Rotational position detecting device |
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申请号 | JP4492089 | 申请日 | 1989-04-17 | 公开(公告)号 | JPH0646738Y2 | 公开(公告)日 | 1994-11-30 |
申请人 | 株式会社三ツ葉電機製作所; | 发明人 | 文雄 伊藤; | ||||
摘要 | |||||||
权利要求 | 【請求項1】被検出回転体と連携回転される回転板と、 この回転板の一端面に回転中心と同心円にそれぞれ整列されて敷設されている複数条の一部切欠環状軌道が、径方向内外で隣合う一部切欠環状軌道同士間において径方向に敷設された連絡軌道によりそれぞれ連絡されて成る案内軌道と、この案内軌道に対向するように配されて、 少なくともその一部が径方向内外に移動自在に設けられているプレートと、このプレートに一体移動するように設けられ、前記案内軌道に前記回転板の回転に伴ってこの軌道を移動するように連携されているスライダと、このスライダの移動に伴う前記プレートの移動位置を検出する検出手段とを備えていることを特徴とする回転位置検出装置。 |
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说明书全文 | 【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、回転位置検出装置に関し、特に、複数回転する回転体の回転回数を回転位置として検出する技術に係り、例えば、自動車に搭載されるサンルーフ駆動装置の出力軸の回転回数を検出するのに利用して有効なものに関する。 自動車に搭載されるサンルーフ駆動装置においては、オート作動させるために出力軸の所定位置からの回転回数を検出する必要がある。 従来、サンルーフ駆動装置の出力軸の回転回数を検出する回転位置検出装置として、この出力軸にカムが間欠作動機構または減速機構を介して連動されているとともに、このカムの周りに複数個のリミットスイッチが周方向に間隔をおいて配設されており、出力軸によって間欠または減速回転されるカムの1回転中の位置を各リミットスイッチによってそれぞれ検出することにより、複数回回転した出力軸の回転回数を検出するように構成されているものがある。 しかし、このような回転位置検出装置においては、出力軸の複数回転を1回転に大幅に減速させるための間欠作動機構または減速機構が複雑な構造となり、さらに、高価なリミットスイッチが複数個使用されるため、コストアップになる。 本考案の目的は、構造簡単で、コストを低減させることができる回転位置検出装置を提供することにある。 本考案に係る回転位置検出装置は、被検出回転体と連携回転される回転板と、この回転板の一端面に回転中心と同心円にそれぞれ整列されて敷設されている複数条の一部切欠環状軌道が、径方向内外で隣合う一部切欠環状軌道同士間において径方向に敷設された連絡軌道によりそれぞれ連絡されて成る案内軌道と、この案内軌道に対向するように配されて、少なくともその一部が径方向内外に移動自在に設けられているプレートと、このプレートに一体移動するように設けられ、前記案内軌道に前記回転板の回転に伴ってこの軌道を移動するように連携されているスライダと、このスライダの移動に伴う前記プレートの移動位置を検出する検出手段とを備えていることを特徴とする。 回転板の回転に伴って、スライダが案内軌道に沿って相対的に移動し、スライダが連絡軌道を通って径方向内外で隣合う環状軌道の一方から他方に移行すると、スライダが固定されているプレートが1ピッチ間欠移動される。 このプレートの1ピッチの間欠移動は回転板の1回転分に相当するため、このプレートの間欠移動ピッチ数を検出することにより、回転板の回転位置に相当する回転回数を検出することができる。 第1図は本考案の一実施例である回転位置検出装置を備えているサンルーフ駆動装置を示す分解斜視図、第2図はその回転位置検出装置を含む縦断面図、第3図は回転板を示す模式的平面図、第4図はコンタクトプレートを示す平面図、第5図はリレープレートを示す模式的平面図、第6図は回転有無検出装置を示す底面図、第7図はサンルーフ駆動装置の作動を説明するための説明図、第8図は回転位置検出装置を備えているサンルーフ駆動装置を示す外観斜視図、第9図は回転位置検出装置が取り外されたサンルーフ駆動装置を示す部分平面図である。 本実施例において、本考案に係る回転位置検出装置は、 このサンルーフ駆動装置1は正逆回転可能なモータ2を備えており、モータ2の出力軸側端部にはウオーム減速装置4が、モータフレーム3の一端部にギヤボックス5 ウオーム減速装置4のギヤボックス5にはサンルーフ駆動装置1の出力軸14がウオームホイール11の軸心線上に配設されており、出力軸14は本体6の軸受部12の内周に嵌入された軸受メタル13により回転自在に支承されている。 出力軸14の下端部は本体6の端面壁から外部へ突出されており、この出力軸14の突出端部にはケーブル駆動ギヤ15が一体的に形成されている。 このケーブル駆動ギヤ15はサンルーフに連結されたスライディングケーブル(図示せず)を往復直線運転させることにより、サンルーフを開閉作動させるようになっている。 出力軸14の中間部にはクラッチ板16がウオームホイール 回転位置検出装置31は減速機構4のギヤボックス5にオプション設備され得るように組み付けられている。 