Pressure reducing valve

申请号 JP52344596 申请日 1996-02-01 公开(公告)号 JP3807629B2 公开(公告)日 2006-08-09
申请人 コンクスベル オウトモーティヴ アクシェ セールスカープ; 发明人 ショルツ イーヴァルシェン、ビョルン;
摘要
权利要求
  • スレーブ作動部とマスター作動部とを備えた複動式密閉型油圧システムにおいて、マスター作動部が人手により操作されずにいるときに、システム回路内の圧力を低下させる減圧弁 であって、
    二つの第1、第2の空間(24,26)を限定する第1弁座(28)を含む弁ハウジング(1)で構成され、第1空間(24)が第1回路と 第2空間(26)が作動油タンクと連通するよう配置され、第1空間(24)に第1弁体(31)と第1ばね(37)が設けられ、 第1ばねの一端がハウジング(1)の一部に当接し、 第1ばねの他端が 第1弁体(31)に当接し、 第1弁体(31) 第1回路内の 作動油圧力による力と第1ばね(37)の力 を受けて一方向に動かされて弁座(28)にシール当接し、第2回路内の作動油圧力を受けた開閉体(41)の力で他方向に動かされるよう構成され、
    二つの第3、第4の空間(25,27)を限定する第2弁座(29)を含む弁ハウジング(1)で構成され、第3空間(25)が第2回路と、第4空間(27)が作動油タンクと連通するよう配置され、第3空間(25)に第2弁体(32)と第2ばね(38)が設けられ、第2ばねの一端がハウジング(1)の一部に当接し、他端が第2弁体(32)に当接し、第2弁体(32)は第2回路内の作動油圧力による力と第2ばね(38)の力を受けて一方向に動かされて弁座(29)にシール当接し、第1回路内の作動油圧力を受けた開閉体(42)の力で他方向に動かされるよう構成された減圧弁において、
    ハウジング(1)の孔(6) をシールするよう設けられて弁体移動方向に摺動するよう 配され、弁体(31)が弁座に当接するときに弁体(31)を 介して第1ばね(37) の力を受けるスライド弁(21)の一部に第1弁座(28)を構成すると共に、前記弁ハウジング(1)の二つの空間(24,26)を限定する第1弁座(28)、第1空間(24)に収納された第1弁体(31)、第1ばね(37)、スライド弁(21)により、第1弁装置を構成し、
    ハウジング(1)の孔(6)をシールするよう設けられて弁体移動方向に摺動するよう配され、弁体(32)が弁座に当接するときに弁体(32)を介して第2ばね(38)の力を受けるスライド弁(22)の一部に第2弁座(29)を構成すると共に、前記ハウジング(1)の二つの空間(25,27)を限定する第2弁座(29)、第3空間(25)に収納された第2弁体(32)、第2ばね(38)、スライド弁(22)により、第2弁装置を構成し、
    その弁体(32 ,31 )が第2油圧回路 又は第1油圧回路作動油圧力による力と、第2ばね(38) 又は第1ばね(37)による力 受けて一方向に 動かされてその弁座(29 ,28 )に当接し、第1回路内の 作動油圧力を受けた開閉体(42)の 力、又は第2回路内の作動油圧力を受けた開閉体(41)の力で反対方向に 動かされるよう構成され 、弁装置の開閉体(41 42)が 相互接続され、スライド弁(21 22)が、ハウジング(1)内で各弁体(31 32) の開方向へとスライド弁(21 22)を動かそうとするばね装置(39) の力を受けることを特徴とする減圧弁。
  • スライド弁(21 22)が 互いに同軸に延び、ハウジング(1)内で 軸方向に動くことが 可能であり 、開閉体(41 42)が直線ロッド(40)の一部であることを特徴とする、請求項1に記載の減圧弁。
  • 閉状態での弁体(31 32)の間 の開閉体(40)の総移動可能距離(2×B)が、各スライド弁(21 22)の移動可能距離(A)よりも大 、各スライド弁(21 22)の総移動可能距離(2×A)よりも小 であることを特徴とする、請求項1または 請求項 2に記載の減圧弁。
  • 说明书全文

