High-frequency latching relay including inflection type switch bar

申请号 JP2004118569 申请日 2004-04-14 公开(公告)号 JP2004319502A 公开(公告)日 2004-11-11
申请人 Agilent Technol Inc; アジレント・テクノロジーズ・インクAgilent Technologies, Inc.; 发明人 WONG MARVIN GLENN;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an electric relay using conductive liquid such as liquid metal for completing an electric circuit between contacts by bridging a gap between two electric contacts.
SOLUTION: A first conductive liquid drop (140) forms connection between a first switching contact (114) and a first fixed contact pad (122) and at the same time, a second conductive liquid drop (142) is separated into two droplets, by the movement of the switching contact in a first direction, whereby connection between a second switching contact (116) and a second fixed contact pad (124) is cut off. Then, the first conductive liquid drop (140) is separated into two droplets to cut off connection between the first switching contact (114) and the first fixed contact pad (122) by the movement of the switching contact in a second direction, and the second conductive liquid drop (142) forms connection between the second switching contact (116) and the second fixed contact pad (124).
COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI
权利要求
  • キャップ層と、
    回路基板と、
    前記回路基板と前記キャップ層との間に配置され、その中にスイッチング空洞を有するスイッチング層と、
    前記スイッチング空洞の中において、前記回路基板上に形成され、それぞれに第一及び第二の固定接触子パッドにて終わる第一及び第二の電気トレースと、
    前記スイッチング層に結合する固定端部と固定されていない端部とを持つスイッチバーと、
    前記スイッチバーの前記固定されていない端部に取り付けられ、前記第一及び第二の固定接触子パッドの間に配置された第一及び第二のスイッチング接触子と、
    前記回路基板上に形成され、前記第一及び第二のスイッチング接触子の少なくとも一方に電気的に結合する第三の電気トレースと、
    前記第一、第二及び第三の電気トレースに電気的遮蔽を提供するように前記回路基板上に形成された第一の複数のグランドトレースと、
    前記スイッチング層に結合し、前記スイッチバーの前記固定されていない端部と前記固定された端部との間に結合する圧電アクチュエータであって、引張モードにおいては変形可能となって前記スイッチバーを転移させることにより、前記第一及び第二のスイッチング接触子を前記第一及び第二の固定接触子パッド間で動かす前記圧電アクチュエータと、
    前記第一のスイッチング接触子及び前記第一の固定接触子パッドに濡れ接触する第一の導電性液体塊と、
    そして前記第二のスイッチング接触子及び前記第二の固定接触子パッドに濡れ接触する第二の導電性液体塊とを具備し、
    前記スイッチング接触子の第一の方向への動きにより、前記第一の導電性液体塊が前記第一のスイッチング接触子と前記第一の固定接触子パッドとの間に接続を形成すると共に前記第二の導電性液体塊が2つの液滴へと分離し、これにより前記第二のスイッチング接触子と前記第二の固定接触子パッドとの間の接続が絶たれ、そして前記スイッチング接触子の第二の方向への動きにより、前記第一の導電性液体塊が2つの液滴へと分離して前記第一のスイッチング接触子と前記第一の固定接触子パッドとの間の接続を絶ち、そして前記第二の導電性液体塊が前記第二のスイッチング接触子と前記第二の固定接触子パッドとの間に接続を形成するものであることを特徴とする電気リレー。
  • 前記第一及び第二の導電性液体塊が、液体金属液滴であることを特徴とする請求項1に記載の電気リレー。
  • 前記第一及び第二の導電性液体塊が、前記スイッチバーが転移されない場合は繋がった塊は繋がったままであり、前記スイッチバーが転移されない場合は分離した液滴は分離したままであることを特徴とする請求項1に記載の電気リレー。
  • 前記スイッチバーにより支持され、前記第一及び第二のスイッチング接触子の少なくとも一方へと電気的に結合する第一の可動式接触子と、前記第一の可動式接触子の付近に配置され、前記第三の電気トレースへと電気的に結合する第三の固定接触子パッドと、前記第一の可動式接触子と前記第三の固定接触子パッドに濡れ接触してそれらの間に電気接続を形成する第三の導電性液体塊とを更に具備し、前記スイッチバーが転移した場合に前記第一の可動式接触子と前記第三の固定接触子パッドとの間の電気接触が維持されるように、前記第三の導電性液体塊のサイズが調整されたことを特徴とする請求項1に記載の電気リレー。
  • 前記第一、第二及び第三の電気トレースの少なくとも一つが、前記回路基板の一端で終わっていることを特徴とする請求項1に記載の電気リレー。
  • 前記回路基板の下面上に形成された第二の複数のグランドトレースを更に具備し、前記第一の複数のグランドトレースが前記回路基板を貫通する1つ以上の経路を通じて前記第二の複数のグランドトレースへと電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電気リレー。
  • 前記リレーがマイクロマシン加工法により製造されることを特徴とする請求項1に記載の電気リレー。
  • 前記スイッチバーの前記固定端部が前記スイッチング層にしっかりと固定されたものであることを特徴とする請求項1に記載の電気リレー。
  • 前記スイッチバーの前記固定端部が前記スイッチング層に蝶番式に取り付けられたものであることを特徴とする請求項1に記載の電気リレー。
  • 前記第一及び第二のスイッチング接触子が、前記導電性液体に対する濡れ性を持たない表面により分離されていることを特徴とする請求項1に記載の電気リレー。
  • 前記第一の複数のグランドトレースのうち、全てのグランドトレースが相互に電気的に結合していることを特徴とする請求項1に記載の電気リレー。
  • 前記第一及び第二のスイッチング接触子が、相互に電気的に結合していることを特徴とする請求項1に記載の電気リレー。
  • 前記第三の電気トレースが前記第一のスイッチング接触子へと電気的に結合していることを特徴とし、前記回路基板上に形成され、前記第二のスイッチング接触子へと電気的に結合する第四の電気トレースを更に具備した請求項1に記載の電気リレー。
  • 说明书全文

