Edible unit and the product quickly dispersed

申请号 JP50229696 申请日 1995-06-06 公开(公告)号 JPH10504280A 公开(公告)日 1998-04-28
申请人 フイズ テクノロジーズ リミテッド; 发明人 サブラマン アール チェルクリ; ジェラルド イー バティスト; リチャード シー フィズ; ゲアリー エル マイアーズ;
摘要 (57)【要約】 本発明は、口の中で迅速に分散する可食性ユニットを製造する方法である。 本発明はまた、該方法から得られる製品をも含む。 該方法は、剪断形マトリックスの結晶化を開始させることと;結晶化を開始させる前または後に、添加剤を前記剪断形マトリックスに組み合わせて、流動性の圧縮可能な微少粒子を形成することとを含む。 次いで、この組合せ体は圧縮され、高い構造的一体性、良好な外観および優れた放出特性を有する可食性ユニットが形成される。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 1. 迅速に溶解する可食性ユニットを製造する方法であって: a)剪断形マトリックスの結晶化を開始させることと; b)結晶化を開始させる前または後に、添加剤を前記剪断形マトリックスに組み合わせて、流動性の圧縮可能な微少粒子を形成することと; c)工程「b」で得た、少なくとも部分的に結晶化した剪断形マトリックスを含む組合せを圧縮して、前記ユニットを形成することとを具備した方法。 2. 請求項1に記載の迅速に溶解する可食性ユニットを製造する方法であって、 前記の組み合わせ工程は更に、前記添加剤および前記マトリックスに対して結晶化/結合促進剤での処理を施すことを具備した方法。 3. 請求項2に記載の迅速に溶解する可食性ユニットを製造する方法であって、 前記促進剤が、アルコール、ポリビニルピロリドン、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される成分を含んでいる方法。 4. 請求項1に記載の迅速に溶解する可食性ユニットを製造する方法であって、 結晶化/結合促進剤は、前記マトリックスを形成するための供給源量の中に含めることによって、前記剪断形マトリックスに組み込まれる方法。 5. 請求項4に記載の迅速に溶解する可食性ユニットを製造する方法であって、 前記促進剤が表面活性剤である方法。 6. 請求項4に記載の迅速に溶解する可食性ユニットを製造する方法であって、 前記促進剤がポリデキストロースである方法。 7. 請求項1に記載の迅速に溶解する可食性ユニットを製造する方法であって、 前記添加剤が活性成分である方法。 8. 請求項7に記載の迅速に溶解する可食性ユニットを製造する方法であって、 前記活性成分が、鎮咳剤、抗ヒスタミン剤、鬱血除去剤、アルカロイド、ミネラル補填剤、緩下剤、ビタミン、制酸剤、イオン交換樹脂、抗コレステロール剤、 抗脂質剤、抗不整脈剤、解熱剤、鎮痛剤、食欲抑制剤、去痰剤、抗不安剤、抗潰瘍剤、抗炎症性物質、冠動脈拡張剤、脳血管拡張剤、抹消血管拡張剤、抗感染剤、向精神薬、抗躁病剤、興奮剤、胃腸薬、鎮静剤、下痢止め製剤、抗アンギナ薬、血管拡張剤、降圧剤、血管収縮剤、偏頭痛治療剤、抗生物質、トランキライサー、抗精神病薬、抗腫瘍剤、抗凝固剤、抗血栓薬、催眠薬、制吐剤、 抗悪心剤(antinauseant)、抗痙攣薬、神経筋肉薬剤(neuromuscular drug)、高血糖薬および低血糖薬、甲状腺製剤および抗甲状腺製剤、利尿剤、鎮痙剤、子宮弛緩剤、ミネラルおよび栄養添加剤、抗肥満薬、同化薬、エリスロポエチン薬、抗喘息薬、咳抑制剤、粘液溶解薬、抗尿素血症薬、並びにこれらの混合物からなる群から選択される方法。 9. 請求項1に記載の迅速に溶解する可食性ユニットを製造する方法であって、 前記圧縮が、10 SCU以下の圧力下で行われる方法。 10. 請求項9に記載の迅速に溶解する可食性ユニットを製造する方法であって、前記圧力は8 SCU以下である方法。 11. 請求項1に記載の迅速に溶解する可食性ユニットを製造する方法であって、更に、発泡性崩壊剤の組み込みを具備する方法。 12. 口の中で迅速に分散する可食性ユニットであって、該ユニットは、 a)剪断形マトリックスの結晶化を開始させることと; b)結晶化を開始させる前または後に、添加剤を前記剪断形マトリックスに組み合わせて、流動性の圧縮可能な微少粒子を形成することと; c)工程「b」で得た、少なくとも部分的に結晶化した剪断形マトリックスを含む組合せを圧縮して、前記ユニットを形成すること とを具備した方法によって調製される可食性ユニット。 13. 請求項12に記載のユニットであって、前記の組み合わせ工程は更に、前記添加剤および前記マトリックスに対して結晶化/結合促進剤での処理を施すことを具備したユニット。 14. 請求項に13記載のユニットであって、前記促進剤が、アルコール、ポリビニルピロリドン、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される成分を含んでいるユニット。 15. 請求項12に記載のユニットであって、結晶化/結合促進剤が、前記マトリックスを形成するための供給源量の中に含めることによって前記剪断形マトリックスに組み込まれるユニット。 16. 請求項15に記載のユニットであって、前記促進剤が表面活性剤であるユニット。 17. 請求項15に記載のユニットであって、前記促進剤がポリデキストロースであるユニット。 18. 請求項12に記載のユニットであって、前記添加剤が活性成分であるユニット。 19. 請求項18に記載のユニットであって、前記活性成分が、鎮咳剤、抗ヒスタミン剤、鬱血除去剤、アルカロイド、ミネラル補填剤、緩下剤、ビタミン、制酸剤、イオン交換樹脂、抗コレステロール剤、抗脂質剤、抗不整脈剤、解熱剤、 鎮痛剤、食欲抑制剤、去痰剤、抗不安剤、抗潰瘍剤、抗炎症性物質、冠動脈拡張剤、脳血管拡張剤、抹消血管拡張剤、抗感染剤、向精神薬、抗繰病剤、興奮剤、 胃腸薬、鎮静剤、下痢止め製剤、抗アンギナ薬、血管拡張剤、降圧剤、血管収縮剤、偏頭痛治療剤、抗生物質、トランキライザー、抗精神病薬、抗腫瘍剤、抗凝固剤、抗血栓薬、催眠薬、制吐剤、抗悪心剤(antinauseant)、抗痙攣薬、神経筋肉薬剤(neuromuscular drug)、高血糖薬および低血糖薬、甲状腺製剤および抗甲状腺製剤、利尿剤、鎮痙剤、子宮弛緩剤、ミネラルおよび栄養添加剤、抗肥満薬、同化薬、エリスロポエチン薬、抗喘息薬、咳抑制剤、粘液溶解薬、抗尿素血症薬、並びにこれらの混合物からなる群から選択されるユニット。 20. 請求項18に記載のユニットであって、前記活性成分がイブプロフェンであるユニット。 21. 請求項18に記載のユニットであって、前記活性成分がアセトアミノフェンであるユニット。 22. 請求項18に記載のユニットであって、前記活性成分がアスピリンであるユニット。 23. 請求項18に記載のユニットであって、前記活性成分がH2拮抗剤であるユニット。 24. 請求項18に記載のユニットであって、前記活性成分がア制酸剤であるユニット。 25. 請求項18に記載のユニットであって、前記活性成分が吐息清浄化剤であるユニット。 26. 請求項12に記載のユニットであって、前記添加剤が医薬であり、また前記の組み合わせ工程は更に、前記添加剤および前記マトリックスに対して結晶化/結合促進剤での処理を施すことを具備したユニット。 27. 請求項12に記載のユニットであって、皿に発泡性崩壊剤を具備したユニット。 28. 活性成分と; 二次元的に連続的に結合し且つ安定化された糖を具備した、糖をベースとする結晶性構造とを具備した、活性成分を配薬するための組成物であって: i)非晶質の剪断形糖マスの外側部分から、糖結晶性フレームの形成を開始することと、 ii)前記結晶性フレームの形成を開始する前または後に、前記活性成分を前記剪断形マトリックスと組み合わせて、流動性の圧縮可能な微少粒子を形成することと、 iii)前記マスを圧縮して、定量ユニットを形成することと、及び iv)引き続いて、前記マスの残りの部分を、連続的に結合し安定化された実質的に完全な結晶性構造に変換すること とを具備し、前記活性成分は前記糖をベースとする結晶性構造の中に組み込まれることによって製造される組成物。 29. 請求項28に記載の組成物であって、前記マスは二次元的に単分散される組成物。 30. 請求項28に記載の組成物であって、前記剪断形マスは更に添加剤を具備し、該添加剤は前記結晶性生成物の中に共晶化される組成物。 31. 請求項29に記載の組成物であって、前記単分散され安定化されたマスは微結晶質(microcrystalline)である組成物。 32. 請求項29に記載の組成物であって、前記非晶質剪断形生成物は実質的にロッド形状であり、前記二つの次元は前記ロッドの断面にあり、第三の次元は前記ロッドの線形軸に沿って延出している組成物。 33. 請求項32に記載の組成物であって、前記単分散され構造的に安定化された断面は50μmを越えない組成物。 34. 請求項33に記載の組成物であって、前記断面は10μmを越えない組成物。 35. 活性成分をヒトホストに投与する方法であって: 下記の工程を具備した方法によって調製された迅速に溶解する可食性ユニットを摂取することと; i)剪断形マトリックスの結晶化を開始させることと、 ii)結晶化を開始させる前または後に、添加剤を前記剪断形マトリックスに組み合わせて、流動性の圧縮可能な微少粒子を形成することと、 iii)工程「ii」で得た、少なくとも部分的に結晶化した剪断形マトリックスを含む組合せ体を圧縮すること 前記ユニットを、該ユニットが口腔内に導入された水と接触するのに充分な時間だけ、該口腔の中に保持することと;及び 前記ユニットを口腔の中に保持しながら、口腔に水を導入するこにより、前記ユニットの溶解を顕著に促進することとを具備した方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 迅速に分散する可食性ユニットおよび製品〔発明の背景〕 本発明は、口の中で迅速に崩壊する、錠剤のような可食性定量ユニットを製造する技術に関する。 本件出願は、1993年10月7日に出願された米国特許出願第08/133,669号の一部係属出願であり、また1993年9月10日に出願された米国特許出願第08/119,974号の一部係属出願である。 また、本願と同日に出願され、代理人事件番号第447-10 5号を付与された、「迅速に溶解する定量ユニットおよびこれから得られる製品を製造するための方法および装置」と題する、同一人が所有する同時係属出願( その内容は本明細書の一部をなすものとして本件出願に取り込まれる)も参照される。 錠剤の形の定量ユニットは、一般に医薬物質または薬物と、該錠剤の製造および使用を容易にする性質について選択された賦形剤のような他の成分とを含有する処方を、圧縮することによって調製される。 現在は、錠剤グラニュレーションを調製するための、三つの基本的な公知方法が存在する。 これらは湿式造粒、乾式造粒および直接圧縮である。 湿式および乾式造粒の両者には、金型キャビティーに供給するための凝集体の形成が含まれる。 直接圧縮には、通常、活性成分と適切な賦形剤との混合粉末を圧縮することが含まれる。 湿式造粒による打錠のための処方の調製は、最も古く且つ未だに最も広く使用されている方法である。 