圧縮メッセージ表示ユニットを備える路面仕上げ機

申请号 JP2016147536 申请日 2016-07-27 公开(公告)号 JP2017031797A 公开(公告)日 2017-02-09
申请人 ヨゼフ フェゲーレ アーゲー; 发明人 マーティン ブッシュマン; アヒム ユーラ;
摘要 【課題】本発明は、舗装材料(M)の新しい道路舗装層(10)の生成のための舗装スクリード(9)と、新しく敷設された道路舗装層(10)の少なくとも1つの表面セクション(22)について、路面仕上げ機(4)の舗装スクリード(9)の背後に存在する少なくとも1つの 温度 イメージ(21)に関するサーモグラフィジオシグナルに基づいて動的圧縮 指定 フィールドを生成するために路面仕上げ機(4)上に提供されたユニット(25)とを備える、路面仕上げ機(4)に関する。 【解決手段】本発明は、情報指示ユニット(26)が、新しく敷設された道路舗装層(10)の圧縮のために路面仕上げ機(4)の後に続く少なくとも1台の圧縮車両(5)のオペレータに、圧縮指定フィールドに少なくとも部分的に基づく少なくとも1つの圧縮メッセージを表示するために、路面仕上げ機(4)上に提供されることを特徴とする。 【選択図】 図2
权利要求

舗装材料(M)の新しい道路舗装層(10)を生成するための舗装スクリード(9)と、前記新しく敷設された道路舗装層(10)の少なくとも1つの表面セクション(22)について、路面仕上げ機(4)の前記舗装スクリード(9)の背後に存在する少なくとも1つの温度イメージ(21)に関するサーモグラフィジオシグナルに基づいて動的圧縮指定フィールドを生成するために前記路面仕上げ機上に提供されたユニット(25)とを備える、路面仕上げ機(4)であって、 情報指示ユニット(26)が、前記新しく敷設された道路舗装層(10)を圧縮するために前記路面仕上げ機(4)の後に続く少なくとも1台の圧縮車両(5)のオペレータに、前記圧縮指定フィールドに基づいて、少なくとも1つの圧縮メッセージを少なくとも部分的に表示するために、前記路面仕上げ機(4)上に提供されることを特徴とする、 路面仕上げ機(4)。最大及び/又は最小の圧縮温度を含む値指定が、前記圧縮指定フィールドを生成するために前記ユニット(25)内に置かれ、それによって前記ユニット(25)は、前記値指定と前記圧縮指定フィールドに関する前記サーモグラフィジオシグナルとの比較から、前記圧縮車両(5)が前記路面仕上げ機(4)の背後で維持するべき最小距離(33)及び/又は最大距離(32)を決定するように構成されることを特徴とする、請求項1に記載の路面仕上げ機。前記最小距離(33)及び/又は前記最大距離(32)が、メートル及び/又はフィート形式の圧縮メッセージとして前記情報指示ユニット(26)上に表示可能であることを特徴とする、請求項2に記載の路面仕上げ機。前記情報指示ユニット(26)が、前記圧縮メッセージを少なくともセクション単位で前記舗装スクリード(9)の背後の前記新しい道路舗装層(10)上に投影するように形成された投影ユニット(34)であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の路面仕上げ機。前記投影ユニット(34)が、少なくとも1つのライン(35、36)及び/又は前記圧縮指定フィールドの再生成を、前記新しく敷設された道路舗装層(10)上に圧縮メッセージとして投影するように形成された少なくとも1つのレーザー(45)を備えることを特徴とする、請求項4に記載の路面仕上げ機。前記情報指示ユニット(26)が、少なくとも1つの巻き取り要素(41、42)を伴う巻き取りユニット(40)を備え、それによって前記巻き取りユニット(40)は、生成される圧縮指定フィールドの代わりに前記舗装スクリード(9)の背後又は隣で長さの変化するインジケータとして前記巻き取り要素(41、42)を引きずるように形成されることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の路面仕上げ機。前記路面仕上げ機が、前記後に続く圧縮車両までの距離(X)を記録するように、及び、前記記録された距離(X)と前記圧縮メッセージの生成のための前記圧縮指定フィールドとの比較を考慮するように形成された、測定ユニット(38)を備えることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の路面仕上げ機。前記情報指示ユニット(26)が、視覚信号を圧縮メッセージとして送出するように構成された信号灯(27)を備えることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の路面仕上げ機。前記圧縮指定フィールドが、前記舗装スクリード(9)の背後の異なる温度イメージに関していくつかの温度ゾーンに分割されることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の路面仕上げ機。前記情報指示ユニット(26)が、前記路面仕上げ機(4)のルーフ構造(15)上に固定されることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の路面仕上げ機。前記路面仕上げ機(4)が、前記路面仕上げ機(4)の前記舗装スクリード(9)の背後に存在する前記温度イメージ(21)に関して前記サーモグラフィジオシグナルを生成するためのサーモグラフィモジュール(19)を備えることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の路面仕上げ機。前記動的圧縮指定フィールドを生成するための前記ユニット(25)が、前記サーモグラフィモジュール(19)のハウジング(20)内に配設されることを特徴とする、請求項11に記載の路面仕上げ機。前記圧縮指定フィールドが、前記圧縮指定フィールド内の少なくとも1つの地点に、前記地点が最適な圧縮温度を有する有利な圧縮時点を割り当てる情報を含むことを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の路面仕上げ機。路面仕上げ機(4)を用いて道路舗装層(10)を敷設するための方法であって、それによって少なくとも1つの圧縮メッセージが、前方で走行している前記路面仕上げ機(4)上に提供された情報指示ユニット(26)を用いて、前記路面仕上げ機(4)によって敷設された前記道路舗装層(10)を圧縮するために前記路面仕上げ機(4)の背後を走行する少なくとも1台の圧縮車両(5)のオペレータに表示される、方法。前記圧縮メッセージが、前記敷設された道路舗装層(10)の少なくとも1つの表面セクション(22)について、前記路面仕上げ機(4)の舗装スクリード(9)の背後に存在する少なくとも1つの温度イメージ(21)に関してサーモグラフィジオシグナルを使用して生成された圧縮指定フィールドに基づいて表示されることを特徴とする、請求項14に記載の方法。

