Apparatus and method for treating wool

申请号 JP2427392 申请日 1992-01-16 公开(公告)号 JPH0657512A 公开(公告)日 1994-03-01
申请人 Wooltech Ltd; ウールテック・リミテッド; 发明人 PIITAA SUCHIYUWAATO HOPUKINZU;
摘要 PURPOSE: To provide both an improved apparatus and method for treating an animal fiber, especially an unprocessed wool. CONSTITUTION: This apparatus comprises an inlet 2 for the admission of raw (greasy) wool and a first solvent bowl 3 to which wool is firstly admitted. Wool in the first solvent bowl 3 is wetted by a solvent sprayed from a nozzle 11 and falls into a solvent bath 13. An endless belt 5 transports wool through the solvent bath 13 in the first solvent bowl 3. A co-flow of a solvent through a nozzle 14 is utilized to ensure that wool disposed on the belt 5 travels as the same speed as the belt 5. A pressurized spray from a shower device 7 is directed to wool in the belt 5 to cleanse the wool. The treated wool in the first solvent bowl 3 is transported to an elevated portion of the endless belt 5 where it is subjected to a cascade of solvent from a weir 8.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 動物性繊維、とくに未加工の羊毛を処理する羊毛処理装置において、溶媒ボウル、前記繊維を前記溶媒ボウルに収容するための手段、前記溶媒ボウルを通って繊維を搬送すべくなされた前記溶媒ボウル内の無端ベルト、圧力下で溶媒を噴霧して前記繊維が前記無端ベルト上で前記溶媒ボウル横切るとき前記繊維を浄化すべくなされた前記溶媒ボウル内に配置された1またはそれ以上の溶媒シヤワー装置、および少なくとも実質上純粋な溶媒を受容しかつ前記溶媒ボウル内の溶媒と接触してない前記無端ベルトの高い部分上で前記溶媒ボウル内へ前記溶媒を急激に落下させるべくなされたダムからなることを特徴とする羊毛処理装置。
  • 【請求項2】 さらに、前記溶媒ボウルに入っている湿った羊毛に溶媒を分配すべくなされた溶媒出口からなることを特徴とする請求項1に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項3】 さらに、前記溶媒ボウル内で浄化された羊毛がそれを通って遠心機械に導かれるボウル出口領域からなり、該ボウル出口領域は前記高い無端ベルト部分の上方区域に隣接して配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項4】 さらに、前記溶媒ボウルの繊維出口端に向かって前記無端ベルトに乗るように、前記溶媒ボウルの繊維入口端近傍に前記無端ベルトに配置された繊維を強制するような位置において前記溶媒ボウル内に圧力下で溶媒を導入すべくなされた溶媒共同流出口からなることを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項5】 さらに、前記溶媒ボウルから予め定めた量の溶媒を受容して該溶媒を濾過しかつ該溶媒を実質上純粋な形で前記1またはそれ以上のシヤワー装置に戻すべくなされたボウルフイルタからなることを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項6】 さらに、純粋な溶媒がそれから前記ダムを介して前記溶媒ボウルへの侵入に向けられることができる溶媒容器からなることを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項7】 さらに、前記溶媒ボウルおよび前記遠心機から凝縮器へ溶媒蒸気を導く手段および前記凝縮器から前記容器へ溶媒を導く手段からなることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項8】 さらに、前記凝縮器から残留蒸気を受容すべくなされた最終蒸気トラツプからなり、該最終蒸気トラツプは大気に通気される炭素活性吸収ユニツトであることを特徴とする請求項7に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項9】 さらに、前記溶媒ボウルから汚物および油脂分で汚染された使用済み溶媒を受容すべくなされたフイルタ層からなることを特徴とする請求項6ないし8
    のいずれか1項に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項10】 前記ボウルフイルタにより濾過された廃棄材料が前記フイルタ層に導かれることを特徴とする請求項9に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項11】 前記フイルタ層からの汚物が汚物乾燥機に導かれかつ油脂分および溶媒が前記フイルタ層から一連の蒸留器に導かれることを特徴とする請求項9または10に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項12】 溶媒が前記汚物乾燥機からかつ前記蒸留器から引き出されかつ前記溶媒容器に導かれることを特徴とする請求項11に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項13】 前記汚物乾燥機からの汚物が異物収集室に導かれることを特徴とする請求項11または12に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項14】 前記蒸留器からの油脂分は油脂分収集タンクに導かれることを特徴とする請求項11ないし1
    3のいずれか1項に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項15】 実質上大気に対して密封されかつ大気圧より僅かに低い圧力下で作動すべくなされた前記請求項のいずれか1項に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項16】 未加工(脱脂してない)の羊毛を処理する羊毛処理装置において、 入口端および出口端を有する第1溶媒ボウル;前記第1
    溶媒ボウルの入口端に未加工の羊毛を搬送するための手段;前記第1溶媒ボウルを通って羊毛を搬送すべくなされた前記第1溶媒ボウル内の第1無端ベルト;前記羊毛が前記第1溶媒ボウルの無端ベルトにより搬送されるとき圧力下で溶媒を噴霧して前記羊毛を浄化すべくなされた1またはそれ以上の第1溶媒ボウルの溶媒シヤワー装置;それを通って羊毛を搬送すべくなされた第2無端ベルトを備えた入口端および出口端を有する第2溶媒ボウル;羊毛が前記第2溶媒ボウルを横断するとき圧力下で溶媒を噴霧して前記羊毛をさらに浄化すべくなされた1
