Ad/da conversion combined apparatus

申请号 JP2006171793 申请日 2006-06-21 公开(公告)号 JP2008005159A 公开(公告)日 2008-01-10
申请人 Sanyo Electric Co Ltd; 三洋電機株式会社; 发明人 HAYAKAWA YASUMASA; YOSHIDA AKIRA; KAWAI TAICHIRO;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To shorten processing time in an AD/DA conversion combined apparatus.
SOLUTION: The apparatus is provided with an input signal selection circuit which selects and outputs an analog signal from among a plurality of analog input signals; an input sample hold circuit which carries on sampling and holds; a D/A converter which converts a digital signal to an analog signal and outputs; a comparison circuit which outputs a comparison signal which shows the magnitude relation of the input analog signal from the input sample-and-hold circuit and the analog signal from the D/A converter; a successive comparison register which successively decides on each digit of the digital signal, based on the output comparison signal; a selection circuit which receives a stored digital signal, a digital input signal, and a conversion selective signal, outputs the digital signal to be stored in the successive comparison register, to the D/A converter in a case of A/D conversion, and outputs the digital input signal to the D/A converter, in the case of D/A conversion; and a control unit which outputs the input selective signal, in the case that the conversion selection signal indicates D/A conversion.
COPYRIGHT: (C)2008,JPO&INPIT
权利要求
  • AD変換又はDA変換の何れか一方を選択する変換選択信号に基づいて、アナログ入力信号をAD変換して出力するか、デジタル入力信号をDA変換して出力するAD/DA変換兼用装置であって、
    複数のアナログ入力信号の中から、入力選択信号に基づいて何れか一つのアナログ信号を選択して出力する入力信号選択回路と、
    前記入力信号選択回路から出力される前記アナログ入力信号をサンプリングして保持する入力サンプルホールド回路と、
    デジタル信号をアナログ信号に変換して出力するDAコンバータと、
    前記入力サンプルホールド回路から出力される前記アナログ入力信号と、前記DAコンバータから出力される前記アナログ信号との大小関係を示す比較信号を出力する比較回路と、
    前記比較回路から出力される前記比較信号に基づいて、格納されるデジタル信号の各桁を逐次的に確定する逐次比較レジスタと、
    前記逐次比較レジスタに格納される前記デジタル信号と、前記デジタル入力信号と、前記変換選択信号とが入力され、前記変換選択信号がAD変換を示す場合は、前記逐次比較レジスタに格納される前記デジタル信号を前記DAコンバータに出力し、前記変換選択信号がDA変換を示す場合は、前記デジタル入力信号を前記DAコンバータに出力する選択回路と、
    前記変換選択信号がDA変換を示す場合に、前記入力選択信号を出力する制御部と、
    を備えることを特徴とするAD/DA変換兼用装置。
  • 請求項1に記載のAD/DA変換兼用装置であって、
    前記比較回路は、前記変換選択信号がDA変換を示す場合は、前記比較信号を所定レベルとすること、
    を特徴とするAD/DA変換兼用装置。
  • 請求項1又は2に記載のAD/DA変換兼用装置であって、
    前記変換選択信号がDA変換を示す場合に、前記DAコンバータから出力される前記アナログ信号をサンプリングして保持する出力サンプルホールド回路を更に備え、
    前記制御部は、前記出力サンプルホールド回路が前記アナログ信号をサンプリングしている間に前記制御信号を出力すること、
    を特徴とするAD/DA変換兼用装置。
  • 請求項3に記載のAD/DA変換兼用装置であって、
    前記出力サンプルホールド回路を複数備え、
    前記DAコンバータから出力される前記アナログ信号を、出力選択信号に基づいて複数の前記出力サンプルホールド回路のうちの何れか一つに出力する出力信号選択回路を、
    更に備えることを特徴とするAD/DA変換兼用装置。

