Vertical rocking device

申请号 JP25552492 申请日 1992-08-31 公开(公告)号 JP2960264B2 公开(公告)日 1999-10-06
申请人 スタンリー、ジェー、チェケッツ; 发明人 SUTANRII JEE CHEKETSUTSU;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】利用者が跳躍しまたは意図的に落下して利用者を重力作用で下方に加速させる地面から所望の高さに位置する降下面と、 前記利用者に連結されて利用者の下降運動を減速させ、
    減衰された垂直揺動を生じる弾性バンドと、 前記弾性バンドに取り付けられた金属ケーブルと、 揺動運動の振幅が十分に減少した時に利用者を地面まで下降させ、前記弾性バンドが利用者から離脱された後に前記弾性バンドをその初高位置まで戻すために前記金属ケーブルおよび前記降下面に取り付けられたウィンチと、 を含む垂直揺動装置。
  • 【請求項2】前記ウィンチあるいは前記金属ケーブルに障害が発生したときに前記利用者の落下を防止するため、前記弾性バンドに連結され、前記利用者が下降できる程度に揺動振幅が減少するまで、前記降下面に連結された1本の弾性コードを有することを特徴とする請求項1記載の垂直揺動装置。
  • 【請求項3】前記垂直揺動装置に前記利用者を地面に落下させる故障が生じたときに、前記利用者の落下軌道を受ける位置に地面上に配置された安全エアバッグを有することを特徴とする請求項1または2に記載の垂直揺動装置。
  • 【請求項4】柔らかなオープンセル型フォームから成り、長手方に内部を走る中空コアを有し、耐水性材料で被覆され、前記利用者に取り付けられる側の前記弾性バンドの末端の回りに配置された円筒体、を有する事を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の垂直揺動装置。
  • 【請求項5】前記弾性バンドは2本の弾性コードを含み、これらのコードはその両端において相互に連結され、その強度は前記利用者の体重に基づき、前記2本の弾性コードのいずれも前記利用者を支持するのに十分な強度を有する事を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の垂直揺動装置。
  • 【請求項6】前記弾性バンドはその水平揺動を最小限にするように前記降下面に取付けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の垂直揺動装置。
  • 【請求項7】前記2本の弾性コードの末端を相互に結合するための縫い合せテープを含むことを特徴とする請求項5に記載の垂直揺動装置。
  • 【請求項8】前記弾性バンドは前記利用者の下降運動を減速させ、減衰された垂直揺動を生じる手段であって、
    各末端にループを有し、前記利用者の体重に対応して配置されまた選定された強度を有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の垂直揺動装置。
  • 【請求項9】前記弾性バンドを前記利用者に取付けるためのカラビナーを含むことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の垂直揺動装置。
  • 【請求項10】前記弾性バンドの一端に対して、従って弾性バンドの一方のループに対して連結された重み付き金属ループおよび金属ケーブルと、 前記金属ケーブルを掛け回す下方滑車と、 前記金属ケーブルを前記下方滑車まで通す案内部材と、 前記下方滑車からの前記金属ケーブルを掛け回す上方滑車と、 前記上方滑車に掛け回される前記金属ケーブルを繰り出すウィンチと、を有し、利用者を下降させる手段を成すことを特徴とする請求項8に記載の垂直揺動装置。
  • 【請求項11】前記弾性バンドは、前記利用者の負傷と巻き付けを防止する円筒体を含むことを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の垂直揺動装置。
