【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、パワーシートを作動させる複数のスイッチ部を有したシート統合スイッチに関する。 【0002】 【従来の技術】車両に設けられるシートには、シートの位置が電動モータにより自動調節可能となった所謂、パワーシートがある。 この電動モータを作動させるスイッチは、一般的にシートクッション部(座部)の側面に取り付けられる。 この種のシートスイッチで、例えば一対のスイッチ操作部(キートップ)が上面に突設されたものの一例として例えば実開平3−20823号公報に開示されたものを図18、19に基づき説明する。 【0003】図18は従来のシートスイッチが取り付けられたシートの斜視図、図19は一対のキートップを有するシートスイッチの斜視図である。 パワーシート(以下、「シート」という)1の座部側面1aに取り付けられたシートスイッチ3の上面には、一対のキートップ5 a、5bが突設されている。 キートップ5a、5bは、 それぞれが四方向に傾動可能となっており、例えば、一方のキートップ5aが前後スライド機構及び前側リフタ機構を作動させ、他方のキートップ5bがリクライニング機構及び後側リフタ機構を作動させるようになっている。 【0004】シートスイッチ3は、上面に一対のキートップ5a、5bが突設されたスイッチ本体7に、合成樹脂からなる箱状のスイッチカバー9がビス11により固定され、被せられている。 スイッチカバー9の上面には一対の透孔13a、13bが穿設され、キートップ5 a、5bはこの透孔13a、13bからスイッチカバー9の上面に露出され、傾動可能となっていた。 【0005】また、従来のシートスイッチには、一つの操作ノブにより、三種類のスイッチを選択的に操作できるようにした例えば実開平3−10443号公報に開示されるものがある。 図20は一つのノブで選択操作可能な従来のシートスイッチを示す断面図である。 スイッチケース15には第一の移動体17、第二の移動体19、 第三の移動体21が配設される。 中央の第一の移動体1 7は前後方向(図中左右方向)に移動可能で、左右の移動体は上下方向(図中上下方向)に移動可能となっている。 それぞれの移動体17、19、21の下部には、移動体の移動に応じて作動されるスイッチが設けられている。 それぞれの移動体は、上部に被せられた一つの操作ノブ22の特定方向の移動でのみ従動するようになっている。 【0006】このように構成されたシートスイッチ23 の動作は、操作ノブ22を前後方向へスライド操作すると、第一の移動体17が前後方向に移動され(このとき、第二、第三の移動体19、21は移動しない)、これに伴い、第一のスイッチ27が切換作動されることによりシート1が前後方向へ移動される。 また、操作ノブ22の前部を上下方向へ揺動操作すると、第二の移動体19が上下方向に移動され(このとき、第一、第三の移動体17、21は移動しない)、これに伴い、図示しない第二のスイッチが切換作動されることによりシート1 の前部が上下方向へ移動される。 また、操作ノブ22の後部を上下方向へ揺動操作すると、第三の移動体21が上下方向に移動され(このとき、第一、第二の移動体1 7、19は移動しない)、これに伴い、図示しない第三のスイッチが切換作動されることによりシート1の後部が上下方向へ移動される。 更に、操作ノブ22の全体を上下方向へ操作すると、第二、第三の移動体19、21 が共に上下方向へ移動され(このとき、第一の移動体1 7は移動しない)、これに伴い、図示しない第二、第三のスイッチが同時に切換作動されることによりシート1 全体が上下方向へ移動された。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図19 に示す従来のシートスイッチ3では、キートップ5a、 5bを上面から突出させ、容易な操作を可能としていたが、運転時には、目視によらない操作が要求され、しかも、操作力の加減が調節しにくいことから、過剰な力による傾動操作によって、キートップ5a、5bを早期に破損してしまう問題があった。 また、シートスイッチ3 は、シート1の乗降側の側面に突出状態で取り付けられるため、乗員の乗降時に足、荷物などが当たることにより、衝撃が与えられることが多く、これによっても破損しやすい問題があった。 更に、シートスイッチ3は、スイッチカバー9の上面に透孔13a、13bが穿設されるため、雨天時における外部からの雨や、乗員による飲料水などが浸入し易く、ショートなどの故障が生じ易かった。 また、図20に示す従来のシートスイッチ23 は、操作性には優れるものの、やはり、シート座部側面から突出されることとなるため、乗降時に衝撃を受け易く、破損し易いとともに、誤動作する虞れもあった。 更に、このシートスイッチ23においても、雨などの浸入による特別な対策はなく、上述同様、雨水などの浸入によりショートの生じる可能性があった。 そして、このような構造のシートスイッチ23に、防水性、防塵性に優れたラバー接点を用いようとすれば、構造が複雑となり、ラバー接点の長所である耐久性、少数部品化、軽量簡易構造を十分に発揮させることができなかった。 