A method and apparatus for molding a compression drug unit within the packaging products

申请号 JP53422696 申请日 1996-05-08 公开(公告)号 JP2816252B2 公开(公告)日 1998-10-27
申请人 フイズ テクノロジーズ リミテッド; 发明人 ビューフォード エイ ボーグ; ガーリー エル マイアーズ;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】低密度圧縮投薬錠剤の成形方法において、 ほぼ前記投薬錠剤の形状で端部が開いたキャビティを有する錠剤用包装を配設する工程、 前記キャビティ内にあらかじめ測定された量の錠剤作成原料を計量分配する工程、および、 前記キャビティ内で前記あらかじめ測定された量の錠剤作成原料を圧縮して錠剤とする工程、を有する方法。
  • 【請求項2】請求の範囲第1項に記載の方法において、
    前記配設工程が少なくとも一つの前記キャビティを有するブリスター包装を配設することを含む方法。
  • 【請求項3】請求の範囲第1項に記載の方法において、
    前記計量分配工程が、 前記錠剤作成原料を入れた貯蔵庫を配設すること、および、 前記あらかじめ測定された量の錠剤作成原料を受け取るために前記貯蔵庫内にドシターを投入すること、を含む方法。
  • 【請求項4】請求の範囲第3項に記載の方法において、
    前記計量分配工程が、 前記キャビティ上方に前記ドシターを配置すること、および、 前記あらかじめ測定された量の錠剤作成原料を前記ドシターから前記キャビティ内へ排出すること、を含む方法。
  • 【請求項5】請求の範囲第4項に記載の方法において、
    前記ドシターが原料集積チャンバーと連通する開いた一端部を含み、前記配置工程が前記ドシターの前記開放端を前記キャビティ内に配置することを含む方法。
  • 【請求項6】請求の範囲第5項に記載の方法において、
    前記ドシターが前記集積チャンバー内で移動自在に支持されるダイを含み、前記圧縮工程が前記ダイを前記キャビティ内に移動させて前記原料を圧縮して前記錠剤とすることを含む方法。
  • 【請求項7】請求の範囲第1項に記載の方法において、
    前記圧縮工程がほぼ前記投薬錠剤の形状のダイ部分を有するダイを前記キャビティ内に投入することを含む方法。
  • 【請求項8】請求の範囲第7項に記載の方法において、
    さらに、前記錠剤用包装を支持部材で支持する工程を含む方法。
  • 【請求項9】請求の範囲第8項に記載の方法において、
    前記支持部材が前記包装の形状とほぼ同様な形状のものである方法。
  • 【請求項10】錠剤作成原料から低密度圧縮投薬錠剤を成形するための装置において、 平らな表面と内部に少なくとも一つの錠剤キャビティを有する錠剤用包装を収納するための包装用支持部、 前記錠剤作成原料を前記キャビティ内に計量分配するために前記包装用支持部に対して移動自在に操作することのできる原料計量分配部材、および、 前記錠剤作成原料を前記キャビティ内で圧縮して前記錠剤とするために前記包装用支持部に対して移動自在に操作することのできる原料圧縮手段、 を有する装置。
  • 【請求項11】請求の範囲第10項に記載の装置において、さらに、前記錠剤作成原料を収納するための原料貯蔵庫を含み、前記計量分配部材があらかじめ測定された量の原料を前記貯蔵庫から前記包装用キャビティまで移動させるために前記貯蔵庫と前記包装用支持部の間で移動自在に操作することのできる装置。
  • 【請求項12】請求の範囲第11項に記載の装置において、さらに、可動テーブルを含み、前記テーブルが前記包装用支持部を支持しまた前記包装用支持部を前記原料計量分配部材に隣接する第一の場所から前記圧縮手段に隣接する第二の場所まで移動させるように移動自在である装置。
  • 【請求項13】請求の範囲第12項に記載の装置において、前記テーブルが前記包装の前記包装用支持部への投入および前記包装用支持部からの除去を行なうことのできる第三の場所を構成する装置。
  • 【請求項14】請求の範囲第13項に記載の装置において、前記テーブルが前記第一、第二、および第三の場所の間で回転移動自在のターンテーブルである装置。
  • 【請求項15】請求の範囲第12項に記載の装置において、前記テーブルが直線的かつ連続的に移動自在のテーブル面を有する細長いテーブルであり、前記テーブル面が前記包装用支持部を前記第一の場所から前記第二の場所へ移動させることのできる装置。
  • 【請求項16】請求の範囲第12項に記載の装置において、さらに、第三の場所を含み、前記1包装用支持部が前記第二の場所から前記第三の場所へ移動自在である装置。
  • 【請求項17】請求の範囲第16項に記載の装置において、さらに、前記包装の前記キャビティを覆って密閉するための前記第三の場所に隣接する包装用密閉手段を含む装置。
  • 【請求項18】請求の範囲第10項に記載の装置において、前記包装用支持部が内部に複数の凹部を有する支持基部を含み、前記基部が前記複数の錠剤用キャビティを有する錠剤作成用包装を支持するために前記テーブル上に配置され、前記各キャビティが前記基部の一つの凹部内に配置される装置。
