dna sequences in the protein to be issued in the mammary gland for the efficient secretion |
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申请号 | JP3493388 | 申请日 | 1988-02-17 | 公开(公告)号 | JP2863789B2 | 公开(公告)日 | 1999-03-03 |
申请人 | ファーミング ビーヴィー; | 发明人 | JEFURII EMU ROOZEN; | ||||
摘要 | Described is a method of targeting specific genes to the mammary gland which results in the efficient synthesis and secretion of biologically important molecules. Further, there is described as a composition of matter, a transgenic mammal having the ability to reproduce itself and being suitable for the secretion of biologically active agents into its milk. Additionally there is disclosed as a composition of matter, recombinant DNA gene complexes designed to integrate into a mammalian genome and to synthesize and secrete biological active agents into the milk. Furthermore methods of producing and using altered milk are disclosed. | ||||||
权利要求 | 【請求項1】乳腺に対して蛋白の発現を標的するための組換えDNA遺伝子複合体において、該遺伝子複合体が、 (a)乳腺特異的な遺伝子からのカゼインプロモーター配列、 (b)乳腺特異的な遺伝子からのカゼインエンハンサー配列、 (c)乳房分泌細胞において機能するシグナルペプチド配列、 (d)蛋白質をコードする遺伝子に由来するコード配列(該コード配列は天然にはプロモーターに結合されていない)、 (e)カゼイン遺伝子または該蛋白質をコードする遺伝子からのイントロン配列を含み、ここで上記のプロモーター配列、エンハンサー配列、シグナルペプチド配列及びイントロン配列は乳腺における上記コード配列の発現を促進するところの組換えDNA遺伝子複合体。 【請求項2】請求項1の組換えDNA遺伝子複合体を含有する生殖細胞系を有し、乳腺において蛋白を合成するトランスジェニック非ヒト哺乳動物であって、該生殖細胞系は次世代へと受継がれるものであるところのトランスジェニック非ヒト哺乳動物。 【請求項3】乳腺からの乳中に蛋白を合成する方法であって、 請求項1の組換えDNA遺伝子複合体を非ヒト哺乳動物の胚の生殖細胞系中に挿入すること、 該胚を成長させて、上記遺伝子複合体を含む生殖細胞系を有する哺乳動物を作ること、及び 上記蛋白を含有する、上記哺乳動物により作られた乳を集めること の工程を含むところの方法。 【請求項4】上記蛋白が静菌剤である請求項3の方法。 【請求項5】乳から蛋白を精製する工程を更に含む請求項3又は4の方法。 |