说明书全文

本発明は、請求項1の総称に従った路面仕上げ機に関する。更に本発明は、独立請求項14に従った方法に関する。

新しい道路舗装層の敷設中、アスファルトの処理温度は必須のプロセスパラメータであり、舗装層の使用特性、例えば層間の接着並びに新しく敷設される道路舗装の寿命に大きな影響を与える。このため、敷設温度の測定がますます重要になる。

実際には、少なくとも1台の圧縮車両が路面仕上げ機の舗装スクリードを用いて敷設された道路舗装を圧縮するために、道路舗装の敷設中、路面仕上げ機の後に続く。新しく敷設された道路舗装のアスファルト温度は、敷設されたばかりの道路舗装内に圧縮車両が最初に進入するための重要なプロセスパラメータである。したがって圧縮するため、すなわち圧縮車両が新しい道路舗装に進入するために、最も良いタイミングを見つけることが不可欠である。

一方で、熱過ぎるアスファルト内への進入が早過ぎると圧縮割れなどの構造上の欠陥につながり、他方で進入が遅すぎると、アスファルトが既にかなり冷え過ぎているため、ローラー圧縮の時間が少ない。理想的には、ローラー圧縮開始のための正確な時間及び/又は正確な温度が決定されるべきである。

EP2 789 741 A1は、舗装スクリード背後で新しく敷設される舗装層の少なくとも温度範囲を決定するように構成されたサーモグラフィモジュールを備える路面仕上げ機を開示している。これを基に、特に路面仕上げ機の機能が舗装の敷設中に調整される。

更に今日では、アスファルトの表面温度を測定するために、パイロメータデバイスを備える特殊な圧縮車両が使用される。このプロセスで圧縮車両上の圧縮車両ドライバには、自分の圧縮車両下のアスファルトがどの程度熱いのかが温度表示デバイスによって知らされる。圧縮車両ドライバはこの温度情報を、ルーティン行動としての圧縮プロセスに用いる。しかしながらこの適用例では、圧縮車両ドライバは高温のアスファルトに進入するのが早過ぎたことを認識するだけであって、その時点では既に手遅れであり、すなわち熱過ぎるアスファルト材料に進入してしまった後である。

路面仕上げ機が、そのような路面仕上げ機の後に続く複数の圧縮車両にデータリンクされている、アスファルトで舗装するシステムがDE10 2008 058 481 A1に開示されている。路面仕上げ機によって特に作成される温度データモデルに基づいて、後続の圧縮車両は、新しく作成された道路舗装の上を互いに、並びに特に先行する路面仕上げ機までの事前に定義された距離で移動するために、ナビゲーション信号を受信することができる。アスファルトで舗装するシステムに組み込まれた車両のこのデータネットワーキングを達成するために、そのような車両にはそれぞれ、互いに温度及び/又は位置データを共有するための送信器及び受信器が装備される。しかしながらこれには、アスファルトで舗装するシステムに組み込まれたすべての車両に、相互のデータ交換を可能にするための費用の掛かる送信器受信器ユニットが装備されていることが必要である。

しかしながら実際には、舗装車列は特にコスト面の理由から建設現場で柔軟に仕上げ及び圧縮車両から構成されるため、舗装車列に異なる製造業者からの機械、一部にはレンタル機械が使用されることになる。したがって、DE10 2008 058 481 A1のアスファルトで舗装するシステムに従ったデータリンクは、そのような舗装車列に実装することが困難である。

本発明の目的は、単純な建設技術手段を用いて改良された圧縮プロセスを実行可能にする路面仕上げ機を提供することである。本発明の目的は、このタスクに好適な方法を提供することからも成る。

この問題は、請求項1の技術的特徴を備える路面仕上げ機によって解決される。加えてこの問題は、独立請求項14に従った方法によって解決される。本発明の更なる改良された発展事項は、従属項に示されている。

