車両用拘束システム

申请号 JP2015082743 申请日 2015-04-14 公开(公告)号 JP2015202864A 公开(公告)日 2015-11-16
申请人 ヨルグ ボイトラー; 发明人 ヨルグ ボイトラー; トーマス ギュンター; クリスチャン シュライター;
摘要 【課題】ベルトを確実に締めることができるとともに、車両の乗員を確実に保護することである。 【解決手段】アミューズメント用乗り物の拘束システム1は、着座領域20と背もたれ21を有する座席2を備える。ベルトシステム3はベルト30と、ベルト巻き取り機31と、バックル4内に挿入されてロックされる舌状板32とを備える。さらに、ロッキング機構は、バックル4とベルト巻き取り機31が両側で同時にロックされるように構成されている。ブロックされたベルト30は、特殊な機構5を介してオペレータによって再締め付けすることができる。 【選択図】図1
权利要求

車両、特にアミューズメント車両で使用する拘束システム(1)であって、 座席(2)と、少なくとも一本のベルト(30)と少なくとも1つのベルト調整機構(31)とを有するベルトシステム(3)と、少なくとも1つのバックル(4)とを備え、 ベルト調整機構(31)は、座席(2)の第1の側に配設され、 バックル(4)は、座席(2)の第2の側に配設され、 ベルト(30)の一端は、ベルト調整機構(31)に接続されており、 ベルトシステム(3)は、バックル(4)でロックするためのロッキング部材(32)を有し、 拘束システム(1)はベルトプリテンショナー(5)を有し、ベルトプリテンショナー(5)は、伝達部材(50)と、力伝達部材(50)を起動して力伝達部材(50)および/またはベルト(30)を締め付けるアクチュエータ(51)とを備え、 アクチュエータ(51)は、オペレータによって起動可能および/または作動が可能であることを特徴とする拘束システム(1)。ロッキング機構を含み、ロッキング機構は、ベルト調整機構(31)と協働してバックル(4)のベルトシステム(3)のロッキング部材(32)をロック可能および/またはロック解除可能とすることを特徴とする請求項1に記載の拘束システム(1)。ロッキング機構を含み、ロッキング機構は、ベルトシステム(3)のロッキング部材(32)上の、および/またはバックル(4)およびベルト調整機構(31)の両側から作用することを特徴とする請求項1に記載の拘束システム(1)。ベルト調整機構(31)は、バックル(4)がロックされたらブロックされ、および/または、ベルト調整機構(31)は、バックル(4)が開放されるとロック解除されるように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の拘束システム(1)。バックル(4)は特に筐体(40)と、筐体(40)内を移動可能に案内されるように配設できるレセプタクル(41)を備えたことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の拘束システム(1)。レセプタクル(41)は力伝達部材(5)に接続可能であることを特徴とする請求項5に記載の拘束システム(1)。プリテンショナー(5)は、力伝達部材(50)の移動の少なくとも一方向をブロックする逆転防止装置(52)を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の拘束システム(1)。逆転防止装置(52)は、力伝達部材に接続された位置要素(521)と、位置要素(521)と係合する、爪(522)のようなロッキング要素を備えたことを特徴とする請求項7に記載の拘束システム(1)。ベルト(30)を緩めるための逆転防止装置(52)を解除可能であることを特徴とする請求項7または8のいずれかに記載の拘束システム(1)。プリテンショナー(5)は、本質的に、座席(2)の着座領域(20)から離れる側、すなわち、座席(2)の後部および/または下に配設されることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の拘束システム(1)。プリテンショナー(5)は、ボウデンケーブル、チェーン、ロープ、ケーブル、および/またはロッドを備えたことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の拘束システム(1)。プリテンショナー(5)は、クランクおよび/または場合により歯付きギヤおよび/またはベルト付きモータを備えたことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の拘束システム(1)。アクチュエータ(51)は、ベルト(30)を手動で再締め付けするように構成されたことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の拘束システム(1)。ベルト調整機構(31)は、ベルト巻き取り機として構成されていることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の拘束システム(1)。

