携帯機器、制御方法及び制御プログラム

申请号 JP2015190440 申请日 2015-09-28 公开(公告)号 JP2017067507A 公开(公告)日 2017-04-06
申请人 京セラ株式会社; 发明人 田辺 茂輝; 森田 英樹; 益池 功; 齋藤 信弥;
摘要 【課題】移動を判定する技術を改善すること。 【解決手段】1つの態様において、携帯機器は、気圧センサと、 加速 度センサと、コントローラとを備える。気圧センサは、自機に作用する気圧の値を取得する。加速度センサは、自機に作用する加速度の値を取得する。コントローラは、気圧の値と、加速度の値とに基づいて移動状態を判定する。コントローラは、単位間隔当たりに変化した気圧の値が閾値以上である場合、加速度の値に基づく判定により移動中ではないという判定結果を得たとしても、当該判定結果を覆して移動状態を判定する。 【選択図】図1
权利要求

自機に作用する気圧の値を取得する気圧センサと、 自機に作用する加速度の値を取得する加速度センサと、 前記気圧の値と、前記加速度の値とに基づいて移動状態を判定するコントローラと を備え、 前記コントローラは、 単位間隔当たりに変化した前記気圧の値が閾値以上である場合、前記加速度の値に基づく判定により移動中ではないという判定結果を得たとしても、当該判定結果を覆して移動状態を判定する携帯機器。自機に作用する気圧の値を取得する気圧センサと、 自機に作用する加速度の値を取得する加速度センサと、 前記気圧の値と、前記加速度の値とに基づいて移動状態であるか否かを判定するコントローラと を備え、 前記コントローラは、 単位間隔当たりに変化した前記気圧の値が閾値以上である場合、前記加速度の値に基づく移動状態の判定とは独立して移動状態を判定する携帯機器。自機に作用する気圧の値を取得する気圧センサと、 自機に作用する加速度の値を取得する加速度センサと、 前記気圧の値と、前記加速度の値とに基づく移動状態の判定とは独立して移動状態を判定するコントローラと を備え、 前記コントローラは、 前記気圧の値が変化した累積値が閾値以上となるまでに要した時間が閾値以下である場合、前記加速度の値に基づく移動状態の判定とは独立して移動状態を判定する携帯機器。前記コントローラは、 前記単位間隔当たりに変化した気圧の値が閾値以上であり、かつ当該単位間隔当たりに変化した気圧の値が閾値以上である状態が所定時間以上継続する場合、電車又は自動車による移動状態であると判定する請求項1または2に記載の携帯機器。自機に作用する気圧の値を取得する気圧センサと、 前記気圧の値が所定の条件を満足する場合、電車又は自動車による移動状態であると判定するコントローラと を備える携帯機器。自機に作用する気圧の値を取得する気圧センサと、自機に作用する加速度の値を取得する加速度センサとを備える携帯機器により実行される制御方法であって、 前記加速度の値に基づいて移動状態であるかを判定するステップと、 前記気圧の単位間隔当たりに変化した値が閾値以上であるかを判定するステップと、 前記気圧の単位間隔当たりに変化した値が閾値以上である場合、前記加速度の値に基づかずに移動状態を判定するステップと を含む制御方法。気圧の値を取得する気圧センサと、自機に作用する加速度の値を取得する加速度センサとを備える携帯機器に、 前記加速度の値に基づいて移動状態であるかを判定するステップと、 前記気圧の単位間隔当たりに変化した値が閾値以上であるかを判定するステップと、 前記気圧の単位間隔当たりに変化した値が閾値以上である場合、前記加速度の値に基づかずに移動状態を判定するステップと を実行させる制御プログラム。

