Carrier device provided with, at least, carrying body or vehicle similar thereto reciprocating on cable

申请号 JP2000064822 申请日 2000-03-09 公开(公告)号 JP2000296769A 公开(公告)日 2000-10-24
申请人 Aerofun; アエロフユン; 发明人 VOIRIN PHILIPPE;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To improve the reliability and safety of operation of a carrier device provided with, at least, a carrying body or a vehicle reciprocating on a cable, or a similar long support member extended between a start station and an arrival station and preferably providing the start station in a position higher than the arrival station.
SOLUTION: A carrying body 2 reciprocates on a cable or a long support member 3 and has at least a rolling means installed on a chassis forming a body of the carrying body 2, the chassis is provided with a fixing means for a subject and/or an object 8 to be carried, and an arrival station 5 is provided with, at least, one brake unit 9' for the carrying body 2. The brake unit 9' automatically and mechanically acts on, at least, a part of the chassis of the carrier 2 and/or, at least, one extension part of the carrying body 2.
COPYRIGHT: (C)2000,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 出発ステーションと到着ステーションとの間に延びるケーブル又は同様の長尺な支持部材上を行き来する少なくとも1つの乗り物等の搬送体を備え、前記出発ステーションが好ましくは到着ステーションよりも高い位置に設けられている搬送装置であって、前記搬送体(2)は、ケーブル又は長尺な支持部材(3)上を行き来し、搬送体(2)の本体を形成するシャーシ(2')に装着された少なくとも1つのローリング手段(6)を有し、前記シャーシ(2')は搬送される主体及び/又は客体(8)のための固定手段を備え、到着ステーション(5)は搬送体(2)のための少なくとも1
    つのブレーキユニット(9、9')を備え、ブレーキユニット(9、9')は、搬送体(2)の通過時に、そのレベルで、搬送体(2)のシャーシ(2')の少なくと一部及び/又は搬送体(2)の少なくとも1つの延出部(10)に自動的且つ機械的に作用することを特徴とする搬送装置。
  • 【請求項2】 ケーブル又は長尺な支持部材(3)は、
    到着ステーション(5)の近傍に、出発ステーション(4)の近傍の傾斜とは反対の傾斜もしくは斜面を有していることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  • 【請求項3】 搬送体(2)は例えばローラやプーリホイールの形態を成す2つのローリング手段(6)を備え、これらのローリング手段(6)は搬送体(2)の長手方向に沿う両端部の略近傍であって搬送体(2)の上部に設けられており、シャーシ(2')は主に金属プレート(2”)の形態を成す2つの部材によって構成され、これらの金属プレート(2”)は、ローリング手段(6)の回転軸(6')に固定されるとともに、搬送体(2)がケーブル又は同様の支持部材(3)上を行き来して固定手段(7)がシャーシ(2')の下部に配置される際には、ローリング手段(6)の両側でシャーシ(2')の底部に向かって互いに平行に延びることを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送装置。
  • 【請求項4】 搬送体(2)のシャーシ(2')は、ケーブル(3)が通過するための開口を形成するために、
    その下部のレベルで、全長にわたって開口しており、また、シャーシ(2')は、その下部のレベルに、少なくとも1つの着脱可能なスペーサ部材(11)を備え、このスペーサ部材(11)は、対応する制御ハンドル(1
