Monocyclic nucleoside, its analogues and use

申请号 JP51861298 申请日 1997-10-15 公开(公告)号 JP2002503212A 公开(公告)日 2002-01-29
申请人 アイ・シー・エヌ・フアーマシユーテイカルズ・インコーポレイテツド; 发明人 アルベルト,デベロン; タム,ロバート; ラマサミー,カンダサミー;
摘要 (57)【要約】 一般式(I)で示される新規単環式L−ヌクレオシド化合物。 これらの化合物の態様は、感染、寄生虫の侵入、新 生物 および自己免疫疾患を含む種々の病気を治療するのに有用であると考えられる。 新規化合物の機構、態様に関しては、免疫調節活性が見られ、Th1およびTh2反応の調節を含むサイトカインパターンの調節において有用であると期待される。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 1. 式(I)で示される構造を有する化合物: 式中、 Aは、独立してNまたはCから選択され; B、C、E、Fは、独立して、CH、CO、N、S、Se、O、NR 1 、CC ONH 2 、CCH 3 、C−R 2またはPから選択され;R 1は独立してH、低級アルキル、低級アルキルアミン、COCH 3 、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニルまたは低級アルキルアリールであり;R 2は独立してH、OH、ハロケン、CN、N 3 、NH 2 、C(=O)NH 2 、C(=S)NH 2 、C(=NH)NH 2 . HCl、C(=NOH)NH 2 、C(=NH)OMe、低級アルキル、低級アルキルアミン、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニル、低級アルキルアリールまたは置換ヘテロ環; Dは独立してCH、CO、N、S、Se、O、NR 1 、CCONH 2 、CCH 3 、C−R 2 、Pから選択されまたは存在せず、R 1は独立してH、O、低級アルキル、低級アルキルアミン、COCH 3 、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニルまたは低級アルキルアリール、R 2は独立してH、OH、ハロゲン、CN 、N 3 、NH 2 、低級アルキル、低級アルキルアミン、低級アルキルアルケニル、 低級アルキルビニル、低級アルキルアリールまたは置換ヘテロ環; Xは独立してO、S、CH 2またはNRであり;ここでRはCOCH 3 ; R 1およびR 4は独立してH、CN、N 3 、CH 2 OH、低級アルキルおよび低級アルキルアミンから選択され; R 2 、R 3 、R 5 、R 6 、R 7およびR 8は独立してH、OH、CN、N 3 、ハロゲン、CH 2 OH、NH 2 、OCH 3 、NHCH 3 、ONHCH 3 、SCH 3 、SPh、 アルケニル、低級アルキル、低級アルキルアミンおよび置換ヘテロ環から選択され;および R 1 、R 2 、R 3 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7およびR 8は同時に全て置換されることはなく;例えば R 2 =R 3 =Hの場合、R 7およびR 8は水素または存在せず; R 1 、R 4またはR 5が置換されている場合、R 7 =R 8 =HおよびR 2 =R 3 =O Hであり; R 2またはR 3が置換されている場合、R 7およびR 8はHまたはOHであり; R 7またはR 8が置換されている場合、R 2およびR 3はHまたはOHであり; R 7およびR 8が水素である場合、R 2およびR 3はOHではなく; A=N;B=CO;C=NまたはNH;D=COまたはC−NH 2 ;EはCH またはC−置換;F=CH;X=O、SまたはCH 2の場合、R 2はH、OH、C H 3 、ハロゲン、N 3 、CN、SH、SPh、CH 2 OH、CH 2 OCH 3 、CH 2 S H、CH 2 F、CH 23 、アリール、アリロキシまたはヘテロ環ではなく; A=N;B=CO;C=NまたはNH;D=COまたはC−NH 2 ;EはCH 、C−CH 3またはハロゲン;F=CH;X=N−COCH 3の場合、R 2はHまたはOHではなく; A=N;B=CH;C=CHまたはCH 3 ;D=CHまたはC −CH 3 ;EはCH、C−CH 3またはC−CONH 2 ;F=CH;X=O、またはCH 2の場合、R 2はHまたはOHでなく; A=N;B=N;COまたはCH;C=CH、C−ClまたはC−OCH 3 ; D=CHまたはC−Ph;EはCH、C−ClまたはC−Ph;F=NまたはC O:X=Oの場合、R 2はHまたはOHではなく; A=N;B=COまたはCS;C=NまたはNH;D=COまたはC−NH 2 ;EはCHまたはN;F=NまたはCH;X=Oの場合、R 2はHまたはOHではなく;および A=C;B=CH;C=NH;D=CO,CSまたはC−NH 2 ;EはNまたはNH;F=COまたはCH;X=Oの場合、R 2はHまたはOHではない。 2. 式(III)で示される構造をさらに有する請求項1に記載の化合物: 式中、 Xは独立してO、S、CH 2およびNR、ここでRはCOCH 3 ; R'およびR''は、独立して、H、CN、C(=O)NH 2 、NH 2 、C(= S)NH 2 、C(=NH)NH 2 . HCl、C(=NOH)NH 2 、C(=NH) OMe、ヘテロ環、ハロゲン、低級アルキルまたは低級アルキルアリールから選択され; R 1およびR 4は、独立して、H、CN、N 3 、CH 2 OH、低級アルキルまたは低級アルキルアミンから選択され;および R 2 、R 3 、R 5 、R 6 、R 7およびR 8は、独立して、H、OH、CN、N 3 、ハロゲン、CH 2 OH、NH 2 、OCH 3 、NHCH 3 、ONHCH 3 、SCH 3 、SP h、アルケニル、低級アルキル、低級アルキルアミンまたは置換ヘテロ環から選択され、 R 2 =R 3 =Hの場合、R 7およびR 8は水素または存在せず、 式(III)の化合物において、R'は好ましくはカルボキサミドまたはCN およびR''は水素もしくはハロゲン;R 1 =R 4 =R 5 =R 7 =R 8 =HおよびR 2 =R 3 =OH、および好ましくはXは酸素を表わす。 3. 式(IV)で示される構造をさらに有する請求項1に記載の化合物: 式中、 Aは、独立してNまたはCから選択され; B、C、EまたはFは、独立して、CH、CO、N、S、Se、O、NR 1 、 CCONH 2 、CCH 3 、C−R 2またはPから選択され;R 1は、独立して、H、 低級アルキル、低級アルキルアミン、COCH 3 、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニルまたは低級アルキルアリールであり、R 2は、独立して、H、 OH、ハロゲン、CN、N 3 、C(=O)NH 2 、C(=S)NH 2 、C(=NH )NH 2 . HCl、C(=NOH)NH 2 、C(=NH)OMe、低級アルキル、 低級アルキルアミン、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニル、低級アルキルアリールまたは置換ヘテロ環であり; Xは、独立してO、S、CH 2またはNR;ここでRはCOCH 3であり; R 1およびR 4は、独立してH、CN、N 3 、CH 2 OH、低級アルキルまたは低級アルキルアミンから選択され:およびR 2 、R 3 、R 5 、R 6 、R 7およびR 8は、 独立してH、OH、CN、N 3 、ハロゲン、NH 2 、CH 2 OH、OCH 3 、NHC H 3 、ONHCH 3 、SCH 3 、SPh、アルケニル、アリル、低級アルキル、低級アルキルアミンまたは置換ヘテロ環から選択され;例えば、 R 2 =R 3 =Hの場合、R 7およびR 8は水素または存在せず、 Aは炭素;B=E=N;CはN−Phの場合、FはCHではなく、 A=N;CはCH;CH:B=E=C−CH 3の場合、Fは窒素でなく;および Aは炭素、B=N;C=C−CONH 2 ;E=CH;F=Sの場合、XはCH 2 ではなく、 式(IV)の化合物において、R 1は、好ましくはH、低級アルキルまたはアリル;R 2は、好ましくはH、OH、ハロゲン、CN、N 3 、NH 2 、C(=O) NH 2 、C(=S)NH 2 、C (=NH)NH 2 . HCl、C(=NOH)NH 2またはC(=NH)OMe;およびR 1 =R 4 =R 5 =R 7 =R 8 =H、好ましくはR 2 =R 3 =OHおよび好ましくはXは酸素である。 4. 式(V)で示される構造をさらに有する請求項1に記載の化合物: 式中、 Aは、独立してNまたはCから選択され; B、C、E、Fは、独立して、CH、CO、N、S、Se、O、NR 1 、CC ONH 2 、CCH 3 、C−R 2またはPから選択され;R 1は独立してH、低級アルキル、低級アルキルアミン、COCH 3 、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニルまたは低級アルキルアリールであり;R 2は独立してH、OH、ハロゲン、CN、N 3 、NH 2 、C(=O)NH 2 、C(=S)NH 2 、 C(=NH)NH 2 . HCl、C(=NOH)NH 2 、C(=NH)OMe、低級アルキル、低級アルキルアミン、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニル、低級アルキルアリールまたは置換ヘテロ環; Dは独立してCH、CO、N、S、Se、O、NR 1 、CCONH 2 、CCH 3 、C−R 2 、Pから選択されまたは存在せず、R 1は独立してH、O、低級アルキル、低級アルキルアミン、COCH 3 、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニルまたは低級アルキルアリール、R 2は独立してH、OH、ハロゲン、CN 、N 3 、NH 2 、低級アルキル、低級アルキルアミン、低級アルキルアルケニル、 低級アルキルビニル、低級アルキルアリールまたは置換ヘテロ環; Xは独立してO、S、CH 2またはNRであり;ここでRはCOCH 3 ; R 1およびR 4は独立してH、CN、N 3 、CH 2 OH、低級アルキルおよび低級アルキルアミンから選択され;および R 2 、R 3 、R 5 、R 6 、R 7およびR 8は独立してH、OH、CN、N 3 、ハロゲン、CH 2 OH、NH 2 、OCH 3 、NHCH 3 、ONHCH 3 、SCH 3 、SPh、 アルケニル、低級アルキル、低級アルキルアミンおよび置換ヘテロ環から選択され;例えば R 2 =R 3 =Hの場合、R 7およびR 8は水素または存在せず; A=N;B=CO;C=NまたはNH;D=COまたはC−NH 2 ;EはCH またはC−置換;F=CH;X=O、SまたはCH 2の場合、R 2はH、OH、C H 3 、ハロゲン、N 3 、CN、SH、SPh、CH 2 OH、CH 2 OCH 3 、CH 2 S H、CH 2 F、CH 23 、アリール、アリロキシまたはヘテロ環ではなく; A=N;B=CO;C=NまたはNH;D=COまたはC−NH 2 ;EはCH 、C−CH 3またはハロゲン;F=CH;X=N−COCH 3の場合、R 2はHまたはOHではなく; A=N;B=CH;C=CHまたはCH 3 ;D=CHまたはC−CH 3 ;EはC H、C−CH 3またはC−CONH 2 ;F=CH;X=O、またはCH 2の場合、 R 2はHまたはOHでなく; A=N;B=N;COまたはCH;C=CH、C−ClまたはC−OCH 3 ; D=CHまたはC−Ph;EはCH、C−ClまたはC−Ph;F=NまたはC O;X=Oの場合、R 2はHまたはOHではなく; A=N;B=COまたはCS;C=NまたはNH;D=COまたはC−NH 2 ;EはCHまたはN;F=NまたはCH;X=Oの場合、R 2はHまたはOHではなく;および A=C;B=CH;C=NH;D=CO、CSまたはC−NH 2 ;EはNまたはNH;F=COまたはCH;X=Oの場合、R 2はHまたはOHではない。 5. A、BおよびEが窒素、CがC−C(O)NH 2 、Dが存在せず、FがCH 、Xが酸素、R 1 、R 4 、R 5 、R 7およびR 8が水素、およびR 2 、R 3およびR 6が水素である請求項1に記載の化合物。 6. 化合物がα−ヌクレオシドを含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。 7. 化合物がβ−ヌクレオシドを含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。 8. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物、またはそれらの薬学的に許容できるエステルまたは塩を、少なくとも一つの薬学的に許容できるキャリアと混合して含む薬剤。 9. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物の投与に正反応を示す炎症性の医学的症状を有する患者を治療する方法であって、化合物を提供し、患者に所定量の化合物を投与し、効果および副作用について患者をモニターすることを含む方法。 10. 症状が感染を含む請求項9に記載の方法。 11. 症状が寄生虫の侵入を含む請求項9に記載の方法。 12. 症状が新生物を含む請求項9に記載の方法。 13. 症状が自己免疫疾患を含む請求項9に記載の方法。 14. 化合物を患者に投与する工程が、治療的量の化合物を投与することを含む請求項9に記載の方法。 15. 請求項1〜5のいずれかの化合物を提供し、患者に所定量の化合物を投与することを含んでなる、患者におけるTh1およびTh2活性を調節する方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 単環式ヌクレオシド、その類似体および使用本発明は、1996年10月16日付の仮出願no. 60/028,585の優先権を主張する。 発明の分野 本発明は、L−ヌクレオシドの分野に関する。 発明の背景 ここ数10年、抗ウイルス剤としてのD−ヌクレオシド類似体の使用可能性を開発する努が成されてきている。 この作業の一部は結果を出しており、近年、 HIV逆転写酵素阻害剤(AZT,ddi,ddC,d4T,および3TC)を含む多くのヌクレオシドが抗ウイルス剤として販売されている。 ヌクレオシド類似体は免疫系調節剤としての使用も研究され(Bennet, P.A.ら著,J.Med.Chem,第36巻,635頁,1993年)ているが、これも完全に満足できる結果は有していない。 例えば、8−ブロモ−,8 −メルカプト−,7−メチル−8−オキソグアノシン(Goodman,M.G .著,Immunopharmacology,第21 巻,51〜68頁,1991年)および7−チア−8−オキソグアノシン(Na gahara,K.著,J.Med.Chem,第33巻,407〜415頁, 1990年;米国特許第5,041,426号)のようなグアノシン類似体が、 免疫系を活性化する性能について数年研究されている。 これらのグアノシン誘導体は、生体内で優れた抗ウイルスおよび/または抗腫瘍活性を示す。 しかし、これらのC 8 −置換グアノシンはT−細胞を活性化することができなかった(Sh arma,B.S.ら著,Clin.Exp.Metastasis,第9巻, 429〜439頁,1991年)。 同様のことが6−アリールピリミジノンについて発見された(Wierenga,W.著,Ann.N.Y.Acad.Sc i,第685巻,296〜300頁,1993年)。 別の研究において、一連の3−デアザプリンヌクレオシドが合成され、免疫調節剤として評価された。 米国特許第4,309,419号は、免疫系の阻害剤として3−デアザアデノシンを用いることを記載している。 β−D−ヌクレオシド,β−2'−デオキシ−3− デアザグアノシン(米国特許第4,950,647号)は、活性化T細胞反応への最も高い免疫向上性能を示した。 特定の2'−デオキシ ヌクレオシドについての抗炎症および免疫抑制活性も開示された(EPO出願0 038 569)。 しかしながら、これらの化合物は、そのグリコシル結合が生体内で容易に代謝分解し、その生物学的性能が効果的に不活性化される。 米国特許第4,148,888号に開示されているアデノシン誘導体も、脱アミノ酵素により生体内で異化される。 さらに別の研究によると、レバミゾール、すなわち胸腺腫免疫抑制剤(Haddenら著,Immunol.Today,第14巻,275〜280頁,1993年)が胸腺ホルモンと同様にT細胞系列に作用するようである。 もう一つのT細胞刺激薬であるTucaresol(Reitz ら著,Nature,第377巻,71〜75頁,1995年)が現在臨床的に試験されている。 より最近では、6−置換プリンリンカーアミノ酸(Zacha rieら著,J.Med.Che,第40巻,2883〜2894頁,1997 年)が、増加したCTLまたはTh1型反応を必要とする病状を標的とする有望な免疫刺激薬として開示されている。 免疫調節の一つの可能な標的は、Th1およびTh2リンフォカインの刺激または抑制を含む。 タイプI(Th1)細胞は、インターロイキン2(IL−2) 、腫瘍壊死因子(TNFα) およびインターフェロンγ(IFNγ)を生成し、遅延型過敏症および抗ウイルス免疫性のような細胞媒介免疫性の主な原因である。 タイプ2(Th2)細胞は、インターロイキンIL−4,IL−5,IL−6,IL−9,IL−10およびIL−13を生成し、主に、アレルゲン、例えばIgEおよびIgG4抗体アイソタイプスイッチング(Mosmann著,1989年,Annu Rev Immunol,第7巻:145〜173頁)に反応して見られるような体液性免疫反応の補助に含まれる。 D−グアノシン類似体は、リンフォカインIL−1 ,IL−6,IFNαおよびTNFαへの生体外での(非直接的)(Goodm an著,1988年,Int J Immunopharmacol,第10巻:579〜88頁)および生体内での(Smeeら著,1991年,Antiv iral Res第15巻:229頁)、種々の効果を発揮することが示された。 しかしながら、7−チオ−8−オキソグアノシンのようなD−グアノシン類似体が、T細胞中でタイプ1またはタイプ2サイトカインを直接調節する性能は非効果的である、または記載されていなかった。 重要なことに、小さな分子の研究の大部分は、D−ヌクレオシドの合成および評価に集中していた。 これは、リバビリン(Witkowsk i,J.T.ら著,J.Med.Chem,第15巻,1150頁,1972年)、AZT(De Clercq,E著,Adv.Drug Res,第17巻,1頁,1988年)、DDI(Yarchoan,R.ら著,Science (Washington,D.C.),第245巻,412頁,1989年)、 DDC(Mitsuya,H.ら著,Proc.Natl.Acad.Sci. U.S.A.,第83巻,1911頁,1986年)、d4T(Mansuri ,M.M.ら著,J.Med.Chem,第32巻,461頁,1989年)および3TC(Doong,S.L.ら著,Proc.Natl.Acad.Sc i.U.S.A.,第88巻,8495〜8599頁,1991年)を含む。 この多くの治療剤のうち、3TCのみが、天然D−リボースのエナンチオマーである非天然変性L−リボース部分を含む。 FDAによる3TCの認可後、非天然L−構造を有するヌクレオシドの多くが、免疫不全ウイルス(HIV)、肝炎Bウイルス(HBV)および特定形状のガンに対するよく効く化学治療薬であると報告されている。 これらは、(−)−□ −L−1 −[2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]−5−フルオロシトシン(FTC;Furman,P.A.ら著,Antimicrob .Agents Chemother,第36巻,2686〜2692頁,19 92年)、(−)−□−L−2',3'−ジデオキシペントフラノシル−5−フルオロシトシン(L−FddC;Gosselin,G.ら著,Antimic rob.Agents Chemother,第38巻,1292〜1297頁,1994年)、(−)−□−L−1−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3− オキサチオラン−4−イル]シトシン[(−)−OddC;Grove,K. L . ら著,Cancer Res,第55巻,3008〜3011頁,1995年]、2',3'−ジデオキシ−□−L−シスチジン(□−L−ddC;Lin, T.S.ら著,J.Med.Chem,第37巻,798〜803頁,1994 年)、2'フルオロ−5−メチル−□−L−アラビノフラノシルウラシル(L− FMAU;米国特許第5,567,668号)、2',3'−ジデオキシ−2' ,3'−ジデヒドロ−□−L−シスチジン(□−L−d4C;Lin,T.S. ら著,J.Med.Chem,第39巻,1757〜1759頁, 1996年)、2',3'−ジデオキシ−2',3'−ジデヒドロ−□−L−5 −フルオロシスチジン(□−L−Fd4C;Lin,T.S.ら著,J.Med .Chem,第39巻,1757〜1759頁,1996年)、L−シクロペンチル炭素環式ヌクレオシド(Wang,P.ら著,Tetrahedron L etts,第38巻,4207〜4210頁,1997年)および種々の9−( 2'−デオキシ−2'−フルオロ−□−L−アラビノフラノシル)プリンヌクレオシド(Ma,T'.ら著,J.Med.Chem,第40巻,2750〜27 54頁,1997年)を含む。 L−ヌクレオシドについての他の研究も報告されている。 例えば、米国特第5 ,009,698号は、植物の成長の刺激のためのL−アデノシンの合成および使用を記載している。 WO92/08727は、ウイルスの治療のための特定のL−2'−デオキシウリジンおよびそれらの使用を記載している。 Spadar i,S. ら著,J. Med. Chem,第35巻,4214〜4220頁,19 92年は、単純ヘルペスウイルスタイプIを含むウイルス感染を治療するのに有用な特定のL−β−ヌクレオシドの合成を記載している。 米国特許5,559, 101 は、α−およびβ−L−リボフラノシルヌクレオチドの合成、それらの調製方法、それらを含む薬剤組成物、および動物における種々の病気を治療するためのそれらの使用方法を記載している。 独国特許(De195 18 216)は、2 '−フルオロ−2'−デオキシ−L−β−アラビノフラノシルピリミジンヌクレオシドを記載している。 米国特許第5,565,438号および第5,567, 688号は、L−FMAUの有用性を記載している。 WO特許95/20595 は、2'−デオキシ−2'−フルオロ−L−β−アラビノフラノシルプリンおよびピリミジンヌクレオシドの合成、HBVまたはEBVを治療する方法を記載している。 米国特許第5,567,689号は、L−ヌクレオシドを用いてウリジンレベルを向上させる方法を記載している。 WO特許96/28170は、有効量のL−ヌクレオシド化合物を共投与することによりD−ヌクレオシドの毒性を低下させる方法を記載している。 驚くべきことに、一部の既知のL−ヌクレオシドは、D−対応物質よりも低い毒性を有する抗ウイルス活性を示すが、これらのL−ヌクレオシド化合物のうち免疫調節特性を有することが示されたものはない。 さらに、現時点では、リンフォカインプロフィール(Th1およびTh2サブセット)が示される免疫系の調節のための有効な治療はない。 すなわ郁、新規L−ヌクレオシド類似体、特に、免疫系を調節するL−ヌクレオシド類似体、特に、Th1およびTh2を特に調節するL −ヌクレオシド類似体が依然として必要とされている。 発明の簡単な説明 本発明は、新規L−ヌクレオシド化合物、その治療用途および合成を指向する。 本発明の一つの局面において、下記式で示される新規L−ヌクレオシド化合物が提供される:

    式中、 Aは、独立してNまたはCから選択され; B、C、E、Fは、独立して、CH、CO、N、S、Se、 O、NR

    1 、CCONH

    2 、CCH

    3 、C−R

    2またはPから選択され;R

    1は独立してH、低級アルキル、低級アルキルアミン、COCH

    3 、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニルまたは低級アルキルアリールであり;R

    2は独立してH、OH、ハロゲン、CN、N

    3 、NH

    2 、C(=O)NH

    2 、C(=S)NH

    2 、 C(=NH)NH

    2 、HCl、C(=NOH)NH

    2 、C(=NH)OMe、低級アルキル、低級アルキルアミン、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニル、低級アルキルアリールまたは置換ヘテロ環; Dは独立してCH、CO、N、S、Se、O、NR

