Node mechanism of multi-directional switch

申请号 JP8464296 申请日 1996-03-12 公开(公告)号 JPH09245578A 公开(公告)日 1997-09-19
申请人 Tokai Rika Co Ltd; 株式会社東海理化電機製作所; 发明人 HAMADA KENICHI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To simplify a node mechanism of a multi-directional switch.
SOLUTION: When an operation knob 12 is moved in an XA direction, in an XB direction opposite thereto, and in a Y direction perpendicular thereto, bars 44, 45 of a holder 20 to be integratedly moved with the operation knob 12 move on couplings 34, 35 on a pusher 22, and move the pusher in Y direction. The pusher 22 moves in the same direction irrespective of the moving direction of the operation knob 12. When the pusher 22 is moved, a projected part 33 provided on a tip of an elastic member 32 of the pusher 22 is abutted on a node wall 40 to increase the operating force of the operation knob 12. When the projected part 33 enters inside the node wall 40, the resistance is removed by the projected part 33, and the operating force is reduced, and appropriate node feeling is given to the operating force of the operation knob 12.
COPYRIGHT: (C)1997,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 少なくとも交差する2方向に操作可能な多方向スイッチの操作ノブの操作感に節度感を付与する機構であって、前記操作ノブの前記操作可能ないずれの方向の動きに対しても、該動きに応じて、予め定めた方向にのみ移動する単方向移動体と、 該単方向移動体の動きに対して節度感を付与する節度感付与手段とを備える多方向スイッチの節度機構。
  • 【請求項2】 請求項1記載の多方向スイッチの節度機構であって、 前記操作ノブの操作方向が、水平方向と垂直方向であり、 前記単方向移動体には、 前記操作ノブ方向に付勢するバネ部材と、 該単方向移動体には、前記操作ノブに設けられた係合部と係合して該操作ノブの垂直方向の動きに応じて該単方向移動体を垂直方向に移動させると共に、該操作ノブの水平方向の動きを垂直方向の動きに変換する傾斜部材とを備えた多方向スイッチの節度機構。
  • 【請求項3】 前記節度感付与手段が、前記単方向移動体の動きに伴って移動するU字形状の弾性体と、該弾性体の少なくとも一方の端部に設けられた凸部材と、該凸部材が該弾性体の動きに伴って乗り越える段部とからなる請求項1もしくは請求項2記載の多方向スイッチの節度機構。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、多方向スイッチの節度機構に関し、少なくとも交差する2方向に操作可能な多方向スイッチの操作ノブの操作感に節度感を付与する機構に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来、この種の多方向スイッチは、例えば自動車におけるムーンルーフなどの開、閉およぴチルトアップなどの複数の動きに対応して複数の操作方向を有する。 即ち、一つのスイッチを、左右両方向にスライドさせることでルーフの開閉を指示し、スイッチを押すことでルーフのチルトアップを指示するのである。 かかる多方向スイッチは、操作対象の多機能化に対して、いたずらにスイッチの数を増加することがなく、かつその動きが対象の動作に対応させることができるので、操作感に優れるという特徴を有する。

    【0003】こうした多方向スイッチでは、操作ノブに誤って触れた程度で動作しては困るので、所定の節度感を与えることが行なわれている。 操作ノブを所定以上ので操作しないと動作しないようにしているのである。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の多方向スイッチの節度機構では、動作方向毎に節度感を付与する機構を要するという問題があった。 例えば、ムーンルーフの開閉およびチルトでは、計3方向に操作ノブは操作されるから、節度感を付与する機構も3組必要となってしまう。 節度感を付与する機構を複数設けようとすると、多方向スイッチ全体が大型化したり、方向毎に節度感の調整を行なわねばならないという問題も指摘されていた。

    【0005】本発明は、上記問題点を解決するためになされ、多方向スイッチの節度機構の構成を簡略化することを目的とする。

    【0006】

    【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本発明の多方向スイッチの節度機構は、少なくとも交差する2方向に操作可能な多方向スイッチの操作ノブの操作感に節度感を付与する機構であって、前記操作ノブの前記操作可能ないずれの方向の動きに対しても、該動きに応じて、予め定めた方向にのみ移動する単方向移動体と、該単方向移動体の動きに対して節度感を付与する節度感付与手段とを備えることを要旨としている。

    【0007】かかる多方向スイッチの節度機構によれば、操作ノブの多方向の動きは、単方向移動体において一方向の動きに変換されるので、この単方向移動体の動きに対して節度感付与手段により節度感を付与することができる。 したがって、多方向の自由度を持つ多方向スイッチにおいて、節度感付与手段は一つで済ませることができる。

