Method and apparatus for spraying the raw material

申请号 JP2000574469 申请日 1999-10-05 公开(公告)号 JP2002526373A 公开(公告)日 2002-08-20
申请人 リエッキ オイ; 发明人 エーロラ,マルクス; ティッカネン,ユハ; ピトカネン,ヴィッレ; ラヤラ,マルック;
摘要 (57)【要約】 本発明は、原料を噴霧する方法および装置に関し、該方法および装置においては、少なくとも2つの異なる成分が、 燃料 ガスによって形成される火炎(9)に導入され、該成分が相互に反応し、多成分ガラス粒子を形成する。 火炎(9)によって、多成分ガラス粒子は所望のターゲットに噴霧される。 第1成分は火炎にガスまたは蒸気として導入され、第2成分は火炎に液体状態で導入されて実質的に火炎近傍のガスによって噴霧化される。 第1成分および第2成分は火炎(9)に燃料ガスと同一の装置で供給される。 液体成分およびガス成分はナノメートルのオーダを有する粒子に形成され、相互の反応は均質な多成分ガラス粒子が形成されるように行われる。
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 原料を噴霧する方法であって、 火炎(9)が燃料ガスによって生成され、 少なくとも2つの異なる成分が前記火炎(9)に導入され、前記成分は相互に結合して少なくとも2成分からなる原料を形成する方法において、 第1成分は前記火炎(9)にガス相または蒸気相で導入され、 第2成分は前記火炎(9)に液相で供給され、実質的に前記火炎(9)近傍のガスによって噴霧化され、 前記第1成分および第2成分は前記火炎(9)に前記燃料ガスと同一の装置を用いて供給されることを特徴とする方法。
  • 【請求項2】 前記第1成分、前記第2成分および前記燃料ガスは前記火炎(
    9)に同一の装置によって供給されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  • 【請求項3】 前記第1成分、前記第2成分および前記燃料ガスは前記火炎(
    9)に同軸に供給されることを特徴とする請求項2記載の方法。
  • 【請求項4】 アクティブファイバを製造するために多成分ガラス粒子が形成可能であるように、前記第1成分は四塩化珪素または四塩化ゲルマニウムであり、前記第2成分は硝酸エルビウム、水またはアルコール、および水またはアルコールに溶解する形のアルミニウムを含む溶液であることを特徴とする先行する請求項のうちのいずれかに記載の方法。
  • 【請求項5】 原料を噴霧する装置であって、 燃料ガスが火炎(9)を生成するように前記燃料ガスを導入する手段と、 少なくとも2つの異なる成分を前記火炎(9)に導入する手段であって、前記成分が相互に結合し、少なくとも2成分からなる原料を形成し、該原料は前記火炎(9)によって所望のターゲットに噴霧可能であるように導入する手段とを含む装置において、 該装置は、前記第1成分を前記火炎(9)にガス相または蒸気相で導入するガス管(3a)と、 前記第2成分を前記火炎(9)に液相で導入する液体管(6a)と、 実質的に前記火炎(9)近傍の前記液体成分を噴霧化するために、噴霧化ガスを前記液体管近傍に導入するガス管(2a)とを有し、 前記第1成分および第2成分は、前記火炎(9)に前記燃料ガスと同一の装置で供給されるように配置されることを特徴とする装置。
  • 【請求項6】 前記装置はノズル(8)と、前記第1成分、第2成分および燃料ガスを前記火炎(9)に共通ノズル(8)を介して供給する各手段とを含むことを特徴とする請求項5記載の装置。
  • 【請求項7】 前記第1成分、第2成分および燃料ガスを前記火炎(9)に供給する各手段が、同軸に配置されることを特徴とする請求項6記載の装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】 本発明は、原料を噴霧する方法に関しており、該方法において火炎は燃料ガスによって生成され、少なくとも2つの異なる成分が火炎に導入され、該成分が相互に結合して、少なくとも2成分からなる原料を形成する。

    【0002】 さらに本発明は、原料を噴霧する装置に関しており、該装置は、燃料ガスが火炎を生成するように燃料ガスを供給する手段と、少なくとも2つの異なる成分を火炎に導入し、該成分が相互に結合し、少なくとも2成分からなる原料を形成する手段とを含み、該原料は火炎によって所望のターゲットに噴霧される。

