Exhaust gas purification system for an internal combustion engine |
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申请号 | JP50759893 | 申请日 | 1992-10-13 | 公开(公告)号 | JP2586738B2 | 公开(公告)日 | 1997-03-05 |
申请人 | トヨタ自動車株式会社; | 发明人 | TAKESHIMA SHINICHI; ARAKI YASUSHI; HIROTA SHINYA; | ||||
摘要 | |||||||
权利要求 | 【請求項1】流入する排気ガスの空燃比がリーンであるときにNOxを吸収し、流入する排気ガス中の酸素濃度を低下させると吸収したNOxを放出するNOx吸収剤を機関排気通路内に配置すると共にNOx吸収剤上流の機関排気通路内にNOxを酸化しうるNOx酸化剤を配置し、NOx吸収剤に流入する排気ガスがリーンのときにNOx吸収剤に吸収されたNOxをNOx吸収剤に流入する排気ガス中の酸素濃度が低下せしめられたときにNOx吸収剤から放出するようにした内燃機関の排気浄化装置。 【請求項2】NOx吸収剤に流入する排気ガスを理論空燃比又はリッチにすることによってNOx吸収剤に吸収されているNOxをNOx吸収剤から放出させるようにした請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項3】NOx吸収剤に流入する排気ガスの空燃比がリーンにされてNOx吸収剤にNOxが吸収せしめられている時間がNOx吸収剤からNOxを放出するためにNOx吸収剤に流入する排気ガス中の酸素濃度が低下せしめられる時間の50倍以上である請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項4】NOx吸収剤にNOxが吸収させているときにNO x吸収剤に流入する排気ガスの空燃比が18.0以上である請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項5】上記NOx酸化剤はNOx吸収剤が単独でNOxを吸収しうるNOx吸収剤温度よりも低いNOx酸化剤温度でもってNOxを酸化する請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項6】上記NOx酸化剤が白金、パラジウム、セリア、ランタンコバルトペロブスカイト、五酸化バナジウムから選ばれた少なくとも一つを含む請求項5に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項7】上記NOx酸化剤がNOx吸収剤に隣接配置されている請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項8】上記NOx酸化剤とNOx吸収剤が同一ケーシング内に配置されている請求項7に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項9】NOx吸収剤がカリウム、ナトリウム、リチウム、セシウムからなるアルカリ金属、バリウム、カリシウムからなるアルカリ土類、ランタン、イットリウムからなる希土類から選ばれた少なくとも1つと、、白金とを含む請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項10】NOx吸収剤がバリウム、銅の複合酸化物からなる請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項11】機関燃焼室内に形成される混合気の空燃比を制御する空燃比制御手段を具備し、該空燃比制御手段により機関燃焼室内内に形成される混合気の空燃比を制御することによってNOx吸収剤へのNOxの吸収およびNO x吸収剤からNOxの放出を制御するようにした請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項12】上記空燃比制御手段はNOx吸収剤にNOxを吸収させるべきときには燃焼室内に形成される混合気の空燃比をリーンにし、NOx吸収剤からNOxを放出させるべきときには燃焼室内に形成される混合気の空燃比を理論空燃比又はリッチにする請求項11に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項13】内燃機関がガソリン機関からなり、上記空燃比制御手段は機関に供給される燃料量を制御してNO