すなわち、回転位置検出装置31は本体33と蓋体34とから成るケース32を備えており、本体33は上面が開口され下面が閉塞された短尺円筒形状に形成されており、ギヤボックス5の蓋体7に一体的に連設され、蓋体7と共にギヤボックス5の本体6に固定されるようになっている。 蓋体 回転板36の上端面には案内軌道としての案内溝40が一連に形成されている。 案内溝40は一部切欠環状軌道としての切欠部付環状溝と、連絡軌道としての連絡溝とを備えている。 環状溝41は複数条が回転板36の回転中心に同心円にそれぞれ配されて、一定深さ一定幅に没設されており、その一部には切欠部42が介設されている。 径方向の内外で隣合う環状溝41、41の切欠部42、42間には連絡溝 他方、ケース32の蓋体34には支軸45が回転板36の上面における回転中心からずれた位置に対向するように配されて、軸心方向に挿入されており、支軸45にはリード線46 支軸45のケース32への挿入端部には、一部が径方向に移動するプレートとしてのコンタクトプレート47が回転板 ケース32の蓋体34の天井面には第1リレープレート51、 また、ケース32には回転有無検出装置61が、第6図に示されているように設備されている。 すなわち、ケース32 そして、この回転有無検出装置61は、第1コンタクトポイント64と第2コンタクトポイント65との間がリレープレート66を通じて、ONおよびOFFされ続けている場合には回転板36が回転状態にあることを、ONまたはOFFの状態が維持されている場合には回転板36が回転状態にないことを検出するようになっている。 次に作用を説明する。 まず、コンタクトプレート47のスライダ48が案内溝40の最外側の環状溝41nに位置している時、サンルーフ駆動装置1によって駆動されるサンルーフは、第7図に示されているように、チルトアップの状態にあるとする。 また、この時、第5図に示されているように、コンタクトプレート47はそのコンタクトポイント49、50のいずれもが第4リレープレート54に接触する位置Aの状態になっている。 サンルーフ駆動装置1のモータ2の駆動電気回路(図示せず)に介設されたスイッチが、運転者によりフルオープンの方向に操作されると、出力軸14はモータ2により、ウオーム軸9、ウオーム10、ウオームホイール11およびクラッチ板16を介して正方向に回転される。 この出力軸14の正方向への回転により、スライディングケーブルがギヤ15により正方向に摺動駆動されるため、サンルーフは作動し始め、まず、チルトダウンされる。 一方、 そして、回転板36が1回転すると、スライダ48は連絡溝 この回転板36の回転に伴うコンタクトプレート47の間欠回動により、第5図に示されているように、コンタクトプレート47に設けられた一対のコンタクトポイント49、 スイッチがさらに投入され続けると、モータ2が回転し続けるため、回転板36がさらに回転される。 そして、回転板36の回転に伴うコンタクトプレート47の回動により、第5図に示されているように、コンタクトポイント スイッチが再度投入されて、回転板36の回転に伴うコンタクトプレート47の回動により、第5図に示されているように、コンタクトポイント49、50のいずれもが第1リレープレート51に接触する位置Gに達すると、第7図に示されているように、コントローラは第1リレープレート51の位置に基づいてサンルーフがフルオープン状態になったことを検出する。 そして、コントローラはこの検出に基づいて、スイッチが投入され続けている場合であっても、モータ2を自動的に停止させる。 その後、サンルーフがフルオープンの状態において、スイッチがチルトアップの方向に操作されると、出力軸14 一方、出力軸14が逆回転されると、スパーギヤ38が出力軸14と共に一体回転されるため、回転板36がカムギヤ37 今度は、回転板36が1回転する毎に、スライダ48が1ピッチ宛内側の環状溝41aから外側の環状溝41へ順次移動して行くため、コンタクトプレート47は前記とは逆方向へ1ピッチ宛間欠的に回動して行くことになる。 そして、回転板36の回転に伴うコンタクトプレート47の回動により、第5図に示されているように、コンタクトポイント49、50のいずれもが第2リレープレート52に同時に接触する位置Eに達すると、コントローラは第2リレープレート52の位置に基づいてサンルーフがフルクローズ手前の状態に達したことを検出する。 この検出により、コントローラはサンルーフによる挟み込み事故等を防止するため、モータ2を自動的に停止させる。 再度、スイッチが運転者によりチルドアップの方向に操作されると、モータ2が再び回転される。 そして、第7 このチルトアップの状態において、コンタクトプレート ところで、サンルーフ駆動装置においては、機種の多様化に応ずるため、自動作動しない機種が用意されており、この場合、回転位置検出装置の組み付けは不必要になる。 しかし、回転位置検出装置が一体的に組み込まれているサンルーフ駆動装置と、回転位置検出装置が全く組み込まれていないサンルーフ駆動装置とを当初から生産するのでは、機種の多様化に応ずることができるが、 そこで、本実施例においては、回転位置検出装置31のケース本体32をウオーム減速装置4におけるギヤボックス5の蓋体7に一体的に成形し、この蓋体7をギヤボックス本体6から取り外し、別に用意された回転位置検出装置31が組み込まれていない蓋体7Aを組み付けることにより、第9図に示されているように、回転位置検出装置を備えていないサンルーフ駆動装置1Aを得るようにしている。 