本発明は、自走式路面仕上げ機として形成された建設機械に関する。路面仕上げ機は、舗装材料の新しい道路舗装層を生成するための舗装スクリードを備える。加えて路面仕上げ機は、路面仕上げ機の舗装スクリードの背後に存在する新しく敷設された道路舗装の少なくとも1つの表面セクションに対する少なくとも1つの温度イメージに関するサーモグラフィジオシグナル(thermographic geosignals)に基づいて動的圧縮指定フィールドを生成するために、路面仕上げ機上に設置されることになるデバイスを備える。

圧縮指定フィールドは、舗装スクリードの背後の新しく敷設された道路舗装の領域に関して記録された温度分布をそのような領域に割り当てる、表面関係温度データモデルである。表面上のそれぞれのポイントは、例えば路面仕上げ機の基準座標系に対して決定可能であり、それによって温度イメージに対する領域割り振りは、例えば路面仕上げ機に対する、特に基準座標系に対するXYZ座標関係に基づいて発生する。X座標はそれによって、例えば進行方向に見られる路面仕上げ機の基準座標系までの通常の距離を、Y座標は、進行方向に対して横方向の視点から見て、路面仕上げ機の基準座標系までの横方向距離を、定義することが可能である。Z座標は、基準座標系までの高さ/深さの差異を表すことが可能である。

本発明によれば、路面仕上げ機の後に続く少なくとも1台の圧縮車両のオペレータに対して圧縮メッセージ信号を発信するための情報指示ユニットが、路面仕上げ機上に提供される。圧縮メッセージは、記録された圧縮指定フィールドに少なくとも部分的に基づく。

本発明において、情報指示ユニット全体が路面仕上げ機上に直接固定される。したがって後続の圧縮車両に対するすべてのナビゲーションメッセージは、路面仕上げ機によって送出される。本発明によれば、舗装車列内のいずれの圧縮車両も路面仕上げ機と共に使用可能であるため、圧縮車両上に追加の関連機器は不要である。これにより、建設現場での舗装車列の構成が容易になり、それによってそのような舗装車列を、圧縮品質に関するいかなるリスクも無しに、特に異なる製造業者からのレンタル圧縮車両で構成することが可能になる。

したがって本発明において、路面仕上げ機自体の装備及び圧縮車両の特殊でない装備が、新しい道路舗装の最適な圧縮に対して極めて重要な役割を果たす。

本発明において、情報指示ユニットによって送出される圧縮メッセージは、少なくとも1台の圧縮車両のオペレータを対象とする。したがって本発明の情報指示ユニットは、路面仕上げ機のオペレータに対して信号を表示するための路面仕上げ機の表示ユニットには匹敵しない。むしろ本発明の情報指示ユニットは、大抵は数メートルの距離で路面仕上げ機の後に続く圧縮車両上のオペレータに補助デバイスを独占的に提供する。

現況技術とは対照的に、情報指示ユニットによって生成された圧縮メッセージは、圧縮車両上にそのために追加の表示ユニットを必要とすることなく、路面仕上げ機の後に続く圧縮車両のオペレータが見ることができる。したがって圧縮メッセージは、そのために路面仕上げ機と圧縮車両との間でのデータ交換を作成することなく、路面仕上げ機の情報指示ユニットを介して独占的に圧縮車両のオペレータに明らかとなる。

好ましくは最大及び/又は最小の圧縮温度を含む圧縮指定フィールドの生成のために値指定がデバイスに記憶され、それによってデバイスは、路面仕上げ機の背後の圧縮車両が維持するべき圧縮指定フィールドについてのサーモグラフィジオシグナルと値指定との比較から、最小距離及び/又は最大距離を決定するように構成される。したがって圧縮指定フィールドを生成するためのデバイスは、舗装スクリードの背後の表面セクションの領域関係温度値の形の実際値と、これを基に圧縮指定フィールド、特にこれらの値によって設定された最小距離及び/又は最大距離を決定するために最大及び/又は最小の圧縮温度によって与えられる少なくとも1つの名目値とを比較するように形成される。路面仕上げ機に関して見ると、圧縮指定フィールドはそれによって、例えば路面仕上げ機とそうした路面仕上げ機の後に続く圧縮車両との間の圧縮ウィンドウとしてマッピングすることができる。しかしながら最小距離及び/又は最大距離は、様々な方法で圧縮車両のオペレータに表示することも可能である。

記録される温度値は、特に進行方向で考えた場合、舗装スクリードの背後の表面セクション上で不均一であり得るため、圧縮指定フィールドの最小及び/又は最大のそれぞれの距離は、これを基に動的に変化可能である。したがって、圧縮指定フィールドの動的適合、したがって、特にブリッジセクションの接合のアスファルティング中は、これに基づく情報指示ユニットの動的圧縮メッセージの動的適合も存在し得る。

路面仕上げ機の背後を走行する圧縮車両のオペレータにとって、導出される最小距離及び/又は最大距離がメートル及び/又はフィート単位の数値データとして情報指示ユニット上に表示可能な場合、特に役立つ。これらの距離指示に基づき、圧縮車両のオペレータは、自分の圧縮車両を用いて自分で敷設した新しく敷設された道路舗装層の上を最適なタイミングで走行するように、前方を走行している路面仕上げ機の後に続くべき距離を容易に推定することができる。このため情報指示ユニットは、圧縮メッセージをメートル及び/又はフィート単位で表示するために複数のLEDランプが装備されたスクリーンとして形成することができる。LEDランプの色は、天気状況及び/又は時刻に鑑みて手動及び/又は自動で調節可能であることも想定される。

