Boil-off gas treatment process and system

申请号 JP2013262704 申请日 2013-12-19 公开(公告)号 JP2014114961A 公开(公告)日 2014-06-26
申请人 Lng Technology Pty Ltd; エルエヌジー テクノロジー ピーティーワイ リミテッド; 发明人 PAUL BRIDGWOOD;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a process and a system for treating boil-off gas which is generated in a liquid storage tank at ultralow temperature.SOLUTION: This process includes the steps of: compressing boil-off gas; cooling the compressed boil-off gas by a method for generating a liquid fraction and a cooled gas fraction; separating the liquid fraction from the cooled gas fraction; and then, directing the liquid fraction to a liquid storage tank at ultralow temperature again. The compressed boil-off gas is cooled by being made to pass through a cooling zone in mixed refrigerant and backflow heat exchange.
权利要求
  • 極低温の液体貯蔵タンクにおいて生成されるボイルオフガスを処理するプロセスであって、
    (a)前記ボイルオフガスを圧縮する工程と、
    (b)液体留分および冷却された気体留分を生成する方法で、前記圧縮されたボイルオフガスを冷却する工程と、
    (c)前記液体留分と前記冷却された気体留分とを分離する工程と、
    (d)前記液体留分を前記極低温の液体貯蔵タンクに再び向かわせる工程と、
    (e)前記冷却された気体留分を、燃料ガスおよび/または再生ガスとしての使用に適切な圧力まで圧縮する工程と を含む、プロセス。
  • 前記ボイルオフガスは、前記工程(a)において、約3バールから約6バールの圧力まで圧縮される、請求項1に記載のプロセス。
  • 前記圧縮されたボイルオフガスを冷却する工程は、前記圧縮されたボイルオフガスを冷却ゾーンを介して通過させる工程を含む、請求項1または請求項2に記載のプロセス。
  • 前記圧縮されたボイルオフガスを冷却する工程は、前記圧縮されたボイルオフガスを、混合冷媒とは逆流した熱交換において通過させる工程を含む、請求項3に記載のプロセス。
  • 前記混合冷媒は単一の混合冷媒である、請求項4に記載のプロセス。
  • 前記液体留分および前記冷却された気体留分は、前記極低温の液体貯蔵タンクの内容物の温度まで、またはその温度を僅かに上回る温度まで冷却される、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のプロセス。
  • 前記液体留分および前記冷却された気体留分は極低温まで冷却される、請求項6に記載のプロセス。
  • 前記冷却された気体留分は、前記液体留分に含まれる成分が少なくとも部分的に低減されている、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のプロセス。
  • 前記液体留分は液体メタンを実質的に含む、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のプロセス。
  • 窒素の濃度は、前記液体留分に比較して、前記気体留分において増加している、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のプロセス。
  • 前記冷却された気体留分は、少なくとも50%の窒素を含む、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のプロセス。
  • 前記圧縮された、冷却された気体留分は、1つ以上の圧縮機を駆動するための燃料ガスとして用いられる、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のプロセス。
  • 極低温の液体貯蔵タンクにおいて生成されるボイルオフガスを処理するシステムであって、
    ボイルオフガスの流出口および液体流入口を有する極低温の液体貯蔵タンクと、
    前記ボイルオフガスの流出口と流体連通する流出口および流入口を有する第1の圧縮機と、
    前記第1の圧縮機の流出口と流体連通する流出口および流入口を有する冷却ゾーンであって、圧縮されたガスを冷却し、液体留分および冷却された気体留分を生成するように構成された冷却ゾーンと、
    前記冷却ゾーンの流出口と流体連通する流入口、冷却された気体留分の流出口、および液体留分の流出口を有する分離機と、
    前記分離機の液体留分の流出口、および前記極低温の液体貯蔵タンクの前記液体流入口と流体連通するラインと、
    前記分離機の前記冷却された気体留分の流出口と流体連通する流出口および流入口を有する第2の圧縮機と、
    前記第2の圧縮機の流出口、および再生/燃料ガスシステムと流体連通するラインと を備える、システム。
  • 前記第1の圧縮機は低圧力圧縮機であり、前記第2の圧縮機は高圧力圧縮機である、請求項13に記載のシステム。
  • 前記冷却ゾーンは、流体物質液化プラント内において用いられる、請求項13または請求項14のいずれか一項に記載のシステム。
  • 说明书全文

