Vibrating disassembling tool

申请号 JP2000056373 申请日 2000-03-01 公开(公告)号 JP2001246575A 公开(公告)日 2001-09-11
申请人 Koichi Osaki; 紘一 大▲崎▼; 发明人 OSAKI KOICHI; KAJIWARA YASUHIRO; MUNESAWA YOSHIOMI; OTA KAZUHARU;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a disassembling tool capable of efficiently realizing disassembling causing no dust in disassembling a spot connection part in an electric part or substrate.
SOLUTION: As a tool for disassembling a screw 2 or the like, this vibrating disassembling tool comprises a body 10 capable of vibrating and being pressed in the vibrating direction and a pressing projection 7 provided protrusively from the body 10 in the vibrating direction. A body end surface 9 has an outer diameter larger than the head 3 of the screw 2, the pressing projection 7 has an outer diameter smaller than the body end surface 9 and a recessed part 8 to be put on the head 3 of the screw 2 formed at the tip. The screw 2 is pushed out of a substrate 6 by vibrating and pressing the body 10 in the state with the recessed part 8 put on the head 3 of the screw 2 from the normal direction of the substrate 6.
COPYRIGHT: (C)2001,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 分解対象となる電化製品の電気部品又は基板の点結合部位を分解する用具であって、振動及び該振動方向に押圧可能な本体から前記振動方向に突設した押圧突起を形成してなり、本体端面は点結合部位よりも外径が大きく、押圧突起は前記本体端面より外径が小さく、かつ点結合部位に被さる凹部を先端に形成し、電気部品又は基板の法線方向から点結合部位に前記凹部を宛てがった状態で本体の振動及び押圧により電気部品又は基板から点結合部位を押し外すことを特徴とする振動分解具。
  • 【請求項2】 分解対象となる電化製品の電気部品又は基板の点結合部位を分解する用具であって、振動及び該振動方向に押圧可能な本体からなり、本体端面に点結合部位に被さる凹部を形成し、電気部品又は基板の接線方向から点結合部位に前記凹部を宛てがった状態で本体の振動及び押圧により点結合部位を剪断することを特徴とする振動分解具。
  • 【請求項3】 分解対象となる電化製品の電気部品又は基板の線結合部位を分解する用具であって、振動及び該振動方向に押圧可能な本体からなり、本体端面に断面が鋭角で、かつ延在方向が本体の振動方向に対して斜行する刃部を形成し、電気部品又は基板の接線方向から線結合部位に前記刃部を宛てがった状態で本体の振動及び押圧により線結合部位を剪断することを特徴とする振動分解具。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、分解対象となる電化製品の電気部品又は基板の点結合部位又は線結合部位を効率よく分解するための振動分解具に関する。

    【0002】

    【従来の技術】近年、資源の再生利用の気運が高まり、
    これまで大量消費されてきた電化製品についても、再生可能な電気部品は回収し、廃棄する電気部品又は基板の総量を減らす努がなされている。 とりわけ、急速に普及しつつあるパソコンは、世代交代が短期間の内に進められることもあり、廃棄される旧型パソコンが少なくない。 こうした旧型パソコンは、外観をなす樹脂ケース、
    電磁遮蔽用の金属板のほか、電源周りの電気部品や多数のチップ(LSI等)や電気素子を搭載した基板に分けることができる。 問題は、複数の電気素子や要素からなる電気部品や基板の分解にある。

    【0003】電化製品の電気部品や基板の分解は、主として位置固定のための点結合部位、すなわちネジやリベットと、チップの固定のための線結合部位、すなわちチップの脚の半田結線とに大別できる。 各個の分離は、さほど難しいものではないが、廃棄されるパソコンが大量であり、かつ各パソコンに多数の点結合部位や線結合部位があるために、手作業では時間と手間がかかる上、コスト的に採算割れする虞れが多い。 そこで、電気部品や基板の分解を自動化する試みがなされている。