湿式造粒には多くの工程が含まれており、その中には、 薬物および賦形剤を粉砕する工程;粉砕された粉末を混合する工程;バインダ溶液を調製する工程;このバインダ溶液を粉末混合物に混合して、湿潤マスを形成する工程;6〜12メッシュの篩を用いて、この湿潤マスを粗い篩にかける工程; 湿った顆粒を乾燥する工程;燥した顆粒を14〜20メッシュの篩にかける工程;篩にかけた顆粒を潤滑剤および崩壊剤と混合する工程;および錠剤に圧縮する工程が含まれている。 湿式造粒は、多くの加工々程を必要とし、且つかなりの材料取扱い装置が含まれるから、費用のかかる方法である。 結局、この方法はエネルギーおよびかなりの空間を必要と四、これは環境的に規制される。 一般に、自由および熱は活性成分に有害である。 湿式造粒には、水および/ または熱が含まれる。 従って、錠剤に取り込まれた活性成分の存続性を向上させるために、熱および自由水の実質的な不存在下で錠剤を製造する方法を提供するのが望ましい。 乾式造粒は、熱および溶媒を使用しない、粉末混合物の圧縮による造粒を言う。 乾式造粒は、薬物が水分または熱に感受性であるため湿式造粒を利用できないときに用いられる。 乾式造粒のために二つの方法が用いられる。 一つの方法はスラッギング(slugging)であり、この方法では特別頑丈な打錠機で粉末を予備圧縮し、得られた錠剤またはスラグ(slug)は粉砕されて顆粒にする。 他の方法は、圧縮機を用いた加圧ロールで粉末を予備圧縮することである。 乾式造粒は多くの欠点を有している。 スラグを形成するために特別に頑丈な錠剤圧縮を必要とする;染料をバインダ液に含めることができる湿式造粒で達成できるような、均一な色分布が得られない;溶解速度を遅延させるので、圧縮ロールプレスは不溶性薬物と一緒に用いることができない;このプロセスは塵埃を生じ易いので、交差汚染の可能性を増大させる。 直接圧縮による錠剤製造での工程はもっと少ない。 直接圧縮法は、活性成分および適切な賦形剤(充填剤、崩壊剤および滑剤を含む)の混合粉末を、直接圧縮することによって錠剤を製造する方法に用いられる。 この賦形剤は、上記混合物に含められて、金型キャビティーの中への均一な流れを与え、硬い圧縮錠剤を形成する。 湿式造粒法もしくは乾式造粒法での混合粉末の前処理は、必要とされない。 直接圧縮法は、湿式造粒法または乾式造粒法よりも工程数は著しく少ないが、 これもまた技術的限界を有している。 これらの限界には、第一に、充分な流れを得ることと、粒子の結合を得て強い圧縮された錠剤を得ることが含まれる。 低投与量の薬物は混合するのが困難である。 即ち、薬物の均一な分布は容易に得られず、圧縮行程の際に時には未混合を生じることがある。 こう投与量の薬剤は、流動性が乏しく且つ圧縮性が乏しいので、それ自身が直接圧縮されことはない。 典型的な例は、水酸化アルミニウムおよび炭酸マグネシウムのような幾つかの制酸剤である。 直接圧縮を用いるときは、賦形剤の選択が極めて重要である。 直接圧縮を用いる場合には、充填剤およびバインダーは圧縮性および流動性の両方の性質を有しているのが望ましい。 圧縮性の欠如に加えて、直接圧縮のプロセスは、混合の領域においても欠点を有している。 直接の圧縮混合は、混合後の取扱いにおいて未混合を受ける。 薬物粒子および賦形剤粒子の密度の相違による粒子サイズの相違はまた、錠剤プレス上のホッパーまたは供給枠の中での未混合を導く。 全ての従来技術プロセスの欠点は、圧縮錠剤の製造に通常伴われる微細粒子の副生である。 従来技術において、圧縮による錠剤処方のための粒子の調製は、顕著な量の微粒子、即ち、150μ以下のオーダーの非常に細かい粒子をもたらす。 これらの微小粒子は、打錠機械の運転と共に、打錠機械への供給装置の運転を妨害するであろう。 しばしば、微細粒子を除去もしくは低減するように環境的に規制された施設内で、錠剤製造を行うことが必要とされる。 これは、錠剤の製造コストを増大する。 更に、分散されて再捕獲できない微細粒子が存在し、またこの微細粒子の幾らかはリサイクルのために回収できないので、製造の際に非圧縮性粒子の一部が失われる。 上記で述べた従来技術に関連した欠点を克服するために、本件出願および1994 年2月10日に出願された同時係属の米国特許出願第194,682号の共通の所有者によって技術が開発された。 この共通所有に係る出願は、「溶融および圧縮」工程によって圧縮打錠を単純かつ正確に行うことができる方法を開示している。 溶融は、錠剤成分をフラッシュフロー加工して剪断形マトリックスマス(shearform m atrix mass)を与えることにより達成され、続いてこれを圧縮して可食性圧縮ユニットが形成される。 この方法は、湿式造粒および乾式造粒、並びに直接圧縮の利点を含んでいるが、これら従来技術の方法に伴う欠点は有していない。 本件出願と同日に出願された共通所有に係る他の出願(代理人事件番号第447- 105号)には、迅速に溶解する定量投与ユニットおよびその調製、並びにこれを製造する装置が開示されている。 事件番号第447-105に開示された方法には、未硬化の剪断形マトリックス材料を添加剤と混合し、続いて得られた混合物を突き固めて定量ユニットを形成する。 この突き固められたユニットは、続いて制御された周囲の熱、水分および圧に露出されることによって硬化される。 フィスツ博士(Dr.Fuisz)は、他の独特なデリバリー手段に関する幾つかの特許を有している。 例えば、米国特許第4,855,326号において、彼は、シート状に圧縮整形できる繊維形状の医薬含有製品を開示している。 しかし、彼は、繊維状マスを破壊するおそれのため、この圧縮体はそれほど圧搾できないと警告している。 医薬の投与形態としての圧縮錠剤を形成することは明示されていない。 同様に、米国特許第4,873,085号には、より迅速に取り扱うことができるシート形状を形成する糖繊維の圧縮形態と同様に、紡糸した繊維状の化粧料が開示されている。 圧縮された錠剤を形成することについては、全く明示されていない。 米国特許第4,997,856号には、ウエハー状の構造が開示されており、そこでは紡糸された繊維に医薬が施薬され、次いで従来の「食品粉砕機(food grinder)」 (Hobart hamburger grinder)を通すことによって切断される。 最終製品の封入容量は、紡糸されたフロス容量の30%未満、好ましくは15%未満であり。 この'856 号特許の開示には、圧縮された錠剤を形成することについて何の言及もなされていない。 上記で述べた特許における同じ意味での圧縮された紡糸繊維の使用は、米国特許第5,034,421号および米国特許第5,096,492号にも開示されている。 これらの開示は、圧縮された錠剤の形成を全く示唆していない。 共通所有の特許出願447-105における上記の方法は、迅速に溶解する定量ユニットを製造する技術を開示しているのに対して、他の方法は、消費者の口の中で迅速に崩壊する定量ユニットを形成するための技術を開示していないが、出荷および販売のために便利に製造することができる。 従って、本発明の一つの目的は、口の中で迅速に崩壊する定量ユニットを調製するための別の方法を提供することである。 以下の開示を考慮することによって、当業者は、本発明の更に別の目的を理解するであろう。 〔発明の概要〕 本発明は、消費者の口の中で迅速に分散する可食性ユニットを調製する方法である。 この方法には、剪断形マトリックスを添加剤と組み合わせる前または後に、剪断形マトリックスの結晶化を開始させて、流動性の圧縮可能な微小粒子を形成することが含まれる。 次いで、この組み合わせ体(少なくとも部分的に結晶化された剪断形マトリックスを含む)を圧縮して可食性ユニットを形成する。 好ましくは、流動可能な圧縮性の微小粒子の形成を補助するために、結晶化/ 結合促進剤が使用される。 この結晶化/結合促進剤は、エタノールのようなアルコール、ポリビニルピロリドンおよびそれらの混合物からなる群から選択することができる。 また、該促進剤は表面活性剤であってもよい。 表面活性剤は、マトリックスを形成するために使用する供給原料に添加することができる。 或いは、 ポリデキストロースを供給原料に含めることによって、促進剤として使用することができる。 一つの実施例においては、促進剤および医薬は剪断形マトリックスと組み合わされる。 好ましくは、混合物の添加剤部分には活性成分が含められる。 剪断形マトリックスは、キャリア成分として糖系材料(saccharide based mate rials)を含む供給原料をフラッシュフロー加工することによって調製することができる。 蔗糖は好ましいキャリアであり、これにはデキストロースのような他の糖系キャリア成分およびソルビトール、マンニトール等のような糖アルコールを組み合わせることができる。 供給原料にはまた、表面活性剤(例えばトウィーン(商標)、スパン(商標)等)の結晶化増強剤をも含めることができる。 可食性ユニットを形成するために、該ユニットの崩壊性を損なうことを危惧することなく、中程度の圧縮力を使用することができる。 圧縮力は、10ストロングコッブ単位(Strong Cobb Unit; 「SCU」)を越えず、好ましくは6SCUと8 SCUとの間の中程度の圧縮力を越えることはない。 幾つかの実施例においては低圧縮力を用いることもできる。 何れにしても、本発明に従って製造された錠剤は低密度であり、また容易に崩壊する。 本発明に従って未硬化のマトリックスをモールドするのに必要な圧縮力を同定する別の方法は、圧縮によって生じる密度を決定することによるものである。 本発明の製品は、約1.2以下、好ましくは約0.8以下の密度に圧縮するのがよい。 本発明の最も好ましい形態において、活性成分は制酸剤であり、結晶化/結合促進剤はエタノールである。 カルシウムが活性成分として含められるときには、当該定量ユニットの放出特性は非常に好ましいものである。 実際のところ、当該ユニットは、その高いカルシウム放出特性のために、カルシウム補給剤として実際に用いることができる。 医薬の場合、当該医薬は定量ユニットの成分と「タイアップ(tied-up)」しないことが分かっている。 結局、医薬はそれが投与される生物系に利用され得るようにされる。 本発明において使用できる他のタイプの添加剤は、発泡性崩壊剤である。 発泡性崩壊剤の用語には、ガスを発生する化合物が含まれる。 好ましい発泡剤は、発泡性分解剤を口腔内の唾液に曝したときに起きる化学反応によってガスを発生する。 この発泡剤は、幾つかの方法で本発明のユニットの中に含められる。 第一に、この発泡剤は、フラッシュフロー加工の前に供給原料と混合することによって、マトリックス中に取り込むことができる。 或いは、フラッシュフロー技術によってマトリックスが生成された後に、発泡剤の全体を剪断形マトリックスと混合することができる。 第三の可能性としては、発泡剤の一部をフラッシュフロー加工される供給原料の中に含める一方、発泡剤の他の部分は、フラッシュフロー加工の後に組み込むことができる。 何れにしても、発泡性分解剤は、口腔内に置かれた時に錠剤の制御された迅速な分解を与え、また口腔の中の発泡作用によって明確な刺激性の感覚を与える。 本発明において使用が考慮される一以上の医薬と組み合わせることによって、崩壊のテクスチャー(肌理)、速度および感覚を、 子供が使用するために特異的に適合させることができる。 本発明はまた、糖をベースとする結晶性構造の中に活性成分が取り込まれている、活性成分のデリバリー用組成物をも含むものである。 