すなわち、第8図に示されているように、回転位置検出装置を備えているサンルーフ駆動装置1においては、回転位置検出装置31が一体的に組み込まれている蓋体7がウオーム減速装置4のギヤボックス本体6にビス8により組み付けられている。 したがって、蓋体7はビス8においてギヤボックス本体6から取り外し可能である。 第9図に示されているように、回転位置検出装置を備えないサンルーフ駆動装置1Aに使用される蓋体7Aには、回転位置検出装置31が組み込まれていない。 つまり、この蓋体7Aには回転位置検出装置31のケース本体33が一体的に成形されておらず、ウオーム減速装置31のギヤボックス本体6を被覆し得る形状に形成されている。 そして、 このようにして、本実施例によれば、回転位置検出装置を備えているサンルーフ駆動装置1と、回転位置検出装置を備えないサンルーフ駆動装置1Aとの間でモータ2およびウオーム減速装置4を共用することができるため、 前記実施例によれば次の効果が得られる。 (1)回転板に形成された複数の一部切欠環状溝および連絡溝から成る案内溝と、この案内溝を相互的に摺動するスライダを備えたコンタクトプレートとの組み合わせにより、回転板の1回転をコンタクトプレートの1ピッチ回動に変換することができるため、被検出回転体である出力軸の回転を従来例のように1回転まで減速または間欠回転させなくて済み、その結果、回転位置検出装置において間欠回転機構または減速機構を省略することにより、構造を簡単化することができるとともに、コストダウンを実現することができる。 (2)切欠部を有する環状溝を複数条、互いに同心円に整列させ、各切欠部において径方向内外で隣合う環状溝同心を連絡溝により互いに連絡させることにより、案内溝が構成されているため、コンタクトプレートを1ピッチ宛間欠的に節度よく回動させることができる。 (3)前記(2)により、各連絡溝に対応するコンタクトプレートの切り換え位置を明確化させることができるため、リレープレート群による検出位置が設定し易くなり、設計を簡単化させることができる。 (4)モータ停止時に惰走が発生しても、スライダは同一の環状溝内で相対移動するだけであるため、コンタクトプレートの不測の回動を防止することができ、惰走による位置検出ミスが発生するのを回避することができる。 (5)また、コンタクトプレートの不測の回動を防止することにより、コンタクトポイントとリレープレートとの間のチャタリング現象の発生を防止することができる。 (6)回転位置検出装置のケース本体をウオーム減速装置におけるギヤボックスの蓋体に一体的に成形し、この蓋体をギヤボックス本体から取り外し可能に構成することにより、回転位置検出装置が組み込まれていない蓋体を別に用意しておけば、これを前記ギヤボックス本体に組み付けることができるため、回転位置検出装置を備えているサンルーフ駆動装置と、回転位置検出装置を備えないサンルーフ駆動装置との間で、モータおよびウオーム減速装置を共用することができ、その結果、機種の多様化を図りつつ、全体としての生産コストを低減することができる。 なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、 例えば、被検出回転体と連携される回転板は、スパーギヤおよびカムギヤにより連携させるに限らず、被検出回転体に一体的に設けてもよい。 案内軌道は案内溝により構成するに限らず、凸部により構成し、スライダがこの凸部に摺動自在に跨設されるように構成してもよい。 径方向に移動するプレートは、回動自在に軸支することにより径方向内外に移動するように構成するに限らず、 プレートはコンタクトプレートにより構成するに限らないし、プレートの回動位置を検出する検出手段も、コンタクトプレートに固定されたコンタクトポイントとリレープレートとの組み合わせにより構成するに限らない 一部切欠環状軌道の条数および連絡軌道の個数、プレートの個数、およびプレート移動位置検出手段の個数は、 以上説明したように、本考案によれば、回転板に形成された複数の一部切欠環状軌道および連絡軌道から成る案内軌道と、この案内軌道を相対的に摺動するスライダを備えたプレートとの組み合わせにより、回転板の1回転をプレートの1ピッチ移動に変換することができるため、被検出回転体の回転を従来例のように1回転まで減速または間欠回転させなくて済み、その結果、回転位置検出装置において間欠回転機構または減速機構を省略することにより、構造を簡単化することができるとともに、コストダウンを実現することができる。 【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例である回転位置検出装置を備えているサンルーフ駆動装置を示す分解斜視図、第2図はその回転位置検出装置を含む縦断面図、第3図は回転板を示す模式的平面図、第4図はコンタクトプレートを示す平面図、第5図はリレープレートを示す模式的平面図、第6図は回転有無検出装置を示す底面図、第7図はサンルーフ駆動装置の作動を説明するための説明図、第8図は回転位置検出装置を備えているサンルーフ駆動装置を示す外観斜視図、第9図は回転位置検出装置が取り外されたサンルーフ駆動装置を示す部分平面図である。 1…サンルーフ駆動装置、2…モータ、3…モータフレーム、4…ウオーム減速装置、5…ギヤボックス、6… |