最小及び/又は最大距離に関するメートル及び/又はフィート指示は、好ましくは舗装スクリードの後端から後続の圧縮車両まで測定される。圧縮車両のオペレータは通常、前方を走行する路面仕上げ機上に固定された舗装スクリードが良く見えるため、舗装スクリードまでの最小及び/又は最大距離を正確に維持できるように、すなわち、最小距離と最大距離との間の領域にわたって自分の圧縮車両を操縦できるように、そこから測定される距離指定を適切に見積もることができる。このため、最適な圧縮結果が達成される。

本発明の実施形態によれば、情報指示ユニットは、圧縮メッセージを少なくともセクション単位で舗装スクリードの背後の新しい道路舗装上に、すなわち路面仕上げ機と路面仕上げ機の後に続く圧縮車両との間の表面セクション上に投影するように形成された、投影ユニットである。これによって圧縮車両のオペレータは、自分の前の圧縮メッセージを新しい道路舗装上で直接読み取ることができる。新しく敷設された道路舗装層は、圧縮メッセージのための優れた投影表面を形成する。圧縮メッセージは、この投影表面上にある圧縮車両のオペレータに良く見える。路面仕上げ機の敷設作業中に舗装スクリードの上に立ち昇る蒸気でさえも、圧縮メッセージの投影を妨げることはない。

このプロセスにおいて、投影ユニットが、少なくとも進行方向に対して横方向に位置合わせされたライン、コマンド、例えばメートル又はフィート指示、及び/又は、圧縮指定フィールドのマップを、新しく敷設された道路舗装層上に圧縮メッセージとして投影するように形成された、少なくとも1つのレーザーを備える場合、特に役立つ。レーザーを用いて作成されたこのラインは、圧縮車両のオペレータに特に良く見える。投影ユニットは、日中及び夜間の作業中、すべての圧縮メッセージが常に認識できるように、好ましくは日照状況によってレーザー光の色を変更するように構成される。日照状況に対するレーザー光の適合は、自動的に実行可能である。代替又は追加として、路面仕上げ機のオペレータは、投影ユニットのレーザー光の色を手動で設定することができる。これは好ましくは、路面仕上げ機の制御モジュール上で実施可能である。

本発明の他の実施形態によれば、情報指示ユニットは、少なくとも1つの巻き取り要素(coiling element)を伴う巻き取りユニット(uncoiling unit)を備え、それによって巻き取りユニットは、生成される圧縮指定フィールドの表現で舗装スクリードの背後又は隣で長さの変化する可動アーム(boom)として巻き取り要素を引きずるように形成される。巻き取り要素は、例えば、舗装スクリード背後の新しく生成された道路舗装上で均一に引きずられることが必要なある地点で垂れ下がるテープとして形成可能である。それによって巻き取り要素の巻き戻し長さは、圧縮指定フィールドを生成するためにユニットに機能的に接続され、圧縮指定フィールドを生成するためのユニットの巻き取り信号に従って、舗装スクリードの背後の巻き取り要素に対して適切な長さを設定するような方法で構成される、巻き取りユニットの電気エンジンによって決定可能である。巻き取り要素の端部は、例えば舗装スクリードを維持すべき最小距離を圧縮車両のオペレータに表示することができる。

圧縮指定フィールドに関して一方の巻き取り要素が最小距離を、他方が最大距離を決定するように、2つの巻き取り要素が舗装スクリードの背後で引きずられることも想定され、それによって、2つの巻き取り要素のそれぞれの端部を介して圧縮車両のオペレータに距離を表示することができる。したがって、新しい道路舗装の表面上で舗装スクリードの背後で引きずられる巻き取り要素のそれぞれの端部間に圧縮ウィンドウを架空に広げることが可能であり、それによって圧縮車両のオペレータは自分の圧縮車両を路面仕上げ機に関して位置合わせすることができる。それぞれの巻き取り要素は、そのような路面仕上げ機の後に続く圧縮車両が巻き取り要素上を走行しないように、好ましくは路面仕上げ機の舗装スクリードの側面に最大距離1メートルで互いに並んで配置される。

路面仕上げ機は好ましくは、後に続く圧縮車両までの距離を記録するように、及び圧縮メッセージの生成中に、記録された距離と圧縮指定フィールドとの比較を考慮するように形成された、測定ユニットを備える。測定ユニットは、すべての記述情報指示ユニットと共に機能的に使用可能である。それによって圧縮メッセージの発信は、後に続く圧縮車両までの距離の測定に少なくとも部分的に基づくことができる。

測定ユニットは、動的圧縮指定フィールドを生成するためのデバイスの一部として形成可能である。代替として測定デバイスは、好ましくは路面仕上げ機のルーフ構造上又は舗装スクリード上に固定される、路面仕上げ機上の別のユニットを形成することができる。後に続く圧縮車両までの距離を記録するために、測定ユニットは好ましくは少なくとも1つの距離センサ、好ましくは赤外線、超音波、及び/又はレーザーセンサを備える。

