A / d converter

申请号 JP21001385 申请日 1985-09-25 公开(公告)号 JPH0761017B2 公开(公告)日 1995-06-28
申请人 日立超エル・エス・アイ・エンジニアリング株式会社; 株式会社日立製作所; 发明人 誠一 上田; 裕一 中谷; 栄亀 今泉; 敏郎 塚田; 達治 松浦;
摘要
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】基準電圧を分割した複数の第1の分圧電圧を発生し、該複数の第1の分圧電圧のそれぞれをさらに分割する複数の第2の分圧電圧発生手段と、第1の分圧電圧と入力電圧を比較する第1の比較手段と、その結果を保持する第1の記憶手段と、第1の記憶手段の内容をエンコードする第1のエンコード手段と、第2の分圧電圧と入力電圧を比較する第2の比較手段と、該第2の比較結果を保持する第2の記憶手段と、該第2の分圧電圧と入力電圧を比較する第3の比較手段と、該第3の比較結果を記憶する第3の記憶手段と、該第2の記憶手段と該第3の記憶手段のうちどちらか一方を選択する選択手段と、選択された該記憶手段の内容をエンコードする第2のエンコード手段から成り、 第1のタイミングで第1の比較手段が入力電圧に切り換り初期化され、第1の記憶手段には第4のタイミングで得られた該入力電圧と第1の分圧電圧の比較結果が該第1の記憶手段に記憶され、第2の比較手段が初期化されるとともに第4のタイミングで得られた入力電圧と第2
    の分圧電圧の比較結果を該第2の記憶手段に記憶し、記憶した内容を選択手段を介して第2のエンコード手段へ出力され、 第2のタイミングで第1の比較手段は第1の分圧電圧に切換り、第3の比較手段は第2の分圧電圧に切換り、 第3のタイミングで第2のタイミングで得られた入力電圧と第1の分圧電圧の比較結果を第1の記憶手段に保持し、第1の比較手段を初期化せしめるとともに、第3の比較手段を入力電圧に切換え初期化し、第2のタイミングで得られた比較結果を第3の記憶手段に記憶し、選択手段を介して第2のエンコード手段に出力し、 第4のタイミングで第1の比較手段は第1の分圧電圧に切換り、第2の比較手段も第2の分圧電圧に切換ることを特徴とするA/D変換器。
  • 【請求項2】上記第1の比較手段は初期化回路と比較回路を含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    A/D変換器。
  • 【請求項3】上記第1の比較手段は第1の信号増幅器と、共通入力電圧又は上記第1の分圧電圧を選択する第1の入力選択スイッチと、上記第1の入力選択スイッチと上記第1の信号増幅器との間に縦続接続された容量とから成り、上記第1の信号増幅器の入力端を中間レベルにするため、第1のタイミング及び第3のタイミングで上記第1のスイッチを導通状態にし初期化することを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項のいずれか記載のA/D変換器。
  • 【請求項4】上記第1の比較手段は上記初期化の後、第1の分圧電圧を第1の容量側に上記第1の入力選択スイッチを接続し、上記第1の容量を充電し、第2のタイミングで上記第1のスイッチを非導通状態にすることにより第1の比較を行なうことを特徴とする特許請求の範囲第3項記載のA/D変換器。
  • 【請求項5】電圧を分圧する手段として抵抗器を用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか記載のA/D変換器。
  • 【請求項6】上記第1の信号増幅器は2段のインバータから成ることを特徴とする特許請求の範囲第3項乃至第5項のいずれか記載のA/D変換器。
  • 【請求項7】上記選択手段はマルチプレクサで構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれか記載のA/D変換器。
  • 【請求項8】上記第1、第2、第3の記憶手段として、
    クロックドインバータとインバータから成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第7項のいずれか記載のA/D変換器。
  • 【請求項9】上記第1、第2、第3の記憶手段として、
    クロックと複合論理ゲートから成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第8項のいずれか記載のA/D変換器。
  • 【請求項10】上記第1、第2、第3の記憶手段として、クロックドインバータと蓄積用キャパシタとインバータから成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第8項のいずれか記載のA/D変換器。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はA/D変換器に係り、特に高速,低消費電で集積回路化に好適なビデオ信号用の直並列形A/D変換器に関する。