  • 说明书全文

    本発明は、AD/DA変換兼用装置に関する。

    光ディスク装置では、フォーカシング処理やトラッキング処理等のサーボ処理をデジタル処理で行うことが一般的に行われている(特許文献1)。 サーボ処理をデジタル処理で行う場合、光ピックアップからの出信号に基づいて生成されたFE(Focusing Error)信号やTE(Tracking Error)信号等のアナログ信号をデジタル信号に変換するADコンバータが必要になる。 また、サーボ処理した結果のデジタル信号を光ピックアップ等の制御に用いられるアナログ信号に変換するDAコンバータが必要になる。

    図4は、ADコンバータ及びDAコンバータを備えたサーボ処理装置の一般的な構成例を示す図である。 サーボ処理装置100は、セレクタ110、サンプルホールド回路111、ADコンバータ112、サーボ処理回路113、DAコンバータ114、セレクタ115、及びサンプルホールド回路116_1〜116_nを含んで構成されている。

    セレクタ110には、FE信号やTE信号等の複数のアナログ信号(V IN1 〜V INn )が入力されている。 そして、選択信号ADSELに応じた一つのアナログ信号がセレクタ110から出力される。 セレクタ110から出力されるアナログ信号は、サンプルホールド回路111を介してADコンバータ112に入力される。 サーボ処理回路113は、ADコンバータ112から出力されるデジタル信号に基づいて、フォーカシング処理やトラッキング処理等を行うためのデジタル信号を出力する。 サーボ処理回路113から出力されるデジタル信号は、DAコンバータ114によってアナログ信号に変換されてセレクタ115に入力される。 そして、セレクタ115に入力されたアナログ信号は、選択信号DASELに基づいて、サンプルホールド回路116_1〜116_nのうちの何れか一つに出力される。 そして、サンプルホールド回路116_1〜116_nから出力されるアナログ信号(V O1 〜V On )により、フォーカシング処理やトラッキング処理等が行われる。

    ADコンバータ112としては、逐次比較型ADコンバータが用いられることが多い。 図5は、ADコンバータを逐次比較型とする場合の一般的な構成例を示す図である。 ADコンバータ112は、比較回路120、逐次比較レジスタ121、及びDAコンバータ122を備えている。 ADコンバータ112では、入力されるアナログ信号V INと、逐次比較レジスタ121に格納されているデジタル信号をDAコンバータ122によりDA変換したアナログ信号とが比較回路120によって大小比較されることにより、逐次比較レジスタ121に格納されたデジタル信号の値が最上位ビットから順に確定される。 そして、最下位ビットの確定終了後に逐次比較レジスタ121に格納されているデジタル信号V ADOが、アナログ信号V INをAD変換した信号となる。

    サーボ処理装置100では、複数のアナログ信号(V IN1 〜V INn )のAD変換と、複数のアナログ信号(V O1 〜V On )を得るためのDA変換とが行われる。 そのため、サーボ処理装置100では、図6のタイミングチャートに示すように、AD変換処理とDA変換処理とが並列に実行される。 図6の例では、クロックCLKに応じてカウントアップするカウンタCNTが“0”のタイミングで、アナログ信号V IN1を選択するための選択信号ADSELが出力される。 そして、カウンタCNTが“4”のタイミングで、リセット信号ADRESがHレベルとなり、逐次比較レジスタ121のデジタル信号が初期値(initial)に設定され、サンプルホールド回路111によるサンプリングが開始される。 また、カウンタCNTが“5”のタイミングで、サンプルホールド回路111はアナログ信号V IN1の値を保持する。 その後、カウンタCNTが“6”のタイミングから、逐次比較レジスタ121に格納されたデジタル信号の最上位ビット(MSB)から最下位ビット(LSB)までの確定処理が開始される。 そして、最下位ビット(LSB)までの確定が終了すると、アナログ信号V IN1をAD変換したデジタル信号V ADOが得られる。