圧縮指定フィールドを生成するためのデバイスは、好ましくは、後に続く圧縮車両までの実際に測定された距離と最小及び/又は最大距離の名目値とを比較するように、並びに、この比較に基づいて、前述の圧縮メッセージ、又は、後に続く圧縮車両のオペレータに対する、例えば自分の圧縮車両を加速させるべきである旨の追加の圧縮メッセージを生成するように構成される。したがってオペレータには、新しく敷設された道路舗装の上を最適な時点に走行することになるように、前進する路面仕上げ機までの距離を減少又は増加させる必要があるかどうかが即時に明らかになる。

情報指示ユニットは、好ましくは少なくとも1つの視覚信号を圧縮メッセージとして発信するように構成された信号灯を備える。圧縮車両のオペレータにとって信号灯は、情報指示デバイスとして特に容易に認識可能である。特に、圧縮車両が路面仕上げ機の背後を正しい距離で走行しているかどうかを、信号灯の色で表示することができる。例えば信号灯による赤色光の表示は、走行した圧縮車両が路面仕上げ機から遠く離れ過ぎていること、及び/又は路面仕上げ機の舗装スクリードに近過ぎていることを意味することができる。これに対して、信号灯による緑色信号光の表示は、路面仕上げ機と後に続く圧縮車両との間に存在する距離が、新しく敷設された道路舗装の最適な圧縮度合を達成するのに最適であることを意味することができる。信号灯の機能は、特に、測定ユニットを用いて測定された後に続く圧縮車両までの距離と、圧縮指定フィールドを生成するためにデバイスによって決定された最小及び/又は最大距離との比較に基づく。

情報指示ユニットは、路面仕上げ機のルーフ構造上、特に後部の垂直ルーフビーム上に固定された場合、後に続く圧縮車両のオペレータに特によく見える。路面仕上げ機後部の両方の垂直ルーフビーム上に固定された、圧縮プロセス用のそれぞれ1つの情報指示ユニットを有することも想定される。

新しく敷設された道路舗装の表面は、異なる温度ゾーンを有する可能性がある。したがって、圧縮指定フィールドを生成するためのデバイスが、それぞれの温度ゾーンに異なる圧縮指定フィールドを割り振るような方法で構成される場合が有利である。異なる温度ゾーンは例えば、その後に複数の圧縮車両が続く、拡張可能スクリードの敷設幅にわたって形成され得る。それぞれの温度ゾーンを介して、路面仕上げ機の背後を、前方で引きずられる舗装スクリードセクションまでどの程度の距離で走行すべきであるかを、それぞれの圧縮車両に表示することが可能である。それによってそれぞれの圧縮車両は、敷設幅にわたって存在する変化する温度ゾーンのために、前方を走行する路面仕上げ機まで異なる距離で圧縮することが可能である。

本発明の変形によれば、路面仕上げ機は、路面仕上げ機の舗装スクリードの背後に存在する温度イメージに関してサーモグラフィジオシグナルを生成するためのサーモグラフィモジュールを備える。サーモグラフィモジュールは、好ましくは、内部に存在する温度値に関して舗装スクリード背後の領域を適切にキャプチャできるように、舗装スクリードの上のルーフ構造上に配設される。

サーモグラフィモジュールは好ましくは、後で休止中に、特に夜間に路面仕上げ機から取り外すことができるように、路面仕上げ機のルーフ構造上に着脱可能に固定される。したがって、特に路面仕上げ機が夜間建設現場に残される場合、サーモグラフィモジュールの盗難が防止される。

更に好ましくは、動的圧縮指定フィールドを生成するためのユニットは、サーモグラフィモジュールのハウジング内に配設され、言い換えればサーモグラフィデバイスとの一体部分として形成される。サーモグラフィモジュールのハウジングは、動的圧縮指定フィールドを生成するためのデバイスに優れた保護を提供する。代替として、動的圧縮指定フィールドを生成するためのデバイスは、路面仕上げ機上に、特にその制御モジュール内に別のユニットとして配設可能である。

動的圧縮指定フィールドを生成するためのデバイスの起動は、自動的に、及び/又は路面仕上げ機のオペレータによって手動で実行可能である。動的圧縮指定フィールドを生成するためのデバイスの操作は、路面仕上げ機のオペレータが、例えば路面仕上げ機の操作台又はスクリード操作台上で圧縮メッセージモードをトリガした場合、自動的に実施することができる。したがってオペレータは、圧縮指定フィールドを生成するためのユニットに機能的に接続された情報指示ユニットを用いて、圧縮メッセージを生成したい時点を自分自身で決定することができる。

動的圧縮指定フィールドを生成するためのデバイスは、好ましくは、圧縮指定フィールドを生成する間、新しく敷設された道路舗装表面の表面に関する冷却速度を考慮するようにも形成される。したがって、圧縮指定フィールド内の少なくとも1つの地点に、地点が最適な圧縮温度を有する有利な圧縮時点を割り当てることができる。これは例えば、舗装スクリード背後の表面セクションの温度イメージに基づき、更に適宜、外部温度にも基づき、アルゴリズム又はいくつかのアルゴリズムを用いて算出することができる。

