浮上速度インジケータ機構及びそのような機構を備えるダイバーズウォッチ

申请号 JP2016197774 申请日 2016-10-06 公开(公告)号 JP2017090443A 公开(公告)日 2017-05-25
申请人 ブランパン・エス アー; Blancpain Sa; ブランパン・エス アー; 发明人 BEAT GILOMEN;
摘要 【課題】浮上速度を調節するために、ダイバーが自身の浮上速度を知ることができる浮上速度インジケータ機構を提供する。【解決手段】第1のホイールセット1は、圧 力 が変動した場合、順番に駆動されるように圧力センサに運動学的に接続される。開始 位置 から圧力の減少に対応する測 定位 置に単一の回転方向で、第1のホイールセット1によって駆動されるように配置される第2のホイールセット6と、第2のホイールセット6を解放して開始位置に戻すために、一定の間隔をおいて作動するように配置される解放及び復帰手段8と、第2のホイールセット6に運動学的に接続され、間隔における圧力の減少、したがって浮上速度を表す表示位置を、一定の間隔ごとに占めるように配置されるインジケータ部材12を備える浮上速度表示機構10と、一定の間隔ごとに作動し、前記一定の間隔の間にインジケータ部材12の表示位置を維持するように配置される同期手段14を有す。【選択図】図1
权利要求
  • 第1のホイールセット(1)と、周囲媒体の圧力変動の影響下で機械的に変形するように配置される圧力センサとを備え、
    前記第1のホイールセット(1)は、圧力が変動した場合、順番に駆動されるように前記圧力センサに運動学的に接続され、
    前記浮上速度インジケータ機構は、
    開始位置から圧力の減少に対応する測定位置に単一の回転方向で、前記第1のホイールセット(1)によって駆動されるように配置される第2のホイールセット(6)と、
    前記第2のホイールセット(6)を解放して前記開始位置に戻すために、一定の間隔をおいて作動するように配置される解放及び復帰手段(8)と、
    前記第2のホイールセット(6)に運動学的に接続され、前記間隔における前記圧力の減少、したがって前記浮上速度を表す表示位置を、一定の間隔ごとに占めるように配置されるインジケータ部材(12)を備える浮上速度表示機構(10)と、
    一定の間隔ごとに作動し、前記一定の間隔の間に前記インジケータ部材(12)の前記表示位置を維持するように配置される同期手段(14)とをさらに備える、
    ことを特徴とする、
    浮上速度インジケータ機構。
  • 前記同期手段は、
    一定の間隔ごとに作動する前記第2のホイールセット(6)を解放して復帰させるための手段(8)と同期する第1の制御要素(32)と、
    前記間隔の間、前記インジケータ部材(12)をその前記表示位置に係止するように配置され、前記一定の間隔で解放するために前記第1の制御要素(32)によって制御されるブレーキ(34)と、
    前記第2のホイールセット(6)に運動学的に接続され、前記ブレーキ(34)が一定の間隔ごとに解放されるとき、前記インジケータ部材(12)を前記間隔の間に前記第2のホイールセット(6)の前記測定位置に対応する前記表示位置に移動するように配置される、インジケータ部材(12)を復帰させるための第1の部材(36)とを備える、
    ことを特徴とする、
    請求項1に記載の浮上速度インジケータ機構。
  • 前記第2のホイールセット(6)は、前記インジケータ部材(12)を駆動するための手段を支持することを特徴とする、
    請求項1または2に記載の浮上速度インジケータ機構。
  • 前記インジケータ部材(12)のための前記駆動手段は、一方では前記第2のホイールセット(6)と一体であり、他方では前記第1の復帰部材(36)と一体であるピン(48)を備える、
    ことを特徴とする、
    請求項2または3に記載の浮上速度インジケータ機構。
  • 前記浮上速度インジケータ機構は、第2のホイールセット(6)を支持するアーバ(18)上に取り付けられるピニオン(16)を備え、
    前記ピニオン(16)は、前記第1のホイールセット(1)と協働するように配置され、前記第2のホイールセット(6)及び前記ピニオン(16)は、一方向性結合によって結合される、
    ことを特徴とする、
    請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の浮上速度インジケータ機構。
  • 前記解放及び復帰手段が作動するとき、前記ピニオン(16)は、前記第1のホイールセット(1)とのかみあいから移動させる解放及び復帰手段(8)によって制御される摺動ピニオンである、
    ことを特徴とする、
    請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の浮上速度インジケータ機構。
  • 前記解放及び復帰手段(8)は、
    一定の間隔ごとに作動するように配置される第2の制御要素(40)と、
    前記ピニオン(16)を支持し、前記第2の制御要素(40)によって制御されて前記一定の間隔で回転する解放レバー(50)と、
    前記解放及び復帰手段(8)が一定の間隔ごとに作動するとき、前記第2のホイールセット(6)をその前記開始位置に戻すように配置される第2の復帰部材(56)とを備える、
    ことを特徴とする、
    請求項5または6に記載の浮上速度インジケータ機構。
  • 前記圧力センサはアネロイドカプセルである、
    ことを特徴とする、
    請求項1〜7のうちいずれか一項に記載の浮上速度インジケータ機構。
  • 機械式または電気機械式ムーブメントと、
    請求項1〜8のうちいずれか一項に記載の浮上速度インジケータ機構とを備え、
    前記解放及び復帰手段(8)及び前記同期手段(14)は、一定の間隔をおいて前記ムーブメントによって作動するように配置される、
    ダイバーズウォッチ。
  • 前記同期手段(14)ならびに前記解放及び復帰手段(8)はそれぞれ、前記ムーブメントの第4のホイール(38)と同軸かつ一体であるカムからそれぞれ形成され、一定の間隔ごとに作動するように配置される第1(32)及び第2(40)の制御部材を備えることを特徴とする、
    請求項9に記載のダイバーズウォッチ。
  • 前記ダイバーズウォッチは、前記浮上速度インジケータ機構と関連する第1の打鈴機構を備え、
    前記第1の打鈴機構は、前記ダイバーの深度が最大許容閾値を超える場合に開始されるように配置されるアラームを備えることを特徴とする、
    請求項9または10に記載のダイバーズウォッチ。
  • 前記ダイバーズウォッチは、前記最大到達深度を表示するための機構を備え、
    前記深度が最大許容閾値を超える場合に開始されるように配置される第2の打鈴機構と関連することを特徴とする、
    請求項9〜11のうちいずれか一項に記載のダイバーズウォッチ。
  • 说明书全文

