Orbital switching apparatus and method

申请号 JP2011543541 申请日 2009-12-04 公开(公告)号 JP5490820B2 公开(公告)日 2014-05-14
申请人 ユニバーサル シティ スタジオズ リミテッド ライアビリティ カンパニー; 发明人 スティーヴン シー ブラム;
摘要
权利要求
  • 乗物を第1軌道から第2軌道へ切り換えるための軌道切り換え装置であって、この軌道切り換え装置は、モータによって回転されるもので、駆動機軸及び一次機軸を備え、
    駆動機軸は、駆動機軸の一端に配置された胴体であって、複数の切り換え軌道が配置された胴体と、駆動機軸に接続されて胴体から離間されたブレーキアッセンブリとを有し、
    一次機軸は、モータによって駆動されるもので、フライホイール及びクラッチアッセンブリを備え、更に、
    駆動機軸は、モータ及びフライホイールを経てクラッチアッセンブリの係合時に一次機軸により駆動される、軌道切り換え装置。
  • 前記胴体は、前記駆動シャフトと同時に、少なくとも2つの所定の位置へ両方向に回転するように構成される、請求項1に記載の軌道切り換え装置。
  • 前記ブレーキアッセンブリが係合されると同時に前記クラッチアッセンブリが解離され、そして前記クラッチアッセンブリが係合されると、前記ブレーキアッセンブリが解離される、請求項1に記載の軌道切り換え装置。
  • 前記一次シャフトに取り付けられて前記モータにより駆動されるトランスミッションを更に備え、このトランスミッションは、その出力シャフトが前記フライホイールを駆動するように構成される、請求項1に記載の軌道切り換え装置。
  • 前記フライホイールは、その出力シャフトが前記クラッチアッセンブリを駆動するように構成される、請求項1に記載の軌道切り換え装置。
  • 前記駆動機軸は、ループベルトを経て一次機軸により駆動され、前記クラッチアッセンブリは、その出力シャフトが 前記ループベルトを駆動して前記駆動シャフトを回転するように構成される、請求項1に記載の軌道切り換え装置。
  • 前記フライホイールは、前記胴体及び切り換え軌道の 100%ないし1500%の範囲の 慣性モーメントを有する、請求項1に記載の軌道切り換え装置。
  • 前記胴体が所定の位置にあるときに前記駆動機軸に係合ロックするように構成されたラッチを更に備えた、請求項1に記載の軌道切り換え装置。
  • 複数のセンサと通信するコントローラを更に備えた、請求項1に記載の軌道切り換え装置。
  • 乗物を第1軌道から第2軌道へ切り換える方法であって、軌道切り換え装置は、モータによって回転され、この方法は、
    駆動機軸を設け、駆動機軸は、駆動機軸の一端に配置された胴体であって、複数の切り換え軌道が配置された胴体と、駆動機軸に接続されて胴体から離間されたブレーキアッセンブリとを備え、
    モータによって駆動される一次機軸を設け、一次機軸は、フライホイール及びクラッチアッセンブリを備え、更に、
    モータ及びフライホイールを経てクラッチアッセンブリの係合時に一次機軸で駆動機軸を駆動し、
    切り換え軌道を第1軌道及び第2軌道と整列させるため軸の周りで胴体を回転させる、ことを含む方法。
  • 前記胴体は、前記駆動シャフトと同時に、少なくとも2つの所定の位置へ両方向に回転するように構成される、請求項10に記載の方法。
  • 前記ブレーキアッセンブリが係合されると同時に前記クラッチアッセンブリが解離され、そして前記クラッチアッセンブリが係合されると、前記ブレーキアッセンブリが解離される、請求項10に記載の方法。
  • 前記フライホイールは、前記胴体及び切り換え軌道の 100%ないし1500%の範囲の 慣性モーメントを有する、請求項10に記載の方法。
  • 前記胴体が所定の位置にあるときに前記駆動機軸にラッチを係合させることにより前記胴体を所定の位置にロックすることを更に含む、請求項10に記載の方法。
  • 複数のセンサと通信するコントローラを更に備えた、請求項10に記載の方法。
  • 軌道を切り換える方法において、
    高慣性の駆動システムを軌道切り換えアッセンブリに接続し、
    軌道切り換えアッセンブリを第1位置から第2位置へ加速し、
    全ての駆動要素の慣性を軌道切り換えアッセンブリから切り離し、
    軌道切り換えアッセンブリを第2位置で停止するようにブレーキを掛ける、
    ことを含む方法。
  • 前記軌道切り換えアッセンブリは、胴体と、それに取り付けられた複数の軌道とを備えた、請求項16に記載の方法。
  • 前記高慣性の駆動システムは、フライホイール及びクラッチを備えた、請求項17に記載の方法。
  • 前記フライホイールは、前記胴体及び切り換え軌道の 100%ないし1500%の範囲の 慣性モーメントを有する、請求項18に記載の方法。
  • 说明书全文