说明书全文

本発明は、座席と、ベルトとベルト調整機構を備えたベルトシステムと、バックルと、を備え、ベルト調整機構は、座席の第1の側に配設され、バックルは座席の第2の側に配設され、ベルトの端部はベルト調整機構に接続してあり、ベルトシステムは、バックルでロックするロッキング部材を備え、拘束システムはプリテンショナーを含む(特にレール上を走る)アミューズメント用乗り物、特に、ローラーコースター車両の拘束システムに関する。

アミューズメント目的の遊園地の乗り物は多岐に渡る。乗客にとって魅的なスリル満点であることに加えて、遊園地の乗り物は適した拘束システムの使用など、主に安全面を重視して設計される。

従来のベルトシステムでは、とりわけ、自動車や飛行機のような、日常の交通様式で使用されるような、剛体のロッドの形で、またはベルトシステムの形が採用されている。ローラーコースターに一般的に使用されているこのシステムの一例が、DE 10239891A1に開示されている。

しかし、従来のシステムは、乗員が比較的素早く、短時間で、あまり注意を払うことなくバックルを締めるため、特にアミューズメント用の車両には役に立たないことがしばしばである。この理由から、乗客が自身のベルトを装着し、その締め具合を調整するのを十分に信頼できない場合もある。さらに、乗客がベルトを十分にしっかりベルトを締めていないために乗車中に危険が伴うという恐れもある。極端な場合では、ベルトが完全に閉まっておらず、乗車中に空いてしまうことも考えられる。ある程度の抵抗が得られるまで固定する完全自動拘束システムの場合、乗客がベルトを締めるときに適正に着座しておらず、結果、拘束装置(例えばバー)が緩すぎるという結果にもなりうる。(従来のチェアリフトのように)ある位置までは乗客とは関係なく締まる他のシステムでは、乗客の身長の違いを考慮していない。

DE10239891A1

よって、本発明の目的は、ベルトを確実に締めることができるとともに、車両の乗員を確実に保護することができるアミューズメント車両の拘束システムを提供することにある。

この目的は、請求項1に記載のアミューズメント車両の保持システムによって達成できる。発明の効果と好ましい実施形態は、従属請求項より明らかとなろう。

本発明の(特にレール上を走る)アミューズメント用乗り物、特にローラーコースター車両の拘束システムは、座席と、ベルトとベルト調整機構を備えたベルトシステムと、少なくとも1つのバックルとを備え、ベルト調整機構は、座席の第1の側に配設され、バックルは、座席の第2の側に配設され、ベルトの一端は、ベルト調整機構に接続されており、ベルトシステムは、バックルでロックするためのロック部材を有し、拘束システムは、力伝達部材と、力伝達部材および/またはベルトを締める目的で力伝達部材を起動する起動装置を備えたプリテンショナーを有し、起動装置は、オペレータによって起動可能および/または作動が可能である。

通常の交通の中で見られる自動車の場合とは異なり、本発明のアミューズメント用乗り物では、オペレータが乗客の安全に対して(部分的に)責任があるため、安全システムを使用するか、どのようにして使用するかなどをユーザに委ねることがない。よって、乗客拘束システムにより、乗客は拘束システムを装着することができるようになる。それに加え、オペレータは、乗客の影響を受けることなく、拘束システム、例えば、ベルトの張力などの設定を調整し、これらの設定を使用中絶えず保持することができるようになる。このように、システムの構成要素は、乗車中にユーザが開けることができないように、または無効にできないようにロックまたはブロックすることができる。使用が終了した時点で、オペレータはそれら構成要素のロックを外し、さらに/または安全システムを無効にすることができる。プリテンショナーは、バックルから、そしてベルトシステムとは別体の装置として構成される。換言すれば、プリテンショナーは、他の場所で(手動の)起動によって、あるいは、ユーザがアクセスできないような場所で操作される。プリテンショナーの操作は、とりわけ、停止するまでの抵抗が不足していることにより、舌状板がまったく挿入されていない、あるいは、バックル内に適切に挿入されていないなどを検出することができるという利点を有する。

ベルトは、様々な方法で実現でき、広い意味で、ベルトは1もしくは複数のストラップ/ロープ、オーバーモールドロープ、少なくとも1本の弾性構成要素、例えば可撓性プラスチックストラップなどが可能であることを理解すべきである。特定の実施形態では、ベルトシステムは冗長設計でもよい。

