Rotary piston device having an elliptical rotary piston which is guided in oval chamber

申请号 JP2006501959 申请日 2004-02-26 公开(公告)号 JP2006519330A 公开(公告)日 2006-08-24
申请人 エル・カー・エム・ロタツィオーンスコルベンマシーネン・ゲゼルシャフト・ビュルガーリッヒェン・レヒツRkm−Rotationskolbenmaschinen Gbr; 发明人 シャピーロ,ボリス; フルーク,ナウム; レビティン,レフ;
摘要 回転ピストン装置は、空隙の壁でプリズム状の空隙を規定するハウジングを有する。 プリズム状の空隙の断面は、小さな半径および大きな半径の交互の円弧によって形成される空隙の楕円である。 楕円の次数は、上記小さな半径および大きな半径の円弧の対の数によって規定される。 回転ピストンは、空隙における回転の動きを案内し、上記小さな半径および大きな半径の交互の円弧によって形成される楕円である断面を有する。 空隙の楕円の次数は、ピストンの楕円の次数よりも1だけ小さい。 回転ピストンは、連続的な動きの間隔において、回転ピストンの上記小さな半径および大きな半径の円弧の対を、空隙の円弧の小さな半径および大きな半径のそれぞれの対に係合させる1つの閉塞 位置 から、回転ピストンの小さな半径および大きな半径の別の円弧を、空隙の小さな半径および大きな半径の円弧の対に係合させる隣接する端部位置へ移動する。 回転ピストンは、上記連続的な動きの間隔の間に、同じ回転方向で2つの異なる軸のうちの1つのまわりで交互に回転する。 これらの軸は、大きな半径の円弧の 曲率 の中心において、上記空隙に対して位置される。 各々のこのような動きの間隔において、回転ピストンの1つの大きな半径の円弧は、空隙の大きな半径の円弧に沿って滑動し、一方で回転ピストンの小さな半径の円弧は空隙の反対側の大きな半径の円弧と係合する。 伝送装置は、2つの軸のまわりで回転の動きを伝える。 回転ピストンが閉塞位置に達するときに、関連する大きな直径の空隙の円弧があり、大きな直径のピストンの円弧が、先行する動きの間隔の間に滑動して案内された。 この位置でシステムに明白な運動をもたらすために、上記回転ピストンが閉塞位置のうちの1つに達したときに、一方の軸のまわりで上記回転ピストンの回転運動の回転速度を一時的に減じるための装置があり、この一方の軸は他方の軸のまわりでの回転速度と比較して、関連する大きな半径の円弧の曲率の中心に位置する。 可変の体積の作動チャンバは、空隙の壁と回転ピストンとの間で規定される。 これらの作動するチャンバの間での密封のために、密封表面を有する密封レッジが設けられる。 これらの密封表面のうちの1つの曲率の半径は、曲率の上記小さな半径に等しく、これらの密封表面の別の1つの曲率の半径は、曲率の上記大きな半径に等しい。
权利要求
  • ハウジング(10)においてプリズム状の空隙(12)を有する回転ピストン装置であって、この空隙の断面は楕円であり、回転ピストンはチャンバにおいて可動であり、前記回転ピストン(22)の断面は楕円であり、その次数は、前記空隙(12)の断面を規定する楕円の次数とは異なり、前記回転ピストン(22)は、連続的な動きの間隔において1つの閉塞位置から次の閉塞位置へと交互に回転し、この回転運動の間に、各々の位置で前記空隙(12)の内壁と係合し、2つの作動すチャンバ(80,82)を形成し、内歯車(56)に設けられた前記回転ピストン(22)の開口を有し、前記内歯車(56)は、回転運動を駆動するためのまたはそれによって駆動されるためのギアアセンブリ(74,76)と噛み合い、
    (a) 前記チャンバ(12)の楕円の次数は、前記回転ピストン(22)の楕円の次数よりも1だけ小さく、
    (b) 前記開口(36)は、前記回転ピストン(22)と実質的に数学的に類似しており、前記開口(36)の対称軸(50,52,54)は前記回転ピストン(22)の対称軸と一致し、
    (c) 前記ギアアセンブリ(56)は、外歯車(74,46)を設けられかつ各々の動きの間隔において、装着されたハウジングを固定された1対のシャフトを含み、一方のシャフトは、曲率(たとえば70)の小さな半径を有する前記開口(36)の断面(38)の領域に配置され、それぞれの他方のシャフトは、曲率(72,74)の大きな半径を有する断面(46)に配置され、前記シャフトは、連続的な動きの間隔において部品を交換することを特徴とする、回転ピストン装置。
  • 回転速度規制手段(142,144,146)が設けられ、これによって閉塞位置に達したときに、他方のシャフト(70,72それぞれ)についてよりも小さな回転速度が、先行する動きの間隔の間に、曲率(36)の大きな半径の領域における内歯車(56)に係合する外歯車を有するシャフトについてもたらされ、前記他方のシャフトのまわりで前記回転ピストン(22)が、先行する動きの間隔の間に回転されることを特徴とする、請求項1に記載の回転ピストン装置。
  • 前記回転速度規制手段は、閉塞位置に達したときに一時的にブレーキをかけるようにされ、シャフト(70または72それぞれ)の外歯車(74または76それぞれ)は、先行する動きの間隔において、曲率の大きな半径の領域における前記内歯車(56)に係合することを特徴とする、請求項2に記載の回転ピストン装置。
  • 作動するチャンバの間に密封を与えるために、凹状の円筒型の内面を有する隣接する密封レッジの対が空隙の内壁に設けられ、一方の内面の曲率の半径は、曲率の小さな半径(r 1 )に等しく、他方の密封面の曲率の半径は、前記回転ピストン(22)の周辺表面の曲率の大きな半径(r 2 )に等しいことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1つに記載の回転ピストン装置。
  • 密封面の2つの対は、前記シャフト(70,72)の軸を通って延在する前記ハウジング(10)の対称面とは正反対に対照的に配置されることを特徴とする、請求項4に記載の回転ピストン装置。
  • ピストン(22)によって制限された少なくとも1つの作動するチャンバ(130,132)と燃料噴射とを有する内燃機関であって、噴射装置(150)は、前記作動するチャンバ(130)と連絡する分離した燃焼チャンバ(152)において配置され、前記燃焼チャンバ(152)および燃料噴射は、燃焼が実質的に前記燃焼チャンバ(152)のみで行なわれることにより、燃焼された拡大する排気ガスが作動するチャンバに入るような寸法にされることを特徴とする、内燃機関。
  • 说明书全文