    〔発明の背景〕

    高速な並列形A/D変換器の消費電力及び回路面積を低減するものとして、直並列形A/D変換器がある。 しかし従来の直並列形変換器は特開昭57−131123号公報あるいは
    1985年アイ・イー・イー・イー,インターナショナル・
    スリッドステート・サーキット・コンファレンス(IEEE
    International Solid−State Circuits Conference)
    における発表論文WPM7.1にみられるように、比較動作が1回で完結せず、2回に分けて行なわれるため、変換時間は並列形変換器の2倍を必要とし、変換速度の低下を強いられてきた。

    第1図にサブレンジ形とも呼ばれる従来の直並列形A/D
    変換器の回路構成を示す。 簡単のためここでは4ビットを例示する。

    このA/D変換器は入力電圧V inを、3つのコンパレータ10
    で抵抗分割された基準電圧V RH ,V RL間の各分圧電圧V R1 ,V
    R2 ,V R3と同時に比較し、エンコーダ(ENCODER)16によって上位2ビットD uを決定する。 またエンコーダ16は比較結果に基づいて4つのスイッチ群12,13,14,15の1つを選択する信号SELを出力する。 次に入力電圧V inを、3
    つのコンパレータ11で信号SELで予め選択されたスイッチ群からの各分圧電圧と同時に比較し、エンコーダ17を介して下位2ビットD Lを得る。 4ビットを例にしたこの変換器は上位2ビットを決定するための3個のコンパレータと下位2ビットを決定するための3個のコンパレータがあればよい。 これに対し4ビットの並列形変換器は
    15個のコンパレータが必要である。 一般に2nビットの並列形A/D変換器の所要コンパレータ数が2 2n −1個であるのに対し、直並列形は2 n+1 −2個となる。 例えば10(n
    =5)ビットの場合、並列形で1024個必要としたコンパレータが直並列形では62個ですむことになる。 このように直並列形変換器は回路規模を縮小できるので、並列形変換器に比較して大幅な回路面積及び消費電力の低減が達成される。

    しかしながら直並列形変換器の動作は第2図に示すように並列形の2倍の時間を要するため、高速なビデオ信号用のA/D変換器を実現するにはしばしば変換速度の向上が必要になる。

    第2図に第1図の直並列形A/D変換器の動作のタイミングを、また第3図に同直並列形A/D変換器に用いるコンパレータの例を示す。 第3図のコンパレータはチョッパ形コンパレータとも呼ばれ、オートゼロ(AUOTZERO)期間と比較期間の2つからなる。 オートゼロ期間では各インバータ30,31の入出力をスイッチ32,33でそれぞれ短絡して、各インバータ30,31を自動的に零点、すなわちHig
    h,Lowレベルの中間点に設定するとともに、スイッチ34
    をオンして入力電圧V inをキャパシタC36に取込む。 次に比較期間ではスイッチ32,33をオフして各インバータ30,
    31を高増幅状態とし、スイッチ35をオンしてV inの代りに参照電圧V RをキャパシタC36に印加する。 この結果V in
    とV Rの差電圧が交流結合された2段インバータ30,31で増幅され、終段インバータの出力Qはラッチ37に取込まれる。 この場合、 V in >V Rなら 出力Q=Lowレベル V in <V Rなら 出力Q=Highレベル となる。

    第3図のチョッパ形インバータを用いた場合、第1の直並列A/D変換器は第2図のタイミングに従って動作する。

    オートゼロ期間(AUTOZEROのパルスがHighレベルで表わされる期間)ではコンパレータ10,11とも入力電圧V inを取り込み、コンパレータ10は上位ビットD uの比較期間(COARSEのパルスがHighレベルで表わされる期間)、コンパレータ11は以下ビットD Lの比較期間(FINEのパルスがHighレベルで表わされる期間)にそれぞれ所定の参照電圧を取込んでV inとの電圧比較を行なう。 この結果V in
    のディジタルデータは以下ビットD Lの比較結果が得られた後、すなわちDATAのパルスがHighレベルで表わされる期間に全ビットが出力されることになる。