x吸収剤へのNOxの吸収およびNOx吸収剤からNOxの放出を制御する請求項12に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項14】上記空燃比制御手段はNOx吸収剤にNOxを吸収させるべきときには燃焼室内に形成される混合気の空燃比を18.0以上のほぼ一定のリーン空燃比に維持する請求項13に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項15】機関の運転状態に応じて定まる燃料量を予め記憶している記憶手段を具備し、上記空燃比制御手段は該記憶手段に記憶されている燃料量に基づいて機関に供給される燃料量を定める請求項13に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項16】機関燃焼室から排出されてNOx吸収剤に流入する排気ガスの空燃比を機関排気通路内で制御する空燃比制御手段を具備し、該空燃比制御手段によりNOx 吸収剤に流入する排気ガスの空燃比を制御することによってNOx吸収剤へのNOxの吸収およびNOx吸収剤からNOxの放出を制御するようにした請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項17】上記空燃比制御手段はNOx吸収剤にNOxを吸収させるべきときにはNOx吸収剤に流入する排気ガスの空燃比をリーンにし、NOx吸収剤からNOxを放出させるべきときにはNOx吸収剤に流入する排気ガスの空燃比を理論空燃比又はリッチにする請求項16に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項18】上記空燃比制御手段はNOx吸収剤からNOx を放出させるべきときに機関排気通路内に還元剤を供給する請求項17に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項19】上記還元剤が炭化水素からなる請求項18 に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項20】上記炭化水素がガソリン、イソオクタン、ヘキサン、ヘプタン、軽油、灯油、ブタン、プロパンから選ばれた少なくとも一つからなる請求項19に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項21】NOx吸収剤に流入する排気ガスの空燃比がリーンにされてNOx吸収剤にNOxが吸収せしめられている期間が予め定められた第1の設定期間を越えたときに NOx吸収剤からNOxを放出すべく予め定められた第2の設定期間だけNOx吸収剤に流入する排気ガス中の酸素濃度を低下せしめるNOx放出制御手段を具備した請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項22】上記NOx放出制御手段はNOx吸収剤からNO xを放出すべきときにNOx吸収剤に流入する排気ガスの空燃比を理論空燃比又はリッチにする請求項21に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項23】上記NOx放出制御手段がNOx吸収剤に吸収されたNOx量を推定するNOx量推定手段を具備し、該NOx 放出制御手段は該NOx量推定手段により推定されたNOx量が予め定められた推定量を越えたときに上記第1の設定期間が経過したと判断する請求項21に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項24】上記NOx量推定手段は機関回転数の累積値が予め定められた設定値を越えたときにNOx吸収剤に吸収されたNOx量が上記設定量を越えたと判断する請求項23に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項25】上記NOx量推定手段は機関燃焼室内に形成される混合気の空燃比が一定時間以上理論空燃比又はリッチに維持されたときにはNOx吸収剤に吸収されているほぼ全部のNOxが放出されたと判断する請求項23に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項26】上記第2の設定期間がほぼ20秒以下である請求項21に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項27】NOx吸収剤下流の機関排気通路内に少なくともNOxを還元しうる触媒を配置した請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 【請求項28】上記触媒が三元触媒からなる請求項27に記載の内燃機関の排気浄化装置。 |