  • 【請求項12】前記利用者に適合する腰ベルトと胸ベルトとからなる身体装着具であって、前記弾性バンドはそれぞれが第一端部と第二端部とを有する2本の分離した弾性バンドからなり、前記弾性バンドの2つの第二端部はそれぞれ第一ループに連結し、前記2つの第一端部はそれぞれ第二ループに連結し、前記第一ループは取外し可能に連結した前記身体装着具と、 前記第二ループに連結した重み付きループであって、前記金属ケーブルが前記重み付きループに連結し、前記金属ケーブルに対して前記ウィンチが前記金属ケーブルを巻取り及び繰出しできるように作動可能に設けられ、前記金属ケーブルは前記弾性バンドと前記金属ケーブルと前記ウィンチとが全体として相互に線状になるように配設されたところの重み付きループと、 を有していることを特徴とする請求項1に記載の垂直揺動装置。
  • 【請求項13】前記降下面と前記重み付きループとに連結された安全コードと、 前記身体装着具に近い部分の前記弾性バンドを覆う保護カバーであって、前記利用者が接触した場合に前記利用者を保護するように詰め物された部材からなり、前記弾性バンドが前記利用者に巻きつくことを防止するように前記弾性バンドを構成する材料より剛性が高い材料からなる保護カバーと、を有することを特徴とする請求項1
    2に記載の垂直揺動装置。
  • 【請求項14】前記降下面は、 ほぼ垂直なタワーと、 前記利用者を地面から所望の高さにもたらすために前記ほぼ垂直なタワーに連結された階段あるいは上昇手段と、 前記利用者を前記タワーから水平方向外側に移動させるために前記垂直タワーと階段あるいは上昇手段に連結された少なくとも一つのほぼ水平のアームと、 前記ほぼ水平のアームに取り付けられた開放外端であって、前記利用者がこの外端から跳躍しまたは意図的に落下して利用者を重力作用で下方に加速させる開放外端と、 を有することを特徴とする請求項1ないし13のいずれかに記載の垂直揺動装置。
  • 【請求項15】前記水平アームは、前記利用者が前記ほぼ垂直なタワーと衝突する事を防止する位置に配置されていることを特徴とする請求項1ないし14のいずれかに記載の垂直揺動装置。
  • 【請求項16】前記階段あるいは前記上昇手段は前記ほぼ垂直なタワーの内部に配設され、 前記垂直揺動装置はさらに、 前記利用者の不慮の落下を防止するために前記ほぼ垂直なタワーのほぼ垂直な面全体と前記ほぼ水平なアームの側面とに備えられたチェーンリンクフェンスと、 前記利用者の不慮の落下を防止するため、前記ほぼ水平なアームの底部と、前記ほぼ垂直なタワーから前記ほぼ水平なアームに前記階段あるい上昇手段が移行する部分の側面および底部に連結された金網と、 前記ウィンチまたは金属ケーブルに故障の生じた場合に利用者の落下を防止するため、前記弾性バンドに連結され、また利用者が下降できる程度に揺動振幅が減少するまで前記ほぼ水平なアームに連結された1本の弾性コードと、 前記弾性バンドに故障が生じ、または前記1本の弾性コードと前記金属ケーブルまたはウィンチのいずれかに故障が生じた場合に、利用者の落下軌道を受ける位置に地面上に配置された安全エアバッグと、 柔らかなオープンセル型フォームから成り、長手方に内部を走る中空コアを有し、耐水性材料で被覆され、利用者に取り付けられる弾性バンドの末端の回りに配置された円筒体とを有する事を特徴とする請求項15に記載の垂直揺動装置。
  • 【請求項17】前記ほぼ水平なアームから外側に延在するように水平アームの頂点に連結された垂直延長部であってこの延長部の上にウィンチから出た金属ケーブルが掛け回される垂直延長部を含む事を特徴とする請求項1
    4,15あるいは16のいずれかに記載の垂直揺動装置。
  • 【請求項18】前記階段あるいは上昇手段と前記開放外端との間において前記水平アームの中に取り付けられたゲートを含む事を特徴とする請求項14ないし17のいずれかに記載の垂直揺動装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、利用者を高準まで上昇させ、この利用者に急速下降揺動手段を提供するためのタワー型娯楽装置に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】本発明に著しく類似した先行特許は存在しないようである。