    本発明は電気スイッチング用の微小電気機械システム(MEMS)に関するものであり、より具体的には液体金属接触を持つ圧電作動式ラッチングリレーに関する。

    電気スイッチにおいて銀等の液体金属は2つの導体間に電気経路を提供する為に使用される。 その一例には水銀サーモスタットスイッチがあり、これはバイメタル・ストリップコイルが温度に反応して水銀を入れている細長い空洞の度を変化させるものである。 空洞内の水銀は高い表面張を持つ為、単一の液滴を形成している。 この水銀液滴は、重力により空洞の角度に応じて空洞中の電気的な接触子を含む端部、或いは他方の端部へと移動する。 手動型液体金属スイッチにおいては、水銀液滴を空洞内で移動させる為に永久磁石が用いられる。

    液体金属は、また、リレー中にも用いられる。 液体金属液滴は静電気力、熱膨張/収縮による形状の可変性、及び磁気流体力を含む様々な方法により移動させることが出来る。

    従来の圧電リレーは、ラッチしない、又は圧電材料中の残留電荷を用いてラッチする、或いはラッチ機構に接触するスイッチを作動するものである。

    高電流の高速スイッチングは様々なデバイスにおいて用いられているが、固体接触型リレーには電流の流れが中断された場合に生じるアークの為に問題が生じる。 アークは接触部に損傷を与え、電極表面における点食(孔食、pitting)によりそれらの導電性を劣化させるのである。

    液体金属をスイッチング素子として使用し、加熱時の気体膨脹によりその液体金属を移動させてスイッチング機能を作動させる微小スイッチがこれまでにも開発されている。 液体金属には、他のマイクロマシン加工技術と比較した場合に、金属間接触を用いても微小溶着またはスイッチ機構の加熱を生じることなく相対的に高出力(約100mW)のスイッチングを実施する能力が得られる等、幾つかの利点がある。 しかしながら、加熱気体の使用には幾つかの欠点もある。 スイッチの状態を変化させる為には相対的に大量のエネルギーを要し、スイッチングの反復(デューティーサイクル)が高い場合はスイッチングにより生じた熱を効率的に散逸させられなければならない。 加えて作動速度が相対的に遅く、最高速度は数百ヘルツに制約されるのである。

    スイッチング機構中に導電性液体を用いた電気リレーを開示する。 このリレーにおいては、一対の可動式スイッチング接触子がスイッチバーの固定されていない端部に取り付けられ、一対の固定接触子パッド間に配置される。 各接触は液体金属等の導電性液滴を支持するものである。 圧電アクチュエータが作動してスイッチバーを横方向に動かし、固定接触子パッドの一方とスイッチング接触子の一方との間のギャップを閉じることにより、導電性液滴が癒着して電気回路が形成される。 これと同時に他方の固定接触子パッドと他方のスイッチング接触子間のギャップが大きくなり、導電性液滴が離れて電気回路が遮断される。

