施例で使用されるが、少なくとも一部の例では使用されるセンサのタイプが仕分けされる廃棄物ストリームの組成に関連して改造されるのが好ましい。 前述したように、廃棄物ストリームの少数の破片を捨て、多数の破片を先に進め続けるのが一般的に好まれる。 したがって、一実施例にあって、デジタル誘電性センサは、多数の廃棄物ストリームが再生利用可能プラスチックとなるところで使用される。 そのような配置にあっては、センサ閾値はローパス運転用に設定されるし、前記閾値は受容できる材料の最大誘電体用に設定される。 したがって、より高い誘電性定数を有する材料、典型的には木材及びゴム及び高誘電性プラスチックは、他の処理のために、はねつけられ、或いはそらされる。 一方、多数の破片が廃棄木材、ゴム及び高誘電性プラスチックである材料ストリームを仕分けするように意図した一実施例にあっては、アナログセンサ群が使用される。 そのような配置にあって、センサ閾値は全ての所望されるプラスチックを含むところの誘電性定数の範囲を拒絶するために設定される。 前記少数破片を含む前記プラスチックは、そこで捨てられ、さらに、さらなる処理のために方向を変えられる。 一部の実施例にあって、センサの組み合わせが用いられる、或いは一つのタイプのセンサは特定の材料のストリームだけを感知するという、両方のセンサタイプを有する基部が実装される。 前記記述では、一配置用のアナログセンサの使用及び別の配置用のデジタルセンサの使用を示唆したが、実際のところ両方のタイプのセンサはローパス又はハイパス運転のいずれにも使用され、さらに、その選択は大部分は実施例にしたがうことが理解できる。 したがって、この明細書にて与えられる各実施例にあって、センサ及びどちらの材料の破片を選択する又はそらすかの両方についての補足的な配置が可能であり、表現の簡潔さのために明白には開示しない。

    木材、紙、ダンボール、カーペットなどの吸水性材料の前記誘電性定数を高めるためには、これらの材料は露出した面を濡らすように加湿器520のわきを通りすぎる。 濡らされた内容物が度を越した一部の例にあって、余分に濡れた部分はIR熱源によってフラッシュ乾燥される。 前述したように、この段階での実質的に一定の温度及び湿度の維持は、より均質な能力を提供し、さらにいくつかの実施例にあって前記分離システムのこれらの段階は、例えば、内部領域を熱的に調整するような冷却プラスチックパネルによって囲まれている。

    前記ローパス誘電性分離モジュール225は、少なくとも一つの一つ以上のコンベアベルト525A−525B、並びにエアジェットアレイ530A−530Bを備える。 そこにおいて、典型的にコンベアベルトは各誘電体基板に結合し、さらに少なくとも一つのエアジェットアレイは各誘電体基板に結合する。 誘電性センサアレイ515A−Bは、3.0−5.0よりも大きな誘電性定数を有する材料を検出するために設定される。 前記混合材料が第1段階コンベアベルト151を移動するとき、前記材料は設定された値よりも大きな誘電性定数を有する材料を検出する前記誘電性検出器アレイ515Aの近傍を移動する。 高い誘電性の物体が検出されると、信号は対応するエアジェットアレイ530Aに送信される。 エアジェットアレイ530Aは第1のコンベアベルト525Aの端部から前記材料が第2のコンベアベルト535に落下するように、前記高誘電性材料の経路をそらすために圧縮エアを吹き付ける。 第2のコンベアベルト535は、第2の処理のため、前記そらされた材料を取り去るための取り去りコンベア540に送る。 前記材料が前記誘電性センサアレイ515Aを通りすぎると、これにより低誘電性定数を持つと見なされ、前記材料はエアジェットアレイ156によってそらされることなく、さらに分離処理が続けられる。

    一つの任意の配置にあって、前記第1のデジタル容量性誘電体センサアレイ154によって進路が転換されなかった前記材料はコンベアベルト525B上に縦に並べられて、前記第1のアレイによって捕らえそこなわれたいくらかの材料を識別し選択するために、第2の誘電性センサアレイ515Bに搬送される。 第1及び第2のデジタル静電性センサアレイ515A−515Bの誘電性の設定は、おおよそ等しいか、或いは、第2のセンサアレイが異なる誘電性閾値に設定される。 ローパスアレイの例にとって、第2のセンサアレイの設定ポイントより上の誘電性定数を持つ材料は、第2のエアジェットアレイ530Bによって進路がそらされ、取り去りコンベア540に転換される。 取り去りコンベア540上の材料は、本明細書の他のところで説明されるさらなる処理のために搬送される。 前述の説明は、高誘電性定数を有する材料が所望のさらなる処理のために主経路から転換され、低誘電性材料が継続されることを想定していたが、低誘電性定数を有する材料の他の処理のために転換され、高誘電性定数を有する材料が継続するように、その処理を逆にすることが可能であることが理解されるであろう。 したがって、どの材料がどこで処理されるかが発明の重要な局面ではなく、その目的は特別の実行が所望される材料のどんなものでも処理することである。
    (容量性近接センサ)

    本発明の分類処理は、材料識別ステップ及び物理的分類ステップを備える。 従来、ゴム、木材及びプラスチックを識別するのは、それら全てが同じような原子番号及び比重を持つので、難しかった。 適切に実行されるなら、誘電性定数はこれらの材料を確実に区別できることが判った。

    本発明の配置において、例えばセンサアレイ515A−Bでは、容量性誘電性センサが各要素の材料成分を識別し、さらに異なる経路に沿って異なる材料を分類する分類機構に信号を送信するために使用される。 全ての材料の誘電性定数は、空気のような材料の約1.0から水の80.0にまで及んでいる。 容量性近接センサは、比較的高い誘電性定数を有する廃棄材料を検出するのに向いている。 例えば、一般的な廃棄材料のいくつかの周知の誘電性定数は、以下のテーブル1に列挙される。