    このAD変換と並行して、カウンタCNTが“0”のタイミングに、サーボ処理回路113は、アナログ信号V O1として出力されるべきデジタル信号の出力を開始する。 そして、カウンタCNTが“1”のタイミングで、アナログ信号V O1を出力するための選択信号DASELが出力され、サンプルホールド回路116_1によるサンプリングが開始される。 そして、カウンタCNTが“7”のタイミングで、サンプルホールド回路116_1はアナログ信号V O1を保持する。 これにより、サーボ処理回路113から出力されたデジタル信号をDA変換したアナログ信号V O1が得られる。

    ところで、ADコンバータ112を逐次比較型とする場合、サーボ処理装置100には、2つのDAコンバータ114,122が必要となる。 そのため、サーボ処理装置100を構成する回路の回路規模が大きくなってしまう。 そこで、AD変換とDA変換の両方を行う必要がある場合に、逐次比較型のADコンバータに含まれるDAコンバータをDA変換用に兼用することにより、回路規模の増大を抑制する手法が知られている(特許文献2)。

    特開2002−25078号公報

    特開2003−224473号公報

    サーボ処理装置100では、前述したように、複数のアナログ信号(V IN1 〜V INn )のAD変換と、複数のアナログ信号(V O1 〜V On )を得るためのDA変換とが実行される。 そのため、このようなサーボ処理装置100において、特許文献2に開示されているようなAD/DA変換兼用装置を用いてAD変換及びDA変換を行うこととすると、AD変換とDA変換を並列に行うことはできない。 そのため、例えば、AD変換とDA変換を交互に繰り返し実行することとなり、AD変換及びDA変換に必要な処理時間が長くなり、フォーカシング処理やトラッキング処理等の処理速度低下を招くこととなる。

    本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、処理時間を短縮可能なAD/DA変換兼用装置を提供することを目的とする。

    上記目的を達成するため、本発明のAD/DA変換兼用装置は、AD変換又はDA変換の何れか一方を選択する変換選択信号に基づいて、アナログ入力信号をAD変換して出力するか、デジタル入力信号をDA変換して出力するAD/DA変換兼用装置であって、複数のアナログ入力信号の中から、入力選択信号に基づいて何れか一つのアナログ信号を選択して出力する入力信号選択回路と、前記入力信号選択回路から出力される前記アナログ入力信号をサンプリングして保持する入力サンプルホールド回路と、デジタル信号をアナログ信号に変換して出力するDAコンバータと、前記入力サンプルホールド回路から出力される前記アナログ入力信号と、前記DAコンバータから出力される前記アナログ信号との大小関係を示す比較信号を出力する比較回路と、前記比較回路から出力される前記比較信号に基づいて、格納されるデジタル信号の各桁を逐次的に確定する逐次比較レジスタと、前記逐次比較レジスタに格納される前記デジタル信号と、前記デジタル入力信号と、前記変換選択信号とが入力され、前記変換選択信号がAD変換を示す場合は、前記逐次比較レジスタに格納される前記デジタル信号を前記DAコンバータに出力し、前記変換選択信号がDA変換を示す場合は、前記デジタル入力信号を前記DAコンバータに出力する選択回路と、前記変換選択信号がDA変換を示す場合に、前記入力選択信号を出力する制御部と、を備えることとする。

    また、前記比較回路は、前記変換選択信号がDA変換を示す場合は、前記比較信号を所定レベルとすることとしてもよい。

    また、前記AD/DA変換兼用装置は、前記変換選択信号がDA変換を示す場合に、前記DAコンバータから出力される前記アナログ信号をサンプリングして保持する出力サンプルホールド回路を更に備え、前記制御部は、前記出力サンプルホールド回路が前記アナログ信号をサンプリングしている間に前記制御信号を出力することとしてもよい。

    また、前記AD/DA変換兼用装置は、前記出力サンプルホールド回路を複数備え、前記DAコンバータから出力される前記アナログ信号を、出力選択信号に基づいて複数の前記出力サンプルホールド回路のうちの何れか一つに出力する出力信号選択回路を、更に備えることとすることもできる。