    1 、CCONH

    2 、CCH

    3

    、C−R

    2 、Pから選択されまたは存在せず、R

    1は独立してH、O、低級アルキル、低級アルキルアミン、COCH

    3 、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニルまたは低級アルキルアリール、R

    2は独立してH、OH、ハロゲン、CN 、N

    3 、NH

    2 、低級アルキル、低級アルキルアミン、低級アルキルアルケニル、 低級アルキルビニル、低級アルキルアリールまたは置換ヘテロ環; Xは独立してO、S、CH

    2またはNRであり;ここでRはCOCH

    3 ; R

    1およびR

    4は独立してH、CN、N

    3 、CH

    2 OH、低級アルキルおよび低級アルキルアミンから選択され; R

    2 、R

    3 、R

    5 、R

    6 、R

    7およびR

    8は独立してH、OH、CN、N

    3 、ハロゲン、CH

    2 OH、NH

    2 、OCH

    3 、NHCH

    3 、ONHCH

    3 、SCH

    3 、SPh、 アルケニル、低級アルキル、低級アルキルアミンおよび置換ヘテロ環から選択され;および R

    1 、R

    2 、R

    3 、R

    4 、R

    5 、R

    6 、R

    7およびR

    8は同時に全て置換されることはなく;例えば R

    2 =R

    3 =Hの場合、R

    7およびR

    8素または存在せず; R

    1 、R

    4またはR

    5が置換されている場合、R

    7 =R

    8 =HおよびR

    2 =R

    3 =O Hであり; R

    2またはR

    3が置換されている場合、R

    7およびR

    8はHまたはOHであり; R

    7またはR

    8が置換されている場合、R

    2およびR

    3はHまたはOHであり; R

    7およびR

    8が水素である場合、R

    2およびR

    3はOHではなく; A=N;B=CO;C=NまたはNH;D=COまたはC−NH

    2 ;EはCH またはC−置換;F=CH;X=O、SまたはCH

    2の場合、R

    2はH、OH、C H

    3 、ハロゲン、N

    3 、CN、SH、SPh、CH

    2 OH、CH

    2 OCH

    3 、CH

    2 S H、CH

    2 F、CH

    2

    3 、アリール、アリロキシまたはヘテロ環ではなく; A=N:B=CO;C=NまたはNH:D=COまたはC−NH

    2 ;EはCH 、C−CH

    3またはハロゲン;F=CH;X=N−COCH

    3の場合、R

    2はHまたはOHではなく; A=N;B=CH;C=CHまたはCH

    3 ;D=CHまたはC−CH

    3 ;EはC H、C−CH

    3またはC−CONH

    2 ;F=CH;X=O、またはCH

    2の場合、 R

    2はHまたはOHでなく; A=N;B=N;COまたはCH;C=CH、C−ClまたはC−OCH

    3 ; D=CHまたはC−Ph;EはCH、C−ClまたはC−Ph;F=NまたはC O;X=Oの場合、R

    2はHまたはOHではなく; A=N;B=COまたはCS;C=NまたはNH;D=COまたはC−NH

    2

    ;EはCHまたはN;F=NまたはCH;X=Oの場合、R

    2はHまたはOHではなく;および A=C;B=CH;C=NH;D=CO,CSまたはC−N H

    2 ;EはNまたはNH;F=COまたはCH;X=Oの場合、R

    2はHまたはO Hではない。 本発明の好ましい態様の一つにおいて、化合物はリボフラノシル部分を含み、 特に好ましい化合物の態様はL−リバビリンを含む。 本発明のもう一つの局面において、薬剤組成物は、治療有効量の式1および3 〜5で示される化合物、または薬学的に許容できるそのエステルまたは塩を、少なくとも一つの薬学的に許容できるキャリアと一緒に含む。 本発明のさらにもう一つの局面において、化合物の投与に正反応する症状の治療において式1および3〜5で示される化合物が、正反応を達成する任意の組成およびプロトコールに従って用いられる。 特に、感染、寄生虫の侵入、ガンまたは腫瘍あるいは自己免疫疾患を治療するために式Iで示される化合物を用い得ることが考えられる。 図面の簡単な説明 図1〜12は、以下に記載の化合物の調製のために用いることのできる化学的合成工程を示す模式図である。 図13〜14は、活性化T細胞のIL−2TNFα、IFN −γ、IL−4およびIL−5レベルへのD−リバビリンおよびL−リバビリンの効果を示す模式図である。 図15は、ジニトロフルオロベンゼンに対する炎症性反応へのL−リバビリンの効果を決めるもう一組の実験を示す模式図である。 詳細な説明 この明細書において下記用語が用いられる場合、それらは以下に定義するように用いられる。 「ヌクレオシド」という用語は、ヘテロ環の特定位置、またはプリン(9−位)もしくはピリミジン(1−位)の天然の位置、または類似体の相当する位置に付着した任意のペントースまたは変性ペントース部分からなる化合物を表わす。 「ヌクレオチド」という用語は、ヌクレオシドの5'−位で置換したリン酸エステルを表わす。 「ヘテロ環」は、環内にN、OまたはSのような少なくとも一つのヘテロ原子を有し、任意にその任意の位置を独立して、例えば、ヒドロキシ、オキソ、アミノ、イミノ、低級アルキル、ブロモ、クロロおよび/またはシアノで置換することができる一価飽和または不飽和カルボン酸基を表わす。 この種の置換基には、プリン、ピリジンが含まれる。 「プリン」という用語は、窒素を含む二環式ヘテロサイクルを意味する。 「ピリミジン」は、窒素を含む一環式ヘテロサイクルを意味する。 本発明で用いられる「D−ヌクオシド」という用語は、D−リボース糖部分を有するヌクレオシド化合物(例えば、アデノシン)を意味する。 本発明で用いられる「L−ヌクオシド」という用語は、L−リボース糖部分を有するヌクレオシド化合物を意味する。 本発明全体において用いられる「L構造」という用語は、ヌクレオ塩基に結合している化合物のリボフラノシル部分の化学構造を表わす。 本発明の化合物の糖部分のL−構造は、シチジン、アデノシン、チミジン、グアノシンおよびウリジンのような天然産ヌクレオシドのリボース糖部分のD−構造と対照をなす。 「C−ヌクレオシド」という用語は、明細書全体で、リボース糖部分とヘテロ環塩基との間に形成されるタイプの結合を表わすために用いられる。 C−ヌクレオシドにおいて、結合はリボース糖部分のC −1位から始まりヘテロ環式塩基の炭素に結合する。 C−ヌクレオシド中に形成される結合は炭素−炭素型のものである。 「N−ヌクレオシド」という用語は、明細書全体において、リボース糖部分とヘテロ環塩基との間に形成されるタイプの結合を表わすために用いられる。 N− ヌクレオシドにおいて、結合はリボース糖部分のC−1位から始まりヘテロ環式塩基の窒素に結合する。 N−ヌクレオシド中に形成される結合は炭素−窒素型のものである。 「保護基」という用語は、酸素または窒素が配される分子中の他の部分の誘導中におけるさらなる反応を防止するために酸素または窒素原子に付加される化学的基を意味する。 有機合成の当業者には、種々の酸素および窒素保護基が知られている。 「低級アルキル」という用語はメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、i−ブチルまたはn−ヘキシルを意味する。 この用語としては、さらに、環式、分岐または直鎖状の1〜6の炭素原子が例示される。 「アリール」という用語は、任意にヒドロキシ、低級アルキル、クロロおよび/またはシアノにより置換することができる、単環(例えばフェニル)または二縮合環(例えばナフチル)を有する一価不飽和芳香族炭素環式基を意味する。 「ヘテロ環」という用語は、各利用できる位置が要すれば、独立して、例えば、ヒドロキシ、オキソ、アミノ、イミノ、低級アルキル、ブロモ、クロロおよび/またはシアノにより置換され得るまたは置換されない、少なくとも一つのN、 O、S、SeまたはPのようなヘテロ原子を有する一価飽和または不飽和炭素環式基を表わす。 「単環式」という用語は、単環式系か芳香族化される場合があるように、各利用できる位置が任意に、独立して、糖部分または、ブロモ、クロロおよび/またはシアノのような任意の他の基により置換され得る、少なくとも一つのN、O、 S、SeまたはPのようなヘテロ原子を有する一価飽和炭素環式基を表わす[例えば、チミジン;1−(2'−デオキシ−口−D−エリスロ−ペントフラノシル)チミン]。 「免疫調節剤」という用語は、刺激または抑制により正常または異常免疫系を変性することができる天然または合成生成物に関する。 「有効量」という用語は、免疫機能を正常レベルに戻す、または感染を除去するために免疫機能を正常レベルより高くするような化合物(I)の量を意味する。 式(I)で示される化合物は、複数の非対称中心を有する。 従って、それらは光学的活性状態でまたはラセミ混合物として調製することができる。 前述され請求の範囲に記載される本発明の範囲は、個々の光学異性体およびそれらの非ラセミ混合物ならびに化合物(I)のラセミ体に及ぶ。 「α」および「β」という用語は、図示する化学的構造中の非対称炭素原子における置換基の特異的立体化学的構造を示す。 ここに記載の化合物は全てL−フラノシル構造である。 「エナンチオマー」という用語は、互いに重ね合わせることのできない鏡像である1対の立体異性体を意味する。 1:1比の1対のエナンチオマーの混合物が「ラセミ」混合物である。 「異性体」という用語は、同じ化学式の異なる化合物を意味する。 「立体異性体」は、原子の空間配置形態のみが異なる異性体である。 「薬学的に許容できる塩」は、無機および有機酸または塩基から誘導される任意の塩であってよい。 本発明の化合物は、式IIの従来法により命名される。

    化合物本発明の化合物は、通常、式(I)により表わされる。 しかしながら、以下の式(III)、(IV)および(V)で示される化合物を含む特に興味深い化合物の幾つかのサブセットがある。 式(III)の化合物は以下の構造を有する。 式中、 Xは独立してO、S、CH

    2およびNR、ここでRはCOCH

    3 ; R'およびR''は、独立して、H、CN、C(=O)NH

    2 、NH

    2 、C(= S)NH

    2 、C(=NH)NH

    2 . HCl、C(=NOH)NH

    2 、C(=NH) OMe、ヘテロ環、ハロゲン、低級アルキルまたは低級アルキルアリールから選択され; R

    1およびR

    4は、独立して、H、CN、N

    3 、CH

    2 OH、低級アルキルまたは低級アルキルアミンから選択され;および R

    2 、R

    3 、R

    5 、R

    6 、R

    7およびR

    8は、独立して、H、OH、CN、N

    3 、ハロゲン、CH

    2 OH、NH

    2 、OCH

    3 、NHCH

    3 、ONHCH

    3 、SCH

    3 、SP h、アルケニル、低級アルキル、低級アルキルアミンまたは置換ヘテロ環から選択され、 R

    2 =R

    3 =Hの場合、R

    7およびR

    8は水素または存在しない。 式(III)において、R'は好ましくはカルボキサミドまたはCNおよびR ''は水素もしくはハロゲン;R

    1 =R

    4 =R

    5 =R

    7 =R

    8 =HおよびR

    2 =R

    3 = OH、および好ましくはXは酸素を表わす。 式(IV)の化合物は以下の構造を有する。 式中、 Aは、独立してNまたはCから選択され; B、C、EまたはFは、独立して、CH、CO、N、S、Se、O、NR

    1 、 CCONH

    2 、CCH

    3 、C−R

    2またはPから選択され;R

    1は、独立して、H、 低級アルキル、低級アルキルアミン、COCH

    3 、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニルまたは低級アルキルアリールであり、R

    2は、独立して、H、 OH、ハロゲン、CN、N

    3 、C(=O)NH

    2 、C(=S)NH

    2 、C(=NH )NH

    2 HCl、C(=NOH)NH

    2 、C(=NH)OMe、低級アルキル、低級アルキルアミン、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニル、低級アルキルアリールまたは置換ヘテロ環であり; Xは、独立してO、S、CH

    2またはNR;ここでRはCOCH

    3であり; R

    1およびR

    4は、独立してH、CN、N

    3 、CH

    2 OH、低級アルキルまたは低級アルキルアミンから選択され;および R

    2 、R

    3 、R

    5 、R

    6 、R

    7およびR

    8は、独立してH、OH、CN、N

    3 、ハロゲン、NH

    2 、CH

    2 OH、OCH

    3 、NHCH

    3 、ONHCH

    3 、SCH

    3 、SPh 、アルケニル、アリル、低級アルキル、低級アルキルアミンまたは置換ヘテロ環から選択され;例えば、 R

    2 =R

    3 =Hの場合、R

    7およびR

    8は水素または存在せず、 Aは炭素;B=E=N;CはN−Phの場合、FはCHではなく、 A=N;CはCH;B=E=C−CH

    3の場合、Fは窒素でなく;および Aは炭素、B=N;C=C−CONH

    2 ;E=CH;F=Sの場合、XはCH

    2ではない。 式(IV)の化合物において、R

    1は、好ましくはH、低級アルキルまたはアリル;R

    2は、好ましくはH、OH、ハロゲン、CN、N

    3 、NH

    2 、C(=O) NH

    2 、C(=S)NH

    2 、C (=NH)NH

    2 . HCl、C(=NOH)NH

    2またはC(=NH)OMe;およびR

    1 =R

    4 =R

    5 =R

    7 =R

    8 =H、好ましくはR

    2 =R

    3 =OHおよび好ましくはXは酸素である。 式(V)で示される化合物は以下の構造を有する。 式中、 Aは、独立してNまたはCから選択され; B、C、E、Fは、独立して、CH、CO、N、S、Se、O、NR

    1 、CC ONH

    2 、CCH

    3 、C−R

    2またはPから選択され;R

    1は独立してH、低級アルキル、低級アルキルアミン、COCH

    3 、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニルまたは低級アルキルアリールであり;R

    2は独立してH、OH、ハロゲン、CN、N

    3 、NH

    2 、C(=O)NH

    2 、C(=S)NH

    2 、C(=NH)NH

    2 . HCl、C(=NOH)NH

    2 、C(=N H)OMe、低級アルキル、低級アルキルアミン、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニル、低級アルキルアリールまたは置換ヘテロ環; Dは独立してCH、CO、N、S、Se、O、NR

    1 、CCONH

    2 、CCH

    3

    、C−R

    2 、Pから選択されまたは存在せず、R

    1は独立してH、O、低級アルキル、低級アルキルアミン、COCH

    3 、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニルまたは低級アルキルアリール、R

    2は独立してH、OH、ハロゲン、CN 、N

    3 、NH

    2 、低級アルキル、低級アルキルアミン、低級アルキルアルケニル、 低級アルキルビニル、低級アルキルアリールまたは置換ヘテロ環; Xは独立してO、S、CH

    2またはNRであり;ここでRはCOCH

    3 ; R

    1およびR

    4は独立してH、CN、N

    3 、NH

    2 OH、低級アルキルおよび低級アルキルアミンから選択され;および R

    2 、R

    3 、R

    5 、R

    6 、R

    7およびR

    8は独立してH、OH、CN、N

    3 、ハロゲン、CH

    2 OH、NH

    2 、OCH

    3 、NHCH

    3 、ONHCH

    3 、SCH

    3 、SPh、 アルケニル、低級アルキル、低級アルキルアミンおよび置換ヘテロ環から選択され; 例えば R

    2 =R

    3 =Hの場合、R

    7およびR

    8は水素または存在せず; A=N;B=CO;C=NまたはNH;D=COまたはC−NH

    2 ;EはCH またはC−置換;F=CH;X=O、SまたはCH

    2の場合、R

    2はH、OH、C H

    3 、ハロゲン、N

    3 、CN、SH、SPh、CH

    2 OH、CH

    2 OCH

    3 、CH

    2 S H、CH

    2 F、CH

    2

    3 、アリール、アリロキシまたはヘテロ環ではなく; A=N;B=CO;C=NまたはNH;D=COまたはC−NH

    2 ;EはCH 、C−CH

    3またはハロゲン:F=CH;X=N−COCH

    3の場合、R

    2はHまたはOHではなく; A=N;B=CH;C=CHまたはCH

    3 ;D=CHまたはC−CH

    3 ;EはC H、C−CH

    3またはC−CONH

    2 ;F=CH;X=O、またはCH

    2の場合、 R

    2はHまたはOHでなく; A=N;B=N;COまたはCH;C=CH、C−ClまたはC−OCH

    3 ; D=CHまたはC−Ph;EはCH、C−ClまたはC−Ph;F=NまたはC O;X=Oの場合、R

    2はHまたはOHではなく; A=N;B=COまたはCS;C=NまたはNH;D=CO またはC−NH

    2 ;EはCHまたはN;F=NまたはCH;X=Oの場合、R

    2はHまたはOHではなく;および A=C;B=CH;C=NH;D=CO、CSまたはC−NH

    2 ;EはNまたはNH;F=COまたはCH;X=Oの場合、R

    2はHまたはOHではない。 ここで考えられる特別のクラスの化合物は、糖が天然D−構造ではなくL−構造を有するリボフラノシル部分を有するヌクレオシド類似体を含む。 このクラスは、トリアゾール、3−シアノ−1,2,4−トリアゾール、メチル1,2,4 −トリアゾール−3−カルホキシレート、3−ブロモ−5−ニトロ−1,2,4 −トリアゾール、イミダゾール、2−ニトロイミダゾール、2−ブロモ−4(5 )−アミノイミダゾール、ピラゾール、3(5)−アミノピラゾール−4−カルボキサミド、トリアジン、ピロール、ピリジン、アザピリジン、チアゾール、1 ,2,5−チアジアゾール、セレナジアゾール、4−アミノ−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボン酸、メチル4−オキソ(5H)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキシレート、4−アミノ−1,2,5−セレナジアゾール−3−カルボン酸、テトラゾール、アザホスホール、4−アミノ−1,3−アザホスホール−5−カルボニトリル、4−ブロモ−1,3−アザホスホール−5−カルボニトリル、2−アミノホスフィン−3−カルボニトリル、メチル2−アミノ−3−シアノ−ホスホール−4−カルボキシレート、4,5−ジシアノ−1,3 −ジアザホスホール、ジアザホスホール、イソオキサゾール、3−オキソ(2H )−イソチアゾール−3−カルボン酸、5−アミノ−3−クロロイソチアゾール−4−カルボニトリル、5−メチルチオ−3−オキソ(2H)−イソチアゾール−4−カルボニトリル、イソチアゾール、ピリミジンおよびこれらの塩基の他の置換誘導体のような変性天然核酸塩基および/または合成ヌクレオシド塩基を含む化合物を含む。 このクラスの化合物は、独立して、他のヘテロ単環式塩基およびそれらの誘導体、リボフラノシル部分の特定の変性物、およびN−結合L−ヌクレオシドとC−結合L−ヌクレオシドの両方も含み得る。 このクラスの特に好ましい化合物はL−リバビリン、1−口−L−リボフラノシル−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキサミドを含む。 L−リバビリンを図1に示すが、そこで、A、BおよびEは窒素、CはC−C(O)NH

    2 ;D は存在せず;FはCH;Xは酸素;R

    1 、R

    4 、R

    5 、R

    7およびR

    8は水素; およびR

    2 、R

    3およびR

    6はヒドロキシルである。 リバビリン(1−□−D−リバフラノシル−1,2,4−トリアゾール−3− カルボキサミド)は、種々のウイルス病に対する活性が示され(Huffman ら著,Antimicrob.Agents Chemother,第3巻,2 35頁,1975年;Sidwellら著,Science,第177巻,70 5頁,1972年)ると共に、最近、C型肝炎ウイルスの治療のためにγインターフェロンと組み合わせて臨床実験が行われている単環式合成D−ヌクレオシドである。 この20年において、リバビリンD−ヌクレオシド類似体が開発され、 その多くは例外的抗ウイルスおよび抗腫瘍活性を示す。 しかしながら、リバビリン類似体のL−異性体の合成およびその生物学的活性については報告がされていない。 単結晶X線分析リバビリンは、構造的にグアノシンに類似している(Pr usinerら著,Nature,第244巻,116頁,1973年)。 リバビリンがグアノシンに類似しているために、本発明者らはリバビリンヌクレオシド類似体が、抗ウイルス活性に加えて、グアノシン類似体と同様のまたはそれより優れた免疫調節活性を示すにちがいないと期待した(Robinsら著,米国特許第5,041,426号)。