自機に作用する気圧の値を取得する気圧センサと、 自機に作用する加速度の値を取得する加速度センサと、 前記気圧の値と、前記加速度の値とに基づいて移動状態を判定するコントローラと を備え、 前記コントローラは、 単位間隔当たりに変化した前記気圧の値が閾値以上である場合、 前記気圧の値に基づいて移動状態を判定し、 前記単位時間当たりに変化した前記気圧の値が閾値以上でない場合、 前記加速度の値に基づいて移動状態を判定する携帯機器。自機に作用する気圧の値を取得する気圧センサと、 自機に作用する加速度の値を取得する加速度センサと、 前記気圧の値と、前記加速度の値とに基づく移動状態の判定とは独立して移動状態を判定するコントローラと を備え、 前記コントローラは、 前記気圧の値が変化した累積値が閾値以上となるまでに要した時間が閾値以下である場合、前記加速度の値に基づいて移動状態を判定し、 前記気圧の値が変化した累積値が閾値以上となるまでに要した時間が閾値以下でない場合、前記気圧の値に基づいて移動状態を判定する携帯機器。前記コントローラは、 前記単位間隔当たりに変化した気圧の値が閾値以上であり、かつ当該単位間隔当たりに変化した気圧の値が閾値以上である状態が所定時間以上継続する場合、電車又は自動車による移動状態であると判定する請求項1に記載の携帯機器。自機に作用する気圧の値を取得する気圧センサと、 前記気圧の値が所定の条件を満足する場合、加速度の値に関わらずに電車又は自動車による移動状態であると判定するコントローラと を備える携帯機器。自機に作用する気圧の値を取得する気圧センサと、自機に作用する加速度の値を取得する加速度センサとを備える携帯機器により実行される制御方法であって、 前記気圧の値と前記加速度の値とに基づいて移動状態であるかを判定するステップを含み、 前記判定するステップは、 単位間隔当たりに変化した前記気圧の値が閾値以上であるかを判定し、 前記単位間隔当たりに変化した前記気圧の値が閾値以上である場合、前記気圧の値に基づいて移動状態を判定し、 前記単位時間当たりに変化した前記気圧の値が閾値以上でない場合、 前記加速度の値に基づいて移動状態を判定する制御方法。気圧の値を取得する気圧センサと、自機に作用する加速度の値を取得する加速度センサとを備える携帯機器に、 前記気圧の値と前記加速度の値とに基づいて移動状態であるかを判定するステップを実行させ、 前記判定するステップは、 単位間隔当たりに変化した前記気圧の値が閾値以上であるかを判定し、 前記単位間隔当たりに変化した前記気圧の値が閾値以上である場合、前記気圧の値に基づいて移動状態を判定し、 前記単位時間当たりに変化した前記気圧の値が閾値以上でない場合、 前記加速度の値に基づいて移動状態を判定する制御プログラム。

说明书全文

本出願は、携帯機器、制御方法及び制御プログラムに関する。

従来、携帯機器には、移動中であるかを判定することができるものが存在する。例えば、特許文献1には、加速度センサなどの検出結果から電車などの乗り物による移動を判定する技術が開示されている。

特開2009−267770号公報

従来の移動を判定する技術には改善の余地がある。

1つの態様に係る携帯機器は、気圧センサと、加速度センサと、コントローラとを備える。気圧センサは、自機に作用する気圧の値を取得する。加速度センサは、自機に作用する加速度の値を取得する。コントローラは、気圧の値と、加速度の値とに基づいて移動状態を判定する。コントローラは、気圧の値が閾値以上である場合、加速度の値に基づく判定により移動中ではないという判定結果を得たとしても、当該判定結果を覆して移動状態にあると判定する。

1つの態様に係る携帯機器は、気圧センサと、加速度センサと、コントローラとを備える。気圧センサは、自機に作用する気圧の値を取得する。加速度センサは、自機に作用する加速度の値を取得する。コントローラは、気圧の値と、加速度の値とに基づいて移動状態を判定する。コントローラは、単位間隔当たりに変化した気圧の値が閾値以上である場合、加速度の値に基づかずに移動状態を判定する。

他の態様に係る携帯機器は、気圧センサと、コントローラとを備える。気圧センサは、自機に作用する気圧の値を取得する。コントローラは、気圧の値が所定の条件を満足する場合、電車又は自動車による移動状態であると判定する。

1つの態様に係る制御方法は、自機に作用する気圧の値を取得する気圧センサと、自機に作用する加速度の値を取得する加速度センサとを備える携帯機器により実行される制御方法である。当該制御方法は、加速度の値に基づいて移動状態であるかを判定するステップと、気圧の単位間隔当たりに変化した値が閾値以上であるかを判定するステップと、気圧の単位間隔当たりに変化した値が閾値以上である場合、加速度の値に基づかずに移動状態を判定するステップとを含む。

1つの態様に係る制御プログラムは、気圧の値を取得する気圧センサと、自機に作用する加速度の値を取得する加速度センサとを備える携帯機器に実行させる制御プログラムである。当該制御プログラムは、加速度の値に基づいて移動状態であるかを判定するステップと、気圧の単位間隔当たりに変化した値が閾値以上であるかを判定するステップと、気圧の単位間隔当たりに変化した値が閾値以上である場合、加速度の値に基づかずに移動状態を判定するステップとを携帯機器に実行させる。