    またはそれ以上の第2溶媒ボウルシヤワー装置;前記第2溶媒ボウルからの溶媒を受容しかつ前記第1溶媒ボウル内の溶媒と接触していない前記第1無端ベルトの高い部分上の羊毛の上に前記第2溶媒ボウルの溶媒を急激に落下させるべくなされた第1ダム手段;純粋な溶媒を受容しかつ前記第2溶媒ボウル内の溶媒に接触していない前記第2無端ベルトの高い部分に配置された羊毛の上に前記純粋な溶媒を急激に落下させるべくなされた第2ダム手段;前記第2溶媒ボウルの入口端への侵入のために前記第2溶媒ボウルの出口端に前記羊毛を搬送すべくなされている前記第1無端ベルトからなることを特徴とする羊毛処理装置。
  • 【請求項17】 さらに、前記第1ボウルに侵入する湿った羊毛に溶媒を分配すべくなされた溶媒出口からなることを特徴とする請求項16に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項18】 さらに、前記第2溶媒ボウルの出口端を通ってその中に羊毛が導かれる遠心機械からなり、該第2溶媒ボウルからの出口は前記第2溶媒ボウルの無端ベルトの前記高い無端ベルト部分の上方端部に隣接していることを特徴とする請求項16または17に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項19】 さらに、前記第1および第2溶媒ボウルのそれぞれの出口端に向かって前記無端ベルトに乗るように、前記第1および第2溶媒ボウルのそれぞれの入口端で前記第1および第2無端ベルトに配置された繊維を強制するように前記第1および第2溶媒ボウル内に圧力下で溶媒を導入すべくなされた溶媒共同流出口からなることを特徴とする請求項16ないし18のいずれか1
    項に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項20】 さらに、第1ボウルフイルタおよび第2ボウルフイルタからなり、これらのボウルフイルタは前記第1および第2溶媒ボウルから予め定めた量の溶媒を受容して該溶媒量を濾過しかつ浄化された溶媒をそれぞれの第1および第2ボウルシヤワー装置に戻すべくなされることを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項21】 さらに、純粋な溶媒がそれから前記第2ダムを介して前記第2溶媒ボウルへの侵入に向けられることができる溶媒容器からなることを特徴とする請求項16ないし20のいずれか1項に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項22】 さらに、前記第1および第2溶媒ボウルおよび前記遠心機から凝縮器へ溶媒蒸気を導く手段および前記凝縮器から前記容器へ溶媒を導く手段からなることを特徴とする請求項18ないし20のいずれか1項に追加される請求項21に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項23】 さらに、前記凝縮器から残留蒸気を受容すべくなされた最終蒸気トラツプからなり、該最終蒸気トラツプは大気に通気される炭素活性吸収ユニツトであることを特徴とする請求項22に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項24】 さらに、前記第1溶媒ボウルから汚物および油脂分で汚染された使用済み溶媒を受容すべくなされたフイルタ層からなることを特徴とする請求項21
    ないし23のいずれか1項に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項25】 前記ボウルフイルタにより濾過された廃棄材料が前記フイルタ層に導かれることを特徴とする請求項24に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項26】 前記フイルタ層からの汚物が汚物乾燥機に導かれかつ油脂分および溶媒が前記フイルタ層から一連の蒸留器に導かれることを特徴とする請求項24または25に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項27】 溶媒が前記汚物乾燥機からかつ前記蒸留器から引き出されかつ前記溶媒容器に導かれることを特徴とする請求項26に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項28】 前記汚物乾燥機からの汚物が異物収集室に導かれることを特徴とする請求項26または27に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項29】 前記蒸留器からの油脂分は油脂分収集タンクに導かれることを特徴とする請求項26ないし2
    8のいずれか1項に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項30】 実質上大気に対して密封されかつ大気圧より僅かに低い圧力下で作動すべくなされた請求項1
    6ないし29のいずれか1項に記載の羊毛処理装置。
  • 【請求項31】 動物性繊維、とくに未加工の羊毛を処理する羊毛処理方法において、前記繊維を溶媒ボウルに導入し、前記繊維を前記溶媒ボウル内の無端ベルト上に搬送し、前記繊維が前記無端ベルトにより運ばれるとき前記繊維に1またはそれ以上の溶媒シヤワー装置からの溶媒でシヤワーを浴びせ、そして急激に落下する溶媒が前記溶媒ボウル内の溶媒と接触してない位置において前記無端ベルトの高い部分上で羊毛を浄化するようにダムを介して前記溶媒ボウル内に溶媒を急激に落下させる工程なることを特徴とする羊毛処理方法。
  • 【請求項32】 さらに、溶媒出口を通って分配される溶媒により前記溶媒ボウルに入っている前記繊維を湿らせる工程からなることを特徴とする請求項31に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項33】 さらに、処理された羊毛を前記溶媒ボウルから遠心機に導くことからなり、前記繊維は前記高い無端ベルト部分の上方区域に隣接して配置されるボウル出口部分から前記溶媒ボウルを出ることを特徴とする請求項31または32に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項34】 さらに、前記溶媒ボウルの繊維出口端に向かって前記無端ベルトに乗るように、前記溶媒ボウルの入口端近傍に前記無端ベルトに配置された繊維を強制するような位置において前記溶媒ボウル内に溶媒の共同流を導く工程からなることを特徴とする請求項31または33のいずれか1項に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項35】 さらに、前記溶媒ボウルから予め定めた量の溶媒を濾過しかつ該濾過された溶媒を実質上純粋な形で前記1またはそれ以上のシヤワー装置に戻すためにボウルフイルタを利用する工程からなることを特徴とする請求項31または34のいずれか1項に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項36】 さらに、純粋な溶媒を溶媒容器から前記ダムを介して前記溶媒ボウルへの侵入のために向ける工程からなることを特徴とする請求項31ないし35のいずれか1項に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項37】 さらに、前記溶媒ボウルおよび前記遠心機から凝縮器へ溶媒蒸気を導きかつその後前記凝縮器から前記容器へ溶媒を導く工程からなることを特徴とする請求項33ないし35のいずれか1項に追加される請求項36に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項38】 さらに、前記凝縮器から最終蒸気トラツプへ残留蒸気をむける工程からなり、該最終蒸気トラツプは大気に通気される炭素活性吸収ユニツトであることを特徴とする請求項37に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項39】 さらに、前記溶媒ボウルから汚物および油脂分で汚染された使用済み溶媒をフイルタ層に向ける工程からなることを特徴とする請求項36ないし38
