スイッチ装置

申请号 JP2015136989 申请日 2015-07-08 公开(公告)号 JP2017021931A 公开(公告)日 2017-01-26
申请人 株式会社東海理化電機製作所; 发明人 亀山 武司;
摘要 【課題】操作感を確保しつつも、スイッチ装置内部への 水 や埃の侵入を抑制する。 【解決手段】シーソボタン5は、第一回動軸A1と開口部53aを有している。プッシュボタン6は、その一部が開口部53aを通じて露出しており、第一回動軸A1と交差する方向にシーソボタン5とは独立して変位する。プッシュボタン6の第一部分61aは、シーソボタン5における開口部53aを区画する第一縁部53fと対向可能である。第一部分61aの第一回動軸A1と直交する面内における断面は、第一回動軸A1を中心とする円弧に対応する形状の部分を有している。 【選択図】図5
权利要求

第一回動軸と開口部を有しており、当該第一回動軸に直交する第一面内において当該第一回動軸を中心として第一方向に回動することにより第一スイッチを操作し、当該第一回動軸を中心として前記第一方向とは反対の第二方向に回動することにより第二スイッチを操作するように構成されている第一ボタン部材と、 その一部が前記開口部を通じて露出しており、前記第一回動軸と交差する方向に前記第一ボタン部材とは独立して変位することにより第三スイッチを操作するように構成されている第二ボタン部材と、 を備えており、 前記第二ボタン部材の第一部分は、前記第一ボタン部材における前記開口部を区画する第一縁部と対向可能であり、 前記第二ボタン部材の前記第一部分の前記第一面内における断面は、前記第一回動軸を中心とする円弧に対応する形状の部分を有している、 スイッチ装置。前記第二ボタン部材の前記第一部分は、隙間を介して前記開口部の前記第一縁部と対向している、 請求項1に記載のスイッチ装置。前記第一ボタン部材は、第二回動軸を有しており、 前記第一ボタン部材は、前記第二回動軸に直交する第二面内において当該第二回動軸を中心として前記第一方向および前記第二方向と異なる第三方向に回動することにより第四スイッチを操作し、当該第二回動軸を中心として前記第三方向とは反対の第四方向に回動することにより第五スイッチ操作するように構成されており、 前記第二ボタン部材の第二部分は、前記第一ボタン部材における前記開口部を区画する第二縁部と対向可能であり、 前記第二ボタン部材の前記第二部分の前記第二面内における断面は、前記第二回動軸を中心とする円弧に対応する形状の部分を有している、 請求項1または2に記載のスイッチ装置。前記第二ボタン部材の前記第二部分は、隙間を介して前記開口部の前記第二縁部と対向している、 請求項3に記載のスイッチ装置。前記第一ボタン部材と前記第二ボタン部材の少なくとも一方に覆われる位置に設けられた光源を備えている、 請求項1から4のいずれか一項に記載のスイッチ装置。

说明书全文

本発明は、スイッチ装置に関する。

特許文献1に記載されたスイッチ装置は、シーソボタン、プッシュボタン、および三つのスイッチユニットを備えている。シーソボタンは、回動軸と開口部を有している。シーソボタンは、当該回動軸に直交する面内において当該回動軸を中心として第一方向に回動することにより、第一のスイッチユニットを操作可能とされている。また、シーソボタンは、当該回動軸を中心として第一方向とは反対の第二方向に回動することにより、第二のスイッチユニットを操作可能とされている。プッシュボタンの一部は、シーソボタンの開口部を通じて露出するように配置される。プッシュボタンは、上記回動軸と交差する方向にシーソボタンとは独立して変位可能とされている。プッシュボタンの変位に伴い、第三のスイッチユニットが操作可能とされている。

特開2003−068170号公報

特許文献1に記載されたスイッチ装置においては、シーソボタンの回動に伴ってプッシュボタンの姿勢が変化しない。したがって、シーソボタンが傾くにつれて、プッシュボタンの一部が露出している開口部の縁の一部がプッシュボタンに接近する。そのため、開口部の縁の一部がプッシュボタンに当接してシーソボタンの回動を妨げないように、シーソボタンの回動量に鑑みた比較的大きな隙間が、開口部の縁とプッシュボタンの間に形成される必要がある。