図1は、1つの実施形態に係るスマートフォンの機能構成を示すブロック図である。

図2は、1つの実施形態に係るスマートフォンの処理の流れを示すフローチャートである。

図3は、他の実施形態に係るスマートフォンの処理の流れを示すフローチャートである。

本出願に係る携帯機器、制御方法及び制御プログラムを実施するための複数の実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。

以下では、携帯電子機器の一例として、スマートフォンについて説明するが、携帯電子機器はスマートフォンに限定されない。携帯電子機器は、ユーザが携行可能であって、移動手段の判別を実行する電子機器であれば、スマートフォン以外の機器であってもよく、例えば、モバイルフォン、タブレット、携帯型パソコン、デジタルカメラ、メディアプレイヤ、電子書籍リーダ、ナビゲータ、歩数計、活動量計、ウエアラブルデバイス、ヘッドマウントディスプレイ、補聴器、イヤホン、又はゲーム機等の機器であってよい。ウエアラブルデバイスは、時計型、メガネ型、靴型、髪留め型、鍵型、ネックレス型、首輪型、指輪型、腕輪型などが含む。

図1は、スマートフォン1の機能構成を示すブロック図である。以下の説明において、同様の構成要素について同一の符号を付すことがある。さらに、重複する説明は省略することがある。以下の説明において、スマートフォン1を「自機」と表記する場合がある。

図1に示すように、スマートフォン1は、タッチスクリーンディスプレイ2と、ボタン3と、照度センサ4と、近接センサ5と、通信ユニット6と、レシーバ7と、マイク8と、ストレージ9と、コントローラ10と、スピーカ11と、カメラ12と、カメラ13と、コネクタ14と、加速度センサ15と、方位センサ16と、ジャイロスコープ17と、磁気センサ18と、気圧センサ19とを含む。

タッチスクリーンディスプレイ2は、ディスプレイ2Aと、タッチスクリーン2Bとを有する。ディスプレイ2A及びタッチスクリーン2Bは、例えば、重なって位置してよいし、並んで位置してよいし、離れて位置してよい。ディスプレイ2Aとタッチスクリーン2Bとが重なって位置する場合、例えば、ディスプレイ2Aの1ないし複数の辺は、タッチスクリーン2Bのいずれの辺とも沿っていなくてもよい。タッチスクリーンディスプレイ2は、表示部の一例である。

ディスプレイ2Aは、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro−Luminescence Display)、又は無機ELディスプレイ(IELD:Inorganic Electro−Luminescence Display)等の表示デバイスを含む。ディスプレイ2Aは、文字、画像、記号、及び図形等のオブジェクトを画面内に表示する。ディスプレイ2Aが表示するオブジェクトを含む画面は、ロック画面と呼ばれる画面、ホーム画面と呼ばれる画面、アプリケーションの実行中に表示されるアプリケーション画面を含む。ホーム画面は、デスクトップ、待受画面、アイドル画面、標準画面、アプリ一覧画面又はランチャー画面と呼ばれることもある。

タッチスクリーン2Bは、タッチスクリーン2Bに対する指、ペン、又はスタイラスペン等の接触又は近接を検出する。タッチスクリーン2Bは、複数の指、ペン、又はスタイラスペン等がタッチスクリーン2Bに接触又は近接したときのタッチスクリーン2B上の位置を検出することができる。以下の説明において、タッチスクリーン2Bが検出する複数の指、ペン、及びスタイラスペン等がタッチスクリーン2Bに接触又は近接した位置を「検出位置」と表記する。タッチスクリーン2Bは、タッチスクリーン2Bに対する指の接触又は近接を、検出位置とともにコントローラ10に通知する。タッチスクリーン2Bは、検出位置の通知をもって接触又は近接の検出をコントローラ10に通知してよい。タッチスクリーン2Bが行える動作を、タッチスクリーン2Bを有するタッチスクリーンディスプレイ2は実行できる。言い換えると、タッチスクリーン2Bが行う動作は、タッチスクリーンディスプレイ2が行ってもよい。

コントローラ10は、タッチスクリーン2Bにより検出された接触又は近接、検出位置、検出位置の変化、接触又は近接が継続した時間、接触又は近接が検出された間隔、及び接触が検出された回数の少なくとも1つに基づいて、ジェスチャの種別を判別する。コントローラ10が行える動作を、コントローラ10を有するスマートフォン1は実行できる。言い換えると、コントローラ10が行う動作は、スマートフォン1が行ってもよい。ジェスチャは、指を用いて、タッチスクリーン2Bに対して行われる操作である。タッチスクリーン2Bに対して行われる操作は、タッチスクリーン2Bを有するタッチスクリーンディスプレイ2に行われてもよい。コントローラ10が、タッチスクリーン2Bを介して判別するジェスチャには、例えば、タッチ、ロングタッチ、リリース、スワイプ、タップ、ダブルタップ、ロングタップ、ドラッグ、フリック、ピンチイン、及びピンチアウトが含まれるが、これらに限定されない。