    本発明は、ハウジングにおけるプリズム状の空隙を有する回転ピストン装置に関し、この空隙の断面は楕円であり、回転ピストンはチャンバにおいて可動であり、回転ピストンの断面も楕円であり、楕円の次数(オーダー)は、空隙の断面を規定する楕円の次数とは異なり、回転ピストンは、連続的な動きの間隔において、1つの閉塞位置から次の閉塞位置へと交互に回転し、この回転運動の間に、各々の位置で空隙の内壁と係合し、2つの作動するチャンバを形成し、内歯車を設けられた回転ピストンの開口を有し、内歯車は、回転運動を駆動するためのまたはそれによって駆動されるためのギアアセンブリと噛み合う。

    数学において、「楕円」は、円弧からなる非解析的な、閉じた凸状の形態である。 円弧は連続的におよび微分可能に互いに交わる。 円弧が交わる点で、曲線は連続的となる。 2つの交わる円弧の接線はそこで重なる。 曲線は微分可能である。 曲率の異なる半径の円弧が交わる点で、曲率を決定する第2の導関数が急激に変化する。 この楕円は、曲率の第1の小さい半径と、曲率の第2の大きい半径とを有する円弧から交互に成る。 楕円の次数は、曲率の第1のおよび第2の半径を有する円弧の対の数によって決定される。 2次の楕円または二楕円(bi-oval)は、小さな直径の2つの正反対の円弧と大きな直径の2つの円弧とを有する「楕円形状」である。

    この種類の回転ピストン装置が周知である。

    米国特許第3,967,594号および第3,006,901号は、楕円の空隙に楕円の回転ピストンを有する回転ピストン装置を開示している。 回転ピストンの断面は、二楕円である。 この二楕円のピストンは、三楕円(tri-oval)のチャンバにおいて可動である。 この先行技術の回転ピストン装置において、回転ピストンの回転運動を出軸へ伝えるための複雑な伝動が与えられる。

