Immediate response steam generation system and method

申请号 JP2010507768 申请日 2007-05-17 公开(公告)号 JP2010527431A 公开(公告)日 2010-08-12
申请人 エネロ インヴェンションズ; 发明人 ベノワ ジャンヴィエル;
摘要 即時の且つその後の連続蒸気を発生させる方法は、蒸気アキュムレータと、前記蒸気アキュムレータに連結された蒸気出口と、前記蒸気出口の出口バルブと、前記蒸気アキュムレータに連結された即時応答蒸気発生器ユニットを含む蒸気発生システムに用いられる。 前記方法は、蒸気アキュムレータ内に潜在蒸気を提供するステップと、出口バルブを開いて蒸気アキュムレータ内の潜在蒸気を蒸気出口を通って流出させるステップと、 水 を蒸気発生器ユニットに供給するステップと、潜在蒸気が蒸気出口から流出する間蒸気発生器ユニットに供給された水を加熱するステップと、潜在蒸気が蒸気アキュムレータから完全に流出してしまう前に、蒸気発生器ユニットで蒸気を発生させて蒸気アキュムレータに蒸気を供給し、蒸気出口からの蒸気流量を制御して蒸気流量を蒸気発生器ユニットから蒸気アキュムレータへの蒸気流量よりも本質的に大きくない値に維持するステップと、を含む。 蒸気発生システムは、蒸気発生器ユニットがその中に供給された水を加熱する間、前記蒸気アキュムレータが蒸気出口に蒸気を提供することにより、蒸気発生器ユニットの初期常温状態から、即時の且つその後の連続蒸気を発生させることができる。
【選択図】図1
权利要求
  • 蒸気アキュムレータと、前記蒸気アキュムレータに連結された蒸気出口と、前記蒸気出口の出口バルブと、前記蒸気アキュムレータに連結された即時応答蒸気発生器ユニットを含む蒸気発生システムで即時の且つその後の連続蒸気を発生させる方法であって、
    前記蒸気アキュムレータ内に潜在蒸気を提供するステップと、
    前記出口バルブを開いて前記蒸気アキュムレータ内の潜在蒸気を前記蒸気出口から流出させるステップと、
    水を前記蒸気発生器ユニットに供給するステップと、
    前記潜在蒸気が前記蒸気出口から流出する間前記蒸気発生器ユニットに供給された水を加熱するステップと、前記潜在蒸気が前記蒸気アキュムレータから完全に流出してしまう前に、前記蒸気発生器ユニットで蒸気を発生させて前記蒸気アキュムレータに蒸気を供給し、前記蒸気出口からの前記蒸気流量を制御して蒸気流量を前記蒸気発生器ユニットから前記蒸気アキュムレータへの蒸気流量よりも本質的に大きくない値に維持するステップと、を含み、
    前記蒸気発生システムは、前記蒸気発生器ユニットがその中に供給された水を加熱する間、前記蒸気アキュムレータが前記蒸気出口に蒸気を提供することにより、蒸気発生器ユニットの初期常温状態から、即時の且つその後の連続蒸気を発生させることを特徴とする、前記方法。
  • 前記出口バルブが開かれる前に、前記潜在蒸気は前記蒸気アキュムレータ内に所定のアイドル圧力及び温度値で維持され、液体状態の水とガス状態の蒸気が前記蒸気アキュムレータ内に共存して前記潜在蒸気を形成し、前記出口バルブが開かれるとき、前記蒸気アキュムレータ内の圧力が徐々に降下し、前記液体状態の水の一部分が徐々に蒸発して蒸気になることを特徴とする、請求項1に記載の即時の且つその後の連続蒸気を発生させる方法。
  • 前記蒸気アキュムレータ内の前記アイドル圧力及び温度値は、蒸気を補助蒸気ラインの中に流入させることによって維持される、請求項2に記載の即時の且つその後の連続蒸気を発生させる方法。
  • 前記蒸気発生器ユニットに供給された水は前記蒸気アキュムレータから供給され、水流入ラインは前記蒸気アキュムレータにさらに連結されて、水を前記蒸気アキュムレータに供給し、前記蒸気発生器ユニットに供給された水は前記蒸気アキュムレータの中を通ることによって予熱される、請求項1に記載の即時の且つその後の連続蒸気を発生させる方法。
  • 前記蒸気発生器ユニットは、水をコイル状管の中を循環させる少なくとも1つのコイルボイラーを含む、請求項1に記載の即時の且つその後の連続蒸気を発生させる方法。
  • 前記コイル状管の中を循環させる水質量の大部分は、蒸気が前記コイルボイラーによって発生されるときでも液体状態に維持される、請求項7に記載の即時の且つその後の連続蒸気を発生させる方法。
  • 前記コイル状管の中を循環される前記水質量の70%乃至97%は、蒸気が前記コイルボイラーによって発生されるときでも液体状態に維持される、請求項6に記載の即時の且つその後の連続蒸気を発生させる方法。
  • 蒸気を発生させるための蒸気発生システムであって、
    蒸気出口を有する前記蒸気アキュムレータと、
    前記アキュムレータに連結される即時応答蒸気発生器とを含み、
    前記蒸気発生器ユニットから発生される蒸気は前記蒸気アキュムレータに供給され、
    前記蒸気アキュムレータからの蒸気流量を制御する、前記蒸気出口の蒸気出口バルブと、
    前記蒸気発生器に連結された蒸気発生器ユニット水入口とを更に含み、
    前記蒸気発生システムは、前記蒸気発生器ユニットがその中に供給された水を加熱する間、前記蒸気アキュムレータが前記蒸気出口に蒸気を提供することにより、蒸気発生器ユニットの初期常温状態から、即時の且つその後の連続蒸気を発生させることを特徴とする、前記蒸気発生システム。
  • 前記蒸気アキュムレータはアイドル圧力/温度維持装置を含む、請求項8に記載の蒸気発生システム。
  • 前記アイドル圧力/温度維持装置は、蒸気源に連結された補助蒸気ラインを含み、前記補助蒸気ラインは蒸気を前記蒸気アキュムレータに注入させるための、前記蒸気アキュムレータに連結された蒸気入口を有する、請求項9に記載の蒸気発生システム。
  • 前記蒸気発生器ユニットは、熱誘導機械的応力に順応できるコイル状管を有する少なくとも1つのコイルボイラーを含む、請求項8に記載の蒸気発生システム。
  • 前記蒸気発生器ユニット水入口は、前記蒸気アキュムレータに連結され、前記蒸気発生システムは、そこに水を供給するための前記蒸気アキュムレータに連結されたシステム水入口を含み、前記蒸気発生器ユニットに供給された水は最初に前記蒸気アキュムレータからの水と混合される、請求項8に記載の蒸気発生システム。
  • 说明书全文