  • 【請求項19】請求の範囲第18項に記載の装置において、前記原料計量分配部材が計量分配用アレー機構を含み、前記アレー機構が前記貯蔵庫から前記錠剤作成用包装の前記各キャビティへ原料をいっせいに移送するための複数の個別の原料計量分配器を有する装置。
  • 【請求項20】請求の範囲第19項に記載の装置において、原料圧縮手段がさらに圧縮組立体を含み、前記圧縮組立体は、 複数の細長い棒状ダイ、および、 前記錠剤キャビティ上方に配置できる支持ブロックであって、前記支持ブロックが内部に前記ダイを投入自在に収納するチャンネルを構成する支持ブロック、を含む装置。
  • 【請求項21】請求の範囲第20項に記載の装置において、前記各棒状ダイが前記支持ブロックの前記チャンネルの一つの中および前記錠剤用キャビティの中に投入することができる一端を含み、前記各端部がほぼ前記錠剤の形状に合致する形状を有する装置。
  • 【請求項22】圧縮投薬錠剤の成形用組立体装置において、 各々が前記錠剤の一つの形状を有する複数のキャビティを内部に有するほぼ平面のトレーを含む包装製品、 前記支持された包装製品を少なくとも二つの位置の間で移動させるように移動自在である、前記包装製品を支持するための支持テーブル、 あらかじめ測定された量の錠剤作成原料を前記キャビティ内に計量分配するために前記二つの位置の一方に位置決めされる原料計量分配装置、および、 前記各キャビティ内に計量分配された前記原料を圧縮して内部で錠剤とするために前記二つの位置の他方に位置決めされる原料圧縮装置、 を有する組立体装置。
  • 【請求項23】請求の範囲第22項に記載の組立体装置において、前記支持テーブルが包装支持部材を含み、前記包装支持部材が内部に平らな面と複数の凹部を含み、前記凹部が各々前記包装の位置を制限するために前記包装の一つのキャビティを収納する組立体装置。
  • 【請求項24】請求の範囲第23項に記載の組立体装置において、前記包装支持部材が前記製品トレー上方に配置できる充填ブロックを含み、前記充填ブロックが前記製品トレーの前記キャビティと位置合わせできる複数のチャンネルを含む組立体装置。
  • 【請求項25】請求の範囲第22項に記載の組立体装置において、前記原料計量分配装置があらかじめ測定された量の原料を集積して前記各キャビティ内に計量分配するドシターを含む組立体装置。
  • 【請求項26】請求の範囲第25項に記載の組立体装置において、前記原料計量分配装置が錠剤作成原料を収容する貯蔵庫を含み、前記貯蔵庫から前記製品トレーの前記各キャビティに前記あらかじめ測定された量の錠剤作成原料を充填するために前記貯蔵庫と前記支持部材の間で前記ドシターを移動自在に操作できる組立体装置。
  • 【請求項27】請求の範囲第26項に記載の組立体装置において、前記原料計量分配装置が前記ドシターのアレーを含み、前記アレーが前記製品トレーの前記各容器を充填するために前記貯蔵庫と前記支持部材の間で移動自在に操作できる組立体装置。
  • 【請求項28】請求の範囲第27項に記載の組立体装置において、前記原料圧縮装置が内部で前記原料を圧縮して前記錠剤を成形するために前記製品トレーの前記キャビティ内に投入できるダイを含む組立体装置。
  • 【請求項29】請求の範囲第28項に記載の組立体装置において、前記原料圧縮装置が前記ダイのアレーを含み、
    内部で前記錠剤を成形するために前記アレーをいっせいに前記製品トレーの前記キャビティ内に投入できる組立体装置。
  • 【請求項30】低密度の圧縮投薬錠剤を成形する方法において、 ほぼ円筒状で端部が開いた集積チャンバーおよび前記チャンバー内で移動自在に支持されるピストン状ダイを有する原料ドシターを配設する工程、 前記集積チャンバー内であらかじめ測定された量の錠剤作成原料を集める工程、 前記集積チャンバーの前記開放端を錠剤用包装の端部が開いたキャビティ内に投入する工程、および、 前記ピストン状ダイを前記集積チャンバーの前記開放端に向けて移動させて前記包装キャビティ内で前記原料を圧縮して前記錠剤とする工程、 を有する方法。
  • 【請求項31】請求の範囲第30項に記載の方法において、前記収集工程がさらに、原料貯蔵庫を配設すること、 前記集積チャンバーを前記貯蔵庫内に投入すること、および、 前記ピストン状ダイを前記集積チャンバーの前記開放端から離して内部で前記原料を受け取りを行なうこと、を含む方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 関連出願の説明 本出願は、1994年7月18日出願の米国出願第08/27624
    4号の一部継続出願であり、同出願は、1994年6月14日出願の米国出願第08/259496号(弁理士側処理番号第447
    −105号)および1994年6月14日出願の米国出願第08/25
    9258号(弁理士側処理番号第447−106号)の一部継続出願であり、同出願は、1993年10月7日出願の米国出願第
    08/133669号(弁理士側処理番号第447−66号)および19
    93年9月10日出願の米国出願第08/119974号(弁理士側処理番号第447−85号)の一部継続出願である。 これら同一出願人による各同時係属出願の内容は、出典を明示することによって本願の一部とする。

