Analog-to-digital converter

申请号 JP3590784 申请日 1984-02-29 公开(公告)号 JPH0628339B2 公开(公告)日 1994-04-13
申请人 富士通株式会社; 发明人 NUNOKAWA HIDEO; YAMAGUCHI SATORU; TAKAHASHI HITOSHI;
摘要
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】アナログ入力端子(1)と、 ディジタル・アナログ変換器(7)と、 前記ディジタル・アナログ変換器(7)の出力電圧と前記アナログ入力端子(1)からのアナログ入力電圧とを比較する、静電容量(51)とインバータ回路(52)の直列回路を含む比較部(51〜53)と、 前記インバータ回路の出力に接続され、前記比較部(51
    〜53)の出力に応答して前記ディジタル・アナログ変換器に与えるディジタル値を変化させる手段(6)と、 外部から前記ディジタル・アナログ変換器に対してディジタル値を入力する入力手段(12)と、 第1および第2のタイミングパルスを交互に発生するタイミング発生器(9′)と、 前記比較部(51〜53)の入力端と前記ディジタル・アナログ変換器(7)からの出力との接続点と、前記アナログ入力端子(1)との間に接続され、アナログ・ディジタル変換時およびディジタル・アナログ変換時または試験時に前記第1のタイミングパルスに応答してオンし、
    アナログ・ディジタル変換時には前記アナログ入力端子(1)からのアナログ入力電圧を前記比較部(51〜53)
    へ供給し、ディジタル・アナログ変換時または試験時には前記ディジタル・アナログ変換器(7)の出力を前記アナログ入力端子(1)へ供給する第1のスイッチ手段(3)と、 前記タイミング発生器(9′)に接続され第1または第2のタイミングパルスを選択する第3のスイッチ手段(11)と、 前記比較部(51〜53)の入力端と前記ディジタル・アナログ変換器(7)の出力端の間に接続され、アナログ・
    ディジタル変換時には前記第1のスイッチ手段(3)がオフしている期間に前記第2のタイミングパルスに応答してオンし、ディジタル・アナログ変換時または試験時には前記第1のタイミングパルスに応答してオンするように、前記第3のスイッチ手段(11)により制御される第2のスイッチ手段(4)と、 前記インバータ回路(52)の入力端と出力端との間に並列に接続され、アナログ・ディジタル変換時およびディジタル・アナログ変換時または試験時に前記第1のタイミングパルスに応答してオンする前記比較部(51〜53)
    内に設けられた第4のスイッチ手段(53)と、 前記手段(6)の出力を受けアナログ・ディジタル変換時、変換されたディジタル値を出力する出力ゲート(1
    0)とを具備することを特徴とするアナログ・ディジタル変換装置。
  • 【請求項2】アナログ入力端子(1)と、 ディジタル・アナログ変換器(7)と、 前記アナログ入力端子(1)からのアナログ入力電圧を保持するサンプルホルダ(8)と、 前記サンプルホルダ(8)の出力と前記ディジタル・アナログ変換器(7)の出力を比較する比較器(5)と、 前記比較器(5)の出力に応答して前記ディジタル・アナログ変換器(7)に与えるディジタル値を変化させる手段(6)と、 外部から前記ディジタル・アナログ変換器(7)に対してディジタル値を入力する入力手段(12′)と、 第1および第2のタイミングパルスを交互に発生するタイミング発生器(9′)と、 前記サンプルホルダ(8)の入力端と前記アナログ入力端子(1)との間に接続され、アナログ・ディジタル変換時およびディジタル・アナログ変換時または試験時には前記第1のタイミングパルスに応答してオンし、アナログ・ディジタル変換時には前記アナログ入力端子(1)からのアナログ入力電圧を前記サンプルホルダ(8)へ供給し、ディジタル・アナログ変換時または試験時には前記ディジタル・アナログ変換器(7)の出力を前記アナログ入力端子(1)へ供給する第1のスイッチ手段(3)と、 前記タイミング発生器(9′)に接続され前記第1または第2のタイミングパルスを選択する第3のスイッチ手段(11)と、 前記比較器(5)の一方の入力端子と前記ディジタル・
    アナログ変換器(7)の出力端の間に接続され、アナログ・ディジタル変換時には前記第1のスイッチ手段(3)がオフしている期間に前記第2のタイミングパルスに応答してオンし、ディジタル・アナログ変換時または試験時には前記第1のタイミングパルスに応答してオンするように前記第3のスイッチ手段(11)により制御される第2のスイッチ手段(4)と、 前記サンプルホルダ(8)の入力端と前記比較器(5)
    の一方の入力端子との間に接続され、アナログ・ディジタル変換時には開放され、ディジタル・アナログ変換時または試験時に前記第1のタイミングパルスに応答してオンする、第5のスイッチ手段(14)により制御される第4のスイッチ手段(13)と、 前記手段(6)の出力を受けアナログ・ディジタル変換時、変換されたディジタル値を出力する出力ゲート(1
    0)とを具備することを特徴とするアナログ・ディジタル変換装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はアナログ入信号をディジタル信号に変換することが可能であると共にディジタル信号を変換してアナログ信号として出力することが可能なDA変換モードを有するアナログ・ディジタル変換装置に関する。