    本発明は、蒸気発生システム及び蒸気発生方法に関し、特に即時の且つ連続蒸気を発生させるための即時応答蒸気発生システム及び方法に関する。

    蒸気発生システムは、プラント及び同様の工業分野で多くの異なる目的に使用される蒸気を生産するのに使用される。 エネルギー源として蒸気を使用するプラントは、しばしば蒸気プラントと称される。

    従来の蒸気発生器は、液相から気相に変換されるまで、を運ぶ管の周りに熱を生じさせるボイラーまたはバーナーシステムを含む。 従来の高出熱発生システムを始動するのに或る時間を必要とする。 蒸気発生システムの始動は、蒸気発生システムを常温状態から蒸気を所望の工業流量で出力させる温度にまで加熱することとここでは定義される。 当業者に知られているように、蒸気発生システムの常温状態は、バーナーが作動してない、且つボイラーチューブが作動圧力値及び温度値になく、またはさらに一般的に蒸気発生システムがまだ作動していない、即ち、蒸気発生システムが蒸気生産モードにない、その初期状態を指す。 ウォームアップ時間を含む、蒸気発生システム始動時間は、例えば30分乃至60分またはそれ以上である。 もし、蒸気発生システムが或る機械的な故障により作動しなくなれば、蒸気発生タスクを続けるために他のバックアップ又は補助蒸気発生システムが設けられるが、補助蒸気発生器システムを始動する30分乃至60分を待つことは。 プラントの運転はそんなに長く待てないので許容されない。 一つの代替は、常に低い燃焼量(低負荷)で作動する補助蒸気発生システムを有することであり、これはとても高価且つとてもエネルギー効率が悪い(無駄に資源を消費する)。