    2)の作動によって2つのプレート(2”)間に挿入可能であり、これによって、前記下部のレベルで前記プレート(2”)間に空間を確保し、場合により、前記シャーシ(2')の構造を強固にすることを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
  • 【請求項5】 搬送体(2)の慣性中心は、ローリング手段(6)の軸(6')を含む平面(PH)の実質的に下側に位置するとともに、搬送体(2)が載置されるケーブル(3)の部位の長手方向軸を含む垂直面内に略位置しており、搬送体(2)は、さらに好ましくは、ローリンング手段(6)の軸(6')と平行な中央面(P
    M)に対して対称な構造をなしていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の搬送装置。
  • 【請求項6】 ブレーキユニット(9)は複数のローラもしくは回転可能なホイール(13)を備え、これらのローラ(13)はそれぞれ、到着ステーション(5)のレベルで、ケーブル(3)の一部の上側でこれと略平行に延びる長尺な支持本体(14)に各旋回アーム(1
    3')を介して直列に装着されており、ローラあるいはプーリ(13)は、負荷を受けずに搬送体(2)と相互作用していないときには、通常、ケーブル(3)の部分に当接支持された状態にあるが、搬送体(2)がそのレベルで通過すると、搬送体(2)のシャーシ(2')の上部のレベルに設けられたローリングパス(15)上で回転することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の搬送装置。
  • 【請求項7】 少なくとも1つのローラ又はプーリ(1
    3)、好ましくは各ローラ又はプーリ(13)は、場合により調整可能な弾性圧力作用によってケーブル(3)
    の方向に押圧されるとともに、高摩擦係数を有するプラスチック材料の層(13”)によりその外周面が覆われており、プーリ又はローラ(13)は、所望ならば、少なくとも一部が固体である、及び/又は回転手段及び/
    又は回転制動手段を備えていることを特徴とする請求項6に記載の搬送装置。
  • 【請求項8】 ローリングパス(15)は、その少なくとも一部が例えば金属板のストリップもしくは場合により部分的にプレート(2”)の上縁部によって形成され、また、ローリングパス(15)は、搬送体(2)のシャーシ(2')の上部を規定するとともに、搬送体(2)の本体を形成する2つのプレート状部材(2”)
    を互いに固定し、ローリング手段(6)の回転軸(6')を含む平面(PH)に対して見ると、ローリングパス(15)は、第1の立ち上がり部(15')と第2の水平部(15”)と第3の下降部(15'”)とを連続して有し、立ち上がり傾斜部(15')と下降傾斜部(15'”)は、シャーシ(2')の本体を構成するプレート(2”)の鼻形状の突出部(16)によって形成され、搬送体(2)がケーブルもしくは同様の長尺な支持部材(3)上に載置されると、突出部(16)の自由端は、ケーブルもしくは長尺な支持部材(3)の上部支持面と略同じレベルに位置することを特徴とする請求項6又は7に記載の搬送装置。
  • 【請求項9】 ブレーキユニット(9')は連続する複数の長尺なストリップ又はプレート部(17)から成り、これらのプレート部(17)は、ケーブル(3)の両側に対を成して配置されるとともに、ケーブル(3)
    に沿って離間しており、ケーブル(3)と略直交するように延びており、また、プレート部(17)は、例えばローリング手段(6)の軸(6')の延長部分である搬送体(2)の横方向延出部(10)と相互作用するようになっており、また、前記ストリップもしくはプレート部(17)は、例えば複数のストリップの形態を成しており、特に搬送体(2)の通過時に搬送体(2)の横方向延出部(10)によって撓んで弾性変形により起き上がるようになっていることを特徴とする請求項1から5
    のいずれか一項に記載の搬送装置。
  • 【請求項10】 長尺なストリップもしくはプレート(17)の一端部は、到着ステーション(5)のレベルにおいてケーブル(3)の一部の上側でこれと略平行に延びる長尺な支持本体(18)に対し、強固に固定もしくは旋回可能に取り付けられており、前記プレート部(17)は、空の状態にあるとき、そのレベルに配置された搬送体(2)のシャーシ(2')の固定手段(7)
    のレベル程度まで延びていることを特徴とする請求項9
    に記載の搬送装置。
  • 【請求項11】 到着ステーション(5)は、ケーブル(3)もしくは同様の長尺な支持部材の一端部に沿って直列に配置された2つのブレーキユニット(9、
    9')、すなわち、請求項6ないし請求項8のいずれか一項に記載の第1のブレーキユニット(9)であればその後側に配置された請求項9又は請求項10に記載の第2のブレーキユニット(9')を備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の搬送装置。
  • 【請求項12】 ブレーキユニット(9')すなわち2
