Object accelerator and decelerator

申请号 JP21867197 申请日 1997-08-13 公开(公告)号 JPH11476A 公开(公告)日 1999-01-06
申请人 Stanley J Checketts; スタンリー、ジェー、チェケッツ; 发明人 CHECKETTS STANLEY J;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a method for accelerating and decelerating a player on an amusement vehicle. SOLUTION: A piston 3 is slidably mounted in a housing hole 2. A cable 9 connected to the piston 3 passes through the housing hole 2, a first aperture 4 near a first end of housing 1, round a first pulley 14, along the outer face of housing 1, through a second aperture 6 near a second end of housing 1, again through the housing hole 2, enters into the piston 3, and the second end of cable 9 is connected to the first end of cable 9. A carrier 9 is combined with the cable 9 such that the carrier 16 is positioned near the second end of housing 1 when the piston 3 is close to the first end of housing 1. Pressure gas is introduced into the housing hole 2, near the first end of housing 1, or near the second end of housing 1.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】第1末端近くに第1アパチュアを有し第2
    末端近くに第2アパチュアを有する孔を含むハウジングと、 前記ハウジングの孔の中に滑動自在に取り付けられたピストンと、 単数または複数の物体を取り付ける事のできるケーブルであって、前記ケーブルはその第1末端がピストンに取り付けられ、次にハウジングの第1末端に近い前記ピストンの側面からハウジングの孔に沿って進み、前記第1
    アパチュアを通過してハウジングの外側面にそって進み、前記第2アパチュアを通り再びハウジングの孔にそって進んで前記ハウジングの第1末端と反対側のピストン側面からピストンの中に入り、また前記ケーブルの第2末端がこのケーブルの第1末端に結合されるようになされたケーブルと、 前記ハウジング第1末端の近くにおいてハウジングに対して連接されて前記ハウジングの孔と連通し、圧搾ガスを孔の中に導入してピストンをハウジングの前記第2末端に向かって押し、従ってこのケーブルに取り付けられている単数または複数の物体をハウジングの第1末端に向かって押してこの物体をハウジングの第1末端から所望の距離に到達させる第1導入弁と、 前記ハウジングの第1末端の近くにおいてハウジングに対して連接されハウジングの孔と連通する減速制御弁であって、この減速制御弁は、その完全開放位置において膠着した場合にこの減速制御弁とハウジング第1末端との間のガス量がピストンを緩衝停止させるのに十分となる程度に前記ハウジングの第1末端から離間され、また前記減速制御弁は物体の所望の下降速度を生じるような速度でハウジングの孔からガスを脱出させるように調整された減速制御弁とを含む事を特徴とする物体加速減速装置。
  • 【請求項2】前記ハウジングの第2末端近くにおいてハウジングに対して連接され前記ハウジングの孔と連通し、前記ケーブルに取り付けられた物体がハウジングの第1末端から所望の距離に到達した時に圧搾ガスをハウジング孔の中に導入してピストンをハウジングの第1末端に向かって押す事により、前記物体をハウジングの第2末端に向かって押す第2導入弁と、 前記ハウジングに連接され前記第1導入弁と前記第2導入弁との間においてハウジング孔と連通した排気弁であって、この排気弁はピストンがこの排気弁に向かって移動する際にハウジング孔からガスを排出するために開かれ、ピストンがこの排気弁を通過する際およびピストンが排気弁から離間運動する際に閉鎖されて、噴入されたガスの全作用を生じる排気弁とを含み、 前記減速制御弁は、ピストン、従ってこれに連結された物体を孔の第1末端の中のガスの圧搾と膨張によって跳ね返らせようとする場合に閉鎖状態に保持され、また減速制御弁は、ピストンがハウジング第1末端に向かって運動している時にこのピストンの運動、従って物体の運動を停止させようとする場合にピストン、従って物体の跳ね返りを最小限に成すように調整される事を特徴とする請求項1に記載の物体加速減速装置。
  • 【請求項3】前記ハウジングの第2末端近くにおいてハウジングに対して連接され前記ハウジングの孔と連通し、前記ケーブルに取り付けられた物体がハウジングの第1末端から所望の距離に到達した時に圧搾ガスをハウジング孔の中に導入してピストンをハウジングの第1末端に向かって押す事により、前記物体をハウジングの第2末端に向かって押す第2導入弁を含み、 前記減速制御弁はピストン、従って単数または複数の物体をハウジング孔の第1末端の中のガスの圧搾と膨張によって跳ね返らせようとする場合に閉鎖状態に保持され、また前記減速制御弁は、ピストンがハウジングの第1末端に向かって運動している時にピストン、従って物体の運動を停止させようとする場合に、単数または複数の物体の所望の下降速度を生じるような流量でガスを脱出させ、ピストン、従って物体の跳ね返りを最小限に成すように調整される事を特徴とする請求項1に記載の物体加速減速装置。
  • 【請求項4】前記ハウジングの第1末端と前記ハウジングの第2末端との間の第3アパチュアを含み、 前記ピストンが前記第3アパチュアにむかって運動する際にこの第3アパチュアを通してガスを排出し、ピストンとハウジングの第2末端との間に相当量のガスが残存する程に急速にピストンが前記第3アパチュアを通過するような速度でピストンをハウジングの第2末端にむかって押し従ってケーブルに連結された物体をハウジングの第1末端にむかって押すように前記第1導入弁が圧縮ガスをハウジング孔の中に急速に導入し、またシステムの動エネルギーはその消失までの間にピストンがハウジングの第2末端中のガスを圧縮する程度に大であり、またハウジングの第2末端中の圧力がハウジングの孔に対して平行にハウジングの第2末端にむかって移動する物体の重量成分と結合されてピストンをハウジングの第1
    末端にむかって押し、このようにしてガスの圧縮と膨張が再び生じ、 前記減速制御弁はピストン、従って単数または複数の物体をハウジング孔の第1末端の中のガスの圧搾と膨張によって跳ね返らせようとする場合に閉鎖状態に保持され、また前記減速制御弁は、単数または複数の物体の所望の下降速度を生じるような流量でガスを脱出させ、ピストンがハウジングの第1末端に向かって運動している時にピストン、従って物体の運動を停止させようとする場合にピストン、従って物体の跳ね返りを最小限に成すように調整される事を特徴とする請求項1に記載の物体加速減速装置。