    本発明は、浮上速度インジケータ機構に関するものであり、より詳細には、第1のホイールセットと、周囲媒体の圧変動の影響下で機械的に変形するように配置される圧力センサとを備えるそのような機構に関するものであり、第1のホイールセットは、圧力が変動した場合、順番に駆動されるように圧力センサに運動学的に接続される。 本発明はまた、浮上速度インジケータ機構を備えるダイバーズウォッチに関するものである。

    ダイバーは、中ダイビングを行うとき、自身の安全を保証するために、さまざまなパラメータを理解する必要がある。 特に、ダイバーは、予定の最大ダイビング深度を超えるリスクを避けるために、位置している深度を即座に把握しなければならない。 また、ダイバーは、酸素の予備を使い果たすことを避け、安全に水面に浮上するために、自身のダイビング時間を把握しなければならない。 2つの他の重要なパラメータは、減圧に関するものである。 これらのパラメータは、浮上の速度及び任意の減圧停止の長さである。 浮上速度を知ることは、極めて重要である。 実際、ダイバーはあまりに速く浮上すると、致命的な塞栓症の危険にさらされる。 推奨最大浮上速度は一般に、10m/分である。

    (特許文献1)は、瞬間的な深度、潜水時間、及びダイバーが水面下5メートルで確認する必要があることがある減圧停止の最小長さを示すための機構が設けられる腕時計を開示している。 しかし、この先行技術文献で開示されている腕時計は、浮上速度インジケータ機構を備えていないことに留意されたい。

    (特許文献2)は、ダイバーが自身の浮上速度を確認できるようにすることを意図する装置を開示している。 しかし、この装置には、浮上速度インジケータ機構が設けられていない。 この先行技術文献で開示されている装置は2本の同心の針を備え、一方は、瞬間的な深度を示すことを意図し、他方は、手本となる浮上中の深度の変化をシミュレートすることを意図する。 浮上前に、ダイバーは、2本の針を重ね合わせるように調整する。 次いで、浮上を始める瞬間に、シミュレーションを開始する。 浮上中、ダイバーは、自身の浮上速度が従うべき手本に基づくように、2本の針が引き続き重なっていることを絶えず確認する。 この先行技術装置の1つの欠点は、浮上速度を変えることができないことである。