このような隙間は、スイッチ装置の内部にや埃が侵入する経路となりうる。シーソボタンの操作感を確保するためにストローク量を大きくするほど、開口部の縁のプッシュボタンの間に形成される隙間は大きくなり、水や埃が侵入しやすくなる。

本発明は、操作感を確保しつつも、スイッチ装置内部への水や埃の侵入を抑制することを目的とする。

上記の目的を達成するために、本発明がとりうる一態様は、スイッチ装置であって、 第一回動軸と開口部を有しており、当該第一回動軸に直交する第一面内において当該第一回動軸を中心として第一方向に回動することにより第一スイッチを操作し、当該第一回動軸を中心として前記第一方向とは反対の第二方向に回動することにより第二スイッチを操作するように構成されている第一ボタン部材と、 その一部が前記開口部を通じて露出しており、前記第一回動軸と交差する方向に前記第一ボタン部材とは独立して変位することにより第三スイッチを操作するように構成されている第二ボタン部材と、 を備えており、 前記第二ボタン部材の第一部分は、前記第一ボタン部材における前記開口部を区画する第一縁部と対向可能であり、 前記第二ボタン部材の前記第一部分の前記第一面内における断面は、前記第一回動軸を中心とする円弧に対応する形状の部分を有している。

このような構成によれば、第一縁部を、対向する弧状の第一部分に沿うような形状にできる。これにより、例えば、開口部の上端における口径を、下端における口径よりも小さくできる。あるいは、第一縁部の形状を、対応する第一部分との距離が第一ボタン部材の回動に伴って変化しないようにできる。したがって、第一ボタン部材のストロークを大きくして操作感を確保しても、第一ボタン部材と第二ボタン部材の隙間を通じた水や埃の侵入を抑制できる。

上記のスイッチ装置は、以下のように構成されうる。 前記第二ボタン部材の前記第一部分は、隙間を介して前記開口部の前記第一縁部と対向している。

このような構成によれば、第一ボタン部材と第二ボタン部材の間に摩擦が生じないため、第二ボタン部材に対する第一ボタン部材の相対変位が円滑になされる。このような隙間が存在していたとしても、前述のようにスイッチ装置の内部への水や埃の侵入を抑制できる。

上記のスイッチ装置は、以下のように構成されうる。 前記第一ボタン部材は、第二回動軸を有しており、 前記第一ボタン部材は、前記第二回動軸に直交する第二面内において当該第二回動軸を中心として前記第一方向および前記第二方向と異なる第三方向に回動することにより第四スイッチを操作し、当該第二回動軸を中心として前記第三方向とは反対の第四方向に回動することにより第五スイッチ操作するように構成されており、 前記第二ボタン部材の第二部分は、前記第一ボタン部材における前記開口部を区画する第二縁部と対向可能であり、 前記第二ボタン部材の前記第二部分の前記第二面内における断面は、前記第二回動軸を中心とする円弧に対応する形状の部分を有している。

このような構成によれば、第一ボタン部材を四方向スイッチの入手段として構成できる。このとき、第二縁部を、対向する弧状の第二部分に沿うような形状にできる。これにより、例えば、開口部の上端における口径を、下端における口径よりも小さくできる。あるいは、第二縁部の形状を、対応する第二部分との距離が第一ボタン部材の回動に伴って変化しないようにできる。したがって、第一ボタン部材のストロークを大きくして操作感を確保しても、第一ボタン部材と第二ボタン部材の隙間を通じた水や埃の侵入を抑制できる。

上記のスイッチ装置は、以下のように構成されうる。 前記第二ボタン部材の前記第二部分は、隙間を介して前記開口部の前記第二縁部と対向している。

このような構成によれば、第一ボタン部材と第二ボタン部材の間に摩擦が生じないため、第二ボタン部材に対する第一ボタン部材の相対変位が円滑になされる。このような隙間が存在していたとしても、前述のように四方向スイッチ装置の内部への水や埃の侵入を抑制できる。