    上記表1に示されるように、非プラスチック材料は特に湿潤していると、かなり高い誘電性定数を有する傾向がある。 乾燥木材は2−7の誘電性定数を、ゴムは2.5−3.5を、及び湿潤木材は10−30の誘電性定数を有するのが興味深い。 吸収性材料に水分を加えることによって、誘電性センサ群は低誘電性定数を有するある種のゴムを除いて非プラスチック材料のほとんどすべてを分離できる。 加えて、統計的に、膨大な多数の木材及びゴム材料は比較的に狭い誘電性定数の範囲内に収束する。 例えば、多数のゴムの廃棄材料は15−20の狭い範囲に収まる。 したがって、木材及びゴムに比較してプラスチックの誘電性定数には明白な差異がある。 その結果、容量性近接センサは、プラスチックではない混合内の材料を検出するという点で効果的である。

    容量性近接センサは典型的に探り針、発振器、整流器フィルタ及び出力回路を備える。 容量性近接センサは、近くを通過する要素(破片)の誘電性定数を、静電界を発生し、前記要素がセンサのフェースを通過するときに静電界の変化を検出することによって検出する。 高い誘電性要素が検出されないとき、前記発振器は停止中であり、高い誘電性要素が検出されると、図5に関連して上述された転換が行われる。

    異なるタイプの容量性近接検出器は、特別な動作特性を有する。 特に、遮蔽された容量性近接センサは、より高密度の静電界のために比較的に低容量性定数材料の検出に適している。 遮蔽されていない容量性近接検出器の静電界は、検出器を比較的高誘電性定数を検出するのに適するようにするため、より少ない密度である。 しかしながら、小さな粒子及び廃棄物が除去されたストリームによって、遮蔽されない誘電性は十分な量であるとされている。 いずれの誘電性センサが適切であるかは、少なくともある程度、特定の実施例及び処理される廃棄物ストリームに依存する。

    容量性近接センサはデジタル及びアナログの両方で利用可能である。 いずれのタイプも本発明にて使用されるが、デジタル容量性近接センサはある設定ポイント、又は閾値を上回る又は下回る誘電値を有する材料を区別するための能力を提供する。 例えば、デジタル容量性センサは、容量性定数3.0又は他の適切な設定ポイントを上回るか下回る材料を識別することができる。 たいていの容量性近接センサは、コンピュータのデータ取得システムに直接に供給されるデジタル出力を有する。 これらのデジタル容量性センサは、図2Aのローパス容量性選別モジュール225にて使用される。

    対照的に、アナログ容量性近接センサはより狭い範囲の誘電性定数を検出するために使用できる。 例えば、いくつのアナログ容量性近接センサは、2.5−3.0の間の誘電性定数を有する材料を検出することができる。 これらのアナログ容量性センサは、図2cに示されるアナログ誘電性センサモジュール245で使用される。 アナログ容量性近接センサは、出力電流又は電圧の範囲に及ぶことができるアナログ出力を有する。 一実施例にあっては、アナログ出力電流は、4−20mAであり、前記出力電圧は0−10Vであってよい。 これらの電流又は電圧信号は、材料の誘電性定数に比例する。 前記アナログ信号は、アナログ−デジタル変換器によって処理され、デジタル信号はその後データ処理コンピュータに供給される。 大部分の蓄積容量性近接センサは、広い範囲の誘電性定数を検出することができ、それによって低誘電性プラスチックから高誘電性ゴムまで区別する。 この広い範囲の誘電定数は混合材料の全般的な分類に有効であるが、誘電性定数の小さな変化のみを有する材料の分類にかぎっては有効ではない。

    本発明のシステムは、狭い範囲の誘電性定数を有する材料の区別に使用されるので、いくつかの実施例にあっては、同じような誘電性定数を有する材料を区別するのをより簡単に容易にするために制限された検出範囲を有する、誘電性近接サンセを使用することが所望されるかもしれない。 他の実施の形態にあっては、アナログ容量性近接センサは、誘電性定数の狭い範囲を超えて拡張又は増幅された検出の範囲を有する。

    本発明にしたがって構築される、少し異なる誘電性定数を有する材料を区別するために使われるシステムのように、いくつかの実施例にあっては、性能は、高い感度を有する容量性近接センサによって向上される。 1つのセンサの感度は、装置内で確立されるが、前記感度を筐体及び他の要因に基づいて改造すること及び向上することも可能である。 一実施の形態にあって、センサは滑走部の機械的な構成要素の内部に設けられ、あるいはコンベアベルトの下に設けられるウェアプレートの内部に設けられる。 例えば、前記センサは、滑走部の上部面の下の端ぐり穴又はウェアプレートに配置される。 前記センサの感度は、滑走部又はウェアプレート材料及びそれの厚さによって改造されるかもしれない。 これらの変数を調整することによって、容量性近接センサは特定の材料検出アプリケーションのための最適な能力に調整される。

    前記センサの動作周波数は、わきへそらされるために選別される材料を正確に検出するのに要求される検出時間に応じるので、動作速度に影響する。 より速い動作周波数は、より遅い動作周波数の検出器より迅速に対象物を検出できる。 分解能は、検出される対象物のサイズに応じる。 より大きい分解能を有する検出器は、より小さい分解能を持つ検出器よりも大きい対象物を検出するのに適する。

    容量性近接検出器は多種タイプの木材及びゴムの存在を検出できるが、この能力は検出器及び検出される材料に応じて変化する。 木材及びゴムの具体的なタイプの感度特性はさまざまの方法で記述される。 検出される材料のタイプに基づいた感度のバリエーションの1つの例は、補正係数である。 容量性近接センサは、典型的に、種々の材料の相対的な貫通距離を量化する補正係数を有する。 基本的な貫通距離と検出される材料の補正係数を知ることにより、検出されるいかなる木材及びゴムの貫通力も決定される。

    他の材料と混ぜ合わされた選別材料の破片(要素)を正確に検出するために、検出器は検査される材料要素を特定するためにすぐ近くに設置される。 これは各要素を互いに積み重ねないというやりかたによって、表面上に散布される混合要素、及び各要素間に多少のスペースを設けることを確立することによって成される。 混合された材料の一群は、1つ以上の検出器の下を移動するか、又はその代わりに前記要素が前記検出器の上を移動する。 前記検出は、木材及びゴムの材料及びサイズに基づく。