    スイス特許第513456号明細書

    米国特許第3910117号明細書

    さまざまな既知の機構の欠点を克服することが、本発明の目的である。

    より詳細には、推奨最大浮上速度を超える場合に浮上速度を調節するために、ダイバーが自身の浮上速度を知ることができる浮上速度インジケータ機構を提供することが、本発明の目的である。

    このために、本発明は、第1のホイールセットと、周囲媒体の圧力変動の影響下で機械的に変形するように配置される圧力センサとを備える浮上速度インジケータ機構に関するものであり、第1のホイールセットは、圧力が変動した場合、順番に駆動されるように圧力センサに運動学的に接続される。

    本発明によると、前記機構は、開始位置から圧力の減少に対応する測定位置に単一の回転方向で、第1のホイールセットによって駆動されるように配置される第2のホイールセットと、第2のホイールセットを解放して開始位置に戻すために、一定の間隔で作動するように配置される解放及び復帰手段と、第2のホイールセットに運動学的に接続され、前記間隔における圧力の減少、したがって浮上速度を表す表示位置を、一定の間隔ごとに占めるように配置されるインジケータ部材を備える浮上速度表示機構と、前記一定の間隔で作動し、前記一定の間隔の間、インジケータ部材の前記表示位置を維持するように配置される同期手段とをさらに備える。

    本発明はまた、機械式または電気機械式ムーブメントと、上で定義される浮上速度インジケータ機構とを備えるダイバーズウォッチに関するものであり、解放及び復帰手段ならびに同期手段は、前記一定の間隔でムーブメントによって作動するように配置される。

    本発明による機構により、ダイバーは、前記間隔中に測定される自身の平均浮上速度を一定の間隔ごとに知ることができる。

    本発明の他の特徴及び効果は、添付図面を参照して、単に非限定的な例として提供される以下の説明を読むことにより明らかになるであろう。

    図1は本発明による浮上速度インジケータ機構の概略断面図である。

    図1を参照すると、本発明による浮上速度インジケータ機構は、フレーム上で回転するように取り付けられるアーバ2と一体であり、アネロイドカプセルなどの、周囲媒体(示されない)の圧力変動の影響下で機械的に変形するように配置される圧力センサに運動学的に接続される第1のホイールセット1を備える。 そのようなセンサはアネロイド箱を備える。 ダイバーの潜行中、圧力は上昇し、アネロイド箱は圧縮される。 ダイバーが浮上する場合、圧力は減少し、アネロイド箱は再び膨張する。 これらの変形は測定されて、歯車列によって線形、対数、またはその他に増幅することができる運動に変わる。 したがって、行程「s」は深度の差の関数として得られる。 腕時計は、時間tを測定するためのムーブメントを備える。 速度は、垂直行程sを時間tで割ったもの(v=s/t)で定義されるため、ダイバーの浮上速度は、前記一定の時間間隔の間にダイバーの垂直行程sに対応する値を、不変かつ一定の間隔で表示することによって得られる。 この一定の時間間隔は、たとえば、5秒でもよい。 異なる時間間隔が腕時計の設計者によって選択されてもよいことは明らかである。

    アネロイドカプセルの行程dが、ダイバーの浮上中の深度の差による圧力変動の関数として、変位の形態でアーバ2に到達するように、圧力センサは配置される。 したがって、第1のホイールセット1は、圧力が変化すると、アーバ2によって順番に駆動される。

    また、アーバ2は深度表示針4を支持してもよい。

    本発明によると、浮上速度インジケータ機構は、開始位置(v=0、v=浮上速度)から圧力の変動(減少)に対応する測定位置に単一の回転方向で、第1のホイールセット1によって駆動されるように配置される第2のホイールセット6と、第2のホイールセット6を解放して開始位置に戻すために、一定の間隔をおいて作動するように配置される解放及び復帰手段8と、第2のホイールセット6に運動学的に接続され、前記間隔における圧力の変動(減少)、したがって浮上速度を表す表示位置を、一定の間隔ごとに占めるように配置されるインジケータ機構12を備える浮上速度vを表示するための機構10と、一定の間隔ごとに作動し、前記一定の間隔の間、インジケータ部材12の前記表示位置を維持するように配置される同期手� ��14とをさらに備える。