    本発明は、乗物のための軌道に係る。 より詳細には、本発明は、軌道切り換え装置及び軌道切り換え方法に係る。

    20世紀初めから、列車や工場内貨物乗物や遊園地の乗物のような軌道に依存する乗物の移動の制御は、重要な産業の成長や消費者の満足感を導いた。 遊園地の場合に、客は、より大きく、より優れたそしてより精巧な乗物を要求するようになるにつれて、積極的な遊園地体験も要求し、又、期待するようになり、これは、乗物に乗るための列を益々短く且つより迅速に進ませることを必然的に伴う。

    列の待ち時間を短くするための1つの技術は、軌道上の乗物のスループットを高めることである。 所与の時間インターバル内に軌道上の所与のポイントを通過する乗物が多いほど、サービスを受けることのできる客が多くなる。 しかしながら、複数の軌道を有し、軌道を切り換える必要のある乗物では、軌道切り換えを実行するための遅れ又は遅延が生じる。 軌道切り換えの遅延を少なくすると、乗物のスループットが上がって、客の待ち時間が短縮され、その結果、客の満足感及び遊園地の利益が高くなる。

    これまで、従来の軌道切り換えは、分岐外部レール間に配置されたポイントとして知られている一対のリンク型テーパーレールを使用することで達成されている。 これらポイントは、ある位置から別の位置へ横方向に移動し、ギアボックス、スライドバー又はモータの使用によりスルー軌道から分岐軌道へ乗物を導くことができる。 例えば、米国特許第5,547,151号は、切り換え軌道を第1位置から第2位置へ横方向に推進するための少なくとも1つのリニア誘導モータを有するリニア誘導レール切り換えメカニズムを使用している。

    より多くの現在の軌道切り換えメカニズムは、ストックレールに対して舌状部を押し付けると同時に逆のストックレールから別の舌状部を引き出すためのポイント操作装置について述べた米国特許第6,290,189号のようなスプリングアッセンブリを備えている。 このポイント操作装置は、少なくとも4つの調整可能な垂直スプリングアッセンブリで形成され、舌状部のハングアップを防止することを意図している。

    しかしながら、上述したような既知の軌道切り換え装置は、典型的に、遊園地設定のようなある用途に望まれる応答時間を満足し得ないような応答時間を要求し、従って、主たるホイールアッセンブリが軌道の片側に乗せられてホイールのフランジにより横方向ガイドが与えられるレール用途に限定される。

    ローラーコースターのような近代的テーマパークアトラクションでは、軌道の上面及び下面の両方に横方向ガイドホイール(即ち、荷重ホイール)及び縦方向ガイドホイール(即ち、アップストップホイール)を有して、乗車乗物をあらゆる方向において完全に軌道に束縛する(希望の走行方向をセーブする)ことがしばしば必要とされる。 これらの特徴は、実質的に、上述した片側軌道交換アッセンブリの利用を実質的に制限する。

    テーマパークアトラクション用途のための従来の軌道切り換え装置は、一般的に、垂直軸に対して横移動、回転移動し、又、長手軸に対して回転移動すると共に、個別のロック及び駆動メカニズムを含む構成である。 駆動メカニズムは、ベルト、駆動シャフト、チェーン及びギア装置のような従来の動伝達特徴部を経て軌道切り換えアッセンブリにリンクされる。 従って、駆動メカニズム及び切り換えアッセンブリの慣性が常に機械的システムに結合され、前記切り換え形式の合成加速・位置付け精度に実際的な限度をもたらす。 これと同様の切り換えメカニズムが、例えば、インタミン社の米国特許第4,543,886号、及びベコマS. p. Aの第6,884,177号に見られる。