    のいずれか1項に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項40】 前記ボウルフイルタによつて濾過された廃棄材料を前記フイルタ層に導く工程からなることを特徴とする請求項39に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項41】 さらに、前記フイルタ層からの汚物が汚物乾燥機に導きかつ油脂分および溶媒を前記フイルタ層から一連の蒸留器に導く工程からなることを特徴とする請求項39または40に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項42】 溶媒を前記汚物乾燥機からかつ前記蒸留器から引き出しかつ前記溶媒を前記溶媒容器に導く工程からなることを特徴とする請求項41に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項43】 前記汚物乾燥機からの汚物を異物収集室に導く工程からなることを特徴とする請求項41または42に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項44】 前記蒸留器からの油脂分を油脂分収集タンクに導く工程からなることを特徴とする請求項41
    ないし43のいずれか1項に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項45】 前記方法が導かれる装置を実質上大気に対して密封しかつ前記装置を大気圧より僅かに低い圧力下で作動する工程からなることを特徴とする請求項3
    0ないし44のいずれか1項に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項46】 未加工(脱脂してない)の羊毛を処理する羊毛処理方法において、前記未加工(脱脂してない)の羊毛を第1溶媒ボウルの入口端に導入し、前記前記未加工羊毛を前記第1溶媒ボウル内の無端ベルト上に搬送し、前記未加工羊毛が前記第1溶媒ボウルの無端ベルトにより運ばれるとき前記未加工羊毛に圧力下で噴霧された溶媒シヤワーでシヤワーを浴びせ、 前記第1無端ベルトの高い部分に前記羊毛を搬送しかつ前記羊毛が前記第1溶媒ボウル内の溶媒のレベルの上方の前記第1無端ベルトの高い部分に置かれるとき前記羊毛上にダムを介して溶媒を急激に落下させ、 羊毛を前記第1溶媒ボウルの無端ベルトの端部から第2
    溶媒ボウルの無端ベルトへ向け、 前記羊毛を前記第2溶媒ボウルを通って前記第2溶媒ボウルの無端ベルトに搬送し、 前記第2溶媒ボウルの無端ベルト上の前記羊毛に前記第2溶媒ボウル内に配置された1またはそれ以上のシヤワー装置から圧力下で噴霧される溶媒でシヤワーを浴びせ、 その後前記羊毛を前記第2溶媒ボウルの無端ベルトの高い部分に搬送し、 前記羊毛が前記溶媒ボウルの無端ベルトの高い部分に運ばれるとき前記羊毛の上に、純粋な溶媒が導入される第2溶媒ボウルのダムから前記純粋な溶媒を急激に落下させ、そして前記羊毛が前記第2溶媒ボウルを出る工程からなることを特徴とする羊毛処理方法。
  • 【請求項47】 さらに、溶媒出口から分配される溶媒により前記第1溶媒ボウルに導入される羊毛を湿らせる工程からなることを特徴とする請求項46に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項48】 さらに、羊毛を前記第2溶媒ボウルの出口端から遠心機に導きかつその中で前記羊毛を乾燥する工程からなることを特徴とする請求項46または47
    に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項49】 さらに、前記第1および第2溶媒ボウルのそれぞれの出口端に向かって前記第1および第2無端ベルトに乗るように、前記第1および第2溶媒ボウルのそれぞれの入口端において、それぞれ前記第1および第2無端ベルトに配置された羊毛を強制するように前記第1および第2溶媒ボウル内に溶媒を導入するために前記第1および第2溶媒ボウルの各々に溶媒共同流を供給する工程からなることを特徴とする請求項46または4
    8のいずれか1項に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項50】 さらに、第1および第2ボウルフイルタを設け、溶媒を前記第1および第2溶媒ボウルから前記第1および第2ボウルフイルタに予め定めた量において導き、前記第1および第2ボウルフイルタにおいて予め定めた量の溶媒を濾過しかつ該浄化された溶媒を前記第1および第2ボウルフイルタから前記第1および第2
    溶媒ボウルのシヤワー装置に戻す工程からなることを特徴とする請求項46または49のいずれか1項に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項51】 さらに、溶媒容器を設けかつ純粋な溶媒を前記溶媒容器から前記第2溶媒ボウルのダムを介して前記第2溶媒ボウルへの侵入のために向ける工程からなることを特徴とする請求項46ないし50のいずれか1項に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項52】 さらに、前記第1および第2溶媒ボウルおよび前記遠心機から凝縮器へ溶媒蒸気を導きかつさらに前記凝縮器から前記容器へ溶媒を導く工程からなることを特徴とする請求項48ないし50のいずれか1項に追加される請求項51に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項53】 さらに、前記凝縮器から最終蒸気トラツプへ残留蒸気を導くことからなり、該最終蒸気トラツプは大気に通気される炭素活性吸収ユニツトであることを特徴とする請求項52に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項54】 さらに、前記溶媒ボウルから汚物および油脂分で汚染された使用済み溶媒をフイルタ層に導くことからなることを特徴とする請求項51ないし53のいずれか1項に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項55】 前記第1および第2ボウルフイルタによつて濾過された廃棄材料を前記フイルタ層に導く工程からなることを特徴とする請求項54に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項56】 さらに、前記フイルタ層からの汚物が汚物乾燥機に導きかつ油脂分および溶媒を前記フイルタ層から一連の蒸留器に導く工程からなることを特徴とする請求項54または55に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項57】 溶媒を前記汚物乾燥機からかつ前記蒸留器から引き出しかつ前記引き出された溶媒を前記溶媒容器に導く工程からなることを特徴とする請求項56に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項58】 前記汚物乾燥機からの汚物を異物収集室に導く工程からなることを特徴とする請求項56または57に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項59】 前記蒸留器からの油脂分を油脂分収集タンクに導く工程からなることを特徴とする請求項56
    ないし58のいずれか1項に記載の羊毛処理方法。
  • 【請求項60】 前記方法を実質上大気に対して密封されかつ大気圧より僅かに低い圧力下で作動される装置において導く工程からなることを特徴とする請求項46ないし59のいずれか1項に記載の羊毛処理方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、動物性繊維、とくに羊毛の処理に関し、そしてより詳細には、通常の羊毛のを基礎にした洗浄および洗毛方法の使用により利用できるより大きい繊維強度および長さの申し分のない羊毛製品を製造する装置およびその装置を使用しかつ環境的に好都合である方法に関する。

