Amusement park rides with a vehicle to pivot about a common chassis to bring the race effects and other effects

申请号 JP2011507505 申请日 2009-03-20 公开(公告)号 JP2011519604A 公开(公告)日 2011-07-14
申请人 ディズニー エンタープライゼス インコーポレイテッド; 发明人 ダブリュ. クロフォード、デイビッド; ダブリュ. サムナー、マーク; エイ. ダラム、デイビッド; ハワード、デレク; イー. ベイカー、ポール; ジェイ. ローズ、クリストファー;
摘要 レース又は他の効果を真似る遊園地又はテーマパークの乗物において、車両(120,124)の選択的な相対 位置 決めを可能にする乗物システム(100)が提供される。 乗物システム(100)は、特定の乗物の所定長さの軌道(230)によって支持されると共に、その軌道上を又はそれに沿って移動するように適合させられるシャシーを含む。 支持体(114)はシャシー(110)に取り付けられると共に、乗物の作動の間に、シャシー(110)と共に移動する。 乗物システム(100)は、支持体(114)上で間隔があけられていると共に、支持体(114)によって支持される第1及び第2乗員用車両(120.124)を含む。 駆動アセンブリ(410)は支持体に連結されると共に、支持体(114)をその中心軸(119)の周りで回転させるように構成される。 支持体の回転の間に、第1及び第2車両(120,124)は同時に、それらの相対的な位置決めを変更させるために、軌道(230)と相対的に移動させられる。 車両(120,124)は各々、回転軸と平行に延出する軸の周りを回転させられ、回転は独立して或いは同時であってよい。
权利要求
  • 遊園地又はテーマパークにおいてレースを真似た車両の選択的な相対位置決めをもたらす乗物システムであって、
    乗物用に設けられた所定長さの軌道によって支持されると共に、該軌道に沿って走行するように適合されるシャシーと、
    前記シャシーに取り付けられ、前記軌道に沿って前記シャシーと共に移動する支持体と、
    前記支持体上において該支持体によって支持される、間隔のあいた第1及び第2車両と、
    前記支持体と連結されて該支持体を回転軸の周りで回転させる駆動アセンブリとを備え、前記第1及び第2車両は、前記軌道に対するそれらの位置を変化させるように同時に移動させられることを特徴とする乗物システム。
  • 前記第1及び第2車両は、該第1及び第2車両の間に前記回転軸が延出するように、前記支持体上に位置決めされ、該第1及び第2車両は、前記回転軸と平行な一対の軸の周りを、互いにまた前記支持体と少なくとも部分的に同時に回転させられることを特徴とする請求項1の乗物システム。
  • 前記第1及び第2車両は、前記軌道に沿った走行方向に対して共通の配向を共有しており、前記駆動アセンブリは、該第1及び第2車両の回転の間に、該共通の配向を保つように構成されることを特徴とする請求項2の乗物システム。
  • 前記駆動アセンブリの少なくとも一部分は、前記支持体内に収容されており、該支持体の外部に位置決めされる駆動機構によって駆動されることを特徴とする請求項1の乗物システム。
  • 前記支持体内にある前記駆動アセンブリの部分は、固定駆動歯車を備えたギアトレーンを備え、該支持体は、該支持体が前記回転軸の周りを回転するように前記駆動機構と連結され、該ギアトレーンは更に、前記支持体の回転に応じて、前記駆動歯車の周りを回転する一対の従動歯車を備え、該従動歯車各々が、前記第1及び第2車両の一方と連結されることにより、該第1及び第2車両は、互いにまた前記支持体と同時に回転することを特徴とする請求項4の乗物システム。
  • 前記支持体内にある前記駆動アセンブリの部分は、中心固定駆動プーリを備えたプーリアセンブリを備え、該支持体は、該支持体が該駆動プーリと共に前記回転軸の周りを回転するように前記駆動機構に取り付けられており、前記プーリアセンブリは、前記固定駆動プーリと連結されて当該の周りを回転する一対の従動プーリを備え、該従動プーリ対の各々は、前記車両が該従動プーリ及び前記支持体と同時に回転するように前記第1及び第2車両の一方と連結されることを特徴とする請求項4の乗物システム。
  • 前記支持体は、前記回転軸の周りにおいて、360度の自由回転運動を有しており、前記車両は、前記支持体上において、前記第1及び第2車両のいずれかが先導車両として位置決めされる直列車両形態と、前記第1及び第2車両のいずれかが、前記支持体の左側に位置決めされる横並び形態に位置決め可能であるように配置されることを特徴とする請求項1の乗物システム。
  • 前記支持体は、長尺状アームであり、前記第1及び第2車両は、前記アームの両端に位置決めされ、前記回転軸は、該アームの中心軸であることを特徴とする請求項1の乗物システム。
  • 前記回転軸は、前記軌道を横切ることを特徴とする請求項1の乗物システム。
  • 前記駆動アセンブリは、前記支持体を回転させて、前記第1及び第2車両を、該車両が共通の水平面内にある第1位置から、該車両が2個の別個の水平面内にある第2位置へ移動させるように作動することを特徴とする請求項9の乗物システム。
  • 乗物コースを画定する軌道と、
    前記軌道と係合するように構成されるシャシーと、
    前記シャシーに支持されると共に、選択的に回転可能な駆動部材を含む駆動機構と、
    前記シャシー上に位置決めされると共に、前記駆動機構と連結される支持アームであって、前記駆動部材の回転に応じて、その中心軸の周りを回転する前記支持アームと、
    乗客が着座できるように適合されており、前記支持アームの両端付近に位置決めされる一対の車両本体と、
    前記支持アームに収容されると共に、前記支持アームと共に回転し、且つ該支持アームの回転に応じて、前記車両本体を同時に回転させるように構成される駆動アセンブリとを備える、遊園地の来場者にレース体験を提供するのに使用するレース乗物アセンブリ。
  • 前記駆動アセンブリは、固定中心歯車及び該中心歯車と連結される一対の従動歯車を含む複数の歯車を有し、該歯車各々は、前記車両本体を前記従動歯車と共に回転させるために、該車両本体の一方に取り付けられており、前記支持アームが回転させられた時に前記従動歯車が回転することにより、前記軌道に対する前記車両本体の配向が、前記支持アームの回転の間に維持されることを特徴とする請求項11のレース乗物アセンブリ。
  • 前記駆動アセンブリは、固定中心プーリ及び駆動部材によって該中心プーリと連結される一対の従動プーリを含み、ベルト又はチェーンによって相互連結される複数のプーリを含み、前記従動プーリ各々は、前記車両本体を前記従動歯車と共に回転させるために、前記車両本体の一方に取り付けられることにより、前記軌道に対する両方の車両本体の同様の配向が、前記支持アームの回転の間に維持されることを特徴とする請求項11のレース乗物アセンブリ。
  • 前記支持アームは、前記軌道に沿った走行方向と実質的に平行である第1位置と、前記支持アームが前記走行方向を横切る第2位置を含み、該支持アームが該軌道に対して複数の位置に位置決めされることにより、前記車両本体は、前記第1位置においては一列に並び、前記第2位置においては横並びであることを特徴とする請求項11のレース乗物アセンブリ。
  • 前記支持アームを前記複数の位置の間で移動させるために、前記駆動部材を回転させるように、前記駆動機構を選択的に作動させる制御システムを更に含み、該制御システムは、前記シャシーが前記乗物軌道上を走行する時に、前記車両本体の一人又は複数の乗客の感知された行動に応じて、該駆動機構を選択的に作動させることを特徴とする請求項14のレース乗物アセンブリ。
  • 乗客用の座席を備えた2個又はそれ以上の車両と、
    前記遊園地の乗物において、前記車両が走行するコースを画定する軌道と、
    前記軌道上を走るシャシーと、
    前記シャシーに旋回可能に取り付けられる車両支持体と、該支持体に前記車両が旋回可能に取り付けられている車両支持体と、
    前記車両支持体を旋回させると共に、該車両支持体の旋回と同時に、1個又はそれ以上の車両を旋回させるように作動可能な駆動アセンブリとを備える遊園地の乗物。
  • 前記車両支持体は、その中心軸の周りを旋回し、前記車両各々は、前記中心軸と実質的に平行な軸の周りを旋回することを特徴とする請求項16の遊園地の乗物。
  • 前記車両は一列位置及び横並び位置に交互に位置決め可能であることを特徴とする請求項16の遊園地の乗物。
  • 前記駆動アセンブリは、前記車両全てを制御された方向及び量だけ同時に旋回させるように作動可能であり、該車両各々の旋回方向及び量は、前記軌道に対する該車両各々の同様な向きを維持するために、実質的に等しいことを特徴とする請求項18の遊園地の乗物。
  • 前記駆動アセンブリは、前記車両支持体内に収容されており、前記乗物は更に、乗物制御装置と、前記シャシー上に支持されると共に、前記車両支持体及び車両を、コースの1又はそれ以上の位置において、選択的に旋回させるために、前記乗物制御装置からの制御信号に応じて、前記駆動アセンブリと連結される駆動機構を含むことを特徴とする請求項18の遊園地の乗物。
  • 说明书全文

    本発明は、概して、来場者にレースを疑似体験させるテーマパーク又は遊園地の乗物であって、その乗物上での車両(例えば、車両はゴーカート等のように乗り手によって制御されない)の位置、速度、及び位置決めを案内するテーマパーク又は遊園地の乗物に関し、特に、乗車の経過の間に先導車両と後続車両とを交換すべく、例えば2個又はそれ以上の車両(例えば、一組のレース車両)の位置を変更させることによって、乗員又は来場者を運ぶ車両本体の位置を選択的に変更するシステム及び方法に関する。

    遊園地は、世界中で引き続き人気があり、毎年何億もの人々が遊園地を訪れている。 遊園地の運営者は、スリルある乗物の新しい構成を継続して探し求めている。 なぜならば、これらの乗物は、毎年多くの人々を遊園地へ引き付けるからである。 レース用乗物は、来場者にとても人気のある乗物の種類又はタイプである。 テーマパーク又は他の遊園地において、多くの乗物は、高速部分やスリルある部分に加えて、「ショー」を提供するのを可能にする遅い部分又はセグメントを組み入れており、車両がこのショーの部分を通過する時に、アニメーション、映画、三次元(3D)効果、及び表示、音響、並びに他の効果が提示される。 乗物のショーの部分はしばしば、車両の存在を感知した際に作動し又は開始させられ、また典型的には、車両が特定の速度で、ショー部分を通り移動した時に、もっとも効果的であるように構成される。

