Trolley brake system

申请号 JP2012501986 申请日 2009-11-13 公开(公告)号 JP2012521329A 公开(公告)日 2012-09-13
申请人 アドベンチャー・ホールディングス・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー; 发明人 ゲイリー・ピー・プルス; ジェイソン・ビー・ヒックマン; ジェイムス・アール・ウィルソン; ダニエル・ブレアー・ボレン; デイビッド・ジェイ・ダブリュー・ロビンガー; ブレット・ジェイ・エプステイン;
摘要 An apparatus for transporting a rider between two points on a cable or rope, having a plurality of supports configured to suspend the cable or rope between two points of unequal elevation and a trolley for transporting the rider supported by a harness on the cable or rope, the trolley having a mounting plate configured with a connection point to receive the rider's harness, a pulley rotatably mounted to the mounting plate to support the plate on the cable or rope, and a friction shoe mounted on the plate forward of the pulley to contact the upper portion of the cable or rope, wherein the connection point is located beneath the cable or rope between the centers of the pulley and the friction shoe.
权利要求
  • ハーネスによって支持された乗り手をケーブル又はロープに懸垂させて運ぶためのトロリーであって、
    乗り手のハーネスを受け入れるための接続ポイントをもって構成された取り付けプレートと、
    取り付けプレートをケーブル又はロープ上で支持するために取り付けプレートに回転自在に設けられた滑車と、そして、
    ケーブル又はロープの上部に接するように滑車の前方で取り付けプレートに設けられた摩擦シューと、を備え、
    上記接続ポイントは、滑車の中心と摩擦シューの中心との間でケーブル又はロープの下に位置している、トロリー。
  • 更に、上記取り付けプレートを上記ケーブル又はロープ上で支持するために、上記滑車と同一の平面内で取り付けプレートに回転自在に設けられた第2の滑車を備えた、請求項1記載のトロリー。
  • 上記第2の滑車は、上記滑車の前方に設けられている、請求項2記載のトロリー。
  • 上記第2の滑車は、上記摩擦シューの前方に設けられている、請求項3記載のトロリー。
  • 上記第2の滑車は、取り付けアームにより、上記取り付けプレートに旋回自在に設けられている、請求項2記載のトロリー。
  • 上記第2の滑車を上記ケーブル又はロープに対して付勢するために、張力装置が上記取り付けプレート及び上記取り付けアームに接続されている、請求項5記載のトロリー。
  • 上記張力装置は、引張ばねである、請求項6記載のトロリー。
  • 上記引張ばねは、ノブを有するねじ軸上に設けられており、ノブを回転させることにより、上記ケーブル又はロープに対する付勢を増大させることができるようになっている、請求項7記載のトロリー。
  • 上記張力装置は、圧縮ばねである、請求項6記載のトロリー。
  • 上記圧縮ばねは、ノブを有するねじ軸上に設けられており、ノブを回転させることにより、上記ケーブル又はロープに対する付勢を増大させることができるようになっている、請求項9記載のトロリー。
  • 上記接続ポイントは、上記取り付けプレートに関連する接続ポイントの水平位置を調節することができるように、上記取り付けプレートにスライド可能に設けられる、請求項1記載のトロリー。
  • 上記接続ポイントは、上記取り付けプレートに関連する接続ポイントの垂直位置を調節することができるように、上記取り付けプレートにスライド可能に設けられる、請求項1記載のトロリー。
  • ハーネスによって支持された乗り手をケーブル又はロープに懸垂させて運ぶためのトロリーであって、
    乗り手のハーネスを受け入れるための接続ポイントをもって構成された取り付けプレートと、
    取り付けプレートに回転自在に設けられた固定滑車と、
    取り付けアームにより、固定滑車と同一の平面内で取り付けプレートに旋回可能に設けられた浮遊滑車であって、これらの滑車が、ケーブル又はロープ上で取り付けプレートを支持するように設けられている、浮遊滑車と、
    浮遊滑車をケーブル又はロープに対して付勢するために、取り付けプレートと取り付けアームとに設けられた張力装置と、そして、
    ケーブル又はロープの上部に接するように、上記滑車間で取り付けプレートに設けられた摩擦シューと、を備え、
    上記接続ポイントは、固定滑車の中心と摩擦シューの中心との間に位置している、トロリー。
  • 2つの地点間で乗り手を運ぶための装置であって、
    ケーブル又はロープと、
    異なる高度の2つの地点間で、ケーブル又はロープを懸架するように構成された複数の支持体と、
    ハーネスによって支持された乗り手を上記ケーブル又はロープで懸垂して運ぶためのトロリーと、を備え、
    上記トロリーは、乗り手のハーネスを受け入れるための接続ポイントをもって構成された取り付けプレートと、
    取り付けプレートをケーブル又はロープ上で支持するために、取り付けプレートに回転自在に設けられた滑車と、そして、
    ケーブル又はロープの上部に接するように滑車の前方で取り付けプレートに設けられた摩擦シューと、を備え、
    上記接続ポイントは、滑車の中心と摩擦シューの中心との間でケーブル又はロープの下に位置している、装置。
  • 说明书全文