上記のスイッチ装置は、以下のように構成されうる。 前記第一ボタン部材と前記第二ボタン部材の少なくとも一方に覆われる位置に設けられた光源を備えている。

この場合、例えば、第一ボタン部材の一部を透光性の材料で形成し、光源から出射された光で当該透光性部分を発光させることができる。このような用途においても、上述のように、特に第一ボタン部材の初期状態において第二ボタン部材との隙間を最小限にできるため、当該隙間を通じた不必要な漏光を抑制できる。

本発明によれば、操作感を確保しつつも、スイッチ装置内部への水や埃の侵入を抑制できる。

一実施形態に係るスイッチ装置の外観を示す図である。

上記スイッチにおけるシーソボタンの動作を説明する図である。

上記スイッチにおけるシーソボタンの動作を説明する図である。

上記スイッチ装置におけるプッシュボタンの動作を説明する図である。

上記スイッチ装置におけるプッシュボタンの形状を説明する図である。

添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態例について以下詳細に説明する。以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。「前後」「左右」「上下」という表現は、説明の便宜のために用いており、実際の使用状態における姿勢や方向を限定する意図はない。

図1は、一実施形態に係るスイッチ装置1の外観を示している。図2の(A)は、図1における線II−IIに沿ってスイッチ装置1の一部を矢印方向から見た断面図である。図3の(A)は、図1における線III−IIIに沿ってスイッチ装置1の一部を矢印方向から見た断面図である。

スイッチ装置1は、回路基板2を備えている。回路基板2の表面には、回路が形成されている。図2の(A)に示されるように、当該回路は、第一接点対21、第二接点対22、および第三接点対23を含んでいる。図3の(A)に示されるように、当該回路は、第四接点対24と第五接点対25も含んでいる。

スイッチ装置1は、アクチュエータユニット3を備えている。図2の(A)に示されるように、アクチュエータユニット3は、第一アクチュエータ31、第二アクチュエータ32、および第三アクチュエータ33を備えている。図3の(A)に示されるように、アクチュエータユニット3は、第四アクチュエータ34と第五アクチュエータ35も備えている。第一アクチュエータ31、第二アクチュエータ32、第三アクチュエータ33、第四アクチュエータ34、および第五アクチュエータ35は、ゴムなどの弾性復帰力を有する材料により形成されている。

第一アクチュエータ31の下面には、導電材料からなる第一導電部31aが設けられている。第一アクチュエータ31は、回路基板2の第一接点対21と対向するように配置されている。初期状態において、第一導電部31aと第一接点対21は、離間している。

第二アクチュエータ32の下面には、導電材料からなる第二導電部32aが設けられている。第二アクチュエータ32は、回路基板2の第二接点対22と対向するように配置されている。初期状態において、第二導電部32aと第二接点対22は、離間している。

第三アクチュエータ33の下面には、導電材料からなる第三導電部33aが設けられている。第三アクチュエータ33は、回路基板2の第三接点対23と対向するように配置されている。初期状態において、第三導電部33aと第三接点対23は、離間している。

第四アクチュエータ34の下面には、導電材料からなる第四導電部34aが設けられている。第四アクチュエータ34は、回路基板2の第四接点対24と対向するように配置されている。初期状態において、第四導電部34aと第四接点対24は、離間している。

第五アクチュエータ35の下面には、導電材料からなる第五導電部35aが設けられている。第五アクチュエータ35は、回路基板2の第五接点対25と対向するように配置されている。初期状態において、第五導電部35aと第五接点対25は、離間している。

スイッチ装置1は、中央支持部4を備えている。中央支持部4は、円筒状の内壁部41を備えている。図2の(A)に示されるように、内壁部41は、その径方向内側に中空部42を区画している。第三アクチュエータ33は、中空部42に収容されている。図3の(A)に示されるように、中央支持部4は、外壁部43を備えている。外壁部43は、内壁部41の径方向外側の一部に配置されている。外壁部43は、径方向外側に向けて開口する一対の孔43aを有している。