  • 【請求項5】さらにハウジングに取付けられハウジングの第1導入弁とハウジングの第2末端との間においてハウジング孔と連通した排気弁を含み、前記排気弁はピストンがこの排気弁にむかって移動する際にハウジング孔からガスを排出するために開かれ、ピストンが前記排気弁を通過してハウジングの第2末端に移動する際に閉鎖され、またピストンをハウジングの第1末端にむかって移動させ物体を下降させるためにピストンとハウジングの第1末端との間のガスを脱出させる事が望ましい場合に開かれ、 前記減速制御弁は前記排出弁よりも前記ハウジングの第1末端に近く配置され、また前記減速制御弁は、ピストンがハウジングの第1末端にむかって走行する際にピストンが排気弁に到達するやいなやハウジング孔からガスを脱出させるように調整される事を特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載の物体加速減速装置。
  • 【請求項6】さらにケーブルが第1アパチュアからハウジングを出た後にしかしながらハウジングの外側面にそって進む前にこのケーブルが掛け回される第1プーリと、 前記ケーブルがハウジングの外側面にそって進行した後にしかしながら第2アパチュアを通してハウジング孔の中に入る前に前記ケーブルが掛け回される第2プーリと、 単に物体に対して直接に連接されたケーブルではなく、
    単数または複数の物体を保持するキャリヤであって、このキャリヤはピストンがハウジングの第1末端近くにある時にこのキャリヤがハウジングの第2末端近くにあるように、従って前記キャリヤはピストンがハウジングの第2末端の近くにある時にハウジングの第1末端の近くにあるようにケーブルに対して取付けられたキャリヤとを含む事を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の物体加速減速装置。
  • 【請求項7】第1導入弁または第1導入弁と第2導入弁とに連接され連通した圧下ガス容器と、 大気から空気を取りこの空気を圧縮し圧縮された空気を前記圧下ガス容器に供給するため前記容器に取付けられ連通した圧縮器と、 前記ハウジングの前記第2末端のハウジング孔の容積を増大して、ピストンがハウジングの第2末端から移動する際にこの第2末端においてハウジング孔の中のガス圧が低下する傾向を低減させるため、前記ハウジングの第2末端に接続された延長部とを含む事を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の物体加速減速装置。
  • 【請求項8】さらに排気弁の再開前にまたは再開後においてもキャリヤを保持してプレーヤの予感を増進するために、ハウジングの第1末端近くにおいてハウジングに連接された保持手段を含む事を特徴とする請求項6または7に記載の物体加速減速装置。
  • 【請求項9】さらに排気弁の再開前にまたは再開後においてもキャリヤを保持してプレーヤの予感を増進するために、ハウジングの第1末端近くにおいてハウジングに連接された保持手段を含む事を特徴とする請求項8に記載の物体加速減速装置。
  • 【請求項10】大気から空気を取り、この空気を圧縮し、圧縮空気を前記圧下ガス容器に供給するため前記圧下ガス容器に取付けられ連通された圧縮器を含む事を特徴とする請求項7に記載の装置。
  • 【請求項11】第1末端近くに第1アパチュアを有し第2末端近くに第2アパチュアを有する孔を含むハウジングと、 前記ハウジングの孔の中に滑動自在に取り付けられたピストンと、 単数または複数の物体を取り付ける事のできるケーブルであって、前記ケーブルはその第1末端がピストンに取り付けられ、次にハウジングの第1末端に近い前記ピストンの側面からハウジングの孔に沿って進み、前記第1
    アパチュアを通過してハウジングの外側面にそって進み、前記第2アパチュアを通り再びハウジングの孔にそって進んで前記ハウジングの第1末端と反対側のピストン側面からピストンの中に入り、また前記ケーブルの第2末端がこのケーブルの第1末端に連結されるようになされたケーブルと、 前記ハウジング第1末端の近くにおいてハウジングに対して連接されて前記ハウジングの孔と連通し、圧搾ガスを孔の中に導入してピストンをハウジングの前記第2末端に向かって押し、このケーブルに取り付けられている単数または複数の物体をハウジングの第1末端に向かって押してこの物体をハウジングの第1末端から所望の距離に到達させる第1導入弁と、 前記ハウジングの第2末端近くにおいてハウジングに対して連接され前記ハウジングの孔と連通し、前記ケーブルに取り付けられた物体がハウジングの第1末端から所望の距離に到達した時に圧搾ガスをハウジング孔の中に導入してピストンをハウジングの第1末端に向かって押す事により、前記物体をハウジングの第2末端に向かって押す第2導入弁と、 前記ハウジングに接続され前記第1導入弁と前記第2導入弁との間においてハウジング孔と連通した排気弁であって、この排気弁はガスをハウジングの孔から排出させようとする場合に開かれる排気弁と、 ハウジングに対して連接され前記ハウジングの第1末端の近くにおいてまた前記排気弁よりも前記ハウジングの第1末端に近くでハウジングの孔と連通する減速制御弁であって、この減速制御弁は、その完全開放位置において膠着した場合にこの減速制御弁とハウジング第1末端との間のガス量がピストンを緩衝停止させるのに十分となる程度に前記ハウジングの第1末端から離間され、前記減速制御弁は、ピストン、従ってこれに連結された物体を孔の第1末端の中のガスの圧搾と膨張によって跳ね返らせようとする場合に閉鎖状態に保持され、また前記減速制御弁は物体の所望の下降速度を生じるような速度でハウジングの孔からガスを脱出させるように調整され、また減速制御弁は、ピストンがハウジング第1末端に向かって運動している時にこのピストンの運動、従って物体の運動を停止させようとする場合にピストン、従って物体の跳ね返りを最小限に成すように調整される減速制御弁と、 ケーブルが第1アパチュアからハウジングを出た後にしかしながらハウジングの外側面にそって進む前にこのケーブルが掛け回される第1プーリと、 前記ケーブルがハウジングの外側面にそって進行した後にしかしながら第2アパチュアを通してハウジング孔の中に入る前に掛け回される第2プーリと、 単に物体に対して直接に連接されたケーブルではなく、
    単数または複数の物体を保持するキャリヤであって、このキャリヤはピストンがハウジングの第1末端近くにある時にこのキャリヤがハウジングの第2末端近くにあるように、従って前記キャリヤはピストンがハウジングの第2末端の近くにある時にハウジングの第1末端の近くにあるようにケーブルに対して取付けられたキャリヤと、 第1導入弁と第2導入弁とに連接され連通した圧下ガス容器と、 大気から空気を取りこの空気を圧縮し圧縮された空気を前記圧下ガス容器に供給するため前記容器に取付けられ連通した圧縮器と、 前記ハウジングの前記第2末端のハウジング孔の容積を増大して、ピストンがハウジングの第2末端から移動する際にこの第2末端においてハウジング孔の中のガス圧が低下する傾向を低減させるため、前記ハウジングの第2末端に接続された延長部と、 排気弁の再開前にまたは再開後においてもキャリヤを保持してプレーヤの予感を増進するために、ハウジングの第1末端近くにおいてハウジングに連接された保持手段と、 前記第1導入弁、前記第2導入弁、前記減速制御弁、および前記排出弁に電気的に接続されてこれらの弁を制御するコンピュータとを含む事を特徴とする物体加速減速装置。
  • 【請求項12】第1末端がハウジングの孔の中に滑動自在に取付けられたピストンに取り付けられ、次にハウジングの第1末端に近い前記ピストンの側面からハウジングの孔に沿って進み、ハウジングの第1末端にある第1
