Exhaust emission control system

申请号 JP2010119721 申请日 2010-05-25 公开(公告)号 JP2011247143A 公开(公告)日 2011-12-08
申请人 Isuzu Motors Ltd; いすゞ自動車株式会社; 发明人 IKEDA TAKUJI; FURUKAWA TAKAYUKI; KANENOBU KEIZO;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an exhaust emission control system for performing PID control to accurately control post injection even when acceleration and deceleration are repeated or an exhaust brake valve is closed during travelling automatic regeneration.SOLUTION: A DPD 25 is connected to an exhaust pipe 20 of a diesel engine 10. The temperature of exhaust gas in automatic regeneration of the DPD 25 is detected to find a deviation between the detected temperature of the exhaust gas and a regeneration target temperature. In PID control of the amount of post injection on the basis of the deviation, post injection is stopped when the exhaust brake valve 24 is closed during the travelling automatic regeneration, the PID control is performed to continuously operate an integral control term during a time when the exhaust brake valve is closed, and the continuously operated integral control term is set as an initial operation quantity when the exhaust brake valve 24 is opened.
权利要求
  • ディーゼルエンジンの排気管に排気ガス中のPMを捕集するDPDを接続し、前記DPDのPM量が一定量以上になったとき、ポスト噴射を行ってディーゼルエンジンの排ガス温度を上昇させてDPDを自動再生する排ガス浄化システムにおいて、自動再生する際の排ガス温度を検知し、検出した排ガス温度と再生目標温度との偏差を求め、この偏差に基づいて、ポスト噴射量をPID制御するに際して、走行自動再生時に排気ブレーキバルブが閉じられたときに、ポスト噴射を停止し、排気ブレーキが閉じられている間、PID制御で積分制御項の演算を継続し、排気ブレーキバルブが開にされたとき、継続して演算された積分制御項を初期操作量とすることを特徴とする排ガス浄化システム。
  • 前記排気ブレーキバルブが開で、減速されたとき、PID制御でポスト噴射を継続して行う請求項1記載の排ガス浄化システム。
  • 減速後に停車したとき、PID制御をリセットする請求項1記載の排ガス浄化システム。
  • 说明书全文

    本発明は、ディーゼルエンジンの排気ガス中のPM(Particulate Matter)を捕集すると共にNOxを浄化して排気する排ガス浄化システムに係り、特にDPDを自動再生時に増・減速された際の排ガス浄化システムに関するものである。

    ディーゼルエンジンの排気ガスを浄化して排気する排ガス浄化システムとして、排気管にDPD(Diesel Particulate Defuser)及びSCR(Selective Catalytic Reduction;選択触媒還元)装置を接続した排ガス浄化システムが開発されている。

    この排ガス浄化システムでは、DPDで、排気ガス中のPMを捕集する。 また、排ガス浄化システムでは、SCR装置を備えたSCRシステムで、尿素タンクに貯留された尿素をSCRの排気ガス上流に供給し、排気ガスの熱でアンモニアを生成し、このアンモニアによって、SCR触媒上でNOxを還元して浄化する(例えば、特許文献1、2参照)。

    DPDで捕集したPMは、フィルタの目詰まりの原因となるため、捕集堆積したPMを適宜酸化させ、除去して再生する必要がある。

    この目詰まりの検出は、排気圧センサがDPD前後の差圧を検知し、その差圧が上限値に達したときに、ECU(Engine Control Unit)が自動的に、或いは手動で行う場合には、キャビン内に設けられたDPD警告灯を点灯し、ドライバーが再生実行スイッチを押すことで、DPD再生が開始される。

    DPDは、未燃焼燃料を酸化する活性触媒からなるDOCと排ガス中のPMを捕集するCSF(Catalyzed Soot Filter)からなり、DPD再生の際には、燃料のマルチ噴射(パイロット噴射、プレ噴射、メイン噴射、アフタ噴射)を行って排気温度をDOCの触媒活性温以上に上げた後、ポスト噴射を追加して、排気温度を500℃以上に上昇させ、この高温の排気ガスでCSFに捕集されたPMを燃焼させ、除去して再生するものである。

    DPD再生は、走行中に自動再生を行う場合と、車を停止してアイドル回転で手動再生する場合とがある。 通常は走行中に自動再生するが、ポスト噴射により、気筒の潤滑油中に燃料油が混入し、潤滑油のダイリューション(希釈)が生じるため、手動再生にてダイリューション量を低減するようになっている。

    また走行中の自動再生で、車の停止時には、アイドル回転でも再生できるように排気ブレーキバルブを閉じて排気温度の低下を防止して、再生を継続するようにしている。

    この自動再生は、DOCの下流側に設けた排気温度センサでCSFに流入する排ガス温度を検知し、その排ガス温度と再生目標温度との偏差を求め、その偏差に基づいて再生目標温度となるようポスト噴射量がPID制御される。