    本発明の新規の特徴及び考えられる特性は請求項に記載した。 しかしながら本発明自体はその利用形態及び更なる目的及び利点と共に以下に説明する詳細な実施例を、添付図を参照しつつ読むことにより理解することが出来る。

    本発明は多くの異なる形態の実施例に適用することが可能であるが、本願においては図に示した1つ以上の特定の実施例に沿って説明する。 しかしながら、本開示はあくまでも本発明の原理の一例にしか過ぎず、本発明を図示及び説明する特定の実施例に制約する意図はない。 以下の説明においては、同様の符号は複数の図にわたり、同一、同様又は対応する部分を示す為に用いられている。

    本発明の電気リレーは、2つの電気接触間のギャップをブリッジして接触間に電気回路を完成させる為に液体金属等の導電性液体を用いたものである。 二つの可動式電気接触(以下「スイッチング接触子」と呼ぶ)は、スイッチバーの固定されていない端部に取り付けられ、一対の固定接触子パッド間に配置される。 各接触の表面は、導電性液滴を支持している。 一実施例においては、導電性液体は高い導電性、低い揮発性及び高い表面張力を持つ水銀のような液体金属である。 圧電アクチュエータはスイッチバーを横方向に押す、或いは引くように構成されており、これにより第一のスイッチング接触子が第一の固定接触子パッドに向かって動くことになるようにスイッチング接触子を移動させるものである。 圧電アクチュエータの代わりに、磁界がある場合に変形するTerfenol−Dのような磁歪アクチュエータを用いることも出来る。 結局のところ、圧電アクチュエータも磁歪アクチュエータも集合的に「圧電アクチュエータ」と呼ばれる。 これにより接触上にある導電性液滴が癒着して第一のスイッチング接触子と第一の固定接触子パッド間に電気回路が完成する。 スイッチング接触子は固定接触子パッド間に配置されている為、第一のスイッチング接触子が第一の固定接触子パッドに向かって移動すると、第二のスイッチング接触子は第二の固定接触子パッドから離れることになる。 スイッチ状態が変化した後、圧電アクチュエータの電源が絶たれ、スイッチング接触子は開始位置に戻る。 導電性液滴は、その表面張力が液滴を一体に維持し得る程度の量とすることにより、単一の塊として融着したままである。 圧電アクチュエータに電源を入れて第一のスイッチング接触子を第一の接触子パッドから離し、導電性液滴間の表面張力結合を壊すことにより電気回路は再度解消される。 圧電アクチュエータの電源が絶たれた場合、接触間のギャップをブリッジするに十分な液体がないときは、液滴は分離したままである。 このリレーは、マイクロマシン技術による製造が可能である。

    図1は、本発明のラッチングリレーの一実施例を示す側面図である。 図1を見ると、リレー100は、回路基板102、スイッチング層104及びキャップ層106の3つの層を含む。 これら3つの層は、リレーのハウジングを形成している。 回路基板102は、スイッチング層中の素子への電気接続を支持しており、また、スイッチング層の底部キャップを提供している。 回路基板102は、例えばセラミック又はシリコンから形成されており、微小電子デバイスの製造に用いられるようなマイクロマシン技術により製作することが出来る。 スイッチング層104は例えばセラミック又はガラス等から、或いは絶縁層(セラミック等)でコーティングされた金属から形成することが出来る。 キャップ層106はスイッチング層104の上面を覆い、スイッチング空洞108を封止している。 キャップ層106は、例えばセラミック、ガラス、金属又はポリマー、或いはこれらの材料の組み合わせから形成することが出来る。 実施例においては、気密封止を作るようにガラス、セラミック又は金属が用いられている。