    用途本発明の化合物は、種々の症状の治療に用いられることが考えられ、実際、1 種または2種以上のこの化合物の投与に正反応する症状に用いられる。 特に、本発明の化合物を感染、外寄生、ガンもしくは腫瘍または自己免疫疾患の治療に用い得ることが考えられる。 本発明の化合物を用いて治療すべきことが考えられる感染は、呼吸系発疹ウイルス(RSV)、B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)、 単純ヘルペスタイプ1および2、陰部ヘルペス、ヘルパス膜炎、ヘルペス脳炎、帯状ヘルペス、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、A型インフルエンザウイルス、ハンタン(hantann)ウイルス(出血熱)、ヒトパピローマウイルス(HPV)、麻疹および心筋を含む。 本発明の化合物を用いて治療すべきことが考えられる外寄生は原虫外寄生、および回虫および他の寄生虫外寄生を含む。 治療すべきことが考えられるガンまたは腫瘍は、ウイルスにより引き起こされるものを含み、効果は、ウイルス感染細胞の腫瘍状態への形質転換の阻害、形質転換された細胞から他の正常細胞へのウイルスの広がりの阻害、および/またはウイルス形質転換細胞の成長阻害を含む。 治療すべきことが考えられる自己免疫および他の疾患は、関節炎、乾癬、腸疾患、若年性糖尿病、狼そう、多発性硬化症、痛風および通風性関節炎)、リューマチ性関節炎、移植の拒絶反応、アレルギーおよび喘息を含む。 本発明の化合物のさらに他の考えられる用途は、治療薬としてまたは他の目的に有用である他のヌクレオシドまたは他の類似体の化学的合成における中間体としての用途を含む。 さらにもう一つの局面において、動物の治療法は、本発明の化合物を含む薬剤を治療的および/または予防的有効量を投与することを含む。 この局面において、効果は、ヒト免疫系の一部の調節、特にTh1およびTh2のリンホカインプロフィールの調節に関する。 Th1およびTh2リンホカインの調節が行われる場合、調節は、Th1およびTh2の両方の刺激、Th1およびTh2の両方の抑制、Th1またはTh2の刺激、および他のものの抑制、またはTh1/Th 2レベルへの一つの効果(例えば全身性抑制)が低濃度で起こり、他の効果(例えば、Th1またはTh2の刺激および他のものの抑制)が高濃度で起こる2峰性調節を含み得ることが考えられる。 通常、本発明による最も好ましい用途は、活性化合物が非標的宿主細胞に比較的細胞毒性が低く標的に対して比較的活性が高いものである。 この点において、 L−ヌクレオシドがD−ヌクレオシドよりも安定性が高く、より優れた薬物動態が得られることも有利である。 L−ヌクレオシドは酵素により認識されず、従って長い半減期を有するので、この結果が得られる。 本発明の化合物は、適当な薬剤組成物として適当なプロトコール下に投与されることが考えられる。 すなわち、投与は経口、非経口(皮下注射、静脈内、筋肉内、胸骨内または点滴技術を含む)的に、吸引スプレーにより、経腸的に、局所的などにより、従来の非毒性の薬学的に許容できるキャリア、アジュバントおよびビヒクルを含む投与組成物として行うことができる。 例として、本発明の化合物を薬学的に許容できるキャリアと混合して調製し得ることが考えられる。 例えば、本発明の化合物は、薬理学的に許容できる塩として経口投与することができる。 本発明の化合物は大部分が水溶性なので、それらは生理学的塩水溶液中(例えば、pHを約7.2〜7.5に緩衝して)で静脈内投与することができる。 この目的のために、リン酸塩、 重炭酸塩またはクエン酸塩のような従来の緩衝塩が用いられる。 もちろん、当業者は、本発明の組成物を不安定にしたりその治療活性を弱化させることなく投与経路を種々に変更するために、明細書の教示範囲内で組成物を修正することができる。 特に、水または他のビヒクル中により溶解させるための本発明の化合物の修正は、例えば、当業者の技術内である小さな修正(塩形成、エステル化など) により容易に達成することができる。 患者において最大の利益が得られるように本発明の化合物の薬剤動態を調整するために、特定の化合物の投与経路および投与方法を修正することも充分に当該分野の一般的技術に含まれる。 特定の薬学的投与形態において、化合物のプロドラッグ形態、特に、本発明の化合物のアシル化(アセチル化またはその他の変性)誘導体、ピリジンエステルおよび種々の塩形態が好ましい。 一部の当業者は、宿主の器官または患者内の標的部位への活性化合物の配達を容易にするために本発明の化合物をプロドラッグ形態に容易に変性する方法を理解する。 一部の当業者は、プロドラッグの好ましい薬物動態的パラメーターを、適用可能な場合には、宿主器官または患者内の標的部位に本発明の化合物を送達してその化合物の意図する効果を最大にするためにも利用する。 さらに、本発明の化合物は、前記感染または症状の治療のために、単独または他の試薬と組み合わせて投与することができる。 本発明による組み合わせ治療は、本発明の化合物、またはその機能的誘導体の少なくとも一つ、および少なくとももう一つの薬学的に活性な成分の投与を含む。 活性成分および薬学的活性成分は、別々にまたは一緒に投与することができ、別々に投与する場合には、同時にまたは別々の順番で投与することができる。 活性成分および薬学的活性成分の量、および投与の相対的タイミングは、所望の組み合わせ治療効果が達成されるように選択される。 好ましくは、組み合わせ治療は、一つの本発明の化合物または薬理学的機能誘導体および一つの下記試薬の投与を含む。 そのようなさらなる治療薬の例は、AZT、3TC、8置換グアノシン類似体、2',3'−ジデオキシヌクレオシド、インターロイキンII、γインターフェロンのようなインターフェロン、トウカレゾール、レバミゾール、イソプリノシンおよびシクロリグナンのような免疫系または関連症状の調節に有効である試薬を含む。 本発明の特定の化合物は、他の化合物の代謝または不活性化を低下させることにより本発明による特定の試薬の生物学的活性を高めるのに効果的であり、この意図する効果のためにそのまま共投与される。 投与量に関して、一部の当業者は、治療的有効量が、治療すべき感染または症状、その過酷度、用いる治療方法、用いる試薬の薬物動態、および治療する患者(動物またはヒト)により変化することを理解するであろう。 有効投与量は、体重1kg当り1mg以下から25mg以上までである。 通常、本発明の投与形態における治療有効量は、使用する化合物、治療する症状または感染、および投与経路に依存して、患者の体重1kg当り約1mgより僅かに少ない量から25m gまでである。 この投与量は、通常、患者において血液1cc当り約0.04〜 約100μgの範囲の活性化合物の有効血中濃度を提供する。 しかしながら、適当な状態は、少量を添加し、続いて、副作用が極端に減少するまたは意図する効果が達成されるまで量を増加することにより得られることが考えられる。 活性化合物の投与は、連続(静脈内滴下)から一日当り数回の経口投与(例えば、Q.I.D)に及び、他の投与経路のうち、経口、局所、非経口、筋肉内、 静脈内、皮下、経皮(透過性向上剤を含んでよい)、頬内および座剤投与を含む。 本発明の薬剤組成物の調製のために、本発明の化合物の1種または2種以上の治療有効量を、好ましくは、投与形態を形成するための従来の薬学的配合技術に従って薬学的に許容できるキャリアを完全に混合する。 キャリアは、例えば経口または非経口である投与に望ましい方法により種々の形態をとる。 経口投与型の薬剤組成物の調製において、任意の通常の薬剤媒体を用いることができる。 すなわち、懸濁液、エリキシルおよび溶液のような液体経口製剤のためには、水、グリコール、油、アルコール、風味剤、防腐剤、着色剤などを含む適当なキャリアおよび添加剤を用いることができる。 粉末、錠剤、カプセルのような固体経口製剤、および座剤のような固体製剤のためには、適当なキャリアおよび添加剤、例えば、澱粉、糖キャリア、例えば、デキストロース、マンニトール、ラクトースおよび関連するキャリア、希釈剤、造粒剤、滑剤、バインダー、分解剤などを用いることができる。 必要ならば、錠剤またはカプセルは、標準的技術により腸溶性被覆または除放性処理されてもよい。 非経口製剤については、キャリアは、通常、滅菌水または塩化ナトリウム水溶液を含むが、分散を補助する他の成分を含むことができる。 もちろん、滅菌水を用い滅菌を維持する場合、組成物およびキャリアを滅菌しなくてはならない。 注射性懸濁液を調製することもでき、その場合、適当な液体キャリア、懸濁剤等を用いることができる。

    試験結果式(I)で示される化合物L−リバビリンの生体外および生体内試験を行い、 結果を以下に示す。 最初の一連の実験において、健常ドナーからの血液60mlのフィコール−ハイパーク密度グラジエント遠心分離に従って軟膜から抹消血単核細胞(PBMC )を単離した。 次に、T−細胞に特異的なLymphokwikリンパ球単離試薬(LK−25T,One Lambda,Canoga Park CA)を用いてT細胞をPBMCから精製した。 次に、平均で40〜60×10

    6のT− 細胞を、20〜30mlのRPMI−AP5(20mM HEPES緩衝液,p H7.4、5%自己プラズマ、1%L−グルタミン、1%ペニシリン/ストレプトマイシンおよび0.5%2−メルカプトエタノールを含むRPMI−1640 培地(ICN製,Costa Mesa,CA))中で37℃で一晩インキユベートして、混入粘着性細胞を除去した。 全ての実験において、T細胞をRPMI−AP5で洗い、次に、1×10

    6細胞/mlの濃度で96ウエルマイクロタイタープレート上においた。 T細胞を、500ngイオノマイシンおよび10ngホルボール12−ミリステート13−アセテート(PMA)(Calbiochem製,La Joll a,CA)の添加により活性化し、37℃で48〜72時間インキュベートした。 PMA/イオノマイシン活性化T−細胞を、活性化直後に、0.5〜50μM のリバビリン(D−リバビリン)またはL−リバビリン、または250〜100 00U/mlの対照抗ウイルス性インターフェロン−α(Accurate製, Westbury,NY)で処理し、24時間後に再処理した。 各プレートからのT細胞を免疫蛍光分析に用い、上澄みを細胞外サイトカイン測定に用いた。 活性化に続き、各マイクロカプセルからの900μl細胞上澄みを、細胞誘導サイトカイン生成の分析のためにもう一つのマイクロプレートに移した。 次に、細胞を、細胞内サイトカインレベルおよびサイトカイン受容体発現の免疫蛍光分析において用いる。 各マイクロプレートからの細胞上澄みにおいて細胞誘導ヒトサイトカイン濃度を決めた。 インターロイキン−2(IL−2)レベルにおける活性化誘発変化を、市販のELISAキット(R&D systems Qua ntikine kit,Minneapolis,MN)を用いて、またはI L−2−依存細胞系CTLL−2(ATCC,Rockville,MD)を用いるバイオアッセイにより決めた。 インターロイキン−4(IL−4)、腫瘍壊死因子(TNFα)インターロイキン−8(IL−8)(R&D system s(Quantikine kit,Minneapolis,MN)およびインターフェロン−γ(IFN−γ)(Endogen(Cambridge,M A)における活性化誘発変化を、ELISAキットを用いて決めた。全てのEL ISAの結果をpg/mlとしておよびCTLL−2バイオアッセイをCTLL −2細胞による3H−チミジン(ICN製,Costa Mesa,CA)のI L−2依存細胞取り込みを表わす1分当りの数として表わした。 IL−2 TNFα、IFN−γ、IL−4およびIL−5水準へのD−リバビリンおよびL−リバビリンの効果(活性化対照に対する%として表わす)の比較を図13および14に示す。 別の実験において、ジニトロフルオロベンゼンに対する炎症性耳反応へのL−リバビリンの効果を決めた。これらの実験の結果を図15に示す。

    合成本発明の化合物を、それぞれ当業者が容易に理解する合成法により製造することができる。通常、本発明の化合物は、適当なヌクレオシド塩基を必要な糖シントンと縮合して保護L−ヌクレオシドを得ることにより合成され、このヌクレオシドは、糖ヒドロキシル保護基のさらなる処理および脱保護により、L構造の所望のリボフラノシル部分を有するヌクレオシド類似体を発生させるものである。 本発明の種々の組成物の化学的合成中に、一部の当業者は、不適当な実験を行うことなく本発明を実施することができる。特に、一部の当業者は、塩基の所望の位置に特定の置換基をまたは糖部分の所望の位置に置換基を導入するために行うべき種々の工程を理解する。さらに、ヒドロキシルまたはアミノ基、特に脱保護された同じ官能基のような官能基を保護するために用いられる化学的工程は合成環境内において適当であると理解される。 本発明は、限定することなく説明することを意図している以下の実施例によりさらに定義される。一部の当業者は、これらの実施例は決して限定的なものではなく、本発明の精神および範囲から離れることなく詳細を変更し得ることを理解する。 本発明の化合物は、当該分野で良く知られた手順により調製することができる。特に有用なものは以下の合成反応図式である。 反応図式1:式(II)で示されるリボフラノシル(R

    1 、R

    4 、R

    5 、R

    7およびR

    8は水素;R

    2 、R

    3およびR

    6はヒドロキシ)ヌクレオシドの合成:トリアゾールL−リボフラノシルヌクレオシドを、酸触媒した誘導手順(Sato,T. ら著,Nippon Kagaku Zasshi,第81巻,1440頁,1 960年)により調製した。 すなわち、トリアゾール(

    )を1,2,3,5− テトラ−O−アセチル−L−リボース(

    )および触媒量のビス(p−ニトロフェニル)ホスフェートと混合し、減圧下に160〜165℃で30分間加熱して所望のヌクレオシドを提供し、それをさらに脱保護して式(II)で示されるトリアゾールL−リボヌクレオシド(

    )を得た。 反応図式2:式(III)で示されるリボフラノシル(R

    1 、R

    4 、R

    5 、R

    7およびR

    8は水素;R

    2 、R

    3およびR

    6はヒドロキシ)ヌクレオシドの合成:トリアゾール、ピラゾールおよび他の本発明の5員ヘテロ環式L−リボフラノシルヌクレオシドをVorbruggen手順を用いて調製した。 この手順は、ヘテロ環(

    )をクロロトリメチルシランで処理してシリル中間体を提供し、それを不活性溶媒中、塩化錫の存在下に保護リボース(

    )と縮合することにより所望のヌクレオシド(

    )を得ることを含んでいた。 縮合後、生成物を当業者に知られている従来法により脱保護して化合物(III)を得た。 大部分の化合物(III)は、前記縮合手順を用いて調製することができる。 必要な1,2,3,5−テトラ−O−アセチル−L−リボースおよび1−O−アセチル−2,3,5−トリ−O−ベンゾイルリボースを、それぞれ実施例2および実施例13に示すように調製した。 ヘテロ単環式塩基は、Aldrich、Fluka、ICN、Acr os、Alfa、Lancaster and TCI Americaから市販されている、または文献(Robins,R.K.ら著,Nucleosid es&Nucleotides,第13巻,17〜76頁,1994年)から得られる報告された手順により調製した。 ピロール、ピラゾールおよび式(IV) で示される他のタイプのトリアゾールL−ヌクレオシドの調製は、Chemis try of Nucleosides and Nucleotides,E dited by Leroy B. Townsend,New York,P lenum Press,第3巻,1〜105頁,1994年;において相当するD−ヌクレオシドの調製のために報告された手順に従って行った。 種々のイミダゾールL−ヌクレオシドは、イミダゾールD−ヌクレオシドについて報告された方法(Shaw,G.著,Chemistry of Nucleoside s and Nucleotides,Leroy B.Townsend編, New York,Plenum Press,第3巻, 263〜420頁,1994年)に従って調製した。 反応図式3:式(I)で示される化合物は、化合物(III)の調製のために前述したVorbruggenの手順(Niedballa,U.ら著,J.O rg.Chem,第39巻,3654頁,1974年)に従って、ヘテロ環(

    )をL−リボース(

    )と反応させることにより得ることができた。 L−構造のC−ヌクレオシド(式IおよびIIIにおいてAは炭素)を、D− 構造の相当するC−ヌクレオシドの調製のために報告された手順(Watana be,K.A.,Chemistry of Nucleosides and Nucleotides,Leroy B.Townsend編,New Y ork,Plenum Press,第3巻,421〜535頁,1994年) を実施することにより調製した。 反応図式4:L−アラビノフラノシルヌクレオシド(R

    1 、R

    2 、R

    4 、R

    5およびR

    8は水素;R

    3 、R

    6およびR

    7はヒドロキシ)の調製:式(I〜III)で示されるアラビノシルL−ヌクレオシドのb−アノマーを、2,3,5−トリ−O −ベンジル−L−アラビノフラノシルブロミド(

    ;Baker,R.ら著,J .Org.Chem,第26巻,4605〜4609頁,1961年)および塩基のトリメチルシリル誘導体を反応させて中間体L−ヌクレオシド(

    10 )を提供することにより調製した。 化合物

    10の保護基を除去して所望のb−L−アラビノフラノシルヌクレオシドを得た。 ピロールb−L−アラビノヌクレオシドの場合、ナトリウム塩グリコシル化手順(Revanker,G.R.ら著,Nu cleosides&Nucleotides,第6巻,261〜264頁,1 987年)に従った。 反応図式5:L−キシロフラノシルヌクレオシド(R

    1 、R

    3 、R

    4 、R

    5およびR

    7は水素;R

    2 、R

    6およびR

    8はヒドロキシ)の調製:式(I−III)で示されるキシロフラノシルL−ヌクレオシドのb−アノマーを、1,2−ジ−O−アセチル−3,5−ジ−O−ベンジル−L−キシロフラノース(11;Gosse lin,G.ら著,J.Heterocyclic Chem,第30巻,12 29〜1233頁,1993年)および適当な塩基から、反応図式4で記載したものに類似の手順に従って調製することができる。 反応図式6:L−2'−デオキシリボフラノシルヌクレオシド(R

    1 、R

    2 、R

    4 、R

    5 、R

    7およびR

    8は水素;R

    3およびR

    6はヒドロキシル)の調製:式(I〜 III)で示される2'−デオキシリボフラノシルL−ヌクレオシドのb−アノマーを、3',5'−ジ−O−p−トルイル−2'−デオキシエリスロ−b−L−ペントフラノシルクロライド(

    13 )(Smejkal,J.ら著, Collect.Czec.Chem.Commun.第29巻,2809〜2 813頁,1964年)とヘテロ環式化合物のシリル誘導体を、ブレンステッド酸の存在下に反応させ排他的にb−異性体(

    14 )を優れた収率で得ることにより調製した(Fujimori,S.ら著,Nucleosides&Nucl eotides,第11巻,341〜349頁,1992年;Aoyama,H .著,Bull.Chem.Soc,第60巻,2073頁,1987年)。 同じb−L−2'−デオキシリボフラノシルヌクレオシドを、クロロ糖(

    13 )と塩基のナトリウム塩(Kazimierczuk,Z.ら著,J.Amer.C hem.Soc,第106巻,6379〜6382頁,1984年)を無水アセトニトリル中で反応させることによっても調製した。 中間体(14)は、アンモニアメタノール溶液で処理すると、所望のb−L−2'−デオキシエリスロ−ペントフラノシル ヌクレオシドを提供した。 反応図式7:L−3'−デオキシリボフラノシルヌクレオシド(R

    1 、R

    3 、R

    4 、R

    5 、R

    6 、R

    7およびR

    8は水素;R

    2およびR

    6はヒドロキシルを表わす)の調製:式(I−III)で示される3'−デオキシリボフラノシルL−ヌクレオシドのb−アノマーを、1,2−ジ−O−アセチル−5−O−ベンゾイル−3− デオキシ−L−エリスロ−ペントース(

    15 )とヘテロ環式化合物のシリル誘導体とを、ルイス酸の存在下に反応させてb−異性体(

    16 )を得ることにより調製したが、この異性体は、アンモニアメタノール溶液で脱保護するとb−L−3 '−デオキシエリスロ−ペントフラノシルヌクレオシドを提供するものである。 同じ化合物を、化合物(

    15 )の相当する1クロロ誘導体とヘテロ環式塩基のナトリウム塩とを、反応図式6の2'−デオキシL−ヌクレオシドの場合と同様に反応させることによっても調製した。 反応図式8:L−2',3'−ジデオキシリボフラノシルヌクレオシド(R

    1 、 R

    2 、R

    3 、R

    4 、R

    5 、R

    7およびR

    8は水素;R

    6はヒドロキシ)の調製:式(I −III)で示される2',3'−ジデオキシリボフラノシルL−ヌクレオシドのb−アノマーは、以下に示すように、対応する5'−O−トリフェニルメチル−2',3'−ビス(メタンスルホネート)−b−L−リボフラノシルヌクレオシド(17)をCH

    3 CN中にて室温で、テルル酸水素ナトリウム(Clive, D.L.ら著,J.Org.Chem,第61巻,7426〜7437頁,19 84年)で処理することにより調製することができる。 最後に、トリチル基を、 穏やかな条件下に化合物(

    18 )から除去して2',3'−ジデオキシリボフラノシルb−L−ヌクレオシドが得られる。 さらに、1−ブロモ−2−デオキシ−2−フルオロ−3,6−O−ベンゾイル−L−アラビノフラノース(Ma,T.ら著,J.Med.Chem,第39巻,2835〜2843頁,1996年)のような置換糖およびL−構造の他の変性糖が、米国特許第5,473,063号;WO96/13512;WO96/ 13498:WO96/22778;WO95/20595;U. S. 5,47 3,063;U. S. 5,567,688;WalczaK,K. ら著,Mona tsh. Fur Chemie,第123巻,349〜354頁,1992年; Wengel,J. ら著,J. Org. Chem,第56巻,3591〜359 4頁(1991年);Genu−Dellac,C. ら著,Tetrahedr on Letts,第32巻,79〜82頁(1991年)およびCzerne cki,S,ら著,Synthesis,783頁(1991年)において知られている。 さらに、変性糖およびD−構造のヌクレオシドの調製が、米国特許5,192,749;WO94/22890;Uteza,V. ら著,Tet rahedron,第49巻,8579〜8588頁(1993年):Thra ne,H. ら著,Tetrahedron,第51巻,10389〜10403 頁(1995年);Yoshimura,Y. ら著,Nucleosides& Nucleotides,第14巻,427〜429頁(1993年;Lawr ence,A.J.ら著,J.Org.Chem,第61巻,9213〜922 2頁(1996年);Ichikawa,S.ら著,J.Org.Chem,第62巻,1368〜1375頁(1997年);EP0457326Al;米国特許第3,910,885号;WO96/13498およびkarpeisky ,M.Y.ら著,Nucleic Acids Res.Symposium Series,第9巻,157頁(1981年)に記載されている。D−ヌクレオシドの調製のためにこれらの文献に記載されている合成手順(反応図式)を適用することにより、対応する変性L−ヌクレオシドを得ることもできる。 本発明の範囲内の他の化合物は、ここに記載の方法、および以下に記載の具体的実施例および他の反応図式により合成することができる。ここに記載の技術に加えて、当、業者は、Nucleic Acid Chemi stry、Improved and New Synthetic Proc edures、Methods and Techniques、Leroy B.Townsend and R.Stuart Tipson、John Wiley&Sons編、New York(1978年〜1991年);Ch emistry of Nuc1eosides and Nuc1eotid es,Leroy B.Townsend編,New York,Plenum Press(1988年〜1994年)and Nucleosides a nd Nucleotidesas Antitumor and Antiv iral Agents,Chung K.Chu and David C. Baker編,New York,Plenum Press(1993年)のに記載のような良く知られてた技術を適用することによる本発明の範囲内の化合物の製造方法を容易に理解する。請求の範囲の化合物の糖部分内の置換に適当な方法は、当業者に知られており、米国特許第5,559,101号;米国特許第5,192,749号;米国特許第5,473,063号;米国特許第5,5 65,438号を含む種々の文献に記載されている。種々のヘテロ環式化合物の製造およびこれらに置換を行う適当な方法が、Chemistry of Nu cleosides and Nucleotides,Leroy B. To wnsend編,New York,Plenum Press,第2巻,16 1〜398頁(1991年)およびChemistry of Nucleos ides and Nucleotides,Leroy B. Townsen d編,New York,Plenum Press,第3巻,1〜535頁( 1994年)に記載されている。 実施例 本発明を以下の実施例を参照してさらに理解することができ、太線の化合物番号は図1〜12中の番号に対応する。 実施例1 1−O−メチル−2,3,5−トリ−O−アセチル−β−L−リボフラノース(

    19 ) L−リボース(15.0g,100mmol)を無水メタノール(200mL )中に溶解し、0℃に冷却した。 ここに冷たいH

    2 SO

    4溶液(2mL)を攪拌下にゆっくり添加し、反応混合物をアルゴン雰囲気下に20℃で12時間攪拌した。 無水ピリジン(75mL)を添加し、蒸発乾燥した。 無水ピリジン(100m L)を添加し、減圧下に蒸発させて油状残さを得た。 この残さを無水ピリジン( 150mL)に溶解し、アルゴン雰囲気下、無水酢酸(50mL)により0℃で処理した。 TEA(41mL)を添加し、反応液を0℃で1時間攪拌し室温で3 6時間攪拌し、蒸発乾燥させた。 残さを水(200mL)に溶解させ、固体Na HCO