    【0003】しかし下記の3特許が本発明にある程度の関連を持っている。 すなわち、米国特許第857,38
    8号、第2,111,303号および第2,221,2
    15号。

    【0004】最初の2つの特許、すなわち第857,3
    38号と第2,111,303号は、荷重または利用者を連結する事のできるパラシュートを上昇させ次に離すタワーを記載している。 その下降運動をケーブルによって案内する事ができ、あるいは無拘束とする事ができる。

    【0005】第3特許、米国特許第2,221,215
    号は、「弾性部材」、例えばゴムバンドまたはバネを使用して利用者の垂直揺動を生じるので、本発明に幾分関連がある。 しかし利用者は車に乗り、車の剛性部分が支持タワーの溝付き軌道の中に支持されている。

    【0006】しかし特許付与されていないスポーツ、すなわち「バンジージャンピング」が本発明に最も近い。
    このスポーツにおいては、利用者がタワーに登り、ブリッジまで歩き、タワークレーンによってバスケットの中に持ち上げられ、あるいは熱気球のゴンドラに乗って持ち上げられ、弾性コード、すなわち「バンジーコード」
    が利用者の体と、タワー、ブリッジ、バスケットまたはゴンドラとに連結されている。 次に利用者はこれらのブリッジ、タワー、バスケットまたはゴンドラから跳躍し、重とバンドの弾性力との相互作用により、基本的に垂直の一連の揺動作用を受ける。 空気摩擦による減衰作用とバンド内部のエネルギー損失が揺動を比較的短時間で終息させる。 そこで利用者はバンドを離して、利用者の下方にある地面または水面に落下する方法、またはブリッジ、タワー、バスケットまたはゴンドラまで上昇する方法を考えなければならない。

    【0007】バンジージャンピングは下降運動に揺動を加え、パラシュートタワーからの落下の感覚を与え、米国特許第2,221,215号に記載の装置の比較して利用者の大きな運動自由度を与えるが、バンジージャンピングは揺動の終息後に利用者と装置が次の運動サイクルに準備されるまでに相当の時間を必要とする。 揺動段階に続く利用者の前記の上昇と下降によって、このように長時間が消費される。

    【0008】

    【発明が解決しようとする課題】通常の上昇方法はタワー、ブリッジ、バスケットまたはゴンドラまでロープに伝って登るにある。 利用者が最初にブリッジまたはタワーから降りると、その利用者は独力でタワーまたは河岸またはブリッジ下方の渓谷を這い上がらなければならない。 利用者が気球から下降する場合、気球は着陸し、次に再び適当の高度まで上昇しなければならないが、これは、熱気球の操縦性が限定されている事を考慮すれば容易でない作業である。

    【0009】特にオーストラリアでは、利用者を上昇させて最初の跳躍を可能とし揺動が静まった後に利用者を下降させる事のできるタワークレーンを使用する事によって、このような時間の問題が部分的には解決されている。

    【0010】しかし、このような急速反復性の問題に対する部分的解決法は、装置故障の場合の利用者の地面激突の問題、揺動中に利用者の首の回りにバンドループが巻き付けられる問題、揺動段階でのバンドによる利用者の擦り傷または打ち傷の問題に対する解決を与えない。

    【0011】

    【課題を解決するための手段】本発明はこれらの課題を解決しようとするものである。

    【0012】本発明によれば、利用者を地面から所望の高さにもたらす昇降手段と、前記昇降手段の頂点に取付けられて利用者を前記昇降手段から水平方向外側に移動させる水平運動手段と、前記水平運動手段の外端に連結され、利用者を重力によって下方に加速する事のできる跳躍手段と、利用者の下降を減速させまた減衰された垂直揺動を生じるため、各利用者に連結される減速揺動手段と、利用者を地面まで下降させ前記減速揺動手段をその最初の高さ位置まで回復させ、前記の水平運動手段および前記の減速揺動手段の双方に連結されている下降回復手段とを含む垂直揺動装置が提供される。

