光発散ノブの製造方法

申请号 JP2015257612 申请日 2015-12-29 公开(公告)号 JP2016131145A 公开(公告)日 2016-07-21
申请人 ウシン エムエス カンパニー リミテッド; WOOSHIN MS CO.,LTD.; 发明人 チェ ジョホ; チョン スンウォン;
摘要 【課題】光発散表示窓を形成する文字の形状及び種類に関係なく、表示窓形成段階及び表面処理段階で、光遮断金属板から分離された文字が樹脂層から離脱することを防止して、不良発生率を著しく低下させることができるように新たな工程を導入した光発散ノブの製造方法を提供する。 【解決手段】上部が密閉され、下部が開放された形状に光遮断金属板を加工する金属板加工段階と、前記光遮断金属板の上側内面に光発散表示溝を凹設する表示溝形成段階と、前記光遮断金属板の下部内側に前記光発散表示溝にまで光透過性合成樹脂の樹脂層が結合されるように、前記光遮断金属板をインサートとして前記樹脂層をインサート射出成形して結合する樹脂層結合段階と、前記光遮断金属板の上面を平面切削して、前記光発散表示溝に結合された前記樹脂層が上面に露出されることによって光発散表示窓を形成する表示窓形成段階とを含んでなる。 【選択図】図6
权利要求

上部が密閉され、下部が開放された形状に光遮断金属板を加工する金属板加工段階と、 前記光遮断金属板の上側内面に光発散表示溝を凹設する表示溝形成段階と、 前記光遮断金属板の下部内側に前記光発散表示溝にまで光透過性合成樹脂の樹脂層が結合されるように、前記光遮断金属板をインサートとして前記樹脂層をインサート射出成形して結合する樹脂層結合段階と、 前記光遮断金属板の上面を平面切削して、前記光発散表示溝に結合された前記樹脂層が上面に露出されることによって光発散表示窓を形成する表示窓形成段階とを含んでなる、光発散ノブの製造方法。前記金属板加工段階は、 板状の金属素材からプレス加工によって光遮断金属板を加工することを特徴とする、請求項1に記載の光発散ノブの製造方法。前記光発散表示窓が形成された前記光遮断金属板の上面を表面処理する表面処理段階をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の光発散ノブの製造方法。前記表面処理段階は、 前記光遮断金属板の上面にヘアライン又はスピン加工することを特徴とする、請求項3に記載の光発散ノブの製造方法。前記光遮断金属板の上面をコーティングするコーティング段階をさらに含むことを特徴とする、請求項3に記載の光発散ノブの製造方法。前記コーティング段階は、 前記光遮断金属板の上面に硬質ウレタンをコーティングすることを特徴とする、請求項5に記載の光発散ノブの製造方法。

说明书全文

本発明は、発光素子から提供される光を文字又は記号の形態の光発散表示窓を介して外部に発散させて視認性を増大させる光発散ノブの製造方法に関する。

一般に、ノブ(knob)は、辞書的には突出した取っ手と同じ意味で、車両や電子製品などを表示又は制御するためのボタンのことをいう。このようなノブは、車両の場合、自動車変速ギヤのチェンジノブのような表示型ノブ、自動車の始動ボタンのようなプッシュ型ノブ、及びオーディオのボリューム調節のような回転型ノブなどの様々な形状、構造及び機能を有している。

従来から、ノブの製造時、単純に合成樹脂のみを用いて成形加工したが、最近は、ノブのデザイン的な面への関心が高まるにつれて、より一層高級かつ美麗な外観を持つノブが登場している。例えば、特許文献1の「光発散調節ノブ」がその例であり、図1及び図2に示したように、光発散ノブ1は、光発散表示窓11が形成される光遮断金属板10と、前記光遮断金属板10の下面に結合される光透過性合成樹脂の樹脂層20とを含んでなる。

このとき、前記樹脂層20は、前記光遮断金属板10の下部に接着またはインサート射出成形によって結合される。また、図2を参照すると、前記樹脂層20の下方には発光素子30が設置されることで、前記光遮断金属板10の光発散表示窓11を通じて設定されたメッセージ、例えば、「ENGINE START STOP」などを光発散方式で外部に表示する。