    製造者は、切り換え装置のためによりパワフルな一次駆動装置を次第に使用してきているが、これは、益々大きな(例えば、電気)モータの自己慣性が、トルク/馬力/速度立ち上り時間曲線を定義する一次作用を与えるので、特に、このような装置の物理的サイズ及びパッケージを考慮すると、当然、このような装置を、切り換えられる装置から離れさせ、慣性及びそれに付随する切り換え時間遅延を更に増加させるという収穫逓減をもたらすものである。

    従って、今日まで、迅速な軌道切り換えに適した装置又は方法は、入手できない。

    本開示は、軌道切り換え装置及び軌道切り換え方法について述べる。

    第1の実施形態において、本発明は、乗物を第1軌道から第2軌道へ切り換えるための装置を提供する。 この軌道切り換え装置は、モータによって回転され、駆動機軸及び一次機軸を備えている。 駆動機軸は、駆動機軸の一端に配置された胴体であって、複数の切り換え軌道が配置されている胴体と、駆動機軸に接続されて胴体から離間されたブレーキアッセンブリとを有する。 一次機軸は、フライホイール及びクラッチアッセンブリを備えている。 更に、駆動機軸は、モータ及びフライホイールを経てクラッチアッセンブリの係合時に一次機軸により駆動される。

    第2の実施形態において、本発明は、乗物を第1軌道から第2軌道へ切り換えるための方法を提供し、軌道切り換え装置は、モータによって回転され、この方法は、駆動機軸を設け、一次機軸を設け、フライホイールに蓄積されたエネルギー及びモータを経てクラッチアッセンブリの係合時に一次機軸で駆動機軸を駆動し、そして切り換え軌道を第1軌道及び第2軌道と整列するために軸の周りで胴体を回転することを含む。 この特定の実施形態では、駆動機軸は、駆動機軸の一端に配置された胴体であって、複数の切り換え軌道が配置されている胴体と、駆動機軸に接続されて胴体から離間されたブレーキアッセンブリとを有する。 一次機軸は、フライホイール及びクラッチアッセンブリを備えている。

    本開示の他の特徴及び効果は、添付図面を参照した以下の詳細な説明から明らかとなろう。

    本発明の一実施形態により切り換え軌道が配置された軸方向に回転する胴体を有する単一の軌道切り換え装置の概略側面図である。

    本発明の一実施形態により切り換え軌道が配置された胴体の上面図である。

    図2aの側面図である。

    本発明の一実施形態により乗物を第1軌道から第2軌道へ切り換えるための2つの軌道切り換えメカニズムを示す軌道切り換えシステムの上面図である。

    本発明の更に別の実施形態による方法ステップを示すフローチャートである。

    特に指示のない限り正しい縮尺率ではない多数の図面を通じて同じ又は対応するコンポーネント及びユニットが同じ参照文字で示されている。

    本発明の一実施形態は、乗物を第1軌道から第2軌道へ切り換えるための軌道切り換え装置に関し、この軌道切り換え装置は、ループ状ベルトにより機械的に結合された駆動機軸及び一次機軸を備えている。 駆動機軸は、駆動機軸の一端に配置された胴体であって、複数の切り換え軌道が配置されている胴体と、駆動機軸に接続されて胴体から離間されたブレーキアッセンブリとを有する。 一次機軸は、モータにより駆動され、そしてフライホイール及びクラッチアッセンブリを備え、駆動機軸は、ループ状ベルトを経て一次機軸により駆動され、又、駆動機軸は、ある軸の周りで回転するように構成される。 本発明により与えられる1つの特定の効果は、軌道切り換え速度を上げ(即ち、2秒未満)、これにより、乗物のスループットを高められることである。

    添付図面を参照して以下に述べる本発明の特定の構成及び配列は、単なる例示に過ぎない。 当業者であれば、本発明の精神及び範囲から逸脱せずに、他の構成及び配列をなし、使用し、又は販売することもできよう。

    ここに使用するように、単数形で表されワード“a”又は“an”に続くエレメント又はファンクションは、特に指示のない限り、それらエレメント又はファンクションの複数形を除外するものではない。 更に、本発明の「1つの実施形態」とは、ここに述べる特徴を組み込んだ付加的な実施形態の存在を除外するものではないと解釈されたい。

