Method for lowering emission of polyurethane foam |
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申请号 | JP2009151893 | 申请日 | 2009-06-26 | 公开(公告)号 | JP2010007072A | 公开(公告)日 | 2010-01-14 |
申请人 | Bayer Materialscience Ag; バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフトBayer MaterialScience AG; | 发明人 | HAAS PETER DR; JACOBS GUNDOLF; MEYER-AHRENS SVEN; | ||||
摘要 | PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a process for producing polyurethane foams, which results in polyurethane foams with lowered emission of formaldehyde and wherein the activity of a raw-material mixture is not significantly influenced and wherein the mechanical properties of the resulting foam (in particular, compression set and ageing behavior under humid conditions) are not influenced negatively. SOLUTION: Polyurethane foams are produced from (A1) compounds with a molecular weight of 400-15,000 exhibiting hydrogen atoms that are reactive towards isocyanates, (A2) optionally, compounds with a molecular weight of 62-399 exhibiting hydrogen atoms that are reactive towards isocyanates, (A3) water and/or physical blowing agents, (A4) optionally, auxiliary substances and additives, (A5) compounds with at least one carbonamide group and one nitrile group, and (B) diisocyanates or polyisocyanates. COPYRIGHT: (C)2010,JPO&INPIT |
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权利要求 | ホルムアルデヒドの放出が低減されたポリウレタンフォームの製造方法であって、 A1 イソシアネートに対して反応性である水素原子を含有し、400〜15000の範囲の分子量を有する化合物、 A2 必要に応じて、イソシアネートに対して反応性である水素原子を含有し、62〜399の範囲の分子量を有する化合物、 A3 水および/または物理発泡剤、 A4 必要に応じて、補助物質および添加剤、 A5 少なくとも1個のカルボンアミド基および1個のニトリル基を含有する化合物、およびB ジイソシアネートまたはポリイソシアネートを反応させる工程を含んでなる、前記方法。 成分A1、A2、A3およびA4の100重量部に対して0.1〜10重量部のA5を用いる、請求項1に記載の方法。 成分A1〜A4の重量部の合計に対して、A1が75〜99.5重量部の量で存在し、A2が0〜10重量部の量で存在し、A3が0.5〜25重量部の量で存在し、A4が0〜10重量部の量で存在し、A5が0.1〜10重量部の量で存在し、および製造を50〜250の指数で行う、請求項1に記載の方法。 A4は、 d)触媒、 e)表面活性添加剤、およびf)反応抑制剤、気泡調整剤、顔料、染料、防炎剤、老化および風化の影響に対抗する安定剤、可塑剤、静真菌および静菌作用物質、充填剤および離型剤ならびにこれらの混合物からなる群から選択される添加剤を含んでなる、請求項1に記載の方法。 前記触媒は、 a)ウレア、ウレアの誘導体、および/またはb)脂肪族第3級アミン、脂環式第3級アミン、脂肪族アミノエーテルおよび/または脂環式アミノエーテル(前記アミンおよびアミノエーテルは前記イソシアネートと化学的に反応する官能基を含有する) を含んでなる、請求項4に記載の方法。 A5は、式(I): |