    アパチュアを通過してハウジングの外側面にそって進み、ハウジングの第2末端にある第2アパチュアを通り再びハウジングの孔にそって進んで前記ハウジングの第1末端と反対側のピストン側面からピストンの中に入り、また前記第2末端が前記第1末端に結合されるようになされたケーブルに対して連接されたキャリヤの中に単数または複数の物体を配置し、前記ピストンがハウジングの第1末端の近くにある時に前記キャリヤがハウジングの第2末端の近くに配置される段階と、 ハウジングの第1末端近くでハウジング孔の中にガスを噴入してピストンをハウジングの第2末端にむかって所望距離押す段階と、 ガスの噴入点とハウジングの第2末端との間のハウジング中の排気弁から、ピストンが前記排気弁に向かう際にガスを押出す段階と、 ピストンが排気弁を通過してハウジングの第2末端にむかって移動する際に排気弁を閉鎖する段階と、 ピストンを第1末端の方に移動させキャリヤを下降させるためにピストンと第1末端との間のガスを脱出させようとする時に排気弁を開く段階と、 ハウジングに対して連接され前記ハウジングの第1末端の近くにおいてまた前記排気弁よりも前記ハウジングの第1末端の近くでハウジングの孔と連通する減速制御弁であって、この減速制御弁は、その完全開放位置において膠着した場合にこの減速制御弁とハウジング第1末端との間のガス量がピストンを緩衝停止させるのに十分となる程度に前記ハウジングの第1末端から離間された減速制御弁を、ピストンがハウジングの第1末端にむかって走行する際に排気弁に到達するやいなや、物体の所望の下降速度を生じるような速度でハウジングの孔からガスを脱出させるように調整する段階とを含む物体加速減速法。
  • 【請求項13】さらに、ピストンがハウジングの第2末端にむかって所望の距離に到達するやいなや、排気弁よりもハウジングの第2末端に近い位置に配置されたハウジング第2末端近くの孔の中にガスを噴入する段階と、
    ピストンがハウジングの第1末端にむかって運動する際に排気弁に到達するまで、ピストンとハウジングの第1
    末端との間のガスを脱出させるために排気弁を開放する段階とを含む事を特徴とする請求項12に記載の方法。
  • 【請求項14】さらに、ピストン、従って物体をハウジング孔の第1末端中のガスの圧縮と膨張とによって跳ね返らせようとする時に、ハウジングに対して連接され前記ハウジングの第1末端の近くにおいてハウジングの孔と連通する減速制御弁であって、この減速制御弁は、その完全開放位置において膠着した場合にこの減速制御弁とハウジング第1末端との間のガス量がピストンを緩衝停止させるのに十分となる程度に前記ハウジングの第1
    末端から離間された減速制御弁を閉鎖状態に保持する前記の調整段階の代わりに、 ピストンがハウジングの第1末端に向かって運動している時にピストン、従って物体の運動を停止させようとする場合に、単数または複数の物体の所望の下降速度を生じるような流量でガスを脱出させ、ピストン、従って物体の跳ね返りを最小限に成すように減速制御弁を調整する段階とを含む事を特徴とする請求項13に記載の方法。
  • 【請求項15】第1末端がハウジングの孔の中に滑動自在に取付けられたピストンに取り付けられ、次にハウジングの第1末端に近い前記ピストンの側面からハウジングの孔に沿って進み、ハウジングの第1末端にある第1
    アパチュアを通過してハウジングの外側面にそって進み、ハウジングの第2末端にある第2アパチュアを通り再びハウジングの孔にそって進んで前記ハウジングの第1末端と反対側のピストン側面からピストンの中に入り、また前記第2末端が前記第1末端に結合されるようになされたケーブルに対して連接されたキャリヤの中に単数または複数の物体を配置し、前記ピストンがハウジングの第1末端の近くにある時に前記キャリヤがハウジングの第2末端の近くに配置される段階と、 ハウジングの第1末端近くでハウジング孔の中にガスを噴入してピストンをハウジングの第2末端にむかって所望距離押す段階と、 ピストンがハウジングの第2末端にむかって所望の距離に到達するやいなや、ハウジングの第2末端近くでハウジング孔の中にガスを噴入する段階と、 ピストン、従って物体をハウジング孔の第1末端中のガスの圧縮と膨張とによって跳ね返らせようとする時に、
    ハウジングに対して連接され前記ハウジングの第1末端の近くにおいてハウジングの孔と連通する減速制御弁であって、この減速制御弁は、その完全開放位置において膠着した場合にこの減速制御弁とハウジング第1末端との間のガス量がピストンを緩衝停止させるのに十分となる程度に前記ハウジングの第1末端から離間された減速制御弁を閉鎖状態に保持する段階と、 ピストンがハウジングの第1末端に向かって運動している時にピストン、従って物体の運動を停止させようとする場合に、単数または複数の物体の所望の下降速度を生じるような流量でガスを脱出させ、ピストン、従って物体の跳ね返りを最小限に成すように前記減速制御弁を調整する段階とを含む事を特徴とする物体加速減速法。
  • 【請求項16】第1末端がハウジングの孔の中に滑動自在に取付けられたピストンに取り付けられ、次にハウジングの第1末端に近い前記ピストンの側面からハウジングの孔に沿って進み、ハウジングの第1末端にある第1
    アパチュアを通過してハウジングの外側面にそって進み、ハウジングの第2末端にある第2アパチュアを通り再びハウジングの孔にそって進んで前記ハウジングの第1末端と反対側のピストン側面からピストンの中に入り、また前記第2末端が前記第1末端に結合されるようになされたケーブルに対して連接されたキャリヤの中に単数または複数の物体を配置し、前記ピストンがハウジングの第1末端の近くにある時に前記キャリヤがハウジングの第2末端の近くに配置される段階と、 ピストンとハウジングの第2末端との間に相当量のガスが残存する程に急速にピストンが前記ハウジングの第1
    末端と前記ハウジングの第2末端との間の第3アパチュアを通過するような速度でピストンがハウジングの第2
    末端にむかって押され従ってケーブルに連結された物体がハウジングの第1末端にむかって押されるように圧縮ガスをハウジングの第1末端近くのハウジング孔の中に急速に導入し、またシステムの動エネルギーはその消失までの間にピストンがハウジングの第2末端中のガスを圧縮する程度に大であり、またハウジングの第2末端中の圧力がハウジングの孔に対して平行にハウジングの第2末端にむかって移動する物体の重量成分と結合されてピストンをハウジングの第1末端にむかって押す段階と、 ピストン、従って物体をハウジング孔の第1末端中のガスの圧縮と膨張とによって跳ね返らせようとする時に、
    ハウジングに対して連接され前記ハウジングの第1末端の近くにおいてハウジングの孔と連通する減速制御弁であって、この減速制御弁は、その完全開放位置において膠着した場合にこの減速制御弁とハウジング第1末端との間のガス量がピストンを緩衝停止させるのに十分となる程度に前記ハウジングの第1末端から離間された減速制御弁を閉鎖状態に保持する段階と、 ピストンがハウジングの第1末端に向かって運動している時にピストン、従って物体の運動を停止させようとする場合に、単数または複数の物体の所望の下降速度を生じるような流量でガスを脱出させ、ピストン、従って物体の跳ね返りを最小限に成すように減速制御弁を調整する段階とを含む事を特徴とする物体加速減速法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、物体、特に一般に遊技用乗り物と呼ばれる遊技装置上のプレーヤを加速し減速する流体学を使用する装置および方法に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術と発明が解決しようとする課題】バンギー・ジャンピングスポーツにおいては、通常プレーヤは身体とタワー、ブリッジ、バスケットまたはゴンドラに弾性バンド、すなわちバンギーコードを取り付けて、タワーに昇り、ブリッジまで歩き、タワークレーンによってバスケットに乗って持ち上げられ、または熱気球のゴンドラの中で空中高く持ち上げられる。 そこでプレーヤはタワー、ブリッジ、バスケットまたはゴンドラから飛び降り、体重とバンドの弾性との相互作用によって一連の基本的に垂直方向の振動作用を受ける。 空気摩擦による減衰作用とバンド内部の弾性エネルギーの消失の故にこのような振動は比較的短時間で終わる。 そこでプレーヤは地上に降ろされる。