    処理時間を短縮可能なAD/DA変換兼用装置を提供することができる。

    ==回路構成==
    図1は、本発明の一実施形態であるAD/DA変換兼用装置の構成を示す図である。 AD/DA変換兼用装置1は、FE信号やTE信号等のアナログ信号(V IN1 〜V INn )をAD変換してデジタル信号V ADOを出力する機能と、フォーカシング処理やトラッキング処理等をするためのデジタル信号V DAIをDA変換してアナログ信号(V O1 〜V On )を出力する機能とを兼ね備えている。

    AD/DA変換兼用装置1は、メインクロック生成回路10、制御部11、セレクタ12、サンプルホールド回路13、比較回路14、逐次比較レジスタ15、マルチプレクサ(MPX)16、DAコンバータ17、セレクタ18、及び複数のサンプルホールド回路19_1〜19_nを含んで構成されている。

    メインクロック生成回路10は、所定周波数のメインクロックを生成する回路である。 制御部11は、メインクロック生成回路10から出力されるメインクロックに基づいて、AD/DA変換兼用装置1の動作に必要なクロックCLK、変換選択信号ADEN、リセット信号ADRES、入力選択信号ADSEL、及び出力選択信号DASELを出力する。

    クロックCLKは、例えば、逓倍回路等によってメインクロックの周波数を逓倍して得られる信号である。 変換選択信号ADENは、AD/DA変換兼用装置1において、AD変換を行うかDA変換を行うかを選択するための信号である。 本実施形態においては、変換選択信号ADENがHレベルの場合にAD変換が行われ、Lレベルの場合にDA変換が行われることとする。 リセット信号ADRESは、逐次比較レジスタ15に格納されているデジタル信号を初期化するための信号である。 本実施形態においては、リセット信号ADRESがHレベル時に、逐次比較レジスタ15がリセットされることとする。 また、ADRES信号は、アナログ信号(V IN1 〜V INn )をサンプリングするための制御信号も兼ねている。 入力選択信号ADSELは、複数のアナログ信号(V IN1 〜V INn )の中からAD変換対象となる一つのアナログ信号を選択するための信号である。 出力選択信号DASELは、DA変換されたアナログ信号の出力先を選択するための信号である。

    なお、制御部11は、クロックCLKを生成するための逓倍回路、クロックCLKをカウントするカウンタ回路、カウンタ回路の出力に応じて各信号ADEN,ADRES,ADSEL,DASELを出力するロジック回路等を用いて構成することができる。 また、制御部11は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することにより実現されることとしてもよい。

    セレクタ12(入力信号選択回路)は、入力される複数のアナログ信号(アナログ入力信号:V IN1 〜V INn )の中から、入力選択信号ADSELに応じた一つのアナログ信号を選択して出力する回路である。 なお、セレクタ12は、例えば、n個のトランスファゲートを用いて構成することができる。

    サンプルホールド回路13(入力サンプルホールド回路)は、セレクタ12から出力されるアナログ信号をサンプリングして保持する回路である。 また、サンプルホールド回路13には、ADRES信号が入力されており、ADRES信号がHレベルの時にセレクタ12から出力されるアナログ信号をサンプリングする。

    比較回路14は、サンプルホールド回路13から出力されるアナログ信号V INと、DAコンバータ17から出力されるアナログ信号V DAとの大小比較を行い、その結果を示す比較信号を出力する回路である。 また、比較回路14には、変換選択信号ADENが入力されており、変換選択信号ADENがDA変換を示す場合には、比較回路14から出力される比較信号は所定レベルに固定される。