    本発明の種々の実施形態の特定の特徴は、ある図面には示され、他の図面には示されないが、これは、便宜上のことに過ぎない。 本発明の原理によれば、ある図面の特徴(1つ又は複数)は、他のいずれかの図面のいずれか又は全ての特徴と結合されてもよい。 更に、ここに開示する実施形態は、考えられる唯一の実施形態と解釈されるべきではない。 むしろ、特許請求の範囲内には、変更や他の実施形態が包含されることが意図される。

    ここに使用する「第1軌道」という語は、乗物が軌道切り換え装置に到達する前に位置するスルー軌道を指し、又、乗物が軌道切り換え装置により切り換えられない場合に続く軌道も指す。 ここに使用する「第2軌道」という語は、軌道切り換えの後に乗物が切り換えられる分岐軌道、又はスルー軌道とは異なる方向に延びる軌道を指す。 ここで使用する「切り換え軌道」とは、胴体に位置する軌道を指し、そして「切り換え軌道アッセンブリ」とは、軌道、胴体又は同様の支持体或いはフレームワークを含む。 又、ここで使用する「軌道」という語は、標準的な列車軌道のような二重レール軌道、固定経路上で乗物をガイドする単一レール軌道、光学ガイド手段のようなガイド経路、或いはそれらの組み合わせを指す。 「胴体」という語は、円筒状物体を指すが、軌道のための幾何学形状支持体を指すことも意図される。

    図1を参照すれば、本発明の実施形態に対応する規範的な軌道切り換え装置が100で一般的に示されている。 この軌道切り換え装置は、迅速に回転加速するように構成され、乗物を第1軌道から第2軌道へ素早く正確に切り換えるために設けられる。 軌道切り換え装置は、複数の切り換え軌道104及び106が位置された胴体102を備えている。 図1に示す規範的実施形態では、第1のまっすぐの切り換え軌道104が胴体102の側部に位置され、一方、第2のカーブした切り換え軌道が胴体102の反対側に位置される。 しかしながら、胴体の周囲に複数の多様な切り換え軌道を配置して、その回転軸上のどの位置へも指令できることが明らかである。 胴体102は、これを軸(X)の周りで回転して、切り換え軌道104及び106の少なくとも1つを分岐軌道(図示せず)に整列させるように構成される。

    更に、図1を参照すれば、一次機軸118が示されており、これは、フライホイール120と、トランスミッション110と、クラッチアッセンブリ122と、柔軟性ベルト130のためのプーリー144と、軸の周りで回転を発生するように構成された一連の入力及び出力シャフトとを備えている。 モータ108が、モータ出力シャフト112によってトランスミッション110に機械的に結合される。 モータ出力シャフト112をトランスミッションの入力シャフト114に接続しているのは、ユニバーサルジョイント116である。 モータ108は、回転力の出力を発生できる慣習的なトルクモータである。 トランスミッション110は、この技術で知られたように、速度/トルク変換のために設けられ、モータからのトルクを増加して、大きな回転力を一次機軸118に与え、従って、高速で且つより頑健な軸方向回転を与える。 トランスミッション110は、トランスミッション出力シャフト124を経てフライホイール120に機械的に結合される。 トランスミッション出力シャフト124をフライホイール入力シャフトに接続するのは、第2のユニバーサルジョイント126である。 更に、第1ベアリング128がトランスミッション出力シャフト124に一体的に接続されて、2つのコンポーネント間(例えば、トランスミッション110とフライホイール120との間)の限定された相対的回転移動を容易にすることができる。

    フライホイール120は、フライホイールエネルギー蓄積(FES)を一次シャフトに与えるように構成される。 充分なエネルギーを蓄積するため、フライホイール120は、胴体102及び切り換え軌道104、106の質量に対して約100%から約1500%の範囲の慣性を有するのが好ましい。 約400%から約800%の範囲であるのが更に好ましい。 フライホイール質量及びフライホイール速度の種々の組み合わせを使用して、そのような慣性値が得られることが理解される。 運転中に、モータは、フライホイール120を高い速度へ加速し、そしてフライホイールは、一次機軸118、ひいては、駆動機軸148及び胴体102を迅速な速度で回転するのに使用できる回転エネルギー(即ち、モーメント)を得るように機能する。 フライホイール120は、フライホイール出力シャフト132を経てクラッチアッセンブリ122へ機械的に結合される。 この場合も、フライホイール120とクラッチ122との間の限定された相対的回転運動を容易にするために、第2ベアリング134がフライホイール出力シャフト132に一体的に接続される。