    従来のボイラー又は熱発生システムを始動するための30分乃至60分の時間は、通常、蒸気出力(借方)流量に関係しないことに気づく。 実際、この始動遅れは、主に、ボイラーの構造の熱誘導機械的応力に順応するのに必要とされる時間に関係する。 ボイラー管の中の高温の水を加熱することによって、ボイラー管はその熱膨張により構造に応力を加える大変重大な温度勾配を受け、さらに、水それ自体は蒸発して蒸気になるとき、大変著しい体積増加の物である。 これらの物理的な現象の両方は、ボイラーの機械的な故障を防止するように温度勾配を入念に管理すべきことを要し、この管理は、ボイラーが通常の工業蒸気生産モードで作動する前に、時間にわたって通常約1時間にわたって蒸気生産を遅らせることを含む。

    本発明は、蒸気アキュムレータと、蒸気アキュムレータに連結された蒸気出口と、蒸気出口の出口バルブと、蒸気アキュムレータに連結された即時応答蒸気発生器ユニットと、を含む蒸気発生システムで即時の且つその後の連続蒸気を発生させる方法であって、蒸気アキュムレータ内に潜在蒸気を提供するステップと、出口バルブを開いて蒸気アキュムレータ内の潜在蒸気を蒸気出口から流出させるステップと、水を蒸気発生器ユニットに供給するステップと、潜在蒸気が蒸気出口から流出する間蒸気発生器ユニットに供給された水を加熱するステップと、潜在蒸気が蒸気アキュムレータから完全に流出してしまう前に、蒸気発生器ユニットで蒸気を発生させて蒸気アキュムレータに蒸気を供給し、蒸気出口からの蒸気流量を制御して蒸気流量を蒸気発生器ユニットから蒸気アキュムレータへの蒸気流量よりも本質的に大きくない値に維持するためにステップと、を含み、蒸気発生システムは、蒸気発生器ユニットがその中に供給された水を加熱する間、蒸気アキュムレータが蒸気出口に蒸気を提供することにより、蒸気発生器ユニットの初期常温状態から、即時の且つその後の連続蒸気を発生させることができる、前記方法に関する。

    或る実施形態では、出口バルブが開かれる前に、潜在蒸気は蒸気アキュムレータ内に所定のアイドル(idle)圧力及びアイドル温度値で維持され、液体状態の水とガス状態の蒸気が蒸気アキュムレータ内に共存して潜在蒸気を形成し、出口バルブが開かれるとき、蒸気アキュムレータ内の圧力が徐々に降下し、液体状態の水の一部分が徐々に蒸発して蒸気になる。

    或る実施形態では、蒸気アキュムレータ内のアイドル圧力及び温度値は、蒸気を補助蒸気ラインの中に流入させることによって維持される。

    或る実施形態では、蒸気発生器ユニットに供給された水は蒸気アキュムレータから供給され、水流入ラインは蒸気アキュムレータにさらに連結されて、水を蒸気アキュムレータに供給し、蒸気発生器ユニットに供給された水は蒸気アキュムレータの中を通ることによって予熱される。