    DE19920289C1は、回転ピストン装置について記載し、ハウジングにおいて規定されるプリズム状の空隙の断面は三楕円であり、これは、曲率の小さい半径および曲率の大きい半径が交互の、連続的におよび微分可能に交わる第1のおよび第2の円弧の3つの対を有する。 二楕円の断面を有する回転ピストンは、この空隙で案内される。 回転ピストンの二楕円の断面は、空隙の三楕円の断面の小さな半径および大きな半径それぞれを有する第1のおよび第2の円弧から交互に形成され、これらの円弧は再び連続的におよび微分可能に交わる。 二楕円の回転ピストンは、空隙において、先述の瞬間回転軸の「跳躍」を伴う動きの間隔を実行する。 回転ピストンの回転運動は非常に単純な方法で選択される。 シャフトは、三楕円の空隙を通って、すなわち空隙の対称面の交差線に沿って中心に延在する。 シャフトはピニオンを運ぶ。 回転ピストンは、内歯車を有する楕円の開口を有する。 開口の断面の長い軸は、回転ピストンの二楕円の断面の短い軸に沿って延在する。 ピニオンは内歯車と連続的に噛み合う。

    先行技術の回転ピストン装置において、ハウジングはプリズム状の空隙を規定し、その断面は奇数の次数の楕円、したがって、たとえば3次の楕円である。 この空隙は、曲率の第1の小さなおよび第2の大きな半径を交互に有する円筒形の内壁の断面を有する。 このような3次(5次もしくは7次またはそれよりも大きい次数)の楕円において、回転ピストンは回転可能であり、その断面は楕円であり、この回転ピストンの楕円の次数は、空隙の楕円の次数よりも1だけ小さい。 回転ピストンに使用される楕円が高い次数を有しても、これは二重の対称を有し、すなわちこれは2つの互いに直交する軸に対して鏡面対称である。 この回転ピストンは、2つの正反対の円筒形の表面部分を有し、その曲率の半径は、空隙の楕円の曲率の小さな(第1の)半径に等しい。 回転ピストンの断面が楕円である場合に、この楕円の曲率の第2の大きな半径は、空隙を規定する楕円の曲率の第2の大きな半径に等しい。 或る動きの間隔において、回転ピストンの第1のこれらの円筒形の表面部分は、空隙のそれと相補的な円筒形の内壁の部分と係合し、内壁の部分は曲率と同じ半径を有する。 回転ピストンの第2の正反対の円筒形の表面部分は、空隙の円筒形の内壁部分の曲率の反対側の大きな半径に沿って滑動する。 このようにして、2つの作動するチャンバは回転ピストンによって規定され、回転ピストンの回転の間に、そのうちの1つの体積が増加し、もう1つは小さくなる。 この動きの間隔において、回転ピストンは瞬間回転軸のまわりで回転する。 この瞬間回転軸は、第1の円筒形の表面部分のシリンダ軸と一致する。 この瞬間回転軸は、回転ピストンに対して明確な位置を有する。 この動きの間隔において、瞬間回転軸は、回転ピストンが回転する曲率の内壁部分の小さな半径のハウジングに固定されたシリンダ軸と一致する。 この回転は、回転ピストンの第2の円筒形の表面部分が閉塞位置に達するまで続く。 閉塞位置において、第2の円筒形の表面部分は、大きな直径の反対側の内壁部分と交わる小さな直径の内壁部分と係合する。

    従来の既存の瞬間回転軸のまわりでの回転ピストンのさらなる回転は可能ではない。 したがって、瞬間回転軸は次の動きの間隔の間に、別の位置、すなわち第2の円筒形の表面部分の円筒軸へと「跳躍」する。 また、この新しい瞬間回転軸は、回転ピストンに対して明確な位置にある。 次の動きの間隔において、この瞬間回転軸は円筒形の内壁部分のシリンダ軸と一致し、今では回転ピストンの第2の円筒形の表面部分は回転可能に案内される。 この動きの間隔において、「第1の」円筒形の表面部分は、曲率の大きな半径の内壁部分とは反対側に沿って滑動する。

    この種類の回転ピストン装置において、回転ピストンは、常に同じ回転方向に、しかしながら交互に、異なる瞬間回転軸のまわりで回転し、回転軸は各々の動きの間隔の後で「跳躍」する。 回転ピストンを参照すると、2つのこのような瞬間回転軸が、すなわち正反対の円筒形の表面部分のシリンダ軸によって規定される。 ハウジングおよびその中で規定された空隙を参照すると、瞬間回転軸は楕円の「」の間で跳躍するため、内壁部分のシリンダ軸は曲率の小さな半径を有する。

    各々の動きの間隔において、一方の作動するチャンバの体積は最大値まで増加するが、それぞれの他方の作動するチャンバの体積は最低値まで減少する。 理想的な場合において、回転ピストンの断面が楕円であるときに、作動するチャンバの体積は実質的に0から最大値まで増加し、実質的に0まで減少する。 このような回転ピストン装置は、2ストロークまたは4ストロークの内燃機関としてまたは蒸気エンジン等の外燃機関として設計することができる。 しかしながら、これは空気圧モータ、油圧モータまたはポンプとして動作するように設計し得る。