    3をゆっくり添加して溶液のpHを7に調節した。 水性混合物をCH

    2 Cl

    2 (250mL)中に抽出し、水(150mL)およびブライン(100mL) で洗い、乾燥し濃縮させた。 油状残さをシリカゲル床(200g)で濾過し、C H

    2 Cl

    2 :EtOAc(8:2,1000mL)で洗浄した。 濾液を蒸発させ、 油状物を次の反応にそのまま用いた。 実施例2 1,2,3,5−テトラ−O−アセチル−β−L−リボフラノース(

    ) 前記反応からのシロップ(

    19 )(29.0g,100mmol)を無水トルエン(2×100mL)と共蒸発させて、減圧下に室温で固体NaOHにより一晩乾燥させた。 乾燥シロップを氷酢酸(150mL)に溶解し、アルゴン雰囲気下に0℃に冷却した。 この冷たい溶液に、無水酢酸(35ml)を添加し、続いて15分間かかってH

    2 SO

    4 (10mL)を非常にゆっくり添加した。 反応混合物を室温で一晩攪拌し、攪拌下に氷(200g)に注いだ。 混合物をCHCl

    3

    (2×200mL)で抽出し、有機抽出物を水(200ml)、飽和NaHCO

    3 (200mL)およびブライン(150mL)で洗い、無水Na

    2 SO

    4で乾燥し、蒸発乾燥させた。 得られたシロップ30g(94%)は、グリコシル化反応のために充分純粋であることがわかった。 実施例3 1−(2,3,5−トリ−O−アセチル−β−L−リボフラノシル)−1,2, 4−トリアゾール−3−カルボン酸メチル(

    20 ) メチル1,2,4−トリアゾール−3−カルボキシレート(0.64g,5m mol)、1,2,3,5−テトラ−O−アセチル−β−L−リボフラノース(

    2) (1.5g,4.72mmol)およびビス(p−ニトロフェニル)−ホスフェート(20mg) の混合物を、梨型フラスコに入れ、予備加熱油浴(160〜165℃)中に入れた。 フラスコを水アスピレーターに接続し、減圧下に攪拌しつつ160〜165 ℃(油浴温度)に25分間維持した。 反応混合物を除去し、冷却し、EtOAc (150mL)および飽和NaHCO

    3 (100mL)で希釈した。 生成物をE tOAc中に抽出した。 有機抽出物を水(100mL)およびブライン(50m L)で洗い、乾燥し、蒸発乾燥させた。 得られた残さを、CHCl

    3 →EtOA cを溶離剤として用いてシリカゲルのフラッシュカラムにより精製した。 純フラクションを集め、蒸発乾燥して純生成物1.2g(66%)を得た。

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ2.10(3s,9H,3COCH

    3 ),3.98 (s,3H,OCH

    3 ),4.22(m,1H),4.46(m,2H),5. 54(t,1H),5.76(m,1H),6.04(d,1H,C

    1・H), および8.38(s,1H,C

    3 H). C

    15

    19

    3

    9 (385.22)としての計算値:C,46.75;H,4.97;N,10.91. 実測値:C,46 . 82;H,4.57:N=10.71 実施例3 1−β−L−リボフラノシル−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキサミド(

    21 ) 基質(

    20 )(1.1g)を0℃でCH

    3 OH/NH

    3に溶解し、スチールボンベ中に入れた。 ボンベを閉じ、室温で18時間攪拌した。 スチールボンベを冷却し、開き、蒸発乾燥させた。 残さを少量のエタノールで結晶化させようとした。 生成物は結晶化したが、濾過時に、結晶は水を再び吸収し、ペーストになった。 結晶化を数回繰り返した。 最終的に、これをメタノール/エタノール混合物から結晶化させた。 無色結晶を濾過し、メタノールで洗い、減圧下に乾燥させた。 濾液を再度蒸発させ、放置するとさらなる結晶が得られた。 合計収率:0.5g( 72%);融点:177〜179℃;[a]

    D =+38.33(c3mg/mL H

    2 O);D型のリバビリン[a]

    D =−36.0(c3.0mg/mL H

    2

    O)

    1 H NMR(Me

    2 SO−d

    6 )δ3.46(m,1H,C

    5・H),3.60( m,1H,C

    5・H),3.92(q,1H,C

    4・H),4.12(q,1H) ,4.34(q,1H),4.88(t,1H,C

    5・OH),5.2O(d, 1H),5.58(d, 1H),5.80(d,1H,C

    1・H),7.60(bs,1H,NH),7 . 82(bs,1H,NH),および8.82(s,1H,C

    3 H). C

    8

    12

    4

    5 (244.20)としての計算値:C,39.34;H,4.95;N,2 2.94. 実測値:C,39.23;H,4.97;N,22.91 実施例4 2,3−O−イソプロピリデン−L−リボース(

    22 ) L−リボース(30.0g,260mmol)を無水アセトン(200mL) 中に含む懸濁液に攪拌下に、アルゴン雰囲気下に室温でヨウ素(1.27g,1 0mmol)を添加した。 反応混合物を1時間攪拌し(この期間中に溶液は均質になる)、チオ硫酸ナトリウム溶液(1M)でクエンチする。 溶液を蒸発乾燥させた。 残さをCH

    2 Cl

    2 (250mL)に溶解し、無水MgSO

    4で乾燥し、濾過し、固形物をCH

    2 Cl

    2 (150mL)で洗った。 併せた濾液を蒸発乾燥させた。 残さを、CHCl

    3を充填したシリカカラム(8×116cm)の最上部に乗せた。 カラムをCHCl

    3 (500mL)、CHCl

    3・EtOAc(9:1,1 000mL)およびCHCl

    3・EtOAc(7:3,1500mL)で溶離した。 CHCl

    3・EtOAc(7:3) 中に溶離した純生成物を集め、蒸発させて油状残さ34.5g(90%)を得た。 油状生成物を次の反応にそのまま用いた。

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ1.30および1.38(2s,6H,イソプロピリデン CH

    3 ),3.70(m,3H),4.08(m,1H),4.38( m,1H),4.55(d,1H),4.81(d,1H)および5.38(m ,1H) 実施例5 1−デオキシ−1−ヒドラジニル−2,3−O−イソプロピリデン−L−リボース(

    23 ) 2,3−O−イソプロピリデン−L−リボース

    22 (34.5g,182mm ol)を無水メタノール(200mL)中に含む溶液を、無水ヒドラジン(42 .0g,1313mmol)を無水メタノール(100m)中に含む溶液をアルゴン雰囲気下に室温で30分間滴下することにより処理した。 無色に近い溶液を無水条件下に室温で18時間攪拌した。 溶液を減圧下に蒸発させて無色シロップを得た。 シロップを、無水メタノール(5×100m)で繰り返して共蒸発させた。 得られるシロップを真空ポンプ圧(0.1トール)下に短時間暖め(70℃ )、次に乾燥のためにこの圧力に12時間維持した。 収率は35.0g (95%)であった。 この材料をさらに精製することなく次の工程にそのまま用いた。 実施例6 5−アミノ−4−シアノ−1−(2',3'−O−イソプロピリデン−β−L− リボフラノシル)ピラゾール(

    24 ) 1−デオキシ−1−ヒドラジニル−2,3−O−イソプロピリデン−L−リボース(

    23 )(16.3g,79.90mmol)を無水エタノール(100m L)中に含む溶液を、アルゴンの一定スチームで30分間パージした。 同じようにパージした(エトキシメチレン)−マラノニトリル(10.37g,85mmo l)を無水エタノール(100mL)中に含む溶液を、室温で迅速攪拌下に1時間かかって滴下した。 溶液をアルゴン雰囲気下にさらに30分間攪拌し、12時間加熱還流した。 オレンジ色溶液を室温まで冷却し、真空下に蒸発させて乾燥した。 この材料を、酢酸エチル(100ml)に溶解し、次にシリカゲル(50g )で処理した。 混合物を真空下に蒸発乾燥し、得られた粉末を、シリカゲル(5 00g)カラム(6×30cm、乾燥充填)の最上部に乗せた。 カラムをCH

    2

    Cl

    2 →EtOACのグラジェント溶媒で溶離した。 純生成物を含むフラクションを一緒に集め、蒸発させて泡状物とした。 収率17g(76%)

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ1.30および1.52(2s,6H,イソプロピリデン CH

    3 ),3.86(m,2H,C

    5・H),4.40(m,1H,C

    4

    ・H),4.80(bs,2H,NH2),5.00(d,1H),5.20( m,1H),5.80(d,1H,C

    1・H)および7.54(bs,1H,C

    3

    H). C

    12

    16

    4

    4 (280.28)としての計算値:C,51.43;H, 5.75;N,19.99. 実測値:C,51.20;H,5.63;N,19 . 98 実施例7 5−アミノ−1−(β−L−リボフラノシル)ピラゾール−4−カルボニトリル(

    25 ) 5−アミノ−1−(2',3'−O−イソプロピリデン−β−L−リボフラノシル)ピラゾール−4−カルボニトリル(

    24 )(4.6g,16.43mmo l)を90%トリフルオロ酢酸(30mL)中に含む溶液を室温で4時間攪拌した。 反応混合物を蒸発乾燥させ、残さをメタノール(3×35mL)と共蒸発させた。 残さをそのまま次の反応に用いた。 実施例8 5−アミノ−1−(β−L−リボフラノシル)ピラゾール−4−カルボキサミド(

    26 ) (

    25 )(4.60g)の溶液を水酸化アンモニウム(35mL)中に含む溶液に、30%過酸化水素(2mL)を添加した。 混合物を加圧ビン中で室温にて18時間攪拌し、圧力ビンを冷却し、注意深く開き、揮発性生成物を蒸発させて乾燥した。 このように得られた残さをエタノール(3×20mL)と共蒸発させた。 粗生成物をエタノール/水で結晶化することにより純化合物3.5g(71 %)を得た。

    1 H NMR(DMSO−d

    6 )δ3.57(m,2H,C

    5・CH

    2 ),3.86 (q,1H,C

    4・H),4.11(q,1H,C

    3・H),4.43(q,1H ,C

    2・OH),5.63(d,1H,J=3.99Hz,C

    1・,H),6.5 1(brs,2H,NH

    2 ),6.71および7.26(2br s,2H,C ONH

    2 )および7.69(s,1H,C

    3 H). C

    9

    14

    4

    5 (258.23 )としての計算値:C,41.86;H,5.46;N,21.69. 実測値: C,41.57;H,5.40;N,21.61 実施例9 5−アミノ−1−(2',3'−O−イソプロピリデン−β−L−リボフラノシル)ピラゾール−3,4−ジカルボニトリル(

    27 ) テトラシアノエチレン(24.32g,190mmol)を無水EtOH(1 00mL)中に含む溶液を、攪拌下に、1−デオキシ−1−ヒドラジニル−2, 3−O−イソプロピリデン−L−リボース(223.0g,113.0mmol )をEtOH(100mL)中に含む溶液に、0℃で30分間かかって滴下した。 反応混合物を氷浴温度でさらに2時間攪拌し、次に室温で15時間攪拌した。 褐色溶液を濾過し、蒸発乾燥させた。 残さをMeOH(50mL)に溶解し、シリカゲル(90g)に吸着させ、CH

    2 Cl

    2を充填したシリカゲルカラム(10 ×25cm)の最上部に乗せた。 カラムをCH

    2 Cl

    2 /EtOAc(10:1, v/v)で溶離し、均質フラクションを集め、蒸発させて乾燥した。 残りの黄色泡状物を室温で長時間放置することによりエタノールから結晶化させて純生成物(

    27 )を得た。 収率15g(44%),融点℃;

    1 H NMR(Me

    2 SO−d

    6 )δ1.31および1.48(2s,6H,イソプロピリデン−CH

    3 ),3.29(m,2H,C

    5・CH

    2 ),4.13(m,1H,C

    4

    ・H),4.83(m,1H,C

    3・H),4.97(t,1H,C

    5・OH), 5.24(m,1H,C

    2・H),6.12(s,1H,C

    1・H),7.65( s,2H,NH

    2 ). C

    13

    15

    5

    4 (305.29)としての計算値:C,5 1.14;H,4.95;N,22.94. 実測値:C,51.20;H,5. 04;N,22.61 実施例10 5−アミノ−1−β−L−リボフラノシルピラゾール−3,4−ジカルボニトリル(

    28 ) 5−アミノ−1−(2',3'−O−イソプロピリデン−β−L−リボフラノシル)ピラゾール−3,4−ジカルボニトリル(4.6g,15.0mmol) を90%TFA/水(50mL)中に含む懸濁液を室温で12時間攪拌した。 溶液を蒸発させ、残さをEtOH(3×50mL)と共蒸発させた。 このように得られた薄褐色残さを、そのままさらなる反応に用いた。 実施例11 5−アミノ−1−β−L−リボフラノシルピラゾール−3,4−ジカルボキサミド(

    29 ) 5−アミノ−1−β−L−リボフラノシルピラゾール−3,4−ジカルボニトリル(

    28 )(2.60g,10.0mmol)のTFA塩を濃NH

    4 OH溶液(28%,100mL)に溶解し、H

    2

    2 (30%,15mL)で処理した。 反応混合物を加圧ビン中で室温にて12時間攪拌し、次に蒸発させて乾燥した。 残さをMeOH(3×50mL)と共蒸発させた。 粗生成物を、EtOH/水の混合物から結晶化して生成物(

    29 )2.0g(68%)を得た。 融点x℃;

    1 H NMR(Me

    2 SO−d

    6 )δ3.60(m,2H,C

    5・CH

    2 ),3.8 7(m,1H,C

    4・H),4.18(m,1H,C

    3・H),4.54(m,1 H,C

    2・H),4.91(t,1H,C

    5・OH),5.03および5.38( 2d,2H,C

    2,3・OH),5.69(d,1H,C

    1・H),6.99(br s,3H,NH

    2およびCONH(H)),7.72および7.78(2s, 2H,CONH

    2 ),および9.65(d,1H,CON(H)H). C

    10

    15

    5

    6 (301.26)としての計算値:C,39.87;H,5.03;N, 23.25. 実測値:C,39.72;H,5.40;N,23.61 実施例12 1,2,3−トリアゾール−4,5−ジカルボン酸ジメチル(

    30 ) アジ化ナトリウム(5.03g,77.39mmol)をDMF(120mL) 中に含む懸濁液に、攪拌下に、アセチレン−ジカルボン酸ジメチル(10.0g ,70.36mmol)をDMF(100mL)中に含む溶液を0℃で30分かかって滴下した。 30分後、溶媒を真空下に30℃で除去して、薄紫褐色固形物を得た。 固形物をエーテルで2回洗い、水(100mL)に取りこんだ。 水溶液を濃HClでpH2に酸性化した。 水層をまずエーテル(100mL)で抽出し、次にクロロホルム(100mL)で抽出した。 併せた有機層を蒸発させて薄赤色固形物を得た:128〜130℃:固形物を熱いヘキサンで洗いベンゼンから結晶化させた。 収率11.0g(85%);

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ4.0 0(s,6H),11.87(br s,1H,NH). 実施例13 1−O−アセチル−2,3,5−トリ−O−ベンゾイル−β−L−リボフラノース(

    ) L−リボース(25.0g, 166.66mmol)をMe OH(300mL)中に含む溶液に、飽和塩化水素メタノール溶液25mLを添加し、室温で6時間攪拌した。 6時間で反応を完了し、それはCH

    2 Cl

    2 /Me OH 9:1を用いるTLCにより示された。 反応完了後、無水ピリジン(30 mL)を添加し、溶媒を蒸発させた。 残さに、さらにピリジン30mLを添加し、蒸発乾燥させた。 残さを無水ピリジン(200mL)およびCH

    2 Cl

    2 (15 0mL)に溶解し、次に0℃に冷却した。 塩化ベンゾイル(96.26mL,8 30.12mmol)を滴下し、室温で一晩攪拌した。 ヘキサン/酢酸エチル( 7:3)を用いるTLCにより、反応の完了が示された。 溶媒を蒸発させ、残さをCHCl

    3 (300mL)に溶解し、H

    2 O(200mL)および飽和NaHC O

    3 (200mL)で洗い、無水Na

    2 SO

    4で乾燥させた。 CHCl

    3の蒸発後、 残さをトルエンと共蒸発させて油状残さを得た。 残さをAcOH(200mL) 、無水酢酸(85.0mL;770.9mmol)および硫酸(4.46mL; 83.29mmol)に溶解した。 反応混合物を室温で一晩攪拌し、その後、T LC(ヘキサン/酢酸エチル7:3)により反応の完了が示された。 溶媒を真空下に蒸発させ、得られた残さをトルエンと共蒸発させた。 褐色残さをEtOHで粉砕して薄褐色結晶を得た。 固形物を濾過し、EtOHから再結晶することにより1−O−アセチル−2,3,5−トリ−O−ベンゾイル−L(+ )−グルコフラノース40.5g(48%)を白色結晶として得た。 融点125 〜125℃;

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ4.49(m,1H,C

    5・H),4.77(m, 2H,C4・HおよびC

    5・H),5.80(d,1H),5.93(m,1H ,C

    2・H),6.43(d,1H,C

    1・H,J

    1,2 =1.5Hz)および7. 30〜8.09(m,15H,PhH) 実施例14 2−(2',3',5'−トリ−O−ベンゾイル−β−L−リボフラノシル)− 1,2,3−トリアゾール−4,5−ジカルボン酸ジメチル(

    31 ) 無水1,2,3−トリアゾール−4,5−ジカルボン酸ジメチル(3.70g ,20.0mmol)、ヘキサメチルジシラザン(HMDS,60mL)、および(NH

    4

    2 SO

    4 (0.1g)の混合物を還流(油浴温度140℃)下に12 時間加熱して湿分を排除した。 過剰のHMDSを真空下の蒸留により除去してトリメチルシリル誘導体を得、それを無水CH

    3 CN(100mL) に溶解した。 前記透明溶液に、1−O−アセチル2,3,5トリ−O−ベンゾイル−L−リボフラノース(10.12g,20mmol)を添加し、混合物を10分間攪拌した。 この溶液に、攪拌下に、トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート(4.6mL,26.0mmol)を添加し、周囲温度で12時間攪拌した。 反応混合物を蒸発させ、残さをCH

    2 Cl

    2 (500mL)に溶解した。 有機相を飽和NaHCO

    3溶液(3×100mL)、飽和NaCl溶液(3×100mL )、および水(3×50mL)で連続的に洗浄し、無水Na

    2 SO

    4で乾燥した。 溶媒を蒸発させて12.0g(95%)の生成物

    31を得た。

    1 H NMR(Me

    2 SO−d

    6 )δ3.88(s,6H,2OCH

    3 ),4.65 (m,2H,C

    5・H),5.01(m,1H,C

    4・H),6.10(m,1H ,C

    3・H),6.32(m,1H,C

    2・H),6.88(d,1H,C

    1・H ,J

    1,2 =2.75Hz)および7.45〜7.95(m,15H,PhH) 実施例15 2−β−L−リボフラノシル−1,2,3−トリアゾール−4,5−ジカルボキサミド(

    32 ) 化合物

    31 (6.0g,9.5mmol)をMeOH/NH

    3 (0℃で無水N H

    3で飽和させた乾燥MeOH、60mL)に溶解し、スチール反応容器に入れた。 容器を95℃で16時間加熱した。 反応容器を冷却し、注意深く開け、室温でNH

    3を蒸発させた。 MeOHを蒸発乾燥させ、残さを熱いトルエン(3×5 0mL)で粉砕し、濾過した。 褐色残さをEtOH水溶液(95%)から結晶化させて2.40g(89%)の生成物

    32を得た。 融点210〜212℃;

    1 H NMR(Me

    2 SO−d

    6 )δ3.45〜3.59(m,2H,C

    5・H), 3.98(m,1H,C

    4・H),4.25(m,1H,C

    3・H),4.54( m,1H,C

    2・H),4.78(t,1H,C

    5・OH,D

    2 O交換可能),5 . 27および5.67(2d,2H,C

    2,3・OH,D

    2 O交換可能),5.89 (d,1H,J

    1,2 =3.85Hz,C

    1・H)8.05および9.05(2br s,4H,2 CONH

    2 ). C

    9

    13

    5

    6 (287.23)としての計算値:C,37.63;H, 4.56;N,24.38. 実測値:C,37.52;H,4.19;N,24 . 59 実施例16 1−(2',3',5'ートリ−O−ベンゾイル−β−L−リボフラノシル)ピリジン−4−オン−3−カルボキサミド(

    33 ) ヘキサメチルジシラザン(50mL,239.77mmol)およびクロロトリメチルシラン(1.0mL,21.43mmol)の混合物に、ピリジン−4 −オン−3−カルボキサミド(1.38g,10.0mmol)(W.C.J. Ross著,J.Chem.Soc.,第C巻,1816頁,(1966年); W.HerzおよびD.R.K.Murty,J.Org.Chem.,第26 巻,122頁,1961年)を添加した。混合物を2時間加熱還流し、次に真空下に蒸発させて乾燥し、さらに高減圧下に60℃で2時間乾燥させた。乾燥されたガム状残さを、新しく蒸留した1,2−ジクロロエタン(50mL)中に懸濁させ、この懸濁液に1−O−アセチル−2,3,5−トリ−O−ベンゾイル−L −リボフラノース(5.06g,10.0mmol)および新しく蒸留したSn Cl

    4 (1.0mL,8.52mmol)を添加した。反応混合物を1.5時間還流し、冷却し、CH

    2

    Cl

    2 (100mL)および飽和NaHCO

    3水溶液(25mL)で希釈した。混合物をセライトを通して濾過し、床をCH

    2 Cl

    2 (20mL)で洗った。有機相を分離し、洗浄液が中性となるまで水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。有機抽出物を蒸発乾燥させてガム状残さを得た。残さを、CH

    2 Cl

    2 →EtO Acを溶離剤として用いてシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。純フラクションを集め、濃縮して0.50g(9%)の生成物

    33を白色泡状物として得た。

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ4.94(m,3H,C

    4・HおよびC

    5・H),6 .12(m,1H),6.20(m,1H),6.32(d,1H)および7. 20〜8.30(m,20H) 実施例17 1−β−L−リボフラノシルピリジン−4−オン−3−カルボキサミド(

    34 ) 化合物

    33 (0.5g,0.86mmol)を無水アンモニアメタノール溶液(50mL)に溶解し、ボンベ中にて室温で15時間攪拌した。次に溶液を濃縮して体積を小さくし、4℃で一晩冷却した。形成された結晶性生成物を濾去し、 冷たいメタノールで洗った。固形物を無水エタノールから再結晶して純生成物0.23g (87%)を得た。融点209〜211℃