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说明书全文 | ポリウレタンフォームがホルムアルデヒドを放出する可能性があることは従来技術から既知であり、このホルムアルデヒドの放出は概して望ましくない。 こうした放出は、例えば、VDA 275(ボトル法、3時間、60℃)に従って、あるいはVDA 276(放出チャンバー試験、65℃)に従って測定する過程で検出される。 これらのホルムアルデヒド放出は、既に新たに製造されたフォーム中に生じ得、老化過程、特に光酸化によって増加し得る。 EP−A1428847には、アミノ基を有するポリマーの添加によって、ポリウレタンフォームからのホルムアルデヒドの放出を低減させるための方法が記載されている。 こうして、ポリビニルアミンの添加の結果として、VDA275によるホルムアルデヒド含有量は検出限界の0.1ppm未満に低下する。 このような官能性、特に、アミノ官能性の添加剤の不利な態様は、原料混合物の活性へ影響を与え得ることである。 この結果、このような流動挙動としての特性あるいは連続気泡特性はしばしば影響を受ける。 かかる状況下、本発明の目的は、原料混合物の活性にあまり影響を与えず、得られるフォームの機械特性(特に、圧縮永久歪みおよび高湿度条件下での老化挙動)に悪影響を与えない、ホルムアルデヒドの放出が低減されたポリウレタンフォームを生じさせるポリウレタンフォームの製造方法を開発することであった。 本発明のさらなる実施態様においては、得られるフォームはさらに、用いる活性剤および添加剤に対して低い移行および放出挙動を示す。 驚くべきことに、上記の技術的課題は少なくとも1個のカルボンアミド基および1個のニトリル基を有する化合物を用いる製造方法を用いることによって達成されることを見出した。 本発明の実施態様は、 本発明の他の実施態様は、成分A1、A2、A3およびA4の100重量部に対して0.1〜10重量部のA5を用いる上記方法である。 本発明の他の実施態様は、成分A1〜A4の重量部の合計に対して、A1が75〜99.5重量部の量で存在し、A2が0〜10重量部の量で存在し、A3が0.5〜25重量部の量で存在し、A4が0〜10重量部の量で存在し、A5が0.1〜10重量部の量で存在し、製造を50〜250の指数で行う、上記方法である。 本発明の他の実施態様は、A4が、 本発明の他の実施態様は、前記触媒が、 本発明の他の実施態様は、A5が式(I): 本発明は、 本発明による成分A5の用いる量は合計で、成分A1〜A4の100重量部に対して0.1〜10重量部、好適には0.2〜5重量部になる。 本発明は、とりわけ、 驚くべきことに、少なくとも1個のカルボンアミド基と1個のニトリル基を有する化合物(成分A5)がホルムアルデヒド捕捉剤として働くことを見出した。 従って、本発明は、ホルムアルデヒドの放出を低減させるために、ポリウレタン組成物中における、またはポリウレタンフォームを製造するための方法における少なくとも1個のカルボンアミド基と1個のニトリル基を有する化合物(成分A5)の使用をさらに提供する。 イソシアネートに基づくフォームの製造は、それ自体既知であり、例えば、DE−A1694142、DE−A1694 215およびDE−A1720768ならびにKunststoff−Handbuch、第VII巻、Polyurethane、ViewegおよびHoechtleinによる編集、Carl Hanser Verlag、ミュンヘン、1966年ならびに該書籍の新版、G. Oertelによる編集、Carl Hanser Verlag、ミュンヘン、ウィーン、1993年に記載されている。 フォームの主な課題はウレタン基および/またはウレットジオン基および/またはウレア基および/またはカルボジイミド基を有することである。 本発明による使用は、ポリウレタンフォームおよびポリイソシアヌレートフォームの製造に関連して好適に行われる。 イソシアネートに基づくフォームの製造のために、以下、より詳細に説明した成分を用い得る。 成分A1 成分A2 成分A3 成分A4 必要に応じて併用するこれらの補助物質および添加剤は、例えばEP−A0000389、第18〜21頁に記載されている。 本発明ならびにこれらの補助物質および添加剤の使用方法および作用形態についての詳細に従って必要に応じて併用する補助物質および添加剤の他の例は、Kunststoff−Handbuch、第VII巻、G. Oertelによる編集、Carl−Hanser−Verlag、ミュンヘン、第3版、1993年、例えば第104〜127頁に記載されている。 触媒として、脂肪族第3級アミン(例えば、トリメチルアミン、テトラメチルブタンジアミン)、脂環式第3級アミン(例えば、1,4−ジアザ(2,2,2)ビシクロオクタン)、脂肪族アミノエーテル(例えば、ジメチルアミノエチルエーテルおよびN,N,N−トリメチル−N−ヒドロキシエチル−ビスアミノエチルエーテル)、脂環式アミノエーテル(例えば、N−エチルモルフォリン)、脂肪族アミジン、脂環式アミジン、ウレア、ウレアの誘導体(例えば、アミノアルキルウレア(例えばEP−A0176013を参照されたい)、とりわけ(3−ジメチルアミノプロピルアミン)ウレア)および錫触媒(例えば、ジブチル錫オキシド、ジブチル錫ジラウレート、オクタン酸錫)は好適である。 触媒として特に好適なものは次のものである: 特に好適な触媒の例として、次のものを挙げることができる:(3−ジメチルアミノプロピルアミン)ウレア、2−(2−ジメチルアミノエトキシ)エタノール、N,N−ビス(3−ジメチルアミノプロピル)−N−イソプロパノールアミン、N,N,N−トリメチル−N−ヒドロキシルエチル−ビスアミノエチルエーテルおよび3−ジメチルアミノプロピルアミン。 成分5 で示される化合物を例として記載し得る。 成分B