    本発明は、二つの空間を区切る第1弁座を含む弁ハウジングにより構成され、スレーブ作動部とマスター作動部を備えた複動式密閉型油圧システムの回路内で、マスター作動部が人手を離れているときに 、圧を低下させる減圧弁であり、第1空間が第1回路と連通するよう配置され、また第2空間が作動油タンクと連通するよう配置され、第1空間に第1弁体と第1ばねが設けられ、ばねの一端がハウジングの一部に当接し、ばねの他端が弁体に当接し、弁体が一方向では第1回路内の作動油の圧力による力と第1ばねの力の影響を受け、その反対方向では開閉体の影響を受けて動いて弁座にシール当接し、開閉体が第2回路内の作動油の圧力の影響を受けることを特徴とする減圧弁に関するものである。
    この種の弁は、たとえば車のギヤシフト装置に用いられ、ギヤシフト力が運転席からこの種の油圧システムを経てギヤボックスへと伝えられる。
    この場合、動力伝達は全くサーボ装置なしに行われる。 すなわち、スレーブ作動部を動かすために管内に生ぜしめる圧力はギヤレバーを手で動かすことにより提供され、必要な手の力が適度で良いようにするためシステム可動部間の摩擦は適度でなければならない。
    システムが放置されて作動油温度が上昇すると、システム回路内の作動油圧力が上昇するので、作動油によりシステムの可動部・固定部間のパッキンに働く力が増加し、これらの可動部を動かすのに必要な力が増加するのは不具合である。
    この種の弁を用いる場合、 前記理由で圧力が所定値を越えると弁体が弁座から離れ、それにより第1回路の作動油がタンクへと流れて回路内の作動油圧力が低下する。 二つの回路はマスターシリンダ内を自由に動くことのできるピストンだけで分離できるので、第2回路内の作動油圧力も低下する。
    従って、システム操作に必要な力を適度なレベルに保つことができる。
    しかし、 弁により回路の一方からタンクへの作動油流が造り出されるので、ギヤレバーをニュートラルにして車を放置しておくと、ギヤレバーが運転席に対し正常な位置から離れ 、これは運転者にとっては不快であり得るまた、ギヤレバーが、ギヤレバーハウジングに対し本来の位置から遠く離れ 、ギヤレバーがギヤレバーハウジングに当接してしまい 、所望のギヤが得られなくなることも生じかねない
    本発明の目的は、上記不具合のない弁を提供することである。
    本発明による弁の特徴は、請求項に述べられた特徴に示されている。
    以下、本発明を添付の単一図面に関し詳しく説明する 図は本発明による弁の実施例の縦方向断面図である。
    を構成する円形断面のハウジング1の外側には半径方向外方に開いた2本の溝が形成され、これらの溝にOリング2 3がそれぞれ嵌め込まれている。 弁ハウジングの外側部分には雄ねじが設けられているので、これをギヤレバーハウジングなどに設けた孔の雌ねじにねじ込むことにより、弁ハウジングをギヤレバーハウジングなどの中にシール挿入配置できる。
    ハウジング1のOリング2,3間で、長手方向ほぼ中央に、2個の整合した半径方向孔4,5が形成され、これら複動式油圧システムの作動油タンク(図示せず)に接続されている。
    ハウジング1 に設けられる長手方向貫通孔6の中央小径部7に、半径方向孔4,5の端が開いている
    中央小径部7の各端には夫々大径の第1孔部11,第2孔部12があり、従って、それらの移行部には夫々第1肩部17 第2肩部18が形成されている。
    第1孔部11と第2孔部12はそれぞれハウジング末端付近まで延びて、更に大径の第3孔部13 第4孔部14 に連なり、それらの移行部には第3肩部19 第4肩部20が形成されている。 第3孔部13と第4孔部14の壁部には半径方向内方に開いた環状溝15 16が形成されている。
    第3孔部13 第4孔部14は、図には詳細示されていない既知の複動式油圧システムの夫々第1回路,第2回路に連通できる
    第1孔部11 第2孔部12には、外部が円筒状で同一形状の第1スライド弁21,第2スライド弁22が摺動自在に配されている。 スライド弁21,22の、ハウジング貫通孔6開放端側の端部には夫々大径孔24,25が形成され、ハウジング中央部側の端部では小径部26,27に連なり、それらの移行部には夫々環状肩部28,29が形成されて弁座として機能する
