Automonous operation mechanism for electric switch device

申请号 JP12550899 申请日 1999-05-06 公开(公告)号 JPH11339608A 公开(公告)日 1999-12-10
申请人 Eaton Corp; イートン コーポレーション; 发明人 WEHRLI III HENRY ANTHONY; DORAN RAYMOND CLYDE; WELLNER EDWARD LOUIS;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a simple and strong modular autonomous operation mechanism by including a pair of side plates having multiple alignment holes, a shoulder section formed near an end section, extension sections penetrating the corresponding alignment holes, multiple slender members, a closing spring, a spring support assembly, a cam assembly, a rocker assembly, and an operation member supporting them with the side plates.
SOLUTION: Two side plates 97 are kept at the separated relation by a spacer rib. Four major auxiliary assemblies and a large closing compression spring constitute the drive portion of an operation mechanism. The auxiliary assemblies include a cam assembly 107, a rocker assembly 109 connecting the closing spring and the cam assembly 107, and a closing spring support assembly 113. These components are stored between two side plates 97. The closing spring is a strong spiral compression spring, and it is supported by the closing spring support assembly 113 by a special method. All of them are wholly supported by the side plates 97 in a rigid structure, and an adjusting means for compensating the manufacturing tolerance is not required.
COPYRIGHT: (C)1999,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 電気スイッチング装置のためのモジュール型自立操作機構であって、 複数の整列孔を有する1対の側板と;それぞれが各端部の近傍に形成された肩部、1対の側板の複数の整列孔のうち互いに対応する整列孔を貫通する延長部、及び延長部と係合して側板を肩部にクランプすることによって側板を互いに間隔を保つように固定するファスナーを有する複数の細長い部材と;閉路用ばね、ばね支持集合体、
    カム集合体、及び閉路用ばねとカム集合体とを結合するロッカー集合体を含み、これらすべてが側板間に配置してほぼ完全に側板によって支持されるように構成した操作部材ととから成ることを特徴とする電気スイッチング装置のためのモジュール型自立操作機構。
  • 【請求項2】 側板が実質的に同一であり、交換可能であることを特徴とする請求項1に記載の操作機構。
  • 【請求項3】 側板間に配置され、側板によって支持される操作部材が、側板の横方向に延びるピンによって支持され、側板と対向する、ピンを固定するためのヘッドを有する部品を含むことを特徴とする請求項1に記載の操作機構。
  • 【請求項4】 操作部材が側板の互いに対向する孔によって直接軸支される回転可能なシャフトを含むことを特徴とする請求項1に記載の操作機構。
  • 【請求項5】 操作部材が複数のシャフトを含み、各シャフトが側板の対向孔に受容される縮径端を有し、複数のシャフトの同じ側の縮径端が、細立ての際に一方の側板の孔に順次挿入できるように段階的に異なる長さを有することを特徴とする請求項1に記載の操作機構。
  • 【請求項6】 カム集合体が、側板に形成した互いに補完関係の非円形対向孔に嵌着する非円形周縁を有し、かつ側板の内面と当接するフランジを有する1対のブッシングと、両ブッシング間に回転自在に捕捉されるカムシャフト、カムシャフトに取付けられたカム部材から成ることを特徴とする請求項1に記載の操作機構。
  • 【請求項7】 カム集合体が側板で支持されたカムシャフトを有するカム部材を含み、ロッカー集合体がカム部材と閉路用ばねであるらせん圧縮ばねとの間で力を移動させるため側板で支持されたロッカーピンを中心に回転自在に取付けられたロッカーを含み、ばね支持集合体がらせん圧縮ばねを、ロッカーと共に揺動できるように側板間に取付けることにより、らせん圧縮ばねとロッカーの間にらせん圧縮ばねに対してほぼ長手方向の力を常に維持することを特徴とする請求項1に記載の操作機構。
  • 【請求項8】 ばね支持集合体がらせん圧縮ばねを長手方向に貫通するように側板と平行に延びる細長い案内部材と、らせん圧縮ばねの一端が当接するブラケットを含み、細長い案内部材がブラケットを貫通し、該細長いガイド部材が細長い案内部材を貫通するブラケットピンを介してロッカーと枢動自在に連動することを特徴とする請求項7に記載の操作機構。
  • 【請求項9】 カム部材が駆動カムを跨ぐ一対の蓄勢カムプレートを含み、ロッカーが1対の蓄勢カムプレートと当接する1対のローラーを支持する1対のクレビスと、クレビスにローラーを取付けるための枢動ピンを有し、枢動ピンが、側板が枢動ピンを固定するするように、その外端に拡径ヘッドを有することを特徴とする請求項8に記載の操作機構。
  • 【請求項10】 固定接点手段及び可動接点手段から成る開離可能な接点と、開離可能な接点を開閉させるように可動接点を移動自在に支持するキャリヤとを含む少なくとも1つの極と;各種のキャリヤを開位置と閉位置の間で移動させることによって開離可能な接点を開閉する操作機構から成る電気スイッチング装置であって、 操作機構が閉路用ばねと;閉路用ばねと連動する蓄勢カム及び各極のキャリヤと連動する駆動カムを有するカム部材と;カム部材を回転させることによって閉路用ばねを蓄勢状態にするためトルクを加える蓄勢手段とを含み、 蓄勢カムがその第1回転角度区間に亘って蓄勢手段によりトルクを加えられると閉路用ばねにエネルギーを蓄積するように形成された蓄勢作用部と、閉路用ばねに蓄積されたエネルギーを、第2回転角度区間に亘って解放することにより少なくとも1つの極のキャリヤを閉位置へ移動させるように形成された閉路作用部とを有し、蓄勢カムの閉路作用部が閉路用ばねに蓄積されたエネルギーを制御自在に解放するように形成されていることを特徴とする電気スイッチング装置。
  • 【請求項11】 蓄勢カムの閉路作用部が、開離可能な接点の閉成前に、閉路用ばねに蓄積されているエネルギーの少なくとも約50%の制御可能な解放が行われるように形成されていることを特徴とする請求項10に記載の電気スイッチング装置。
  • 【請求項12】 閉路用ばねがらせん圧縮ばねであることを特徴とする請求項10に記載の電気スイッチング装置。
  • 【請求項13】 開離可能な接点が主接点と、最初に閉じるアーク接点を含み、閉路作用部が開離可能な接点を閉成する際に、アーク接点が接触するまでに、らせん圧縮ばねに蓄積されているエネルギーの少なくとも約50
    %の制御自在な解放が行われるように形成されていることを特徴とする請求項12に記載の電気スイッチング装置。
  • 【請求項14】 蓄勢カムの閉路作用部が、アーク接点が接触するまでに、らせん圧縮ばねに蓄積されているエネルギーの約50〜約70%の制御自在な解放が行われるように形成されていることを特徴とする請求項13に記載の電気スイッチング装置。
  • 【請求項15】 蓄勢カムの蓄勢作用部がカム部材の第1回転角度区間のほぼすべてに亘って、蓄勢手段によりほぼ均一なトルクを加えられることによって閉路用ばねにエネルギーを蓄積するように形成されていることを特徴とする請求項10に記載の電気スイッチング装置。
  • 【請求項16】 電気スイッチング装置の操作機構であって、 互いに間隔を保つ1対の側板によって形成されるケージと;側板間に回転自在に取付けられたカム部材と;らせん圧縮ばねと;カム部材とらせん圧縮ばねとの間で力を移行させるため側板間に枢動自在に取付けられ、カム部材によって揺動させられてらせん圧縮ばねを圧縮し、らせん圧縮ばねの作用下に揺動してカム部材を回転させるロッカーと;らせん圧縮ばねを側板間に取付けて該側板によって完全に支持することにより、ロッカーと共に揺動して常時らせん圧縮ばねに対してほぼ長手方向の力を維持するばね取付け手段とから成ることを特徴とする電気スイッチング装置の操作機構。
  • 【請求項17】 ばね取付け手段が、長手方向にらせん圧縮ばねを貫通する細長いばね案内手段と、ロッカーに枢動自在に連結されたらせん圧縮ばねの第1端に設けられ、細長いばね案内手段がこれを貫通する第1取付け手段と、細長いばね案内手段を横方向に貫通する取付けピンを含むばねの第2端に設けられ、側板によって支持される第2取付け手段とから成ることを特徴とする請求項16に記載の操作機構。
  • 【請求項18】 第1取付け手段がらせん圧縮ばねの第1端と当接し、これを細長いばね案内手段が貫通しているブラケットと、細長いばね案内手段と平行な1対の脚と、ロッカーを1対の脚に枢動自在に連結し、細長いばね案内手段を貫通するロッカーピンから成り、細長いばね案内手段が枢動ピン及びロッカーピンを貫通させる孔を有し、孔の1つが細長いことを特徴とする請求項17
    に記載の操作機構。
  • 【請求項19】 ロッカーピンが貫通する細長いばね案内手段の孔が細長いことを特徴とする請求項18に記載の操作機構。
  • 【請求項20】 第2取付け手段がらせん圧縮ばねの第2端と取付けピンの側面との間に取付け板を含み、細長いばね案内手段が取付け板を貫通し、取付け板が揺動して取付けピンの側面に当接することを特徴とする請求項19に記載の操作機構。
  • 【請求項21】 らせん圧縮ばねとして、所定の電流定格を可能にするらせん圧縮ばねを選択し、選択されたらせん圧縮ばねを取付けるために取付けピンを取外せることを特徴とする請求項18に記載の操作機構。
  • 【請求項22】 電気スイッチング装置のモジュール型操作機構であって、 互いに間隔を保つように固定されてケージを形成する1
    対の側板と;電気スイッチング装置の電流定格を決定する閉路用ばねや閉路用ばねをあとで別途にケージ内に取付けるばね取付け手段などケージに取付けられ、かつケージによって支持される複数の部品とを含み、閉路用ばね以外のすべての部品をケージに取付け、電流定格を確認しながら、選択したばねを取付けることを特徴とする電気スイッチング装置のモジュール型操作機構。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する分野】本発明は、大電流を運ぶ配電回路に用いる保護装置及びスイッチのような電気スイッチング装置に関し、さらに詳細には、閉路用の大きな圧縮ばねを用いるかかる装置、及び装着した閉路用圧縮ばねのエネルギー蓄積または解放を制御するモジュラー型操作機構に関する。