    本発明で使われる前記ベルト及び滑走部は種々の材料によって成る。 いくつかの例では、もしベルト又は滑走部の誘電性定数が材料の誘電性定数に近すぎると、材料は検出が困難になるので、ベルト及び滑走部の材料の選択は、その誘電性定数が検出される材料の誘電性定数の範囲の外にあることが所望される。 例えば、比較的高い誘電性定数を持つ木材及びゴム要素が検出されるのであれば、非常に低い誘電性定数を有するウレタンのベルト及び滑走部が、木材及びゴムの範囲外なので用いられる。 しかし、この配置ではある種のプラスチックの検出は、ウレタンが選別されるプラスチックの一部とだいたい同じ誘電性定数を有するので、困難である。

    代わりの配置において、コンベアベルト及び滑走部は、例えば、低誘電性定数プラスチックと、より高いゴム及び木材の値の間である約7−8の誘電性定数を有する材料によって作られる。 この実施形態において、容量性近接センサはプラスチック、木材及びゴム要素の誘電性定数を容易に検出することができる。 これは、市場において異なる価値を有する異タイプのプラスチックの検出をも可能にするという利益をもたらす。

    本発明のシステムは、システム内のセンサの構成に基づいた適切な条件のために、種々の方法で調整される。 容量性近接センサに関係した属性を変えることによって、システムは実行される範囲内で特定のアプリケーションに変えられる。 これらの属性は、設けられるホールの深さ及び直径、センサを取り付けるのに使用される材料、及び使用される容量性近接センサのタイプを含む。 一ステップとして、調整は、上述したように、滑走部及び/又はコンベアベルトに異なる材料を使うことによって行われる。 前記センサを取り付けるために使われるプレート材料も前記容量性近接センサの感度を改造できる。 さらに、滑走部及び/又はコンベアベルトに関連するセンサの異なる位置もシステムの感度及び動作に影響を与える。 一実施例にあって、混合材料断片は、移動するコンベアベルト上に置かれ、さらに容量性近接センサはコンベアベルトの低面に接続するウェアプレートに設けられる。 したがって、コンベアベルト上に置かれている混合材料要素は、コンベアベルトの厚みによって前記ウェアプレートから離される。 一実施例にあって、前記ウェアプレートはアクリルによって作られ、さらに容量性近接センサは前記アクリル内のホールに落ち込むカウンタ内に設けられる。 前記容量性近接センサの深さはそれらの感度に依存して変動する。 異なるタイプ又は感度のセンサが特定のセンサアレイに使われるのであれば、異なるホール穴が異なるセンサのために用いられるのが、いくつかの実施例で望まれる。

    前記混合された材料を支持する表面から離れているセンサの配置は、容量性近接センサの範囲及び所望されるシステム動作に応じて変動する。 30mm以上の範囲を有するセンサを備えることが望まれる、というのはこの拡張された範囲は異なる材料を識別するための多くの分解能を提供する。 したがって、より長い範囲のセンサは、表面からより深い位置に配置される。 より大きな感度のセンサは、同じような誘電性特性を持つ材料間を確実に区別することを可能にする。 前記センサは、わずかに異なる誘電性定数をそれぞれ有する、ポリエチレン、ポリスチレン及びポリプロピレンのような同じような材料の異なる等級を区別し選別するための本発明のシステムを可能にする。

    特に、分類される材料が非常に良く似た誘電性定数を持つ材料を含む場合に、センサの感度は少なくとも一部の実施例において、分類システムの精度に影響を与える。 しかし、より感度の良いセンサは、一般的に高価であり、さらに特定の実装には必要とされない。 その結果として、特定のシステムの設計者は、一般的にセンサの感度を特別の混合及びシステムに載せられる材料に関するファクタに対応して適合させる。

    種々の材料が容量近接センサの感度を向上するために使用される。 前述したように、一部の実施例にあっては、コンベアベルトの下の滑走部内又はウェアプレート内に容量性近接センサを配設することが所望される。 さらに加えて、容量性近接センサの配設構成自体が容量性近接センサの感度を高めることができる。 一実施例としては、分類される材料と似ている誘電性定数を有する固体ブロック材料に容量性近接センサが配設されていると、取付材料の誘電性定数が材料の周辺部の検出を制限するにもかかわらず、センサが配設されている穴の直接上の材料の検出を高める。 設計に依存して、センサは特有の誘電性定数を伴う材料によって形成されるスリーブ又はチューブ内に設けられ、さらにその後の組み立てはウェアプレートのような適切な位置に配設される。 一部の例にあって、センサの適切な感度を生み出す素材が使われるように、異なる誘電性定数素材のスリーブ又はチューブが選択的に提供される。

    センサホール(穴)の形状も容量性近接センサの感度に影響を与える。 大きなホールは誘電性定数の適切な検出のためにまたいでいく大きい材料を所望する、一方小さなセンサ穴は電磁気検出に焦点を当て、さらに誘電性定数の検出のために少ない材料を要求する。

    前述した他の要素に依存したように、穴の深さもまた感度に影響する。 一実施例において、システムは木材及びゴムを検出し、プラスチックは検出されないように構成される。 この実施例において、前記穴はプラスチック材料用のセンサの範囲を十分に超える深さとされる。 木材及びゴムは、より高い誘電性定数を有し、より強い検出信号を生成するので、容量性近接センサは依然としてこれらの材料を検出できる。

    他の実施の形態にあって、システムはプラスチック、木材及びゴムを検出し区別するように構成される。 この実施の形態において、低感度容量性近接センサはプラスチック断片要素を検出するために高感度容量性センサよりも狭い穴に設けられる。 もしも異なるタイプのプラスチックを検出するのであれば、非常に高い感度を有する容量性近接センサが所望される。

    一部の実施の形態にあっては、特定の範囲に狭く調節されたセンサを使用することが所望されるが、それらのセンサは同じような誘電性定数を伴う材料を区別するための能力を向上した。 例えば、表1に具体的に挙げられたように、ポリプロピレンは2.0−2.3の誘電性定数を有し、ポリエチレンは2.3の誘電性定数を有し、さらにポリスチレンは3.0の誘電性定数を有する。 適切な感度を伴うセンサは、ポリスチレンを、例えば誘電性定数が重ならないような異なる範囲のポリプロピレン及びポリエチレンから区別する。 センサ群の複数の列及びアレイは、より高い精密さを付加するために使用される。