    発明の分野 本発明は、広くは圧縮薬剤ユニット、より具体的には錠剤、を成形するための方法および装置に関する。 より詳しくは、本発明は、錠剤用包装内で錠剤作成原料から錠剤、好ましくは低密度錠剤、を形成することに関する。

    発明の背景 錠剤の形をとる薬剤ユニットは、錠剤の生成および使用を高める特性のために選ばれた、例えば賦形剤など薬物および他の成分を含む処方を圧縮することによって調製される。 錠剤顆粒調製に関しては、現在三つの基本的な方法が知られている。 湿式造粒法、乾式造粒法、および直接圧縮法である。 湿式および乾式造粒法においては、ともに、型キャビティ内へ供給するために集塊が形成される。 直接圧縮法においては、通常、活性成分と適当な賦形剤の粉末混合物を圧縮したものが用いられる。

    圧縮薬剤ユニットの調製のための原料調製の他の方法は、上に挙げた係属出願ならびに上に述べた同一出願人による同時係属出願の1994年2月10日出願の米国出願第
    08/194682号にも開示されている。 これら各出願の内容は、出典を明示することによって本願の一部とする。

    米国出願第08/194682号は、剪毛状基質のかたまりを十分に圧縮して固体の可食物をつくり、可食圧縮ユニットを形成する方法を開示している。 米国出願第08/25949
    6号は、未硬化剪毛状基質と添加剤を混合し、それからユニット投薬の形状を成形し、剪毛状基質を硬化させることによって速溶性可食ユニットを調製する方法を開示している。 最後に、米国特許第08/259258号は、剪毛状基質の結晶化を起こさせ、結晶化の開始前または後に該剪毛状基質と添加剤を組み合わせて、流動性で圧縮自在の微粒子を形成することによって速溶性可食ユニットを調製する方法を開示している。 最後に、該微粒子媒質を圧縮して速溶性可食ユニットが形成される。 これらの開示のいずれにあっても、最初に剪毛状基質を用いて錠剤作成媒質が形成される。 多くの場合、低密度で比較的迅速に、多くの場合には瞬間的に、分解分散させることのできる圧縮体を供給することによって迅速溶解錠剤を生成することが可能となる。

    今日当業者に公知の錠剤化の工程は、通常、対向するポンチとキャビティを含む機械を用い、錠剤作成媒質を該キャビティに供給してポンチの間で圧縮させるものである。 例えば、米国特許第4943227号、米国特許第48803
    73号、米国特許第2214505号、および米国特許第2068619
    号を参照されたい。 形状の異なる薬剤ユニットを開示した他の参考資料としては、米国特許第4376111号および「処方薬」に関する消費者の手引きの抜粋、194−208ページ、パブリケーションズ・インターナショナルLtd.
    (1990)が挙げられる。

    低密度錠剤を製造する場合、新たに成形された錠剤は比較的脆く、時間をかけて硬化工程を通過しなければならない。 この硬化工程で錠剤が硬化するため、その取り扱い、包装、および配送が容易となる。 新たに成形された錠剤を包装しようとすると、錠剤自身が損傷を受ける結果が生じる場合が多い。 そのため、錠剤は、包装に先だって待機時間を置くか、あるいは包装段階での錠剤の取り扱いのために特別の予防工程を設けるかすることが必要となる。 これらの方法が、いずれも錠剤の成形および包装にともなう困難および費用を増大させることは明らかである。

    したがって、包装製品の中で直接錠剤を成形することのできる方法および装置が提供されることが望ましい。
    それによって、遅滞なくまた余分な処理工程を必要とせずに錠剤を成形して包装することが可能となる。

    発明の概要および目的 本発明の目的は、圧縮薬剤ユニット用包装の中で直接該薬剤ユニットを成形するための方法および装置を提供することである。 この方法は、包装内の錠剤の配送および販売が可能な錠剤用包装の中で錠剤を成形するものである。 本発明の方法は、ほぼ望ましい錠剤の形状をして開放端をもつキャビティを有する錠剤用包装を提供することを含む。 あらかじめ測定された量の錠剤作成原料が該キャビティ内に堆積される。 錠剤作成原料は、開放端をもつキャビティに詰め込まれて望む錠剤が成形される。 その後に最終的な配送および販売のために包装が密閉される。

    装置の観点では、本発明を、錠剤用包装内で錠剤を生産するための装置を提供する。 該装置は、ほぼ錠剤の形状をして開放端をもつキャビティを有する錠剤用包装を収納する第一のステーションを含む。 第二のステーションでは、あらかじめ測定された量の錠剤作成原料が錠剤用包装の開放端をもつキャビティ内に計量分配される。
    第三のステーションでは、キャビティ内のあらかじめ測定された量の錠剤作成原料が錠剤の形状に圧縮される。
    該装置が、その後の配送および販売のために錠剤を完全に錠剤用包装内に包み込む付加的ステーションを含むものとすることができる。

    以下に好ましい実施形態によってより詳細に説明するが、本発明は、錠剤用包装を支える支持テーブルを含む。 該支持テーブルは、内部で包装を支えるための錠剤用包装にほぼマッチした形状をもつ部分を含む。 あらかじめ測定された量の錠剤作成原料を詰め込む間、該テーブルの部分は、錠剤成形中の錠剤用包装を支持する。

    図面の簡単な説明 第1図は、錠剤用包装内で錠剤など圧縮薬剤ユニットを成形ために用いられる装置の側立面図である。

    第2Aないし2D図は、本発明のドシターおよび該ドシターを用いて錠剤用包装内で錠剤作成原料を圧縮するために用いられる連続する工程を示す図である。

    第3Aないし3C図は、ダイを用いて錠剤用包装内で錠剤作成原料を圧縮するために用いられる連続する工程を示す図である。

    第4図は、本発明にもとづいて錠剤の形成に用いられる形成、充填および密閉装置を示す。

    第5図は、成形された錠剤が中から取り出された包装製品を示す斜視図である。

    第6図は、第5図のVI−VI線に沿って切った包装製品の断面図である 好ましい実施形態の詳細な説明 本発明は、錠剤などの圧縮薬剤ユニットを調製して該ユニットを錠剤包装物に入れるための独特の方法および装置を提供する。 本明細書で用いる「錠剤」という用語は、上側および下側とも呼ばれる二つの側部と該上側および下側を接続する連続する縁部を有するユニットを意味する。 錠剤を形成する材料の全質量を、該錠剤の「量」と呼ぶ。