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说明书全文 | 【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は内燃機関の排気浄化装置に関する。 背景技術 ディーゼル機関においてNOxを浄化するために機関排気通路を一対の排気枝通路に分岐し、これら排気枝通路の分岐部に切換弁を配置して切換弁の切換作用により排気ガスをいずれか一方の排気枝通路内に交互に導き、各排気枝通路内に夫々NOxを酸化吸収しうる触媒を配置したディーゼル機関が公知である(特開昭62−106826号公報参照)。 このディーゼル機関では一方の排気枝通路内に導かれた排気ガス中のNOxがその排気枝通路内に配置された触媒に酸化吸収せしめられる。 この間、他方の排気枝通路への排気ガスの流入が停止せしめられると共にこの排気枝通路内には気体状の還元剤が供給され、この還元剤によってこの排気枝通路内に配置された触媒に蓄積されているNOxが還元せしめられる。 次いで暫くすると切換弁の切換作用によってそれまで排気ガスが導かれていた排気枝通路への排気ガスの導入が停止され、それまで排気ガスの導入が停止されていた排気枝通路への排気ガスの導入が再開される。 しかしながらこの触媒は触媒温度が低くなるとNOxを酸化吸収しえなくなる。 従ってこのディーゼル機関では排気ガス温が低く、従って触媒温度が低いときにはNOx 発明の開示 本発明の目的は排気ガス温が低くてもNOxを効率よく吸収することのできる排気浄化装置を提供することにある。 本発明によれば、流入する排気ガスの空燃比がリーンであるときにNOxを吸収し、流入する排気ガス中の酸素濃度を低下させると吸収したNOxを放出するNOx吸収剤を機関排気通路内に配置すると共に、NOx吸収剤上流の機関排気通路内にNOxを酸化しうるNOx酸化剤を配置し、NO 図面の簡単な説明 第1図は内燃機関の全体図、第2図は基本燃料噴射時間のマップを示す図、第3図は補正係数Kの変化を示す図、第4図は機関から排出される排気ガス中の未燃HC,C 発明を実施するための最良の形態 第1図は本発明をガソリン機関に適用した場合を示している。 第1図を参照すると、1は機関本体、2はピストン、 電子制御ユニット30はディジタルコンピュータからなり、双方向性バス31によって相互に接続されたROM(リードオンメモリ)32、RAM(ランダムアクセスメモリ)3 第1図に示す内燃機関では例えば次式に基づいて燃料噴射時間・TAUが算出される。 TAU=TP・K ここでTPは基本燃料噴射時間を示しており、Kは補正係数を示している。 基本燃料噴射時間TPは機関シリンダ内に供給される混合気の空燃比を理論空燃比とするのに必要な燃料噴射時間を示している。 この基本燃料噴射時間TPは予め実験により求められ、機関負荷Q/N(吸入空気量Q/機関回転数N)および機関回転数Nの関数として第2図に示すようにマップの形で予めROM32内に記憶されている。 補正係数Kは機関シリンダ内に供給される混合気の空燃比を制御するための係数であってK=1.0であれば機関シリンダ内に供給される混合気は理論空燃比となる。 これに対してK<1.0になれば機関シリンダ内に供給される混合気の空燃比は理論空燃比よりも大きくなり、即ちリーンとなり、K>1.0になれば機関シリンダ内に供給される混合気の空燃比は理論空燃比よりも小さくなる、即ちリッチとなる。 この補正係数Kは機関の運転状態に応じて制御され、 第4図は燃焼室3から排出される排気ガスの代表的な成分の濃度を概略的に示している。 第4図からわかるように燃焼室3から排出される排気ガス中の未燃HC,COの濃度は燃焼室3内に供給される混合気の空燃比がリッチになるほど増大し、燃焼室3から排出される排気ガス中の酸素O 2の濃度は燃焼室3内に供給される混合気の空燃比がリーンになるほど増大する。 ケーシング20内に収容されているNOx吸収剤19は例えばアルミナを担体とし、この担体上に例えばカリウムK、ナトリウムNa、リチウムLi、セシウムCsのようなアルカリ金属、バリウムBa、カルシウムCaのようなアルカリ土類、ランタンLa、イットリウムYのような希土類から選ばれた少なくとも一つと、白金Ptのような貴金属とが担持されている。 機関吸気通路およびNOx吸収剤19上流の排気通路内に供給された空気および燃料(炭化水素)の比をNOx吸収剤19への流入排気ガスの空燃比と称するとこのNOx吸収剤19は流入排気ガスの空燃比がリーンのときにはNOxを吸収し、流入排気ガス中の酸素濃度が低下すると吸収したNOxを放出するNOxの吸放出作用を行う。 なお、NOx吸収剤19上流の排気通路内に燃料(炭化水素)或いは空気が供給されない場合には流入排気ガスの空燃比は燃焼室3内に供給される混合気の空燃比に一致し、従ってこの場合にはNOx吸収剤19は燃焼室3内に供給される混合気の空燃比がリーンのときにはNOxを吸収し、燃焼室3内に供給される混合気中の酸素濃度が低下すると吸収したNOxを放出することになる。 上述のNOx吸収剤19を機関排気通路内に配置すればこのNOx吸収剤19は実際にNOxの吸放出作用を行うがこの吸放出作用の詳細なメカニズムについては明らかでない部分もある。 しかしながらこの吸放出作用は第5図に示すようなメカニズムで行われているものと考えられる。 