Dyeing of the fiber with supercritical carbon dioxide and electrophoresis

申请号 JP2013524829 申请日 2010-08-27 公开(公告)号 JP2013534279A 公开(公告)日 2013-09-02
申请人 エンパイア テクノロジー ディベロップメント エルエルシー; 发明人 エー. ヤガー,トーマス;
摘要 本技術は、染料溶液を作るために染料を超臨界二 酸化 炭素(sc−CO
2 )と混合することと、布地を前記染料溶液に浸けることとを含む、布地を 染色 するための例示的方法を提供する。 本方法は、染料溶液の帯電粒子を分離させ、染料を布地の中に拡散させるために、染料溶液に電界を印加することをさらに含む。
权利要求
  • 布地を染色するための方法であって、
    染料溶液を作るために染料を超臨界二酸化炭素(sc−CO )と混合することと、
    布地を前記染料溶液と接触させることと、
    前記染料溶液の粒子の中の電荷の分離を引き起こし、前記染料を前記布地の中に拡散させるために、前記染料溶液に電界を印加することと、
    を含む方法。
  • 前記布地は、ウール繊維、綿繊維、絹繊維、リネン繊維、またはカラムシ繊維のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  • 前記染料は親水性染料である、請求項1又は2に記載の方法。
  • 前記染料は極性染料である、請求項1又は2に記載の方法。
  • 染料をsc−CO と前記混合することは、前記染料溶液の温度を上げることと、前記染料溶液を高められた圧力で維持することとを含む、請求項1乃至4のいずれかに記載の方法。
  • 前記電界は少なくとも300キロボルト毎メートルの強度を含む、請求項1乃至5のいずれかに記載の方法。
  • 前記混合することを容易にするために前記染料を界面活性剤で処理することをさらに含む、請求項1乃至6のいずれかに記載の方法。
  • 布地を染色するための装置であって、
    染料溶液を作るために、染料を保持し超臨界二酸化炭素(sc−CO )と混合するように構成された混合コンポーネントと、
    布地を前記染料溶液と接触させるように構成された布地浸漬コンポーネントと、
    前記染料溶液内で電界を生成するように構成された陰極および陽極であって、前記電界は、前記染料をイオン化して前記布地の中に拡散させるために、電荷の前記染料溶液の粒子との分離を引き起こす、陰極および陽極とを含む装置。
  • 帯電粒子は正に帯電した粒子を含み、前記布地浸漬コンポーネントは前記布地を前記陽極より前記陰極の近くに提供するように構成される、請求項8に記載の装置。
  • 前記帯電粒子は負に帯電した粒子を含み、前記布地浸漬コンポーネントは前記布地を前記陰極より前記陽極の近くに提供するように構成される、請求項8に記載の装置。
  • 前記電界は300キロボルト毎メートルから400キロボルト毎メートルまでの間の強度を含む、請求項8乃至10のいずれかに記載の装置。
  • 前記陰極と前記陽極は約1cmの距離で離間される、請求項8乃至11のいずれかに記載の装置。
  • 前記混合コンポーネントは、前記染料溶液を高められた圧力で維持するように構成された圧力容器を含む、請求項8乃至12のいずれかに記載の装置。
  • 前記陰極および前記陽極は前記圧力容器の中に配置される、請求項8乃至13のいずれかに記載の装置。
  • 前記圧力容器は前記染料溶液の温度を高め、前記染料溶液を前記高められた温度で維持するようにさらに構成される、請求項8乃至14のいずれかに記載の装置。
  • 说明书全文

    以下の説明は読者の理解を助けるために提供する。 提供した情報または引用した参考文献を従来技術であると認めるものではない。

    従来の布地染色工程では、染料溶剤として大量のを使用し、その結果、工業国にとって最大の水質汚染源の1つになっている。 水に代わる染料溶剤は、超臨界二酸化炭素(sc−CO )である。 水質汚染を低減する以外に、sc−CO は、水より優れたいくつかの利点を含む。 sc−CO のより低い粘性は、水より高い拡散速度およびより低い物質移動抵抗を可能にし、その結果、染料の繊維中への浸透を向上させ、染色時間を低減する。 したがって、染色工程に必要とされるエネルギーが減少する。