    クラッチアッセンブリ122は、フォーク136、シュー138、及びシェル140を含む。 クラッチアッセンブリ122は、フライホイール出力シャフト132をクラッチ出力シャフト142に接続し、それらを互いにロックして同じ速度で回転するか(係合)、又は減結合して異なる速度で回転する(解離)ように構成される。 この規範的実施形態では、クラッチが係合されると、回転力がクラッチ出力シャフト142へ伝達される。

    クラッチ出力シャフト142は、プーリー144に接続され、このプーリー144にはループ状ベルト130が機械的に結合されている。 ループ状ベルト130は、更に、第2プーリー146に機械的に結合され、これは、駆動シャフト148に接続される。 ループ状ベルト130は、一次シャフト118から駆動機軸148へ動力を効率的に伝達するように構成される。 第3及び第4のベアリング150及び152は、クラッチ出力シャフト142に一体的に接続され、この場合も、プーリー144とクラッチアッセンブリ122との間の限定された相対的回転運動を容易にする。 ループ状ベルト130は、歯付き、ノッチ付き、又は歯車付きでよく、更に、フラットベルト又はチェーンベルトでもよい。

    更に、図1を参照すれば、駆動機軸148は、その一端に位置する胴体102と、駆動機軸148に接続されて胴体102から離間されたブレーキアッセンブリ154とを備えている。 このブレーキアッセンブリ154は、図示されたように、駆動機軸148にディスク156が接合されたディスクブレーキシステムである。 カリパー158がディスク156の両側に押し付けられる(例えば、液圧、空気圧、電磁、スプリング係合される)。
    摩擦で、この場合は管路160により供給されるブレーキ流体を経て液圧で、ディスク、ひいては、駆動機軸が停止させられる。 ディスクブレーキメカニズムが示されているが、本発明には他のブレーキシステムも適用できることが明らかである。 更に、この場合も、駆動機軸の限定された相対的回転運動を容易にするために、第5、第6、第7及び第8のベアリング(162、 164及び 168)を駆動機軸148に一体的に接続できることも明らかである。

    運転中に、モータ108は、トランスミッション110を駆動し、これは、フライホイール120を駆動し付勢する。 フライホイール120は、次いで、一次機軸118を駆動し付勢して、ループ状ベルト130を回転し、これは、次いで、駆動シャフト148を回転して、胴体上を走行する乗物の軌道を切り換える。 ブレーキアッセンブリ154は、胴体を位置保持し、そして軌道切り換えの動きによりラッチ(図示せず)が作動されて駆動機軸を所定位置にロックするように係合する。 更なる運転中に、切り換え機能コマンドが入力されると、ブレーキアッセンブリ154が係合すると同時に、クラッチアッセンブリ122が解離する。 第2の切り換え機能コマンドが入力されると、クラッチアッセンブリ122が係合され、ブレーキアッセンブリ154が解離される。 本発明のこの実施形態では、フライホイール120に記憶されたエネルギーを直ちに且つ直接的に利用して、胴体102を回転し、軌道切り換えを容易にすることができる。

    本発明の規範的実施形態では、クラッチアッセンブリ122は、空気圧で、電気的に、液圧で、又はスプリングで係合(又は解離)されて、モータ出力シャフト112をフライホイール120に、次いで、胴体102に、接続する。 ブレーキアッセンブリ154(例えば、空気圧、液圧、電気的、又はスプリングで作動)は、駆動機軸148に存在する。 クラッチ122が係合すると、ブレーキ154が同時に解離する。 その両方は、軌道切り換え装置100の加速及び減速を制御するようにタイミング合わせされると共に、駆動機軸148から切り離されたときに駆動装置の同様の慣性及びエネルギーでブレーキ掛けが生じるよう保証するようにもタイミング合わせされる。 正確な所定位置停止を保証するための二次手段として位置付け装置(例えば、ラッチ)が使用される。 このラッチは、切り換え装置が同じ回転方向において付加的な運動を実行できるようにその位置へ及びその位置から作動されてもよいし、或いは逆の回転方向においてスタート位置又は他の選択された位置へ戻るためにギア手段又は他の手段が走行の切り換え方向の逆転を必要とするように固定されてもよい。