次にこのメカニズムについて担体上に白金PtおよびバリウムBaを担持させた場合を例にとって説明するが他の貴金属、アルカリ金属、アルカリ土類、希土類を用いても同様なメカニズムとなる。 即ち、流入排気ガスがかなりリーンになると流入排気ガス中の酸素濃度が大巾に増大し、第5図(A)に示されるようにこれら酸素O 2がO 2 -の形で白金Ptの表面に付着する。 一方、流入排気ガス中のNOは白金Ptの表面上で 流入排気ガス中の酸素濃度が高い限り白金Ptの表面で 一方、このとき燃焼室3内に供給される混合気がリッチにされて流入排気ガスのリーンの空燃比がリッチになると第4図に示されるように機関からは多量の未燃HC,C 即ち、流入排気ガスの空燃比をリッチにするとまず初めに未燃HC,COが白金Pt上のO 2 -とただちに反応して酸化せしめられ、次いで白金Pt上のO 2 -が消費されてもまだ未燃HC,COが残っていればこの未燃HC,COによって吸収剤から放出されたNOxおよび機関から排出されたNOxが還元せしめられる。 従って流入排気ガスの空燃比をリッチにすれば短時間のうちにNOx吸収剤19に吸収されているNOx ところで前述したように流入排気ガスの空燃比のリーンの度合を低くすればたとえ流入排気ガスの空燃比がリーンであってもNOx吸収剤19からNOxが放出される。 従ってNOx吸収剤19からNOxを放出させるには流入排気ガス中の酸素濃度を低下させればよいことになる。 ただし、NO 第6図の破線は流入排気ガスの空燃比がリーンであるときにNOx吸収剤19に吸収されるNOxの吸収率Rを示している。 なお、横軸TはNOx吸収剤19の温度を示しており、実際にはこのNOx吸収剤19の温度TはNOx吸収剤19に流入する排気ガス温にほぼ等しくなる。 第6図の破線からわかるようにNOx吸収剤19の温度がほぼ200℃よりも低くなるとNOxの酸化作用(2NO+O 2 →2NO 2 )が弱まるためにNOx吸収率Rが低下する。 一方、NOx吸収剤19の温度Tがほぼ500℃よりも高くなるとNOx吸収剤19に吸収されているNOxが分解してNOx吸収剤19から自然放出されるためにNOx吸収率Rは低下する。 従ってNOxはNOx吸収剤19 ところが実際には機関始動直後はもとより暖機完了後であっても機関負荷が小さくなると排気ガス温がかなり低くなり、その結果NOx吸収剤19が200℃よりもかなり低くなる場合がある。 このようにNOx吸収剤19の温度が200 ところでNOx吸収剤19の温度が200℃よりも低くなったときにNOx吸収剤19がNOxを吸収しなくなるのはNO 2 -が吸収剤内に拡散しなくなるのではなくて上述したように白金Ptによる酸化作用(2NO+O 2 →2NO 2 )が弱まるからである。 言い換えるとNOx吸収剤19の温度が200℃より低くなってもNOxが酸化されればNOxはNO 3 -の形で吸収剤内に拡散され、従ってNOx吸収剤19の温度が200℃よりも低くなったときにNOxをNOx吸収剤19に吸収させるためにはNO このNOx酸化剤18は例えばアルミナを担体としてこの担体上に白金Pt、パラジウムPd、セリアCeO 2 、ランタンコバルトペロブスカイトLaCoO 3又は五酸化バナジウムV 2 なお、NOx酸化剤18により酸化されたNO 2をそのまま放置しておくと比較的短時間のうちに再びNOxに戻ってしまう。 従ってNO 2がNOxに戻る前にNO 2をNOx吸収剤19に吸収させるためにNOx酸化剤18はNOx吸収剤19に隣接して配置されている。 第3図に示されるように本発明による実施例では暖機運転時および全負荷運転時には燃焼室3内に供給される混合気がリッチにされ、また加速運転時には混合気が理論空燃比とされるがそれ以外の大部分の運転領域ではリーン混合気ガ燃焼室3内において燃焼せしめられる。 この場合、燃焼室3内において燃焼せしめられる混合気の空燃比はほぼ18.0以上であって第1図に示される実施例では空燃比が20から24程度のリーン混合気の燃焼せしめられる。 空燃比が18.0以上になると三元触媒がたとえリーン空燃比の下で還元性を有していたとしてもNOxを十分に還元することができず、従ってこのようなリーン空燃比の下でNOxを還元するために三元触媒を用いることはできない。 また、空燃比が18.0以上であってもNOxを還元しうる触媒としてはCu−ゼオライト触媒があるがこのCu−ゼオライト触媒は耐熱性に欠けるためにこのCu− ところで本発明による実施例では上述したように全負荷運転時には燃焼室3内に供給される混合気がリッチとされ、また加速運転時には混合気が理論空燃比とされるので全負荷運転時および加速運転時にNOx吸収剤19からN 第7図(A)に示すように流入排気ガスの空燃比が周期的にリッチにされる場合についてみるとリーン混合気の燃焼が行われている時間t 1に比べて流入排気ガスの空燃比がリッチにされる時間t 2は極めて短い。 