    さらに、染料およびsc−CO は、容易に分離し再利用することができる。 それとは対照的に、水システムでは、残りの水および染料は、容易に分離し再利用することができず、その結果、使用不可能な汚染水が大量に生じることになる。 sc−CO を使用して染色した布地は乾燥しており、したがって、水システムが必要とするような長い乾燥時間を必要としない。 さらに、sc−CO を使用する染色工程は二酸化炭素を生成せず、したがって、直接温室効果ガス排出を引き起こすことはない。 さらに、sc−CO は、リサイクルすることができる。

    ポリエステルなどの合成繊維は、sc−CO 染色工程を使用して容易に染色することができる。 しかし、今日まで、綿またはウールなどの天然繊維にsc−CO 染色工程を適用することは限られていた。 sc−CO は、親水性の綿繊維またはウール繊維を膨らませない疎水性の溶剤である。 sc−CO は、染料の繊維中への拡散を容易にするために隣接する分子鎖間の水素結合を破壊して天然繊維の構造を分裂させる(disrupt the structure of the natural fibers)ことはできない。 さらに、市販の綿染料はほとんど、補助溶剤を使用しないとsc−CO 内で溶解しない塩類である。 しかし、補助溶剤の使用は、布地が濡れることを必要とし、したがって、布地の乾燥ならびにプロセスチャンバおよび染色コンポーネントのより複雑なクリーニングを必要とする。

    本技術は、染料溶液を作るために染料を超臨界二酸化炭素(sc−CO )と混合すること、および染料溶液に布地を浸けることを含む、布地を染色するための例示的方法を提供する。 本方法は、染料溶液の帯電粒子を分離させ、染料を布地の中に拡散させるために、染料溶液に電界を印加することをさらに含む。

    本技術は、染料溶液を作るために染料を超臨界二酸化炭素(sc−CO )と混合する混合コンポーネントおよび布地を染料溶液に浸ける布地浸漬コンポーネントを含む、布地を染色するための例示的装置をさらに提供する。 例示的装置は、染料溶液の帯電粒子を分離させ染料を布地の中に拡散させる電界を染料溶液内で生成する陰極および陽極をさらに含む。

    前述の概要は、例示のみであり、決して限定することを意図するものではない。 前述の例示的態様、実施形態、および特徴に加えて、さらなる態様、実施形態、および特徴が添付の図面および以下の詳細な説明を参照することによって明らかになるであろう。

    本開示の前述のおよび他の特徴は、添付の図面に関連して行われる以下の説明および添付の特許請求の範囲から、より十分に明らかになるであろう。 これらの図面は、本開示によるいくつかの実施形態を図示するだけであり、したがって、本開示の範囲を限定するものではないことを理解して、添付の図面を使用して本開示をさらに具体的におよび詳細に説明する。

    一例示的実施形態によるsc−CO

    染色システムを示す図である。

    一例示的実施形態による温度/圧容器を示す図である。

    他の例示的実施形態による、リールツーリールトランスファ機構を含む染色装置を示す図である。

    一例示的実施形態による、布地を染色するための方法を示す図である。

    以下の詳細な説明では、本明細書の一部分を形成する添付の図面を参照する。 これらの図面では、文脈が別途指示しない限り、同様の符号は、通常、同様のコンポーネントを識別する。 詳細な説明、図面、および特許請求の範囲に記載の例示的実施形態は、限定的であることを意図するものではない。 本明細書で提示する主題の趣旨および範囲から逸脱することなく、他の実施形態が利用されてもよく、他の変更が行われてもよい。 本明細書で全体的に説明し、図に示す本開示の態様は、さまざまな異なる構成で配置、置換、結合、および設計されることが可能であり、それらはすべて明示的に本開示の一部分と見なされ本開示の一部分を成すことが容易に理解されるであろう。