    〔技術の背景〕

    アナログ入力信号を対応するディジタル信号に変換するアナログ・ディジタル(A/D)変換装置、およびディジタル信号を対応するアナログ信号として出力するディジタル・アナログ(D/A)変換装置は共に種々の形式のものが知られている。 これは、独立した装置として、
    A/D変換装置若しくはD/A変換装置、または両者を適宜、例えば電子計算機システムに設けて用いている。

    A/D変換装置またはD/A変換装置を独立に設置するのは、A/D変換装置とD/A変換装置とを独立に作動させたい場合が多いこと、使用目的が異なるものを一体化するという設計が従来採られていなかったこと、装置構成が複雑になる等の要因に基づくものと推察され、A
    /D変換機能とD/A変換機能を有する変換装置はこれまで無い。

    ところが、システムによっては、A/D変換機能とD/
    A変換機能のいずれも必要であるが、独立に動作させる必然性に乏しく、例えば応答性がさ程要求されないような場合、且つ、A/D変換装置とD/A変換装置の両者を設けずによりシステムを小形、簡素化、ひいては安価にしたい場合が多い。 例えば比較的小規模なシステム、
    例えばマイクロコンピュータ応用システム、或いは、後述するA/D変換装置の精度等を簡便に試験する場合等にA/D変換機能とD/A変換機能の両者を兼ね具えた装置が要望されている。

    〔発明の目的〕

    本発明は、比較的簡単な回路構成および制御手法により、アナログ信号をディジタル信号に変換し得ると共にディジタル信号をアナログ信号に変換し得るようにしたアナログ・ディジタル変換装置を提供することを目的とする。