    或る実施形態では、蒸気発生器ユニットは、水をコイル状管の中を循環させる少なくとも1つのコイルボイラーを含む。

    或る実施形態では、コイル状管の中を循環される水質量の大部分は、蒸気がコイルボイラーによって発生されるときでも液体状態に維持される。

    或る実施形態では、コイル状管の中を循環される水質量の70%乃至97%は、蒸気がコイルボイラーによって発生されるときでも液体状態に維持される。

    本発明は、さらに、蒸気を発生させるための蒸気発生システムであって、蒸気出口を有する蒸気アキュムレータと、アキュムレータに連結される即時応答蒸気発生器とを含み、蒸気発生器ユニットから発生される蒸気は蒸気アキュムレータに供給され、蒸気発生器ユニットは蒸気発生器ユニットに供給される水が循環される少なくとも1つのコイルボイラーを含み、蒸気アキュムレータからの蒸気流量を制御する、蒸気出口の蒸気出口バルブと、蒸気発生器ユニットに連結された蒸気発生器ユニット水入口と、を更に含み、蒸気発生システムは、蒸気発生器ユニットがその中に供給された水を加熱する間、蒸気アキュムレータが蒸気出口に蒸気を提供することにより、蒸気発生器ユニットの初期の常温状態から、即時の且つその後の連続蒸気を発生させることができる、上記蒸気発生システムに関する。

    或る実施形態では、蒸気アキュムレータはアイドル圧力/温度維持装置を含む。

    或る実施形態では、アイドル圧力/温度維持装置は、蒸気源に連結された補助蒸気ラインを含み、補助蒸気ラインは、蒸気を蒸気アキュムレータに注入させるための、蒸気アキュムレータに連結された蒸気入口を有する。

    或る実施形態では、蒸気発生器ユニットは、熱誘導機械的応力に順応できるコイル状管を有する少なくとも1つのコイルボイラーを含む。

    或る実施形態では、蒸気発生器ユニット水入口は、蒸気アキュムレータに連結され、蒸気発生システムは、そこに水を供給するための、蒸気アキュムレータに連結されたシステム水入口を含み、蒸気発生器ユニットに供給された水は、最初に蒸気アキュムレータからの水と混合される。

    蒸気プラントの水/蒸気ラインに連結された、本発明による即時応答蒸気発生システムの概略図を示す。

    図1は、蒸気プラントのような所望位置で使用する本発明による即時応答蒸気発生システム10を示す。 蒸気発生システム10は、蒸気プラントから生じる給水をボイラー内でポンプ給水する一対の任意の水入口ポンプ12、14を上流端10aに含むが、市給水または、蒸気プラント脱気器からの水のような代わりの水源を蒸気発生システム10の上流端10aに連結してもよいことが理解される。 蒸気プラントの水/蒸気は、通常、閉ループの中で循環され、水処理設備からの処理水が、蒸気凝縮回路に加えられて水及び蒸気損失を償うが、もし外部水入力が与えられるならば、他の範囲を設定しない用途のために蒸気を発生させることも本発明の範囲内である。

    蒸気発生システム10は、また、蒸気が、蒸気プラント用途に又はいかなる所望の蒸気を使用可能な用途に使用するために発生される下流端10bを画成する。

    システム上流端10aでの水流入量は、水を水流入管26に沿って蒸気アキュムレータ24に選択的に送り込ませるために、入口バルブコントローラ18に連結されたシステム水入口バルブ16によって制御される。 蒸気アキュムレータ24は、特に断熱タンクの形態であり、蒸気アキュムレータ24の水位を検出し、蒸気アキュムレータ内の水位が所定の低閾値に達するとき、水を蒸気アキュムレータ24に自動的に送り込む入口バルブコントローラ18に連結されたアキュムレータパラメータ検出器28を備えている。 アキュムレータパラメータ検出器28は、また、アキュムレータ24内の圧力値及び温度値を検出する。

    蒸気アキュムレータ24は、普通、排水バルブコントローラ34によって制御される排水バルブ32を有する保守排水パイプ30を備えている。

    蒸気アキュムレータ24は、多数のコイルボイラー48、例えば図示するように3つのコイルボイラー48を含む蒸気発生器ユニット46に水を供給する一対のコイルボイラーポンプ38、40(単一ポンプを使用してもよい)を、平列に取付けた水出口パイプ36に連結される。