    超臨界二酸化炭素(sc−CO )を染料溶剤として利用する従来の染色工程に関連するいくつかの問題がある。 これらは、sc−CO 染色工程が、綿、ウール、絹、リネン、麻、カラムシなどのしかしそれらに限定されない天然繊維に染料を適切につけることができないことを含むがそれに限定されない。 sc−CO は、親水性綿繊維を膨らませない疎水性溶剤であり、天然繊維の隣接する分子鎖間の水素結合を破壊することができない。 その結果として、天然繊維の構造は、染料の繊維中への拡散を妨げる。 本明細書では、sc−CO を染料溶剤として利用する改善された染色工程を実施するための例示的システム、デバイス、および方法を説明する。 改善された染色工程は、染料粒子の天然繊維中への拡散を向上させるために電界を利用する。 下記で説明する染色工程および染色デバイスは、綿、ウール、絹、リネン、およびカラムシなどのしかしそれらに限定されない天然繊維で作られた布地を染色するための染料溶剤としてsc−CO を効果的に使用することを可能にする。

    図1は、例示的実施形態によるsc−CO 染色システム100を示す。 染色システム100は、二酸化炭素(CO )を格納するシリンダ102を含む。 シリンダ102は、ポンプおよび調整器104に接続される。 ポンプおよび調整器104は、当業者には知られているように、温度/圧力容器110の中におよびそれからCO をポンプし、温度/圧力容器110の中でCO の圧力を維持するように構成される。 加熱装置108は、図2に関して下記でさらに説明するように温度制御器106から受信された信号に応じて温度/圧力容器110の内容物を加熱するように構成される。 一実施形態では、温度制御器106は、温度/圧力容器110の内容物の現在の温度を検知するためのセンサ、現在の温度を閾値温度と比較するためのコンピュータ、および加熱デバイス108の動作を制御するために信号を送信するための出力デバイスを含んでよい。 代替実施形態では、温度制御器106は、容器の内容物を予め定められた最低温度にしてその内容物をその温度で維持するために、加熱デバイス108を制御することができる当業者によって知られている任意のデバイスを含んでよい。 一実施形態では、温度/圧力容器110は、布地および/または染料を温度/圧力容器110にそこを通して入れるハッチまたはドアを含む。 代替実施形態では、温度/圧力容器110は、染料を温度/圧力容器110の中にそこを通して入れることができる別々の入口ポートまたはハッチを含んでよい。

    一実施形態では、染色システム100は、sc−CO 抽出/クリーニング工程のためにCO の温度および圧力を上げて、高められた温度および圧力を維持することができる、当業者に知られている任意のシステムでよい。 例示的実施形態では、染色システム100は、CO の臨界点、例えば摂氏31.1度および7.39メガパスカル(MPa)を超えるように温度/圧力容器110の中の温度および圧力を選択することができるように構成される。

    染色システム100は、当業者に知られているように、追加のコンポーネントを含んでもよく、代替構成を有してもよい。 温度/圧力容器は、通常、さまざまな用途のために、ある量のCO の温度および圧力がCO の臨界点を超えることができるようにするために使用されてきた。 例えば、コーヒー豆からカフェインを除去するために、部品の工業用クリーニングのために、および薬の抽出工程のために、同様の温度/圧力容器が使用されてきた。 当業者に知られている同様の市販の機器の例には、Deven Supercriticals PVT,LTD. およびRuian Shengtai Pharmaceutical Machinery Co. ,Ltd. から入手可能な超臨界流体処理/抽出デバイスなどがある。 例示的な実験室規模の機器、例えば圧縮ガス抽出器は、Eden Labsによって製造されている。