    その結果、車両の速度、位置、及び向き(例えば、乗り手をショー又は他の表示に向けさせる)が制御又は案内され得るレース用の乗物を提供することが好ましいが、これは一般的に、乗り手がコース上で速度及び位置を制御するゴーカート及び同様の車両によってもたらされるような乗員制御レースを排除する。 案内又は制御される車両は、車両が互いに又は軌道と隣接する構造体に衝突しないことを保証するように、より安全に作動させることができるので、多くの遊園地環境においても好ましい。 更に、案内又は制御される車両はまた、車両が軌道上で停止させられて、別の車両が乗物の軌道又はコースに沿って進むのを阻止する可能性がより低いので、乗物の高い来場者処理能をもたらすのに有用である。

    レースの疑似体験を提供するために、乗物の設計者はしばしば、レース又は激突ローラコースタートレイン等の二組の横並びの軌道を実装させる。 ローラコースターは通常、予め定められた軌道ループを有しており、また乗り手は、例えば軌道の残りの部分と比べた時に高度が低いプラットホーム又はステーションで乗り降りする。 各乗車サイクルの始めに、ローラコースターの車又は一連の車は、初期軌道部分において軌道の最も高い地点まで比較的険しい傾斜を上に牽引される。 一連の車は次にその高い地点から解放されると共に、更なるエネルギが付加されることなく車両を軌道サーキット又はループの周りを移動させる運動エネルギを得て、乗降ステーションまで戻ってくる。 ローラコースターの軌道は典型的には、様々なループ、方向転換、逆位、コークスクリュー、及び乗り手をひやっとさせるように意図される他の形態を含む。 レース又は激突ローラコースターは典型的には、2個の横並び無端軌道ループを有しており、軌道は互いに平行である。 このようにして、第1軌道上のローラコースタートレインは、第2軌道上のローラコースタートレインと競争する。 レース機能は、乗り手が近くの他のトレインの乗り手と競争するので、乗り手に更なるスリル及び興奮を与える。

    一般的に、激突又は競争用コースターのローラコースタートレイン及び軌道は、競争的なレースをもたらすために、可能な限り略同等に作られるが、この構成は、徹底的に興奮する即ち「接戦」レースをもたらすのには適当ではない。 例えば、1個のコースタートレイン又は軌道が、一貫して他方よりも高速であるならば、レーストレインは、軌道を前進するにつれて、更に間隔があいてしまい、激しい或いは接戦レースの感覚が失われる。 コースターは重力によってのみ推進させられるので、コースターの積載量、コースターの車輪支持効率、コースターの車輪同心度、風抵抗、コースターのタイヤ対軌道抵抗などのコースターの速度に関連する変数が比較可能であるときにのみ、コースターは唯一対等に競争させられる。 残念ながら、作動変数は、厳密に制御され得ず、また、一方のトレインが他方よりも著しく速くなるように、時間と共に変化し、これにより、レースコースターの利点が減少する。

    車両の位置に対して一層の制御をもたらすために、幾つかの乗物の構成には、2個の案内される車両を含んでおり、車両は、2個の離れた軌道に沿って、しかし案内又は制御されるシャシー上を移動し、各車両はこのシャシーに取り付けられる。 レースローラコースターと同様に、これらの乗物は、2組の軌道、より多くの遊園地不動産又は空間、及び別個の車載及び非車載制御システム、並びに別個の制動システムを必要とするので、一つには著しくより高価であることから、広く採用されていない。 来場者又は乗り手の視点からすると、独立軌道構成は、車両がレースカー又は他の車両が通過するのと同じ道を通過しないので、納得いくものではなく、また興奮するレース体験でないかもしれない。 換言すれば、通過する車両は、基本的に同じ経路又は軌道(例えばレース軌道)上において、車両を追って来ず、既に先を行く車両を追い越し、次に目下後続する車両と一列にしかしその前方を引っ張る。 軌道の切り替え及び交差の少なくともいずれかを行う幾つかの構成が、基本的な2個軌道形態と合わせて実施するように示唆されているが、この構成は、望まれる安全要素を確保するための大きな空間を使用するので、未だレース状況の経過又は行動を厳密に真似てはいない。 この特徴はまた、競い合う車両の間における衝突の回避を含む安全課題に取り組むために、複雑な車載及び非車載制御を必要としており、また、この制御システムは、この解決策を費用的に実施困難にしかねない。

    それ故、テーマパーク又は遊園地の乗物の車両又は車において、レースを擬似体験させる改良型システム及び方法の必要性が残る。 好適には、この遊園地のレース用の遊園地の乗物システム及び方法は、レース環境を作り出すために、2個又はそれ以上のレース車両を互いに選択的に位置決めするのに効果的であり、進行動作が正確に実行される。 更に、乗物システム及び方法は、製造及び作動が比較的安価であることが好ましく、また、来場者を乗物のショー部分(例えば、観賞の向き及び車両の速度を表示されるショー又は作用に近づける)に位置決めするように適合させられる。

    本発明は、アーム又はスパン梁等の車両支持体が、軌道上を走る共通シャシーに設けられるレース乗物システムを提供することにより、上記の問題に取り組む。 2個又はそれ以上の車両が、支持体上に取り付けられ、且つ、支持体は、シャシーが軌道上を移動するにつれて、一方の車両が他方の車両を通過するのを可能にするように、車両の相対位置を変更させるように(例えばその中心軸の周りを)回転させられる。 車両の所望の配向をもたらすために、車両各々は、支持体上を回転又は旋回させられ得るように取り付けられる。 幾つかの場合において、支持体を回転させ、且つ車両も回転させるために、駆動力に反応する駆動アセンブリが、支持体の中又は上に設けられる。 支持体及び車両の回転は、同時に行われ得、また大きさ及び速度が同じであり得る。 このようにして、乗員/来場者が前方を向き続けるように、例えばレースカー等をより良く真似るために、たとえ支持体が回転していても、レース車両は、前方、或いは進行方向を向き続け得る。

    とりわけ、乗物のショー部分を向上させるために、レース効果又は他の所望する効果を真似るように、遊園地又はテーマパークの乗物において、車両の選択的な相対位置決めを可能にする乗物システムが提供される。 乗物システムは、特定の乗物の所定長さの軌道によって支持され、またその上を或いはそれに沿って進行するように適合させられるシャシーを含む。 支持体は、乗物の作動の間に、シャシーと共に移動するように、シャシーに取り付けられる。 乗物システムはまた、支持体上で間隔が空けられていると共に、支持体によって支持される少なくとも第1及び第2乗員車両(即ち本体)を含む(例えば、幾つかの乗物は2個,3個,4個又はそれ以上の車両を有する)。 駆動アセンブリは、支持体に連結されると共に、支持体の中心軸等、回転軸の周りで支持体を回転させるように構成される。 この支持体の回転の間に、第1及び第2車両は、相対位置を変えるために、軌道に対して同時に移動させられる。 第1及び第2車両は、回転軸がそれらの間に延在するように、支持体上に位置決めされ得、また幾つかの実施形態において、車両は各々、駆動アセンブリによって回転させられる取付要素を有することによって等、回転軸と平行に延出する軸の周りを回転させられる。 車両の回転は独立し得るが、幾つかの場合において、少なくとも互いに、または支持体の回転と同時に又は部分的に同時であってよい。 幾つかの場合において、車両は、軌道に沿った進行方向に対して共通の配向を共有しており、また、駆動アセンブリは、それら夫々の回転軸周りにおける車両の回転の間に、この共通の配向を維持するように構成される。

    幾つかの実施形態において、駆動アセンブリの一部は、支持体内に収容或いは位置決めされ、また、シャシーの上又は中にある駆動機構は、乗物又は車両の制御システムからの信号/出力に応じて等、アセンブリを選択的に駆動するように使用される。 支持体の駆動アセンブリの一部は、固定駆動歯車を備えたギアトレーンを含んでよく、支持体は、支持体を回転させるために、駆動機構と連結されている。 ギアトレーンはまた、支持体の回転と共に駆動歯車の周りを回転すると共に、車両を(互いにまた支持体と同時に)回転させるために、車両の1個に各々が取り付けられる一対の従動歯車を含んでよい。 支持体の駆動アセンブリの一部はまた、中心固定駆動プーリを備えたプーリアセンブリの形態をなしてよく、支持体はまた、駆動機構と連結される。 一対の従動プーリは、ベルト、チェーン等によって、駆動プーリの周りを、支持体の回転と共に駆動させられてよく、またこれら従動プーリ各々は、車両を回転または旋回させるために、車両の1個と連結されてよい。 他の実施形態において、駆動アセンブリは、電気モータ又は他の駆動機器を含んでよく、また、これらは、車両を上述したように同時に、又は1個又は複数の感知及び制御システムによって決定されるそれらの配向から独立して回転させるために使用されてよい。 一例として理解されるこれらの特定の機械式継手及び駆動アセンブリを伴い、当該技術分野に属する者であれば容易に理解できるが、本発明は、以下の説明及び図面、並びに明白な拡張物、代替物、及び同等の構造体/構成要素に提供される全ての例を含み、所望の機能を達成するために、多くの他のタイプの継手及び駆動アセンブリを使用してよい。

    本発明の別の態様によれば、支持体は、その回転軸の周りを360度まで回転するために、運動の自由度を有してよく、またこれらの場合において、車両は、直列車両形態(例えば、いずれかの車両が先導車両として位置決めされており、またこの位置は、例えば乗員の相互作用等に呼応して変更可能又は選択可能である)、及び複数の横並び形態(例えば、いずれかの車両が支持体(または軌道の少なくともいずれか)の左側又は右側にある)の少なくともいずれかに位置決め可能であるように、支持体上に配置されてよい。 幾つかの場合において、支持体は長尺状アーム又はスパン梁であり、また車両は、アームの両端に位置決めされる。 アームは典型的には、その中心軸の周りを回転し、また車両は、この中心軸と平行な軸の周りを回転する。