拘束システムは、ロッキング機構を含み、ロッキング機構は、ベルト調整機構と協働してバックルのベルトシステムのロッキング部材をロック可能および/またはロック解除可能とするのが好ましい。これにより、ベルト調整機構は、完全にロックされ、通常の乗用車のように、ベルトが突然引き出されたときには動作しない。

拘束システムは、特にベルトシステムのロッキング部材および/またはバックルの両側から作用するロッキング機構と、ベルト調整機構とを備えていてもよい。これは、ロッキングが、座席の第1の側、舌状板とバックルとの間で同時に、もしくはやや遅れてではあるが、第2の側でのロッキング、すなわち、ベルト調整機構のロッキングと協働して行われるということを意味する。ロッキングは、外から作動させることもでき、あるいは、例えば、バックル内の舌状板のロッキングによって作動させることもできる。両面ロッキングも同様にオペレータ側の起動、たとえば、再締め付け装置の起動によって、作動させることができる。ロック解除についても同様である。

拘束システムは、ベルト調整機構は、バックルがロックされたらブロックされ、また/あるいは、ベルト調整機構は、バックルが開放されるとロックが解除されるように構成することができる。

バックルは特に筐体と、筐体内を移動可能に案内されるように配設できるレセプタクルを備える。レセプタクルは、例えば、筐体の案内路内を線形に移動可能とすることができる。筐体内のレセプタクルの相対位置により、舌状板のレセプタクルが解放またはブロックできるようになっている。しかし、例えば、さらにベルトをベルト調整機構内に巻き取るあるいは、ベルト調整機構でベルトをさらに締め付ける方向に引くことによって、本発明の範囲にもとることなく、ベルトを別の側で締めることができる。

レセプタクルは特に力伝達部材に接続される。よって、特定の実施形態に係る、移動可能なレセプタクルを有する前記力伝達部材は、締め付け装置による締め付け中に大なり小なり筐体内にレセプタクルを引き込むように構成されている。

好ましくは、プリテンショナーは、力伝達部材の少なくとも一方向への移動をブロックするための逆転防止装置を有する。あるいは、戻り止めを、バックルが対応するロックと直接(あるいは、ベルトプリテンショニングの場合には、ベルト調整機構の掛け金を介して)係合できるように構成し、力伝達部材を固定しないままとしてもよい。

逆転防止装置は、力伝達部材に接続された位置要素と、位置要素と係合する爪のようなロッキング要素を備えていてもよい。位置要素は、逆転防止装置の筐体内を移動可能に案内されるように配設される。例えば、筐体に配設された爪の係合中は、締め付ける方向にのみ移動が可能となるように構成された、歯の外形あるいは、鋸刃の外形を有する。爪は、ロックを解除してベルトを緩めることができる。従来技術で開示されているように、例えば、ばね力に抗してかかる力によって一方向にはブロックされ、他方向には位置要素の移動が可能となる。

特に、逆転防止装置のロックを解除してベルトを緩めることができる。逆転防止装置のロックまたはロック解除は、ベルト巻き取り機のロック/ロック解除機構および/またはバックルに連動させることができ、それにより、ロック/ロック解除操作を容易に行うことができ、さらに/または協働してさらに/または一時的/臨時に互いに従属して作動する。連結は、信号線または他の信号接続を介して機械的、電気的に構成することができる。

プリテンショナーは、ボウデンケーブルを備えるのが好ましい。これは、力伝達部材の一部である。起動装置が起動すると、ボウデンケーブル内のケーブルが位置決め部材を移動させ、それにより、レセプタクルがバックルの筐体内部に引き込まれる。しかしながら、力伝達部材は、少なくともロープ、チェーン、ロッド、ケーブルなどを備えていてもよい。しかし、詳細には、ベルトの締め付けは、たとえば上述したような異なる方法で行ってもよい。プリテンショナーは、場合により、ギヤホイールおよび/またはベルトを備えたクランクおよび/またはモータも備え、その補助により、締め付け操作を行う、もしくはベルトに伝達するのが好ましい。