    つあるブレーキユニット(9、9')のうちの2番目のブレーキユニット(9')は、引張りや圧力による前記ブレーキユニット(9又は9')の作用を受ける停止準備位置から解放ステーションあるいはプラットフォーム(20)に向けて搬送体(2)を移動させる駆動装置(19)を備えていることを特徴とする請求項1から1
    1のいずれか一項に記載の搬送装置。
  • 【請求項13】 駆動装置(19)は、少なくとも1つのプッシャ(19')を備え、プッシャ(19')は、
    長尺なストリップもしくはプレート部(17)の部位を装着された長尺な支持本体(18)に沿って行き来するとともに、搬送体(2)のシャーシ(2')の上部のレベルで、好ましくは、搬送体(2)の横方向突出部(1
    0)のレベルで係合するようになっており、前記少なくとも1つのプッシャ(19')は、アクチュエータ(1
    9”)によって駆動されるチェーンもしくは無端バンドに固定されており、アクチュエータ(19”)の制御は、ブレーキユニット(9又は9')の先頭側に設けられる、搬送体(2)の通過を検知するセル(21)からの信号の関数として行なわれることを特徴とする請求項12および請求項6から10のいずれか一項に記載の搬送装置。
  • 【請求項14】 ブレーキユニットすなわちユニット(9、9')の上流側に配置されたプレブレーキユニット(22)を更に備え、このプレブレーキユニット(2
    2)は、支持ケーブル(3)に沿って固定的に設けられた少なくとも1つの、好ましくは複数のモジュール(2
    3)を備え、各モジュール(23)は、個別に制御され、搬送体(2)の移動に対して作用しない非作用状態から、搬送体(2)がモジュール(23)の上を通過した際に、例えば摩擦抵抗及び/又は曲げ抵抗をもったスライド接触の形態を成して搬送体(2)のシャーシ(2')と相互作用する作用状態へと可逆的に変化することを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の搬送装置。
  • 【請求項15】 各モジュール(23)は対向する2つのジョー(24、24')の形態を成して存在し、ジョー(24、24')は、ジョー(24、24')間を通るケーブル(4)の部位と略平行な軸を中心に旋回可能に装着されており、ジョー(24、24')には、回転可能な部材もしくは摩擦接触部材の列からなる長尺なフレキシブル部材(25、25')が設けられており、前記摩擦接触部材は、搬送体(2)の速度を低下させるために、搬送体(2)が通過する瞬間に搬送体(2)のシャーシ(2')と接触するとともに、実質的に搬送体(2)の移動方向に延びており、また、ジョー(24、
    24')は少なくとも1つのアクチュエータ手段(2
    6、27)に接続されており、このアクチュエータ手段(26、27)は、ジョー(24、24')を非作用状態となる離間位置と作用状態となる閉位置との間でそれぞれの旋回軸(24”)を中心に移動させることを特徴とする請求項14に記載の搬送装置。
  • 【請求項16】 長尺なフレキシブル部材(25、2
    5')は、例えば、互いに平行に離間した状態でジョー(24、24')のために設けられた一対の柔軟なブラシからなり、このブラシは、モジュール(23)の前記作用状態時には、搬送体(2)の通過スペース内に部分的に配置され、所望ならば、対向するジョー(24、2
    4')の一対の柔軟なブラシ(25、25')と交互に配列され、各モジュール(23)のためのアクチュエータ手段は、ジョー(24、24')を作用状態となる位置へと常時付勢するバネ等の受動的な第1のアクチュエータ手段(26)と、第1のアクチュエータ手段(2
    6)の付勢力に抗してジョー(24、24')を非作用状態となる位置へと離間させるように積極的に制御されるジャック等の第2のアクチュエータ手段(27)とを備え、また、前記複数のプレブレーキモジュール(2
    3)は、場合により、第2のアクチュエータ手段(2
    7)の動力供給源(29)を支持する支持ビーム(2
    8)上に一列に装着されていることを特徴とする請求項15に記載の搬送装置。
  • 【請求項17】 プレブレーキユニット(22)の上流側に、所定の距離をもって、速度検知器(30)が配置され、前記速度検知器(30)は、そのレベルを通過する際、搬送体(2)の移動速度を測定し、異なるプレブレーキモジュール(23)と関連付けられ、プレブレーキユニット(22)のレベルにおける搬送体(2)の到達速度の関数として、プレブレーキモジュール(23)
    の1つ又は複数又は全ての作動を制御する或いは全く制御しないようになっていることを特徴とする請求項14
    から16のいずれか一項に記載の搬送装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、好ましくは遊技目的ではあるが、所望ならば実用的な分野又は専門職業の分野でさえも使用され、重量の作用下或いは所望ならばモータ駆動下においてケーブル等の支持体上で高速搬送する搬送装置に係わり、ケーブル等の支持体上で行き来する搬送体を備えた搬送装置を目的とする。

