アミューズメント用乗り物、特に、ローラコースタ又は宙吊りレールウエイのための軌道システム

申请号 JP2016546158 申请日 2014-09-25 公开(公告)号 JP2016537155A 公开(公告)日 2016-12-01
申请人 マック ライズ ゲーエムベーハー ウント コー カーゲーMack Rides GmbH & Co.KG; マック ライズ ゲーエムベーハー ウント コー カーゲーMack Rides GmbH & Co.KG; 发明人 ギュンター ブルガー; ギュンター ブルガー;
摘要 【課題】負荷サイクル数を増加したより高い疲労強度を得ること。【解決手段】本発明は、トラス状の軌道要素(1)を有するアミューズメント用乗り物のための軌道システム(10)であって、前記軌道要素(1)は、少なくも1つの3桁システムからなり、前記軌道要素(1)は、第1又は第2の桁要素として、互いに沿って伸びる軌道(2、3)と、少なくとも1つの他の桁要素(4.1)とを有し、第1の補強面(A1)が軌道(2,3)及びこれらの軌道(2,3)を接続するクロスビーム(5、5.1)によって形成されており、第2及び第3の補強面(A2、A3)が1つの軌道(2、3)と前記少なくとも1つの3桁システムへ前記軌道を接続する横支柱(6、6.1)とによって形成され、軌道セクション(1.1、…、1.7)を形成するために前記クロスビーム(5、5.1)と前記横支柱(6)とが間隔を開けて配置されている軌道システム(10)に関する。本発明によれば、対応する横支柱(6、6.1)とともに隣接するクロスビーム(5、5.1)によって形成される少なくとも1つの軌道セクション(1.1、1.2、1.5、1.6、1.7)には、前記軌道セクション(1.1、1.2、1.5、1.6、1.7)に広がる補強要素(7.3)が設けられ、前記補強要素(7.3)は、前記軌道セクション(1.1、1.2、1.5、1.6、1.7)の前記他の桁要素(4.1)とともに第4の補強面(A4)を形成する。【選択図】図1
权利要求