スイッチ装置1は、シーソボタン5(第一ボタン部材の一例)を備えている。シーソボタン5は、内側ホルダ51、押圧部材52、および外側カバー53を備えている。

内側ホルダ51は、中央支持部4の径方向外側に配置されている。図3の(A)に示されるように、内側ホルダ51は、一対の第一軸部51aを備えている。一対の第一軸部51aは、中央支持部4の径方向内側に向かって突出している。一対の第一軸部51aは、中央支持部4の外壁部43に形成された一対の孔43aと嵌合している。各第一軸部51aは、対応する孔43aの内部で回動可能とされている。これにより、内側ホルダ51は、第一回動軸A1を中心として中央支持部4(外壁部43)に対して回動可能とされている。すなわち、図2の(A)は、第一回動軸A1に直交する断面を示している。

押圧部材52は、内側ホルダ51を包囲するように配置されている。図2の(A)に示されるように、押圧部材52は、中央支持部4の径方向内側へ向けて開口する一対の孔52aを有している。他方、内側ホルダ51は、一対の第二軸部51bを備えている。一対の第二軸部51bは、中央支持部4の径方向外側に向かって突出している。一対の第二軸部51bは、押圧部材52に形成された一対の孔52aと嵌合している。各第二軸部51bは、対応する孔52aの内部で回動可能とされている。これにより、押圧部材52は、第二回動軸A2を中心として内側ホルダ51に対して回動可能とされている。すなわち、図3の(A)は、第二回動軸A2に直交する断面を示している。

外側カバー53は、内側ホルダ51と押圧部材52を覆うように配置されている。外側カバー53は、開口部53aを有している。開口部53aは、外側カバー53の中央部において、上下方向に開口している。

スイッチ装置1は、プッシュボタン6(第二ボタン部材の一例)を備えている。プッシュボタン6は、半球状の操作入力部61と押圧部62を備えている。操作入力部61の一部は、シーソボタン5の開口部53aを通じて露出している。押圧部62は、操作入力部61から下方に延びている。押圧部62の一部は、中央支持部4の中空部42に収容されている。押圧部62の下面は、第三アクチュエータ33に対向している。

図2の(A)に示されるように、外側カバー53は、第一操作入力部53bと第二操作入力部53cを備えている。他方、押圧部材52は、第一押圧部52bと第二押圧部52cを備えている。第一操作入力部53bは、第一押圧部52bの上面に対向している。第一押圧部52bの下面は、第一アクチュエータ31と対向している。第二操作入力部53cは、第二押圧部52cの上面に対向している。第二押圧部52cの下面は、第二アクチュエータ32と対向している。

図3の(A)に示されるように、外側カバー53は、第三操作入力部53dと第四操作入力部53eを備えている。他方、押圧部材52は、第三押圧部52dと第四押圧部52eを備えている。第三操作入力部53dは、第三押圧部52dの上面に対向している。第三押圧部52dの下面は、第四アクチュエータ34と対向している。第四操作入力部53eは、第四押圧部52eの上面に対向している。第四押圧部52eの下面は、第五アクチュエータ35と対向している。

次に、以上のように構成されたスイッチ装置1の動作について説明する。

図2の(A)に示される初期状態において、シーソボタン5の第一操作入力部53bが下方へ押圧されると、図2の(B)に示されるように、シーソボタン5は、第一回動軸A1に直交する面(第一面の一例)内において第一回動軸A1を中心として時計回りに(第一方向の一例)回動する。これにより、第一押圧部52bは、第一アクチュエータ31を弾性変形させつつ下方へ変位させる。第一アクチュエータ31の第一導電部31aが回路基板2上の第一接点対21に接触すると、第一接点対21が第一導電部31aを介して電気的に接続される。スイッチ装置1は、第一操作入力部53bの操作に対応する機能を実現するための信号を出力する。すなわち、第一アクチュエータ31と第一接点対21は、第一スイッチを構成する。

第一操作入力部53bの押圧が解除されると、第一アクチュエータ31の弾性復帰力により第一押圧部52bが押し上げられ、シーソボタン5は初期状態に復帰する。スイッチ装置1は、第一操作入力部53bの操作に対応する信号の出力を停止する。第一操作入力部53bの操作に伴うシーソボタン5の一連の動作中において、プッシュボタン6の位置と姿勢に変化はない。