    図2は、例示的実施形態によるsc−CO 染色システム100の温度/圧力容器110を示す。 一実施形態では、sc−CO 120、染料、および任意選択で界面活性剤を温度/圧力容器110に入れて混合する。 利用することができる例示的染料は、反応染料、分散染料、直接染料、アントラキノンバット染料、インジゴイド染料、硫黄染料、カチオン性アゾ染料、カチオン性メチン染料、酸性染料、金属錯体染料、およびナフトキノン染料を含むがそれらに限定されない。 sc−CO は、その分子が、一般に、対称的に分散される電子を有するので無極性であり、したがって分子上での電極の形成を妨げる。 したがって、sc−CO は、一般に、極性染料とうまく混合しない。 無極性分子とは対照的に、極性染料は、電極、例えば、分子の第1の側に正味の正電荷、分子の第2の側に正味の負電荷を有する。 界面活性剤は、極性端と無極性端の両方を有する湿潤剤である。 例示的界面活性剤は、エアゾール−OT、OLOA−1200、タージトール、ペルフルオロポリエーテル、トリトンX100、プルロニック、または当業者に知られており、染料のsc−CO 中への分散を容易にすることができる任意の他の界面活性剤を含んでよいがそれらに限定されない。 界面活性剤は、極性結合および非極性結合によってそれぞれに結合することにより、無極性sc−CO の中での極性染料の分散を容易にする。 そのような結合は、イオン結合および水素結合を含んでよいがそれらに限定されない。 例えば、界面活性剤の極性端は、極性結合(例えば、イオン結合)を介して極性染料と結合することができ、界面活性剤の無極性端は、無極性結合(例えば、水素結合)を介して無極性sc−CO と結合することができる。 染料と界面活性剤の混合物の例は、ドライ分散ブルー77染料と3−([2−ヒドロキシ−3−ジエチルアミノ]プロポキシ)プロパン基で終わるポリジメチルシロキサンポリマ端の混合物、または従来の酸性染料のペルフルオロ2、5、8、11−テトラメチル−3、6、9、12−テトラオキサペンタデカン酸アンモニウム塩との混合物を含むがそれらに限定されない。

    したがって、温度/圧力容器110に入れられると、染料は、界面活性剤を使用してsc−CO 120と混合され、適切に染料/sc−CO 混合物を生成する。 一実施形態では、染料、sc−CO 、および界面活性剤は、1つまたは複数の入口ポートを介して温度/圧力容器110の中に別々に入れられる。 代替実施形態では、界面活性剤および染料は、温度/圧力容器110の中に一緒に入れられる。 他の実施形態では、染料、sc−CO 、および界面活性剤は、当業者に知られている任意のやり方で、温度/圧力容器110の中に入れられてよい。 温度/圧力容器110は、染料/溶剤混合物の温度および圧力を所望の動作温度および所望の動作圧力に上げ、次に続く全染色工程にわたって所望の動作温度および圧力を維持するように構成される。 一実施形態では、温度および圧力は、CO が超臨界状態で維持されるように選択される。 したがって、CO は、摂氏31.3度より高い温度でおよび7.39MPaより高い圧力で維持される。 染料および界面活性剤の溶解度は、適切な界面活性剤と共に使用された場合、温度および圧力に強くは依存しないが、染料/sc−CO 混合物の高められた温度は染料の布地中への拡散能力を向上させる。

    陰極130および陽極140は、温度/圧力容器110の中に配置され、温度/圧力容器110の中で電界を生成するように構成される。 染料/sc−CO 混合物への十分な電界の印加時に、染料粒子は、染料の中の電荷が分離されるときにイオン化され、それによって帯電染料粒子150を形成する。 電界は、帯電染料粒子150の布地160中への拡散を向上させるために使用される。 布地160は、綿、ウール、絹、リネン、もしくはカラムシなどの天然繊維、ポリエステル、レーヨン、アクリルなどの合成繊維、または天然繊維と合成繊維の混合物を含んでよい。 電界の必要とされる強度は、使用される染料の種類および染料粒子の電荷を解離するために必要とされるエネルギーに依存する。 一実施形態では、300キロボルト毎メートル(KV/m)から400KV/mまでの間の電界が使用されるが、代替的実施形態は、使用される染料および染料粒子の電荷を解離するために必要とされるエネルギーに応じて異なる強度を有する電界を含んでよい。 sc−CO の高い誘電強度(約450MV/m)は、sc−CO の破壊を妨げる。