    【0002】

    【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】電回路開閉用の電気スイッチング装置は通常、かかる回路に大電流を流すために接点を閉じる1または2個以上の大型ばねよりなるエネルギー蓄積手段を用いている。 かかる電気スイッチング装置は、電力回路遮断器、回路網保護装置、及び回路の一部を付勢及び脱勢するか電源を切り換えるためのスイッチを備えている。 これらの装置はまた、電力回路の電流を遮断するために接点を迅速に開離させる開路用ばねを備えている。 後述するように、閉路用ばね及び開路用ばねの一方またはその両方を単一のばねまたは複数のばねで構成することが可能である。 以下において便宜的に単一のばねを用いた場合を説明するが、いずれの構成も考慮すべきである。 開路用ばねは、
    接点閉成時閉路用ばねによって蓄勢されるため、閉路用ばねは接点閉成のためだけでなく開路用ばねを蓄勢するための機械的及び磁気的力を克服するに充分なエネルギーを蓄える必要がある。

    【0003】接点を閉成し開路用ばねを蓄勢するに充分なエネルギーを蓄えるために、引張りばねと圧縮ばねの両方が使用されている。 引張りばねの方が制御しやすいが、圧縮ばねの方が大きいエネルギーを蓄積できる。 いずれの場合でも、ばねの蓄勢及び脱勢を制御するためには堅牢な操作機構が必要である。 操作機構は通常、手動ハンドルを備えているが、閉路用ばねを蓄勢する電気モータを併用する場合が多い。 操作機構はまた、閉路用ばねを蓄勢状態に係止する係止機構と、閉路用ばねに蓄積されたエネルギーを解放するための解放機構と、解放されたエネルギーをスイッチの可動接点を支持する可動導体集合体に結合する手段とを含む。

    【0004】かかる電気スイッチング装置の操作機構は、その少なくとも一部の部品を支持するために側板を用いることが多い。 しかしながら、それらの部品はハウジングのような装置の他の部品によって少なくとも部分的に支持されるのが一般的である。 例えば、係止及び解放機構のシャフトの一端を側板で支持させ、他端をハウジングにより支持させる。 また、ばねの一端を他の構造物で支持させることが多い。 かかる構成を用いると、部品の公差に対処するための調整手段が必要となり、操作機構がより複雑になると共に製造及び組立てコストが増加する。

    【0005】閉路用ばねの蓄勢に要する力は通常、蓄積されるエネルギーが増加するに従って増大する。 このため、手動による蓄勢時にユーザーは大きなトルクを加えなければならず、蓄勢サイクルの終了時に電気モータを用いて所要の最大トルクを発生させることが必要となる。 蓄勢機構に、一定の蓄勢トルクを発生させるように形成した作用部を有するカムを用いることが知られている。 しかしながら、蓄積されたエネルギーの解放を制御することはできず、このため過剰のエネルギーによって接点の跳ね返りや損傷が生じることがある。

    【0006】かくして、叙上のようなタイプの電気スイッチング装置、特に閉路用ばねを取付けその蓄勢及び脱勢を制御する操作機構には改良の余地が存在する。

    【0007】特に、かかる電気スイッチング装置において、部品の調整を不要にする操作機構の単純で剛性的な支持構造が要望されている。

    【0008】さらに、閉路用ばねに蓄えられたエネルギーの解放を制御する操作機構が要望されている。

    【0009】また、閉路用ばねを支持し制御する改良型構成を有する操作機構が要望されておる。

    【0010】さらに、選択可能な電流定格の変更の必要性を最小限に抑えた操作機構及び特に交換可能なばねの簡単な取付け機構が要望されている。

    【0011】また、交換可能な部品を有する自立型モジュラーユニットである操作機構が要望されている。

    【0012】製造及び組立てが簡単で低コストのかかる操作機構が要望されている。

    【0013】

    【課題を解決するための手段】上記及び他の要望は、簡単で堅牢なモジュール型自立操作機構及びかかる操作機構を組み込んだ電気スイッチング装置に関する本発明により充足される。 自立操作機構は、整列孔を有する一対の側板と、各端部に形成した肩部、整列孔を貫通する延長部、及び延長部と係合して側板を肩部にクランプすることにより側板を互いに剛性離隔関係に固定するファスナーを有する一対の細長い部材とを含む。 この操作機構はさらに、らせん圧縮ばねのような閉路用ばね、ばね支持集合体、カム集合体と、閉路用ばねをカム集合体と結合するロッカー集合体を含み、これらは全て側板間に位置して側板によりほぼ全面的に支持されている。 この構造は剛性構造であるため、これらの部品は製造公差を補償する調整手段が不要である。 側板は、好ましくは同一部品であるため、必要とされる部品の数及び操作機構のコストが減少する。

    【0014】剛性離隔関係にある側板は、それらの間に位置する部品を保持する働きがあり、このため部品の数を減少できる。 例えば、ピンにより接続される部品は側板近くの端部に拡大ヘッドをもつことだけが必要である。 これにより、保持手段とそれらを取り付けるに要する手間が不要となる。 固定した側板の対向孔が側板間に保持される回転可能なシャフトに必要な全ての支持を与える。 操作機構の一部を形成するカム集合体は、側板の相補的で非円筒形の孔に挿入される外周が非円筒形の一対のブッシングを有する。 これらのブッシングのフランジは、側板の内面と、ブッシング間に回転自在に保持されるカムシャフトと、カムシャフトに取付けたカム部材に接触する。 従って、カムシャフトまたはブッシングを取付けるためのファスナーは不要である。

    【0015】操作機構の一部を形成するカム部材は、閉路用ばねと連動する蓄勢カムと、装置の可動接点が取付けられるキャリヤと連動する駆動カムとを有する。 蓄勢カムは、カム部材の第1回転区間の間蓄勢手段により印加されるトルクによって閉路用ばねにエネルギーが蓄積されるように形成された蓄勢作用部を有する。 蓄勢カムは、カム部材の第2回転区間の間閉路用ばねに蓄積されたエネルギーを解放することによりカム部材を回転させてキャリヤを閉成位置に作動させるように形成された駆動作用部を有する。 蓄勢カムのこの駆動作用部は、閉路用ばねに蓄積されたエネルギーを制御自在に解放する形状である。 蓄勢カムの駆動作用部は、開離可能な接点の閉成前に閉路用ばねに蓄積されたエネルギーの約50
    %、好ましくは約50%乃至60%のエネルギーが制御自在に解放されるような形状を有する。 主接点の閉成前にアーク接点が閉じる装置では、駆動作用部はアーク接点が閉じる前に蓄積エネルギーの約50乃至60%が制御自在に解放されるような形状であるのが好ましい。

    【0016】本発明の第2の特徴は、閉路用ばねとしてらせん圧縮バネを用いる点にある。 このばねは、蓄勢時ばねの横方向移動を制限する側板間に取り付けられる。
    側板間に取り付けられカム集合体とらせん圧縮ばねとの間で力を伝達するロッカー集合体は、蓄勢時カム部材により揺動されてばねを圧縮し、閉成時ばねが延びるとカム部材を回転させる。 ばね支持手段は、らせん圧縮ばねを側板間に完全に支持し、ロッカー集合体と共に揺動して、ばねの力をそのほぼ縦方向に維持する。

    【0017】ばね取り付け手段は、ばねを縦方向に貫通する細長いばね案内手段を含む。 ばねの第1端部にある第1の取り付け手段は、ロッカー集合体に枢着されている。 ばねの他端にある第2の取り付け手段は、細長い部材の横方向に延びて側板により支持される支持ピンを有する。 ばねは、スイッチング装置の電流定格を変える際交換の必要がある操作機構の唯一の部品である。 自立型モジュラーユニットは、ばねを除くすべての部品により予め組み立て可能である。 用途が指定されると、所要の電流定格を与える適当ならせん圧縮ばねを複数のばねの中から選択する。 そのばねを挿入して着脱自在の支持ピンにより定位置に保持する。 らせん圧縮ばねの第1の支持手段は、ばねに接触する基部を備え細長いばね案内手段が貫通するクレビスを含む。 ロッカーピンは、ロッカー集合体をクレビスの脚部とピンの細長い開口を有する細長いばね案内手段とに連結する。

    【0018】自立操作機構の組み立てを支援するために、側板間を延びる複数のシャフトは一方の側板の孔に次々に挿入する異なる長さをもった共通の縮径端部を備えている。

    【0019】

    【発明の実施の形態】本発明を、空気型電力回路遮断器に利用するものとして説明するが、電力回路開閉用の他の電気スイッチング装置にも利用できる。 例えば、枝路用電力回路及び配電系統の電源を選択するトランスファースイッチを断路するスイッチにも利用可能である。 電力回路遮断器とこれら種々のスイッチの主要な相違点は、回路遮断器が過電流保護のためのトリップ機構を備えていることである。 本発明は、特定の地域の配電回路を保護・隔離するためのネットワーク保護装置にも利用できる。

    【0020】図1を参照して、本発明の空気型電力回路遮断器1は、成形前面ケース5、成形裏面ケース7、及びカバー9を含むハウジング3を備えている。 実施例の回路遮断器1は、前面ケース5と裏面ケース7が3つの極室11を形成する3極構造10である。 各極10は、
    換気窓付きアーク室カバー15により取り囲まれたアーク室13を有する。