    再循環コントローラ44によって制御される再循環バルブ42を備えた再循環パイプ41は、ポンプ38、40が作動されるとき、常に最小流量をポンプ38、40によって可能にする。 その結果、アキュムレータ24からの水流量が低くても、例えばもしシステム機能不全が起ったならば、そして、ポンプ38、40が空の供給時に作動したならば、ポンプ38、40の損傷が回避される。

    各コイルボイラー48は、水を通すコイル状管50を含む。 コイルボイラー48は、例えば従来から当業者に知られているように燃焼火炎から、矢印52によって概略的に示されるように、強い加熱を受けるが、また、コイルボイラー管50の外面に対し流れさせる他の高温流体からのような代替加熱手段をも、予想してもよい。

    各コイルボイラー48の水入口は、コイルボイラー入口バルブ54に連結され、コイルボイラー入口バルブ54は、コイルボイラー48への水流量を制御し、その結果、コイルボイラー48からの蒸気出口流出量を制御するコイルボイラー水入口コントローラ56によって制御される。

    コイルボイラー48は、知られた構造のものであるが、コイルボイラー48は時間当り50,000ポンドを超える容量を有するボイラーに使用されることはほとんどない。 事実、コイルボイラータイプ蒸気発生器が、低出力システムとして従来から知られており、その結果、蒸気プラント用のシステムとしては実際的ではないと考えられている。 しかしながら、コイルボイラーは、それらの管のコイル形態により、蒸気を発生させるための非常に速い応答時間を可能にする利点を有する。 このコイル形態は、コイルボイラーをコイルボイラー48のコイル管50の熱誘導により著しい機械的応力に順応させる、熱膨張用の相当な余裕を可能にする。 その結果、コイル50は、従来からの高出力蒸気発生器におけるよりもはるかに重大である熱源52からの急な温度勾配を受けることができる。 これらの重大な温度勾配は、蒸気をコイルボイラー48内で大変急速に発生させ、おそらく、長時間にわたって高出力ボイラーほど効率的にではない。 上述に示されるように、蒸気発生器は、これが始動されるとき、蒸気を発生させるのに30分乃至60分又はそれ以上かかるのがしばしばであり、これに対して、コイルボイラーは、これ(常温状態から完全作動蒸気生産モードまで)始動されるとき、蒸気を5分乃至10分内に発生させることができる。 その結果、コイルボイラー48は、急速応答蒸気発生ユニットを構成すると考えられ、蒸気発生器は、これが始動されるとき、蒸気を発生させるのに通常30分乃至60分又はそれ以上よりも著しく時間を要しない。

    各コイルボイラー48の出口は、コイルボイラー出口管58で蒸気アキュムレータ24に連結される。 かくして、蒸気発生器ユニット46によって発生された蒸気は、蒸気アキュムレータ24に供給され、蒸気発生器ユニット46から流出する水も同様に蒸気アキュムレータ24に供給される。 コイルボイラー48は、蒸気を発生すると言われるけれども、このことが、コイルボイラー48に供給される水の一部分が、後述されるように液体状態でコイルボイラー48を流出することを排除しない。 言い換えれば、或る実施形態によれば、コイルボイラー48に供給される水は、全て蒸気に変わるわけではない。

    システム蒸気出口管60は、蒸気アキュムレータ24に連結され、且つシステム下流端10bにシステム蒸気出口バルブ62を備える。 システム蒸気出口バルブ62は、圧力コントローラ66、68によってシステム蒸気出口バルブ62の上流及び下流の圧力値及びバルブ62の上流の流量コントローラ70から容積流量値を検出するエネルギー貯蔵コントローラ64によって制御される。