    1 H NMR(Me

    2 SO−d

    6 )δ3.60(m,2H,C

    5・H),3.93( m,1H,C

    4・H),4.09(m,1H,C

    3・H),4.34(m,1H, C

    2・H),5.11(m,1H,C

    5・OH,D

    2 O交換可能),5.22および5.47(2m,2H,C

    2,3・OH,D

    2 O交換可能),5.84(d,1H ,J

    1,2 =6.3Hz,C

    1・H),7.21(m,2H,PhH),7.64( m,2H,PhHおよびCONH

    2 )および8.44(s,1H,CONH

    2 ). C

    11

    14

    2

    6 (270.24)としての計算値:C,48.89;H,5.2 2;N,10.37.実測値:C,48.89;H,5.42;N,10.51 実施例18 2,3,5−トリ−O−ベンゾイル−β−L−リボフラノシルアジド(

    35 ) 微粉砕し乾燥した1−O−アセチル−2,3,5−トリ−O−ベンゾイル−L −リボース(20.0g,39.52mmol)をエーテル(300mL)中に含む懸濁液を、透明溶液が得られるまで(2〜3時間)、0℃で無水塩化水素を通した。次に、混合物を0℃で一晩放置した。溶媒を除去し、残さガムを、ベンゼン(2×25mL)およびトルエン(25mL)で連続的に蒸発させた。残さをシアン化メチル(250mL )中に溶解した。ここに、アジ化ナトリウム(20.0g,307.6mmol )を添加し、反応混合物をアルゴン雰囲気下に2時間還流させた。TLCヘキサン/酢酸エチル(7:3)により決められた反応完了後、溶液を濾過し、蒸発させて油状生成物を定量的収量(14.6g)で得た。生成物は高真空乾燥により白色泡状物になった。乾燥した材料をそのままさらなる反応に用いた。

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ4.54(m,1H),4.76(m,2H),5 .57〜5.58(dd,1H),5.68(d,1H,J=1.65Hz), 5.84〜5.86(m,1H)および7.34〜8.12(m,15H,Ph H) 実施例19 5−アミノ−1−(2',3',5'−トリ−O−アセチル−β−L−リボフラノシル)トリアゾール−4−カルボキサミド(

    36 ) N,N−ジメチルホルムアミド(60mL)を、水酸化カリウム(1.72g,30.7mmol)を水(10mL)中に含む冷たい(0℃ )溶液に添加し、溶液をこの温度で10分間攪拌した。シアノアセトアミド(2 .58g,30.68mmol)をこの溶液に添加し、次に混合物を、全ての固形物が溶解するまで0℃で攪拌した。この溶液に2,3,5−トリ−O−ベンゾイル−b−L−リボフラノシルアジド(10.0g,20.5mmol)を一度に添加し、−5℃で14時間反応させた。琥珀色溶液を真空下に蒸発(50℃の水浴)させてオレンジ色半固形物を得、それを、真空下に無水エタノール(2× 50mL)およびトルエン(3×50mL)と連続的に共蒸発させて粘性オレンジ色ガムを得た。ガムを無水メタノール(150mL)に溶解し、メトキシドナトリウム(1N,25mL)を添加し、溶液を無水条件下に室温で6時間攪拌した。琥珀色溶液をDowex50X H

    + −イオン交換樹脂(約35mL湿潤樹脂)で処理してpH6に調節した。溶液を濾過し、樹脂床をさらなるメタノール( 50mL)で洗い、併せた濾液を減圧下に蒸発(80℃水浴)させて乾燥してオレンジ色ガムを得た。ガムを酢酸エチル(6×50mL)で繰り返して粉砕し、 各部分を、ガムが固化して褐色無定形固形物となるまで順次デカントした。淡白色粗生成物2.5g(32%)はクロマトグラフィーによると純粋であった。数回再結晶後、生成物は不純物を含んでおり、以下のように酢酸エステル状に転化した。 前記粗材料(0.4g,1.54mmol)を無水ピリジン(10mL)中に溶解した。溶液をアルゴン雰囲気下に0℃まで冷却し、無水酢酸(0.95g, 9.26mmol)で処理した。反応混合物を室温で一晩攪拌し、メタノール( 1.0mL)でクエンチした。溶媒を除去し、残さをCH

    2 Cl

    2 (100mL) に溶解した。有機層を飽和NaHCO

    3 (100mL)およびブライン(50m L)で洗い、乾燥し蒸発乾燥した。粗生成物を、溶離剤としてEtOAcを用いるシリカゲル上でのフラッシュクトマトグラフィーにより精製した。収率0.5 2g(88%)

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ2.12(3s,9H,3 COCH

    3 ),4.3 2〜4.52(m,3H),5.64(m,1H,C

    3・H),5.85(m, 1H,C

    2・H),6.00(br s,2H,NH

    2 ),6.32(d,1H, C

    1・H)および8.73(br s,2H,CONH

    2 ) 実施例20 5−アミノ−1−β−L(+)−リボフラノシルトリアゾール−4−カルボキサミド(

    37 ) 化合物

    36 (0.5g,1.29mmol)をアンモニアメタノール溶液(5 0mL、飽和、℃)に溶解した。反応混合物を室温で16時間攪拌し、蒸発乾燥した。残さをEtOAcと3回粉砕し、固形物を最少量の無水EtOHから結晶化して無色固形物を得た。融点159〜161℃;

    1 H NMR(Me

    2 SO−d

    6 )δ3.40〜3.52(m,2H,C

    5・H), 3.93(m,1H,C

    4・H),4.19(m,1H,C

    3・H),4.46( m,1H,C

    2・H),4.74,5.22,5.62(m,3H,3 OH, D

    2 O交換可能),5.84(d,1H,J=3.9OHz,C

    1・H),7.9 5(br s,2H).C

    8

    13

    5

    5 (259.22)としての計算値:C, 37.07;H,5.05;N,27.02.実測値:C,37.36;H,5 .14;N,27.01 実施例21 5−O−アセチル−1−(2',3',5'−トリ−O−アセチル−β−L−リボフラノシル)トリアゾール−4−カルボキサミド(

    38 ) N,N−ジメチルホルムアミド(40mL)を、水酸化カリウム(1.16g ,20.82mmol)を水(20mL)中に含む冷たい(0℃)溶液に添加し、溶液をこの温度で10分間攪拌した。この溶液にエチルマロナメート(mal onamate)(2.73g,20.82mmol)を添加し、次に混合物を、固形物が溶解するまで0℃で攪拌した。この溶液に、2,3,5−トリ−O− ベンゾイル−β−L−リボフラノシルアジド(6.76g,13.88mmol )を一度に添加し、反応液を−5℃で14時間攪拌した。琥珀色溶液を真空下に蒸発(80℃水浴)させてオレンジ色半固形物を得、これを、真空下に無水エタノール(2×50mL)およびトルエン(3×50mL)と連続的に共蒸発させて粘性オレンジ色ガムを得た。ガムを無水メタノール(150mL)に溶解し、 メトキシドナトリウム(0.5N,10mL)を添加し、溶液を無水条件下に室温で6時間攪拌した。琥珀色溶液をDowex50X H

    +イオン交換樹脂(約35mL湿潤樹脂)で処理してpH6に調節した。溶液を濾過し、樹脂床をさらなるメタノール(50mL)で洗い、併せた濾液を真空下に蒸発(80℃水浴) させて乾燥してオレンジ色ガムを得た。ガムを酢酸エチル(6×50 mL)で繰り返して研和し、各部分を、ガムが固化して褐色無定形固形物となるまで順次デカントした。固形物を無水ピリジン(30mL)および無水酢酸(7 .8mL、83.28mmol)中に懸濁させ、無水条件下に室温で18時間攪拌した。反応混合物を充填セライトの浅い床を通して濾過した。セライト床を新しいピリジン(50mL)で洗い、併せた濾液を減圧下に蒸発乾燥させて褐色ガムを得た。ガムをCH

    2 Cl

    2 (150mL)に溶解した。有機層を飽和NaHC O

    3 (100mL)およびブライン(50mL)で洗い、乾燥し蒸発乾燥した。 粗生成物を溶離剤としてCH

    2 Cl

    2 →EtOAcを用いるシリカゲル上でのフラッシュクトマトグラフィーにより精製した。純フラクションを集め、蒸発させて純生成物

    38を得た。収率1.5g(42%)

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ2.14(3s,9H,3,COCH

    3 ),2.6 0(S,3H,COCH

    3 ),4.15〜4.58(m,3H,C

    3・H及びC

    5

    ・H),5.62(m,1H,C

    3・H),5.82(M,1H,C

    2・OH), 6.28(d,1H,C

    1・H),および10.63(br s,2H,CON H

    2 ) 実施例22 5−ヒドロキシ−1−β−L(+)−リボフラノシルトリアゾール−4−カルホキサミド(

    39 ) 化合物

    38 (1.5g,3.50mmol)をアンモニアメタノール溶液(5 0mL、℃で飽和)に溶解した。反応混合物を室温で16時間攪拌し蒸発乾燥した。残さをEtOAcで2回研和し、固形物を最小量の無水EtOHをから結晶させて0.70g(77%)の生成物

    39を得た。:融点162〜164℃

    1 H NMR(Me

    2 SO−d

    6 )δ3.40〜3.50(m,2H,C

    5・H), 3.84(m,1H,C

    4・H),4.17(m,1H,C

    3・H),4.32( m,1H,C

    2・H),4.90(t,1H,C

    5・OH),5.20,5.58 (2d,2H,2 OH,D

    2 O交換可能),5.76(d,1H,J=3.9 0Hz,C

    1・H),7.58および7.80(2br s,2H,CONH

    2 ) および8.82(s,1H,C

    5 OH).C

    8

    12

    4

    6 (260.21)としての計算値:C,36.92;H,4.65:N,21.53.実測値:C,36 .90;H,4.79;N,21.43 実施例23 1−(2',3',5'ートリ−O−ベンゾイル−β−L−リボフラノシル)− 6−メチルウラシル(

    40 ) 6−メチルウラシル(2.52g,20.0mmol)、ヘキサメチルジシラジン(50mL)および硫酸アンモニウム(100mg)の混合物を135℃で6時間還流した。溶媒を真空圧下に除去し、得られた残さを無水トルエン(2× 50mL)と2回共蒸発させて最後に残っている少量のヘキサメチルジシラジンを除去した。このように得られた固形物を真空下に6時間乾燥した。2,4−ビス(トリメチルシリロキシ)−6−メチルピリミジン(20.0mmol)を無水アセトニトリル(100mL)中に含む溶液を、1−O−アセチル−2,3, 5−トリ−O−ベンゾイル−L−リボフラノース(10.12g,20mmol )およびトリメチルシリルトリフレート(5.78g,26.0mmol)に添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下に室温で16時間攪拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、残さをジクロロメタン(200mL)中に溶解した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム(200mL)およびブライン(100mL)で洗い、 硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して白色泡状物を得た。粗生成物をさらに、CH

    2 Cl

    2 →EtOAcを溶離剤として用いるシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して二つの生成物を得た。第2のフラクションの収率は4.50g(42%)であった。

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ2.28(s,3H,CH

    3 ),4.65〜4.8 1(m,3H,C

    4・HおよびC

    5・H),5.60(m,1H,C

    3・H),5 .72(s,1H),6.11(m,1H),7.24〜8.06(m,16H ,PhH)および9.4O(br s,1H,NH) 第1のフラクション(4.20g)は、

    1 H NMRによると所望の化合物に相当していなかった。 実施例24 1−β−L−リボフラノシル−6−メチルウラシル(

    41 ) 生成物

    40 (4.50g,7.86mmol)の溶液を飽和アンモニアメタノール溶液(60mL)に溶解した。反応混合物をスチールボンベ中において10 0℃で17時間加熱した。反応容器を室温まで冷却し、濃縮して油状物を得た。 残さをさらに、ジクロロメタンおよびメタノール(9:1)を溶離剤として用いるシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。純フラクションを収集し、蒸発させて白色固形物を得た。これをさらに、2−プロパノールから再結晶して純生成物

    41を1.98g(94%) 得た。融点175〜177℃

    1 H NMR(Me

    2 SO−d

    6 )δ2.24(s,3H,CH

    3 ),3.42〜3 .57(m,2H,C

    5・H),3.68(m,1H,C

    4・H),4.O(m, 1H,C

    3・H),4.53(m,1H,C

    2・H),4.68,4.94,5. 22(m,3H,3 OH,D

    2 O交換可能),5.43(d,1H,C

    1・H, J

    1,2 =3.85Hz),5.56(s,1H,C

    5 H)および11.25(s, 1H,NH).C

    10

    14

    2

    6 (258.23)としての計算値:C,46.5 1;H,5.46;N,10.85.実測値:C,46.66;H,5.26; N,10.66 実施例25 1−(2',3',5'−トリ−O−ベンゾイル−β−L−リボフラノシル)− 5−アザシチジン(

    42 ) 5−アザシトシン(1.12g,10.0mmol)を、ヘキサメチルジシラザン(50mL)および硫酸アンモニウム(100mg)の混合物中に懸濁させた。反応混合物を135℃で6時間還流した。その後、溶媒を真空下に除去し、このように得られた残さを、無水トルエン(2×50mL)から2回共蒸発させて最後に残っている少量のヘキサメチルジシラジンを除去した。このように得られた固形物を真空下に6時間乾燥した。2,4−N,ビス(トリメチルシリル)−5−アザシチジン(10.0m mol)を無水1,2−ジクロロエタン(150mL)中に含む溶液に、10℃ で1−O−アセチル−2,3,5−トリ−O−ベンゾイル−b−L−リボフラノース(5.06g,10mmol)および四塩化錫(1.68mL,14.16 mmol)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下に10℃で2時間攪拌した。反応液を、ヘキサンおよび酢酸エチル(7:3)を用いてTLCにより調べた。TLCは、出発材料が残っていないことを示した。反応混合物を、ジクロロメタン(250mL)で希釈した。有機層を、飽和重炭酸ナトリウム(200m L)およびブライン(100mL)により洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して残さを得た。残さをトルエンに溶解し、セライトを通して濾過して未反応5 −アザシトシンを除去した。濾液を蒸発乾燥させて、残さ(5.20g)をエタノールに溶解し、再びセライトを通して濾過した。濾液から表記化合物を針状物として結晶化した。4.45g(81%):融点186〜187℃

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ4.62〜4.66(m,3H,C

    4・HおよびC

    5

    ・H),6.01(m,3H,C

    1・H,C

    2・H,およびC

    5・H),7.26 〜8.06(m,17H,NH

    2およびPhH)および8.48(s,1H,C

    6 H) 実施例26 4−アミノ−1−β−L−リボフラノシルトリアジン−2(1H)−オン(5− アザシチジン,

    43 ) 化合物

    42 (4.0g,7.19mmol)を無水メタノール(60mL)に溶解し、加熱沸騰させ、0.5Mナトリウムメトキシド(20mL,10.0m mol)で処理した。出発材料は迅速に溶解し、溶液は直ちに生成物を沈降させた。混合物を室温に4時間維持し、冷蔵庫内に一晩維持した。結晶を集め、氷冷メタノール(10mL)で洗い、真空下に室温で乾燥した。収率:1.50g( 86%);水−アセトン(1:1)から再結晶することにより分析サンプルを得た。融点220〜222℃;

    1 H NMR(D

    2 O)δ3.78〜3.97(m,2H,C

    5・ H),4.13(m,1H,C

    4・H),4.20(m,1H,C

    3・H),4. 33(m,1H,C

    2・H),6.31(d,1H,C

    1・H,J

    1,2 =2.5H z)および8.24(s,1H,C

    6 H). C

    8

    12

    4

    5 (244.20)としての計算値:C,39.35;H,4.95;N,22.94.実測値:C,3 4.09;H,4.28;N,22.98 実施例27 1−(2',3',5'−トリ−O−ベンゾイル−β−L−リボフラノシル)− 6−アザウリジン(

    44 ) 6−アザウラシル(1.36g,12.0mmol)を、ヘキサメチルジシラジン(50mL)および硫酸アンモニウム(50mg)の混合物中に懸濁させた。反応混合物を135℃で6時間還流した。その後、溶媒を真空下に除去し、得られた残さを、無水トルエン(2×50mL)から2回共蒸発させて、最後に残っている少量のヘキサメチルジシラジンを除去した。固形物を真空下に6時間乾燥し、さらに特徴付けることなく次の合成工程に用いた。 2,4−ビス(トリメチルシリル)−6−アザウリジン(12.0mmol)を無水1,2−ジクロロエタン(60mL)中に含む溶液に、10℃で1−O−アセチル−2,3,5−トリ−O−ベンゾイル−L−リボフラノース(5.06g,10 mmol)および四塩化錫(1.68mL,14.16mmol)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下に室温で6時間攪拌した。残さを、ヘキサンおよび酢酸エチル(7:3)を用いるTLCにより検査した。 TLCは、出発材料が残っていないことを示した。反応混合物をジクロロメタン(250mL)で希釈した。有機層を、冷たい飽和重炭酸ナトリウム(150mL)およびブライン( 100mL)で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して白色泡状物を得た。残さをジクロロメタン(100mL)に溶解し、セライトを通して濾過して未反応6−アザウラシルを除去した。濾液を蒸発させて残さ(4.50g)を得、これを最少量のエタノールに溶解し、再びセライトを通して濾過した。濾液から表記化合物を針状物として結晶させて、純生成物44の4.50g(79%)を得た。 :融点193〜195℃

    1 H NMR(Me

    2 SO−d

    6 )δ4.47〜4.67(m,3H,C

    5・H), 4.71(m,1H,C

    4・H),5.85(m,1H,C

    3・H),5.93( m,1H,C

    2・H),6.38(d,1H,J

    1,2 =2.56Hz,C

    1・H) ,7.26〜 8.06(m,16H,C

    5 HおよびPhH)および12.32(s,1H,N H) 実施例28 1−β−L−リボフラノシル−6−アザウラシル(6−アザウリジン,

    45 ) 化合物

    44 (4.5g,7.95mmol)を無水アンモニアメタノール溶液(60mL)に溶解し、スチールボンベに入れた。これを100℃で16時間加熱した。その後、反応容器を室温まで冷却し、溶媒を真空下に除去した。得られた残さを温かいトルエン(2×50mL)で粉砕した。残さを95%エタノールに溶解し、室温で放置した。得られた白色固形結晶を濾過により集め、減圧下に乾燥させた。収率1.75g(89%):融点151〜153℃

    1 H NMR(Me

    2 SO−d

    6 )δ3.30〜3.47(m,2H,C

    5・H), 3.73(m,1H,C

    4・H),3.92(m,1H,C

    3・H),4.17( m,1H,C

    2・H),4.62,4.98,5.22(3br s,3H,3 OH,D

    2 O交換可能),5.82(d,1H,C

    1・H,J

    1,2 =3.85H z),7.48(s,1H,C

    5 H)および11.20(br s, 1H,NH). C

    8

    11

    3

    6 (245.19)としての計算値:C,39.1 9;H,4.52;N,17.14.実測値:C,38.81;H,4.58; N,17.04 実施例29 イミダゾール−4,5−ジカルボン酸ジエチル(

    46 ) イミダゾール−4,5−ジカルボン酸(7.55g,50.0mmol)を、 無水エチルアルコール(120mL)に溶解した。溶液を氷浴中で0℃に冷却し、乾燥HClガスを1時間吹き込んだ。その後、反応混合物を80℃で7時間還流し、その間に、全ての出発材料を消費した。溶媒を除去し、得られた残さをジクロロメタン(200mL)に溶解し、有機層をトリエチルアミンで中和した。有機層を冷たい水(100mL)およびブライン(50mL)で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下に濃縮して白色固形物5.50g(52%)を得た。融点175〜177℃

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ1.40(t,3H),4.41(m,2H),7 . 84(1H,C

    2 H)および11.55(br s,1H,NH).実施例30 1−(2',3',5'−トリ−O−ベンゾイル−β−L−リボフラノシル)イミダゾール−4,5−ジカルボン酸ジエチル(

    47 ) ジエチルイミダゾール−4,5−ジカルボキシレート(2.65g,12.5 0mmol)および硫酸アンモニウム(50mg)の混合物をヘキサメチルジシラジン(50mL)と一緒に135℃で6時間加熱還流した。反応混合物を蒸発乾燥させ、残さをトルエン(2×50mL)と2回共蒸発させて最後に残っている少量のヘキサメチルシラジンを除去した。得られた固形物を真空下に6時間乾燥し、さらに特徴付けすることなく次の工程に用いた。前記残さ(12.5mm ol)を1,2−ジクロロエタン(60mL)中に含む溶液に、10℃で1−O −アセチル−2,3,5−トリ−O−ベンゾイル−L−リボフラノース(5.0 6g,10mmol)および四塩化錫(1.68mL,14.16mmol)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下に室温で6時間攪拌した。反応液を、 ヘキサンおよび酢酸エチル(7:3)を用いるTLCにより検査した。 TLCは、出発材料が残っていないことを示した。反応混合物をジクロロメタン(200mL)を用いて希釈した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム(200mL)およびブライン(100mL)で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して白色泡状物を得た。残さをジクロロメタン(100mL)に溶解し、セライトを通して濾過して錫塩を除去した。真空下に蒸発させた後、残さ(4 .70g)をエタノールに溶解し、再びセライトを通して濾過した。濾液から、 表記化合物47を針状物として結晶化した。収率4.70g(72%):融点1 34〜136℃

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ1.28(t,3H,CH

    3 ),1.37(t,3 H,CH

    3 ),4.28〜4.40(m,4H,2 CH

    2 ),4.65〜4.8 8(m,3H,C

    4・HおよびC

    5・H),5.85(m,2H,C

    2・HおよびC

    3・H),6.68(d,1H,C

    1・H,J

    1,2 =3.90Hz)および7. 26〜8.08(m,16H,C

    2 HおよびPhH) 実施例31 1−β−L−リボフラノシルイミダゾール−4,5−ジカルボキサミド(

    48 ) 化合物47(4.0g,6.09mmol)を、無水アンモニアメタノール溶液(60mL)に溶解し、スチールボンベ中において100℃で16時間加熱した。その後、反応混合物を室温まで冷却した。生成物をメタノールから結晶化した。沈澱生成物を濾過により除去し、濾液をさらに濃縮して第2の捕獲生成物を得た。併せた生成物を再びメタノールから再結晶化させて白色固形物1.68g(100%)を得た。融点224〜226℃

    1 H NMR(Me

    2 SO−d

    6 )δ3.53〜3.75(m,2H,C

    5・H), 3.84(m,1H,C

    4・H),3.96(m,2H,C

    2・HおよびC

    3・H ),4.97,5.16,5.36(3br,3H,3 OH,D

    2 O交換可能),6.49(d,1H,C

    1・H,J

    1,2 =2.1Hz),7.60(s,IH ,COCH

    2 ),7.88(s,1H,COCH

    2 ),7.99(s,1H,CO CH

    2 ),8.48(s,1H,C

    2 H)および10.59(s,1H,CONH

    2 ). C

    10

    14

    4

    6 (286.24)としての計算値:C,41.96;H, 4.93;N,19.57.実測値:C,41.89;H,5.05;N,19 . 41 実施例32 1−(2',3',5'−トリ−O−ベンゾイル−β−L−リボフラノシル)− 3−ヒドロキシ−1,2−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(