    【0003】安全性を増進しまたこのような経験を急速に繰り返してバンギー・ジャンピングの自由さと興奮を増進する最初の装置が米国特許第5,203,744号(チェケッツ)に記載されている。 この装置は基本的に、プレーヤが階段またはエスカレータを使用して昇る事のできるタワーと、タワーから分岐して、弾性バンドを取り付けたプレーヤがその末端から飛び降りる事のできるアームと、最初に飛び降りて生じた振動が静まった後にプレーヤを地上に降ろしまたプレーヤから外された弾性バンドをその最初の場所に戻すためのウィンチとから成る。 しかしこのような経験を繰り返す速度は二つの要因、すなわちタワーにそってプレーヤを昇らせるのに必要な時間と、同時に複数のプレーヤを扱うためにそれぞれ弾性バンドを使用する際の不注意とによって制限される。

    【0004】理論的には、米国特許第2,221,21
    6号(エバリー)に記載の遊技装置においては複数のプレーヤを同時に持ち上げ振動させる事が可能である。 しかしこの米国特許の装置の実際的性能は、振動を生じるために必要なバネまたはゴムバンドが装置底部を押す剛性部材に対して直接に連接され従って垂直に取り付けなければならない事によって大きく制限される。 垂直加速に十分な力を発生するためには、数人以上のプレーヤを搬送する事のできるプラットフォームは大型の、従ってバネまたは弾性バンドを必要とする。 垂直に取り付けた場合、これらのバネまたはバンド自体の重量がその弾性を損なう。

    【0005】多数のプレーヤの垂直振動を生じる事のできる他の装置は米国特許第1,991,459号(ハイマース)の目的である。 この装置は、偏心的に配置された重心を有するハズミ車に巻き付けられたロープから吊り下げられたキャリアを上下させるためにプレーヤの筋力を使用するにすぎない。 最初の運動によってハズミ車は周期的にロープを巻き取りまた巻き戻し、このようにしてプレーヤの振動を生じる。 これらの振動はプレーヤの筋力によって生じるのであるから、振動が適度の振幅に達するまで比較的長い時間が必要であり、またこれによって生じる加速と減速の大きさが限られている。

    【0006】米国特許第3,701,528号(ライアン)に記載の遊技装置は、外側に延在する8本の平アームを持つ垂直タワーから成る。 一人のプレーヤが1本の水平アームに取り付けられたプーリから出たケーブルによって吊り下げられる。 プレーヤは、対重として作用するのに十分な量の水をケーブルの他端に取り付けられたバケツに満たす事によって上昇させられる。 バケツから水を出す事によりプレーヤは水の入ったバケツより少し重くなって対重を成すので、このプレーヤは重力作用の軽減を感知する事ができる。 しかしこの特許第3,7
    01,528号の装置は負(上向き)の重力を感知させる事ができない。 さらにこの装置のそれぞれの水平アームは複数のプレーヤを同時に扱うことができず、また水の移動には極めて時間がかかるので、この装置の操作には相当の時間を必要とする。 可能と思われた唯一の振動は、最初の上昇に続いて重力作用がプレーヤを地面に戻した後にプレーヤが地面から上方にジャンプする事によって生じ、これは水の重量プラス除去可能の重りによって生じたものである。

    【0007】米国特許第2,229,201号(ウイルフォード)に記載の遊技装置は、その下降運動の限られた部分において負の重力を感知させる事ができる。 キャリア(カー)が管にそって巻き上げられる。 つぎにキャリアが落とされる。 キャリアが落下する際に、キャリヤは電子の目に対して光ビームを遮断し、この電子の目がソレノイドコイルを生かしてキャリアの上の金属を引きつける事により、重力のほかに下向き力を発生する。 キャリアの中のプレーヤは拘束されていないので、キャリアの底から上昇するように見える。 (この特許はソレノイドコイルを死なせる事は記述していないが、このようなコイルが死なされない限りキャリアがその下方に落下する際にこれらのコイルは減速力として作用するであろう。)下向き加速度が重力の加速度まで小さくなるまでプレーヤはキャリアの床の上方に留まる。 摩擦作用により、空気抵抗により、第2セットソレノイドコイルにより、ウィンチ上のオプションブレーキにより、またもし必要ならば管の底部近くに配置された目盛り付きサイズの通気口から成り最初空気を急速に脱出させ、次にさらにゆっくりと脱出させ最後に全く脱出させないようにした空気制動システムを使用して減速を生じる事ができるのは明らかである。

    【0008】ウイルフォードの発明においては、キャリヤは常に管の内部にある。 振動はない。 下降力はきわめて限られた時間表われ、下降運動の初期には確かに存在しない。

    【0009】さらに前述の5発明はすべて基本的に垂直方向の機能が限定されている。

    【0010】米国特願第8/324,759号(チェケッツ)においては、圧搾空気がハウジングの第1末端とハウジングの孔の中に滑動自在に取付けられたピストンとの間に噴入される。 ハウジングの第1末端に向いたピストンの側面に取付けられたケーブルがハウジングの第1末端近くのアパチュアを通過した後に、第1プーリに掛け回され、次に単数または複数の物体を保持するキャリヤに連接される。 ケーブルの長さは、ピストンがハウジングの第1末端の反対側の開放末端から出ないように選定される。 これは空気式装置を2つの相異なるモードで作動する可能性を与える。 第1モードにおいては、導入されたガスの圧力は物体を物体の最初の位置と反対側の第1プーリの側面を越えて推進するには不十分である。 導入されたガスはピストンをアパチュアに近いハウジング孔の末端から離れるように加速し、次に物体が方向変換した後にピストンを減速させ、次に再びサイクルを開始する。 これより大きな圧力が使用される時、ピストンと物体が第1プーリを通過するまでガスがこれらのピストンと物体を加速する。 次に物体が第1プーリを越えて停止するまで物体を減速する。 次に物体を第1プーリにむかって加速し、この運動が垂直であれば負の重力を感知させる。 次に物体が再び第1プーリを通過した後に物体を減速する。