本発明は、路面仕上げ機による道路舗装層の敷設のための方法にも関し、これにより、前方を走行している路面仕上げ機上に提供された情報指示ユニットを用いて、路面仕上げ機によって敷設された道路舗装層の圧縮のために、路面仕上げ機の背後に続く少なくとも1台の圧縮車両のオペレータに対して少なくとも1つの圧縮メッセージが表示される。それによって圧縮メッセージは、後に続く圧縮車両のオペレータが、前方を走行する路面仕上げ機上に生成される、及び/又はこれによって生成される圧縮メッセージに関して自分の圧縮プロセスを制御できるように、路面仕上げ機からそのオペレータが見えるように表示することができる。

圧縮メッセージは、好ましくは、敷設された道路舗装層の少なくとも1つの表面セクションについて、路面仕上げ機の舗装スクリード背後に存在する少なくとも1つの温度イメージに関してサーモグラフィジオシグナルを使用して生成される、圧縮指定フィールドに基づいて表示される。それによって圧縮指定フィールドは、本発明に従って路面仕上げ機上に提供される情報指示ユニットが、後に続く圧縮車両のオペレータが追加の表示デバイスを自分の圧縮車両上に提供せずに見られる圧縮信号を生成する際に基づく、温度箇所データモデルとして存在する。

圧縮メッセージの生成及び表示について、前述の路面仕上げ機のすべてのデバイスが使用可能である。

以下で図面を基に、本発明の好ましい実施形態をより詳細に説明する。

新しい道路舗装層を敷設するための舗装車列を示す側面図である。

路面仕上げ機の後に続く圧縮車両のオペレータに対して少なくとも1つの圧縮メッセージを表示するための表示ユニットを備える、本発明に従った路面仕上げ機を示す図である。

実施形態に従った表示ユニットを備える、本発明に従った路面仕上げ機の後部からの概略表示を示す図である。

本発明に従った路面仕上げ機並びにそのような路面仕上げ機の後に続く圧縮車両を示す概略上面図である。

本発明に従った更なる路面仕上げ機及びそのような路面仕上げ機の後に続く圧縮車両を示す概略上面図である。

図面内で、同一の構成要素には同一の参照符号を一貫して付けている。

図1は舗装車列1を示す。材料供給車両2、フィーダ3、路面仕上げ機4、並びに、路面仕上げ機4の背後を走行する圧縮車両5が、舗装車列1で一列に配設される。

材料供給車両2は、舗装材料Mをフィーダ3の受け入れトレイ6内に充填する。舗装材料Mは、フィーダ3のコンベヤデバイス7を介して路面仕上げ機4の材料ホッパー8内に搬送される。

路面仕上げ機4は、路面仕上げ機4上に再配置可能に固定された舗装スクリード9を備える。舗装材料Mは、路面仕上げ機4の材料ホッパー8から舗装スクリード9へと移送される。舗装スクリード9は、舗装材料Mを新しい道路舗装層10に敷設するように構成される。舗装材料M内の温度分布に応じて、並びに下層土の温度に応じて、道路舗装層10は舗装スクリード9の背後に位置特有の温度を有する。

路面仕上げ機4の後に続く圧縮車両5はローラー車両11である。ローラー車両11は、そのような層を圧縮するために新しく敷設された道路舗装層10の上を走行する。図1によれば、ローラー車両11は路面仕上げ機4の舗装スクリード9の背後を距離Xで走行する。このプロセスにおいてローラー車両11は、結果として、新規に敷設された依然として高温の道路舗装層10に進入するのが早過ぎることになり、潜在的に道路舗装層10内の材料割れにつながることになるため、路面仕上げ機4の舗装スクリード9の背後に近付き過ぎて走行すべきではない。他方でローラー車両11は、距離Xが長過ぎて道路舗装層10がローラー車両11によって圧縮されるまでに冷め過ぎてしまう場合は、その距離で路面仕上げ機4の舗装スクリード9の後に続くべきではない。これによりローラー車両11は、もはや道路舗装層10に対して望ましい圧縮度合を達成しないことになる。

この点に鑑みて、舗装スクリード9と圧縮車両5との間の距離Xは、前述の問題を避けることができるような方法で選択されなければならない。

本発明に従った路面仕上げ機4は、後に続く圧縮車両5のオペレータが、敷設割れ無しに、また望ましい圧縮度合で新しい道路舗装層10の優れた圧縮が実施されるように、路面仕上げ機の舗装スクリードまでの距離Xを維持するのに役立つ。

本発明に従った路面仕上げ機4は、図2の拡大斜視図で示される。

図2において、路面仕上げ機4はクローラーシャーシ12を有する。しかしながら本発明に従った路面仕上げ機4は、クローラーシャーシ12の代わりにホイールシャーシを備えることもできる。路面仕上げ機4は、路面仕上げ機4のオペレータが路面仕上げ機4の複数の操作機能を制御する際に用いることが可能な制御モジュールとして形成された、操作パネル14を伴う操作台13を更に備える。