    【0002】

    【従来の技術】洗浄および洗毛後最適な強度および繊維長さの羊毛の製造が明らかに望ましい。

    【0003】オーストラリア特許第615559(38
    301/89)は改良された申し分のない羊毛製品を結果として生じる未加工羊毛の処理用の水無しの有機溶媒関連方法を開示している。 前記特許は、その第3図をとくに参照して、その特許に開示された方法が実施される装置を開示している。 とくに、この装置は1対のヘツドローラおよび1対のテールローラを有するコンベヤを含んでいる。 脱脂されてない羊毛の形のフリースがコンベヤにより運ばれたバスケツト内に逆さに配置される。 これらのバスケツトは洗毛タンク内のチツプ前処理領域に連続して搬送される。 フリースのみのチツプは前処理領域において柔らかな洗浄作用に従わされる。 フリースの残部(チツプ部分から離れた)はタンク前処理領域中の有機溶媒洗毛媒体と接触しない。

    【0004】洗毛タンクのチツプ前処理領域を通過した後、フリースは溶媒溶液から除去されてバツフル板により第2タンク部分から隔離される第1タンク部分にフリースチツプに付着された溶媒を排出させる。

    【0005】未加工羊毛に見出されるほとんどの汚物および異物はチツプ領域に置かれかつ従来の方法はその目的の1つとして初期チツプ洗浄工程段階を持った。

    【0006】フリースはその後6ないし10分の好適な期間第2タンク部分に完全に浸漬される。 この浸漬後処理されたフリースは洗毛タンクから除去され、次いで新鮮な溶媒により濯がれることができ、そして乾燥のために遠心機に降ろされる。

    【0007】オーストラリア特許第615559号の装置は未加工羊毛用の従来公知の処理装置を超える顕著な改良であり、良好な繊維長さおよび強度の処理済みの羊毛を生産する。

    【0008】

    【発明が解決すべき課題】しかしながら、前記装置はさらに改良されることができると思われた。 例えば、装置は前処理領域へ羊毛を運ぶバスケツトを占有するに十分な羊毛量の羊毛俵からの引き出しを必要とする。 また、
    この羊毛が逆さの形状で置かれることを必要とする。 これは時間を消費し、労働が激しくかつコスト的に高い。

    【0009】さらに、公知の装置は密封されず、一定の補充を必要とした溶媒の必然的な損失により作業場への溶媒蒸気の侵入または漏洩を結果として生じた。

    【0010】それゆえ、本発明の目的は改良された羊毛処理装置および方法を提供することである。

    【0011】

    【課題を解決するための手段】本発明は広い形において、動物性繊維、とくに未加工の羊毛を処理する羊毛処理装置において、該装置が溶媒ボウル、前記繊維を前記溶媒ボウルに収容するための手段、前記溶媒ボウルを通って繊維を搬送すべくなされた前記溶媒ボウル内の無端ベルト、圧下で溶媒を噴霧して前記繊維が前記無端ベルト上で前記溶媒ボウル横切るとき前記繊維を浄化すべくなされた前記溶媒ボウル内に配置された1またはそれ以上の溶媒シヤワー装置、および少なくとも実質上純粋な溶媒を受容しかつ前記溶媒ボウル内の溶媒と接触してない前記無端ベルトの高い部分上で前記溶媒ボウル内へ前記溶媒を急激に落下させるべくなされたダムからなることを提供する。

    【0012】本発明の上記実施例は単一のボウルを利用しかつ処理されるべき羊毛が、例えば、脱脂してないメリノ種の羊毛による場合であるようにとくに脱脂してない場合に適する。 かかる脱脂してないメリノ種の羊毛を処理するために、2またはそれ以上のボウル装置を使用するのが好ましくそして本発明の好適な実施例は2つのボウル装置に関連して説明される。