    【0021】回路遮断器1は、前面ケース5に取り付けられカバー9で覆われた操作機構17を有する。 この操作機構17は、カバーの開口21を介してアクセス可能なフェースプレート19を有する。 操作機構17はまた、蓄勢されると回路遮断器を閉成するためのエネルギーを蓄積する大型ばね18を備えている。 フェースプレート19には、回路遮断器の閉路用ばねを脱勢させるための閉成用押しボタン23と、回路遮断器を開成するための開成用押しボタン25が装着される。 インジケータ27,29はそれぞれ、閉路用ばねの状態と接点開閉状態を表示する。 閉路用ばね18は、蓄勢ハンドル31を作動するか、遠隔操作によりモータ作動装置(図示せず)を作動することによって蓄勢させる。

    【0022】共通の操作機構17は、張出し部35を各極につき備えた極シャフト33により個々の極に連結されている。 従来型と同様、回路遮断器1は、カバー9に支持された電子トリップユニット37を備え、このユニットは回路遮断器の所定の電流状態に応答して操作機構17を作動し極シャフト33を回転させることにより回路遮断器の全極10を開路する。

    【0023】図2は、1つの極室を示す垂直断面図である。 極10のライン側導体39は、交流電源(図示せず)へ接続するために裏面ケース7から延びている。 負荷側導体41もまた、負荷回路(図示せず)の導体に接続するために裏面ケース7から延びている。

    【0024】各極10は、主固定接点45及び主可動接点47を含む一対の主接点43を有する。 主可動接点4
    7は、可動導体集合体49により支持されている。 この可動導体集合体49は、接点キャリア55に固定した枢動ピン53上に軸方向離隔関係に取り付けた複数の接点フィンガー51を含む。 接点キャリア55は、成形された本体57と、ハウジング3に回転自在に支持された枢軸61を有する一対の脚部59(1つだけを示す)とを備えている。

    【0025】接点キャリア55は駆動機構17により枢軸61を中心として回転するが、この駆動機構17は、
    スロット67を介してキャリア本体57の横方向通路6
    5に嵌入される駆動ピン63を含む。 このスロット67
    には、駆動ピン63が平坦部69によりキー付けされている。 駆動ピン63の一方の端部は、キャリア本体の溝73に嵌入された駆動リンク71に固定されている。 駆動リンクのもう一方の端部は、ピン75により極シャフト33の関連の極アーム35に枢動接続されており、この極シャフト33は回路遮断器のその他の極のキャリア(図示せず)に同様に接続されている。 極シャフト33
    は、後述する態様で操作機構17により回転される。

    【0026】主可動接点47は、各接点フィンガー51
    の自由端から離れた所で各フィンガーに固定されている。 自由端に隣接する接点フィンガー部分は、可動アーク接点77を形成する。 固定アーク接点79は、ライン側導体39に取り付けた一体的アーク接点・ランナー8
    1の対向面に設けられている。 固定アーク接点79と可動アーク接点77は共に一対のアーク接点83を形成する。 一体的アーク接点・ランナー81は、アーク室13
    に取り付けた従来型アークシュート85へ上方に延びている。

    【0027】接点フィンガー51は、キャリア本体55
    の凹部89内に配設したらせん圧縮ばね対87により、
    キャリア55の枢動ピン53を中心として図2で時計方向に付勢されている。 操作機構17は、極シャフト33
    を回転させることにより、接点キャリア55を閉位置(図示せず)へ時計方向に枢動させて主接点43を閉成する。 接点を開成する際、操作機構17は極シャフト3
    3を解放し、圧縮ばね87がキャリア本体55を反時計方向に加速して開位置(図示せず)に駆動するようにする。 キャリアが閉位置の方へ時計方向に回転すると、可動アーク接点77がまず固定アーク接点79に接触する。 キャリアが引き続き時計方向に回転すると、主接点43が閉成するまで接点フィンガー51が枢動ピン53
    の周りをロッカーして、圧縮ばね87を圧縮する。 さらに時計方向に回転して完全閉位置(図示せず)に来ると、主接点43が閉成し、アーク接点83が開成するく。 この閉位置において、線導体31から閉じた主接点43、接点フィンガー51、可撓性シャント91を介して負荷導体41へ至る回路が完成する。

    【0028】回路遮断器1を開成するために、操作機構17は極シャフト33を解放して、圧縮ばね87がキャリア55を図2で反時計方向に加速できるようにする。
    最初に、キャリア55がライン側導体39から離れる方向に移動すると、接点フィンガー51がロッカーして主接点43が閉じたままアーク接点83を閉成させる。 キャリア55が引き続き反時計方向に移動すると、主接点43が開成し、全ての電流が図2に示す状態のアーク接点83へ送られる。 回路遮断器が過電流または短絡状態に応答して開位置にトリップするときのように回路遮断器にかなりの電流が流れている場合には、キャリア55
    が引き続き反時計方向に回転して接点が開離するにつれて、固定アーク接点79と可動アーク接点77の間にアークが発生する。 主接点43はすでに開離した状態にあるため、アークはアーク接点だけに限定されることから、主接点43の寿命が保持される。 アークが支える電流により発生する電磁力がアークをアークシュート85
    の方へ押し出すため、固定アーク接点79の所のアークの端部は一体的アーク接点・ランナー81を介してアークシュート85に移動する。 同時に、キャリア55が急速に開いて可動アーク接点77を図2の予想線で示すようにアーク頂板83の自由端に接近させるため、アークが可動アーク接点77からアーク頂板93を介してアークプレート94へ延びて、短い部分に分割され消滅する。

    【0029】操作機構17は、ケージ99を有する自立モジュールである。 図3に示すように、このケージ95
    は同一で交換可能な2つの側板97を有する。 側板97
    は、スペーサスリーブ101、側板97をスペーサスリーブ101に対してクランプする螺設シャフト103及びナット105から成る4つの細長い部材99により離隔関係に保持される。 4つの主要な副集合体と大型の閉路用圧縮ばね18が操作機構17の駆動部分を構成する。 これら4つの主な副集合体として、カム集合体10
    7、ロッカー集合体109、主リンク集合体111及び閉路用ばね支持集合体113がある。 これらの部品は全て2つの側板97の間に収められている。 図3及び4を参照して、カム集合体107は、側板97の相補的な非円筒形開口部119に配設した非円筒形のブッシング1
    17に支承させたカムシャフト115を有する。 ブッシング117は、側板97の内面123と接触するフランジ121を備えている。 また、カムシャフト115には、該カムシャフトの両側にブッシング117を配置してカムシャフト115とブッシング117がファスナーなしに側板97の間に保持されるようにする肩部125
    が形成されている。 図3−5に示すように、ロッカー集合体109のロッカーピン127にも、該集合体を側板間に保持する肩部129が形成されている。 ロッカーピン127の平坦部131は、側板97の孔135の同様な平坦部133と係合してロッカーピンの回転を阻止する。 カムシャフト115とロッカーピン127は自己整列型ケージ95に安定性を付与し、組立て時部品を整列させる特別な器具を不要にする。 主要な部品は2つの側板97の間に配置されるため、これらの部品の大部分は別個の支持手段が不要である。 このサンドイッチ構造は、操作機構17の組立てを容易にすることが分かる。

    【0030】閉路用ばね18は、丸いワイヤよりなり、
    両端が閉じて偏平に研削された、頑丈な、共通のらせん圧縮ばねである。 引張りばねよりエネルギー密度が高いため、圧縮ばねを使用する。 閉路用らせん圧縮ばね18
    は、応力による曲がりやゆがみを防止するために閉路用ばね支持集合体113により非常に特殊な方法で支持されている。 このような高エネルギーの用途では、らせん圧縮ばね18の端部を平行に且つ均一に支持し、また横方向においても定位置に保持することが重要である。 特に図4及び6に、また図8−11にも示すように、これは、閉路用らせん圧縮ばね18を、自由に回転可能であり一方の端部でロッカー集合体109を駆動するU字形ブラケット137と、他方の端部で側板97間を延びるばね停止ピンまたはばね支持ピン141に対して枢動可能なほぼ正方形のばね座金またはばね案内板139との間に圧縮することによって行う。 圧縮ばね18は、2つの側板97間に保持された状態で迷動しないようにし、
    またばねの中間部、ばね座金139及びU字形ブラケット137のブレース145を貫通する細長い案内部材1
    43がばねの横方向移動を制限する。 この細長い案内部材143は、一端を孔147を貫通するばね停止ピン1
    41により、他端をU字形ブラケット137の脚部15
    1及びこの細長い部材の細長いスロット153を貫通するブラケットピン149により保持される。

    【0031】ロッカー集合体109は、一対のローラー軸受け157によりロッカーピン127に枢着されたロッカー155を有する。 図5に最もよく示されるように、一対のローラー軸受け157は側板97間に保持され、スリーブ159により離隔関係に保持されている。
    ロッカー155は一方の端部にクレビス161を有し、
    このクレビスはロッカー155をピン149を介してU
    字形ブラケット137に枢動自在に接続する。 クレビス161と鈍をなすロッカー155のもう一方の端部には一対の脚部163があって、ロッカーローラー165
    を支持する一対のローラークレビスを形成する。 ロッカーローラー165は、ピン167によりローラークレビスに枢着されている。 これらのピン167は側板97の方に向いた外向きのヘッド169を有するため、止め輪または他の保持手段を別個に使用せずに定位置に保持することができる。 ロッカー155がロッカーピン127
    を中心としてロッカーすると、ばね座金139がばね支持シャフト141上で回転するため、圧縮ばね18にかかる負荷はロッカー155の位置とは無関係に一定である。 圧縮ばね18、ばね座金139及びばね支持シャフト141は完成まじかの操作機構17へ組み込まれる最後の部品であるため、ばね18はこの用途に適当なサイズにすることができる。