起動装置は、レバー、ペダル、またはプルロープなどで、手動でベルトの再締め付けができるよう、または締め付け操作を手動で作動できるように構成してもよい。しかし、本発明の内容においては、例えば、ボタンを押すだけで、電気モータなどの手段によって締め付けを手動で作動する構成としている。車両のユーザの安全を保護する工程は、順次、同時に、および/または場合によっておよび/または同時にまたは順次協働して行われるまたは作動される各種操作を含む。これらの操作は、舌状板をバックルのレセプタクルに取り付けてロックをすること、舌状板をバックルにロックすること、ベルト巻き取り機のロックとプリテンショナーによるプリテンショニングである。これらの操作は、例えば、互いに機械的に作動させることも可能であり、また、最初の操作だけを手動で作動させ、その後の操作を自動的に作動させるようにすることもできる。バックル4は、乗客が届かない位置のロック解除機構によってのみ、再び開くことが可能とされている。

プリテンショナーは、座席の着座領域、すなわち、座席後部および/または下から離れる方向側に配設することができる。プリテンショナーおよび/または逆転防止装置は特に、座席の背もたれの後ろ側に配設することができる。

ベルト調整機構は、特に、ベルト巻き取り機として構成する。しかし、ベルトを締めたらすぐにベルトの長さをあらかじめ調整する他の方法で構成してもよい。この第1の調整において、乗客を包囲ためのベルトの長さを、たとえば、ばねの力を使ってベルトを巻き取る巻き取り機により、あるいは、モータによって、またあるいはゴムバンド、螺旋ばねなど、直線的に動作することができるような弾性部材によって、あるいは、線形モータによって調整する。第1の調整後、ベルトはベルト調整機構によって固定できる。

ベルト調整機構やバックルが連結された構成も考えられる。まず、乗客は、ベルトをバックルに挿入してロックすることによって第1の長さ調整を行う。また、たとえば、ベルトをバックルから離れた側に配設されたベルトコレクタからベルトを目一杯引出し、ベルトピンをバックルの中にベルトが緊張するまで徐々に引き込む(第1の調整)。第2の調整としての再締め付けは、先に述べたようにオペレータによって行う。あるいは、装置を、オペレータがラチェットでベルトをさらにバックルの内部に直接引き込むように構成してもよい。起動装置、たとえば、ハンドルとして構成されたベルトの端部を備えた力伝達部材は、ここでは、ベルトに直接組み込まれている。

これらすべての特徴には、個々に、また、互いの組み合わせの形で保護が探求されている。本発明のさらなる利点および特徴は、図面を参照しながら説明する好ましい実施形態の説明から明らかとなろう。

本発明の拘束システムの平面図である。

本発明の第1の構成要素の詳細図である。

本発明の第1の構成要素の詳細図である。

本発明の第2の構成要素の詳細図である。

下記に説明する実施形態は、アミューズメント車両、たとえばローラーコースター車両に使用するための拘束システムに関する。

図1に示すように、本発明のアミューズメント車両用の拘束システム1は、着座領域20と背もたれ21を有する座席2を備える。ベルトシステム3はベルト30(例えばラップベルト)、ベルト巻き取り機31およびバックル4に挿入し、ロックするための舌状板32を備える。

バックル4は、座席2、例えば、座席2の基礎構造に、あるいは、車両の別の部分の座席2の第2の側に固定されている。ベルト巻き取り機31は座席2の第1の側(第2と反対側)で座席2または車両に取り付けられている。

さらに、ロッキング機構は、バックル4とベルト巻き取り機31が両側で同時にロックされるように構成されている。よって、ベルト巻き取り機31は、舌状板32をバックル4に挿入するとブロックされる。よって、ベルト30は、固定され、ステーションに入ってからのみスライド制御などを介してロックを再び解除でき、それにより、舌状板32をバックル4から取り外すことができ、ベルト巻き取り機31が緩んだベルト30を巻き取るようになる。

バックル4にブロックされたベルト30はオペレータによって特殊な機構5(プリテンショナーおよび/または再締め付け機構)を介して再び締め付けできる。例えば、もし乗客がまっすぐに着座していないと、ベルトを装着したときにベルト30は結果として緩すぎることになる。プリテンショナー5は、例えばチェーン、ケーブル、ロープ、ロッドなど、締め付け力を舌状板32、ひいてはベルト30に伝達する力伝達部材50を有する。力伝達部材50は、いくつかの下位の部材50a,50bを有し、その間に他の構成要素が配設されるか、他の構成要素に接続されていてもよい。力伝達部材50および/または、少なくとも力伝達部材50の下位の部材/下位の部位50a,50bは、ボウデンケーブルとして構成することができる。