    陰極130と陽極140との間の必要とされる距離は、陰極130と陽極140との間の電位の関数である。 陰極130と陽極140との間の距離は、布地160を陰極130と陽極140との間を通過させることができるように十分大きくなければならない。 しかし、陰極130と陽極140との間の距離がより短くなると、結果として、所与の強度を有する電界を生成するために必要とされる陰極130と陽極140との間の電位はより小さくなる。 例えば、一実施形態では、陰極130と陽極140との間の距離は1cmである。 1cmの距離では、400KV/mの電界を生成するために陰極130と陽極140との間の4KVの電位が必要とされる。 しかし、5cmの距離では、400KV/mの電界を生成するために陰極130と陽極140との間の20KVの電位が必要とされる。 したがって、陰極130と陽極140との間の距離は、陰極130と陽極140との間の必要とされる電位を低減するために、布地160によって必要とされる距離を与えられるように、できるだけ最小化されるべきである。 陰極130と陽極140との間の必要とされる電位を低減することは、必要とされるエネルギーの量を低減し、より高い電位より安全であり、高い電位を必要とするシステムほど複雑ではない。

    布地染色工程中に、布地160は、染料/sc−CO 混合物と接触させられ、布地160の周りに電界を生成する陰極130と陽極140との間を通過させられる。 一実施形態では、布地160は、温度/圧力容器110の中の染料/sc−CO 混合物の中に完全に浸けられる。 一実施形態では、染料、sc−CO 、および界面活性剤を温度/圧力容器110の中に入れる前に、布地160を、入口ポートを介して、温度/圧力容器110の中に入れる。 一代替実施形態では、布地160を温度/圧力容器110の中に入れる前に、染料および界面活性剤を温度/圧力容器110の中に入れる。

    図1に示す実施形態では、帯電染料粒子150は、正に荷電される。 正に帯電した染料粒子150は、−NH または−NH 基を有する塩基性染料を含むがそれらに限定されず、したがって、+1の溶液で粒子に電荷を与える。 そのような染料の例は、塩化メチレンブルー、塩基性イエロー11、および塩基性オレンジ21を含むがそれらに限定されない。 結果として、陰極130および陽極140によって電界が生成された場合、正に帯電した染料粒子150は(やはり正に帯電した)陽極140から排斥され、(負に帯電した)陰極130に引きつけられる。 このようにして、帯電染料粒子150は、陰極130と陽極140との間に置かれた布地160の中により効果的に拡散される。

    代替実施形態では、帯電粒子150を負に荷電することができる。 負に帯電した染料粒子は、アントラキノンタイプの染料(青色)またはトリフェニルメタンタイプの染料(黄色または緑色)などの酸性染料を含むがそれらに限定されない。 そのような実施形態によれば、陰極130および陽極140による電界の生成時に、負に帯電した染料粒子は(やはり負に帯電した)陰極130から排斥され、(正に帯電した)陽極140に引きつけられる。

    一例示的実施形態では、正に帯電した粒子150が使用される場合、布地160は陽極140より陰極130の近くに保持される。 布地160を陰極130の近くに保持することは、陽極140と布地160との間の染料/溶剤混合物の量および帯電粒子150の対応する量を増大させる。 電界の結果として、正に帯電した粒子150は、陽極140と布地160との間の大量の染料−溶剤混合物から布地160の中に引き込まれる。 陽極140と布地160との間の量は、布地160を陰極130のできるだけ近くに維持することにより最大化される。 陽極140と布地160との間の量が大きいほど、布地160の中に引き込むために利用可能な帯電粒子150の量が大きくなり、したがって、布地160の中に拡散され得る帯電粒子150の量が大きくなる。 さらに、布地160は、正に帯電した粒子150が陰極130上に蓄積するのを妨げるので、フィルタとして働く。 染料粒子の陰極130上への大量の蓄積は、日常的なクリーニングを必要とすることになろう。