    本願発明は、懸垂ケーブル(吊り下げられたケーブル)に沿って、少なくとも1人の人間を運ぶための装置及び方法に向けられたものであり、より詳しくは、懸垂ケーブル上を移動するトロリーに対する制動を提供するためのシステム及び方法に向けられたものである。

    懸垂ケーブルに沿って回転する(転がる)ように構成されたトロリーに使用される従来の多くのブレーキ装置は、そのケーブルの傾斜に伴って著しく変化する速度をもたらす。 従って、そのケーブルの傾斜に合った制動を与えるトロリーブレーキは、抑制されない下り坂の移動を可能にするだけではなく、上り坂で、乗り手が着地点に近づいたときに、そのケーブルの傾斜が大きくなった場合には、必要な速度低下をもたらすので、好ましいであろう。

    上記に鑑みて、本願明細書において具体化され且つ広範に記載した本願発明に従って、ケーブルの傾斜に合った(釣り合った、比例した、commensurate)制動力を生じるトロリーのための装置及び方法を開示する。

    選択された実施形態において、本願発明に係るトロリーは、そのトロリーがケーブルに沿って移動する際に、ケーブルの傾斜に合った(釣り合った、比例した)制動力をユーザに与えることができる。 1実施形態において、1対の滑車(プーリ)は、ケーブル又はロープの上部に載る(載置される)ように、そのトロリーに回転可能に設け(取り付け)られる。 それらの滑車のうちの少なくとも一方は、その滑車に作用する上方への力が、その滑車に作用する付勢力(バイアス力)によって抵抗されるように、旋回ブラケット上で、トロリーに旋回可能に取り付けられることができる。 その付勢力は、張力ばねによって与えられることができる。 その滑車に作用する付勢力は、図3に示すようなねじ軸(threaded shaft)等の、張力ばねの固定端部を位置決めする装置によって調節することができる。 摩擦シュー34は、ケーブルの上部を滑車間で接触させて制動力を生じるように、該滑車間でトロリーに取り付けられることができる。 従って、乗り手が、トロリーのプレートから懸垂されたとき、乗り手の体重は、プレートに対して、付勢された滑車を上方へ押し上げ、これにより、シューがケーブルに押し付けられることができるようになっている。 このケーブルに対するシューの摩擦が、制動力をもたらす。

    本願発明に係る摩擦シュー34のための材料を選択する場合、種々の材料特性及び材料の特徴を考慮することができる。 しばしば、特定の有利な特徴を有する材料は、不利な他の特徴を有する可能性がある。 例えば、1つの材料は、優れた耐摩耗性を有し得るが、そのケーブルに対する摩擦係数は、そのケーブルが乾いているか否かにより、大幅に変化する可能性がある。 従って、その材料は、乾燥状態に対しては、適しているが、湿潤状態に対しては、危険である可能性がある。 摩擦シュー34は、実質的に非弾性である材料(例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、超高分子量(UHMW)ポリエチレン等)、又は、弾性材料(例えば、自転車のキャリパブレーキパッドに使用されるようなマルチラバー又はエラストマー材料)で形成することができる。 特定の実施形態において、摩擦シュー34は、モノリシックで均質なユニットとして形成することができる。 例えば、摩擦シュー34は、非弾性材料(例えば、UHMWPE)からなる単一のシームレス片(シームレスピース)として形成することができる。 択一的に、摩擦シュー34は、ブレーキ特性に関する付加的な制御を選択的に実行できる、他の様々なセグメント又は挿入体を含むことができる。

    当業者によって認識されることができるように、ケーブルの傾斜が、下向きから上向きに移行するにつれて、乗り手の重量の、固定された滑車からの変位及びその摩擦シューの方向への変位、は大きくなり、その結果、そのケーブルに対する制動力は、増加する。

    従って、ユーザは、浮遊滑車をケーブルに押し付けるばねの張力を調節することにより、特定の乗り手の重量及びケーブルの傾斜に対して生じる制動力の量を、特定の範囲内で制御することができる。