    特開2000−303826号公報

    特許第4175281号公報

    この走行自動再生に、急加速と排気ブレーキバルブを閉じる急減速を繰り返すような場合、加速時におけるターボで、ブースト圧が急激に立ち上がってしまい、DPDを通過する空気量が急増大し、DPD内部を掃気してしまい、ポスト噴射を行っていても、DPD温度が低下してしまう。 また例えば、下り坂などでの減速で排気ブレーキバルブを閉じたときや、急加速から急減速が行われ排気ブレーキ中には排ガス量が減るため、PID制御によるポスト噴射制御の追従性が悪くなってしまう。

    そこで従来においては、このような運転状況下では、燃料噴射量が所定値量まで低下したときや排気ブレーキバルブが閉じられたときに、ポスト噴射を停止し、排気ブレーキバルブが開になったときや走行が安定したときに、新たにPID制御でポスト噴射を行って走行自動再生を行うようにしている。

    しかしながら、走行自動再生中の減速のたびにポスト噴射を停止し、再度PID制御でポスト噴射を行ったのでは、積分制御項が、直前まで積分した操作量をゼロとして、再度偏差を積分をしなおすため、排気ガス温度を目標再生温度に昇温するまでに時間がかかってしまい自動再生時間が長くなってしまう問題がある。

    また、同様に排気ブレーキバルブを閉じたときに、ポスト噴射を停止する場合でも、PID制御がそのたびに新たに繰り返されるため、適正なポスト噴射量に制御することは困難となる。

    そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、走行自動再生において、加速・減速が繰り返されたり、排気ブレーキバルブが閉じられても、PID制御によるポスト噴射を的確に制御できる排ガス浄化システムを提供することにある。

    上記目的を達成するために請求項1の発明は、ディーゼルエンジンの排気管に排気ガス中のPMを捕集するDPDを接続し、前記DPDのPM量が一定量以上になったとき、ポスト噴射を行ってディーゼルエンジンの排ガス温度を上昇させてDPDを自動再生する排ガス浄化システムにおいて、自動再生する際の排ガス温度を検知し、検出した排ガス温度と再生目標温度との偏差を求め、この偏差に基づいて、ポスト噴射量をPID制御するに際して、走行自動再生時に排気ブレーキバルブが閉じられたときに、ポスト噴射を停止し、排気ブレーキが閉じられている間、PID制御で積分制御項の演算を継続し、排気ブレーキバルブが開にされたとき、継続して演算された積分制御項を初期操作量とすることを特徴とする排ガス浄化システムである。

    請求項2の発明は、前記排気ブレーキバルブが開で、減速されたとき、PID制御でポスト噴射を継続して行う請求項1記載の排ガス浄化システムである。

    請求項3の発明は、減速後に停車したとき、PID制御をリセットする請求項1記載の排ガス浄化システムである。

    本発明によれば、走行自動再生時の運転状況に応じてポスト噴射量をPID制御で的確に制御できるという優れた効果を発揮するものである。

    本発明の一実施の形態を示す全体構成図である。

    本発明における自動再生時の制御チャートを示す図である。

    本発明における自動再生時の走行自動再生とアイドル自動再生時の制御チャートを示す図である。

    本発明と従来における走行自動再生時のポスト噴射と排気ブレーキバルブとPID制御の積分制御項と排ガス温度の関係を説明するチャートで、(a)は本発明、(b)は従来例のチャートである。

    以下、本発明の好適な一実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。

    図1において、ディーゼルエンジン10の吸気マニホールド11と排気マニホールド12は、過給機13のコンプレッサ14とタービン15にそれぞれ連結され、上流側吸気管16aからの空気がコンプレッサ14で昇圧され、下流側吸気管16bのインタークーラ17を通って冷却されて吸気スロットルバルブ18を介して吸気マニホールド11からディーゼルエンジン10に供給され、ディーゼルエンジン10からの排気ガスは、タービン15を駆動した後、排気管20に排気される。

    上流側吸気管16aには、吸気量を測定するエアマスフローセンサ(MAF)19が設けられ、そのエアマスフローセンサ(MAF)で、吸気スロットルバルブ18の開度が制御されて吸気量が調整される。 また排気管20と上流側吸気管16aには排気ガスの一部をエンジン10の吸気系に戻してNOxを低減するためのEGR管21が接続され、そのEGR管21にEGRクーラ22とEGRバルブ23とが接続される。