    逆に、帯電粒子150が負に荷電される代替実施形態では、布地160は、陰極130より陽極140の近くに保持される。 負に帯電した粒子は陽極140に引きつけられる。 結果として、陰極130と布地160との間の量は最大化され、布地160の中に拡散させるために利用可能な負に帯電した粒子の量を増大させ、陽極140上に蓄積する負に帯電した染料粒子を最小化するはずである。

    図3は、一例示的実施形態によるリールツーリールトランスファ機構を含む染色装置200を示す。 染色装置200は、布地を染色するための染料溶液の温度および圧力を上げ、その高められた温度および圧力を維持することができる温度/圧力容器210を含む。

    染色工程中に、図1に関して上記で説明したように、sc−CO 、染料、および界面活性剤が温度/圧力容器210に入れられ、染料は、温度/圧力容器210に入れられると、染料/溶剤混合物を生成するために界面活性剤を使用してsc−CO の中に分散させられる。

    染色装置200はまた、陰極240および陽極250a、250bを含む。 陰極240および陽極250a、250bは、温度/圧力容器210の中にそれぞれの電界を生成するように構成される。 例えば、第1の電界は、陰極240と陽極250aとの間に生成され、第2の電界は、陰極240と陽極250bとの間に生成される。 代替実施形態では、任意の数の陰極および陽極を使用して任意の数の電解を生成することができる。

    染料/溶剤混合物への十分な電界の印加時に、染料粒子は、染料の中の電荷が分離されるときにイオン化され、それによって帯電染料粒子を形成する。 電界は、温度/圧力容器210の中で染料/溶剤混合物に浸けられる布地260の中への帯電染料粒子の拡散を向上させるために使用される。

    図2の実施形態では、布地260は、供給リール220上、ピボットリール270上、および巻取りリール230上に取り付けられる。 供給リール220、ピボットリール270、および巻取りリール230を使用して、布地260は、供給リール220から供給され、陰極240と陽極250aとの間に生成された第1の電界を通過させられ、ピボットリール270の周りを回転させられ、陰極240と陽極250bとの間に生成された第2の電界を通過させられる。 布地260が第1の電界および第2の電界を通過させられた後に、布地260は巻取りリール230上に収集される。 当業者には知られているように、外部制御システム(図示せず)が供給リール、ピボットリール、および巻取りリールの動作を制御するために使用される。

    布地260がさまざまな電界を通過させられるとき、正に帯電した染料粒子は、(やはり正に帯電した)陽極250a、250bから排斥され、(負に帯電した)陰極240に引きつけられる。 このようにして、帯電染料粒子は、陰極240と陽極250a、250bとの間を通過させられた布地260の中により効果的に拡散させられる。 したがって、布地260は、さまざまな電界を通過させられるとき、ますます多くの染料を徐々に蓄積する。 このようにして、かなりの長さの布地を、電界を通して供給し、効率よく効果的なやり方で染色することができる。

    代替実施形態では、染色装置200は、布地260を任意の所望の経路で任意の数の電界を通過させるために、任意の数の陰極、陽極、およびピボットリールを含んでよい。

    図4は、例示的実施形態による、布地を染色するための方法を示す。 動作400において、温度/圧力容器内で界面活性剤を使用して染料を超臨界二酸化炭素(sc−CO )と混合することにより染料溶液を生成する。 界面活性剤は極性粒子と無極性粒子の両方に結合することができる極性端と無極性端の両方を有するので、界面活性剤は非極性sc−CO の中で染料の極性粒子の分散を容易にする湿潤剤である。