    本発明に使用されるときに、センサアレイが直面するさらなる問題としては、センサ間のクロストークがある。 クロストークは、一つのセンサによって検出されることが意図されている検出信号の状態が、他の検出器によって影響されることである。 一般的には、ここで触れるクロストークの解決策は、これから多くの実施の形態で言及される前記近接センサに適用できる。 図6A−6Eを参照すると、その実行の必要性のためのアレイの選択を最適化するための特別の実行を許す目的を伴い、異なるクロストーク及び検出特性を有するセンサアレイの種々の構成が理解できよう。 図6Aに示されるように、多数の検出器610が、典型的にはプラスチック破片620及び木材及びゴム破片625である混合材料要素を搬送する滑走部又はコンベアベルト615の幅を横切るような線状に1次元的に配置される。 この構成は木材及びゴム要素625が、実質的に木材及びゴム検出処理を速くする検出器610の列を横切って移動させることで、混合材料を検出させる。 少なくとも一部の実施の形態で、もしも、コンベアベルトが使用されるなら、コンベアベルトは水平かわずかに傾斜される。 その代わりに、滑走部が使われるなら、選別される材料のタイプに応じていずれのケースでも角度が35から70+度とされる。

    一般的に容量性近接センサの検出範囲は短いので、センサアレイを横切る全ての木材及びゴム片が検出されるように、センサは比較的に相互に接近して配置される。 接近の正確な寸法は、具体的な実装ごとに使用される固有のセンサの検出範囲によって変る。 センサは、好ましくは木材及びゴム片がセンサ間を通過しないように配置されるので、同時に木材及びゴム片が検出されるのを避け、一方では、クロストークを発生するほど接近してセンサを配置しない。

    滑走部又はコンベアベルトの全幅を覆うと同時にクロストークを避け又は最小化する種々の方法がある。 図6Bを詳細に参照すると、センサ630は、センサが互いに接近せず、滑走部及びコンベアベルト上のいかなる木材及びゴム要素が少なくとも一つのセンサに接近して通過するようには載置されないように千鳥状(互い違い)に置かれる。 千鳥構成を使用するとき、センサはセンサ630の複数の列にセットアップされる。 センサ630の多数の列を有することによって、各センサ間の空間は、クロストークを避けるように延長される。 一実施の形態において、センサ630の4以上の千鳥状の列635A−635Dが使用される。 4以上の千鳥状の列のこれらのセンサ630を配置することによって、センサはいかなるクロストークを避けるために、互いに十分に一定の間隔を取ることができる。

    クロストークを避ける他の方法は、異なる動作周波数を持つセンサを使用することである。 クロストークは、一般的に、同じ周波数で動作するセンサ間でのみ発生する。 図6Cを参照すると、互いに異なる周波数で動作するセンサを1次アレイにおいて互いに隣に配置する。 もし、特別な実施例が望まれるのであれば、同一周波数センサのより大きな分離がある。 同時により接近して配置されるセンサを許可する。 もし、二つの異なる周波数が用いられるのであれば、第1の周波数を有するf1検出器は第2の周波数を有するf2検出器の隣に配置される。 これらの検出器640及び645は、直線又は千鳥状の列の交互パターンで配置される。 さらに、もし第3、第4などの周波数が使われるのであれば、さらなる分離が提供される。

    図6Dを参照すると、交互の周波数と一つ以上の追加された千鳥状検出器列内でのセンサの分離を組み合わせた配置が見られる。 センサ650の第1のセットは第1の周波数で動作し、センサ655の第2のセットは第2の周波数で動作し、センサ660の第3のセットは第3の周波数で動作する。 異なる周波数の使用、及び/又は複数の千鳥状センサ列の使用により、例え存在していたとしても著しいクロストークを伴うことなく、検出器650,655、660は検査範囲の全幅に渡って設置される。

    上述したように、非遮蔽検出器は大きな要素の検出にいくらかの有利な点をもたらす。 一方、遮蔽検出器は小さな要素の検出にいくらかの有利な点をもたらす。 したがって、小さい、及び大きい木材及びゴム要素は、遮蔽容量性近接センサ及び非遮蔽容量性近接センサの両方を使用することにより、混合された材料から最も効果的に分類される。 図6Eを参照すると、本発明に係る分類システムの一実施例の側面図が見られる。 迅速に、そして正確に全てのサイズの木材及びゴム要素を検出するために、混合材料はプラスチック要素620及び木材/ゴム要素625を含む。 混合材料620、625は、少なくとも一つの遮蔽センサ665及び/又は一つの非遮蔽センサの近傍を通る。 前述したように、コンベアベルトは産業上の適用のための適切な耐性を持つべきであり、さらにコンベアベルトはセンサにベルトの下部又は上部に取り付けられたセンサアレイの近くを通る材料を容易に検出させるように好ましくは構成されるが、センサと分類される材料との間には物理的な接触はない。

    当業者は、少なくともときには、分類される要素の形状がくずれていたり、ねじれているとセンサによる検出が小さな側面のみをもたらすことを理解できよう。 加えて、少なくとも一部の例では、所望されない材料が所望される材料の上又は下に積まれることで、検出がより困難になる。 そのような特別な例にあって、前記ベルトの上部及び前記ベルトの下部の両方のセンサアレイは、検出の精度を改善するために用いられる。 上部のセンサアレイがベルトの下部のセンサ台と同じ方法で配置されることが理解できよう。 これ以降で説明するように、他の経路に移されるなかで、一つのコンベアから別のコンベアへの落下は、配置転換される又は置かれる要素(断片)の位置を変えるのを繰り返して十分に行い、センサに識別を容易にさせるので、他の経路に移されるコンベアベルト及び複数のセンサアレイはまた「見逃される」材料を削減するのを助ける。