    本発明にもとづいて調製されるユニットの質量は、該ユニットの調製に用いられる原材料(錠剤作成原料)
    が、単一の圧縮チャンバーの中で調製されるという意味で連続的である。 該圧縮チャンバーは、錠剤用包装および「ポンチ」とも呼ばれる圧縮具の面によって構成することができる。 なお、これらのユニットは、二つの異なる密度を有する場合がある。 第一の量は、縁部に関連し、ユニットを取り囲みまた縁部表面を含む量である。
    第二の量は、「非縁」部分と呼ばれ、該縁部分内にある。 この例では、原料は、直接錠剤用包装内で圧縮され、成形される。

    本発明の方法および装置は、低密度錠剤好ましくは剛性の構造を形成するためにさらに硬化あるいは処理される錠剤の調製にとくに有用である。 本明細書で使用する低密度という用語は、錠剤の量の少なくとも60%好ましくは80%が1.2グラム/立方センチメートル好ましくは
    0.8グラム/立方センチメートル以下の密度を有する錠剤を意味する。 好ましい実施態様にあっては、本発明の装置および方法は、多孔性が0.35ないし0.75好ましくは
    0.45ないし0.65の高度に多孔質の錠剤の調製に用いられる。 本明細書で使用する多孔性という用語は、1−(かさ密度÷実際の密度)として定義される。

    好ましい一実施形態にあっては、本発明にもとづいて調製されるユニットの非縁部分は、縁部分より低い密度即ち単位体積当たりの質量を有する。 該非縁部分の密度は、1.2グラム/立方センチメートル以下、好ましくは
    0.8グラム/立方センチメートル以下、とくに好ましくは0.6グラム/立方センチメートル以下である。

    本発明にもとづいて調製される錠剤の縁部分は、非縁部分より高い密度を有する。 該縁部分は、非縁部分の密度より少なくとも約10%大きい、好ましくは約15%大きい、とくに好ましくは約20%大きい密度を有する。 したがって、非縁部分の密度が約0.6グラム/立方センチメートルであれば、縁部分の密度は、約0.66グラム/立方センチメートル、好ましくは約0.69グラム/立方センチメートル、とくに好ましくは約0.72グラム/立方センチメートルである。

    縁部分は、処理機械および要員がユニットを劣化させることなく取り扱えるようにユニットの「強さ」を十分に高める範囲の量および表面を有するものとする。 「強さ」とは、ユニットの破壊および表面のくずれの両方すなわち砕けやすさに対する抵抗を含む。

    本発明においてとくに有用な錠剤作成原材料は、糖をベースにした材料である。 本発明の錠剤作成方法にとってとくに有用な原料は、米国出願第08/259496号(弁理士側処理番号第447−105号)および米国出願第08/25925
    8号(弁理士側処理番号第447−106号)に開示されている。

    他の実施形態にあっては、米国出願第08/194682号(弁理士側処理番号第447−80号)に開示されている原料であって、自由な形状の集塊で薬物などの選ばれた成分と担体が融合しているものを含む原料が本発明の方法に用いられる。 自由な形状の集塊は、湿式および乾式造粒法で形成される集塊とは異なる。 錠剤の構成成分は、
    自由な形状の集塊として得られる混合物が微細構造的に安定していて混合物から成分が泳動漏出しないために、
    製品全体に完全に分散した状態にある。 これら微細構造的に安定した混合物の成分の融合は、圧縮は先立つフラッシュ・フロー処理によって行なわれる。 原料は、薬物用担体として作用する糖をベースにした材料を含む。

    基質として有用な好ましい材料は、砂糖または砂糖の誘導体として分類される材料から選ばれる。 砂糖という用語は、高いグルコース・プロフィールを有する炭化物を含む。 高いグルコース・プロフィールとは、炭水化物が多数の6炭素単糖および二糖ならびに他のグルコースをベースにしたオリゴマーを有する炭水化物を意味する。 一、二、三、および多糖、およびそれらの誘導体を使用することができる。 例としては、グルコース、スクロース、マルトース、ラクトース、アラビノース、キシロース、リボース、フルクトース、マンノース、ペントース、ガラクトース、ソルボース、デキシトロース、ソルビトール、キシリトール、マンニトール、ペンタトール、マルティトール、イソマルト、スクラロース、およびこれらの混合物を挙げることができる。

    担体材料は、フラッシュ・フロー処理に関連する物理的および/または化学的変化に耐えることのできる材料から選ぶことができる。 基質として有効な材料は、処理されると自由な形状の集塊を形成することのできる炭水化物から選ぶことができる。 このような担体材料の例としては、マルトデキストリン類を挙げることができる。
    マルトデキストリン類は、糖類原料の加水分解によって得られる炭水化物の混合物でDEが45以下の固体であるものを含む。