この組成物にはまた、 二次元的に安定化された結晶性の糖を有する糖系構造(saccharide-based struct ure)も含まれる。 この糖は、糖結晶フレームを形成することによって製造される。 非晶質の剪断形糖マスの外側部分から糖結晶を形成し、続いて残りのマス部分を実質的に完全に結晶構造に変換することによって生成される。 該生成物は好ましくは単分散されており、また好ましくは微結晶質(microcrystalline)である。 単分散および微結晶質に関する定義、並びに本発明における組成物の側面に関する他の定義については、参照としてここに組み込まれる。 1993年10月7日に出願された米国特許出願第08/133,699号が参照される。 剪断形マスは、結晶性生成物中で共晶化される添加剤をも含むことができる。 非晶質剪断形マスは、実質的にロッド状であり、該ロッドの断面内にある二つのディメンジョンを有している。 一つのディメンジョンは、ロッドの直線軸に沿って延出している。 好ましくは、単分散の構造的に安定化した断面は、50μmを越えず、好ましくは10μmを越えない。 本発明の更に別の表現は、ヒト宿主に活性成分を投与する方法である。 この方法には、本発明の方法によって調製された、迅速に溶解する可食性ユニットを摂取することが含まれる。 次の段階では、迅速に溶解する可食性ユニットを、口の中にある間に水と接触するのに充分な時間だけ、宿主が該ユニットを口腔の中に保持することが必要とされる。 最後に、ヒト宿主は、該ユニットが口腔の中に保持されている間に水をその中に導入して、該定量ユニットの溶解性を高める。 本発明の結果として、消費者に出荷し販売するための、迅速に分散可能な可食性ユニットを製造することができる。 本発明の方法は、製造を連続的に行うことができるようなものである。 凝集体は中程度の圧縮力で圧縮することができるから、包装および流通に付随した取扱いに耐え得るユニットを形成することができる。 更に、該ユニットの分散性が略瞬間的に認められる。 結局、消費者は何時までも口の中に残る不快な成分の不愉快な効果を受けない。 本発明のこれらの利点および他の利点は、以下に述べる詳細な説明および実施例から推察されるであろう。 詳細な説明および実施例は、本発明の理解を高めるものであるが、本発明の範囲を限定しようとするものではない。 〔図面の簡単な説明〕 本発明の好ましい態様は、例示および説明のために選択されたものであるが、 如何なる意味においても、本発明の範囲を限定しようとするものではない。 本発明の一定の側面における好ましい態様は、添付の図面に示されている。 これら図面において: 図1は、流動性の圧縮可能な微小粒子を形成する前の、各種成分を表す模式図である。 図2は、図1に示した混合物から形成された微小粒子を表す模式図である。 図3は、本発明に従って、微小粒子を可食性ユニットに圧縮する工程を表す模式図である。 〔発明の詳細な説明〕 本発明は、消費者の口の中で迅速に崩壊する可食性ユニットを製造する方法である。 本発明に従って製造された該ユニットは、略瞬時に崩壊する。 しかしながら、これらのユニットまたは錠剤は、可食性ユニットの一体性を劣化させることなく、包装および流通のために取り扱うことができるように製造することができる。 従来、錠剤のような可食性ユニットは、包装および流通の際に必要とされる取扱いに必要な硬さを与えるために、主に、供給原料を非常に高い圧力下で圧縮することによって製造されていた。 結局、このようにして製造された従来技術の錠剤は、その高い密度によって、口の中で迅速に崩壊させる能力が低下するという限界がある。 高い圧縮からもたらされる高密度パッキングは、錠剤の内部の崩壊および湿潤化を妨げる。 従来技術のこの側面は、1994年2月10日に出願された米国特許出願第194,682号に開示された技術によって改善されている。 同様に、これらのおよび他の困難を克服する別の方法が、本件と同時に出願された、代理人事件番号447-105号を有する共通所有に係る特許出願の中に開示されている。 しかしながら本発明の結果として、口の中で非常に迅速に崩壊する可食性ユニットを調製する技術において、著しい前進が達成された。 事実、本発明によって製造された錠剤は、数秒のうちに崩壊する。 この製品は、独特の組み合わせになる加工々程によって調製される。 また、本発明には、この新規な方法によって製造される製品も含まれる。 この方法の最初の工程は、剪断形マトリックスと、活性成分のような添加剤とを混合することである。 本発明における「剪断形マトリックス」とは、キャリア材料を含む供給原料にフラッシュフロー加工を施すことによって製造されるマトリックスを意味する。 フラッシュフロー加工は、幾つかの方法で達成することができる。 フラッシュ-熱およびフラッシュ-剪断は、使用できる二つのプロセスである。 フラッシュ- 熱プロセスにおいて、供給原料は、該供給原料の一部が残余のマスに対してサブ粒子レベルで移動し、また紡糸ヘッド(spinning head)の周囲に設けられた開口部を出るような内部フロー条件を作り出すように充分に加熱される。 紡糸ヘッドに生じた遠心力によって、流動している供給原料は該ヘッドから外側に放出され、異なった構造に改変される。 流動性の供給原料を分離および放出するために必要な力は、紡糸ヘッドによって発生される遠心力である。 フラッシュ-熱プロセスを実行するための一つの好ましい装置は、「綿菓子」 製造機型の機械である。 フラッシュ-熱条件を達成するために用いられる紡糸機械は、オハイオ州シンシナチ市のゴールドメダル・プロダクツ・カンパニーによって製造されたエコノフロス(Econo-Floss)モデル3017である。 同様の力勾配条件および温度勾配条件を与える他の装置または物理的プロセスは、何れも使用することができる。 フラッシュ-剪断プロセスにおいては、剪断形マトリックスは、糖系材料のような不溶性キャリアを含んだ供給材料の温度を、流体剪断力の適用に際して該キャリアが内部流動を受けるまで上昇させることによって形成される。 供給原料は、内部流動条件にある間に前進および噴出され、破壊的な流体剪断力を受けて、 元の供給原料とは異なった形態を有する多くの部分またはマスを形成する。 これらの多重マスは(multiple masses)、流体剪断力と接触した直後に実質的に冷却され、固化するまで継続して自由流動条件の中に置かれる。 最終的な剪断プロセスは、可溶化されていない供給原料の温度を高める手段およびこれを前進および噴出させるための手段を有する装置の中で行われる。 多重加熱ゾーンのツインスクリュー押出し機は、この可溶化されていない供給原料の温度を高めるために用いることができる。 当該装置の第二の要素は、剪断条件の供給原料を与えるエジェクターである。 該エジェクタは、温度を高める手段と流体連通しており、内部流動条件にある供給原料を受け取る位置に配設されている。 該エジェクターは、好ましくは、供給原料の高圧噴出を与えるノズルである。 「剪断形マトリックスを製造する方法」と題する、1992年10月23日に出願された共通の所有者による同時係属の米国特許出願第965,804号を参照されたい。 剪断形マトリックスを製造するための供給原料には、キャリア材料が含められる。 このキャリア材料は、フラッシュ-フロー加工に伴う物理的および/または化学的変化を経ることができる材料から選択することができる。 マトリックスとして有用な材料は、加工に際して自由形の凝集体を形成することができる糖鎖化合物から選択すればよい。 好ましいキャリア材料は、糖または糖誘導体のクラスから選択される。 「糖」 とは、単純な結晶性の単糖および二糖構造をベースとする物質、即ち、C5およびC6糖構造をベースとする物質である。 「糖」にはグルコース、蔗糖、マルトース、ラクトース、アラビノース、キシロース、リボース、フルクトース、マンノース、ペントース、ガラクトース、ソルボース、デキストロース、ソルビトール、キシリトール、マンニトール、ペンタトール(pentatol)、モルチトール(mal titol)、イソモルト(isomalt)、スクラロース(sucralose)、およびこれらの混合物が含まれる。 糖の好ましい組み合わせには、全量50%まで、好ましくは30%まで、最も好ましくは20%までの他の単糖、二糖、三糖および多糖との組合せが含まれる。 剪断形生成物は、本発明の技術において新しい糖製品を得るために用いられる。 剪断形の糖生成物は、結晶性の糖(通常は顆粒状)を非晶質の糖に変換するために充分な熱および剪断力を、溶液を用いることなく糖に加えることから生じる実質的に非晶質の糖である。 これは、本発明のユニークな結晶性製品を形成するための出発材料である。 他のキャリア材料を用いることができるが、このような材料は好ましくは糖と組合せて用いるものであり、全部を置換して用いるものではない。 モルトデキストリンは、他のキャリア材料の一例である。 モルトデキストリンには、65以下のDEを有する固体として報告された糖原料の加水分解によって生じる、糖鎖物質の混合物が含まれる。 この供給原料はまた、コーンスターチの選択的加水分解と、これに続く高分子量および低分子量の化合物の除去によって製造された、モルトオリゴ糖(maltool igo-saccharides)を含むことができる。 ここで企画しているモルトオリゴ糖の一般的な説明は、1992年3月5日に出願された同時係属の米国特許出願題07/847,5 95号に記載されている。 ポリデキストロースもまた、キャリアの中の糖と組み合わせて使用することが考えられる。 ポリデキストロースは蔗糖ではなく、本質的には非栄養素の炭水化物代替物である。 これは、ポリカルボン酸触媒およびポリオールの存在下におけるグルコースの重合によって調製することができる。 一般に、ポリデキストロースは三つの形態で商業的に入手できることが知られている。 即ち、粉末化された固体であるポリデキストロースAおよびポリデキストロースK、並びに70%溶液として供給されるポリデキストロースNである。 これら夫々の製品には、グルコース、ソルビトールおよびある種のオリゴまーのような幾つかの低分子量成分も含まれている。 ポリデキストロースに関して、出願人は、1992年3月12日に出願された同時係属の米国特許出願題07/881,612号の内容を、本件出願に組み込む。 本発明において、「結晶化を開始する」とは、結晶化を誘起することを意味する。 本発明に用いられる剪断形マトリックスは、実質的な量の非晶質糖を含んでいる。 結晶化は、幾つかの方法で開始することができる。 例えば、結晶化促進剤を、剪断形マトリックスの製造に用いる供給原料の中に含ませることができる。 結晶化促進剤には、トウィーン(tween)(商標)、スパン(Span)(商標)およびポリデキストロース並びにこれらの混合物のような表面活性剤が含まれる。 また、結晶化は、当該マトリックスに添加剤を混ぜる前または後に、結晶化剤を添加することによっても開始することができる。 従って、本発明における結晶化の開始は、添加剤を混合する前または後に生じさせることができる。 剪断マトリックスに添加剤を「混合」して、流動可能な圧縮性の微小粒子を形成するとは、結晶化を開始する前または後に添加剤を添加および混合して、微小粒子からなる媒質を形成することを意味する。 微小粒子は、重力および/または攪拌の力に応答して容易に「ロール」し、または「流動」するように見えるディスクリート(discreet)な実在物である。 