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说明书全文 | 【発明の詳細な説明】 本発明はその乳に外来の化合物を分泌する遺伝子導入(transgenic)された哺乳動物と、薬学、医学、食料、 発明の背景 カゼインは主要な乳蛋白であり、通常乳分泌期の間に合成され、乳腺にのみ分泌される。 カゼインの遺伝子の最初の詳細な性格付けは本発明者の研究室でなされた〔ユー・リー(Yu−Lee)等、 Nuc.Acids Res .,第14巻、 その紹介以来、DNAを受精した一個の細胞である胚(e 農業における実用的な遺伝子導入動物を作るためには外来の遺伝子を宿主動物の染色体に組みこみその子孫に移していかねばならない。 適当な組織で発現しなければならない。 またその発現が高率で、また正常なあるいは人為的な制御機構を受ける。 導入される遺伝子の発現の組織特異性はラットのエステラーゼI遺伝子、IgL鎖及びH鎖の遺伝子、ラットのミオシンL鎖遺伝子及びマウス/ヒトβ−グロビン遺伝子などのいくつかの遺伝子について報告されている〔スウィフト(Swift)等、 Cel この問題に対する鍵は遺伝子導入動物と細胞培養系の相方の研究から生じはじめている。 5′−側のDNAによる特定のエンハンサー配列−時には翻訳開始点よりはるか上流に位置している−とプロモーター自身の中あるいはそれに近いところの配列が組織特異的な遺伝子発現に関与していることは明らかである。 遺伝子導入されたマウスの遺伝子発現はβ−グロビン、エステラーゼ、α− インスリンの遺伝子は最も精力的に解析されている。 最近のクロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ(CAT)遺伝子の発現にはネズミのα−A−クリスタリンの−364から+45までのDNA断片にCAT遺伝子をコードしている配列を結合することによって眼のレンズに向けられてきた〔オーバービーク(Overbeek)等、 Pro 特定の遺伝子を乳腺に向けさせる能力が効果的な蛋白合成と分泌をもたらし窮極にはバイオテクノロジーや薬学、医薬、食品科学やガン研究の分野に影響を与えることになろう。 例えば、多くの発現ベクターがバクテリアや酵母で効果的に蛋白を合成するために開発されているものの、これら蛋白を正しく加工できないために多くの場合、これらの蛋白の生物活性は損われている。 哺乳動物細胞培養系の開発がもう一つの戦略を提供するがこのような細胞培養の費用のために実現しにくい。 乳腺は1 本発明は乳腺に遺伝子の発現をおこさせるばかりでなく授乳期にこれら蛋白を効率的に分泌するのに使われている方法を提供している。 発現の要約 本発明の対象は生物学的に活性のある作用物、すなわち蛋白を乳の中に合成させる組換えDNA遺伝子複合体である。 本発明のもう一つの対象はその乳腺に生物的に活性のある作用物を分泌する遺伝子導入哺乳動物を開発することである。 本発明のさらにもう一つの対象は医薬品、ガン研究、 本発明の別の対象はそれ自身で繁殖する遺伝子導入動物を開発することである。 かくして、本発明は下記の組換えDNA遺伝子複合体である。 乳腺に対して蛋白の発現を標的するための組換えDNA 本発明のもう一つの一面は、コード配列の5′及び3′未満の夫々に結合された5′非翻訳mRNA配列及び3′非翻訳mRNA配列をさらに含む、上記の組換えDNA遺伝子複合体を開発することである。 この5′及び3′隣接配列は組換えDNA遺伝子複合体によって合成されたメッセンジャーRNAの安定性を増加する。 本発明のもう一つの局面は組換えDNA遺伝子複合物を含む生殖細胞系(germ line)をもった、乳腺でペプチドを合成するための遺伝子導入哺乳動物を本件の内容として開発することである。 この生殖細胞系はその次の世代に移行しうるものである。 遺伝子導入哺乳動物のもう一つの面はどんな哺乳動物でもよいということである。 本発明のもう一つの面は、組換えDNA遺伝子複合物を哺乳動物の生殖細胞系に挿入する段階を含む少くとも一つの特定の遺伝子のペプチドの合成を乳腺に向けさせる方法である。 その他の実施態様は分化成長して個体とする環境下で胚を成長させる方法を含んでいる。 