    【0013】また本発明によれば、利用者を地面から所望の高さまで上昇させる段階と、利用者が跳躍しまたは意図的に落下する事のできる位置まで利用者を水平に移動させる段階と、利用者を跳躍させまたは意図的に落下させる段階と、利用者の下降を減速させる段階と、この下降運動によって発生したエネルギーを利用して、利用者が最初に上昇させられた高さには達しない程度の力をもって利用者を上方に加速する段階と、次につづいて利用者を落下させ、利用者の落下を減速させ、エネルギーロスの結果として利用者を直前の加速後に利用者の到達した高さより低い高さまで利用者を上方に加速させ、ついに利用者を上昇させるのにはエネルギーが不十分となる時まで繰り返す段階と、利用者を地面に降ろす段階とを含む利用者垂直揺動する方法が提供される。

    【0014】急速反復の課題は下記の3手段によって解決される。 垂直タワーは、多数の利用者を連続的にタワーの頂上まで上昇させるように階段またはエスカレータを含むように構成される。 このタワー頂点から、数本の水平アームが外側に解放端部まで延在し、数人の利用者がこのような解放端部から同時に跳躍して揺動できるように構成される。 ウィンチからでた金属ケーブルが弾性バンドの一端に固着され、揺動が静まった時にこの弾性バンドが利用者を迅速に地面に下降させ、また弾性バンドが利用者からはずされた時にこの弾性バンドを急速に初位置まで戻す事ができる。

    【0015】利用者の地面への落下を防止するために多数の装置が使用される。 前述のように跳躍のための各水平アームの解放端部以外の、利用者が偶然に落下するおそれのある垂直タワーの各部分が閉鎖されている。 利用者は胸バンドと腰バンドとを着用し、そのいずれのバンドも単独で利用者を支持する事ができ、またこれらのバンドが前記の弾性バンドにカラビナーによって連結される。 カラビナーとは、金属ロッドを長方形に曲げ、その1辺を開閉自在にネジ留めした装置である。 弾性バンドは2本の弾性コードから成り、その末端が相互に連結されてループを成し、このループに対してカラビナーが取付けられて、弾性コードの一方が切断しても利用者を十分支持する事ができる。

    【0016】弾性バンドは利用者の体重に対応して選定され、また利用者の体重に対応する最初の高さに設定され、またウィンチからでた金属ケーブルの末端の重り付き金属ループに対してカラビナーによって固着される。
    またこの金属ループに対して一本の弾性コードが取付けられ、この弾性コードの他端は、水平アームの解放端部、すなわち利用者が跳躍しまたは意図的に落下する箇所の近くの金属フレームに対して、カラビナーによって連結される。 この一本の弾性コードは、金属ケーブルが切断した場合に利用者の落下を防止する。 揺動、従って金属ケーブルに対する応力が静まりはじめると、この弾性コードがタワーから離脱されて、ウィンチおよび金属ケーブルによって利用者を地面まで下降させる事ができる。

    【0017】水平アームの解放端部からの利用者の跳躍または意図的落下に対する前記の安全装置が故障しても、水平アームの解放端部から跳躍しまたは意図的に落下した利用者の落下軌道を受けるように地面に配置されたプロのスタントマンの使用する型の安全エアバッグによって利用者の重傷が防止される。

    【0018】また弾性バンドは安全エアバッグの中心の直上の点から懸垂されるので、誘発される水平揺動が最小限に成され、揺動する利用者をエアバッグの上方に保持する事ができる。 また、利用者が揺動中に垂直タワーと接触しないように、弾性バンドの懸垂点は垂直タワーから十分な水平距離に配置される。

