Pressure-sensitive adhesive

申请号 JP52535498 申请日 1997-12-04 公开(公告)号 JP2001505245A 公开(公告)日 2001-04-17
申请人 スミス アンド ネフュー ピーエルシー; 发明人 アンセル,クリストファー; ジョン ウエスト,ピーター;
摘要 (57)【要約】 ポリウレタンがポリアミンまたはジスルフィド基で架橋したアクリル化イソシアネートからなる架橋ポリウレタン。 架橋ポリウレタンは感圧性粘着剤に組み込まれ得る。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 1. ポリウレタンがポリアミンまたはジスルフィド基で架橋したアクリル化イソシアネートからなる架橋ポリウレタン。 2. アクリレートの部分がヒドロキシル化アルキルアクリレートである請求項1 に記載の架橋ポリウレタン。 3. アルキル部分がC 1からC 10の基である請求項2に記載の架橋ポリウレタン。 4. アルキル部分がC 1からC 6の基である請求項3に記載の架橋ポリウレタン。 5. アルキル部分がエチル基である請求項4に記載の架橋ポリウレタン。 6. ポリアミンがジアミンである請求項1〜5のいずれかに記載の架橋ポリウレタン。 7. ジアミンがアルキルジアミンである請求項6に記載の架橋ポリウレタン。 8. アルキルジアミンがC 1からC 10のジアミンである請求項7に記載の架橋ポリウレタン。 9. C 1からC 10のジアミンがエチレンジアミンである請求項8に記載の架橋ポリウレタン。 10. ジアミンがポリオキシアルケンジアミンである請求項6に記載の架橋ポリウレタン。 11. ジアミンが尿素カップリングしたポリオキシルケンジアミンである請求項6に記載の架橋ポリウレタン。 12. ジスルフィド基が一般式: HS(C 24 OCH 2 OC 24Xn24 OCH 2 OC 24 SH [式中、xは整数であり、nは1〜30の整数である] のポリスルフィドである請求項1〜5のいずれかに記載の架橋ポリウレタン。 13. ポリウレタンが、イソシアネートがポリアミンまたはジスルフィド基で架橋しているアクリル化イソシアネートからなる架橋ポリウレタンからなる感圧性粘着剤。 14. イソシアネートとヒドロキシル化アクリレートとを反応させてプレポリマーを生成させ、次いで該プレポリマーをポリアミンまたはジスルフィド基と反応させて架橋ポリウレタンを生成させ、次いで該架橋ポリウレタンを5〜95%w /wの水で水和することからなる,感圧性粘着剤の製造法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 粘 着 剤 この発明は、粘着剤、その製造法及びその用途に関するものである。 皮膚への使用に適し、かつポリウレタンポリマーからなる粘着剤は、ヨーロッパ特許0271292B1で知られている。 そこに記載された粘着剤は、イソシアネート前駆物質とアクリル酸又はメタクリル酸のヒドロキシ含有エステルからなるアクリレートとを反応させてプレポリマーを生成させることにより製造されている。 そのようにして形成されたプレポリマーは、放射線照射により架橋してポリウレタンポリマーを形成することができる。 加えて、従来の架橋ポリウレタンシステムは、に不安定な傾向にあり、水と接触すると、二酸化炭素を生成し、それがゲル中に現れる気泡をもたらす。 