    49 ) 3−ヒドロキシ−1,2−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(1.95g, 12.50mmol)および硫酸アンモニウム(50mg)をヘキサメチルジシラジン(50mL)中に含む混合物を6時間加熱還流した。反応混合物を蒸発乾燥させ、得られた残さを無水トルエン(2×50mL)と2回共蒸発させて、最後に残っている少量のヘキサメチルジシラジンを除去した。得られた固形物を真空下に6時間乾燥し、そのままさらなる反応に用いた。前記トリメチルシリル誘導体(12.5mmol)を無水1,2−ジクロロエタン(60mL)中に含む溶液に、10℃で1−O−アセチル−2,3,5−トリ−O−ベンゾイル−L− リボフラノース(5.06g,10mmol)および四塩化錫(1.68mL, 14.16mmol)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下に室温で6時間攪拌した。反応混合物をジクロロメタン(200mL)で希釈した。有機層を、飽和重炭酸ナトリウム(200mL)、水(100mL) およびブライン(100mL)で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して泡状物を得た。残さをジクロロメタン(70mL)に溶解し、セライトを通して濾過して錫塩を除去した。粗生成物を、CH

    2 Cl

    2 →EtOAcを、溶離剤として用いるシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。純フラクションを集め、蒸発させて白色泡状物3.50g(57%)を得た。

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ1.36(t,3H,CH

    3 ),4.30(m,2 H,CH

    2 ),4.52〜4.82(m,3H,C

    4・HおよびC

    5・H),6. 08〜6.32(m,3H,C

    1・H,C

    2・HおよびC

    3・H)および7.26 〜8.08(m,16H,C

    2 HおよびPhH) 実施例33 1−β−L−リボフラノシル−3−ヒドロキシ−1,2−ピラゾール−4−カルボキサミド(

    50 ) 化合物

    49 (3.50g,5.71mmol)を飽和アンモニアメタノール溶液(60mL)中に含む溶液をスチールボンベ中において100℃で16時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、濃縮した。残さをトルエン(2×50m L)で粉砕してベンズアミドを除去した。残さを最少量の無水エタノール中に溶解し、室温で一晩放置した。得られた結晶を濾過により除去し、濾液をさらに濃縮して第2の生成物を捕獲した。併せた生成物を再びエタノールから再結晶して固形物を得、それを濾過して集め、減圧下に乾燥して生成物1.0g(68%)を得た。 :融点178〜180℃

    1 H NMR(Me

    2 SO−d

    6 )δ3.37〜3.52(m,2H,C

    5・H), 3.78(m,1H,C

    4・H),3.98(m,1H,C

    3・H),4.19( m,1H,C

    2・H),4.81,5.05,5.34(3br,3H,3 O H,D

    2 O交換可能),5.38(d,1H,C

    1・H,J

    1,2 =4.2Hz), 6.98(bs,1H,CONH

    2 ),7.16(bs,1H,CONH

    2 ),8 . 08(s,1H,C

    5 H)および10.98(bs,1H,C

    3 OH). C

    9

    1

    3

    3

    6 (259.22)としての計算値:C,41.70;H,5.05;N ,16.21.実測値:C,41.52;H,5.23;N,16.40 実施例34 1−アジド−2,3−イソプロピリジン−b−L−リボフラノース(

    51 ) 2,3,5−トリ−O−ベンゾイル−1−アジド−b−L−リボフラノース( 9.0g,18.48mmol)を無水メタノール(60mL)中に含む溶液に、ナトリウムメチオキシド(10.0mL,5.0mmol)の0.5M溶液を添加した。 反応混合物を室温で一晩攪拌した。反応液のTLC(ヘキサン/酢酸エチル;7:3)は、出発物質がより極性の高い化合物に完全に転化したことを示した。反応混合物をDowex 50H

    +樹脂で中和し、樹脂を濾過により除去した。濾液を蒸発乾燥し、水(50mL)に溶解した。水層をジクロロメタン(2×100mL)で抽出して安息香酸メチルを除去し、次に、水層を真空下に濃縮した。残さを五酸化リンによりさらに乾燥し、さらに特徴付けることなくそのまま次の合成工程に用いた。前記粗生成物(3.0g,17.14mmol)を無水アセトン(200mL )中に懸濁させ、1,1−ジメトキシプロパン(50mL)および真空乾燥Do wex 50H

    +樹脂(5.0g)で処理した。反応混合物を室温で2時間攪拌し、濾過し、樹脂を無水アセトン(100mL)で洗った。濾液を蒸発乾燥させた。残さをCH

    2 C1

    2 →EtOAcを溶離液として用いるシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。純フラクションを集め、濃縮して油状物としての生成物3.60g(97%)を得た。

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ1.44および1.27(2s,6H,イソプロピリデン CH

    3 ),2.70(br s,1H,C

    5・OH交換可能),3.66 (m,2H,C

    5・H),4.34(m,1H,C

    4・H),4.46(d,1H ,C

    3・H),4.72(d,1H,C

    2・H)および5.50(s,1H,C

    1

    ・H) 実施例35 1−アジド−2,3−O−イソプロピリジン−5−O−tert−ブチルジメチルシリル−b−L−リボフラノース(

    52 ) 1−アジド−2,3−O−イソプロピリジン−b−L−リボフラノース(4. 20g,20mmol)を無水DMF(25mL)中に含む溶液にイミダゾール(2.38g,35.0mmol)およびtert−塩化ブチルジメチルシリル(4.50g,30.0mmol)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下に室温で一晩攪拌した。16時間後の反応混合物のTLCは、生成物への出発材料の完全な転化を示した。溶媒を真空下に除去し、残さをジクロロメタン(20 0mL)中に溶解した。有機層を水(100mL)、飽和重炭酸ナトリウム(100mL)、およびブライン(100mL)で、洗い硫酸トリウムで乾燥し、濃縮して油状生成物を得た。ヘキサン/酢酸エチル(9:1)を用いるシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して油状物として表記化合物6.22g( 94%)を得た:

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ0.07(s,6H),0.9(s,9H),1. 27および1.47(2s,6H,イソプロピリデン CH

    3 ),3.66(m ,2H,C

    5・H),4.34(m,1H,C

    4・H),4.46(d,1H,C

    3・H),4.72(d,1H,C

    2・H)および5.50(s,1H,C

    1・H ) 実施例36 1−アミノ−2,3−O−イソプロピリジン−5−O−tert−ブチルジメチルシリル−b−L−リボフラノース(

    53 ) 1−アジド−2,3−O−イソプロピリジン−β−L−リボフラノース(6. 0g,18mmol)およびPd/C(0.25g)をMeOH(50mL)中に含む混合物を、パー水素化器(parr hydrogenator)において50psiで水素化した。反応混合物を濾過し、触媒をメタノール(20 mL)で洗った。併せた濾液を蒸発乾燥させ、真空下にP

    2

    5で一晩乾燥し、特徴付けることなくそのままに次の反応に用いた。収率5.0g(90%) 実施例37 5−アミノ−(2',3'−O−イソプロピリジン−5'−O−tert−ブチルジメチルシリル−β−L−リボフラノシル)イミダゾール−4−カルボン酸エチル(

    54 ) 化合物

    53 (5.0g,16.44mmol)を無水CH

    2 Cl

    2 (60mL)中に含む溶液に攪拌下にN−シアノ−N−(エトキシカルボニルメチル)ホルムイミド酸エチルの溶液(4.0g,22.18mmol;Robinson,D.H .ら著,J.Chem Soc.,Perkin 第1巻,1715〜1717 頁,1972年)を15分の間に添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下に室温で一晩攪拌した。反応液をCH

    2 Cl

    2 (100mL)で希釈し、有機層を飽和NaHCO

    3 (100mL)、水(50mL)およびブライン(50mL)で洗った。有機抽出液を乾燥し、濃縮して粗生成物を得た。粗生成物を、CH

    2 Cl

    2

    →EtOAcを溶離剤として用いるシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。純フラクションを集め、蒸発させて白色泡状物5.50g(76%)を得た。

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ0.28(m,6H),1.1(m,9H),1. 55(m,9H),4.00(m,2H,C

    5・H),4.53(m,3H), 5.0(m,1H),5.78(m,1H),6.06(d,1H,C

    1・H) および7.44(s,1H,C

    2 H) 実施例38 5−アミノ−(2',3'−O−イソプロピリジン−5'−O−tert−ブチルジメチルシリル−β−L−リボフラノシル)イミダゾール−4−カルボキサミド(

    55 ) 化合物

    54 (5.0g,11.33mmol)をアンモニアメタノール溶液( 60mL)中に含む溶液をスチールボンベ中において100℃で12時間加熱した。スチールボンベを冷却し、注意深く開け、濃縮した。粗生成物をCH

    2 Cl

    2

    →EtOAcを溶離剤として用いるシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。純フラクションを集め、蒸発させて白色泡状物4.0g(8 8%)を得た。 実施例39 5−アミノ−(2',3'−O−イソプロピリジン−β−L−リボフラノシル) イミダゾール−4−カルボキサミド(

    56 ) 化合物

    55 (4.0g,9.97mmol)をジクロロメタン(50mL)中に含む溶液に、室温で攪拌下にEt

    3 N・3HF(50mmol)を添加した。 反応混合物を一晩攪拌し、蒸発乾燥した。残さをCH

    2 Cl

    2 →EtOACを溶離剤として用いるシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。 純フラクションを集め、蒸発させて白色泡状物2.10g(71%)を得た。 実施例40 5−アミノ−1−β−L−リボフラノシルイミダゾール−4−カルボキサミド(

    57 ) 化合物

    56 (2.0g,6.71mmol)をジクロロメタン(20mL)中に含む溶液に、0℃で攪拌下に90%CF

    3 COOH(20mL)を添加した。 反応混合物を0℃で1時間攪拌し、蒸発乾燥させた。残さを乾燥メタノール(2 0mL)と共蒸発させた。このプロセスを3回繰り返して、最後に残っている少量のTFAを除去した。残さをNH

    4 OH(10mL) で処理し、蒸発乾燥させた。残さを無水エタノール(3×20mL)と共に蒸発させた。残さをエタノールから結晶化して純生成物1.5g(87%)を得た。 実施例41 1−β−L−(2',3',5'−トリ−O−ベンゾイル)リボフラノシル−2 −オキソ−△

    4 −イミダゾリン−4−カルボン酸メチル(

    59 ) メチル2−オキソ−△

    4 −イミダゾリン−4−カルボキシレート58(542 mg,3.82mmol)、ヘキサメチルジシラザン(HMDS,28mL)および(NH

    4

    2 SO

    4 (75mg,0.56mmol)の混合物を加熱還流した。透明溶液が40分で形成され、反応液をさらに3.5時間還流下に維持した。 過剰のHMDSを蒸発させ、褐色油状物である生成物を真空下にさらに1時間乾燥させた。 1−O−アセチル−2,3,5−O−トリ−ベンゾイル−L−リボフラノース(1.93g,3.82mmol)を無水ジクロロエタン(28mL)中に含む溶液を、室温で前記乾燥シリル塩基に添加し、続いて、SnC1

    4 (1.39g ,0.63mL,5.35mmol)を滴下した。添加後、反応混合物を室温で一晩放置した(17時間まで)。反応混合物をシリカゲルパッドを通してEtOAcでフラッシュして濾過した。EtOAc溶液を飽和NaHCO

    3で洗い、濾過し、ブラインで2回洗った。有機相を分離し、Na

    2 SO

    4で乾燥し、濃縮し、(86%CH

    2 Cl

    2 ,14%EtOAC)を用いるシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製して淡白色固形物としての生成物797mg (36%)を得た。

    1 H NMR(Me

    2 SO−d

    6 )δ3.7O(s,3H),4.60(dd,1 H,J

    1,2 =12.7,6.6Hz),4.70(m,2H),5.93(dd ,1H),5.98(d,1H),6.05(dd,1H),7.46(m,6 H),7.63(m,3H),7.71(s,1H),7.91(m,6H)および11.15(s,1H) 実施例42 1−β−L−リボフラノシル−2−オキソ−△

    4 −イミダゾリン−4−カルボキサミド(

    60 ) 化合物

    59 (1.26g,2.15mmol)をアンモニアメタノール溶液( 45mL、0℃でNH

    3により予め飽和)に溶解した。溶液をスチールボンベ内に密封し、95℃で15時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、溶媒を蒸発させ、残さをCHCl

    3で3回洗って、反応から生じたベンズアミドを除去した。残さにMeOH(15m L)を添加し、加熱還流した。CHCl

    3を還流下に微量の沈澱が生成するまで透明溶液にゆっくり添加した。熱い混合物を吸引して迅速に濾過し、濾液を蒸発乾燥させて薄褐色油状物を得た。油状物を無水CH

    3 CNに浸して、薄褐色固形物としての生成物を得た。収率322mg(58%);融点174〜178℃

    1 H NMR(Me

    2 SO−d

    6 )δ3.48(m,2H),3.77(m,1H ),3.94(m,1H),4.05(m,1H),4.90(m,1H),5 .08(d,1H),5.30(d,1H),5.36(d,1H),7.30 (s,1H),7.31(br s,2H)および10.47(br s,1H ) 実施例43 2,3,5−トリ−O−ベンゾイル−β−L−リボフラノシル−1−カルボニトリル(61) 1−O−アセチル−2,3,5−トリ−O−ベンゾイル−β−L−リボフラノース(60℃、1mmで12時間乾燥;12.6g、24.9mmol)を無水ジクロロメタン(硫酸マグネシウムで乾燥し分子篩上に貯蔵、125mL)中に含む溶液に、アルゴン雰囲気中、攪拌下に、0〜2℃でシアン化トリメチルシリル(分子篩上で24時間乾燥;4.70mL,37.50mmol)を添加した。次に、この反応混合物に反応温度を0〜2℃に維持しつつ塩化錫(1.0mL,8.67mmol)をゆっくり添加した。反応混合物を攪拌し、−5〜0℃にさらに1.5時間維持した。 2時間後、反応混合物を、冷たい(5℃)10%水酸化ナトリウム溶液(1.5 L)に激しく攪拌しつつゆっくりと30分間で添加し、混合物は添加中に5〜8 ℃に維持した。層を分離し、有機層を水(3×50mL)で中性になるまで洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。有機抽出物を濾過し、乾燥剤をジクロロメタン(3×500mL)で洗った。濾液および洗浄液を併せ、溶液を小さい体積まで濃縮(<30℃,20mm)し、残りの溶液をセライト床を通して濾過した。溶離剤としてジクロロメタンを用いてシリカゲルフラッシュカラムにより、さらなる精製を行った。ジクロロメタン溶液を併せ、蒸発(<30℃,20mm) させて白色泡状物を得た。粗生成物を、溶離剤としてジクロロメタンを用いてシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。純フラクションを併せ、蒸発させてシロップを得た。シロップを無水エタノール(100mL) と混合し、混合物を加熱(約60℃)して均質溶液を得た。この溶液を室温まで冷却して結晶性生成物を得た。結晶性固形物を濾過し、冷たいエタノールで洗い、P

    2

    5で乾燥して7.47g(63%)の生成物

    61を得た。:融点55〜5 7℃

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ4.61(m,1H,C

    4・H),4.78(m, 2H,C

    5・H),5.00(s,1H,C

    1・H),5.88(t,1H,C

    3

    ・H),6.05(m,1H,C

    2・H),7.45〜8.07(m,15H, PhH) 実施例44 2,3,5−トリ−O−ベンゾイル−β−L(+)−リボフラノシルアロンチオアミド(

    62 ) L−シアノ糖

    61 (6.10g,12.95mmol)を無水エタノール(1 05mL)中に含む懸濁液に、H

    2 Sを10分間通した。次に、この溶液にN, N−ジメチルアミノピリジン(DMAP,158mg,1.3mmol)を添加した。反応液を15〜20℃に維持し、H

    2 Sで1/2時間飽和させた。 (注: 懸濁液である出発材料を反応工程中に溶解させた)。 2. 5時間後、H

    2 Sの吹き込みを停止し、反応混合物に栓をし、室温で一晩攪拌した。反応液を、翌朝、TLCにより検査した(ヘキサン/EtOAc;7:3) 。 TLCは、出発材料がアロチオアミドに完全に転化したことを示した。反応混合物を氷浴上で冷却し、アルゴンを1時間吹き込んで過剰のH

    2 Sを除去した。その後、反応混合物を回転式蒸発器において濃縮して泡状物質6.20g(95 %)を得た。

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ4.78(m,3H,C

    4・HおよびC

    5・H),5 . 12(d,1H,C

    1・H),5.72(t,1H,C

    3・H),5.98(m ,1H,C

    2・H),7.45〜8.12(m,15H,PhH)および8.5 0(br s,2H,NH

    2 ) 実施例45 2−(2',3',5'−トリ−O−ベンゾイル−β−L(+)−リボフラノシル)チアゾール−4−カルボン酸エチル(

    63 ) アロチオアミド

    62 (5.05g,10mmol)を1,2−ジメトキシエタン(DME,100mL)中に含む懸濁液に、0℃で攪拌下に無水NaHCO

    3

    (8.4g,100mmol)を添加した。この懸濁液にアルゴン雰囲気下にブロモピルビン酸エチル(3.75mL,30mmol)を10分間で滴下した。反応混合物をアルゴン雰囲気下に0℃で5時間攪拌した。反応液をTLC(Hex/EtOA c;7:3)により分析した。TLCは、微量の出発材料を認識した。反応液をさらに0〜5℃で1時間放置し、この時間により大部分の出発材料を生成物に転化した。次に、反応混合物をドライアイス/アセトン浴中で−15℃に冷却した。次に、反応混合物に、滴下漏斗を通して、2,6−ルチジン(7.0mL,6 0mmol)および無水トリフルオロ酢酸(4.16mL,30mmol)を無水DME(20mL)中に含む溶液を15分間かかって滴下した。反応混合物の温度をアルゴン雰囲気下に−15℃で2時間維持した。次に、反応混合物を濾過し濃縮した。得られた残さをCH

    2 Cl

    2 (200mL)に溶解し、有機層を5% NaHC0

    3 (100mL)、1N HCl(100mL)、5%NaHCO

    3 ( 100mL)、水(100mL)およびブライン(100mL)で洗い、乾燥し、濃縮して暗赤色油状物を得た。粗生成物を、ヘキサン/EtOAc(7:3) を溶離剤として用いるシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して純生成物5.96g(99%)を得た。

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ1.30(t,3H,CH

    2 CH

    3 ),4.30(t ,2H,CH

    2 CH

    3 ),4.55〜4.78(m,3H,C

    4・HおよびC

    5・H ),5.72(d,1H),5.82(m,2H),7.25〜8.04(m, 15H,PhH)および8.06(s,1H,C

    5 H) 実施例46 β−L(+)−リボフラノシルチアゾール−4−カルボン酸エチルエステル(

    ) 化合物

    63 (6.0g,10mmol)を無水エタノール(60mL)に溶解した。(注:化合物を熱いエアガンで暖めながら溶解した)。この溶液にアルゴン雰囲気下にNaOEt(200mg,3.0mmol)粉末を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下に一晩攪拌した。反応液を、ヘキサン/EtOAc7 :3およびEtOAc/MeOH 9:1を用いてTLCにより検査した。TL Cは、出発材料がより極性の高い生成物に完全に転化したことを示した。次に、 反応液を無水Dowex5x−8H

    +樹脂で中和した。この樹脂を濾過により除去し、濾液を回転式蒸発器において真空下に濃縮した。次に、褐色残さを、Et OAC→MeOHを用いるシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。純フラクションを集め、濃縮して純生成物2.31g(77%)を得た。

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ1.30(t,3H,CH

    2 CH

    3 ),3.56(m ,2H,C

    5・H),3.86(m,2H),4.0(m,1H),4.26( t,2H,CH

    2 CH

    3 ),4.82〜5.04(3m,3H,3 OH),5. 42(d,1H,C

    1・H)および8.46(s,1H,C

    5 H) 実施例47 β−L(+)−リボフラノシルチアゾール−4−カルボキサミド(

    65 ) 化合物

    64 (1.0g,3.32mmol)をアンモニアメタノール溶液(5 0mL)中に含む溶液をスチールホンベ中において室温で攪拌した。17時間後、ボンベを冷却し、注意深く開け、溶液を蒸発させて残さを得た。残さを、酢酸エチルおよびメタノール(9:1)を溶離剤として用いるシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー上のクロマトグラフィーにかけた。生成物を無水エタノールから結晶化した。収率580mg(67%):融点146〜148℃

    1 H NMR(Me

    2 SO−d

    6 )δ3.48(m,2H,C

    5・ H),3.85(m,2H),4.03(m,1H),4.80(t,1H,C

    5・OH),4.88(d,1H,C

    3・OH),5.32(d,1H,C

    2・O H),5.02(d,1H,C

    1・H,J

    1,2 =5.1Hz),7.52(bs, 1H,CONH

    2 ),7.64(bs,1H,CONH

    2 )および8.16(s, 1H,C

    5 H).C

    9

    12

    2 SO

    5 (260.2)としての計算値:C,41.5 3;H,4.65;N,10.76;S,12.32.実測値:C,41.73 ;H,4.60;N,10.55;S,12.25 実施例48 β−L−リボフラノシル−1−カルボキシミド酸メチルエステル(

    66 ) 2,3,5−トリ−O−ベンゾイル−β−L−リボフラノシルシアニド(14 .13g,30.0mmol)を無水メタノール(60mL)中に含む懸濁液に、アルゴン雰囲気中で攪拌下にナトリウムメチオキシド(0.358g,6.6 4mmol,0.5M溶液,Fluka)を添加した。5分で均質になった溶液を室温で2.5時間攪拌した。反応混合物をDowex 50W−X8H

    +樹脂(0.05mmHg下100′℃で16 時間乾燥;3.0g、5.1モル当量/g)で中和した。樹脂を濾過し、溶媒を回転式蒸発器において40℃より低温で除去した。得られた残さをメタノールで洗った。メタノール洗浄液を濃縮して化合物

    66の第2および第3の産物を得た。3つの産物を合わせ、無水メタノールから再結晶して生成物4.35g(66 %)を得た。:融点140〜142℃

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ3.46(s,3H,OCH

    3 ),3.50〜3. 80(m,5H),3.98(d,1H),4.98(br s,3H)および8.27(s,1H,NH) 実施例49 2−[(アミノカルボニル)カルボニル]−1−(β−L−リボフラノシルイミノメチル)ヒドラジン(

