Multi-string for a ball game racket

申请号 JP2010513797 申请日 2008-07-04 公开(公告)号 JP5221652B2 公开(公告)日 2013-06-26
申请人 ヘッド テヒノロギー ゲーエムベーハー; 发明人 コティ、ロブ; シュベンガー、ラルフ;
摘要
权利要求
  • 少なくともふたつの並行なフィラメント(3、5、13)を含み、前記フィラメントは、一部のみが相互連結されている、球技ラケット用ストリング。
  • 前記フィラメント(3、5、13)は、すべて同じ種類である、請求項1に記載のストリング。
  • 前記フィラメント(3、5、13)は、異なる直径および/または性質を有する、請求項1または2に記載のストリング。
  • 相互連結されているフィラメント(3、5、13)部分(7)と、連結されていないフィラメント(3、5、13)部分(9)とは、交互に現れ、前記ストリングの全長に対する、相互連結されているフィラメントの長手方向の割合は、10〜80%、好適には25〜60%、さらに好適には35〜50%である、請求項1〜3のいずれかに記載のストリング。
  • 前記連結されている部分(7)において前記フィラメント(3、5、13)は、それらの外側表面を介して長手方向に恒常的に相互連結されている、請求項1〜4のいずれかに記載のストリング。
  • 前記相互連結されたフィラメント(3、5、13)部分(7)は、20〜200mm、好適には、50〜150mm、より好適には80〜120mmの長さを有する、請求項1〜5のいずれかに記載のストリング。
  • 連結されていないフィラメント(3、5、13)部分(9)は、50〜250mm、好適には100〜200mm、より好適には130〜170mmの長さを有する、請求項1〜6のいずれかに記載のストリング。
  • 前記フィラメント(3、5、13)は、0.5〜1mm、好適には0.65〜0.8mmの直径を有する、請求項1〜7のいずれかに記載のストリング。
  • 球技ラケット用のストリング(1)、特に、請求項1〜8のいずれかに記載のストリングを製造する方法であって、
    a)少なくとも2つのストリングフィラメント(3、5、13)を提供する工程と、
    b)前記ストリングフィラメント(3、5、13)をまとめ合わせて、並行になった構成を形成する工程と、
    c)前記ストリングフィラメント(3、5、13)の一部を連結させる工程とを含む方法。
  • 前記ストリングフィラメント(3、5、13)は、まとめ合わせられる前に、コーティングされる、請求項9に記載の方法。
  • 前記ストリングフィラメント(3、5、13)の前記一部は、昇温、紫外線、および/またはレーザ光の影響によって連結される、請求項9または10に記載の方法。
  • 说明书全文

    本発明は、球技ラケット用のマルチストリングに関し、特に、テニス、スカッシュ、バドミントン、ラケットボール、またはパドルテニスのラケット用の、異なる構造の部分を有する、マルチストリングに関する。 さらに、本発明は、かかるマルチストリングの製造方法に関する。

    かかるラケット用の従来のストリングは、通常、様々な天然材料またはプラスチック材料からなり、芯および被覆物など、いくつかの層から構成されてもよい。 例えば、DE 200 16 733 U1は、第一のプラスチック材料で形成された、鋸歯状の外側表面を有する鋸歯状芯と、第二のプラスチック材料で形成され、前記芯の鋸歯状外側表面に結合するように前記芯の上に成形された被覆層とを含むラケットストリングを開示している。 前記第一のプラスチック材料は、前記第二のプラスチック材料よりも硬度と耐磨耗性が小さい。

    さらに、芯―鞘構造を備えたラケットストリングが、DE 38 75 704 T4から公知である。 一つの実施形態によると、前記ストリングは、一つ以上の鞘層に囲まれた一つ以上の芯部を備えた、複合モノフィラメント構造を有している。 別の実施形態によると、DE 38 75 704 T4による前記ストリングは、巻線ストランド構造を有し、すなわち、芯と、前記芯の周りに巻着された巻線ストランドとから成るストリングであり、前記芯と前記ストランドは、互いに固着され、前記芯と前記巻線ストランドの双方が合成樹脂のモノフィラメントからなり、前記芯と前記ストランドは直径が異なる。 この実施形態において、前記芯または前記巻線ストランドは、複合モノフィラメントからなる。 さらなる実施形態によると、前記ストリングは、加撚ストランド構造を有する、すなわち、前記ストリングは、撚り合わされ、接着剤によって互いに固着された複数の合成樹脂モノフィラメントストランドからなる。

    さらに、たとえばDE 27 37 751 A1、DE 18 31 958に開示されているように、断面が非円形であるストランドが、当技術分野で公知である。 DE 851 450 C、およびDE 85 01 864 U1は、複数の独立した構成単位を巻いた構造を有するストリングを開示している。

    これら公知の種類のストリング設計すべてにおいて、形状、構造、組成がストリングに沿ってほとんど一定である。

    本発明の目的は、特性の向上した、特に、ラケットからボールへのの伝達と取り扱い性とが向上した、球技ラケット用のストリングを提供することである。 この目的は、クレームの特徴により達成される。