    【0011】物体が第1プーリと第2プーリとを通過する際に、ピストンはほとんど同時的にその走行方向を変換しなければならない。 これはケーブルと、ピストンおよび物体に対して相当の歪を与える。 さらに、ケーブルとピストンは連続的ループを成さないので、ピストンが走行方向を変換する際にキャリヤとピストンとの間に発生するモーメントの差異が瞬間的にケーブルを軽く撓ませる。

    【0012】米国特許第5,417,616号(バード)に記載のキャリヤ(ビヒクル)はその走行方向が案内ケーブルによって制御される。 圧搾空気が加速管の底部に流入して、キャリヤを放出する。 案内ケーブルの上端において、緊急減速管が空気制動をなす。 この特許の第3欄の第68行から第4欄の第6行までに下記のように記載されている。 「減速管の外周はビヒクルの外周より少し大であって、一部の空気をビヒクルの側面にそって絞り出させる。これはビヒクルの上方に圧力が過度に急速に形成されてビヒクルの不愉快ない急停止を生じる事を防止する。」また減速管は圧力安全弁を含む事ができる。 前記特許の第4欄の10−17行において、下記のように続けている。 「ビヒクル10がその走行の上限に達するやいなや、案内ケーブル6にそって再び下降しはじめる。ビヒクルが加速管8の中に再び入る際に、管の中に入るに従ってビヒクル下方の管の中に空気圧が急速に形成される。平滑な減速を保証するために安全弁3
    8が設定される。 」前記のバード特許においては、キャリヤをゆっくりと上昇させる手段がなく、また重力以外の下降力は存在しない。 跳ね返り手段が存在しないので振動がなく、キャリヤは単に放出され、停止するまで上昇し、次に再び加速管の中に落下し、そこでキャリヤの下降運動が最終的に平滑に終了される。 特許の説明は単に垂直運動に限定されている。 最初の運動についてのみ、空気以外のガスが使用できる。 またキャリヤはその運動の大部分において1つまたは複数の管の中にある。

    【0013】米国特許第4,487,410号(サザック)に記載の発明は単に管の直径より少し小さい直径を有する球形キャリヤ(乗客保持体)を含む。 タービンが空気をこの管の底部に噴入して、キャリヤを持ち上げる。

    【0014】この第1サザック特許の装置においては重力以外の下降力が存在しない。 キャリヤが管の外部に部分的にでも出る時間はキャリヤが管の上端まで上昇した時にすぎない。 跳ね返り手段が存在しないので振動は生じない。 タービンが死なされた時の緩衝停止についての説明はない。 キャリヤを上昇させるために空気のみが開示されているが、クレームは流体の使用を記載している。 また管は垂直である場合にのみ記載のように作動する。 さらに管は上方開口と下方開口とを有すると記載され請求されている。

    【0015】第2サザック特許は米国特許第4,54
    5,574号に記載されている。 この特許の装置は、タービンが空気を管底部に噴入するのでなく、管の上端から空気を抽出する事以外は第1サザック特許の装置と同様である。 この第2サザック特許においてキャリヤが管の外部にある唯一の時間はキャリヤが管の底部の中に引き込まれている時である。

    【0016】また遊技用乗り物の分野以外の多数の特許が本発明の物体加速減速装置の特許可能性に関するフィーチャを使用している。

    【0017】米国特許第5,447,221号(ソアー)は「減圧による空気昇降装置」に関するものである。 管の頂上での吸引力の形成により管内部においてキャリヤ(キャブ)が上昇させられる。 キャリヤ上方の減圧を低下させる事によって減速が生じる。 弁が開かれて、キャリヤを毎秒1メートルの速度で下降させる流量で空気を管の中に導入する。 空気が管から流出する流量によって減速率は達成されない。 この特許の欄 の36
    −37行には、「空気は下方取れ入れ口または開口を通して自由に流出する」と記載されている。

    【0018】ソアーの特許は垂直に配置されている。 重力以外には下降力は存在しない。 空気以外のガスは効果的に使用されない。 ガスの圧縮と膨張によってキャリヤの跳ね返りが達成されない。 キャリヤはもっぱら垂直管中を走行する。

    【0019】米国特許第3,949,953号(ホプキンス)に記載の装置においては、キャリヤはその下方に圧縮器によって供給される圧搾空気によってシャフトの下方水平レベルからシャフト頂点までシャフト内部を上昇させられる。 シャフトの頂点はキャリヤをこの位置に保持するための制止手段を含む。 また逆止め弁がシャフト底部からの空気の脱出を防止し、このようにして緊急状態における減速速度を制限する。

    【0020】ホプキンスの特許は重力のほかに下降力を使用しない。 ガスの圧縮と膨張による跳ね返りは予定されてもいないし議論されてもいない。 しかし逆止め弁が作動する場合、顕著な空気漏れがない限り予定外の跳ね返りの生じる可能性ある。 さらに圧縮器が急速な加速を生じる事ができない場合がある。 これはいずれにせよ鉱産物の搬送という主目的にとっては望ましくないであろう。 キャリヤは常にシャフトの内部に閉じ込められる。
    クレームは「キャリヤ」を単に「搬送流体」と呼んでいるが、圧縮器からの空気のみが推進力伝達媒体として開示されている。 また垂直シャフトまたはダクトのみが開示され、ダクトが請求されている時に、これは「直立ダクト」と呼ばれている。

    【0021】米国第3,587,397号(ハゴピアン)に記載の装置においては、ウイルフォード特許の目盛り通気孔およびバード特許の減速管によってキャリヤに対して加えられるのと類似のピストン衝撃緩衝作用が少し異なる技術で達成される。 しかしハゴピアン特許は3特許のうち、明白に跳ね返りを防止しようとした唯一の特許である。 単一の空気シリンダの中において、ガス圧がピストンの一方の側面に加えられて、ピストンのその行程の一部において加速し、そこでピストンは、シリンダの孔の一部が拡大されてガスがピストンの回りを通り、ピストンの両側面の圧力を平衡化する区域に到達する。 そこでピストンはモーメントによって、孔が最初のサイズを有する区域に入る。 次に移動中のピストンの前面のガスの圧縮がピストンを減速させる。 ピストンの跳ね返りは、シリンダのピストンの加速方向の実質的に閉じた端部から出るオリフィスを通してガスを制御された流量で通過させる事によって防止される。