    DE19920289C1は、回転ピストン装置を開示し、その断面が2次の楕円である回転ピストンは、空隙において可動であり、その断面は3次の楕円である。 回転ピストンの動きを伝えるために、空隙を通って中心に延在する単一の出力軸がある。 この出力軸は、回転ピストンの楕円の開口を通って延在し、ピニオンを運ぶ。 このピニオンは開口の内壁の内歯車と噛み合う。

    先行技術の回転ピストン装置において、空隙を規定する楕円の次数は、常に回転ピストンの断面を規定する楕円の次数よりも1だけ大きい。 二楕円の回転ピストンは三楕円の空隙において案内される。 閉塞位置において、回転ピストンの瞬間回転軸は、2つの位置の間で回転ピストンに対して跳躍するが、ハウジングに対する少なくとも3つの位置の間で跳躍する。 回転ピストンの小さな半径の部分は、空隙の大きな半径の内壁部分に沿って直動して動く。 これは、作動するチャンバの間の密封に密封上の問題をもたらし得る。 さらなる問題は、各々の作動サイクルにおいて、ハウジングの内壁に沿って進む連続的に2つよりも多い作動するチャンバが形成されるということから生じる。

    本発明の目的は、空隙の作動するチャンバの間の密封を向上させることである。

    本発明の他の目的は、先述の種類の回転ピストン装置において、回転ピストンの閉塞位置における回転ピストンの明白な動きを伴う明白な運動を保証することである。

    本発明のより特定的な目的は、ハウジングに関係して生じる瞬間回転軸の数を減じることである。

    本発明のさらに他の目的は、2つのみの作動するチャンバが規定される先述の種類の回転ピストン装置を設計することであり、これらのチャンバは、固定された角の位置において互いに反対側であり、その体積は交互に増加および減少する。

    本発明に従うと、これらの目的は、チャンバの楕円の次数が回転ピストンの楕円の次数よりも1だけ小さく、開口が回転ピストンと実質的に数学的に同様であり、開口の対称軸が回転ピストンのそれと一致し、かつギアアセンブリが外歯車を設けられかつ装着されたハウジングに固定された1対のシャフトを含み、各々の動きの間隔において、1つのシャフトが曲率の小さな半径を有する開口の部分の領域に配置され、それぞれの他のシャフトが曲率の大きな半径を有する部分に配置され、シャフトが連続的な動きの間隔において部品を交換するという点で達成される。

    意外にも、楕円の空隙における楕円の断面を有し、かつ互いから密封された作動するチャンバを形成する回転ピストンの明白な案内が得られ、回転ピストンが先行技術とは反対に空隙よりも大きな次数の楕円を有すれば、たとえば三楕円の回転ピストンが三楕円の空隙において回転し、このような配置では、回転は2つの瞬間回転軸のそれぞれの1つのまわりで生じるが、これらの瞬間回転軸はここでは2つのハウジングに固定されたシャフトによって規定される。 回転軸は、ピニオンまたは外歯車を有し、これらは回転ピストンの実質的に楕円の開口の内歯車と噛み合う。 シャフトの一方は、曲率の小さな半径の領域に位置するため、たとえばいわば開口を規定する「弧の三角形」の「角」に位置する。 他方のシャフトは、内歯車の反対側の領域を、曲率の大きな半径、したがっていわば弧の三角形の反対側と係合させる。

    閉塞位置において、回転ピストン装置は二楕円の回転ピストンを有し、回転ピストンは、空隙の内壁を、曲率の大きな半径の2つの隣接する領域および曲率の小さな半径の介在する領域と係合させる。 回転ピストンがこのような閉塞位置に達するときに、他のシャフトは弧の三角形の1つの角に位置する。 同じ回転方向における回転ピストンのさらなる回転は、最初に述べたシャフトのまわりで行なわれる。 したがって、閉塞位置に達したときにここでも回転軸が跳躍する。 しかしながら、この跳躍は、2つのハウジングに固定された軸の間で、すなわち2つのシャフトの回転軸の間で生じる。

    以下のことは一般的に真である。 すなわち、2nの楕円の空隙について、その中で案内される回転ピストンは次数2n+1を有する。 閉塞位置において、回転ピストンはn+1
    の「側面」を有する空隙の内壁と適合して係合し、一方でnの「側面」は、その最大体積を有する作動するチャンバを制限する。 2つの作動するチャンバはハウジングの反対側で規定される。