    本発明は、例えばLNGまたはNGL貯蔵タンクからのボイルオフガスなど、極低温の液体貯蔵タンクからのボイルオフガスを処理するプロセスおよびシステムに関する。

    極低温でのガスの液化は、通常、プロパンが混合冷媒またはカスケード冷媒プラントなどの冷却の供給源を必要とする。 特に、閉ループの単一の混合冷媒は、天然ガスまたは炭層ガス(CSG)の処理のための液化プラントへの導入に特に適している。 本発明者らは、この液化プラント内の様々な構成要素に電を供給するために、低温の貯蔵タンクにおいて生成されたボイルオフガスを冷却プラントに再度向かわせ、このガスを液化し、燃料ガスまたは再生ガスとしての使用のためにより適切な炭化素組成と共に、さらなる液化されたメタンおよび気体(ガス)留分を回収することによって、増加されたLNGの生成および液化プラントにおけるさらなる効率性が得られる場合があることに気付いた。

    極低温の液体貯蔵タンクにおいて生成されるボイルオフガスを処理するためのプロセスおよびシステムが提供される。

    従って、本発明の第1の態様において、極低温の液体貯蔵タンクにおいて生成されるボイルオフガスを処理するプロセスであって、
    (a)上記ボイルオフガスを圧縮する工程と、
    (b)液体留分および冷却された気体留分を生成する方法で、上記圧縮されたボイルオフガスを冷却する工程と、
    (c)上記液体留分と上記冷却された気体留分とを分離する工程と、
    (d)上記液体留分を上記極低温の液体貯蔵タンクに再び向かわせる工程と を含む、プロセスを提供する。

    本発明の一実施形態において、上記ボイルオフガスは、約3バールから約6バールの圧力まで圧縮される。

    本発明の一実施形態において、上記圧縮されたボイルオフガスを冷却する工程は、上記圧縮されたボイルオフガスを冷却ゾーンを介して通過させる工程を含む。 好ましくは、上記圧縮されたボイルオフガスを冷却する工程は、上記圧縮されたボイルオフガスを、混合冷媒とは逆流した熱交換において通過させる工程を含む。

    本発明の好ましい実施形態において、上記液体留分および上記冷却された気体留分は、上記極低温の液体貯蔵タンクの内容物の温度まで、またはその温度を僅かに上回る温度まで冷却される。 特に、上記液体留分および上記冷却された気体留分は極低温まで冷却される。

    別の実施形態において、上記冷却された気体留分は、上記液体留分に含まれる成分が少なくとも部分的に低減されている。 特に、上記液体留分は一部の窒素を有する液体メタンを実質的に含み、上記冷却された気体留分は一部のメタンを有する窒素を実質的に含む。

    有利にも、このプロセスは、上記液体留分からの窒素を受け付けないようにしているので、窒素の濃度は、上記液体留分に比較して、上記気体留分において増加している。

    本発明のさらなる実施形態において、上記プロセスは、上記冷却された気体留分を、燃料ガスおよび/または再生ガスとしての使用に適切な圧力まで圧縮する工程をさらに含む。

    上記冷却された気体留分は要求される燃料ガスの圧力まで圧縮される。 本発明の好ましい実施形態において、上記冷却された気体留分は、液化プラントにおいて、1つ以上の圧縮機を駆動するための燃料ガスとして用いられる。

    本発明の第2の態様において、極低温の液体貯蔵タンクにおいて生成されるボイルオフガスを処理するシステムであって、
    ボイルオフガスの流出口および液体流入口を有する極低温の液体貯蔵タンクと、
    上記ボイルオフガス流出口と流体連通する流出口および流入口を有する第1の圧縮機と、
    上記第1の圧縮機の流出口と流体連通する流出口および流入口を有する冷却ゾーンであって、圧縮されたガスを冷却し、液体留分および冷却された気体留分を生成するように構成された冷却ゾーンと、
    上記冷却ゾーンの流出口と流体連通する流入口を有する分離機と、
    上記分離機の液体留分の流出口、および上記極低温の液体貯蔵タンクの上記液体流入口と流体連通するラインと を備える、システムを提供する。

    さらなる実施形態において、本発明のシステムは、
    上記分離機の冷却された気体留分の流出口と流体連通する流入口を有する第2の圧縮機と、
    上記第2の圧縮機の流出口、および再生/燃料ガスシステムと流体連通するラインと を備える。

    好ましくは、上記第1の圧縮機は低圧力圧縮機であり、上記第2の圧縮機は高圧力圧縮機である。

    本発明の一実施形態において、上記冷却ゾーンは、流体物質液化プラント内において用いられる。 好ましい実施形態において、上記冷却ゾーンは単一の混合冷媒プラントを備える。