    本発明は、球技ラケットを調整するためには、一つのストリングにおける異なる特性の組み合わせと各要件に対する最適な適合とが重要である、という考えに基づく。 この目的のために、本発明のストリングは、長手方向に異なる構造の部分を有する。 それにより、球技ラケットのストリングの特性を基本的に改善することができる。

    本発明によると、前記ストリングは、少なくとも2つの、好適にはほぼ並行なフィラメントを含み、前記フィラメントの一部が互いに連結している、マルチストリングである。 前記フィラメントが相互連結している各結合部分に続いて、フィラメントが連結していない部分、すなわち、ばらばらのフィラメントが並進する部分が現れる。

    前記ストリングの全長に対する前記結合部分の長手方向の割合は、好適には10〜80%、より好適には25〜60%、特に好適には35〜50%である。 一つの結合部分の長さは、好適には20〜200mm、より好適には、50〜150mm、特に好適には80〜120mmである。 2つのフィラメントが連結していない部分の長さは、好適には50〜250mm、より好適には100〜200mm、特に好適には130〜170mmである。

    本発明の実施形態では、前記の個々のフィラメントは従来のラケットストリングからなる。 本発明の別の実施形態では、前記フィラメントは、スポーツラケットの従来のストリングの部分からなる。 本発明のマルチストリングは、同じ種類、または別の種類の、二つ以上のフィラメントを含んでもよい。 前記発明によると、断面、寸法(例えば、直径)、材料および/または質が異なる複数のフィラメントを組み合わせることが好ましい。 特に、前記フィラメントは、従来のマルチフィラメントおよび/またはシングルフィラメントのストリングであってもよい。 各フィラメントの直径は可変であるが、好適には0.5〜1mmの範囲、特に好適には0.65〜0.8mmの範囲で可変である。

    さらに、本発明は、かかるマルチストリングを製造する方法に関する。 本発明の前記ストリング用のフィラメントとして機能する、実質的に従来から製造されているラケットストリングには、前記フィラメントの部分が後に連結されるようにするコーティングが設けられている。 このようにコーティングされた前記二つ以上のフィラメントは並進し(すなわち、ほぼ同じ長手方向にのび)、二つ以上のフィラメントの一部が恒常的に連結されるようにする機構を長手方向に通過する。 この機構は、コーティングによってフィラメントを結合させるために、好適には、高温、紫外線、またはレーザ光を使用する。 この機構は、連結が結合部分のみに成立するように、選択的に、すなわち限定された領域に、使用されてもよい。

    本発明による別のマルチストリング製造方法では、フィラメントが相互連結していない部分は、従来のラケットストリングをもとに、その一部を名が手方向にスリットすることによって形成される。

    図1は、連結されていないフィラメントの部分と連結されたフィラメントの部分とを示す本発明のストリングの実施形態の拡大断面を伴う、概略側面図を示す。

    図2は、本発明のマルチストリングの別の実施形態の概略側面図を示す。

    図3a〜3fは、本発明のマルチストリングの色々な実施形態の、連結されていない部分と連結された部分との双方の概略断面輪郭を示す。

    図4は、本発明のマルチストリングを製造する方法の概略図を示す。

    図5は、ラケットに従来のストリングを張った場合と、本発明のストリングを張った場合との、ラケットの反発係数を示すグラフを示す。

    以下、本発明によるストリングの好適な実施形態を、図面に基づいて例示する。

    図1は、本発明のストリング1の実施形態と、その拡大断面とを示している。 第一のフィラメント3と、第二のフィラメント5と、前記2つのフィラメント3,5が相互連結している結合部分7とがある。 隣接した2つの結合部分7の間には、それぞれ、2つのフィラメント3、5が連結していない部分9がある。 マルチストリングの本実施形態において、2つのフィラメント3、5を結合している材料11が、2つのフィラメント3、5の間に存在するのみならず、それらを包むように、前記結合部分7が設計されている。

    図2は、二重ストリングの形状である、本発明のストリング1のさらに好適な実施形態を示す。 この二重ストリング1にも、2つのフィラメント3、5と、2つのフィラメント3、5が相互連結された結合部分7と、2つのフィラメント3、5が連結されていない中間部分9とが設けられている。 二重ストリング1のこの実施形態において、2つのフィラメント3、5は、前記結合材料11が、ほとんど、これら2つのフィラメントの間のみに存在するように、連結されている。

    図3は、本発明によるマルチストリングの複数の実施形態のそれぞれの断面輪郭であって、それぞれ、非結合部分9(図3a、3c、および3e)と、結合部分7(図3b、3d、および3f)とにおける断面輪郭を示す。 図3aは、本発明の二重ストリング1の、2つのフィラメントが連結されていない部分9における、断面輪郭を示す。 二重ストリング1のこの実施形態において、2つのフィラメント3、5は、概ね等しい断面と等しい直径とを有する。 図3bは、同じ二重ストリング1の断面輪郭であって、ただし2つのフィラメント3、5が相互連結されている結合部分7における断面輪郭を示す。