    閉塞位置において、空隙における回転ピストンの運動は明白なものではない。 さらなる回転運動の代わりに、たとえば加圧下の流体を、最小の体積の作動するチャンバに供給することによって、または燃料の混合物に点火することによって、横方向の力が生成され得、これは空隙における回転ピストンの詰りをもたらす。 本発明のさらなる変形に従って、この問題を解決しかつ明白な運動を達成するために、回転速度規制手段が設けられ、これによって閉塞位置に達したときに、他方のシャフトについてよりも小さな回転速度が、先行する動きの間隔の間に、曲率の大きな半径の領域における内歯車に係合する外歯車を有するシャフトについてもたらされる。 これは、回転ピストンが所望の態様で小さな回転速度で回転させられるシャフトのまわりで回転し続けることを保証する。 この実行された回転速度の命令は、回転ピストンがその閉塞位置から外れて回転するまで各々の場合に短い時間だけ行なわれる必要がある。 この実行された回転速度の命令は、2つのハウジングに固定されたシャフトのそれぞれ1つにブレーキをかけることによって行うことができ、これは構造的に容易に行なうことができる。 一方の側で回転ピストンの周辺部分は、空隙の内壁の曲率の大きな半径の周辺部分に沿って比較的ゆっくりと回転する。 遅い動きによって密封の問題が減じられる。 反対側で、曲率の大きな半径を有する回転ピストンの周辺部分は、内壁の同様の周辺部分で滑動する。 これは大きな密封表面をもたらす。

    2つのシャフトが低い速度および高い速度で交互に回転する。 作動歯車またはフリーホイールによって、2つのシャフトと結合された駆動軸または従動軸の一定の回転速度を与えることができる。

    図1を参照すると、数字10はハウジングを示している。 空隙12はこのハウジング10において規定される。 空隙の断面は、2次の楕円を示す、または「二楕円」である。 したがって、空隙の断面は、曲率の相対的に小さな半径の2つの円弧14および16と、その間で曲率の比較的大きな半径の交互の2つの円弧18および20によって形成される。 円弧は連続的におよび微分可能に交わる。

    回転ピストン22は空隙12において案内される。 回転ピストン22の断面は3次の楕円を示す、または「三楕円」である。 したがって、断面の円周は3つの対の円弧からなり、各々の対は、曲率24,26および28それぞれの比較的小さな半径の円弧と、曲率30,32および34それぞれの比較的大きな半径の円弧とを含む。 曲率の小さな半径および大きな半径の円弧が交互に、連続的におよび微分可能に交わる。 回転ピストン22の曲率の小さな半径は、空隙12の曲率の小さな半径に等しく、同じように、回転ピストン22の曲率の大きな半径は、空隙12の曲率の大きな半径に等しい。 空隙12の断面は楕円と類似して見える。 回転ピストンの断面は、丸い角を有する円弧の三角形と類似して見える。

    回転ピストン22は中心孔36を有する。 開口36の断面は、3次の楕円を示している。 この3次の楕円は、曲率38,40および42の比較的小さな半径の3つの円弧と、曲率の比較的大きな半径の3つの円弧とからなる。 曲率の小さな半径を有する円弧38,40および42、ならびに曲率の大きな半径を有する円弧44,46および48を交互に、連続的に、かつ微分可能に交わることにより、丸い角を有する弧の三角形と類似した楕円が形成される。 開口36の対称面50,52および54は、回転ピストン22の対称面と一致する。

    開口36は内歯車56を有する。 この内歯車56は、実質的に円弧44,46および48それぞれに沿って3つの凹面の弓状ギアラック58,60および62を有する。 これらの凹面の弓状ギアラック58,60および62の間で、凸面の弓状の(または直線の)ギアラック64,66および68が曲率の小さな半径の円弧の領域に設けられる。

    ピニオン74および76を有する2つの平行なシャフト70および72は、それぞれ開口36を通って延在する。 シャフトの軸は、空隙12の円弧18および20を通って延在する対称面77に位置する。 一方のシャフトのピニオン、図1のシャフト70のピニオン74は、「弧の三角形の角」に、すなわち曲率の小さな半径の円弧38の領域に位置し、以下で述べるような内歯車56と噛み合う。 他方のシャフトのピニオン、図1のシャフト72の第1のピニオン76は、反対側の凹面の弓状のギアラック、図1のギアラック60と噛み合う。