    本発明の一実施形態の遊園地の乗物又は乗物システムを示す背面部分断面図であり、単一の軌道でレース車両体験を提供するために、共通シャシー及び旋回又は回転可能な台の使用を示している。

    レースを真似るためのシステムの作動を示す図1の乗物システムの上面図。

    A〜Hは、レースを真似ると共に、乗車/降車及びショー部分を支持するために、一対の車両を互いに比較的多数の位置に選択的に位置決めするように構成される共通シャシー及び旋回可能な台を示す図1及び図2に示されるものと同様のレース乗物システムの一実施形態を示す図。

    駆動又は位置決めアセンブリを示すために上壁又はアームハウジングが取り除かれている車両支持アーム(又は位置決めアーム又は回転/旋回アーム)の上面図であって、この場合には、歯車アセンブリであり、アームを中心点(例えば台の中心軸)の周りで旋回又は回転させる一方で、支持される車両を互いに且つ軌道に対して旋回又は回転させるために使用される。

    車両を様々なレース又は乗物位置に選択的に位置決めするために、図4の車両支持アームを含む乗物システム又はアセンブリを示す端面図。

    横並び位置(例えば、一方の車両が他方を追い越し、レーススタート位置等)における支持アーム及び取り付けられた車両を示す図5の乗物システムの上面部分切り取り図。

    乗物の通過部分の後又は前等、2個の車両が直列位置(一方が他方の後)にある支持アーム及び台駆動/回転機構によってもたらされる別のレース又は乗物位置における乗物システムを示す図6と同様の図。

    図4〜図7と同様の図であって、支持アームの所望の回転又は旋回及び2個の支持される乗物車両を相対的に位置決めするために、ベルト及びプーリ駆動アセンブリを収容する支持アームの使用を示す本発明の別の乗物システム又はアセンブリ実施形態を示す図。

    図4〜図7と同様の図であって、支持アームの所望の回転又は旋回及び2個の支持される乗物車両を相互に位置決めするために、ベルト及びプーリ駆動アセンブリを収容する支持アームの使用を示す本発明の別の乗物システム又はアセンブリ実施形態を示す図。

    図4〜図7と同様の図であって、支持アームの所望の回転又は旋回及び2個の支持される乗物車両を相互に位置決めするために、ベルト及びプーリ駆動アセンブリを収容する支持アームの使用を示す本発明の別の乗物システム又はアセンブリ実施形態を示す図。

    図4〜図7と同様の図であって、支持アームの所望の回転又は旋回及び2個の支持される乗物車両を相互に位置決めするために、ベルト及びプーリ駆動アセンブリを収容する支持アームの使用を示す本発明の別の乗物システム又はアセンブリ実施形態を示す図。

    2段又はそれ以上の段に座席を備えた乗物形態/位置において、単一の高さでの乗車、次に車両の載置を容易にするために、支持アームの中心軸周りで旋回する車両の概念を示す本発明の乗物システムの別の実施形態を示す図。

    2段又はそれ以上の段に座席を備えた乗物形態/位置において、単一高さでの乗車、更に車両の載置を容易にするために、支持アームの中心軸周りで旋回する車両の概念を示す本発明の乗物システムの別の実施形態を示す図。

    2段又はそれ以上の段に座席を備えた乗物形態/位置において、単一高さでの乗車、更に車両を載置容易にするために、支持アームの中心軸周りで旋回する車両の概念を示す本発明の乗物システムの別の実施形態を示す図。

    多支持アーム、ひいては多車両乗物を提供するために、図1〜図14に示される概念が拡大させられている本発明の別の乗物システムを概略的に又は単純な形態で示す図。

    車両を旋回可能に支持すると共に、車両の所望の相対的位置決めのために、その中心点又は軸の周りを回転するように構成される支持アームを利用する本発明の乗物システムの3つの付加的な実施形態を示す図。

    車両を旋回可能に支持すると共に、車両の所望の相対的位置決めのために、その中心点又は軸の周りを回転するように構成される支持アームを利用する本発明の乗物システムの3つの付加的な実施形態を示す図。

    車両を旋回可能に支持すると共に、車両の所望の相対的位置決めのために、その中心点又は軸の周りを回転するように構成される支持アームを利用する本発明の乗物システムの3つの付加的な実施形態を示す図。

    車両が互いに平行ではない位置を含み、車両が様々な相対位置に配置された状態を示す本発明の一実施形態の乗物システムを示す図。

    車両が互いに平行ではない位置を含み、車両が様々な相対位置に配置された状態を示す本発明の一実施形態の乗物システムを示す図。

    車両が互いに平行ではない位置を含み、車両が様々な相対位置に配置された状態を示す本発明の一実施形態の乗物システムを示す図。

    簡潔に言うと、本発明の実施形態は、選択的に位置決め可能な車両又は車を伴い、レース及び他の効果の少なくともいずれかをもたらす遊園地の乗物のシステム及び関連方法に向けられる。 とりわけ、本発明は、乗員を単一又は共通シャシーで運ぶ2個又はそれ以上の車両(又は車両本体)を提供する乗物システム(又は軌道及び車両システム)を提供するものであり、シャシーは軌道上を駆動され、或いは走らされる。 一実施形態において、車両は、車両支持アームの対向端で支持されており、また支持アームは次に、共通シャシー上に(又は、シャシーから外に延出して)設けられる回転又は旋回可能な台によって中心が支持される。 駆動アセンブリは、台が車両の位置を変更するために回転させられた時に、支持された車両もまた、所望の相対位置を維持する(例えば、前方、側方、後方、又は別の方向を継続的に向く)ために、回転又は旋回させられるように、支持アーム内に又は支持アームと共に設けられる。 レース効果又は疑似体験が次に、台の位置を制御することにより提供され得、幾つかの実施形態では、第1車両が先頭にある第1直列位置から、横並び位置へ、第2車両が先頭にある第2直列位置に(そして第1直列位置に戻る)完全360度の回転をもたらす。

    従来のレース疑似体験用の乗物において、車両本体は、別個の軌道上を走行させられる別個のシャシーに乗っていた。 対照的に、本明細書に記載されるレース乗物システムは、単一の軌道(又は軌道システム)上に乗る共通シャシー上に取り付けられる2個又はそれ以上の車両を含む。 車両は、共通の中心軸(例えば、シャシーに設けられる取付台を通り延出する軸)の周りを回転させられる。 車両間における衝突回避距離は、比較的簡易且つ経済的な機械式駆動及び支持機器(例えば、支持アームと、少なくとも台及び互いのいずれかと同じ速度で等、所望の相対配向を維持するために、所望の方法で旋回するように、支持アームを台及び車両と共に回転させる駆動アセンブリ)を介して維持され得る。 例えば、駆動アセンブリは、アームの移動と共に、車両の位置決めを制御するベルト及びプーリアセンブリ、及び他の構成要素の少なくともいずれかを含み得る。 幾つかの場合において、来場者の手が届く範囲、又は安全領域は、旋回及び位置決め移動の間に車両の間に維持される隔離距離に含まれ得、またこれは、各車両を個々に配向するのを促しつつ、適切な相対距離を保つ。 当然のことながら、車両の間の間隔が常に保たれ保証されるので、衝突回避は概してシステムに固有である。

    図1及び図2は、本発明のレース乗物アセンブリ100の有用な一実施形態を示す。 アセンブリ100は、ローラ、車輪、キャスター等111を備えて、単一の軌道(図示なし)上に乗る単一即ち共通シャシー110を含み示される。 アセンブリ100は、シャシー110から、軌道又はショープラットホームの開口(例えば、電気自動車レース軌道の溝など同様なもののような軌道プラットホーム部即ちシェルフ102,106の縁104,108の間)を通り、(本例では)上方に延出する台112を含む。 台112は、シャシー110と共に、軌道に沿って移動し、また台112は、矢印210で示されるように、その中心軸即ち中心点119の周りを回転又は旋回するように構成される。 幾つかの場合において、台112全体は、例えばシャシー110の駆動体に応じて、回転又は旋回し得る。 他の場合において、電気モータ等の旋回又は回転機構(図示なし)は、台112の内部に設けられると共に、隣接する車両支持アーム114(例えば図4〜図11に示される中心駆動歯車、駆動プーリ等)の駆動アセンブリの一部と連結される。

    特に、アセンブリ100は、中心が台112によって支持される(且つ、ある場合には駆動される)車両支持アーム114を含む。 支持アーム114は、第1端116及び第2端118の間において、所定長さだけ延出する長尺状部材又は要素で示されている。 しかしながら、他の実施形態において、支持「アーム」は、円板、スポークが取り付けられ、車両が各スポーク端にある車輪、正方形、三形等、多様な形状であってよい。 図示される例において、支持体114の各端部116,118の最も近くで、車両120,124は、第1及び第2台即ち取付要素122,126に取り付けられる。 車両取付要素122,126は、支持体114に堅固に取り付けられ得るが、より典型的には、取付要素122,126は、点又は軸119の周りにおけるアームの回転又は旋回210と合わせて又は同時に(例えば、台112又はこの台112の駆動体の回転と共に)、矢印214,216で示されるように回転又は旋回するように、支持体114の駆動アセンブリの一部に取り付けられる。 例えば、駆動アセンブリは、3個の回転体210,214及び216が実質的に同じ(又は少なくとも回転体214,147が実質的に同等)であるように構成され得る。 このようにして、車両120,124は、アーム114の回転の間中、同じ配向に留まる(例えば、前端220,222が前方に又はシャシー110の走行方向に沿って向けられる)。 注目すべきであるが、回転体210は典型的には、回転体214及び216の反対方向にある。