    【0013】かくして、本発明はさらに他の広い形において、未加工(脱脂してない)の羊毛を処理する羊毛処理装置において、該装置が、入口端および出口端を有する第1溶媒ボウル;前記第1溶媒ボウルの入口端に未加工の羊毛を搬送するための手段;前記第1溶媒ボウルを通って羊毛を搬送すべくなされた前記第1溶媒ボウル内の第1無端ベルト;前記羊毛が前記第1溶媒ボウルの無端ベルトにより搬送されるとき圧力下で溶媒を噴霧して前記羊毛を浄化すべくなされた1またはそれ以上の第1
    溶媒ボウルの溶媒シヤワー装置;それを通って羊毛を搬送すべくなされた第2無端ベルトを備えた入口端および出口端を有する第2溶媒ボウル;羊毛が前記第2溶媒ボウルを横断するとき圧力下で溶媒を噴霧して前記羊毛をさらに浄化すべくなされた1またはそれ以上の第2溶媒ボウルシヤワー装置;前記第2溶媒ボウルからの溶媒を受容しかつ前記第1溶媒ボウル内の溶媒と接触していない前記第1無端ベルトの高い部分上の羊毛の上に前記第2溶媒ボウルの溶媒を急激に落下させるべくなされた第1ダム手段;純粋な溶媒を受容しかつ前記第2溶媒ボウル内の溶媒に接触していない前記第2無端ベルトの高い部分に配置された羊毛の上に前記純粋な溶媒を急激に落下させるべくなされた第2ダム手段;前記第2溶媒ボウルの入口端への侵入のために前記第2溶媒ボウルの出口端に前記羊毛を搬送すべくなされている前記第1無端ベルトからなることを提供する。

    【0014】前記ローラを通って前記第1ボウルに侵入する羊毛が比較的乾燥していることは理解されそして溶媒の第1浸漬噴霧は羊毛を十分に湿らせて第1無端ベルトに乗るように第1溶媒ボウル浴を通して羊毛を浸漬させるように到来する羊毛に向けられる。 第1溶媒ボウルのシヤワー装置からの噴霧は羊毛が第1ボウルの溶媒浴に浸漬されるとき行われる。

    【0015】シヤワーを浴びせる前の1ないし2分の期間の第1溶媒ボウルへの羊毛の浸漬は未加工羊毛の汚物負荷の95%までかつ油脂分の80%までを除去するように前記第1ボウルダムからの噴霧および結果として起こる急激な落下(カスケーデング)を許容するのに十分な程度に油脂分および汚物を解放する作用を有する。 第2ボウルは残りの汚物のほとんどおよび残りの油脂分のほとんどを除去する。

    【0016】およそ0.2%のみの油脂分が工業規格によりほとんど許容し得るレベルである第2ボウル内に存在する羊毛中に残ると思われる。

    【0017】全体的に、第1および第2溶媒ボウル(合計で)内の羊毛の浸漬を15分以下にかつ好ましくは1
    0分以下に制限するのが望ましい。 浸漬時間を減少するために、熱は第1溶媒ボウル内の溶媒温度がおよそ40
    °Cであるように第1溶媒ボウル内の溶媒に加えられることができる(またはこれは溶媒ポンピング過程から上昇してもよい)。 さらに、超音波エネルギが第1ボウルの溶媒に約25KHzのパワーレベルにおいて導入されてもよい。 本発明の方法の好適な形において、第1溶媒ボウルの浸漬時間は約4ないし5分でかつ第2溶媒ボウルの浸漬時間は約2ないし3分である。

    【0018】蒸留装置が溶媒を保存しかつ方法において再使用のために回収された溶媒を浄化するために本発明の方法において利用される溶媒のために設けられる。

    【0019】清潔な溶媒タンク(容器)は装置を作動するのに十分な溶媒の供給を備えている。 容器からの溶媒はまず第2溶媒ボウルのダム装置にパイプで運ばれ、かつそれから第2溶媒ボウルを横切る羊毛用の浸漬溶媒としてこの第2溶媒ボウルに急激に落下させる。 明らかに油脂分および汚物の量を含んでいる第2溶媒ボウルからの溶媒は次いで第1溶媒ボウルのダム装置にパイプで運ばれ、羊毛内の汚れた溶媒をそれが第1溶媒ボウル内に急激に落下するとき第1溶媒ボウルの高い無端ベルト出口部分に移動する。

    【0020】第1溶媒ボウルからの溶媒は実質上ベルト走行速度と同一である所望の速度で第1無端ベルトに沿って初期溶媒流(共同流)を作って羊毛を導くように装置の前方または羊毛負荷端にパイプで運ばれる。 第1ボウルからのさらに他の溶媒は羊毛が溶媒表面上に浮いているよりむしろ第1無端ベルト上に乗ることを保証するように羊毛が装置に入るので羊毛に湿り気(または浸漬)を供給するためにパイプで運ばれる。

    【0021】さらに、第2溶媒ボウルの幾らかの溶媒が第2溶媒ボウルのシヤワー装置にパイプで運ばれる。 第2溶媒ボウルの溶媒のさらに他の比率が第2溶媒ボウル用の共同流として使用される。 再び第1溶媒ボウルの幾らかの溶媒が第1溶媒ボウルのシヤワー装置(噴霧多岐管)にパイプで運ばれる。

    【0022】第1溶媒ボウルからの使用済み溶媒は清潔な溶媒が第2溶媒ボウルのダムに導入されるのと同一量で蒸留装置(蒸留器)に離れて導かれる。 第1溶媒ボウルと第1蒸留器との間には使用済み溶媒から油脂分以外の異物を抜き取るようになされた一連のフイルタがある。 この異物は収集室に導かれかつ粉末形状において処分される。 使用済み溶媒はこれが部分真空下で沸騰される場合に第1蒸留器に導入される。 蒸気はその場合に第2溶媒ボウルへの急激な落下(カスケード)を介して装置に再び導入のために十分に純粋である凝縮した形においてこの第1蒸留器から導かれる。

    【0023】残りの蒸留器はまた清潔な溶媒を発生しかつ羊毛油脂として収集されかつラノリンおよび他の製品源として使用されることができる油脂を濃縮するのに有効である。

    【0024】第2溶媒ボウルを出てかつ溶媒の98ないし99%を回収するように遠心機に導入される溶媒を含んだ羊毛中に残留する節および草の種ごとき植物質は従来の梳き装置により梳かれることができる。