    排気管20には、排気ブレーキバルブ24、DPD25、排気スロットルバルブ26、サイレンサー27が接続される。 DPD25は、未燃焼燃料を酸化する活性触媒からなるDOC28と排ガス中のPMを捕集するCSF(Catalyzed Soot Filter)29からなる。 また図には示していないが、排気スロットルバルブ26とサイレンサー27間に、NOxをアンモニアで脱硝するSCR装置が接続される。

    DOC28の前後には、排ガス温度センサ30a、30bが設けられ、CSF29のPM堆積量を検出する差圧センサ31が設けられ、これら検出値がECU(エンジンコントロールユニット)32に入される。

    ECU32には、エンジンの回転数を検出する回転センサ33の検出値、車速センサ34の検出値、大気圧センサ35の検出値が入力される。

    ECU32は、走行中、アクセル開度に応じて燃料インジェクタ38での燃料噴射量を制御すると共に、吸気スロットルバルブ18、排気ブレーキバルブ24、排気スロットルバルブ26を適宜制御するようになっている。

    この排ガス処理システムにおいて、ECU32は、CSF29の前後の差圧を検出する差圧センサ31の検出値により、DPD25にPMが一定量堆積した判断したとき、又は前回の再生後からの走行距離が所定値に達したときに、ディーゼルエンジン10からの排ガス温度を昇温してPMを燃焼させて再生するようになっている。

    この再生は、DOC28の触媒活性温度以上になるよう、燃料インジェクタ38でマルチ噴射(パイロット噴射、プレ噴射、メイン噴射、アフタ噴射)を行った後、ポスト噴射を行って排ガス温度を500℃程度に昇温してPMを燃焼させるものであり、通常は走行中に自動再生するが、ポスト噴射により、気筒の潤滑油中に燃料油が混入し、潤滑油のダイリューション(希釈)が生じるため、手動再生にてダイリューション量を低減するようになっている。

    さて、自動再生する際のECU32の制御チャートを図2により説明する。

    自動再生する際には、ECU32は、吸気スロットルバルブ18を絞り、EGRバルブ23を閉じ、マルチ噴射を行って排気ガス温度を触媒活性温度に昇温してDOC28の触媒活性温度を上げ、次にマルチ噴射にポスト噴射を加えて排ガス温度を500℃程度に昇温してPMを燃焼させてDPD25を再生する。 再生終了後は、吸気スロットルバルブ18とEGRバルブ23を通常制御に戻す。

    この自動再生中、車が信号待ちなどで停車しているときには、エンジン回転を通常アイドル回転(低1)から、変速機のギヤがニュートラルのときには再生アイドル回転数を通常より高い回転数(高)とし、ギヤインのときには、停止から走行する際の急発進を防止するために再生アイドル回転数を、ギヤがニュートラルのときより低い回転数(低2)に設定される。 また自動再生中は、ECU32が自動再生警告ランプ36bを点灯させる。

    図3は自動再生する際の排ガス目標温度とポスト噴射量の積算値と再生時間をカウントするチャートを示したものである。

    先ず、マルチ噴射からポスト噴射に切り替えてDPDを再生する際には、排ガス温度を昇温すると堆積したPMが一気に燃焼するのを防止すべく、例えば、初期の再生目標温度を500℃程度とし、DPD内のPMをある程度燃焼させたならば、目標温度を変更して最終再生目標温度を、初期再生目標温度より高い温度、例えば600℃程度になるようにポスト噴射量を制御する。

    この際、ECU32は、初期の再生目標温度Taに対して図示の点線示した低いPM燃焼判定温度Ta PMを設定し、そのPM燃焼判定温度Ta PM以上に排ガス温度が高いときにはPMが燃焼されているとして、その時間を積算し、その積算時間が例えば2〜5分となったときには、次の最終再生目標温度Tbに変更し、その最終再生目標温度Tbに対して同じく低いPM燃焼判定温度Tb PMを設定し、そのPM燃焼判定温度Tb PM以上に排ガス温度が高いときにはPMが燃焼されているとして、その時間を積算し、その積算時間が例えば、温度変更から3〜10分となったときに再生完了とする。

    また、ECU32は、排ガス温度がPM燃焼判定温度Ta PM 、Tb PM以上に上がる時間が少なく、積算時間をカウントしない場合には、ポスト噴射量を積算した値がエンジン噴射可能上限値以上となったときには、再生未完了と判断する。

    この自動再生中に再生目標温度Ta、Tbに対して高い、ポスト噴射可能上限温度Ta L 、Tb Lを設定し、排ガス温度が、ポスト噴射可能上限温度Ta L 、Tb L以上のときには、DPD溶損防止のためポスト噴射を中止する。