トラス状の軌道要素(1)を有するアミューズメント用乗り物のための軌道システム(10)であって、前記軌道要素(1)は、少なくも1つの3桁システムからなり、前記軌道要素(1)は、第1又は第2の桁要素として、互いに沿って伸びる軌道(2、3)と、少なくとも1つの他の桁要素(4.1)とを有し、第1の補強面(A1)が軌道(2,3)及びこれらの軌道(2,3)を接続するクロスビーム(5、5.1)によって形成されており、第2及び第3の補強面(A2、A3)が1つの軌道(2、3)と前記少なくとも1つの3桁システムへ前記軌道を接続する横支柱(6、6.1)とによって形成され、軌道セクション(1.1、…、1.7)を形成するために前記クロスビーム(5、5.1)と前記横支柱(6)とが間隔を開けて配置されている軌道システム(10)において、 対応する横支柱(6、6.1)とともに隣接するクロスビーム(5、5.1)によって形成される少なくとも1つの軌道セクション(1.1、1.2、1.5、1.6、1.7)には、前記軌道セクション(1.1、1.2、1.3、1.5、1.6、1.7)に広がる補強要素(7.3)が設けられ、前記補強要素(7.3)は、前記軌道セクション(1.1、1.2、1.3、1.5、1.6、1.7)の前記他の桁要素(4.1)とともに第4の補強面(A4)を形成することを特徴とする軌道システム(10)。前記補強要素(7.3)は、前記軌道セクション(1.1、1.2、1.3、1.5、1.6、1.7)内を斜めに広がることを特徴とする請求項1に記載の軌道システム(10)。前記補強要素(7.3)の一端は、前記軌道セクション(1.1、1.2、1.3、1.5、1.6、1.7)の1つのクロスビーム(5、5.1)に接続され、他端は、他のクロスビーム(5、5.1)に対応する横支柱(6、6.1)を前記他の桁要素(4.1)に接続する接続領域に接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の軌道システム(10)。前記第4の補強面(A4)を形成する前記補強要素(7.3)は、前記他の桁要素(4.1)に接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の軌道システム(10)。前記第4の補強面(A4)を形成する前記補強要素(7.3)は、前記横支柱(6、6.1)に接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の軌道システム(10)。少なくとも1つのクロスビーム(5.1)が、対応する横支柱(6.1)とともに、コラムヘッド(9.1)を有するコラムジョイント(9)に接続され、前記第4の補強面(A4)を形成する前記補強要素(7.3)が前記コラムジョイント(9)に接続されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の軌道システム(10)。前記第4の補強面(A4)を形成する前記補強要素(7.3)が前記クロスビーム(5、5.1)の、好ましくは、中央部に接続されることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の軌道システム(10)。前記少なくとも1つの軌道セクション(1.1、1.2、1.6、1.7)は、第1及び第2の補強支柱(8.1、8.2)を有し、前記第1及び第2の補強支柱(8.1、8.2)の一端は前記軌道セクション(1.1、1.2、1.6、1.7)のクロスビーム(5、5.1)の中央部に接続され、前記第1及び第2の補強支柱(8.1、8.2)の他端は、前記軌道セクション(1.1、1.2、1.6、1.7)に広がり、前記軌道セクション(1.1、1.2、1.6、1.7)の対向するクロスビーム(5、5.1)の端部側に接続されるか、このクロスビーム(5、5.1)に接続されている横支柱(6、6.1)に接続されることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の軌道システム(10)。前記少なくとも1つの軌道セクション(1.1、1.2、1.6、1.7)は、中央部で前記軌道セクション(1.1、1.2、1.6、1.7)の2つのクロスビーム(5、5.1)を接続する補強支柱(8.3)を有することを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の軌道システム(10)。前記第1、及び/又は、第2、及び又は、第3の補強面(A1、A2、A3)において、少なくとも1つの軌道セクション(1.1、…、1.7)は、前記軌道セクション(1.1、…、1.7)に広がる各々の斜め支柱(7.0、7.1、7.2、7.4)を有して構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか一項に記載の軌道システム(10)。前記軌道要素(1)は、4桁システムからなり、互いに略平行に延びる第1及び第2の桁要素としての軌道(2、3)と、2つの他の桁要素(4.1、4.2)とを有し、前記第4の補強面(A4)は、補強要素(7.3)によって形成され、前記補強要素(7.3)は、前記軌道セクション(1.1、1.2、1.3、1.5、1.6、1.7)に広がり、前記軌道セクション(1.1、1.2、1.3、1.5、1.6、1.7)の他の桁要素(4.1、4.2)の1つとともに第4の補強面(A4)を形成することを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか一項に記載の軌道システム(10)。前記補強要素は、斜め支柱(7.3)として構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項11の何れか一項に記載の軌道システム(10)。前記コラムジョイント(9)は、2次元要素として構成され、三形状か四角形状の輪郭を有し、前記輪郭の側で平面上途切れが無いように前記クロスビーム(5.1)と2つの横支柱(6.1)に接続されていることを特徴とする請求項6乃至請求項11の何れか一項に記載の軌道システム(10)。前記コラムヘッド(9.1)は、少なくとも1つの桁要素(4.1、4.2)に配置され、好ましくは、ローラコースタ又は宙吊りレールウエイに用いられる前記軌道システム(10)の支柱に接続するためのものであることを特徴とする請求項12に記載の軌道システム(10)。請求項1乃至請求項14の何れか一項に記載された軌道システム(10)を有するアミューズメント用乗り物、好ましくは、ローラコースタ又は宙吊りレールウエイ。

说明书全文

本発明は、特許請求項1のプリアンブルに対応するトラス状の軌道要素を有するアミューズメント用乗り物のための軌道システム及びアミューズメント用乗り物、好ましくは、発明に対応する軌道システムを有するローラコースタ又は宙吊り線路に関する。