    アセンブリ100は2レーン又はロードレースを真似したものであり、プラットホームの半分102,106各々は、一方のロードレーンを表している。 軌道支持体230及び中間レール234もまた、中間レール234を道路の縞模様に塗ることにより、また支持体230をプラットホーム半分102,106のレーン又は路面と合う色に塗ることによって等、この効果を支持するように構成されてもよい。 同様に、路面の縞模様及びレーンの着色は、図2に示されるように、シャシー110に設けられてもよい。 アセンブリ100は、車両120,124が夫々のレーンに留まるように構成されてよい。 この実施形態において、台112の中心軸119周りにおける支持アーム114の回転210は、回転210の方向に応じて、各車両120,124を、上方又は後方215,218に移動させる。 それ故、乗車(又はレース部分)の初期において、車両120,124は、前端220,222が平である、即ち、リード距離d leadが零と等しくなるように位置決めされ得る。 次に、シャシー110による軌道に沿ったレース又は走行の間に、台112の回転210(又は台112の運転者)は、アーム114を中心軸119の周りで旋回させて、リード距離d leadを増加させ、又はこの距離を設定/限定するために、車両の相対移動215,218を生じさせる。 乗物操作の間中、車両120,124はまた、安全運行範囲を含むのに十分な程大きいが、殆どの場合において、衝突/接触を回避するのに十分な程大きいように選択される距離d sepだけ隔離される。 支持アーム114(ひいては取り付けられた車両120,1240)の位置制御は、車載型(又は非車載型)コンピュータ制御装置によって提供され得る。 他の場合において、カム制御は、例えば軌道に沿って、又は軌道プラットホームの半分102,106の端縁104,108上に設けられるカム駆動体を備えた台112(また台の駆動体の少なくともいずれか)の相互作用によって使用されてよい。 軌道上の電動レールもまた、アーム114の位置決め210を実行又は制御することにより、車両の位置を獲得するために使用されてよい。

    図1及び図2に示されるシステム110から、本発明の概略的な特徴及び概念の幾つかが理解され得、また、この点について、本発明の概略的な説明、及び幾つかの効果を列挙することにより続く本発明の実施形態を提供するために、本発明は、乗物の設計者及び操作者を供給することが適当である。 乗物システム又はアセンブリの実施形態は、1人、2人、又はそれ以上の乗員を運ぶ車両又は車両本体を供給するように説明されてよい。 乗物アセンブリの作動の間に、車両は、支持アーム又はプレートの(例えばこの支持構造体等の中心軸周りにおける)移動、また典型的には、各車両の取付要素又は台を貫通する軸周りにおける同時回転又は旋回に伴い、夫々の位置を変更し得る。 支持アームは、駆動アセンブリの一部(例えば中心駆動歯車、駆動プーリ等)と共に旋回し、また同様に、車両の取付要素又は台が、支持アームを駆動する部分によって駆動され又は連結される駆動アセンブリの異なる部分(例えば車両本体に又は中間取付要素/台に直接的に取り付けられる従動歯車又はプーリ)と共に旋回するように、取り付けられる。 支持アーム、また同時に、回転軸周りにおける車両の回転による車両の位置制御は、横並びの興奮状態、1台の車両が別の車両に後続し又はドラフト走行する直列部分、及び(一方側から他方側又は先導から後続等の)位置交換を含むレース効果をもたらすために使用され得る。

    本明細書に記載されるこれら及び他の特徴は、レース乗物システムに、従来の多軌道又はシャシー構成よりも多くの効果をもたらす。 例えば、レース乗物システムは、車両が競争しまた位置を交換することの少なくともいずれかを行う乗物部分において、余分な軌道及び軌道切り替えの必要性を排除する。 また、車両が位置交換を行う2台車両策について、本発明は、軌道切り替えの必要なく、ステーション又は乗車/降車プラットホームにおいて、車両が直列となることを可能にする。 レース乗物システムにおいて、車両は、乗物のショー領域において、非常に近接して(また2台車両策の場合において、位置が直列であり前方を向いており、また幾つかの場合において、一方側又は他方側に90度まで回転させられて)おり、これにより、分離の後に繰り返されるショーセットの必要性を最小減にし、また軌道切り替えの必要性を無くす。 対にされた又はレース用車両は、ショー領域においてより近接しているので、場面におけるショー時間もまた増加させられる(例えば、ショーサイクルは、ブロック領域論理によって分けられる別々の車両と比較して、同等の乗員に対してより長い)。

    本発明の実施形態のレース用乗物システムの別の効果としては、車両の相対的位置決めが、極めて単純な機械的な解決策を伴い達成/適応され得る。 例えば、回転可能な支持アーム/プレートの、車両と連結されたこの支持体の駆動アセンブリと合わせての使用は、車両が、幾つかの実施形態において、体験の間中、常に前方を向いており、又は一貫した相対角度に向けられる(例えば、より良好にカーレース等を真似るために、走行方向において前方に向けられる)ことを可能にする。 この一定の車両(及び収容された乗客)の配向は、車両が位置を変えた時に、来場者の手が届く安全運行範囲によって隔離される2個の別個の軌道を使用する乗物と比較した時に、より実際的なレース(例えば、より実際的なドラフト、後方からの追い越し、互いの前方で近接した交差等)を可能にする。

    図3A〜図3H及びその他に示されるように、乗物システムは、別個のシャシー上にある車両とは対照的に、多くの異なる相対位置に車両を選択的に位置決めする一方で、ショーシーン及び軌道又は乗物コースの様々な「レース」部分を横切らせる。 これは、以下のことを限定することなく含む:(a)劇設定のための横並び(例えば、2台車両策について);(b)より良好な視線のために、或いは通過する/通過させられる操作の一部として、各車両は中心線から部分的にオフセット(例えば図1及び図2を参照);(c)位置の交換;及び(d)車両の向きのオフセット。 本発明の実施形態は、位置を変え得る車両(特に、例えば先導及び後続車両)のグループ(対にされた車両、レースする車両組等)を可能にするので、乗客の車が一緒に留まり、また直列になければならない典型的な乗物システム、例えば乗客が先導車両にいることを望むことが多く、或いは先導又は付随車にいないのであれば、より良いショーを得たローラコースターと比べて、来場者が特定の車両にいることを望むことに関する過去の争点は低減する。 レースカー概念の幾つかの実施形態はまた、乗物のショーが、グループとしてより速く移動し、或いは位置をより速く交換し、或いは無軌道車両が再生し得ない互いに相対的な状態に向けられる能力など、多くの効果の幾つかに乗ずるために、その限界又は必要性を受け入れ得るならば、無軌道乗物システムよりも安価な解決策であり得る。

    更に、レース車両システムの実施形態は、来場者(例えば乗客又は乗り手)が、近接している車両の間において、影響される相互作用の競争(例えば、来場者のより優れた動作に基づいて、車両が車両に追い付き追い越す等)を、別個のシャシー上にある車両よりも、経済的、精密、且つ納得のいく方法で行うことを可能にする。 通過し或いはリードを保つ車両に影響を及ぼし得る例は、以下を限定することなく含む:一方の車両にいる来場者が、他の(複数の)車両にいる来場者を「越えてペダルを踏む」;一方の車両にいる来場者が、標的を射撃しつつより良好に得点を蓄積する;一方の車両にいる来場者が、より精確に雑学問題に解答する;一方の車両にいる来場者が、他の(複数の)車両にいる来場者を「越えて行動する」等。 この刺激又はセンサ等からの入力に応じて、制御装置又は制御システムは、支持アームの一部として又は独立して設けられる駆動アセンブリの駆動体即ち駆動機構(例えば、シャシー又は支持アーム台の駆動機構)を作動させる。 これはまた、純粋なショープラグラム又は劇的な物語効果を生じさせ又は起こさせ、例えば、コンピュータ、或いはコンピュータ又は電子機器のCPU/プロセッサによって作動されるコンピュータのメモリにあるショー/乗物プログラム等、制御装置又は制御システムにプログラムされる。

    更に、本発明の乗物システムは、より経済的な方法で、乗客/車両を選択的に特定の方向に向けさせ、或いは位置決めするように構成され得る。 例えば、車両は互いに近接する(例えば、来場者の手が届く安全運行範囲等と等しく又はそれよりも僅かに大きい比較的小さな隔離距離を有する)一方で、互いに異なる向きにあり(例えば、一方は60度偏走させられる一方で、他方は30度偏走させられる等)、来場者の手が届く安全運行範囲は、共通シャシー上において、単純な機械的解決策(例えば、本明細書に説明される支持アーム及び駆動アセンブリの使用)で維持され得るので、これはある程度は達成可能である。 車両の位置制御は、例えば信頼できる車載乗物制御システム等(例えば、ディズニーエンタープライゼスによって、その遊園地の乗物で行われるシンプレックス(Simplex)等)で、より容易に(また簡易且つ安価に)制御される。 車両対車両の位置変化が行われ得る一方で、単純な機械的解決策によって、安全隔離距離を維持するので、多軌道及びシャシー実現方法と比べて、制御は簡易化される。 これはまた、他のレース乗物構成よりも、車両間において、より大きな加速及びより高速の位置変化を可能にする。

    図3A〜図3Hは、図1及び図2のシステム100と同様に、直列位置を含む様々な位置に、一対のレース車両を選択的に位置決めする(即ち、いずれかの車両が先導車/付随車)ように構成されるレース乗物システム300の実施形態を示す。 図示されるように、システム300は、軌道アセンブリ(図示なし)と接触するために、車輪、ローラ等を備えた共通シャシー310を含む。 ステーション、ショー又は乗物プラットホームには、間隔があけられた半分即ち部分302及び316が設けられる。 システム300は、共通シャシー310から外方に延出する台312を含み、また台312は、例えばシャシー310の駆動体と共に回転するように構成され、或いは台312は、中心軸319の周りを回転するように選択的或いは制御可能に駆動或いはもたらされる駆動機構(又はシャシー310からの伝達機器)を含む。

    支持アーム314がシステム300に設けられると共に、台312に取り付けられる。 アーム314は、第1端316の付近において、取り付け要素即ち台326を介して取り付けられる車両324と、第2端318の付近において、取付要素即ち台322を介して取り付けられる車両320とを有する。 アーム314が、台312の機構によって、又は回転可能な台312と共に、その中心軸319の周りを回転させられた時に、車両320,324は、互いに対して、且つ軌道(又は走行方向)に対して位置決めされる。 図4〜図11を参照して説明されるように、駆動アセンブリは、典型的には、車両320,324の所望される向き(例えば、前端が両方とも前方に、又はショー要素に向かう(例えば、走行又は軌道方向から30〜90度))をもたらすために、アーム314の回転に応じて、取付要素322,326が回転させられるように、支持アーム314に設けられる。