上述した従来技術による光発散ノブの製造方法を、図3及び図4を参照して説明すると、上部が密閉され、下部が開放された形状に光遮断金属板10を加工する金属板加工段階(S10)と、前記光遮断金属板10の下部内側に光透過性合成樹脂の樹脂層20を結合する樹脂層結合段階(S20)と、前記光遮断金属板10の上面に光発散表示窓11を彫って切り取る表示窓形成段階(S30)と、前記光発散表示窓11が形成された前記光遮断金属板10の上面を表面処理する表面処理段階(S40)と、表面処理された前記光遮断金属板10の上面をコーティングするコーティング段階(S50)とを含んでなる。

しかし、前記のような従来技術による光発散ノブの製造方法は、図5に示したように、光発散表示窓11のメッセージにおいて広く使用される文字である「ENGINE START STOP」のうち、ENGINSTのように切り取り線の始まりと終わりが光遮断金属板10に付いている文字は、樹脂層20から離脱するおそれがない。しかし、AROPのような文字の内部に光遮断金属板10から離脱して下面のみが樹脂層20に付いているAの「△」、R及びPの「D」、Oの「o」文字の場合には、前記表示窓形成段階(S30)で光発散表示窓11を彫って切り取るとき、及び表面処理段階(S40)で表面処理するときに樹脂層20から容易に離脱してしまい、不良発生率が増加するという問題がある。

韓国登録特許第10−1210906号公報

上記のような問題点を解決するために案出された本発明の目的は、光発散表示窓を形成する文字の形状及び種類に関係なく、表示窓形成段階及び表面処理段階で、光遮断金属板から分離された文字が樹脂層から離脱することを防止して、不良発生率を著しく低下させることができるように新たな工程を導入した光発散ノブの製造方法を提供することにある。

本発明のその他の目的、特定の利点及び新規な特徴は、添付の図面と関連する以下の詳細な説明と好ましい実施例からより明確になるだろう。

上記のような目的を達成するために、本発明に係る光発散ノブの製造方法は、上部が密閉され、下部が開放された形状に光遮断金属板を加工する金属板加工段階と、前記光遮断金属板の上側内面に光発散表示溝を凹設する表示溝形成段階と、前記光遮断金属板の下部内側に前記光発散表示溝にまで光透過性合成樹脂の樹脂層が結合されるように、前記光遮断金属板をインサートとして前記樹脂層をインサート射出成形して結合する樹脂層結合段階と、前記光遮断金属板の上面を平面切削して、前記光発散表示溝に結合された前記樹脂層が上面に露出されることによって光発散表示窓を形成する表示窓形成段階とを含んでなる。

また、前記金属板加工段階は、板状の金属素材からプレス加工によって光遮断金属板を加工することを特徴とする。

また、前記光発散表示窓が形成された前記光遮断金属板の上面を表面処理する表面処理段階をさらに含むことを特徴とする。

また、前記表面処理段階は、前記光遮断金属板の上面にヘアライン又はスピン加工することを特徴とする。

また、前記光遮断金属板の上面をコーティングするコーティング段階をさらに含むことを特徴とする。

また、前記コーティング段階は、前記光遮断金属板の上面に硬質ウレタンをコーティングすることを特徴とする。

本発明に係る光発散ノブの製造方法は、第一に、表示溝形成段階を通じて光発散表示溝を予め光遮断金属板の下面に形成した後、樹脂層結合段階を行うことによって、光遮断金属板から分離される文字が、樹脂層によって下面及び側面が堅固に結合された状態を維持することができる。

第二に、表示窓形成段階を通じて光遮断金属板の上面を平面切削して光発散表示窓を形成するので、文字の形状及び種類に関係なく、表示窓形成段階及び表面処理段階で、光遮断金属板から分離された文字が樹脂層から離脱することを防止して、不良発生率を著しく低下させることができる。