トラス状の軌道要素を有するローラコースタのためのそのような軌道システムは、特許文献1で知られており、軌道システムのセクションは、図6に描かれており、そこには、軌道システム10の2つの相互接続された軌道要素1が示されている。

各々の軌道要素1は、平行に延びる筒状の軌道2、3を、第1及び第2の桁要素として有する3桁システムであり、第3の桁要素は、これらの軌道に対し、三形状に配置され、張又は圧縮要素4として設計され、この場合、軌道2、3及び張力要素4は、複数のセクションで接続され、クロスビーム5、5.1及び横支柱6、6.1により軌道セクション1.1から1.7を形成している。クロスビーム5、5.1は、スペーサーとして、2つの軌道2、3を接続し、この2つの軌道と共に第1の補強面A1を形成し、2つの横支柱6、6.1は、張力要素4と共に軌道2、3を接続し、第2及び第3の補強面A2、A3を形成する。クロスビーム5,5.1の端部は、軌道2、3及び横支柱6、6.1の端部と共に三角形の2つの頂点を形成し、第3の頂点は、張力要素4に接続され、横支柱6,6.1に属する端部によって形成されている。

クロスビーム5.1がクロスビーム5と異なる点は、クロスビーム5.1は、対応する横支柱6.1とともにコラムヘッド9.1を有するコラムジョイント9が設けられていることである。軌道要素1は、そのようなコラムヘッド9.1によって地下に固定されている垂直コラムに接続され、全体の軌道システムがそのようなコラムによって支持される。そのようなコラムは、垂直に支持するだけでなく、どのようなタイプの支持配置にすることもできる。

そのようなコラムジョイント9は、三角形状の輪郭を有する2次元要素として設計されており、この2次元要素は、この輪郭の側で、クロスビーム5.1と対応の横支柱6.1に接続しうる。

軌道システム10の安定性と剛性を高めるために、各々の軌道セクション1.1から1.7は、3つの斜め支柱7.0、7.1及び7.2が設けられており、これらは、第1、第2及び第3の補強面A1、A2及びA3に存在し、各々の場合で、軌道セクション1.1から1.7の間で補強面を斜めにブリッジする。従って、例えば、軌道システム1.1の場合には、第2及び第3の補強面A2及びA3に位置する2つの斜め支柱7.1と7.2がクロスビーム5.1の端部を接続し、これらの端部は、それぞれ、軌道2及び3及び張力要素4に接続されている隣接する横支柱6の端部に接続されている。一方、斜め支柱7.0は、第1の補強面A1に位置し、軌道3に接続されている、クロスビーム5.1の端部を、軌道2と共に頂点を形成する、クロスビーム5の斜め反対側の端部に接続する。

個々の軌道要素1は、張力要素4の端部に配置されたフランジ4.11及び4.12によってネジ接続されているだけでなく、軌道2、3の溶接継手によっても互いに接続されている。

欧州特許EP 2 156 870 B1

本発明の目的は、導入部に記載されたタイプの軌道システムをさらに発展させ、負荷サイクル数を増加したより高い疲労強度を得、また、より具体的には、軌道の同じ又は変更された断面において、張力要素からより長い距離を得ることである。

この技術的目的は、特許請求項1に開示された特徴を有する軌道システムによって達成される。

本発明の軌道システムは、トラス状の軌道要素を有するアミューズメント用乗り物のための軌道システムであって、前記軌道要素は、少なくも1つの3桁システムからなり、前記軌道要素は、第1又は第2の桁要素として、互いに沿って延びる軌道と、少なくとも1つの他の桁要素とを有し、第1の補強面が軌道及びこれらの軌道を接続するクロスビームによって形成されており、第2及び第3の補強面が1つの軌道と前記少なくとも1つの3桁システムへ前記軌道を接続する横支柱とによって形成され、軌道セクションを形成するためにクロスビームと前記横支柱とが間隔を開けて配置されている軌道システムであって、対応する横支柱とともに隣接するクロスビームによって形成される少なくとも1つの軌道セクションには、前記軌道セクションに広がる補強要素が設けられ、前記補強要素は、前記軌道セクションの前記他の桁要素とともに第4の補強面を形成する。