さらに実施態様は生殖細胞系統の中に遺伝子の複合物を安定にとり込ませる段階を含んでいる。 また別の実施態様は、コードしている配列の発現を哺乳動物からとった乳腺組織や乳で検査するステップを含んでいる。 さらにまた遺伝子複合体に適当な機能をもたせることを確立するステップを含んでいる。 本発明の付加的な意図は乳腺特異的遺伝子から選ばれたプロモータ配列、エンハンサー配列、シグナルペプチド配列及び生物学的に活性の作用物をコードしている遺伝子からのコード配列を結合するステップを含む乳腺特異的遺伝子複合物を構成する方法である。 実施例ではさらに5′−の非翻訳mRNAと3′−の非翻訳mRNA配列を結合するステップも含んでいる。 もう一つの本発明の意図によれば、組換えDNA複合物を構築し哺乳動物の胚の生殖細胞系にこの遺伝子複合物を挿入し、その胚を成熟するまで成育させ、その生物学的に活性のある作用物のための遺伝子複合物をもつ哺乳動物によって作られる乳を検定するステップを含む乳腺に生物活性物を合成する方法を提供している。 本発明のもう一つの意図は静菌的なコード配列を含む組換えDNA遺伝子複合体を哺乳動物の胚の生殖細胞系に挿入するステップを含む乳の細胞汚染を防ぐ方法である 本発明の別の意図はオンコジーンを含む組換えDNA遺伝子複合体を哺乳動物の胚の生殖細胞系統に挿入するステップを含む哺乳動物のガンの機構を検討し、その結果として生ずるガン性の組織の発生を解析する方法である。 この発現の別の意図するところは市乳を分泌する遺伝子導入した哺乳動物の系統株を開発することである。 市乳は自然にある化合物の濃度を変えたり、外来の化合物を含ませることができる。 外来の化合物は薬剤、ホルモン、ペプチド、蛋白、脂質、炭水化物、抗菌剤などでありうる。 これら外来の化合物は細菌、動物あるいはヒトの染色体から由来する遺伝子から合成される。 本発明のもう一つの意図は市乳を乳製品の製造に用いるステップを含む乳製品の生産を可能にする過程である。 本発明のもう一つの別の意図は遺伝子導入された哺乳動物から作られる市乳を含む食料品である。 その他の目的、特徴及び利点はこの発明の実施例について以下に記載しているものから明らかであろう。 実施例の詳細な記述 本件の構成として本発明の一例はプロモータ、エンハンサー、シグナルペプチド及びコードしている配列を含む組換えDNA遺伝子複合物である。 この組み合わせにおいてプロモータ、エンハンサー、シグナルペプチド配列は乳腺に特異的な遺伝子から由来し、コード配列は生物的に活性な作用物に対するコードをもっている。 乳腺に特異的な組換えDNA遺伝子複合物を構成させる通常の方法はプロモータ、エンハンサー、シグナルペプチド及びコード配列を一緒に結合させることを含んでいる。 第1 それから、プロモータ−エンハンサ−複合物はシグナルペプチドのエクソン配列に結合されている。 乳腺に特異的ないろいろなシグナルペプチドエクソンが利用できる。 シグナルペプチドのエクソンは効率のよい転位、認識、除去、乳への蛋白の分泌などに役立っている。 蛋白、炭水化物、ペプチド、脂質などが一たび乳に分泌されると標準的な分離法がその成分を精製するために使われる。 シグナルペプチドは翻訳後の修飾を可能にするけれども、いくつかの合成される分子のもっている特徴が乳への分泌を妨げることもあろう。 従って、乳組織を集めて、関心のある分子を組織から精製しなければならない。 乳組織を集めることは問題の化合物を継続して生産することを妨げるし、組織から成分を分離することは乳から分離するよりも困難な方法であるので上記のアプローチに満足できるものでない。 特定の実施例でα−、β 問題としている遺伝子のコード領域が(cDNA)がイントロン配列によってプロモータ−エンハンサー−シグナルペプチド複合物に接続されている。 コード領域はどんな遺伝子でもあるいは一つの分子をコードしている遺伝子の一部でもよい。 それには遺伝子のイントロン領域及びエクソン領域を含んでいてもよい。 