    回転ピストン22は、二楕円の空隙12を2つの作動するチャンバ80および82にさらに分ける。 図1において、回転ピストン装置は、内燃機関として概略的に示されている。 したがって、入口弁84または86および出口弁88または90が各々の作動するチャンバ80および82につきそれぞれ示されている。 さらに、点火プラグまたは燃料噴射器98および98を有する燃焼チャンバ92または94が各々の作動するチャンバ80および82それぞれと連絡する。 弁および点火プラグまたは燃料噴射器を有する作動するチャンバ80および82は、曲率の小さな半径の円弧14および16を通過する対称面と対称的に配置される。

    隣接する密封レッジ100Aおよび100B、ならびに102Aおよび102Bの対は、曲率の大きな半径の領域18および20それぞれに設けられる。 密封レッジ100A、100Bならびに102Aおよび102Bは、それぞれ断面の曲率の大きな半径の円弧18および20を通過する対称面と対称的である。

    図7Aは、図7Aの右の回転ピストン22の外面の曲率の小さな半径r 1から図7Aの左のこの外面の曲率の大きな半径r 2の領域への遷移の領域における位置の密封レッジ100Aおよび100Bを示している。 密封レッジ100Aは、凹状の円筒型の内面を有し、この曲率の半径は曲率の大きな半径r 2に等しい。 密封レッジ100Bは、凹状の円筒型の内面を有し、この曲率の半径は、曲率の小さな半径r 1に対応する。 密封レッジ100Aの内面は、曲率の半径r 2の領域においてそれと相補的な回転ピストンの表面と密接に係合することが明らかであろう。 回転ピストンの表面の曲率の半径が小さい、すなわちr 1である領域において、楔形のギャップCが密封レッジ100Aの内面と回転ピストン22との間に形成される。 密封レッジ100Bは、凹状の円筒型の内面を有し、曲率の半径は曲率の小さな半径r 1に等しい。 密封レッジ100Bの内面は、回転ピストン22の曲率の半径r 1の領域において、それと相補的な回転ピストン22の表面と密接に係合することが明らかであろう。 回転ピストン22の表面の曲率の半径が大きいすなわちr 2の領域において、楔形のギャップ100Dは、密封レッジ100Bと回転ピストン22との間に形成される。 示された遷移領域において、双方の密封レッジが、内面のそれぞれの部分で、回転ピストンの外面と表面が接触することにより、表面対表面の密封が保証される。

    図7Bは、同様の態様で、曲率の大きな半径r 2から曲率の小さな半径r 1への遷移の領域における密封を示している。 密封レッジ100Aおよび100Bの対が、曲率の大きな半径r 2を有する回転ピストンの領域のみに、または曲率の小さな半径r 1を有する領域のみに係合するときに、密封レッジ100Aまたは密封レッジ100Bのいずれかがそれぞれの全体の内面との表面接触を保証する。

    記載された装置は以下のように動作する。

    回転ピストン22は図1において反時計方向に回転する。 その際に、回転ピストン22は、シャフト70のまわりで回転し、曲率の大きな半径の領域における空隙12の内壁に沿って低い速度で滑動する。 このシャフト70の軸は、曲率の小さな半径の円弧24の曲率の中心を通過する。 円弧24は、空隙12の断面の円弧18に接する。 曲率の大きな半径を有する回転ピストン22の外面の反対側の領域は、円弧20に対応する空隙12の内壁の領域と係合する。 内壁のこの領域は、回転ピストンの外面の係合領域と同じ曲率の半径を有する。 したがって、形状を調整された表面対表面の係合がある。 回転ピストンのこの回転運動の間に、回転ピストンの外面のこの領域が、内壁の対応する領域に沿って滑動する。

    これにより、作動するチャンバ80の体積は増加し、一方で作動するチャンバ82の体積は減少する。 このプロセスの間に、シャフト70は比較的ゆっくりと回転され、一方でシャフト72は比較的速く回転される。

    この動きは、図2の正しい閉塞位置に達するまで続けられる。 さらに、回転ピストンの外面の領域は、円弧16に対応する空隙12の内壁の領域に位置する。 双方の領域は、曲率の同じ半径、すなわち小さな半径を有する。 曲率の大きな半径を有する円弧32および34に対応する回転ピストンの外面の領域は、断面の円弧18および20それぞれに対応する空隙12の内壁の領域と係合する。 曲率のこれらの半径はやはり等しい。 したがって、燃焼チャンバ82には別にして、作動するチャンバ82の体積は0に減少し、一方で作動するチャンバ82はその最大の体積を有する。 さらに、ピニオン76を有するシャフト72は、円弧40に対応する領域に、したがって、いわば弧の三角形の左下の「角」に位置する。 しかしながら、回転ピストン22は、瞬間回転軸としてシャフト70のまわりでさらに回転することはできない。