タッチスクリーン2Bの検出方式は、静電容量方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、及び荷重検出方式等の任意の方式でよい。

ボタン3は、利用者からの操作入を受け付ける。ボタン3の数は、単数であっても、複数であってもよい。

照度センサ4は、照度を検出する。照度は、照度センサ4の測定面の単位面積に入射する光束の値である。照度センサ4は、例えば、ディスプレイ2Aの輝度の調整に用いられる。

近接センサ5は、近隣の物体の存在を非接触で検出する。近接センサ5は、磁界の変化又は超音波の反射波の帰還時間の変化等に基づいて物体の存在を検出する。近接センサ5は、例えば、ディスプレイ2Aと顔とが接近したことを検出する。照度センサ4及び近接センサ5は、1つのセンサとして構成されていてもよい。照度センサ4は、近接センサとして用いられてもよい。

通信ユニット6は、無線により通信する。通信ユニット6によってサポートされる無線通信規格には、例えば、2G、3G、4G等のセルラーフォンの通信規格と、近距離無線の通信規格とが含まれる。セルラーフォンの通信規格としては、例えば、LTE(Long Term Evolution)、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、WiMAX(登録商標)(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、CDMA2000、PDC(Personal Digital Cellular)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、PHS(Personal Handy−phone System)等がある。近距離無線の通信規格としては、例えば、IEEE802.11、Bluetooth(登録商標)、IrDA(Infrared Data Association)、NFC(Near Field Communication)、WPAN(Wireless Personal Area Network)等が含まれる。WPANの通信規格には、例えば、ZigBee(登録商標)が含まれる。通信ユニット6は、上述した通信規格の1つ又は複数をサポートしていてもよい。

レシーバ7は、コントローラ10から送信される音信号を音として出力する。レシーバ7は、例えば、スマートフォン1にて再生される動画の音、音楽の音、及び通話時の相手の声を出力することができる。マイク8は、利用者の声等を音信号へ変換してコントローラ10へ送信する。

ストレージ9は、プログラム及びデータを記憶できる。ストレージ9は、コントローラ10の処理結果を一時的に記憶する作業領域として利用してよい。ストレージ9は、半導体記憶媒体、及び磁気記憶媒体等の任意の非一過的(non−transitory)な記憶媒体を含んでよい。ストレージ9は、複数の種類の記憶媒体を含んでよい。ストレージ9は、メモリカード、光ディスク、又は光磁気ディスク等の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。ストレージ9は、RAM(Random Access Memory)等の一時的な記憶領域として利用される記憶デバイスを含んでよい。

ストレージ9に記憶されるプログラムには、フォアグランド又はバックグランドで実行されるアプリケーションと、アプリケーションの動作を支援する基本プログラム(図示略)とが含まれる。アプリケーションの画面は、例えば、フォアグランドで実行される場合に、ディスプレイ2Aに表示される。基本プログラムには、例えば、OSが含まれる。アプリケーション及び基本プログラムは、通信ユニット6による無線通信又は非一過的な記憶媒体を介してストレージ9にインストールされてもよい。

ストレージ9は、制御プログラム9A、気圧データ9B、加速度データ9C、移動判定データ9D、判定結果データ9E、及び設定データ9Zなどを記憶できる。

制御プログラム9Aは、スマートフォン1を稼働させるための各種制御に関する機能を提供する。実施形態の1つの例において、制御プログラム9Aは、気圧の値と、加速度の値とに基づいて移動状態を判定する機能を提供できる。移動状態には、移動中と、移動停止中とが含まれる。

実施形態の1つの例において、制御プログラム9Aは、単位間隔当たりに変化した気圧の値が閾値以上である場合、加速度の値に基づく判定により移動中ではないという判定結果を得たとしても、当該判定結果を覆して移動状態を判定する機能を提供できる。