    好ましい実施形態は、本発明のあらゆる態様を組み込み、ここで、添付の図面を参照して、例示を目的としてのみ記載される。

    図1は、本発明の1つの実施形態に係る、例えば天然ガスまたはCSGなどの流体物質を液化するプロセスの概略的なフローチャートであり、このフローチャートはまた、極低温の液体貯蔵タンクからのボイルオフガスを処理するプロセスを組み込んでいる。

    図2は、単一の混合冷媒および流体物質についての複合物の冷却曲線および加熱曲線である。

    図1を参照すると、流体物質を液化するために、それを極低温にまで冷却するプロセスが示される。 流体物質の実例としては、天然ガスおよび炭層ガス(CSG)が挙げられるが、それらに限定されない。 本発明のこの特定の実施形態が天然ガスまたはCSGから、液化天然ガス(LNG)を生成することに関連して記載される一方で、そのプロセスは、極低温にて液化され得る他の流体物質にも応用される場合があることが想定される。

    LNGの生成は、液化に近づく温度において、下流で凝結し得る水分、二酸化炭素、および必要に応じて他の種を取り除くように、天然ガスまたはCSG供給ガスを前処理し、次いで、LNGが生成される極低温にまで、その前処理された供給ガスを冷却することによって広く達成される。

    再び図1を参照すると、供給ガス60は、約900psi(約6205281.56パスカル)の制御された圧力にて、このプロセスに入る。 二酸化炭素は、従来のパッケージ化されたCO 除去プラント62(ここでCO は、供給ガス10の二酸化炭素濃度に依存して、約50〜150ppmまで除去される)を通過することによって除去される。 CO 除去プラント62の実例としては、アミンコンタクター(例えばMDEA)およびアミンリボイラーを有するアミンパッケージが挙げられる。 通常、アミンコンタクターを出たガスは水で飽和される(例えば、約70lb/MMscf)。 大部分の水を取り除くために、ガスを水和点(hydrate point)(例えば約15℃)付近まで、冷却装置66によって提供された冷却された水を用いて冷却する。 好ましくは、冷却装置66は、補助冷却システム20からの冷却力を利用する。 凝縮した水は冷却されたガスの流れから取り除かれて、補うためにアミンパッケージに戻される。

    ガス流の温度が水和物の凝固点を下回るまで低減された場合に凝結を回避するため、液化前に、冷却されたガス流から、水が1ppm以下まで取り除かれる必要がある。 したがって、水分含有量が低減した(例えば約20lb/MMscf)冷却されたガス流が脱水プラント64を通過する。 脱水プラント64は3つの分子篩容器を備える。 通常、2つの分子篩容器は吸着モードで稼動し、他方で、第3の容器は再生されているか、またはスタンバイモードとなっている。 負荷(duty)容器を出た乾性ガスの支流は再生ガスとして用いられる。 湿性再生ガスは空気を用いて冷却され、凝縮した水は分離される。 飽和したガス流は加熱され、燃料ガスとして用いられる。 ボイルオフガス(BOG)は好ましくは、再生/燃料ガス(後述するように)として用いられ、不足分は乾性ガス流から供給される。 リサイクル圧縮機は再生ガスには必要とされない。

    供給ガス60は、必要に応じてさらなる処理を行ってもよく、硫黄化合物などの他の硫黄含有(sour)種を取り除くが、多くの硫黄化合物は、CO 除去プラント62において、二酸化炭素を用いて一斉に取り除かれてもよいことは理解される。

    前処理の結果として、供給ガス60は50℃まで加熱される。 本発明の一実施形態において、前処理された供給ガスは、必要に応じて、冷却装置(図示せず)を用いて、約10℃から約50℃まで冷却されてもよい。 本発明のプロセスにおいて用いられてもよい冷却装置の適切な例は、アンモニア吸収冷却装置、臭化リチウム吸収冷却装置等、または補助冷却システム20を含むが、それらに限定されない。

    有利にも、供給ガスの組成に依存して、冷却装置は前処理流において重質炭化水素を凝縮してもよい。 これらの凝縮された成分は、さらなる生成流を形成することができるか、あるいは、システムの様々な部分において、燃料ガスとして用いられてもよい。

    前処理されたガス流を冷却すると、液化のために必要とされる冷却負荷を著しく低減するという主要な利点を有し、一部の例においては、従来技術と比較すると30%程度も低減する。