    図2は、キャップ層及び導電性液体を除去した状態のリレーを示す上面図である。 図2を見ると、スイッチング層104にはスイッチング空洞108が設けられている。 スイッチング空洞108はその下部が回路基板102により、そしてその上部がキャップ層106により封止されるものである。 スイッチング空洞108は不活性気体で満たされていても良い。 圧電アクチュエータ110はスイッチング層104に取り付けられている。 スイッチバー112はスイッチング層104の一端に取り付けられており、他方の端部は固定されていない。 取り付けられた方の端部は蝶番式に、或いは固定して取り付けることが出来る。 圧電アクチュエータ110は引張モードにおいては変形可能であり、スイッチバー112に作動してスイッチバー112の固定されていない端部が固定接触子パッド122及び124間で横方向に移動する。 スイッチング接触子114及び116はスイッチバー112の固定されていない端部に取り付けられている。 本実施例においては、電気信号はスイッチング接触子114及び116へと電気的に結合する、スイッチバー112上の更なる可動式接触子118及び120を通じてスイッチング接触子へとルーティングされる。 追加可動式接触子は、追加可動式接触子とパッド126間を濡らす液体金属等の導電性液滴を通じて回路基板上の電気パッド126へと結合する。 接触子118及び120とスイッチング接触子114及び116間の表面は、導電性液体の移動を防ぎ、適正な液体量を維持することが出来るように非濡れ性である。 他の実施例においては、スイッチング接触子114及び116への電気信号は回路トレース又はスイッチバー112上の導電性コーティングを通じて供給される。 固定接触子パッド122及び124は、回路基板102へと取り付けられている。 接触子の露出面は、液体金属のような導電性液体による濡れ性を持っている。 電気接触子を分離する外部表面は、液体の移動を防ぐように非濡れ性となっている。 作動においては、引張モードにおいてアクチュエータ110が圧電素子への電圧印加により変形する。 スイッチバー112はレバーとして作動し、アクチュエータ110の転移を増幅する。 スイッチバー112の転移により、固定接触子122及び124間でスイッチング接触子114及び116が動くことになる。 低周波数スイッチングの場合、接触子パッド122、124及び126は、回路基板102の底部にあるパッドとはんだボールをルーティングする好適な回路を通じてマザー基板へと接続することが出来る。 中間及び高周波数スイッチングの場合においては、スイッチング接触子パッド122、124及び126は、回路基板102の端部にある短いリボンワイヤボンディングと接続することが出来る回路トレース134、136及び128をそれぞれに通じて電気接続される。 さらに高周波数スイッチングの場合、回路基板102の上面、信号トレースのいずれかの側にグランドトレース130を設けることが出来る。 これらのことは、図4を参照しつつ後に説明する。

    図3は、図2に示したラッチングリレーを線3−3に沿って切断した場合の断面図である。 この図は、回路基板102、スイッチング層104及びキャップ層106の3つの層を示している。 スイッチバー112の固定されていない端部はスイッチングチャンネル108中において固定接触子パッド122及び124間で可動性を持つ。 制御信号を圧電アクチュエータ110へと供給する電気接続トレース(図示せず)は、回路基板102の上面上に形成しても、或いは回路基板102中の経路を通しても良い。 各接触子は、液体の表面張力により所定位置に維持される導電性液滴を支持している。 液滴のサイズが小さいことにより、表面張力が液滴上のあらゆる体積力をしのぎ、液滴はリレーが動いた場合であっても所定位置に維持される。 接触子114及び122間の液体は、2つの液滴140へと、それぞれが接触子114及び122各々の上にある状態に分離されている。 接触子116及び124間の液体は、単一の塊142として癒着している。 従って電気接続は接触子116及び124間にはあるが、接触子114及び122間にはない。

    スイッチバー112が第一の方向へと転移した場合、第一のスイッチング接触子114が第一の固定接触子122へと向かって移動し、第二のスイッチング接触子116が第二の固定接触子124から離れる方向に移動する。 接触子116及び124間の間隙が十分に大きい場合、導電性液体は接触子間の間隔をブリッジするには不十分となり、導電性液体接続142は絶たれる。 接触子116及び122間の間隙が十分に小さい場合、液滴140は相互に癒着して接触子間に電気接続を形成する。 液体の量は、アクチュエータに電源が入っておらず、スイッチバー112が非変形位置にある場合に癒着液滴140が癒着したまま残り、分離した液滴142が分離したまま残ることになるように選択される。 このように、リレーは新たなスイッチ状態へとラッチされるのである。 スイッチ状態を図3に示した状態に戻す為には、スイッチバー112を反対方向へと移動させて接触子114及び122間の液体接続を絶ち、液滴142が再度癒着するようにすれば良い。

    高い表面張力を持つ水銀又は他の液体金属を用いて柔軟な非接触電気接続を形成することにより、局所的な加熱による点食や酸化物堆積を回避する高い電流容量を持つリレーを作ることが出来る。