    【0019】追加的防護手段として、金属ケーブルを懸垂する滑車が水平アームの解放端部より高い水準に配置され、また揺動中に前記の重り付き金属ループが水平アームの解放端部より高くなるようにする。 弾性バンド中のエネルギー損失の故に、水平アームの解放端部に達する程の、ましてや滑車または重り付き金属ループに達する程の力をもって利用者が垂直上方に揺動される事が防止される。

    【0020】また上方のオペレータが利用者の着用するベルトに弾性バンドを連結してその利用者をジャンプ台まで案内するまで閉鎖されるゲートを各水平アームに備える。

    【0021】さらに各水平アームのオプションとしての上方延長部分は、利用者の跳躍高さを増大する事なく弾性バンドの長さを延長させる事ができる。 このようにして、重力はこの垂直延長部分がない場合と同一速度まで利用者を加速するが、長い弾性バンドは短い弾性バンドよりも長く延伸する事ができるので、減速時間を延長すると共に減速力を低下させる。

    【0022】最後に、揺動中に利用者の首の回りに弾性バンドが巻き付けられる危険、および揺動段階において弾性バンドにより利用者が擦り傷または打ち傷を受ける危険は、利用者のベルトに連結される弾性バンドの末端の周囲に、防水材料によって被覆された柔らかなフォームから成る円筒体を備える事によって実質的に低減される。 もちろんこの円筒体は、弾性バンドを挿通するために、その内部を長手方に走る中空コアを有する。 この円筒体の長さは弾性バンドの長さに比例させられる。

    【0023】

    【実施例】図1に図示のように、本発明の好ましい実施態様においては、昇降手段は垂直タワー(1)から成り、このタワーは階段(2)を含むが、エスカレータまたはエレベータを使用する事もできよう。 この昇降手段は利用者を地面から所望の高さまで上昇させる事ができる。 (好ましい実施態様において、階段(2)は、水平アーム(3)に達する際に垂直タワー(1)から横方向に突出するが、他の実施態様においては、階段(2)はこのように垂直タワー(1)から横方向に突出しない。)垂直タワー1の上端に水平運動手段、すなわち単数または複数の水平アーム3が取り付けられ、これらのアームは利用者を階段2からジャンプ手段まで利用者を移動させるためのものであって、好ましい実施態様においてはジャンプ手段は単に各水平アーム3の開いた外端4である。 各水平アーム3の開いた外端部分4に一人づつ配置されたオペレータがこのような利用者を手伝う準備のできる前に利用者がこの外端部分4の中に入る事を防止するため、各水平アームの中心にゲート5が配置されている。 (各オペレータがゲート5を越えて進む前に、オペレータは細い弾性コードを水平アーム3とオペレータ自身の着用する安全ベルトに結び付ける)。

    【0024】利用者は、跳躍する事によって、すなわち水平アームの開放外端4から外側下方に落下する事(ジャンピング)によって垂直揺動を開始する。 もちろんこの場合重力が利用者を加速する。 利用者の下降を減速して減衰された垂直揺動を生じる手段は好ましい実施態様においては弾性バンド6であり、このバンドは1本または2本の弾性コード7から成り、2本のコードの末端は一緒に縫い合せテープ8(以下ステッチテープ8という)に結合される(弾性コード7はそのいずれもが利用者を安全に支持できるように選定される)。 弾性バンドの末端にナイロンウエブなどのファブリックループ9が取り付けられる(前記の弾性バンド6は図1に図示され、図7に詳細に図示されている)。

    【0025】弾性バンド6は4種の相異なる強さのものが使用される。 この使用される強さは利用者の体重に依存し、もちろん利用者は4ランクのいずれかに分類される。 各ランクの中において利用者の体重をさらに4サブランクに分類する。 次に、弾性バンド6の最初の垂直位置を相異なる4点のいずれかに調節する。 重い利用者はそれだけ弾性バンド6を大きく引き延ばすからである。