    【0003】 火炎噴霧装置を用いて固体物質を噴霧することは周知である。 この方法において、噴霧される物質は、固体粒子の形状で火炎噴霧ガンに送り込まれ、火炎噴霧装置によって所望のターゲットに噴霧される。 粒子サイズがより小さくなると、
    火炎噴霧装置は汚損され目詰まりを起こしやすくなる。 したがって、たとえば2
    0マイクロメートル未満のサイズを有する粒子を噴霧するために火炎噴霧装置を用いることはなお一層困難であり、火炎噴霧装置は目詰まりを起こしやすくなり、その構造から高価である。 さらに噴霧される固体物質は、火炎噴霧の間、複数の異なる相にあり、ある部分は蒸気、ある部分は溶解物質、および部分的に溶解された物質であり、物質が冷却されたとき、最終的にむらを生じる。

    【0004】 米国特許公報3,883,336号は、キャリアガスの機能を果たす酸素によって、四塩化珪素が蒸気として火炎噴霧ガンに供給される装置を示している。 さらに該公報は、外部から火炎噴霧ガンの火炎にエアロゾルが噴霧され、ガラスを製造することを開示している。 しかしながら、エアロゾル生成は複雑な装置を要し、さらにエアロゾル形成には液体の粘度が一定の範囲内である必要があり、用いられる原料の組合せが制限される。 さらに、該方法によって生成された粒子は比較的サイズが大きく、すなわちマイクロメートルのオーダである。

    【0005】 フィンランド国特許公報98832号は原料を噴霧する方法および装置を示しており、該方法において噴霧される液体は、燃料ガスで形成される火炎に導入され、実質的に火炎近傍のガスと共に噴霧化され、噴霧化および火炎形成が同一装置内で行われる。 該方法を用いて、ナノメートルサイズの粒子が簡略かつ安価な方法で生成可能である。 しかしながらこの解決手段を、複数の成分から成る原料、たとえば制御された組成を有する多成分ガラスを生成するために用いることはできない。

    【0006】 多成分ガラスを生成する1つの適用例は、アクティブファイバの製造である。
    アクティブファイバの製造において、ガラス原料に希土類金属、たとえばエルビウムを添加しなければならない。 エルビウムは、蒸気圧が十分低い液体としては利用できない。 アクティブファイバは、従来のファイバ製造方法に広範囲にわたる高価な処理の修正無くして生成できない。 このために、アクティブファイバを生成するために一般的に用いられる方法は、実質的にアモルファス二酸化珪素からなる多孔性プリフォームを製造する方法である。 プリフォームは、エルビウムを含む液体中に浸漬される。 数時間浸した後、プリフォームは乾燥および焼結されることによって、添加されたファイバプリフォームが供給される。 該方法の欠点は、添加量と物質のクラスタリングとが不定であり、得られる最終生成物の特性が損なわれる。 さらにアクティブファイバはエアロゾル処理で生成可能であり、エルビウムを含むエアロゾルは、超音波法によって生成される。 超音波法によって別々に生成されたエアロゾルは、熱反応器に導かれ、そこで多成分ガラスを生成するために反応する。 この方法の欠点は、添加が複雑かつ困難であり、生成される粒子が大きい、すなわち粒子サイズが約1マイクロメートルのオーダであることである。

    【0007】 本発明の目的は、上記の欠点を回避することができる方法および装置を提供することである。

    【0008】 本発明の方法は、第1成分はガス相または蒸気相で火炎に導入され、第2成分は液相で火炎に導入され、実質的に火炎近傍のガスによって噴霧化され、第1成分および第2成分は燃料ガスと同じ装置を用いて火炎に供給されることを特徴とする。

    【0009】 さらに本発明の装置は、第1成分をガス相または蒸気相で火炎に導入するガス管と、第2成分を液相で火炎に導入する液体管と、実質的に火炎近傍の液体成分を噴霧化するために噴霧化するガスを液体管近傍に導入するガス管とを有しており、第1成分および第2成分は燃料ガスと同じ装置を用いて火炎に供給されるように配置されることを特徴とする。