第4の補強面を形成する補強要素を設けることで、高い疲労強度を得ることができ、より多い回数の負荷サイクルを得ることができる。

第4の補強面を形成するために、この補強要素は、軌道セクションの中の第2、第3の補強面の方向に延びるのではなく、必要な場合には、対応する横支柱とともに軌道セクションを形成するクロスビームに接続され、また、他の桁要素に接続される。

また、本発明のさらなる展開として、補強要素が軌道セクション内を斜めに広がるように構成すると特に有利である。

また、本発明のさらなる展開として、補強要素の一端は、軌道セクションの1つのクロスビームに接続され、他端は、他のクロスビームに対応する横支柱を他の桁要素に接続する接続領域に接続されている。

本発明の好適な実施形態として、第4の補強面を形成する補強要素は、クロスビーム反対側の端部が3桁システムの他の桁要素に接続されるか、4桁システムを採用している場合には、2つの桁システムのうち1つに接続される。また、本発明のさらなる展開として、補強要素の端部を、他のクロスビームに対応する横支柱の1つに接続することも可能である。

さらに、本発明の好適な実施形態として、少なくとも1つのクロスビームは対応する横支柱とともにコラムジョイントに接続され、コラムジョイントは、コラムヘッドを有し、第4の補強面を形成する補強要素がコラムジョイントに接続される。

第4の補強面を形成する補強要素がクロスビームの中央部に接続されると特に好適である。

本発明のより有利な実施形態として、少なくとも1つの軌道セクションは、第1及び第2の補強支柱を有し、第1及び第2の補強支柱の一端は軌道セクションのクロスビームの中央部に接続され、第1及び第2の補強支柱の他端は、軌道セクションに広がり、軌道セクションの対向するクロスビームの端部側に接続されるか、このクロスビームに接続されている横支柱に接続される。この構成により、軌道要素を補強するといる目的が達成される。本発明のこの実施形態においては、少なくとも1つの軌道セクションは、より好ましくは、第3の補強支柱を有し、この第3の補強支柱は、中央部で軌道セクションの2つのクロスビームを接続する。

本発明の有利な実施形態として、第1、及び/又は、第2、及び又は、第3の補強面において、少なく1つの軌道セクションは、軌道セクションに広がる各々の斜め支柱を有している。

本発明の他の有利な実施形態として、軌道要素は、4桁システムからなり、互いに平行に延びる第1及び第2の桁要素としての軌道と、2つの他の桁要素とを有し、第4の補強面は、補強要素によって形成され、この補強要素の一端は、クロスビームに接続され、他端は、軌道セクションに広がり、この補強要素は、軌道セクションの他の桁要素の1つとともに第4の補強面を形成する。第4の補強平面の鏡像として第5の補強面を形成することも可能である。

本発明のさらなる展開として、補強要素を、斜め支柱として構成することで、シンプルな構成とすることができる。

さらに、本発明の他の実施形態として、コラムジョイントは、2次元要素として構成され、3桁システムの場合には三角形状、4桁システムの場合には四角形状の輪郭を有し、輪郭の側で平面上途切れが無いようにクロスビームと2つの横支柱に接続されている。

その場合に、本発明の他の展開として、コラムジョイントは、2次元要素として構成され、三角形状の輪郭を有し、輪郭の側で平面上途切れが無いようにクロスビームと2つの横支柱に接続されている。好ましくは、コラムヘッドは、少なくとも1つの桁要素に設けられ、好ましくは、ローラコースタ又は宙吊りレールウエイに用いられる軌道システムの支柱に接続するためのものである。

本発明のトラス状の軌道要素を有する軌道システムは、アミューズメント用乗り物、特に、ローラコースタ又は宙吊りレールウエイに用いられ、運転されているすでにある設備について用いることもできる。