    ポリデキストロースも担体として使用することができる。 ポリデキストロースは、非スクロース系の基本的には栄養分のない炭水化物置換体である。 この物質は、ポリカルボン酸系触媒および高級アルコールの存在下でグルコースの重合によって調製することができる。 一般に、ポリデキストロースは、三つの形で市販されている。 粉末状の固体のポリデキストロースAおよびポリデキストロースK、ならびに70%溶液の形で提供されるポリデキストロースNである。 これらの製品は、いずれも、グルコース、ソルビトール、およびある種のオリゴマーなど若干の分子量の少ない構成成分を含んでいる。
    ポリデキストロースに関しては、同一出願人による同時係属出願である1992年5月12日出願の米国出願第07/881
    612号(弁理士側処理番号第447−46号)の内容が本出願に編入されている。

    原料は、また、澱粉の選択的加水分解の後に分子量を大きい化合物と小さい化合物を除いて得られるマルトオリゴ糖を含むものとすることができる。 ここで扱うマルトオリゴ糖類の一般的な説明は、上に挙げた米国出願第
    07/847595号に記載されている。

    ここで添付の図面を参照して、本発明にもとづく錠剤用包装内で錠剤を成形するための方法および装置を説明する。

    第1図を参照すれば同図には、本発明にもとづいて使用できる錠剤作成装置10が示されている。 錠剤作成装置
    10は、基部12、該基部12によって支持される回転移動自在のテーブル14、およびやはり基部12によって支持される上方アーム16を含む。 回転式テーブル14の下方に配置された駆動モーター18 は、該テーブルを制御された状態で回転駆動する。

    第1図に示されるように、テーブル14上には第一のステーション20が配設される。 該第一のステーション20
    は、充填ステーションで、テーブル14上に配置された支持部材22を含む。 該支持部材22は、複数の個々のチャンバー23を含む。 支持部材22は、上方に開いたブロックで、第5図および第6図により詳細に示される製品トレー25を支持する。 製品トレー25は、ほぼ直方形の部材で、好ましくは透明または半透明のプラスチック、アルミニウム箔、またはアルミニウム/プラスチック積層材でつくられ、ほぼ本発明の装置によって成形される錠剤の形状をもつ複数のキャビティ27を有する。 各キャビティ27は支持部材22のチャンバー23の一つの中に配置することができる。 この点に関して、支持部材22は、製品トレー25のキャビティ27のパターンにマッチするパターンに配置されたチャンバー23を含む。 これによって、可動テーブル14上のトレー25が位置的に制約され、本発明にもとづくさらなる処理での構造的一体性が確保される。
    製品トレー25は、ブリスター・パックとして業界で公知の種類のものであり、錠剤を入れたブリスター・パックを適当に閉じて外力および/または環境条件によって錠剤が劣化するのを防ぐ金属箔および/またはプラスチック層などのカバーと組み合わせて使用することもできる。 該製品トレー25が包装となり、錠剤はそれに入れられて出荷、販売、および計量分配される。 本発明は、包装製品の中で直接錠剤を成形し、それによって錠剤成形における付加的な包装工程の必要をなくす方法を提供するものである。 これによって、錠剤製造の費用と複雑さを少なくすることができる。

    図示のように、支持部材22は、さらに該支持部材の中に置かれる製品トレー25の上方に配置することのできる充填ブロック29を支持する。 充填ブロック29は、複数の細長い上が開いたチャンネル29aを含む、該チャンネルは、各々がトレー25の個々のキャビティ27の上方に配置される。 該充填ブロック29は、キャビティ27とともに収容区域を構成し、該キャビティは、その中に計量分配されるあらかじめ測定された量の錠剤作成原料30を収容する。 以下で説明するように、充填ブロック29のチャンネル29aによってキャビティ27内での錠剤の成形に用いられるダイの収納が可能となる。

    さらに錠剤作成装置10の第一のステーション20に関連して、上に述べた種類の錠剤作成原料30は、支持部材22
    によって支持される製品トレー25のキャビティ27内に堆積させることができる。 錠剤作成原料30は、一般にドシターと呼ばれる各種の公知の装置を用いて堆積させることができる。 この種のドシターの一例として、製品トレー25の個々のキャビティ27内にあらかじめ測定された量の錠剤作成原料30を堆積させるために用いることのできる単純な棒式ドシター39を挙げることができる。 ドシター39を繰り返し貯蔵庫40内に投入して、あらかじめ測定された量の錠剤作成原料30を受け取る。 次に、ドシターを第一のステーション20にあるトレー25へ動かして、該あらかじめ測定された量の錠剤作成原料30を個々のキャビティ27内へ堆積させる。 例えば以下でより詳細に説明する方法で製品トレー25のキャビティ27をいっせいに充填するものであれば、他の構造および構成のドシターも使用が可能である。 ドシターの操作は、手動で行なうこともできるし、あるいは自動機械とともに用いて自動式に行なうこともできる。

    第1図に示す実施態様にあっては、ドシター39を用いて原料30を集めて、キャビティ27内に堆積させる。 その後、ダイなどの錠剤作成装置10の他の構成要素を用いて錠剤が成形される。 ただし、原料を集めて、包装製品の中で直接錠剤を成形する両方にドシターを使用することも本発明の範囲内である。 第2Aないし2D図は、そのようなドシター32を示すが、このドシターは、出典を明示することによって本願の一部とした、同一出願人による同時係属出願の弁理士側処理番号第447−125号の米国出願にも図示・説明されている。