    上記に対し、並列形A/D変換器では上位と下位ビットを同時に比較するため、オートゼロ期間と比較期間が交互になされ、その都度ディジタルデータが得られる。 すなわち第2図のタイミングの2倍の速さで変換が行なうことができる。

    以上のように直並列形変換器は回路規模と消費電力の低減を図れる反面で、変換速度の低下を招くため、高速なビデオ信号用のA/D変換器に適用するには変換速度の向上が今後の重要課題である。

    〔発明の目的〕

    本発明の目的は上記の課題を解決し、高速な直並列形A/
    D変換器を提供することにある。

    〔発明の概要〕

    上記の目的を達成するため、本発明では直並列形A/D変換器において下位ビット比較のためのコンパレータ群を2系列並列に設け、これらを交互に動作させる回路構成とした。 これにより並列形と同じ高速変換を達成できることがあきらかになった。

    〔発明の実施例〕

    以下、本発明を実施例を用いて詳細に説明する。

    第4図は本発明の直並列形A/D変換器の回路構成を示す図である。 簡単のため4ビットを例示する。 入力電圧V
    inは3つの上位コンパレータ10によって、抵抗分割された基準電圧V RH ,V RL間の各分圧電圧V R1 ,V R2 ,V R3と同時に比較され、エンコーダ(ENCODER)16によって上位2ビットDuが得られる。 またエンコーダ16はコンパレータ群
    10の比較結果に基づいて4つのスイッチ群12,13,14,15
    の1つを選択する信号SELを出力する。 次に入力電圧V in
    は、3つの下位コンパレータ11aまたは11bによって信号
    SELで予め選択されたスイッチ群からの各分圧電圧と同時に比較され、エンコーダ17を介して下位2ビットD Lが得られる。 2系列の下位コンパレータ群11a,11bは交互に上位コンパレータ10と同期して作動し、比較出力はスイッチ群18によって交互にエンコーダ17に取込まれる。
    ここでスイッチ群18はコンパレータ11aまたは11bのディジタル出力をエンコーダに通過させる役割を果たせばよいから、論理ゲートで構成したマルチプレクサを用いることができる。

    第5図は本発明の直並列形A/D変換器(第4図)の動作タイミングを示した図である。

    上位コンパレータ10はAZ(U)によってオートゼロ動作と入力電圧V inの取込み即ちサンプリングを行ない、UPP
    ERによって参照電圧V Ri (i=1,2,3)を取込んでV inとV
    Riの比較動作を行なう。 また下位コンパレータ11(a)
    はAZ(La)によってサンプリング、LOWER(a)によって比較を行なう。 下位コンパレータ11(b)はAZ(Lb)
    によってサンプリング、LOWER(b)によって比較を行なう。 2系列の下位コンパレータ群11(a)及び11
    (b)は図示のように交互に動作し、ディジタルデータは第2図に示した従来の直並列形変換器(第1図)に比較して2倍の速度で出力され、変換速度は2倍に高速されることが明らかである。

    第6図は本発明の直並列形A/D変換器(第4図)に用いるコンパレータの回路例である。

    第3図のチョッパ形コンパレータと回路構成、動作とも同じであるが、ラッチ回路38はクロックドインバータ39
    とインバータ40を組み合わせて実現し、コンパレータと同期して、その比較出力を格納するようになっている。
    ラッチ回路38は構成が簡単で集積回路化に適している。

    第7図は本発明の直並列形A/D変換器(第4図)に用いるコンパレータの他の回路例である。 第6図のチョッパコンパレータと同様の回路構成、動作であるが、ラッチ回路41をクロックドインバータ39と蓄積用キャパシタC s
    とインバータ42で構成した。 蓄積用キャパシタC sはインバータ42のゲート容量等を含む浮遊容量だけ形成してもよい。 ラッチ回路41は回路が簡単で高集積回路化に適している。

    第8図は本発明の直並列形A/D変換器(第4図)に用いるコンパレータを差動形増幅器を用いて構成した回路例である。 スイッチ34,35によって取込まれた入力電圧
    V IN ,参照電圧V Rは差動形増幅器43の入力端の容量C sにサンプルホールドされ、その差電圧V IN −V Rは増幅出力される。 この出力データは複合論理ゲートからなるラッチ回路44に格納される。 差動形増幅器43の2つの相補出力はラッチ回路44の正帰還ループで更に増幅され、十分安定な論理出力が得られる。