    67 ) イミド酸メチル

    66 (4.83g,25.26mmol)およびオキサミドヒドラジド(2.68g,26.00mmol)を無水ジメチルスルホキシド(1 00mL)に溶解した。反応溶液を室温で20時間攪拌後、溶媒を真空下に55 ℃で蒸留した。残さ固形物をメタノール中に懸濁させ、可溶分を濾過により集め(不溶固形物は未反応ヒドラジドとわかった)、約25mLに濃縮した。この溶液をアセトニトリル(500mL)に滴下し、白色沈澱を得た。収率4.35g(66%)

    1 H NMR(Me

    2 SO−d

    6 )δ3.47〜3.60(m,2H),3.3. 60〜3.88(m,3H),4.07(d,1H),4.15(d,1H), 4.85〜5.2(br s,2H),7.70,8.09(2br s,2H )および10.05(br s,1H,C=NH) 実施例50 3−β−L−リボフラノシル−1,2,4−トリアゾール−5−カルボキサミド(C−リバビリン;

    68 ) 化合物

    67 (4.0g,15.2mmol)を真空下に135℃で15分間加熱した。フラスコを冷却後、ガラス質材料をメタノールで処理し、スチーム浴で加熱した。このプロセス中、固形物が沈澱し始めた。約2時間後、固形物を単離し、濾液を濃縮して第2産物を得た。産物の合計収率は2.65g(71%)であった。:融点193〜195℃

    1 H NMR(Me

    2 SO−d

    6 )δ3.43(m,2H,C

    5・H),3.75( m,1H,C

    4・H),3.88(m,1H,C

    3・H),4.12(m,1H, C

    2・H),4.57(d,1H,C

    1・H,J

    1,2 =5.7Hz),7.62( bs,1 H,CONH

    2 ),7.86(bs,1H,CONH

    2 )および10.0(bs, 1H,NH).C

    8

    12

    4

    5 (244.2)としての計算値:C,39.35 ;H,4.95;N,22.94.実測値:C,39.38;H,4.73;N ,22.43 実施例51 5−O−トリチル−2,3−O−イソプロピリデン−b−L−リボフラノース(

    69 ) 2,3−O−イソプロピリデン−b−L−リボフラノース(10.5g,55. 26mmol)を無水ピリミジン(100mL)中に含む溶液に、アルゴン雰囲気下に触媒量のDMAP(12.2mg,0.1mmol)を添加した。次に、 この溶液に、攪拌下に塩化トリチル(15.56g,56.0mmol)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下に室温で一晩攪拌した。ピリジンを減圧下に除去し、残さをCH

    2 Cl

    2 (250mL)に溶解し、有機層を10%NaHC O

    3溶液(2×100mL)およびブライン(100mL)で洗った。有機層をNa

    2 SO

    4で乾燥し真空下に濃縮した。得られた残さを、ヘキサン→EtOAc を溶離剤として用いるシリカゲルフラツシュカラムにより精製した。純フラクションを集め、濃縮して生成物15. 75g(69%)を得た。

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ1.27および1.41(2s,6H,イソプロピリデン CH

    3 ),3.25〜3.56(m,2H,C

    5・H),3.86(m, 2H),4.0(m,1H),4.70(m,1H),5.24(d,1H,J

    1,2 =3.50Hz,C

    1・H)および7.17〜7.35(m,15H,PhH ) 実施例52 3−エトキシカルボニル−2−オキソプロピリデントリフェニル−ホスホラン(

    70 ) {3−(エトキシカルホニル)−2−オキソプロピル}塩化トリフェニルホスホニウムクロライド(21.34g,500mmol)を水(450mL)中に含む溶液を、炭酸ナトリウム(3.1g,25.0mmol)の溶液に10分間で添加した。(注:添加直後に白色沈澱を得た)。この反応混合物を室温で一晩攪拌した。得られた沈澱を焼結漏斗を通して濾過した。沈澱をジクロロメタン( 100mL)に溶解し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して白色固形物18.1 3g(93%)を得た。この物質を五酸化リンにより一晩乾燥した。

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ1.26(t,3H),3.34 (s,2H),3.76〜3.84(d,1H),4.19(m,2H)および7.48〜7.68(m,15H,PhH) 実施例53 4−(2',3'−O−イソプロピリデン−5'−O−トリチル−α−およびβ −L−リボフラノシル)−3−オキソブタン酸エチル(

    71 ) 化合物

    70 (10.9g,25.23mmol)および3−エトキシカルボニル−2−オキソプロピリデントリフェニルホスホラン(11.8g,30mmo l)を無水アセトニトリル(30mL)中に含む混合物を90時間還流した。溶媒を減圧下に蒸発させ、残さをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーに付した。ヘキサン−酢酸エチル(9:1)で溶離して生成物(β:α 約2: 1)を泡状物(10.15g、74%)として得た。 実施例54 2−ジアゾ−4−(2',3'−O−イソプロピリデン−5'−O−トリチル− α−およびβ−L−リボフラノシル)−3−オキソブタン酸エチル(

    72 ) トリエチルアミン(1.83g,18.lmmol)およびトルエン−p−スルホニルアジド(10mL)を、化合物

    71 (9.85g,1 8.08mmol)を無水アセトニトリル(50mL)中に含む溶液に連続して添加した。混合物を室温で30分間維持した。次に溶媒を減圧下に蒸発させ、残さをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーに付した。ヘキサン−酢酸エチル(9:1)で溶離して化合物

    72 (β:α 約1:1)8.90g(86 %)を泡状物として得た。 実施例55 4−ヒドロキシ−3−(2',3'−O−イソプロピリデン−5'−O−トリチル−β−L−リボフラノシル)ピラゾール−5−カルボン酸エチル(

    73 ) 化合物

    72 (8.53g,14.92mmol)を無水DME(60mL)中に含む溶液を、アルゴン雰囲気下、水素化ナトリウム(NaH)(60%分散液;1.80g)75.0mmol)を無水DME(60mL)中に含む氷冷懸濁液に、30分かかって滴下した。反応温度を次第に20℃に上昇させ、混合物を室温でさらに3時間攪拌した。反応混合物を、ヘキサン/EtOAc(3:1) またはジクロロメタン/EtOAc(9:1)を用いるTLCにより分析した。 TLCは、反応の完了を示した。次に、酢酸(4.50mL,75.0mmol)をDME(10 mL)中に含む溶液を、氷冷反応混合物に攪拌下に滴下した。溶媒を減圧下に蒸発させて残さを得、そこに水(50mL)およびジエチルエーテル(100mL )を添加した。エーテル層を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。 残さを、ヘキサン−酢酸エチル(3:1)を溶離剤として用いるシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーに付した。純フラクションを集め、蒸発させて化合物

    73を混合物β:α(6.40g,73%):として得た。

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ1.31(t,3H),1.42〜1.65(m, 6H),3.19〜3.27(m,2H),4.44〜4.75(m,3H), 4.75(m,1H),5.19(d,1H),6.99(br s,OH交換可能),7.26〜7.51(m,15H,PhH) 実施例56 4−ヒドロキシ−3−(2',3'−O−イソプロピリデン−5'−O−トリチル−β−L−リボフラノシル)ピラゾール−5−カルボキサミド(

    74 ) エステル

    73 (6.30g,10.7mmol)を乾燥アンモニアメタノール溶液(70mL)中に含む溶液をスチールボンベ中において9 0〜95℃で12時間加熱した。溶媒を減圧下に蒸発させ、残さをヘキサン/酢酸エチル(3:2)を溶離剤として用いるシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィ−に付した。必要なフラクションを集め、蒸発させて生成物4.54g (78%)をβ:α混合物を含むガラス質物質として得た。

    1 H NMR(CDCl

    3 )δ1.40〜1.62(2s,6H),3.11〜3 .24(m,2H),4.37(m,1H),4.65(m,1H),5.11 (dd,1H),5.27(d,1H),6.99(br s,OH交換可能) および7.23〜7.50(m,17H) 実施例57 3−β−L−リボフラノシル−4−ヒドロキシピラゾール−5−カルボキサミド(L−ピラゾマイシン;

    75 ) 化合物

    74 (4.40g,8.13mmol)を90%CF

    3 CO

    2 H(20m L)中に含む溶液を室温で45分間攪拌した。次に溶媒を減圧下に5℃で除去して白色固形物(1.90g,90.48%)を得た。得られた残さを、EtOA c−iPrOH −H

    2 O(4:1:2)を溶離剤として用いるシリカゲルフラッシュカラム上のクロマトグラフィーにかけた。純化合物bおよび異性体aを含むフラクションを別々に集め、温度<20℃で蒸発させた。水から再結晶することにより純β異性体800mgを得た。:融点111〜113℃

    1 H NMR:β異性体(D

    2 O)δ3.73〜3.78(m,2H),4.0( m,1H),4.19(m,1H),4.35(m,1H)および4.90〜4 .93(d,1H,J

    1,2 =7.42Hz).C

    9

    13

    3

    6 (259.22)としての計算値:C,41.70;H,5.05;N,16.21.実測値:C, 41.88;H,5.04;N,16.58 α:β混合物の単離収率:1.9 0g(90%) 異性体100mgを泡状物として単離した。

    1 H NMR:α異性体(D

    2 O)δ3.65〜3.85(m,2H),4.06 〜4.11(m,1H),4.32〜4.41(m,2H)および5.20(d ,1H,J

    1,2 =3.30Hz).C

    9

    13

    3

    6としての計算値:C,41.7 0;H,5.05;N,16.21.実測値:C,41.91;H,5.08; N,16.02 L−ピラゾマイシンの分離不可能混合物1.0mgも単離した。 α:β異性体の純度も、水中のアセトニトリル0〜10%のグラジエントを用いるC18逆相HPLCにより測定する。α異性体の保持時間Rtは5.716 であり、β異性体の保持時間は7.135である。HPLCによりL−ピラゾマイシンのβおよびα混合物の純度が99.0%より高いことがわかる。 実施例58 2,5−アンハイドロ−L−アロアミジン塩酸塩の調製(

    76 ) 2,5−アンハイドロ−L−アロンイミド酸メチル(3.82g,20.0m mol)および塩化アンモニウム(1.07g,20.0mmol)を、アンモニアメタノール溶液(60mL、ドライアイス−アセトン温度で1時間飽和)に溶解した。その後、この混合物を、厚壁スチールボンベ中において室温で16時間攪拌させた。スチールボンベを冷却し、注意深く開け、溶液を蒸発乾燥させた。得られる固形物を乾燥させて表記化合物4.10gを定量的収率で得た。 実施例59 2−(β−L−リボフラノシル)ピリミジン−6(1H)−オキソ−4−カルボン酸(

    77 ) 2,5−アンハイドロ−L−アロアミジン塩酸塩(4.0g,18.66mm ol)を水(60mL)中に含む溶液に、水酸化ナトリウム(1N,20mL, 20.0mmol)およびナトリウムオキサロ酢酸エチル(4.20g,20. 0mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間攪拌し、続いてH

    +樹脂(Dowex50W−X8)でpH2に中和した。反応混合物を濾過し、最小体積まで濃縮した。シリカゲルを添加し、蒸発乾燥させた。得られた粉末を、フラッシュカラムの最上部に乗せ、酢酸エチル/アセトン/メタノール/水(3/1 /1/1)混合物で、より迅速に動く化合物が溶離されるまで溶離した。次にカラムをメタノールで溶離し、化合物を含むフラクションを集め、メタノールを除去して褐色吸湿性化合物を得た。単離収率:4.50g(89%)。この化合物を、さらに特徴付けること無くそのまま次の工程に用いた。 実施例60 2−(β−L−リボフラノシル)ピリミジン−6(1H)−オキソ−4−カルボン酸エチル(

    78 ) 酸

    77 (4.50g,16.5mmol)を無水エタノール(100mL)中に含む充分に乾燥された懸濁液を氷浴中で冷却し、無水塩化水素ガスを5分間吹き込んだ。この反応混合物にオルト蟻酸トリエチル(20mL)を添加し、混合物を室温で24時間攪拌した。溶媒を真空下に除去し、得られた暗色固形物を、 さらに、ジクロロメタン/メタノール(9/1)混合物を用いるシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。純フラクションを集め、濃縮して固形化合物4.55g(92%)を得た。この化合物は不純であるとわかったので、さらに対応する四酢酸エステルに収率47%で転化した。四酢酸エステルをカラムクロマトグラフィーにより精製した。 実施例61 2−(β−L−リボフラノシル)ピリミジン−6(1H)−オキソ−4−カルボキサミド(

    79 ) 前記四酢酸エステル(1.80g、4.22mmol)を飽和アンモニアメタノール溶液(60mL)中に含む溶液をスチールボンベ中において100℃で1 7時間加熱した。反応混合物を冷却し、濃縮して白色固形物を得た。固形物をさらに酢酸エチルと粉砕し濾過した。固形物を無水エタノールから再結晶して純生成物0.83g(82%)を白色固形物として得た。 融点200〜202℃;

    1 H NMR(Me

    2 SO−d

    6 )δ3.35〜3.57(m,2H,C

    5・H), 3.84(m,1H,C

    4・H),3.98(m,1H,C

    3・H),4.22( m,1H,C

    2・H),4.75(t,1H,C

    5・OH,D

    2 O交換可能),4 .80(d,1H,C

    1・H,J

    1,2 =5.77Hz),4.89(d,1H,C

    3・OH,D

    2 O交換可能),5.15(d,1H,C

    2・OH,D

    2 O交換可能) ,7.85(d,1H),7.98(bs,1H,CONH

    2 ),8.19(b s,1H,CONH

    2 )および9.0(d,1H,NH).C

    10

    13

    3

    4 (2 39.23)としての計算値:C,44.28;H,4.83;N,15.49 .実測値:C,44.58;H,5.17;N,15.28 前述の態様は説明のためだけのものであり、当業者はその修正を行い得ることを理解すべきである。従って、本発明はここに開示の態様に限定されず、添付の請求の範囲によってのみ限定される。

    【手続補正書】特許法第184条の8第1項【提出日】平成10年10月14日(1998.10.14) 【補正内容】 反応液を0℃で1時間攪拌し室温で36時間攪拌し、蒸発乾燥させた。 残さを水(200mL)に溶解させ、固体NaHCO 3をゆっくり添加してpHを7に調節した。 水性混合物をCH 2 Cl 2 (250mL)中に抽出し、水(150mL )およびブライン(100mL)で洗い、乾燥し濃縮させた。 油状残さをシリカゲル床(200g)で濾過し、CH 2 Cl 2 :EtOAc(8:2,1000mL )で洗浄した。 濾液を蒸発させ、油状物を次の反応にそのまま用いた。 実施例2 1,2,3,5−テトラ−O−アセチル−β−L−リボフラノース( ) 前記反応からのシロップ( 19 )(29.0g,100mmol)を無水トルエン(2×100mL)と共蒸発させて、真空下に室温で固体NaOHにより一晩乾燥させた。 乾燥シロップを氷酢酸(150mL)に溶解し、アルゴン雰囲気下に0℃に冷却した。 この冷たい溶液に、無水酢酸(35ml)を添加し、続いて15分間かかってH 2 S○ 4 (10mL)を非常にゆっくり添加した。 反応混合物を室温で一晩攪拌し、攪拌下に氷(200g)に注いだ。 混合物をCHCl 3 (2×200mL) で抽出し、有機抽出物を水(200ml)、飽和NaHCO 3 (200mL)およびブライン(150mL)で洗い、無水Na 2 SO 4で乾燥し、蒸発乾燥させた。 得られたシロップ30g(94%)は、グリコシル化反応のために充分であることがわかった。 実施例3 1−(2,3,5−トリ−O−アセチル−β−L−リボフラノシル)−1,2, 4−トリアゾール−3−カルホン酸メチル( 20 )メチル1,2,4−トリアゾール−3−カルボキシレート(0.64g,5mmol)、1,2,3,5−テトラ−O−アセチル−β−L−リボフラノース( 2) (1.5g,4.72mm ol)およびビス(p−ニトロフェニル)−ホスフェート(20mg)の混合物を梨型フラスコに入れ、予備加熱油浴(160〜165℃)中に入れた。 フラスコを水アスピレーターに接続し、減圧下に攪拌しつつ160〜165℃(油浴温度)に25分間維持した。 反応混合物を除去し、冷却し、EtOAc(150m L)および飽和NaHCO 3 (100mL)で希釈した。 生成物をEtOAc中に抽出した。 有機抽出物を水(100mL)およびブライン(50mL)で洗い、乾燥し、蒸発乾燥させた。 得られた残さを、CHCl 3 →EtOAcを溶離剤として用いてシリカゲルのフラッシュカラムにより精製した。 純フラクションを集め、蒸発乾燥して純生成物1.2g(66%)を得た。 1 H NMR(CDCl 3 )δ2.10(3s,9H,3COCH 3 ),3.98 (s,3H,OCH 3 ),4.22(m,1H),4.46(m,2H),5. 54(t,1H),5.76(m,1H),6.04(d,1H,C 1・H), および8.38(s,1H,C 3 H). C 151939 (385.22)としての計算値:C,46.75;H,4.97;N,10.91. 実測値:C,46 . 82;H,4.57;N=10.71 実施例3B 1−β−L−リボフラノシル−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキサミド( 21 ) 基質( 20 )(1.1g)を0℃でCH 3 OH/NH 3に溶解し、スチールボンベ中に入れた。 ホンベを閉じ、室温で18時間攪拌した。 スチールボンベを冷却し、開き、蒸発乾燥させた。 残さを少量のエタノールで結晶化させようとした。 生成物は結晶化したが、濾過時に、結晶は水を再び吸収し、ペーストになった。 結晶化を数回繰り返した。 最終的に、これをメタノール/エタノール混合物から結晶化させた。 無色結晶を濾過し、メタノールで洗い、真空下に乾燥させた。 濾液を再度蒸発させ、放置するとさらなる結晶が得られた。 合計収率:0. 5g(72%);融点:177〜179℃;[a] D =+38.33(c3mg /mL H 2 O);D型のリバビリン[a] D =−36.0(c3.0mg/mL H 2 O) 1 H NMR(Me 2 SO−d 6 )δ3.46(m,1H,C 5・H),3.60( m,1H,C 5・H),3.92(q,1H,C 4・H),4.12(q,1H) ,4.34(q,1H),4.88(t,1H,C 5・OH),5.20(d, 1H),5.58(d,1H),5.80(d,1H,C 1・H),7.60( bs,1H,NH),7.82(bs,1H,NH),および8.82(s,1 H,C 3 H). C 81245 (244.20)としての計算値:C,39.34 :H,4.95;N,22.94. 実測値:C,39.23;H,4.97;N ,22.91 実施例4 2,3−O−イソプロピリデン−L−リボース( 22 ) L−リボース(30.0g,260mmol)を無水アセトン(200mL)中に含む懸濁液に攪拌下に、アルゴン雰囲気下に室温でヨウ素(1.27g,10mmol)を添加した。 反応混合物を1時間攪拌し(この期間中に溶液は均質になる)、チオ硫酸ナトリウム溶液(1M)でクエンチする。 溶液を蒸発乾燥させた。 請求の範囲 1. 式(I)で示される構造を有し、糖がL構造である化合物:

    式中、 Aは、独立してNまたはCから選択され; B、C、E、Fは、独立して、CH、CO、N、S、Se、O、NR

    1 、CC ONH

    2 、CCH

    3 、C−R

    2またはPから選択され;R

    1は独立してH、低級アルキル、低級アルキルアミン、COCH

    3 、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニルまたは低級アルキルアリールであり;R

    2は独立してH、OH、ハロゲン、CN、N

    3 、NH

    2 、C(=O)NH

    2 、C(=S)NH

    2 、C(=NH)NH

    2 . HCl、C(=NOH)NH

    2 、C(= NH)OMe、低級アルキル、低級アルキルアミン、低級アルキルアルケニル、 低級アルキルビニル、低級アルキルアリールまたは置換ヘテロ環; Dは独立してCH、CO、N、S、Se、O、NR

    1 、CCONH

    2 、CCH

    3

    、C−R

    2 、Pから選択されまたは存在せず、R

    1は独立してH、O、低級アルキル、低級アルキルアミン、COCH

    3 、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニルまたは低級アルキルアリール、R

    2は独立してH、OH、ハロゲン、CN 、N

    3 、NH

    2 、低級アルキル、低級アルキルアミン、低級アルキルアルケニル、 低級アルキルビニル、低級アルキルアリールまたは置換ヘテロ環; Xは独立してO、S、CH

    2またはNRであり;ここでRはCOCH

    3 ; R

    1およびR

    4は独立してH、CN、N

    3 、CH

    2 OH、低級アルキルおよび低級アルキルアミンから選択され; R

    2 、R

    3 、R

    5 、R

    6 、R

    7およびR

    8は独立してH、OH、CN、N

    3 、ハロゲン、CH

    2 OH、NH

    2 、OCH

    3 、NHCH

    3 、ONHCH

    3 、SCH

    3 、SPh、 アルケニル、低級アルキル、低級アルキルアミンおよび置換ヘテロ環から選択され; および R

    1 、R

    2 、R

    3 、R

    4 、R

    5 、R

    6 、R

    7およびR

    8は同時に全て置換されることはなく;例えば R

    2 =R

    3 =Hの場合、R

    7およびR

    8は水素または存在せず; R

    1 、R

    4またはR

    5が置換されている場合、R

    7 =R

    8 =HおよびR

    2 =R

    3 =O Hであり; R

    2またはR

    3か置換されている場合、R

    7およびR

    8はHまたはOHであり; R

    7またはR

    8が置換されている場合、R

    2およびR

    3はHまたはOHであり; R

    7およびR

    8が水素である場合、R

    2およびR

    3はOHではなく; A=N;B=CO;C=NまたはNH;D=COまたはC−NH

    2 ;EはCH またはC−置換;F=CH;X=O、SまたはCH

    2の場合、R

    2はH、OH、C H

    3 、ハロゲン、N

    3 、CN、SH、SPh、CH

    2 OH、CH

    2 OCH

    3 、CH

    2 S H、CH

    2 F、CH

    2

    3 、アリール、アリロキシまたはヘテロ環ではなく; A=N;B=CO;C=NまたはNH;D=COまたはC− NH

    2 ;EはCH、C−CH

    3またはハロゲン;F=CH;X=N−COCH

    3の場合、R

    2はHまたはOHではなく; A=N;B=CH;C=CHまたはCH

    3 ;D=CHまたはC−CH

    3 ;EはC H、C−CH

    3またはC−CONH

    2 ;F=CH;X=O、またはCH

    2の場合、 R

    2はHまたはOHでなく; A=N;B=N;COまたはCH;C=CH、C−ClまたはC−OCH

    3 ; D=CHまたはC−Ph;EはCH、C−ClまたはC−Ph;F=NまたはC O;X=Oの場合、R

    2はHまたはOHではなく; A=N;B=COまたはCS;C=NまたはNH;D=COまたはC−NH

    2

    ;EはCHまたはN;F=NまたはCH;X=Oの場合、R

    2はHまたはOHではなく;および A=C;B=CH;C=NH:D=CO,CSまたはC−NH

    2 ;EはNまたはNH;F=COまたはCH;X=Oの場合、R

    2はHまたはOHではない。 2. 式(III)で示される構造をさらに有する請求項1に記載の化合物: 式中、 Xは独立してO、S、CH

    2およびNR、ここでRはCOCH

    3 ; R'およびR''は、独立して、H、CN、C(=O)NH

    2 、NH

    2 、C(= S)NH

    2 、C(=NH)NH

    2 . HCl、C(=NOH)NH

    2 、C(=NH) OMe、ヘテロ環、ハロゲン、低級アルキルまたは低級アルキルアリールから選択され; R

    1およびR

    4は、独立して、H、CN、N

    3 、CH

    2 OH、低級アルキルまたは低級アルキルアミンから選択され;およびR

    2 、R

    3 、R

    5 、R

    6 、R

    7およびR

    8は、独立して、H、OH、CN、N

    3 、ハロゲン、CH

    2 OH、NH

    2 、OCH

    3 、N HCH

    3 、ONHCH

    3 、SCH

    3 、SPh、アルケニル、低級アルキル、低級アルキルアミンまたは置換ヘテロ環から選択され、 R

    2 =R

    3 =Hの場合、R

    7およびR

    8は水素または存在せず、 式(III)の化合物において、R'は好ましくはカルボキサミドまたはCN およびR''は水素もしくはハロゲン;R

    1 =R

    4 =R

    5 =R

    7 =R

    8 =HおよびR

    2

    =R

    3 =OH、および好ましくはXは酸素を表わす。 3. 式(IV)で示される構造をさらに有する請求項1に記載の化合物: 式中、 Aは、独立してNまたはCから選択され; B、C、EまたはFは、独立して、CH、CO、N、S、Se、O、NR