    〔発明の構成〕

    本発明の第1の形態においては、アナログ入力端子
    と、ディジタル・アナログ変換器7と、前記ディジタル・アナログ変換器7の出力電圧と前記アナログ入力端子1からのアナログ入力電圧とを比較する、静電容量51とインバータ回路52の直列回路を含む比較部51〜53と、前記インバータ回路の出力に接続され、前記比較部51〜53
    の出力に応答して前記ディジタル・アナログ変換器に与えるディジタル値を変化させる手段6と、外部から前記ディジタル・アナログ変換器に対してディジタル値を入力する入力手段12と、第1および第2のタイミングパルスを交互に発生するタイミング発生器9′と、前記比較部51〜53の入力端と前記ディジタル・アナログ変換器7
    からの出力との接続点と、前記アナログ入力端子1との間に接続され、アナログ・ディジタル変換時およびディジタル・アナログ変換時または試験時に前記第1のタイミングパルスに応答してオンし、アナログ・ディジタル変換時には前記アナログ入力端子1からのアナログ入力電圧を前記比較部51〜53へ供給し、ディジタル・アナログ変換時または試験時には前記ディジタル・アナログ変換器7の出力を前記アナログ入力端子1へ供給する第1
    のスイッチ手段3と、前記タイミング発生器9′に接続され第1または第2のタイミングパルスを選択する第3
    のスイッチ手段11と、前記比較部51〜53の入力端と前記ディジタル・アナログ変換器7の出力端の間に接続され、アナログ・ディジタル変換時には前記第1のスイッチ手段3がオフしている期間に前記第2のタイミングパルスに応答してオンし、ディジタル・アナログ変換時または試験時には前記第1のタイミグパルスに応答してオンするように、前記第3のスイッチ手段11により制御される第2のスイッチ手段4と、前記インバータ回路52の入力端と出力端との間に並列に接続され、アナログ・ディジタル変換時およびディジタル・アナログ変換時または試験時に前記第1のタイミングパルスに応答してオンする前記比較部51〜53内に設けられた第4のスイッチ手段53と、前記手段6の出力を受けアナログ・ディジタル変換時、変換されたディジタル値を出力する出力ゲート
    10とを具備することを特徴とするアナログ・ディジタル変換装置が提供される。

    本発明の第2の形態においては、アナログ入力端子1
    と、ディジタル・アナログ変換器7と、前記アナログ入力端子1からのアナログ入力電圧を保持するサンプルホルダ8と、前記サンプルホルダ8の出力と前記ディジタル・アナログ変換器7の出力を比較する比較器5と、前記比較器5の出力に応答して前記ディジタル・アナログ変換器7に与えるディジタル値を変化させる手段6と、
    外部から前記ディジタル・アナログ変換器7に対してディジタル値を入力する入力手段12′と、第1および第2
    のタイミングパルスを交互に発生するタイミング発生器9′と、前記サンプルホルダ8の入力端と前記アナログ入力端子1との間に接続され、アナログ・ディジタル変換時およびディジタル・アナログ変換時または試験時には前記第1のタイミングパルスに応答してオンし、アナログ・ディジタル変換時には前記アナログ入力端子1からのアナログ入力電圧を前記サンプルホルダ8へ供給し、ディジタル・アナログ変換時または試験時には前記ディジタル・アナログ変換器7の出力を前記アナログ入力端子1へ供給する第1のスイッチ手段3と、前記タインミング発生器9′に接続され前記第1または第2のタイミングパルスを選択する第3のスイッチ手段11と、前記比較器5の一方の入力端子と前記ディジタル・アナログ変換器7の出力端の間に接続され、アナログ・ディジタル変換時には前記第1のスイッチ手段3がオフしている期間に前記第2のタインミングパルスに応答してオンし、ディジタル・アナログ変換時または試験時には前記第1のタイミングパルスに応答してオンするように前記第3のスイッチ手段11により制御される第2のスイッチ手段4と、前記サンプルホルダ8の入力端と前記比較器5の一方の入力端子との間に接続され、アナログ・ディジタル変換時には開放され、ディジタル・アナログ変換時または試験時に前記第1のタイミングパルスに応答してオンする、第5のスイッチ手段14により制御される第4のスイッチ手段13と、前記手段6の出力を受けアナログ・ディジタル変換時、変換されたディジタル値を出力する出力ゲート10とを具備することを特徴とするアナログ・ディジタル変換装置が提供される。

    〔発明の実施例〕

    以下本発明の実施例を述べるに際して、本発明のアナログ・ディジタル変換装置がいかに容易に実現されるかを明瞭にするために、従来の一例として逐次変換形のA/
    D変換装置について述べる。

    第1図に従来の逐次変換形A/D変換装置の回路図を示す。 第1図のA/D変換装置はアナログ入力信号が入力される端子1,1′,…,1 、アナログ入力信号の任意の1つを選択するマルチプレクサ2、コンパレータ5、レジスタ6およびD/Aコンバータ7を具備している。 またA/D変換装置は、タイミング信号発生器9およびA/D変換された結果を出力する出力ゲート回路10
    を具備している。 コンパレータ5はMOS トランジスタ3,4、キャパシタ51、インバータ52及びMOS トランジスタ53が図示の如く接続されて構成されている。