巨視的にいえば、微小粒子は、流動可能なマスまたは媒質のように見える。 結論として、この媒質は、詰まりの発生および/または周囲の空気中での過度な塵埃の発生を伴うことなく、打錠機械に容易に使用することができる。 本発明の剪断形マトリックスは加工から回収され、添加剤を混合する前に、一般に「切断される(chopped)」。 添加剤は、必要な特性をもった可食性ユニットを供給するために必要とされる如何なる成分であってもよい。好ましくは、添加剤の主要成分は一以上の医薬物質である。本発明において使用できる医薬物質は多様である。このような物質の制限的でないリストは次の通りである:鎮咳剤、抗ヒスタミン剤、鬱血除去剤、アルカロイド、ミネラル補填剤、緩下剤、ビタミン、制酸剤、イオン交換樹脂、抗コレステロール剤、抗脂質剤、抗不整脈剤、解熱剤、鎮痛剤、食欲抑制剤、去痰剤、抗不安剤、抗潰瘍剤、抗炎症性物質、冠動脈拡張剤、脳血管拡張剤、抹消血管拡張剤、抗感染剤、向精神薬、抗躁病剤、興奮剤、胃腸薬、鎮静剤、下痢止め製剤、 抗アンギナ薬、血管拡張剤、降圧剤、血管収縮剤、偏頭痛治療剤、抗生物質、トランキライザー、抗精神病薬、抗腫瘍剤、抗凝固剤、抗血栓薬、催眠薬、制吐剤、抗悪心剤(antinauseant)、抗痙攣薬、神経筋肉薬剤(neuromuscular drug)、高血糖薬および低血糖薬、甲状腺製剤および抗甲状腺製剤、利尿剤、鎮痙剤、子宮弛緩剤、ミネラルおよび栄養添加剤、抗肥満薬、同化薬、エリスロポエチン薬、 抗喘息薬、咳抑制剤、粘液溶解薬、抗尿素血症薬、並びにこれらの混紡物。本発明において使用するために考えられる特に好ましい活性成分は、制酸剤、 H2拮抗剤、および鎮痛剤である。例えば、制酸剤の調剤は、炭酸カルシウム成分を単独または水酸化マグネシウムおよび/または水酸化アルミニウムと組み合わせて用いることにより製造することができる。更に、制酸剤はH2拮抗剤と組み合わせて用いることができる。鎮痛剤にはアスピリン、アセトアミノフェン、およびアセトアミノフェン+カフェインが含まれる。本発明において使用する他の好ましい活性成分のための他の好ましい薬剤には、インモジウムADのような下痢止め、抗ヒスタミン剤、 鎮咳剤、鬱血除去剤、ビタミン、および吐息フレッシュナーが含まれる。また、 キサナックス(Xanax)のような不安緩解剤;クロザリル(clozaril)およびハルドール(Haldol)のような抗精神病薬;ボルタレンおよびローダイン(Lodine)のような非ステロイド系抗炎症剤(NSAID's);セルダン(Seldane)、ヒスマナール(His manal)、レラフェン(Relafen)およびタヴィスト(Tavist)のような抗ヒスタミン剤;キトリール(Kytril)およびセサメート(Cesamet)のような制吐剤;ベントリン(Bentolin)およびプロベンチル(Proventil)のような気管支拡張剤;プロザック(Prozac)、ゾロフト(Zoloft)、およびパクシル(Paxil)のような抗鬱剤;イミグランのような抗偏頭痛剤;バソテック(Vasotec)、カポテン(Capoten)およびゼストリル(Zestril)のようなACE阻害剤;ニセルゴリン(Nicergoline)のような抗アルツハイマー剤;プロカルディア(Procardia)、アダラート(Adalat)、およびカラン(Calan)のようなCaH拮抗剤もまた、ここでの使用が企画されている。本発明においてしようが企画kされているポピュラーなH2拮抗剤には、シメチジン(cimetidine)、ラニチジン塩酸塩(ranitidine hydrochloride)、ファモチジン(famotidine)、ニザチジン(nizatidine)、エブロチジン(ebrotidine)、ミフェンチジン(mifentidine)、ロクサチジン(roxatidine)、ピサチジン(pisatidine )およびアセロキサチジン(aceroxatidine)が含まれる。含まれてもよい他の成分は、香料、染料、人工および天然の甘味料、および他の添加剤である。例えば、錠剤の嵩を大きくするために充填剤を使用してもよい。幾つかの通常使用される充填剤は、二塩基性および三塩基性の硫酸カルシウム、澱粉、炭酸カルシウム、微結晶セルロース、修飾澱粉、ラクトース、蔗糖、マンニトール、およびソルビトールである。剪断形マトリックスを高めるために供給源料に組み込むことができる他の材料には、香味料および甘味剤(キャリア自身以外のもの)が含まれる。香味料は、天然および合成の香料液から選択すればよい。このような香味料の例示リストには、揮発性オイル、合成香味料オイル、香味芳香剤、並びに植物、 葉、花、果実、幹からのオイル、液体、含油樹脂または抽出物、更にはこれらの組み合わせが含まれる。代表的な例の非限定的リストには、レモン、オレンジ、 グレープ、ライムおよびグレープフルーツのような柑橘類オイル、並びにリンゴ、 西洋なし、桃、グレープ、ストロベリー、ラズベリー、チェリー、プラム、パイナップル、アプリコットを含む果実エッセンス、または他の果実香味料が含まれる。他の有用な香味料には、ベンズアルデヒド(チェリー、アーモンド)、シトラール、即ちアルファシトラール(レモン、ライム)、ネラール、即ちベータシトラール(レモン、ライム)、デカナール(オレンジ、レモン)、アルデヒドC− 8(柑橘類果実)、アルデヒドC−12(柑橘類果実)、トリルアルデヒド(チェリー、アーモンド)、2,6-ジメチルオクタナール(グリーン果実)、および2-ドデカナール(柑橘類、マンダリン)、それらの混合物等のようなアルデヒドおよびエステルが含まれる。甘味料は、以下の比制限的リストから選択すればよい:グルコース(コーンシロップ)、デキストロース、転化糖、フルクトース、およびこれらの混合物(キャリアとして使用しないとき);サッカリンおよびその種々の塩(例えばナトリウム塩);アスパルテームのようなジペプチド甘味料;ジヒドロカルコーン化合物、グリチルリチン;ステビア・レバウディアナ(ステビオシド);スクラロースのような蔗糖の塩素誘導体;ソルビトール、マンニトール、キシリトール等の糖アルコール。また、水素化澱粉の加水分解物および合成甘味料の3,6-ジヒドロ-6- メチル-1-1-1-1,2,3- オキサチアジン-4- オン-2,2- ジオキシド、特にそのカリウム塩(アセフルファムK(acesulfame-K))、ナトリウムおよびカルシウム塩も考慮される。他の甘味料を使用してもよい。本発明の更なる態様には、発泡性崩壊剤の使用が含まれる。その作用は、ビタミン、医薬および/またはミネラル等のような活性成分の好ましくない味覚を隠すのを助けることができる。一般に、口の中の発泡剤の作用によって達成される積極的な感覚、崩壊のテクスチャー、速度および感覚は、口の中の望ましくない香味のマスキングを補助すると思われる。本発明の好ましい態様において、発泡性崩壊剤は、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、フマール酸、アジピン酸、コハク酸、これらの酸無水物および塩、並びにこれらの混合物からなる群から選ばれる少なくとも一つの酸と、炭酸塩、炭酸水素塩、およびこれらの混合物からなる群から選択される少なくとも一つの塩基を含んでいてもよい。発泡剤の用語はガス、泡を発生しもしくはガスを生成する薬剤を意味しているから、その作用は、可溶性の酸供給源とアルカリ金属炭酸塩または炭酸塩供給源との反応によって生じることが多い。これら二つの一般的な種類の化合物の反応は、唾液中に含まれる水と接触した際に、二酸化炭素ガスを発生する。炭酸塩の供給源には、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、炭酸マグネシウム、セスキ炭酸ナトリウム、炭酸グリシンナトリウム、 炭酸L- リジン、炭酸アルギニンおよび非晶質炭酸カルシウムのような、乾燥した固体の炭酸塩および炭酸水素塩が含まれる。食用酸は上記に指示したものであり得るが、上記酸の酸無水物も使用することができる。酸の塩には、リン酸二水素ナトリウム、クエン酸塩および亜硫酸ナトリウムが含まれ得る。発泡剤の他の供給源を含めることができ、また本発明はここで特に挙げたものに限定されない。これも先に述べたように、発泡剤の成分は、少なくとも三つの異なった方法の一つによって含有せしめることができる。第一の方法には、全体の発泡剤を、剪断形生成物の形成に用いる供給源料に組み込むことが含まれる。発泡性崩壊剤を組み込む第二の方法は、形成された後の剪断形マトリックスと混合される添加剤として全体の崩壊剤を含めさせることである。第三の方法は、崩壊剤の一部を剪断形マトリックスに組み込み、崩壊剤の他の部分を剪断形マトリックス材料の形成後の添加剤として組み込むことを企画するものである。当業者は、ホストによる摂取に際して、その崩壊特性および発泡特性を維持するために最良の方法を決定するであろう。本発明の方法に用いられる剪断形マトリックスは、それがモールドされる前は未硬化でなければならない。 「未硬化の」とは、非晶質であること、または硬化の間に定量ユニットの形成を可能にする非晶質度を有することを意味する。 「硬化する」とは、安定な構造を生成するために充分に結合される間に、マトリックスを非晶質から結晶質へと変換することを意味する。硬化は、結晶化改良剤によって向上させることができる。結晶化改良剤フラッシュフロー加工の前に供給源料に添加することができ、このような改良剤には、 表面活性剤(スパン(商標)、トウィーン(商標))、デキストロース、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリプロピレングリコール(PPG)等が含まれるが、これらに限定されるものではない。これらの改良剤は、マトリックスが結合される間に、一般には制御された結晶化の促進を与える。結晶化改良剤は、結晶性フレームの形成を向上させ、また残りのマスの変換を向上させる。本発明のプロセスに関して用いる向上は、原理的には当該プロセスの促進を意味する。向上はまた、結晶構造の強度および結果の予測性に対する寄与を含んでいる。結晶化改良剤の使用によって、製品サイズの縮小といった他の利益も達成される。好ましくは非晶質剪断形マスに加工される前の糖に対して添加される(または糖にコーティングすることができる)結晶化改良剤は、結晶化の速度に影響を与えるために使用される。水自身が結晶化改良剤であり、好ましくは、約0.5 %〜 約2.0 %の間の量で非晶質剪断形の糖マスの中に含められる。非糖系の親水性有機材料(NSHMs)もまた、結晶化改良剤として用いられる。幾つかのNSHMsは表面活性剤であるが、他の材料を用いることもできる。最も有効であると認められる材料は、脂質に対する親水性バランス(HLB)が6以上、即ち、HLBの程度によって特徴付けられる表面活性剤と同程度の親水性を有する。このような材料には、陽イオン性表面活性剤、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、並びに6以上のHLBを有する中性材料が含まれるが、これらに限定されるものではない。好ましいNSHMsは、ポリエチレンオキシド結合を有する親水性材料である。また、好ましいNSHMs は少なくとも200、好ましくは少なくとも400 の分子量を有する。レシチンは、本発明に用いるための一つの表面活性剤である。レシチンは、約0.25重量%〜約2.00重量%の量で供給原料中に含めることができる。