    なお、手動再生する際には、ECU32が手動再生警告ランプ36aを点滅させて手動再生を警告し、この警告を受けて、運転手が、車を停止させると共に、DPD手動再生実行スイッチ37を押すことで手動再生が開始される。

    手動再生の際には、ECU32は、エンジン回転数をアイドル回転から再生アイドル回転数に上げ、吸気スロットルバルブ18を絞り、EGRバルブ23を閉じると共に排気ブレーキバルブ24を閉じて、マルチ噴射を行って排気ガス温度を昇温し、昇温後に、排気ブレーキバルブ24を開とすると共に排気スロットルバルブ26を閉じて、マルチ噴射にポスト噴射を加えて排ガス温度を、500℃程度に昇温してPMを燃焼させてDPD25を再生する。 この手動再生でも、図3で説明した再生目標温度Ta、Tbを設定すると共に同様に再生時間をカウントする。

    次に、ポスト噴射量のPID制御について説明する。

    先ず自動再生中に図1で説明した排ガス温度センサ30bで排ガス温度が検知され、ECU32は、上述した再生目標温度Ta、Tbと排ガス温度の偏差eを求めその偏差に基づいてPID制御により、燃料インジェクタ38によるポスト噴射の操作量Mを決定する。

    この操作量Mは、下式で表される。
    M=Kp・e+Ki・(1/Ti)・∫edt+Kd・Td(de/dt)

    上式中、Kpは、比例制御の比例定数、Kiは積分制御の比例定数、Kdは微分制御の比例定数、Tiは積分時間、Tdは微分時間、tは時間である。

    ここで、操作量Mは、比例制御項と積分制御項と微分制御項の総和で決定される。 実際のポスト噴射量は、この操作量Mにベース項の操作量を足し合わせて、燃料インジェクタ38の燃圧と開弁時間にて決定される。

    このPID制御で、走行自動再生中は、エンジン回転数も高いため、ポスト噴射量に見合って排ガス温度を高くすることができるため、再生目標温度Ta、Tbに正確に制御することができる。

    この自動再生中に、車が急加速や急減速を繰り返したり、或いは下り坂を走行して排気ブレーキバルブを運転手が閉としたときには、ポスト噴射を継続するとDPD25内の温度が急上昇してポスト噴射可能上限温度Ta L 、Tb Lを超えるおそれが生じるためポスト噴射を行わないようにする。

    従来においては、図4(b)に示すように、排気ブレーキバルブが閉じられたとき、ポスト噴射を停止し、同時にPID制御も停止し、排気ブレーキバルブが開いたときに、再度PID制御によりポスト噴射を行うようにしているが、この場合、PID制御の積分制御項は、PID制御停止で、ゼロリセットされるめ、PID制御開始から再度偏差eを積分することとなり、その後、排気ブレーキバルブが閉じられると、積分制御項を再度ゼロリセットするため、ポスト噴射量の適正な制御が行われずに、排ガス温度が、排気ブレーキバルブの閉のたびに下がり、再生目標温度Ta、Tbに制御することができず、再生時間がかかったり、再生未完了となる問題がある。

    そこで本発明は、図4(a)に示すように、排気ブレーキバルブが閉じられたとき、ポスト噴射を停止するものの、PID制御だけは、リセットせずに継続するようにしたものである。 これにより、急加速・急減速を繰り返し、排気ブレーキバルブが頻繁に開閉されても、積分制御項は偏差eを積分し続けるため、排気ブレーキバルブが開となったときに、その積分制御項の操作量が、PID制御の初期操作量としてポスト噴射量に加わるため、排ガス温度を、再生目標温度Ta、Tbに維持することが可能となる。

    また従来においては、急加速後に、アクセルを離して減速した場合、燃料噴射量の総量が所定値に下がる際にポスト噴射を停止し、同時にPID制御もゼロリセットし、その後燃料噴射量の総量が所定値以上に上がったときに、再度PID制御によりポスト噴射していたが、この制御では、排気温度が増減速のたびに上下する不具合があるが、本発明においては、減速時に、PID制御を継続させることで、排気温度を再生目標温度Ta、Tbに維持することが可能となる。 この場合、ポスト噴射は、継続するようにし、減速から車が停止したときに積分制御項をゼロリセットすることで、その後の発進でも支障なく適正なPID制御が行える。

    以上本発明は、走行自動再生時にPID制御でポスト噴射量を制御する際に、急減速で排気ブレーキを閉じてポスト噴射を停止しても、PID制御を継続させて積分制御項で偏差を積分することで、減速後の再加速でも適正にポスト噴射量をPID制御することができる。

    10 ディーゼルエンジン 20 排気管 24 排気ブレーキバルブ 25 DPD
    32 ECU
    33 回転センサ 35 大気圧センサ

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