一般的な光発散ノブを示した斜視図である。

図1の実施例の光発散ノブの分解斜視図である。

従来技術による光発散ノブの製造方法を示したフローチャートである。

図3の実施例のフローチャートに従って各段階別光発散ノブの製造過程を示した側断面図である。

図3及び図4の実施例を通じて製造された光発散ノブを示した正面図である。

本発明に係る光発散ノブの製造方法の第1の実施例を示したフローチャートである。

図6の実施例のフローチャートに従って各段階別光発散ノブの製造過程を示した側断面図である。

図7の実施例の表示溝形成段階において光発散ノブの製造過程を示した要部側断面図である。

図7の実施例の表示窓形成段階において光発散ノブの製造過程を示した要部側断面図である。

本発明に係る光発散ノブの製造方法の第2の実施例を示したフローチャートである。

図10の実施例のフローチャートに従って各段階別光発散ノブの製造過程を示した側断面図である。

図10及び図11の実施例を通じて製造された光発散ノブを示した正面図である。

本発明に係る光発散ノブの製造方法の第3の実施例を示したフローチャートである。

図13の実施例のフローチャートに従って各段階別光発散ノブの製造過程を示した側断面図である。

以下では、添付の図面を参照して、本発明に係る光発散ノブの製造方法の好ましい実施例を詳細に説明する。

本発明に係る光発散ノブの製造方法は、図6乃至図9に示したように、金属板加工段階(S100)、表示溝形成段階(S200)、樹脂層結合段階(S300)及び表示窓形成段階(S400)を含んでなり、図10乃至図12に示したように、表面処理段階(S500)をさらに含むことができ、図13及び図14に示したように、コーティング段階(S600)をさらに含むことができる。

金属板加工段階(S100)は、図6及び図7に示したように、上部が密閉され、下部が開放された形状に光遮断金属板100を加工する。光遮断金属板100は、その名称通り、板状の金属材質からなり、従来の合成樹脂に比べて、メタルの高級感により美観上華やかさを一層引き立てるためのものである。このような光遮断金属板100は、光発散ノブの機能及び種類に応じて様々な形状を有し、図2に示したように、下方で発光する発光素子30からの光を遮断し、下部との結合のために上部が密閉され、下部が開放された形状を有する。このような光遮断金属板100は、上部が密閉され、下部が開放された形状を有することができるように、例えば、切削、鋳造、射出などの様々な加工法で加工されてもよいが、板状の材質であることを勘案して、図7に示したように、板状の金属素材からプレス加工によって光遮断金属板100を加工することが大量生産に最も適している。

表示溝形成段階(S200)は、図6乃至図8に示したように、前記光遮断金属板100の上側内面に光発散表示溝110を凹設する。光遮断金属板100が、上部が密閉され、下部が開放された形状を有する場合、図6乃至図8に示したように、側断面視で下部が開口された「コ」字状を有し、内部の上面又は上側内面に、後述する光発散表示窓120の文字や記号と同一の形状で前記光発散表示溝110を凹設するものである。光遮断金属板100の上側内面に光発散表示溝110を凹設する方法として、図7及び図8に示したように、彫って切り取るか又は切削することができ、その他のプレス加工、パンチングまたは化学的ハッチングなどのその他の様々な加工法があり得る。前記表示溝形成段階(S200)を通じて光遮断金属板100の上側内面に、後述する光発散表示窓120の形状と同一の光発散表示溝110を凹設することができれば、いかなる加工法でもよい。

一方、前記金属板加工段階(S100)と表示溝形成段階(S200)の場合、図面符号の順序や図面に示された順序上、金属板加工段階(S100)の後に表示溝形成段階(S200)を行ったように見えるが、前記金属板加工段階(S100)と表示溝形成段階(S200)の実行順序は関係ない。すなわち、板状の金属素材に金属板加工段階(S100)で上側内面となる部分に予め表示溝形成段階(S200)の光発散表示溝110を凹設した後、金属板加工段階(S100)を行ってもよく、また、光遮断金属板100と光発散表示溝110をプレス加工などによって共に形成してもよいためである。