    【0026】利用者は胸ベルトと腰ベルトとを着用する。 着用者のこれらのベルトを弾性バンド6の一端のファブリックループ9に連結するため、カラビナー、すなわち金属ロッドを長方形に湾曲し、その一辺を開閉するようにネジ止めした装置を使用する。 弾性バンド6の他端に備えられたファブリックループ9は金属ケーブル1
    1の自由端の重みつき金属ループ10に対して取り付けられ、前記金属ケーブル11は下方滑車12に掛け回され、案内部材13を通り、上方滑車14を通った後に、
    ウィンチ15に達し、このウィンチは水平アーム3の上側面に固着されている。 好ましい実施態様において、重みつき金属ループ10、金属ケーブル11、下方滑車1
    2、案内部材13、上方滑車14およびウィンチ15
    は、利用者を下降させ次に減速揺動手段、すなわち弾性バンド6を最初の高い位置まで持ち上げる下降回復手段を成す(これらすべての部材は図1に図示され、またその一部を図2、図3、図4および図5に示す)。

    【0027】利用者が水平アーム3の開放外端4から外側下方に跳躍しまたは意図的に飛び降りた後に、重力が、利用者を下方に加速し、この利用者は弾性バンド6
    を引き延ばすのに十分な距離落下する。 このようにして、弾性バンド6は利用者を減速し始める。 弾性バンド6がさらに引き延ばされるに従って、このバンドの力が大きくなる。 場合によっては、弾性バンド6が利用者の下降を停止させて上方に推進するほどの力を加える。 しかし弾性バンド6のエネルギー損失と空気抵抗の故に、
    弾性バンド6は、重力が利用者の上昇運動を停止させるまでに、利用者を開放外端4の高さに到達させるほどの力を加える事はできない。 (従って、下方滑車12が外端4より高い水準にあり、また揺動段階に際して重みつき金属ループ10も開放外端より高くある事が重要である。)次に再び重力が利用者を下方に加速し、このプロセス全体が繰り返されるが、弾性バンド6の中のエネルギー損失と空気抵抗の故に振幅(垂直運動距離)が減少する。

    【0028】これらの減衰揺動運動の振幅が十分に小さくなった時に、ウィンチ15が生かされて金属ケーブル11を繰り出し、従って利用者を地面まで降ろし、そこで利用者の胸ベルトおよび腰ベルトから弾性バンドを取り外す。 そこでウィンチ15が金属ケーブル11を引き戻し、弾性バンド6をその最初の位置まで上昇させる。
    (好ましい実施態様においては、金属ループ10、金属ケーブル11、下方滑車12、案内部材13、上方滑車14およびウィンチ15は利用者を下降させると共に、
    この利用者の垂直揺動装置をその初期状態に復元する手段を成す。 )しかし開放外端4に位置するオペレータはフックを使用して弾性バンド6の自由端を捕捉し、この自由端を自分の方に引っ張って、この自由端を他の利用者に取り付け、または次の利用者の体重に適した他のサイズの弾性バンドと交換しなければならない。 (もちろんこのような交換のために、オペレータは金属ループ1
    0を引き寄せる事のできる程度に、ウィンチ15を生かして金属ケーブル11を延長させる事が必要である)。

    【0029】利用者が昇降手段および水平運動手段から誤って落ちる事を防止する手段として、好ましい実施態様は主としてチェーンリンクフェンス16を使用する。
    このチェーンリンクフェンス16は図3に図示のように各水平アームの両側部分からの落下を防止するように、
    また図3、図4または図5に図示のように垂直タワーから一方の水平アーム3に対線的に備えられた階段2の部分以外、垂直タワー1の全面に取付けられる。 チェーンリンクフェンス16は各水平アーム3の解放外端4まで水平に延在する。 好ましい実施態様においては、昇降手段と水平運動手段からの不慮の落下を防止する第2の手段として、金網17を使用する。 この金網は水平アーム3の底面と、垂直タワー1から一方の水平アーム3に対角線として進む階段2の部分の底面および両側面に連結される。