    【0022】しかし第3,587,397号の装置が遊技用乗り物において使用されるとは言及されていない。
    この装置はピストンの跳ね返りの防止のためにのみ設計されている。

    【0023】サザックの先行技術の第3特許は米国特許第4,997,060号である。 キャリヤ(ゴンドラ)
    がシュートの内部にある。 このシュートはその上端に1
    つの通気口、その下端に1つの通気口を有する。 空気モータが空気を下方の通気孔を通して空気を噴入する。 空気モータが空気をシュートの中にキャリヤ下方に噴入する時、キャリヤが上昇させられる。 減速のために、キャリヤは重力で下降する。 減速率は空気モータによってキャリヤ下方から空気を除去する事によって増大される。
    上方通気口を閉じてキャリヤ上方の減圧を生じる事により、または下方通気口を閉じる事により、または空気モータを使用してシュートの中にキャリヤ下方に追加空気を導入する事により減速率を低下させる事ができる。

    【0024】この第3サザック特許の装置は空気のみで作動され、主として高層ビルの占有者を緊急時に救助するためのものであって、第2欄の66−67行によれば、全体として垂直のシャフトまたはシュートを有する。 空気モータが圧搾ガスの導入によって急速な加速を生じる事ができるかいなかは疑わしい。 跳ね返りは予定も議論もされていない。 しかしキャリヤの減速中に下方通気口が閉鎖されれば、予想外の跳ね返りを防止する事は困難である。 さらにキャリヤはシュートから出ない。

    【0025】

    【課題を解決するための手段】本発明の物体加速減速装置は多くのプレーヤにこの装置を同時に使用させる事ができ、多数のプレーヤが同時にこの装置を使用する事ができ、与えられた時間中に多数のプレーヤを収容する事ができるように急速にプレーヤを変更する事ができ、その最初の運動方向において急速な加速またはゆっくりした運動を選択するオプションを有し、いずれの運動方向においても行程の最後においてプレーヤを跳ね返らせまたは緩衝停止する事ができ、装置を自由落下モードで操作しようとする場合以外は装置を任意の運動方向に配置する事ができ、プレーヤが地面に向かって移動する時常にプレーヤに負の重力感覚を与えらるために重力のほかに短期的または長期的力を加える事ができ、プレーヤを常にシリンダの外部に保持するので、遊技用乗り物として使用する際にこの装置はプレーヤの視界により衝撃経験を受ける事ができ、ケーブルが瞬間的に緩まないようにするため連続的ケーブルを使用し、またケーブル、ピストンまたはキャリアに対して歪みを生じるようなピストン運動方向の急激な変化を生じない。

    【0026】これはハウジングの孔の中に滑動自在に取り付けられたピストンを含む構造によって達成される。
    このハウジングはその第1末端近くに第1アパチュアを有し、第2末端近くに第2アパチュアを有する。 ケーブルの第1端がピストンに取り付けられ、次にケーブルはハウジングの第1末端に近いピストン側面から、ハウジングの孔にそって進み、第1アパチュアを通り、ハウジングの外側にそって進んで第2アパチュアを通り、再びハウジングの孔にそって進み、ハウジングの第1末端と反対側のピストン側面からピストンの中に入り、ケーブルの第2末端がケーブルの第1末端に連結される。

    【0027】前記の第1アパチュアと第2アパチュアはいずれもケーブルを自由に通過させる事ができる程度に広く構成されるが、第1アパチュアおよび第2アパチュアから脱出するガスの量がこの装置の所望の動作を妨げない程度に小さく構成される。 ガスの損失をさらに低下させようと思うならば、ケーブルに平滑な表面を形成させるようにナイロンなどの物質を被覆する事ができる。

    【0028】ケーブルの配向を支援しまた摩擦力を低下させるため、ケーブルは第1アパチュアを出た後に、しかしハウジングの外側面にそって進む前に、好ましくは第1プーリに掛け回され、または軸受などケーブルの方向変換する事のできるその他の摩擦低減装置に掛け回される。 同様にケーブルはハウジングの外側面にそって進んだ後に第2アパチュアに入る前に、好ましくは第2プーリに掛け回されまたはその他のケーブル方向変更する事のできる摩擦軽減装置に掛け回される。

    【0029】特にプレーヤなど、単数または複数の物体がケーブルに対して直接に取り付け、またはケーブルに対して直接に取り付けられたキャリアの上に配置する事ができる。

    【0030】ケーブルに対するキャリアまたは物体の取り付け位置は、ピストンがハウジングの第1末端近くにある時にこれらのキャリアまたは物体がハウジングの第2末端近く配置され、従ってピストンがハウジングの第2末端近くにある時にこれらの物体がハウジングの第1
    末端近くに配置されるように選択される。

    【0031】圧搾ガスの容器が第1入力弁を通してハウジングの第1末端近くに接続されハウジングの孔と連通する。 好ましくはこのような第1入力弁は逆止め弁であって、ガスを容器からハウジングの孔の中に流入させるが、ハウジングの孔から容器中には流入させない。 また圧搾ガスの容器が第2入力弁を通してハウジングの第2
    末端近くに接続されてハウジングの孔と連通する。 好ましくはこのような第2入力弁は逆止め弁であって、ガスを容器からハウジングの孔の中に流入させるが、ハウジングの孔から容器中には流入させない。

    【0032】前記ハウジングの第1末端の近くにおいてハウジングに対して連接されハウジングの孔と連通する減速制御弁であって、この減速制御弁は、その完全開放位置において膠着した場合にこの減速制御弁とハウジング第1末端との間のガス量がピストンを緩衝停止させるのに十分となる程度に前記ハウジングの第1末端から離間される。 また好ましくは、前記減速制御弁の位置は、
    前記減速制御弁とハウジングの第1末端との間のガス量がピストンの跳ね返りを最小限にする程度に小さくなるようにハウジングの第1末端に近く選定される。

    【0033】前記減速制御弁とハウジングの第2末端に最も近いピストンの位置との間において、排出弁がハウジングに固着されハウジング孔と連通する。

    【0034】本発明の物体加速減速装置は少なくとも5
    モードで作動される。

    【0035】第1モードのみが装置の特定の配向を必要とする。 この配向は単にハウジングの第1端部をハウジングの第2端部より高くする必要がある。 しかしすべてのモードにおいて、好ましい配向はハウジングの第1末端を第2末端の真上に配置する配向であって、これは垂直配向である。

    【0036】覚えやすい名称として「自由落下モード」
    と呼ばれる第1モードにおいては、最初に減速制御弁が閉鎖され、排気弁が開かれる。 次にガスを中庸流量でハウジングの孔の中にその第1末端近くに導入するように第1入力弁が調整される。 このガスがピストンをハウジングの第2末端にむかって押し、従ってプレーヤをハウジングの第1末端にむかって押す。 排気弁が開かれているので、ピストンが排気弁にむかって押されるに従ってガスがハウジング孔から出る。 ピストンが排気弁を通過すると、排気弁が閉鎖され、ガスはプレーヤが所望の高さに達するまでハウジングの中に導入され続ける。 次に排気弁が開かれて、プレーヤの体重がピストンをハウジングの第1末端にむかって押し、プレーヤは下降する。
    ハウジングの第1末端へのピストンの運動に際してピストンが排気弁に到達すると、プレーヤに所望の減速度を与えるような流量でガスを脱出させるように減速制御弁が調整される。 このモードにおいては、ピストン、従ってプレーヤの跳ね返りが最小限になるように減速制御弁が調整される。