    【0010】 本発明の基本概念は、少なくとも2つの異なる成分が火炎に導かれ、第1成分はガスまたは蒸気として火炎に導かれ、第2成分は、液相で火炎に導かれ、実質的に火炎近傍のガスによって噴霧化され、第1成分および第2成分は燃料ガスとともに、燃料ガスと同一の装置によって送り込まれる。 したがって、液体成分およびガス成分はナノメートルのオーダを有する粒子に形成され、相互反応が行われ、たとえば均質な多成分ガラス粒子が形成される。 生成された粒子はさらに、
    火炎によって様々な材料表面に案内されるか、または個々の粒子として適した装置を用いて、たとえばアクティブファイバを生成するために回収される。

    【0011】 本発明の利点は、非常に簡略かつ安価な方法で、多成分ガラス粒子などの少なくとも2成分からなる非常に微細かつ均質な粒子を生成することができる。

    【0012】 本発明は添付の図表中でさらに詳細に述べられるであろう。 図1は、本発明の火炎噴霧装置を示す。 火炎噴霧ガン1は、原料を噴霧する火炎9を形成するために用いられる。 必要なガスは火炎噴霧ガン1にガスダクト2
    ,3,4および5に沿って供給される。 ガスダクト2〜5に沿って火炎を形成する燃料ガス、噴霧される液体を噴霧化するガス、多成分ガラスなどの少なくとも2成分からなる原料のガス相または蒸気相の一成分、および場合によって反応を制御するために生成されたガスが供給される。 ガスダクト2〜5の数は、火炎噴霧ガン1に供給される必要があるガスの数に従って自然に決定される。 形成される多成分ガラスの第2成分は、液相で火炎噴霧ガン1に液体ダクト6に沿って供給される。 液体は、液体ダクト6に沿ってたとえば注入ポンプ7を用いてポンピングすることによって搬送される。 液体ダクト6に沿う液体の搬送は、たとえば圧タンクから液体を供給する、または同様の周知の方法で行うことも可能である。

    【0013】 図1に示される火炎噴霧ガン1の右端にはノズル8があり、該ノズルでは燃料ガスが火炎を生成するために点火され、液体が噴霧化ガスによって噴霧化される。 噴霧化は、実質的に火炎9近傍で行われる。 したがって液体成分は、約1ナノメートルのオーダのサイズを有する非常に微細な粒子に噴霧化される。 同様に、
    同程度に小さな粒子が、ガス成分または蒸気成分から形成される。 両成分は、火炎に燃料ガスと共に同一の装置で送り込まれる。 好適には、火炎への、燃料ガスの送り込み、第1成分の送り込みおよび第2成分の送り込みは、単一かつ同一の装置、すなわち図1に示されるように共通ノズル8を介して行われる。 したがって、噴霧される多成分ガラス粒子をターゲット10に向けることが非常に容易である。 第1成分および第2成分の粒子は相互に反応し、均質な多成分ガラス粒子を形成する。 多成分ガラス粒子はさらに火炎9によって様々な材料表面に向けられ、または適切な装置を用いて別々の粒子として回収可能である。

    【0014】 多成分ガラスの液体成分は、火炎噴霧ガン1に液体ダクト6に沿って搬送される。 液体は、液体ダクト6から火炎噴霧ガン1中心の液体管6aに搬送される。
    第1ガスダクト2に沿って、液体を噴霧化するガスは、液体管を取り囲む第1ガス管2aに導入される。 第2ガスダクト3に沿って、第2ガスは、第1ガス管2
    aを取り囲む第2ガス管3aに導入される。 さらに第3ガスダクト4に沿って、
    第3ガスは、第2ガス管3aを取り囲む第3ガス管4aに導入され、第4ガスダクト5に沿って、第4ガスは、第3ガス管4aを取り囲む第4ガス管5aに導入される。 したがって液体管6aと、第1、第2、第3、第4ガス管2a,3a,
    4a,5aは相互に同軸の管である。 ノズル8内の第1ガス管2aから流れるガスは、液体管6aに沿って流れる液体を液滴に噴霧化させる。