    図3A及び図3Bは、支持アーム314を直列位置に備えたシステム300を含む。 直列位置は、ステーションでの乗車及び降車に有用であり、また、乗物の幾つかの共通するショー、シーン又は表示部に有用である。 更に、直列位置は、一方の後続車両が先導車両をドラフトしているレース部分、又は一方の車両が大きくレースに勝っている時を真似るために、レース乗物システム300において好ましい。 また、直列の位置決めは、追い越し車両が追い越される車両の前方に進む完全な追い越しを良好に真似る。 更に、直列位置の使用は、2台の競い合う車両が、トンネル等のような幅狭部分を通過するのを可能にするのに好ましい(例えば、乗物300にスリル及び危険な感覚を加えるために、トンネル又は幅が制限された部分に入る直前に、アーム314は迅速に直列位置に揺動させられ得る)。 図示される実施形態において、車両320は、それらの前端が前方を向いていると共に、それらの本体が概して、アーム314及び軌道(図示なし)の少なくともいずれかと直列であるように、アーム314と共に旋回する。 図3A及び図3Bにおいて、車両320が先導車であり、車両324は後続車又はドラフト車である。 しかしながら、これらの相対位置は、乗車、降車で、また軌道/コースの様々な位置での少なくともいずれかにおいて、切り替えられてよい。

    乗物システム300は、幅広い範囲の位置決めを支持しており、また図3C及び図3Dは、「移動準備」又は非直列位置(例えば、レース入れ替え又は乗車段階)を示す。 これは実際のところ、支持アーム314を選択された量だけ、中心軸319の周りを時計方向に(或いは他の場合では、図示される左側ではなく右側を通過するために、反時計方向に)回転させるために、制御装置又は制御システムによって、駆動体即ち駆動機構(例えばシャシー310又は台312にあるもの)の信号によって達成される。 再度、直列から移動/通過初期位置への移動は、車両320,324の機器(ペダル、I/O機器等)との乗り手の相互作用等、様々な入力によって、又はショー/乗物ディスプレイとの相互作用等の車両の外部で、又はプログラム(例えば、追い越しは、各乗物について特定の位置で一貫して/繰り返し、又は連続的な乗物毎に無作為/異なる状態で生じる筋書きが決められたレース)に応じて開始させられてよい。 このアーム314の回転は、両方の車両320,324を直列位置から移動させると共に、ドラフトしている又は後続している車両324を先導車両320の方に「前進」させる(例えば、車の前部等の各車両の先端の間の距離の大きさが減少させられる)。 また、本実施形態において、車両320,324は、軌道に沿って前方に「走行」し続けるように、(例えば、駆動アセンブリ(図3A〜図3Hには図示なし)による取付要素322,326の回転又は旋回によって)互いに対して等しい量だけ回転させられる。

    図3E及び図3Fは、乗物システム300のレースのより遅い段階即ち順列を示しており、後続車324は、先導車320を追い越そうとしている(或いは、車320は他の場合において、車324をちょうど追い越したところである)。 この位置は、アーム314が更に(例えば、図3Cに示される0〜20度から、図3Eに示される35〜60度まで)、例えば中心軸319周りにおける台312又は台312の駆動体/伝達機器の回転によって回転させられる。 これにより、車両320,324の相対位置が更に変更させられ、また本例において、後続車両324は(例えば、車両の前部の間の距離が更に減少するように)先導車両320に到達し或いは追い越す。 再度、車両320,324は、前方に、又は軌道/乗物300の走行方向に沿って向いたままであるように、取付要素即ち台322,326上で(例えば、互いにまたアーム314と同時に)回転させられる。 図3G及び図3Hは、2台の車両320,324の間における接戦レースを真似るために生じさせられ得る横並び位置(例えば写真判定、レースの同等地点、同一スタート地点等)を示しており、追い越し操作又は順列の折り返し地点を真似し、またシーンを見るために等、所望のショー/表示位置に乗客を置くことの少なくともいずれかを行う。 この位置は、アーム314を直列、移動、及び追い越し位置から、例えばシャシー(又は軌道)の走行方向と横断する位置まで更に回転させることにより達成され、例えば、約75から105度のオフラインである。 横並び位置から、車両320,324は、図3E及び図3Fに示される追越位置まで戻され得、或いは、以前に後続する車両324は、他方の車両320を追い越し続けると共に、その前方(例えば、追い越し位置、移動位置、又は図示される直列位置(又は車両320の他方側))に置かれる。

    概して、本発明の実施形態の一態様としては、乗物において2台又はそれ以上の競い合う又は競争させられる車両を物理的に支持及び位置決めするために使用される支持体は、共通の即ち単一のシャシーに旋回可能に取り付けられる。 更に、向きが制御され得、またいくつかの場合において、乗車の間に変更され得るように、車両はシャシー上の支持体と同時に回転又は旋回するのが望ましい(例えば、各車両は、乗車の間中、同じ向きを有し、少なくとも何台かの車両は、1台の車両が制御を失うと共に、その軸上を空転し、或いは2台の車両が異なるショーの特徴を見るために、異なる向きを有する等、異なる向きを有している)。 これは様々な方法で達成され得、また本発明は、特定の技術に限定されない。 概して、これらの機能は、支持体又は支持アームを支持している台を回転させ、或いは、アームの中心駆動部(例えばアームの歯車、プーリ等を駆動させると共に、典型的にはアーム又はアームハウジングと連結される台の中に又はそれを通して設けられる電気式、機械式、又は組み合わせ駆動又は伝達要素)を回転/旋回させるように作用する駆動体即ち駆動機構(例えば、台を支持すると共に選択的に回転させるように作用し、次には、アームの駆動要素と連結されてシャシーの上又は中に設けられる駆動装置)を含む駆動システム又はアセンブリを伴い達成される。 当該技術分野に属する者であれば、支持体又は支持体上の車両の駆動システム又はアセンブリについて、多くの実現方法を容易に理解できる。 しかしながら、本発明の選択的な回転/旋回即ち「位置決め」機能を提供するために、少なくとも2つの例証的な方法を説明すると有益である。

    図4〜図7は、支持アーム(又は、単に支持体)412を回転又は旋回させるために、ギアトレーン型駆動アセンブリ410を使用するレース乗物システム500を示す。 図4に示されるように、アセンブリ410は支持体412を含み、この支持体は長尺状ハウジング414を有する。 ハウジング414内には、入力駆動力を、本体即ちハウジング414を中心軸の周りで回転させ、また一対の車両を(互いにまたアームと同時に、また幾つかの場合において、同じ速度でまた同じ量だけ)回転させる力に変換するために、集合的に機能する一連の又は複数の歯車が設けられる。 図示される実施形態において、ギアトレーンベースの駆動アセンブリ410は、中心に位置決めされる駆動歯車420を含み、この駆動歯車420は、駆動軸即ちピン539を介して、駆動体即ち駆動機構536に連結され、これは次に、共通シャシー530に取り付けられる。 この場合、駆動機構536は、台538を支持すると共に選択的に回転させ、また駆動軸539は、この台に堅固に取り付けられる。 他の場合において、台538は、軸539を回転させるために駆動体を含み、また更に別の場合において、駆動機構536は、台538に設けられる伝達システム/機器を介して、回転を伝達する。 アーム412を駆動歯車420と共に回転させるために、本体414は、歯車420に、また幾つかの場合において、駆動軸539に取り付けられ又は連結される。 幾つかの好適な実施形態において、歯車420はシャシー530に堅固に取り付けられる。 アーム412が回転させられると、歯車424は、固定歯車420の周りを「移動」し、これにより、車両544及び540に堅固に取り付けられた歯車430及び432の回転が生じる。

    これら駆動入力の実施形態のいずれにおいても、支持体412は、図6において矢印620で示されるように、(例えば駆動体536等からの)入力駆動力によって駆動又は回転/旋回させられた時に、中心軸606の周りを回転する。 換言すると、矢印602は概して、アーム即ち支持体412全体が、駆動機構/アセンブリによって回転させられる一方、駆動歯車420は典型的には(しかし全ての実施形態についてではなく)所定位置に固定されたままであると共に回転しないことを示すように意図されている。 例えば、図5及び図6は、共通シャシー530又は乗物アセンブリ500の進行方向610を横切り位置決めされる支持体を示す。 図7は、直列位置において、軸606の周りの回転620後の支持体を示しており、支持アーム412は概ね、進行方向610と直列又は平行である。 レース乗物システム500は更に、取付要素即ち台542,546を介して、支持体に取り付けられる一対のレース車両540,544を含む。 支持体412が、図5及び図6に示される横断(又は幾つかの場合には直交)位置と、図7に示される直列位置の間で回転した時に、車両540,544もまた、即ち横並び(又は通過/移動位置)から直列位置(又は先導/ドラフト位置)に移動させられる。

    車両540,544を支持体412上において、一方向に配置するのではなく、駆動アセンブリ410は、図6及び図7の矢印624,628で示されるように、車両540,544を旋回/回転させるように構成される。 この車両540,544の旋回/回転624,628は、車両及びその乗客が、乗物又はシステム500の作動の間中(或いは少なくともその幾らかの部分において)、前方に或いは走行線610に沿って向いている等、所望の配向を有することを可能にする。 図4を参照すると、支持体412及び車両のこの同時回転は、ピン/軸416の周りで回転すると共に、(次にハウジング414に取り付けられる取付軸/ピン416において自由回転することが可能にされる)一対の中間歯車424によって中心駆動歯車に連結される一対の従動歯車430,432の連結を伴い達成される。 中間歯車424は、駆動歯車420の周りにおけるアーム412の回転に応じて回転し、これはシャシー530に固定される。 従動歯車430,432は、その歯が接触すると共に隣接する中間歯車424の歯と係合すると回転させられる。 車両540,544は、従動歯車430,432と共に回転する。 なぜならば、これらの歯車は、(歯車430,432の上面に取り付けられ得る)取付要素即ち台542,546を介して、車両540,544と堅固に連結又は固定されるからである。 アセンブリ410の歯車全ては、図示されるように同じ寸法であってよく、また、支持ハウジング414内において、自由に回転できるように位置決めされる。 当然のことながら、支持体414及び支持車両540,544の所望の回転を得るために、異なる歯車構成/トレーンが使用されてもよく、等しく寸法が決められた歯車は、各車両が同じ配向を有する(例えば、車がレースの間に前方を向いている)ように、車両540,544の類似する又は適合する同時回転又は旋回を獲得するのに有用である。 他の実施形態において、クラッチ及び他の機器は、一方の車両が、他方が回転することなく回転させられ、また一方の車両が他方に対して異なる配向を有する(例えば一方が方向610に対して零度の偏りにあり、また他方が45から90度又はそれ以上までの偏りを有する)ことの少なくともいずれかが可能であるように使用され得る。