    【0032】U字形ブラケットのピン149は、ばねの負荷及びエネルギーを全てロッカー155のクレビス1
    61へ伝達する。 ロッカー155にかかる並進方向負荷は、回転しないロッカーピン127を介して2つの側板97へ伝達されるが、ロッカー155は側板97の間で自由に回転できる。 図4−11を参照して、カム集合体107はカムシャフト115だけでなくカム部材171
    を有する。 このカム部材171は、カムシャフト115
    に取り付けた一対の蓄勢カム173a,173bにより形成される蓄勢カム173を有する。 蓄勢カム173
    a,173bは、第2の対のカムプレート175a,1
    75bにより形成される駆動カム175を跨いでいる。
    カムスペーサ177は駆動カムプレート175a,17
    5bの間の間隔を設定し、スペーサブッシング179は蓄勢カムプレート173a,173bを駆動カムプレート及び側板97から離隔させる。 カムプレート173,
    175は、それらの間でリベットスペーサ183を貫通するリベット181により一緒に結合されている。 停止ローラー185が駆動カムプレート175a,175b
    間に枢着され、リセットピン187が駆動カムプレート175aと蓄勢カムプレート173aの間を延びる。 カム集合体107は、回転の一部区間で圧縮ばね18を圧縮してエネルギーを蓄積する(360E)機構であり、
    回転の残りの区間で圧縮ばね18に蓄えられたエネルギーを解放することにより回転する。 これは、ロッカーローラー165にが蓄勢カムプレート173a,173b
    に係合することにより行われる。 圧縮ばね18にかかる予負荷は、ロッカーローラー165を蓄勢カムプレート173a,173bとの係合関係に維持する。 蓄勢カム173はカム作用手段189を備えるが、その蓄勢作用部189aはカム部材171を時計方向に回転させるとロッカーローラー165と係合する点で直径が増加する。 カムシャフト115、従ってカム部材171は、後述する態様で、ハンドル31により手動で、または電気モータ421(図33)により回転される。 蓄勢カム作用手段189の蓄勢作用部189aは、圧縮ばね18の圧縮にほぼ一定のトルクが必要であるような形状を有する。 このため、蓄勢時手により良い感触が得られ、またこの一定トルクはばねが完全圧縮状態に近づく際に通常必要なピークトルク値よりも低いため、自動的蓄勢に要するモータのサイズが減少する。

    【0033】蓄勢カム173のカム作用手段189は、
    操作機構が後述する態様で解放される際、蓄勢カム17
    3がロッカーローラー165と接触回転するにつれて直径が減少する閉路作用部189bを有する。 このため、
    圧縮ばね18に蓄積されたエネルギーがカム部材171
    を時計方向に駆動する。

    【0034】カム部材171の駆動カム175は、ある特定の回転位置で、ローラーピン117により主リンク集合体111の主リンク195に取り付けた駆動ローラー193が係合するカム作用手段191を有する。 主リンク195のもう一方の端部は、ピン201により極シャフト33の駆動アーム199に枢動接続されている。
    この主リンク集合体111は、トリップ機構203により回路遮断器1を閉路する駆動カム175に結合されている。 このトリップ機構203は、側板97により支持されると共にばね219により反時計方向に付勢される、ハチェットピン207に枢着されたハチェットプレート205を有する。 バナナリンク209は、一端を主リンク集合体のローラーピン197の延長部に、他端をハチェットプレート205の一端に枢動接続されている。 ハチェットプレート205の他端は、トリップDシャフト213が係止位置に回転されるとこのシャフトと係合する係止張出し部211を有する。 ハチェットプレート205が係止されると、バナナリンク209が駆動ローラー193を駆動カム175との係合状態に保持する。 動作については、トリップDシャフト213がトリップ位置に回転されると、張出し部211がトリップD
    シャフト213に対して滑動し離脱するため、ハチェットプレート205がトリップDシャフトのノッチ215
    を通過し、ハチェットプレート205に連結されたバナナリンク209の枢動点を再配置して、駆動ローラー1
    93が駆動カム175とは無関係に浮動できるようにする。

    【0035】閉路用圧縮ばね18の蓄勢及び脱勢プロセスは、図8−11を参照すると理解できる。 図8はこの機構を脱勢開成位置で示すが、この位置では閉路用圧縮ばね18は脱勢状態にあり、接点43は開成位置にある。 カム部材171は、蓄勢カム173が最小半径位置でロッカーローラー165と接触するように配置されていることが分かる。 従って、ロッカー155は反時計方向の限界位置まで回転し、圧縮ばね18は最も延びた状態にある。 また、トリップ機構203は非係止状態にあるため、駆動ローラー193は駆動カム175に乗ってはいるが浮動状態にあることが分かる。 ハンドル31により手動で、またはモータ420を作動することによってカムシャフト115を時計方向に回転させると、直径が徐々増加する蓄勢カムの蓄勢作用部189aがロッカーローラー165と係合し、ロッカー155を時計方向に回転させて圧縮ばね18を圧縮する。 叙上のように、
    この蓄勢作用部189aの形状は、圧縮ばね18の圧縮に一定のトルクを要するように選択されている。 圧縮ばね18の蓄勢時、駆動ローラー193は駆動カム作用手段191の一定半径部分と接触状態にあるため、駆動ローラー193は引き続き浮動状態にある。

    【0036】図9を参照して、圧縮ばね18が完全蓄勢位置にくると、駆動ローラー193は駆動カム作用手段191から外れて凹部217へ入る。 このため、リセットばね219は、張出し部211がトリップDシャフト213を僅かに通過するまでハチェットプレート205
    を反時計方向に回転させる。 かくして、ハチェットプレート205のバナナリンク209との枢動点が上昇し、
    駆動ローラー193が駆動カム195のノッチ217の下方の休止する位置に上昇する。 同時に、ロッカーローラー165は、カム部材の回転(170E)の直ぐ後に、蓄勢カム作用手段189の閉路作用部189bに入る位置に到達する。 蓄勢カム作用手段のこの作用部18
    9bでは、ロッカーローラー165と接触する蓄勢カム173の半径はカム部材171を時計方向に回転するにつれて減少する。 かくして、閉路用ばね18は、カム部材171を引き続き時計方向に回転させる力を印加する。 しかしながら、後述する閉路用プロップ機構の一部である閉路用プロップ(図9には図示せず)が停止ローラー185と係合して、カム部材171のさらなる回転を阻止する。 従って、圧縮ばね18は回路遮断器1の接点43を閉じるために待機する完全蓄勢状態にある。

    【0037】回路遮断器1の接点43は、後述する態様で閉路用プロップを解放することにより閉成される。 閉路用プロップが停止ローラー185との係合関係から離脱すると、ばねのエネルギーが解放されてカム部材17
    5を図10に示す位置へ急速に回転させる。 カム部材1
    71が回転すると、駆動ローラー193は駆動カム17
    5のカム作用手段191と係合する。 このカム作用手段191の半径はカムシャフトの回転につれて増加し、またバナナリンク209は駆動ローラー193をその表面と接触状態に保持するため、図2に関連して説明したように、極シャフト33が回転して接点43を閉成する。
    この点において張出し部211はトリップDシャフト2
    13と係合するため、接点が閉位置に係止される。 この時点において、回路遮断器がトリップDシャフト213
    の回転によりトリップされてこの張出し部211がトリップDシャフト213との係合状態から離脱する場合、
    圧縮ばね87(図2に示す)により発生され主リンク1
    95を介して印加される非常に大きな力がハチェットプレート205のバナナリンク209の枢動点を時計方向に下方に引き下げ、駆動ローラー193が駆動カム17
    5とは無関係に落下して、極シャフト33を回転させ、
    接点43を開成させる。 接点43が開位置にあり、圧縮ばね18が脱勢状態にある場合、この機構は再び図8に示す状態にある。

    【0038】通常、回路遮断器が閉位置にある場合、手動によるか電気的にカムシャフト115を回転させて閉路用圧縮ばね18を再び蓄勢状態にする。 このため、カム部材171は図9に示すと同じ位置に復帰するが、トリップ機構203が係止状態にあるため、図11に示すように、バナナリンク209は駆動ローラー193を駆動カム175の駆動作用部191との係合状態に保持する。 この点において、トリップDラッチ213の回転により回路遮断器がトリップされてハチェットプレート2
    05が時計方向に回転すると、駆動ローラー193は駆動カム175のノッチ217に落下して、回路遮断器を開成する。 叙上のように、カム部材171の第1回転区間(180E)の間、圧縮ばね18は蓄勢されるが、第2回転区間の間、ばねのエネルギーは制御されたレートで接点構造へ送られる。 換言すれば、後者の第2回転区間の間、圧縮ばね18、カム部材171及び駆動ローラー193はモータのように作用する。 叙上のように、手動による蓄勢の場合、オペレータはより良い感触が得られるため、また電気的に作動させる場合、トルクのピーク値でなくて一定のトルクに対して寸法を設定できるため、一定の蓄勢トルクを与えるようにするのが望ましい。 第1の蓄勢区間(10E)の間、トルクは選択された一定値までランプ状に増加する。 このため、ユーザーは一定トルクの壁を押すというよりも心地好い感触が得られる。 また、蓄勢用モータを使用する場合、最大トルクに達する前にある速度に到達させることができる。 蓄勢サイクルの最終区間は、トルクは正の最大トルクからやや負のトルクへ減少する。 このため、カム集合体10
    7、特に停止ローラー185及び閉路用プロップ223
    は、サイクルの閉路用半区間について互いに接触して休止する。 蓄勢カム173の作用手段189は、ローラー185と閉路用プロップ223の間の力が圧縮ばね18
    の寸法により負の5乃至15ポンドであるように設計されている。 閉路用プロップ223が一端取り外されると、カム集合体107は、圧縮ばね18の力及び蓄勢カムの閉路用作用部189bの傾きによって残りの回転(180E)を開始する。