本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、衝撃、雨の浸入などによる故障が防止できるとともに、操作も良好に行えるシート統合スイッチを提供し、信頼性、操作性の向上を図ることを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための本発明に係るシート統合スイッチは、複数の接点が形成された基板とそれぞれの前記接点を開閉する凸形状のスイッチ部が形成されたシート状のラバーコンタクトとを積層することで構成された薄板状のスイッチユニットと、シート座部側面に固定された該スイッチユニットを覆う側面カバーと、該側面カバーに穿設され前記スイッチ部を露出させる窓部と、該窓部の縁部から突設され前記スイッチ部より高く突出した枠部とを具備したことを特徴とするものである。 また、シート統合スイッチは、 前記複数のスイッチ部をシートの移動方向に対応させて配列したものであることが好ましい。 【0009】 【作用】スイッチ部が枠部により包囲されて低くなった状態で凹設され、乗員の乗降時におけるスイッチ部への衝突がなくなる。 また、スイッチユニットが基板にラバーコンタクトを積層したもので構成され、防塵性、防水性が高められる。 そして、薄型板状とすることが可能となり、コントロールユニットと一体化することにより、 シート内配線の回路数が減少する。 更に、個々のスイッチ部がシートの動作方向と対応して配設され、走行中の目視不能な状態においても、スイッチ位置の認識が触感により容易となる。 【0010】 【実施例】以下、本発明に係るシート統合スイッチの好適な実施例を図面を参照して詳細に説明する。 図1は第一の実施例によるシート統合スイッチの分解斜視図、図2は第一の実施例によるシート統合スイッチの要部拡大図、図3は第一の実施例によるシート統合スイッチの断面図である。 シート31の座部33側面には例えば多重通信制御システムの中継装置であるコントロールユニット35が固定され、コントロールユニット35は図示しないフロアワイヤーハーネスと接続される。 このコントロールユニット35には、シート可動用モータを作動させるスイッチユニット37が取り付けられる。 図3に示すように、スイッチユニット37にはプリント基板39 が設けられ、プリント基板39にはシート動作信号を送出するための複数のカーボン印刷接点又は金メッキ接点が形成されている。 【0011】この基板39にはラバーコンタクト41が重ねられ、ラバーコンタクト41はお椀を伏せた形の凸部状のスイッチ部43を複数有している。 スイッチ部4 3の内側には接点が設けられ、この接点はスイッチ部4 3が押圧されることにより、前述の基板39上のカーボン印刷接点を開閉する。 ラバーコンタクト41の表面には樹脂シート(PETなど)45が被着され、樹脂シート45にはスイッチ部43と一致する凸部45aが形成されている。 このようにして積層された基板39、ラバーコンタクト41、樹脂シート45がカバーケース46 に収容されることで、薄型板状のスイッチユニット37 が構成されている。 【0012】ラバーコンタクト41はそれぞれのスイッチ部43が、シート31の可動方向に対応した位置で配列されている。 即ち、この配列は、例えば図2に示すように、頂点を中央部に向けた三角形状のスイッチ部43 が十字方向に四つ配置される第一のスイッチ群43aを有し、このスイッチ群43aのうち、上下スイッチ部はシート31の上下動、前後スイッチ部はシート31の前後動を操作するものとなっている。 【0013】また、第一のスイッチ群43aの前後には、それぞれ上下一対のスイッチ部43で配列された第二、第三のスイッチ群43b、43cが設けられ、前側の上下のスイッチ群43bはシート31前部の上下動を操作し、後側のスイッチ群43cはシート31後部の上下動を操作する。 また、第一のスイッチ群43aの上方には、前後一対のスイッチ部43で配列された第四のスイッチ群43dが設けられ、スイッチ群43dはリクライニング操作を行う。 更に、この第四のスイッチ群43 dを挟む前後には、前後一対のスイッチ部43で配列された第五、第六のスイッチ群43e、43fが設けられ、例えばスイッチ群43fはランバースイッチとなっている。 従って、シート31を所望の方向で作動させるには、その方向に対応した位置のスイッチ部を操作すればよいことになる。 【0014】スイッチユニット37は、基板39、ラバーコンタクト41、樹脂シート45が積層状となることから、極めて薄く且つ防水構造で構成される。 スイッチユニット37の基板39にはそれぞれの接点と導通するコネクタ47が実装され、コネクタ47はコントロールユニット35に設けられた相手方コネクタ49と嵌合するようになっている。 即ち、スイッチユニット37は、 コネクタ47、49を介してコントロールユニット35 に一体的に接続されるようになっている。 【0015】このようにして一体化されたコントロールユニット35とスイッチユニット37が固定されるシート31の座部側面には、側面カバー(フィニッシュパネル)51が取り付けられる。 