他の表面活性剤には、ICIアメリカ社から商業的に入手可能なスパン(商標)およびトウィーン(商標)が含まれるが、これらに限定されるものではない。カーボワックス(Carbowax)(商標)は、本発明において非常に有用な他の結晶化改良剤である。所望のHLBを達成するために、好ましくは、トウィーン(商標)または表面活性剤の組合せが用いられる。表面活性剤の使用によって、本発明の方法および製品は、高度の予測性をもって再現することができる。本発明の方法および製品を向上する追加の結晶化改良剤が同定されたので、出願人は、全てのこのような追加の結晶化改良剤を、ここに権利請求する本発明の範囲内に含めることを意図している。錠剤の嵩を増大するために、充填剤を使用してもよい。幾つかの共通に使用される充填剤は、二塩基性および三塩基性の硫酸カルシウム、澱粉、炭酸カルシウム、微結晶セルロース、修飾澱粉、ラクトース、蔗糖、マンニトールおよびソルビトールである。他の成分には、錠剤の容易な形成および一般的品質に寄与するバインダーが含まれる。バインダーには、澱粉、予備ゼラチン化された澱粉、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース・ナトリウム、エチルセルロース、ポリアクリルアミド、ポリビニルオキソアゾリドン(polyv inyloxoazolidone)、およびポリビニルアルコールが含まれる。潤滑剤もまた、錠剤処方において有用である。潤滑剤には次のものが含まれるが、これらに限定されるものではない:ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、水素化植物油、ステロテックス(sterotex)、 ポリオキシエチレン、モノステアリン酸塩、タルク、ポリエチレングリコール、 安息香酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウム、および軽ミネラル油。更に、水性環境における圧縮錠剤の破壊性を向上させるために、分散向上剤を用いることができる。この分散剤は、高HLB乳化表面活性剤として、澱粉、アルギン酸、ポリビニルピロリドン、グアーガム、カオリン、ベントナイト、精製木質セルロース、グリコール酸ナトリウム澱粉、イソアモルファスケイ酸塩、微結晶セルロースを含むことができる。本発明の製品は容易に崩壊することを考慮すると、崩壊剤の必要性はほんの少ししかない。剪断形マトリックスと添加剤との組合せは、風味のある圧縮可能な微小粒子として提供されるに違いない。この微小粒子は、混合物の成分を含むような凝集体であるが、比較的低密度である。本発明の「微小粒子」は、密度の増大を受けることなく比較的高い圧縮力に耐えることができる。次いで、微小粒子は比較的高い圧縮力の下に圧縮されて、高い構造的一体性、強度および優れた外観を有する低密度の定量ユニットを形成することができる。微小粒子は、好ましくは当該混合物を、エタノール(好ましくは200 プルーフ)、ポリビニルピロリドン、その組合せ、並びに該混合物の密度を増大させることなく微小粒子の形成を向上させる他の促進剤のような、結晶化/結合促進剤と組み合わせることによって形成される。次いで、上記の工程から得られる微小粒子は圧縮することができ(例えば6〜 8SCUs)これによって、優れた外観を有し、且つ表面または構造の劣化を伴うことなく取り扱うことが可能な構造的に強い錠剤を形成することができる。本発明における「圧縮」とは、一般には約500psiよりも大きいが、通常の打錠圧縮圧力ほど大きくなくてもよい圧力(数千psi の大きさ;少なくとも約1000ps i)で、可食性ユニット、例えば錠剤に圧縮することを意味する。ポリデキストロース(特に、Poly Dex(商標)ブランドでAE.Stanley & Co.によって提供されるポリデキストロース)が結晶化促進剤として含められている一つの好ましい態様においては、50psi程度の低い圧縮圧力が効果的であることが分かっている。ここでの全ての場合において、圧縮される微小粒子媒質には、少なくとも部分的に結晶化された剪断形マトリックスが含まれる。本発明においては、混合段階の際、凝集工程の際、または凝集工程の後に、他の成分も使用することができる。このような成分は、結合性の或る材料に付着して流動特性を向上させる滑剤(glidant)のような、錠剤化の際に有用な成分である。流動特性は、存在する粒子間摩擦を低減することによって向上する。使用できる滑剤には、澱粉、タルク、マグネシウムおよびステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、リン酸に水素カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ケイ酸カルシウムおよびシリカエアロゲルが含まれる。また、錠剤の調製において着色剤を使用することができる。このような着色剤には、食品、薬物および化粧品用の着色剤(FD&C)、薬品および化粧品用着色剤(D&C)または外用薬および化粧品用着色剤(Ext.D&C)が含まれる。これらの着色剤染料であり、それらはレーキ、一定の天然または誘導着色剤に対応している。レーキは、水酸化アルミニウムに吸収させた染料である。本発明の方法の結果、比較的容易に砕け、容易に溶解する、強く且つ非常に魅力的な錠剤を製造することができる。しかし、夫々のユニットを圧縮する高い圧力のために、このユニットは高い強度のまま残る。好ましい態様において、本発明は制酸剤の錠剤を調製するために特に有用である。制酸剤は、消費者に制酸剤を供給するための便利な方法を与える噛める錠剤の形で、便利に提供される。噛める形態は、噛んでいる間に壊れて顆粒になり、 飲み込む前に唾液と混合されるという利点を与える。これによって懸濁液が形成される。現在の制酸錠剤の一つの欠点は、噛んでいる間および後に口の中に残る成分の塊が、好ましくない舌触りと味とを有していることである。本発明は、口の中で生じる迅速な崩壊によってこれらの欠点を克服する。口の中に残留する時間が実質的に減少するから、不快な成分の不快な舌触りおよび味は低減される。活性な制酸剤成分には次のものが含まれるが、これらに限定されるものではない:水酸化アルミニウム、アミノ酢酸ジヒドロキシアルミニウム、アミノ酢酸、 リン酸アルミニウム、炭酸ジヒドロキシアルミニウムナトリウム、炭酸水素塩、 アルミン酸ビスマス、炭酸ビスマス、次炭酸ビスマス、次没食子酸ビスマス、亜硝酸ビスマス、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、クエン酸イオン(酸または塩)、アミノ酢酸、含水アルミン酸硫酸マグネシウム(hydrate magnesium alumi nate sulfate)、マガルドレート、アルミノケイ酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、グリシン酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、トリケイ酸マグネシウム、ミルクソリッド(milk solid)、一塩基性または二塩基性のリン酸アルミニウムカルシウム、リン酸三カルシウム、炭酸水素カルシウム、酒石酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、アルミノケイ酸マグネシウム、酒石酸および塩。本発明の結果を測定する一つの方法は、低密度の生成物を製造する能力である。微粒子は得られる生成物の密度を減少することなく高圧を受ける。従って、本発明により製造された製品は、高圧での圧縮の後であっても、1.2g/cc未満、 好ましくは0.8g/cc未満のままである。本発明に従う錠剤を調製するために必要とされる圧力は、比較事例(代理人事件番号第447-105号)で一般に必要とされる圧力を越えるが(とはいっても、幾つかの態様では、447-105に挙げた圧力以下の圧縮力しか必要としない)、通常の打錠方法で従来必要とされていた圧力よりも小さい。本発明による錠剤の形成に用いることができる圧力を増大させる結果として、生成物の強度は増大し、表面の硬度もまた増大する。これによって、表面または構造的一体性の劣化を伴うことなく取り扱うことができ、且つ機械で加工できる糖衣錠ユニットが得られる。図1〜3を参照して、本発明の方法をより詳細に説明する。図1では、+で表現された添加剤との混合物中における、切断フロス材料の形の剪断形マトリックスの組合せが描かれている。制酸剤は好ましい添加剤(+)である。図1において、この組合せは、相互に無差別に混合されたフロスおよび添加剤として示されている。図1に示した混合物中では粒子の間にきまった関係は存在しない。フロスの結晶化は、添加剤との組合せが形成される前または後で開始される。図2において、この組合せは、流動性の圧縮可能な微小粒子として示されている。図2に示した微小粒子は、剪断形マトリックスとその中および上に固定された添加剤との集合体として表されている。図1に示した組合せが、エタノール、 ポリビニルピロリドンまたはこれらの組合せのような結晶化/結合促進剤の作用を受けると、変形が高められる。他の結晶化/結合促進剤を使用して、微小粒子を形成してもよい。この目的のために有用な他の促進剤は、全て本発明に含まれるものである。上記の微小粒子は、流動可能な媒質を形成する。従って、この媒質は、取り外し可能な部品を詰まらせることなっく、打錠装置のダイキャビティーへ容易に供給することができる。更に、塵埃の発生も低減される。次に、図3を参照すると、実際の圧縮の際の微小粒子の特性の模式的表現が示されている。図3には、圧縮力を受けている微小粒子が模式的に表現されている。微小粒子は変形するが、その密度は増大しない。基本的に、微小粒子間のスペースは減少し、または事実上排除されるが、微小粒子自体はその低密度を維持する。添加剤粒子は、凝集体の中および表面に保持される。個々の微小粒子はその一体性を保持しており、得られたユニットを貫通する崩壊線が与えられる。更に、このマスは相対的な高圧々縮を受けることができるから、得られた定量ユニットの表面は滑らかであり、錠剤の強度は比較的高い。従って、得られたユニットは、表面の外観の劣化または可食性ユニットの破壊を伴うことなく、容易に取り扱うことができる。微小粒子の形成において、材料は好ましくは5%までの水を含み、最も好ましくは1%までの水を含む。この水は、糖またはバインダの中に担持されている水のように、各種成分の中に含まれる水によって与えられる。また、アルコールの中にも少量の水を与えることができる。例えば、200プルーフのアルコールは迅速に水分を吸収し、一般には少量の水分(例えば1重量%まで)を含んでいる。空気中の水分のような周囲の環境によって、追加の水分を与えることができる。 〔実施例〕 制酸剤の実施例本発明の方法に使用するための剪断形マトリックスを製造した。これらのマトリックスは、綿菓子タイプの装置の中で、キャリア材料の組合せに対してフラッシュフロー加工を施すことにより調製された。この組合は、糖をベースとしたキャリア材料である蔗糖および他のキャリア、並びにICIから供給されるトウィーン80(商標)およびレシチンのような表面活性剤を含んでいる。ここで用いたイソモルトは、パラチニット(Palatinit)(商標)ブランドのイソモルトとして一般に入手可能である。これらの配合物は、下記の剪断形マトリックス表に列記した処方に従って与えられた。