    より速い速度が所望される場合には、滑車に対する、ばね張力の付勢力を増加させることができる。 この場合、その付勢弾力は、その浮遊滑車をケーブルに対して押し付け、その結果、ケーブルの上面に対する摩擦シューの力が低減されて、より小さな制動力が生じることになる。

    本願発明の上記特徴は、添付図面に関連する、以下の説明及び添付クレームから、より明らかになるであろう。 それらの図面が、本願発明の典型的な実施形態のみを描いており、従って、そのスコープを限定するものと考えるべきではないことを理解すれば、本願発明は、添付図面を通して、付加的な特異性(限定性)及び詳細をもって説明されるであろう。

    懸垂ケーブル上で使用される本願発明に係るトロリーの1実施形態の概略図である。

    本願発明に係るトロリーの1実施形態の正面断面図である。

    本願発明に係るトロリーの1実施形態の正面斜視図である。

    本願発明に係る、下方移動位置におけるトロリー及びケーブルの1実施形態の正面断面図である。

    本願発明に係る、上方移動位置におけるトロリー及びケーブルの1実施形態の正面断面図である。

    本願発明に係るトロリー及びブレーキロックアウトピンの1実施形態の部分正面斜視図である。

    本願発明に係る、ブレーキロックアウトピンが固定位置(ロック位置)になっている状態のトロリーの1実施形態の正面断面図である。

    本願発明に係る、ブレーキロックアウトピンが非固定位置(非ロック位置)にある状態のトロリーの1実施形態の正面断面図である。

    本願明細書において記載され、また図面に示されている本願発明の構成要素が、様々な異なる構成で配置されデザインされることができることは、容易に理解されるであろう。 従って、図面に描かれている本願発明のシステム及び方法の実施形態に関する以下のより詳細な説明は、クレームされているような本願発明のスコープを限定することを意図するものではなく、本願発明の種々の実施形態を単に示すものに過ぎない。 本願発明の図示されている実施形態は、図面を参照することによって、最も良く理解されるであろう。 それらの図面において、同様の部材は、全図にわたって、同様の数字によって示されている。

    懸垂ケーブルは、アミューズメント用乗り物のための基礎を提供することができるが、スキーリフト、ゴンドラ、ロープウェイ(空中ケーブル)、油井やぐら(オイルデリック)避難システム等の懸垂ケーブル避難システムを含む、他の用途も意図されている。

    図1を参照すると、本願発明に係るトロリー10は、2つ以上の支持体、例えば、木、塔(タワー)、プラットホーム、によって、懸架状態で保持されたケーブル12に沿う移動用に構成されることができる。 第1の支持体52は、第2の支持体54がケーブル12の他方の端部を保持している高さよりも高い位置で、ケーブル12の一方の端部を保持することができる。 従って、そのケーブルに沿って転がるように固定されたトロリー10は、上方の第1の支持体から、下方の第2の支持体に向かって移動することができる。 そのトロリーが下方へ移動する時、ブレーキは必要ない。 しかし、乗り手が、例えば、そのケーブルの傾斜が、下方方向から、その傾斜が略平又は上り坂56になる箇所に向かって増加する箇所等、着地点に近づくときには、その着地点への安全な到着のために、乗り手の速度を低下させるために、ブレーキが必要になる。

    選択された実施形態において、プレート14は、トロリー10の主構造、又は、他の構成要素を固定することのできるベースをなすことができる。 プレート14は、あらゆる適切な材料又は材料の組合せで形成することができる。 プレート14のための材料を選択する際に考慮することのできる特性は、コスト、成形性、可削性(機械加工性)、強度、剛性、耐久性、耐食性、重量、密度等を含むことができる。 或る実施形態において、アルミニウムが、プレート14のための適切な材料であることが見出されている。

    図2及び図3に示すように、プレート14は、ケーブル12に沿って転がるように配置された固定滑車(固定プーリ)18及び浮遊滑車(浮遊プーリ)42等の1つ以上の滑車(プーリ)又は綱車(シーブ、sheaves)を支持することができるシーブマウント16を含むことができる。 図2及び図3に示すように、トロリー10は、固定滑車18及び浮遊滑車42、摩擦シュー34、及び調節機構等の、他のトロリー構成要素の取り付けを行うことができるように、1つ以上のプレート14を備えることができる。