    エネルギー貯蔵コントローラ64は、また、より高い圧力補助蒸気ライン74に取付けられたバルブ72を制御し、このラインから圧力及び容積流量値を、補助ライン圧力コントローラ76及び補助ライン流量コントローラ78で決定することができる。 補助蒸気ライン74は、外部蒸気源に連結される上流端74aを有する。 補助蒸気ライン74は、蒸気アキュムレータ74に連結される下流端74bを有する。

    使用中、蒸気発生システム10は、これが要求に応じてただちに蒸気を発生させることができるので、即時応答蒸気発生システムと言われる。 これは、蒸気の不足が不都合な結果を有することがある状況では特にメリットがある。 例えば、ある蒸気プラントでは、もし主蒸気発生器が止まった場合、すなわちもし主蒸気発生器がなんらかの理由のために機能しなくなる場合、全体のプラント運転がしばしば何時間もの間完全に止められ、あるケースでは、連続ベースで蒸気を必要とするプラント工程装置を蒸気生産の損失の結果として損傷させることがある。 かくして、バックアップシステムとして即時の蒸気発生が可能である補助蒸気発生システムを有することは大いに好ましい。 この補助蒸気発生システムは、また、主蒸気発生器がオンラインに戻るまで、蒸気を蒸気プラントに供給するために、補助蒸気発生システムが始動される時間現在から連続的な仕方で蒸気を発生させることができるべきである。

    この特定の場合では、蒸気発生システム10は、補助使用のつもりであり、即時の且つその後の連続蒸気を発生させることができる。 これは以下のように達成される。

    アイドル状態では、蒸気の要求が存在しない場合及びシステム蒸気出口バルブ62が閉じられている場合、蒸気アキュムレータ24に所定のアイドル圧力値及び温度値で飽和蒸気と水の混合物が加えられる。 特に、アイドルアキュムレータ圧力は、より小さい容量でより大きい貯蔵能力を可能にするために、アキュムレータ24内の水の大部分を液体状態に、維持するように、高い値に設定される。 断熱及び圧力制御の理想的な条件では、これらのアイドルパラメータは、安定のままであるが、現実には、蒸気出口マニホールド80からアキュムレータ24への蒸気を送るが、時間とともに避けられない圧力/温度損失を補償するために、予備蒸気ライン74を使用することが望ましい。 アキュムレータ24内の圧力値は、アキュムレータパラメータ検知器28によって常にモニターされ、エネルギー貯蔵コントローラ64(アキュムレータパラメータ検知器28に接続される)は、アキュムレータ24内の所定のアイドル圧力値を維持するようにアキュムレータ24内に要求される蒸気入力を制御することができる。 システム10のこのアイドル状態では、コイルボイラー48は、作動中ではなく、蒸気発生器ユニットは常温状態にある。 さらに、水は水入口管26又は水出口管36を通って循環しない。

    即時の且つその後に連続蒸気が要求されるとき、システム蒸気出口バルブ62はエネルギー貯蔵コントローラ64によって、開かれるように制御される。 アキュムレータ24内に存在する蒸気は、ただちに排出され、その結果、アキュムレータ24内に即時の圧力降下が起る。 この結果、圧力減少で、沸点温度も減少するから、アキュムレータ24内で水が急に蒸発して蒸気になる。 これは、アキュムレータ24内で水から蒸気を発生させ、この蒸気を蒸気出口管60から流出させることを意味する。 システム蒸気出口バルブ62が開かれる前にアキュムレータ24内に在る蒸気は、システム蒸気出口バルブ62が開かれるときに排出される蒸気の下限に近い、又はまさに微々たる部分を表しそうであるが、システム蒸気出口バルブ62の役割は、アキュムレータ24内にアイドル圧力値及び温度値を維持する一助となるので重要である。