    図5に示されるように、支持体412は、中心駆動歯車420が(例えば、駆動歯車がシャシー530に堅固に取り付けられている等)軸539及び台538上で支持されるように、乗物システム即ちアセンブリ500に取り付けられる。 乗物プラットホーム即ち構造体510は、2個の半分又は軌道溝/穴を備えて構成されており、また、そのプラットホームは、乗物システム500の作動の間に、台538が妨げられることなく通過するために、溝又は開口を含む。 プラットホーム510内において、共通シャシー530は、例えば車輪、キャスター、ローラ等534を伴い、軌道524上を走る。 軌道524は、プラットホーム510の穴/溝内において、支持体520及び軌道枠/梁522で支持される。 当然のことながら、図5〜図7の構成を備えた本発明を、唯一の有用な例で実施するために、多くの他の軌道/プラットホーム構成が使用されてよく、またこれらの図面は、軌道構成を示すためよりも、駆動アセンブリ410を支持及び駆動するために、共通シャシー530の使用をより示すために提供される。 システム500の作動の間に、シャシー530は(乗物設計の分野及び同様の技術分野に属する者に周知の多くの方法のいずれかで、シャシー530にもたらされる起動力を伴い)軌道524に沿って走行し、また支持体412及び支持される車両540,544は、軌道プラットホーム510のコースに沿って推進される。 駆動機構536は、台538を回転させるために選択的に作動させられ、これにより歯車420及び支持体412は、軸606の周りを回転620させられ、また同時に、歯車430,432及び取り付けられた車両540,544が回転624,428させられる。 このようにして、支持体412及び車両540,544は、機械式又は歯車ベース駆動アセンブリ410を使用して、図1〜図3の乗物システムについて示される位置に載置され得る。

    図8〜図11は、同様の数字を有するシステム500からの同様の構成部品を備えた別のレース乗物システム900を示す。 システム500と同様に、乗物システム900は、レース環境を真似るように適合させられており、車両540,544は、車が横並び又は(いずれかの車が先導又は後続であり、或いは走行線610のいずれかの側にある)直列状であるように、支持アーム812の中心軸の周りを360度選択的に位置決め可能である。 歯車ベースの駆動アセンブリ410に代えて、乗物システム900は、支持体812及び支持車両540,544を位置決めするために、駆動ベルト、ケーブル、又はチェーン、及びプーリを使用するように適合させられる駆動アセンブリ810を含む。 図示されるように、駆動アセンブリ810は、ハウジング814を備えた長尺状支持体即ち支持アーム812を含む。 ハウジング814において、アセンブリ810は、中心駆動部材即ちプーリ820を含む。 駆動歯車420と同様に、駆動プーリ820は、駆動軸即ちピン539に固定されると共に支持され、次には、駆動体即ち駆動機構536によって、選択的に位置決めされる旋回可能な台538に取り付けられる。 プーリ820(又は駆動軸/ピン539)もまた、支持体812が台538と共に移動可能であるように、ハウジング814に取り付けられる。 駆動機構536は、軌道524上に乗る共通シャシー510上に位置決めされており、ひいては、(例えば、シャシー530又は駆動機構536内等、車載で設けられる制御システムからの制御信号に応じて)駆動機構536によって画定される走行方向610に対するある位置にシャシー530がある状態で、支持体812は軌道プラットホーム510に沿って走行する。

    中心プーリ820は、2個の駆動ベルト、ケーブル又はチェーン831,833(又はチェーン等)を介して、2個の従動プーリ830,832に連結され、これら全ては、(例えば、台538の回転620に応じて)支持体812と共に移動するように、ハウジング814内に位置決めされる。 例えば、台538は、支持アーム812を図10に示される位置から、図11に示される位置まで移動させるように、中心軸の周りを回転620させられ得る。 典型的には、プーリ820は、シャシー530に堅固に取り付けられると共に回転しない。 次に、回転アーム814は、固定プーリ820及びプーリ830の間における相対移動を生じさせる。 しかし、幾つかの実施形態において、駆動プーリ820の回転は、駆動ベルト831,833を移動させるために使用され得、またそれに応じて、(ハウジング814から独立して移動し得るように取り付けられる)プーリ830,832は、それらの軸即ち取付軸の周りを回転する。 車両540,544は、ベルト831,833が(矢印1004,1008で示されるように)移動する時に、車両540,544が回転1002するように、取付要素542,546を介して、プーリ830,832に堅固に取り付けられる。 幾つかの実施形態において、プーリ830,832は、同じ寸法/直径を有すると共に、車両540,544に一貫した相対配向(例えば、走行方向610と平行等)を維持させるために、回転1002,1006が同時であるだけでなく、同じ又は略同じ大きさであるように、同様のベルト831,833によって駆動されるように選択される。 再度、システム500と同様に、プーリ830,832が独立して(又は同時ではなく)回転するのを可能にし、或いは(車両に異なるヨー/配向を有させるために)異なる速度で又は異なる量だけ回転するのを可能にするために、クラッチ及び他の機器が使用され得る。 また、3個のプーリ及び2個のベルト/チェーンが図示されているが、この駆動機器の分野に属する者であれば容易に認識できるように、アーム812を台538と(又は軸539と)共に回転させると共に、これにより、システム900の作動の間に、プーリ830,832を(車両540,544を選択的に旋回/回転させるために)所望の方法で回転させるという機能を達成するために、多くの他の形態が使用されてよい。

    上述から、回転可能/旋回可能な車両支持体を備えた乗物アセンブリ又はシステムの供給有効性が容易に理解され得る。 概して、これらアセンブリ又はシステムは、共通の(又は時として中心)回転軸の周りを旋回又は回転する支持体(長尺状支持アーム又はスパン梁等)を含む。 支持体は、軌道に沿って等、乗物システム内を移動させられ得るシャシー即ち本体に取り付けられ得る。 更に、2個又はそれ以上の車両(例えば、来場者又は乗客を運ぶための本体、ベンチ、座席アセンブリ等)は、支持構造体に取り付けられると共に、それによって物理的に支持され、また車両は、旋回又は回転可能に取り付けられる。 幾つかの場合において、車両又は乗客搬送体は、互いにまた支持体と同時に(例えば、それらの取付要素を貫通する軸の周りを、これらの軸は互いにまた支持体が周りを回転する共通軸と平行である)回転させられる。

    図1〜図11に示される用途に加えて、この旋回可能な車両支持体は、他の乗物構成の問題を解決又はそれに取り組むのに有益であり得る。 例えば、多くのテーマパーク又は遊園地において、新しい乗物及び3Dアトラクション及び映写セットの使用が増加している。 これらの乗物において、所望の観賞体験を提供するために、車両/運搬機器の全ての来場者を、仮想焦点と可能な限り近くに配置することが重要である。 残念ながら、これは極度に困難な乗物計画を生じさせかねず、スタジアムシアターの座席と同様な多段/レベルの座席等、来場者を理想的な座席位置に載置させるために、かなりの操作者費用及び高価な施設インフラの少なくともいずれかを必要とする。

    図12〜図14は、来場者1202を単一の高度において、水平面に載せるのを可能にする方法を提供するために、旋回可能な支持体概念を使用する乗物/車両システム1200の一部を示す。 次に、乗物の初期移動において、又はショー部分では、座席/座席を備えた車両は、来場者1202の眼をショーの設計された仮想焦点に又はその近くに位置決めする多段/レベルを備えたよりコンパクトな構成に移動させられ得る。 図12は、乗車/降車位置におけるシステム/アセンブリ1200を示す。 システム1200は、駆動体又は取付アセンブリ即ち機構1212を備えた支持体即ちスパン梁1210を含み、取付機構は典型的には(例えば、台又は駆動軸1410を介して)駆動機構に取り付けられ、駆動機構は(図示されていないが連結された)共通シャシー即ち本体に設けられると共に支持されており、来場者1202を乗物コース又は軌道の周りの様々な位置へ移動させると共に位置決めする。 駆動機構1212は、支持体即ちスパン梁1210に取り付けられると共に、図13の矢印1310及び図14の矢印1412に示されるように、支持体1210を中心即ち共通回転軸の周りで回転又は旋回させるように作動可能である。

    システム1200は更に、一対の車両即ち乗客搬送体1220,1225を支持体即ちスパン梁1210に取り付けるための取付要素1214,1216を含む。 更に、一対の駆動機構1215,1217は、取付要素1214,1216及び取り付けられた車両1220,1225を、取付要素1214,1216を貫通する軸(例えば、互いに、また駆動アセンブリ1212を貫通する中心又は共通回転軸と平行な軸(例えば、シャフト1214の軸))の周りで(例えば、同時に又は独立して)選択的に回転又は旋回させるように設けられる。 図12において、乗物システム1200は、車両1220及び1225の一つの高度での(或いは、2個の車両が直線に整列させられた)乗車/降車位置で示されている。 図14は、この同じ位置において、乗物システム1200の上面図を提供しており、車両1225は降車されており(又は未だ乗車させられておらず)、駆動機構(図示なし)による軸1410の周りにおける支持体1210(及び取り付けられた車両1220,1225)の回転1412を示す。 図13は、共通回転軸周りにおける回転1310の後に、ショー位置に至る乗物システム1200を示しており、車両1220,1225は、2つの高度に、又は2段に載置されるが、中心焦点が(例えば駆動アセンブリ1212を通る回転軸の近くに)もたらされ得るように、かなり狭い来場者形態に保たれる。 直立着座来場者位置を保つために、車両1220,1225はまた、(例えば、駆動機構1215,1217の作動により)それらの取付要素1214,1216の周りを回転/旋回1312,1316させられる。 典型的には、この回転1312,1316は同時に行われ、また全体即ち梁回転1310と同時に行われる。