    機構はまた、フレーム上で回転するように取り付けられるアーバ18上に取り付けられ、第2のホイールセット6を支持するピニオン16を備える。 前記ピニオン16は、第1のホイールセット1と協働するように配置され、第2のホイールセット6及び前記ピニオン16は、一方向性結合によって結合される。 より詳細には、ピニオン16はアーバ18に対して着脱自在であり、ワッシャ20によって持ち上げられる。 ピニオン16及びアーバ18は、後述するように、前記手段8が作動するとき、ピニオン16が、第1のホイールセット1とのかみあいから移動させる解放及び復帰手段8によって制御される摺動ピニオンを形成するように配置される。 第2のホイールセット6とピニオン16との間の一方向性結合は、アーバ18と一体の爪ホイール22によって実現される。 このために、ホイール22上でアーバ26によって固定される爪24は、ピニオン16と一体のピニオン28の回転をホイール22に伝達し、次いで、圧力センサによって測定される圧力が減少するときのみ、回転する。 圧力が上昇するとき、爪24は、ピニオン28、それゆえにピニオン16が自由に回転することを可能にし、ピニオン16の、したがって第1のホイールセット1の回転は、爪ホイール22に伝達されず、静止したままである。 爪ホイール22が第2のホイールセット6と一体であるため、圧力センサによって測定される圧力が減少するとき、したがって、ダイバーが浮上するときのみ、第1のホイールセット1の回転は、第2のホイールセット6へ伝達される。 圧力センサによって測定される圧力が上昇する(ダイバーが潜行する)とき、第2のホイールセット6は駆動されない。

    浮上速度表示機構10は、フレーム上でアーバ18と同軸状に回転するように取り付けられるアーバ30を備える。 アーバ30は、インジケータ部材12を支持する。

    同期手段14は、一定の間隔ごとに作動する第2のホイールセット6を解放して復帰させる手段8と同期する第1の制御要素32を備える。 より詳細には、第1の制御要素32は、ムーブメントの第4のホイール38と同軸かつ一体のカムから形成され、一定の間隔ごとに作動するように配置される。 たとえば、カム32は、ブレーキ34と協働するように配置される歯を備え、その歯数は、選択される浮上速度測定間隔の長さの関数として選択される。 特に、5秒間隔の場合、カム32は12の歯を備える。 解放及び復帰手段8との同期を保証するために、第1の制御要素32及び第4のホイール38は、後述するように、同じ一定の間隔で解放及び復帰手段8を作動させるように配置される第2の制御要素40と一体である。 このために、第2の制御要素40は、ムーブメントの第4のホイール38と同軸かつ一体のカムから形成され、一定の間隔ごとに作動するように配置される。 たとえば、カム40は、解放及び復帰手段8と協働するように配置される歯を備え、その歯数は、選択される浮上速度測定間隔の長さの関数として選択される。 特に、5秒間隔の場合、カム40も12の歯を備える。 第1の制御要素32及び第2の制御要素40及び第4のホイール38は、フレーム上で回転するように取り付けられ、秒針44を支持するアーバ42と一体である。

    また、同期手段14は、前記時間間隔の間にその表示位置にインジケータ部材12を係止するように配置され、前記一定の間隔でかみあいから移動させるために前記第1の制御要素32によって制御されるブレーキ34を備える。 ブレーキ34は、第1の制御要素32と協働し、特にその歯の1つの通過ごとに引き上げられるように配置される本体34aを備える。 ブレーキ34の端部34bは、インジケータ部材12を支持するアーバ30と一体のディスク46を保持するように配置される。

    同期手段14はまた、第2のホイールセット6に運動学的に接続され、ブレーキ34が一定の間隔ごとに解放されるとき、インジケータ部材12を前記間隔の間に第2のホイールセット6の測定位置に対応する表示位置に移動させるように配置される、インジケータ部材12の復帰のための第1の部材36を備える。 示された変形例において、第1の復帰部材36はばねである。 別の変形例(示されない)において、第1の復帰部材は、ハンマー上で作用するばねによって当接して恒久的に保持されるハンマーの影響下で、帰零トルクを作成するように配置されるハート片でもよい。 インジケータ部材12は、前記第2のホイールセット6によって支持されるインジケータ部材12を駆動するための手段によって第2のホイールセット6に運動学的に接続される。 インジケータ部材12を駆動するためのこれらの手段は、より詳細には、一方では第2のホイールセット6と一体であり、他方では第1の復帰部材36と一体であるピン48によって形成される。 したがって、示された変形例において、第1の戻しばね36の一端はピン48に固定され、他端はアーバ30に固定される。