    図2aを参照すれば、切り換え軌道104が配置された胴体102の上面図が200で一般的に示されている。 駆動機軸148は、矢印202で示された軸の周りで回転するように構成される。 ダンパー204は、胴体の回転及び即座のブレーキ掛けの衝撃パルスを平滑化するように構成される。

    図2bを参照すれば、胴体102の側面図が210で一般的に示されている。 この形態では、胴体102の両側に2つの切り換え軌道104及び106が配置されることを容易に見ることができる。 一方の切り換え軌道は、乗物の動きをそれが始まった経路から維持するためのまっすぐなレールとして構成されるが、他方の切り換え軌道は、乗物を分岐軌道(図3に詳細に示す)へ送り出すようにカーブしたものとして構成される。 この場合も、矢印202は、適用可能な回転を示す。

    図3を参照すれば、2つの位置(即ち、2つの異なる構成)を同時に示す軌道切り換えシステムの上面図が300で一般的に示されている。 参照番号302は、軌道切り換え前の構成を示し、一方、参照番号304は、軌道切り換え後の構成を示す。 第1乗物306が第1軌道308に配置されている。 乗物306が第1軌道のままであることが望まれる場合には、胴体102は、第1の所定の位置310に休止したままにされる。 従って、乗物306は、切り換え軌道104を通過し、第1軌道308を希望の行き先へと続ける。 しかしながら、乗物を左側の分岐軌道312へ迂回させることが望まれる場合には、胴体102を所定量(例えば、180°)だけ第2の所定位置304へ時計方向に回転する。 次いで、切り換え軌道106が、矢印314で示すように、左側の分岐軌道312と整列する。 単一のスルー軌道上の1台の乗物及び単一の分岐軌道しか示されていないが、本発明は、複数の乗物を、左右の分岐軌道及び複数のスルー軌道へ切り換えることも含む。 それ故、胴体102は、両方向、即ち時計方向及び反時計方向に回転して、複数の切り換え軌道を分岐軌道又はスルー軌道に整列させるよう構成される。

    図3に示す規範的なシステムでは、コントローラが一連のセンサ(322、324)と通信して、全体的な乗車制御システムによって軌道切り換えが要求されたときに、近づきつつある乗物が安全な軌道切り換え操作を行うのに接近し過ぎているかどうか決定する。 所定のゾーンに乗物が存在しない場合には、軌道切り換えが命令される。 センサと軌道切り換え装置との間にはブロッキング装置330が存在し、そして切り換えアッセンブリそれ自体に胴体位置センサが存在する。 切り換え装置がその最終位置に到達し損なうか又は特定の時間インターバル内にラッチし損なう場合には、ブロッキング装置が閉じたままとなる(閉じることは、通常状態である)。 同様に、軌道切り換え装置の下流には別のセンサ324が配置されて、軌道切り換え装置を再び回転することが許可されたことを知らせる。 例えば、センサは、乗物の位置を感知し、軌道切り換え装置320を回転して、切り換え軌道104又は106を、切り換え軌道の第1端においてスルー軌道308に、又は切り換え軌道の第2端において分岐軌道312に整列させることを知らせ、軌道は、ブレーキメカニズムによりその位置にロックされる。 次いで、乗物306が分岐軌道312へ通過し、ここで、センサ324は、乗物がその軌道切り換え装置320を出たことを感知し、そして軌道切り換え装置をアンロックして乗物306を希望の軌道へ切り換えるよう回転するコマンドを送信する。

    軌道センサは、軌道切り換え装置、及び中央コントローラ又はプロセッサと通信し、各コンポーネントは、上述したオペレーションを実行するのに必要な電子装置を有することが明らかであろう。

    図3の規範的システムは、軌道乗物のための安全且つ迅速な切り換えメカニズムを提供する。 特に、このシステムは、2台以上の乗物に対する安全且つ迅速な切り換えメカニズムを提供する。 更に、図4の規範的な実施形態では、単一の切り換え軌道を有する2つの軌道切り換え装置が示されているが、複数の異なる進入点及び退出点からの複数の乗物を維持するように複数の軌道切り換え装置が組み込まれてもよいことが明らかであろう。

    本発明の任意の実施形態では、クラッチ出力シャフト142、又はクラッチ出力シャフト142により駆動される二次トランスミッションの被駆動要素(図示せず)が入力エネルギー及び起動力を逃避メカニズム(図示せず)に与え、クラッチからの出力運動は制御しないが、逃避メカニズムの出力運動が束縛され決定されるようにしてもよい。

