Sample recovery device for sedimentation classifier

申请号 JP18235194 申请日 1994-08-03 公开(公告)号 JPH0838930A 公开(公告)日 1996-02-13
申请人 Yazaki Corp; 矢崎総業株式会社; 发明人 NISHIYAMA YUGO;
摘要 PURPOSE:To automatically transfer a sample to the next process in a germfree environment even during classification. CONSTITUTION:The 1st piping 15 is vertically fitted downward to a partition part 6 of a classifying tank 4, and forks into two branches halfway. One branch is connected to a solid-liquid separating pipe 29, and the 3rd solenoid valve 23 is arranged halfway. The other branch is connected to the discharge side of a pump 24, and the 2nd solenoid valve 22 is arranged halfway. The suction side of the pump 24 is connected to a liquid storage tank 25 by the piping 15, and a flow control valve 32 is installed halfway. The other end of the 2nd piping 16 connected to the top of the solid-liquid separating pipe 29 is immersed in the liquid in the liquid storage tank 25. The 3rd piping 17 is connected to the solid-liquid separating pipe 29 vertically downwards, and the 4th solenoid valve 30 and the 5th solenoid valve 31 are arranged in the piping 17 at an interval.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 分級槽内の液体と同一の液体を貯蔵する貯液タンクと、 サンプルと液体とを分離する固液分離管と、 分級槽の下部に設けられた仕切部に一端が接続され、途中で分岐して一方は前記固液分離管の下側に接続され、
    他方はポンプを介して前記貯液タンクの液中に没入する第1の配管と、 前記固液分離管の上側に一端が接続され、他端が前記貯液タンクの液中に没入する第2の配管と、 前記固液分離管のサンプル回収口に接続された第3の配管と、 前記第1の配管中に配置され、分級槽の仕切部と第1の配管の分岐点との間に配置された第1の電磁弁、該分岐点と前記ポンプとの間に配置された第2の電磁弁、該分岐点と前記固液分離管との間の第1の配管に配置された第3の電磁弁と、 前記第3の配管中に、間隔をおいて配置された第4と第5の電磁弁と、 前記第1〜第5の電磁弁の開・閉や前記ポンプの動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする沈降分級装置のサンプル回収装置。
  • 【請求項2】 前記第1〜第3の配管はシリコンチューブで形成されており、かつ制御手段による前記第1〜第5の電磁弁の開・閉制御は該シリコンチューブを押しつぶしたり元に戻したりするようにしたことを特徴とする請求項1記載の沈降分級装置のサンプル回収装置。
  • 【請求項3】 前記第2の電磁弁と前記貯液タンクの間の第1の配管に、流量調節バルブが配置されていることを特徴とする請求項1記載の沈降分級装置のサンプル回収装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、沈降分級装置のサンプル回収装置に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】沈降分級装置とは、液体中における沈降速度の差を利用して物体を大きさ又は密度の異なる群に分級する装置である。

    【0003】この装置の一例として、次のようなものがある。 例えば、特公平3−99号記載の発明は、分級する物体を含む物体群を液体中に分散させた分散液を底部が上下に摺動できるピストンを備えた容器中に入れ、一定の速度でその容器の底部を押し上げることにより、乱流を防止した上昇流を作り出し、その押し上げ速度より小さい沈降速度を有する粒子を容器上部より溢流させることにより高精度な分級を行えるようになっている。

    【0004】また、特開昭59−196760号及び特開平3−178352号に記載の発明は、液体の密度を調整することにより、調整した密度より大きな密度をもつ物体を沈降させ、小さな密度をもつ物体を浮上させ、
    二群に分級するものである。

    【0005】しかしながら、これらの方法の多くは物体を二群に分けるだけであり、細胞塊を生育段階毎に多群に分けるような分級はできず、また管内に乱流が発生するため、細胞塊などのような物体に適した分級精度は期待できない。

    【0006】そこで、本出願人は、特願平5−1257
    43号において、細胞塊等のように生育段階毎に種々の群が存在する被分級物を多群に、かつ多量に分級できる沈降式分級装置を提案している。

    【0007】図7は、この装置を側面から見た断面図である。 図において、4は軸方向が平に配置された内側が滑らかな円筒状の分級槽であり、該分級槽4の一方の開口部端には、外方に向かって細くなり、先端部2aが開口した第1の円錐状管路2がフランジ5を利用してビスで取付けられている。 この第1の円錐状管路2は、先端部2aから見ると液体が乱流にならない程度に分級槽4に向かって次第に拡開している。