    上記に挙げた夫々の配合から回収されたマトリックスは、明るい色(例えば実質的には白)に着色したフロスであった。 次いで、添加剤(例えば制酸剤コンビネーション)と混合するために、夫々のマトリックスを切断した。 以下に挙げる実施例は、上記の配合M1,M2,…等から回収されたマトリックスに関連するものである。

    制酸剤 実施例I制酸剤の第一の実施例は、下記の制酸剤表Iに列記した処方に従って混合された。 混合により各種成分を合体させて、図1に示すような混合物を得た。 混合物を形成した後、エタノール(200 プルーフ)を添加して、流動性を有する圧縮性の微小粒子が形成された(混合物の重量を基準に約4.0 %のエタノールを用いた)。 このような凝集体の模式的表現が図2に示されている。 凝集体のコンシステンシーが達成された後に、約6SCUの圧縮力の下で錠剤が形成された。 各錠剤の重量は、約1.500 gであった。 こうして形成された錠剤は優れた外観を有しており、消費者の口の中で直ちに崩壊した。 この定量ユニットからのカルシウムの放出能力は、後述のカルシウム放出表の中に列記した。 この放出能力から分かるように、該定量ユニットは制酸剤の優れた供給源であるのみならず、栄養補給の目的でのカルシウム供給源としても分類することができる。 従って、この定量ユニットは、カルシウム補給栄養剤として特徴付けることができる。