    【0004】基板の分解方法又は装置としては、例えば特開平10-247779号「部品実装プリント基板からの部品の分離方法及び分離装置」を示すことができる。 これは、基板上の電気素子に基板と平行な外力を加えて、電気素子を基板から分離する方法及び装置を提示している。 外力を加える手段としては、ローラを例示している。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】上記分解方法又は装置では、あくまで基板から電気素子等を取り除く点に主眼をおき、電気素子の破損や基板の損傷は無視している。
    しかし、電気素子は多数の材料で構成され、基板も複数の配線パターンと絶縁樹脂との積層構造を形成しているので、不用意に破損や損傷を招くと複数材料の粉塵が舞ってしまう。 この粉塵は、基板の分解作業現場の環境を悪化させることになるが、材料の種類によっては粉塵自体に有害物質が含まれることもある。 そこで、あくまで電気部品や基板における点結合部位や線結合部位の分解に際し、粉塵を伴わない分解を効率よく実現するため、
    前記各結合部位の分離を担う分解具の開発を試みた。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】検討の結果、開発したものが、まず、ネジやリベット等の点結合部位を分解する用具として、振動及びこの振動方向に押圧可能な本体から前記振動方向に突設した押圧突起を形成してなり、本体端面は点結合部位よりも外径が大きく、押圧突起は前記本体端面より外径が小さく、かつ点結合部位に被さる凹部を先端に形成し、電気部品又は基板の法線方向から点結合部位に前記凹部を宛てがった状態で本体の振動及び押圧により電気部品又は基板から点結合部位を押し外す振動分解具(以下、垂直押出具と呼ぶ)である。 本体の振動又は押圧を可能にするため、電気部品又は基板の上方に空間が空いている場合に利用しやすい。

    【0007】本体及び押圧突起の断面形状は自由であるが、平方向に働く力を等価にする意味から円形が好ましい。 点結合部位はネジやリベットであり、垂直押出具における凹部は、このネジやリベットの頭に被さる大きさ、好ましくは、前記頭より少し径の小さな半球状凹部にする。 垂直押出具は、凹部が点結合部位を捉えるので、本体の振動及び押圧を点結合部位に加えてもずれることがなく、点結合部位のみに振動又は押圧力を加えることができる。 これに対し、本体端面の外径は、点結合部位の電気部品又は基板の貫通径よりも大きくする。 これにより、本体が点結合部位を押し出した際に押圧突起を除く本体端面が電気部品又は基板を捉えて止まり、過剰に電気部品又は基板を損傷しなくなる。 垂直押出具は、点結合部位が電気部品又は基板からそのまま分離する。

    【0008】点結合部位の分解については、次のような振動分解具でもよい。 すなわち、振動及びこの振動方向に押圧可能な本体からなり、本体端面に点結合部位に被さる凹部を形成し、電気部品又は基板の接線方向から点結合部位に前記凹部を宛てがった状態で本体の振動及び押圧により点結合部位を剪断する振動分解具(以下、水平押出具と呼ぶ)である。 本体の振動又は押圧を可能にするため、電気部品又は基板の側方に空間がある場合に利用しやすい。

    【0009】本体の形状は自由であるが、側方から接近する点結合部位を確実に捉える意味から、本体端面の幅が少なくとも点結合部位よりも広くなる板状が好ましい。 点結合部位はネジやリベットであり、水平押出具における凹部は、このネジやリベットの頭に被さる大きさで、例えば半円柱状凹部を本体端面下縁に直径が一致するように形成する。 水平押出具は、凹部が点結合部位を捉えているので、本体の振動及び押圧を点結合部位に加えてもずれることがなく、点結合部位のみに振動又は押圧力を加えることができる。 点結合部位は、本体から振動又は押圧力を加えられる部分だけが側方へ押し出されるようにして剪断されるので、当然に電気部品又は基板を損傷することがない。 つまり、水平押出具では、点結合部位の結合部分、ネジやリベットでは頭のみを電気部品又は基板から分離する。

    【0010】最後にチップの脚等の線結合部位を分解する用具として、振動及びこの振動方向に押圧可能な本体からなり、本体端面に断面が鋭で、かつ延在方向が本体の振動方向に対して斜行する刃部を形成し、電気部品又は基板の接線方向から線結合部位に前記刃部を宛てがった状態で本体の振動及び押圧により線結合部位を剪断する振動分解具(以下、水平剪断具と呼ぶ)を開発した。
    この水平剪断具は、基本的には、チップの脚等の剪断、
    分離に適している。