    本発明の材料分類システムは、遮蔽容量性近接センサ665、非遮蔽容量性近接センサ670又は遮蔽センサ665及び非遮蔽センサ670の組み合わせを使用することができる。 これらの構成のいずれにおいても、前記検出器665、670からの信号はプロセッシングコンピュータ(図示しない)に供給される。 前記遮蔽センサ665及び前記非遮蔽センサ670はそれぞれ、典型的に、木材及びゴム要素625固有のタイプを識別することをより得意とし、それらは木材、ゴム又は他の材料625の同一要素に対して異なる信号を生成する。 遮蔽センサ665は、小さな要素を検出することを得意とするので、例えば、非遮蔽センサ670よりも、小さな木材及びゴム要素のためのより強い検出信号を生成する。 同様に、前記非遮蔽センサ670は、遮蔽センサ665よりも、大きな要素のためのより強い検出信号を生成する。 材料識別プロセスの精度を向上するために、プロセスコンピュータは、個別の実施例に応じていずれのタイプの信号を優先するかを決めるプログラムを実行する。 例えば、前記コンピュータは前記検出された要素(破片)625の位置を示すためのより強い検出信号を使うアルゴリズムを実行する。 この実施例にあっては、混合された要素620、625は、センサ665、670のいくらかの列を通るので、選別される材料625は幾度か検出される。 検出器665、670によって選別される要素の位置が追跡され、さらに強い検出信号が最も正確な位置情報を提供するので、前記システムはより正確である。 コンピュータは例えばルックアップテーブルのようなメカニズムを含むのが理解できよう。 ルックアップテーブルは、プログラムに位置情報を伴うセンサロケーションを関連づけさせるので、どのような検出材料の物理的位置もある期間にわたって識別及び追跡される。

    一実施の形態にあって、ローパスデジタル誘電性センサアレイ515A−515Bを通り抜ける材料は搬送コンベアベルト255によって、図2B及び7に最もよく示されるように、次のモジュールに好ましくは搬送される。 初めに、材料はシェーカ式スクリーン230に渡される。 シェーカ式スクリーン230は、より大きな材料からより小さいサイズの要素を選別する。 シェーカ式スクリーン230は、スクリーン面710を有する。 スクリーン面710は、モータによって振動され、着脱可能な脚によって支持されている。 スクリーン面710は、より小さな要素をスクリーン面を通して落下させる打ち抜き穴又は穴の配列を含む。 シャーカ式スクリーン710は、わずかに傾いているので、材料は一端に移動しながら、さらに分離された隔離領域181に落とされる。 一実施例にあって、スクリーン面171の穴は、直径が概略18mmとされるが、穴のサイズは一般的には分類される材料に適合し、したがって穴はかなりの範囲で変化する。 より大きな穴は、シェーカ式スクリーン面171を通して多くの要素を落下させ、継続する処理の流れの範囲外にする。 小さな要素はゴミを含み、さらに大きな要素は電線及び低誘電性プラスチックを含む。 代わりに、図10に関連して説明されるシンク/フロート(浮沈)タンクは、この選別機能を効率よく行うのに使用される。 電線の選別に使用されるとき、フロート/シンクタンクの媒質は水又は比重を上げるための成分を付加した水、又は重い媒質システム、又は砂フロートシステムである。

    一実施の形態にあって、シェーカ式スクリーン710によって分類されたより大きな要素は、高速バリスチックコンベアベルト715に置かれる。 高速バリスチックコンベア715は、シェーカ式スクリーン710によって選別されなかった小さな要素からより大きなプラスチック材料を選別する。 高速バリスチックコンベアベルト715は、上に向かって傾いており、高速ベルト上の材料は加速され前記ベルト715の端部から、それらの密度要因によって放出される。 少なくとも一部の実施の形態にあって、概略分速600フィートのベルト速度が適切であるが、速度は分類される材料にしたがって変化する。 いくつかの実施の形態では、前記ベルト715の端部に配設されたエアジェットアレイ720は、前記ストリームから低密度材料を選別するのを補助するために圧縮された空気の一定低圧力流を出すために用いられる。 エアジェット720は、材料要素がおおよそ同一のサイズであるとき、低密度材料の量がより少ないので、高密度の材料よりもより容易に低密度の材料をわきへそらすことができる。 したがって、電線及び汚物のような低密度材料は第1の隔離エリア725に落下するためにそらされる。 一方、高密度材料のような高密度材料のより大きな勢いはそれら高密度材料がさらに離れた第2の隔離エリア730の中に放出されるのを助ける。

    電線からプラスチックを選別するためのバリスチックコンベアベルトの分類方法の種々の変形がある。 一つの変形例では、比重分類方法が使われる。 プラスチック、木材、ゴムなどの比重は、一般的に1.4であり、一方、電線及び他の材料の比重は約2.5よりも大きい。 もし、比重が周知である流動性材料(水、砂又は重い媒質のような)を媒質とすれば、前記プラスチック及び他の材料は浮き上がるが、電線及び他の材料は沈むであろう。 そのような配置は、図10によって非常に詳しく説明される。 また、媒質の比重を調整することによって、軽量及び重量プラスチック要素を選別するのに図10のフロート/シンクタンクが使用されるのが理解できる。 高密度金属材料を含んで用いられる他の分類方法、水バス、及びx線検出、並びに重量媒質システム及び砂フロートプロセスは前述したとおりである。 この時点で、材料混合は主要な成分に選別され、さらに高密度、低誘電性定数プラスチックが全ての他の材料から、比較的高い精度、典型的には90%より上で、少なくとも一部の実施例ではおよそ99%より高い精度で選別されるのが理解できよう。