    図2は、比較回路14の構成例を示す図である。 比較回路14は、コンパレータ30及びスイッチ回路31,32を備えている。 コンパレータ30の+入力端子には、サンプルホールド回路13から出力されるアナログ信号V INが入力され、−入力端子には、DAコンバータ17から出力されるアナログ信号V DAが入力されている。 したがって、本実施形態では、コンパレータ30から出力される比較信号は、アナログ信号V INがアナログ信号V DAより大きい場合はHレベル、小さい場合はLレベルとなる。 スイッチ回路31は、一端がコンパレータ30の出力端子と接続され、他端が逐次比較レジスタ15と接続されている。 本実施形態では、スイッチ回路31は、変換選択信号ADENがHレベルの場合にオンとなり、Lレベルの場合にオフとなることとする。 スイッチ回路32は、一端にHレベルを示す電圧V Hが印加され、他端が逐次比較レジスタ15と接続されている。 本実施形態では、スイッチ回路32は、変換選択信号ADENがHレベルの場合にオフとなり、Lレベルの場合にオンとなることとする。 つまり、変換選択信号ADENがAD変換を示す場合、スイッチ回路31がオン、スイッチ回路32がオフとなり、コンパレータ30から出力されるアナログ信号V IN ,V DAの比較信号が逐次比較レジスタ15に出力される。 一方、変換選択信号ADENがDA変換を示す場合、スイッチ回路31がオフ、スイッチ回路32がオンとなり、コンパレータ30から出力されるアナログ信号V IN ,V DAの比較信号にかかわらず、Hレベルの信号が逐次比較レジスタ15に出力される。 なお、変換選択信号ADENがDA変換を示す場合に逐次比較レジスタ15に出力される信号は、所定レベルであればHレベルの信号には限られない。 例えば、接地レベルの信号が出力されることとしてもよい。

    逐次比較レジスタ15は、例えば8ビットのデジタル信号を格納するレジスタである。 逐次比較レジスタ15に格納されたデジタル信号は、例えば、リセット信号ADRESがHレベル時に、全ビットが“0”(初期値)にリセットされる。 そして、比較回路14から出力される比較信号に基づいて、デジタル信号の最上位ビット(MSB)から順に、“0”であるか“1”であるかが確定される。

    具体的には、まず、逐次比較レジスタ15のデジタル信号の最上位ビット(MSB)のみが“1”に設定される。 そして、そのデジタル信号がDAコンバータ17でDA変換され、アナログ信号V DAが出力される。 このとき、比較回路14から出力される比較信号がHレベル、つまり、アナログ信号V INがアナログ信号V DAより大きければ、最上位ビット(MSB)は“1”に確定される。 一方、比較回路14から出力される比較信号がLレベル、つまり、アナログ信号V INがアナログ信号V DAより小さければ、最上位ビット(MSB)は“0”に確定される。 そして、最下位ビット(LSB)まで同様の処理が繰り返されることにより、逐次比較レジスタ15に格納されたデジタル信号は、アナログ信号V INをAD変換したものとなる。

    なお、逐次比較レジスタ15に格納されるデジタル信号の初期値は、全ビットが“0”の信号に限られない。 例えば、全ビットが“1”の信号とすることもできるし、最上位ビットが“1”、残りのビットが“0”の信号等とすることもできる。

    マルチプレクサ16(選択回路)は、変換選択信号ADENに基づいて、逐次比較レジスタ15から出力されるデジタル信号V ADO 、または、DA変換の入力信号となるデジタル信号V DAIの何れか一方を選択して出力する。 具体的には、変換選択信号ADENがAD変換を示す場合はデジタル信号V ADOが出力され、DA変換を示す場合はデジタル信号V DAIが出力される。

    DAコンバータ17は、マルチプレクサ16から出力されるデジタル信号をDA変換してアナログ信号V DAを出力する。

    セレクタ18(出力信号選択回路)は、出力選択信号DASELに基づいて、DAコンバータ17から出力されるアナログ信号V DAを、複数のサンプルホールド回路19_1〜19_nの何れか一つに出力する。 なお、セレクタ18は、例えば、n個のトランスファゲートを用いて構成することができる。