    【0011】本体の形状は自由であるが、側方から接近する線結合部位を確実に捉える意味から、刃部が少なくとも線結合部位よりも広い板状が好ましい。 代表的な線結合部位はチップの脚等で、水平剪断具は、線結合部位の延在方向に対して直交方向から本体を近付け、斜行する刃部で線結合部位を端から順に剪断していく。 線結合部位を一度に剪断すると過剰な剪断応力が発生するため、電気部品又は基板の破損が免れない。 斜行した刃部を線結合部位に宛てがった線結合部位へ端から順に本体の振動及び押圧を加えると、少ない力で徐々に線結合部位を剪断でき、電気部品又は基板を損傷しなくなる。 この水平剪断具では、線結合部位により支持されている電気素子、チップのみを電気部品又は基板から分離する。

    【0012】本発明の振動分解具は、過剰な外力を加えて点結合部位又は線結合部位を分解するのではなく、各結合部位に加える振動による疲労破壊や衝撃破壊を利用し、加える外力を小さくする。 これにより、目的とする点結合部位や線結合部位を容易に分解しながら、その結合部位周囲の基板を破損させることがなくなり、粉塵による作業環境の悪化を防止できるようにする。

    【0013】

    【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。 図1は本発明の垂直押出具1の一例をネジ2の頭3に宛てがった状態を表した正面図、図2は同垂直押出具1をボルト4の頭5に宛てがった状態を表した図1相当正面図、図3は同垂直押出具1の使用条件を超えた場合を表した図1相当正面図、
    図4は基板6からネジ2を押し出した状態を表した図1
    相当正面図である。

    【0014】本例の垂直押出具1は、分解装置の振動機
    (図示略)先端に装着し、図1に見られるように、分解対象となる基板6のネジ2(点結合部位)に押圧突起7の凹部8を垂直方向から宛てがって、振動f及び押圧力Pを加え、基板6裏面へとネジ2を押し出すように分解する。 押圧突起7の凹部8は、ネジ2の頭3より小さな半径を有する略半球状で、振動fを加えた際でもネジ2の頭3を捉えて押圧突起7がずれないようにする。 図2に見られるように、ボルト4の頭5でも、この凹部8に捉えられる限り、押圧突起7がボルト4の頭5からずれずに振動fを加え、押圧できる。

    【0015】押圧突起7を除く本体端面9は、ネジ2を基板6から押し出したときに基板6に掛止して、本体10
    が基板6を打ち抜かないようにする役割を持っていている。 前記役割は、基板6からネジ2を押し出しても、ネジ2を大きく超える範囲で基板6が破損されないことを前提に、本体端面9の大きさがネジ2を大きく上回るように各部の大きさの関係を決定していることで実現している。 このため、例えば図3に見られるように、分解対象となるネジ2の頭3の径が本体端面9の径を超えるような場合は、本例の垂直押出具1は基本的に使用不可となる。

    【0016】図1の状態から、本体10に振動f及び押圧力Pを加えていくと、振動による疲労破壊や衝撃破壊が徐々にネジ2に加えられ、図4に見られるように、やがて基板6を撃ち破るようにネジ2が基板6裏面へと押し出され、分解が実現される。 このとき、基板6のネジ孔
    11周辺は、ネジ2の頭3が基板6を通過するために必要な範囲で基板6裏面へとめくれるが、本体端面9の径がネジ2の頭3の径より十分に大きければ、ネジ孔11周辺には本体端面9を掛止するに足りる程度に基板6が残り、垂直押出具1が基板6を撃ち破って基板6裏面に突出しない。

    【0017】図5は本発明における水平押出具12の一例をネジ2の頭3に宛てがった状態を表した斜視図、図6
    は同水平押出具12をネジ2の頭3に宛てがった状態を表した側面図、図7は同水平押出具12をボルト4の頭5に宛てがった状態を表した側面図、図8は基板6からネジ2の頭3を剪断して分離した状態を表した図7相当側面図である。

    【0018】本例の水平押出具12は、分解装置の振動機
    (図示略)先端に装着し、図5に見られるように、分解対象となる基板6のネジ2(点結合部位)の頭3に本体端面9の凹部13を水平方向から宛てがって、振動f及び押圧力Pを加え、基板6と平行にネジ2の頭3を押し出して剪断、分解する。 押圧突起7の凹部8は、ネジ2の頭3
    に十分被さる大きさの略半円柱状で、振動fを加えた際でもネジ2の頭3を捉えて本体端面9の範囲からずれないようにする。 図6に見られるように、ボルト4の頭5
    であっても、この凹部13に捉えられる限り、本体端面9
    の範囲からボルト4の頭5からずれずに振動fを加え、
    押圧できる。