    スライド弁21 22の大径孔24 25内には夫々第1玉弁体31,第2玉弁体 32が設けられ、 夫々弁座を構成する環状肩部28,29にシール当接して配置されている。
    スライド弁21 22の円筒状外壁には半径方向外側に開いた溝が形成され、 これらにOリング46 47が嵌め込まれて 、各スライド弁21,22とそれらを摺動自在に配置したハウジング貫通孔6との間をシールしている。 従って、各スライド弁21,22は孔中の作動油圧力により夫々孔中を動くことができる。
    第3孔部13 第4孔部14内には、 夫々軸方向中央貫通孔のある円板33,34が設けられ、 円板33,34は夫々第3肩部19 第4肩部20に当接し、 環状溝15,16に嵌め込まれたスナップリング35 ,36などの止めリングにより軸方向に変位しないよう固定されている。
    第1玉弁体31,第2玉弁体32と隣接する円板33,34との間には、コイルばねなどであってよい同一形状の第1圧縮ばね37,第2圧縮ばね38が設けられ、各玉弁体31,32を付勢して弁座である環状肩部28,29に当接させる。 弁体が弁座に押しつけられたら、第1圧縮ばね37,第2圧縮ばね38はスライド弁21,22を一方向に動かして第1肩部17 第2肩部18に押しつけようとする。 スライド弁21 ,22間には、同様にコイルばねであってよい中央の第3圧縮ばね39が貫通孔6の中央部7を通って延びる 。 この第3圧縮ばね39は、スライド弁21 22を相反方向に動かし、 夫々円板33,34に押しつけようとする。
    貫通孔6と同軸にシリンダロッドである開閉体40が中央孔7を通り、巻線により形成され第3圧縮ばね39の中央開口部を通って延びる 。 開閉体40の第1端部41 第2端部42 スライド弁21 22内の小径孔26 27内に、空隙を保ちながら挿入されている。 従って小径孔26,27の壁部と各端部41,42との間には円形断面の通路が形成され、玉弁体31,32が弁座に当接していない場合に、スライド弁21,22の大径孔24,25を、ハウジング1内の半径方向4,5に接続する。
    第1肩部17 第3肩部19間の距離は、第2肩部18 第4肩部20 間の距離に相応しており 、これはスライド弁21 22の軸方向長さよりも距離Aだけ長い。 この距離Aが各スライド弁21 22の移動可能距離である。
    スライド弁21,22円板33,34に当接し、 玉弁体31,32が弁座である環状肩部28,29に当接すると、 玉弁体31,32間の距離は、 開閉体40の長さよりも2×Bだけ長くなる。 図では開閉体40はスライド弁21,22間の対称位置にある。
    図に示した弁では、スライド弁21,22の移動可能距離は等しく、 以下の不等式が成立する。
    (2×B)>A>B
    スライド弁21,22の移動距離が等しくない場合には、 より一般的な法則が当てはまり 、閉じた状態の玉弁体31,32間の開閉体40の総移動可能距離は、スライド弁21,22各々の移動可能距離よりも大きいが、スライド弁21 22の総移動可能距離よりも小さい。
    従って、両回路の作動油圧力が同時に所定限界値を越えた場合にのみ、 玉弁体が弁座から離れることができる 。 つまり、 回路の一方だけが圧力上昇しても弁は開かない。
    本発明による弁の作動は、以下の通りである。
    複動式油圧システムが、例えば第2回路(つまり、図のハウジング1の左側に接続され、ハウジング1の第4孔部14と連通している回路)内で圧力が上昇し、スレーブ作動部を一方向に動かすよう作動する場合 、弁はハウジング1内の半径方向孔4,5を通して作動油をタンクへと送ることがない 。 Aは2×Bよりも小なので 、圧力上昇により、開閉体の端部41,42が隣接する玉弁体31,32に同時に当接することなく、第2スライド弁22を動かして第2肩部18に当接させることができる。 従って 、いずれの弁体も弁座から離れず、回路内の作動油タンクへ流れることはできない
    システム作動中に、右側の第1回路だけ圧力上昇するときも同じことが当てはまる