    【0025】羊毛をもつれさせることなしに該羊毛を洗浄する本発明による模範的な装置において、以下の溶媒が使用できるかも知れない溶媒の例である。 溶媒 沸点 比重 1.1.1トリクロロエタン 74°C 1.34 トリクロロエチレン 87°C 1.49 塩化メチレン 39°C 1.36 四塩化エチレン 121°C 1.63

    【0026】他の適宜な溶媒は当該技術に熟練した者には公知である。

    【0027】以下のさらに他の特徴が代表的である。 すなわち、純粋なメリノ種羊毛に関して75ないし150
    mmの範囲にある脱脂してない羊毛ステープルの全長にほぼ等しい第1溶媒ボウル浸漬深さ;ベルト速度2ないし4m/min;実質上選ばれた浸漬深さに前記第1および第2溶媒ボウル内の溶媒浴レベルを維持すべくなされたセンサ装置;ベルト負荷密度2ないし3kg/
    2 ;ベルトと同一の運動量で羊毛を動かすような量での共同流;100p. s. i. までの圧力および50ないし100,000l/hr、すなわち、羊毛をもつれさせることなしに浸漬された羊毛から油脂分および汚物を取り除くのに適切な量での第1溶媒ボウルのシヤワー装置からの流れであり;第1および第2溶媒ボウル内のベルトは溶媒がベルトを通って通過するように2mm 2
    ないし4mm 2の開口を有するメツシユ型;(最適には、溶媒シヤワーにより引き起こされる溶媒浴内に攪乱を生じかつベルトからの溶媒の反射は羊毛をもつれさせることなしに羊毛からの汚物および油脂分の最大の除去を保証するようにすべきである。当該技術に熟練した者は調整がベルト材料、ベルト走行および共同流量、シヤワー圧力および羊毛または他の繊維の種々の変化および量を収容するような流量になされる必要があるかも知れないことを理解する。);時間当たりの脱脂してない羊毛の750kgを処理するための5000l/hrでの第1溶媒ボウルへの急激な落下(実質上蒸留量および第2ボウルへの急激落下(カスケード)量と同一);第1
    溶媒ボウル量と実質上同一の第2溶媒ボウル量;より細かい粒子除去のための第2溶媒ボウルの溶媒のさらに他の濾過はまた残りの汚物およびスイント(羊の汗腺からの水溶性塩)を除去するのに好ましい。 この濾過は溶媒ボウルの溶媒とシヤワー装置との間でシヤワー溶媒ができるだけ清潔であることを保証するためになされる。 対応する濾過は浴(ボウル)とシヤワー装置との間の第1
    溶媒ボウルにおいて行われる。

    【0028】例として、本発明による羊毛処理装置の実施例を添付図面を参照して以下に説明する。

    【0029】図面において、符号1で総括的に示される装置は入口ローラ2を含んでおり、該入口ローラ2を通って、例えば無端ベルトコンベヤによつて、本発明のこの実施例の装置に搬送される羊毛が第1溶媒ボウル3に導入される。 第1溶媒ボウル3および第2溶媒ボウル4
    内の溶媒13のレベルは点線で描かれる。 第1および第2溶媒ボウル3および4は仕切り壁21により分割される。 第1溶媒ボウル3内の溶媒13の幾らかは、羊毛がローラ2を横切る直後に到来する羊毛を湿らせるように第1溶媒ボウル3に再び導入されると出口11にパイプで運ばれている、湿気付与または浸漬液として利用される。 そのように湿らされた到来する羊毛は第1溶媒ボウル3内の無端ベルト5の表面に降下しかつ予め定めた量によつて無端ベルト5に沿って運ばれ、第1溶媒ボウル3内の溶媒13の幾らかは第1溶媒ボウル3に導入された羊毛がその無端ベルト5上に降下する無端ベルト5の領域に流れるように強制されると出口14に導かれ、該出口14を通る溶媒の共同流が羊毛が無端ベルトの走行速度で該無端ベルト5に沿って導かれることを保証するように導かれる。 第1溶媒ボウル3内の溶媒13のさらに他の部分はフイルタ(図示せず)を通ってシヤワー装置7に導かれそれゆえこの溶媒の部分は無端ベルト5に沿って搬送されている羊毛から油脂分および異物を除去するために溶媒13と混合するように垂直に下方に強制される。 無端ベルト5、およびそれで搬送される羊毛はベルトローラ16および17の間の溶媒13の表面の上方に上昇しかつこの領域においてこの羊毛の油脂分および異物をさらに除去するようにダム8を介して第2溶媒ボウル4から導かれた溶媒13により洗浄される。

    【0030】そのように洗浄された羊毛はこれがローラ17を横切るとき無端ベルト5の上方に導かれかつ次いで第2溶媒ボウル4内の無端ベルト6上に降下する。 第2溶媒ボウル4内の溶媒13の幾らかはエジエクタ15
    を通る共同流液として使用される。 溶媒13のさらに他の部分はフイルタ(図示せず)を介してシヤワー装置9
    に導かれそれゆえ無端ベルト6により運ばれた羊毛から油脂分および異物をさらに除去するために無端ベルト6
    の領域において溶媒13と混合するように垂直に下方に圧力下で伝送される。 無端ベルト6の部分はローラ18
    と19との間の第2溶媒ボウル4内の溶媒13のレベルの上方に上昇しかつ第2溶媒ボウル4内の溶媒13の一般的なレベルの上方に、無端ベルト6のこの部分上に運ばれた羊毛はダム10を通って第2溶媒レベル4に導入される純粋な溶媒により洗浄される。 このように洗浄された羊毛はローラ19を介して無端ベルト6により運ばれて羊毛と混合される残りの溶媒が抜き出されかつ図1
    の装置への復帰のために最初の純粋な溶媒容器(図2参照)への結果として生じる復帰のための蒸気(または部分蒸気、部分液体形状において)として導かれる。 図2
    の概略図面に最良に示されるように、本発明のこの実施例の装置は密封されかつ溶媒は装置内に再循環され、溶媒は純粋な溶媒がダム10を介して第2溶媒ボウルに導入されるのと実質上同一の量で第1溶媒ボウル3から除去され、装置は第1および第2溶媒ボウル3および4内の溶媒13のレベルが実質上一定に維持されるようになつている。