本願に記載のすべての三角形状と四角形状の構成は、理論的で静的な頂点に関するものである。理論的/静的な頂点は、乗り物のシャシーに必要なクリアランスのために、又は、生産に必要な自由空間のために移動され、又は、迂回される(例えば、桁として動作する軌道2、3はA2とA3の頂点からA1へオフセットされる)。代替構成として、すべての支柱は、2次元要素とすることも可能である。

本発明によれば、負荷サイクル数を増加したより高い疲労強度を得、また、より具体的には、軌道の同じ又は変更された断面において、張力要素からより長い距離を得ることができる。

本発明の3桁システムとしての軌道要素を示す図である。

本発明の具体的な実施形態の3桁システムとしての軌道要素を示す斜視図である。

図2に対応する詳細Aの斜視図であって、軌道要素の軌道の平面からの図。

図2に対応する詳細Aの斜視図であって、軌道要素の軌道の側面からの図。

本発明の例示的な実施形態の2つの互いに接続された軌道要素のセクションを示す斜視図である。

本発明の別の例示的な実施形態の2つの互いに接続された軌道要素のセクションを示す斜視図である。

本発明の4桁システムとしての軌道要素の概略構成を示す斜視図。

従来技術の2つの互いに接続された軌道要素を示す斜視図である。

本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。

図1、図2に示すトラス状の軌道要素1は、軌道システム10の一部であって、軌道システム10は、互いに接続された軌道要素1から構成され、アミューズメント用乗り物、例えば、ローラコースタ又は宙吊りレールウエイに使用可能である。

図2と比較してより概略的な描写である図1に示される軌道要素1は、第1及び第2の桁要素として軌道2、3及び付加的な張力又は圧縮要素としての生成された負荷の機能として用いられる第3の桁要素4.1を有する。3桁要素2、3及び4.1は、アーチ形状に構成され、互いに沿って伸びている。直線区間では、桁要素は、互いに平行となるように配置されている。2つの軌道2、3は、軌道2、3を接続するクロスビーム5と共に第1の補強面A1を形成する。2つの軌道2、3は横支柱6によって他の桁要素4.1に接続されている。この場合、1つのクロスビーム5と2つの横支柱6は平面上に規定の間隔をおいて位置し、この平面は、軌道2、3を横切るように伸び、このようにして軌道要素1は、複数の軌道要素1.1、1.2、1,3、1.4等に分割される。この場合に、軌道3と他の桁要素4.1とを接続する横支柱6は、第2の補強面A2を形成し、軌道2と他の桁要素4.1とを接続する横支柱6は第2の補強面A3を形成する。

本発明によれば、第4の補強面A4が補強要素7.3により形成され、この補強要素7.3は、斜め支柱として構成され、各々の軌道セクションにおいて斜めに広がっている(図1の軌道セクション1.1参照)。この目的のために、そのような斜め支柱7.3の一端は、軌道セクション1.1を形成する1つのクロスビーム5に接続され、そのような斜め支柱の他端は、横支柱6を他の桁要素4.1に接続する領域で、この他の桁要素4.1に直接接続されるか、2つの横支柱6の1つに接続されている。図1に示すように、斜め支柱7.3はクロスビーム5の中央部で接続されているが、斜め支柱7.3をクロスビーム5の中央部から外れた位置に接続するようにすることも可能である。この第4の補強面A4により、動的負荷容量の改善だけでなく、静的状況をも改善することが可能である。他の桁要素4.1は、力学の機能として、張力及び圧力下での底桁として負荷をかけられる。

この補強要素7.3は、どのようなタイプの要素として構成されることも可能であり、これらの横支柱6の接続領域において、対応する横支柱6及び他の桁要素4.1と共に軌道セクション1.1から1.4を形成する2つのクロスビーム5により、又はその補助により、補強要素7.3は、桁要素4.1に設けられうるどのようなタイプの接続点に接続されうる。

その基本的構成において、軌道要素1は、図2に示すように、欧州特許EP 2 156 870 B1 に対応する従来技術から知られた軌道要素と図8に示す軌道要素1に対応している。この場合、図1に示すように、斜め支柱7.3により第1の補強面A4を得ることも可能である。