    制酸剤 実施例II第二の実施例は、下記の制酸剤表IIに列記した混合物を用いて調製された。 上記の成分を一緒に混合し、次いでエタノール(200プルーフ)の存在下で凝集させた。 流動性を有する圧縮性の微小粒子が形成された(混合物の重量を基準に約4.0%のエタノールを用いた)。 得られた凝集体は、錠剤プレス機へ送られ、約6SCUの圧縮力で圧縮された。 得られた錠剤は滑らかであり、優れた外観を有していた。 更に、この製品は消費者の口の中で直ちに崩壊した。 カルシウムの放出特性を測定するために、二つのサンプルについて試験を行った。 この試験の結果を、試験結果IIaおよびIIbとして放出表に示した。

    制酸剤 実施例III制酸剤定量ユニットの他の実施例が、下記の制酸剤表IIIに列記した処方に従って製造された。 上記に列記した成分を完全に混合し、流動性の圧縮可能な微粒子を形成した。 微粒子コンシステンシーを形成するのに充分な量の添加されたエタノール(全混合物の約4重量%)の存在下で、凝集体が形成された。 エタノールを核種成分と完全に混合し、凝集体を形成した。 次いで、この凝集体を錠剤プレス機へ送り、そこでは約6SCUの圧縮圧を用いて錠剤が調製された。 得られた錠剤は高品質の外観を有しており、口腔内で直ちに崩壊することができた。 更に、この実施例に従って調製された錠剤を、カルシウム放出について分析した。 その結果は後述のカルシウム放出表に記載されている。

    制酸剤 実施例IV制酸剤の他の実施例が、下記の制酸剤表IVに列記した処方に従って製造された。 上記に列記した成分を、混合物の全体に均一な赤色が現れるまで完全に混合した。 次いで、流動性の圧縮可能な微小粒子の形成を高めるために、混合物をエタノール(200プルーフ)の存在下で合体した。 この微小粒子媒質は、完全に赤色であった。 得られた凝集体は、約6SCUの圧縮圧を用いて錠剤化された。 上記によって形成された錠剤は、むらのない赤色と滑らかな表面を含む良好な品質の外観を有していた。 更に、こうして調製された錠剤は、消費者の口の中で直ちに崩壊した。 上記の処方に従って調製された錠剤をカルシウム放出試験にかけ、その結果を後述のカルシウム放出表に記載した。

    制酸剤 実施例V下記の制酸剤表Vに挙げた処方に従って、別の制酸剤定量ユニットを調製した。 上記の成分を完全にに混合し、次いで混合しながらエタノールを添加することにより凝集化させた(エタノールは、混合物の重量を基準に約4.0%の量で用いた)。 次に、得られた流動性の圧縮可能な微小粒子媒質は、打錠機において約6SCU の圧縮力で圧縮することによって錠剤化された。 夫々の錠剤の重さは1.500gであった。 得られた錠剤は高品質の外観を有しており、また口腔の中で直ちに崩壊した。 更に、カルシウムの放出特性を測定するために、三つの別々の試験を行った。 その結果を、試験結果Va、VbおよびVcとしてカルシウム放出表に示した。

    制酸剤 実施例VI下記の制酸剤表VIに挙げた列記した処方を用いて、制酸剤の第6の実施例を調製した。 均一な混合が達成されるまで、上記に列記した成分を混合した。 次いで、エタノール(200プルーフ)の添加、および微小粒子が形成されるまで混合することによって、流動性の圧縮可能な微小粒子を形成した。 次いで、この微小粒子凝集体を用いて、約6SCUの圧縮圧の下で錠剤を形成した。 得られた錠剤は、優れた品質の味覚および良好な外観を有しており、また消費者の口の中で直ちに崩壊した。 この錠剤に対してカルシウム放出試験を行い、その結果を後述のカルシウム放出表に記載した。

    制酸剤 実施例VII下記の制酸剤表VIIに挙げた列記した処方を用いて、制酸剤定量ユニットの第7の実施例を調製した。 上記の成分を混合し、200プルーフのエタノールを用いることにより凝集化させて、流動性の圧縮可能な微小粒子を形成した。 次いで、約6SCUの圧縮圧をもった錠剤プレス機を用いて、この微小粒子媒質に対して錠剤化を施した。 得られた錠剤は滑らかな表面、優れた外観および構造的一体性を有していた。 更に、この錠剤は消費者の口の中で直ちに崩壊した。 そのカルシウム放出特性も優れており、これについては後述のカルシウム放出表に記載した。

    制酸剤 実施例VIII下記の制酸剤表VIIIに挙げた処方に従って、制酸剤の別の実施例を調製した。 上記の成分を混合し、次いでエタノール(200プルーフ)を添加し、流動性の圧縮可能な微小粒子媒質が形成されるまで混合することによって、凝集化を施した。 なお、ポリビニルピロリドンおよびエタノールは、結晶化/結合促進剤として、今回の混合物中に組み込まれた。 ポリビニルピロリドンは、制酸剤表VIIIの中に一成分として含まれている。 エタノールは、混合物が形成された後に、全混合物の約4重量%の量で添加された。 得られた微小粒子媒質は、約6SCUの圧縮力の下で錠剤化された。 得られた錠剤は優れた外観、良好な表面および高い構造的一体性を有していた。 更に、この錠剤は消費者の口の中で直ちに崩壊した。 カルシウムの放出特性については、後述のカルシウム放出表に記載した。