    回路基板102の上面図を図4に示した。 信号トレース128、134及び136が固定接触子パッド126、122、124へとそれぞれ接続している。 これらのトレースは導電性液体が濡れ性を持たない材料で覆われており、導電性液体の望ましくない転移が回避されている。 上部グランドトレース130は信号トレースのいずれかの側に配置されており、電気的遮蔽が施されている。 経路(vias)150は上部グランドトレース130から下部グランドトレース132への電気接続を提供しており、グランド電流によりスイッチング構造体のアップストリーム及びダウンストリーム信号電流を囲むことが出来る。 トレースにおけるあらゆる湾曲は45? 未満であり、反射が最小化されている。 制御信号をアクチュエータ110へと供給する更なる回路トレース(図示せず)もまた、回路基板102上に形成することが出来る。 代わりに、アクチュエータ110を基板102底部に設けた好適な回路ルーティング、パッド及びはんだボールを通じて接続することも可能である。

    図5は、図2の線5−5を通じて切断した場合の断面図である。 導電性液滴152が接触子118及び120と固定接触子パッド126間の間隙を満たしており、これらの間に電気回路が実現されている。 液体量は、スイッチバー112の動きにより液体接続が絶たれることがないように選択される。 接触子パッド126のいずれかの側にある上部グランドトレース130は、経路150を通じて下部グランドトレース132へと結合しており、電気的遮蔽が提供されている。

    作動の一態様においては、接触子パッド126が共通端子として作用し、この端子に接続された信号が、アクチュエータ112の動きによって接触子パッド122或いは接触子パッド124のいずれかにスイッチングされる。

    図6は、図2の線6−6を通じて切断した場合の断面図である。 圧電アクチュエータ110の一端がスイッチング層104へと、そして他端がスイッチバー112へと取り付けられている。 作動においては、アクチュエータ110が引張、或いは収縮することで、スイッチバー112を押す、或いは引き、これを横方向に転移させる。

    本発明を特定の実施例に沿って説明してきたが、上述の説明に照らして多数の代替、変更、入れ替え及び改変が可能であることは、当業者であれば明らかである。 従って、本発明はそのような代替、変更、入れ替え及び改変形態を全て請求項の範囲に入るものとして包含することを意図したものである。