図2の(A)に示される初期状態において、シーソボタン5の第二操作入力部53cが下方へ押圧されると、シーソボタン5は、第一回動軸A1に直交する面内において第一回動軸A1を中心として反時計回りに(第二方向の一例)回動する。これにより、第二押圧部52cは、第二アクチュエータ32を弾性変形させつつ下方へ変位させる。第二アクチュエータ32の第二導電部32aが回路基板2上の第二接点対22に接触すると、第二接点対22が第二導電部32aを介して電気的に接続される。スイッチ装置1は、第二操作入力部53cの操作に対応する機能を実現するための信号を出力する。すなわち、第二アクチュエータ32と第二接点対22は、第二スイッチを構成する。

第二操作入力部53cの押圧が解除されると、第二アクチュエータ32の弾性復帰力により第二押圧部52cが押し上げられ、シーソボタン5は初期状態に復帰する。スイッチ装置1は、第二操作入力部53cの操作に対応する信号の出力を停止する。第二操作入力部53cの操作に伴うシーソボタン5の一連の動作中において、プッシュボタン6の位置と姿勢に変化はない。

図4の(A)は、図2の(A)と同じく、図1における線II−IIに沿ってスイッチ装置1の一部を矢印方向から見た断面図である。図4の(A)に示される初期状態において、プッシュボタン6の操作入力部61が下方へ押圧されると、図4の(B)に示されるように、プッシュボタン6は、第一回動軸A1と交差する向きである下方へ、シーソボタン5とは独立して変位する。これにより、プッシュボタンの押圧部62は、第三アクチュエータ33を弾性変形させつつ下方へ変位させる。第三アクチュエータ33の第三導電部33aが回路基板2上の第三接点対23に接触すると、第三接点対23が第三導電部33aを介して電気的に接続される。スイッチ装置1は、操作入力部61の操作に対応する機能を実現するための信号を出力する。すなわち、第三アクチュエータ33と第三接点対23は、第三スイッチを構成する。

操作入力部61の押圧が解除されると、第三アクチュエータ33の弾性復帰力により押圧部62が押し上げられ、プッシュボタン6は初期状態に復帰する。スイッチ装置1は、操作入力部61の操作に対応する信号の出力を停止する。操作入力部61の操作に伴うプッシュボタン6の一連の動作中において、シーソボタン5の位置と姿勢に変化はない。

図5の(A)は、図2の(A)に対応する断面図(すなわち、回転軸A1に直交する断面図)であり、シーソボタン5とプッシュボタン6を拡大して示している。同図においては、開口部53aを区画する一対の第一縁部53fが、断面に現れている。

プッシュボタン6の操作入力部61の外表面は、一対の第一部分61aを含んでいる。第一部分61aは、操作入力部61の外表面のうち、同図における矢印R1とR2に挟まれた部分、および矢印R3とR4に挟まれた部分である。一対の第一部分61aは、回転軸A1を中心とするシーソボタン5の回動時において、一対の第一縁部53fと対向可能な部分である。

矢印R1〜R4は、それぞれ第一回動軸A1を中心とする円弧の半径に対応している。すなわち、本断面図において、一対の第一部分61aの各々は、第一回動軸A1を中心とする円弧に対応する形状を有している。

このような構成によれば、各第一縁部53fを、対向する弧状の第一部分61aに沿うような形状にできる。例えば、図5の(A)に示されるように、同断面内における一対の第一縁部53fの上端部同士の距離を、同断面内における一対の第一縁部53fの下端部同士の距離よりも小さくできる。あるいは、やはり図5の(A)に示されるように、各第一縁部53fの形状を、対応する第一部分61aとの距離がシーソボタン5の回動に伴って変化しないようにできる。したがって、第一操作入力部53bや第二操作入力部53cの操作に伴うシーソボタン5のストロークを大きくして操作感を確保しても、シーソボタン5とプッシュボタン6の隙間を通じた水や埃の侵入を抑制できる。

図5の(A)に示されるように、本実施形態においては、一対の第一部分61aは、隙間を介して一対の第一縁部53fと対向している。

このような構成によれば、プッシュボタン6とシーソボタン5の間に摩擦が生じないため、プッシュボタン6に対するシーソボタン5の相対変位が円滑になされる。このような隙間が存在していたとしても、前述のようにスイッチ装置1の内部への水や埃の侵入を抑制できる。