例えば、蛋白、乳蛋白、脂質、炭水化物、ホルモン、バクテリアの生産物(薬剤や抗生物質)、抗体、抗原、酵素などをコードしている遺伝子がプロモータ−エンハンサー−シグナル複合物に結合される。 望ましい実施例では、コード配列はα−カゼイン、β その他の例ではプロモータ配列、エンハンサー配列、 本件を構成するものとしてのもう一つの具体例では第1図Bに示された組換えDNA遺伝子である。 この例はプロモータ−エンハンサー−シグナル複合体に結合した遺伝子のコード領域に連結したメッセンジャーRNA(mRN エンハンサー−プロモータ−シグナルペプチド配列と、エンハンサー−プロモータ−5′−非翻訳mRNA配列−シグナルペプチド−3′−非翻訳mRNA配列の構成がベクターにくみこまれる。 そこで必要なときにいろいろな 一たびくみ換えDNA遺伝子複合体(外来遺伝子複合体)が作られると、非翻訳配列があってもなくても、それは宿主哺乳動物の染色体(生殖細胞系)の中にくみ込まれる。 生殖細胞系の中に外来の遺伝子複合体をくみ込むことは本件の構成として遺伝子導入動物を創造する。 哺乳動物の胚の卵子系統に組換えDNA遺伝子複合物を挿入することによって生物性のある作用物の合成も乳腺で行わせることができる。 もう一つの具体例には哺乳動物に、胚を分化成長させる適当な環境の中で胚を挿入するステップが含まれている。 哺乳動物が生後、外来遺伝子複合体の宿主染色体への安定な組み込みができるようにするために染色体をスクリーニングする付加的なステップが行われる。 哺乳動物が成人に達した後、乳分泌腺について外来遺伝子複合体のmRNAまたは分子合成が乳腺で起っているかどうかを確める検査がされる。 このステップは組換え遺伝子複合体が正しく機能するかどうかを確めるために使われる。 組みこまれる外来遺伝子の特性に応じていろいろなスクリーニング法が使用される。 スクリーニング法にはプローグ解析、mRNA解析、酵素分析、細菌検査、抗体スクリーニング、蛋白、炭水化物、 具体的な一例では外来の遺伝子複合体が、単一細胞の時期に哺乳動物の卵子系統に挿入される。 もしこの組み込みが単一細胞時期に行われれば外来遺伝子複合体に対するプローグがどの細胞を調べるために利用できようがもし組み込みが発生のより遅い時期に起これば検査すべき組織は組み込みが行われた細胞系統から発達してきたものに限られる。 注入された卵母細胞(oocyte)はそれから同じ卵子系統をもった宿主動物の卵管の中に挿入される。 外来遺伝子複合体の実施例 7.2kbのラットβ−カゼイン遺伝子を含むゲノムDNAの 組換えDNA遺伝子複合体の例はマウスの乳腺腫瘍ウィルスの長い末端のくり返し構造からのグルココルチコイド応答因子(GRE)を含んでいる。 これは乳腺特異的なエンハンサー配列へ5′挿入されている。 この付加は適当な制限酵素リンカーをつけ加えることによって可能になる。 GREは隣り合った遺伝子にグルココルチコイド誘導能を授けることのできる340bp断片を生むために、Xho 遺伝子導入したマウスで効率的な組織特異的な発現を引き出すために使われる組換えDNA遺伝子複合体の一例は7kbの5′−側面のDNAを含み原核性のベクター配列を欠いているラットのβ−カゼイン遺伝子の全体である。 β−カゼイン−CAT融合遺伝子を使ってもう一つの組換えDNA遺伝子複合体が作られた。 ビスビー、ローゼン(Bisbee and Rosen)分子及び細胞生物学に関するUCLA 発現を乳腺に向けこれらの蛋白を授乳の間に効率的に分泌されるために、シグナルペプチドを複合体に結合しなければならない。 一例はCATのところに63bpのカゼインシグナルペプチドのエクソン配列を結合させるものである。 そのカゼインのためのシグナルペプチドは哺乳動物の発生の間十分に保たれていることが示されている。 もう一つのアプローチは独特な制御酵素リンカーを含む45bpのオリゴヌクレオチドを直接合成することである。 