    わきへそらされた材料をさらに分類するのが可能である、なぜならそれらは、図2Cにて簡潔に説明した、ローパス分類モジュール225内で所望されるより高い誘電性定数を有しているかである。 図8及び9を参照すると、これらの付加的な分類ステップは、容易に理解できよう。 そのような配置にあって、ローパス誘電性分類モジュール225によって選別された高誘電性材料は、コンベアベルト540によってシャーカ式供給器260と類似したシェーカ式供給器810に搬送される。 小体積の高誘電性材料は、少なくとも一部の配置では、オリジナル供給ベルト310よりも低速度で移動するのを許されたコンベアベルトによって供給され、さらに前記小体積の高誘電性材料はバンドワイドセンサモジュール240によって分類される。 少なくとも、一部の実施例では、前記バンドワイドセンサモジュールは、これ以降にてより詳しく説明する誘導性センサを用いる。 高誘電性材料は、金属材料を非金属要素から選別する高周波誘導性近接センサアレイ810を通過する。 金属要素が検出されると、信号がエアジェット193に送られる。 エアジェット193は、ベルト上のアイテムの位置を調査し、追跡するソフトウェアの使用によって、金属材料を隔離された領域195にそらす。

    一部の実施の形態にあって、かなりの金属片は残留するかもしれない。 そのような実施の形態のために、図8の配置にあって、バンドワイドセンサアレイ240は前記誘導性センサアレイ810にて用いられる誘導性近接検出器830を伴って非鉄金属要素を検出する。

    特定の動作特性を持つような異なるタイプの誘導性近接検出器が有効である。 特に、遮蔽、及び非遮蔽誘導性近接検出器は金属を検出する同じ動作を行うが、前記誘導性近接検出器は下記の表2に示される動作特性を明確に区別する。

    前記動作周波数は、金属検出の検出時間及び動作速度に応じる。 より速い動作周波数は、より遅い動作周波数での検出よりも、迅速に金属の物体を検出することができる。 分解能は、検出されるところの物体のサイズに関連する。 より大きな分解能を有する検出器は、より小さな分解能をもつ検出器よりも、大きな金属の検出により適している。 前記貫通力は、金属物体を覆うことのできる非金属材料の最大厚みに関係する。 前記検出器は、例えば絶縁された又は塗布された電線及び金属又は積載されたプラスチック及び金属片のような下に横たわる金属を適切に検出するまで前記非金属材料を貫通する。 より高い貫通深さを有する検出器は、低い貫通力を有する検出器よりも、非金属材料を貫通でき、多数の金属片を検出できる。 少なくとも一部の配置にあって、非遮蔽誘導性近接検出器は大きな金属片の検出に好まれ、一方遮蔽誘導性近接検出器はより小さな金属片の検出に好まれる。 前述された、大きさに応じて等級などをわけるサイズイングステップを用いる実施の形態は、それら配置に関する注意の必要性を減らすことができるであろう。

    表1の詳細は、典型的な30mmの直径の誘導性近接検出器のものである。 直径を変更することは、動作特性の変更をもたらす。 特に、貫通距離はセンサの直径を大きくすることによって延長することができる。 より広い検出領域は、より遅い検出時間という結果になり、一部の実施例にあってはクロストークの影響を受け易い。

    大小の金属片を検出する誘導性近接センサに加えて、他の誘導性センサは多少異なる能力を提供する。 例えば、一部のコイルベースの誘導性近接センサは、アルミニウム、真鍮、亜鉛、マグネシウム、チタン及び銅のような非鉄金属を正確に検出できる。 金属検出アプリケーションに応じて、材料の具体的な誘導性近接検出器は、他の検出器とともに、大小の鉄系金属片及び非鉄系金属片を検出するために用いられる。 非鉄系金属検出器は、前述した容量性センサの配置と同じように、遮蔽及び非遮蔽センサのアレイに混ぜ合わせられるか、又は非鉄系金属検出器として前記アレイに加えられる。 誘導性近接検出器は、種々のタイプの金属を検出することができるが、この能力はセンサ及びセンシング分野にて周知である方法によって検出される金属のタイプに応じる。

    前述した容量性センサと同様に、モジュール240の誘導性センサが非金属片に混合された金属を正確に検出するために、検出器は検査される材料片を判断するように、ごく近接して配置される。 これは、一つ以上の検出器を一団の混合材料上に移動することによって、又はその代わりに前記材料片を前記検出器上に移動することによって成される。

    前述したように、非遮蔽センサは、遮蔽センサよりも検出が遅く、金属片を正確に検出するために多くの時間を必要とする。 前記検出器は、複数の列の遮蔽センサ及び少ない非遮蔽センサの列によって構成される。 追加の遮蔽センサ列を有することによって、いくつかの遮蔽センサ列のすくなくとも一つは、金属片を検出できる。

    いったん、非鉄系金属がバンドワイド分類モジュール240によって混合物から選別されると、残余物はアナログ誘電性センサモジュール245を通る。 前のセンサアレイのように、アナログ誘電性センサ910のアレイは、前述したように搬送ベルトの上又は下に配置され、誘電性定数のある範囲内の材料を検出するためにプログラムされる。 アナログ誘電性センサ付き仕分けデバイス245は、プラスチック材料から高誘電性の木材及びゴム材料を選別する。 材料ストリームの多数の断片が廃材である一実施の形態にあって、センサアレイ910は約2.2−3.6の範囲、又は他の所望の範囲に設定されたアナログ誘電性センサの一グループを使用する。 この設定された範囲内の誘電値を有する、前記流れの少数の断片を形成する所望のプラスチックのような、材料が検出されると、エアジェットアレイ915は前記材料を第1の隔離された領域920の中に排出するために作動される。 前記材料が前記所望範囲外の誘電値のときには、誘電性センサ付き仕分け装置を通りすぎ、第2の隔離された領域925の中に入る。 例えば、高誘電性プラスチックは、約3.0−3.8の範囲内の誘電性定数を有するが、木材及びゴム材料は、アナログ分類モジュール245が所望のプラスチックから木材及びゴムを効果的に自動分類させるような約3.0−3.8の範囲内よりも上の誘電性定数を有する。

    木材及びゴム及びプラスチック片が分類された後、分類された材料は再生利用される。 混合された材料を完全に分類されることが望まれるが、分類処理には常にいくらかのエラーが起こり得る。 これらのエラーは、センサをまたいで通っていく材料の組成、それぞれの上に積まれる断片の位置、湿気、センサエラーなどのために発生する。 アナログ分類アルゴリズムは、アナログ検出器信号出力の強度及び環境変動に基いて調整される。 所望の範囲外のアナログ信号は木材及びゴムの強度数であり、一方、所望の範囲内のアナログ信号はプラスチックの強度数である。 アルゴリズムは、信号強度に基いてプラスチック片から木材及びゴム片の分配を設定し、さらに調整されるので、その結果、分類エラー率は向上される。 システムの使用者は、分類ポイントを制御することができるであろうし、試運転及びエラー又は混合物の分類を最適化するために実証可能な結果データを用いることができる。