    【0039】180Eと360Eの間の閉路用カム作用部189bは回路遮断器の最適動作を得る上で非常に重要であり、本発明の重要な特徴部分をなす。 従来の機構では、駆動カム175がなく、ばねのエネルギーをただ解放させて接点43が激しく閉成するままにさせるのが一般的であった。 圧縮ばね18として、通常、接点43
    を迅速且つ跳ね返りなしに閉成させるような大きさのものを選ぶが、これらの目標は両立できず、妥協を図る必要がある。 しかしながら、本発明の閉路用カム173を用いると、可動導体集合体49へのエネルギーの解放を制御することが可能となる。 この閉路用カム作用部18
    9bは、接点を迅速且つ着実に、また跳ね返りなしに閉成することができるように選択することができる。 発明者等は、圧縮ばね18に蓄積されたエネルギーの少なくとも50%を接点閉成前に、そして事実上アーク接点8
    3の接触前に解放する必要があることを発見している。
    接点の接触が始まる前にエネルギーの約70%を解放するのが好ましい。 カム作用手段189,191を最適化するために、コンピュータによるシミュレーションを行うことができる。 ほとんどの用途では、蓄勢カム作用手段の蓄勢作用部189aはほぼ同一であるべきである。
    しかしながら、蓄勢カム作用手段の閉成作用部189b
    は、可動導体集合体49(質量と幾何学的形状)にとって、また使用中の接点43,83の種類にとって特異なものである。

    【0040】駆動機構に付随するエネルギー及び力が大きいため、硬化ステンレススチール製の閉路用カム17
    3及び駆動カム175を使用する。 しかしながら、対称的な駆動カム175を跨ぐ二重の蓄勢カム173a,1
    73bを用いてカム集合体107の中央平面の周りの全ての力をバランスさせるため、反りや捩じれが防止されることに注意されたい。 耐久性のある機構にするには、
    荷重を対称的にかけることが重要であると思われる。

    【0041】閉路用プロップ機構221を図12−16
    に示す。 この機構は、閉路用プロップ223、ラッチ集合体225及びリセット手段227を含む。 叙上のように、閉路用プロップ223は、カム部材171の停止ローラー185と係合して閉路用圧縮ばね18を蓄勢状態に保持する。 閉路用プロップ223の枢動ピン229を停止ローラー185が閉路用プロップ223に及ぼす力の線上に正確に位置させると、係止離脱力が最小限に抑えられると共に「衝撃作動」(振動または衝撃による接点の意図しない開成)の可能性が減少する。 大型のねじりばね231(図4及び16を参照)は、図12に示すように、閉路用プロップ223を停止手段233接触する解放位置へ付勢する。 閉路用プロップは、ラッチ集合体225により図14に示す係止位置に保持されている。 このラッチ集合体225は、側板97に支持された係止プレート支持シャフト237に枢着された閉路用係止プレート235と、側板に支承された閉路用D係止シャフト239とを含む。 閉路用係止プレート235は張出し部241を備えるが、この張出し部は閉路用D係止シャフト239がコック位置にある時はそのシャフトに係合するものの、シャフトが解放位置に回転すると閉路用D係止シャフト239のノッチ243を経て落下する。 このラッチ集合体225はまた、閉路用プロップ2
    23を閉路用係止プレート235に連結する係止リンク245を含む。 閉路用ラッチプレート235が閉路用D
    係止シャフト239に係合すると、閉路用プロップ22
    3は図14に示す停止またはリセット位置へ回転する。
    閉路用D係止シャフト239が解放位置に回転すると、
    閉路用係止プレート235はノッチ243を経て落下し、ねじりばね231が閉路用プロップ223を図15
    で示す解放位置へ時計方向に回転させて、閉路用係止プレート235をそれと共に引き上げる。

    【0042】閉路用プロップ機構221のリセット手段227は、閉路用プロップ223と同じシャフト229
    に枢着されているが閉路用プロップとは無関係に回転可能なリセットレバー247を含む。 このリセット手段2
    27はまた、閉路用カムプレート173aと駆動カムプレート170aの間において停止ローラー185より前方の回転位置に設けたリセットピン187よりなるリセット部材を含む。 閉路用プロップ機構221が図12に示す係止離脱位置にある場合、閉路用プロップ223はねじりばね231によって停止手段233に対して付勢される。 カム部材171が回転してばねを蓄勢させると、リセットピン187はリセットレバー247のフィンガー251に係合する。 図13に示すように、カム部材171が時計方向に回転すると、リセットレバー24
    7が反時計方向に回転する。 リセットレバー247は閉路用プロップ223と係合するフランジ253を有するため、閉路用プロップ223はリセットレバーと共に回転する。 勿論、別の方法として、閉路用プロップ223
    にリセットレバー247と係合するフランジを設けてもよい。 係止リンク245は閉路用係止プレート235を閉路用D係止シャフト239の方へ押し付け、閉路用係止プレート235の丸いコーナー235Rは閉路用D係止シャフト239を回転させて係止シャフトがノッチ2
    43を通過するようにする。 閉路用係止プレート235
    が閉路用D係止シャフト239を通過すると、このシャフトは反対方向に回転するため、リセットレバー247
    がリセットピン187から外れ、ねじりばね231が閉路用プロップ223を時計方向に付勢すると、張出し部241が閉路用D係止シャフト239と係合して閉路用プロップ223を図14で示すリセットまたは係止位置に維持する。 叙上のように、リセットレバー247は閉路用プロップ223とは無関係に回転できるが、図16
    に示すように、第2のねじりばね255により閉路用プロップに対して付勢されている。 しかしながら、手動蓄勢装置にはハンドル31のリサイクル時カム集合体10
    7を反転離脱させるラチェットが設けられているため、
    リセットピン187はリセットレバー247と係合し、
    そのレバーを第2のねじりばね255の付勢力に抗してラッチされた閉路用プロップ223から離れるように時計方向に回転させることができる。 これは、閉路用プロップ機構221の損傷を防止するための本発明の重要な特徴である。

    【0043】回転すると回路遮断器を開成させるとして説明したトリップD係止シャフト213は、図17で示すように、2つの側板97により完全に支持されている。 このシャフトは操作機構17の最上部にあり、一端に1つのスナップオン式成形プラスチックプラットフォーム257と、他端に2つの別個のプラットフォーム2
    59,261を備え、これらは全て側板97の外側にある。 成形プラスチックプラットフォーム257,259
    は、側板97の外側でトリップD係止シャフト213の各端部の平坦部にキー付けされている。 プラットフォーム261はトリップD係止シャフト213上で自由に回転できるが、その延長部249はプラットフォーム25
    9と係合してこのプラットフォームをトリップD係止シャフト213と結合している。 これら成形プラットフォームは、叙上のような態様でトリップD係止シャフト2
    13を回転させて回路遮断器を開成するためにソレノイドと係合している。 プラットフォーム257は、不足電圧ソレノイド(設けてあれば)と係合する。 プラットフォーム259は、遠隔位置から作動可能な補助トリップソレノイド(図示せず)により回転される。 プラットフォーム261は、被保護回路の過電流または短絡状態に応答してトリップユニット37により作動されるトリップアクチュエータ(図示せず)と係合する。

    【0044】図17から分かるように、閉路用D係止シャフト239は、操作機構17の頂部近くでトリップD
    係止シャフト213と平行に延び、また側板97により完全に支持されている。 図18乃至21を参照して、閉路用ばね解放成形プラットフォーム263は、閉路用D
    係止シャフト239上に、しかしながらそれとは無関係に回転できるように取り付けられている。 これは、閉路用ばね解放成形プラットフォーム263が接点43の開位置へのトリップに優先権を与えるインターロック機構265の一部であるからである。 このインターロック機構265は、閉路用ばね解放成形プラットフォーム26
    3の外側で閉路用D係止シャフト239にキー付けされた一対の閉路用ばね解放レバー267を含む。 これら閉路用ばね解放レバー267はそれぞれ、レバーから横方向に延びる停止手段269を有する。 停止手段269
    は、停止シャフト271に対して付勢されて、閉路用D
    係止シャフト239をねじりばね273(図4に示す)
    よりコック位置に保持する。 閉路用ばね解放成形プラットフォーム263は、ねじりばね275(図4に示す)
    により時計方向に図18の平位置へ付勢されている。
    定規の形のインターロック部材277は、閉路用ばね解放成形プラットフォーム263と閉路用ばね解放レバー267の間に介在している。 細長いインターロック部材277は、細長いスロット279を貫通するトリップD
    係止シャフト213上にゆるく取り付けられている。 このインターロック部材277の一端には、インターロック部材が図18に示す第1の位置にある時閉路用ばね解放成形プラットフォーム263のフィンガー283と整列する突出部281が設けられている。 従って、インターロック部材277がこの位置にあると、図19で示すように、閉路用ばね解放成形プラットフォーム263を閉路用ソレノイド285によるなどして下方に回転されると、フィンガー283がインターロック部材277の突出部281と係合し、閉路用ばね解放プラットフォーム263の回転を閉路用ばね解放レバー267の回転に変換する。 このため、閉路用D係止シャフト239が回転して閉路用プロップ係止集合体255を解放することにより、閉路用プロップ223が引き戻されるようにし、その結果閉路用圧縮ばね18が解放され接点43が閉成する。 閉路用ばね解放プラットフォーム263は、
    後述するように、閉路用押しボタン23によっても回転させることができる。