    サンプルホールド回路19_1〜19_n(出力サンプルホールド回路)は、セレクタ18から出力されるアナログ信号をサンプリングして保持する回路である。

    ==動作説明==
    AD変換及びDA変換の動作について説明する。 図3は、AD/DA変換兼用装置1におけるAD/DA変換の動作例を示すタイミングチャートである。 初期状態では、変換選択信号ADENがDA変換を示し(DA active)、入力選択信号ADSELは何れのアナログ信号(V IN1 〜V INn )も選択しない状態を示し、出力選択信号DASELはアナログ信号V DAをサンプルホールド回路19_1に出力する状態を示していることとする。 この状態では、マルチプレクサ16は、デジタル信号V DAIを選択して出力している。 DAコンバータ17から出力されるアナログ信号V DAは、セレクタ18を介してサンプルホールド回路19_1に出力されている。 そして、サンプルホールド回路19_1はサンプリング動作を行っている。 そして、カウンタCNTが“5”のタイミングで、サンプルホールド回路19_1はアナログ信号V DAを保持(ホールド)し、デジタル信号V DAIをDA変換したアナログ信号V O1として出力する。

    サンプルホールド回路19_1におけるサンプリング動作と並行して、カウンタCNTが“0”のタイミングで、入力選択信号ADSELがアナログ信号V IN1を選択する状態となる。 これに伴い、セレクタ12からアナログ信号V IN1が出力される。 その後、カウンタCNTが“5”のタイミングで、変換選択信号ADENがAD変換を示す状態(AD active)となり、リセット信号ADRESがHレベルとなる。 リセット信号ADRESがHレベルになると、逐次比較レジスタ15に格納されたデジタル信号V ADOは初期値(initial)に設定され、サンプルホールド回路13はサンプリング動作を開始する。 そして、カウンタCNTが“6”のタイミングで、リセット信号ADRESがLレベルとなり、サンプルホールド回路13は、アナログ信号V IN1を保持(ホールド)し、比較回路14に対する入力信号V INとして出力する。 続いて、カウンタCNTが“7”のタイミングから、逐次比較レジスタ15に格納されたデジタル信号V ADOの最上位ビット(MSB)から順に各ビットの確定処理が行われる。 そして、カウンタCNTが“a”のタイミングでデジタル信号V ADOの最下位ビット(LSB)の確定処理が終わると、逐次比較レジスタ15から出力されるデジタル信号V ADOは、アナログ信号V IN1をAD変換したものとなる。

    また、カウンタCNTが“8”のタイミングから、次のDA変換の入力となるデジタル信号V DAIがマルチプレクサ16に入力される。 そして、カウンタCNTが“b”のタイミングで、変換選択信号ADENがDA変換を示す状態(DA active)となる。 これにより、マルチプレクサ16は、デジタル信号V DAIを選択して出力する。 続いて、カウンタCNTが“c”のタイミングで、出力選択信号DASELはアナログ信号V DAをサンプルホールド回路19_2に出力する状態に変化する。 これにより、サンプルホールド回路19_2はサンプリング動作を開始する。 そして、カウンタCNTが“i”のタイミングで、サンプルホールド回路19_2はアナログ信号V DAを保持(ホールド)し、デジタル信号V DAIをDA変換したアナログ信号V O2として出力する。

    なお、カウンタCNTが“b”のタイミングにマルチプレクサ16からデジタル信号V DAIが出力されはじめると、DAコンバータ17から出力されるアナログ信号V DAも変化する。 ただし、変換選択信号ADENがDA変換を示す状態(DA active)の場合は、比較回路14の出力は所定レベル(本実施形態ではHレベル)に固定され、かつ、逐次比較データは確定処理されているため、逐次比較レジスタ15から出力されるデジタル信号V ADOは変化しない。

    このように、AD/DA変換兼用装置1では、AD変換とDA変換が交互に繰り返されることにより、複数のアナログ信号(V IN1 〜V INn )のAD変換と複数のデジタル信号V DAIのDA変換とが行われる。