    木材、ゴム及び他の材料からプラスチックを選別するための前記記述された分類システムは、90%を上回る非常に高い精度を持つが、この能力をさらに向上することが可能である。 多数及び少数の破片の純度を高め、さらに100%に近い精度レートでプラスチックから木材及びゴムを正確に選別する種々の方法がある。 その一つは、カスケード接続された誘電性センサの使用を含む。 前述したような多数及び少数の断片の選別は、第2の主要な分類システム及び追加される回収ユニットを伴うさらなる材料によってさらに純化される。 第2の主要な分類システム及び回収ユニットは、どちらも、前述した前記第1の主要な木材及びゴム分類処理ユニットに類似している。 前記主要なユニットによって分類される材料は、第2のコンベアベルト上に載置され、さらに第2の主要な分類ユニット内の容量性近接検出器の付加されたアレイの近くを通過する。 これら第2の主要な分類及び回収ユニットの検出器アレイは、前述したように混合された遮蔽及び非遮蔽検出器、発振検出器のための交流動作周波数、コイル及び/又は発振検出器のための千鳥状の列、コンベアベルトの表面の上及び下の両方に配置されたアレイ、を伴って構成される。 前記第2の分類からの廃材または混合材料は、最終の分類処理のための回収ユニットに進む。

    第1の主要な分類ユニットのように、第2の主要な分類及び回収分類内の容量性近接検出器の出力は、木材及びゴム片を追跡するコンピュータに供給される。 コンピュータは、プラスチックから木材及びゴムを再び選別するために、信号を分類機構に送信する。 高速カメラが断片の速度をより正確に検出するために前記分類ユニットにて使用される。 照明が、コンベアベルト表面に対する断片の可視コントラストを向上するために必要とされてもよい。 再び、木材とゴム片は滑走部又はコンベアベルトの終端にて異なる容器の中に分けられる。 好ましい実施例では、回収ユニットと共に用いられる分類システムは、滑走部又はコンベアベルトの上面の下に設けられるエアジェットを有する。 エアジェットは、プラスチック片が滑走部及びコンベアベルトの終端に達すると作動せず、よってプラスチック片は滑走部及びコンベアベルトの終端にてプラスチック容器の中に落ちる。 回収コンピュータは、木材及びゴム片が滑走部及びコンベアベルトの終端に達するとエアジェットを作動する信号を出し、エアジェットは木材及びゴム片をバリアを超えて木材及びゴム容器に分ける。 これらの下に取り付けられたエアジェットは、木材及びゴムがより重い傾向があり、軽量プラスチックよりも木材及びゴム容器へさらに移動するための勢いを持つので、好ましい。 回収ユニットのプラスチック容器内の断片回収で結果的に生じる精度は、最大99%となる。

    自動車及びリサイクル操作により裁断された白物家電の、説明した分類処理からの共通の収穫量は、おおよそ30−50%が磁性材料、20−30%が木材及びゴム、25−35%がプラスチック及び電線であった。 回収された磁性材料は、パックに圧縮されるか、又は小さなレンガ状に圧縮され、炭素鋼合金を作るための溶融炉処理に再循環される。 回収された木材及びゴムは、セメントのための充填物、原材料燃料、又は鋼合金のための炭素添加物として用いられる。
    (分離機構)

    本発明の分類システムは、図1を参照して説明した分類モジュールの一部又は全てを用いる。 分類される断片が検出されると、コンピュータはエアジェットを、木材又はゴム片が滑走部又はコンベアベルトの端部に達する時間だけ作動する。 あるいは、高速デジタルカメラは、滑走部又はコンベアベルト上の目標物の配置を追跡するために使われ、正確な分類を行わせる。 プラスチック及び非プラスチック片の選別により、選別されたプラスチック片は再生利用される。 プラスチック片は、異なるタイプのプラスチックに選別するために再分類されるかもしれない。 本発明の木材及びゴム分類システムは滑走部又はコンベアベルトの上又は下に配設されるエアジェットアレイを伴うと説明されてきたが、種々の他の分類機構が用いられることが考えられる。 例えば、真空ホースアレイが滑走部又はコンベアベルトを横切って位置される、さらに、コンピュータは、木材及びゴムが対応するホースの下を通過するように、特定の真空チューブを作動させる。 その代わり、吸収、接着、把握、増強されたフィンガ又は払い除ける機構を伴うロボットアームが、木材及びゴム片を、それらがシステムの分類区間下を動いたときに、除去するために用いられる。

    図10に示される方法では、さらなる選別段階が実行される。 図10は、ある種の材料を沈め、他の材料を浮上させる比重を持つ媒質1005が入ったフロート/シンク(浮沈)タンク1000の側面断面を示す。 例えば、前述したように、あるプラスチックは水に浮くが、他は沈む。 したがって、水を媒質として用いると、フロート/シンクタンク1000は、より小さな密度のプラスチック及び他の残余材料をより密度の高いプラスチックから選別できる。 しかし、本発明によれば、媒質1005の比重は、例えば銅線である他の材料をプラスチックのような軽い材料から選別することを許すために選択的に調整される。 例えば、そのような絶縁が典型的にプラスチックであり、水が媒質の重要な成分であるときでさえ、前記媒質の比重をおおよそ1.4に調整することで、比重は所望の選別に依存して高くなったり、低くなったりするが、この方法は絶縁銅線のプラスチック片からの選別のためにも有効である。 水が主要な成分であるなら、媒質1005の比重は塩、マグネシウム亜硫酸、及びカルシウム塩化物又は他の適切な材料を加えることで調整される。 一部の実施例にあって、カルシウム塩化物は、水ベースの媒質の比重調整に、現在のところ好ましい。 他の例では、この明細書の他の箇所で記述したように(図1B参照)、媒質は乾燥砂処理又は重い媒質処理が用いられる。 当業者であるなら、本発明では、媒質の比重を調整するのに、湿気又は乾燥処理や、如何なる特別の媒質、如何なる特別の材料にも、限定されないのが理解できよう。 さらに、一部の実施例は、異なるタイプのプラスチックのような特別な材料を良好に分類するために、それぞれ異なる比重の媒質を有する複数のフロート/シンクタンクを含むことも理解できよう。 また、重い媒質、又はフロート/シンク処理又は重い媒質処理のいずれかが続く、砂フロート処理のフロート/シンクタンクの組み合わせを使うことが可能である。