    アイドル状態で、アキュムレータ24内に存在する蒸気と、システム蒸気バルブ62が開かれた後アキュムレータ24内の圧力が減少するとき、急に蒸発して蒸気になる液体状態の水との組合せは、ここでは、潜在蒸気としてここに言及される。 事実は、液体状態の水は、通常、蒸気とは称されないが、この場合には、蒸気発生システム10の通常運転下、圧力がアキュムレータ24内で減少するやいなや、この液体状態の水はその中身の一部が急に蒸発して蒸気になるので液体状態の水を潜在蒸気と称することが適当である。 水から発生した蒸気の割合は、初期アキュムレータ圧力、最終アキュムレータ圧力及びアキュムレータ内に蓄えられた初期飽和水の量の関数である。

    蒸気出口バルブ62が開かれると同時に、蒸気発生ユニット46は、蒸気がシステム10から要求されるときその初期常温状態から始動される。 特に、液体状態の水が、水入口ライン26から蒸気アキュムレータ24に供給され、液体状態の水は、また、蒸気アキュムレータ24からコイルボイラー48に循環され、ここで水は強烈な加熱状態を受けて水の一部を蒸気に変換する。 例えば、コイルボイラー48内で循環される水の質量が約3%ないし30%が、蒸気としてコイルボイラー48を出る,残りは液体状態の水のままであるが、この割合は上記に示されたよりも多い又は少ないことがあることが理解される。 この液体/蒸気比は、コイルボイラー48内の加熱温度が重要であるとしても、水の大部分を液体状態に維持するために、コイルボイラー48に高圧力値を有することによって得られる。 コイルボイラー48の管内に液体状態の水の質量の高い割合を維持することにより、もし水の割合がより高い場合はH 2 O粒子の同じ質量にたいし大きな容積を占める低密度蒸気に変えさせられるよりも、熱的に引き起こされる機械的応力をコイルボイラーにより少なく受けさせる。 しかしながら、いかなる別の所望の液体/蒸気比を得てもよいことに気づく。

    コイルボイラー48に供給される水は、入水管26から直接供給される代わりにアキュムレータ24が源である。 これはコイルボイラー管50の機械的応力を減ずるのに望ましい。 事実、アキュムレータ24内の液体状態の水の一部が、入水管26からの常温の水と比較して、コイルボイラー48を通すその循環によって予熱され、その結果、流入される水と流出される水/蒸気との間の温度勾配は、入水管26からの常温水がコイルボイラー48に直接供給するのに用いられる場合より重大ではない。

    上記のように、コイルボイラー48は、おおよそ5分乃至10分の始動時間を有することがあり、いったんコイルボイラーが常温状態から作動されると、蒸気が全蒸気生産モードでコイルボイラー48から発生されるのに約5分乃至10分以内かかることを意味する。 このコイルボイラー始動期間中、システム10は、アキュムレータ24内に在る潜在性の蒸気から蒸気を得る。 その結果、システム10は、蒸気がシステム10から初期に要求される瞬間の時点でただちに且つ連続的に蒸気を発生させる即時応答蒸気発生ユニット46と蒸気アキュムレータ24の組合せである。 蒸気発生システム10は、蒸気発生ユニット46がその中に供給される水を加熱する間、蒸気をシステム蒸気出口10bにもたらす蒸気アキュムレータにより、蒸気発生器ユニット46の初期常温状態から即時の且つその後の連続蒸気を発生させることができることに気づく。 さらに、システム蒸気出口バルブ62は、蒸気が要求されないとき、アキュムレータ24内にアイドル圧力値/アイドル温度値を維持するために蒸気出口管60を閉状態に保つ上で重要な役割を果すことに気づく。 蒸気出口バルブ62は、さらに、蒸気の出口流量を制御して、蒸気生産モードでは、蒸気出口10bを通る蒸気流量が、蒸気発生器ユニット46から蒸気アキュムレータ24への蒸気流量よりも本質的に少ないようにする。 これは、アキュムレータ24内の圧力が、蒸気アキュムレータ24内に蒸気がなさすぎ又は全く残らなくなるまで減少し、下流端10bでの蒸気発生を効果的に防止するから、重要である。