    【0002】

    【従来の技術】重の作用下において特にフリーホイールの転位によりケーブル上で物品や人を搬送する種々のシステムは既に存在する。

    【0003】しかしながら、これらの既存のシステムは、操作の信頼性や、ケーブル上における移動時、特に到着時の停止の局面における安全性に関し、重大な欠点を有している場合が多く、その結果、特に高速時(例えば70km/hより大きいとき)に損傷や負傷の危険性が高くなる。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】本発明は、特に前述した欠点を解消することを目的としている。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】前記目的のため、本発明の搬送装置は、出発ステーションと到着ステーションとの間に延びるケーブル又は同様の長尺な支持部材上を行き来あるいは循環する少なくとも1つの乗り物(ビークル)等の搬送体(キャリジ)を備えている。 出発ステーションは、好ましくは、到着ステーションよりも高い位置に設けられている。 搬送体は、ケーブル又は同様の長尺な支持部材上を行き来する少なくとも1つのローリング手段を有している。 このローリング手段は、搬送体の本体を形成するシャーシに装着されている。 シャーシは、搬送される主体(サブジェクト)及び/又は客体(オブジェクト)のための固定手段を備えている。 到着ステーションは、搬送体のための少なくとも1つのブレーキユニットを備えている。 ブレーキユニットは、搬送体の通過時に、そのレベルで、搬送体のシャーシの少なくと一部及び/又は搬送体の少なくとも1つの延出部に自動的且つ機械的に作用する。

    【0006】本発明は、これを限定するものではない好ましい実施形態に関する以下の記述によって、十分に理解されるであろう。 以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。

    【0007】

    【発明の実施の形態】添付の図面の図1〜図3に示されるように、搬送装置1は、ケーブル又は長尺な支持部材3(例えば、バーもしくは束状の複数の平行なケーブル)上を行き来する少なくとも1つの乗り物等の搬送体2を備えている。 ケーブル又は長尺な支持部材3は出発ステーション4と到着ステーション5との間で延びている。 出発ステーション4は、好ましくは、到着ステーション5よりも高い位置に設けられている。

    【0008】本発明において、搬送体2は、ケーブル又は長尺な支持部材3上を行き来する少なくとも1つのローリング(転がり)手段6を有している。 このローリング手段6は、搬送体2の本体を形成するシャーシ2'に装着されている。 シャーシ2'は、搬送される主体及び/又は客体8のための固定手段を備えている。 到着ステーション5は、搬送体2のための少なくとも1つのブレーキユニット9、9'を備えている。 ブレーキユニット9、9'は、搬送体2の通過時に、そのレベルあるいは高さで、搬送体2のシャーシ2'の少なくと一部及び/
    又は搬送体2の少なくとも1つの延出部10に作用する。

    【0009】重力の影響下で最初に漸進的な制動を与えるために、ケーブル又は長尺な支持部材3は、到着ステーション5の近傍に、出発ステーション4の近傍の傾斜とは反対の傾斜をもっている。

    【0010】したがって、添付の図面の図1に示されるように、ケーブル3は、出発ステーション4と到着ステーション5との間に低点PBを有するとともに、低点と到着ステーション5との間に上り傾斜を有している。 これにより、移動する搬送体の速度が必然的に低下する。

    【0011】本発明の特徴によれば、特に添付の図面の図4A〜図4Dに示されるように、搬送体2は2つのローリング手段6を備えている。 これらのローリング手段6は、例えばローラやプーリホイールの形態を成しており、搬送体2の長手方向に沿う略両端部の方で搬送体2
    の上部に設けられている。 シャーシ2'は、主に、金属プレート2”の形態を成す部材によって構成されている。これらの金属プレート2”は、ローリング手段6の回転軸6'に固定されており、前記固定手段7がシャーシ2'の下部に配置されて搬送体2がケーブル又は同様の支持部材3上を行き来する際、ローリング手段6の両側でシャーシ2'の底部に向かって互いに平行に延びる。

    【0012】添付の図面の図4に示されるように、搬送体2のシャーシ2'は、ケーブル3が通過するための開口を形成するために、その下部のレベルで、全長にわたって開口している。 また、シャーシ2'は、その下部のレベルに、少なくとも1つの着脱可能な突張り部材11
    を備えている。 この突張り部材11は、対応する制御ハンドル12の作動によって2つのプレート2”間に挿入可能であり、これによって、前記下部のレベルでプレート2”間に空間を確保し、場合により、特に突張り部材11の自由端部にフックが設けられる場合にはシャーシ2'の構造を強固にする。

    【0013】このような搬送体2の構造によれば、安全性が最適に確保されて、特に移動中に不意に外れず、正確に案内(ケーブル3の外周面の半分の領域で略対応するローラの外周溝の底部が案内される)されるとともに、移動中において良好な安定性が得られ(前後に揺動せず、横方向の揺動も抑制される)、空気力学的抵抗も低くなる。