    以上、本実施形態のAD/DA変換兼用装置1について説明した。 前述したように、AD/DA変換兼用装置1では、DA変換が行われている間に、次にAD変換されるアナログ信号が選択されている。 そのため、DA変換が終了してAD変換を開始する際に、すぐにアナログ信号をサンプリング・保持(ホールド)することができる。 したがって、AD変換及びDA変換を単純に直列的に実行する場合と比較して、AD変換及びDA変換に要するトータルの時間を短縮することができる。 そして、ADコンバータとDAコンバータが必要なサーボ装置等にAD/DA変換兼用装置1を用いることにより、DA変換専用のDAコンバータを設ける必要がなく、回路規模の増大を抑制することができる。

    なお、本実施形態においては、変換選択信号ADENがAD変換を示す状態(AD active)となった後にアナログ信号をサンプリング・保持(ホールド)することとしたが、DA変換が行われている間にアナログ信号をサンプリング・保持(ホールド)することとしてもよい。 同様に、逐次比較レジスタ15に格納されたデジタル信号V ADOの初期化についても、DA変換が行われている間に行うこととしてもよい。 このように、アナログ信号のサンプリング・保持(ホールド)や逐次比較レジスタ15の初期化をDA変換中に行うことにより、処理時間の更なる短縮も可能となる。

    また、AD/DA変換兼用装置1では、DA変換が行われている間は、比較回路14から出力される比較信号が所定レベルに固定され、かつ、逐次比較データは確定処理されている。 そのため、DAコンバータ17から出力されるアナログ信号V DAが変化したとしても、直前のAD変換の結果であるデジタル信号V ADOを保持することができる。 したがって、DA変換中に、デジタル信号V ADOを用いて処理を行うサーボ処理回路等に影響を与えることがない。

    また、AD/DA変換兼用装置1では、セレクタ12によって複数のアナログ信号(V IN1 〜V INn )を選択可能となっている。 そして、DA変換が行われている間に、入力選択信号ADSELに応じて、次にAD変換されるアナログ信号の出力が開始される。 したがって、サーボ処理装置等、複数のアナログ信号のAD変換が必要な装置にAD/DA変換兼用装置1を用いることにより、AD変換及びDA変換に要するトータルの時間を短縮することができる。

    また、AD/DA変換兼用装置1では、デジタル信号V DAIをDA変換したアナログ信号V DAをサンプリングして保持するサンプルホールド回路19_1〜19_nが設けられている。 そして、AD/DA変換兼用装置1では、DA変換されたアナログ信号V DAがサンプルホールド回路19_1〜19_nでサンプリングされている間に、次にAD変換されるアナログ信号を選択している。 これにより、アナログ信号V DAのサンプリングに必要な時間を有効に活用し、AD変換及びDA変換に要するトータルの時間を短縮することができる。

    また、AD/DA変換兼用装置1では、セレクタ18によって、アナログ信号V DAの出力先を選択可能となっている。 したがって、DA変換されたアナログ信号を複数の制御回路等に出力する必要があるサーボ処理装置等への適用が可能となる。

    なお、上記実施例は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。 本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。

    本発明の一実施形態であるAD/DA変換兼用装置の構成を示す図である。

    比較回路の構成例を示す図である。

    AD/DA変換兼用装置におけるAD/DA変換の動作例を示すタイミングチャートである。

    ADコンバータ及びDAコンバータを備えたサーボ処理装置の一般的な構成例を示す図である。

    ADコンバータを逐次比較型とする場合の一般的な構成例を示す図である。

    AD変換及びDA変換を並列に行う場合の動作例を示すタイミングチャートである。

    符号の説明

    1 AD/DA変換兼用装置 10 メインクロック生成回路 11 制御部 12 セレクタ 13 サンプルホールド回路 14 比較回路 15 逐次比較レジスタ 16 マルチプレクサ 17 DAコンバータ 18 セレクタ 19_1〜19_n サンプルホールド回路 30 コンパレータ 31,32 スイッチ回路

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