    別の任意の実施形態では、軌道切り換えアッセンブリを複数の断片に分離し、これにより、作動される各断片の慣性を減少すると共に、切り換え装置に入る乗物がその走行経路に沿って次第に切り換わる要素へと進行し、軌道切り換え動作に関連した一次的な遅延を更に減少することができる。 1つのこのような規範的実施形態では、軌道切り換えメカニズムは、乗物の進行経路に沿って乗物の長手方向軸にほぼ整列された軸の周りで切り換えられる3つの別々の要素で構成される。

    図4を参照すれば、乗物をスルー軌道から分岐軌道へ切り換える方法を例示する上で役立つフローチャートが示されている。 この方法は、乗物を第1軌道(スルー軌道)から第2軌道(分岐軌道)へ切り換えることを含み、軌道切り換え装置は、モータにより回転され、更に、この方法は、駆動機軸及び一次機軸を設けることを含む。 駆動機軸は、その一端に位置された胴体を備え、この胴体は、そこに配置された複数の切り換え軌道と、駆動機軸に接続され且つ胴体から離間されたブレーキアッセンブリとを有する。 一次機軸は、モータにより駆動され、フライホイール及びクラッチアッセンブリを備えている。

    この方法は、更に、駆動機軸及び一次機軸に機能的に接続されたループ状ベルトを経て駆動機軸を駆動し、そして切り換え軌道を第1軌道及び第2軌道に整列させるために軸の周りで胴体を回転させることを含む。 フローチャートは、規範的な方法ステップを示しているが、当業者であれば、同じ結果を維持しながらステップを再構成又は再順序付けできることが明らかであろう。

    ステップ402において、スルー軌道上の第1乗物は、複数の切り換え軌道が配置された胴体を含む軌道切り換え装置に接近し、胴体は、複数の切り換え軌道の少なくとも1つを分岐軌道に整列させるように構成される。 乗物が接近するにつれて、複数のセンサが、スルー軌道上の乗物位置を感知し、そしてコントローラ又はプロセッサからの所定のコマンドに基づいて、複数の切り換え軌道の少なくとも1つを分岐軌道に整列させるか、又は乗物がスルー軌道の次の区分へ続くことができるようにする(ステップ404)。 コントローラが乗物を分岐軌道へ送るようにプログラムされている場合には、コントローラは、軌道切り換え装置に、平に回転して切り換え軌道を分岐軌道に整列させるように知らせる(ステップ406)。 他方、コントローラが乗物をスルー軌道の次の区分へ続けられるようプログラムされている場合には、コントローラは、切り換え軌道をスルー軌道に整列させる(ステップ408)。 ステップ410において、第2乗物が別のスルー軌道上を逆方向から接近する。 ステップ412において、コントローラは、どちらの軌道が乗物を送るための望ましい軌道であるかに基づき、ステップ406又は408のいずれに到達するかステップ404で行ったのと同様の判断を行う。 各ターンテーブル回転で、ブレーキは、軌道を所定の位置にロックするように構成される。

    本発明の種々の実施形態の特定の特徴は、ある図面には示され、他の図面には示されないが、これは、便宜上のことに過ぎない。 本発明の原理によれば、ある図面の特徴(1つ又は複数)は、他のいずれかの図面のいずれか又は全ての特徴と結合されてもよい。 ここで使用する「含む(including)」、「備える(comprising)」、「有する(having)」及び「伴う(with)」という語は、広く且つ包括的に解釈されるべきであり、いずれかの物理的な相互接続に限定されない。 更に、ここに開示した実施形態は、唯一の考えられる実施形態と解釈されてはならない。 むしろ、特許請求の範囲内には、変更や他の実施形態が含まれることが意図される。

    100:軌道切り換え装置 102:胴体 104、106:切り換え軌道 108:モータ 110:トランスミッション 112:モータ出力シャフト 118:一次機軸 120:フライホイール 122:クラッチアッセンブリ 130:ループ状ベルト 132:柔軟なベルト 136:フォーク 138:シュー 140:シェル 144:プーリー 148:駆動機軸 154:ブレーキアッセンブリ 156:ディスク 302:軌道切り換え前の構成 304:軌道切り換え後の構成 306:乗物 308:第1軌道(スルー軌道)
    312:分岐軌道 320:軌道切り換え装置 322、324:センサ

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