    【0031】図2において、純粋な溶媒は溶媒容器から第2溶媒ボウル4にポンピングされて羊毛がカートリツジに導入される前の最終羊毛濯ぎとしてダム10(図1)を介して第2溶媒ボウル4に侵入する。 上述のごとく、第2溶媒ボウル4内の溶媒の幾らかはフイルタを通って通されかつシヤワー装置9を通って第2溶媒ボウル4に再び導入される。 第2溶媒ボウル4に使用される溶媒はダム8を介して第1溶媒ボウル3に転送される。 第2溶媒ボウル3内の幾らかの溶媒はシヤワー装置7を通って第1溶媒ボウル3に再び導入されるように再び濾過される。 使用済み溶媒は一連のフイルタ31を通って第1溶媒ボウル3から導かれる。 これらのフイルタから異物は汚物乾燥機を介して異物が粉末けいじょようで収集される異物収集室35に導かれる。 シヤワーフイルタからのさらに他の汚物はまたこの一連のフイルタに転送される。 溶媒および油脂分はこれらのフイルタから一連の蒸留器36に導かれそれゆえ油脂分は抽出されかつ1またはそれ以上の収集タンク37内に収集される。 蒸留器36において、溶媒は溶媒および油脂分混合物から煮沸されかつかかる蒸発された溶媒は凝縮されかつ溶媒容器に戻される。 汚物乾燥機34からの溶媒はまた溶媒容器に転送される。 第1および第2溶媒ボウル3および4からの蒸気は冷凍凝縮器に導かれかつ第1および第2溶媒ボウル3および44内の圧力はこれらの蒸気を凝縮器3
    8を凝縮器38に導くような力を作るたるに通常の空気温度より僅かに低く維持される。 遠心機39および汚物乾燥機34からの蒸気はまた凝縮器38に導かれそれゆえ溶媒は装置内の再循環のために純粋な溶媒容器に戻される。

    【0032】装置全体は密封されそして大気への蒸気の漏出を阻止するように負圧下にある。 この点において蒸気回収ユニツトが利用され、該蒸気回収ユニツトに装置の蒸気が負圧下で引き出される。 これらの蒸気は凝縮されかつ装置内での再使用のために清潔な溶媒容器40に転送される。 最終蒸気トラツプ41は蒸気放出が最も厳しい環境ガイドラインと両立できることを保証するために炭素活性吸収ユニツトの形で使用される。

    【0033】実際に装置から抽出される羊毛油脂分が約2%溶媒含量を有するために溶媒の損失がほぼ最小であることが認められた。 これは、僅かな蒸気漏出に加えて、1日当たり70ないし100kgの範囲と思われる溶媒損失の合計量である。 これれは装置が時間当たり7
    50kg(脱脂してない)の羊毛送り量および6500
    kg/時の溶媒蒸留量に設計されることを完全に受容し得ると思われる。

    【0034】第2溶媒ボウル4への清潔な溶媒の一定の5000l/hの流入量が維持されるように企図され、
    この流入量は第2溶媒ボウル4からほぼ5000l/h
    の第1溶媒ボウル3への流出量によりバランスされる。
    第1溶媒ボウルから第2溶媒ボウルに入っている湿った羊毛はまたそれにより幾らかの溶媒を運び、そこで第1
    溶媒ボウルへの流出は、湿った羊毛により運ばれる量だけ、5000l/hより実際には大きい。 第1溶媒ボウル3への復帰流は、適宜な制御弁を介して、循環流を噴出する第2溶媒ボウル4から取られる。 レベルコントローラは第2溶媒ボウル4内の溶媒レベルを感知しかつ正味の流入量をバランスさせかつ一定の溶媒レベルを維持するようにその制御弁を介して第1溶媒ボウル3に十分な溶媒を流す。

    【0035】洗毛装置からの5000l/hの溶媒流は大気圧以下で作動する第1蒸留器に入る。 該第1蒸留器中に一定の30%羊毛油脂分濃度を維持するために、約330kg/hの一定の流出が第1蒸留器油脂分抽出ポンプを介して沸騰浴から取られかつ第2蒸留器に送られる。 再凝縮された清潔な溶媒液が次いで第1蒸留器溶媒抽出ポンプを介して清潔な溶媒タンクへポンピングされる。

    【0036】第2蒸留器において、第1蒸留器からの液体は80%油脂分濃度にまで濃縮される。 120kg/
    hの流量が沸騰浴から第2蒸留器油脂分抽出ポンプを介して除去されかつ第3蒸留器に送られる。 再凝縮された清潔な溶媒液が第2蒸留器を介して清潔な溶媒タンクへポンピングされる。

    【0037】第3蒸留器において、浴は電気的に加熱され、そして溶媒蒸気は大気圧において冷たい溶媒の浴に浸漬されるインジエクタポンプにより蒸留器から除去される。 浴は冷凍により冷却されかつ浴内で溶媒蒸気を凝縮する。 これは浴レベルを上昇させ、溶媒のオーバーフローが清潔な溶媒タンクに進む。 それゆえ第3溶媒液抽出ポンプは要求されない。