    次に第2A図を参照して、同図は本発明ドシター32を示す。 ドシター32は、細長い部材で、上方部分32aと対向する下方部分32bを含む。 上方部分32aは、以下に説明するようにしてドシター32を作動させるために用いられる操作機構(図示せず)を中に収容する。 上方部分32a
    は、また、電気式または空気圧式制御装置および電源をドシター32に接続するための接続装置32cを含むものとすることができる。 ドシター32の下方部分32bは、下方部分32bを上方部分32aに取る付けるための機械式連結具
    32dを含む。

    下方部分32bは、集積チャンバーあるいはダイ33を構成する。 集積チャンバー33は、ほぼ細長く中空円筒状の部材で、連結具32dに取り付けられる閉じた第一の端部3
    3aと対向する開いた端部33bを有し、両端部の間で円筒状のダイキャビティ34を構成している。 ダイキャビティ
    34内には、作動自在のピストン状ダイ・ポンチ35が移動自在に支持されており、該ダイ・ポンチは、ダイキャビティ34内で開放端33bに向かってまた該開放端から離れるように移動自在である。 ダイ・ポンチ35は、ダイキャビティ34内で制御された動きをさせるために、ドシター
    32の接続装置32cに接続された動力機構によって操作することができる。 ダイ・ポンチ35は、チャンバー33の開放端33bに面した錠剤成形面35aを含む。 錠剤形成面35a
    の構成および形状は、出典を明示することによって本願の一部とする、同一出願人による同時係属出願の弁理士側処理番号第447−124号の米国出願により詳細に説明されている。

    次に第2B図を参照すれば、ドシター32が錠剤作成原料
    30を入れた貯蔵庫40の中に投入された集積チャンバー33
    とともに示されている。 上に説明したように、貯蔵庫40
    は、一定レベル貯蔵庫で、底面40aを有し、その上に集積チャンバー33の開放端33bが置かれている。 一定レベル貯蔵庫40は、貯蔵庫40内で常時一定レベルの錠剤作成原料30を供給するように構成されている。 このようにして、開放端33bが底面40aに着座するようにドシター32を貯蔵庫40内に配置すると、一定のあらかじめ測定された量の錠剤作成原料が集積チャンバー40のダイキャビティ
    34内に収納される。

    当初、ドシター32は、チャンバー33の開放端33bに隣接して配置された状態でポンチ35を収容している。 貯蔵庫40を投入すると、該ポンチが閉止端33aに向けて強制的に上方へ動かされる。 ポンチが引き込められるのに応じて、開放端33bが貯蔵庫40の底面40aと係合するようになるまで原料30がチャンバー33内に充填される。

    さらに第2B図に示されるように、好ましくは、ダイキャビティ33内に保持されているあらかじめ測定された量の錠剤作成原料30は、ダイ・ポンチ35が集積チャンバー
    33の開放端33bに向けて部分的に後方移動することによって圧縮されて錠剤プリフォーム38とされる。 内部で支えられているあらかじめ測定された量の錠剤作成原料30
    は、貯蔵庫40の底面40aに対してわずかに圧縮されて低密度錠剤プリフォーム38となる。 錠剤プリフォーム38の密度は、集積チャンバー33内で移動するダイ・ポンチ35
    の移動距離を制御することによって制御することができる。 錠剤作成原料30を圧縮して錠剤プリフォーム38とすることによって、該プリフォームはチャンバー33内で容易に保持されることになり、ドシター32による錠剤作成原料30の塊の移動がさらに容易となる。 プリフォーム38
    は、チャンバー33の内壁とわずかに圧縮されたプリフォームの間の表面摩擦によってチャンバー33内に保持される。 ただし、錠剤プリフォーム38を成形しなくとも、端部が開いた集積チャンバーを充填した貯蔵庫内に投入すると真空が生じて内容物が保持されるため、ダイキャビティ34内に入れられた錠剤作成原料30は、ドシター10の移動によって内容量の損失なしに移動することができる。

    次に第2C図および第2D図を参照すれば、同図は、ドシターを使用して製品トレー25の中で直接錠剤31を成形する場合を示している。 集積チャンバー33内に錠剤作成原料30が集積され、またオプションとして錠剤プリフォーム38が成形されると、ドシター32が貯蔵庫40(第2B図)
    から取り除かれ、製品トレー25が配置されている場所へ移される。 第5図および第6図は、キャビティ27を含む製品トレー25をより詳細に示す図で、製品トレー25のキャビティ27は、中で成形される錠剤の形状とほぼ同じの形状を有することがわかる。 ドシター32がキャビティ27
    の一つの上方まで直接移動するため、集積チャンバー33
    の開放端33bは部分的にキャビティ27内に配置される。
    ダイ・ポンチ35は、集積チャンバー33内で移動自在で、
    ダイ35の錠剤成形面35aとキャビティ27周囲の包装壁27a
    の間で錠剤プリフォーム38を圧縮する。 第2D図に示されるように、図示の実施形態にあっては、ダイ・ポンチ35
    が集積チャンバー33内で動かされ、その錠剤成形面がわずかに開放端33bの先まで伸び、それによってキャビティ27内で錠剤31を直接成形できる構成となっている。 ここでも、ダイ・ポンチ35の移動距離またはダイ・ポンチ
    35が加える力を制御することによって、製品トレー25のキャビティ27内で集積チャンバー20を用いて指定された密度の錠剤31を直接成形することができる。 製品トレー
    25の中でポンチ35を用いて原料を圧縮するために必要な抵抗力を得るために、製品トレー25の下方に成形トレー支持具(図示せず)を使用することもできる。