    ギヤレバーなど、マスター作動部の操作レバーを例えばニュートラルにしたままシステムを放置すると 、システム内の作動油温度が上昇し、油圧システム各回路内の作動油圧力増加を引き起こし 、理論的には両スライド弁21 ,22が 、第3ばね39によって加えられる力に抗して同時にハウジング中央部へと動かされる。 なぜなら、各回路はピストンなどの自由可動性の作動部品だけによって分離されているからである。 圧力が充分に高まると、開閉体 40の端部41 42は、 夫々隣接する弁体31 32に当接し 、回路内の圧力が引続き上昇すると、 両玉弁体31,32が同時に弁座から離れ、両回路から作動油がタンクへと流れると共に両回路の圧力が下がる。 従って 、このよう理論的に理想的な状況では、レバーはニュートラル留まることができる。
    しかし実際には、 例えばスライド弁21 22と関連する孔部11 12との間の摩擦は恐らくは等しくない更に 、作動ピストンとマスターシリンダスレーブシリンダのシリンダ部分との間に摩擦があり、 加えて 、両回路が相異なる温度に加熱されている可能性がある 。 つまり、温度上昇時に両回路圧力上昇に差のある可能性がある。
    従って、例えば第2回路圧力が第1回路圧力よりも高くて、最初に第2スライド弁22だけが動くことがある。 例えば 、第2 弁体32が開閉体 40の第2端部42に当接して、一緒に図の右方へ動くことができる 。 しかし、A 2×Bよりも小だから 、第2スライド弁22 が行き着くところまで動いて第2肩部18に当接しても、開閉体40の第1端部41が第1玉弁体31に当接することはない
    右の第1回路の作動油圧力も充分に上昇すると、第1スライド弁21が左へ動き第1玉弁体31が静止中の開閉体40の右端部41に当接する 。 第2スライド弁22が第2肩部18に当接しているが 、第1スライド弁21がまだ第1肩部17に当接していない場合 、第2圧縮ばね38が第1圧縮ばね37よりも延び、第2圧縮ばね38により加えられる力が第1圧縮ばね37による力よりも小さくなる。 第1スライド弁21が図の左方へ動き続けると、 開閉体40により第2弁体32が弁座から離れることだけが引き起される従って 、左の第2回路内の作動油圧力だけが最初に低下する。 このことは、この回路内で作動油圧力が最大となっているから有利である
    左の第2回路で圧力低下し、作動油により第2スライド弁22に加えられる力が低減するため、この第2スライド弁22 が図の左方へと動いて、弁座である肩部29が第2 弁体32に当接する。 第1スライド弁21が左方へ動き続けると、 開閉体40により第1弁体31が弁座から離れることが引き起こされて第1回路内の作動油圧力が低下する。
    前記した摩擦によりシステム内にヒステリシスが生じるため 、また距離A B、 ばね特性や寸法などの弁パラメータを適宜選んだことにより 、試験を行った結果、スライド弁21 22 及び開閉体40の繰返し前後動及び両回路の徐々の圧力低減が達成できることが判明したその結果、システムのマスター作動部の作動本体、例えばギヤレバーが、まずニュートラル位置から一方向に所定距離動き、次にニュートラルを通って他方向により短い距離動くなどで、システムの両回路圧力が低下して両玉弁体が弁座に当接するまでとなる従って 、ギヤレバーは最終的には当初のニュートラルから極くわずかの距離のところに位置する。 オペレータは、 圧力低下の結果、複動式油圧システムの操作レバーがニュートラルからごく短い距離だけ動いたこと、 及び操作レバーを容易に動かすことができることを確めることができる。
    以上の説明では、システム内の流体を油圧作動油としたが、流体は、もしその方が有利なら気体でもよい。
    2個のスライド弁は互いに度をつけて延ばすことができること開閉体40を適当な機構で代替えできること、スライド弁の寸法が同じである必要はないこと 、弁が図示のようにほぼ左右対称である必要もないこと、を理解すべきである

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