    【0019】本例の水平押出具12は、基板6を破損せずネジ2を基板6から分解することを第一とするので、本体10が基板6と平行となるようにネジ2に凹部13を宛てがえない場合は、基本的に使用不可となる。 図6の状態から、本体10に振動f及び押圧力Pを加えていくと、振動による疲労破壊や衝撃破壊が徐々にネジ2に加えられ、図8に見られるように、やがてネジ2の頭3を基板6と平行に押し出さすように剪断して、分解を実現する。 振動による疲労破壊や衝撃破壊は微量であるため、
    ネジ2の頭3のみが引きちぎられるわけである。 ネジ3
    の頭3を取り除くことにより、例えば基板6が別の電気部品(図示せず)に接合されている場合でも、基板6と電気部品とを分離することができる。 残るネジ2は、ネジ孔11に螺合しているだけなので、容易に引き抜き可能になっている。

    【0020】図9は本発明の水平剪断具14の一例をチップ15の脚に宛てがった状態を表した斜視図、図10は同水平剪断具14の平面図、図11は同水平剪断具14の側面図で、図12は基板6からチップ15の脚16を剪断して分離した状態を表した図11相当側面図である。

    【0021】本例の水平押出具12は、分解装置の振動機
    (図示略)先端に装着し、図9に見られるように、分解対象となる基板6上のチップ15の脚16(線結合部位)に刃部
    17を水平方向かつ脚16の配列方向(並び方向)に斜行するようにから宛てがって振動f及び押圧力Pを加え、基板6と平行にチップ15の脚16を押し出して剪断、分解する。 刃部17は、基板6と平行な本体10の裏面から昇り斜面を有する断面形状で、図11に見られるように、分解対象となるチップ15に向けて前縁18を潜り込ませるように押圧する。 振動fを加えてチップ15の脚16の剪断が進んでいくと、振動による疲労破壊や衝撃破壊により順番に脚16が剪断されていくと共に、図12に見られるようにチップ15が刃部17の斜面に乗り上げていき、基板6上にチップ15が残らないようにすることができる。

    【0022】

    【発明の効果】本発明により、電気部品や基板における点結合部位や線結合部位の分解に際して、粉塵を伴わず、効率良く分解できるようになる。 本発明は、点結合部位や線結合部位それぞれに適切な構成の分解具を割り当てることで、過剰な力をかけずに電気部品又は基板の分解を実現する。 過剰な力が不要であるため、分解に際して電気部品や基板を損傷する虞れがなくなり、粉塵を伴わなくなるわけである。 また、本発明における各分解具に付加する振動は、効率のよい点結合部位又は線結合部位の分解を可能にする利点もある。 現在は、既に電気部品や基板の分解ラインは種々構築されている。 本発明の各分解具は、前記各ラインに設置する分解装置の振動機に装着して使用するため、特別な装置が必要なく、導入コストを低く抑える効果も有している。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】垂直押出具の一例をネジの頭に宛てがった状態を表した正面図である。

    【図2】同垂直押出具をボルトの頭に宛てがった状態を表した図1相当正面図である。

    【図3】同垂直押出具の使用条件を超えた場合を表した図1相当正面図である。

    【図4】基板からネジを押し出した状態を表した図1相当正面図である。

    【図5】水平押出具の一例をネジの頭に宛てがった状態を表した斜視図である。

    【図6】同水平押出具をネジの頭に宛てがった状態を表した側面図である。

    【図7】同水平押出具をボルトの頭に宛てがった状態を表した側面図である。

    【図8】基板からネジの頭を剪断して分離した状態を表した図7相当側面図である。

    【図9】水平剪断具の一例をチップの脚に宛てがった状態を表した斜視図である。

    【図10】同水平剪断具の平面図である。

    【図11】同水平剪断具の側面図である。

    【図12】基板からチップの脚を剪断して分離した状態を表した図11相当側面図である。

    【符号の説明】

    1 垂直押出具 6 基板 7 押圧突起 8 凹部 9 本体端面 10 本体 12 水平押出具 13 水平押出具の凹部 14 水平剪断具 17 刃部 18 前縁

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D058 AA05 3C031 EE51 EE68 3C039 FA02 5E319 CD57

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