樹脂層結合段階(S300)は、前記光遮断金属板100の下部内側に光透過性合成樹脂の樹脂層200を結合する。樹脂層200は、光透過性合成樹脂であるので、上述した発光素子30から発光された光が透過して前記光遮断金属板100にまで到達できるようにする。このような樹脂層200は、図示していないが、下部に他の部材との結合のためにブラケット、突起または突出溝などが形成されてもよい。前記光遮断金属板100の下部内側に樹脂層200が結合される場合、樹脂層200を光遮断金属板100に挿入係合され得る形状に予め作製して接着(bonding)結合したり、前記光遮断金属板100をインサートとして前記樹脂層200をインサート射出成形して結合してもよい。

表示窓形成段階(S400)は、図6、図7及び図9に示したように、前記光遮断金属板100の上面を平面切削して前記光発散表示溝110が上面に露出されることによって光発散表示窓120を形成する。すなわち、前記表示溝形成段階(S200)で光発散表示溝110が形成された後、樹脂層200が結合されることによって、発光素子30から発光された光が光遮断金属板100にまで到達しても、光発散表示溝110の上面は密閉されているので、上方に光が発散することができない。したがって、光発散表示溝110の上端まで光遮断金属板100の上面を平面切削すれば、光発散表示溝110が上方に露出されながら、溝(groove)がホール(hole)又は開口された窓になるので、これにより、光発散表示窓120が形成されるものである。

上記のように、本発明に係る表示溝形成段階(S200)を通じて光発散表示溝110を予め光遮断金属板100の下面に形成した後、樹脂層結合段階(S300)を行うことによって、光遮断金属板100から分離される文字が、樹脂層200によって下面及び側面が堅固に結合された状態を維持し、その後、表示窓形成段階(S400)を通じて光遮断金属板100の上面を平面切削して光発散表示窓120を形成するので、文字の形状及び種類に関係なく、表示窓形成段階(S400)及び後述する表面処理段階(S500)で、光遮断金属板100から分離された文字が樹脂層200から離脱することを防止して、不良発生率を著しく低下させることができる。

表面処理段階(S500)は、図10及び図11に示したように、前記光発散表示窓120が形成された前記光遮断金属板100の上面を表面処理する。表面処理とは、一般に、材料の表面を腐食によく耐え、滑らかで固くするためにメッキや塗装などを行うことをいい、このような表面処理は、もちろん、図12に示したように、前記光遮断金属板100の上面にヘアライン300又はスピン加工することも含む。このような表面処理段階(S500)で、上述した光遮断金属板100から分離された文字が樹脂層200から容易に離脱するが、本発明の光発散ノブの製造方法は、上述したように、光遮断金属板100から分離された文字が、樹脂層200によって下面のみならず側面まで埋められて堅固に結合されているので、離脱することを防止することができる。

コーティング段階(S600)は、図13及び図14に示したように、前記光遮断金属板100の上面をコーティングする。コーティングとは、素材の表面をパラフィン、ゴム、樹脂、化学物質などの薄い膜で覆うことを意味し、特に、本発明では、前記光遮断金属板100の上面に硬質ウレタン400をコーティングする。硬質ウレタン400は、液状の状態で様々な色の顔料を選択して混合すると、半透明の樹脂状態で形成され、これを光遮断金属板100の上面にコーティングして乾燥させると、前記光発散表示窓120を介して発光される光の視認性を向上させることができる。また、硬質ウレタン400のコーティングを通じて、指紋跡が残ることを防止する機能と共に、光遮断金属板100の上面をより高級にして美観をより一層向上させることができる。

以上説明し、図面に示した本発明の実施例は、本発明の技術的思想を限定するものと解釈してはならない。本発明の保護範囲は、特許請求の範囲に記載した事項によってのみ制限され、本発明の技術分野で通常の知識を有する者は、本発明の技術的思想を様々な形態に改良及び変更することが可能である。したがって、このような改良及び変更は、通常の知識を有する者にとって自明なものである限り、本発明の保護範囲に属するだろう。

1 光発散ノブ 100 光遮断金属板 110 光発散表示溝 120 光発散表示窓 200 樹脂層 300 ヘアライン 400 コーティング層 S100 金属板加工段階 S200 表示溝形成段階 S300 樹脂層結合段階 S400 表示窓形成段階 S500 表面処理段階 S600 コーティング段階

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