同様に、この軌道要素1は、図2に示すように、それぞれ、軌道2、3として構成される第1及び第2の桁要素、及び、張力又は圧縮要素として構成される第3又はそれ以上の付加的な桁要素4.1を有する3桁システムを具備する。2つの平行に配置された軌道2、3は、一方で、クロスビーム5又は5.1を介して、互いに接続されて、第1の補強面A1を形成し、他方で、それぞれ、他の桁要素4.1に、横支柱6又は6.1によって接続される。軌道3は、横支柱6と他の桁要素4.1と共に第2の補強面A2を形成し、軌道2は、横支柱6及び他の桁要素4.1と共に第3の補強面A3を形成する。他の桁要素4.1の端部には、軌道要素1を軌道システム10に接続するのに必要なフランジ4.11、4.12が設けられている。

1つのクロスビーム5又は5.1と、2つの横支柱6、6.1は平面上に配置され、この平面は、軌道2、3又は他の桁要素4.1を横切るように伸びており、軌道セクション1.1から1.7がこのように生成される。

クロスビーム5.1は、クロスビーム5とは、クロスビーム5.1と対応する横支柱6.1にコラムヘッド9.1を有するコラムジョイント9が設けられている点で異なる。このようなコラムヘッド9.1は、地中に固定される垂直コラムに軌道要素1が接続されるようにするものであり、全体の軌道システムがこのようなコラムにより支持される。どのようなタイプの支持配置も可能であり、例えば、宙吊りレールウエイのためのものも可能である。

このようなコラムジョイント9は、三角形状を有する2次元要素として構成され、三角形状の輪郭の側で2次元要素は、クロスビーム5.1と、対応する横支柱6.1とに接続されうる。

さらに、すべての軌道セクション1.1から1.7には、斜め支柱7.1及び7.2が設けられ、斜め支柱7.1及び7.2の各々の一方の端部は、クロスビーム5又は5.1に接続され、他端部は、斜め方向に各軌道セクションを他の桁要素4.1にブリッジし、対向する横支柱6の端部と共に頂点を形成する。

結果的に、2つの隣接する軌道セクション1.1と1.2のクロスビーム5.1から開始するように、2つの斜め支柱7.1と7.2が両側に設けられており、これらの対向する斜め支柱は他の桁要素4.1と軌道セクション1.1、1.2の対向する横支柱6の端部で接続されている。軌道セクション1.6、1.7のクロスビーム5.1において対応する構成が見られる。2つの斜め支柱7.1と7.2は、また、隣接する軌道セクション1.3と1.4、隣接する軌道セクション1.4と1.5及び隣接する軌道セクション1.5と1.6のクロスビーム5と接続されており、各々の軌道セクションを斜めに横切り、対向する横支柱6と他の桁要素4.1とによって形成される頂点まで伸びる。

さらに、軌道セクション1.1から1.5及び1.7を斜めにブリッジする斜め支柱7.0が軌道2、3の平面上に設けられている。斜め支柱7.0は、クロスビーム5又は5.1と軌道2により形成される頂点を、軌道3とで頂点を形成するクロスビーム5又は5.1の斜めに対向する端部へ接続する。

図3に軌道2、3の平面図が、図4に側面図が描かれている図2の詳細部Aを参照すると、軌道セクション1.1と軌道セクション1.2のそれぞれに広がっている斜め支柱7.3は、軌道セクション1.1、1.2に、それぞれ、第4の補強面A4の補強要素として配置されている。これらの2つの斜め支柱7.3は、好ましくは、一方の端部がクロスビーム5.1の中央部に接続され、他方の端部は、他の桁要素4.1に接続し、2つの斜め支柱7.1と7.2に属し他の桁要素4.1に接続している点に収斂している。

第4の補強面A4の補強要素としての斜め支柱7.3の構造は、図2に示されており、また、隣接する軌道セクション1.6と1.7にも見ることができる。隣接する軌道セクション1.6と1.7では、斜め支柱7.3は、2つの軌道セクション1.6と1.7を接続するクロスビーム5.1の中央部に接続されており、他の桁要素4.1の方向に軌道セクション1.6と1.7の各々を斜めにブリッジする。