    解放及び復帰手段8は、一定の間隔ごとに作動するように配置される第2の制御要素40を備える。 それらはまた、ピニオン16を支持し、第2の制御要素40によって制御されて一定の間隔ごとに回転する解放レバー50を備える。 より正確には、解放レバー50は、そのアーバ52のまわりにフレーム上で回転するように取り付けられる。 その一端で、解放レバー50は、摺動ピニオン16を支持する軸受54を支持する。 この機構により、解放レバーが作動するとき、摺動ピニオン16は第1のホイールセット1とのかみあいから移動することができる。 その他端で、解放レバー50は、前記一定の間隔で作動し、回転する第2の制御要素40上に配置される歯によって制御される。 解放レバー50は、前記解放レバーを所定の位置に戻す戻しばね(示されない)を備える。

    解放及び復帰手段8はまた、解放及び復帰手段8が一定の間隔ごとに作動するとき、第2のホイールセット6を開始位置に戻すように配置される第2の復帰部材56を備える。 示された変形例において、第2の復帰部材56はばねである。 別の変形例(示されない)において、第2の復帰部材は、ハンマー上で作用するばねによって当接して恒久的に保持されるハンマーの影響下で、帰零トルクを作成するように配置されるハート片でもよい。 示された変形例において、第2の戻しばね56は、アーバ18に固定される一端と、フレーム、たとえばブリッジ58に固定される一端とを有する。 さらに、ブリッジ58は、第2のホイールセット6が第2の復帰部材56の作用の下でその開始位置に戻されるとき、第2のホイールセット6のための止め具を形成するように配置される。

    本発明の機構は以下のように動作する。 ダイバーが水中を垂直に移動するとき、アネロイドカプセルは、アーバ2にダイバーの動きを伝達する。 したがって、第1のホイールセット1、ならびにピニオン16及び28は、動きの関数として順番に駆動される。 ダイバーの動きが、圧力が増加(ダイビング深度が増加)する方向である場合、爪24は、この動きをホイール22に伝達しない。 ダイバーの動きが、圧力が減少(ダイバーが浮上し、ダイビング深度が減少)する方向である場合、ホイール22が順番に駆動され、爪24により、動きがピニオン16から前記ホイール22まで伝達される。 次いで、ホイール22と一体のアーバ18が、ダイバーの垂直行程の関数である角度で順番に駆動される。 アーバと一体の第2のホイールセット6、ピン48、及びそれに取り付けられる第1のばね36の端部は、同じ角度で順番に駆動され、第2のホイールセット6の測定位置に対応する。 ブレーキ34の端部34bは、アーバ30及びインジケータ部材12が一定の時間、たとえば5秒間、静止したままであるように、第1の戻しばね36のトルクに抵抗してディスク46を保持する。 ブレーキ34の本体34aは、秒アーバ42によって駆動され、一定の間隔ごとに、すなわち5秒ごとにブレーキ34を作動させるための12の歯を備える第1の制御機構32と関係している。 ブレーキ34は、第1の制御要素32によって作動されると、ディスク46を解放する。 第1の戻しばね36の影響下で、アーバ30及びインジケータ部材12は移動し、ピン48の位置に対して再配置される。 したがって、インジケータ部材12は、ちょうど経過した一定の時間、すなわち直前の5秒間に、ダイバーの動きの関数である角度で回転している。 第1の制御機構32の歯の通過後、ブレーキ34はその位置に戻り、端部34bは、ディスク46、それゆえにインジケータ部材12を再び係止する。 次いで、前記インジケータ部材12は、直前の一定の時間、すなわちここでは直前の5秒間のダイバーの動きに対応する浮上速度を一定の時間、すなわち5秒間表示するための表示位置にある。 したがって、インジケータ部材12は、一定の時間、すなわちここでは5秒に対応する持続時間の間、浮上速度表示を維持し、それにより、ダイバーは無理なくこの情報を読みとることができる。

    ブレーキ34が再びディスク46と関係する瞬間に、第2の制御要素40の歯は、解放レバー50の前を通り、そのアーバ52のまわりを部分的に回転させる。 レバー50で支持される軸受54は移動し、摺動ピニオン16の歯部は第1のホイールセット1とのかみあいから移動する。 第2の戻しばね56の作用の下で、アーバ18は戻され、第2のホイールセット6がブリッジ58に関係し、第2のホイールセット6がその開始位置に戻る。 第2のホイールセット6はまた、ピン48及び第1の戻しばね36の端部をその開始位置に戻し、前記第1の戻しばね36の負のトルクを作成する。 第2の制御要素40の歯が通過すると、解放レバー50は、戻しばねによって戻されるその初期位置まで戻り、摺動ピニオン16は、再び第1のホイールセット1とかみあう。 機構は再び、同様に開始し、インジケータ部材12は5秒ごとに変化し、5秒間、直前の5秒間のダイバーの垂直の動きに対応する浮上速度を表示する。 その変化は、第1の戻しばね36のより大きいまたはより小さいトルクのために、浮上速度が上がると進み、浮上速度が下がると戻る。