    【0008】また、かかる多方向スイッチの節度機構において、前記操作ノブの操作方向が、平方向と垂直方向であるとすれば、次の構成より、操作ノブの少なくとも2方向の動きに対して、一方向に移動する単方向移動体を容易に構成することができる。 即ち、前記単方向移動体に、前記操作ノブ方向に付勢するバネ部材と、該単方向移動体には、前記操作ノブに設けられた係合部と係合して該操作ノブの垂直方向の動きに応じて該単方向移動体を垂直方向に移動させると共に、該操作ノブの水平方向の動きを垂直方向の動きに変換する傾斜部材とを備えるのである。 かかる構成により、単方向移動体は、操作ノブの水平方向の動きに対しても垂直方向の動きに対して、共に垂直方向に移動する。

    【0009】更に、節度感付与手段としては、単方向移動体の動きに伴って移動するU字形状の弾性体と、該弾性体の少なくとも一方の端部に設けられた凸部材と、該凸部材が該弾性体の動きに伴って乗り越える段部とからなる構成を考えることができる。 こうした節度感付与手段の構成は極めて簡略なものであり、多方向スイッチの小型軽量化に資する。

    【0010】

    【発明の他の態様】この発明は、以下のような他の態様も含んでいる。 例えば、操作ノブの移動方向として、
    縦、横、垂直方向のみならず、回転運動なども含めることができる。

    【0011】

    【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。 図1は、この発明の第1実施例である自動車のムーンルーフ開閉用のスイッチ10の分解斜視図である。 このスイッチ10は、自動車のムーンルーフ近傍に設けられ、操作ノブ12の図示矢印XA方向の動きによりルーフを開ける信号を発生し、図示矢印X
    B方向の動きによりルーフを閉じる信号を発生し、更に図示矢印Y方向の動きによるルーフをチルトアップする信号を発生する。 尚、この多方向スイッチ10は、実際には、自動車の天井付近に設けられるから、取付方向は、図1の上下とは逆方向になっている。

    【0012】この多方向スイッチ10は、操作ノブ12
    が収納されるボディ15、ボディ15の開口を貫通してその先端が操作ノブ12に嵌合するホルダ20、ホルダ20の内部に収納されたプッシャ22、プッシャ22をコイルバネ24,25により操作ノブ12方向に付勢しつつ受け入れるインシュレータ30から構成されている。 これらの部材の組合せを、模式的に示したのが図2
    である。 図2は、操作ノブ12が何等操作されていない状態を示す。 また矢印XA,XB,Yは、それぞれ、図1に示した符号に対応している。 尚、図2は、多方向スイッチ10のボディ15を破断して内部を描いているが、中心線Q−Qから左は各部材をその内部端面により、右は外形線により描いてある。 後述する図3、図7
    も同様である。

    【0013】操作ノブ12は、その表面に操作用の窪み12aが設けられている。 また、その内側には、ホルダ20と係合するための溝を有する係合部14が形成されている。 したがって、一旦組立てれば、操作ノブ12
    は、ホルダ20と係合し、両者は一体となって移動する。

    【0014】プッシャ22は、左右対称形をしており、
    中心部に樹脂製の弾性部材32を、その両サイドにV字形のカップリング34,35を備える。 弾性部材32の先端は、外側に向かってやや膨らみ、凸部33を形成している。 後で参照する図4に示すように、この弾性部材32は、矢印XA方向から見れば、U字形状をしている。 プッシャ22のカップリング34,35は、ホルダ20の左右に設けられたバー44,45に対応している。 また、このカップリング34,35の下部は、内側が空洞の柱状に形成されており、この内部の空洞部にコイルバネ24,25が収納されている。 したがって、操作ノブ12が何等操作されていない状態では、プッシャ22はコイルバネ24,25により、操作ノブ12側に押し上げられ、ホルダ20内に収納されたプッシャ22
    は、そのカップリング34,35の底部にバー44,4
    5が当接した状態となる。

    【0015】また、このプッシャ22は、インシュレータ30に設けられた収納壁38内に収納される。 この収納壁38の一方の側面は、一部が高く形成されており、
    節度壁40を構成している。 プッシャ22の弾性体32
    は、この節度壁40に対応する位置に収納される。 尚、
    インシュレータ30の下部には、外部に、スイッチとしての切換信号を出力するコネクタ39が設けられている。