    冷却された、前処理されたガス流は、このガス流が液化されるライン32を介して、冷却ゾーン28に供給される。

    この冷却ゾーン28は熱交換器を備え、ここで、その冷却は、混合冷媒によって提供される。 好ましくは、この熱交換器は、パージされたスチールボックス内に収められた、ろう付けされたアルミニウムの平板フィンの交換器コアを備える。

    冷却された熱交換器は、圧縮機12と流体連絡する第1の熱交換経路40、第2の熱交換経路42、および第3の熱交換経路44を有する。 第1、第2、および第3の熱交換経路40、42、44の各々は、図1に示すように、冷却された熱交換器を通して延在する。 冷却された熱交換器はまた第4の熱交換経路46を備え、これは、その冷却された熱交換器の一部、特に、その冷却部分を通して延在する。 第2および第4の熱交換経路42および46は、第1および第3の熱交換経路40および44と逆流する熱交換の関係において配置される。

    冷却は、混合冷媒が冷却ゾーンを循環することによって、その冷却ゾーン28に提供される。 冷媒吸気ドラム10からの混合冷媒は圧縮機12に通される。 圧縮機12は、好ましくは、2つの並行した一段式の遠心圧縮機であり、各々は、ガスタービン100、特に、航空転用ガスタービンによって直接に駆動される。 あるいは、圧縮機12は、中間冷却器および中間洗浄器を有する二段式圧縮機であってもよい。 通常、圧縮機12は、約75%から約85%の効率で稼動するものである。

    ガスタービン100からの廃熱は、その後に発電機(図示せず)を駆動するために用いられる蒸気を生成するために用いられてもよい。 このように、十分な力が生成され得て、液化プラントにおける全ての電気部品に電気を供給してもよい。

    ガスタービン100からの廃熱によって生成される蒸気もまた、脱水プラント64の分子篩の再生、再生ガス、および燃料ガスのためのCO 除去プラント62のアミンリボイラーを加熱するために用いられてもよい。

    この混合冷媒は、約30バールから50バールの範囲の圧力、通常は、約35バールから約40バールの圧力まで圧縮される。 圧縮された、混合冷媒の温度は、圧縮機12での圧縮の結果、約120℃から約160℃の範囲の温度、通常は約140℃まで上昇する。

    圧縮された、混合冷媒は、次いで、ライン14を介して冷却器16を通過し、圧縮された混合冷媒を45℃以下の温度にまで下げる。 一実施形態において、冷却器16は、空冷式のひれ付きチューブの熱交換器であり、ここでその圧縮された混合冷媒は、その圧縮された混合冷媒を、空気等の流体物と逆流する関係にて流すことによって冷却される。 代替の実施形態において、冷却器16はシェルアンドチューブ熱交換器であり、ここでその圧縮された混合冷媒は、水等の流体物と逆流する関係にて流すことによって冷却される。

    その冷却され、圧縮された混合冷媒は、冷却ゾーン28の第1の熱交換経路40を通され、ここでさらに冷却され、そして好ましくは、ジュールトムソン効果を用いて、膨張機(expander)48を介して膨張され、その結果、混合冷媒の冷却材として、冷却ゾーン28に対して冷却を提供する。 この混合冷媒の冷却材は第2の熱交換経路42を介して通過し、ここで、それは、第1および第3の熱交換経路40および44を各々介して通過する圧縮された混合冷媒および前処理された供給ガスとは逆流して熱交換にて加熱される。 次いで、この混合冷媒ガスは、圧縮機12に入る前に、冷媒吸気ドラム10に戻り、このようにして閉ループ式の単一の混合冷媒処理を完了する。

    混合冷媒の調製は、流体材料またはボイルオフガス(メタンおよび/またはC2−C5炭化水素)から提供され、冷媒成分の任意の1つ以上を有する窒素発生器(窒素)は外部から供給される。

    混合冷媒は、1個から約5個の炭素原子を含む窒素および炭化水素からなる群より選択される化合物を含む。 冷却される流体物質が天然ガスまたは炭層ガスである場合、その混合冷媒に対して適切な組成は、以下のモル分率範囲において、以下のとおりである。 窒素:約5から約15;メタン:約25から約35;C2:約33から約42;C3:0から約10の;C4:0から約20;およびC5:0から約20。 好ましい実施形態において、混合冷媒は、窒素、メタン、エタンまたはエチレン、およびイソブタンおよび/またはn−ブタンを含む。