    【0030】好ましい実施態様において、利用者を地面まで下降させまた垂直揺動装置をその初期上昇状態に復元する手段において故障が生じた場合に、特に金属ケーブル11、下方滑車12またはウィンチ15の故障に際して利用者の落下を防止する手段は、一本の弾性コード18から成り、このコードの一端は重みつき金属ループ10に固着され、その他端はカラビナーによって水平アーム3に連結されている。 揺動が減衰して鎮静した後に、単一の弾性コード18が水平アーム3から離脱されて、利用者を地面まで下降させる事ができる。 この状態は図1に図示されている。

    【0031】また好ましい実施態様において、利用者の下降を減速させまた垂直揺動を減衰させる手段、すなわち好ましい実施態様における弾性バンド6において、あるいは利用者を地面まで下降させまた垂直揺動装置をその初期上昇状態に復元する手段、すなわち金属ケーブル11、下方滑車12またはウィンチ15と、利用者の落下防止手段18とにおいて、故障が生じた場合に利用者の落下を緩衝する手段は、プロのスタントマンが使用する型のエアバッグ19であって、これは水平アーム3の解放外端4から跳躍した利用者あるいは意図的に落下した利用者の落下軌道を受けるように地面に配置される。
    これは図1と図2に図示されている。

    【0032】落下軌道は数学的に計算され、または実験的に測定される。 一般に、各利用者は水平アーム3の外端4から跳躍または落下する際に相異なる力で飛び降りて相異なる水平初速と幾分相違する軌道とを生じるので、実測が好ましい。 安全エアバッグはこのような変動に対応するために配置される。

    【0033】水平初速は存在するが、重力によって垂直方向に連続加速度が生じている間は水平方向加速度は存在しないので、落下軌道は原則的に放物線となる。 従って、下方滑車12を配置し安全エアバッグ19の中心の上方に弾性バンド6を懸垂する事により、利用者がほとんど垂直方向に落下する時にのみその落下軌道が弾性バンド6に作用してこれを延伸しはじめる。 これは水平揺動を最小限になし、揺動段階において利用者を安全エアバッグ19上に保持する事ができる。

    【0034】下方滑車12と、安全エアバッグ19と、
    水平アーム3の解放外端4との相対位置を決定した時、
    利用者の揺動段階に際して利用者の落下軌道によって生じる最小限水平揺動が利用者を垂直タワー1と接触させないように、下方滑車12を垂直タワー1から水平方向に離間させる最小限距離を求めればよい。 この距離の算出も数学的にまたは実験的に実施できる。

    【0035】数学的には、2曲線の交点を計算する事によって実施される。 その一方の曲線は、弾性バンド6が重力作用を受ける利用者の体重によって延伸されながら下方滑車12を中心として枢転する際にこの弾性バンドの末端運動が数学的に描く曲線である。 また第2曲線は、利用者が水平アームの外端4から跳躍しまたは意図的に落下した後の利用者の落下軌道である。

    【0036】利用者は弾性バンド6から吊り下げられた振り子のように作用して、弾性バンドがその最大長さに達し利用者がすべての運動を停止した後に下方滑車12
    の点から水平方向外側に移動するのであるから、利用者は垂直によじ登らなければならないであろう。 これには新しいエネルギーを加えなくては不可能であろう。

    【0037】また安全エアバッグ19の相対位置を決定する場合、下方滑車12を垂直タワー1から水平方向に離間させる最小限距離を実験的に決定する事が好ましい。 これは、それぞれの利用者が水平アーム外端4から跳躍しまたは落下する時に、相異なる力で飛び降りるからである。