実施形態の1つの例において、制御プログラム9Aは、単位間隔当たりに変化した気圧の値が閾値以上である場合、加速度の値に基づく移動状態の判定とは独立して移動状態を判定する機能を提供できる。単位間隔は、時間で設定してよい。単位間隔を時間で設定する場合、当該時間には、例えば、10分、5分、2分、1分、30秒、15秒、10秒、5秒、2秒、1秒、500マイクロ秒、200マイクロ秒、100マイクロ秒が含まれるがこれに限られない。単位間隔は、周期的に値を検出するデバイスにおける検出回数で設定してよい。単位間隔を検出回数で設定する場合、例えば、1回、2回、5回、10回などが含まれるがこれに限られない。

実施形態の1つの例において、制御プログラム9Aは、単位間隔当たりに変化した気圧の値が閾値以上であり、かつ当該単位間隔当たりに変化した気圧の値が閾値以上である状態が所定時間以上継続する場合、移動手段を判定する機能を提供できる。移動手段には、利用者の足、動力付きの乗り物、昇降用の乗り物が含まれる。制御プログラム9Aは、移動手段が利用者の足である場合に、歩行または走行を判定結果として出力してよい。制御プログラム9Aは、移動手段が動力付きの乗り物である場合に、電車又は自動車を判定結果として出力してよい。制御プログラム9Aは、移動手段が昇降用の乗り物である場合に、エレベータまたはエスカレータを判定結果として出力してよい。移動手段には、人力の乗り物が含まれてよい。制御プログラム9Aは、移動手段が人力の乗り物である場合に、自転車を判定結果として出力してよい。

実施形態の1つの例において、制御プログラム9Aは、気圧の値が変化した累積値が閾値以上となるまでに要した間隔が閾値以下である場合、加速度の値に基づく移動状態の判定とは独立して移動状態を判定する機能を提供できる。気圧の値が変化した累積値は、気圧が変化した値のうち、絶対値を累積してよいし、スカラー量を累積してよい。要した間隔は、時間で設定してよい。要した間隔は、周期的に値を検出するデバイスにおける検出回数で設定してよい。

制御プログラム9Aは、気圧の値が所定条件を満たす場合に、加速度の値に基づく移動状態を無視して、気圧の値に基づいて移動状態を判定してよい。制御プログラム9Aは、加速度の値に基づく移動状態の判定とは独立して移動状態を判定する際に、加速度の値を参照したうえで気圧の値に基づいて移動状態を判定してよい。

上述の制御プログラム9Aは、移動に伴って高さが変化する際の気圧の変化に比べて大気圧の自然変化が緩やかであるとの発明者等の知見に基づいて、気圧値の変化が閾値を越えるか否かに基づいて移動状態を判定している。上述の制御プログラム9Aは、気圧値の変化に基づくことで、利用者の高度に依存せずに移動状態を判定できる。

気圧データ9Bは、気圧センサ19により取得された気圧の値のデータを含む。気圧データ9Bは、気圧センサ19により測定された全ての測定結果を含んでよい。加速度データ9Cは、加速度センサ15により取得された加速度の値を含む。加速度データ9Cは、加速度センサ15により取得された加速度の方向を含む。加速度データ9Cは、加速度センサ15により測定された全ての測定結果を含んでよい。移動判定データ9Dは、例えば、スマートフォン1の利用者の移動状態を判定するのに利用される判定条件の情報を含む。判定条件の情報は、スマートフォン1に作用する加速度の方向及び大きさ、加速度の方向及び大きさの時系列変化で構成される加速度パターン、又はX軸、Y軸およびZ軸の3軸の加速度を合成した合成ベクトル、スマートフォン1に作用する気圧が単位間隔当たりに変化した値の判定に用いる気圧閾値、及びスマートフォン1に作用する気圧が単位間隔当たりに変化した値が気圧閾値以上であった期間の判定に用いる時間閾値を含んでよい。気圧閾値は、例えば、大気圧の値が自然に変化する変化量に相当する。時間閾値は、例えば、エレベータ、若しくはエスカレータの乗降時間に相当する。時間閾値は、例えば、エレベータ、若しくはエスカレータに最も長く乗る時間に基づいて設定してよい。時間閾値は、乗降時間の偏差値に基づいて設定してよい。判定結果データ9Eは、移動状態の判定結果のデータを含む。設定データ9Zは、スマートフォン1の動作に関する各種設定の情報を含む。

コントローラ10は、演算処理装置を含む。演算処理装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、SoC(System−on−a−Chip)、MCU(Micro Control Unit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、およびコプロセッサを含んでもよいが、これらに限定されない。コントローラ10は、スマートフォン1の動作を統括的に制御して各種の機能を実現する。コントローラ10は、制御部の一例である。