    【0008】また、該分級槽4の他方の開口部端には、
    外方に向かって細くなり、先端部10aが開口した第2
    の円錐状管路10がフランジ11を利用してビスで取付けられている。 この第2の円錐状管路10も、先端部1
    0aから見ると液体が乱流にならない程度に分級槽4に向かって次第に拡開している。

    【0009】前記第1の円錐状管路2の先端部2aには、ユニオン3を用いてパイプ1が着脱可能に取り付けられており、前記第2の円錐状管路10の先端部10a
    にも、ユニオン12によりパイプ13が接続されていて、該パイプ13は一周して前記パイプ1と接続されているが、パイプ13→パイプ1のライン中にはドレイン31、ポンプ32、流量調整バルブ33、流量計34が接続されている。

    【0010】また、前記分級槽4の前記一方の開口部端近傍には整流格子14が配置されており、該整流格子1
    4は極めて薄い材料にて格子状に形成されていて、着脱可能な嵌め込み式にて取り付けられている。 該整流格子14は、前記第1の円錐状管路2から流入した液体を整流して乱流とならないようにするものである。 また、分級槽4の前記一方の開口部端近傍の上部には被分級物を投入するための投入孔4aが設けられており、該投入孔4aには、鉛直方向に延びたパイプ37がユニオン38
    を用いて接続されている。 該パイプ37の中間にはボールバルブ(ON、OFFバルブ)39が配置されており、上端部には分級を行う細胞塊等の微小物体を含む懸濁液が入った容器(不図示)が接続されている。

    【0011】また、分級槽4の下部には、下方に狭くなる筒状の複数個仕切部6(6a・・・6d)が設けられており、これら仕切部6の最下部にはそれぞれハーフユニオン7が接続されていて、それぞれシリコン等のチューブ8が簡単に着脱できるようになっている。 なお、シリコン等のチューブ8の開閉はピンチコック9にて行われる。 シリコン等のチューブ8のもう一方の端はそれぞれ各次工程と接続されている。

    【0012】この装置の動作は、次にようになっている。 先ず、装置内は液体で満たされており、その液体はポンプ32にて装置内を循環する。 流れの向きは分級槽4内では図において左から右である。 また、分級槽4内の流速はポンプ32の下流の流量調整バルブ33により制御され、その速度は流量調整バルブ33下流の流量計34の値を測定することにより知ることができる。

    【0013】供給された細胞塊はパイプ37を自由落下して、分級槽4に入る。 分級槽4内に落下した時点で細胞塊は終端速度に達し、以後等速で落下する。 分級槽4
    内では、液体は水平方向に一定流速で流れているため、
    分級槽4内に入った細胞塊は図のように斜め下向きの直線を描いて落下し、分級槽4下部の仕切部6(6a・・
    6d)に入り、分級される。 このとき、終端速度の速い形状の大きな細胞塊ほど、左の仕切部6aの方へ入り、
    終端速度の遅い形状の小さな細胞塊になるにつれて右の仕切部6bの方へ入るようになる。 このようにして、細胞塊を形状の大きさ、すなわち生育段階により分級選別できる。 各仕切部6内に入った細胞塊はシリコン等のチューブ8を通ってそれぞれ次工程に移される。

    【0014】

    【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従来の分級装置は、いずれもサンプル回収部は回収口のチューブをピンチコックで開閉するようにしたものであり、サンプルを回収するときはマニュアル操作により、
    分級装置を停止し、ピンチコックを開き、分級装置中の液体ごとサンプルを抜き取らなければならなかった。 このような方法では、分級中にサンプルを自動的に回収することができないだけではなく、次工程に移される途中で雑菌等に汚染される虞もある。

    【0015】本発明は、分級をおこないながらでも無菌的な環境で、自動的にサンプルを次工程に移送することができる沈降分級装置のサンプル回収装置の提案を目的としている。

    【0016】

    【課題を解決するための手段】本発明に係る沈降分級装置のサンプル回収装置は、分級槽内の液体と同一の液体を貯蔵する貯液タンクと、サンプルと液体とを分離する固液分離管と、分級槽の下部に設けられた仕切部に一端が接続され、途中で分岐して一方は前記固液分離管の下側に接続され、他方はポンプを介して前記貯液タンクの液中に没入する第1の配管と、前記固液分離管の上側に一端が接続され、他端が前記貯液タンクの液中に没入する第2の配管と、前記固液分離管のサンプル回収口に接続された第3の配管と、前記第1の配管中に配置され、
    分級槽の仕切部と第1の配管の分岐点との間に配置された第1の電磁弁、該分岐点と前記ポンプとの間に配置された第2の電磁弁、該分岐点と前記固液分離管との間の第1の配管に配置された第3の電磁弁と、前記第3の配管中に、間隔をおいて配置された第4と第5の電磁弁と、前記第1〜第5の電磁弁の開・閉や前記ポンプの動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。