    第1及び第2の制御要素32及び40は、同じ秒アーバ42と一体であり、浮上速度表示機構の、第2のホイールセットを解放して復帰させる手段との同期を可能にする。 しかし、前記第1及び第2の制御要素は、十分の数秒だけずれるように配置され、その結果、第2のホイールセット6の解放及び復帰の前に、ブレーキ34が作動して、十分の数秒(典型的に0.1〜0.4秒)、もとに戻る。

    一定の時間間隔は、たとえば、5秒でもよい。 結果的に、本発明による機構は、浮上速度測定を5秒ごとに更新することを可能にし、それは所望の精度と必要な情報更新速度との間の好適な妥協点である。 カムに設けられる歯数を調整することによって、異なる時間間隔が選択されてもよい。

    他の機構が、本発明による機構と関連してもよい。 たとえば、ダイバーの浮上速度があまりに速いときに、ダイバーに警告するためのアラームを提供することが可能である。 このアラームは、アラーム音、振動、光、またはそのような候補の組合せの形態をとってもよい。 たとえば、打鈴機構は、浮上速度インジケータ機構と関連してもよく、アラームは、ダイバーの速度が最大許容閾値の10m/分を超える場合、したがって、第2のホイールセット6がこの最大許容速度に対応する回転角を進み、アラームを起動する位置に到達する場合に開始するように配置される。 たとえば、指針は、第2のホイールセット6上に設けられてもよく、指針が、インジケータ部材12上で、最大許容速度の10m/分に対応する角度を超える場合、アラーム機構を開始するためにそこから突出する。

    最大到達深度及び最大浮上速度を表示するための機構を提供することも可能である。 最大到達深度に関しては、深度表示針4を支持するアーバ2上にフライバックタイプの針を提供することが可能であり、最大到達深度を表示するための前記針は深度表示針4によって押され、深度表示針4による最大位置でとどまる。 第2の打鈴機構は、最大到達深度を表示する機構と関連し、深度が最大許容閾値を超える場合に開始するように配置される。 同様に、最大浮上速度に関しては、浮上速度インジケータ部材12を支持するアーバ30上にフライバックタイプの針を提供することが可能であり、前記最大浮上速度表示針は前記インジケータ部材12によって押され、インジケータ部材12による最大位置でとどまる。 最大到達深度及び最大浮上速度を表示するこれらの針は、わずかな摩擦で取り付けられ、2つのプッシュピースによって0に戻される。

    ダイビング時間を測定するための開始機構を提供することも可能である。 この機構は、たとえば、第1のホイールセット1上に設けられ、ダイビング分カウンタを開始するように配置されるピンを備えてもよい。 したがって、ダイビングを開始したとき、第1のホイールセット1は回転し、たとえば、ダイバーが深度1メートル進んだとき、分カウンタを開始するように配置されるピンを駆動する。 ダイバーが浮上し1メートルの深度に到達すると、ピンは分カウンタを停止するように配置される。 したがって、ダイバーは、潜水前に初期設定を実行する必要なく、自身のダイビング時間を知ることができる。

    第2のホイールセット6をピニオン16に結合するための機構を提供することも可能であり、それは要求に応じて前記第2のホイールセットを前記ピニオンに結合するように配置され、次いで、零位置は戻しばねの休止(弛緩)位置によって定義される。 この設計は、ダイバーの潜行及び浮上速度両方の表示を提供する。

    1 第1のホイールセット 2 アーバ 4 深度表示針 6 第2のホイールセット 8 解放及び復帰手段 10 浮上速度表示機構 12 インジケータ部材 14 同期手段 16 ピニオン 18 アーバ 20 ワッシャ 22 爪ホイール 24 爪 26 アーバ 28 ピニオン 30 アーバ 32 第1の制御要素 34 ブレーキ 34a 本体 34b 端部 36 第1の復帰部材 38 第4のホイール 40 第2の制御要素 42 アーバ 44 秒針 46 ディスク 48 ピン 50 解放レバー 52 アーバ 54 軸受 56 第2の復帰部材 58 ブリッジ

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