    スパン梁及び回転可能な車両の組み合わせによって提供される駆動アセンブリ/システムは、コンパクトな乗物形態を可能にしつつこれまでのレベルの乗車を維持する。 この目的を達成するために、システム1200及び駆動システムは、乗物への乗車/発送後に、ゴンドラ又は車両を積み重ねるための機構を提供する。 図示されるシステム1200は、(例えば、機構1215,1217を備えた)2個のモータ歯車箱策を提供し、ゴンドラ/車両1220,1225の同時回転をもたらすことが望ましい時に、同期制御が提供される。 (例えば、図面に示される位置での)走行端部において、正の戻り止めプランジャ又は他の機器が、ゴンドラ/車両1220,1225をスパン梁/支持アーム1210に対して係合させると共に、その運動を阻止するために含まれてよい。 機構1215,1217は、図12に示される乗車/降車形態から、図13に示される乗物/ショー形態(又はその反対)への再構成の間に、座席を実質的に水平に維持するように、座席1220,1225を中心枢軸1212と反対側に割り当てる反回転モータであってよい(が、幾つかの乗物は、ショー/乗物要素として、独立した又は非同期の運動1312,1316を使用し得る)。 システム1200の一実施形態において、再構成又は選択的な位置決めは、単一の中心軸回転を介して達成され、座席/車両1220,1225は、機械式連動装置(例えば、座席1220,1225及び中心軸1212及び取り付けられたアーム1210の間に1対1の回転をもたらし得る図1〜図11に示されるもの等)と連結されている。 同様に、図1〜図11に示されるシステムは、支持体に取り付けられる2個又はそれ以上の車両を駆動するために、同期モータ又は他の駆動機構を使用するように変更されてよい。

    図12〜図14のシステム1200は、本発明の概念が、2台の車両の間における単に純粋なレース以上に有用であることを示すのに有益である。 代わりに、水平面だけでなく、システム1200で示されるような垂直又は略垂直面への車両の選択的な位置決めをもたらすために、本概念が使用されてよい。 また、共通シャシーと合わせての移動を伴う選択的な位置決めの概念は、複数の車両に拡張され得る。 例えば、図15は、別の実施形態の「レース」乗物システム1500を示す。 本実施形態1500において、軌道1510が供給され、軌道1510は、例えば軌道1510の上又はそれに接して進む電動ローラ等によって、軌道に沿って移動し得る共通シャシー1520を支持する。 駆動歯車/プーリ1524は、シャシー1520から外方に延出し、またシャシー1520は、(図1〜図14等に詳細に説明されるように)この歯車/プーリ1524の駆動体即ち駆動機構を含み、又は備える。 スパン梁即ち支持体1530は、駆動歯車/プーリ1524に取り付けられると共に、シャシー1520上で360度まで回転するように、歯車/プーリ1524の軸周りを選択的に旋回又は回転させられる。

    梁1530の各端部に取り付けられる単一の車両に代えて、システム1500は2個の付加的な即ち端スパン梁/支持アーム1540,1560を備えて構成される。 これらアーム1540,1560は、対向する端部1534,1538の近くで、主支持アーム1530で支持されると共に、(例えば、中心軸又はその付近で)一対の従動歯車/プーリ1535,1539(例えば、図1〜図11等を参照して説明される駆動アセンブリの従動部)に取り付けられる。 アーム1540,1560は、アーム1530と、また互いに同時に等、歯車1535,1539の周りを選択的に回転させられる(又は、これらは独立して回転させられ得、或いは、一方がアーム1530と共に回転させられる)。 一実施形態において、従動歯車1535,1539もまた、対応するアーム1540,1560に設けられる駆動アセンブリの中心駆動歯車である。 このようにして、アーム1540,1560各々は、一対の車両(1550,1554)及び(1570,1572)の対向端部(1542,1544)及び(1562,1566)を支持し得、枢軸又は従動歯車対(1543,1545)及び(1563,1567)は、従動及び駆動歯車1535,1539に応じて、車両を回転させるために使用される。 システム1500は、支持体及び支持される車両の、1個、2個、3個、又はそれ以上の駆動アセンブリによる選択的な回転が、共通シャシーを備え単一軌道/軌道アセンブリに沿って走行する2個、3個、4個、又はそれ以上の車両のレース又は選択的な位置決めのために使用され得ることを示すのに有用である。

    乗物システムの他の形態は、図16〜図18に提供されており、図示は、共通シャシーを備えて回転する又は位置決め可能な車両を提供するための例証的な構成を示す。 図16において、システム1600は、軌道1610を含み、その上で、共通シャシー1614は支持されると共に、走行方向に進む。 4個の車両が来場者に対して提供されており、シャシー1614は、支持体1620を軌道1610と離れて位置決めするために、一対の延長部1616を含む。 延長部1616は典型的には、(ギアトレーン又はプーリアセンブリ等の他の実施形態で説明されるように)支持体1620の駆動アセンブリを選択的に作動させるために、駆動体即ち駆動機構(図示なし)をその端部1618の近くに含む。 支持体1620は、延長部1616を横切り、端部1618を貫通する軸の周りを回転させられる。 支持体1620の端部1622,1624において、車両1624,1628は要素1623,1625に取り付けられ、車両1624,1628の所望の配向をもたらすために、選択的に回転させられる(例えば、互いに、また支持体、アーム、又は梁1620の回転1619と同時に回転させられる)。

    図17に示される類似するが異なる実施形態1700において、シャシー1714は、軌道1710上を走る。 支持アーム1720は、シャシー1714の駆動体即ち駆動機構によって駆動される時に、駆動軸即ち取付要素1718の周りを、例えば軌道1710を横切って(或いは直交すらして)延出する軸の周りを回転1719する。 アーム1720は典型的には、車両1728,1729が、支持アーム1720の端部1722,1724において、取付要素1723,1725の周りを回転させられるように、駆動アセンブリ(ギアトレーン/プーリアセンブリ等)を収容する。 システム1700は、4個の車両を、軌道1710に対して異なる水平面に選択的に位置決めするのに有用であり、また支持アーム対は、合わせて又は独立して回転し得る。

    図18に示される更に別の実施形態において、軌道1810は、軌道1810から離れて下方に突出する延長要素1816を有する共通シャシー1814を支持する。 システム1600,1700と同様に、駆動機構(図示なし)は、延長部1818の端部1818に設けられており、また支持アーム1820は、例えばアーム1820の駆動歯車又はプーリに連結される回転可能な軸を介して取り付けられる。 アーム1820は、軌道又はシャシー1814の走行方向と平行な軸の周りを回転1819させられる。 支持体1820の端部1822,1824において、旋回可能/回転可能な取付要素1823,1825は、(例えば、取付要素1823,1825が、上述されたように、連結された従動歯車/プーリによって回転させられた時に)車両1828,1829を回転又は旋回させるために設けられる。

    本発明は、一定の詳細程度で説明及び図示されているが、当然のことながら、本開示は、一例としてのみなされるものであり、部品の組み合わせ及び配置における多くの変更が、以下に請求されるような本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、当該技術分野に属する者によって訴えられ得る。 例えば、支持体即ちスパン梁は、典型的には、比較的長尺状の部材として示されていた。 他の実施形態において、支持体は、多角形、円板等の多くの異なる形状を有してよい。 また、各支持体は、典型的には、同時に又は少なくとも部分的に独立して回転させられる一対の車両を支持するように使用されて示されていた。 しかし、他の実施形態において、3個又はそれ以上の車両は、共通シャシーに支持されると共に、支持体と共に、且つそれらの取付点又は取付要素を貫通する軸の周りを回転させられるように、支持体に設けられると共に、収容された駆動アセンブリに連結される。 取付点は当然、中心に又は偏心して配置され得る。 また、車両は乗客用の座席を備えて示されているが、車両は、この乗客を受け入れ得ることのみを必要としており、また所望される状態及び位置に制限され得る(例えば、来場者/乗客は、よりかかった姿勢で直立してよく、横たわり又はよりうつむいた姿勢にあってよい)。

    典型的な乗物操作の間に、本発明のレース乗物システムは、多様な制御システム(例えば、乗客インプット又は乗物構成部品との相互作用に応じるもの等)を備えて構成されてよく、制御システムは、支持体(又は複数の支持体)をその軸周りで移動させ、また車両をそれらの取付要素及び軸の周りで移動させるために、駆動機構を選択的に作動させる。 支持体及び車両の回転速度は、本発明を実施するために、幅広く変更されてよい(例えば、絶叫、ペダル踏み、行動等、来場者の相互作用(又は2個又はそれ以上の車両の間における来場者が影響させる相互作用の競争)に応じるために、比較的遅くてよく、或いは、迅速な通過をもたらし、又は、興奮/スリルを加えるために、洞穴壁などの乗物構造体を回避するように、比較的迅速であってよい)。 幾つかの実施形態において、支持体は、車両が直列状であるように、(乗車及び降車において、乗物の狭い部分において、また通過/位置交換の前及び後等)走行方向に整列させられる。 支持体は典型的には、車両が、直列位置において先導から後続へ、又は横並び配置において一方側から他方側に位置を交換するのを可能にする。 乗物システムは、車両が支持体の取付要素に旋回可能に取り付けられた時に、固定された車両間隔をもたらすように適合させられる(取付要素は、歯車、プーリ、電気モータ等の駆動アセンブリ構成要素によって回転/旋回させられる)。

    記載される機械式連動装置(ギアトレーン、ベルト、チェーン等)に加えて、本発明の全ての実施形態は、制御システム或いは液圧又は空気圧式配管及びマニホルドの少なくともいずれかと連結される同期式電気、液圧、又は空気圧モータ(又はそれらの組み合わせ)を伴い実現され得る。 また、車両を移動させるために上述された相互作用の理由に加えて、予め定められた又は適当なプロフィールに従って、車両を移動させる予めプログラムに定められた話の部分が存在し得、この事前プログラム化には、乗物アセンブリから離れたまたその上の少なくともいずれかである制御システムによってアクセス又は作動させられるソフトウェア及びハードウェアのすくなくともいずれかが提供され得る。 駆動アセンブリは、図面を参照して説明される実施形態の殆どに記載されるように、能動的であってよい。 しかしながら、発明者は、幾つかの好適な実施形態では、受動的駆動アセンブリを使用し得ると理解している。 受動的駆動システムは、車両/システムが、それら自体の質量/重力の中心及び重力の力に従って回転するのを可能にする自由旋回軸受又は他の構造体/構成要素を有してよい。 別の変形例としては、主要支持体又は支持アームの旋回点が、(図面に概して示されるように)中心に配置されてよく、或いは中心から外れて(偏心して配置されて)よい。