    【0017】また、本発明に係る沈降分級装置のサンプル回収装置は、前記第1〜第3の配管はシリコンチューブで形成されており、かつ制御手段による前記第1〜第5の電磁弁の開・閉制御は該シリコンチューブを押しつぶしたり元に戻したりするようにしたことを特徴としている。

    【0018】また更に、本発明に係る沈降分級装置のサンプル回収装置は、前記第2の電磁弁と前記貯液タンク管の間の第1の配管に、流量調節バルブが配置されていることを特徴としている。

    【0019】

    【作用】本発明は、上述のように構成されているので、
    サンプルの回収は、制御手段によって、先ず第1の電磁弁を開にして、第2の電磁弁と第3の電磁弁とを閉にしておく。 分級槽の仕切部に分級されたサンプルは、第1
    の配管内に落下して第1の電磁弁の所を通過し、第2の電磁弁と第3の電磁弁で閉鎖された第1の配管の分岐点近傍に集積される。 サンプルの集積量が所定の量となった頃合いを見計らって、第1の電磁弁を閉、第2の電磁弁と第3の電磁弁を開にして、ポンプを作動させる。

    【0020】これにより、第1の配管の分岐点近傍に集積されたサンプルは、ポンプによって貯液タンク内から送られてきた液体と一緒に固液分離管に移送される。 このときに、分級槽内の液体は第1の電磁弁で遮断され、
    固液分離管には流れ込まない。 固液分離管では、貯液タンクから送られてきた液体とサンプルとが分離され、液体は第2の配管を通って貯液タンクに戻され、サンプルは固液分離管のサンプル回収口に接続された第3の配管に入る。 その際に、制御手段によって第5の電磁弁を閉にし、第4の電磁弁を開にしておくと、サンプルは第3
    の配管中の第5の電磁弁のところに留まる。 サンプルが適当に溜まったときに、第5の電磁弁を開にし、第4の電磁弁を閉にすると、サンプルのみを次工程に送ることができる。

    【0021】そして、また最初に戻って、第1の電磁弁を開にし、第2の電磁弁と第3の電磁弁とを閉にしてサンプルの分級をおこなう。

    【0022】また、第1〜第3の配管をシリコンチューブで形成し、かつ第1〜第5の電磁弁の開・閉制御はシリコンチューブを押しつぶしたり元に戻したりするので、直接電磁弁の弁がサンプルや液体に触れないので、
    無菌的な処理が行なえる。

    【0023】また更に、第2の電磁弁と貯液タンク管の第1の配管に流量調節バルブを配置したので、固液分離管内での液体の流れを適正にコントロールでき、液体とサンプルの分離を良好におこなうことが可能となる。

    【0024】

    【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。 なお、従来の技術の項で説明したものと同一または相当する部分には同一符号を付す。

    【0025】図1は、本発明の実施例を模式図で示したものである。 図に示すように、分級槽4の下部に設けられた仕切部6の回収口には、シリコンチューブからなる第1の配管15が鉛直方向を向いて取付けられており、
    途中でチーズ15a等によって二又に分岐されている。
    仕切部6の回収口から分岐点15aまでの間の配管15
    には第1の電磁弁21が取付けられており、該電磁弁2
    1は、図2(a)に示すように、配管15が輪の中を通っていて、その配管15を外部からピストン21aにて図2(b)に示すように押しつぶすことにより配管15
    を閉鎖する構造のもので、弁が配管15内に接触しないので、弁の開閉によるコンタミネーションや雑菌等による汚染の心配がない。

    【0026】チーズ等によって分岐された第1の配管1
    5の一方は、固液分離管29に接続され、その途中には第3の電磁弁23が配置されている。 固液分離管29の電磁弁23との接続部分の管内径は、配管15の内径の2倍以上あり、固液分離管29はその接続部分から鉛直上方向へ配管15の内径の4倍以上の長さがあって、その上端にはシリコンチューブからなる第2の配管16が接続されている。 該第2の配管16の他端は、分級槽4
    内の液体と同一の液体が貯留されている貯液タンク25
    内の液中に没入している。

    【0027】固液分離管29の鉛直下方はサンプルが途中で止まらない程度に次第に内径が狭まり、下端にはシリコンチューブからなる第3の配管17が接続されている。 該第3の配管17には間隔をおいて、第4の電磁弁30と第5の電磁弁31が配置されていて、これら電磁弁を制御することで、配管17の下端よりサンプルが取り出され、次工程に送られるようになっている。