具体的には、コントローラ10は、ストレージ9に記憶されているデータを必要に応じて参照しつつ、ストレージ9に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行する。コントローラ10は、データ及び命令に応じて機能部を制御し、それによって各種機能を実現する。機能部は、例えば、ディスプレイ2A、通信ユニット6、マイク8、及びスピーカ11の少なくとも1つを含むが、これらに限定されない。コントローラ10は、検出部の検出結果に応じて、制御を変更することがある。検出部は、例えば、タッチスクリーン2B、ボタン3、照度センサ4、近接センサ5、マイク8、カメラ12、カメラ13、加速度センサ15、方位センサ16及び気圧センサ17の少なくとも1つを含むが、これらに限定されない。

スピーカ11は、音出力部を含む。スピーカ11は、コントローラ10から送信される音信号を音として出力する。スピーカ11は、例えば、着信音及び音楽を出力してよい。レシーバ7及びスピーカ11の一方が、他方の機能を兼ねてもよい。

カメラ12及びカメラ13は、撮影した画像を電気信号へ変換できる。カメラ12は、ディスプレイ2Aに面している物体を撮影するインカメラでもよい。カメラ13は、ディスプレイ2Aの反対側の面に面している物体を撮影するアウトカメラでもよい。カメラ12及びカメラ13は、インカメラ及びアウトカメラを切り換えて利用可能なカメラユニットとして、機能的及び物理的に統合された状態でスマートフォン1に実装されてもよい。

コネクタ14は、他の装置が接続される端子である。コネクタ14は、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(登録商標)(High−Definition Multimedia Interface)、ライトピーク(サンダーボルト(登録商標))、イヤホンマイクコネクタのような汎用的な端子であってもよい。コネクタ14は、Dockコネクタのような専用の端子でもよい。コネクタ14に接続される装置は、例えば、外部ストレージ、スピーカ、及び通信装置を含むが、これらに限定されない。

加速度センサ15は、スマートフォン1に作用する加速度の方向及び大きさを測定できる。加速度センサ15は、加速度センサの一例である。方位センサ16は、例えば、地磁気の向きを検出し、地磁気の向きに基づいて、スマートフォン1の向き(方位)を測定できる。ジャイロスコープ17は、スマートフォン1の度及び角速度を検出する。磁気センサ18は、スマートフォン1の周囲の磁力を検出する。制御プログラム9Aは、加速度センサ15、方位センサ16、およびジャイロスコープ17のいずれの測定結果を、移動状態の判定に利用してよい。制御プログラム9Aは、加速度センサ15、方位センサ16、およびジャイロスコープ17のいずれの測定結果を、移動手段の判定に利用してよい。

気圧センサ17は、スマートフォン1に作用する気圧を測定できる。気圧センサ17は、気圧センサの一例である。気圧センサ17は、測定した気圧の値をコントローラ10に出力する。

スマートフォン1は、上記の各機能部の他、GPS受信機、及びバイブレータを備えてもよい。GPS受信機は、GPS衛星からの所定の周波数帯の電波信号を受信できる。GPS受信機は、受信した電波信号の復調処理を行って、処理後の信号をコントローラ10に送出する。GPS受信機は、スマートフォン1の現在位置の演算処理をサポートする。バイブレータは、スマートフォン1の一部又は全体を振動させる。バイブレータは、振動を発生させるために、例えば、圧電素子、又は偏心モータなどを有する。スマートフォン1は、バッテリなど、スマートフォン1の機能を維持するために当然に用いられる機能部、及びスマートフォン1の制御を実現するために当然に用いられる制御部を実装する。

図2を参照しつつ、実施形態に係るスマートフォン1により実行される処理の流れを説明する。図2は、1つの実施形態に係るスマートフォンの処理の一例を示すフローチャートである。図2に示す処理は、コントローラ10が、ストレージ9に記憶されている制御プログラム9Aを実行することにより実現される。

図2に示すように、コントローラ10は、加速度センサ15の測定結果を取得する(ステップS101)。

続いて、コントローラ10は、気圧センサ19の測定結果を取得する(ステップS102)。このステップS102は、ステップS101と並列に実行してよい。

続いて、コントローラ10は、加速度センサ15の測定結果に基づいて、移動状態を判定する(ステップS103)。このステップS103は、ステップS102と並列に実行してよい。このステップS103は、ステップS102の前に実行してよい。

コントローラ10は、判定の結果、移動中でない場合(ステップS103,No)、移動停止中という判定結果を仮の判定結果として一旦留保する(ステップS104)。

続いて、コントローラ10は、移動停止中と判定するまでの間に、スマートフォン1に作用した気圧の値の変化量が閾値以上であったか否かについて、ステップS102で取得した気圧の値に基づいて判定する(ステップS105)。