例えば、EP−A0007502、第7〜8頁にポリイソシアネートの課題が記載されている。 とりわけ好適なものは通常、工業的に入手可能なポリイソシアネート、例えば、2,4−および2,6−トルイレンジイソシアネートならびにこれらの異性体の任意の混合物(「TDI」);アニリン/ホルムアルデヒド縮合およびその後のホスゲン化によって製造されるようなポリフェニルポリメチレンポリイソシアネート(「粗製MDI」)およびカルボジイミド基、ウレタン基、アロファネート基、イソシアヌレート基、ウレア基またはビウレット基を有するポリイソシアネート(「変性ポリイソシアネート」)、とりわけ2,4−および/または2,6−トルイレンジイソシアネートから、または4,4'−および/または2,4'−ジフェニルメタンジイソシアネートから誘導される変性ポリイソシアネートである。 好適には、2,4−および2,6−トルイレンジイソシアネート、4,4'−および2,4'−および2,2'−ジフェニルメタンジイソシアネートおよびポリフェニルポリメチレンポリイソシアネート(「多核MDI」)からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を成分Bとして用いる。 ポリウレタンフォームの製造方法の実施 反応成分は、それ自体既知の一段法によって、プレポリマー法によって、またはセミプレポリマー法によって反応させ、連結使用は、機械装置、例えばEP−A355000に記載のものから作られる場合が多い。 本発明に従って考慮の対象になる処理装置に関する詳細は、Kunststoff−Handbuch、第VII巻、Vieweg and Hoechtlen、Carl−Hanser−Verlag、ミュンヘン、1993年、例えば第139〜265頁に記載されている。 PURフォームは、成形フォームとして、あるいはスラブ材フォームとして製造することができる。 成形フォームは、熱硬化法または低温硬化法により製造することができる。 従って、本発明は、ポリウレタンフォームの製造方法、該方法によって製造されるポリウレタンフォームおよび成形品を製造するためのその使用ならびに成形品それ自体を提供する。 本発明に従って得ることができるポリウレタンフォームは、例えば、以下の使用を見出す:家具カバー、繊維製品挿入物、マットレス、カーシート、ヘッドサポート、肘掛け、スポンジおよび構造物部材ならびにシート裏地および計器パネル用材。 上記の全ての参照は全ての有用な目的のためにその全体を参照することによって組み込まれる。 本発明を具体化するある特定の構造を示し、記載するが、根底にある本発明の概念の精神および範囲から逸脱することなく、種々の変形および部分の再配置がなされること、および本発明において示され、記載された特定の形態に限定されないことは当業者に明らかであろう。 原料の記載成分A1−1 成分A1−2: 成分A2−1:ジエタノールアミン。 成分A3−1:水。 成分A4 成分A4−2: 成分A4−3: 成分A5−1: 成分B−1: 成形品の製造 室温で高圧混合ヘッドによってPURフォームの製造のための従来の原料混合物を処理するための条件下、処方の構成に従って、初期成分を、60℃に加熱した12.5Lの容積を有する型内に導入し、4分後に型から取り外す。 用いる原料の量は55kg/m 3の計算成形密度が得られるように選択した。 圧縮強度試験片を計量することによって決定した、実際に得られた成形密度を表1に示す。 指数(イソシアネート指数)は、化学量論の、すなわち計算したイソシアネート基(NCO)に対する実際に用いたイソシアネート量の百分率割合を規定する: 圧縮強度をDIN EN ISO3386−1−98に従って決定した。 圧縮永久歪みCS50%およびCS75%をそれぞれ、DIN EN ISO 1856−2001−03に従って50%変形および75%変形で決定した。 ホルムアルデヒド含有量は、BMW法AA−C291の次のモデルを実施したが、該方法から逸脱し、(a)角底ガラス製瓶を丸底ポリエチレン製瓶の代わりに用い、(b)用いた試験片は厚み1cm(4mmの代わり)を有し、(c)Cerilliantによって製造された較正標準を用い、および(d)試料の含水量は確認しなかった。 高湿高温条件(HWS)、すなわち22時間40℃で相対湿度95%による貯蔵後70%変形での圧縮永久歪み(HWS後CS70%)をDIN EN ISO 1856 2001 03に従って決定した。 HPLC AA−C291によるポリマー物質および成形品からのアルデヒドの放出を決定するためのBMW法に基づいて確認されたホルムアルデヒドの放出についての値は、実施例2のとおり、本発明による化合物によって検出限界の0.1ppm未満に低下するが、比較例1は2.4ppmのホルムアルデヒドの放出を示す。 シアノ酢酸アミドは、シュウ酸アミドおよびヒドラゾジカルボンアミドに加えて防炎加工剤としてEP−A0358021に挙げられているが、これらの化合物のうち、シアノ酢酸アミドだけがホルムアルデヒド捕捉剤として効果がある。 EP−A0358021との比較においては(これに関しては比較例3を参照されたい)、本発明に従って用いる量を極めて減少させることができる(実施例2を参照されたい)。 ホルムアルデヒド捕捉剤としてのシアノ酢酸アミドの見出された効果の裏付けは、EP−A0358021に記載も示唆もされていない。 より少量の用いるシアノ酢酸アミドは、とりわけ、高湿度条件下でのフォームの老化について有利な効果を有する。 比較例3は、単にシアノ酢酸アミドの量において実施例2による組成物とは異なる(成分A1〜A4の100重量部に対して、1重量部の代わりに30重量部)。 比較例3に従って相当して得られる軟質フォームは全体的に低水準の機械特性を示す:これに対して、本発明による実施例2(成分A1〜A4の100重量部に対して、1重量部のシアノ酢酸アミドを含有)は、検出限界の0.1ppm未満へのホルムアルデヒドの放出の減少、および比較例1(シアノ酢酸アミドを用いない)に対して、高湿条件下、ほとんど変化しない圧縮永久歪み挙動および老化挙動を示す。 |