    また、蒸気出口10bを通る蒸気流量は、蒸気発生器ユニット46から蒸気アキュムレータ24への蒸気流量よりも本質的に多くないことを示すことによって本適用で意味することは、蒸気出口10bでのアキュムレータ24からの蒸気流量は、実際、蒸気発生器ユニット46からの蒸気流量よりも一時的にだけ、大きいことである。 これは、例えば、蒸気の要求の一時的な増加に順応するのに望ましい。 この結果、蒸気入力が、アキュムレータの蒸気出力を補償しないので、アキュムレータ24の圧力降下が起る。 アキュムレータ24内の圧力が蒸気を出力させる作動閾値より上にとどまる限り、この圧力降下は、許容できる。 かくして、蒸気出口10bでの蒸気流量は、通常は、蒸気発生器ユニット46からの蒸気流量より多くないけれども、それが実際に一時的に多くなることが起こり、かくして、蒸気出口10bを通る蒸気流量が蒸気発生器ユニット46から蒸気アキュムレータ24への蒸気流量よりも本質的に多くないと言われる。

    かくして、蒸気発生器ユニット出口に対するシステム下流端10bでの蒸気生産比は、常に1.0と等しいか又はそれ以下になる。 もし蒸気流量がシステム下流端10b及び蒸気発生器ユニット46で等しければ、アキュムレータ24内に蒸気蓄積はない。 しかしながら、蒸気発生器ユニット46出口での及びシステム出口10bでの相対蒸気流量を蒸気発生器ユニット46出口での蒸気流量が多くなるように制御することによって蒸気をアキュムレータ24に徐々に入れることが可能である。 かくして、アキュムレータ24内に蒸気を蓄積することによって、いったんこれ以上蒸気がシステム10から要求されなければならないと、システム蒸気出口バルブ62が再度閉じられるとき、アキュムレータ24に、再度潜在蒸気が入れられ、即時の且つその後の連続蒸気を発生させるのに使用される準備が整っている。 もちろん、また、システム蒸気出口バルブ62が閉じられた後に部分的に又は完全にアキュムレータ24に入れることもできる。 蒸気発生システムは、蒸気発生ユニットが、蒸気発生ユニットの中に供給された水を加熱する間、蒸気アキュムレータが蒸気を蒸気出口に提供することにより初期蒸気発生器ユニット常温状態から即時の且つその後の連続蒸気を発生させることができる。

    当業者に明らかと考えられる本発明に対するいかなる修正も、添付の特許請求の範囲内に含まれると考えられる。

    例えば、コイルボイラー48には、アキュムレータ24から供給される代わりに水が直接供給されてもよい。 言い換えれば、水流入管26は、アキュムレータ24に向けられる代わりにコイルボイラー48に直接に連結されてもよい。 これは最適ではないが、蒸気生産モードでは、コイルボイラー管50内の機械的応力を減ずるために、コイルボイラー48に、水流入管26からの常温水の代わりにアキュムレータ24からの予熱された水を供給するのが好ましい。

    また、コイルボイラーは、最も効率的な即時応答蒸気発生器装置と思われるけれども、本発明の蒸気発生システム内でのそのようなそれらの使用は、本質的に発明の概念と考えられるから、コイルボイラーは、他の即時応答蒸気発生ユニット、例えば水自体を介して陽極と陰極の間を循環する電流が蒸気を生じさせる電気ボイラーで置き換えられてもよい。

    別の圧力/温度維持装置を、補助蒸気ライン74の代わりに蒸気アキュムレータ24に設けてもよい。 例えば、加熱電気抵抗がアキュムレータ24内で作動してもよいし、或いは、一つまたは全てのコイルボイラー48を、低出力状態で用いてアキュムレータ24内にそのアイドル状態で所望のアイドル温度/圧力値を維持してもよい。

    蒸気を液体状態から発生させるための発明をここに記載したが、この発明を変形例として、水以外の液体からガス状態流体を発生させるのに用いてもよい。

    QQ群二维码
    意见反馈