    動作410において、布地を染料溶液に浸ける。 一例示的実施形態では、布地は、綿、ウール、絹、リネン、またはカラムシなどのしかしそれらに限定されない天然繊維を含む。 代替実施形態では、布地は、ポリエステル、レーヨン、アクリルなどのしかしそれらに限定されない合成繊維、または天然繊維と合成繊維の混合物を含んでよい。

    動作420において、染料溶液の温度を所望の動作温度に上げ、染料溶液にかける圧力を所望の動作圧力に上げる。 温度および圧力は、sc−CO をその超臨界状態に維持し、染料が布地の中に拡散する能力を向上させるために、次に続く染色工程全体にわたって高められた状態で維持される。

    動作430において、染料溶液に電界を印加する電界は、帯電染料粒子の布地の中への拡散を向上させるために使用される。 染料溶液への電界の印加時に、染料の中の電荷が分離される。 一実施形態では、電界は、負に帯電したグループまたは正に帯電したグループを残余の染料粒子から分離し、正に帯電した染料粒子または負に帯電した染料粒子を生成する。 一実施形態では、陰極および陽極によって電界を生成する。 代替実施形態では、任意の数の陰極および陽極によって任意の数の電界を生成することができる。 電界の生成時に、正に帯電した染料粒子が(やはり正に帯電した)陽極から排斥され、(負に帯電した)陰極に引きつけられる。 布地は陰極と陽極との間に置かれる。 このようにして、正に帯電した染料粒子は、陰極の方に移動するときに、布地の中に拡散させられる。

    代替実施形態では、布地を染色するために負に帯電した染料粒子を使用することができる。 負に帯電した染料粒子は、(やはり負に帯電した)陰極から排斥され、(正に帯電した)陽極に引きつけられる。

    染色工程が完了した後に、染料溶液の温度および圧力を下げることができる。 一実施形態では、染料溶液の圧力を下げることにより、sc−CO は、気体状態に変わることができ、固体状態または液体状態のままであり得る染料から分離する。 分離の結果として、sc−CO および染料を次に続く染色工程において再利用することができる。 結果として、上記で説明した染色工程は、水などの大量の使用不可能な汚染した溶剤を生じさせないという利点を有する。

    本明細書では1つまたは複数の流れ図を使用してきた。 流れ図の使用は、実行される動作の順序に関して限定的であることを意味するものではない。 本明細書に記載された主題は、さまざまなコンポーネントをしばしば例示しており、これらのコンポーネントは、他のさまざまなコンポーネントに包含されるか、または他のさまざまなコンポーネントに接続される。 そのように図示されたアーキテクチャは、単に例にすぎず、実際には、同じ機能を実現する多くの他のアーキテクチャが実装可能であることが理解されよう。 概念的な意味で、同じ機能を実現するコンポーネントの任意の構成は、所望の機能が実現されるように効果的に「関連付け」される。 したがって、特定の機能を実現するために組み合わされた、本明細書における任意の2つのコンポーネントは、アーキテクチャまたは中間のコンポーネントにかかわらず、所望の機能が実現されるように、お互いに「関連付け」されていると見ることができる。 同様に、そのように関連付けされた任意の2つのコンポーネントは、所望の機能を実現するために、互いに「動作可能に接続」または「動作可能に結合」されていると見なすこともでき、そのように関連付け可能な任意の2つのコンポーネントは、所望の機能を実現するために、互いに「動作可能に結合できる」と見なすこともできる。 動作可能に結合できる場合の具体例には、物理的にかみ合わせ可能な、および/もしくは物理的に相互作用するコンポーネント、ならびに/またはワイヤレスに相互作用可能な、および/もしくはワイヤレスに相互作用するコンポーネント、ならびに/または論理的に相互作用する、および/もしくは論理的に相互作用可能なコンポーネントが含まれるが、それらに限定されない。