    好ましい一実施形態にあっては、ドシター32を用いて、原料30を集めて、錠剤プリフォーム38を成形し、該プリフォーム38を圧縮して製品トレー25内で直接錠剤31
    とする。 また、別の錠剤成形ダイを用いて製品トレー25
    内で錠剤プリフォームを圧縮して錠剤とする場所まで該プリフォームを移動させるためにもドシター32を使用することができる。

    第1図に示す錠剤作成装置10の説明に戻って、各キャビティ27には、簡単な棒状ドシター39を用いてばら原料
    30が充填されるかあるいは第2A−2D図に示すドシター32
    を用いて錠剤プリフォーム38が充填される。 支持部材22
    は、テーブル14上をアーム16に隣接する第二のステーション42まで動かされる。 第二のステーション42では、製品トレー25のキャビティ27内に配置されて充填ブロック
    29によって保持されているあらかじめ測定された量の錠剤作成原料30が成形されて錠剤となる。 この第二のステーション42は、アーム16によってテーブル14上方で移動自在に支持されている圧縮ピストン44を含む。 この可動支持機構は、矢印Aの方向に垂直往復運動するための電気機械機構(図示せず)によって作動する公知の往復行程機構46を含むものとすることができる。

    第二ステーション42は、充填ブロック29上方に配置されたダイ・組立体45を収納するものである。 第3A−3C図に示されるように、ダイ・組立体45は、各々がほぼ成形する錠剤の形状をした下端47aを有する複数の細長い棒状ポンチあるいはダイ47を含む。 ダイ47は、該ダイの上端に隣接する上方支持ブロック48および下端47aに隣接する下方支持ブロック50によって支持される。 ブロック
    48および50は、スプリング・組立体52の付勢によって相互に移動自在である。 ダイ47は、錠剤の成形を容易にするために充填ブロック29のチャンネル29a内に投入できるように構成され配置さる。

    さらに詳細に第3A−3C図を参照して、以下、第二のステーション42での錠剤の成形について説明する。 ダイ・
    組立体45は、充填ブロック29の上方に配置される。 下方支持ブロック50は、充填ブロック29の上面で支持される。 機構46(第1図)を作動させると、ピストン44が下方に動かされて上方支持ブロック48と接触するようになる(第3B図)。 機構46をさらに作動し続けると、下方支持ブロック50がスプリング・組立体52の付勢に抗して下方に移動する。 この移動によって個々のダイ47がいっせいに充填ブロック29のチャンバー29内に入り、中に収容されている錠剤作成原料30の上方にくる。 第3C図は、ダイ・組立体45が圧縮行程の終わりにある状態を示す。 個々のダイが錠剤作成原料30の押し付けられ、ダイ47の下端47aと製品トレー25の各キャビティ27の間で錠剤が成形される。

    錠剤31の成形後、ピストン44は第3C図の位置から引き込められる。 スプリング・組立体52の付勢によって、上方支持ブロック48が下方支持ブロック50から離れるように移動し、ダイ47を充填ブロック29のチャンバー29aから外に出す。 次に、ダイ・組立体45が取り除かれる。 これによって、各キャビティ27の中には、ダイ47の下端47
    aとキャビティ27によって成形された形状をもつ完全に成形された錠剤31が残される。

    再び第1図を参照して、テーブル14が再び回転して支持部材22がその第二のステーション42から第三のステーション56へ移動し、ここで、充填ブロック29と充填された製品トレー25は取り出され、新しい空の製品トレーを支持部材22内に投入して新しいサイクルを開始することができる。 三つのステーション20、42、および52は、連続するサイクルとして同時に操作し、連続生産を行なうことができる。

    次に、成形した錠剤31で充填された製品トレー25をさらに処理して、最終的に配送および販売のための準備が完了する。

    以上から理解されるように、成形された錠剤31で満たされた製品トレー25によって錠剤を個々に取り扱う必要なく錠剤を移動させることができる。 従来の錠剤作成方法では、新たに成形された錠剤を成形装置から取り出して包装トレー内に投入する必要があった。 このような取り扱い方では、とくに成形直後では、脆い錠剤が壊れるおそれがあった。 錠剤31を製品包装用トレー25の中で直接成形することによって、新たに成形された錠剤を直接取り扱い、それによって脆い錠剤の損壊が生じるのを避けることができる。 また、従来の錠剤成形装置では必要であった余分な錠剤移送工程もなくすことができる。

    次に第4図を参照して、同図は、本発明の錠剤作成装置の他の実施形態を示す。 錠剤作成装置60は、オンライン一貫生産用に考案された錠剤形成、充填、密閉機械である。 錠剤作成装置60は、連続一慣作業により、プラスチックのシートから錠剤用包装物を形成し、錠剤作成原料を圧縮して錠剤とし、包装物を形成された錠剤で満たし、包装物を密閉する。 錠剤作成装置60は、コンピュータ制御式自動組立体装置で、対向する端部64aおよび64b
    を有する長手方向の上方テーブル64を収容した細長い下方キャビネット62を含む。 テーブル64は、一または複数の制御装置によって操作される電気機械式駆動機構(図示せず)の操作によって直線的に移動する。 プラスチック・シートあるいはアルミニウム/プラスチック箔層などのブリスターあるいはキャビティ形成シート66のロールがキャビネット62内に送られ、該キャビネット内の平面のシートの中でキャビティが形成される。 該キャビネット62は、加熱素子および成形ダイ、好ましくは連続的に接合された製品トレー25を形成するための真空成形ダイ(図示せず)を含むのがよい。 第5図および第6図に示す種類の製品トレー25がテーブル64上に連続的に配置され、該テーブルに沿って移動する。 図にはとくに示していないが、テーブル64は、内部で錠剤を成形するために製品トレー25を支持してその位置を拘束するための上に述べたような適当な形状の支持部材をその上に含むものとすることができる。