路面仕上げ機4は、垂直ルーフビーム17によって支持されるルーフ16を伴うルーフ構造15を更に備える。サーモグラフィモジュール19が、後部垂直ルーフビーム17を接続するクロスビーム18上に固定される。サーモグラフィモジュール19はハウジング20を有し、その内部に保護されるように複数の電子構成要素が配設される。特にハウジング20内部には赤外線カメラ21が存在する。赤外線カメラ21を用いて、舗装スクリード9の背後に示された表面セクション22の概略的に表示される温度イメージ21を記録することができる。赤外線カメラ21は、使用される舗装スクリード9のタイプに応じて、舗装スクリード9の背後の異なるサイズの表面セクション22、及び/又は表面セクション22の異なる大きさの温度イメージ21を記録するように設計される。

図2に示される舗装スクリード9は、横拡張ユニット23を伴う拡張可能スクリードAである。横拡張ユニット23は、道路舗装層10の幅の広い敷設のために横方向に拡張することができる。図2は更に、舗装スクリード9のそれぞれの拡張ユニット23上にそれぞれ1つのスクリード操作モジュール24が固定されることを示す。舗装スクリード9の操作機能は、スクリード操作モジュール24を用いて制御可能である。特に舗装スクリード9は、均一な道路舗装層10を生成するためにスクリード操作モジュール24を用いて水平にすることができる。

図2は更に概略図で、動的圧縮指定フィールドを生成するためのユニット25がサーモグラフィモジュール19のハウジング20内に配設されることを示している。動的圧縮指定フィールドを生成するためのユニット25は、サーモグラフィモジュール19によって作成されたサーモグラフィジオシグナルに基づいて圧縮指定フィールドを生成するように構成される。

図2は更に概略図で、情報指示ユニット26が垂直ルーフビーム17上に固定されることを示している。しかしながら情報指示ユニット26は、ルーフ構造の別の地点、又は路面仕上げ機4の舗装スクリード9上に固定することも可能である。情報指示ユニット26は、サーモグラフィユニット19のハウジング20内にも固定可能である。これは、図3から図5に関連してより詳細に説明される。情報指示ユニット26を用いて、圧縮メッセージを図1に示された圧縮車両5のオペレータに表示することができる。

本発明に従った路面仕上げ機4の概略背面図が図3に表示される。図3において、左ルーフビーム17上の情報指示ユニット26は信号灯27として形成される。右側のルーフビーム17上で、情報指示ユニット26は圧縮指定を数値データとして表示するためのメートル及び/又はフィート表示28を備える。

図3において、路面仕上げ機4は信号灯27並びにメートル及び/又はフィート表示ユニット28の両方を備え、それによって、これらの情報指示ユニット26のうちの1つのみを路面仕上げ機4に装備することが可能になる。

図3によれば、路面仕上げ機4のオペレータが路面仕上げ機4のバックミラー29(図2を参照のこと)を覗き込んだ時に遮る視野がないように、情報指示ユニット26はルーフビーム17から内側を向いている。情報指示ユニット26のうちの少なくとも1つをルーフ構造15のクロスビーム18上に固定することも想定される。

信号灯27は第1の信号灯30及び第2の信号灯31を備える。第1の信号灯30は、路面仕上げ機4の背後に続く圧縮車両5が舗装スクリード9の背後で短過ぎるか又は長過ぎる距離を維持するときに、赤色信号光を発するように構成可能である。これが、道路舗装層10内で最適な圧縮結果を達成するために前方で牽引される舗装スクリード9までの自分の距離Xを変更しなければならない旨を、圧縮車両5のオペレータに伝えることになる。

適切であれば、第1の信号灯30は、圧縮車両5が舗装スクリード9に近付き過ぎた時、すなわち距離Xが短過ぎるときに、持続的な赤色光を発するように構成可能である。そこで圧縮車両5のオペレータは、路面仕上げ機の舗装スクリード9から更に離れるために圧縮車両5の速度を遅くする必要があることを即時に認識することになる。第1の信号灯30は他の方法で、舗装スクリード9の背後を離れ過ぎて走行していることを後に続く圧縮車両に伝えるために、間欠的に点滅する赤色光を発するように構成可能である。そこで圧縮車両5のオペレータは、前方を走行している路面仕上げ機4までの距離Xが短くなるように圧縮車両5を加速させなければならない。

第2の信号灯31は、圧縮車両5が路面仕上げ機4の舗装スクリード9の背後を望ましい距離Xで走行している時に、緑色信号光を発するように構成可能である。そこで圧縮車両5は、最適な圧縮結果を達成できるような路面仕上げ機4からの距離にある。

図3に示されるメートル及び/又はフィート表示ユニット28は、最大距離32を表示するための第1の表示フィールド28A及び最小距離33を表示するための第2の表示フィールド28Bに分割される。第1の表示フィールド28Aは、最大距離32を用いて、路面仕上げ機4の舗装スクリード9の背後で走行すべき最大距離を後に続く圧縮車両5のオペレータに示す。オペレータが自分の圧縮車両5を舗装スクリードの背後で最大距離32を超える距離で走行させている場合、圧縮車両5が道路舗装層10のアスファルトを圧縮するのが遅すぎるため、道路舗装層10はかなり冷え過ぎてしまうことになる。このプロセスにおいて、もはや望ましい圧縮の度合が達成されることはない。