側面カバー51にはスイッチユニット37の各スイッチ部43と対応した窓部53 が穿設され、この窓部53にはスイッチ部43が挿入される。 窓部53の縁部には側面カバー51の表面から膨出する枠部55が形成され、これにより、スイッチ部4 3は、図3に示すように、枠部55より低い位置に配置された状態となっている。 即ち、側面カバー51の表面に異物が衝突した際には、枠部55がスイッチ部43への衝撃を阻止するようになっている。 【0016】以上のように構成されたシート統合スイッチ57によれば、スイッチ部43が枠部55により包囲されて低くなった状態で凹設されているため、乗員の乗降時におけるスイッチ部43への衝突がなくなり、衝撃によるスイッチ部43の故障を低減することができる。 また、スイッチユニット37がラバーコンタクト41、 樹脂シート45を積層した薄型板状のもので構成されるため、防塵性、防水性を大幅に向上させることができる。 そして、薄型板状のものであるため、コントロールユニット35と一体化することができ、これにより、シート内配線の回路数が減少でき、ワイヤーハーネスを簡素化することができる。 【0017】そして、スイッチユニット37とコントロールユニット35とは、コネクタ47、49により組み付けられるので、着脱が容易となり、組付け作業性、メンテナンス性を向上させることができる。 更に、個々のスイッチ部43がシート31の動作方向と関連して配列されているため、走行中の目視不能な状態においても、 スイッチ操作性を向上させることができる。 【0018】なお、上述の実施例では、スイッチユニット37のスイッチ部43が樹脂シート45で覆われる場合を例に説明したが、スイッチユニット37のスイッチ部43は、図4に示すように、ボタン状のキートップ5 9で覆うものであっても勿論よい。 【0019】次に、本発明によるシート統合スイッチの第二の実施例を説明する。 図5は第二の実施例によるシート統合スイッチの分解斜視図、図6は第二の実施例によるシート統合スイッチの一部を切り欠いた組立図、図7は第二の実施例によるシート統合スイッチの断面図、 図8はスイッチ部表面の正面図である。 この実施例では、上述の実施例と同様に、コントロールユニット35 と直接接続されるコネクタ47(図1参照)が基板39 の裏面に実装される。 また、基板39はラバーコンタクト41で覆われ、防水性、防塵性が確保されている。 図7に示すように、ラバーコンタクト41上には、薄型キートップ61が設けられる。 これら基板39、ラバーコンタクト41、キートップ61は、全体が薄型の板状カバーケース46に収容され、スイッチユニット65を構成している。 また、この実施例においても、上述の実施例と同様に、キートップ61に代えて、樹脂シート45 を用いても良い。 【0020】ところで、このスイッチユニット65を覆う側面カバー51には図5に示すように、シート疑似形状で形成された凸部突起67が形成されている。 即ち、 第一の凸部突起67aは座部に疑似し、第二の凸部突起67bは背もたれ部に疑似している。 それぞれのキートップ61は、この凸部突起67の周囲に、シート31の移動方向と対応した位置で配置されている。 即ち、図8 に示すように、シート31を前後方向へ可動させるためのキートップ61aは、第一凸部突起67aの前後に配設される如きである。 また、上述の実施例と同様に、それぞれのキートップ61は、側面カバー51の窓部53 に形成された枠部55により、枠部55より低い位置に配置されるようになっている。 【0021】この実施例によるシート統合スイッチ68 によれば、上述の実施例と同様の効果、即ち、スイッチ部の故障低減、ワイヤーハーネスの簡素化、組付け・メンテナンス性の向上が得られるのに加え、更に、触感による認識容易なシート疑似形状の凸部突起67を形成したので、目視が困難となる走行時におけるスイッチ操作性を更に向上させることができる。 【0022】次に、本発明によるシート統合スイッチの第三の実施例を説明する。 図9は第三の実施例によるシート統合スイッチの分解斜視図、図10は第三の実施例に用いられるコントロールユニットの一部を切り欠いた斜視図、図11はコントロールユニットの下面図、図1 2はコントロールユニットコネクタの電極配列の説明図、図13はスイッチユニットの共用を示す説明図、図14はスイッチユニットの側面図、図15はシーソーユニットの断面図、図16はプッシュスイッチの断面図、 図17は側面カバーに組み込まれたシーソースイッチの断面図である。 この実施例では、上述の第一の実施例と同様に、コントロールユニット71と直接接続されるコネクタ47(図14参照)が基板39の裏面に実装される。 また、基板39はラバーコンタクト41で覆われ、 防水性、防塵性が確保されている。 【0023】本実施例のスイッチ部は、シーソースイッチ73及びプッシュスイッチ75により構成されている。 図15に示すように、シーソースイッチ73はキートップ77a内部に押しピン79、押しピンガイド81 を設けることにより、また、図16に示すように、プッシュスイッチ75はキートップ77bの内部に一体構成された押しピン83を設けることにより、スイッチユニット85の薄型化を可能としている。 