最後に、図2に示す軌道セクション1.5には、斜め支柱7.3が第4の補強面の補強要素として設けられている。この斜め支柱は、2つの軌道セクション1.5と1.6を接続するクロスビーム5の中央部に接続され、軌道セクション1.5を他の桁要素4.1の方向にブリッジする。

図2に示すように、軌道セクション1.6は、第1の補強支柱8.1と第2の補強支柱8.2が設けられており、これら2つの補強支柱8.1、8.2は、2つの軌道2、3で形成される平面上に配置される。2つの補強支柱8.1、8.2は、一端がクロスビーム5.1に接続され、互いの方向に∨字状となるように伸びて、隣接するクロスビーム5の中央部に接続される。

図5は、図1の軌道要素1.1と1.2に構造の点で対応する軌道セクション1.6と1.7又は、1.1と1.2と共にフランジ4.11と4.12によって接続された2つの軌道要素1を示している。

結果として、2つの軌道セクション1.6と1.7を接続するクロスビーム5.1と、対応する横支柱6.1は、コラムヘッド9.1を有するコラムジョイント9と適合するように構成される。2つの斜め支柱7.1と7.2と、第4の補強面A4の補強要素としての1つ斜め支柱7.3は、クロスビーム5.1に接続され、軌道セクション1.6と1.7を斜めに横切って、対向する各々の軌道セクション6の端部と他の桁要素4.1によって形成される頂点まで、伸びている。他の軌道セクション1の軌道セクション1.1、1.2も、これらの軌道要素を接続し、コラムヘッド9.1が設けられたコラムジョイント9を有するクロスビーム5.1とともに同様の仕方で構成されている。すなわち、これらの軌道要素は図2の軌道要素1の軌道セクション1.1と1.2に対応している。

図6は、追加的な例示的実施形態として、フランジ4.1と4.2によって接続される2つの軌道セクション1.1と1.2を示している。図6の軌道要素1の軌道セクション1.1は、図2の軌道要素1の軌道セクション1.6と同様に構成され、第4の補強面A4の補強要素としての斜め支柱7.3に加え、2つの追加的な補強支柱8.1と8.2を有している。さらに、第4の補強面A4の補強要素としての斜め支柱7.3に加え、第1の補強支柱8.1と第2の補強支柱8.1は、軌道セクション1.1を形成するクロスビーム5.1に、隣合う軌道セクション1.2の方向に設けられている。軌道セクション1.2のこれら2つの補強支柱8.1と8.2の端部は、クロスビーム5.1の各々の端部に接続され、対向するクロスビーム5の中央部へ向かってV字形状に延びている。隣の軌道セクション1.3も2つの斜め支柱7.1と7.2に加え、斜め支柱7.3が第4の補強面A4の補強要素として設けられているが、2つの補強支柱8.1と8.2の代わりに、斜め支柱7.0が設けられている。

図6の他の軌道要素1の最後の2つ軌道セクション1.6と1.7も、第4の補強面A4の補強要素として斜め支柱7.3を有し、この斜め支柱7.3と、2つの斜め支柱7.1、7.2は、軌道要素1の端部でクロスビーム5又は2つの軌道セクション1.6、1.7を接続するクロスビーム5に接続されている。

2つの軌道セクション1.6と1.7とを接続するクロスビーム5からスタートして、第1の補強支柱8.1と第2の補強支柱8.2は、一方で、軌道セクション1.6の方向でクロスビーム5の端部に接続し、他方では、第1の補強支柱8.1と第2の補強支柱8.2は、軌道セクション1.6の方向でクロスビーム5の端部にそれぞれ接続されている。さらに、これら2つの補強支柱8.1と8.2は、V字形状で2つの軌道セクション1.6と1.7のそれぞれで対向するクロスビーム5の中央部に収斂している。