    以上本発明の各実施例について説明したが、実施例の理解を容易にするために、実施例ごとの要約を以下に列挙する。
    〔1〕 キャップ層(106)と、回路基板(102)と、前記回路基板(102)と前記キャップ層(106)との間に配置され、その中にスイッチング空洞(108)を有するスイッチング層(104)と、前記スイッチング空洞(108)の中において、前記回路基板上に形成され、それぞれに第一(122)及び第二(124)の固定接触子パッドにて終わる第一(134)及び第二(136)の電気トレースと、前記スイッチング層(104)に結合する固定端部と固定されていない端部とを持つスイッチバー(112)と、前記スイッチバー(112)の前記固定されていない端部に取り付けられ、前記第一(122)及び第二(124)の固定接触子パッドの間に配置された第一(114)及び第二(116)のスイッチング接触子と、前記回路基板(102)上に形成され、前記第一(114)及び第二(116)のスイッチング接触子の少なくとも一方に電気的に結合する第三の電気トレース(128)と、前記第一(134)、第二(136)及び第三(128)の電気トレースに電気的遮蔽を提供するように前記回路基板(102)上に形成された第一の複数のグランドトレース(130)と、前記スイッチング層(104)に結合し、前記スイッチバー(112)の前記固定されていない端部と前記固定された端部との間に結合する圧電アクチュエータ(110)であって、引張モードにおいては変形可能となって前記スイッチバーを転移させることにより、前記第一(114)及び第二(116)のスイッチング接触子を前記第一(122)及び第二(124)の固定接触子パッド間で動かす前記圧電アクチュエータ(110)と、前記第一のスイッチング接触子(114)及び前記第一の固定接触子パッド(122)に濡れ接触する第一の導電性液体塊(140)と、そして前記第二のスイッチング接触子(116)及び前記第二の固定接触子パッド(124)に濡れ接触する第二の導電性液体塊(142)とを具備し、前記スイッチング接触子の第一の方向への動きにより、前記第一の導電性液体塊(140)が前記第一のスイッチング接触子(114)と前記第一の固定接触子パッド(122)との間に接続を形成すると共に前記第二の導電性液体塊(142)が2つの液滴へと分離し、これにより前記第二のスイッチング接触子(116)と前記第二の固定接触子パッド(124)との間の接続が絶たれ、そして前記スイッチング接触子の第二の方向への動きにより、前記第一の導電性液体塊(140)が2つの液滴へと分離して前記第一のスイッチング接触子(114)と前記第一の固定接触子パッド(122)との間の接続を絶ち、そして前記第二の導電性液体塊(142)が前記第二のスイッチング接触子(116)と前記第二の固定接触子パッド(124)との間に接続を形成するものであることを特徴とする電気リレー。
    〔2〕 前記第一(140)及び第二(142)の導電性液体塊が、液体金属液滴であることを特徴とする〔1〕に記載の電気リレー。
    〔3〕 前記第一(140)及び第二(142)の導電性液体塊が、前記スイッチバー(112)が転移されない場合は繋がった塊は繋がったままであり、前記スイッチバー(112)が転移されない場合は分離した液滴は分離したままであることを特徴とする〔1〕に記載の電気リレー。
    〔4〕 前記スイッチバー(112)により支持され、前記第一(114)及び第二(116)のスイッチング接触子の少なくとも一方へと電気的に結合する第一の可動式接触(118)と、前記第一の可動式接触子(118)の付近に配置され、前記第三の電気トレース(128)へと電気的に結合する第三の固定接触子パッド(126)と、前記第一の可動式接触子(118)と前記第三の固定接触子パッド(126)に濡れ接触してそれらの間に電気接続を形成する第三の導電性液体塊(152)とを更に具備し、前記スイッチバー(112)が転移した場合に前記第一の可動式接触子(118)と前記第三の固定接触子パッド(126)との間の電気接触が維持されるように、前記第三の導電性液体塊(152)のサイズが調整されたことを特徴とする〔1〕に記載の電気リレー。
    〔5〕 前記第一(134)、第二(136)及び第三(128)の電気トレースの少なくとも一つが、前記回路基板(102)の一端で終わっていることを特徴とする〔1〕に記載の電気リレー。
    〔6〕前記回路基板(102)の下面上に形成された第二の複数のグランドトレース(132)を更に具備し、前記第一の複数のグランドトレース(130)が前記回路基板(102)を貫通する1つ以上の経路(150)を通じて前記第二の複数のグランドトレース(132)へと電気的に接続されていることを特徴とする〔1〕に記載の電気リレー。
    〔7〕 前記リレーがマイクロマシン加工法により製造されることを特徴とする〔1〕に記載の電気リレー。
    〔8〕 前記スイッチバー(112)の前記固定端部が前記スイッチング層(104)にしっかりと固定されたものであることを特徴とする〔1〕に記載の電気リレー。
    〔9〕 前記スイッチバー(112)の前記固定端部が前記スイッチング層(104)に蝶番式に取り付けられたものであることを特徴とする〔1〕に記載の電気リレー。
    〔10〕 前記第一(114)及び第二(116)のスイッチング接触子が、前記導電性液体に対する濡れ性を持たない表面により分離されていることを特徴とする〔1〕に記載の電気リレー。
    〔11〕 前記第一の複数のグランドトレース(130)のうち、全てのグランドトレースが相互に電気的に結合していることを特徴とする〔1〕に記載の電気リレー。
    〔12〕 前記第一(114)及び第二(116)のスイッチング接触子が、相互に電気的に結合していることを特徴とする〔1〕に記載の電気リレー。
    〔13〕 前記第三の電気トレース(128)が前記第一のスイッチング接触子(114)へと電気的に結合していることを特徴とし、前記回路基板(102)上に形成され、前記第二のスイッチング接触子(116)へと電気的に結合する第四の電気トレースを更に具備した〔1〕に記載の電気リレー。

    本発明のラッチングリレーの側面図である。

    本発明のラッチングリレーのキャップ層を除去した状態を示す上面図である。

    本発明のラッチングリレーの断面図である。

    本発明のラッチングリレーのキャップ層を除去した状態における回路基板の上面図である。

    本発明のラッチングリレーの別の側面の断面図である。

    本発明のラッチングリレーの更に別の側面の断面図である。

    符号の説明

    102 回路基板104 スイッチング層106 キャップ層108 スイッチング空洞110 圧電アクチュエータ112 スイッチバー114 第一のスイッチング接触子116 第二のスイッチング接触子118 第一の可動式接触子122 第一の固定接触子パッド124 第二の固定接触子パッド126 第三の固定接触子パッド128 第三の電気トレース130 グランドトレース132 第二のグランドトレース134 第一の電気トレース136 第二の電気トレース140 第一の導電性液体塊142 第二の導電性液体塊150 経路

    QQ群二维码
    意见反馈