これはβ−カゼイン−CATベクターのHind III部位に直接結合される。 よりよい効率と正確性のために分解するところの配列をコントロールできるのでオリゴヌクレオチドによるアプローチは望ましい。 構成されるあるいは合成されるベクターがCOMMA−ID もう一つの具体例ではカゼインのシグナルペプチド− CAT活性は培地(=乳)、細胞質や組織の抽出物での酵素的分析を含むいろいろな方法や、ドットブロット法を使った免疫学的方法によって定量される。 カゼインのシグナルペプチド配列は特に分泌が例えば内在的な疎水性のような多くの要因に左右されるので、 例示の構造が信頼に足ることは制限酵素によるマッピングとDNA配列決定によって確められる。 遺伝子導入された哺乳動物の産生 遺伝子導入した哺乳動物は宿主の染色体に外来のDNA 特定の具体例では、哺乳動物の胚の卵子系統にくみ換えDNA遺伝子複合体を挿入することによって、乳中の有害汚染菌を防ぐ方法を含んでいる。 別の具体例ではオンコジーンを含むくみ換えDNA遺伝子複合体を哺乳動物の胚の卵子系統の中に挿入することを含んでいる。 このできた遺伝子導入された哺乳動物を検定し、ガン組織の発生の機構を解析できる。 この方法も、家畜からとった乳を生産にとり入れることによって酪農産物を作ることを可能にしている。 この市販乳は生物活性のある作用物を含めることができ、食料、薬品、化粧品、ホルモン、炭水化物、脂肪、アミノ酸、蛋白などの多種の生産物を生み出すのに使うことができる。 ラットのβ−カゼインのマウスへの取り込みの特定例 1. 胚の採集 1個の細胞である胚はゴナドトロピン投与で過度排卵にされた雌のマウスの卵管を水で洗い出すことによって採取される。 ゴナドトロピン管理は系統によってかわるが本質的には妊娠しているウマの血清(PMS)のゴナドトロピンの腹腔内(ip)投与した後、ヒトの絨毛膜ゴナドトロピン(hCG)をip投与することによっている。 特別の具体例では、約14〜18gのICR系雌マウスが約5I 2. 胚の注入 胚を一滴の培養液の中におく〔クイン(Quinn), JR 注入されるラットのβ−カゼイン遺伝子複合体は10mM 3. 胚の転移 マイクロインジエクションに生き残った胚をHT6培地におき、6〜8週齢の雌マウスの卵管に移す準備をする。 受容側のマウスはPMSをip投与された後hCGを与えられ、精管切断された雌マウスとともに置かれる。 マイクロインジェクトされる胚を受入れるたすけとするためにゴナドトロピン投与と交尾は投与側のマウスのスケジュールに一致される。 一例では約20〜22gのICR系雌マウスに約2IUのPMS、次いで48時間後に2IUのhCGのip投与を行った。 精管切断された雄と一緒にされた後、腔栓をもった雌を受容動物として用いた。 受容雌マウスは麻酔され、卵管を背側切開で露出し、細くひいたパスツールピペットを使って卵管の釆を通して胚を置く。 卵管を腹腔に戻して傷口を閉じる。 胚転移の成功は転移後約19〜21日でマウスが誕生することで判定される。 マイクロインジェクションの成功はマウスの尾の生検試料から採取されたDNAをサザンハイブリダイゼーション解析によって評価される。 細菌のCATのマウスへの組み込みの特定例 1. 胚の採取−ラットのβ−カゼインの例と同じ方法による。 2. 胚の注入 バクテリアのCAT遺伝子複合体が単一細胞胚の雄前核に注入される以外はラットのβ−カゼインの例と同じ方法がとられる。 注入されるバクテリアのCAT遺伝子複合体は10mMのトリス(pH7.5)と0.25mM EDTAの溶液に約2n 3. 胚の転移 β−カゼイン遺伝子複合体の場合と同じ方法が用いられる。 胚の転移の成功は転移後約19〜21日でマウスが生まれるかどうかで判定される。 バクテリアのCATのマイクロインジェクションの成功はマウスの尾の生検試料からとったDNAのサザンハイブリダイゼーション解析によって評価される。 組換えDNA遺伝子複合体のウシ、ヒツジ、ブタの胚へのくみこみの特定例 胚の採取と注入方法は既述のとおりである。 