    【0015】 形成される多成分ガラスの液体成分は、所望のイオンの適切な溶液またはアルコール溶液であってもよい。 たとえば、アクティブファイバ、つまり光増強ファイバの製造において、硝酸エルビウム、水またはアルコール、および水またはアルコールに溶解する形のアルミニウムとを含む溶液を使用することができる。
    第2ガスダクト2に沿って、たとえば水素が供給され、ノズル8内の液体を噴霧化する。 第2ガスダクト3に沿って、四塩化珪素または四塩化ゲルマニウムがガス相または蒸気相で供給可能であり、第3ガスダクト4に沿って、酸素を搬送することができる。 ノズル8からの出射後、水素と酸素とが反応し火炎9を形成する。 火炎内での反応形成の精密な工程は明確ではないが、実際には、非常に小さな二酸化珪素または二酸化ゲルマニウム粒子を形成することによって、四塩化珪素または四塩化ゲルマニウムが反応し、酸化エルビウムおよび酸化アルミニウムを形成することによって、液体粒子が反応すると考えられる。 形成された粒子は、上記の反応と同時、または別々に反応し、相互に結合して均質な多成分ガラスを形成する。 生成された多成分ガラス粒子は、火炎9によってターゲット10の表面上に案内され、アクティブファイバの製造においては心金の表面上に案内され、これによって多成分ガラス粒子は、多孔性ガラス表面を心金の表面上に形成する。 心金の表面上では、複数の異なるガラス層を堆積可能であり、必要であれば、ガラス層の原料組成は容易な方法で修正可能である。 堆積後、心金は除去され、生成されたプリフォームは、光ファイバの製造過程から周知である方法で焼結される。

    【0016】 第4ガスダクト5および第4ガス管5aは必要ではないが、たとえばアルゴンまたは他の適切な防護ガスを第4ガスダクト5と、さらに第4ガス管5aとに沿って送り込むことによって、反応制御を向上させたいときに使用可能である。 防護ガスは反応中における外部酸素の影響を防ぐ。

    【0017】 図1において、火炎噴霧ガン1の構造は、明瞭化のために実際よりも大きく表されている。 噴霧化を効果的にするため、たとえば噴霧ガスの速度を可能な限り速くすることが好ましい。 したがってノズル8の穴は十分小さくするべきである。 さらに液体管6aおよび第1ガス管2aの構造は、一方が他方の内側に配置される2つの中空ニードルに構成されていてもよい。

    【0018】 図2は、正面から見たノズル8を示す。 図2は、ノズル8の中心を通る液体管6a端部の穴を示す。 第1ガス管2aの穴は、液体管の穴の周囲にある。 第2ガス管3aに沿って流れるガスは、ノズル8を通過して、オリフィス11を介して導入される。 対応するように、第3ガス管4aに沿って流れるガスは、ノズル8
    を通過して、オリフィス12を介して導入され、第4ガス管5aに沿って流れるガスは、ノズル8を通過して、オリフィス13を介して導入される。 ノズル8の穴およびオリフィスのサイズおよび形状は所望の通り変化されてもよいが、ノズル8内の液体および噴霧化ガスの速度は、所望のように調整可能であり、液体は十分小さな液滴に形成され、生成されるべき十分小さな粒子になり、一方では火炎9を形成する十分なガス速度を与えることが不可欠である。

    【0019】 図面および関連する記述は、本発明の概念を説明しようとしたにすぎない。 詳細には、本発明は特許請求の範囲内で変更してもよい。 したがって、液体管およびガス管の位置および順番は所望のように変更してもよい。 さらに上記のように、燃料ガスは別個のガス管に沿ってノズル8に供給される2以上のガスからなるか、または用いられる燃料ガスは、酸素とアセチレンとの混合ガスなどの、1つのガス管に沿ってノズル8に供給されるガスまたは混合ガスであってもよい。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 本発明の火炎噴霧装置を概略的に示す側面図である。

    【図2】 本発明の装置のノズル部分を概略的に示す正面図である。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (71)出願人 Kivikonlaita 5,Hels inki,Finland (72)発明者 ティッカネン,ユハ フィンランド国 タンペーレ ラウタペッ ロンカツ 37 (72)発明者 ピトカネン,ヴィッレ フィンランド国 タンペーレ エレメンテ ィンポルク 13 アー 16 Fターム(参考) 4G014 AH12 AH16 4G021 EB06 EB15

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