    【0014】制御ハンドル12は、トグルジョイント機構によって突張り部材11を優先的に移動させ、逆側のハンドル12'とともに、搬送される人間8のための補助的な係合ハンドルとして機能する。

    【0015】また、搬送体2のこのような構成によれば、ケーブル3に対して搬送体2を迅速に脱着できる。

    【0016】ケーブル3上における装着保持の信頼性を確保するために、搬送体2を構成する部分の構造及び質量分布は、搬送体2の慣性中心が、ローリング手段6の軸6'を含む平面PHの実質的に下側に位置するとともに、搬送体2が載置されるケーブル3の部位の長手方向軸を含む垂直面内に略位置するようになっている。 搬送体2は、さらに好ましくは、ローリンング手段6の軸6'と平行な中央面PMに対して対称な構造を成している。

    【0017】搬送体2の特徴のため、搬送体2を全体として逆に装着したり使用したりすることができる。

    【0018】添付の図面の図4D、図6A、図6Bに示されるように、搬送体は、少なくとも1つの、好ましくは2つの安全軸6”を有している。これらの安全軸6”
    は、2つのプレート2”を接続するとともに、回転軸6'と略同じレベルに配置されており、2つの回転軸6'のうちの1つが制動された際に搬送体2をケーブル3上に保持する。

    【0019】変形形態として、固定手段7によって吊り下げられた対象物8の重量分布の不均整を考慮するために、搬送体4は第3のローリング手段6'”(図4A)
    を設けることができる。 このローリング手段6'”は前部のローリング手段6の直ぐ後ろ側もしくは搬送体4の移動時には前側に配置される。

    【0020】ローリング手段6、6'”は、例えば溝付きのローラの形態を成しており、ポリウレタンをベースとした合成材料、好ましくはナイロン(登録商標)、特にデルリン(登録商標)によって形成することができる。

    【0021】本発明の第1の変形実施形態によれば、添付の図面の図2及び図3に示されるように、ブレーキユニット9は複数のローラもしくは回転可能なホイール1
    3を備えている。 これらのローラ13はそれぞれ、到着ステーション5のレベルで、ケーブル3の部分の上側でこれと略平行に延びる長尺な支持本体14に旋回アーム13'を介して直列に装着されている。 ローラあるいはプーリ13は、負荷を受けずに搬送体2と相互作用していない時には、通常、ケーブル3の部分に当接支持された状態にあるが、搬送体2がそのレベルで通過すると、
    搬送体2のシャーシ2'の上部のレベルに設けられたローラトレイン15上で回転する。

    【0022】ブレーキ調整を有効且つ容易に行なうため、少なくとも1つのローラ又はプーリ13、好ましくは各プーリ13は、場合により調整可能な弾性付勢手段13'”の作用によりケーブル3の方向に押圧されるとともに、高摩擦係数を有するプラスチック材料の層1
    3”によりその外周面が覆われている。プーリ又はローラ13は、所望ならば、少なくとも一部が、フリーホイールである、及び/又は回転手段及び/又は回転制動手段を備えている。

    【0023】層13”は例えばポリウレタンをベースとする材料によって形成することができ、ローラもしくはプーリ13の本体は、回転に大きな慣性の増大を与える大きくて重い構造を有することも可能であり、ブレーキユニット13の先頭側の複数のプーリもしくはローラ1
    3は好ましくは低い回転慣性を有している。

    【0024】制動ローラもしくは制動プーリ13の装着実施形態の一例が添付の図面の図5に示されている。

    【0025】ローラもしくはプーリ13の回転は、所望ならば、プーリ13の回転抵抗を増大する機構にプーリ13を関連させることによって或いは搬送体2がプーリ13を通過する前にプーリ13を回転させることによって、少なくとも部分的に制御される。

    【0026】このような手段によれば、制動効果を緩和することができるとともに、その効果を調整することができ、例えば搬送体2に安定した負荷を与えることができる。

    【0027】本発明の特徴によれば、添付の図面の図4
    に示されるように、ローリングパス15は、その少なくとも一部が例えば金属板のストリップ(帯板)もしくは部分的にプレート2”の上縁部によって形成されている。ローリングパス15は、搬送体2のシャーシ2'の上部を規定するとともに、搬送体2の本体を形成する2
    つのプレート状部材2”を互いに固定する。ローリング手段6の回転軸6'を含む平面PHに対して見ると、ローリングパス15は、第1の立ち上がり部15'と第2
    平部15”と第3の下降部15'”とを連続して有している。 立ち上がり傾斜部15'と下降あるいは下方傾斜部15'”は、シャーシ2'の本体を構成するプレート2”のくちばし形状の突出部16によって支持されている。 搬送体2がケーブル又は同様の長尺な支持部材3上に載置されると、突出部16の自由端は、ケーブル又は同様の支持部材3の上部支持面と略同じレベルに位置する。