    【0037】第2モードは覚えやすい名称として「ブーストおよび停止モード」と呼ばれる。 このモードのプロセスは、プレーヤがハウジングの第1末端から所望の距離に達するまでは「自由落下モード」と同一であり、この到達点は「自由落下モード」においては高さに等しかったが、これはこの場合必ずしも正しくない。 第2モードは装置の任意配向において使用できるからである。 プレーヤがハウジングの第1末端から所望距離に達すると、ガスが第2入力弁を通してハウジング孔の中に急速に噴入され、また排気弁が開かれる。 そこで導入されたガスの膨張がピストンを急速にハウジングの第1末端にむかって押す。 (装置が少なくとも比較的垂直に配向されていれば、最初およびピストンが排気弁を通過した後の一定時間、下向き加速度が重力の加速度より大となり、従って負の上向き重力の持続的感覚を生じる。)ピストンが排気弁に達するまでは、ピストンとハウジングの第1末端との間のガスが排気弁を通して脱出する事ができる。 「自由落下モード」と同様に、ピストンがハウジングの第1末端への行程において排気弁に達した時、
    減速制御弁がプレーヤに対して所望の減速度を与える流量でガスを脱出させるように調整される。 このモードにおいては、減速制御弁はピストン、従ってプレーヤの跳ね返りが最小限に成されるように調整される。

    【0038】第3モードの覚えやすい名称は「ブーストおよび跳ね返り」モードである。 この「ブーストおよび跳ね返り」モードは、ピストンがハウジングの第1末端に近づくに従って、ピストンとプレーヤとの動的エネルギー(および、ハウジングの第1末端がハウジングの第2末端より高い時には、プレーヤと(利用されれば)キャリヤとの重量)を使用して、このような動的エネルギーが消失しピストンが停止するまでピストンとハウジングの第1末端との間のガスを圧縮する事以外は前記の「ブーストおよび停止」モードと同一である。 次にガスが膨張させられてピストンをハウジングの第2末端にむかって押しまたプレーヤをハウジングの第1末端にむかって押す。 ガスが排気弁を通して脱出する時のエネルギー損失の故に、ピストンがハウジングの第2末端中のガスを圧縮するだけの動エネルギーが残存するとは思われない。 しかしもしハウジングの第1末端がハウジングの第2末端より高ければ、プレーヤと(利用されれば)キャリヤとの重量が再びピストンをハウジングの第1末端の方に押し、ガスの圧縮と膨張が次の跳ね返りを生じる。 エネルギー損失の故に膨張ガスがプレーヤと(利用されれば)キャリヤとの重量に打ち勝つだけのエネルギーを有しなくなる時まで、または減速制御弁が緩衝停止を生じるが跳ね返りを終結させる程度に開かれるまで、
    この振動現象は継続する。

    【0039】「エンハンストブーストおよび跳ね返り」
    モードが第4モードの覚えやすい名称である。 このモードと「ブーストおよび跳ね返り」モードとの相違点は、
    (1)ガスが排気弁を通してハウジング孔から出る際に生じる実質的なエネルギー損失を防止するため排気弁が決して開かれない事、および(2)圧搾ガスがハウジングの第2末端の中に「ブーストおよび跳ね返り」モードよりも高い圧力で封入される事である。 これは、排気弁が閉鎖位置に保持された場合、ハウジングの第1末端に向いたピストン側面に対する圧力が一般に排気弁を開いた状態で存在する大気圧よりも高いからである。 排気弁を通してのエネルギー損失がなければ、ガスの圧縮と膨張は、ハウジングの第2末端並びにハウジングの第1末端において、相当期間、すなわちシステム中のエネルギーの小損失がシステムの全エネルギーをもはや感知しうる圧縮の生じなくなるまで消失させるまで、または減速制御弁が開かれてピストンの緩衝停止を生じるように調整されるまで継続するであろう。 さらに、この「エンハンストブーストおよび跳ね返り」モードにおいては、物体加速減速装置が水平に配向されていても、すなわちハウジングの第1末端がハウジングの第2末端と同一高さにあっても、反復振動が生じるであろう。

    【0040】最後に、第5モードは「初ブースト」モードと呼ばれる。 このモードにおいては排気弁は連続的に開放状態にある。 減速制御弁は最初は閉鎖されている。
    ピストンとハウジングの第2末端との間に多量のガスが残存する程に急速にピストンが排気弁を通過し、またシステムの動エネルギーがその消失するまでハウジングの第2末端のガスを圧縮し、またハウジングの第2末端中の圧力が、ハウジングの孔に対して平行でハウジングの第2末端に向けられたプレーヤと(利用されれば)キャリヤとの重量成分に結合されて、ピストンをハウジングの第1末端にむかって押し、ガスの圧縮と膨張を再び生じる程度に、多量のガスが第1末端の中に第1導入弁を通して急速に噴入される。 ハウジングの第1末端および第2末端におけるガスの反復圧縮と膨張によって生じる振動は、システム中のエネルギーの損失がシステムの全エネルギーをもはや感知しうる圧縮が生じなくなるまで消失させるまで、または減速制御弁が開かれてピストンの緩衝停止を生じるように調整されるまで継続する。

    【0041】もちろん、物体加速減速装置を「エンハンストブーストおよび跳ね返り」モードにおいてのみ作動させようとする場合、排気弁はこのモードにおいて開かれないのであるから、この弁を除去する事ができよう。

    【0042】同様に物体加速減速装置が「初ブースト」
    モードのみで作動され場合、排気弁はこのモードにおいて開放されたままであるので、排気弁の代わりにアパチュアを備える事ができよう。 またこの場合、第2導入弁を通してのハウジング第2末端に対する圧搾ガス容器の接続は除去する事ができよう。 「初ブースト」モードにおいては、ガスはハウジングの第2末端の中に噴射されないからである。 同様に、装置が「自由落下」モードまたはこのモードと「初ブースト」モードにおいてのみ使用されるなら、第2導入弁を通してのハウジング第2末端に対する圧搾ガス容器の接続は除去する事ができよう。

    【0043】さらに、ハウジングの第1末端または第2
    末端において跳ね返りが望ましい場合には、ピストンおよびプレーヤと(使用されるならば)キャリヤが跳ね返る距離を増大し、また発生する跳ね返り回数を増大するため、跳ね返りを望む末端に対して追加ガス量を噴入する事ができよう。