    【0038】最後に、好ましい実施態様において、利用者の下降を減速させ垂直揺動を減衰させる手段、すなわち好ましい実施態様においては弾性バンド6の中に利用者がもつれ込み、またはこの手段によってこすられあるいは傷つけられる事を防止する手段は円筒体20(図1、図6および図8に図示)であって、この円筒体は、
    柔らかなフォーム21の外側面を平滑面を有する耐水性カバー22によって被覆して成る。 この円筒体は弾性バンド6を受けるためにその中心を長手方に走る中空コア23を有する。 円筒体20の長さは弾性バンド6の長さに比例させられる。 耐水性カバー22と同一材質のストラップ24が円筒体20の一端近くにおいてカバー22
    に対して縫いつけられる。 利用者の着用する胸ベルトおよび腰ベルトに連結される円筒体または弾性バンド6の末端を保持するため、前記ストラップ24が弾性バンド6の末端のファブリックループ9の中に通されて、縫いつけ側と反対側において円筒体20のカバー22に固着される。 この固着は、ベルクロまたはスナップなどの任意通常の再使用可能の閉鎖装置によって実施される。

    【0039】柔らかなフォーム21の圧縮性と耐水性カバー22の平滑な仕上げ面とが協働して、利用者の揺動段階における弾性バンド6との直接接触から生じるすり傷または打ち傷を防止する。 また耐水性カバー22を備えた円筒体20は長手方において弾性バンド6よりはるかに剛性であるので、この弾性バンド6が利用者の体の周囲に巻き付く事を防止する。

    【0040】オプション構造または他の実施態様は、図9に図示のように水平アーム3の上方に延在するように垂直延長部25を取り付ける。 この垂直延長部25が使用される場合、下方滑車12、案内部材13および上方滑車14がこの垂直延長部25に移動させられて、金属ケーブル11の自由端が図9に図示のようにこれらの部材に掛け回される。 これにより、利用者が飛び降りる高さを増大する事なく、より長い弾性バンド6を使用する事ができる。 このようにして、重力作用は垂直延長部2
    5を使用しない場合と同一速度まで利用者を加速するが、弾性バンド6の長さの延長により短い弾性バンドの場合よりもその延伸度が大になり、従って減速時間を増大させ、また減速力を低下させる事ができる。

    【0041】

    【発明の効果】上記説明より明らかなように、本発明は昇降手段と、水平運動手段と、跳躍手段と、減速揺動手段と、下降回復手段とを有しているので、一人の利用者が跳躍して垂直揺動が減速された後に、減速揺動手段と下降回復手段を自動的に回復できるので、複数の利用者を連続的に跳躍、垂直揺動、減速、下降回復することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明による垂直揺動装置の側面図。

    【図2】本発明による垂直揺動装置の平面図。

    【図3】本発明の垂直揺動装置の側面図であって、チェーンリンクフェンスおよび金網の配置箇所を示す図。

    【図4】本発明の垂直揺動装置の一方の端面図であって、チェーンリンクフェンスと金網の配置を示す図。

    【図5】本発明の垂直揺動装置の他方の端面図であって、チェーンリンクフェンスと金網の配置を示す図。

    【図6】利用者に連結される弾性バンドの末端に取付けられた保護円筒体の斜視図。

    【図7】図6の円筒体を除いた弾性バンドの末端を示す図。

    【図8】円筒体の断面図。

    【図9】本発明の垂直揺動装置の他の実施態様またはオプション構造を示す側面図。

    【符号の説明】

    1 タワー(昇降手段) 2 階段 3 水平アーム(水平運動手段) 4 水平アームの外側外端(跳躍手段) 5 ゲート 6 弾性バンド(減速揺動手段) 8 ステッチテープ 10 重り付き金属ループ 11 金属ケーブル(下降回復手段) 12 下方滑車 13 案内部材 14 上方滑車 15 ウィンチ(下降回復手段) 16 チェーンリンクフェンス 17 金網 18 弾性コード(利用者落下防止手段) 19 安全エアバッグ(緩衝手段) 20 円筒体(利用者保護手段) 25 垂直延長部

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