    【0045】インターロック部材277の突出部近くに、凹部287が形成されている。 閉路用ばね解放プラットフォーム263を引き続き下方に回転させると、フィンガー283がインターロック部材の突出部281から外れて、凹部287に入る。 このため、閉路用ばね解放レバー267、従って閉路用D係止ピン239の係止位置への復帰が可能となり、図20に示す状態となる。
    この時点において、閉路用圧縮ばね18の再蓄勢が可能となる。 本発明のインターロック機構265が存在しなければ、閉路用ソレノイド285または閉路用押しボタン23を引き続き作動させると閉路用圧縮ばねが急激に再解放されることになる。 図20に示す状態はこの事態の発生を阻止するため、「ポンピングを阻止する」特徴となる。 フィンガー283が突出部281から外れて凹部287に入ると、インターロック部材277が右方に引かれて図20で示す位置に到達する。 閉路用ばね解放レバー267が閉路用D係止ピン239の回転により閉路用プロップ係止集合体25を解放する充分な回転をするまでこの状態が生じないようにすることが重要である。 これを確実に実現するために、フィンガー283の端縁部が凹部287を画定する突出部281の端縁部を越えず、閉路用D係止ピンが回転して閉路用プロップ係止集合体25を解放するまでインターロック部材277
    を右方に引く成分を発生させるようにフィンガー283
    の寸法を決定する。

    【0046】インターロック部材277を図21で示す第2の位置へ右方へ移動させると、閉路用ばね解放プラットフォーム263のフィンガー283はもはやインターロック部材の突出部281と係合せず、凹部287内を自由に移動するため、閉路用ばね解放レバーは閉路用ばね解放プラットフォームと共に回転せず、従って閉路用圧縮ばね18は解放されない。 インターロック部材2
    77はばね289によって図18に示す第1の位置へ付勢されるが、この位置で、閉路用ばね解放プラットフォーム263を作動すると閉路用ばね解放レバー267が回転する。 インターロック部材277は、極シャフト3
    3の張出し部291よりなる接点閉成部材により第2の位置へ移動される。 この極シャフト33は、接点43の閉成時、回転してインターロック部材277の端部と係合し、この部材を閉路用ばね解放プラットフォームの向う側に来る第2の位置へ移動させる。 インターロック部材277もまた、常態でその頂部のノッチ295内へ突出するトリッププラットフォーム259の突出部293
    により第2の位置へ移動される。 しかしながら、トリップD係止シャフト213が作動されてトリッププラットフォーム259が時計方向に回転される場合、突出部2
    93はノッチ295の端部でインターロック部材277
    と係合し、この部材を図21で示す第2の位置へ移動させる。 かくして、もしトリップ機構203が作動されておれば、係止集合体225は作動できない。

    【0047】トリップ機構203も係止集合体225も調整が不要であることに注意されたい。 係止ピン213
    及び239を受容する側板97の孔は、良好な係止係合が確実に得られるように整列されている。 また、これらの係止部やその関連部品には軸受けを使用しないことに注意されたい。 側板97にパンチングにより形成する孔は、これらの部品が比較的軽荷重且つ低速度であるため軸受けの全ての条件を満たすものである。 加えて、インターロック機構は部品が高潤滑性の成形プラスチックで作られるため潤滑が不要である。

    【0048】叙上のように、閉成押しボタン23及び開成押しボタン25はそれぞれ回路遮断器の接点43の閉成及び開成を行うために設けられている。 これらの押しボタンはモジュラー型操作機構17の上に直接取り付けられ、その一部を形成する。 図22−24及び26から分かるように、閉成押しボタン23及び開成押しボタン25はほぼ偏平な成形部材であり、それらの下端部に横方向に設けた孔297が側端縁部299に沿って開口している。 これら2つの成形押しボタン23,25は、側板97を貫通する共通の枢軸部材301に枢着されている。 共通の枢軸部材301の側板97間の部分は、上述したように側板の間隔を決定する1つのスペーサー10
    1によりなる。 螺設シャフト103は、図22の右の側板97を越えて延びることにより、スペーサー101と同一直径の円筒部材を形成するスリーブ303を支持する。 閉成押しボタン23は、図26に示すように、スリーブ303上にスナップ式に取り付けられ、開成押しボタン25はスペーサー101上にスナップ式に取り付けられる。 閉成押しボタン23の頂部に固定した操作用フィンガー305は、右の側板97に沿って共通の枢軸を横断方向に延び、そこで閉路用ばね解放プラットフォーム263のフィンガー283と係合するため、ボタンを作動位置の方へ押すと、閉路用ばねが解放される。 閉成押しボタン23は、ねじりばね307(図26に示す)
    と閉路用ばね解放プラットフォーム263を付勢するねじりばね231(図4に示す)とにより非作動位置に付勢されている。 同様に、開成押しボタン25は再び枢軸の横断する方向に図22の左の側板97に沿って延びるフィンガー309を備えている。 このフィンガーは、トリッププラットフォーム259のタブ311と係合しており、作動されると接点を開成する。 開成押しボタン2
    5は、ねじりばね307と同様なねじりばね(図示せず)により非作動位置に付勢されている。

    【0049】前述したように、操作機構17へ押しボタンを取り付ける必要があるが、このため押しボタンをハウジングの開口部に整列するのが困難になることがある。 本発明は、押しボタン23及び25のアクセスを可能にするフェースプレート19を設けることによってこの問題を克服する。 フェースプレート19も後述する態様で操作機構に固定するため、フェースプレートに関する押しボタン整列の問題は存在しない。 フェースプレート19は、回路遮断器のハウジングの一部を形成するカバー9(図1)の開口部21の背後に整列させる。 フェースプレート19の面積は開口部21よりも大きいため、種々の部品の許容誤差を考慮しても、カバーを操作機構の上に配置すると開口部21はフェースプレート1
    9により常に塞がれることになる。

    【0050】本発明のもう1つの特徴は、フェースプレート19を操作機構17の前面の定位置に取り付けたことである。 図24,25を参照して、フェースプレート19は一体的な上部取り付けフィンガー315t及び下部取り付けフィンガー315bの対を備えた平坦な成形部材であることが分かる。 フェースプレート19は、フィンガー315及び側板97を貫通する取り付け用棒状部材317により側板97に固定される。 一対の下部フィンガー315bは、横方向離隔関係にあり、それぞれ側板97と当接して、フェースプレート19の横方向位置を固定する。 フェースプレート19の中央部周辺から後方に延びる成形突出部319は、一方の側板97の前方端縁部のノッチ321と係合してフェースプレートの垂直方向位置を固定する。

    【0051】本発明はまた、閉路用ばね蓄勢/脱勢インジケータ27及び接点開閉インジケータ29をハウジング開口部と整列させる際に通常遭遇する問題を克服する。 本発明によると、インジケータ27,29は、図2
    4−27に示すように、フェースプレート19の開口部323,325にそれぞれ直接装着される。 図27に示すように、閉路用ばね蓄勢/脱勢インジケータ27のような成形インジケータは前面327が弓状に成形されている。 蓄勢ばねの第1の蓄勢状態及び第2の脱勢状態は、弓状面327の下半分の表示「DISCHARGED」と弛緩状態のばねのシンボル、及び上半分の表示「CHARGED」
    と圧縮状態のばねのシンボルにより表される。 開離可能な接点の状態は、インジケータ29の弓状面上の表示「OPEN」及び「CLOSED」により表される。

    【0052】インジケータ27及び29は、フェースプレート19の裏面に開口部に沿って成形され対向する枢軸331を有する一体的フランジ329により、フェースプレート19の開口部323,325に枢着される。
    これらのインジケータを枢軸331に枢動自在に支持するために、枢軸331をスナップ式に挿入してインジケータを枢着する孔335を有する一体的で後方に延びるフランジ333よりなる支持部材を使用する。

    【0053】インジケータ27及び29はそれぞれ、スナップ式のアクチュエータ337及び339により指示位置の間で回転される。 「スナップ式」とは、インジケータ27及び29が閉路用圧縮ばね及び接点の2つの状態を指示する不連続な位置を有することを意味する。 インジケータは1つの指示位置からもう1つの指示位置へアナログ的に変化するのではなく、不連続な動きにより一方の位置から他方の位置へジャンプする。

    【0054】閉路用ばね蓄勢/脱勢インジケータ27のスナップ式アクチュエータ337はカム軸115を有する。 叙上のように、カム軸115に取り付けたカム部材171は、その半回転の間に閉路用ばね18を蓄勢し、
    その回転の別の部分でばねに蓄積されたエネルギーを解放して接点43を閉成する。 従って、カム部材171を固定したカム軸115の回転位置は、閉路用圧縮ばね1
    8の蓄勢状態に関する明確で信頼のおける指示を与える。 図28−30に示すように、側板97から突出するカム軸115の外方端部は円筒状周面341を有し、カム軸115の平坦部により半径方向の不連続部である凹部343が形成されている。 カム軸115の回転位置を蓄勢/脱勢インジケータ27に結合するため、ロッカーピン127の一端に枢着したレバー345よりなる駆動部材が引張りばね347によりカム軸115の方へ付勢されている。 図28から分かるように、駆動レバー34
    5の第2の端部は、閉路用圧縮ばね18が完全脱勢状態にある時はカム軸115の円筒状周面341に押し付けられている。 駆動部材と一端が係合したワイヤ部材34
    9は、フェースプレート19の後部(図25に図示)に成形した一対の案内部材351により垂直方向移動が可能なように取り付けられている。 ワイヤ部材349の上端のフィンガー353は、インジケータ27の枢動点の後方でインジケータのフランジ333のノッチ355と係合する。 閉路用圧縮ばねが完全脱勢状態にある時は、
    表示「DISCHARGED」が得られる。

    【0055】閉路用圧縮ばね18がカム部材115の回転により蓄勢されるにつれて、カム軸が図28の矢印で示す反時計方向に回転する。 駆動レバー345は、カム軸115が図29の位置へ約175E度回転すると、カム軸115の円筒状周面341上で休止する。 叙上のように、蓄勢カム173は170°でピークに到達しており、蓄勢ばねにより駆動されつつある。 図29に示すように、駆動レバー345は、カム軸115の凹部343
    の端縁部上にある。 閉路用圧縮18がカムを図30で示す閉位置に回転させるにつれて、駆動レバー345の第2の端部はカム軸115の円筒状周面341から外れて凹部343に入る。 このため、不連続な動きが生じてインジケータ27が蓄勢位置にスナップ式に移動し、表示「CHARGED」が窓323に現れる。 駆動レバー345
    は、カム軸のブッシング117のカラーのノッチにより形成された停止部357により凹部343に保持される。