    装置60は、テーブル64の端部64aに隣接する第一のステーション70を含む。 該第一のステーション70は、製品トレー25の充填用キャビティ27を錠剤作成原料30で充填するための充填ステーションである。 該第一のステーション70にある装置60は、計量分配組立体72を備えており、該計量分配組立体は、制御装置74で制御される支持装置73、原料貯蔵庫76、およびアーム・組立体82によってテーブル64上方で移動自在に支持されるドシター80のアレーで構成される。

    アレー78のドシター80は、第2A図に示して説明した種類の個々のドシターを製品トレー25のキャビティのパターンにマッチしたパターンのアレー25に配置したものとすることができる。 アレー78は、矢印Bの方向に垂直移動することもまた矢印Cの方向に横に移動することでき、それによって錠剤作成原料30を集めて計量分配する。 アーム・組立体82は、支持装置73の制御された操作によって操作され、アレー78を、各ドシター80内にあらかじめ測定された量の錠剤作成原料30が集積されている貯蔵庫76まで移動させる。 すでに説明したように、貯蔵庫76は、ドシター80内にあらかじめ測定された量の原料
    30を集積することができる一定レベル貯蔵庫とすることができる。 またやはりすでに説明したように、各ドシター80内で錠剤プリフォームを成形し、それを製品トレー
    25へ移送し、最終的に圧縮して錠剤とすることが好ましい。

    次に、アレー78をテーブル64上にある製品トレー25まで移動させ、各ドシターがあらかじめ測定された量の錠剤作成原料30(またはプリフォーム)をその一つのキャビティ27内に堆積する。 とくに錠剤プリフォームではなくてばら原料を堆積する場合には、図示しないが、上に述べた種類の充填ブロックまたは同様な装置を用いて各キャビティ27の充填作業を補助することもできる。 充填後、アレーを引き下げて貯蔵庫76へ戻し、テーブル64の移動によって直線的に割り出されて第一のステーション
    70に配置される次に続く製品トレーの25を充填する次のサイクルを開始する。

    好ましい一実施形態にあっては、ドシター80を用いるかあるいは第2A−2D図を参照してすでに述べたような方法で、製品トレー25内で錠剤を直接成形することができる。 すでに述べたように、ドシター80は原料(または錠剤プリフォーム)をキャビティ27内に堆積させるためのみに用い、製品トレー内で錠剤を成形するためには別のダイを使用することもできる。

    各キャビティにあらかじめ測定された量の錠剤作成原料30を充填した製品トレー25は、テーブル64に沿って第二のステーション84まで移動させ、そこで錠剤31の成形を行なう。 第二のステーション84は、アーム88によって支持されるダイ87のアレーを移動操作するように制御装置85によって制御される上方支持装置83を含む。

    アレー86のダイ87は、第3A−3C図を参照してすでに説明した種類のものとすることができる。 ダイ87は、製品トレー25のキャビティ27のパターンにマッチするドシター80のアレー27のパターンと同様なパターンまたはアレーに配置される。 アレー86は、テーブル64上方で垂直移動が自在で、製品トレー25のキャビティ27内に投入しまたそこから引き出すことができる。 アレー86が移動する距離および加えられる圧縮力は、製品トレー25内で錠剤
    31を成形するのに十分な力が得られるようにコンピュータ制御することができる。 アレー86を下に下げると、ダイ87がいっせいにトレー25の各キャビティ27内に投入され、それによって錠剤31が成形される。 該アレー86を引き戻すと、中に成形された錠剤31が残される。

    次に、充填された製品トレーがテーブル64に沿って直線的に割り出され、次に続く充填されたトレーが第二のステーション84へ移されて錠剤の成形が行なわれる。

    充填された製品トレー25は、第二のステーション84から第三のステーション90へ移され、そこで付加的な処理工程が行なわれる。 例えば、場所90では、充填された製品トレー25に電子的検査を行なうこともできる。 この種の検査は、各キャビティが錠剤31で満たされていることおよび錠剤31が正規の寸法と重量のものであることの確認を含むものである。

    検査終了後、製品トレー25を第四のステーション92へ移して適当な包装された製品をつくり出すためにさらに二次的な作業を行なうこともできる。 この種の二次的な作業としては、熱、蒸気、湿分、又は他の手段による錠剤の硬化、製品包装物上への密閉カバーの取り付け、包装物および密閉カバーのダイ・カット、ならびに包装物へのラベル張り付け(インク・ジェット印刷、パッド印刷、グラビア印刷、または他の印刷方法による)、および包装物の箱詰めを挙げることができる。

    以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、当業者には本発明の精神を逸脱することなくさまざまな修正および変更が可能なことは明らかであろう。 また、そのようなすべての修正および変更も本発明の範囲に含まれるものである。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 平6−104612(JP,B2) 特公 昭54−27804(JP,B2) 米国特許3616493(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl. 6 ,DB名) B30B 11/08,11/14 A61J 3/10

    QQ群二维码
    意见反馈