    第1図の図示のA/D変換装置の動作について下記に述べる。 マルチプレクサ2を介して端子1のアナログ入力が選択されると、第2図(b)に図示の如く、タイミング発生器9からの制御パルスφ により第1のスイッチング素子3がターンオンされ、コンパレータ5の一方の端子に印加される。 このサンプルホールド期間T の後、タイミング発生器9から第2図(c)に図示のタイミングで制御パルスφ が第2のスイッチング素子4に印加され第2のスイッチング素子4が比較期間T (第2図(a))の間ターンオンされD/Aコンバータの出力と入力と1回の比較動作が行われる。

    レジスタ6には、D/Aから

    の電圧が出力されるようなディジタル値がセットされる。

    コンパレータ5は上述のサンプルホールド値と、D/A
    コンバータ7からの出力の大小比較を行う。 レジスタ6
    内のディジタル値は、コンパレータ5の出力に応じてMS
    B からLSB へ1ビットづつ変えられ、そのたび比較動作がなされる。 このような比較が反覆され、そしてD/A
    出力とアナログ入力が最も近くなった時点で、上記アナログ入力信号に応じたディジタル値がレジスタ6から出力ゲート回路10にタイミング発生器9からの所定タイミング信号に応答して転送され、A/D変換された結果が得られる。

    ここで、上述のようにφ とφ を同一のタイミングとしないのは、スイッチング素子3,4が同タイミングでオンされると、D/Aコンバータ7の出力が入力端子1
    へ出力されてしまうからである。

    次に本発明の一実施例のアナログ・ディジタル(A/
    D)変換装置について第3図を参照して述べる。

    第3図の図示の変換装置は、上述した第1図の図示のA
    /D変換装置に対し、変換モード切換手段としてのスイッチ11(第3のスイッチ手段)およびレジスタ6を介してD/Aコンバータ7に所定の値を設定する設定器12が付加されている。

    第3図の図示の変換装置の動作を説明する。

    先ずA/D変換装置として使用する場合は、図示しない制御回路からの信号によりスイッチ11を第3図に図示の実線の位置にしておく。 これによりトランジスタ3のゲートには第2図(b)に図示のφ (第1のタイミングパルス)、トランジスタ4のゲートには第2図(c)に図示のφ (第2のタイミングパルス)が印加されるから、第1図に図示の場合と同様にA/D変換される。

    次にD/A変換装置として使用する場合について述べる。 先ず出力したいアナログ出力に相当するディジタル値を設定器12に設定する。 設定器12に設定された値はレジスタ6を介してD/Aコンバータ7に印加され、例えばR−2Rラダー回路構成となっているD/Aコンバータ7の所望の抵抗を選択しD/Aコンバータ7から対応するアナログ出力が出力される。

    一方、マルチプレクサ2は要求された出力端子の1つ、
    例えば1′を選択する。 次いで、スイッチ11が第3図の破線の位置に切換えられる。 クロックφ がトランジスタ3及び4のゲートに同時に印加されると、トランジスタ3,4がオンになり、D/Aコンバータ7の上記アナログ出力がトランジスタ4,3、マルチプレクサ2を介して端子1′に出力される。 比較器5′はその比較部としてキャパシタ51、インバータ52、MOS トランジスタ53
    (第4のスイッチ手段)を具備する。

    D/Aコンバータ7は、2進の設定値に対して抵抗が選択されて選択された抵抗に相当する電圧を出力するにすぎないからこの動作は迅速であり、第2図に図示のφ
    がオンである時間で充分である。 従って、第2図に図示の比較のための期間T は必要としない。 アナログ出力を所定の期間継続して出力しておきたい場合は、期間T
    を長くとればよい。

    この出力は、外部の制御用信号として用いることができる。 また、一般にA/D変換装置の精度を左右する要素としてはD/Aコンバータの精度に依存することが多いから、この出力を測定してA/D変換装置の精度評価に用いることができる。