【0024】これらスイッチ部の配列は、上述の実施例と同様にシート31の作動方向に対応し、且つ図13に示すように、スイッチユニット85の前後方向(図中左右方向)対象で構成されている。 従って、本実施例のスイッチユニット85は、左右どちらのシート31においても、使用できるようになっている。 また、コントロールユニット71も前後対象で形成され、中心部にスイッチユニット85と嵌合されるコネクタ87が配置されている。 【0025】また、図示しないフロアワイヤーハーネスとの接続を行うためのコントロールユニット71のコネクタ89(図11参照)は、コントロールユニット71 が左右どちらのシート31に取り付けられた場合であっても、影響が生じないように、コントロールユニット7 1の下面中央部に設けられている。 図10に示すように、コントロールユニット71に設けられたコネクタ8 7は、方向性のない対象形状で基板72と電線91で接続されている。 コントロールユニット71は、この電線91の接続配列を左右によって変えることにより、或いは、内部ソフトによる切り替え機能を持たせることにより、同一のもので左右共用化が可能となっている。 内部ソフトによる切り替え機能としては、例えば、コントロールユニット71への入力コネクタ89の電源位置(図12(a)、(b)に示す+B位置)を検知し、その位置により左右を切り替える如きである。 【0026】この実施例による取付け構造は、図9に示すように、コントロールユニット71にスイッチユニット85がビス92aで固定され、スイッチユニット85 と一体となったコントロールユニット71が更にビス9 2bにより側面カバー51に固定されるようになっている。 【0027】なお、この実施例においても、上述の実施例と同様に、それぞれのキートップ77a、77bは、 図17に示すように、側面カバー51の窓部53に形成された枠部55と同等若しくは低い位置に配置されるようになっている。 【0028】この実施例によるシート統合スイッチ93 によれば、上述の第一の実施例と同様の効果、即ち、スイッチ部の故障低減、ワイヤーハーネスの簡素化、組付け・メンテナンス性の向上、スイッチ操作性の向上が得られるのに加え、更に、スイッチユニット85を前後対象に形成したので、一つのスイッチユニット85を左右共通に用いることができ、部品点数を半減させることができる。 【0029】 【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係るシート統合スイッチによれば、スイッチ部が枠部により包囲されて低くなった状態で凹設されるため、乗員の乗降時におけるスイッチ部への衝突がなくなり、衝撃によるスイッチ部の故障を低減することができる。 また、 スイッチユニットが基板にラバーコンタクトを積層したもので構成されるため、防塵性、防水性を大幅に高めることができ、信頼性を向上させることができる。 そして、薄型板状のものであるため、コントロールユニットと一体化することができ、これにより、シート内配線の回路数が減少でき、ワイヤーハーネスを簡素化することができる。 更に、個々のスイッチ部をシートの動作方向と対応させて配設したため、走行中の目視不能な状態においても、スイッチ操作性を向上させることができる。 【図面の簡単な説明】 【図1】第一の実施例によるシート統合スイッチの分解斜視図である。 【図2】第一の実施例によるシート統合スイッチの要部拡大図である。 【図3】第一の実施例によるシート統合スイッチの断面図である。 【図4】第一の実施例の変形例を示すスイッチユニットの断面図である。 【図5】第二の実施例によるシート統合スイッチの分解斜視図である。 【図6】第二の実施例によるシート統合スイッチの一部を切り欠いた組立図である。 【図7】第二の実施例によるシート統合スイッチの断面図である。 【図8】スイッチ部表面の正面図である。 【図9】第三の実施例によるシート統合スイッチの分解斜視図である。 【図10】第三の実施例に用いられるコントロールユニットの一部を切り欠いた斜視図である。 【図11】コントロールユニットの下面図である。 【図12】コントロールユニットコネクタの電極配列の説明図である。 【図13】スイッチユニットの共用を示す説明図である。 【図14】スイッチユニットの側面図である。 【図15】シーソーユニットの断面図である。 【図16】プッシュスイッチの断面図である。 【図17】側面カバーに組み込まれたシーソースイッチの断面図である。 【図18】従来のシートスイッチが取り付けられたシートの斜視図である。 【図19】一対のキートップを有するシートスイッチの斜視図である。 【図20】一つのノブで選択操作可能な従来のシートスイッチを示す断面図である。 【符号の説明】 33 座部 35、71 コントロールユニット 37、65、85 スイッチユニット 39 基板 41 ラバーコンタクト 43 スイッチ部 45 樹脂シート 47 コネクタ 51 側面カバー 53 窓部 55 枠部 57、68、93 シート統合スイッチ 67 凸部突起 |