    この位置は図2に示されている。

    たとえば、内燃機関における燃焼チャンバ94の燃料に点火することによって、または作動流体を作動するチャンバ82に送ることによって行なわれ得るさらなる回転のために、瞬間回転軸は、シャフト72の軸を「跳躍」する。 回転ピストン22は、反時計方向に、しかしながらシャフト72のまわりで回転し続けることができる。

    さらなる動きの連続は新しい瞬間回転軸を参照し、これは瞬間回転軸としてシャフト70を参照して先述したものと同じである。

    回転ピストン22が回転するときに連続的な動きの間隔の領域が生じる。 各々の動きの間隔は、先述の閉塞位置のうちの1つから次の位置へと延在する。 各々の動きの間隔において、一方の作動するチャンバ、たとえば80の体積は、0から最大値まで増加するが、他方の作動するチャンバの体積は最大値から0へと低下する。 次の動きの間隔の間に、これは逆になる。 すなわち、作動するチャンバ82の体積は0(図2)から最高最大値まで増加し、一方で作動チャンバ80の体積は再び低下する(図3)。

    図2の位置において、運動は明白なものではない。 2つのシャフトの各々は、その軸とともに瞬間回転軸を規定する可能性がある。 たとえば作動するチャンバ82に伝えられる作動流体によって、左側への力が回転ピストン22に及ぼされる場合に、この力は、瞬間回転軸のまわりでの回転の動きではなく、平方向における直動の動きをもたらす可能性がある。 これにより、回転ピストン22は空隙12に詰込まれる。

    この危険性は、図2の位置で回転速度規制手段を用いて、シャフト70の回転軸よりも遅いシャフト72の回転速度を一時的に強要することで回避することができる。 さらに、回転ピストンがこのシャフト72のまわりで回転するようにされ、一方で他方のシャフト70は、凹面の弓状のギアラックがピニオン74で転がって離れるのを可能にする。

    これは図6に概略的に示されている。 センサ140は、空隙12の回転ピストン22の位置を検出する。 回転ピストンが閉塞位置に達したときにセンサは信号を送る。 次に、センサからの信号が与えられる制御装置142は、装置144および146を駆動して、これによって、交互に、どの閉塞位置に達したかに応じて、回転速度は一時的なものとなり、短時間の間に、回転速度がシャフト70またはシャフト72それぞれにもたらされる。 たとえば、低い回転速度がシャフト70にもたらされ、高い回転速度がシャフト72にもたらされるか、またはその逆も同様である。 最も単純な場合において、これらの装置144および146はブレーキ装置であり得、このブレーキ装置は、閉塞位置において、シャフト70またはシャフト72上で短時間の間、交互に作動するようにされ、一方でそれぞれの他のシャフトはブレーキをかけていない状態にされる。

    ピニオンの基準ピッチ円の半径は、開口36を規定する2次の楕円の曲率の小さな半径に実質的に等しい。 内歯車56が連続的に開口の楕円に続いた場合に、ピニオンは回転ピストン22の閉塞位置において毎回捕えられる。 「弧の三角形」の「角」はピニオンの上を回転することができない。 このために、凹面の弓状のギアラックは、曲率の小さな半径の円弧38,40,42の領域において相互接続され、短い直線または凸面の弓状のギアラック64,66または68それぞれによって相互接続される。 凸面の弓状のギアラック64,66および68は、内歯車56およびこれにより回転ピストン22を許容してその回転を続ける。 これらは、各々の閉塞位置において、ピニオン74または76が先行するギアラック62,58または60それぞれと外された直後に、凹面の弓状のギアラック58,60または62のうちの1つがピニオン74または76と係合するような寸法にされる。 このようにして、各々のピニオンは、凹面の弓状のギアラック64,66または68のうちの1つと連続的に係合する。 短い凸面の弓状または直線のギアラックは、適合を妨げることなく、さらに閉塞することなく、遷移を保証する。

    図4は、空隙を有する回転ピストン装置を示しており、その断面は4次の楕円106を示している。 その断面が5次の楕円110を示す回転ピストン108は、空隙108で案内される。 また、ここでは回転ピストン108は開口112を有し、その形状は5次の楕円114を示している。 回転ピストン108および開口の対称軸は一致する。 開口は内歯車116を有する。 内歯車116は2つのピニオン118および120と噛み合う。 ピニオン118および120は、2つのハウジングに固定されたシャフト122および124にそれぞれ取付けられる。 シャフト122および124の軸126および128は、それぞれ空隙104の対称軸において延在する。