    【0028】また、突出部16は、場合によっては、ローリング手段6のレベルで通過する前にケーブル3をガイド及び/又は清掃する機能を果たす。

    【0029】変形例として、ローリングパスは、所望ならば、その長手方向の両端部に丸みを帯びた形状を有するプレート2”の上縁部のみによって構成されている。

    【0030】第1の立ち上がり部15'及び/又は第3
    の下降部15'”は、所望ならば、長く延出し、あるいは、対応する延長部材から成り、搬送体2がケーブル4
    に装着された際にはケーブル4に近接するようになっている(図4Bの破線参照)。 立ち上がり部15'及び下降部15'”の前記延長部分は、ローラもしくはプーリ13がローリングパス上を通過あるいは緩やかに起き上がることを可能にする(所望ならば、ローラもしくはプーリ13がローリングパス15上を漸進的に下降することを可能にする)とともに、や霜や枯れ葉等の堆積物がケーブル上に所定の厚さで堆積することを防止するスクレーパを構成する。

    【0031】第2の変形実施形態において、ブレーキユニットは、添付の図面の図2及び図3に示されるように、連続する複数の長尺なストリップ又はプレート部1
    7から成る。 これらのプレート部17は、ケーブル3の両側に対を成して配置されるとともに、ケーブル3に沿って離間しており、ケーブル3と略直交するように延びている。 また、プレート部17は、例えばローリング手段6の軸6'の延長部分である搬送体2の横方向延出部10と相互作用するようになっている。 ストリップもしくはプレート部17は、例えば複数のストリップの形態を成しており、搬送体2の通過時に搬送体2の横方向延出部10に沿って撓みによる弾性変形により起き上がるようになっている。

    【0032】プレート部17の厚さは、プレート部17
    を構成する材料や材料の剛性と同様、支持本体18に沿って例えば漸進的に変化させることもできる。

    【0033】また、長尺なストリップもしくはプレート17の部分は、到着ステーション5のレベルにおいて一部のケーブル3の上側でこれと略平行に延びる長尺な支持本体18に対し、強固に固定もしくは旋回可能に取り付けられている。 プレート部17は、空の状態にある時のレベルに配置された搬送体2のシャーシ2'の固定手段7のレベル程度まで延びている。

    【0034】ストリップもしくはプレート部17あるいはその一部分が旋回可能に取り付けられた場合、旋回動作は弾性的な付勢力(所望ならば、調整可能な付勢力)
    に抗して行なわれる。

    【0035】使用時に、バーの形態を成す横方向延出部10が撓みんで変形することを防止するために、横方向延出部10は、所望ならば、長尺な硬質部材10'により互いに2つずつ連結されうる(図6A及び図6B参照)。

    【0036】前述したように、1つのブレーキユニット9又は9'が2つに分離された形態で存在していても良く、分離されたそれぞれは、到着ステーション5のレベルで、所望ならば、他の制動装置もしくは停止装置と組み合わされて搬送体2を個別に制動、及び好ましくは固定できるようになっている。

    【0037】しかしながら、本発明の好ましい実施形態によれば、添付の図面の図2及び図3に示されるように、到着ステーション5は、ケーブル3もしくは同様の長尺な支持部材の端部に沿って直列に配置された2つのブレーキユニット9、9'、すなわち、ローラもしくはプーリ13を有する第1のブレーキユニット9とその後側に配置された、ストリップ17を有する第2のブレーキユニット9'とを備えている。

    【0038】搬送体2を所定の位置へと自由に系統的に移動させるために、ブレーキユニット9'すなわち2つあるブレーキユニット9、9'のうちの2番目の9'
    は、ブレーキユニット9又は9'の作用すなわち静止摩擦力や圧力によって到達される停止位置から解放ステーションあるいはプラットフォーム20に向けて搬送体2
    を移動させる駆動装置19を備えている。