    本明細書に説明される多くの構成部品に対する特定の作動パラメータ及び仕様は、あまりにも多く、また、所望される乗物構成又は効果をもたらすために、幅広い範囲に亘り変化し得る。 しかしながら、上述される特徴/態様を組み入れている例証的であるが非限定な乗物システムの機械工学的及び作動的の少なくともいずれかであるパラメータ又は特性を提供すると有益である。 例えば、乗物速度は、毎時約0から161キロメートル(0から100マイル)まで変化し得ると共に、車両の重量は、車両毎における乗客数に応じて変化し、約272キログラム(600ポンド)の乗客毎車両重量の典型的な比率を伴う(例えば、2人乗り車両は、約544キログラム(1200ポンド)の重量を有する)。 シャシー、支持アーム、駆動アセンブリ、及び他の構成部品は、特定の又は最悪の場合のコース又は軌道プロフィールを参照して、これらの車両速度及び重量に対して設計され得、また予期されるように、駆動機構に必要とされるトルク又は入力の量は、車両重量及び他の要因に応じて、著しく変化し得る。 支持体又は支持アームの回転速度は、典型的には、毎分約0から16回転までに及ぶ。 支持体長さ即ちスパンは、車両の形状/寸法、及び乗物が利用できる空間又は不動産の量に応じて変化し得るが、典型的には、この長さは、車両台から車両台までで測定された時に、約1.9メートルから9.1メートル(6から30フィート)に及ぶ。

    本発明の乗物システムの変形物又は他の実施形態の更なる例として、乗物システム即ちアセンブリ1900を例証するために、図19〜図21が提供され、車両は、車両が互いに平行に留まらないように、支持アーム上を移動又は回転させられ得る。 例えば、(少なくとも特定の作動状態において)各車両を独立して位置決めし、或いは(多くの他の図面に示されるように)平行から相対位置に少なくとも変化させるべく、一方の車両が異なる速度又は量で回転するように、車両が独立して回転されまた構成されることの少なくともいずれかであるように、駆動アセンブリは構成され得る。 これらの実施形態は、独立車両本体配向乗物システム又はアセンブリとして考えられ得、またこの実施形態は、乗客のショー観賞を最適にし、ショー要素と、近接/隣接車両及びそれらの乗り手の少なくともいずれかの間における相互作用を増加させるために使用され得る。

    図19に示されるように、乗物アセンブリ1900は、所定長さの乗物/アトラクションプラットホーム1910に沿って延出するスクリーン又はショー壁1905を含む。 ビデオ又は他のショー要素は、面1908の上又はその近くに表示され得、それ故、乗客を表示されたショー要素に向けさせるために、経路1912(又は台1922を支持する乗物プラットホーム1910の間隙)に沿って通過する車両を回転させるのが好ましい。 軌道1912の経路はカーブさせられているので、車両がコーナ/カーブの周りを走行する時に、車両の向きを変えるのが好ましく、また幾つかの場合において、壁/スクリーン1905上のショー面1908の特定部分により直接的に対向するように、各車両が独立して配向されるのが好ましい。 この目的を達成するために、乗物アセンブリ1900は、プラットホーム1910の下側に位置決めされると共に、軌道/レール(図示なし)に沿って矢印1924に示されるように移動する乗物シャシー1920を含む。 台1922は、シャシー1920から支持アーム即ち台1930まで延出する。 上述されるように、支持アーム1930は、一対の車両1940,1950を位置決めして、例えば、シャシー1920に対する、また車両の相互位置を調整するように、台1922の中心軸周りを回転し得る(又は回転させられ得る)。

    付加的に、各車両1940,1950は、互いに独立して(或いは少なくとも異なる速度/量で)回転させられ得る。 これは、図19において、システム1900に示されており、シャシー1920は、カーブさせられた経路/溝1912に沿って走行している。 支持アーム1930は、車両1940,1950において、鑑賞者/乗客の観賞位置の第1調整をもたらすために、シャシー1920に対して非平行位置に回転させられる。 しかし更に、車両1940,1950は、各車両1940,1950の前方をショー面1908に対して向けるために、(例えば、車両1940,1950の前部が、面1908とより平行であるように、しかし多くの他の構成/位置が提供され得る)異なる量だけ回転させられる。 この独立回転/位置決めは、回転/位置決め領域1941,1951(例えば、車両がアーム1930の取付位置の周りを回転する時に、車両本体によって走行される円形領域又は他の領域)を伴い示されており、矢印1942,1952は、走行が時計方向、反時計方向、又は両方向であってよいことを示している。 アーム1930上での回転は、前述されたように実行/制御されてよく、また幾つかの実施形態において、駆動アセンブリは、独立した回転をもたらすために、別個の駆動アセンブリ/モータ(例えば、非歯車/プーリ取付、又はこれらは、自由旋回等を行うために、一時的に中立に載置され得る)を含み得る。

    図19の乗物システム又はアセンブリ1900は、乗客をショーに対向させ、又は一方の車両を他方の車両の邪魔にならないように移動させるように、空間内における車両/来場者位置に基づいて、所望されるショー観賞のために、車両本体1940,1950が独立して回転させられるのを可能にする(例えば、それ故、他方の車両及びその乗客を介して、ショーを観賞する必要がない)。 例えば、車両の軸は、ショー面1908と直交し得る。 他の場合において、回転1942,1952は、視点を移動させる(3D)ために乗り手/乗客を整列させ、又は車両毎に視野を異ならせ、又はショーを異ならせるために乗り手/車両を整列させるように実行され得る(例えば、図19に示される構成と対照的に、車両は、乗物の乗客によって享受される毎に変化し得るショー/乗物体験をもたらすように、ショーに対して異なる角度で載置及び保持され得る)。 幾つかの実施形態において、車両1940,1950の回転1942,1952は、車両の乗客によって制御及び開始の少なくともいずれかが行われ、またこの実施形態において、回転は典型的には、各車両について異なる。

    図20は、乗物経路1912の異なる部分に沿った乗物システム1900を示す。 この位置において、乗物システム1900は、車両1940,1950を別の向きに載置するように作動させられ、車両は独立して、或いは少なくとも異なる方向に(例えば、一方は時計方向1942に、また他方は反時計方向1952に(或いは一方はより速い速度で等))回転させられる。 このようにして、乗客のグループ相互作用は、異なる車両1940,1950の乗客が、対向する又は視線が合う向きに載置される時に、増加又は促進される。 このような配向は、乗車の開始時等、競争する来場者「チーム」を見るために、或いはバトル型乗車の間等、乱戦状況を生じさせるための乗車の間において、乗客が互いを見るのを可能にするために、乗物において使用され得る。 他の場合において、図20に示されるような位置決めは、(例えば、ショー要素を車両1940,1950の一方又は両方の背後に置くことにより)一方(又は両方)の車両1940又は1950を、他方の車両の見晴らしのきく点又は視点からショーに置く。

    図21は、乗物の更に別の長さ又は部分における乗物アセンブリ1900を示しており、車両を備えた2個の異なる組(この場合では対)は、2つの作用をもたらすために、異なって回転させられる。 図21の左下のコーナにおいて、車両1940,1950は、互いに反対側を向くように独立して(又は、少なくとも異なる方向に又は異なる速度で)回転させられ、車両の乗客は、自らの背中を互いに向けている。 このような位置は、ショー要素又は部分をより詳細に又は個人的に思わせるように、他方の車両が消えるように思わせることが好ましい(例えば、ショーは、軌道の両側に提供されるならば、単一の車両の乗り手にのみ提示される)。

    車両2140,2150の別の対は、支持アーム2130の回転領域/経路2151,2141において、独立して回転2142,2152させられる。 支持アーム2130は、台2122に取り付けられ、次に、矢印2124で示されるように、乗物プラットホームに沿って走行するシャシー2120上で支持される。 この場合、アーム2130及び車両2140,2150は、車両が横並びであると共に、平行配置にあり、両方が走行方向2124を向いているように回転させられる(しかし、幾分平行又は横断方向から外れており、また後方又は走行方向2124から離れる方向を向いていることの少なくともいずれかであってよい)。 他方の車両2140又は2150を視野から消失させるために、壁又はブラインド2170が、車両2140,2150の間に位置決めされる。 ブラインド又は壁は、上方から吊り下げられてよく、アーム2130が非接触又は最小接触で通過するのを可能にするために、プラットホームの近くに間隙が設けられる。 このようにして、各車両において、乗客の体験は異なり、また相互作用は、視認及び非視認を交互に行う等、必要に応じて制御され得る。

    当然のことながら、乗物アセンブリ及びシステムに対して本明細書に説明される概念は、テーマパーク、遊園地、又は他の娯楽施設で提供され得る略いずれのタイプの乗物にも良好に適する。 上述されるように、乗物アセンブリは、乗り手の体験を増大させると共に、車両及び乗客の位置決めを制御するために、ローラコースターの設計及び施設に極めて有用である。 記載される概念はまた、典型的なダークライド(Tレイル等)、無軌道乗物/アトラクション、ロボットプラットホームベースの乗物、回転木馬、観覧車車輪型乗物、ボート及び他の「水中」乗物等での実行に良好に適している。 他の場合において、これらの乗物タイプの組み合わせは、本発明の乗物アセンブリで使用されてよい。 例えば、記載される乗物アセンブリは、コースをたどるダークライドで使用されてよく、推進機構は、非車載駆動体を備えたローラコースターに、又はそれに類似して設計される。

    詳細に説明及び図示されるように、車両はしばしば、実質的に平行な位置に保たれ、また同時に駆動されてよい。 しかし他の場合において、車両本体は、車両を異なる回転角度に載置するために回転させられてよく、当然のことながら、これもまた本特許に含まれることが確認される。 また、本説明全体で記載されるように、機械式のもの(例えば歯車、ベルト/プーリ等)以外に、本発明の実施形態において、同時、相違、及び独立の少なくともいずれかである車両の所望の回転をもたらすために使用され得る他の機械化又は駆動アセンブリが存在する。 例えば、これら他の機械化は、車両本体毎に電気駆動体、また共通シャシー回転連結のための電気駆動体の少なくともいずれかを含んでよい。

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