    【0028】また、第1の配管15の分岐点15aからのもう一方は、ポンプ24の吐出側に接続され、その途中には第2の電磁弁22配置されている。 また、ポンプ24の吸い込み側は配管15にて貯液タンク25と接続され、配管15の先端は貯液タンク25中に没入している。 また、配管15の途中には流量調節バルブ32が設置されている。 なお、貯液タンク25の上部は空気中の雑菌や塵が入り込まないように、フィルタ28を介して外気と通じている。

    【0029】次に、この装置の動作について説明する。
    第1〜3の電磁弁21,22,23とポンプ24は、例えば図3に示すようなタイムチャートでON・OFFする。 先ず、図4に示すように、第1の電磁弁21が開き、第2の電磁弁22と第3の電磁弁23とを閉にして、ポンプ24を停止状態にする。 また、第4の電磁弁30と第5の電磁弁31は、常にどちらか一方が閉じている状態となる。

    【0030】このとき、分級されて分級槽4の仕切部6
    に自由落下してきたサンプルは第1の電磁弁21を通過して第1の配管15の分岐点15a近傍に集積される。
    分級速度によって異なるが、一定時間、例えば30秒〜
    10分後に、図5に示すように、第1の電磁弁21を閉じ、第2の電磁弁22と第3の電磁弁23とを開にして、ポンプ24を作動させる。 これにより、分岐点15
    aの近傍に落下集積されたサンプルは、貯液タンク25
    からの液体の流れに乗り、固液分離管29に移送される。 このとき、第1の電磁弁21は閉じているので、ポンプ24による液体の動きが分級槽4内に影響を与えることがないとともに、分級槽4内の液体が固液分離管2
    9内に流入することもない。

    【0031】また、固液分離管29では、上向きの流速がサンプルの終端速度以下になるように流量調整バルブ32によって調節されているため、サンプルは落下し、
    液体は上部より流れ出て貯液タンク25に戻される。 固液分離管29ないを落下したサンプルは、第4の電磁弁30を開き、第5の電磁弁31を閉じておくことによって、これら電磁弁30,31の間の第3の配管17中に溜められ、図6に示すように、第4の電磁弁30を閉じ、第5の電磁弁31を開くことによって取り出され、
    次工程に移送される。

    【0032】さらに、一定時間(30秒〜10分)後、
    再び第1の電磁弁21を開き、第2,3の電磁弁22,
    23を閉じ、ポンプ24を停止した状態とする。 これを繰り返すことにより、分級したサンプルを次々と次工程に移送することができる。 なお、第1〜第5の電磁弁2
    1,22,23,24,25とポンプ24の動作の制御は、シーケンサ等の図示せぬ制御手段によって行なわれる。

    【0033】このように、分級槽で分級された培養細胞塊等のサンプルを、分級中でも雑菌に汚染されることなく次々と自動的に次の工程に移送することができる。

    【0034】

    【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
    サンプルの分級をおこないながらでも、自動的にサンプルを次工程に移送することができる。 その際に、シリコンチューブを電磁弁でオンオフすることによりサンプルの移送をおこなうようにしたので、無菌的な環境でサンプルの回収がおこなえる。 また、第2の電磁弁と貯液タンク管の間の第1の配管に、流量調節バルブを配置したので、固液分離管内での液体の流れを適正にコントロールでき、液体とサンプルの分離を良好におこなうことができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明に係る沈降分級装置のサンプル回収装置の一実施例を模式図で示したものである。

    【図2】電磁弁の作用を示した図で、(a)は開、
    (b)は閉を示す図である。

    【図3】電磁弁とポンプの動作のタイムチャートである。

    【図4】第1の配管の分岐点近傍にサンプルを集積する状態を示す図である。

    【図5】第1の配管中のサンプルを固液分離管に移送する状態を示す図である。

    【図6】固液分離管で分離されたサンプルを電磁弁の作用で次の工程に移送する状態を示す図である。

    【図7】本出願人が提案中の沈降分級装置の断面図である。

    【符号の説明】 4 分級槽 6 仕切部 15 第1の配管(シリコンチューブ) 15a 分岐点 16 第2の配管(シリコンチューブ) 17 第3の配管(シリコンチューブ) 21 第1の電磁弁 22 第2の電磁弁 23 第3の電磁弁 24 ポンプ 25 貯液タンク 29 固液分離管 30 第4の電磁弁 31 第5の電磁弁 32 流量調節バルブ

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