    本明細書における実質的にすべての複数形および/または単数形の用語の使用に対して、当業者は、状況および/または用途に適切なように、複数形から単数形に、および/または単数形から複数形に変換することができる。 さまざまな単数形/複数形の置き換えは、理解しやすいように、本明細書で明確に説明することができる。

    通常、本明細書において、特に添付の特許請求の範囲(例えば、添付の特許請求の範囲の本体部)において使用される用語は、全体を通じて「オープンな(open)」用語として意図されていることが、当業者には理解されよう(例えば、用語「含む(including)」は、「含むがそれに限定されない(including but not limited to)」と解釈されるべきであり、用語「有する(having)」は、「少なくとも有する(having at least)」と解釈されるべきであり、用語「含む(includes)」は、「含むがそれに限定されない(includes but is not limited to)」と解釈されるべきである、など)。 導入される請求項で具体的な数の記載が意図される場合、そのような意図は、当該請求項において明示的に記載されることになり、そのような記載がない場合、そのような意図は存在しないことが、当業者にはさらに理解されよう。 例えば、理解の一助として、添付の特許請求の範囲は、導入句「少なくとも1つの(at least one)」および「1つまたは複数の(one or more)」を使用して請求項の記載を導くことを含む場合がある。 しかし、そのような句の使用は、同一の請求項が、導入句「1つまたは複数の」または「少なくとも1つの」および「a」または「an」などの不定冠詞を含む場合であっても、不定冠詞「a」または「an」による請求項の記載の導入が、そのように導入される請求項の記載を含む任意の特定の請求項を、単に1つのそのような記載を含む発明に限定する、ということを示唆していると解釈されるべきではない(例えば、「a」および/または「an」は、通常、「少なくとも1つの」または「1つまたは複数の」を意味すると解釈されるべきである)。 同じことが、請求項の記載を導入するのに使用される定冠詞の使用にも当てはまる。 また、導入される請求項の記載で具体的な数が明示的に記載されている場合でも、そのような記載は、通常、少なくとも記載された数を意味すると解釈されるべきであることが、当業者には理解されよう(例えば、他の修飾語なしでの「2つの記載(two recitations)」の単なる記載は、通常、少なくとも2つの記載、または2つ以上の記載を意味する)。 さらに、「A、BおよびC、などの少なくとも1つ」に類似の慣例表現が使用されている事例では、通常、そのような構文は、当業者がその慣例表現を理解するであろう意味で意図されている(例えば、「A、B、およびCの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびBを共に、AおよびCを共に、BおよびCを共に、ならびに/またはA、B、およびCを共に、などを有するシステムを含むが、それに限定されない)。 「A、B、またはC、などの少なくとも1つ」に類似の慣例表現が使用されている事例では、通常、そのような構文は、当業者がその慣例表現を理解するであろう意味で意図されている(例えば、「A、B、またはCの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびBを共に、AおよびCを共に、BおよびCを共に、ならびに/またはA、B、およびCを共に、などを有するシステムを含むが、それに限定されない)。 2つ以上の代替用語を提示する事実上いかなる離接する語および/または句も、明細書、特許請求の範囲、または図面のどこにあっても、当該用語の一方(one of the terms)、当該用語のいずれか(either of the terms)、または両方の用語(both terms)を含む可能性を企図すると理解されるべきであることが、当業者にはさらに理解されよう。 例えば、句「AまたはB」は、「A」または「B」あるいは「AおよびB」の可能性を含むことが理解されよう。

    例示的実施形態の上記の説明は、例示および説明の目的のために提供してきた。 開示した厳密な形態に関して網羅的または限定的であることを意図するものではなく、上記の教示に照らして修正および変更が可能である、または開示した諸実施形態の実施から習得されることが可能である。 本発明の範囲は本明細書に添付した特許請求の範囲の請求項およびそれらの同等物によって定義されるものとする。

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