ハマー等(Hammer et al) Nature(London) 、第315巻343−345 転移された遺伝子の構造と発現の解析 1. DNAの分離 小さな組織検体をSET緩衝液(150mM NaCl、20mMトリス、1mM Na 2 EDTA、ph7.8)中で37℃、1晩ブリンクマン・ポリトロンによってホモゲナイズし、フェノール、フェノール/クロロホルム/イソアミルアルコール及びクロロホルム/イソアミルアルコールで抽出する。 DNAはエタノール沈殿或いは糸状にまきつけること(spoolin 2. サザン法とDNAドットブロット分析 はじめにそう思われる遺伝子導入動物がサザンブロット法(Southern blotting)によって転移された遺伝子の存在が検索される。 外来のDNAを供給する対照生物、 例えば、ラットのβ−カゼイン遺伝子がマウスにとり込まれる場合には1.9KbのEcoR I遺伝子プローブが使われる。 β−カゼインくみこみの状況は例えばKph IとBam 3. 乳腺の生検、RNA分離とノーザンブロット(Norther 例えば、遺伝子導入マウスを麻酔し、第4乳腺をとり出し、RNA抽出にかける。 ラットのβ−カゼイン遺伝子のmRNAをラットの3′−cRNAリボプローブとハイブリダイズすることによってニトロセルロース上で、検出された(第7図)。 4. RNアーゼとS1ヌクレアーゼによるマッピング 導入された外来の遺伝子複合体が正しく開始停止されるかどうかはRNアーゼとS1ヌクレアーゼでのマッピングによって決められる。 例えば、ラットのβ−カゼイン遺伝子のRNアーゼマッピングでは、5′側面、第1エクソン及びイントロンA 例えば、ラットのβ−カゼイン遺伝子のS1ヌクレアーゼマッピングにおいては2つの異なるプローブが使われる(第5図)。 第1のプローブはポリヌクレオチドキナーゼによって3′末端に標識したPvu II−Nco I断片である。 第2のプローブはDNAポリメラーゼIのクレノー断片によって3′末端に標識されたエクソンIXの3′末端をカバーしているNco I−EcoR I染色体断片である。 R 5. CATの酵素分析及び免疫的分析 CAT酵素活性は14 C−クロラムフェニコールをそのアセチル誘導体に変換することによって測定される〔ゴーマン等(Gorman et al) Mol.Cell.Biol. ,第2巻、1044− ラットβ−カゼインのマウスへのとり込みの分析 β−カゼイン構成の解析での大きな困難はホルモンで制御されるカゼイン遺伝子の発現を示す細胞系統がクローン化されていないことである。 初代培養細胞でのカゼイン遺伝子の発現は細胞同志及び細胞−基質間の相互作用によっている〔レビンとストックデール(Levine and Kpn I−BamH I断片を使っていくつかの遺伝子導入マウスが生産された(第2図、第3図)。 ラットのβ−カゼイン遺伝子の移入と発現は染色体DNAをブロッティングした上で1.9kbのEcoR Iプローブを用いて分析された。 このプローブの特異性はラットのプローブと10KbのマウスDNAのEcoR I断片との間でごく弱い交差ハイブリダイゼーションしかみられないことによって示される。 授乳中のマウスから乳腺の生検を行った。 マウス11.2 予め特有のNco I部位で標識された一本鎖の448NIプローブを調製した。 成熟したmRNAからの保護で280NTの断片が生産される。 もし前駆mRNAが作られなければ144NT 腎から抽出されたRNAではもっと長時間おくことで280 組織特異的な導入遺伝子の発現の程度について原核生物性のベクター配列が阻害的な効果があると報告されておりまた、その遺伝子に対してさらに5′或いは3′に位置しているエンハンサー配列がある可能性があるために、3.5Kbの5′側に隣り合うDNAと3.0Kbの3′側にあるDNAを伴うラットのβ−カゼインの全遺伝子を含みベクター配列のない染色体のクローンを単離し、遺伝子導入マウスの造成に使った。 