    【0016】操作ノブ12を何等操作していない状態では、ばね力によりプッシャ22は、カップリング34,
    35およびバー44,45を介して、ホルダ20、更には操作ノブ12を押し上げている。 図2に示したこの状態から操作ノブ12を、矢印XA方向(水平方向)に移動すると、操作ノブ12は、ボディ15の表面に沿って、同方向に移動する。 このとき、ホルダ20は操作ノブ12と共に移動し、そのバー44,45がプッシャ2
    2のカップリング34,35上を移動する。 プッシャ2
    2は、水平方向には移動不能にインシュレータ30の収納壁38内に収納されているから、バー44,45が水平方向に移動すると、プッシャ22は、カップリング3
    4,35の傾斜面に沿って、垂直方向(Y方向)に押し下げられる。 この様子を、図3に示した。 尚、図4は、
    図3の状態を矢印XA方向に対して垂直な面でカットして矢印XA方向で見た端面図である。

    【0017】プッシャ22が押し下げられると、図5に例示するように、プッシャ22の弾性部材32先端の凸部33が節度壁40に当たり、プッシャ22を押し下げようとする動きに対して抵抗として働く。 したがって、
    操作ノブ12の移動に必要な操作力は増大する。 更にプッシャ22が押し下げられ、弾性部材32が、矢印G方向に湾曲して凸部33が節度壁40の内側に入ってしまうと、プッシャ22を押し下げようとする動きに対する抵抗力は失われる。 この関係を、図6のグラフに示した。 ストロークSが増加するとき、操作ノブ12を操作するのに要する力は、途中にピークを有し、ある点を越えると却って、必要な操作力は小さくなる。 このようなストロークと力の関係が成り立つとき、操作ノブ12には適度な節度感が付与されることになる。 使用者が誤って操作ノブ12に触れた程度では、多方向スイッチ10
    は作動せず、使用者が意図を持って操作ノブ12を操作したときのみ、多方向スイッチ10は作動する。

    【0018】尚、操作ノブ12を矢印XA方向とは逆にXB方向に移動したときにも、ほぼ同じようにホルダ2
    0とプッシャ22とは動作し、プッシャ22が押し下げられて、操作ノブ12の操作には適切な節度感が感じられる。 更に、操作ノブ12を矢印Y方向に操作した場合には、操作ノブ12と共に矢印Y方向に移動されるホルダ20のバー44,45は、プッシャ22のカップリング34,35の底部を押し、プッシャ22はそのままY
    方向に移動する。 従って、操作ノブ12を水平方向に移動した場合と同様、操作ノブ12には適切な節度感が付与される。

    【0019】以上説明したように、本実施例によれば、
    操作ノブ12を矢印XA,XBおよびこれに直交する矢印Y方向のいずれに移動しても、プッシャ22は同じようにY方向に移動され、弾性部材32の凸部33と節度壁40とにより、適切な節度感が得られると言う効果を奏する。 したがって、節度感を付与する機構はただ一つで済み、多方向スイッチ10を小型・軽量に製造することができる。 また、節度感を付与する機構が一つなので、信頼性が高くなり、節度感の調整なども容易となる。 尚、節度感を付与する機構は単一であるが、方向毎の節度感自体は、同一にすることもできるし、個々に異ならせることも可能である。 本実施例でのXA方向の節度感とXB方向の節度感は、カップリング34,35の傾斜が同一なので同一になっているが、カップリング3
    4,35の各々における左右の傾斜を異ならせれば、操作ノブ12の操作におけるストロークと操作力との関係は変化する。 これは、X方向とY方向との節度感についても同様である。

    【0020】以上本発明の一実施例について説明したが、本発明はこの様な実施例になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは勿論である。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の一実施例としての多方向スイッチ10
    の構成を示す分解斜視図である。

    【図2】多方向スイッチ10の内部構成を、一部断面視により示す説明図である。

    【図3】多方向スイッチ10において操作ノブ12をX
    A方向に操作したときのプッシャ22などの動きを示す説明図である。

    【図4】同じく多方向スイッチ10の縦断面の端面図である。

    【図5】弾性部材32により節度感を生じるメカニズムを示す説明図である。

    【図6】操作ノブ12のストロークと操作力との関係を示すグラフである。

    【図7】操作ノブ12をY方向に操作したときのプッシャ22などの動きを示す説明図である。

    【符号の説明】

    10…多方向スイッチ 12…操作ノブ 15…ボディ 20…ホルダ 22…プッシャ 24,25…コイルバネ 30…インシュレータ 32…弾性部材 33…凸部 34,35…カップリング 39…収納壁 40…節度壁 44,45…バー

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