    1 、 CCONH

    2 、CCH

    3 、C−R

    2またはPから選択され;R

    1は、独立して、H、 低級アルキル、低級アルキルアミン、COCH

    3 、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニルまたは低級アルキルアリールであり、R

    2は、独立して、H、OH、ハロゲン、CN、N

    3 、NH

    2 、C(=O)NH

    2 、C(=S)NH

    2 、C(=NH)N H

    2 . HCl、C(=NOH)NH

    2 、C(=NH)OMe、低級アルキル、低級アルキルアミン、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニル、低級アルキルアリールまたは置換ヘテロ環であり; Xは、独立してO、S、CH

    2またはNR;ここでRはCOCH

    3であり; R

    1およびR

    4は、独立してH、CN、N

    3 、CH

    2 OH、低級アルキルまたは低級アルキルアミンから選択され;および R

    2 、R

    3 、R

    5 、R

    6 、R

    7およびR

    8は、独立してH、OH、CN、N

    3 、ハロゲン、NH

    2 、CH

    2 OH、OCH

    3 、NHCH

    3 、ONHCH

    3 、SCH

    3 、SPh 、アルケニル、アリル、低級アルキル、低級アルキルアミンまたは置換ヘテロ環から選択され;例えは、 R

    2 =R

    3 =Hの場合、R

    7およびR

    8は水素または存在せず、 Aは炭素;B=E=N;CはN−Phの場合、FはCHではなく、 A=N;CはCH:B=E=C−CH

    3の場合、Fは窒素でなく;および Aは炭素、B=N:C=C−CONH

    2 ;E=CH;F=Sの場合、XはCH

    2

    ではなく、 式(IV)の化合物において、R

    1は、好ましくはH、低級アルキルまたはアリル;R

    2は、好ましくはH、OH、ハロゲン、CN、N

    3 、NH

    2 、C(=O) NH

    2 、C(=S)NH

    2 、C(=NH)NH

    2 . HCl、C(=NOH)NH

    2またはC(=NH)OMe;およびR

    1 =R

    4 =R

    5 =R

    7 =R

    8 =H、好ましくはR

    2

    =R

    3 =OHおよび好ましくはXは酸素である。 4. 式(V)で示される構造をさらに有する請求項1に記載の化合物: 式中、 Aは、独立してNまたはCから選択され; B、C、E、Fは、独立して、CH、CO、N、S、Se、O、NR

    1 、CC ONH

    2 、CCH

    3 、C−R

    2またはPから選択され;R

    1は独立してH、低級アルキル、低級アルキルアミン、COCH

    3 、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニルまたは低級アルキルアリールであり;R

    2は独立してH、OH、ハロゲン、CN、N

    3 、NH

    2 、C(=O)NH

    2 、C(=S)NH

    2 、C(=NH)NH

    2 . HCl、C(=NOH)NH

    2 、C(=NH)OMe、低級アルキル、低級アルキルアミン、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニル、低級アルキルアリールまたは置換ヘテロ環; Dは独立してCH、CO、N、S、Se、O、NR

    1 、CCONH

    2 、CCH

    3 、C−R

    2 、Pから選択されまたは存在せず、R

    1は独立してH、O、低級アルキル、低級アルキルアミン、COCH

    3 、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニルまたは低級アルキルアリール、R

    2は独立してH、OH、ハロゲン、CN 、N

    3 、NH

    2 、低級アルキル、低級アルキルアミン、低級アルキルアルケニル、 低級アルキルビニル、低級アルキルアリールまたは置換ヘテロ環; Xは独立してO、S、CH

    2またはNRであり;ここでRはC OCH

    3 ; R

    1およびR

    4は独立してH、CN、N

    3 、CH

    2 OH、低級アルキルおよび低級アルキルアミンから選択され;および R

    2 、R

    3 、R

    5 、R

    6 、R

    7およびR

    8は独立してH、OH、CN、N

    3 、ハロゲン、CH

    2 OH、NH

    2 、OCH

    3 、NHCH

    3 、ONHCH

    3 、SCH

    3 、SPh、 アルケニル、低級アルキル、低級アルキルアミンおよび置換ヘテロ環から選択され;例えば R

    2 =R

    3 =Hの場合、R

    7およびR

    8は水素または存在せず; A=N;B=CO;C=NまたはNH;D=COまたはC−NH

    2 ;EはCH またはC−置換;F=CH;X=O、SまたはCH

    2の場合、R

    2はH、OH、C H

    3 、ハロゲン、N

    3 、CN、SH、SPh、CH

    2 OH、CH

    2 OCH

    3 、CH

    2 S H、CH

    2 F、CH

    2

    3 、アリール、アリロキシまたはヘテロ環ではなく; A=N;B=CO;C=NまたはNH;D=COまたはC−NH

    2 ;EはCH 、C−CH

    3またはハロゲン:F=CH;X=N−COCH

    3の場合、R

    2はHまたはOHではなく; A=N;B=CH;C=CHまたはCH

    3 ;D=CHまたはC −CH

    3 ;EはCH、C−CH

    3またはC−CONH

    2 ;F=CH;X=O、またはCH

    2の場合、R

    2はHまたはOHでなく; A=N;B=N;COまたはCH;C=CH、C−ClまたはC−OCH

    3 ; D=CHまたはC−Ph;EはCH、C−ClまたはC−Ph;F=NまたはC O;X=Oの場合、R

    2はHまたはOHではなく; A=N;B=COまたはCS;C=NまたはNH;D=COまたはC−NH

    2

    ;EはCHまたはN;F=NまたはCH;X=Oの場合、R

    2はHまたはOHではなく;および A=C;B=CH;C=NH;D=CO、CSまたはC−NH

    2 ;EはNまたはNH;F=COまたはCH:X=Oの場合、R

    2はHまたはOHではない。 5. A、BおよひEが窒素、CがC−C(O)NH

    2 、Dが存在せず、FがCH 、Xが酸素、R

    1 、R

    4 、R

    5 、R

    7およびR

    8が水素、およびR

    2 、R

    3およびR

    6が水素である請求項1に記載の化合物。 6.

    2およびR 3かOH、R 5およひR 6の一方がHおよび他方がOH、A、Cお

    よびFがN、Dか存在せず、およびEがC−CO−NH 2であるL−リバビリン

    を含む請求項1に記載の

    化合物。

    . 化合物がα−ヌクレオシドを含む請求項1〜

    のいずれか1項に記載の化合物。

    . 化合物がβ−ヌクレオシドを含む請求項1〜

    のいずれか1項に記載の化合物。

    . 請求項1〜

    のいずれか1項に記載の化合物、またはそれらの薬学的に許容できるエステルまたは塩を、少なくとも一つの薬学的に許容できるキャリアと混合して含む薬剤

    化合物

    10 . 請求項1〜

    のいずれか1項に記載の化合物の投与に正反応を示す炎症性の医学的症状を有する患者を治療する方法であって、化合物を提供し、患者に所定量の化合物を投与し、効果および副作用について患者をモニターすることを含む方法。

    11 . 症状が感染を含む請求項

    10に記載の方法。

    12 . 症状が寄生虫の侵入を含む請求項

    10に記載の方法。

    13 . 症状が新生物を含む詰求項

    10に記載の方法。

    14 . 症状が自己免疫疾患を含む詰求項

    10に記載の方法。

    15 . 化合物を患者に投与する工程が、治療的量の化合物を投与することを含む請求項

    10に記載の方法。

    16 . 請求項1〜

    のいずれかの化合物を提供し、患者に所定量の化合物を投与することを含んでなる、患者におけるTh1およびTh2活性を調節する方法。 【手続補正書】 【提出日】平成12年8月11日(2000.8.11) 【補正内容】

    請求の範囲 1. 式(I)で示される構造を有し、糖がL構造である化合物: 式中、 Aは、独立してNまたはCから選択され; B、C、E、Fは、独立して、CH、CO、N、S、Se、O、NR

    1 、CC ONH

    2 、CCH

    3 、C−R

    2またはPから選択され;R

    1は独立してH、低級アルキル、低級アルキルアミン、COCH

    3 、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニルまたは低級アルキルアリールであり;R

    2は独立してH、OH、ハロゲン、CN、N

    3 、NH

    2 、C(=O)NH

    2 、C(=S)NH

    2 、C(=NH)NH

    2 . HCl、C(=NOH)NH

    2 、C(=NH)OMe、低級アルキル、低級アルキルアミン、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニル、低級アルキルアリールまたは置換ヘテロ環; Dは独立してCH、CO、N、S、Se、0、NR

    1 、CCONH

    2 、CCH

    3 、C−R

    2 、Pから選択され、または存在せず、R

    1は独立してH、O、低級アルキル、低級アルキルアミン、COCH

    3 、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニルまたは低級アルキルアリール、R

    2は独立してH、OH、ハロゲン、C N、N

    3 、NH

    2 、低級アルキル、低級アルキルアミン、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニル、低級アルキルアリールまたは置換ヘテロ環; Xは独立してO、S、CH

    2またはNRであり;ここでRはCOCH

    3 ; R

    1およびR

    4は独立してH、CN、N

    3 、CH

    2 OH、低級アルキルおよび低級アルキルアミンから選択され; R

    2 、R

    3 、R

    5 、R

    6 、R

    7およびR

    8は独立してH、OH、CN、N

    3 、ハロゲン、CH

    2 OH、NH

    2 、OCH

    3 、NHCH

    3 、ONHCH

    3 、SCH

    3 、SPh、 アルケニル、低級アルキル、低級アルキルアミンおよび置換ヘテロ環から選択され;および R

    1 、R

    2 、R

    3 、R

    4 、R

    5 、R

    6 、R

    7およびR

    8は同時に全て置換されることはなく; R

    2 =R

    3 =Hの場合、R

    7およびR

    8は水素または存在せず; R

    1 、R

    4またはR

    5が置換されている場合、R

    7 =R

    8 =HおよびR

    2 =R

    3 =O Hであり; R

    2またはR

    3が置換されている場合、R

    7およびR

    8はHまたはOHであり; R

    7またはR

    8が置換されている場合、R

    2およびR

    3はHまたはOHであり; R

    7およびR

    8がヒドロキシルである場合、R

    2およびR

    3はOHではなく; A=N;B=CO;C=NまたはNH;D=COまたはC−NH

    2 ;EはCH またはC−置換;F=CH;X=O、SまたはCH

    2の場合、R

    2はH、OH、C H

    3 、ハロゲン、N

    3 、CN、SH、SPh、CH

    2 OH、CH

    2 OCH

    3 、CH

    2 S H、CH

    2 F、CH

    2

    3 、アリール、アリロキシまたはヘテロ環ではなく; A=N;B=CO;C=NまたはNH;D=COまたはC−NH

    2 ;EはCH 、C−CH

    3またはハロゲン;F=CH;X=N−COCH

    3の場合、R

    2はHまたはOHではなく; A=N;B=CH;C=CHまたはCH

    3 ;D=CHまたはC−CH

    3 ;EはC H、C−CH

    3またはC−CONH

    2 ;F=CH;X=ONまたはCH

    2の場合、 R

    2はHまたはOHでなく; A=N;B=N;COまたはCH;C=CH、C−ClまたはC−OCH

    3 ; D=CHまたはC−Ph;EはCH、C−ClまたはC−Ph;F=NまたはC O;X=Oの場合、R

    2はHまたはOHではなく; A=N;B=COまたはCS;C=NまたはNH;D=COまたはC−NH

    2

    ;EはCHまたはN;F=NまたはCH;X=Oの場合、R

    2はHまたはOHではなく;および A=C;B=CH;C=NH;D=CO,CSまたはC−NH

    2 ;EはNまたはNH;F=COまたはCH;X=Oの場合、R

    2はHまたはOHではない。 2. 式(III)で示される構造を有する請求項1に記載の化合物: 式中、 Xは独立してO、S、CH

    2およびNR、ここでRはCOCH

    3 ; R'およびR”は、独立して、H、CN、C(=O)NH

    2 、NH

    2 、C(=S )NH

    2 、C(=NH)NH

    2 .HCl、C(=NOH)NH

    2 、C(=NH)O Me、ヘテロ環、ハロゲン、低級アルキルまたは低級アルキルアリールから選択され; R

    1およびR

    4は、独立して、H、CN、N

    3 、CH

    2 OH、低級アルキルまたは低級アルキルアミンから選択され;および R

    2 、R

    3 、R

    5 、R

    6 、R

    7およびR

    8は、独立して、H、OH、CN、N

    3 、ハロゲン、CH

    2 OH、NH

    2 、OCH

    3 、NHCH

    3 、ONHCH

    3 、SCH

    3 、SP h、アルケニル、低級アルキル、低級アルキルアミンまたは置換ヘテロ環から選択され、 R

    2 =R

    3 =Hの場合、R

    7およびR

    8は水素または存在せず、 式(III)の化合物において、R'は好ましくはカルボキサミドまたはCN およびR”は水素もしくはハロゲン;R

    1 =R

    4 =R

    5 =R

    7 =R

    8 =HおよびR

    2 = R

    3 =OH、および好ましくはXは酸素を表わす。 3. 式(IV)で示される構造を有する請求項1に記載の化合物: 式中、 Aは、独立してNまたはCから選択され; B、C、EおよびFは、独立して、CH、CO、N、S、Se、O、NR

    1 、CCONH

    2 、CCH

    3 、C−R

    2またはPから選択され;R

    1は、独立して、H、低級アルキル、低級アルキルアミン、COCH

    3 、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニルまたは低級アルキルアリールであり、R

    2は、独立して、H、OH、ハロゲン、CN、N

    3 、NH

    2

    、C(=O)NH

    2 、C(=S)NH

    2 、C(=NH)NH

    2 . HCl、C(=N OH)NH

    2 、C(=NH)OMe、低級アルキル、低級アルキルアミン、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニル、低級アルキルアリールまたは置換ヘテロ環であり; Xは、独立してO、S、CH

    2またはNR;ここでRはCOCH

    3であり; R

    1およびR

    4は、独立してH、CN、N

    3 、CH

    2 OH、低級アルキルまたは低級アルキルアミンから選択され;および R

    2 、R

    3 、R

    5 、R

    6 、R

    7およびR

    8は、独立してH)OH、CN、N

    3 、ハロゲン、NH

    2 、CH

    2 OH、OCH

    3 、NHCH

    3 、ONHCH

    3 、SCH

    3 、SPh 、アルケニル、アリル、低級アルキル、低級アルキルアミンまたは置換ヘテロ環から選択され;、 R

    2 =R

    3 =Hの場合、R

    7およびR

    8は水素または存在せず、 Aは炭素;B=E=N;CはN−Phの場合、FはCHではなく、 A=N;CはCH;B=E=C−CH

    3の場合、Fは窒素でなく;および Aは炭素、B=N;C=C−CONH

    2 ;E=CH;F=Sの場合、XはCH

    2

    ではなく、 式(IV)の化合物において、R

    1は、好ましくはH、低級アルキルまたはアリル;R

    2は、好ましくはH、OH、ハロゲン、CN、N

    3 、NH

    2 、C(=O) NH

    2 、C(=S)NH

    2 、C(=NH)NH

    2 . HCl、C(=NOH)NH

    2またはC(=NH)OMe;およびR

    1 =R

    4 =R

    5 =R

    7 =R

    8 =Hの場合、好ましくはR

    2 =R

    3 =OHおよび好ましくはXは酸素である。 4. 式(V)で示される構造を有する請求項1に記載の化合物: 式中、 Aは、独立してNまたはCから選択され; B、C、E、Fは、独立して、CH、CO、N、S、Se、O、NR

    1 、CC ONH

    2 、CCH

    3 、C−R

    2またはPから選択され;R

    1は独立してH、低級アルキル、低級アルキルアミン、COCH

    3 、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニルまたは低級アルキルアリールであり;R

    2は独立してH、OH、ハロゲン、CN、N

    3 、NH

    2 、C(=O)NH

    2 、C(=S)NH

    2 、C(=NH)NH

    2 . HCl、C(=NOH)NH

    2 、C(=NH)OMeN低級アルキル、低級アルキルアミン、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニル、低級アルキルアリールまたは置換ヘテロ環; Dは独立してCH、CO、N、S、Se、O、NR

    1 、CCONH

    2 、CCH

    3

    、C−R

    2 、Pから選択されまたは存在せず、R

    1は独立してH、O、低級アルキル、低級アルキルアミン、COCH

    3 、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニルまたは低級アルキルアリール、R

    2は独立してH、OH、ハロゲン、CN 、N

    3 、 NH

    2 、低級アルキル、低級アルキルアミン、低級アルキルアルケニル、低級アルキルビニル、低級アルキルアリールまたは置換ヘテロ環; Xは独立してO、S、CH

    2またはNRであり;ここでRはCOCH

    3 ; R

    1およびR

    4は独立してH、CN、N

    3 、CH

    2 OH、低級アルキルおよび低級アルキルアミンから選択され;および R

    2 、R

    3 、R

    5 、R

    6 、R

    7およびR

    8は独立してH、OH、CN、N

    3 、ハロゲン、CH

    2 OH、NH

    2 、OCH

    3 、NHCH

    3 、ONHCH

    3 、SCH

    3 、SPh、 アルケニル、低級アルキル、低級アルキルアミンおよび置換ヘテロ環から選択され; R

    2 =R

    3 =Hの場合、R

    7およびR

    8は水素または存在せず; A=N;B=CO;C=NまたはNH;D=COまたはC−NH

    2 ;EはCH またはC−置換;F=CH;X=O、SまたはCH

    2の場合、R

    2はH、OH、C H

    3 、ハロゲン、N

    3 、CN、SH、SPh、CH

    2 OH、CH

    2 OCH

    3 、CH

    2 S H、CH

    2 F、CH

    2

    3 、アリール、アリロキシまたはヘテロ環ではなく; A=N;B=CO;C=NまたはNH;D=COまたはC−NH

    2 ;EはCH 、C−CH

    3またはハロゲン;F=CH;X=N−COCH

    3の場合、R

    2はHまたはOHではなく; A=N;B=CH;C=CHまたはCH

    3 ;D=CHまたはC−CH

    3 ;EはC H、C−CH

    3またはC−CONH

    2 ;F=CH;X=ONまたはCH

    2の場合、 R

    2はHまたはOHでなく; A=N;B=N;COまたはCH;C=CH、C−ClまたはC−OCH

    3 ; D=CHまたはC−Ph;EはCH、C−ClまたはC−Ph;F=NまたはC O;X=Oの場合、R

    2はHまたはOHではなく; A=N;B=COまたはCS;C=NまたはNH;D=COまたはC−NH

    2

    ;EはCHまたはN;F=NまたはCH;X=Oの場合、R

    2はHまたはOHではなく;および A=C;B=CH;C=NH;D=CO、CSまたはC−NH

    2 ;EはNまたはNH;F=COまたはCH;X=Oの場合、R

    2はHまたはOHではない。 5. A、BおよびEが窒素、CがC−C(O)NH

    2 、Dが存在せず、FがCH 、 Xが酸素、R

    1 、R

    4 、R

    5 、R

    7およびR

    8がヒドロキシ、およびR

    2 、R

    3およびR

    6が水素である請求項1に記載の化合物。 6. R

    2およびR

    3がOH、R

    5およびR

    6の一方がHおよび他方がOH、A、CおよびFがN、Dが存在せず、およびEがC−CO−NH

    2であるL−リバビリンからなる請求項1に記載の化合物。 7. 化合物がα−ヌクレオシドである請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。 8. 化合物がβ−ヌクレオシドである請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。 9. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容できるエステルまたは塩を、少なくとも一つの薬学的に許容できるキャリアと混合して含む薬剤組成物。 10. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物を提供し、この化合物の投与に正反応を示す炎症性の医学的症状を有する患者に所定量の化合物を投与し、効果および副作用について患者をモニターすることによって患者を治療するための薬剤の製造における前記化号物の使用。 11. 症状が感染である請求項10に記載の使用。 12. 症状が寄生虫の侵入である請求項10に記載の使用。 13. 症状が新生物である請求項10に記載の使用。 14. 症状が自己免疫疾患である請求項10に記載の使用。 15. 化合物を患者に投与するステップが、治療量の化合物を投与することからなる請求項10に記載の使用。 16. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物を提供し、患者に所定量の化合物を投与することによって患者のTh1およびTh2活性を逆に調節するための薬剤の製造における前記化合物の使用。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 7識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/706 A61K 31/706 31/7068 31/7068 A61P 31/00 A61P 31/00 33/00 33/00 35/00 35/00 37/06 37/06 C07D 405/12 C07D 405/12 C07H 19/04 C07H 19/04 19/052 19/052 19/056 19/056 19/067 19/067 19/12 19/12 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),AL,AM,AT,AU,A Z,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN ,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB, GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG,K P,KR,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,US,UZ,VN (72)発明者 アルベルト,デベロン アメリカ合衆国、カリフオルニア・92626、 コスタ・メサ、ハイランド・アベニユー・ 3300、アイ・シー・エヌ・フアーマシユー テイカルズ・インコーポレイテツド

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