この度、われわれは、そのようなイソシアネート前駆物質がアクリル酸のヒドロキシ化されたアルキルエステルと反応して、無架橋のポリウレタン(以下、プレポリマーという)を生成し得ることを見出した。 そのようなプレポリマーは、 次いでポリアミン(すなわち、アミン基を有するポリマー)またはジスルフィドと反応して、架橋ポリウレタンを生成することができる。 かくして、この発明に従って、われわれはポリウレタンがポリアミンまたはポリスルフィド基で架橋したアクリル化された(acrylated)イソシアネートからなる架橋ポリウレタンを提供する。 本発明による架橋ポリウレタンは、固有の粘性を有し、皮膚にやさしくて、非自己粘着性の感圧性粘着剤を提供するという利点を有する。 本発明の架橋ポリウレタンは、例えば架橋ポリウレタンの5〜95重量%の水を吸収して、ポリウレタンゲルを形成する。 架橋ポリウレタンは、水を吸収して水和物となり、水和されたとき95%までの水、特に35〜95重量% の水、適切には50〜92重量%の水、好ましくは70〜90重量%の水、そして最も好ましくは75〜85重量%の水を含むことができる。 架橋ポリウレタンの水吸収は、重量のわかった架橋ポリウレタンを取り、それを24時間水中に浸すことにより達成される。 得られるポリウレタンゲルは水から取り出され、表面の水は吸水紙で軽く吸い取ることにより取り除かれ、次いでポリウレタンゲルの重量が測られる。 このようにして架橋ポリウレタンの水分吸収(重量%)を計算できる。 ポリウレタンゲルは、皮膚にやさしい、非自己粘着性の感圧粘着剤を提供するのにも適しており、そのような粘着剤は本発明のさらなる特徴でもある。 したがって、本発明のさらなる特徴によれば、われわれは、ポリウレタンがポリアミンまたはジスルフィド基で架橋したアクリル化イソシアネートからなる架橋ポリウレタンからなる、皮膚にやさしい非自己粘着性感圧粘着剤を提供する。 本発明の粘着剤は皮膚にやさしい。 すなわち、それらは不快感を伴わないで皮膚から取り除かれ、固有の弱い粘りのため、貼り替えて、再度粘着させることができる。 この粘着剤は非自己粘着性であるので、もし例えば粘着表面がドレッシングを貼る際にしわになっても、接触した粘着剤表面が容易に剥がされ、ドレッシングが無駄にならないという利点をも有している。 それ自体公知のイソシアネート前駆物質はいずれも使用できるが、好ましいイソシアネート前駆物質はヨーロッパ特許0271292Bに記載されたものである。 非架橋ポリウレタンは、1種以上のヒドロキシアルキルアクリレートを用いて製造される。 アクリレート部分中、アルキル基はC1〜C10、好ましくは例えばエチルのようにC1〜C6であることができる。 ポリアミン類またはジスルフィド類は、プレポリマーとの反応では架橋剤として作用する。 かくして、好ましいポリアミンはジアミンである。 エチレンジアミンのようなC1〜C10アルキルジアミンのような、それ自体公知のジアミンはいずれも使用できる。 好ましいジアミンは、イギリスのハンツマン・コーポレーションから入手できるジェファミン(Jeffamines、商標)として知られる化合物群である。 ジェファミンは重合主鎖を有する高分子量ジアミンである。 ジェファミンは2 00〜6000の範囲の分子量を有してもよい。 ジェファミンED−シリーズ製品は、主にポリエチレンオキシドを主鎖とするポリエーテルジアミンである。 これはこのシリーズの各メンバーに完全な水溶解性を与える。 ジェファミンED−シリーズ製品は、次の構造を有する:

    ジェファミンDUシリーズは、ジェファミンD−シリーズ製品の尿素縮合物である。 DU−シリーズ製品は、分子量の大きいジアミン製品を作るために、ジェファミンD−シリーズ製品を尿素とカップリングさせるて製造される。 これは、 次の構造により例示される。 好ましいジスルフィドは、次の一般構造を有するポリスルフィドである。 HS(C

    2

    4 OCH

    2 OC

    2

    4

    x

    n

    2

    4 OCH

    2 OC

    2

    4 SH [式中、xは整数であり、nは1〜30の整数である] ポリスルフィドは分子量が変動し、例えば、nが6のときポリスルフイドは約1000の分子量を有しており、n=23のときポリスルフィドは約4000の分子量を有している。 そのようなポリスルフィドはそれ自体知られており、イギリスのモートン・インターナショナルのスペシャリティ・ケミカルズ・グループから入手できる。 任意に、架橋反応は、有効量の触媒の存在下に促進される。 本発明は、上記の架橋ポリウレタンの製造法をも提供する。 その製造法は; (i)イソシアネートとヒドロキシル化されたアクリレートとを反応させて、プレポリマーを生成させ;そして(ii)プレポリマーとポリアミンまたはジスルフィドとを反応させて、架橋ポリウレタンを生成させることからなる。 他の一面において、本発明は、上記の架橋ポリウレタンを5〜95%w/wの水で水和することからなる、固有粘着性ポリウレタンゲルの形態にある感圧粘着剤の製造法をも提供する。 さらなる一面において、本発明は、本発明による粘着ゲルからなる粘着製品を提供する。 本発明の粘着剤は多くの適用分野を有しており、そのような適用としては、包帯、吸水性の創傷ドレッシング、火傷ドレッシング、切り傷覆い布(drape s)、応急ドレッシング、静脈カテーテルドレッシング、吻合具、尿失禁具中のコンドーム附属品、医薬経皮投与具、粘着テープ(外科用テープ、創傷閉鎖テープなど)、ナプキン、ひし形模様のナプキン、失禁パッドおよび保護パッドのような保護具の基材にコーティングする粘着剤ならびに導電性ゲルとしての用途を含む。 しかしながら、主な用途は、粘着剤が皮膚に接触する上記のタイプのドレッシングおよび覆い布に期待される。 本発明の粘着剤は、創傷に面する全表面に本発明の感圧粘着剤の層を実質的に有する背面層を含むような無菌創傷ドレッシングを製造するのに使用される。 本発明の架橋ポリウレタンは、ラジカル開始剤またはUV照射源を必要としないで製造できるという点で有利である。 多くの医薬品は本発明の粘着剤に組み込まれていてもよい。 医薬品とは、薬理学的に活性のある薬剤、ならびにアメトカイン、キシロカインのような局所麻酔剤、硝酸銀のような制菌剤、スルファジアジン銀、クロロヘキシジン塩、PVP −Iおよびビグアニド抗生物質を好ましいものとして含む抗菌剤、局所用ステロイド剤、酵素刺激剤、血液凝固剤、血液凝固阻止剤および抗真菌剤を意味する。 クロルヘキシジンおよびその塩のような水に可溶な医薬は、架橋ポリウレタンを水和するのに用いられる水に溶解することができるので有利である。 クロルヘキシジンが水和工程中に影響を受けず、かつ得られた粘着剤が表面に置かれたときにクロルヘキシジンを有効に放出し得るということが見出された。 以下の実施例を参照して本発明を説明するが、本発明はこれにより限定されるものでない。 実施例1 673gのエムカロックス(Emkarox)VG680W(H

    2 O およびOH価からのOH0.280モル)、175gのデスモジュル(Desm odur)N3200(NCO/OH比=3.5)および0.2%w/wのメタチン(Metatin)812ES触媒を、80℃の水浴上の1Lフランジフラスコ中で2時間混合した。 得られたプレポリマー中のイソシアネートの割合を標準的な方法で測定した。 このケースではNCO2.97%w/wであることが分かった。 他のプレポリマーが合成された。 それらは異なる残留イソシアネート濃度を与えるように調製された。 これは、ゲル粘着剤における架橋度に影響を及ぼすものと予想された。 プレポリマー中の残留イソシアネートの官能価を、例えば、アクリル化プレポリマーを合成するために、ヒドロキシエチルアクリレートと反応させた。 イソシアネート/ヒドロキシエチルアクリレート反応を、NCO/OHモル比1:1で行った。 2つの成分を室温でおよそ6時間攪拌し、イソシアネートの消失を赤外線分光測定によりモニターした。 イソシアネートを末端基とするプレポリマーの赤外スペクトルは、2270cm

    -1に強いイソシアネートのピークを含んでいる。 マイケル(Michael)の添加は、アミン(またはチオール)の官能価に対して等モル比のアクリレート基を混合することにより行われた。 この反応は、 一般に加温下よりも室温で、より早く進行する。 適用できるときには、触媒を2 成分の混合物に滴下して加えた。 実施例2 プレポリマーの製造 エムカロックスVG680W、ポリイソシアネートおよびメタチン812ES 触媒を、攪拌器、窒素注入口およびバブラーを備えたフランジフラスコに秤量して入れた。 これを窒素雰囲気下、80℃で2時間攪拌した後、室温まで放冷した。 次いで、残りのイソシアネート基を除くため、オリゴマーを化学量論のヒドロキシアクリレートと室温で混合した。 2250cm

    -1

    におけるイソシアネートのピークの消失をモニターするために、反応混合物を赤外線分光測定により定期的に分析した。 合成後、フルポリマーを密閉容器中、室温で貯蔵した。 ポリオール:イソシアネート比は、粘性ゲルを与えるのに効果的に架橋され得るのに適した数のアクリレート基を与えるようなものであった。 プレポリマー中のイソシアネート含量は、0.64%〜2.5%の間で変動し、イソシアネートおよび末端に存在するアクリレートに依存していた(表1参照)。 実施例3 プレポリマーの架橋 アクリレートを末端基とするプレポリマーの試料を、ビニル:NH(またはN H