    図3cは、さらに、二重ストリング1のさらに別の実施形態の断面輪郭を示す。 ただし、ここでは、第一のフィラメント3は、第二のフィラメント5よりも直径が大きい。 図3dは、図3cの二重ストリング1における、2つのフィラメント3、5が相互連結している結合部分7を示す。

    図3eは、本発明のストリング1のさらに別の実施形態の断面輪郭を示すが、ここでは、前記ストリングは三重ストリングの形状であり、3つのフィラメントが連結されていない部分9がここでも示されている。 この実施形態において、第一および第二のフィラメント3、5は同じ直径で、第三のフィラメント13はそれより小さい直径を有する。 図3fは、図3eの三重ストリング1における、3つのフィラメント3、5、13が相互連結している結合部分7を示す。

    図3a、3c、および3eから明らかなように、個々のフィラメント3、5、13は、非連結部分9において相互連結したり結合したりすることなくほぼ並進している。 前記フィラメントはまた、らせん状に互いに巻きつけ合わされてもよい。 図3b、3d、および3fの断面は、個々のフィラメント3、5、13が結合部分7において恒常的に結合されているか、一体的に結合されている。

    ストリング1の全長に対する結合部分7の長手方向の割合は、好適には10〜80%、より好適には25〜60%、特に好適には35〜50%である。 一つの結合部分7の長さは、好適には20〜200mm、より好適には、50〜150mm、特に好適には80〜120mmである。 フィラメント3、5、13が連結していない部分9の長さは、好適には50〜250mm、より好適には100〜200mm、特に好適には130〜170mmである。

    図4は、二重ストリングの形状の、本発明のストリング1の実施形態を製造する製造方法を概略的に示す。 この図において、製造は、右から左へ行われる。 右から始まって、2つのフィラメント3、5があり、これらフィラメントは、それぞれに割り当てられたコーティング手段15、17によってコーティングされている。 または、コーティングは、共通のコーティング手段で被覆してもよい。

    コーティングにおいて、個々のフィラメント3、5は、たとえば滑車のような形態の誘導機構19を介して、まとめ合わされる。 誘導機構19は、二つ以上のフィラメント3、5が、ストリングの構成に応じて、たとえば並進するように、まとめ合わせることができる。 さらに、フィラメント3、5は撚りを掛けられてもよく、または、織りまぜてもよく、または、並進するように誘導機構19によって別の方法で配置されてもよい。

    その後、前記2つの並行になったフィラメント3、5は、結合機構21を通過し、そこで、フィラメント3、5のコーティング済みの部分が、恒常的に結合される。 この結合機構21は、好適には、高温、紫外線、またはレーザ光を使用して、フィラメント3、5をそのコーティングによって相互連結する。 機構21は、連結が結合部分7内のみに成立するように、選択的に、すなわち限定された領域に、使用されてもよい。

    最後に、仕上げされた二重ストリング1が、ロール状に巻き取られてもよい。

    図5は、球技ラケットの反発係数を判定するための、測定結果を示す。 ボールが、固定されたラケットに所定のスピードで当たったときの、跳ね返ったボールの速度が測定される。 この測定は、ストリングが従来のストリングの場合と、本発明のストリングの場合とで、ラケットの様々な位置について行われた。 破線は、本発明のストリングについて、ラケットヘッドの様々な位置でのラケットの反発係数を示し、実線は、従来のラケットストリングについての同じ測定を示す。 明らかなように、本発明のストリングは反発係数がかなり改善され、その結果反発力が高い。

    フィラメント3、5、13が相互連結している部分7においては、本発明のマルチストリングは、従来のラケットストリングの特性と外観を呈するが、フィラメント3、5、13が連結されていない部分9においては、マルチストリングの特性と外観は、並進する二つ以上の個別のストリングを束ねたものの特性と外観に似ている。 このように、本発明のマルチストリングの特性は、個々の部分の特性の組み合わせによって決まる。 その結果、マルチストリングの特性は、例えば、連結フィラメント部分と非連結フィラメント部分との長さの割合を変えることによって、変化させてもよい。 ただし、たとえば、ラケットヘッドの特定の領域ではフィラメントが相互連結されたストリング部分のみが存在し、ラケットヘッドの別の領域ではフィラメントが非連結のストリング部分のみが存在するように、球技ラケットに本発明のマルチストリングを設けることも可能である。 このように、様々な所望の特性を有するラケットヘッド領域を、選択的に設けてもよい。 マルチストリングの一実施形態を備えたテニスラケットでは、例えば、ガットの中心における、ボールへの力の伝達が、従来のストリングを備えたラケットよりもかなり良好である。

    QQ群二维码
    意见反馈