    図2及び図3に示すように、1実施例において、浮遊滑車42は、ブラケットマウント22によってプレート14に旋回可能に取り付けられた旋回ブラケット(ピボットブラケット、pivoting bracket)20を用いて、プレート14に旋回可能に取り付けることができる。 その旋回ブラケットの反対側の端部には、乗り手の荷重がかかつている状態で、ブラケット20及び浮遊滑車42の変位に抗するべく加えられる付勢(バイアス)をユーザが制御できるようにするために、調節機構24が取り付けられている。 調節機構24は、ねじ軸(ねじが切られた軸、threaded shaft)28上に設けられた引張ばね26を備えている。 ねじ軸28のキャップ付き端部30は、その軸のねじが切られた部分の直径よりも大きく、且つ、その軸のキャップ付き部分の直径よりも小さい、軸取り付け部32の開口部内への挿入によって、回転可能に設けられている。 軸28のキャップ付き端部30は、好ましくはユーザの手によって回転せしめられる工具により、取り付け部32内の軸28の回転を容易化するための工具と合う、六形、穴あき、又は他の標準的な形状の取り付け具(付属品、fitting)を含む。 選択的に、キャップ付き端部30は、ユーザの手による軸取り付け部32内での軸28の回転を容易化するために、ハンドホイールを用いて構成することができる。 軸28のねじが切られた端部は、引張ばね26の中空開口の内部にフィットするように構成されると共に、スライドバネ取り付けブラケット40の相補的ねじ付き雌型開口部に噛み合うように構成されており、これによって、ケーブル12に抗して浮遊滑車42によって加えられる力を調節するばね26の張力を、ユーザが制御できるようになっている。 また、上記トロリーは、ケーブル12に接触させるための摩擦シュー34と、乗り手のハーネスをトロリー10に固定するための開口部36又は他の受け入れ機構と、を含む。

    図4及び図5に示すように、乗り手のハーネスをトロリー10に固定するための開口部36内の接続箇所は、固定滑車18と浮遊滑車42との間を走るケーブルのラインの下にずれると共に、固定滑車18の中心と摩擦シュー34の中心との間に位置しているため、負荷がかかつたトロリー10に対する乗り手の重量38のベクトルは、(固定滑車18が、浮遊滑車42よりも高い位置にあるときの)下方への移動中に、そのトロリーの後部において、固定滑車18の近傍を通るか又はその滑車を通るラインから、(固定滑車18が、浮遊滑車42よりも低い位置にあるときの)上方への移動中に、そのトロリーの中心近くに位置する摩擦シュー34の近くを通るか又はその摩擦シューを通るラインへシフトする(変わる)。 従って、図4に示すように、下方への移動中に、乗り手の重量は、主に固定されている後部の滑車18によって支持され、残りの負荷は、浮遊滑車42と摩擦シュー34との間で担われる。 対照的に、図5に示すように、上方への移動中は、乗り手の重量は、固定滑車18から摩擦シュー34にシフトする。

    図4及び図5に示すように、トロリー10によって発生する制動力は、摩擦シュー34とケーブル12との間の摩擦係数に、ケーブル12に対して摩擦シュー34を付勢する垂直抗力(normal force)を乗じたものに等しいため、ケーブル12に加えられる制動力は、下方への移動時よりも上方への移動時に、より大きくなることになる。 当業者によって認識されることができるように、トロリーの傾斜角度の変化の作用せしめられる制動力の影響の大きさは、固定滑車18の中心と摩擦シュー34の中心との間のハーネス接続箇所開口部36の位置と、乗り手のハーネスをトロリー10に固定するための開口部36内の接触箇所が、浮遊滑車42と固定滑車18との間を走るそのケーブルのラインよりも下にずれている距離と、ばね26の引張速度(tension rate)と、浮遊滑車42と固定滑車18との間の摩擦シュー34の相対位置と、ブラケットマウント22における旋回点(回動点、pivot point)からの旋回ブラケット20上のシーブマウント16のモーメントアームに対する、ブラケットマウント22における旋回点からの旋回ブラケット20上の圧縮ばね26のモーメントアームの長さと、のうちの1つ以上を変化させることによって制御することができる。 また、当業者により認識されることができるように、浮遊滑車42の位置は、本願発明の機能に実質的に影響を及ぼすことなく、固定滑車18及び/又は摩擦シュー34に関連して、変更してもよい。