    制酸剤 実施例IX下記の処方を用いて制酸剤の別の実施例を調製した。 上記の成分を混合し、エタノール(200プルーフ)の存在下で凝集化を施して、流動性の圧縮可能な微小粒子媒質形成した。 エタノールを添加し、各種成分と混合することによって凝集体を形成した。 得られた微小粒子媒質は、約6SCUの圧縮力の下で錠剤化された。 得られた錠剤は優れた外観、高い構造的一体性および良好な表面品質を有していた。 この錠剤は、消費者の口の中で直ちに崩壊した。 更に、この錠剤をカルシウム放出試験にかけて、優れたカルシウム放出特性を有していることが示された。 その結果については、後述のカルシウム放出表に記載した。

    制酸剤 実施例X下記の処方を用いて制酸剤の別の実施例を調製した。 上記の成分を完全に混合し、次いで全混合物の約4重量%の量の200プルーフのエタノールを用いることにより凝集化を施した。 得られた微小粒子媒質に対して、約6SCUの圧縮力の下で錠剤形成を施した。 得られた錠剤は優れた均一な赤色の表面外観および良好異な構造的一体性を有していた。 更に、この錠剤は消費者の口の中で直ちに崩壊した。 次いで、この錠剤をカルシウム放出試験にかけ、その結果を後述のカルシウム放出表に記載した。

    カルシウム放出特性上記で調製したサンプルのカルシウム放出特性を測定するために、試験を行った。 このカルシウム放出特性は、アメリカ合衆国薬局方に記載のプロトコールに従って調製された。 幾つかの錠剤を秤量して粉末化した。 試験した夫々のサンプルの重量は、550m gの定量であった。 この粉末を、10mm.の1N・HClを加えた水の中に導入した。 これを30分間煮沸し、冷却し、次いで水を使って100mL容積のフラスコに移した。 これを規定容量にまで水で希釈し、混合し、濾過した。 20mLの炉液を適切な容器に移して、水で100mLに希釈した。 15mLの1N・NaOHを、5mL のトリエタノールアミンおよび100mgの水酸化ナフトール青粉砕物と共に添加し、0.05Mのエチレンジアミン四酢酸二ナトリウムを用いて溶液が深い青色になるまで滴定した。 0.05Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウムの夫々のmLは、 炭酸カルシウム(CaCO

    3 )の5.004mgに対して当量関係にある。 この試験の結果は、下記のカルシウム放出表の中に記載されている。 上記表に見られるように、30分におけるカルシウム放出は、本発明に従って調製された全てのサンプルで優れていた。

    アセトアミノフェンの実施例活性成分のアセトアミノフェン(APAP)を用いて、幾つかのサンプルを調製した。 アセトアミノフェンが口腔の中で深いな衝撃を与えることは周知である。 そこで、味覚をよくし、当該成分の口の中での残留時間を最小限にするような、 アセトアミノフェンを供給する可食物を提供することが望ましい。 従って、これらの実施例はアセトアミノフェンを用いて調製された。 全ての実施例は、フロス処方M1を用いて調製された。 一つの追加の実施例は、アスピリンを用いて調製された。

    アセトアミノフェン 実施例XI下記のアセトアミノフェン実施例XIに記載した処方を用いて、アセトアミノフェンの実施例を調製した。 上記の処方をブレンドし、次いで結晶化/結合促進剤、即ち、200プルーフエタノール中の20%の0.5%PVP溶液(PVP K-30)で処理した。 約20mlの結晶化結合促進剤を添加し、各種成分と合体させた。 流動性の圧縮可能な微小粒子媒質が形成された。 次いで、この媒質を6SCUの圧縮圧力の下で錠剤化した。 得られた錠剤は、口の中で迅速に崩壊した。 口の中でのアセトアミノフェンの不快な衝撃は顕著に低減された。 更に、上記のカルシウム放出表で報告した高い放出特性を考慮すれば、アセトアミノフェンの放出は極めて効率的であると予測される。

    アセトアミノフェン 実施例XII下記のアセトアミノフェン表XIIに記載した処方を用いて、アセトアミノフェンの実施例を調製した。 上記の成分をブレンドし、次いで20%の0.5%PVP溶液を添加した200プルーフエタノールの存在下で、流動性の圧縮可能な微小粒子媒質を形成した。 この媒質を6SCUの圧縮圧力の下で錠剤化した。 得られた錠剤は、口の中で迅速に崩壊した。 これらは優れた構造的一体性および外観を有していた。 更に、これらは優れたアセトアミノフェン放出特性を与えると予測される。

    アセトアミノフェン 実施例XIII下記のアセトアミノフェン表XIIIに記載した処方に従い、活性成分としてアセトアミノフェンを用いて、アセトアミノフェンの他の実施例を調製した。 上記の処方をブレンドし、次いで10%エタノール溶液を用いて凝集化した。 得られた凝集体を、15/16インチのダイの中で、35ポンドの圧力下で錠剤化した。 得られた錠剤は、口の中で迅速に崩壊する計量の錠剤であった。 非常に不快なアセトアミノフェンの存在にも拘わらず、香味は口に合った。 錠剤の外観は優れており、またアセトアミノフェン放出特性は極めて優れていると予測される。

    多ビタミン 実施例XIV多ビタミン投与ユニットのために、一つの実施例を調製した。 マトリックスは、下記の処方に従って調製された乳糖マトリックスであった。 フラッシュ熱の使用、即ち、綿菓子タイプの機械において約3600r.pmで紡糸することによって、上記の成分にフラッシュフロー加工を施した。 得られた製品は、添加剤と組み合わせるための製剤に切断されたフロスであった。 微小粒子媒質は、下記の処方に基づき、本発明の方法に従って調製された。 上記の成分を組み合わせ、200プルーフのエタノール(混合物の重量に基づいて4%の量で添加された)の存在下で混合した。 上記方法の結果、流動性の圧縮可能な微小粒子媒質が形成された。 次いで、この媒質は錠剤化機械に向けられ、35USCsの圧縮圧の下で錠剤化されて、口腔の中での優れた分散性を有する非常に魅力的な錠剤を得た。 更に、そうでなければ不快な、ビタミンおよびミネラルに一般的に付随する味覚は、当該製品がヒトの消費に適するような範囲において克服される。

    微小粒子 実施例本発明の結果として形成された微少粒子媒質は、錠剤化に使用するための優れた流動性および取扱い可能性を示す。 この微少粒子の寸法は非常に小さく、更に流動可能な特性を保持している。 即ち、これらは媒質中で容易に「回転(roll)」 する。 過去において、錠剤化の目的で流動可能な小さい粒子を得ることは骨の折れる仕事であった。 当該技術で公知の顆粒化方法は、小さい粒子サイズを得るために必要な研磨の副生成物として、多量の塵埃を生じる。 本発明の結果として、微少粒子媒質は、塵埃をほんの少しまたは全く伴うことなく、優れた流動特性を維持して製造できることとなった。 この特性を示すために、二つの処方が調製されて篩分析が行われた。 この媒質は、下記の篩分析処方表に示した処方に従って調製された。 夫々の実施例に用いられるマトリックスは制酸剤の実施例に挙げたタイプのもの、特にM2およびM 3であった。 成分は本発明に従って調製され、媒質を構成する微少粒子の寸法を測定するために、篩分析が行われた。 篩分析の結果は、下記の篩分析表に記載されている。 留意すべきことは、篩の番号が大きくなるほど開口部は小さくなることであり、60メッシュ以上の篩を75〜85%が通過することに注意すべきである。 これらの微少粒子は大きさが非常に小さいが、錠剤化のためには優れている。 更に、これから製造された錠剤は、優れた崩壊性および肌理を生じる。 これらの錠剤によって、口の中の粗い粒子のテクスチャーが保持されうると言った周知の困難が克服される。 錠剤媒質を形成している微少粒子の細かさを強調するために、60サイズの篩は250の微少粒子以下であることに留意すべきである。 こうして、微少粒子の75〜85%は、僅か250μm未満である。 微少粒子の59〜67%は僅か150μm 未満であり、これは100の篩によって与えれる開口部である。 実質的に自由水をもたない乾燥した微少粒子媒質を用いて、熱の不存在下で、 優れた崩壊性を有し且つテクスチャリングされた錠剤を製造することはできなかったから、これらの結果は全く予測されなかった。 従って、本発明の好ましい態様であると現在信じられているものについて説明してきたが、本発明の精神を逸脱することなく他の態様および更なる態様が可能であり、このような更なる改良および変形をも後述の請求範囲の真の範囲内に含ませようとする意図であることを、当業者は承認するであろう。

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