しかしながら、水や埃の侵入をより抑制するために、一対の第一部分61aと一対の第一縁部53fが摺接しつつシーソボタン5が回動する構成も採用されうる。

図3の(A)に示される初期状態において、シーソボタン5の第三操作入力部53dが下方へ押圧されると、図3の(B)に示されるように、シーソボタン5は、第二回動軸A2に直交する面(第二面の一例)内において第二回動軸A2を中心として時計回りに(第三方向の一例)回動する。これにより、第三押圧部52dは、第四アクチュエータ34を弾性変形させつつ下方へ変位させる。第四アクチュエータ34の第四導電部34aが回路基板2上の第四接点対24に接触すると、第四接点対24が第四導電部34aを介して電気的に接続される。スイッチ装置1は、第三操作入力部53dの操作に対応する機能を実現するための信号を出力する。すなわち、第四アクチュエータ34と第四接点対24は、第四スイッチを構成する。

第三操作入力部53dの押圧が解除されると、第四アクチュエータ34の弾性復帰力により第三押圧部52dが押し上げられ、シーソボタン5は初期状態に復帰する。スイッチ装置1は、第三操作入力部53dの操作に対応する信号の出力を停止する。第三操作入力部53dの操作に伴うシーソボタン5の一連の動作中において、プッシュボタン6の位置と姿勢に変化はない。

図3の(A)に示される初期状態において、シーソボタン5の第四操作入力部53eが下方へ押圧されると、図3の(B)に示されるように、シーソボタン5は、第二回動軸A2に直交する面内において第二回動軸A2を中心として反時計回りに(第四方向の一例)回動する。これにより、第四押圧部52eは、第五アクチュエータ35を弾性変形させつつ下方へ変位させる。第五アクチュエータ35の第五導電部35aが回路基板2上の第五接点対25に接触すると、第五接点対25が第五導電部35aを介して電気的に接続される。スイッチ装置1は、第四操作入力部53eの操作に対応する機能を実現するための信号を出力する。すなわち、第五アクチュエータ35と第五接点対25は、第五スイッチを構成する。

第四操作入力部53eの押圧が解除されると、第五アクチュエータ35の弾性復帰力により第四押圧部52eが押し上げられ、シーソボタン5は初期状態に復帰する。スイッチ装置1は、第四操作入力部53eの操作に対応する信号の出力を停止する。第四操作入力部53eの操作に伴うシーソボタン5の一連の動作中において、プッシュボタン6の位置と姿勢に変化はない。

図5の(B)は、図3の(A)に対応する断面図(すなわち、回転軸A2に直交する断面図)であり、シーソボタン5とプッシュボタン6を拡大して示している。同図においては、開口部53aを区画する一対の第二縁部53gが、断面に現れている。

プッシュボタン6の操作入力部61の外表面は、一対の第二部分61bを含んでいる。第二部分61bは、操作入力部61の外表面のうち、同図における矢印R5とR6に挟まれた部分、および矢印R7とR8に挟まれた部分である。一対の第二部分61bは、回転軸A2を中心とするシーソボタン5の回動時において、一対の第二縁部53gと対向可能な部分である。

矢印R5〜R8は、それぞれ第二回動軸A2を中心とする円弧の半径に対応している。すなわち、本断面図において、一対の第二部分61bの各々は、第二回動軸A2を中心とする円弧に対応する形状を有している。

このような構成によれば、シーソボタン5を四方向スイッチの入力手段として構成できる。このとき、各第二縁部53gを、対向する弧状の第二部分61bに沿うような形状にできる。例えば、図5の(B)に示されるように、同断面内における一対の第二縁部53gの上端部同士の距離を、同断面内における一対の第二縁部53gの下端部同士の距離よりも小さくできる。あるいは、やはり図5の(B)に示されるように、各第二縁部53gの形状を、対応する第二部分61bとの距離がシーソボタン5の回動に伴って変化しないようにできる。したがって、第三操作入力部53dや第四操作入力部53eの操作に伴うシーソボタン5のストロークを大きくして操作感を確保しても、シーソボタン5とプッシュボタン6の隙間を通じた水や埃の侵入を抑制できる。