    当業者により認識されることができるように、固定滑車18の中心と、摩擦シュー34の中心との間の接続点(接続ポイント)の位置は、締め付け可能なボルトを有するスロット接続、若しくは、ねじ軸(ねじが切られた軸、threaded shaft)等の、適切な調節機構及び/又はロック機構によって、(乗り手のハーネスをトロリー10に固定するための)開口部36内の接続点を、トロリー10のプレート14に対して、スライド可能に取り付けることによって、調節することができ、これにより、プレート14に関連する、開口部36内の接続点の水平方向(水平方向の向き、水平位置、horizontal orientation)を調節することができる。 同様に、その接続点(接続ポイント)は、締め付け可能なボルトを有するスロット接続、若しくは、ねじ軸(ねじが切られた軸、threaded shaft)等の、適切な調節機構及び/又はロック機構によって、垂直方向に、そのプレートにスライド可能に取り付けることができ、これにより、そのケーブルに関するその接続点の垂直方向(垂直方向の向き、垂直位置、vertical orientation)を調節することができる。

    図6及び図7に示すように、本願発明は、また、摩擦シュー34がケーブル12に接触しない位置に浮遊滑車42を固定してトロリー10がケーブル12に沿って自由に転がることができるように、旋回ブラケット20を静止させる(固定する、不動にする)ためにユーザが挿入することができるトロリーブレーキロックアウトピン46を備えることができる。 図6及び図7に示すように、ブレーキロックアウトピン46は、プレート14のプレートロックアウトピンホール48を貫通すると共に、旋回ブラケット20のブラケットロックアウトピンホール50を貫通するように挿入されることができ、これにより、浮遊滑車42を固定位置に保持することができる。 乗り手の重量は、ケーブル12を浮遊滑車42に対して付勢し、旋回ブラケット20に、ブレーキロックアウトピン46によって抵抗される回転力を生じる。 ブレーキロックアウトピン46に対する旋回ブラケット20からのせん断力は、実質的な摩擦力を生じ、この摩擦力は、プレートロックアウトピンホール48内及びブラケットロックアウトピンホール50内におけるブレーキロックアウトピン46のスライド(滑動)に抗して、ブレーキロックアウトピン46をロック位置(係止位置)に保持する。 当業者によって認識されることができるように、ブレーキロックアウトピン46をロック位置に固定するために、コッタピン、リンチピン、クレビスピン又はボールロック等の種々の付加的手段を用いることができる。

    図8は、摩擦シュー34がケーブル12に接触することができるような位置に浮遊滑車42が自由に移動できるように、ブレーキロックアウトピンが非ロック位置にある、トロリーの正面断面図である。

    従って、本願発明は、本質的に、ハーネスによって支持された乗り手をケーブル又はロープ上に懸垂して運ぶためのトロリーであって、乗り手のハーネスを受け入れるための接続ポイント(接続点)を有して構成された取り付けプレートと、該取り付けプレートをケーブル又はロープ上に支持するために取り付けプレートに回転自在に取り付けられた滑車(プーリ)と、ケーブル又はロープの上部に接するように、滑車の前部でプレートに取り付けられた摩擦シューとを備え、上記接続ポイントは、滑車の中心と摩擦シューの中心との間でケーブル又はロープの下に位置している、トロリーを提供する。

    また、本願発明は、ハーネスによって支持された乗り手をケーブル又はロープに懸垂して運ぶためのトロリーであって、乗り手のハーネスを受け入れるための接続ポイントを有して構成された取り付けプレートと、該取り付けプレートに回転自在に取り付けられた固定滑車(固定プーリ)と、取り付けアームにより、該固定滑車と同一の平面内で上記プレートに旋回可能(pivotally)に取り付けられた浮遊滑車(遊動滑車、浮遊プーリ、遊動プーリ、floating pulley)であって、これらの滑車(プーリ)が、ケーブル又はロープ上で上記プレートを支持するように設けられている浮遊滑車と、該浮遊滑車をケーブル又はロープに対して付勢するように、上記プレートと取り付けアームとに取り付けられた張力装置と、ケーブル又はロープの上部に接するように、上記滑車の間でプレートに取り付けられた摩擦シューと、を備え、上記接続ポイントは、滑車の中心と摩擦シューの中心との間でケーブル又はロープの下に位置している、トロリーを提供する。

    本願発明は、その趣旨又は本質的な特徴から逸脱することなく、他の具体的な形態で具体化することができる。 記載されている実施形態は、あらゆる点で、単に例示的であり、且つ、非限定的であると考えるべきである。 そのため、本願発明の範囲(スコープ)は、上記説明によってではなく、添付されているクレームによって示される。 該クレームの均等物の意味及び範囲内で成立する全ての変更は、本願発明の範囲に包含されるべきである。

    QQ群二维码
    意见反馈