    この実施例におけるA/D変換装置の精度の評価について補足して説明する。 まず、精度の重要なきめてとなるD/Aコンバータ7の出力をA/D変換装置の外部で直接観測できるように取り出す。 このため、入力手段(設定器)12で値を設定しておき、D/Aコンバータ7からの出力がスイッチ4を通り、さらにスイッチ3を通って、マルチプレクサによって選択されたアナログ端子1,1′,…,1 に出力される。 スイッチ3とスイッチ4の制御信号が第2図のタイミングのままだと同時にはオンしないので、スイッチ4の制御信号をφ に切り換えて、スイッチ3と同時にオンさせる期間(φ が高レベル期間)を設ける。 φ が高レベルの期間、D/A
    コンバータ7の出力が外部に出力される。

    尚、端子1,1′,…,1 はいずれをアナログ入力用又はアナログ出力用としても良い。

    次に本発明の他の実施例としてのアナログ・ディジタル変換装置について第4図を参照して述べる。

    第4図に図示の変換装置は、上述した第1図に図示のA
    /D変換装置に対し、オペレーショナルアンプ5およびサンプルホルダ8を設け、変換形態切換手段としてスイッチ11(第3のスイッチ手段)、14(第5のスイッチ手段)及びスイッチング素子13(第4のスイッチ手段)を設け、さらにD/Aコンバータ7に所定の値を設定する設定器12′、および出力端子1′を設けている。 この実施例では、設定器12′をレジスタ6を介さずに直接D/
    Aコンバータに接続させている。

    第4図に図示の変換装置の動作を説明する。

    先ずA/D変換装置として使用する場合は、A/D変換モードとして、スイッチ11を第4図に図示の実線の位置にし、スイッチ14は開としておく。 またディジタル設定器12′の出力は零として、前述のレジスタ6からの信号がD/Aコンバータ7に印加されるようにしておく。 この状態において、マルチプレクサ2により端子1に印加されたアナログ入力を選択すれば、前述の制御信号φ ,φ (第2図(a),(b))の動作に応じて前述の如くアナログ入力信号に応じたディジタル信号が得られる。 スイッチング素子13はオフ状態とされているから、D/Aコンバータ7の出力がサンプルホールド値に影響を与えることはない。

    次にD/A変換装置として使用する場合について述べる。 D/A変換モードにおいては、スイッチ11を破線の状態とし、スイッチ14を閉じる。 スイッチング素子3,
    4,13に同じ制御信号φ が印加され、この制御信号φ
    のタイミングに同期してスイッチング素子3,4,13
    がターンオンされる。 この場合、マルチプレクサ2は出力端子1′を選択しておく。 これにより、D/Aコンバータ7の出力がスイッチング素子4,13,3、マルチプレクサ2を介して出力端子1′に出力される経路が形成される。 この状態において、出力しようとする値を設定器12′に設定し、設定値に相当するアナログ信号がD/
    Aコンバータ7から出力され、出力端子1′に出力される。

    すなわち、D/Aコンバータ7の出力を外部に出すために、スイッチ4、スイッチ13、スイッチ3、マルチプレクサ、アナログ端子を経路を設ける。 そのためにはスイッチ4,13,3を同時にオンさせる必要があるので、スイッチ3の制御信号はφ のままとし、スイッチ13の制御信号をφ に接続し、スイッチ4の制御信号を破線側のφ に切り換える。 これにより、スイッチ4,13,3
    は全て同じ信号で制御されるのでφ が高レベルの期間に同時にオンし、D/Aコンバータ7の出力が外部に出力される。

    このように第4図の変換装置がA/D、またはD/Aのいずれにも使用可能であり、D/A変換器として用いた場合、制御出力に用いることが可能であるのは、第3図に図示の変換装置と同様である。

    上述の装置の他の用途を下記に述べる。 これは、主としてA/D変換装置としての試験または評価を簡便にするためD/Aモードを有したA/D変換装置とも称せられるものである。