    【0039】本発明の付加的な特徴において、駆動装置19は、例えば、少なくとも1つのプッシャ19'を備えている。 プッシャ19'は、長尺なストリップもしくはプレート部17が装着された長尺な支持本体18に沿って行き来するとともに、搬送体2のシャーシ2'の上部のレベルで、好ましくは、搬送体2の横方向突出部1
    0のレベルで、係合するようになっており、少なくとも1つのプッシャ19'は、アクチュエータ19”によって駆動されるチェーンもしくは無端バンドに固定されている。アクチュエータ19”の制御は、ブレーキユニット9又は9'の先頭側に設けられた、搬送体2の通過を検知するセル21からの信号によって行なわれる。

    【0040】プッシャ19'は、搬送体2の前記停止位置への移動の引き金となるセル21のレベルを搬送体2
    が通過するまで、後退位置で待機している。

    【0041】添付の図面の図3に示されるように、後退可能なプラットフォーム20'を設けることもできる。
    このプラットフォーム20'は、ステーションもしくはブレーキユニット9'の略全長にわたって延びており、
    搬送体2を利用する人8が搬送体2に乗り込むことができる高位置と後退位置である低位置との間で垂直に移動されるようになっている。

    【0042】本発明に係る装置のより高い安全性を確保するとともに、ユニットの入口すなわち第1のブレーキユニット9、9'の入口で搬送体2の移動速度を所定の範囲内に調整してこのユニットのレベルで搬送体2を停止させることができるように、装置1は、ブレーキユニットすなわちユニット9、9'の上流側に配置されたプレブレーキユニット22を備えていても良い。 このプレブレーキユニット22は、支持ケーブル3に沿って固定的に設けられた少なくとも1つの、好ましくは複数のモジュール23を備えている。 各モジュール23は、個別に制御され、搬送体2の移動に対して作用しない非作用状態から、搬送体2がモジュール23の上を通過した際に、例えば摩擦抵抗及び/又は曲げ抵抗をもったスライド接触の形態を成して搬送体2のシャーシ2'と相互作用する作用状態へと可逆的に変化する。

    【0043】添付の図面の図7に示されるように、このプレブレーキユニット22は、好ましくは点PBの下流側に設けられ、求められる最大の制動力の関数として多数のモジュール23を有している。

    【0044】添付の図面の図8A及び図8Bに示されるように、本発明の好ましい変形実施形態において、各モジュール23は対向する2つのジョー24、24'の形態を成して存在している。 ジョー24、24'は、ジョー24、24'間を通るケーブル4の部位と略平行な軸を中心に旋回可能に装着されている。 ジョー24、2
    4'には、回転可能な部材もしくは摩擦接触部材の列からなる長尺なフレキシブル部材25、25'が設けられている。 前記フレキシブル部材25、25'は、搬送体2の速度を低下させるために、搬送体2が通過する瞬間に、搬送体2のシャーシ2'と接触するようになっており、実質的に搬送体2の移動方向に延びている。 また、
    ジョー24、24'は少なくとも1つのアクチュエータ手段26、27に接続されている。 このアクチュエータ手段26、27は、ジョー24、24'を非作用状態となる離間位置と作用状態となる閉位置との間でそれぞれの旋回軸24”を中心に移動させる。

    【0045】長尺なフレキシブル部材は、例えば、互いに平行に離間した状態で対向するジョー24、24'に設けられた一対の柔軟なブラシから成る。 このブラシは、モジュール23の前記作用状態時には、搬送体2の通過スペース内に少なくとも部分的に配置され、所望ならば対向するジョー24、24'の一対の柔軟なブラシ25、25'と交互に配列される。

    【0046】前記回転可能な部材の列(図示せず)は、
    例えば、一定の回転慣性を有する或いは制動手段に連結されたポリウレタンから成るローラ又はホイールの列に存する。

    【0047】また、添付の図面の図8A及び図8Bに示されるように、各モジュール3のためのアクチュエータ手段は、好ましくは、ジョー24、24'を作用状態となる位置へと常時付勢するバネ等の第1の受動的なアクチュエータ手段26と、第1のアクチュエータ手段26
    の付勢力に抗してジョー24、24'を非作用状態となる位置へと離間させるように積極的に制御されるジャック等の第2のアクチュエータ手段27とを備えている。

    【0048】ジョー24、24'は、例えば、各屈曲点のレベルで軸24”を中心に旋回可能に関節連結された2つの別個のアームをもつX構造を共に形成している。
    バネの形態を成すアクチュエータ手段26は、当接部を形成してジョー24、24'の閉位置を規定する部品2
    6'と協働し、旋回軸24”に対しジョー24、24'
    の反対側に配置されることが望ましい。