    第9図は本発明の直並列形A/D変換器の他の回路構成例である。 チッパ形コンパレータあるいはサンプルホールド機能のあるコンパレータを用いる代りに、独立のサンプルホールド回路を上位コンパレータ群10と2つの以下コンパレータ群11a,11bにそれぞれ共通に設けた構成をとっている。 サンプルホールド回路S/H(U)20を3つの上位コンパレータ10の入力部に共通に設定し、サンプルホールド回路S/H(La)21,S/H(Lb)22を3つの下位コンパレータ11(a),11(b)の入力部にそれぞれ共通に設定し、入力電圧V inをサンプリングホールドして各コンパレータに供給する。

    この直並列形A/D変換器の他の回路部分の構成は第4図と同じである。 動作は第10図のタイミングに従って行なわれる。

    下位ビットのサンプルホールド回路S/H(La)21とS/H
    (Lb)22は、上位ビットのサンプルホールド回路S/H
    (U)20と同期して交互に動作する。 すなわちサンプルホールド回路21は信号S/H(La)のHighレベル期間に入力電圧V inをサンプリングし、Lowレベル期間にホールドする。 同様にサンプルホールド回路22は信号S/H(Lb)
    に従って入力電圧V inをサンプルホールドする。 下位ビットのサンプルホールド回路21でサンプリングされた入力電圧V inは信号LOWER(a)のHighレベル(a)で選択された参照電圧と比較され、信号DATAのHighレベル期間(斜線部a)で下位ビットのデータD Laを出力する。 一方サンプルホールド回路22でサンプリングされた入力電圧V inは信号LOWER(b)のHighレベル(b)で選択された参照電圧と比較され、信号DATAのHighレベル期間(斜線部b)で下位ビットのデータD Lbを出力する。 2系列の下位ビットデータD La ,D Lbは交互に出力されるので、
    従来の直並列形A/D変換器(第1図)の2倍の速度でディジタル変換値が得られる。

    第11図は第9図に示した本発明の直並列形A/D変換器に用いるコンパレータの回路例である。 サンプルホールド回路20,21,22を設けたためコンパレータは通常の差動増幅器45で構成し、サンプルホールド機能はなくてよい。
    差動増幅器45の出力は論理ゲートで構成したラッチ44に格納する。 簡単な回路でコンパレータが構成でき、制御クロックも1本でよく集積回路化に適している。

    〔発明の効果〕 以上述べたように本発明によれば、直並列形A/D変換器の変換速度を最高速の並列形A/D変換器の速度に高めることができ、低消費電力で回路面積が小さく集積回路化に適しているなど、性能の向上、経済性等で特に効果が大きい。

    【図面の簡単な説明】

    第1図は従来の直並列形A/D変換器の回路構成を示す図、第2図はその動作タイミングを示す図、第3図はチョッパ形コンパレータの回路図、第4図は本発明の直並列形A/D変換器の回路構成を示す図、第5図はその動作タイミングを示す図、第6図,第7図,第8図は第4図の直並列形A/D変換器に用いるコンパレータの回路を示す図、第9図は本発明の他の直並列形A/D変換器の回路構成を示す図、第10図はその動作タイミングを示す図、
    第11図は第9図の直並列形A/D変換器に用いるコンパレータの回路を示す図である。 10,11……コンパレータ 12〜15……スイッチ群 16,17……エンコーダ 18……マルチプレクサ 20,21,22……サンプルホールド回路 30,31……インバータ 32…35……CMOSスイッチ 36……キャパシタ 37,38……ラッチ回路 39……クロックドインバータ 40……インバータ 41……ラッチ回路 42……インバータ 43……差動増幅器 44……ラッチ回路 45……差動増幅器

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 達治 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 中谷 裕一 東京都小平市上本町1448番地 日立超エ ル・エス・アイ・エンジニアリング株式会 社内 (72)発明者 今泉 栄亀 東京都小平市上水本町1448番地 日立超エ ル・エス・アイ・エンジニアリング株式会 社内 (56)参考文献 特開 昭60−197018(JP,A) 特開 昭57−131123(JP,A)

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