コントローラ10は、判定の結果、スマートフォン1に作用した気圧の値の単位間隔当たりの変化量が閾値以上であった場合(ステップS105,Yes)、ステップS104で留保した移動停止中という仮判定結果を破棄して、移動中であると判定する(ステップS106)。このステップS106は、省略することができる。

続いて、コントローラ10は、スマートフォン1に作用した気圧の値の変化量が閾値以上である状態が所定時間以上継続していたかを判定する(ステップS107)。例えば、コントローラ10は、例えば、エスカレータ、若しくはエレベータの乗降時間に基づいて設定される時間の閾値よりも長い時間、気圧変化の閾値よりも大きな気圧変化が生じていたかを判定する。

コントローラ10は、判定の結果、スマートフォン1に作用した気圧の値の単位間隔当たりの変化量が閾値以上である状態が所定時間以上継続していた場合(ステップS107,Yes)、移動手段が利用者の足または動力付きの乗り物であると判定し、判定結果を判定結果データ9Eとしてストレージ9に格納する(ステップS108)。

一方、コントローラ10は、判定の結果、スマートフォン1に作用した気圧の値の単位間隔当たりの変化量が閾値以上である状態が所定時間以上継続していなかった場合(ステップS107,No)、移動手段が昇降用の乗り物であると判定し、判定結果を判定結果データ9Eとしてストレージ9に格納する(ステップS109)。

続いて、コントローラ10は、処理を継続するかを判定する(ステップS110)。コントローラ10は、判定の結果、処理を継続する場合(ステップS110,Yes)、ステップS101の処理手順に戻る。これとは反対に、コントローラ10は、判定の結果、処理を継続しない場合(ステップS110,No)、図2に示す処理を終了する。

上記ステップS105において、コントローラ10は、判定の結果、スマートフォン1に作用した気圧の変化量が閾値以上ではなかった場合(ステップS105,No)、ステップS104で留保した移動中でないという仮判定結果を確定し、判定結果を判定結果データ9Eとしてストレージ9に格納して(ステップS111)、ステップS110の判定に移る。

上記ステップS103において、コントローラ10は、判定の結果、移動中である場合(ステップS103,Yes)、ステップS110の判定に移る。

上記図2に示す処理において、コントローラ10は、ステップS103の判定により、移動中である場合、続いて、移動手段の判別を実行してよい。

上記図2に示す処理において、コントローラ10は、ステップS108の判定により、移動手段が動力付きの乗り物であると判定した場合、続いて、磁気センサ18の測定結果に基づいて、乗り物の種別を判別してよい。ある実施形態において、コントローラ10は、地磁気センサ18の測定結果に基づいて、乗り物の種別が電車か否かを判定してよい。

上記図2に示す処理において、コントローラ10は、ステップS109の判定により、移動手段が昇降用の乗り物であると判定した場合、続いて、気圧センサ19の測定結果に基づいて、乗り物の種別を判別してよい。ある実施形態において、コントローラ10は、加速度センサ15の測定結果に基づいて、乗り物の種別が電車か否かを判定してよい。

上述した通り、スマートフォン1は、加速度センサ15の測定結果に基づいて、自機の振動を評価することにより移動状態を判定する。図2に示す処理のように、コントローラ10は、加速度センサ15の測定結果に基づき移動状態ではないと判定したとしても、スマートフォン1に作用する気圧を評価することによって、振動が小さい場合であっても移動状態を判定できる。

スマートフォン1は、例えば、大気圧の変化以上の気圧変化が所定時間以上継続しているかを判定することにより、電車もしくは自動車による移動中であるか、又はエレベータもしくはエスカレータによる移動中であるかを判別できる。一般的に、電車もしくは自動車による移動は、エレベータもしくはエスカレータによる移動よりも長い時間継続する。大気圧変化以上の気圧変化がスマートフォン1に継続して作用する時間を評価することにより、移動種別の判定が可能となる。

図2に示す処理の例に関わらず、コントローラ10は、スマートフォン1に作用する気圧の値の変化のみを評価することにより、移動状態および移動手段を判定する処理を実行してよい。

制御プログラム9Aは、気圧の値の変化が所定の条件を満足する場合、電車又は自動車による移動中であると判定する機能を提供できる。制御プログラム9Aは、所定の条件として、大気圧以上の気圧が所定時間以上継続しているかを判定する機能を提供する。