    【0049】また、プレブレーキモジュール23は、場合により動力供給源、あるいは例えばコンプレッサの形態を成す第2のアクチュエータ手段27の圧力流体源2
    9を支持するクロスビーム28上に一列に装着されている。

    【0050】プレブレーキユニット22のレベルで、プレブレーキユニット22に到達する各搬送体2への制動力を(特に速度や質量に応じて)変化させることができるように、プレブレーキユニット22の上流側に所定の距離をもって、速度検知器30が設けられている。 この速度検知器30は、そのレベルを通過する搬送体2の瞬時の移動速度を測定するとともに、異なるプレブレーキモジュール23と関連付けられ、プレブレーキユニット22のレベルにおける搬送体2の到達速度の関数として、プレブレーキモジュール23の1つ又は複数又は全ての作動を制御する、あるいは全く制御しないようになっている。

    【0051】添付の図面に示される本発明の特定の実施形態によれば、プレブレーキユニット22は好ましくは5つのプレブレーキモジュール23を備えている。 この場合、各プレブレーキモジュール23は互いに対向する2つのジョー24、24'を備えている。 ジョー24、
    24'の下端部には、適当なブラシ支持体に装着された長尺なブラシ25、25'の形態を成す2つの部材が設けられている。 ジョー24、24'が閉位置に位置された状態において、搬送体2は、互いに貫き合うブラシを介して通路を押し開くように進められる。

    【0052】第1及び第2のアクチュエータ手段26、
    27の特徴が与えられ且つこれらがモジュール23にそれぞれ装着されると、モジュール23は、休止状態では作用状態となる閉位置に位置され、非作用状態となる開位置へ移動するためには積極的に作動されなければならない。 これにより、第2のアクチュエータ手段27が故障している場合であっても使用の安全性が確保される。

    【0053】無論、本発明は添付の図面に示され、記述された実施形態に限定されるものではない。 本発明の保護範囲を逸脱することなく、特に様々な部材の構成に変更を加えることが可能であるとともに、技術的に等価な物で代用して変更することができることは言うまでもない。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明に係る搬送装置の概略図である。

    【図2】本発明の変形実施形態に係る請求項1の搬送装置の一部を形成する2つのブレーキユニットの斜視図である。

    【図3】図1に示されるブレーキ部材の側面図である。

    【図4A】本発明の第1の変形実施形態に係る搬送装置の一部を形成する搬送体の異なった尺度の側面図である。

    【図4B】本発明の第1の変形実施形態に係る搬送装置の一部を形成する搬送体を上側から見た異なったスケールの平面図である。

    【図4C】本発明の第1の変形実施形態に係る搬送装置の一部を形成する搬送体のスケールの異なった正面図である。

    【図4D】本発明の第1の変形実施形態に係る搬送装置の一部を形成する搬送体の尺度の異なった斜視図である。

    【図5】図3に示される装置の一部を形成するブレーキローラの拡大側面図である。

    【図6A】本発明の第2の変形実施形態に係る搬送装置の部位を形成する搬送体を上側から見た図である。

    【図6B】本発明の第2の変形実施形態に係る搬送装置の部位を形成する搬送体の斜視図である。

    【図7】本発明に係る搬送装置の一部を形成することができるプレブレーキユニットの概略図である。

    【図8A】図7に示されたユニットの一部を形成するプレブレーキモジュールの開放された非作用状態における拡大正面図である。

    【図8B】図7に示されたユニットの一部を形成するプレブレーキモジュールの係合された作用状態における拡大正面図である。

    【符号の説明】

    2 搬送体 2' シャーシ 2” プレート 3 ケーブル 4 出発ステーション 5 到着ステーション 6、6'” ローリング手段 6' 回転軸 6” 安全軸 7 固定手段 8 主体及び/又は客体 9、9' ブレーキユニット 10 横方向延出部 11 突張り部材 12、12' ハンドル 13 ローラあるいはプーリ 13' 旋回アーム 13” プラスチック材料の層 13'” 弾性付勢手段 14、18 支持本体 15 ローラトレイン 16 突出部 17 プレート部 19 駆動装置 19' プッシャ 19” アクチュエータ 20 プラットフォーム 21 セル 22 プレブレーキユニット 23 モジュール 24、24' ジョー 25、25' フレキシブル部材 26、27 アクチュエータ手段 28 クロスビーム 29 圧力流体源 30 速度検知器

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