    【0044】

    【発明の実施の形態】図1に図示のように、物体加速減速装置の好ましい実施態様は孔2を含むハウジング1を有する。 ピストン3がこの孔2の中に滑動自在に取付けられ、前記孔2の長さにそって自由に走行する事ができる。

    【0045】ハウジング1は第1末端5の近くの第1アパチュア4と、ハウジング1の第2末端7近くの第2アパチュア6とを有する。 ケーブル9の第1末端8はピストン3に固着され、次にハウジング1の第1末端5に近いピストン3の側面10から、ハウジング1の孔2にそって進み、第1アパチュア4を通過し、ハウジング1の外側11にそって進んで、第2アパチュア6を通り、再びハウジング1の孔2にそって進み、ハウジング1の末端5と反対側のピストン3の側面12からこのピストン3の中に入り、ケーブル9の第2末端13がケーブル9
    の第1末端8に固着される。

    【0046】第1アパチュア4と第2アパチュア6はいずれもケーブル9を自由に通過させる程に大きいが、これらのアパチュア4、6を通して脱出するガス量が物体加速減速装置の所望の動作を排除しない程度に小さく形成される。 前記のように、ガス損失をさらに大とする事が望ましいなら、ケーブル9の平滑面を成すナイロンなどの物質によってケーブルを被覆する事ができる。

    【0047】ケーブル9の配向を支援しまた摩擦作用を低減させるため、ケーブル9は第1アパチュア4を出た後に、しかしハウジング1の外側面11にそって進む前に、好ましくは第1プーリ14またはその他の摩擦軽減装置に掛け回され、このプーリその他の装置は軸受などを介してケーブルの方向を変換する事ができる。 同様にケーブル9はハウジング1の外側面11にそって進んだ後に第2アパチュア6の中に入る前に、好ましくはケーブル9を方向変換する事のできる第2プーリ15またはその他の摩擦軽減装置に掛け回される。

    【0048】単数または複数のプレーヤ17を保持するキャリヤ16は、ピストン3がハウジング1の第1末端5の近くにある時にキャリヤ16がハウジング1の第2
    末端7の近くにあり従ってピストン3がハウジング1の第2末端7の近くにある時にハウジング1の第1末端5
    の近くにあるようにケーブル9に対して固着されている。

    【0049】圧下ガス容器18が第1導入弁19を通してハウジング1の第1末端5の近くでハウジング1に接続され、ハウジング1の孔2と連通する。 好ましくはこのような第1導入弁19は、ガスを容器18から孔2の中に流入させるが孔2から容器18の中に流入させない逆止め弁とする。 また圧下ガス容器18は好ましくは第2導入弁20を通してハウジング1の第2末端7の近くでこのハウジングに接続されハウジング1の孔2と連通する。 好ましくはこのような第2導入弁20は、ガスを容器18から孔2の中に流入させるが孔2から容器18
    の中に流入させない逆止め弁とする。

    【0050】減速制御弁21がハウジング1の第1末端5の近くでハウジング1に接続されてハウジング1の孔2と連通するが、この減速制御弁21が完全開放位置に膠着した時にこの制御弁21とハウジング1の第1末端5との間のガス量がピストン3を緩衝停止させるのに十分となる距離だけ、この制御弁21は前記ハウジングの第1末端5から離間して配置される。 また好ましくは減速制御弁の位置は、この制御弁21とハウジング1の第1末端5との間のガス量がピストン3の跳ね返りを最小限にする程度にハウジング1の第1末端5に近く設定される。

    【0051】排気弁22がハウジング1に対して取付けられ、この排気弁は減速制御弁21とハウジング1の第2末端7に最も近接したピストン3の位置との間においてハウジング1の孔2と連通する。

    【0052】物体加速減速装置は「課題を解決するための手段」に記載のように少なくとも5モードで作動する。

    【0053】本発明の物体加速減速装置の二、三のオプションとしての好ましい部品を図2に示す。

    【0054】ピストン3がハウジング1の第1末端5から離間するに従ってハウジング1の第2末端7の孔2の中のガス圧の低減を生じてピストン3の加速を低下させる傾向を減少させるため、ハウジング1の第2末端7の孔2の容積を増大するためにハウジング1に対して延長部23が付加される。 また大気と孔2に連通した逆止め弁24が前記延長部23に接続されて、空気が大気中から延長部23中の孔2の中に流入するが、延長部23の孔2から大気中に流出しないようにする。

    【0055】好ましくは、物体加速減速装置の中において使用されるガスは空気である。 従って、従って圧縮機25が圧下ガス容器18に取付けられて連通し、大気中から空気を取り入れて圧縮し圧下空気を容器18に供給する。

    【0056】キャリヤ16がハウジング1の第1末端5
    に近づきすぎないようにするため、第1末端5の近くにおいてハウジング1に対して第1ストッパ26が取付けられている。 同様にキャリヤ6がハウジング1の第2末端7に近づきすぎないようにするため、ハウジング1の第2末端7の近くにおいてハウジング1に対して第2ストッパ27が接続されている。 (ハウジング1が支持構造中に配置されていれば、第1ストッパ26と第2ストッパ27はハウジング1に対して直接に連接されるのでなく、このような支持構造に対して連接される。またキャリヤ16はこのような支持構造の外側面にそって移動させられる。実際上、好ましくは支持構造そのものが第2ストッパ27を成す。) 第1導入弁19,第2導入弁20、減速制御弁21および排出空気弁22は好ましくはこれらの弁に電気的に接続されたコンピュータ28によって制御される。

    【0057】また好ましくはハウジング1の第1末端5
    の近くにおいてハウジング1に対して業界公知の1つまたは複数の任意の型の保持手段29(例えばキャリア1
    6に対して摩擦パットを押しつけるブレーキなど)を連結する事ができる。 これは「ブーストおよび停止」モード、「ブーストおよび跳ね返り」モードおよび「エンハスト・ブーストおよび跳ね返り」モードにおいて第2導入弁を通して最初にガスを導入する前に、またプレーヤが「自由落下」モードにおいて所望の高さに達した後に排気弁22を開く前または直後にキャリア16を保持手段29の位置に保持してプレーヤ17の予感を強めるためためである。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】物体加速減速装置の好ましい基本的実施態様を示す概略図

    【図2】図1の実施態様に対してハウジングの第2末端の孔の容積を増大するための延長部、この延長部に空気を流入させる逆止め弁、コンプレッサ、キャリヤストッパ、および保持手段を追加した本発明の実施態様を示す概略図

    【符号の説明】

    1 ハウジング 2 ハウジング孔 3 ピストン 4 第1アパチュア 6 第2アパチュア 9 ケーブル 14、15 プーリ 16 キャリヤ 17 プレーヤ 18 圧搾空気容器 19 第1導入弁 20 第2導入弁 21 減速制御弁 22 排気弁 23 延長部 24 逆止め弁 25 コンプレッサ 26、27 ストッパ 28 コンピュータ 29 保持手段

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