    一実施例の動作の間、再生利用可能な材料のストリーム1010は、例えば、コンベア1015及びシュート1020のようないくつかの適切な手段によってフロートシンクタンクに搬送される。 所望されれば、前記シュータは前記材料ストリームを前記媒質1005に適切に入るように沈めるため、適切な角度を有する。 前記媒質より小さな比重の材料は、その後に再び浮上し、一方、より高い比重の材料は沈められたままとされる。 シュータ1020は全ての実施例で必須ではないことが理解されよう。

    材料が前記媒質内にて選別された後、より重い材料はタンクの底にあり、一方、より軽い材料は表面に浮いている。 少なくともいくつかの実施例にあっては、二つのグループの材料を効率良く、選択的に除去するために機構の設置が望ましい。 そのような配置の一実施例は、図10に示される。 その例にあっては、駆動機構1030が重い材料をタンクの終端に近いところに移動するためにタンクの底に沿って配置されている。 一方、一連のパドルフィール1040がタンクの末端に向かってより軽い材料を動かすように媒質の表面の長さ方向に0沿って配置されている。 どちらの端部からも材料が除去されるのが理解できよう。 タンクから材料をどこに移動するかの決定は、単に実行項目であることも理解できよう。 材料の二つの選別グループは、その後、適切な手段によって除去される。 底部の適切な駆動機構は、水平に配置された羽根板又はパドルを伴う駆動スクリューを含む。 羽根板又はパドルは、実質的にタンクの幅に及ぶ。 また、前記駆動機構は、あるいは、羽根板又はパドルがそこに付加されたひきずり鎖を備えるか、あるいは沈められるコンベアを備える。 タンクの底部は、平坦とされ、ひきずり鎖又は沈められるコンベアが用いられる。 もしも、スクリュードライブが用いられるのであれば、スクリューが配置されるタンクの底に沿って水路が提供されると便利である。 パドルのサイズが排水口1050に実質的に合わせられた、湾曲した排水口1050が表面の材料除去のために提供され、一方では同時にタンクの外にはねあげられるよりはむしろタンクに排水するための媒質を可能にする十分な長さのシュートを有する。 特定の媒質は、実質的に取り扱われる材料のタイプに依存する。

    本発明の一実施例にあって、再生利用可能な材料のストリームから鉄材料を選別するために初期の磁石による選別の使用を通して、高効率で電線を回収することが可能である。 その後、典型的にはプラスチック及び発泡樹脂を含む軽量の断片からゴム、電線及び金属を含む重い断片を選別するために、図4A−4Bに示された選別ステージが続く。 エアナイフ又は他のエアシステムは、典型的に、プラスチック及び発泡樹脂から重い断片を選別するのを補助するところの配置内にて実装される。 重い断片は、その後、図10にて説明した、電線が一般的に、重いフロート/シンクタンクの使用により電線及びゴム断片に選別される。 もし、重い断片が汚れとこまやかな粒子を含むのであれば、スクリーニングはフロートタンク/シンクタンク内の重い断片を導入するという順序を含む。

    本発明は、本発明の範囲から逸脱することなく、特定の実施例、付加、削除及び変更を参照して記述されたものであることが理解できよう。 これまで説明したシステムは、非常に特定の誘電性定数設定を含むが、これらの設定及び分類システムの記述された構成ユニットは種々の構成に変更及び再アレンジ可能であることが理解できよう。

    図1Aは本発明の処理の一実施例の処理フロー図を示す。

    図1Bは、電線及び金属の回収に特に適する発明の処理の一実施例の処理フロー図を示し、さらにフロート/シンクタンクの他の例、重い媒体システム、又は乾燥砂フロート処理の処理フロー図を示す。

    図2Aは、本発明に係るシステムの側面図である。

    図2Bは、本発明に係るシステムの側面図である。

    図2Cは、本発明に係るシステムの側面図である。

    図3Aは、本発明に係る磁力分類モジュールの側面図である。

    図3Bは、本発明に係る磁力分類モジュールの上部平面図である。

    図4Aは、本発明に係るロールバック摩擦分離器モジュールの側面図である。

    図4Bは、本発明に係るロールバック摩擦分離器モジュールの上部平面図である。

    図5は、本発明に係るローパス誘電性センサモジュールの側面図である。

    図6Aは、クロストークの低減を提供する配置を含む、本発明の誘導性及び誘電性分類モジュールに使用される近接センサのもう一つの配置の具体例を示す図である。

    図6Bは、クロストークの低減を提供する配置を含む、本発明の誘導性及び誘電性分類モジュールに使用される近接センサのもう一つの配置の具体例を示す図である。

    図6Cは、クロストークの低減を提供する配置を含む、本発明の誘導性及び誘電性分類モジュールに使用される近接センサのもう一つの配置の具体例を示す図である。

    図6Dは、クロストークの低減を提供する配置を含む、本発明の誘導性及び誘電性分類モジュールに使用される近接センサのもう一つの配置の具体例を示す図である。

    図7Aは、本発明に係る衝撃性分離器モジュールをより詳しく示す側面図である。

    図7Bは、本発明に係る衝撃性分離器モジュールをより詳しく示す側面図である。

    図8は、本発明に係る誘導性センサ付き仕分けシステムの側面図である。

    図9は、本発明に係るバンドワイド誘電性センサ付き分類モジュールの側面図である。

    図10は、本発明に係るフロート/シンクタンクの実施例を示す図である。

    QQ群二维码
    意见反馈