    【0056】閉路用圧縮ばね18は、閉路用押しボタン23を押すか閉路用ソレノイドを作動するなどして解放される。 閉路用ばね87(図2に示す)に蓄積されたエネルギーを突然解放すると、カム軸115が図30の矢印で示す方向へ急速に回転することにより図28に示す完全脱勢位置へくる。 図30から分かるように、カム軸115の平坦部は、図28に示すように第2の端部が再び円筒状周面341と係合するまで駆動レバー343を押し下げる。

    【0057】接点43の状態を示す接点開閉インジケータ29は、接点状態を明示する極シャフト33により駆動される。 図31,32に示すように、接点開閉インジケータ29のスナップ式アクチュエータ339は、閉路用プロップ枢動ピン229に枢着したほぼL字形の開閉ドライバ359を含む。 開閉ドライバ359の1つのアームに取り付けたピン361は、引張りばね367により開閉スライダ365の肩部363に対して付勢されている。 開閉スライダ365は、一端をスロット369により閉路用プロップ枢動ピン229に、また他端を細長いスロット373によりピン371に摺動自在に取り付けた細長い部材である。 開閉ドライバ359の第2のアーム375は、ワイヤ部材381の折曲下端部379と係合するスロット377を有する。 ワイヤ部材381の上端部383は、接点開閉インジケータ29のノッチ3
    84と係合するように横方向に折曲げられている。 ワイヤ部材381は、フェースプレート19の裏面の成形案内部材385により端部の直ぐ近くで支持されている。
    開閉スライダ365,開閉ドライバ359及びワイヤ部材381は、開閉インジケータ29に連結される作動リンクを構成する。

    【0058】接点43が閉成状態で、開閉インジケータ29のスナップ式アクチュエータ339は、ばね367
    により図31に示す位置へ付勢されており、この位置で開閉インジケータ29は下方に回転して窓325に表示「CLOSED」を与える。 接点43が開成した状態では、極シャフト33は、極シャフトの張出し部387が開閉スライダ365と係合してそれを右方に駆動する図32に示す位置に回転する。 このため、開閉ドライバ359が時計方向に回転してワイヤ部材381を押し下げ、開閉インジケータ29を反時計方向に回転させて窓325に表示「OPEN」を与える。 極シャフト33は、閉路用圧縮ばね18により図32に示す開成位置から図31に示す位置へ急速回転して接点を閉成する。 この急速回転により、開閉インジケータ29は、ばね367の作用により接点の開成を示す表示「OPEN」から閉成を示す表示「CL
    OSED」へスナップ式に変化する。 同様に、極シャフト3
    3は、接点がばね87により開位置に駆動されると、図32の位置へ急速回転する。 開閉インジケータは閉位置に付勢されており、極シャフトの回転の最後の部分で開位置に急に移行することに注意されたい。 かくして、接点が溶着状態となると、インジケータは安全でない閉じた状態を表示し続ける。

    【0059】上述したように、閉路用圧縮ばね18は手動によるかまたは電気的にカム軸115を回転することにより蓄勢することができる。 カム軸115を手動もしくは電気的に回転させる駆動機構387を、図33−3
    7に示す。 この駆動機構387は、カム軸115の平坦部にキー付けした一対のラチェットホイール389a,
    399bを含む。 カム軸のラチェットホイール389間には、さらにハンドル切離しカム391と、モータ切離しカム393がキー付けされている。 ピン395は、これらの切離しカム391,393をラチェットホイール389と結合して、トルクがラチェットホイールからカム軸115へ切離しカム391,393を介して、またラチェットホイールを介して直接的に伝達されるようにする。

    【0060】ラチェットホイール389は、蓄勢ハンドル31により、2つのリンク397a,397bよりなるハンドル駆動リンク397を介して回転することができるが、リンク397bだけは自由端にカム面399を備えている。 ハンドル駆動リンク397のこの自由端は一対のラチェットホイール389の間を延び、またラチェットホイールの周面に形成した歯403と係合できるハンドル駆動ピン401を有する。 ハンドル駆動リンク397のもう一方の端部は、枢動ピン405により蓄勢ハンドル31に枢動接続されている。

    【0061】蓄勢ハンドル31は、ロッカーピン127
    の延長部に枢着され、C字形クランプ407により保持される。 一対のプレート409a,409bよりなる停止手段409もまた、ロッカーピン127に枢着されている。 この停止手段409もラチェットプレート間を延び、またラチェットの歯403と係合する横方向の停止ピン411を備えている。 ねじりばね413(図36に示す)は、ハンドル駆動リンク397と停止手段409
    を互いに近付く方向にまた、ラチェットホイール389
    と係合する方向に付勢する。 加えて、ねじりばね415
    がロッカーピン127に取り付けられ、その一方の脚部415aはハンドルの下側に押し付けられてハンドルを図33に示すような格納位置の方へ付勢し、また第2の脚部415bは停止手段の下側に押し付けられて該手段をラチェットホイール389の方へ付勢する。

    【0062】本発明の別の特徴は、ラチェットホイールの歯403、駆動ピン401及び停止ピン411の形状にある。 図35に断片的に示すように、ラチェットホイールの403は弓状であり、その根元403rの半径はハンドル駆動ピン401及び停止ピン411の半径と補完関係にある。 この形状により、ラチェットホイールの歯403の根元への応力の集中が減少し、また平坦な原材料から容易に打抜きにより形成できるためラチェットホイール389の製造が容易になる。 ハンドル駆動ピン401及び停止ピン411として回転ピンを用いると、
    歯の端縁部が真っ直ぐの通常の駆動及び停止ピンに起こる応力の集中がなくなる。

    【0063】閉路用圧縮ばね18は、蓄勢ハンドル31
    を図33,34,36で示す時計方向に押し下げることにより手動で蓄勢される。 蓄勢ハンドル31を押し下げるにつれて、ハンドル駆動ピン401は各ラチェットホイール389の歯403と係合しカム軸115を時計方向に回転させる。 ばね413,415により、停止手段が時計方向に回転するラチェットの歯403を通過できる。 蓄勢ハンドル31のストロークの端で、ねじりばね415はこのハンドル31を格納位置の方へ戻す。 再び、ばね413は、ハンドル駆動ピンが停止手段409
    により静止位置に保持された歯を通過できるようにする。 蓄勢ハンドル31はカム軸115でなくロッカーピン127に取り付けられて、ラチェットホイールの軸と平行であるがその軸から横方向に離隔した軸を中心として回転するため、駆動リンク397を、ピン405によりハンドル31の、ラチェットホイール389a,38
    9bの半径よりもロッカーピン127の軸に近い点で連結することができる。 この構成により、勿論、ラチェットホイール389a,389bの半径よりも著しく長い蓄勢ハンドル31は大きな機械的な利点を有する。

    【0064】蓄勢ハンドル31は、ラチェットホイール389、従ってカム軸115を少しづつ回転させて閉路用圧縮ばね18を蓄勢するために、繰り返し往復作動する。 閉成用圧縮ばね18が完全蓄勢状態になると、ハンドル切離しカム391は、カムの張出し部391aがハンドル駆動リンクプレート397bのカム面399と係合して駆動リンク397を持ち上げ、ハンドル駆動ピン401をラチェットホイール389の歯403との係合関係から離脱させる位置へ回転する。 従って、一旦閉路用ばね18が蓄勢状態となり、閉路用プロップ223がカム部材171に接触すると(図14)、蓄勢ハンドル31が切離され、カム軸115を閉路用プロップ223
    に対して回転させようとする力をもはや加えることができなくなる。

    【0065】閉路用圧縮ばね18が解放されると、カム軸115は急速に回転する。 この際、ハンドル駆動ピン401が急速回転のラチェットホイールの歯403から跳ね上がるため蓄勢ハンドル31が格納位置から飛び出すことが分かっている。 これは、ハンドルが格納位置にある状態で駆動ピン401をラチェットホイールの歯4
    03から離脱される構成により防止される。 1つの実施例において、ハンドル駆動リンク397の頂部にあるカバープレート417の形の横方向延長部がこの働きをする。 このカバープレート417は、蓄勢ハンドルが格納位置にある状態でラチェットホイールの歯403の頂部に乗るため、ハンドル駆動ピン401を図33で示すようにラチェットホイールの歯403から離脱するように持ち上げる。 これにより、蓄勢ハンドル31の通常動作が妨げられることはないが、その理由はハンドルを押し下げる際カバープレート417がハンドル駆動ピン40
    1が各ラチェットホイール389の歯403と係合するようになるまでこれらの歯に沿って摺動するからである。 カバープレート417は可撓性樹脂で成形するのが好ましい。