第2の表示フィールド28Bにおいて、圧縮車両5のオペレータには、路面仕上げ機4の舗装スクリード9の背後にどの程度近づいて走行できるかが最小距離33に基づいて示される。オペレータが最小距離33を切った場合、舗装スクリード9の背後に近付き過ぎて圧縮車両5を走行させること、すなわち依然として高温の道路舗装層10に進入するのが早過ぎることになり、道路舗装での材料割れにつながる可能性がある。

使用される敷設材料Mに応じて、並びに下層土Uの温度に応じて、図3からの情報指示ユニット26によって表示される情報は変化する可能性がある。したがって情報指示ユニット26は、後に続く圧縮車両5のオペレータに動的圧縮メッセージを発する。

図3に示される情報指示ユニット26の両方、すなわち信号灯27並びにメートル及び/又はフィート表示ユニット28は、互いに機能的に接続されることも想定される。特に信号灯27は、決定された最小及び/又は最大距離に関して、並びに測定された距離Xに関して動作可能である。

更に、メートル及び/又はフィート表示ユニット28はプラス符号及び/又はマイナス符号と共に数値表示することが可能であり、それによって圧縮車両5のオペレータは、プラス符号を伴う数値表示によって前方を走行している路面仕上げ機4までの距離Xを増加させること、及び/又は、マイナス符号を伴う数値表示によって前方を走行している路面仕上げ機4までの距離Xを減少させることが促される。

図3は、後に続く圧縮車両までの距離Xを好ましくは赤外線センサ39を用いて測定するように構成された測定ユニット38を更に示す。測定ユニット38を用いて測定された後に続く圧縮車両5までの距離Xに基づいて、並びに、最大及び/又は最小距離32、33に基づいて、図3からの表示ユニット26のうちの1つ及び/又は実施形態に従った別の表示ユニット26は、前方を走行している路面仕上げ機4までの距離Xを減少させるべきか又は増加させるべきかをローラードライバに伝えることができる。

図4は、後に続く圧縮車両5に圧縮メッセージを表示するための路面仕上げ機4の別の変形形態を示す。図4において、情報指示ユニット26は投影ユニット34として形成される。投影ユニット34は、圧縮指定フィールドを生成するためのユニット25の圧縮指定フィールドに基づく第1のレーザーライン35並びに第2のレーザーライン36を、路面仕上げ機4と後に続く圧縮車両5との間の道路舗装層10上に投影するように構成された、レーザー45を備える。第1のレーザーライン35は、圧縮車両5が舗装スクリード9の背後で維持するべき最小距離33を示す。同様に第2のレーザーライン36は、圧縮車両5が路面仕上げ機4の舗装スクリード9から最大として維持するべき最大距離32を示す。

図4において、圧縮車両5は、第1と第2のレーザーライン35、36の間の道路舗装層10を圧縮するために路面仕上げ機4と連携しなければならない。図3からの情報指示ユニット26に関連して上記で説明したように、第1並びに第2のレーザーライン35、36は、新しく敷設された道路舗装層10の冷却速度に関して変更可能である。

道路舗装層10上に投影されるレーザーライン35、36に基づいて、圧縮車両5のオペレータは、路面仕上げ機4の舗装スクリード9の背後の事前に定義された距離で自分の圧縮車両5を移動させるかどうかがわかる。第1及び第2のレーザーライン35、36は、好ましくはその内部で圧縮車両5が道路舗装層10を最適に圧縮するために移動すべきである、道路舗装層10上の圧縮ウィンドウ37の境界を定める。

図5は、本発明に従った路面仕上げ機4の更なる実施形態を示す。図5からの路面仕上げ機4は、舗装スクリード9上に横方向に固定された巻き取りユニット40を備える。巻き取りユニット40は、舗装スクリード9の背後の道路舗装層10上で第1及び第2の巻き取り要素41、42を引きずる。それぞれの巻き取り要素41、42の長さは、巻き取りユニット40を用いて変更可能である。

第1の巻き取り要素41の端部は、舗装スクリード9方向に最大としてどこまで近付けるかを圧縮車両5のオペレータに伝える。同様に第2の巻き取り要素42は、維持するべき舗装スクリード9からの最大距離を圧縮車両5のオペレータに伝える。圧縮ウィンドウ37は、第1及び第2の巻き取り要素41、42のそれぞれの端部間に表示される。道路舗装層10に関する望ましい圧縮度合を取得するためにその内部で圧縮車両5が走行すべき圧縮ウィンドウ37のサイズは、巻き取り要素41、42の巻き戻し長さに応じて変化する。

本発明のすべての実施形態において、情報指示ユニット26はその設計に関わらず路面仕上げ機4上に直接固定され、後に続く圧縮車両5のオペレータに視覚圧縮メッセージを表示するように構成され、圧縮車両5のオペレータはそのメッセージに基づいて、最適な圧縮結果を取得するために前方で走行している路面仕上げ機4までどのような距離で圧縮車両5を走行させるべきであるかがわかる。

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