    図2は、単一の混合冷媒および天然ガスについての複合物の冷却曲線および加熱曲線を示す。 曲線の約2℃の範囲内の接近は、本発明のプロセスおよびシステムの効率を示す。

    さらなる冷却は、補助冷却システム20によって、冷却ゾーン28に提供されてもよい。 補助冷却システム20は、空気冷却器によって冷却される1つ以上のアンモニア冷却パッケージを備える。 冷却されたアンモニアなどの補助冷媒は、冷却ゾーン28の冷却領域に配置された第4の熱交換経路44を通過する。 この手段により、補助冷却システム20から利用可能な約70%までの冷却能力が冷却ゾーン28に向けられてもよい。 このさらなる20%のLNGを生成する効果を有し、プラント効率、例えば、ガスタービン100における燃料消費を、別途20%改善する。

    補助冷却システム20は、その補助冷却システム20のための冷媒を生成するために、ガスタービン100からの熱い排ガスから生成される廃熱を利用する。 しかしながら、液化プラントにおける他の構成要素によって生成されるさらなる廃熱もまた、補助冷却システム20のための冷媒を再生するために用いられてもよく、例えば、他の圧縮機、電力生成において用いられる原動機、熱いフレアーガス、排ガスまたは液体、太陽エネルギ等からの廃熱として利用可能であってもよい。

    補助冷却システム20はまた、ガスタービン100のための空気吸流入口を冷却するように用いられる。 重要なことは、圧縮機出力がLNG産生とおおまかに比例するので、このガスタービンの流入空気を冷却することが、プラントの生成能力を15%から25%増加させる。

    液化されたガスは、約−150℃から約−160℃の温度にて、ライン72を介して、冷却ゾーン28から回収される。 この液化されたガスは次いで、膨張機74を介して、膨張されて、その結果としてこの液化されたガスの温度を約−160℃まで下げる。 本発明において用いられてもよい膨張機の適切な例は、膨張弁、JTバルブ、ベンチュリ装置、および回転機械式膨張機を含むが、それらに限定されない。

    液化されたガスは、次いで、ライン78を介して貯蔵タンク76に向けられる。

    貯蔵タンク76において生成されたボイルオフガス(BOG)は、ライン80を介して、圧縮機78、好ましくは、低圧力圧縮機へチャージできる。 圧縮されたBOGは、ライン82を介して冷却ゾーン28に供給され、その冷却ゾーン28の一部を介して通過し、ここで、この圧縮されたBOGは、約−150℃から約−170℃の温度まで冷却される。

    これらの温度において、BOGの一部は液相まで凝縮される。 特に、この冷却されたBOGの液相は、主としてメタンを含む。 冷却されたBOGの気相もまたメタンを含むが、液相と比較して、その中の窒素の濃度が上昇(通常、約20%から約60%)する。 この結果として得られた気相の組成は燃料ガスとしての利用に適している。

    結果として得られた2相の混合物は、ライン86を介して分離機84を通り、ここで分離された液相は、ライン88を介して貯蔵タンク76へと向け直される。

    分離機84において分離された、冷却された気相は、圧縮機、好ましくは、高圧圧縮機を通り、ラインを介して燃料ガスおよび/または再生ガスとしてプラント内において用いられる。

    あるいは、分離機84において分離された、冷却された気相は、フローラインシステムを極低温に、またはそれを僅かに上回る温度に維持するために、極低温フローラインシステム中を循環して、貯蔵タンク76から受取り側/積載側の施設へ、極低温の流体(例えば、LNGまたは炭層ガスからの液体メタン)を移送させるための冷却媒体としての使用に適切である。

    従来技術の使用および刊行物が本明細書において参照される場合もあるが、それらのうちの任意のものがオーストラリアまたは他の国々における当該技術分野における通常の知識の一部を形成するとの認識をそのような参照は構成しないことは理解されたい。

    本明細書の解釈上、用語「含む(comprising)」は、「含むがそれらに限定されない」ことを意味し、用語「含む(comprises)」もそれに相当する意味であることは明瞭に理解されるであろう。

    本発明の基本的な概念から逸脱することなく、本発明は、上述された記述に加え、無数の変形および修正を当業者に示唆するであろう。 全てのこのような変形および修正は、本発明の範囲内としてみなされるべきであり、その性質は、前述の記載から決定されるべきである。

    例えば、上述の本発明の特定の実施形態が炭層ガスの天然ガスからLNGの液化に関連している一方で、本発明は、極低温において液体として保存されている他のガスに関連して容易に利用され得る。

    12 圧縮機28 冷却ゾーン76 貯蔵タンク78 圧縮機84 分離器

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