    回転ピストン108は、空隙を2つの作動するチャンバ130および132にさらに分け、回転ピストンが回転するときに、交互に、そのうちの一方の体積が増加し、他方の体積が減少する。

    動作サイクルは、図1から3の実施例の動作サイクルと同様である。 回転ピストン108は、たとえば一方のシャフト122の軸126のまわりで閉塞位置まで回転する。 さらに、瞬間回転軸は、他方のシャフト124の軸128を跳躍する。 回転ピストンは、次の閉塞位置まで図4の反時計方向に回転し続ける。 2つの連続的な閉塞位置の間の動きの経路は、「動きの間隔」である。 各々の動きの間隔において、作動するチャンバ130の体積は0から最大値まで増加し、作動するチャンバ132の体積は最大値から0に減少するか、またはその逆である。 作動するチャンバは常に、軸126および128を含む対称面の双方の側に位置する。 これらは空隙のまわりで動かない。

    図4において、弁および点火プラグまたは燃料噴射器は各々の作動するチャンバにつき(概略的に)示されている。

    図4Aは、図4と同様の回転ピストン装置を示している。 対応する要素は、これと同じ参照数字を有する。 図4Aの回転ピストン装置の詳細は、図8および8Aに拡大された規模で示されている。

    図4Aの回転ピストン装置において、数字150は燃料噴射器を示している。 燃料噴射器は燃焼チャンバに延在する。 この燃焼チャンバは、注入される燃料が実質的に燃焼チャンバのみで燃焼されるような寸法および形状にされる。 さらに、拡大する燃焼ガスのみが、拡大する作動チャンバに現れる。 注入は、時間依存性であるか、またはそれが作動するチャンバ130または132の体積の変化に適合されるような回転ピストンの回転に依存して測定され得る。 作動するチャンバ内に火炎面はない。 拡大する作動チャンバにおける火炎面の伝播は、先行技術の回転ピストン装置における問題を提示している。

    図8および8Aの実施例において、燃焼チャンバは、ハウジングの球状のカロット形状の凹部を含み、このハウジングは、作動するチャンバに向かって先細になるフラストロコニカル(frustro conical)空間156と連絡する。 空間156は挿入部158において形成され、この挿入部は、作動するチャンバ130または132の壁のねじを切られた凹部にねじ込まれる。 燃焼チャンバ152は、格子またはネット160によって閉じられる。 燃料噴射器150は、その先端で丸くされた円錐で終了し、注入はこの円錐の表面のノズル開口部を通して行なわれる。

    燃焼が燃焼チャンバ内で実質的に生じ、かつ作動するチャンバにおける火炎面は回避されるという、燃焼チャンバにおける燃料噴射器の記載された配置は、たとえば内燃機関を交換する際に他の装置にも適用可能である。

    図5は回転ピストン装置を示しており、その断面が7次の楕円を示す回転ピストンは空隙において案内され、その断面は6次の楕円を示す。 設定および動作は、楕円の次数は別にして、図4の実施例と同様である。 対応する要素は、図4と同じ参照数字によって示されるが、末尾に“A”を付け加えられる。

    2つのシャフトを有する回転ピストン装置の断面図であり、その断面が3次の楕円である回転ピストンは空隙において案内され、その断面は2次の楕円である。

    図2と同様の図であり、閉塞位置における回転ピストンを示す図である。

    図2と同様の図であり、次の動作の間隔の間の回転ピストンを示す図である。

    2つのシャフトを有する回転ピストン装置の断面図であり、その断面が5次の楕円である回転ピストンは空隙において案内され、その断面は4次の楕円である。

    図4の配置の変形を示す図である。

    2つのシャフトを有する回転ピストン装置の断面図であり、その断面が7次の楕円である回転ピストンは空隙において案内され、その断面は6次の楕円である。

    図1の回転ピストン装置で用いられる回転速度規制手段の概略図である。

    図1から5に示された種類の回転ピストン装置で用いられる密封の概略的な拡大図であり、密封は、密封レッジと曲率の小さな半径を有する回転ピストンの表面部分との間で行なわれる図である。

    図1から5に示された種類の回転ピストン装置で用いられる密封の概略的な拡大図であり、密封は、密封レッジと曲率の大きな半径を有する回転ピストンの表面部分との間でもたらされる図である。

    図4Aの回転ピストン装置の詳細を拡大した規模で示す図である。

    図8の詳細をさらに拡大した規模で示す図である。

    QQ群二维码
    意见反馈