コントローラ10は、制御プログラム9Aを実行することにより、気圧の値の変化が所定の条件を満足する場合、移動手段が利用者の足または動力付きの乗り物であると判定する処理を実現する。

図3は、他の実施形態に係るスマートフォンの処理の一例を示すフローチャートである。図2に示す処理は、コントローラ10が、ストレージ9に記憶されている制御プログラム9Aを実行することにより実現される。

図3に示すように、コントローラ10は、気圧センサ19の測定結果を取得する(ステップS201)。

続いて、コントローラ10は、スマートフォン1に作用した気圧の値の変化量が閾値以上であったかを判定する(ステップS202)。

コントローラ10は、判定の結果、スマートフォン1に作用した気圧の値の変化量が閾値以上であった場合(ステップS202,Yes)、スマートフォン1に作用した気圧の値の単位間隔当たりの変化量が閾値以上である状態が所定時間以上継続していたかを判定する(ステップS203)。

コントローラ10は、判定の結果、スマートフォン1に作用した気圧の値の単位間隔当たりの変化量が閾値以上である状態が所定時間以上継続していた場合(ステップS203,Yes)、移動手段が利用者の足または動力付きの乗り物であると判定し、判定結果を判定結果データ9Eとしてストレージ9に格納する(ステップS204)。

一方、コントローラ10は、判定の結果、スマートフォン1に作用した気圧の値の単位間隔当たりの変化量が閾値以上である状態が所定時間以上継続していなかった場合(ステップS203,No)、移動手段が昇降用の乗り物であると判定し、判定結果を判定結果データ9Eとしてストレージ9に格納する(ステップS205)。

続いて、コントローラ10は、処理を継続するかを判定する(ステップS206)。コントローラ10は、判定の結果、処理を継続する場合(ステップS206,Yes)、ステップS201の処理手順に戻る。これとは反対に、コントローラ10は、判定の結果、処理を継続しない場合(ステップS206,No)、図3に示す処理を終了する。

上記ステップS202において、コントローラ10は、判定の結果、スマートフォン1に作用した気圧の値の単位間隔当たりの変化量が閾値以上ではなかった場合(ステップS202,No)、ステップS206の判定に移る。

スマートフォン1は、大気圧変化以上の気圧変化が所定時間以上継続しているかを判定することにより、移動手段が利用者の足もしくは動力付きの乗り物であるか、又は移動手段が昇降用の乗り物であるかを判別できる。スマートフォン1は、例えば、移動手段が利用者の足もしくは動力付きの乗り物であるか、又は移動手段が昇降用の乗り物であるかを直接的に判別する場合には、気圧センサ19の測定結果のみに基づいて処理が可能である。このような構成のスマートフォン1は、振動が小さい場合であっても移動状態を判定できる。

スマートフォン1は、例えば、乗り物への乗車など、利用者の日常活動に関する記録を行うアプリケーションなどの処理精度を向上する際に利用可能である。

添付の請求項に係る技術を完全かつ明瞭に開示するために特徴的な実施形態に関し記載してきた。しかし、添付の請求項は、上記の実施形態に限定されるべきものでなく、本明細書に示した基礎的事項の範囲内で当該技術分野の当業者が創作しうるすべての変形例及び代替可能な構成により具現化されるべきである。

上述の実施形態では、制御プログラム9Aは、移動状態の判定と、移動手段の判定とが独立しているが、本出願の実施形態は、上述の実施形態に限定されない。ある実施形態において、制御プログラム9Aは、移動状態が移動中であるときの判定結果として、移動手段のいずれであるかを出力してよい。

上述の実施形態では、制御プログラム9Aは、スマートフォン1の移動有無に基づいて移動状態と移動手段とを整理している。本出願の実施形態は、上述の実施形態に限定されない。ある実施形態において、制御プログラム9Aは、利用者の移動有無に基づいて移動状態と移動手段とを整理してよい。例えば、エレベータおよびエスカレータを利用した利用者が立ち止まったまま昇降する場合を考慮して、エレベータおよびエスカレータを移動停止中に含めて整理してよい。

1 スマートフォン 2A ディスプレイ 2B タッチスクリーン 3 ボタン 4 照度センサ 5 近接センサ 6 通信ユニット 7 レシーバ 8 マイク 9 ストレージ 9A 制御プログラム 9B 気圧データ 9C 加速度データ 9D 移動判定データ 9E 判定結果データ 9Z 設定データ 10 コントローラ 11 スピーカ 12 カメラ 13 カメラ 14 コネクタ 15 加速度センサ 16 方位センサ 17 ジャイロスコープ 18 磁気センサ 19 気圧センサ

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