力伝達部材50は、手動でオペレータが操作することによってベルト締め付け操作を行うことができるアクチュエータ51を介して起動される。アクチュエータ51は、例えば、回転させて締め付け力を生成するレバーでもよい。

プリテンショナー5は、締め付けた力伝達部材50が締め付け方向Sに抗して緩み、ベルト30が緩むことがないように構成された逆転防止装置52を有する。逆転防止装置52は、乗車が終わった時にオペレータによって、あるいは、(特に、ステーション領域で)自動的に、例えば、レールに取り付けたスライドによるスライド制御を介して、ロック解除することができる。

接続C1および/またはC2は、機械的、電子的、あるいは純粋は信号送信通路でよく、ベルト巻き取り機31やバックル4が協働してロックまたはロック解除されるように構成できる。協働するロックおよび/またはロック解除はベルト巻き取り機31とプリテンショナー5の同等の接続C2によって実現され、これにより、本実施形態では、プリテンショナー5の状態が巻き取り機31の状態(ロック状態か、ロック解除状態か)を決定する。

ある例では、位置部材521(図3参照)を引っ張ることによって、ロック解除プレート(図示せず)が移動して、機構C2を介してベルト巻き取り機31をブロックしている爪(図示せず)を解除する。あるいは、乗客(C1参照)が舌状板32をバックル4に押し込むことにより、この機構が作動する。

図2aは、舌状板32を第1の締め付けロック状態に挿入したバックル4を示し、図2bは、舌状板32を第2の緩んだロック解除状態まで挿入したバックル4を示す。

バックル4は、座席または車両の位置に固定される筐体40を有する。筐体40の中には、舌状板32を受容する移動可能なレセプタクル41が配設されている。レセプタクル41は、少なくとも第1の位置(もっとも締め付けた状態)と第2の位置(もっとも緩んだ状態)の間の案内路内を移動可能に案内される。この移動については両方向矢印で示す。移動を制限するため、それに対応するストッパを設ける。レセプタクル41は力伝達部材50の一端に接続する。前記部材は、偏向要素53を介して逆転防止装置52(図1参照)内部に延在する。

図2aは、締め付け方向Sに筐体40内部に引き込まれたレセプタクル41を示す。よって、ベルト30は、締め付けられている。図2bでは、レセプタクル41は、締め付け方向Sに抗して筐体40の先端まで移動している。これによりベルト30は緩んでいる。

レセプタクル41は、ロッキング機構410を有し、筐体40内のレセプタクルのある位置から、舌状板32をロックし、ユーザによって操作が不可能となる。一方、第2の位置のロッキング機構410は、ロック解除の目的でユーザが起動することができる。操作中は、乗客は舌状板32を押してレセプタクル41を筐体40内部および舌状板32が取り外しできなくなる最小ロッキング位置に向かって下方に押し込む。ベルトプリテンショナー5による再締め付けが起きる。

図3は、ベルトプリテンショナー5をさらに詳細に示す図である。ベルトプリテンショナー5は、力伝達部材50(例えば、チェーン、ケーブルなど)と逆転防止装置52を備える。逆転防止装置52は、筐体520と、移動可能に案内され、筐体520に配設される位置部材521とを備え、前記位置部材は、フライスブロックとして構成されている。位置要素521は力伝達部材50に接続され、アクチュエータ51(図1参照)によってかかった力を、位置部材521を介してレセプタクル41に伝達する。位置要素521は、基体5210と、爪のようなロッキング部材522が位置要素521をロックして、締め付け方向Sのみに移動可能で、締め付け方向Sの逆方向には移動不可とする歯、例えば、鋸刃の外形5211を有する。フライスブロック521は、筐体50の案内路に移動可能に配置され、オペレータに、力伝達部材を介して、ベルト30がピンと張るまで再締め付け位置に向かって引っ張られる。締め付け方向Sに抗する方向の移動は、オペレータがロッキング部材522のロックを解除したときのみ、そして/または自動的に解除されてベルト30を緩めたときのみの緩め操作でのみ可能である。

1 拘束システム、2 座席、3 ベルトシステム、4 バックル、5 プリテンショナー、30 ベルト、31 ベルト調整機構、40 筐体、41 レセプタクル、50 力伝達部材、51 アクチュエータ、52 逆転防止装置。

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