図5の(B)に示されるように、本実施形態においては、一対の第二部分61bは、隙間を介して一対の第二縁部53gと対向している。

このような構成によれば、プッシュボタン6とシーソボタン5の間に摩擦が生じないため、プッシュボタン6に対するシーソボタン5の相対変位が円滑になされる。このような隙間が存在していたとしても、前述のようにスイッチ装置1の内部への水や埃の侵入を抑制できる。

しかしながら、水や埃の侵入をより抑制するために、一対の第二部分61bと一対の第二縁部53gが摺接しつつシーソボタン5が回動する構成も採用されうる。

上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための例示にすぎない。上記の実施形態に係る構成は、本発明の趣旨を逸脱しなければ、適宜に変更・改良されうる。また、等価物が本発明の技術的範囲に含まれることは明らかである。

スイッチ装置1は、光源を備えうる。光源の例としては、白熱灯のようなランプ光源、発光ダイオードや有機EL素子のような半導体発光素子などが挙げられる。光源は、シーソボタン5とプッシュボタン6の少なくとも一方に覆われる位置に配置されうる。当該位置の例としては、回路基板2上、中央支持部4の中空部42、押圧部材52に形成された隙間などが挙げられる。

この場合、例えば、図1に示されるシーソボタン5の外側カバー53の上面に設けられた機能指標53hは、透光性の材料で形成されうる。光源から出射された光により透光性の機能指標53hを発光させ、ユーザに与える視認性と高級感を向上できる。このような構成においても、上述のように、特にシーソボタン5の初期状態においてプッシュボタン6との隙間を最小限にできるため、当該隙間を通じた不必要な漏光を抑制できる。

上記の実施形態においては、第一回動軸A1を中心とするシーソボタン5の回動を実現するために、中央支持部4の外壁部43に一対の孔43aが形成され、シーソボタン5の内側ホルダ51に一対の第一軸部51aが形成されている。しかしながら、第一回動軸A1を中心とするシーソボタン5の回動を実現できれば、外壁部43の側に一対の第一軸部が形成され、内側ホルダ51の側に一対の孔が形成される構成も採用されうる。

上記の実施形態においては、第二回動軸A2を中心とするシーソボタン5の回動を実現するために、シーソボタン5の押圧部材52に一対の孔52aが形成され、内側ホルダ51に一対の第二軸部51bが形成されている。しかしながら、第二回動軸A2を中心とするシーソボタン5の回動を実現できれば、押圧部材52の側に一対の第二軸部が形成され、内側ホルダ51側に一対の孔が形成される構成も採用されうる。

上記の実施形態においては、プッシュボタン6の操作入力部61の外表面のうち、一対の第一部分61aと一対の第二部分61b以外の部分も、それぞれ回動軸A1、A2を中心とする円弧に対応する形状を有している。結果として、上述のように、操作入力部61は、全体として半球形状を呈している。しかしながら、プッシュボタン6の変位による第三アクチュエータ33の操作を実現できれば、第一部分61a以外の部分(図5の(A)において矢印R2とR4に挟まれた部分)、および第二部分61b以外の部分(図5の(B)において矢印R6とR8に挟まれた部分)の形状は任意に定められうる。

上記の実施形態においては、シーソボタン5は、回動軸A1とA2を中心とする回動が可能とされることにより、四方向スイッチの入力手段として構成されている。しかしながら、シーソボタン5は、回動軸A1とA2の一方のみについて回動可能な二方向スイッチの入力手段として構成されてもよい。この場合、内側ホルダ51に相当する構造を省略できる。

1:スイッチ装置、21:第一接点対、22:第二接点対、23:第三接点対、24:第四接点対、25:第五接点対、31:第一アクチュエータ、32:第二アクチュエータ、33:第三アクチュエータ、34:第四アクチュエータ、35:第五アクチュエータ、5:シーソボタン、51a:第一軸部、51b:第二軸部、53a:開口部、53f:第一縁部、53g:第二縁部、6:プッシュボタン、61a:第一部分、61b:第二部分、A1:第一回動軸、A2:第二回動軸

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