    2 、試料による)比1:1中で架橋剤と混合し、トレーに注ぎ、放置して、マイケル添加反応を介してゲルにした。 3a)プレポリマーPC0896039の架橋 ヒドロキシエチルアクリレートを末端に有するデスモジュルN320 0から誘導されたプレポリマー(PC0896039)を、分子量および官能価の異なるアミン類で架橋した。 1/2時間〜5日間かかって、粘性の透明なゲル(混合による気泡が少々存在)を得た。 低分子量のアミン(1,3−ジアミノプロパン)が先に架橋し、高分子量のもの(ジエファミンD2000)が後で架橋した。 これらのゲルは水中に置いたとき、すべてが13〜48時間で溶解した。 ベルサリンク(Versalink)P650だけが、プレポリマーを首尾よくゲル化しなかった。 ポリスルフィドを架橋剤として使用すると、3日でゲルとなり、水に溶解しなかったが、水を71%吸収した。 3d)プレポリマーPC0896173の架橋 ヒドロキシエチルアクリレートを末端に有するスプラセック(Suprase c)5005から誘導されたプレポリマー(PC0896173)を、ジェファミンD2000およびN,N−ジメチルエチレンジアミンで架橋して、粘性の透明なゲルが3日かからないで得られた。 これらのゲルは、いずれも水中に置いたところ、5日以内で溶解した。 3c)プレポリマーPC1196045の架橋 ヒドロキシプロピルアクリレートを末端に有するデスモジュルプレポリマー( PC1196045)を、ジェファミンD2000で架橋して、数日間で水に溶ける粘性のゲルを得た。 試料が一旦ゲル化したら、その外観を主観的に評価し、次いで試料を蒸留水中に置いて、その親水性を評価した。

    【手続補正書】特許法第184条の8第1項【提出日】平成10年10月12日(1998.10.12) 【補正内容】 請求の範囲1. ポリアミンまたはジスルフィド基で架橋したアクリル化イソシアネートからなる架橋ポリウレタンからなる粘着剤。 2. イソシアネートが、ポリアミンまたはジスルフィド基で架橋しているアクリル化イソシアネートからポリウレタンがなる、架橋ポリウレタンからなる感圧性粘着剤。 3. アクリレートの部分がヒドロキシル化アルキルアクリレートである請求項1 または2に記載の架橋ポリウレタン。 4. アルキル部分かC 1からC 10の基である請求項3に記載の架橋ポリウレタン。 5. アルキル部分がC 1からC 6の基である請求項4に記載の架橋ポリウレタン。 6. アルキル部分がエチル基である請求項5に記載の架橋ポリウレタン。 7. ポリアミンがジアミンである請求項1〜6のいずれかに記載の架橋ポリウレタン。 8. ジアミンがアルキレンジアミンである請求項7に記載の架橋ポリウレタン。 9. アルキレンジアミンがC 1からC 10のジアミンである請求項8に記載の架橋ポリウレタン。 10. C 1からC 10のジアミンである請求項9に記載の架橋ポリウレタン。 11. ジアミンがポリオキシアルキレンジアミンである請求項7に記載の架橋ポリウレタン。 12. ジアミンが、アミン基を尿素とカップリングして形成されたポリオキシアルキレンジアミンである請求項7に記載の架橋ポリウレタン。 13. ジスルフィド基が、一般式HS(C 24 OCH 2 OC 24xn24 OCH 2 OC 24 SH [式中、xは整数であり、nは1〜30の整数である] のポリスルフィドである請求項1〜6のいずれかに記載の架橋ポリウレタン。 14. イソシアネートとヒドロキシル化アクリレートとを反応させてプレポリマーを生成させ、次いで該プレポリマーをポリアミンまたはジスルフィド基と反応させて架橋ポリウレタンを生成させ、次いで該架橋ポリウレタンを5〜95%w /wの水で水和することからなる、感圧性粘着剤の製造法。 15. ポリウレタンが、ポリアミンまたはジスルフィド基で架橋しているアクリル化イソシアネートからなる、架橋ポリウレタンからなる皮膚にやさしい非自己粘着性の感圧性粘着剤。 16. 請求項1〜15のいずれかに記載の粘着剤を含む医療用具。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW

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