軌道セクション1.7は、2つのクロスビーム5を中央部で接続する第3の補強支柱8.3を有している。

図7は、4桁システムによって構成される軌道システム10の軌道要素1を示す図である。この4桁システムは、平行する軌道2、3を形成する第1及び第2の桁要素と、他の2つの桁要素、すなわち、第3及び第4の桁要素から構成されている。2つの軌道2、3は、クロスビーム5により間隔が開けられ、これらのクロスビームとともに第1の補強面A1を形成する。他の2つの桁要素4.1と4.2は、横支柱6.2と追加の横支柱6とにより軌道2、3に接続されて、第1の補強面A1と平行に伸びる補強面A0を形成する。他の2つの桁要素4.1と4.2は、軌道2,3と、対応する横支柱6とにより、それぞれ、第2及び第3の補強面A2、A3を形成する。クロスビーム5は、軌道2、3を横切って伸びる平面に間隔が開けられた横支柱6、6.2とともに配置され、これにより、軌道要素1は、軌道セクション1.1から1.6に分割される。軌道セクション1.1から1.6には、斜め支柱7.0、7.1、7.2、7.4が設けられ、これらの斜め支柱は、各々、補強面A1、A2、A3、A0上に配置されている。

第4の補強面A4を形成するために、斜め支柱7.3が、補強要素として軌道セクション1.1に設けられ、この軌道セクション1.1に斜めに広がっている。このために、斜め支柱7.3は、一端が、軌道セクション1.1を形成するクロスビーム5の中央部に接続され、横支柱6、6.2の対向する接続領域にある他端は、他の桁要素4.2に接続されている。さらに、この斜め支柱7.3の第2の端部を他の桁要素4.1と共に横支柱6、6.2の接続領域に接続することも可能である。この場合に、この斜め支柱7.3は、他の桁要素4.1又は4.2又は横支柱6又は6.2に直接接続するようにすることもできる。斜め支柱7.3とクロスビーム5とを偏心させて接続することも可能である。さらに、このような第4の補強面A4を補強要素7.3により他の軌道セクション1.2から1.6に設けることも可能である。

最後に、4桁システムとして構成されている、この軌道要素1において、軌道セクション1.1から1.6は、図6に示す軌道要素1の軌道セクション1.1と1.2、又は、1.6と1.7に対応して、第1の補強面A1に配置された補強支柱8.1、8.2、8.3によって補強されることも可能である。図2から図6に記載された斜め支柱7.0、7.1、7.2、7.3と、補強支柱8.1、8.2、8.3は、クロスビーム5、5.1、横支柱6、6.1、他の桁要素4.1に、それぞれ、導入部で記載された特許文献1に開示されているように接続されている。したがって、特許文献1の特許明細書の開示の全体が、本願に、参照のために取り入れられているものとする。

特に、これらの斜め支柱7.0、7.1、7.2、7.3は、クロスビーム5から直接、他の桁要素4.1に伸びているのではなく、例えば、他の桁要素4.1上の接続領域で、直接、コラムヘッド9又は横支柱6、6.1に伸びていてもよい。さらに、これら斜め支柱7.0、7.1、7.2は、クロスビーム5、5.1の中央部に接続されるのではんく、横支柱6又は6.1の中央部に接続されるようにしても良い。

1…軌道システム10の軌道要素 2…第1の桁要素、軌道要素1の軌道 3…第2の桁要素、軌道要素1の軌道 4.1…追加の第3の桁要素、軌道要素1の張力又は圧縮要素 4.11…張力要素4のフランジ 4.12…張力要素4のフランジ 4.2…軌道要素1の追加的な第4の桁要素 5…クロスビーム 5.1…コラムジョイント9を有するクロスビーム 6…横支柱 6.1…コラムジョイント9を有する横支柱 7.0…斜め支柱 7.1…斜め支柱 7.2…斜め支柱 7.3…補強要素、斜め支柱 7.4…斜め支柱 8.1…第1の補強支柱 8.2…第2の補強支柱 8.3…第3の補強支柱 9…コラムジョイント 9.1…コラムジョイント9のコラムヘッド 10…軌道システム

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