    【0038】清潔な溶媒貯蔵タンクから、一定の500
    0l/hの溶媒が清潔な溶媒ポンプにより第2溶媒ボウル4にポンピングされる。 清潔な溶媒タンク内のれレベルコントローラにより制御される。 タンクレベルが降下するならば、洗毛器へポンピングされる流れより少ない洗毛器からの流出(フローバツク)により(溶媒損失を結果として生じる)、溶媒形成ポンプは溶媒ダンプタンクから第1蒸留器へ追加の溶媒をポンピングする。

    【0039】清潔な溶媒タンク内のレベルの上昇の場合において、過剰分はオーバーフロー戻しを介して溶媒ダンプタンクに単に流出する。

    【0040】羊毛油脂分は蒸留器からの残留分において、最終蒸留器からの放出の95%以上の油脂分濃度に漸進的に濃縮される。

    【0041】かなりのエネルギが装置内の種々のポンプによる循環溶媒に付加される。 これらのポンプは噴出循環ポンプ、共同流ポンプおよび溶媒および油脂分抽出ポンプを含んでいる。 第1および第2溶媒ボウル3および4内の溶媒の過剰温度上昇を阻止するために、冷凍螺旋冷却が、好ましくは復帰ボウルの下の噴出区域に、各ボウルに適合させられる。 冷凍は主蒸留冷凍ユニツトからこの螺旋に供給されることができかつボウル温度は簡単なダイヤルサーモスタツトにより容易に調整される。

    【0042】蒸気制御は本発明の主題の装置の重要な好適な特徴である。 洗毛装置(3,4)フイルタ、タンク、遠心機等のごときすべての溶媒含有部材は僅かな負圧下に維持される。 これは、空気/溶媒蒸気の流出量よりむしろ、漏出における少量の空気流入量を生じ、偶発的な溶媒蒸気損失を阻止する。 所望の負圧を維持するために、小さいフアンはその吸い込み側ですべての溶媒含有部材に接続される。 フアンから放出された溶媒負荷空気は、冷凍および炭素吸収蒸気回収の組み合わせを使用する、蒸気回収装置に取られる。 ほぼ−30°Cに溶媒負荷蒸気を冷却するための冷凍装置が設けられてもよい。 溶媒蒸気は、冷却後、周囲温度に再び加熱される。
    冷却段階の間中、溶媒蒸気は凝縮され、空気中にほぼ4
    %の蒸気のみを残す。 この流れは次いで比較的小さくかつかなり安価な炭素吸収装置に通され、残りの溶媒蒸気のほぼ98%を獲得しかつしたがつて17kg/日程度に溶媒蒸気放出を縮小する。 蒸気回収装置からの放出は装置が収容される建物の外に出されかつ排出スタツクを介して放出される。

    【0043】したたがつて、装置全体は装置から漏出する溶媒が少ないかまたは漏出がないために環境的に受容でき、すべての異物が羊毛から除去されかつ化学肥料として有用であるかも知れない汚物のごとき粒状物質、上述したようにさらに処理するための油脂分、続いて起こる従来の方法における植物質が回収される。 装置の製品は清潔なもつれの無い高品質の羊毛、粉末汚物および従来の水洗毛方法からの結果より高い回収羊毛油脂分である。 水洗毛油脂分汚物およびタンパク廃棄製品が、例えば河川系に汚染物として導入に通常許容される。 現行の装置はこの望ましくない状況を回避する。

    【0044】

    【発明の効果】叙上のごとく、本発明によれば、動物性繊維、とくに未加工の羊毛を処理する羊毛処理装置において、溶媒ボウル、前記繊維を前記溶媒ボウルに収容するための手段、前記溶媒ボウルを通って繊維を搬送すべくなされた前記溶媒ボウル内の無端ベルト、圧力下で溶媒を噴霧して前記繊維が前記無端ベルト上で前記溶媒ボウル横切るとき前記繊維を浄化すべくなされた前記溶媒ボウル内に配置された1またはそれ以上の溶媒シヤワー装置、および少なくとも実質上純粋な溶媒を受容しかつ前記溶媒ボウル内の溶媒と接触してない前記無端ベルトの高い部分上で前記溶媒ボウル内へ前記溶媒を急激に落下させるべくなされたダムからなる構成とし、また、動物性繊維、とくに未加工の羊毛を処理する羊毛処理方法において、前記繊維を溶媒ボウルに導入し、前記繊維を前記溶媒ボウル内の無端ベルト上に搬送し、前記繊維が前記無端ベルトにより運ばれるとき前記繊維に1またはそれ以上の溶媒シヤワー装置からの溶媒でシヤワーを浴びせ、そして急激に落下する溶媒が前記溶媒ボウル内の溶媒と接触してない位置において前記無端ベルトの高い部分上で羊毛を浄化するようにダムを介して前記溶媒ボウル内に溶媒を急激に落下させる工程なる構成としたので、前述したような種々の特徴を有する、改良された動物性繊維、とくに未加工羊毛の処理装置および方法を提供することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の1実施例による羊毛処理装置を示す断面図である。

    【図2】本発明の方法を示すブロツク図である。

    【符号の説明】

    1 羊毛処理装置 2 入口ローラ 3 第1溶媒ボウル 4 第2溶媒ボウル 5 無端ベルト 6 無端ベルト 7 シヤワー装置 8 第1ダム 9 シヤワー装置 10 第2ダム 11 出口 13 溶媒 14 出口 31 フイルタ 32 フイルタ 33 フイルタ 34 汚物乾燥機 35 異物収集室 36 蒸留器 37 油脂分収集タンク 38 凝縮器 39 遠心機 40 溶媒容器 41 最終蒸気トラツプ(炭素活性吸収ユニツト)

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