第6図に示されているように、期待される1.9KbのEcoR I DNA断片は5匹のマウスに示されている(他の3匹の陽性のマウスは示されていない)。 3匹の雌のFoマウスの授乳時の乳腺の生検試料からRNAを抽出し、特異的なRN.アーゼの分解性試験を使って第7図に示されるようにカゼイン遺伝子の発現を解析した。 3匹のマウスの中1匹はラットのβ−カゼイン導入遺伝子を発現した(第7図、第F列)。 このマウスはコントロールラットの授乳期のRNA試料にもみられる予期どおりの450NTの分解されない断片を示した(第7 これらの結果は遺伝子導入されたマウスでラットのβ CATくみ込みの分析 pSVoCAT発現ベクターはバクテリアの酵素クロラムフェニコール・アセチルトランスフエラーゼをコードする遺伝子を含んでいる。 特定の遺伝子配列による遺伝子の発現の促進と昂揚は真核細胞には全くバックグラウンドのない非常に鋭敏な酵素的試験であるCAT活性を測定することによって容易に調べることができる。 一連のβ− この技術に精通する者は乳腺と乳の中に蛋白を分泌するためにこの他の外来遺伝子複合体系を使えることを認識するだろう。 ここには公表のために本発明の具体的な実施例が与えられているが、この分野の技術に通じるものにとって本発明の精神の中に包含され付記する特許請求の範囲で示されている中での変化やそれ以外の利用ができるであろう。 第1図Aは組換DNA遺伝子複合物を示す。 Eはエンハンサー配列、Pはプロモータ配列を表わしている。 シグナルペプチドは組織に特異的な配列を表わす。 cDNAは合成された特定の遺伝子を表わしている。 細い線(−)は側面につながる配列を表わし、太線 はイントロン配列を表わしている。 第1図Bはもう一つの別の組換えDNA遺伝子複合物を示す。 記号は同じであるが5′UTは5′の非翻訳mRNA、
Kpn I − BAM HI
Eco R Iプローブも示されている。 第3図は生物の形態を表わす写真であり、ラットのβ−
Kpn I − Ban HI断片の解析を示す。 ラットやマウスのDNAが対照として使われている。 第4図は遺伝子導入マウス11.2におけるラットのβ−カゼイン遺伝子の限定された系図である。 ○は雌を□は雄を表わす。 黒くぬりつぶした記号はラットのβ−カゼイン遺伝子を含むマウスを示す。 尻尾の試料のDNAブロット(転写)をF 1及びF 2世代のマウスについて行った。 第5図は生物の形態を表わす写真であり、遺伝子導入したマウスにおけるβ−カゼイン遺伝子の発現に関するものであり、肝、脳、腎からとったRNA分離物についてRNA
0マウスから生検試料として得た授乳期の乳組織からRNAを抽出した。 ラットのβ−カゼインの転移遺伝子が発現していることはリボヌクレアーゼによる分解性試験を使ってRNA
0 CATの発現ベクターの構造を示す。 2.3kbの5′側面DNAとある場合には5′−非翻訳エクソンIとこれらの遺伝子のイントロンAの一部を含んでいる4つのβ−カゼイン−CAT
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−291(JP,A) 特表 平1−500162(JP,A) Journal of Cell B iology,Vol. 103,No. 5, Part2(1986)p. 313a UCLA Symposium on Molecular and Cel lular Biology:Tran scriptional Contro l Mechanism,Vol. 52 (1987)p. 313−323 Trends in Biotech nology,Vol. 5,No. 1 (1987.Jan)p. 20−24 (58)調査した分野(Int.Cl. 6 ,DB名) C12N 15/00 - 15/90 BIOSIS(DIALOG) WPI(DIALOG) |