具体的に言うと流入排気ガスの空燃比がリッチにされる時間t 2はほぼ10秒以内であるのに対してリーン混合気の燃焼が行われている時間t 1は10数分間から1時間以上の時間となる。 即ち、言い換えるとt 2はt 1の50倍以上の長さとなる。 これは第7図(B)および(C)に示す場合でも同様である。 ところでNOx吸収剤19からのNOxの放出作用は一定量の 次に第8図を参照して本発明によるNOx吸収剤19の吸放出制御の一実施例について説明する。 第8図は一定時間毎に実行される割込みルーチンを示している。 第8図を参照するとまず初めにステップ100において基本燃料噴射時間TPに対する補正係数Kが1.0よりも小さいか否か、即ちリーン混合気が燃焼せしめられているか否かが判別される。 K<1.0のとき、即ちリーン混合気が燃焼せしめられているときにはステップ101に進んで現在の機関回転数NEにΣNEを加算した結果がΣNEとれる。 従ってこのΣNEは機関回転数NEの累積値を示している。 次いでステップ102では累積回転数ΣNEが一定値SNE 次いでステップ104ではカウント値Cが1だけインクリメントされる。 次いでステップ105ではカウント値C 一方、ステップ100においてK≧1.0と判断されたとき、即ち機関シリンダ内に供給される混合気の空燃比が理論空燃比又はリッチのときにはステップ108に進んでK≧1.0の状態が一定時間、例えば10秒間継続したか否かが判別される。 K≧1.0の状態が一定時間継続しなかったときには処理サイクルを完了し、K≧1.0の状態が一定時間継続したときはステップ109に進んで累積回転数ΣNEが零とされる。 即ち、機関シリンダ内に供給される混合気が理論空燃比又はリッチとされている時間が10秒程度継続すればNO 第9図は燃料噴射時間TAUの算出ルーチンを示しており、このルーチンは繰返し実行される。 第9図は参照するとまず初めにステップ200において第2図に示すマップから基本燃料噴射時間TPが算出される。 次いでステップ201ではリーン混合気の燃焼を行うべき運転状態であるか否かが判別される。 リーン混合気の燃焼を行うべき運転状態でないとき、即ち暖機運転時、又は加速運転時又は全負荷運転時のときにはステップ202に進んで補正係数Kが算出される。 機関暖機運転時にはこの補正係数Kは機関冷却水温の関数であり、K 一方、ステップ201においてリーン混合気の燃焼を行うべき運転状態であると判別されたときにはステップ20 第10図に別の実施例を示す。 この実施例において第1 この実施例ではケーシング20の出口側が排気管22を介して三元触媒23を内蔵した触媒コンバータ24に連結されている。 この三元触媒23はよく知られているように空燃比が理論空燃比付近に維持されているときにCO,HCおよびNOxに対して高い浄化効率を発揮するがこの三元触媒2 即ち、前述したようにNOx吸収剤19からNOxを放出すべく機関シリンダ内に供給される混合気をリッチにすると これまで述べた実施例ではNOx吸収剤としてアルカリ金属、アルカリ土類、希土類から選ばれた少なくとも一つの貴金属とをアルミナ上に担持したNOx吸収剤19が用いられている。 しかしながらこのようなNOx吸収剤19を用いる代わりにアルカリ土類と銅の複合酸化物、即ちBa このBa−Cu−O系のNOx吸収剤では銅Cuがこれまで述べたNOx吸収剤19の白金Ptと同様な触媒作用をなし、空燃比がリーンのときには銅CuによりNOxが酸化されて(2 第11図は本発明をディーゼル機関に適用した場合を示している。 なお、第11図において第1図と同様な構成要素は同一符号で示す。 ディーゼル機関では通常あらゆる運転状態において空気過剰率が1.0以上、即ち燃焼室3内の混合気の平均空燃比がリーンの状態で燃焼せしめられる。 従ってこのとき排出されるNOxはNOx吸収剤19に吸収される。 一方、NO 第11図を参照するとこの実施例ではアクセルペダル40 この実施例では通常燃焼室3内の混合気は空気過剰のもとで、即ち平均空燃比ガリーンの状態で燃焼せしめられており、このとき機関から排出されたNOxはNOx吸収剤 第12図はこのNOx放出処理を実行するためのルーチンを示しており、このルーチンは一定時間毎の割込みによって実行される。 第12図を参照するとまず始めにステップ300において現在の機関回転数NEにΣNEを加算した結果がΣNEとされる。 従ってこのΣNEは機関回転数NEの累積値を示している。 次いでステップ301では累積回転数ΣNEが一定値SNE いずれの実施例でもNOx吸収剤19の上流にNOx酸化剤18 ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 6識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 41/14 310 F02D 41/14 310L |