    A/D変換装置として作動させる場合は、前述の通りであるから説明を省略する。

    次にA/D変換装置としての試験または評価を行う場合について述べる。 この場合、端子1には入力信号は印加されないものとし、スイッチ11を破線の位置にする。

    評価すべき設定値を設定器12から設定しD/Aコンバータ7に与えると、設定値に相当するアナログ出力が得られるが、この信号が制御信号φ のタイミングでスイッチング素子4,13を介してサンプルホルダ8でサンプルホールドされる。

    次いでスイッチ11を実線の位置に戻す。 これによりA/
    D変換モードで作動し、D/Aコンバータ7にクロックパルスを与え、上記サンプルホールド値に対し一致するディジタル値をレジスタ6に得る。

    上記説明を補足する。 まず入力手段(設定器)12′でD
    /Aコンバータ7にディジタル値を設定する。 するとD
    /Aコンバータ7から電圧が出力されるので、それをスイッチ4、スイッチ13の経路でサンプルホルダ8に値を記憶させる。 そのためにスイッチ11を破線側のφ に切り換え、且つスイッチ14をオンさせる。 するとφ が高レベルの期間にD/Aコンバータ7からの電圧がサンプルホルダ8に記憶される。 同時にスイッチ3もオンし、
    アナログ端子1,1′,…,1 を開放にしておく。 次にスイッチ14はオフさせ、スイッチ11は実線側のφ に切り換えて、サンプルホルダ8で記憶した電圧をもとに比較動作を開始する。 これ以降の動作は通常のA/D変換の動作と同様である。

    以上のように行えば、D/Aコンバータ7からはサンプルホールドされた同じ条件で一定の出力がコンパレータ5に与えられるから、コンパレータ5、レジスタ6の系統の試験又は評価を簡便に行うことができる。

    この試験又は評価は第3図に図示の変換装置においても前述したものと同様である。

    第3図及び第4図に図示の変換装置において、出力端子1′には短時間のみアナログ出力が出力されるので、信号を維持させる必要がある場合は、例えば積分器を外部に設ける等の対策が望ましい。 この観点からは、D/A
    変換装置として用いる場合は、動作が迅速であるから、
    絶対量として出力するよりもむしろ正負のインクリメンタルな出力の形態で出力するのが望ましい。

    利用上の注意についても付言したが、以上の如く、第3
    図および第4図の装置はA/D変換、D/A変換のいずれにも使用することができる。

    以上の実施例においては逐次比較形のA/D変換装置を利用したA/D,D/A相互変換装置について述べたが、D/Aコンバータを内蔵する他のA/D変換装置、
    例えばカウンタ形A/D変換装置についても上記同様、
    比較的容易、且つ簡潔な回路で、A/D変換装置を、相互変換装置にすることが可能となる。

    〔発明の効果〕

    以上に述べたように本発明によれば、D/Aコンバータを内蔵するA/D変換装置に若干の回路素子を付加し動作形態を若干変更するのみで、アナログ入力信号をディジタル信号に変換し得ると共に、ディジタル信号を変換して相当するアナログ出力信号を出力することができる。

    また本発明によれば、当該装置の試験を簡潔かつ短時間で行うことができる。

    【図面の簡単な説明】

    第1図はD/Aコンバータを内蔵するA/D変換装置の回路図、 第2図は第1図装置のA/D変換動作を説明するタイミング図、 第3図は本発明の実施例としてのアナログ・ディジタル変換装置の回路図、第4図は本発明の他の実施例としてのアナログ・ディジタル変換装置の回路図、である。 (符号の説明) 1……端子、2……マルチプレクサ、 3,4……スイッチング素子、 5……コンパレータ、6……レジスタ、 7……D/Aコンバータ、 8……サンプルホルダ、 9,9′……タイミング発生器、 10……出力ゲート、11……スイッチ、 12,12′……設定器、13……スイッチング素子、 14……スイッチ。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 仁 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−65923(JP,A) 特開 昭54−151367(JP,A) 特開 昭58−205332(JP,A)

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