    【0066】駆動機構387もまた、減速歯車ボックス423を備えた小型の高トルクモータ421を備えたモータ作動装置419を含む。 取り付け板425は、モータ作動装置419を操作機構17の側部のばね支持ピン141を含む支持点に固着する。 図36,37から分かるように、減速歯車ボックスの出力軸(図示せず)は、
    モータ駆動リンク431が枢動ピン429により取り付けられる偏心部材427を備えている。 モータ駆動リンク431は、自由端の近くで横方向に延びるモータ駆動ピン433を支持する2つのプレート431a,431
    bよりなる。 モータ駆動リンクのプレート431aは、
    モータ駆動ピン433の近くにカム面435を有する。
    ブラケット437は、モータ駆動リンク431を図37
    の反時計方向に付勢する引張りばね439を支持する。
    ブラケット437のフランジにより支持されるV字形のプラスチック製停止部材432は、モータ駆動リンク4
    31を、ラチェットホイール389と係合すべく正しく整列させるために中央に配置する。 図36から分かるように、モータ作動装置419が操作機構17の側部に取り付けられると、ばね439はモータ駆動ピン433をラチェットホイール389の歯403と係合するように付勢する。 モータ421を作動させると、偏心部材42
    7が回転して、モータ駆動リンク431を往復運動させ、ラチェットホイール389を次々に回転させる。 閉路用圧縮ばね18が完全蓄勢状態になると、モータ切離しカム393が、張出し部393aがモータ駆動リンク413aのカム面435と係合してモータ駆動リンク4
    31をラチェットホイール389から離れるように持ち上げることによりモータ駆動ピン433をラチェットホイールの歯403から離脱させる位置(図示せず)へ回転させる。 再び、これにより、閉路用プロップ223により回転が制限されているカム軸へのトルクの継続的な印加が防止される。 同時に、ラチェットホイール389
    の外側のカム軸115の端部に取り付けたモータ停止カム441(図33に示す)は、取り付け板425に固定したプラットフォーム445に取り付けたモータ停止マイクロスイッチ443と係合する位置まで回転する。 軸方向に延びるカム面441cは、スイッチ443を作動してモータ421を停止させる。

    【0067】図38は、ハンドル駆動ピン401をラチェットホイールの歯403及びラチェットホイール38
    9から離脱させる別の構成を示す。 この実施例において、例えばスリーブ447よりなる持ち上げ部材または停止部材447は、ボルト449によりラチェットホイール389の近くの側板に固定されている。 蓄勢ハンドル31が図38の実線で示す格納位置に復帰すると、駆動リンク397bのカム面399は持ち上げ部材447
    と係合して、駆動リンクをその図で時計方向に回転させることにより、駆動ピン407をラチェットホイールの歯403から離脱させる。 かくして、閉路用圧縮ばねが解放され、ラチェットホイールが急速回転すると、駆動リンクがラチェットホイールから離れた位置に保持されるため、蓄勢ハンドル31がその作動を妨げられることがない。 蓄勢ハンドルを時計方向に回転させると、駆動ピン401がラチェットホイールの歯403と再係合する図38の想像線で示す位置へ約15°回転する。 この持ち上げ部材447及びカバープレート417は共に、
    ラチェットホイールの歯の係合前に蓄勢ハンドルが約1
    5°回転できるようにする。 かくして、ユーザーは蓄勢ハンドルに荷重がかかる前にハンドルをしっかりと把持することが可能となる。

    【0068】叙上のように、操作機構17の主要な構成要素は、側板97の間に取り付けられ、それらにより支持されている。 このため、別々に組み立て可能なモジュラー型操作機構が実現される。 全ての構成要素は標準品で、閉路用圧縮ばねだけが種々の電圧定格に応じて異なるにすぎない。 従って、特定用途のために選択され取り付けられる閉路用圧縮ばねを除き、操作機構をの完全な組み立て及び在庫準備が可能となる。

    【0069】全ての構成要素を側板間でそれらに取り付けるこの構成により、多数のファスナーが不要になるが、その理由は上述したように部品が側板間に保持されるからである。 また、軽荷重の回転軸については、側板を固定整列位置に置くことによりシャフトの整列及び側板開口部による充分な支承が確実に行われるため、別個に軸受けを使用する必要がない。 この点において、シャフト取り付けのための孔を周知のようにパンチングにより形成し、軸受けとして働くプレートの厚さより薄い環状面をパンチされた開口とすることができる。

    【0070】このモジュラー構造は、操作機構17の組み立てを簡単にするという利点も有する。 図4に示すように、操作機構は一方の側板97上に組み立てることが可能である。 全ての部品を取り付けた後、もう一方の側板をその上に配置し、ナット105(図3に示す)で固定する。 組み立てを容易にするために、側板間に保持するため長さが全て同一である種々のシャフトに、側板の孔に挿入する種々の長さの縮径端部を設ける。 従って、
    図39に略示するように、シャフト451a−451d
    は全て一方の側板97の孔455に挿入される同じ長さの縮径端部453を有する。 それ以外の全ての部品(図42には図示せず)を取り付けた後、第2の側板97をそれらの上に配置して、シャフト451a−451dの第2の端部455a−455dが孔459a−459d
    と整列できるようにする。 全てのシャフトは上方の側板97の孔には同時に挿入する必要はないため、それ以外のものよりも長い縮径端部457aをまず最初に関連する孔に挿入する。 第2の側板97を下方に移動させるにつれて、シャフト451bの縮径端部457bを孔45
    9bに挿入する。 同様に、第2の側板をさらに下方に移動させて、各シャフトがその側板97により支承されるようにするが、全てのシャフトを同時に整列させる必要はない。

    【0071】本発明の特定の実施例を詳細に説明したが、当業者にとっては本願の記載全体から種々の変形例及び設計変更が想到されるであろうことが分かる。 従って、図示説明した特定の構成は例示的なものに過ぎず、
    本発明の技術的範囲を限定するものではなく、この範囲は頭書の特許請求の範囲及びその均等物の全幅を与えられるべきである。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明による低電圧高電流電力回路遮断器の展開斜視図。

    【図2】接点開成状態における図1の回路遮断器の1つの極を示す垂直断面図。

    【図3】回路遮断器の操作機構の一部を形成するケージ集合体の展開斜視図。

    【図4】操作機構を示す展開斜視図。

    【図5】組み立てた状態の操作機構のロッカー集合体を示す垂直部分断面図。

    【図6】操作機構を形成する閉路用圧縮ばねの取り付けを説明するための斜視図。

    【図7】操作機構を形成するカム集合体の側立面図。

    【図8】接点が開成状態で閉路用ばねが脱勢状態の操作機構の主要部品の関係を示す立面図。

    【図9】接点開成及び閉路用ばね蓄勢時における図8によく似た図。

    【図10】接点閉成及び閉路用ばね脱勢時における図8
    によく似た図。

    【図11】接点閉成及び閉路用ばね蓄勢時における図8
    によく似た図。

    【図12】閉路用ばねが脱勢状態で閉成用プロップが解放状態にある操作機構のカム部材に関連して閉路用ばねの解放を制御する閉路用プロップの立面図。

    【図13】閉路用プロップがリセットされるにつれて閉路用ばねが蓄勢される状態を示す図12によく似た図。

    【図14】閉路用プロップが閉路用ばねを蓄勢状態に保持する状態を示す図12によく似た図。

    【図15】接点閉成のために解放された直後の閉路用プロップを示す図12によく似た図。

    【図16】閉路用プロップ集合体の端面図。

    【図17】トリップD係止部材及び閉路用D係止部材の作動をインターロックさせるインターロック集合体の斜視図。

    【図18】接点開成状態における図17のインターロック機構を示す側立面図。

    【図19】閉成用ソレノイドが作動される時のインターロック機構を示す図18によく似た図。

    【図20】閉路用ソレノイドの継続的な作動による閉路用ばねの反復作動を阻止する「ファイヤスルー」状態における図18によく似た図。

    【図21】回路遮断器の主接点閉成状態における係止集合体の状態を示す図18によく似た図。

    【図22】操作機構への押しボタンの取り付けを示す前面図。

    【図23】係止集合体への押しボタンの結合を示す斜視図。

    【図24】フェースプレート、押しボタン及びインジケータの取り付けを示す操作機構の前立面図。

    【図25】インジケータの取り付けを示すフェースプレート後部の斜視図。

    【図26】図24の線26に沿うフェースプレートの垂直断面図。

    【図27】閉路用ばねの状態を示すインジケータの斜視図。

    【図28】閉路用ばね脱勢状態における閉路用ばね状態インジケータのスナップ作動を示す操作機構の側立面図。

    【図29】閉路用ばねが完全蓄勢状態になる直前の閉路用ばねインジケータの状態を示す図28によく似た図。

    【図30】蓄勢状態にある閉路用ばねインジケータを示す図28によく似た図。

    【図31】回路遮断器の接点閉成状態における操作機構の接点状態インジケータを示す側立面図。

    【図32】回路遮断器の主接点開成状態における操作機構の開閉インジケータを示す図31に似た図。

    【図33】特に手動及び電気的蓄勢システムを示す組み立て完了後の操作機構を示す斜視図。

    【図34】閉路用ばねの手動蓄勢機構を示す展開斜視図。

    【図35】閉路用ばね蓄勢機構の一部を形成するラチェットホイールの一部を拡大して示す立面図。

    【図36】閉路用ばね蓄勢機構を組み立てた状態で,またモータ蓄勢ユニットの一部を図示を明解にするため取り外した状態で示す操作機構の側立面図。

    【図37】閉路用ばねを電気的に蓄勢するモータ作動装置の斜視図。

    【図38】蓄勢機構の別の実施例を示す断片的な立面図。

    【図39】操作機構の組み立てを簡単にする特徴点を示す概略図である。

    【符号の説明】

    17 操作機構 18 閉路用圧縮ばね 19 フェースプレート 23、25 押しボタン 27、29 インジケータ 95 ケージ 97 側板 99 スペーサ 115 カムシャフト 117 ブッシング 155 ロッカー 171 カム部材 173 蓄勢カム 189a 蓄勢作用部 189b 閉路作用部 223 閉路プロップ 225 係止集合体 247 リセットレバー 265 インターロック部材 457 縮径端部

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390033020 Eaton Center,Clevel and,Ohio 44114,U. S. A. (72)発明者 レイモンド クライド ドラン アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 15644 ジネット マーガレット アベニ ュー 212 (72)発明者 エドワード ルイス ウエルナー アメリカ合衆国 ウイスコンシン州 53017 コルゲート ダグラス ドライブ 530

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